JP2013183473A - 給電装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両及び給電装置間を接続する充電ケーブルに内包され、給電制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、通信信号を送受信するinband通信等の通信において、給電に際しての通信を効率化することが可能な給電装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】給電装置2は、夫々異なる車両1、1に接続することが可能な複数の制御用線32、32と、通信相手を指定した通信信号を送受信する一つの通信部22と、通信部22にて送信/受信される通信信号を、制御用線32、32に対し重畳/分離する重畳分離部23とを備える。重畳分離部23は、複数の制御用線32、32の夫々に介装された複数の一次コイル231a、231bと、複数の一次コイル231a、231bと組をなして電磁的に結合し、通信部22に接続された複数の二次コイル232a、232bとを有する。
【選択図】図2

Description

本願は、給電対象に対する給電に際し、給電制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記制御信号と異なる通信信号を送受信することにより、前記給電対象と通信する給電装置、及び該給電装置を用いた通信方法に関する。
近年、モータ及びバッテリ等の装置を搭載し、バッテリに蓄積した電力にてモータを駆動することで走行する電気自動車及びハイブリッド自動車が普及し始めている。電気自動車は外部の給電装置からの給電によりバッテリに対する充電を行う。また、ハイブリッド自動車であっても、外部の給電装置からバッテリへの充電を可能としたプラグインハイブリッド自動車が実用化されている。なお、外部の給電装置とは、一般家屋、商用の給電ステーション等の施設に設置された給電装置である。給電装置から車両への給電に際しては、給電装置に接続されている充電ケーブルの先端のプラグを、受電コネクタとして車両に配設された給電口に接続する。そして、充電ケーブルに内包された給電線を介して給電装置から車両への給電が行われ、バッテリが充電される。
なお、充電ケーブルには、給電線だけでなく、接地線、制御用線等の他の配線も内包されている。制御用線とは、蓄電装置の給電制御に用いるコントロールパイロット信号等の制御信号の伝送に用いられる配線である。制御用線を介して、制御信号を給電装置及び車両間で送受信することにより、充電ケーブルの接続状態、充電可否の状態、充電の状態等の様々な状態を検知し、検知した状態に応じた充電制御が行われる。
さらに、電気自動車、ハイブリッド自動車等の外部からの給電を要する自動車の実用化に際しては、給電制御のための情報、及び、給電量又は課金の管理等を行うための通信情報を、車両及び給電装置の間で送受信する通信機能が求められる。
そこで、制御信号に通信信号を重畳して、車両及び給電装置間で送受信するinband通信等の通信の規格化が進められている(例えば、非特許文献1参照。)。
図5は、規格化が進められているシステムの構成例を示す説明図である。図5中1000は、車両であり、車両1000は、給電装置2000からの給電に際し、充電ケーブル3000にて接続される。充電ケーブル3000は、電力供給線として用いられる一対の給電線3001、3002、接地用の導線である接地線3003、及び充電制御に用いるコントロールパイロット信号(CPLT)等の制御信号を伝送する制御用線3004を内包している。
充電ケーブル3000の一端は、給電装置2000側に接続されており、他端側に設けられたプラグ3005を車両1000側の給電口に接続部として配設されている受電コネクタ1001に接続することにより、給電が可能となる。
給電装置2000は、交流電力を供給する電力供給部2001と、充電制御に係る通信を行う充電制御部2002と、通信信号の送受信を行う通信部2003と、通信信号の重畳及び分離を行うべく制御用線3004に介装された重畳分離部2004とを備えている。
そして、重畳分離部2004は、制御用線3004に対して各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離器2004が、通信部2003から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信部2003に入力することで、通信部2003の通信が行われる。
車両1000は、受電コネクタ1001と、バッテリ1002と、バッテリ1002に対する充電を行う充電装置1003と、充電制御に係る通信を行う充電制御装置1004と、通信信号の送受信を行う通信装置1005と、通信信号の重畳及び分離を行うべく制御用線3004に介装された重畳分離器1006とを備えている。
そして、重畳分離器1006は、制御用線3004に対して各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離器1006が、通信装置1005から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信装置1005に入力することで、通信装置1005の通信が行われる。
「SURFACE VEHICLE RECOMMENDED PRACTICE」、J1772 JAN2010、ソサエティ・オブ・オートモーティブ・エンジニアズ・インク(Society of Automotive Engineers, Inc. ),1996年10月(2010年1月改訂)
しかしながら、充電を必要とする車両の増加に伴い、充電、充電時の通信等の処理の効率化が求められるようになる。
本発明は斯かる事情に鑑みて成されたものであり、車両等の給電対象に接続することが可能な制御用線を複数設けることにより、複数の給電対象に対し、充電及び充電に際しての通信を同時にすることができるので、充電、充電時の通信等の処理を効率化をすることが可能な給電装置及び通信方法の提供を目的とする。
本発明に係る給電装置は、給電対象に対する給電線を用いた給電に際し、給電制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記制御信号と異なる通信信号を送受信することにより、前記給電対象と通信する給電装置において、夫々異なる給電対象に接続することが可能な複数組の給電線及び制御用線と、通信相手を指定した通信信号を送受信する通信部と、該通信部にて送信/受信される通信信号を、前記制御用線に対し重畳/分離する重畳分離部とを備え、該重畳分離部は、複数の制御用線の夫々に介装された複数の一次コイルと、複数の一次コイル夫々と組をなして電磁的に結合し、前記通信部に接続された複数の二次コイルとを有することを特徴とする。
本発明に係る給電装置は、前記複数の制御用線に夫々接続され、制御信号を送信/受信する複数の充電制御部と、前記複数の制御用線に夫々介装され、前記充電制御部及び重畳分離部間に位置し、前記通信信号に用いられる帯域の信号を遮断する遮断部とを更に備えることを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、給電装置と、該給電装置から給電される蓄電装置を備える車両とを、給電に用いる給電線、及び給電制御に用いる制御信号を伝送する制御用線にて接続し、前記制御用線を媒体として、前記制御信号と異なる通信信号を送受信して通信する通信方法において、前記給電装置は、前記本発明に係る給電装置であり、前記車両は、自らを指定した通信信号に基づいて前記給電装置と通信することを特徴とする。
本発明では、給電に際し、複数の給電対象に対して制御用線を媒体とする通信を同時に行うことが可能である。
本発明に係る給電装置及び通信方法では、制御用線等の配線を複数設け、制御用線を媒体とする複数の給電対象との通信を同時にすることができるので、inband通信を行う車両等の給電対象に対する給電、給電時の通信等の処理を効率的に行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る給電装置に関する構成例を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る給電装置に関する構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る給電装置に関する構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る給電装置にて用いられるローパスフィルタの構成例を示す回路図である。 規格化が進められているシステムの構成例を示す説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る給電装置に関する構成例を示す説明図である。図1は、本発明の給電装置にて、電気自動車、プラグインハイブリッド車等の車両1が備えるバッテリ(蓄電装置)10に対し、充電スタンド等の給電装置2から給電する形態に適用する例を示している。図1では、2台の車両1、1に給電する形態を例示しているが、3台以上の車両1、1、…に給電する形態に適用するようにしても良い。なお、以降の説明においては、説明の都合上、必要に応じて、2台の車両1、1を、第1の車両1a及び第2の車両1bとして区別する。後述する充電ケーブルについても同様の区別を行う。
車両1及び給電装置2の間は、充電ケーブル3により接続することが可能である。充電ケーブル3は、電力供給線として用いられる一対の給電線31及び充電制御に用いるコントロールパイロット信号(CPLT)等の制御信号を伝送する制御用線32を一組として内包している。なお、充電ケーブル3は、一対の給電線31及び制御用線32だけでなく、後述する接地線等の他の配線も内包している。
充電ケーブル3の一端は、給電装置2側に接続されており、他端側に設けられたプラグ30を車両1側の接続部位となる車載給電口として配設されている受電コネクタ11に接続することができる。充電ケーブル3の他端のプラグ30を受電コネクタ11に接続することにより、図1に例示する構成となり、給電装置2から車両1への給電が可能となる。
なお、図1では、2本の充電ケーブル3a、3bを用いて、給電装置2と第1の車両1a及び第2の車両1bとを接続した形態を例示している。第1の車両1aと接続される第1の充電ケーブル3aは、第1の一対の給電線31a、第1の制御用線32a等の配線を内包し、第1のプラグ30aを備えている。また、第2の車両1bと接続される第2の充電ケーブル3bは、第2の一対の給電線31b、第2の制御用線32b等の配線を内包し、第2のプラグ30bを備えている。
一対の給電線31は、交流電圧が印加されるAC線(AC_L,AC_N)である。制御用線32は、コントロールパイロット信号等の制御信号を送受信する信号線である。給電装置2及び車両1間が接続された場合に送受信されるコントロールパイロット信号に基づいて、車両1のバッテリ10への充電に対する制御が行われる。また、制御用線32は、車両認証、充電管理、課金管理等の管理を行うための情報、その他各種情報を伝送する媒体として用いることも可能である。即ち、車両1及び給電装置2は、制御用線32に対して通信信号を重畳及び分離することにより、通信を行うことができる。しかも、本発明の給電装置2は、第1の車両1a及び第2の車両1bに同時に給電することが可能であると共に、給電に際し、第1の車両1a及び第2の車両1bと同時に通信を行うことが可能である。
給電装置2は、第1の充電ケーブル3aにより接続された第1の車両1aを給電対象として、交流電力を供給する第1電力供給部20aと、充電制御に用いる第1充電制御部21aとを備えている。また、給電装置2は、第2の充電ケーブル3bにより接続された第2の車両1bを給電対象として、交流電力を供給する第2電力供給部20bと、充電制御に用いる第2充電制御部21bとを備えている。さらに、給電装置2は、第1の制御用線32a及び第2の制御用線32bを媒体として通信信号の送受信を行う一つの通信部22を備えている。
第1電力供給部20aには、第1の給電線31aの一端が接続されており、第1充電制御部21aには、第1の制御用線32aの一端が接続されている。また、第2電力供給部20bには、第2の給電線31bの一端が接続されており、第2充電制御部21bには、第2の制御用線32bの一端が接続されている。給電装置2内の配線は、給電装置2外部の充電ケーブル3a、3bに内包された給電線31a、31b、及び制御用線32a、32bに接続された延長線として機能する内部導線ということになるが、以降の説明では、便宜上、内部導線として配設された延長線部分も含めて、給電線31a、31b及び制御用線32a、32bとして説明する。
第1充電制御部21a及び第2充電制御部21bは、例えば、充電制御に関する国際規格に準拠した出力側の回路であり、コントロールパイロット信号等の制御信号を送受信することにより、接続確認、通電開始等の様々な状態における充電制御を行う。
車両1は、バッテリ10及び受電コネクタ11の他、バッテリ10に対する充電を行う充電装置12と、充電制御に係る通信を行う充電制御装置13と、通信信号の送受信を行う通信装置14とを備えている。
受電コネクタ11内には、一対の給電線31及び制御用線32に接続される図示しない内部配線が設けられている。給電線31に接続された内部配線の他端は、車両1内の内部に配設されたAC線を介して充電装置12に接続されており、充電装置12によりバッテリ10に対する充電が行われる。制御用線32に接続された内部配線の他端は、車両1内の内部配線として配設された延長線を介して充電制御装置13に接続されている。なお、以降の説明においては、便宜上、各内部配線、AC線、延長線をも含めて、給電線31及び制御用線32として説明する。
また、制御用線32a、32bには、後述する形態にて通信装置14が接続されている。
充電制御装置13は、例えば、充電制御に関する国際規格に準拠した入力側の回路であり、給電装置2の第1充電制御部21a又は第2充電制御部21bと通信可能となった場合に、コントロールパイロット信号等の制御信号を送受信することにより、接続確認、通信開始等の様々な状態における充電制御を行う。
図2は、本発明の実施の形態1に係る給電装置2に関する構成例を示すブロック図である。図2は、図1に示した構成例のうち、通信信号の送受信による通信に関する回路等の構成を更に詳細に示したブロック図である。
充電ケーブル3は、制御用線32等の配線だけでなく接地線33をも内包しており、通信信号の送受信による通信には、制御用線32及び接地線33が用いられる。なお、必要に応じて、第1の充電ケーブル3aは、第1の接地線33aを内包し、第2の充電ケーブル3bは、第2の接地線33bを内包するものとして説明する。また、給電装置2及び車両1内にて接地線33に接続される内部配線についても、接地線33(33a、33b)として説明する。
給電装置2内において、第1の制御用線32aは、第1充電制御部21aに接続されており、第2の制御用線32bは、第2充電制御部21bに接続されている。第1充電制御部21aは、コンデンサ、抵抗等の各種素子、発振回路等の各種回路を備えている。コンデンサ、抵抗等の各種素子のパラメータは、送受信される制御信号に係る帯域等を考慮して適宜設計される。例えば、1kHzの矩形波によるコントロールパイロット信号を制御信号として用いる場合には、2.2nFのコンデンサ及び1.0kΩの抵抗が用いられる。第2充電制御部21bも同様である。
また、給電装置2内において、第1の制御用線32a及び第2の制御用線32bには、通信信号の重畳/分離を行う重畳分離部23を介して通信部22が接続されている。
重畳分離部23は、第1一次コイル231a及び第2一次コイル231bと、一次コイル夫々と組をなして電磁的に結合する第1二次コイル232a及び第2二次コイル232bとを備えるカップリングトランス(電磁誘導式の信号変換器)等の回路である。即ち、重畳分離器23内において、第1一次コイル231aと第1二次コイル232aとが組をなして電磁的に結合し、第2一次コイル231bと第2二次コイル232bとが組をなして電磁的に結合している。
重畳分離部23が備える第1一次コイル231aの両端は、第1の制御用線32aに接続されており、第1一次コイル231aが第1の制御用線32aに介装されるように配線されている。第2一次コイル231bの両端は、第2の制御用線32bに接続されており、第2一次コイル231bが第2の制御用線32bに介装されるように配線されている。
また、重畳分離部23が備える第1二次コイル232a及び第2二次コイル232bの両端は、通信部22に接続されている。即ち、通信部22に対し、第1二次コイル232a及び第2二次コイル232bは並列接続されている。
このように構成された重畳分離部23が、通信部22から入出力される通信信号を第1の制御用線32a及び第2の制御用線32bに対して重畳分離することにより、通信部22による通信信号の送受信が行われる。即ち、通信部22から出力された通信信号は、重畳分離部23に入力され、第1二次コイル232a及び第2二次コイル232bに印加される。通信信号が第1二次コイル232aに印加されることにより生じる電磁誘導により、第1二次コイル232aと組をなす第1一次コイル231aに発生した通信信号が、第1の制御用線32aに重畳される。そして、第1の制御用線32aを媒体として、通信信号が第1の車両1aへ送信される。また、通信信号が第2二次コイル232bに印加されることにより生じる電磁誘導により、第2二次コイル232bと組をなす第2一次コイル231bに発生した通信信号が、第2の制御用線32bに重畳される。そして、第2の制御用線32bを媒体として、通信信号が第2の車両1bへ送信される。
また、第1の制御用線32aを媒体として伝送される通信信号が、第1の制御用線32aに介装された第1一次コイル231aに印加されることにより生じる電磁誘導により、第1一次コイル231aと組をなす第1二次コイル232aに通信信号を発生させる。第1二次コイル232aにて発生した通信信号は、重畳分離部23から出力され、通信部22に入力される。第2の制御用線32bを媒体として伝送される通信信号が、第2の制御用線32bに介装された第2一次コイル231bに印加されることにより生じる電磁誘導により、第2一次コイル231bと組をなす第2二次コイル232bに通信信号を発生させる。第2二次コイル232bにて発生した通信信号は、重畳分離部23から出力され、通信部22に入力される。
このように、重畳分離部23が、通信部22から出力される各種通信信号を第1の制御用線32a及び第2の制御用線32bに重畳し、また、第1の制御用線32a又は第2の制御用線32bから分離した各種通信信号を通信部22に入力することで、通信部22の通信が行われる。即ち、本発明の給電装置2は、一つの通信部22が重畳分離部23を介して複数の制御用線32、32に対して通信信号を重畳し、また、分離することで、制御用線32、32を媒体とした通信を行う。
車両1内では、制御用線32に充電制御装置13が接続されている。さらに、充電制御装置13は、車体接地(body earth)を介して、又は直接に接地線33と接続されている。充電制御装置13は、コンデンサ、抵抗、ダイオード等の各種素子を備えている。コンデンサ、抵抗等の各種素子のパラメータは、送受信される制御信号に係る帯域等を考慮して適宜設計される。例えば、1kHzの矩形波によるコントロールパイロット信号を制御信号として用いる場合には、1.8nFのコンデンサ及び2.74kΩの抵抗が用いられる。
車両1内において、制御用線32には、重畳分離器15を介して通信装置14が接続されている。重畳分離器15は、制御用線32に接続される一次コイルと、一次コイルに電磁的に結合される二次コイルとを備えるカップリングトランス等の回路である。
重畳分離器15が備える一次コイルの両端は、制御用線32に接続されており、一次コイルが制御用線32に介装されるように配線されている。また、重畳分離器15が備える二次コイルは、通信装置14に接続されている。
このように構成された重畳分離器15は、制御用線32に対して、各種通信信号を重畳し、また、重畳された各種通信信号を分離する。重畳分離器15が、通信装置14から出力される各種通信信号を重畳し、また、分離した各種通信信号を通信装置14に入力することで、通信装置14の通信が行われる。
即ち、重畳分離器15、制御用線32、接地線33、重畳分離部23及びその他の配線、素子、回路により通信信号を伝送するループ回路が形成される。これにより、車両1内の通信装置14及び給電装置2の通信部22間で、制御用線32を媒体として通信信号を重畳するinband通信を実現することができる。
通信信号は、予め設定された所定のデータ長毎にパケットとして送受信される。送受信されるパケットは、ヘッダ部とデータ部とを有し、ヘッダ部には、通信相手として送信先を示す識別情報、送信元を示す識別情報等の各種情報が示されている。これらの識別情報としては、例えば、通信に係る機器を識別するMACアドレス等の情報が用いられる。即ち、給電装置2の通信部22は、車両1が備える通信装置14のMACアドレスを送信先を示す識別情報として用いることにより、通信相手を指定した通信信号を送受信することができる。
車両1は、通信装置14により、受信した通信信号に係るパケットに通信相手として指定されているMACアドレス等の識別情報に基づいて、自装置宛の通信信号か否かを判定する。そして、自装置宛の通信信号であると判定した場合、当該パケットに係る通信信号に基づく処理を行い、自装置宛の通信信号ではないと判定した場合、当該パケットを破棄する。即ち、車両1は、通信装置14により、自らを指定した通信信号に基づいて、給電装置2が備える通信部22と通信を行う。
このように、本発明に係る給電装置2は、通信信号に係るパケットに示されている識別情報に基づいて、通信信号の送受信による通信を行うことにより、複数台の車両1、1と同時に通信を行うことができる。そして、本発明に係る給電装置2は、複数台の車両1、1に対して給電、給電制御及び通信を同時に行うことができるので、給電等の処理を効率化することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、制御用線上にローパスフィルタを設ける形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1と同様の構成については実施の形態1と同様の符号を付し、実施の形態1を参照するものとし、その詳細な説明を省略する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る給電装置2に関する構成例を示すブロック図である。実施の形態2に係る給電装置2内の第1の制御用線32aには、第1充電制御部21a及び重畳分離部23の間にローパスフィルタ24aが介装されている。また、ローパスフィルタ24a及び重畳分離部23の間と、第1充電制御部21aの接地(GND)側とがコンデンサ25aを介して接続されている。第2制御用線32bも同様であり、ローパスフィルタ24bとコンデンサ25bが配置されている。さらに、車両1内の制御用線32には、充電制御装置13及び重畳分離器15の間にローパスフィルタ16が介装されている。また、ローパスフィルタ16及び重畳分離器15の間と、充電制御装置13の接地側とがコンデンサ17を介して接続されている。
ローパスフィルタ24a、24b、16は、通信信号に用いられる高周波数の帯域の信号を遮断する高域遮断部として機能し、また、制御信号に用いられる低周波数の帯域の信号を通過させる。なお、通信信号は、コンデンサ25a、25b、17を通過するため、重畳分離器15、制御用線32、接地線33、重畳分離部23、コンデンサ25a(25b)、17及びその他の配線、素子、回路により通信信号を伝送するループ回路が形成される。これにより、車両1内の通信装置14及び給電装置2の通信部22間で、制御用線32を媒体として通信信号を重畳するinband通信を実現することができる。
図4は、本発明の実施の形態2に係る給電装置2にて用いられるローパスフィルタ24a、24bの構成例を示す回路図である。ローパスフィルタ(LPF)24a、24bは、図4に示すように、例えば、インダクタンスが1.5mHであるコイル及び1.0kΩの抵抗を並列に配置した回路、又はその等価回路として構成される。なお、同様の特性を得ることができるのであれば、他の回路を用いて構成しても良い。また、車両1にて用いられるローパスフィルタ16も同様の回路又はその等価回路として構成される。
実施の形態2に示す様に給電装置2内にローパスフィルタ24a、24b等の高域遮断部を設けることにより、通信信号が充電制御部側へ漏出することによる誤動作を防止することが可能である。
前記実施の形態は、本発明の無数に存在する実施例の一部を開示したに過ぎず、目的、用途、仕様等の様々な要因を加味して適宜設計することが可能である。
例えば、前記実施の形態1及び2では、一つの通信部により、2台の車両と同時に通信することが可能な形態を示したが、本発明はこれに限らず、3台以上の車両と通信するようにしても良い。更には、2台の車両と同時に通信することが可能な通信部を複数設けることにより、更に通信可能な車両を増加させるようにしても良い。
また、通信部及び重畳分離部を一体化する等、適宜、設計することも可能である。更には、給電装置が車両以外の給電対象に対して給電し、かつ、通信する形態に展開することも可能である。
さらに、前記実施の形態1及び2では、制御用線に介装する一次コイルを有する重畳分離部を備える給電装置を示したが、本発明はこれに限るものではない。即ち、当該重畳分離部を、接地線に介装する一次コイルを有する重畳分離部に代替するようにしても良く、また、接地線に介装する一次コイルを有する重畳分離部を追加するようにしても良い等、適宜設計することが可能である。
1、1a、1b 車両
10 バッテリ(蓄電装置)
11 受電コネクタ
12 充電装置
13 充電制御装置
14 通信装置
15 重畳分離器
16 ローパスフィルタ
17 コンデンサ
2 給電装置
20a 第1電力供給部
20b 第2電力供給部
21a 第1充電制御部
21b 第2充電制御部
22 通信部
23 重畳分離部
231a 第1一次コイル
231b 第2一次コイル
232a 第1二次コイル
232b 第2二次コイル
24a、24b ローパスフィルタ
25a、25b コンデンサ
3、3a、3b 充電ケーブル
30、30a、30b プラグ
31、31a、31b 給電線
32、32a、32b 制御用線
33、33a、33b 接地線

Claims (3)

  1. 給電対象に対する給電線を用いた給電に際し、給電制御に用いる制御信号を伝送する制御用線を媒体として、前記制御信号と異なる通信信号を送受信することにより、前記給電対象と通信する給電装置において、
    夫々異なる給電対象に接続することが可能な複数組の給電線及び制御用線と、
    通信相手を指定した通信信号を送受信する通信部と、
    該通信部にて送信/受信される通信信号を、前記制御用線に対し重畳/分離する重畳分離部と
    を備え、
    該重畳分離部は、
    複数の制御用線の夫々に介装された複数の一次コイルと、
    複数の一次コイル夫々と組をなして電磁的に結合し、前記通信部に接続された複数の二次コイルと
    を有する
    ことを特徴とする給電装置。
  2. 前記複数の制御用線に夫々接続され、制御信号を送信/受信する複数の充電制御部と、
    前記複数の制御用線に夫々介装され、前記充電制御部及び重畳分離部間に位置し、前記通信信号に用いられる帯域の信号を遮断する遮断部と
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 給電装置と、該給電装置から給電される蓄電装置を備える車両とを、給電に用いる給電線、及び給電制御に用いる制御信号を伝送する制御用線にて接続し、前記制御用線を媒体として、前記制御信号と異なる通信信号を送受信して通信する通信方法において、
    前記給電装置は、請求項1に記載の給電装置であり、
    前記車両は、自らを指定した通信信号に基づいて前記給電装置と通信する
    ことを特徴とする通信方法。
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