JP2013187786A - タスク管理プログラム及びタスク管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が実行すべきタスクを管理すると共に、タスクを柔軟に変更したり再利用可能なタスク管理プログラムを提供する。
【解決手段】工程ごとのユーザの行為を表す情報であるタスクを受け付け、該タスクを記憶するタスク生成機能11と、タスクの内容を編集するタスク編集機能12と、タスクの状態として、ユーザが将来実行する予定のタスクであることを表すプラン状態、ユーザが現在実行しているタスクであることを表すフォーカス状態及びユーザが既に実行完了したタスクであることを表すメモリー状態を含む状態群のうちの何れかをユーザに選択させる状態選択機能13と、タスクをプラン状態にするプラン化機能14と、タスクをフォーカス状態にするフォーカス化機能15と、タスクをメモリー状態にするメモリー化機能16とを具備する。
【選択図】図2
【解決手段】工程ごとのユーザの行為を表す情報であるタスクを受け付け、該タスクを記憶するタスク生成機能11と、タスクの内容を編集するタスク編集機能12と、タスクの状態として、ユーザが将来実行する予定のタスクであることを表すプラン状態、ユーザが現在実行しているタスクであることを表すフォーカス状態及びユーザが既に実行完了したタスクであることを表すメモリー状態を含む状態群のうちの何れかをユーザに選択させる状態選択機能13と、タスクをプラン状態にするプラン化機能14と、タスクをフォーカス状態にするフォーカス化機能15と、タスクをメモリー状態にするメモリー化機能16とを具備する。
【選択図】図2
Description
本発明は、タスク管理プログラム及びタスク管理システムに関する。
従来、ToDoリストを扱うコンピュータ上で動作するソフトウェアが存在する。ToDoリストとは、各人が実行しなければならないことや、忘れてはならないことなどをメモしたリストである。このようなToDoリストをコンピュータ上で作成し、業務などの進行と共に更新することで、業務のスケジュール管理を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に係るToDoリスト管理などでは、利用者が実行すべきことを登録し、その実行すべきことが完了したときには、そのToDoリストを完了済みとして消去する。これにより、利用者は実行すべきことを忘れずに行えるのであるが、次のような問題点も生じている。すなわち、一度登録したToDoリストを後に再利用することができず、再度、同じ事を入力する手間が生じる。また、いつ何をしたかについて業務報告を行う場合など、後から自らの行為を参照する際においては、完了したToDoリストは消去されるので、いつ何をしたのかが分からないという問題が生じる。
一方、業務を定型化し、その定型化した業務を構成する一つ一つの工程を実行したか否かを管理する、いわゆるプロジェクト管理システムなどがある(例えば、特許文献2参照)。このようなシステムによれば、定型化した業務に沿って各工程を実行していくので、ToDoリストにあったような再登録の手間は生じない。また、事後的に行ったことを参照することも可能である。
しかしながら、このようなシステムでは、業務に従事する者の全員が定型化された業務通りに一つ一つの工程を実行することが求められる。このため、各工程を個人に合わせて自由に改変できないという問題がある。現実には、業務を定型化してシステムに実装しても、例外的な対応を求められることが多く、上述したシステムではこのような場合に柔軟に対応することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、利用者が実行すべきタスクを管理すると共に、タスクを柔軟に変更したり再利用可能なタスク管理プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、上記タスク管理プログラムを用いて、利用者が実行すべきタスクを管理すると共に、タスクを柔軟に変更したり再利用することができるタスク管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、ユーザの目的を達成するためにユーザが行う1又は2以上の工程の進捗を管理するタスク管理プログラムであって、コンピュータに、工程ごとのユーザの行為を表す情報であるタスクを受け付け、該タスクを記憶するタスク生成機能と、前記タスクの内容を編集するタスク編集機能と、前記タスクの状態として、ユーザが将来実行する予定のタスクであることを表すプラン状態、ユーザが現在実行しているタスクであることを表すフォーカス状態及びユーザが既に実行完了したタスクであることを表すメモリー状態を含む状態群のうちの何れかをユーザに選択させる状態選択機能と、前記タスクに対して前記状態選択機能によりプラン状態が選択されたとき、当該タスクはプラン状態であると記憶するプラン化機能と、前記タスクに対して前記状態選択機能によりフォーカス状態が選択されたとき、当該タスクはフォーカス状態であると記憶するフォーカス化機能と、前記タスクに対して前記状態選択機能によりメモリー状態が選択されたとき、当該タスクはメモリー状態であると記憶するメモリー化機能と、を実現させることを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第1の態様では、タスクをプラン状態、フォーカス状態、メモリー状態とそれぞれに割り当てることで、ユーザが実行する予定のタスク、実行中のタスク、実行済みのタスクを把握することを容易にすることができる。また、現場での実作業を通して業務に必要な作業や到達目標などを備えたタスクを作り上げていくのに適したものとなる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記状態群には、前記タスクがひな形として用いられることを表すレシピ状態が含まれ、前記タスクに対して前記状態選択機能によりレシピ状態が選択されたとき、当該タスクはレシピ状態である記憶するレシピ化機能と、レシピ状態にある前記タスクを複製してプラン状態とした新規のタスクを生成するタスク複製機能とを備えることを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第2の態様では、タスクをレシピとして容易に再利用することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記タスクは、他のタスクである子タスクを入れ子として有することが可能となっており、前記状態選択機能は、前記子タスクを有する親タスク及び前記子タスクについて個別の前記状態群を選択させることが可能であり、前記プラン化機能は、前記子タスクに対して前記状態選択機能によりプラン状態が選択されたとき、当該子タスクはプラン状態であると記憶し、前記フォーカス化機能は、前記子タスクに対して前記状態選択機能によりフォーカス状態が選択されたとき、当該子タスクはフォーカス状態であると記憶することを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第3の態様では、タスクを入れ子構造とすることで、タスクを大分類、小分類のように細分化することができる。このため、子のタスクを中間目標として捉えることができ、最終的に実行すべき親のタスクを実現するための進捗状況を把握し易くなる。また、タスク(親タスク)とその入れ子のタスク(子タスク)とを個別にメモリー状態又はプラン状態に親タスク・子タスクを割り当てることができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記タスク編集機能は、前記親タスク及び子タスクが表す工程が完了したか否かを表す情報を受け付け、該親タスク及び子タスクが完了したことを記憶し、前記フォーカス状態にある前記子タスクが完了しかつその親タスクが完了していれば、前記親タスク及び前記子タスクがメモリー状態であると記憶し、前記フォーカス状態にある子タスクが完了しかつその親タスクが完了していなければ前記子タスクがプラン状態であると記憶し、前記フォーカス状態にある前記親タスクが完了していればその親タスク及び子タスクがメモリー状態であると記憶するクリーンアップ機能を備えることを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第4の態様では、親タスクが有する子タスクの一部が完了した場合であっても、全行程としては完了していない(メモリー状態としては不適な状態)としてプラン状態に親タスク及び子タスクを割り当てるなど、タスクの状況に応じて管理することができる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4の何れか一つの態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記タスクは、当該タスクが表す工程が達成されたと判断するために必要な事項を表す情報であるチェックリストを含むことを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第5の態様では、チェックリストを全てチェック済みとすることでタスクが達成されたと判断することができる。
本発明の第6の態様は、第1〜第5の何れか一つの態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記タスクは、当該タスクが表す工程を達成するために必要な行為を表す情報であるアクションリストを含むことを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第6の態様では、タスクを達成するために必要なアクションを得て、業務を円滑に行うことができる。
本発明の第7の態様は、第1〜第6の何れか一つの態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記タスクには、前記タスク編集機能により変更されたことを表すタイムライン情報が含まれ、各タスクに含まれるタイムライン情報を時系列に並べて表示するタイムライン表示機能を備えることを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第7の態様では、時系列でタスクが表示される。
本発明の第8の態様は、第1〜第7の何れか一つの態様に記載するタスク管理プログラムにおいて、前記タスクには、そのタスクに関連した情報を表すコンテンツが含まれていることを特徴とするタスク管理プログラムにある。
かかる第8の態様では、タスクにコンテンツが含まれることで、ユーザはタスクに関する付加的な情報を得ることができる。その付加的な情報により、ユーザは、より効率的にタスクを実行することができたり、タスクの実行に必要な情報が得られることでタスクの実行に関心を持つことができる。
本発明の第9の態様は、第2〜第8の何れか一項に記載するタスク管理プログラムがインストールされたコンピュータと、該コンピュータと通信可能に接続されたサーバコンピュータとを備え、前記サーバコンピュータは、複数のタスクが格納されたデータベースを有し、前記タスク管理プログラムは、前記サーバコンピュータから前記データベースのタスクをダウンロードし、該タスクをレシピとして記憶することを特徴とするタスク管理システムにある。
かかる第9の態様では、サーバコンピュータを介して様々なタスクを入手することができる。これにより、ユーザは、自らが実行しようとするタスクやそれに近いタスクをサーバコンピュータからダウンロードすればよく、タスクを作成する手間を省くことができる。
本発明の第10の態様は、第1〜第8の何れか一つの態様に記載するタスク管理プログラムがインストールされたコンピュータと、該コンピュータと通信可能に接続されたサーバコンピュータとを備え、前記タスク管理プログラムは、前記タスクを生成、変更、削除した際に、生成、変更、削除されたタスクを前記サーバコンピュータに送信するクライアント側同期機能を有し、前記サーバコンピュータは、前記タスク管理プログラムから受信したタスクを共有タスクとして格納し、前記クライアント側同期機能は、前記サーバコンピュータの共有タスクが新しいときは、その共有タスクの内容でコンピュータに記憶されたタスクを更新することを特徴とするタスク管理システムにある。
かかる第10の態様は、一つのタスクを複数人で確認し、実行することが可能となる。この結果、複数人で一つのタスクを達成するにあたり、実行すべきことを漏れなく行い、かつ効率良く分担することができる。
本発明に係るタスク管理プログラムによれば、利用者が実行すべきタスクを管理すると共に、タスクを柔軟に変更したり再利用可能なタスク管理プログラムが提供される。また、利用者が実行すべきタスクを管理すると共に、タスクを柔軟に変更したり再利用することができるタスク管理システムが提供される。
〈実施形態1〉
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、本実施形態の説明は例示であり、本発明は以下の説明に限定されない。
本発明のタスク管理プログラムを利用するユーザは、各工程を実施する事でその目的を達成する。タスク管理プログラムは、ユーザの目的を達成するためにユーザが行う1又は2以上の工程の進捗を管理するものである。すなわち、タスク管理プログラムは、その各工程がどの程度進捗しているかを管理することを可能とする。また、どの工程を実施すべきであるかをユーザに把握させることができ、さらに、その工程を実施するに際して具体的にどの様な作業を行えばよいかをユーザに把握させることができるものである。
本実施形態では、コンピュータの一例として携帯情報端末、いわゆるスマートフォンを用いて説明する。図1は、スマートフォンのハードウェア構成を示す概念図である。図示するように、スマートフォン1は、CPU2、RAM3、フラッシュメモリ4、タッチパネル5、通信手段6を備えた一般的な携帯情報端末である。
フラッシュメモリ4には、スマートフォン1の各種機能を実現するためのオペレーティングシステムがインストールされている。電源投入時に、オペレーティングシステムがRAM3に読み込まれ、CPU2により実行される。このオペレーティングシステムにより、同じくフラッシュメモリ4にインストールされたアプリケーションソフトウェアがRAM3に読み込まれ、CPU2により実行される。
また、タッチパネル5は、入出力装置の一例である。タッチパネル5には、アプリケーションソフトの命令に応じて、グラフィックやユーザが情報を入力するための入力フォームなどが出力(表示)される。また、タッチパネル5には、ユーザがタップしたりフリックしたりする動作を介してタップしたという情報や、文字入力支援アプリケーションを介して文字情報などが入力され、それらの情報がアプリケーションに入力される。
通信手段6は、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/nなど)や3G通信規格(第3世代移動通信システム(IMT−2000))に準じた装置である。通信手段6を介して外部の情報通信機器と通信し、データの送受信が可能となっている。なお、通信手段6は、上述したような通信規格に限定されず、有線を含めた任意の通信規格を用いることができる。
本実施形態に係るタスク管理プログラムは、フラッシュメモリ4に読み出し及び実行が可能な状態で記憶されている(インストールされている)。
図2は、タスク管理プログラムの機能ブロック図である。同図に示すように、タスク管理プログラム10は、スマートフォン1に、タスク生成機能11と、タスク編集機能12と、状態選択機能13と、プラン化機能14と、フォーカス化機能15と、メモリー化機能16と、レシピ化機能17と、タスク複製機能18とを実現させるものである。すなわち、タスク管理プログラム10は、これらの各機能を実現するプログラムである。
タスク生成機能11は、タッチパネル5を介して、工程ごとのユーザの行為を表す情報であるタスクを受け付け、該タスクをフラッシュメモリ4(又はRAM3)に記憶するものである。ユーザの目的を達成するための工程が複数あれば、各工程について1つのタスクが入力される。本実施形態では、例えば、タスクは、表1に示すような項目から構成されている。
表1には、タスクを構成する各項目とその意味及び英文表記を記載した。英文表記は後述するタスク管理プログラム10がタッチパネル5に表示した文言と対応している。また、チェックリストに関しては、そのチェックリストが未チェックかチェック済みであるかを表す情報も含んでいる。アクションリストに関しては、そのアクションリストが未実行か実行済みであるかを表す情報も含んでいる。完了情報に関しては、タスクが結果/目標に達したことを表す「完了」、達していないことを表す「未完了」の何れかの値をとる。
表2及び図3に、タスクの具体例を示す。
表2及び図3に、タスクの具体例を示す。
特に図示しないが、タスク管理プログラム10のタスク生成機能11は、例えば、表1に示したような各項目について、タッチパネル5に入力フォームを表示する。そして、タスク生成機能11は、それらの入力フォームに対してユーザがタッチパネル5を操作することで入力した各情報を、表2に示すようなタスクとしてフラッシュメモリ4に記憶する。
なお、表2のIDは、タスクを特定する一意な識別子(数値)である。また、各チェックリストについては、そのチェックリストに記載された事項をユーザが行っていない、という旨を表す「未チェック」が記憶されている。同様に、各アクションリストについては、そのアクションリストに記載された行為をユーザが行っていない、という旨を表す「未実行」が記憶されている。さらに、タスクはまだ結果/目標が達成されていないとして、完了情報には「未完了」が記憶されている。
なお、これらの項目の型は特に限定されないが、例えば、タイトル、結果/目標、目的、チェックリスト、アクションリスト、ノートなどは、文字列型が好ましい。チェックリストの未チェックかチェック済みかは、Bool型のTrue/False、数値型の1/0、「未チェック」「チェック済み」という文字列で表現されていてもよい。アクションリストの未実行、実行済みや完了情報についても同様である。
このようにして生成されたタスクは、タッチパネル5に「詳細表示メニュー」(特に図示せず)をユーザが選択すると、図3のようにタスク内容が詳細に表示されるようになっている。
タスク編集機能12は、上述したタスクをユーザからの入力に応じて変更するものである。ここでいうタスクの変更とは、表1に示したタスクを構成する各項目を、新たに入力された情報で上書き・追加・削除すること、または、チェックリストについて未チェック又はチェック済みに変更すること、アクションリストについて未実行又は実行済みに変更すること、完了情報について完了又は未完了に変更することをいう。
すなわち、タスク編集機能12により、既存のタスク内容の修正をしたり、実際にユーザが実行したチェックリストをチェック済みとしたり、アクションリストを実行済みとしたり、タスク全体を完了にしたりするなど、タスクの進捗状況を記録することができる。
例えば、図4に示すように、タスク管理プログラム10のタスク編集機能12は、表2に示した各項目に対して入力された情報を入力フォームに予め埋め込んだ状態で、当該情報を編集可能な状態としてタッチパネル5に表示する。チェックリストについてはそのチェックリストに関してチェックボックスを表示し、アクションリストについては、特に図示しないが、未実行又は実行済みを選択可能に表示する。
そして、タスク編集機能12は、それらの入力フォームに対してユーザがタッチパネル5を操作することで入力した各情報で、表2に示したタスクを変更する。
例えば、ユーザがチェックリストの「住所が合っている」にチェックをし、アクションリストの「請求書を書く」を実行済みと入力した場合、タスクは表3のように変更される。また、図4に示すように、チェックリストについてはチェックボックスにチェック印が表示され、アクションリストについては、打ち消し線が表示される。
このようにして、タスクは、ユーザに図3,4に示したような形態で参照され、ユーザによりタスクの進捗に応じて、チェックリストをチェック済みとしたり、アクションリストを実行済みとしたり変更される。そして、全てのチェックリストがチェック済みとなったことをユーザが確認し、そのタスクの完了情報を完了と変更することで、そのタスクが完了した状態でフラッシュメモリ4に記憶される。
図2に戻り、上述したタスクは、タスクの状態を表す情報(以下、状態群)に割り当てられている。本実施形態では、タスクは、プラン状態、フォーカス状態、メモリー状態、レシピ状態(何れも、図面においては単にプラン、レシピ、メモリー、フォーカスと略記する)の4つの何れかの状態群に割り当てられる。
プラン状態は、ユーザが将来実行する予定のタスクであることを表す。フォーカス状態は、ユーザが現在実行しているタスクであることを表す。メモリー状態は、ユーザが既に実行完了したタスクであることを表す。レシピ状態は、そのタスクがひな形として用いられることを表す。
各タスクは、状態群の何れかの状態に関連づけられてフラッシュメモリ4などに記憶されている。表4に、タスクと状態群との関連づけを例示する。
IDが1〜6で特定される6つのタスク(以下、IDがNであるタスクをタスクNとも表記する)のそれぞれが、各状態群に関連づけられてフラッシュメモリ4に記憶されている。上述の例では、タスク1及びタスク2がプラン状態、タスク3、タスク6がフォーカス状態、タスク4がメモリー状態、タスク5がレシピ状態に関連づけられている。
タスク管理プログラム10は、これらの状態群ごとにタスクを表示する機能を有する。図5は、状態群ごとにタスクを表示するためのメニュー画面である。同図に示すように、タスク管理プログラム10は、「Plan」「Focus」「Memory」「Recipe」の各アイコンを表示する。そして、ユーザが「Plan」をタップすれば、タスク管理プログラムは、プラン状態に関するタスクを表示する画面をタッチパネル5に表示する。
同様に、ユーザが「Focus」「Memory」「Recipe」をタップすれば、タスク管理プログラムは、フォーカス状態、メモリー状態、レシピ状態に関するタスクを表示する画面をタッチパネル5に表示する。
図6〜図9に、各状態群に割り当てられたタスクの表示例を示す。図6に示すように、タスク管理プログラム10は、「プラン状態」に関連づけられたタスクをフラッシュメモリ4から検索し、得られたタスクをタッチパネル5に表示する。画面上部のメニューボタンには、「Plan」と表示され、そのメニューボタンの下側にタスクの各項目が表示されている。
同図には、「掃除をする」「田中さんに電話する」「7月の保護者会の準備」というプラン状態に割り当てられた3つのタスクが表示されている。
ここで、「掃除をする」タスクは、さらに2つのタスクが入れ子になっている。タスクが入れ子になっているとは、1つのタスクに対して、他のタスクが関連づけられて記憶されていることをいう。他のタスクを子タスク、子タスクを入れ子として有するタスクを親タスクとも称する。親タスクと子タスクとは、内容自体は表1に示したように同じものであるが、上述したような関連づけ(親子関係)が定義されている点が特徴である。
例えば、表4に示したタスクのうち、タスク1について、タスク3、4が入れ子になっているとすると、表5のようにタスクが記憶されている。
タスク管理プログラム10は、図6に示すように親タスク1、2、5について上位に表示し、入れ子のタスク3、4については、親のタスク1に従属するように表示する。
表5及び図6の例では、「掃除をする」というタスクが、「風呂洗いをする」と「キッチンを掃除する」という二つのタスクから構成され、「キッチンを掃除する」タスクに関するアクションリストは「食器を洗う」「生ゴミを捨てる」とから構成されている。
このようにタスクを入れ子構造とすることで、タスクを大分類、小分類のように細分化することができる。このため、子のタスクを中間目標として捉えることができ、最終的に実行すべき親タスクを実現するための進捗状況を把握し易くなる。
なお、あるタスクを他のタスクの入れ子にするための操作としては、入れ子にしたい一つのタスクをドラッグし、その親となる他のタスクにドロップすることが挙げられる。タスク管理プログラム10は、そのような操作が入力された際には、あるタスク(例えば、表6のタスク1)に、ドロップされたタスク(タスク3、4)を関連づける。これにより、簡易な操作でタスクを入れ子構造にすることができる。また、入れ子構造の深さには特に限定は無い。
他の状態群についても同様に、図7〜9に示すように、タスク管理プログラム10は、「フォーカス状態」「メモリー状態」「レシピ状態」に関連づけられたタスクをフラッシュメモリ4から検索し、得られたタスクをタッチパネル5にそれぞれ表示する。画面上部のメニューボタンには、それぞれ「Focus」「Memory」「Recipe」と表示され、そのメニューボタンの下側にタスクの各項目が表示されている。
図6〜9に示した各状態群に割り当てられたタスクの表示画面では、特に図示しないが、タスクを新たに生成するタスク生成機能11を実行するためのメニューを設けてもよい。そのメニューがユーザに選択された場合、タスク管理プログラム10は、タスク生成機能11を呼び出し、ユーザにタスクの入力をさせる。そして、この入力に基づいてタスクを生成する。このとき、そのタスクは、図6〜9に示した各状態群に割り当てる。例えば、図6のプラン状態に割り当てられたタスクの表示画面において、タスクの新規作成メニューを選択した場合には、タスク生成機能11で生成されたタスクをプラン状態に割り当てる。
また、図6〜9に示した各状態群に割り当てられたタスクの表示画面では、タスクの詳細表示機能(図3,4参照)を実行するためのメニューを設けてもよい。他にも、表示しているタスクについて完了・未完了を変更させるメニューを設けてもよい。このメニューがユーザに選択された場合、タスク管理プログラム10は、タスクについて完了又は未完了とするかをユーザに選択させ、その選択に応じてタスクの完了情報を更新する。
さらに、タスクの削除やコピーするためのメニューを設けてもよい。このメニューがユーザに選択された場合、タスク管理プログラム10は、そのタスクをフラッシュメモリ4から削除したり、フラッシュメモリ4に別のIDを付して複製する。
上述したように、タスクは、プラン状態、フォーカス状態、メモリー状態、レシピ状態の何れかの状態群に割り当てられている。これらの状態群は、ユーザの選択に基づいて状態選択機能13、プラン化機能14、フォーカス化機能15、メモリー化機能16、レシピ化機能17、タスク複製機能18により変更可能になっている。
状態選択機能13は、タスクをプラン状態、フォーカス状態、メモリー状態、レシピ状態のうち何れかに割り当てるかをユーザに選択させるものである。本実施形態では、状態選択機能13は、図6に示したプラン状態に関するタスクの表示画面については、そのプラン状態に関するタスクを、フォーカス状態、メモリー状態、又はレシピ状態の何れかに割り当てるメニューを表示する機能として実装されている。
図7に示したフォーカス状態に関するタスクの表示画面については、状態選択機能13は、フォーカス状態に関するタスクを、プラン状態、メモリー状態又はレシピ状態に割り当てるメニューを表示する機能として実装されている。
図8に示したメモリー状態に関するタスクの表示画面については、状態選択機能13は、メモリー状態に関するタスクを、プラン状態、フォーカス状態又はレシピ状態に割り当てるメニューを表示する機能として実装されている。
また、状態選択機能13は、図9に示したレシピ状態に関するタスクの表示画面については、そのレシピ状態に関するタスクを複製して新しいプラン状態を作成するメニューを表示する機能として実装されている。
プラン化機能14は、任意の状態群に割り当てられたタスクが状態選択機能13によりプラン状態に割り当てられるとき、当該タスクをプラン状態として記憶するものである。
例えば、表4及び表5に示したタスク1について状態選択機能13によりプラン状態に割り当てるとされたとき、フォーカス化機能15は、タスク1に関して表6のように更新する。
すなわち、プラン化機能14は、任意の状態群に割り当てられたタスク(プラン状態以外の状態群に割り当てられたタスク)をプラン状態に割り当てる選択がユーザにより行われると、当該タスク1の状態群をプラン状態とする。
フォーカス化機能15は、任意の状態群に割り当てられたタスクが状態選択機能13によりフォーカス状態に割り当てられるとき、当該タスクをフォーカス状態として記憶するものである。
例えば、表4及び表5に示したタスク1について状態選択機能13によりフォーカス状態に割り当てるとされたとき、フォーカス化機能15は、タスク1に関して表7のように更新する。
すなわち、フォーカス化機能15は、任意の状態群に割り当てられたタスク(フォーカス状態以外の状態群に割り当てられたタスク)をフォーカス状態に割り当てる選択がユーザにより行われると、当該タスク1の状態群をフォーカス状態とする。
メモリー化機能16は、任意の状態群に割り当てられたタスクが状態選択機能13によりメモリー状態に割り当てられるとき、当該タスクをメモリー状態として記憶するものである。
例えば、表4及び表5に示したタスク1について状態選択機能13によりメモリー状態に割り当てるとされたとき、メモリー化機能16は、タスク1に関して表8のように更新する。
すなわち、メモリー化機能16は、任意の状態群に割り当てられたタスク(メモリー状態以外の状態群に割り当てられたタスク)をメモリー状態に割り当てる選択がユーザにより行われると、当該タスク1の状態群をメモリー状態とする。
レシピ化機能17は、任意の状態群に割り当てられたタスクが状態選択機能13によりレシピ状態に割り当てられるとき、当該タスクをレシピ状態として記憶するものである。
例えば、表4及び表5に示したタスク1について状態選択機能13によりレシピ状態に割り当てるとされたとき、レシピ化機能17は、タスク1に関して表9及び表10のように更新する。
すなわち、レシピ化機能17は、任意の状態群に割り当てられたタスク(レシピ状態以外の状態群に割り当てられたタスク)をレシピ状態に割り当てる操作がユーザにより行われると、当該タスク1の状態群をレシピ状態とする。また、このとき、チェックリストにチェック済みがあれば、それを未チェックとする。同様にアクションリストに実行済みがあれば未実行とし、完了情報が完了しているならば未完了とする。これは、後にレシピ状態化されたタスクに基づいて新規タスクを生成して再利用するためである。
なお、このように既存のプラン状態、フォーカス状態又はメモリー状態のタスクをレシピ状態のタスクに変更する場合に限定されない。タスク生成機能11によりタスクを生成し、レシピ状態に割り当ててもよい。また、通信手段6を介して外部からレシピ状態のタスクをダウンロードしてもよい。さらに、通信手段6を介して、他のスマートフォン1で起動しているタスク管理プログラム10との間でレシピ状態のタスクを共有してもよい。
タスク複製機能18は、レシピ状態に割り当てられたタスクを複製してプラン状態に割り当てられた新規のタスクを生成するものである。
例えば、表9及び表10に示したレシピ状態化されたタスク1について状態選択機能13により新規タスクを生成するとされたとき、タスク複製機能18は、タスク1に基づいて表11及び表12のような新たなタスクを生成する。
すなわち、タスク複製機能18は、レシピ状態に割り当てられたタスクを複製し、当該タスクの状態群をプラン状態に割り当てる。これにより、レシピ状態に基づいて新たなタスクがプラン状態として作成される。なお、タスク複製機能18は、レシピ状態に基づいて作成したタスクをフォーカス状態やメモリー状態など他の状態群に割り当ててもよい。
上述したようなプラン化機能14、フォーカス化機能15、メモリー化機能16、レシピ化機能17、タスク複製機能18によれば、作成されたタスクをプラン状態、フォーカス状態、メモリー状態、レシピ状態の何れかの状態に相互に変更することが可能となっている。なお、図2の矢印は、変更前後の状態群を表しているが、変更前後の状態群の組み合わせを全て表示すると錯綜するため、そのうち一部についてのみ矢印で示している。
以上に説明したタスク管理プログラム10の使用例としては、まず、ユーザは、ユーザの目的を達成するための工程全てについて、タスク生成機能11によりタスクを生成する。作成直後のタスクは、プラン状態に割り当てる。プラン状態に割り当てられたタスクを閲覧することで、ユーザにとって将来実行すべきタスク(工程)を確認することができる。
次に、プラン状態にあるタスクで表された工程を実際に実行する際、ユーザは当該タスクを状態選択機能13及びフォーカス化機能15によりフォーカス状態とする。このようにフォーカス状態に割り当てられたタスクを閲覧することで、ユーザにとって現在実行すべきタスクを確認することができる。
そして、適宜、タスクのアクションリストを参照して、実際にそのアクションを行う。そのアクションが完了したら、タスク編集機能12によりアクションリストを実行済みにする。また、そのタスクのチェックリストを参照して、タスク編集機能12により達成したことについてチェック済みとする。こうして、全てのチェックリストが完了した際には、タスク編集機能12によりタスク自体を完了とする。さらに、その完了したタスクを、状態選択機能13及びメモリー化機能16によりメモリー状態とする。このように、メモリー状態に割り当てられたタスクを閲覧することで、ユーザが既に実行したタスクを確認することができる。
なお、当初に生成したタスクは、タスク編集機能12により、必要に応じてアクションリストやチェックリスト等を追加、編集、削除してもよい。すなわち、実際に行っている業務に合わせて柔軟にタスクを変更することができる。
さらに、ユーザは、アクションリストやチェックリストのチェック状態に関わらずタスクをレシピ状態としてもよい。例えば、業務を遂行していくと共に、タスクを生成、編集していくと、その業務において遂行すべき工程が網羅されたタスクができあがる。このようなタスクは、後に同じ業務を行う上で有用なものとなる。
このように、タスクを業務に応じて変更可能とすることで、業務遂行に必要な工程を網羅したタスクを作成することが可能となり、業務に対応して柔軟性のあるタスク管理を実現できる。また、そのようなタスクを後の業務で利用するためにレシピ状態として保存しておき、その業務が始まったらタスクをプラン状態として複製し、このタスクに従って業務を行うことができる。
以上に述べたように、本実施形態に係るタスク管理プログラム10は、タスクをプラン状態、フォーカス状態、メモリー状態とそれぞれに割り当てることで、ユーザが実行する予定のタスク、実行中のタスク、実行済みのタスクを把握することを容易にすることができる。
従来のワークフロー管理システムでは、ある目的を達成するための一連の工程をワークフローとして定義する。一度ワークフローを定義した後は、途中で変更することはあまり行われないのが実情である。これは、ある作業員が特定の作業を追加、変更すれば、他の作業員の作業に影響するからである。
しかしながら、本実施形態に係るタスク管理プログラム10は、上述したように各ユーザが必要に応じて特定の作業をタスクに追加するなど変更することができる。このように、ユーザが目的を実行するために必要となる作業を、予め全て定義する必要はない。また、レシピを用いる場合であっても、そのレシピを変更せずに使わなければならないということではなく、実作業に合わせて変更することができる。
このように、本実施形態に係るタスク管理プログラム10では、現場での実作業を通して、タスクを追加、変更することができる。例えば、業務に必要な工程(アクションリスト)や業務の完遂に必要な条件(チェックリスト)を備えたタスクを作り上げていくことができる。このようなタスクの追加、変更をとおして、ユーザの目的を達成するための一連のタスク群を作り上げていくことができる。また、このように作り上げたタスクをレシピ状態とし、将来、容易に再利用することができる。
さらに、タスク管理プログラム10は、レシピ状態として利用できるタスクを通信手段6を介して取得可能となっている。これにより、あるユーザは、他のユーザが作成したある業務に関するタスクを入手して、これを用いることができるので、自らレシピ状態となるタスクを作成する手間を掛けることなく業務を遂行することができる。また、レシピ状態として利用できるタスクは編集可能である。このため、そのようにダウンロードしたレシピ状態をベースに、自己に適した編集を加えてより良いレシピ状態としてのタスクを簡便に得ることができる。
〈実施形態2〉
実施形態1において、タスクは入れ子であってもよいとした。この入れ子になった子タスクは、親タスクとは個別にプラン状態、フォーカス状態に割り当てられてもよい。表13に、親タスク、子タスクを例示する。
実施形態1において、タスクは入れ子であってもよいとした。この入れ子になった子タスクは、親タスクとは個別にプラン状態、フォーカス状態に割り当てられてもよい。表13に、親タスク、子タスクを例示する。
これらの親タスク300、子タスク301、子タスク302は、当初、表14のように各状態群に割り当てられている。
図10(a)、(b)に、この状態のタスクの表示例を示す。図10(a)には、Plan、Focus、Memoryという3つのタブパネルのうち、Planタブパネルがタッチパネル5に表示されている。図10(b)には、Focusタブパネルがタッチパネル5に表示されている。
表13に示した親タスク300、子タスク301、子タスク302は、表14に示したように何れもプラン状態にある。したがって、図10(a)に示すように、それらのタスクは、Planタブパネルにツリー状に表示されている。一方、フォーカス状態のタスクはないので、図10(b)に示すように、Focusタブパネルにはタスクは表示されていない。
例えば、ユーザが「掃除をする」というタスクを実行するために、その子タスク302、すなわち「キッチンを掃除する」ことから始めるとする。
この場合、ユーザは、子タスク302を指定し、子タスク302をフォーカス状態にする。具体的には次のようにする。例えば、タスク管理プログラム10(状態選択機能13)は、タッチパネル上に表示された子タスク302(図10(a)の「キッチンを掃除する」)がタップされた際に、どの状態群に変更するかのメニューを表示する。そして、その状態群のうちフォーカス状態がタップされたら、フォーカス化機能15は、子タスク302をフォーカス状態に割り当てて記憶する(表15)。
図10(c)、(d)に、この状態のタスクの表示例を示す。図10(d)に示すように、Focusタブパネルに、子タスク302(「キッチンを掃除する」)を表示する。ここでは、さらに☆印を表示することで、現在フォーカス状態にあることを強調している。さらに、図10(c)に示すように、Planタブパネルにおいても、子タスク302の表示を残したままにしておき、フォーカス状態にあることを示す☆印を表示する。
このように親タスク、子タスクとで個別に状態を管理することができるので、Focusタブパネルではフォーカス状態にある子タスクのみを確認することができる。これにより、フォーカス状態にあるタスクの状態をより一層把握し易くなる。
また、図10(d)に示すように、子タスク302がフォーカス状態であっても、Planタブパネルにも表示するようにした。これにより、親タスク、子タスクからなる全体のタスクの状態がPlanタブパネルにおいて把握可能となる。
次に、クリーンアップ機能について説明する。クリーンアップ機能とは、タスク管理プログラム10に実装される機能であって、親タスク、子タスクが実行されたか否かに基づいて、自動的にそれらのタスク全体をメモリー状態又はプラン状態に割り当てるものである。
実施形態1で述べたように、親タスク、子タスクは、それぞれ実行が完了したか否かを表す情報を有し、ユーザはタスク編集機能12を通じてその情報を付加することができる。
クリーンアップ機能は、フォーカス状態にある親タスク、子タスクの実行状況により、それらをプラン状態又はメモリー状態に割り当てるものである。
まず、ユーザが子タスク302(「キッチンを掃除する」)を選択した際に、タスク管理プログラムは子タスク302を完了させるか否かを入力させるメニューを表示する。図11(b)に示すように、子タスク302を完了させる旨の情報が入力されたら、チェックボックスにチェックを入れる。
そして、表16に示すように、フォーカス状態にある子タスク302が、タスク編集機能12により、実行状況を「完了」にする。
このように、タスクの実行状況に変化があったとき、クリーンアップ機能は、その子タスク302と、親タスク300及びその親タスクに属する全ての子タスク301(以下、関連タスク)について、実行状況が未完了であるか完了であるかを検索する。
表16の例では、親タスク300、子タスク301が未完了である。つまり、フォーカス状態にある子タスク302及び関連タスクの全てが完了していない。この場合、子タスク302が完了していたとしても、その関連タスクを含めた全体で完了したとは言えないので、表17に示すように、子タスク302をプラン状態に戻す。
このようなタスクの状態変化に合わせて、図11(c)、(d)に示すようにタスクの表示も更新する。
一方、その後、親タスク300が完了し(表13に示した「玄関を掃除する」が完了した)、未完了の子タスク301(「風呂を洗う」)をフォーカス状態にしたとする。このときの状態を表18に示し、画面表示例を図12(a)、(b)に示す。
その後、ユーザがFocusタブパネルにある子タスク301を「完了」にしたとする。この状態を表19に示す。
クリーンアップ機能は、親タスク300及びその子タスクの全ての実行状況を検索する。表19の例では全ての親タスク300、子タスク301、子タスク302が完了している。この場合、親タスク300及びその子タスク301,子タスク302をメモリー状態にする。この状態の画面表示例を図12(c)、(d)に示す。
同図に示すように、Focusタブパネルには、子タスク302が表示されず、関連タスク(親タスク300、子タスク301、子タスク302)がMemoryタブパネルに表示されている。なお、図示しないがPlanタブパネルには関連タスクは表示されていない。
クリーンアップ機能が関連タスクをプラン状態又はメモリー状態にする条件としては、次のような条件を挙げることができる。
(a)フォーカス状態にある子タスクが実行完了した際に、その親タスクが完了していれば関連タスク全体をメモリー状態にする。
(b)フォーカス状態にある子タスクが実行完了した際に、その親タスクが完了していなければ子タスクをプラン状態にする。
(c)フォーカス状態にある親タスクが実行完了した際には、その子タスクが未完了であっても関連タスク全体をメモリー状態にする。
(a)フォーカス状態にある子タスクが実行完了した際に、その親タスクが完了していれば関連タスク全体をメモリー状態にする。
(b)フォーカス状態にある子タスクが実行完了した際に、その親タスクが完了していなければ子タスクをプラン状態にする。
(c)フォーカス状態にある親タスクが実行完了した際には、その子タスクが未完了であっても関連タスク全体をメモリー状態にする。
このように、親タスクと子タスクとを個別に実行状況を管理し、その内容に応じてメモリー状態又はプラン状態にタスクを割り当てることができる。これにより、親タスク中の子タスクの一部が完了した場合であっても、全行程としては完了していない(メモリー状態としては不適な状態)としてプラン状態に親タスク及び子タスクを割り当てて管理することができる。
なお、クリーンアップ機能の実行タイミングに特に限定はない。例えば、タッチパネル5の所定領域にクリーンアップ機能を呼び出すメニューを表示し、そのメニューが選択されたときに、上記クリーンアップ機能を実行してもよい。または、上述したように、親タスク、子タスクについて、それらが完了したという更新があったときにクリーンアップ機能を実行するようにしてもよい。
また、フォーカス状態にある親タスク、子タスクをプラン状態又はメモリー状態に割り当てる際には、本当にそうするかをユーザに問い合わせ、その結果に応じて、親タスク、子タスクの状態の割り当てを実行してもよい。
〈実施形態3〉
実施形態1に係るタスク管理プログラム10は、図6〜図9に示したように、状態群ごとにタスクを表示するように構成されていたが、そのような表示態様に限定されない。例えば、タスクがどの状態群に割り当てられているかに関わらず、記憶されているタスクを一覧表示するなどしてもよい。
実施形態1に係るタスク管理プログラム10は、図6〜図9に示したように、状態群ごとにタスクを表示するように構成されていたが、そのような表示態様に限定されない。例えば、タスクがどの状態群に割り当てられているかに関わらず、記憶されているタスクを一覧表示するなどしてもよい。
例えば、タスクにタイムライン情報を含ませる。タイムライン情報は、タスク編集機能12によりそのタスクが変更されたことを表す情報である。タイムライン情報は、例えば、チェックリストをチェックした日時、アクションリストをチェックした日時などである。
タスク管理プログラム10は、タスクに含まれるタイムライン情報の変更日時の新しい順で複数のタスクを一覧表示する。すなわち、ユーザがタスクを編集した変更履歴が一覧表示される。このようにタスクの状態に関わらず横断的にタスクが時系列で表示されるので、ユーザは、タスクの編集漏れが無いかなどを確認することができる。
また、タイムライン情報としては、タスクの変更日時のように過去のものに限定されない。例えば、チェックリストやアクションリストに記載されたことを、いつまでに達成する又は実行するかを表す日時(以後、「予定日時」と称する)を含ませてもよい。
例えば、タイムライン情報としてチェックリストやアクションリストについて予定日時が入力されたら、その予定日時をそのタスクに含ませる機能をタスク編集機能12に実装する。そして、タスク管理プログラム10は、タイムライン情報に含まれる予定日時を現時刻から近い順で複数のタスクを一覧表示する。すなわち、ユーザが直近で行う予定に並んだタスクが一覧表示される。このようにタスクの状態に関わらず横断的にタスクが時系列で表示されるので、ユーザは、直近で行うべきタスクを確認することができる。
〈実施形態4〉
タスクには、コンテンツが含まれていてもよい。ここでいうコンテンツとは、そのタスクに関連した情報であり、文字情報、画像・動画などコンピュータで表現可能な任意の形式のものをいう。「タスクに関連した情報」の例としては、そのタスクについて説明した文書や、そのタスクを達成するのに助けとなる情報などを挙げることができる。
タスクには、コンテンツが含まれていてもよい。ここでいうコンテンツとは、そのタスクに関連した情報であり、文字情報、画像・動画などコンピュータで表現可能な任意の形式のものをいう。「タスクに関連した情報」の例としては、そのタスクについて説明した文書や、そのタスクを達成するのに助けとなる情報などを挙げることができる。
タスク編集機能12にそのような機能を実装することで、タスクにコンテンツを含ませることができる。例えば、通信手段6を介して得た画像や、タッチパネル5により入力された文字情報をコンテンツとする。タスク編集機能は、タスクにコンテンツを追加するメニューを表示し、ユーザにそのようなコンテンツを選択させる。そして、そのコンテンツをタスクに関連づけることで、タスクにコンテンツを含ませることができる。
もちろん、タスク管理プログラム10は、コンテンツが含まれたタスクを通信手段6を介して外部から入手し、それをプラン状態やレシピ状態として保存してもよい。
コンテンツを例示する。例えば、「自宅を掃除する」というタスクであれば、「床を掃き、拭く」「家具を磨く」「天井の埃を払う」などがアクションリストとして含まれる。このようなタスクに関連するコンテンツとしては、例えば、「天井、家具、床の順に掃除する」といった掃除に関するノウハウなどを記載した情報などが挙げられる。
このように、タスクにコンテンツが含まれることで、ユーザはタスクに関する付加的な情報を得ることができる。その付加的な情報により、ユーザは、より効率的にタスクを実行することができたり、タスクの実行に必要な情報が得られることでタスクの実行に関心を持つことができる。
〈実施形態5〉
実施形態1では、タスク生成機能11によりユーザ自身がタスクを作成する場合について説明したが、このような態様に限定されない。例えば、様々なタスクを集めて記憶したサーバからタスクをスマートフォン1にダウンロードし、そのタスクをレシピ状態に割り当てるようにしてもよい。
実施形態1では、タスク生成機能11によりユーザ自身がタスクを作成する場合について説明したが、このような態様に限定されない。例えば、様々なタスクを集めて記憶したサーバからタスクをスマートフォン1にダウンロードし、そのタスクをレシピ状態に割り当てるようにしてもよい。
図13にタスク管理システムを示す。タスク管理システム20は、サーバコンピュータ30と、タスク管理プログラム10がインストールされたスマートフォン1を備えている。サーバコンピュータ30とスマートフォン1は、データの送受信が可能となっている。
サーバコンピュータ30は、CPU、RAM、ハードディスク、入出力装置、通信手段を備えた一般的なコンピュータである。サーバコンピュータ30は、様々なタスクが格納されたデータベースを有している。また、サーバコンピュータ30は、キーワードなどでタスクを検索し、該当するタスクのタイトルやその概要をスマートフォン1に送信したり、タイトル及びその概要をカテゴリ別にスマートフォン1に送信することが可能となっている。また、タスク管理プログラム10の要求に応じて、タスクを送信することが可能となっている。
さらに、サーバコンピュータ30のデータベースには、ユーザを特定するためのユーザID及びパスワードが記録されている。サーバコンピュータ30は、ユーザから送信されたユーザID及びパスワードをデータベースに記録されたものと照合することで、ユーザを特定する。
また、サーバコンピュータ30は、タスクをユーザにダウンロードさせる一方、それに対する対価としてユーザに課金することが可能となっている。具体的には、サーバコンピュータ30は、決済機関が有する決済用コンピュータ40と通信可能に接続されている。決済用コンピュータ40は、ユーザID及びパスワードで特定されたユーザとサーバコンピュータ30を有する事業者との間の決済処理を仲介するものであり、公知の決済手段を用いることができる。
例えば、ユーザが決済用コンピュータ40にクレジットカード番号等を送信し、決済用コンピュータ40はそれを認証する。その後、認証された旨がサーバコンピュータ30に通知され、サーバコンピュータ30は、タスクをスマートフォン1にダウンロード可能とする。一方、ユーザには決済機関からそのタスクの金額が請求される。
以下、タスク管理プログラム10とサーバコンピュータ30との動作を説明する。まず、タスク管理プログラム10は、タッチパネル5に「タスクダウンロード」と表示されたメニューを表示させる。ユーザによりこのメニューが選択された際には、タスク管理プログラム10は、そのユーザのユーザID及びパスワードを送信する。
サーバコンピュータ30は、受信したユーザID及びパスワードをデータベースに記録されたものと照合する。そのユーザがデータベースに記録されている(登録ユーザである)ならば、サーバコンピュータ30は、検索インタフェースや、タスクのタイトルがカテゴリ別に表されたデータ(例えばHTMLで記述されている)をタスク管理プログラム10に送信する。
タスク管理プログラム10は、受信した検索インタフェース等をタッチパネル5に表示する。ユーザによりキーワードなどが入力された場合には、タスク管理プログラム10は、そのキーワードをサーバコンピュータ30に送信し、その結果であるタイトル及びその概要を受信してタッチパネル5に表示する。
カテゴリ別に表示されたタスクや、検索結果として表示されたタイトルがユーザに選択された際には、タスク管理プログラム10は、そのタスクを購入する旨を表す情報をサーバコンピュータ30に送信する。
サーバコンピュータ30は、決済用コンピュータ40と連携して、クレジットカード番号などを入力させる決済用画面をタスク管理プログラム10に送信し、決済用コンピュータ40による決済処理を待つ。
決済処理が完了したら、サーバコンピュータ30は、ユーザに要求されたタスクをタスク管理プログラム10に送信する。
タスク管理プログラム10は、送信されたタスクをレシピ状態として記憶する。
以上に説明したように、本実施形態に係るタスク管理システム20によれば、サーバコンピュータ30を介して様々なタスクを入手することができる。これにより、ユーザは、自らが実行しようとすることに近いタスクをサーバコンピュータ30からダウンロードすればよく、タスクを作成する手間を省くことができる。
なお、タスクに対して課金することは必須ではなく、無料であってもよい。また、サーバコンピュータ30に格納されるタスクは、事業者が用意するものに限らない。例えば、ユーザが作成したタスクを受け付け、これをデータベースに格納し、他のユーザに再配布するようにしてもよい。これにより、タスク管理プログラム10を使用するユーザ同士でタスクを共有することができる。
〈実施形態6〉
実施形態1では、一つのタスクは、そのタスク管理プログラム10を操作する一人のユーザにより実行されるものであったが、一つのタスクが複数人により実行されるものであってもよい。本実施形態では、複数人により実行されるタスクを共有タスクと称する。
実施形態1では、一つのタスクは、そのタスク管理プログラム10を操作する一人のユーザにより実行されるものであったが、一つのタスクが複数人により実行されるものであってもよい。本実施形態では、複数人により実行されるタスクを共有タスクと称する。
図14に、本実施形態に係るタスク管理システム50を示す。タスク管理システム50は、サーバコンピュータ60と、タスク管理プログラム10がインストールされた複数のスマートフォン1を備えている。サーバコンピュータ60とスマートフォン1は、データの送受信が可能となっている。
サーバコンピュータ60は、CPU、RAM、ハードディスク、入出力装置、通信手段を備えた一般的なコンピュータである。このようなサーバコンピュータ60には、認証機能51、同期機能52を実装したプログラムがインストールされ、CPUで実行されるようになっている。また、サーバコンピュータ60は、共有タスク及びユーザ情報が格納されたデータベース53を有している。
データベース53に記憶された共有タスクは、実施形態1で説明したタスクに、さらにユーザ情報を含むものである。例えば、ユーザ情報は、タスクを作成したユーザが誰であるかを表したり、チェックリストをチェックしたユーザが誰であるかを表したり、アクションリストをチェックしたユーザが誰であるかを表す。このように共有タスクに含まれるユーザ情報は、タスクに関する主体を表す情報である。
データベース53に記憶された登録ユーザ情報は、各スマートフォン1を用いてタスク管理プログラム10を使用するユーザを特定する情報である。具体的には、ユーザID、パスワード、氏名などを含む情報である。
認証機能51は、タスク管理プログラム10からユーザID及びパスワードを受信し、それらをデータベース53の登録ユーザ情報と照合する。ユーザID及びパスワードがデータベース53の登録ユーザ情報と一致すれば、タスク管理プログラム10を使用するユーザを特定したとする。表20に登録ユーザ情報を例示する。
同期機能52は、各スマートフォン1のタスク管理プログラム10により作成・変更・削除されたタスクを、ユーザIDとともにデータベース53に共有タスクとして記録する機能である。すなわち、各タスク管理プログラム10により作成・変更・削除されたタスクがそのままデータベース53に記録されるとともに、それらの作成・変更・削除がどのユーザにより実行されたかを記録する。
また、同期機能52は、データベース53の共有タスクを各スマートフォン1のタスク管理プログラム10に送信する機能も有している。
一方、各スマートフォン1のタスク管理プログラム10は、特に図示しないが、実施形態1で説明した各機能を備えるとともに、同期機能(以下、クライアント側同期機能と称する)も有している。
クライアント側同期機能は、タスク生成機能11によりタスクが作成されると、そのタスクを通信手段6によりサーバコンピュータ60に送信する。これを受信したサーバコンピュータ60の同期機能52は、そのタスクを共有タスクとしてデータベース53に記録するとともに、そのユーザIDを記録する。表21、表22に、このときのデータベース53に記録された共有タスクを例示する。
例えば、ユーザID「1」を有するユーザがスマートフォン1で表21に示したようなタスクを作成したとする。そのタスクはプラン状態に割り当てられている。このとき、クライアント側同期機能は、そのタスクとユーザIDを送信する。サーバコンピュータ60の同期機能52は、受信したタスク(タスクのIDは「1」である)をデータベース53に共有タスクとして記録する。また、その共有タスクはプラン状態に割り当てられていると記録する。そして、同期機能52は、表22に示すように、共有タスクに関して「タスク作成」した者がユーザID「1」のユーザであることを記録する。
また、クライアント側同期機能は、タスク編集機能12によりタスクが編集されると、その編集後のタスクを通信手段6によりサーバコンピュータ60に送信する。これを受信したサーバコンピュータ60の同期機能52は、そのタスクに対応する共有タスクを更新するともに、その編集をしたユーザIDを記録する。
例えば、ユーザID「2」を有するユーザがスマートフォン1で表21に示したタスクのうち、チェックリスト「住所があっている」にチェックしたとする。また、ユーザID「3」を有するユーザがスマートフォン1で表21に示したタスクのうち、アクションリスト「請求書を書く」をチェックしたとする。
このとき、クライアント側同期機能は、そのタスクのIDと、チェックリストを特定するチェックリストID(例えば200)と、そのチェックリストをチェックした旨と、ユーザID「2」を送信する。さらに、クライアント側同期機能は、そのタスクのIDと、アクションリストを特定するアクションリストID(例えば300)と、そのアクションリストをチェックした旨と、ユーザID「3」を送信する。
これを受信したサーバコンピュータ60の同期機能52は、該当するIDの共有タスクについて、チェックリスト及びアクションリストをチェックし、さらにそれらを行ったユーザIDを記録する。この結果、データベース53は、表23及び表24に示すような共有タスクに更新される。
すなわち、データベース53の共有タスクは、スマートフォン1のタスクと同じ内容になり、さらにその編集したユーザが誰であるかが記録される。
また、クライアント側同期機能は、プラン化機能14、フォーカス化機能15、メモリー化機能16、レシピ化機能17、タスク複製機能18によりタスクの状態群が変化したとき、そのタスクのIDと、その変更後の状態群をサーバコンピュータ60に送信する。
これを受信したサーバコンピュータ60の同期機能52は、そのタスクに対応する共有タスクの状態群を更新するともに、その編集をしたユーザIDを記録する。
例えば、ユーザID「2」を有するユーザがスマートフォン1で表21に示したタスクをフォーカス状態に変更したとする。
このとき、クライアント側同期機能は、そのタスクのIDと、状態群をフォーカス状態に変更した旨を表す情報と、ユーザID「2」を送信する。
これを受信したサーバコンピュータ60の同期機能52は、該当するIDの共有タスクについて、フォーカス状態に割り当てる。
その他、スマートフォン1にて、タスクをプラン状態、メモリー状態、レシピ状態に割り当てた場合についても同様である。
さらに、クライアント側同期機能は、スマートフォン1に記録されているタスクと、そのタスクに対応する共有タスクとを比較する。この比較は、タスクを最後に作成・変更・削除した日時が新しいか否かを比較する。この結果、共有タスクがスマートフォン1に記録されているタスクよりも新しければ、共有タスクの内容でスマートフォン1に記録されているタスクを更新する。
これにより、各ユーザは、他のユーザが変更等したタスクを常に手元のスマートフォン1で参照することができる。
上述したように、本実施形態に係るタスク管理システムによれば、サーバコンピュータ60において、各スマートフォン1のタスク管理プログラム10で作成・変更・削除したタスクが共有タスクとして記録される。この共有タスクは、各スマートフォン1のタスク管理プログラム10で参照可能となっている。すなわち、あるユーザが行った作成・変更・削除した結果のタスクは、他のユーザでも確認することができる。
これにより、一つのタスクを複数人で確認し、分担してチェックリストやアクションリストを実行することが可能となる。この結果、複数人で一つのタスクを達成するにあたり、実行すべきことを漏れなく行い、かつ効率良く分担することができる。
なお、本実施形態の共有タスクは、必ずしも複数人のユーザで共有される場合に限定されない。例えば、一人のユーザが複数のスマートフォンやパソコンを有し、それぞれにタスク管理プログラム10がインストールされている場合である。この場合、どのスマートフォンやパソコンにインストールされたタスク管理プログラム10を使用したとしても、ユーザIDが同じである限り、同じタスクを参照することができる。
1 スマートフォン
2 CPU
3 RAM
4 フラッシュメモリ
5 タッチパネル
6 通信手段
10 タスク管理プログラム
11 タスク生成機能
12 タスク編集機能
13 状態選択機能
14 プラン化機能
15 フォーカス化機能
16 メモリー化機能
17 レシピ化機能
18 タスク複製機能
2 CPU
3 RAM
4 フラッシュメモリ
5 タッチパネル
6 通信手段
10 タスク管理プログラム
11 タスク生成機能
12 タスク編集機能
13 状態選択機能
14 プラン化機能
15 フォーカス化機能
16 メモリー化機能
17 レシピ化機能
18 タスク複製機能
Claims (10)
- ユーザの目的を達成するためにユーザが行う1又は2以上の工程の進捗を管理するタスク管理プログラムであって、
コンピュータに、
工程ごとのユーザの行為を表す情報であるタスクを受け付け、該タスクを記憶するタスク生成機能と、
前記タスクの内容を編集するタスク編集機能と、
前記タスクの状態として、ユーザが将来実行する予定のタスクであることを表すプラン状態、ユーザが現在実行しているタスクであることを表すフォーカス状態及びユーザが既に実行完了したタスクであることを表すメモリー状態を含む状態群のうちの何れかをユーザに選択させる状態選択機能と、
前記タスクに対して前記状態選択機能によりプラン状態が選択されたとき、当該タスクはプラン状態であると記憶するプラン化機能と、
前記タスクに対して前記状態選択機能によりフォーカス状態が選択されたとき、当該タスクはフォーカス状態であると記憶するフォーカス化機能と、
前記タスクに対して前記状態選択機能によりメモリー状態が選択されたとき、当該タスクはメモリー状態であると記憶するメモリー化機能と、
を実現させることを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項1に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記状態群には、前記タスクがひな形として用いられることを表すレシピ状態が含まれ、
前記タスクに対して前記状態選択機能によりレシピ状態が選択されたとき、当該タスクはレシピ状態である記憶するレシピ化機能と、
レシピ状態にある前記タスクを複製してプラン状態とした新規のタスクを生成するタスク複製機能とを備える、
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項1又は請求項2に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記タスクは、他のタスクである子タスクを入れ子として有することが可能となっており、
前記状態選択機能は、前記子タスクを有する親タスク及び前記子タスクについて個別の前記状態群を選択させることが可能であり、
前記プラン化機能は、前記子タスクに対して前記状態選択機能によりプラン状態が選択されたとき、当該子タスクはプラン状態であると記憶し、
前記フォーカス化機能は、前記子タスクに対して前記状態選択機能によりフォーカス状態が選択されたとき、当該子タスクはフォーカス状態であると記憶する
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項3に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記タスク編集機能は、前記親タスク及び子タスクが表す工程が完了したか否かを表す情報を受け付け、該親タスク及び子タスクが完了したことを記憶し、
前記フォーカス状態にある前記子タスクが完了しかつその親タスクが完了していれば、前記親タスク及び前記子タスクがメモリー状態であると記憶し、前記フォーカス状態にある子タスクが完了しかつその親タスクが完了していなければ前記子タスクがプラン状態であると記憶し、前記フォーカス状態にある前記親タスクが完了していればその親タスク及び子タスクがメモリー状態であると記憶するクリーンアップ機能を備える
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記タスクは、当該タスクが表す工程が達成されたと判断するために必要な事項を表す情報であるチェックリストを含む
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記タスクは、当該タスクが表す工程を達成するために必要な行為を表す情報であるアクションリストを含む
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記タスクには、前記タスク編集機能により変更されたことを表すタイムライン情報が含まれ、
各タスクに含まれるタイムライン情報を時系列に並べて表示するタイムライン表示機能を備える
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項1〜請求項7の何れか一項に記載するタスク管理プログラムにおいて、
前記タスクには、そのタスクに関連した情報を表すコンテンツが含まれている
ことを特徴とするタスク管理プログラム。 - 請求項2〜請求項8の何れか一項に記載するタスク管理プログラムがインストールされたコンピュータと、
該コンピュータと通信可能に接続されたサーバコンピュータとを備え、
前記サーバコンピュータは、複数のタスクが格納されたデータベースを有し、
前記タスク管理プログラムは、前記サーバコンピュータから前記データベースのタスクをダウンロードし、該タスクをレシピ状態として記憶する
ことを特徴とするタスク管理システム。 - 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載するタスク管理プログラムがインストールされたコンピュータと、
該コンピュータと通信可能に接続されたサーバコンピュータとを備え、
前記タスク管理プログラムは、前記タスクを生成、変更、削除した際に、生成、変更、削除されたタスクを前記サーバコンピュータに送信するクライアント側同期機能を有し、
前記サーバコンピュータは、前記タスク管理プログラムから受信したタスクを共有タスクとして格納し、
前記クライアント側同期機能は、前記サーバコンピュータの共有タスクが新しいときは、その共有タスクの内容でコンピュータに記憶されたタスクを更新する
ことを特徴とするタスク管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012052367A JP2013187786A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | タスク管理プログラム及びタスク管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012052367A JP2013187786A (ja) | 2012-03-08 | 2012-03-08 | タスク管理プログラム及びタスク管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013187786A true JP2013187786A (ja) | 2013-09-19 |
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ID=49388844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP2013187786A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6068604B1 (ja) * | 2015-11-27 | 2017-01-25 | Line株式会社 | タスクの管理方法、端末、情報処理装置、及びプログラム |
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2012
- 2012-03-08 JP JP2012052367A patent/JP2013187786A/ja active Pending
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