JP2019204243A - タスク管理装置及びタスク管理システム - Google Patents

タスク管理装置及びタスク管理システム Download PDF

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剛太郎 林田
Gotaro Hayashida
剛太郎 林田
範哲 豊田
Noriaki Toyoda
範哲 豊田
力丸 本上
Rikimaru Motogami
力丸 本上
陽輝 大野
Haruki Ono
陽輝 大野
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Abstract

【課題】適切なタスク割当を支援するタスク管理装置及びタスク管理システムを提供する。【解決手段】タスク管理装置は、タスクを実施するための1以上の手順が設定された手順書情報を記憶する手順書情報DBと、前記タスクを実施する社員の能力を表すランクが設定された社員情報を記憶する社員情報DBと、社員の空き時間が設定されたスケジュール情報を記憶するスケジュール情報DBと、手順書情報DBに記憶されている手順書情報のうちの1つの手順書情報が選択された場合、選択された手順書情報に設定されている1以上の手順毎に、前記ランクに応じて、手順を実施するための予想所要時間を算出し、算出した予想所要時間と、スケジュール情報DBに記憶されているスケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記選択された手順書情報に設定された1以上の手順で実施されるタスクを担当可能なユーザを特定する担当可能社員特定部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、タスク管理装置及びタスク管理システムに関する。
各個人がやらなければいけない作業や業務等を示すタスクを一覧で表すタスクリスト(又は、ToDoリスト)が知られている。また、例えばプロジェクト内やチーム内、課内等で各メンバーのタスクリストを共有することで、各メンバーが有するタスクの内容や数、タスクの完了に要する時間等を把握することが行われている。
また、例えば、プロジェクトのリーダーや課長等の管理者がメンバーに対してタスクを割り当てることが行われている。
特開2010−92204号公報
しかしながら、例えば、タスクの完了に要する時間は、当該タスクの難易度等と、当該タスクを実施する者の能力等との関係によって異なる。このため、管理者等は、タスクの割当対象となる者のスケジュール空き状況に加えて、タスクの内容や難易度、当該タスクを実施する者の能力等を考慮してタスクの割り当てを行う必要があり、タスクの割り当てに多くの手間と多くの時間とを要していた。
本発明の実施の形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、適切なタスク割当を支援することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の実施の形態は、端末と接続されるタスク管理装置であって、タスクを実施するための1以上の手順が設定された手順書情報を記憶する第1の記憶部と、前記タスクを実施するユーザの能力を表すランクが設定されたユーザ情報を記憶する第2の記憶部と、前記ユーザの空き時間が設定されたスケジュール情報を記憶する第3の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶されている手順書情報のうちの1つの手順書情報が前記端末で選択された場合、選択された手順書情報に設定されている1以上の手順毎に、前記ランクに応じて、前記手順を実施するための予想所要時間を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された予想所要時間と、前記第3の記憶部に記憶されているスケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記選択された手順書情報に設定された1以上の手順で実施されるタスクを担当可能なユーザを特定する特定手段と、を有することを特徴とする。
適切なタスク割当を支援することができる。
本実施形態に係るタスク管理システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るタスク管理システムの機能構成の一例を示す図である。 社員情報DBの一例を示す図である。 手順書情報DBの一例を示す図である。 タスク情報DBの一例を示す図である。 スケジュール情報DBの一例を示す図である。 社員情報の事前登録及びタスク登録処理の一例を示すシーケンス図である。 手順書一覧画面の一例を示す図である。 担当可能社員の一覧画面の一例を示す図である。 担当可能社員の特定処理の一例を示すフローチャートである。 手順書の登録処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施の形態(以降、「本実施形態」と表す。)について、図面を参照しながら説明する。以降では、自己又は他者に対してタスクを割り当てることで、自己又は他者のタスクを管理することが可能なタスク管理システム1について説明する。なお、本実施形態では、一例として、タスクは、企業に勤務する社員の各種業務であるものとする。ただし、タスクは、これに限られず、或る集団に属する人が抱える課題であれば良い。このような課題には、例えば、学生の宿題やレポート、実習等も含まれる。
<全体構成>
まず、本実施形態に係るタスク管理システム1の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るタスク管理システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るタスク管理システム1は、タスク管理装置10と、1以上の社員端末20とを有し、例えばインターネットや社内LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して通信可能に接続されている。
社員端末20は、タスク管理装置10のユーザである社員が利用するコンピュータである。社員端末20には、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等を用いることができる。
ここで、本実施形態では、各社員は、少なくとも1つの部課に所属しているものとする。部課とは、例えば企業における組織上の1単位を示す部及び課である。ただし、部署は、チーム、班、プロジェクト等であっても良い。なお、プロジェクトとは、例えば、或る製品の開発プロジェクトや或る課題の研究プロジェクト等である、
また、部課には、管理者(例えば、課長)となる社員が存在する。管理者である社員は、同一の部課に属する他の社員(すなわち、管理者である社員の部下)を管理する。管理者は課長以外にも、例えば、プロジェクトリーダー、部長、チームリーダ、班長等が挙げられる。
管理者である社員は、社員端末20を用いて、自己又は同一の部課に属する他の社員が担当するタスクとして、タスク管理装置10にタスクを登録することができる。また、管理者でない社員は、自己が担当するタスクとして、タスク管理装置10にタスクを登録することができる。タスク管理装置10にタスクが登録されることで、このタスクを担当する社員に対して当該タスクが割り当てられたこととなる。
ただし、管理者でない社員も、他の社員が担当するタスクとして、タスク管理装置10にタスクを登録することができても良い。例えば、何等かの作業依頼(例えば、交通費の精算依頼等)をタスクとして他の社員に割り当てるような場合である。
タスク管理装置10は、社員のタスクを管理するコンピュータである。タスク管理装置10は、社員端末20からの要求に応じて、当該社員端末20に対して手順書の一覧を表示させる。ここで、手順書とは、タスクの雛形(テンプレート)となる情報であり、例えば、タスクを実施する際に必要な手順と、これらの手順の難易度と、予想所要時間とが含まれる情報である。
また、タスク管理装置10は、社員端末20からの要求に応じて、タスクを担当可能な社員の一覧を当該社員端末20に表示させる。この社員の一覧の中から所望の社員(自己も含む)を選択することで、管理者である社員は、選択した社員に対してタスクを割り当てることができる。
そして、タスク管理装置10は、タスクの割り当てが行われた場合に、当該タスクに関する情報(例えば、タスク名、実施予定、期限等)を管理する。
なお、図1に示すタスク管理システム1の構成は一例であって、他の構成であっても良い。例えば、タスク管理装置10は、複数台のコンピュータで構成されていても良い。この場合、タスク管理装置10が有する各種機能は、複数台のコンピュータで実現される。
<機能構成>
次に、本実施形態に係るタスク管理システム1の機能構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係るタスク管理システム1の機能構成の一例を示す図である。
≪タスク管理装置10≫
図2に示すように、本実施形態に係るタスク管理装置10は、社員管理部101と、手順書管理部102と、タスク管理部103と、スケジュール管理部104と、担当可能社員特定部105とを有する。これら各部は、タスク管理装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU(Central Processing Unit)に実行させる処理により実現される。
また、本実施形態に係るタスク管理装置10は、社員情報DB110と、手順書情報DB120と、タスク情報DB130と、スケジュール情報DB140とを有する。これら各DB(データベース)は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置を用いて実現される。なお、これら各DBのうちの少なくとも1つのDBが、タスク管理装置10とネットワークNを介して接続される記憶装置等により実現されていても良い。
社員情報DB110は、社員に関する情報(以降では、「社員情報」と表す。)を格納する。ここで、社員情報DB110について、図3を参照しながら説明する。図3は、社員情報DB110の一例を示す図である。
図3に示すように、社員情報DB110には、1以上の社員情報が格納されている。各社員情報には、データ項目として、「社員ID」と、「管理者」と、「社員名」と、「所属部課」と、「タスク量」と、「スケジュール空き有無」と、「ランク」とが含まれる。
「社員ID」には、社員を識別する識別情報の一例として社員IDが設定される。「管理者」には、該当の社員の管理者を示す情報(例えば、管理者である社員の社員ID等)が設定される。なお、「管理者」には、管理者である社員の社員IDの他に、例えば、管理者である社員の社員名等が設定されても良い。
「社員名」には、該当の社員の氏名が設定される。「所属部課」には、該当の社員が所属する部課を示す情報(例えば、部課の名称等)が設定される。なお、「所属部課」には、該当の社員が所属する部課を識別する部課ID等が設定されても良い。
「タスク量」には、該当の社員が有するタスクの量である。「タスク量」には、例えば、「高」、「中」、「低」のいずれかが設定される。タスク量「高」は、例えば、該当の社員が有するタスクの量が、第1の閾値以上である場合に設定される。タスク量「中」は、例えば、該当の社員が有するタスクの量が、第1の閾値未満、かつ、第2の閾値以上である場合に設定される。タスク量「低」は、例えば、該当の社員が有するタスクの量が、第2の閾値未満である場合に設定される。
「スケジュール空き有無」には、該当の社員のスケジュールに空き(例えば、1時間以上の空き)があるか否かが設定される。
「ランク」には、該当の社員の能力を示す情報が設定される、「ランク」には、例えば、「A」、「B」、「C」のいずれかが設定される。ランク「A」は、例えば、所定の権限以上の権限を有している社員や難易度の高い業務も実施可能な社員(例えば、職階が一定以上の社員やベテラン社員、高い専門性を有する社員等)に設定される。ランク「B」は、例えば、難易度が中程度の業務を実施可能な社員(例えば、中堅社員等)に設定される。ランク「C」は、例えば、難易度があまり高くない業務を実施可能な社員(例えば、新入社員や事務職の社員等)に設定される。なお、ランクには、上記以外にも、例えば、「開発」、「法律」、「営業」等の社員の専門分野が設定されても良い。
このように、社員情報DB110には、社員の属性(社員IDや管理者、所属部課、ランク等)が含まれる社員情報が格納されている。
手順書情報DB120は、手順書に関する情報(以降では、「手順書情報」と表す。)を格納する。ここで、手順書情報DB120について、図4を参照しながら説明する。図4は、手順書情報DB120の一例を示す図である。
図4に示すように、手順書情報DB120には、1以上の手順書情報が格納されている。各手順書情報には、データ項目として、「手順書ID」と、「手順書名」と、「作成者」と、「分類」と、「サブ手順情報」とが含まれる。
「手順書ID」には、手順書を識別する識別情報の一例として手順書IDが設定される。「手順書名」には、該当の手順書の名称が設定される。「作成者」には、該当の手順書を作成及び登録したユーザ(社員)の名称が設定される。手順書は、例えば、社員等により作成又は既存の手順書がカスタマイズされ、タスク管理装置10に登録される。
「分類」には、該当の手順書が属する分類である。手順書が属する分類は任意に決めることができるが、例えば、ソフトウェア開発の業務に用いられる手順書を示す「開発」、何等かの契約業務(例えば、製品購入や受託契約、委託契約等)に用いられる手順書を示す「契約」、何等かのマニュアルとして用いられる手順書を示す「マニュアル」等が挙げられる。
また、「分類」として、該当の手順書が汎用的な手順書であるか又は専用的な手順書であるかを示す情報が設定されても良い。なお、汎用的な手順書とは、例えば、受注契約一般に関する手順(1以上のサブ手順)が含まれる手順書や開発業務におけるテスト作業一般に関する手順が含まれる手順書等のことである。一方で、専用的な手順書とは、例えば、或る特定の製品の受注契約に関する手順が含まれる手順書や或る特定の開発業務における或る特定のテスト作業に関する手順が含まれる手順書等のことである。
「サブ手順情報」には、該当の手順書に含まれる部分的な手順(以降、「サブ手順」と表す。)を示す情報である。1つの手順書情報には、1つの以上のサブ手順情報が含まれる。ここで、「サブ手順情報」には、データ項目として、「順序」と、「サブ手順名」と、「関係部署」と、「難易度」と、「予想所要時間」とが含まれる。
「順序」には、該当のサブ手順を実施する順序が設定される。「サブ手順名」には、該当のサブ手順の名称が設定される。
「関係部署」には、該当のサブ手順を実施するあたり何等かの調整や確認依頼等が必要になる部署が設定される。例えば、手順書ID「P003」の手順書名「製品Aの購入」では、製品Aを購入するにあたり、購入先との契約関係を法務部に確認したり、購入代金の承認を経理部から得たりする必要がある。このため、このような場合、例えば、サブ手順名「契約確認」の「関係部署」には「法務部」が設定され、サブ手順名「購入承認」の「関係部署」には「経理部」が設定される。
「難易度」には、該当のサブ手順の難易度が設定される。「予想所要時間」には、上述したランク毎に、該当のサブ手順の実施が完了する予想所要時間が設定される。例えば、サブ手順名「契約確認」には、「A:3h」と、「B:4h」と、「C:−」とが設定されている。これは、ランクAの社員が当該サブ手順を実施する場合、通常、このサブ手順の完了には3時間を要すること表している。同様に、ランクBの社員が当該サブ手順を実施する場合、通常、このサブ手順の完了には4時間を要すること表している。一方で、ランクCの社員は、例えば、権限を有していないこと等により、当該サブ手順を実施できないことを表している。
このように、手順書情報DB120には、1以上のサブ手順情報が含まれる手順書情報が格納されている。
タスク情報DB130は、社員が有するタスクに関する情報(以降では、「タスク情報」と表す。)を格納する。ここで、タスク情報DB130について、図5を参照しながら説明する。図5は、タスク情報DB130の一例を示す図である。
図5に示すように、タスク情報DB130には、社員ID毎に、1以上のタスク情報が格納されている。図5に示す例では、社員ID「S001」の複数のタスク情報と、社員ID「S002」の複数のタスク情報とがタスク情報DB130に格納されている。
各タスク情報には、データ項目として、「タスクID」と、「タスク名」と、「登録者」と、「実施予定日」と、「期限」と、「完了区分」と、「手順書ID」と、「予想所要時間」と、「実施時間」とが含まれる。
「タスクID」には、タスクを識別する識別情報の一例としてタスクIDが設定される。「タスク名」には、該当のタスクの名称が設定される。
「登録者」には、該当のタスクを登録した社員を示す情報(例えば、社員名及び社員ID)が設定される。例えば、タスクID「T103」の登録者には「山田 花子(S004)」が設定されている。これは、このタスクIDのタスクが社員名「山田 花子」により登録されたものであることを表している。
一方で、例えば、タスクID「T101」の登録者には「本人(S001)」が設定されている。これは、このタスクIDのタスクが本人(すなわち、社員名「山田 太郎」の社員)により登録されたものであることを表している。
なお、例えば、タスクID「T104」のように、登録者に「総務部」等が設定されていても良い。これは、このタスクIDのタスクが総務部によって一括して登録されたものであることを表している。このように、タスク情報には、或る特定の部署(例えば、総務部や人事部等のバックオフィス部門)等により一括して登録されたものが含まれていても良い。
「実施予定日」には、該当のタスクを実施する予定日(又は予定期間)が設定される。「期限」には、該当のタスクの実施を完了させる必要がある期限日が設定される。「完了区分」には、該当のタスクが完了した場合に、このタスクが完了したことを示す情報が設定される。
「手順書ID」には、該当のタスクの雛形(テンプレート)として用いられた手順書の手順書IDが設定される。「予想所要時間」には、当該手順書と、該当の社員のランクとから算出される予想所要時間が設定される。
「実施時間」には、該当のタスクが完了した場合に、このタスクの完了に要した時間が設定される。
このように、タスク情報DB130には、社員ID毎に、この社員IDの社員が有するタスクを示すタスク情報が格納されている。
スケジュール情報DB140は、社員のスケジュールに関する情報(以降では、「スケジュール情報」と表す。)を格納する。ここで、スケジュール情報DB140について、図6を参照しながら説明する。図6は、スケジュール情報DB140の一例を示す図である。
図6に示すように、スケジュール情報DB140には、社員ID毎に、1以上のスケジュール情報が格納されている。図6に示す例では、社員ID「S001」のスケジュール情報と、社員ID「S002」のスケジュール情報とがスケジュール情報DB140に格納されている。
スケジュール情報は、例えば、該当の日付の9時〜17時の間における1時間毎のスケジュールを表す情報である。スケジュール情報に含まれる各時間帯(1時間毎の時間帯)には、例えば、該当の時間帯に実施するタスクのタスクIDが設定される。一方で、タスクIDが設定されていない時間帯又は明示的に空いていることが指定された時間帯には、「空き」が設定される。後述するように、「空き」が設定されているスケジュールに対して、自己又は他の社員(例えば、管理者等)がタスクを割り当てることができる。
このように、スケジュール情報DB140には、社員ID毎に、この社員IDの社員のスケジュールを示すスケジュール情報が格納されている。なお、図6に示す例では、9時〜17時の間における1時間毎のスケジュールを示すスケジュール情報が格納されている場合を示したが、これに限られない。例えば、9時〜17時の間における30分毎のスケジュールを示すスケジュール情報が格納されていても良い。また、9時〜17時における「9時」は業務開始時刻の一例であり、「17時」は業務終了時刻の一例である。業務開始時刻及び業務終了時刻は、9時及び17時に限られない。
社員管理部101は、社員情報を管理する。例えば、社員管理部101は、社員端末20からの要求に応じて、社員情報を社員情報DB110に格納する。また、例えば、社員管理部101は、タスクの登録や完了等に応じて、社員情報DB110に格納されている社員情報のうち、該当の社員情報の「タスク量」や「スケジュール空き有無」等のデータ項目を更新する。
手順書管理部102は、手順書情報を管理する。例えば、手順書管理部102は、社員端末20からの要求に応じて、手順書情報を手順書情報DB120から取得する。また、例えば、手順書管理部102は、社員端末20からの要求に応じて、手順書情報を作成すると共に、作成した手順書情報を手順書情報DB120に格納する。
タスク管理部103は、タスク情報を管理する。例えば、タスク管理部103は、社員端末20からの要求に応じて、タスク情報を作成すると共に、作成したタスク情報をタスク情報DB130に格納する。また、例えば、タスク管理部103は、タスクの完了等に応じて、タスク情報DB130に格納されているタスク情報のうち、該当のタスク情報の「完了区分」や「実施時間」等のデータ項目を更新する。
スケジュール管理部104は、スケジュール情報を管理する。例えば、スケジュール管理部104は、タスクの登録等に応じて、スケジュール情報DB140に格納されているスケジュール情報のうち、該当のスケジュール情報における該当の時間帯の値を更新する。
担当可能社員特定部105は、社員端末20からの要求に応じて、社員情報DB110や手順書DB120、スケジュール情報DB140等を参照して、当該要求に係るタスクを担当可能な社員(例えば、スケジュール上、当該タスクを実施するために必要な空き時間が存在する社員等)を特定する。
≪社員端末20≫
図2に示すように、本実施形態に係る社員端末20は、入力受付部201と、表示制御部202と、要求部203とを有する。これら各部は、社員端末20にインストールされた1以上のプログラムが、CPUに実行させる処理により実現される。
入力受付部201は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等を用いて行われたユーザの各種操作を受け付ける。例えば、入力受付部201は、自己又は他の社員に対してタスクを追加(登録)するための操作(タスク登録操作)等を受け付ける。
表示制御部202は、例えばディスプレイ等に各種画面を表示する。例えば、表示制御部202は、手順書の一覧である手順書一覧画面を表示する。なお、ユーザは、手順書一覧画面において所望の手順書を選択することで、当該手順書により実現されるタスクを担当可能な社員の一覧を表示させることができる。そして、ユーザは、担当可能な社員の一覧の中から所望の社員(自己又は他の社員)を選択することで、当該タスクを該当の社員に割り当てることができる。
要求部203は、各種要求をタスク管理装置10に送信する。例えば、要求部203は、手順書一覧の取得要求をタスク管理装置10に送信する。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るタスク管理システム1の処理の詳細について説明する。
≪社員情報の事前登録及びタスク登録≫
まず、管理者である社員が部下の社員の社員情報を登録する処理と、管理者である社員が自己又は部下の社員に対してタスクを登録する処理とについて、図7を参照しながら説明する。図7は、社員情報の事前登録及びタスク登録処理の一例を示すシーケンス図である。
以降のステップS701〜ステップS703は、管理者である社員が部下の社員の社員情報を登録する事前処理である。したがって、以降のステップS701〜ステップS703では、社員端末20の利用者は、或る部課の管理者である社員である。ただし、社員端末20の利用者は、社員情報の登録を業務する社員(例えば、総務部や人事部等のバックオフィス部門に属する社員等)であっても良い。
まず、社員端末20の入力受付部201は、部下の社員情報の作成及び登録操作を受け付ける(ステップS701)。管理者は、例えば、社員端末20に表示された所定の画面において、自身の部下である社員の各種情報(社員IDや管理者、社員名、所属部課、ランク等)を入力することで、当該作成及び登録操作を行うことができる。社員情報の作成及び登録操作が行われることで、入力受付部201により、社員ID毎に、入力された各種情報が含まれる社員情報が作成される。
次に、社員端末20の要求部203は、社員情報の登録要求をタスク管理装置10に送信する(ステップS702)。社員情報の登録要求には、上記のステップS701で作成された1以上の社員情報が含まれる。
タスク管理装置10の社員管理部101は、社員情報の登録要求を受信すると、当該登録要求に含まれる社員情報を社員情報DB110に格納する(ステップS703)。そして、タスク管理装置10の社員管理部101は、登録結果を社員端末20に返信する。これにより、社員情報がタスク管理装置10に登録される。
管理者は、例えば、部課に新メンバーが加入した場合等に、上記の社員情報の作成及び登録操作を行って、社員情報をタスク管理装置10に登録する。また、例えば、プロジェクトの管理者となる社員等は、例えば、プロジェクトが新たに発足した場合やプロジェクトに新メンバーが加入した場合等に、上記の社員情報の作成及び登録操作を行って、社員情報をタスク管理装置10に登録する。なお、本実施形態では、社員情報をタスク管理装置10に登録する場合について説明したが、例えば、異動等によって部課からメンバーが脱退した場合には、タスク管理装置10に登録されている社員情報を変更するための操作が行われても良い。
以降のステップS704〜ステップS713は、管理者である社員が自己又は部下である社員のタスクを登録する処理である。したがって、以降のステップS704〜ステップS713では、社員端末20の利用者は、或る部課の管理者である社員である。ただし、社員端末20の利用者は、他の社員に対して何等かのタスクを登録することができる社員(例えば、総務部や人事部等のバックオフィス部門に属する社員等)であっても良い。
また、社員端末20の利用者は、管理者でない社員であっても良い。この場合、当該社員は、自身が実施するタスクを登録することができる。なお、この場合であっても、当該社員は、何等かの関係性を有する他の社員(例えば、予め決められた社員等)に対してタスクを登録することができても良い。
まず、社員端末20の入力受付部201は、手順書一覧の表示操作を受け付ける(ステップS704)。管理者は、例えば、社員端末20に表示された所定の画面において、後述する手順書一覧画面を表示させるためのボタンを押下したり、手順書一覧画面のURL(Uniform Resource Locator)を入力したりすることで、手順書一覧の表示操作を行うことができる。
次に、社員端末20の要求部203は、手順書一覧の取得要求をタスク管理装置10に送信する(ステップS705)。
なお、例えば、社員によって利用可能な手順書が制限されている場合、手順書一覧の取得要求には、当該社員端末20を利用している社員の社員ID等が含まれていても良い。これにより、社員端末20を利用している社員に応じて、後述する手順書一覧画面に表示される手順書を制限することができる。
タスク管理装置10の手順書管理部102は、手順書一覧の取得要求を受信すると、手順書情報DB120に格納されている手順書情報を取得する(ステップS706)。そして、タスク管理装置10の手順書管理部102は、手順書情報DB120から取得した手順書を社員端末20に返信する。
なお、上記のステップS705において、手順書管理部102は、例えば、手順書情報DB120に格納されている手順書情報の各データ項目のうち、後述する手順書一覧画面の表示に必要な情報が設定されているデータ項目のみを取得して社員端末20に返信しても良い。手順書一覧画面の表示に必要な情報としては、例えば、手順書IDや手順書名、作成者等が挙げられる。
社員端末20の表示制御部202は、手順書情報がタスク管理装置10から返信されると、例えば図8に示す手順書一覧画面G100を表示する(ステップS707)。
図8に示す手順書一覧画面G100は、社員端末20のユーザが利用可能な手順書が一覧で表示される画面である。図8に示す手順書一覧画面G100には、手順書一覧G110が含まれる。例えば、図8に示す例では、手順書一覧G110に含まれる手順書として、手順書名「試験環境の構築」、「無線LANの設定」、「製品Aの購入」及び「国内泊出張手順」等が表示されている。
また、手順書一覧G110では、各手順書に対して「タスクに追加」ボタンG111が対応付けて表示される。ユーザは、「タスクに追加」ボタンG111を押下することで、この「タスクに追加」ボタンG111に対応付けられている手順書に基づくタスクを登録するための操作(タスク登録操作)を行うことができる。
また、ユーザは、手順書一覧G110から所望の手順書を選択することで、例えば図8に示す手順書詳細画面G200を表示させることができる。
図8に示す手順書詳細画面G200は、手順書一覧G110から選択された手順書の詳細が表示される画面である。図8に示す手順書詳細画面G200には、手順書詳細表示欄G210と、「タスクに追加」ボタンG220とが含まれる。ユーザは、手順書詳細表示欄G210を参照することで、手順書の詳細(すなわち、どのようなサブ手順が含まれるのか等)を知ることができる。また、ユーザは、「タスクに追加」ボタンG220を押下することで、上記と同様に、この「タスクに追加」ボタンG220に対応付けられている手順書に基づくタスクを登録するためのタスク登録操作を行うことができる。
なお、図8に示す手順書一覧画面G100には、上記以外にも、手順書表示切替欄G120と、手順書検索欄G130と、「今日のタスク」選択ボタンG150と、「過去のタスク」選択ボタンG160と、「依頼したタスク」選択ボタンG170と、「あなたの手順書」選択ボタンG180と、「みんなの手順書」選択ボタンG190とが含まれる。
手順書表示切替欄G120には、「人気の手順書」と、「新着の手順書」と、「お気に入り」とが含まれ、これらを選択することで、手順書一覧G110に表示される手順書やその表示順等を切り替えることができる。例えば、ユーザは、「人気の手順書」を選択することで、手順書の人気順(例えば、タスクとして登録された数が多い順等)に手順書一覧G110を表示することができる。また、例えば、ユーザは、「新着の手順書」を選択することで、新着の手順書(例えば、直近の所定の期間内に登録された手順書)を手順書一覧G110に表示することができる。また、例えば、ユーザは、「お気に入り」を選択することで、自身が予め登録したお気に入りの手順書を手順書一覧G110に表示することができる。
また、ユーザは、手順書検索欄G130に対してキーワード等を指定することで、タスク管理装置10の手順書DB120に格納されている手順書情報を検索することができる。これにより、手順書一覧G110には、検索結果として検索された手順書情報が示す手順書が表示される。
なお、手順書検索欄G130に指定可能なキーワードとしては、手順書情報を検索するための任意のキーワードを指定することができる。また、手順書検索欄G130では、キーワード以外にも、手順書情報に含まれるデータ項目に対する検索ワードが指定されても良い。例えば、手順書情報のデータ項目「分類」に対する検索ワードやデータ項目「作成者」に対する検索ワード、データ項目「手順書名」に対する検索ワード等である。
また、ユーザは、「今日のタスク」選択ボタンG150を押下することで、自身の今日のタスクを一覧として表示する画面に遷移させることができる。同様に、ユーザは、「過去のタスク」選択ボタンG160を押下することで、自身の過去のタスクを一覧として表示する画面に遷移させることができる。同様に、ユーザは、「依頼したタスク」選択ボタンG170を押下することで、他の社員に依頼したタスク(すなわち、他の社員に割り当てたタスク)を一覧として表示する画面に遷移させることができる。
また、ユーザは、「あなたの手順書」選択ボタンG180を押下することで、自身がタスク管理装置10に登録した手順書を手順書一覧G110に表示することができる。一方で、ユーザは、「みんなの手順書」選択ボタンG190を押下することで、全てのユーザがタスク管理装置10に登録した手順書を手順書一覧G110に表示することができる。
なお、図8では、手順書一覧画面G100として、「みんなの手順書」選択ボタンG190が押下され、かつ、手順書表示切替欄G120で「新着の手順書」が選択されている場合の画面例を示している。
以降では、或る手順書に対応付けられている「タスクに追加」ボタンG111又は「タスクに追加」ボタンG220がユーザにより押下されて、タスク登録操作が行われたものとして説明を続ける。
社員端末20の入力受付部201は、タスク登録操作を受け付ける(ステップS708)。なお、このとき、タスクに期限を設ける場合には、社員端末20のユーザは、期限とする日時を指定することができても良い。
次に、社員端末20の要求部203は、担当可能社員一覧の取得要求をタスク管理装置10に送信する(ステップS709)。担当可能社員一覧の取得要求には、タスク登録操作に係る手順書(すなわち、「タスクに追加」ボタンG111又は「タスクに追加」ボタンG220に対応付けられていた手順書)の手順書IDが含まれる。
タスク管理装置10の担当可能社員特定部105は、担当可能社員一覧の取得要求を受信すると、当該取得要求に含まれる手順書IDの手順書に基づくタスクを担当可能な社員を特定する処理(担当可能社員の特定処理)を行う(ステップS710)。なお、当該タスクを担当可能な社員とは、例えば、当該社員端末20を利用している社員(管理者)及びその部下である社員のうち、スケジュール上、当該タスクを実施するために必要な空き時間が存在する社員等のことである。このとき、タスクが実施可能な時間帯(空き時間帯)も特定される。
そして、担当可能社員特定部105は、特定した社員の社員ID(すなわち、担当可能社員の社員ID)を社員端末20に返信する。なお、担当可能社員の特定処理の詳細については後述する。
社員端末20の表示制御部202は、担当可能社員の社員IDを受信すると、例えば図9に示す担当可能社員の一覧画面G200を表示する(ステップS711)。
図9に示す担当可能社員の一覧画面G200は、タスク登録操作に係る手順書に基づくタスクを担当可能な社員(自身も含む。)の一覧が表示される画面である。図9に示す担当可能社員の一覧画面G200には、担当可能社員一覧G310が含まれる。担当可能社員一覧G310には、当該タスクを担当可能な社員の氏名やランク、予想所要時間等が表示される。なお、予想所要時間は、後述する担当可能社員の特定処理において、タスク登録操作に係る手順書と、社員のランクとに基づいて算出される。
また、図9に示す担当可能社員の一覧画面G200には、担当可能社員一覧G310に表示されている社員を選択するためのラジオボタンG320が含まれる。ユーザは、ラジオボタンG320により当該タスクを担当する社員を選択した上で、OKボタンG330を押下することで、当該タスクを当該社員に割り当てるための操作(担当者の選択操作)を行うことができる。なお、例えば、ラジオボタンG320の代わりに、チェックボックスにより、当該タスクを担当する社員を複数選択することができても良い。
以降では、或る社員がラジオボタンG320により選択された上で、OKボタンG320が押下されて、担当者の選択操作が行われたものとして説明を続ける。
社員端末20の入力受付部201は、担当者の選択操作の受け付ける(ステップS712)。このとき、社員端末20のユーザは、例えば、当該タスクを担当すると選択した社員について、スケジュール上、当該タスクを実施可能な時間帯(空き時間帯)が複数存在する場合、タスクを割り当てる時間帯を選択することができても良い。
次に、社員端末20の要求部203は、タスク登録要求をタスク管理装置10に送信する(ステップS713)。タスク登録要求には、タスク登録操作に係る手順書の手順書IDと、担当者の選択操作に係る社員(すなわち、ラジオボタンG320で選択された社員等)の社員IDとが含まれる。
タスク管理装置10のタスク管理部103は、タスク登録要求を受信すると、当該タスク登録要求に含まれる手順書ID及び社員IDに基づいてタスク情報を作成し、作成したタスク情報をタスク情報DB130に格納する(ステップS714)。このとき、タスク管理部103は、例えば、当該手順書IDの手順書情報を手順書情報DB120から取得した上で、取得した手順書情報と、当該タスク登録要求の要求元の社員端末20の社員IDと、上記のステップS710で算出された予想所要時間とからタスク情報を作成すれば良い。また、タスク管理部103は、作成したタスク情報を、当該タスク登録要求に含まれる社員IDと対応付けてタスク情報DB130に格納する。
そして、タスク管理装置10のタスク管理部103は、登録結果を社員端末20に返信する。これにより、当該手順書IDの手順書に基づくタスクが、当該社員IDの社員に割り当てられる。
なお、上記のステップS714の後、タスク管理装置10のスケジュール管理部104は、タスクが割り当てられた社員のスケジュール情報を更新する。すなわち、スケジュール管理部104は、当該スケジュール情報に含まれる各時間帯のうち、タスクが割り当てられた時間帯(この時間帯はステップS710で特定される。)に対して、当該タスクのタスクIDを設定する。
また、上記のステップS714の後、タスク管理装置10の社員管理部101は、必要に応じて社員情報を更新しても良い。例えば、上記のステップS714でタスクが登録された結果、このタスクを担当する社員のタスク量が所定の閾値を超えた場合、当該社員の社員情報のデータ項目「タスク量」を更新しても良い。同様に、例えば、上記のステップS714でタスクが登録された結果、このタスクを担当する社員のスケジュールに空き時間帯が無くなった場合、社員情報のデータ項目「スケジュール空き有無」を更新しても良い。
≪担当可能社員の特定≫
次に、上記のステップS710の担当可能社員の特定処理について、図10を参照しながら説明する。図10は、担当可能社員の特定処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10では、「手順書ID」は、タスク登録操作に係る手順書の手順書IDのことである。
まず、担当可能社員特定部105は、手順書情報DB120に格納されている手順書情報のうち、手順書IDが示す手順書情報を参照して、ランク毎の予想実施時間を算出する(ステップS1001)。
例えば、当該手順書情報に含まれる各サブ手順情報について、順序「1」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:3h、B:4h、C:5h」、順序「2」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:1h、B:1h、C:2h」、順序「3」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:1h、B:1h、C:2h」であったとする。この場合、担当可能社員特定部105は、ランクAの予想所要時間を「3+1+1=5時間」、ランクBの予想所要時間を「4+1+1=6時間」、ランクCの予想所要時間を「5+2+2=9時間」と算出する。
また、例えば、当該手順書情報に含まれる各サブ手順情報について、順序「1」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:3h、B:4h、C:−」、順序「2」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:5h、B:−、C:−」、順序「3」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:1h、B:1h、C:1h」、順序「4」のサブ手順情報のデータ項目「予想所要時間」が「A:1h、B:1h、C:−」であったとする。この場合、担当可能社員特定部105は、ランクAの予想所要時間を「3+5+1+1=10時間」と算出する一方で、ランクB及びランクCは「タスク割当不可」とする。この場合、ランクB及びランクCの社員に対してはタスクを割り当てることができなくなる。
なお、上記のステップS1001では、手順書情報のデータ項目「予想所要時間」を参照することでランク毎の予想所要時間を算出したが、これに限られず、例えば、手順書情報に含まれるデータ項目「分類」や「難易度」等を参照することで、ランク毎の予想所要時間を算出しても良い。例えば、「分類」と「難易度」との組み合わせに応じてランク毎の予想所要時間を算出しても良い。具体的には、分類「開発」で、かつ、サブ手順情報の難易度「高」である場合、当該サブ手順情報に対応する予想所要時間として、ランクAの予想所要時間を「3時間」、ランクBの予想所要時間を「4時間」、ランクCの予想所要時間を「5時間」と算出しても良い。同様に、分類「契約」で、かつ、サブ手順情報の難易度「高」である場合、当該サブ手順情報に対応する予想所要時間として、ランクAの予想所要時間を「5時間」、ランクB及びランクCは「タスク割当不可」としても良い。
次に、担当可能社員特定部105は、社員情報DB110に格納されている社員情報と、スケジュール情報DB140に格納されているスケジュール情報とを参照して、自己及び部下である社員のうち、スケジュール上、上記のステップS1001で算出した予想所要時間分の空きがある社員を特定する(ステップS1002)。また、このとき、担当可能社員特定部105は、空きがある時間帯も特定する。
例えば、上記のステップS1001でランクAの予想所要時間「5時間」、ランクBの予想所要時間「6時間」、ランクCは「9時間」であったものとする。このとき、自己(社員端末20のユーザである社員(管理者社員))のランクが「A」である場合、担当可能社員特定部105は、6時間の空き時間が管理者社員のスケジュール情報にあるか否かを判定する。そして、6時間の空き時間が当該スケジュール情報にある場合、担当可能社員特定部105は、当該管理者社員を「担当可能社員」と特定し、当該管理者社員の社員IDを特定する。また、このとき、担当可能社員特定部105は、空き時間の日時及び時間帯も特定する。
同様に、例えば、担当可能社員特定部105は、当該管理者の部下である社員(部下社員)のうち、部下社員のランクに応じた空き時間がスケジュール情報にあるか否かを判定する。そして、ランクに応じた空き時間が当該スケジュール情報にある場合、担当可能社員特定部105は、当該部下社員を「担当可能社員」と特定し、当該部下社員の社員IDを特定する。また、このとき、担当可能社員特定部105は、空き時間の日時及び時間帯も特定する。
なお、上記のステップS1001で或るランクが「タスク割当不可」であった場合、担当可能社員特定部105は、このランクの部下社員はタスクを担当不可であると特定する。
また、上記のステップS1002では、単に、予想所要時間分の空き時間がある社員(管理者社員及び部下社員)を特定したが、この空き時間は、例えば、サブ手順に対応する予想所要時間分の空き時間であっても良いし、全てのサブ手順に対応する予想所要時間の合計の空き時間であっても良い。具体的には、例えば、サブ手順毎に予想所要時間が「3時間」、「1時間」、「1時間」である場合、これら「3時間」の空き時間と、「1時間」の空き時間と、「1時間」の空き時間とがある社員を特定しても良いし、合計である「6時間」の空き時間がある社員を特定しても良い。ここで、サブ手順毎の予想所要時間分それぞれの空き時間がある社員を特定するか又はサブ手順毎の予想所要時間の合計分の空き時間がある社員を特定するかは、例えば、手順書情報に応じて決定されても良い。特に、サブ手順毎の予想所要時間の合計が所定の閾値以下である場合(例えば、2時間以下等)には、当該合計分の空き時間がある社員を特定し、サブ手順毎の予想所要時間の合計が所定の閾値を超える場合には、サブ手順毎の予想所要時間分それぞれの空き時間がある社員を特定するようにしても良い。
以上により、手順書情報により決定されるランク毎の予想所要時間と、管理者社員及び部下社員のランクとに応じて、担当可能社員が特定される。
≪手順書の登録≫
次に、社員が手順書情報を登録する処理について、図11を参照しながら説明する。図11は、手順書の登録処理の一例を示すシーケンス図である。
まず、社員端末20の入力受付部201は、手順書の作成操作又は手順書のカスタマイズ操作を受け付ける(ステップS1101)。手順書の作成操作とは、例えば、ユーザが手順書を作成するための操作である。一方で、手順書のカスタマイズ操作とは、例えば、既存の手順書をユーザがカスタマイズ(変更)するための操作である。これらの操作は、手順書を作成又はカスタマイズするための所定の画面において行うことができる。
次に、社員端末20の要求部203は、手順書の登録要求をタスク管理装置10に送信する(ステップS1102)。手順書の登録要求には、例えば、上記のステップS1101で作成又はカスタマイズされた手順書情報が含まれる。
タスク管理装置10の手順書管理部102は、手順書の登録要求を受信すると、当該登録要求に含まれる手順書情報を手順書情報DB120に格納する(ステップS1103)。そして、手順書管理部102は、登録結果を社員端末20に返信する。これにより、社員端末20のユーザにより作成又はカスタマイズされた手順書がタスク管理装置10に登録される。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係るタスク管理システム1は、タスクの雛形である手順書から算出される予想所要時間と、社員の業務能力を表すランクと、当該社員のスケジュールとに応じて、当該タスクを担当可能な社員を特定する。このため、本実施形態に係るタスク管理システム1によれば、タスクを部下等の社員に割り当てる管理者等のユーザが、タスクの難易度や部下の社員の業務能力、スケジュールの空き状況等の関係を把握する手間を削減させることができる。
なお、本実施形態では、管理者等のユーザが担当可能社員一覧G310から所望の社員を選択する場合について説明したが、例えば、AI(Artificial Intelligence)技術等によって当該選択を行うようにしても良い。これにより、タスクを担当可能な社員の中から、AI技術等によって当該タスクの実施に最も適切な社員を選択することができるようになる。
また、予想所要時間の算出にあたり、タスクの雛形である手順書の利用回数等が考慮されても良い。例えば、手順書の利用回数が少なく、手順書の信頼性が低い場合には予想所要時間を多くなるように算出する一方で、手順書の利用回数が多くなり、手順書の信頼性が高い場合には予想所要時間が少なくなるように算出する等である。これにより、手順書の利用実績に応じた予想所要時間を算出することができるようになる。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 タスク管理システム
10 タスク管理装置
20 社員端末
101 社員管理部
102 手順書管理部
103 タスク管理部
104 スケジュール管理部
105 担当可能社員特定部
110 社員情報DB
120 手順書情報DB
130 タスク情報DB
140 スケジュール情報DB
201 入力受付部
202 表示制御部
203 要求部
N ネットワーク

Claims (7)

  1. 端末と接続されるタスク管理装置であって、
    タスクを実施するための1以上の手順が設定された手順書情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記タスクを実施するユーザの能力を表すランクが設定されたユーザ情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記ユーザの空き時間が設定されたスケジュール情報を記憶する第3の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている手順書情報のうちの1つの手順書情報が前記端末で選択された場合、選択された手順書情報に設定されている1以上の手順毎に、前記ランクに応じて、前記手順を実施するための予想所要時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された予想所要時間と、前記第3の記憶部に記憶されているスケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記選択された手順書情報に設定された1以上の手順で実施されるタスクを担当可能なユーザを特定する特定手段と、
    を有することを特徴とするタスク管理装置。
  2. 前記特定手段により特定されたユーザに対して前記タスクを割り当てる割当手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタスク管理装置。
  3. 前記特定手段は、
    手順毎に算出された予想所要時間の合計と、前記スケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記予想所要時間の合計以上の空き時間が存在するユーザを、前記タスクを担当可能なユーザとして特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタスク管理装置。
  4. 前記特定手段は、
    手順毎に算出された予想所要時間と、前記スケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記手順毎に算出された予想所要時間それぞれについて、該予想所要時間以上の空き時間が存在するユーザを、前記タスクを担当可能なユーザとして特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタスク管理装置。
  5. 前記特定手段は、
    前記算出手段により算出された予想所要時間と、前記第3の記憶部に記憶されているスケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記端末を操作して前記手順書情報を選択したユーザと、該ユーザと所定の関係を有するユーザとのうち、前記タスクを担当可能なユーザを特定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のタスク管理装置。
  6. 前記所定の関係は、前記端末を操作して前記手順書情報を選択したユーザによって管理される関係である、
    ことを特徴とする請求項5に記載のタスク管理装置。
  7. 端末と、該端末と接続されるタスク管理装置とを有するタスク管理システムであって、
    タスクを実施するための1以上の手順が設定された手順書情報を記憶する第1の記憶部と、
    前記タスクを実施するユーザの能力を表すランクが設定されたユーザ情報を記憶する第2の記憶部と、
    前記ユーザの空き時間が設定されたスケジュール情報を記憶する第3の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている手順書情報のうちの1つの手順書情報が前記端末で選択された場合、選択された手順書情報に設定されている1以上の手順毎に、前記ランクに応じて、前記手順を実施するための予想所要時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された予想所要時間と、前記第3の記憶部に記憶されているスケジュール情報に設定されている空き時間とに基づいて、前記選択された手順書情報に設定された1以上の手順で実施されるタスクを担当可能なユーザを特定する特定手段と、
    を有することを特徴とするタスク管理システム。
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