JP2013186805A - 端末装置、その制御プログラム、および、その制御方法、ならびに、コンテンツ再生システム - Google Patents

端末装置、その制御プログラム、および、その制御方法、ならびに、コンテンツ再生システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置が、サーバと通信しない状態で生成したコンテンツの付随情報を、サーバにおいて管理させることができるようにする。
【解決手段】コンテンツ再生システムでは、付随情報DBの更新のための処理が、電子書籍(コンテンツ)の再生(閲覧)のための処理とは独立して、実行される。端末100においてオフラインで電子書籍が閲覧された場合でも、端末100ではしおり情報等の付随情報が生成され、当該付随情報が端末100の付随情報DBに登録する。そして、端末100は、オンラインで、電子書籍の閲覧中か否かに関わらず、複数のコンテンツについての付随情報のバックアップを、コンテンツサーバ300に対して行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末装置、その制御プログラム、および、その制御方法、ならびに、コンテンツ再生システムに関し、特に、コンテンツの付随情報を扱う端末装置、その制御プログラム、および、その制御方法、ならびに、コンテンツ再生システムに関する。
従来から、ユーザごとに閲覧可能なコンテンツをサーバで管理し、当該コンテンツのリストを、ユーザが操作する端末装置においても表示できるような技術があった。
また、このような技術には、たとえば、特許文献1(特開2000−155766号公報)に開示されるように、端末装置から送られる栞等のコンテンツに付随する情報(以下、「付随情報」という)を管理するものもあった。当該文献に記載のネットワーキングライブラリシステムでは、閲覧者が閲覧を望むコンテンツを選択すると、当該閲覧者の履歴をチェックし、付随情報を挿入する旨の情報が登録されていれば、コンテンツとともに、当該付随情報を表示するためのデータが、閲覧者の端末装置に送信される。また、当該システムでは、閲覧者の閲覧終了時には、付随情報がシステムに送信される。
特開2000−155766号公報
上記した従来の技術によれば、コンテンツの閲覧に用いられる端末装置は、システム(サーバ)と通信可能なときにのみ、付随情報の提供を受け、また、付随情報をサーバに送信することができた。
したがって、当該端末装置がサーバと通信不能な状態(たとえば、通信環境が整っていない場所)または通信しない状態でコンテンツが閲覧され、当該端末装置において付随情報が生成された場合、当該付随情報をサーバで管理させることができなかった。
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、端末装置が、サーバと通信しない状態で生成したコンテンツの付随情報を、サーバにおいて管理させることができるようにすることである。
本発明に従った端末装置は、コンテンツを再生するための再生手段と、再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するための生成手段と、付随情報を格納するための記憶手段と、生成手段によって生成された付随情報をサーバ装置へ送信するための送信手段とを備え、再生手段は、記憶手段に格納された付随情報に基づいてコンテンツを再生し、送信手段は、生成手段によって生成された付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信するための送信手段とを備える。
好ましくは、サーバ装置から、送信手段が送信した付随情報が、すでにサーバ装置に格納されている他の付随情報と競合する旨の通知を受信するための受信手段と、受信手段が受信した通知に基づいて、送信手段が送信した付随情報の変更を許可するか否かの情報を入力するための入力手段とを備え、受信手段は、入力手段に送信手段が送信した付随情報の変更を許可する情報が入力された場合には、修正後の付随情報を記憶手段に格納する。
好ましくは、サーバ装置から、送信手段が送信した付随情報が、すでにサーバ装置に格納されている他の付随情報と競合する旨の通知を受信するための受信手段と、受信手段が受信した通知に基づいて、送信手段が送信した付随情報のサーバ装置での登録の指示を入力するための入力手段とを備え、送信手段は、入力手段に付随情報のサーバ装置での登録の指示が入力された場合には、サーバ装置に、送信手段が送信した付随情報の登録を指示する情報を送信する。
本発明に従った端末装置の制御プログラムは、記憶手段とコンテンツを再生する再生手段とを備える端末装置のコンピュータによって実行される、当該端末装置の制御プログラムであって、制御プログラムは、端末装置に、再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するステップと、付随情報を記憶手段に格納するステップと、生成された付随情報をサーバ装置へ送信するステップとを実行させ、再生手段は、記憶手段に格納された付随情報に基づいてコンテンツを再生し、付随情報をサーバ装置へ送信するステップは、生成された付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信する。
本発明に従った端末装置の制御方法は、記憶手段とコンテンツを再生する再生手段とを備える端末装置のコンピュータによって実行される、当該端末装置の制御方法あって、再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するステップと、付随情報を記憶手段に格納するステップと、生成された付随情報をサーバ装置へ送信するステップとを備え、再生手段は、記憶手段に格納された付随情報に基づいてコンテンツを再生し、付随情報をサーバ装置へ送信するステップは、生成された付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信する。
本発明に従ったコンテンツ再生システムは、コンテンツを再生するための再生手段を備える端末装置と、端末装置と通信可能なサーバ装置とを備えた、コンテンツ再生システムであって、端末装置は、再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するための生成手段と、付随情報を格納するための第1の記憶手段と、生成手段によって生成された付随情報をサーバ装置へ送信するための送信手段とを含み、サーバ装置は、コンテンツの付随情報を格納するための第2の記憶手段と、再生手段は、第1の記憶手段に記憶された付随情報に基づいてコンテンツを再生し、送信手段は、生成手段によって生成された付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信するための送信手段とを備える。
好ましくは、サーバ装置は、送信手段によって送信された付随情報を管理するための管理手段をさらに含み、管理手段は、送信手段によって送信された付随情報と第2の記憶手段に格納された付随情報とが競合するか否かを判断し、競合すると判断した場合には、送信手段によって送信された付随情報を、競合を回避するように修正し、修正後の付随情報を第2の記憶手段に格納する。
好ましくは、管理手段は、送信手段によって送信された付随情報と第2の記憶手段に格納された付随情報とが競合すると判断した場合に、端末装置に修正後の付随情報を送信する。
好ましくは、管理手段は、送信手段によって送信された付随情報と第2の記憶手段に格納された付随情報とが競合すると判断した場合に、端末装置に修正後の付随情報の登録の可否を問い合わせ、登録を許可する回答を受信したことを条件として、第2の記憶手段に、修正後の付随情報を第2の記憶手段に格納する。
本発明によれば、コンテンツの付随情報は、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立して、サーバ装置へ送信される。
これにより、端末装置において、サーバ装置と通信できない状態で生成された付随情報をも、サーバ装置において管理することができる。
本発明の端末装置およびサーバ装置の一実施の形態を含むコンテンツ配信システムの全体構成を模式的に示す図である。 端末のハードウェア構成を模式的に示す図である。 コンテンツサーバのハードウェア構成を模式的に示す図である。 メタ情報ファイルの内容の一例を示す図である。 端末がローカルモードで動作しているときに表示部に表示される本棚画面の一例を示す図である。 端末がオンラインモードで動作しているときに表示部に表示される本棚画面の一例を示す図である。 端末において図5または図6を参照して説明したような本棚画面を表示させるために処理部が実行する処理のフローチャートである。 図7のステップS60における処理のサブルーチンのフローチャートである。 端末の処理部が実行する当該処理のフローチャートである。 端末の外観の一例を示す図である。 付随情報を表示するための画面の一例を示す図である。 バックアップ処理のフローチャートである。 図12の処理における端末からの要求に応じて、コンテンツサーバにおいて実行される処理のフローチャートである。 端末において表示される、問合せの画面の一例を示す図である。 付随情報のバックアップが終了したことを報知する画面の一例を示す図である。 登録されなかった付随情報を受信した端末において表示される画面の一例を示す図である。 図12のバックアップ処理の変形例のフローチャートである。 図13のコンテンツサーバの処理部の処理の変形例のフローチャートである。 図17のステップSA540のサブルーチンのフローチャートである。 変形例(1)の図18の処理の変形例に相当する処理のフローチャートである。 変形例(1)の図19の処理の変形例に相当する処理のフローチャートである。 端末における、ダイアログの表示画面の一例を示す図である。 端末において付随情報の取り出しのために実行される処理のフローチャートである。 端末から取り出しの要求を受けたコンテンツサーバ300において実行される処理のフローチャートである。 付随情報の取り出しの対象となるコンテンツの一覧を表示する画面の一例を示す図である。 付随情報の取り出し処理が終了したときに、その旨を報知するために、処理部が表示部に表示する画面の一例を示す図である。 端末装置の具体例を説明するための図である。 端末装置の具体例を説明するための図である。 端末装置の具体例を説明するための図である。 端末装置の具体例を説明するための図である。
以下、本発明の端末装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能および作用を有する要素については、同じ各図を通して同じ符号を付し、重複する説明を繰返さない。
<システムの全体構成>
図1は、本発明の端末装置およびサーバ装置の一実施の形態を含むコンテンツ配信システムの全体構成を模式的に示す図である。なお、本明細書では、「端末装置」を、便宜上単に「端末」と呼ぶ場合もある。
図1に示されたシステムでは、端末100A〜100Cのそれぞれが、ネットワーク1000を介して、コンテンツサーバ300と通信する。これにより、端末100A〜100Cのそれぞれでは、コンテンツがダウンロードされ、格納され、再生される。なお、端末100A〜100Cにおけるコンテンツの再生は、ダウンロードの後に行われるものに限らず、ストリーミングで行われる場合もあり得る。また、本明細書では、端末100A〜100Cを、総称して「端末100」と呼ぶ場合もある。
端末100A〜100Cは、たとえば、同一のユーザによって所有される場合もある。当該ユーザは、自己が購入等することにより使用権を有するコンテンツについて、端末100A〜100Cのうちの1以上の端末でコンテンツをダウンロードし、それぞれの端末において当該コンテンツを再生することができる。
本明細書において、「ユーザがコンテンツの使用権を有する」とは、当該ユーザが当該コンテツを購入した場合に限らず、特定のグループの会員になることによってコンテンツの再生をする資格を有している場合や、自己が制作したコンテンツを自己がアクセス可能な記憶装置に格納していることによって当該コンテンツを再生させることができる場合、万人に提供されるいわゆるフリーコンテンツについて当該フリーコンテンツの再生が可能である場合などを含む。
図1のシステムにおいて、端末100A〜100Cは、同一のユーザによって所有され、また、当該ユーザは、コンテンツ901,902,903の使用権を有する。そして、図1のシステムにおいて、当該ユーザは、端末100Aでコンテンツ901をダウンロードし、端末100Bでコンテンツ902をダウンロードし、そして、端末100Cでコンテンツ903をダウンロードしている。
本実施の形態において、コンテンツとは、電子書籍や音声ファイル、動画ファイル、テキストファイルなど、種々の形式のファイルを意味する。本明細書では、コンテンツの再生の一例として、主に、電子書籍の閲覧について説明する。なお、本発明において再生の対象となるコンテンツの種類は、電子書籍に限定されず、音楽コンテンツや、動画像コンテンツ、静止画像コンテンツ等の種々の形態のファイルが対象となるものとする。
図1のシステムには、書籍データベース(DB)310が設けられている。
書籍DB310には、各コンテンツの本体のデータ、各ユーザが購入したコンテンツを特定する情報(ユーザ購入履歴DB)、および、各コンテンツの格納場所などの情報が格納されている。なお、書籍DB310は、ユーザ購入履歴DBおよび書誌情報DBに格納された情報に基づいて、各ユーザが使用権を有するコンテンツのリスト(コンテンツリスト)を生成し、端末100A〜100Cに配信する。
端末100A〜100Cのそれぞれは、書籍DB310から、各端末のユーザが使用権を有するコンテンツについてのコンテンツリストを取得する。
<端末ブロック構成>
図2は、端末100のハードウェア構成を模式的に示す図である。
端末100は、当該端末100の動作を全体的に制御する処理部101と、液晶表示装置等の表示装置によって構成される表示部102と、タッチセンサ等の入力デバイスによって構成される操作部103と、ハードディスク等の記録媒体によって構成される記憶部104と、モデム等の通信装置によって構成される通信部105と、フラッシュメモリ106とを含む。
処理部101は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを含む。
記憶部104は、コンテンツ本体のデータを格納するコンテンツ記憶部104Aと、コンテンツの書誌的な情報を格納するためのコンテンツDB104Bと、端末100のユーザに関する情報を記憶するためのユーザ情報記憶部104Cと、コンテンツの付随情報を記憶するための付随情報記憶部104Dとを含む。
記憶部104は、端末100の本体に固定されたものであってもよいし、端末100の本体に対して着脱可能な記憶媒体であってもよい。このような記憶媒体の具体例としては、たとえば、CD−ROM(Compact Disk - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disk)、MD(Mini Disk)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発的にプログラムやデータを格納する媒体が挙げられる。
処理部101は、その機能として、コンテンツ記憶部104A等に格納されたコンテンツを再生するためのコンテンツ再生部101Aと、コンテンツリストに含まれるコンテンツの情報を表示部102等の表示装置に表示するためのリスト表示部101Bとを含む。
端末100は、表示装置を備えていなくてもよい。この場合、リスト表示部101Bは、端末100に接続された表示装置に、コンテンツの情報を表示させる。表示部102は、当該表示装置のドライバソフトウェアやドライバ回路によって実現される。また、この場合、コンテンツ再生部101Aは、当該表示装置に、映像(または、画像)の再生画面を表示させる。
再生対象となるコンテンツが音声データを含む場合、コンテンツ再生部101Aは、端末100の内部、または、外部のスピーカに、当該音声データに基づく音声を出力させる。
処理部101は、さらに、その機能として、コンテンツ取得部101Cと、コンテンツリスト取得部101Dとを含む。
コンテンツ取得部101Cは、通信部105およびネットワーク1000を介して、コンテンツ配信サーバ200から、所望のコンテンツを取得する。取得されたコンテンツは、記憶部104のコンテンツ記憶部104Aに格納される。コンテンツリスト取得部101Dは、通信部105およびネットワーク1000を介して、コンテンツサーバ300から、コンテンツリストを取得する。取得されたコンテンツリストは、コンテンツDB104Bへ格納される。
処理部101は、さらに、その機能として、付随情報を生成する付随情報生成部101Eと、他の装置から通信部105を介して付随情報を取得する付随情報取得部101Fと、他の装置に通信部105を介して付随情報を送信する付随情報送信部101Gとを含む。
処理部101の各機能は、たとえばCPUが所定のプログラムを実行することにより、実現される。当該プログラムの一例としては、電子書籍閲覧用のアプリケーション(以下、「電子書籍アプリ」という)のプログラムを挙げることができる。
フラッシュメモリ106は、電源を切っても記憶した内容の消えない不揮発性メモリであり、後述するようにコンテンツサーバ300からダウンロードされたコンテンツリストをキャッシュデータとして一時的に記録するキャッシュメモリとして機能する(キャッシュデータ以外のデータを記録するデータメモリとしても機能する)。また、フラッシュメモリ106のうちのキャッシュデータの記録されていない領域には、キャッシュデータ以外のデータを記録することができる。
ここで、「キャッシュデータ」とは、フラッシュメモリ106上に格納されたデータのことである。また、「キャッシュメモリ」とは、上記したコンテンツリストを一時的に記録すると共に、記憶部104へのデータの読み出しがあった場合には、そのデータを記憶部104からではなくフラッシュメモリから読み出す機能を有するメモリのことである。上記フラッシュメモリ106としては、NAND型のフラッシュメモリを用いてもよいし、NOR型のフラッシュメモリを用いてもよい。
<コンテンツサーバのハードウェア構成>
図3は、コンテンツサーバ300のハードウェア構成を模式的に示す図である。
図3を参照して、コンテンツサーバ300は、当該コンテンツサーバ300の動作を全体的に制御する処理部301と、記憶媒体によって構成される記憶部302と、モデム等の通信装置によって構成される通信部303とを含む。
記憶部302は、書籍DB310と付随情報記憶部311を含む。
書籍DB310は、少なくとも、ユーザごとのコンテンツの購入履歴を格納するユーザ購入履歴DBと、コンテンツごとの書誌的情報を格納する書誌情報DBと、コンテンツ本体のデータを格納するコンテンツ格納部とを含む。付随情報記憶部311には、後述する付随情報DBが格納される。
処理部301は、CPU等のプロセッサを含む。そして、処理部301は、その機能として、リスト生成部301Aと、リスト配信部301Bと、付随情報管理部301Cと、コンテンツ配信部301Xとを含む。
リスト生成部301Aは、ユーザ購入履歴DBと書誌情報DBに格納された情報に基づいて、ユーザ毎のコンテンツリストを生成する。リスト配信部301Bは、送信を要求されたコンテンツリストを、通信部303およびネットワーク1000を介して、端末100等に送信する。付随情報管理部301Cは、コンテンツに付随する情報(書籍中の特定の頁を指定するためのしおり情報、書籍中の所望の箇所に貼り付ける付箋情報、書籍中の所定の箇所をマーキングするマーカ情報、書籍に付されるコメント等のタグ情報、等)の生成、編集等を行う。コンテンツ配信部301Xは、端末100からの要求に応じて、コンテンツ本体のデータを配信する。なお、書籍DB310に格納されていないコンテンツの配信要求があった場合には、コンテンツ配信部301Xは、要求されたコンテンツを格納するサーバに、端末100に対するコンテンツの送信を指示する。
図3に示された例では、書籍DB310がコンテンツサーバ300に含まれるように構成されているが、書籍DB310はコンテンツサーバ300とは異なる装置で構成されてもよい。また、書籍DB310に含まれるユーザ購入履歴DBと書誌情報DBとコンテンツ格納部は、同じ装置に含まれてもよいし、互いに異なる装置に含まれてもよい。
<端末内のコンテンツDB>
端末100のコンテンツDB104Cは、コンテンツ記憶部104Aに格納されるコンテンツの情報を格納するコンテンツDBを含む。ここで、当該コンテンツDBの記憶内容について説明する。表1に、当該記憶内容を模式的に示す。
Figure 2013186805
コンテンツDBには、コンテンツIDと、コンテンツファイル名と、コンテンツ保存先と、表紙画像ファイル名と、表紙画像保存先とが、互いに関連付けられて記憶されている。
コンテンツIDは、各コンテンツを特定する情報である。
コンテンツファイル名は、各コンテンツの本体のファイルのファイル名である。
コンテンツ保存先は、各コンテンツの本体のファイルの、コンテンツ記憶部104Aにおける記憶場所を特定する情報である。
表紙画像ファイル名は、端末100においてコンテンツの情報が、(後述する本棚画面等において)一覧表示される際に、各コンテンツの概要を示す画像として表示されるファイルのファイル名である。たとえば、当該コンテンツが電子書籍である場合には、表紙画像ファイル名の一例として、当該電子書籍に対応する実書籍の表紙のサムネイル画像のファイル名が挙げられる。また、当該コンテンツが音楽コンテンツである場合には、表紙画像ファイル名の一例として、当該コンテンツが収録されるアルバムのジャケット画像のサムネイル画像が挙げられる。
表紙画像保存先は、上記表紙画像の、コンテンツ記憶部104Aにおける記憶場所を特定する情報である。
コンテンツサーバ300から配信されるコンテンツリストには、少なくともコンテンツIDとコンテンツファイル名と表紙画像ファイル名とが関連付けられている。そして、当該コンテンツおよびその表紙画像がダウンロードされてコンテンツ記憶部104Aに格納されると、上記コンテンツID等の情報に、コンテンツ保存先と表紙画像保存先とが追加されて、コンテンツDBに格納される。
<ユーザ購入履歴DB>
次に、コンテンツサーバ300における、ユーザ購入履歴DBの記憶内容について説明する。表2に、当該記憶内容を模式的に示す。
Figure 2013186805
ユーザ購入履歴DBでは、ユーザIDと、購入済コンテンツIDとが、互いに関連付けられて格納されている。
ユーザIDは、図1のシステムを利用する各ユーザを特定する情報である。
購入済コンテンツIDとは、コンテンツ購入サイト等において各ユーザが購入したコンテンツのコンテンツIDである。なお、購入済コンテンツIDとして、ユーザが使用権を有するコンテンツのコンテンツIDが格納される場合もあり得る。
表2によれば、ユーザID「SC0001」のユーザは、コンテンツID「ABCD1234」とコンテンツID「ABCD1235」の、少なくとも2つのコンテンツを購入したことが記録されている。
<書誌情報DB>
次に、コンテンツサーバ300における、書誌情報DBの記憶内容について説明する。表3には、当該記憶内容が模式的に示されている。
Figure 2013186805
書誌情報DBには、コンテンツIDと、タイトルと、著者と、出版社名と、発売日と、価格と、商品概要と、ファイル名と、ダウンロードURL(1)と、表紙画像ファイル名と、ダウンロードURL(2)とが、互いに関連付けられて記憶されている。
コンテンツIDは、各コンテンツを特定するための情報である。
タイトルおよび著者は、各コンテンツのタイトルおよび著者である。
出版社名は、対象となるコンテンツが電子書籍である場合には、当該電子書籍を出版した企業を特定する情報であり、対象となるコンテンツが音楽コンテンツである場合には、レーベル等である。
発売日および価格は、対象となるコンテンツの発売日および販売された価格である。
商品概要とは、対象となるコンテンツの内容等の概要を表わす情報である。
ファイル名とは、対象となるコンテンツの本体のファイル名である。
ダウンロードURL(1)とは、対象となるコンテンツの本体のファイルをダウンロードするためにアクセスするURL(Uniform Resource Locator)である。
表紙画像ファイル名とは、上記した表紙画像のファイル名である。
ダウンロードURL(2)とは、対象となるコンテンツの表紙画像のファイルをダウンロードするためにアクセスするURLである。
<コンテンツリスト>
上記したように、本実施の形態のシステムでは、コンテンツサーバ300は、端末100に、当該端末100のユーザについてのコンテンツリストを送信する。
リスト生成部301Aは、端末100からコンテンツリストの対象となるユーザIDを取得する。これに応じて、リスト生成部301Aは、書籍DB310のユーザ購入履歴DBにおいて、取得したユーザIDに関連付けられている購入済コンテンツIDを抽出する。そして、リスト生成部301Aは、書籍DB310の書誌情報DBにおいて、購入済コンテンツIDとして抽出したコンテンツIDに関連付けられている情報を抽出して、コンテンツリストを生成する。
たとえば、コンテンツリストの対象としてユーザID「SC0001」を取得すると、リスト生成部301Aは、書籍DB310のユーザ購入履歴DBにおいて、当該ユーザIDに関連付けられているコンテンツID「ABCD1234」とコンテンツID「ABCD1235」を取得する。そして、書籍DB310の書誌情報DBから、これらのコンテンツIDに対応する情報(表3に示されたこれらのコンテンツIDに関連付けられた情報)を抽出し、当該抽出した情報を、コンテンツリストとする。
つまり、コンテンツリストは、表2のユーザ購入履歴DBにおいて対象となるユーザのユーザIDに関連付けられたコンテンツについての、表3の書誌情報DBにおける各項目のデータを含む。
<メタ情報ファイル>
リスト生成部301Aは、コンテンツリストの生成とともに、当該コンテンツリストのメタ情報ファイルを生成する。メタ情報ファイルの内容の一例を、図4に示す。
図4を参照して、メタ情報ファイルは、たとえば、HTML(HyperText Markup Language)5に準拠したマニフェストファイルによって構成される。
図4に示されたメタ情報ファイルは、「# Version cid=」以下に示されるコンテンツリストのバージョンを示す情報や、「# Valid until on」以下に示されるコンテンツリストの有効期限を示す情報を含む。
なお、リスト生成部301Aは、コンテンツリストと別ファイルとして図4に示したような情報を生成することもできるし、コンテンツリストにそのような情報を含めることもできる。
<コンテンツの再生>
次に、端末100におけるコンテンツの再生について説明する。本実施の形態の端末100は、ユーザに電子書籍を閲覧させるために、電子書籍(コンテンツ)を再生する。
本実施の形態の端末100では、電子書籍の閲覧に関し、「ローカルモード」と「オンラインモード」の2つのモードで動作が可能であるとする。端末100は、入力装置15に対する操作や端末100本体の姿勢の変化等に基づいてこれらの間で動作モードが切り替わるように構成されている場合もあれば、いずれかのモードで動作可能である場合もある。
「ローカルモード」とは、端末100のコンテンツDBに格納されたコンテンツを閲覧するモードである。「オンラインモード」とは、端末100のユーザが使用権を有するコンテンツであって、当該端末100のコンテンツDBに格納されていないコンテンツを閲覧するためのモードである。
なお、「オンラインモード」について、端末100のコンテンツDBに格納されていないコンテンツとは、当該ユーザが所有する他の端末100のコンテンツDBに格納されていても、現にユーザが操作する端末100のコンテンツDBには格納されていないコンテンツも含む。より具体的には、端末100Aを操作している場合に、端末100BのコンテンツDBに格納されているコンテンツであっても、端末100AのコンテンツDBに格納されていないコンテンツであれば、端末100Aにおけるオンラインモードの操作においては、コンテンツDB140に格納されていないコンテンツということになる。
端末100は、オンラインでは、ローカルモードとオンラインモードのいずれのモードでも動作可能である。一方、オフラインでは、ローカルモードでのみ、動作が可能である。なお、本明細書において、オンラインとは、ネットワークに接続されている状態を、オフラインとは、ネットワークに接続されていない状態を指す。
<本棚画面(端末保存済みのコンテンツを表示するための画面)>
図5は、端末100がローカルモードで動作しているときに表示部102に表示される本棚画面の一例を示す図である。
本棚画面500は、閲覧可能なコンテンツのリストを表示する画面である。
本棚画面500には、表示形式を指定するための表示欄501と、モードを指定するための表示欄502と、電子書籍のタイトル等の情報をリスト表示するための表示欄511〜517とを含む。表示欄511〜517に情報を表示された各コンテンツは、コンテンツ記憶部104Aにその本体のデータを格納されたコンテンツである。また、表示欄501では、「タイトル」が選択されている。これにより、表示欄511〜517には、コンテンツ記憶部104Aに本体を格納されたコンテンツが、タイトルの50音順に、配列されて表示されている。
また、本棚画面500には、ソフトウェアボタン521〜525が表示されている。ソフトウェアボタン521は、各書籍の詳細な情報を表示させるためのボタンである。ソフトウェアボタン522は、各コンテンツのシリーズを構成するコンテンツを検索するために操作されるボタンである。ソフトウェアボタン523は、各コンテンツをお気に入り登録するためのボタンである。ソフトウェアボタン524は、各コンテンツを指定したユーザが操作するときのみ表示させるための登録(シークレット登録)をするためのボタンである。ソフトウェアボタン525は、各コンテンツについて、ネットワーク上の特定のサイトに感想等の共有情報を投稿するために操作されるボタンである。
本棚画面500の表示欄502には、ローカルモードであることを表す「端末に保存」が示されている。表示欄502の表示内容を視認することにより、ユーザは、本棚画面500がローカルモードの本棚画面であることを認識することができる。
<本棚画面(サーバ保管のコンテンツを表示するための画面)>
図6は、端末100がオンラインモードで動作しているときに表示部102に表示される本棚画面の一例を示す図である。
図6を参照して、本棚画面600は、図5の表示欄501,502のそれぞれに対応する表示欄601,602を含む。また、本棚画面600は、図5のソフトウェアボタン521〜525のそれぞれと同じ機能を有するソフトウェアボタン621〜625を含む。
そして、本棚画面600には、表示欄611〜617が含まれる。表示欄611〜617は、コンテンツサーバ300から受信したコンテンツリストに含まれるコンテンツであって、当該端末100のコンテンツ記憶部104Aに格納されていないコンテンツを示す。
本棚画面600の表示欄602には、オンラインモードであることを表す「サーバに保存」が示されている。表示欄602の表示内容を視認することにより、ユーザは、本棚画面600がオンラインモードの本棚画面であることを認識することができる。
なお、本棚画面600には、更新ボタン650が表示されている。更新ボタン650は、後述するようにコンテンツサーバ300に、当該端末100内の付随情報を送信するために操作されるボタンである。
<本棚画面表示処理>
図7は、端末100において図5または図6を参照して説明したような本棚画面を表示させるために処理部101が実行する処理のフローチャートである。
図7を参照して、端末100において電子書籍アプリが起動されると、処理部101は、ステップS10で、当該電子書籍アプリのホーム画面を表示部102に表示させて、ステップS20へ処理を進める。
ステップS20では、処理部101は、入力装置15に対して本棚画面の表示を要求する操作がなされたか否かを判断し、そのような操作がなされたと判断するとステップS30へ処理を進める。
ステップS30では、処理部101は、電子書籍アプリにおける動作モードの選択を受付ける。そして、処理部101は、オンラインモードが選択された場合にはステップS60へ処理を進め、ローカルモードが選択された場合にはステップS40へ処理を進める。
ステップS40では、処理部101は、当該端末100内のコンテンツDBから、コンテンツDB104Bに格納されているコンテンツのデータ(表1に示された端末内コンテンツDB)を読出して、ステップS50へ処理を進める。
ステップS50では、処理部101は、図5を参照して説明したような本棚画面を表示させるためのデータを生成して、ステップS90へ処理を進める。
なお、図5の本棚画面500の表示欄501内の情報は、デフォルトで設定された情報である。当該情報は、電子書籍アプリの起動中のユーザ操作等によって、変更することができる。
表示欄511〜517に表示する情報としては、表1に示されたような端末内コンテンツDBに格納される情報が利用される。具体的には、表示欄511〜517のそれぞれには、端末内コンテンツDBの各コンテンツについて登録された情報(タイトル、著者、出版社、等)が抽出されて、表示される。
図7に戻って、ステップS60では、処理部101は、コンテンツサーバ300から配信されるコンテンツリストを読出して、ステップS70へ処理を進める。なお、ステップS60におけるコンテンツリストの読出については、図8を参照して後述する。
ステップS70では、処理部101は、コンテンツサーバ300から受信したコンテンツリストと端末100内のコンテンツDBに格納されたコンテンツDBのデータとの差分を算出して、ステップS80へ処理を進める。ステップS70の処理により、コンテンツサーバ300から送信されたコンテンツリストに登録されているコンテンツであって、当該端末100のコンテンツ記憶部104Aに格納されていないコンテンツが抽出される。
ステップS80では、処理部101は、ステップS70で抽出したコンテンツについて、図6を参照して説明したような本棚画面を表示するためのデータを生成して、ステップS90へ処理を進める。
ステップS90では、処理部101は、ステップS50またはステップS80で表示用のデータを生成した本棚画面を表示部102に表示させて、処理を終了する。
以上、図7を参照して説明した処理によれば、選択された動作モード(ローカルモードまたはオンラインモード)に対応した本棚画面が、表示部102に表示される。
<コンテンツサーバから送信されるコンテンツリストの読出>
図8は、図7のステップS60における処理のサブルーチンのフローチャートである。
なお、当該処理は、コンテンツサーバ300における処理と協働して実現される。したがって、図8では、端末100側の処理のフローチャートに加えて、コンテンツサーバ300における処理のフローチャートも示されている。
図8を参照して、処理部101は、ステップSA10で、その時点で当該端末100がコンテンツサーバ300と接続が可能か否かを判断し、接続が可能であると判断するとステップSA20へ処理を進め、当該サーバに接続できないと判断すると、処理部101は、ステップS40(図7参照)へ処理を戻す。これにより、端末100の動作モードがローカルモードへ切り換えられる。
ステップSA20では、処理部101は、コンテンツサーバ300に、コンテンツリストのメタ情報ファイルの送信取得を要求する。このとき、処理部101は、コンテンツサーバ300に対して、ユーザを特定する情報(たとえば、ユーザID)を送信する。ユーザIDは、たとえば、記憶装置16に格納されている。なお、処理部101は、端末100の利用に際して、ユーザにログイン情報の入力を求めてもよい。このような場合には、ステップSA20では、処理部101は、当該ログイン情報として入力されたユーザIDを、コンテンツサーバ300へ送信する。
端末100からメタ情報ファイルの取得の要求を受けると、コンテンツサーバ300の処理部301は、ステップSB10で、書籍DB310のユーザ購入履歴DBにおいて、端末100から送信されたユーザIDに関連付けられたコンテンツIDを取得する(購入履歴問合せ)。
なお、書籍DB310のユーザ購入履歴DBが、コンテンツサーバ300とは別の装置によって構成される場合には、処理部301は、当該装置に対して、問合せを、端末100から受信したユーザIDの送信とともに行なう。これに応じて、当該装置は、ステップSC10で、受信したユーザIDに関連付けられたコンテンツIDを送信する(購入履歴送信)。
また、処理部301は、ステップSB10で取得したコンテンツIDに対応する書誌情報を、書籍DB310の書誌情報DBから取得する。なお、書籍DB310の書誌情報DBがコンテンツサーバ300とは別の装置で構成されている場合には、処理部301は、当該装置に対して、ステップSB10で取得したコンテンツIDを送信とともに、書誌情報の問合せを行なう。当該装置は、これに応じて、コンテンツサーバ300から受信したコンテンツIDに対応する書誌情報を送信する。
処理部101は、ステップSB20の処理によって取得した書誌情報に基づいて、ステップSB10で取得したユーザIDに対応するコンテンツリストを生成し、そして、当該生成したコンテンツリストについてのメタ情報ファイルを生成して、ステップSB40へ処理を進める。
ステップSB40では、処理部301は、端末100に対して、ステップSB30で生成したメタ情報ファイルを送信する。
端末10の処理部101は、これに応じて、ステップSA30で、コンテンツサーバ300から受信したメタ情報ファイルが、既にキャッシュメモリに格納されているコンテンツリストのメタ情報ファイルと一致するか否かを判断し、一致すると判断するとステップSA60へ処理を進め、一致しないと判断するとステップSA40へ処理を進める。
ステップSA40では、処理部101は、コンテンツサーバ300に対してコンテンツリストの取得を要求する。
ステップSA40におけるコンテンツリスト取得要求に応じて、コンテンツサーバ300の処理部301は、端末100に対してステップSB30で生成したコンテンツリストを送信する。
コンテンツサーバ300からのコンテンツリストの送信に応じて、端末100の処理部101は、ステップSA50で、受信したコンテンツリストを読出して、処理を図7へリターンさせる。
以上、図8を参照して説明した処理によれば、オンラインモードで本棚画面が表示される際には、まず端末100がコンテンツサーバ300に接続可能か否かが判断され(ステップSA10)、接続できない場合にはローカルモードへと、動作モードが切り換えられる。
一方、コンテンツサーバ300に接続可能な場合、端末100からコンテンツサーバ300に対して、コンテンツリストのメタ情報ファイルの取得要求がなされる(ステップSA20)。
これに応じて、コンテンツサーバ300では、改めてコンテンツリストが生成され(ステップSB30)、そして、当該コンテンツリストのメタ情報ファイルが端末100へ送信される(ステップSB40)。
当該メタ情報ファイルを受信した端末100では、キャッシュメモリに既に格納されているコンテンツリストのメタ情報ファイルと、受信したメタ情報ファイルが一致するか否かが判断される(ステップSA30)。そして、一致する場合には、改めてコンテンツサーバ300からコンテンツリストを受信することなく、既にキャッシュメモリに格納されているコンテンツリストを読出す(ステップSA60)。一方、メタ情報ファイルが一致しなかった場合には、端末100はコンテンツサーバにコンテンツリストの取得を要求する(ステップSA40)。
そして、端末100では、コンテンツサーバ300から受信したコンテンツリストが読出される(ステップSA50)。
なお、コンテンツサーバ300では、ステップSB10〜ステップSB30で示したように、端末100からメタ情報ファイルの取得要求がなされるたびにコンテンツリストおよびそのメタ情報ファイルが生成されたが、これらの生成は、このタイミングは図8を参照して説明されたものに限定されない。たとえば、書籍DB310のユーザ購入履歴DBにおいて対象となるユーザIDについての履歴情報が更新されたとき、前回コンテンツリスト等が生成されてから一定の時間が経過したとき、等であってもよい。このように、端末100からのメタ情報ファイルの取得要求の受信とは異なるタイミングでコンテンツリストおよびそのメタ情報ファイルが生成される場合には、コンテンツサーバ300の処理部301は、ステップSA20による要求を受信すると、既に生成され記憶部302等に格納された、対象となるユーザIDに対応するメタ情報ファイルを、ステップSB40で、端末100へ送信する。そして、ステップSA40のコンテンツリスト取得要求を受けると、処理部301は、ステップSB50の処理として、既に記憶部302等に格納されているコンテンツリストを、端末100へ送信する。
<コンテンツ表示処理>
端末100の電子書籍アプリでは、図5または図6を参照して説明したように、本棚画面が表示される。本棚画面500,600のそれぞれには、各コンテンツを選択するための表示欄511〜517,611〜617が表示される。
そして、本棚画面500,600のそれぞれにおいて、表示欄511〜517,611〜617のいずれかが選択されると、当該表示欄に対応するコンテンツを表示するための処理が実行される。
図9は、処理部101が実行する当該処理のフローチャートである。
図9を参照して、本棚画面500,600のいずれかにおいて、表示欄511〜517,611〜617のいずれかを選択する操作がなされると、処理部101は、ステップSA110において、選択されたコンテンツが端末100のコンテンツ記憶部104A内に格納されているか否かが判断され、格納されている判断するとステップSA150へ処理を進め、格納されていない、つまり、コンテンツサーバ300に格納されていると判断するとステップSA120へ処理を進める。
ステップSA150では、処理部101は、コンテンツ記憶部104Aに格納されたコンテンツであって、選択されたコンテンツを、ビューアで表示部102に表示させて、処理を終了する。
一方、ステップSA120では、処理部101は、コンテンツサーバ300に対して、選択されたコンテンツの本体のファイルのダウンロード要求を送信する。
これに応じて、コンテンツサーバ300の処理部201は、要求されたコンテンツを端末100へ配信する(ステップSE110)。
これに応じて、端末100の処理部101は、ステップSA130で、コンテンツを受信し、コンテンツ記憶部104Aに格納するとともに、格納後の情報に応じてコンテンツDBの情報を更新して、ステップSA140へ処理を進める。これにより、新たにコンテンツ記憶部104Aに格納されたコンテンツの情報が、端末内コンテンツDB(表1参照)に追加される。
ステップSA140では、処理部101は、ステップSA130で受信したコンテンツを、ビューアで表示部102に表示させて、処理を終了する。
図10は、端末100の外観の一例を示す図である。図10の端末100は、電子書籍アプリの終了等の操作をするための操作ボタン103P〜103Qを含む。操作ボタン103P〜103Qは、操作部103に含まれる。図10の端末100の表示部102では、コンテンツの表示画面の一例(画面1100)が示されている。
画面1100は、電子書籍の表示画面である。画面1100には、表示中のページにしおり情報が関連付けられていることを示すしおりアイコン701が表示されている。また、画面1100に表示されたテキストの一部には、マーカ702が付されている。つまり、表示中のコンテンツの付随情報は、少なくとも、表示されているページに関連付けられたしおり情報と、マーカ702が付されている部分に関連付けられたマーカ情報を含む。
<付随情報>
端末100では、図10を参照して説明されたように、電子書籍本体とともに、上記のしおりやマーカ等の付随情報が処理されて、電子書籍が表示される。
付随情報は、あらかじめ設定されることもできるし、電子書籍の閲覧中のユーザの操作に基づいて生成される場合もある。付随情報の一例を、表4に示す。
Figure 2013186805
表4に示された付随情報では、情報IDとコンテンツIDに関連付けられている。情報IDとは、生成される付随情報ごとに付されるIDである。コンテンツIDは、当該付随情報が関連付けられるコンテンツを特定する情報である。
付随情報では、種類と、第1項目と、第2項目と、特性とが関連付けられている。種類は、「しおり」「マーカ」「付箋」「タグ」等の、付随情報の種類を示す。第1項目および第2項目は、上記種類ごとに設定される値を特定する情報である。特性は、上記種類ごとに特性を特定する情報である。なお、付随情報の種類によっては、第2項目および/または特性の値は付随しない場合があり得る。
「しおり」については、第1項目は電子書籍のページを特定する情報であり、第2項目および特性は関連付けられない。「付箋」については、第1項目は、電子書籍内のページ等のテキストの位置を特定する情報であり、第2項目は関連付けられず、特性は付箋の色を特定する情報である。「マーカ」については、第1項目は電子書籍中のマーキングの開始位置を特定する情報であり、第2項目はマーキングの終了位置を特定する情報であり、特性はマーキングの色を特定する情報である。「タグ」については、第1項目はタグとして付されるコメントを特定する情報(たとえば、後述する表5中の「あとでよむ」)であり、第2項目は関連付けられず、特性は当該タグに対応する情報が表示される際の色を特定する情報である。
電子書籍アプリにおいて特定の操作(たとえば、操作ボタン103P〜103Qに対する操作)がなされると、表示部102に、付随情報を生成するための画面が表示される。図11は、付随情報を表示するための画面の一例を示す図である。
図11の画面1101には、図10に示されているような閲覧の画面にオーバーラップして、ソフトウェアボタン(ボタン1031〜1035)が表示されている。
ボタン1031は、マーカ情報を生成するために操作されるボタンである。ボタン1032は、端末100において搭載された辞書において閲覧中の電子書籍中の単語を検索するために操作されるボタンである。ボタン1033は、しおり情報を生成するために操作されるボタンである。ボタン1034は、付箋情報を生成するために操作されるボタンである。ボタン1035は、タグ情報を生成するために操作されるボタンである。
端末100では、たとえば、或るコンテンツについての一回の閲覧(電子書籍アプリにおいて、当該電子書籍の閲覧が開始されてから終了するまで)において生成された付随情報が、表3に示されたように1つの情報IDを付される。当該電子書籍の閲覧中は、ボタン1031〜1035に対する操作等によって生成された1つ1つの付随情報(表3の「しおり」や「マーカ」)が蓄積される。そして、当該電子書籍の閲覧が終了すると、閲覧中に生成された付随情報は、付随情報記憶部104Dの付随情報DBに登録される。
付随情報DBの内容の一例を、表5に示す。
Figure 2013186805
表5の付随情報DBでは、種類と、情報IDと、コンテンツIDと、第1項目と、第2項目と、特性とが、関連付けられている。
表4に示されたように生成された付随情報は、当該付随情報に関連付けられている情報IDとコンテンツIDとともに、付随情報DBに追加される。つまり、電子書籍の閲覧が終了するごとに、付随情報DBは、当該閲覧中に生成された付随情報を追加されるように、更新される。
表4に示されたような付随情報の生成、および、生成された付随情報の付随情報DBへの格納は、付随情報生成部101Eが行う。付随情報生成部101Eは、各付随情報に一意に、情報IDを生成して関連付ける。情報IDは、付随情報ごとに一意であれば、当該電子書籍の閲覧が開始された年月日および時刻を組み合わせた値や、端末100において生成された付随情報の通し番号や通しとなる文字列など、どのような形態であってもよい。本実施の形態では、情報IDとして、「aaa」「sss」「ttt」「uuu」のような文字列が例示される。
表5の付随情報DBでは、種類「しおり」「付箋」「マーカ」「タグ」ごとに、情報が示されている。
付随情報生成部101Eは、生成された付随情報を付随情報DBに登録する際、生成された付随情報が、既に付随情報DBに登録されている付随情報と競合する情報を含むか否かを判断することが好ましい。「競合する」とは、たとえば、生成された付随情報をそのまま付随情報DBに登録すると、同じ電子書籍に対して複数の(または、予め定められた数以上の)しおり情報が設定されることになる場合、同じ部分に異なる(または、予め定められた数以上の)色のマーカが付されることになる場合、などが挙げられる。
そして、付随情報生成部101Eは、競合する情報を含むと判断した場合、たとえば、当該競合する部分を、新たに登録しようとする付随情報で上書きする。
なお、競合する情報を含むと判断した場合、付随情報生成部101Eは、既に登録されている付随情報と、これから登録しようとする付随情報の、競合する部分を示し、上書きをしてもよいかどうかをユーザに問い合わせる画面を表示してもよい。そして、当該画面に対してユーザが入力した情報に従って、付随情報DBを更新する。つまり、上書きを許可する情報が入力されれば、付随情報DBの競合部分を、新たに生成された付随情報で上書きする。上書きを禁止する情報が入力されれば、競合部分は上書きすることなく、付随情報DBを更新する。新たに生成された付随情報における競合部分は削除して、付随情報DBを更新する。また、双方を登録する情報が入力された場合には、既に登録されている情報と新たに生成された情報の競合する部分の双方を、区別可能に、付随情報DBに登録する。なお、このような登録の態様は、周知の技術を適用することができると考えられるうため、本明細書ではこの内容は繰り返さない。
<コンテンツサーバにおける付随情報の管理>
図1に示されたシステムでは、コンテンツサーバ300の付随情報記憶部311には、各端末100(端末100A〜100C)において生成された付随情報が登録される。以下、コンテンツサーバ300における、端末で生成された付随情報の管理について、説明する。なお、説明の容易のため、以下の説明では付随情報のうち種類「マーカ」のみが対象とされて説明がなされるが、本実施の形態のシステムでは他の種類の情報についても、同様に管理がなされる。
表6に、端末100Aにおいて登録されている付随情報DBの一例を示す。表7に、端末100Bにおいて登録されている付随情報DBの一例を示す。そして、表8に、コンテンツサーバ300において登録されている付随情報DBの内容の一例を示す。
Figure 2013186805
Figure 2013186805
Figure 2013186805
表6では、4つの情報ID(「aaa」「sss」「ttt」「uuu」)に対応した付随情報DBが示されている。表7では、1つの情報ID(「bbb」)に対応した付随情報DBが示されている。
端末100Aから表6に示されたような付随情報DBの情報が送信されると、コンテンツサーバ300では、当該情報が、送信元の端末を特定する情報とともに、付随情報記憶部311に格納される。
さらに、端末100Bから表7に示されたような付随情報DBの情報が送信されると、コンテンツサーバ300では、すでに付随情報記憶部311に格納されている各付随情報と競合しないかが判断される。コンテンツサーバ300において判断される競合は、上記したような端末100における競合の内容に加えて、異なる端末100から送信されてきた付随情報DBを構成する付随情報に情報IDを同じくするものがある場合も含む。そして、競合が無いと判断されると、端末100Bから送信されてきた付随情報DBの各付随情報が、送信元の端末を特定する情報とともに、付随情報記憶部311に格納される。
表8では、コンテンツサーバ300に登録された付随情報DBにおいて、表6の付随情報DBを構成する付随情報と、表7の付随情報DBを構成する付随情報とが、追加された状態が示されている。
なお、表8の付随情報DBでは、表6や表7の付随情報DBが有する欄に加えて、「登録端末」の欄が設けられている。当該欄には、各付随情報の送信元の端末100を特定する情報が登録されている。表8において、「A」は端末100Aを示し、「B」は端末100Bを示す。
<付随情報のバックアップ>
端末100で生成された付随情報をコンテンツサーバ300に送信する際に、処理部101が実行する処理(バックアップ処理)について、説明する。図12は、バックアップ処理のフローチャートである。なお、図12の処理は、たとえば端末100において更新ボタン650(図6参照)が操作されたことを条件として、開始される。
図12を参照して、処理部101は、まずステップSA510で、当該端末100内の付随情報を収集して、ステップSA520へ処理を進める。このとき、付随情報記憶部311の付随情報DBに格納されているすべての付随情報が収集されてもよい。また、処理部101は、付随情報DBにおいて、バックアップ処理ごとに、コンテンツサーバ300への送信が完了した付随情報に送信完了等のタグを付してもよい。そして、ステップSA510では、処理部101は、付随情報DBに格納された付随情報のうち、当該タグが付されていない付随情報を収集してもよい。また、表4を参照して説明されたような、閲覧中の電子書籍の付随情報は、たとえばフラッシュメモリ106に格納される場合がある。このような場合、ステップSA510では、処理部101は、既に付随情報記憶部311の付随情報DBに登録された付随情報に加えて、フラッシュメモリ106に格納されている付随情報を、収集する。
ステップSA520では、処理部101は、コンテンツサーバ300に、付随情報の保存を要求する情報(コマンド等)を、ステップSA510において収集した付随情報とともに送信して、ステップSA530へ処理を進める。
図13は、図12の処理における端末100からの要求に応じて、コンテンツサーバ300において実行される処理のフローチャートである。
図13を参照して、ステップSA520の要求を受信すると、コンテンツサーバ300の処理部301は、ステップSB510で、要求に添付された付随情報のうち最初のレコードを読み込んで、ステップSB520へ処理を進める。ここで、レコードとは、表4等の付随情報において1行の情報、つまり、「種類」「第1項目」「第2項目」「特性」についての1セットの付随情報を言う。これに従えば、表6の付随情報DBは4つのレコードを含み、表7の付随情報DBは1つのレコードを含む。
ステップSB520では、処理部301は、処理対象となっているレコードの情報を読み込んで、ステップSB530へ処理を進める。ここで処理対象となるレコードは、初回のステップSB520であればステップSB510において読み込んだレコードであり、2回目以降のステップSB520であればステップSB560で処理対象に指定されたレコードである。
ステップSB530では、処理部301は、ステップSB520で読み込んだ付随情報が、既に付随情報記憶部311に登録されている付随情報DBを構成する付随情報と競合するか否かを判断する。競合するか否かの判断基準は、上記した通りである。そして、競合すると判断するとステップSB540へ処理を進め、競合していないと判断するとステップSB550へ処理を進める。
ステップSB540では、処理部301は、コンテンツサーバ300に登録されている付随情報記憶部311内の付随情報DBから、競合すると判断された付随情報を削除して、ステップSB550へ処理を進める。
ステップSB550では、処理部301は、ステップSB520で読み込んだ付随情報をコンテンツサーバ300に登録されている付随情報記憶部311内の付随情報DBに登録(追加)して、ステップSB560へ処理を進める。
ステップSB560では、処理部301は、端末100がステップSA520で送信した付随情報のうち、次のレコードへと処理対象を変更して、ステップSB570へ処理を進める。
ステップSB570では、処理部301は、ステップSB560での処理対象の変更ができなかった、つまり、既に受信した付随情報において最後のレコードまで処理対象とされたか否かを判断し、そうであると判断するとステップSB580へ処理を進め、まだ処理対象とされていないレコードがあると判断するとステップSB520へ処理を戻す。
ステップSB580では、処理部301は、ステップSA520の要求を送信してきた端末100に対して、送信された付随情報の登録が完了したことを示す情報(保存応答)を送信して、処理を終了する。
図12に戻って、ステップSB580において送信された保存応答を受信すると、端末100の処理部101は、ステップSA530で、当該保存応答を受信して、処理を終了する。
以上、図12および図13を参照して説明した処理によれば、端末100において生成された付随情報が、端末100における操作(更新ボタン650に対する操作)によって、コンテンツサーバ300に送信される。コンテンツサーバ300では、受信した付随情報が、当該コンテンツサーバ300に格納された付随情報DBに登録される。
たとえば、コンテンツサーバ300の付随情報記憶部311において、表8に示されたような付随情報DBが登録されているときに、表9に示されるような付随情報が端末100からコンテンツサーバ300に送信された場合を考える。
Figure 2013186805
このような場合、コンテンツサーバ300の付随情報記憶部311の付随情報DBは、表10に示されるように更新される。
Figure 2013186805
表10の付随情報DBは、表8に示された内容に、表9に示されるよう内容が追加されたものに相当する。なお、表9の付随情報は、端末100Bから送信されている。したがって、表10では、表9の付随情報に対応するレコード(情報ID「rrr」のレコード)の「登録端末」の欄には、端末100Bを表す「B」が登録されている。
なお、図13を参照して説明した処理において、端末100から送信された付随情報が、既にコンテンツサーバ300の付随情報DBに登録されている付随情報と競合する場合には、新たに端末100から送信されてきた付随情報に上書き更新される。
なお、ステップSA510(図12参照)では、端末100に格納(保存)されている付随情報のうち、ユーザが選択したもののみを、コンテンツサーバ300に送信することもできる。
この場合、端末100では、更新ボタン650が操作されると、ユーザに対して、端末100において登録され、まだコンテンツサーバ300へ送信されていない、付随情報のうち、コンテンツサーバ300に送信するものを選択するための問合せがなされる。図14は、このような問合せの画面の一例を示す図である。
図14を参照して、画面700は、メッセージを表示する欄700Aと、OKボタン721と、キャンセルボタン722と、コンテンツサーバ300に付随情報を送信される候補とされたコンテンツのそれぞれに対応したボタン711〜716とを含む。
処理部101は、端末100において登録され、かつ、まだコンテンツサーバ300へ送信されていない付随情報を収集し、当該付随情報のコンテンツIDを取得することによって、ボタン711〜716のそれぞれに表示する内容(コンテンツのタイトル等)を決定する。ここで表示されるボタンの数は、「6」に限定されず、取得されたコンテンツIDの数である。また、このようなボタンは、上下方向に配列されているが、当該配列方向にスクロール可能に表示されることにより、画面700により多くのボタンを関連付けることができる。1つの画面に多くのボタンを関連付け、それらの一部を画面に表示し、また、画面内に表示されるボタンをスクロール操作に応じて変化させることは、周知の技術によって実現可能であるため、ここでは説明を繰り返さない。
ユーザは、画面700のボタン711〜716から、付随情報をコンテンツサーバ300に送信するコンテンツを選択し、OKボタン721を操作する。これにより、ステップSA510で、処理部101は、選択されたコンテンツの付随情報を、収集する。一方、キャンセルボタン722が操作されると、バックアップ処理が実行されず、表示部102における表示は、電子書籍の閲覧等の画面に戻される。そして、このような処理内容を説明するための情報が、欄700Aに表示される。
ステップSA530で保存応答を受信すると、処理部101は、付随情報のバックアップが終了したことを報知する画面を、表示部102に表示してもよい。図15は、付随情報のバックアップが終了したことを報知する画面の一例を示す図である。
図15を参照して、画面750には、バックアップが完了した旨のメッセージが表示されている。なお、付随情報のバックアップができなかったコンテンツがあった場合には、当該画面750の下方にその旨の表示がなされる。画面750に対してOKボタン751が操作されると、バックアップ処理が終了する。
なお、ステップSB540では、競合する付随情報がある場合には、既に登録されている付随情報がコンテンツサーバ300の付随情報DBから削除された。このような削除は、同一の端末100(たとえば、競合する付随情報の送信元がいずれも端末100Aである場合)から送信された付随情報間でだけ適用にされ、異なる端末から送信された付随情報間では適用されないようにしてもよい。もしくは、異なる端末から送信された付随情報間でのみ適用され、同一の付随情報から送信された付随情報の間では適用されないようにしてもよい。この場合、後からコンテンツサーバ300へ送信された付随情報は、コンテンツサーバ300の付随情報DBには登録されない。この場合、処理部301は、競合したことによりコンテンツサーバ300に登録できなかった付随情報を、送信元の端末100に返信してもよい。このような返信を受けた端末100では、その旨が表示部102に表示される。図16は、登録されなかった付随情報を受信した端末100において表示される画面の一例を示す図である。
図16を参照して、画面760は、コンテンツサーバ300でバックアップができなかったことを示すメッセージを表示する表示欄760Aと、OKボタン751と、返信されてきた付随情報に対応するコンテンツを表示するボタン761,762とを含む。この場合、画面760を見たユーザがOKボタン751を操作すると、バックアップ処理が終了する。
<バックアップ処理の変形例(1)>
本実施の形態のシステムでは、コンテンツサーバ300において付随情報の競合が発生した場合に、処理部301は、新たにコンテンツサーバ300に送信された付随情報を、競合が解消するように修正した後、付随情報DBに登録してもよい。なお、以下の説明では、付随情報の競合の一例として、情報IDが同一となることにより競合が生じた場合を説明する。
図17は、図12のバックアップ処理の変形例のフローチャートである。
図17を参照して、処理部101は、ステップSA530でコンテンツサーバ300から保存応答を受信すると、ステップSA540で、当該保存応答に含まれる情報に従い、必要に応じて、自機の付随情報DBにおいて情報の書き換えを行う。
図18は、図13の処理部301の処理の変形例のフローチャートである。
図18を参照して、ステップSB530で処理対象の付随情報が既にコンテンツサーバ300の付随情報DBに登録されている付随情報と競合すると判断すると、ステップSB541へ処理を進める。
ステップSB541では、処理部301は、処理対象の付随情報の情報IDを、すでの付随情報DBに登録されているすべての付随情報と異なるように書き換えて、ステップSB550へ処理を進める。
ステップSB550では、処理部301は、処理対象の付随情報を、付随情報DBに登録する。この場合、ステップSB541において情報IDを書き換えている場合には、情報IDを書き換えられた後の付随情報を、付随情報DBに登録する。
その後、処理部301は、ステップSB560〜ステップSB570の処理を実行し、ステップSB570において未処理のレコードがなくなったと判断するとステップSB581へ処理を進める。
ステップSB581では、処理部301は、ステップSB541において情報IDを書き換えた場合には、書き換えの対象となった付随情報について、書換前後の付随情報を保存応答とともに送信元の端末100に送信して、処理を終了する。
図17に戻って、端末100の処理部101は、ステップSA530で、上記の書換前後の付随情報と保存応答を受信して、ステップSA540へ処理を進める。
ステップSA540では、処理部101は、ステップSA530で書換前後の付随情報を受信した場合、自機の付随情報DBにおいて、対象の付随情報の情報IDを処理部301による書換後のものへと書き換えて、バックアップ処理を終了する。
以下、具体例を説明する。
コンテンツサーバ300において表10に示された付随情報DBが登録されているときに、端末100Bから、表11に示されたような付随情報が送信されてきたとする。
Figure 2013186805
表11の付随情報は、情報IDが「sss」のものを含む。なお、表10に示されるように、すでにコンテンツサーバ300に登録されている付随情報にも、情報IDが「sss」のものが存在する(表10の上から3行目のレコード)。したがって、表11に示されるような付随情報を受信し、情報ID「sss」のレコードが処理対象となると、処理部301は、競合が生じたと判断する(ステップSB530でYES)。
そして、処理部301は、ステップSB541で、当該付随情報の情報IDを、表10に示されたいずれのレコードとも重複しないように、書き換える。書換後の付随情報の一例を、表12に示す。
Figure 2013186805
表12では、情報IDが「vvv」に書き換えられている。なお、表10から理解されるように、すでにコンテンツサーバ300に登録されている付随情報DBには、情報IDが「vvv」のレコードは存在しない。
そして、処理部301は、ステップSB550で、書換後の付随情報、つまり、表12に示した付随情報を、付随情報DBに登録する。登録後の付随情報DBを、表13に示す。
Figure 2013186805
表13では、表10と比較して、情報IDが「vvv」のレコードが追加されている。
さらに、処理部301は、書換前後の付随情報を、送信元の端末100Bに送信する(ステップSB581)。これにより、端末100Bの処理部101は、ステップSA530で、保存応答とともに、表11の付随情報(書換前)と表12の付随情報(書換後)を受信する。
そして、端末100Bの処理部101は、ステップSA540で、自機の付随情報DBを、書換後の情報に従って書き換える。書換前の端末100Bの付随情報DBの一例を、表14に示す。
Figure 2013186805
表14の付随情報DBは、書換前のレコード(情報ID「sss」のレコード)を含む。
そして、ステップSA540の処理によって情報を書き換えられた後の付随情報DBの一例を、表15に示す。
Figure 2013186805
表15では、表14において情報ID「sss」のレコードの情報IDのみが、「vvv」に書き換えられている。
<バックアップ処理の変形例(2)>
本変形例では、コンテンツサーバ300において付随情報の競合が生じたと判断された場合、競合の対象となった付随情報の取り扱いをユーザに問合せる。
図20に、本変形例のコンテンツサーバ300の処理部301が実行する処理のフローチャートを示す。図20は、変形例(1)の図18の処理の変形例に相当する。
図21に、本変形例の端末100の処理部101が実行する、ステップSA540(図17参照)のサブルーチンのフローチャートを示す。図21は、変形例(1)の図19の処理の変形例に相当する。
図20を参照して、ステップSB530で競合があると判断すると、処理部301は、ステップSB551へ処理を進める。ステップSB551では、処理部301は、ステップSB520で処理対象としたレコードを、コンテンツサーバ300の付随情報DB中の競合の相手となった付随情報とともに競合DBに登録して、ステップSB560へ処理を進める。競合DBは、たとえば、記憶部302内の特定の記憶領域内に設定される。
一方、ステップSB530で競合していないと判断すると、処理部301は、ステップSB550で処理対象のレコードを付随情報DBに登録して、ステップSB560へ処理を進める。
ステップSB560では、処理対象が、端末100から受信した付随情報の次のレコードへと変更される。
本変形例では、端末から受信した付随情報は、コンテンツサーバ300の付随情報DB中の付随情報と競合すると判断されると、当該付随情報は、一旦競合DBに格納される。
そして、受信した付随情報のすべてのレコードを処理した後(ステップSB570でYES)、処理部301は、ステップSB582で、付随情報の送信元の端末100に、保存応答とともに競合DBに登録した付随情報のリスト(競合レコードリスト)を送信する。
これに応じて、付随情報の送信元の端末100では、処理部101は、ステップSA530でこれらを受信し、そして、ステップSA540へ処理を進める。以下の処理を、ステップS540のサブルーチンのフローチャートを示す図21を参照して説明する。
処理部101は、ステップSA541で、競合レコードリストに含まれる各付随情報についての対処を問い合わせるダイアログを表示部102に表示する。図22は、当該ダイアログの表示画面の一例を示す図である。
図22を参照して、画面800は、競合レコードリストに含まれるすべての付随情報を示す表810を含む。表810には、3つのレコードについて、端末100側の付随情報と、それに競合するコンテンツサーバ300側の付随情報が示されている。
また、画面800は、各レコードのそれぞれの対処を指定するための欄821〜823を含む。
本変形例において指定できる対処は、以下の3種類である。
1.強制的にバックアップする
2.サーバの情報を取り込む
3.何もしない
「1.強制的にバックアップする」は、コンテンツサーバ300の付随情報DBに登録された付随情報を、当該端末100から送信されたものに置き換えることを指示する対処である。
「2.サーバの情報を取り込む」は、当該端末100で登録されている付随情報を、コンテンツサーバ300の付随情報DBに登録されている、競合する付随情報に置き換えることを指示する対処である。
「3.何もしない」は、競合が生じた付随情報は、コンテンツサーバ300に登録されているものはそのまま、また、端末100の付随情報DBに登録されているものもそのままにしておくことを指示する対処である。この場合、コンテンツサーバ300の付随情報DBと端末100の付随情報DBとでは、競合した部分は互いに異なる情報を登録された状態になる。
画面800は、実行ボタン831とキャンセルボタン832をさらに含む。キャンセルボタン832が操作されると、そこでバックアップ処理が終了する。したがって、競合したと判断されたすべてのレコードが、端末100ではそのまま登録され続け、コンテンツサーバ300では付随情報DBには登録されず競合DBに登録された状態となる。実行ボタン831が操作されると(ステップSA542でYES)、ステップSA543へ処理が進められる。
ステップS543では、処理部101は、図22を参照して説明したような問合せの結果、端末100側で付随情報DBの情報の書換を指示された付随情報(上記2.を指定された付随情報)があるか否かを判断する。そして、そのような付随情報があると判断するとステップSA544へ処理を進め、ないと判断するとステップSA545へ処理を進める。
ステップSA544では、処理部101は、上記2.を指定された付随情報について、自機の付随情報DBにおいて、競合した付随情報を既にコンテンツサーバ300に登録されていた競合相手の情報に書き換えて、ステップSA545へ処理を進める。
ステップSA545では、処理部101は、図22を参照して説明したような問合せの結果、コンテンツサーバ300に登録された情報を強制的に端末100側の情報に書換えるように指示された付随情報(上記1.を指定された付随情報)があるか否かを判断する。そして、そのような付随情報があると判断するとステップSA546へ処理を進め、ないと判断すると処理を図17に戻す。これにより、端末100側の処理が終了する。
ステップS546では、上記1.を指定された付随情報について、コンテンツサーバ300に強制バックアップの要求を送信して、処理を図17に戻す。これにより、端末100側の処理が終了する。
図20に戻って、ステップSB582で保存応答を送信した後、処理部301は、ステップSB583で、端末100から強制バックアップの要求を受信したか否かを判断する。そして、受信したと判断すると、ステップSB584へ処理を進める。
ステップSB584では、処理部301は、強制バックアップを行って、処理を終了させる。強制バックアップとは、ステップSB530で競合すると判断した付随情報を、端末100から送信されたものに上書きして、コンテンツサーバ300の付随情報DBを更新することをいう。つまり、端末100から送信された付随情報がコンテンツサーバ300に登録されている付随情報と競合した場合、強制的に、端末100から送信された付随情報のみを残すように、コンテンツサーバ300の付随情報DBを更新することをいう。
なお、処理部301は、ステップSB583において、たとえば特定の時間以上端末100から強制バックアップ要求を受信しなければ、図20に処理を進めるように構成されてもよい。
<付随情報の取り出し>
図1のシステムでは、端末100は、コンテンツサーバ300に、当該コンテンツサーバ300の付随情報DBに登録されている付随情報の取り出しを要求する場合もある。
図23は、端末100において付随情報の取り出しのために実行される処理のフローチャートである。図24は、端末100から取り出しの要求を受けたコンテンツサーバ300において実行される処理のフローチャートである。
図24を参照して、処理部101は、電子書籍アプリの実行中等に付随情報の取り出しを要求するための操作がなされると、ステップSA710で、表示部102に、付随情報の取り出しの対象となるコンテンツの一覧を表示して、ステップSA720へ処理を進める。図25は、付随情報の取り出しの対象となるコンテンツの一覧を表示する画面の一例を示す図である。
図25を参照して、画面900では、メッセージを表示する欄900Aと、OKボタン921と、キャンセルボタン922と、付随情報の取り出しの対象となるコンテンツのそれぞれに対応したボタン911〜916とを含む。付随情報の取り出しの対象となるコンテンツとは、コンテンツ記憶部104Aに登録されているコンテンツである。ユーザは、ボタン911〜916のうち、付随情報の取り出しを希望するコンテンツに対応したボタンを操作することにより、付随情報の取り出しを希望するコンテンツを指定する。
ステップSA720では、処理部101は、指定されたコンテンツの付随情報の取り出しの要求を、コンテンツサーバ300に送信する。
図24を参照して、処理部301は、これに応じて、ステップSB710で、端末100からの付随情報の取り出しの要求を受信して、ステップSB720へ処理を進める。
ステップSB720では、処理部301は、受信した情報に基づき、コンテンツサーバ300内の付随情報DBから付随情報を収集して、ステップSB730へ処理を進める。具体的には、ステップSB720では、処理部301は、コンテンツサーバ300内の付随情報DBにおいて、端末100から取り出しの要求を受信したコンテンツIDに関連付けられて登録されている付随情報を収集する。
そして、処理部301は、ステップSB730で、ステップSB720で収集した付随情報を、取り出し応答として端末100へ送信する。
図23に戻って、処理部101は、ステップSA730で、上記取り出し応答を受信して、ステップSA740へ処理を進める。
ステップSA740では、処理部101は、受信した付随情報で、自機の付随情報DBを上書き更新して、処理を終了する。図26は、付随情報の取り出し処理が終了したときに、その旨を報知するために、処理部101が表示部102に表示する画面の一例を示す図である。
なお、ステップSA740では、処理部101は、自機の付随情報DBに登録されている情報と受信した付随情報の間で競合が生じた場合、自機の登録情報を優先し、受信した情報から競合した情報を破棄してもよい。または、コンテンツサーバ300に登録された情報を優先し、自機に登録されていた情報を、競合の開いてとなった受信した情報で置換して、自機の付随情報DBを更新してもよい。
<端末の具体例>
以上説明した本実施の形態において、端末100は、コンテンツの再生機能を有する情報処理装置であれば、種々の機器によって実現することができる。
たとえば、端末100は、図27に示されるように、タブレット端末によって実現されてもよい。
図27に示されたタブレット端末(端末100)では、その筐体に、表示装置14とともに、操作ボタン15Aが備えられている。図27に示された端末100では、表示装置14と重ねられてタッチセンサが設けられ、入力装置15は、当該タッチセンサおよび/または操作ボタン15Aによって、構成される。
また、端末100は、図28に示されるように、スマートフォン端末によって、つまり、通話機能を有するような端末によって実現される場合もある。
図28に示されたスマートフォン端末(端末100)では、その筐体に、表示装置14とともに、操作ボタン15B〜15Dが備えられている。図28に示された端末100では、表示装置14と重ねられてタッチセンサが設けられ、入力装置15は、当該タッチセンサおよび/または操作ボタン15B〜15Dによって、構成される。
また、端末100は、図29に示されるように、携帯性を備えた端末ではなく、オフィス等において設置されるパーソナルコンピュータによって実現される場合もあり得る。
パーソナルコンピュータによって実現される端末100には、モニタ14Aと、キーボード15Eおよびマウス15Fとが、接続されている。この場合、表示装置14は、モニタ14Aにおける表示を制御する。つまり、モニタ14Aのドライバソフトウェアまたはドライバ回路基板によって、実現される。この例では、キーボード15Eおよび/またはマウス15Fによって、入力装置15が構成される。
また、端末100は、図30に示されるように、テレビジョン受像機によって実現される端末100は、モニタと、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と称する)とを含む。このような例では、リモコンによって入力装置15が構成され、また、モニタによって表示装置14が構成される。
<その他の変形例等>
図1のシステムでは、付随情報DBの更新のための処理が、電子書籍(コンテンツ)の再生(閲覧)のための処理とは独立して、実行される。具体的には、たとえばオフラインで電子書籍が閲覧された場合でも、処理部101は表4等を参照して説明した付随情報を生成し、そして、当該付随情報を表5等を参照して説明した付随情報DBに登録する。そして、オンラインで、電子書籍の閲覧中か否かに関わらず、複数のコンテンツについての付随情報のバックアップを、コンテンツサーバ300に対して行うことができる。また、電子書籍の閲覧中か否かに関わらず、コンテンツサーバ300に1以上の電子書籍(コンテンツ)の付随情報の取り出しを要求することができる。
これにより、オフラインで再生させたコンテンツについて生成した付随情報を、当該コンテンツの閲覧作業とは独立して、コンテンツサーバ300に登録することができる。また、当該ユーザが所有する他の端末100で生成された付随情報を、端末100で受信し登録することができる。
なお、受信する付随情報は、同じユーザのものに限定されない。他のユーザがコンテンツサーバ300に登録した付随情報であっても、端末100において受信することができるように、システムは構成されてもよい。この場合、コンテンツサーバ300では、付随情報は、他のユーザが受信することを許可するものが指定されて、登録されてもよい。この場合、コンテンツサーバ300は、付随情報の取り出しを要求してきたユーザが、当該付随情報を登録したユーザと異なる場合は、登録されている付随情報のうち、上記指定があるもののみを、要求してきたユーザの端末100へ送信する。
図1のシステムでは、付随情報DBの更新は、更新ボタン650(図6参照)が操作されることによって、端末100からコンテンツサーバ300に付随情報が送信される、バックアップ処理によって行われる場合もあれば、図23〜図26を参照して説明したように、端末100が、コンテンツサーバ300に登録されている付随情報を取り出して行われる場合もある。なお、図1のシステムにおいて、これらの態様の双方で付随情報の更新が行われるように構成されてもよい。
今回開示された各実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,100A〜100C 端末、101,201,301 処理部、101A コンテンツ再生部、101B リスト表示部、101C コンテンツ取得部、101D コンテンツリスト取得部、101E 付随情報生成部、101F 付随情報取得部、101G 付随情報送信部、102 表示部、103 操作部、104,302 記憶部、104A コンテンツ記憶部、104C ユーザ情報記憶部、104D,311 付随情報記憶部、105,303 通信部、106 フラッシュメモリ、200 コンテンツ配信サーバ、300 コンテンツサーバ、301A リスト生成部、301B リスト配信部、301C 付随情報管理部、301X コンテンツ配信部。

Claims (9)

  1. コンテンツを再生するための再生手段と、
    前記再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するための生成手段と、
    前記付随情報を格納するための記憶手段と、
    前記生成手段によって生成された付随情報をサーバ装置へ送信するための送信手段とを備え、
    前記再生手段は、前記記憶手段に格納された前記付随情報に基づいてコンテンツを再生し、
    前記送信手段は、前記生成手段によって生成された付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信するための送信手段とを備える、端末装置。
  2. 前記サーバ装置から、前記送信手段が送信した前記付随情報が、すでに前記サーバ装置に格納されている他の付随情報と競合する旨の通知を受信するための受信手段と、
    前記受信手段が受信した通知に基づいて、前記送信手段が送信した前記付随情報の変更を許可するか否かの情報を入力するための入力手段とを備え、
    前記受信手段は、前記入力手段に前記送信手段が送信した前記付随情報の変更を許可する情報が入力された場合には、修正後の前記付随情報を前記記憶手段に格納する、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記サーバ装置から、前記送信手段が送信した前記付随情報が、すでに前記サーバ装置に格納されている他の付随情報と競合する旨の通知を受信するための受信手段と、
    前記受信手段が受信した通知に基づいて、前記送信手段が送信した前記付随情報の前記サーバ装置での登録の指示を入力するための入力手段とを備え、
    前記送信手段は、前記入力手段に前記付随情報の前記サーバ装置での登録の指示が入力された場合には、前記サーバ装置に、前記送信手段が送信した前記付随情報の登録を指示する情報を送信する、請求項1に記載の端末装置。
  4. 記憶手段とコンテンツを再生する再生手段とを備える端末装置のコンピュータによって実行される、当該端末装置の制御プログラムであって、
    前記制御プログラムは、前記端末装置に、
    前記再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するステップと、
    前記付随情報を前記記憶手段に格納するステップと、
    生成された付随情報をサーバ装置へ送信するステップとを実行させ、
    前記再生手段は、前記記憶手段に格納された前記付随情報に基づいてコンテンツを再生し、
    付随情報をサーバ装置へ送信するステップは、生成された前記付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信する、端末装置の制御プログラム。
  5. 記憶手段とコンテンツを再生する再生手段とを備える端末装置のコンピュータによって実行される、当該端末装置の制御方法あって、
    前記再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するステップと、
    前記付随情報を前記記憶手段に格納するステップと、
    生成された付随情報をサーバ装置へ送信するステップとを備え、
    前記再生手段は、前記記憶手段に格納された前記付随情報に基づいてコンテンツを再生し、
    付随情報をサーバ装置へ送信するステップは、生成された前記付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信する、端末装置の制御方法。
  6. コンテンツを再生するための再生手段を備える端末装置と、前記端末装置と通信可能なサーバ装置とを備えた、コンテンツ再生システムであって、
    前記端末装置は、
    前記再生手段が再生可能なコンテンツに付随する情報である付随情報を生成するための生成手段と、
    前記付随情報を格納するための第1の記憶手段と、
    前記生成手段によって生成された付随情報を前記サーバ装置へ送信するための送信手段とを含み、
    前記サーバ装置は、
    コンテンツの付随情報を格納するための第2の記憶手段と、
    前記再生手段は、前記第1の記憶手段に記憶された前記付随情報に基づいてコンテンツを再生し、
    前記送信手段は、前記生成手段によって生成された付随情報を、当該付随情報が対応するコンテツの閲覧の開始または終了とは独立してサーバ装置へ送信するための送信手段とを備える、コンテンツ再生システム。
  7. 前記サーバ装置は、
    前記送信手段によって送信された前記付随情報を管理するための管理手段をさらに含み、
    前記管理手段は、
    前記送信手段によって送信された前記付随情報と前記第2の記憶手段に格納された付随情報とが競合するか否かを判断し、
    競合すると判断した場合には、前記送信手段によって送信された前記付随情報を、競合を回避するように修正し、修正後の前記付随情報を前記第2の記憶手段に格納する、請求項6に記載のコンテンツ再生システム。
  8. 前記管理手段は、
    前記送信手段によって送信された前記付随情報と前記第2の記憶手段に格納された付随情報とが競合すると判断した場合に、前記端末装置に修正後の前記付随情報を送信する、請求項7に記載のコンテンツ再生システム。
  9. 前記管理手段は、
    前記送信手段によって送信された前記付随情報と前記第2の記憶手段に格納された付随情報とが競合すると判断した場合に、前記端末装置に修正後の前記付随情報の登録の可否を問い合わせ、登録を許可する回答を受信したことを条件として、前記第2の記憶手段に、修正後の前記付随情報を前記第2の記憶手段に格納する、請求項7または請求項8に記載のコンテンツ再生システム。
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