JP2013186238A - 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】交流電源、及び直流電源により動作可能な画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置100は、定着ヒーター部1102には交流電源回路部1301により受電された交流電力を供給し、複数の電子回路には直流電源回路部1302により受電された直流電力を供給する。
【選択図】図1
【解決手段】画像処理装置100は、定着ヒーター部1102には交流電源回路部1301により受電された交流電力を供給し、複数の電子回路には直流電源回路部1302により受電された直流電力を供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。
昨今世界的なエネルギー資源不足が懸念され、自然エネルギーの活用が急速に進んでいる。期待される自然エネルギー源の1つに太陽電池がある。太陽電池が生成する電力やそれを蓄電する蓄電池も直流であり、また電気機器の多くは商用交流電源を直流に変換して直流電源で駆動する。太陽電池などで発電された直流電源を一旦交流に変換せずに直流のまま使えば利用効率が高まる。
そこで、直流(DC)と交流(AC)の2系統で給電する住宅用ハイブリッド給電システムの開発が進んでいる。このようなAC/DCハイブリッド給電システムでは、低い電圧で利用できる電気製品には直流で給電し、高い電圧が必要な冷蔵庫などには交流で給電することが想定されている。
AC/DCハイブリッド給電システムは、夜間の直流給電のために、昼間に充電したり、商用交流電力を直流に変換するコンバータも備えている。また、売電のために、直流を交流に変換するコンバータを備える場合もある。
このような技術に関連して、USB供給電力と電池を活用する画像処理装置の電力管理方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この方法では、商用交流電源とUSB供給電力から直流電力を生成して、必要な各部に供給するとともに、内蔵する充電可能な2次電池を充電する。各電源の電圧を検出し、複写装置の動作モード及び電圧検出結果からUSB供給電力からだけでは電力が不十分なときに、充電した2次電池の電力で補充させる。
上記USB供給電力は直流電力であることから、特許文献1では、商用交流電源と直流電源を電力供給元として駆動される装置が提案されている。
しかしながら、特許文献1に提案された方法で、画像形成装置の定着部などの大電力を必要とする部分に2次電池から電力を供給する為には、非常に大容量で高額な2次電池が必要になってしまう。
一方、AC/DCハイブリッド給電システムにおいて、商用交流電源は大電力を供給可能で安定的だが、直流電源は比較的大電力の供給はできず安定性も低いという特性を持つ。
本発明の目的は、交流電源、及び直流電源により動作可能な画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の画像処理装置は、記録紙上に転写されたトナーを融着させる為に前記記録紙を加熱する加熱手段と、複数の電子回路とを備えた画像処理装置であって、交流電源から交流電力を受電する交流電力受電手段と、直流電源から直流電力を受電する直流電力受電手段と、前記加熱手段、及び前記複数の電子回路に供給する電力として、前記交流電力受電手段により受電された交流電力、及び前記直流電力受電手段により受電された直流電力の少なくとも一方の電力を供給する供給手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、交流電源、及び直流電源により動作可能な画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置100の概略構成を示す図である。
図1において、制御部101は、CPUなどで構成され、画像処理装置100の全体的な動作を制御する。ROM102には、制御部101が実行するプログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM103は、制御部101が実行するプログラムが制御部101の制御の下に展開される。さらにRAM103は、制御部101のワークエリア及び、複写機能やファクシミリ機能で使用される画像が記憶される。
時計回路112は、時刻情報を出力するためのものであり、1次電池114により駆動される。
操作部105は、画像処理装置100をユーザーが操作するための各種キーからなる。表示部104は、画像処理装置100を操作するための各種情報を表示する。
FAX通信部106はアナログ電話回線である加入者電話回線1110を介してFAX通信を行う。また、FAX通信部106は受信した画像データを直ちに記録紙に出力せずに一旦RAM103に記憶した後で記録紙に出力するメモリ受信機能を有する。
さらに、FAX通信部106は送信する画像データを直ちに送信せずに一旦RAM103に記憶した後で設定した時刻に送信するタイマー送信機能を有する。なお、画像処理装置100の電源がオフされた場合でも、バッテリーバックアップ機能により、RAM103に記憶された送信する画像データは一定時間だけ保持される。
画像読み取り部108は原稿を読み取る原稿読み取り部である。画像処理部109は読み取った画像や出力する画像データの変換処理を行う。画像形成部110は、駆動モーター部1103及び定着ヒーター部1102を備え、画像データを記録紙に出力する。本実施の形態における画像形成部110は、画像データに応じてトナーを記録紙に転写することにより、画像データを記録紙に出力する。そして、画像形成部110は、複写動作の場合は画像読み取り部108で読み取った画像データを記録紙に出力し、プリント動作の場合は、例えばコンピュータ1011から転送された画像データを記録紙に出力する。また、定着ヒーター部1102は、記録紙上に転写されたトナーを融着させる為に記録紙を加熱する。駆動モーター部1103は、不図示の感光ドラムなどを駆動する。
ネットワーク通信部107は、記録紙に出力するためにコンピュータ1011からLAN1100を介して転送された画像データを受信したり、画像読み取り部108で読み取った画像データをコンピュータ1011にLAN1100を介して送信する。このネットワーク通信部107は、コンピュータ1011からブラウザでHTTP接続することで画像処理装置100を操作するリモートユーザーインターフェース機能でも使用される。
符号化復号化部111は、画像読み取り部108で読み取った画像データをFAX通信部106で送信する際に、画像データで符号化する。また、符号化復号化部111は、FAX通信部106で受信した画像データを記録紙に出力する際に、画像データを復号化する。
さらに符号化復号化部111は、複写動作をする際に複数ページの画像情報を一時的に記憶するために符号化したり、記録紙に出力する際に符号化した画像データを復号化する。
CPUバス120は、複数の電子回路を接続する。ここで複数の電子回路とは、制御部101、ROM102、RAM103、操作部105、表示部104、FAX通信部106、ネットワーク通信部107、画像読み取り部108、画像処理部109、画像形成部110、及び符号化復号化部111である。
そしてCPUバス120は、アドレス信号を転送するアドレスバス、制御信号を転送するコントロールバス、及び各種データを転送するデータバスの総称である。
USB通信部115は、記録紙に出力するためにコンピュータ1011からUSBケーブルを介して転送された画像データを受信したり、画像読み取り部108で読み取った画像データをコンピュータ1011にUSBケーブルを介して送信する。
このUSB通信部115は、ホストであるコンピュータ1011から画像処理装置100にVBUS電源の供給を受ける機能も有する。
電源ユニット130は、直流電源(直流電源線1130)から直流電力を受電する直流電力受電手段としての直流電源回路部1302を備える。直流電源回路部1302は、さらに交流電源線1120から給電された交流電力を直流電力に変換して各部へ給電をする。なお、各部とは、制御部101、ROM102、RAM103、操作部105、表示部104、FAX通信部106、ネットワーク通信部107、画像読み取り部108、画像処理部109、USB通信部115、駆動モーター部1103、及び符号化復号化部111を示している。
また、直流電源回路部1302は、直流電源線1130から給電された電力を画像処理装置100で必要な電圧に変換する。さらに、直流電源回路部1302には蓄電可能な2次電池113(蓄電手段)が接続され、直流電力の供給が不足した場合に2次電池113から放電することで、不足分を補う。
電源ユニット130は、交流電源(交流電源線1120)から交流電力を受電する交流電力受電手段としての交流電源回路部1301を備える。交流電源回路部1301は、交流電源線1120から給電された電力を直流に変換し、定着ヒーター部1102に給電する。以下の説明では、交流電源回路部1301が交流電源線1120から給電された交流電力を直流電力に変換し、さらに画像処理装置100で必要な電圧に変換することを、単に直流変換と表現する。
昇圧回路部1303は、直流電源回路部1302から給電された電力を昇圧して、交流電力の代わりに画像形成部110内の定着ヒーター部1102へ直流電力を給電する。
電源ユニット130(供給手段)は、不図示の供給電源検知部及び電源切り替え部を備える。供給電源検知部は交流電源線1120及び直流電源線1130からの電力供給状態を検知する。電源切り替え部は電源の供給元を切り替える。このようにして、電源ユニット130は、定着ヒーター部1102、及び複数の電子回路に供給する電力として、交流電源回路部1301により受電された交流電力、及び直流電源回路部1302により受電された直流電力の少なくとも一方の電力を供給する。
図2は、図1における画像処理装置100が設置される事務所や家屋の配電環境を示す図である。
図2において、電力会社230から給電された商用交流電源は交流配電盤203に供給され、そこから交流電源線1120によって電気機器へ供給される。一方、太陽電池200が生成した直流電力は直流配電盤202へ送られ、直流電源線1130によって電気機器へ供給される。
また、直流配電盤202には2次電池201が接続され、太陽電池200が生成した直流電力が余った場合は、2次電池に充電される。また、太陽電池200が生成した電力が不足する場合は、2次電池の電力を用いることで、直流電源線1130に供給する直流電力を安定化させる。
交流配電盤203と直流配電盤202との間には、交流−直流変換器204が接続される。交流−直流変換器204は、太陽電池200の発電量、及び2次電池201の充電量が不足して、直流電源線1130に十分な直流電力を供給できない場合に、交流電力から直流電力を生成して直流配電盤202へ供給する。
交流−直流変換器204は、停電で商用交流電源から給電されない場合は、直流電力から交流電力を生成して交流配電盤203へ供給する。交流電源線1120には交流電力で動作する電機機器、例えば冷蔵庫210、エアコン211、テレビ212などが接続される。直流電源線1130には直流電力で動作する電機機器、例えば照明205、電話機206、パソコン207などが接続される。
また、画像処理装置100は交流電源線1120と直流電源線1130の両方から給電される。
図3は、図1における電源ユニット130により実行される電源制御処理の手順を示すフローチャートである。
図3における電源制御処理は、電源ユニット130内部のハードロジックにより実現される。また、上述した、交流電源線1120及び直流電源線1130からの電力供給状態を検知する供給電源検知部は、交流電源回路部1301及び直流電源回路部1302の各々に設けられている。
まず、画像処理装置100の電源スイッチがオンされると(ステップS301)、交流電源線1120、直流電源線1130から給電されているか否かを電源検知部で検知することで判別する(ステップS302)。ここでは、交流電源線1120、及び直流電源線1130の少なくとも一方からは給電されているものとする。
ステップS302の判別の結果、交流電源線1120、及び直流電源線1130の両方から給電されているとき(ステップS302で交直給電)、直流電源線1130から給電された電力を電圧変換して制御部101へ供給する(ステップS303)。そして、図4で説明するAに進む。
ステップS302の判別の結果、交流電源線1120から給電されているとき(ステップS302で交流給電のみ)、交流電源線1120から給電された電力を直流変換して制御部101へ供給する(ステップS304)。そして、図5で説明するBに進む。
ステップS302の判別の結果、直流電源線1130から給電されているとき(ステップS302で直流給電のみ)、直流電源線1130から給電された電力を電圧変換して制御部101へ供給する(ステップS305)。そして、図6で説明するCに進む。
上述した電源制御処理において、図3に示される処理が終了した後のA,B,C以降の処理は、ROM102に記憶されたプログラムによって制御部101により実行される。
図4は、図1における制御部101により実行される電源制御処理(A)の手順を示すフローチャートである。
図4における電源制御処理(A)は、図3の端子Aからの処理を示しており、また交流電源線1120からの給電よりも直流電源線1130からの給電を優先する場合の例を示している。
まず、定着ヒーター部1102以外の各部へ直流電源線1130から給電された電力を電圧変換した電力が供給される(ステップS401)。上記各部については、図1の説明を参照されたい。
次いで、画像処理装置100の初期化処理を行う(ステップS402)。そして、定着ヒーター部1102の加熱が必要か否か判別する(ステップS403)。この判別は、定着ヒーター部1102の現在の温度が予め定められた温度より大きい場合は肯定判別され、そうでない場合は否定判別される。
ステップS403の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要ではないとき(ステップS403でNO)、交流電源線1120からの給電を遮断し(ステップS405)、ステップS406に進む。
一方、ステップS403の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要なとき(ステップS403でYES)、交流電源線1120からの給電により定着ヒーター部1102を予め定められた温度まで加熱する(ステップS404)。そして、加熱のための交流電源線1120からの給電を遮断して、スタンバイモードに移行する(ステップS406)。
次いで、画像データを記録紙に出力するときには(ステップS407でYES)、交流電源線1120からの給電により定着ヒーター部1102を加熱する(ステップS408)。画像データを記録紙に出力するケースとして、上述したように複写動作、プリント動作、またはFAX受信が挙げられる。
次いで、画像データを記録紙に出力し(ステップS409)、加熱のための交流電源線1120からの給電を遮断して、スタンバイモードに移行して(ステップS410)、本処理を終了する。
上述した図4の電源制御処理において、交流電源線1120からの給電よりも直流電源線1130からの給電を優先する理由について説明する。まず、画像処理装置100は主に直流電力を使用している。そして交流電力を直流電力に変換する際の変換効率を80%としても、電力のロスは大きい。
そこで交流電源線1120から給電される交流電力のエネルギー効率と直流電源線1130から給電される直流電力のエネルギー効率が同じであると仮定すると、直流電源線1130から給電された直流電力を使用した方が環境に対する消費エネルギー効率が良い。
また、上記ステップS404で、定着ヒーター部1102の加熱に交流電源線1120から給電された電力を使用する理由は、定着ヒーター部1102を加熱するための消費電力が大きいためである。
直流電源線1130から給電される直流電力の電圧が12V〜24Vと低く、給電可能な電流も比較的少ないため、定着ヒーター部1102の加熱には交流電源線1120から給電された電力を使用した場合と比較して時間を要する。
さらに、上記スタンバイモードでの定着ヒーター部1102の加熱は予熱の意味を持つ。画像データを記録紙に出力する必要が生じたときに素早く出力する場合は予熱が必要であるが、素早く出力しない場合は予熱が不要である。
図4の処理によれば、電源ユニット130は、交流電源回路部1301により交流電力が受電され、かつ直流電源回路部1302により直流電力が受電されている場合には、以下のように電力を供給する。すなわち、定着ヒーター部1102には交流電源回路部1301により受電された交流電力を供給し、複数の電子回路には直流電源回路部1302により受電された直流電力を供給する。その結果、交流電源、及び直流電源により動作可能な画像処理装置を提供できる。また、定着ヒーター部1102のように交流電源が適したものについては、交流電力を用い、電子回路のように低圧の直流電力でも動作可能なものについては直流電力を用いるので、効率的に消費電力を低減することができる。すなわち、交流電力、及び直流電力により動作可能であり、効率的に消費電力を低減可能な画像処理装置を提供することができる。
また、ステップS403,404,405に示されるように、スタンバイモードでは、定着ヒーター部1102による加熱を行わない。このように、定着ヒーター部1102による加熱を行わないときは、電源ユニット130は、交流電源回路部1301により受電された交流電力を供給しない。
図5は、図1における制御部101により実行される電源制御処理(B)の手順を示すフローチャートである。
図5における電源制御処理(B)は、図3の端子Bからの処理を示しており、また交流電源線1120からのみ給電される場合の処理を示している。
まず、定着ヒーター部1102以外の各部へ交流電源線1120から給電された電力を直流変換した電力が供給される(ステップS501)。
次いで、画像処理装置100の初期化処理を行う(ステップS502)。そして、定着ヒーター部1102の加熱が必要か否か判別する(ステップS503)。この判別は、定着ヒーター部1102の現在の温度が予め定められた温度より大きい場合は肯定判別され、そうでない場合は否定判別される。
ステップS503の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要ではないとき(ステップS503でNO)、交流電源線1120からの給電を遮断し(ステップS505)、ステップS506に進む。
一方、ステップS503の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要なとき(ステップS503でYES)、交流電源線1120からの給電により定着ヒーター部1102を予め定められた温度まで加熱する(ステップS504)。そして、加熱のための交流電源線1120からの給電を遮断して、2次電池113からの給電により、スタンバイモードに移行する(ステップS506)。
次いで、画像データを記録紙に出力するときには(ステップS507でYES)、交流電源線1120からの給電により定着ヒーター部1102を加熱する(ステップS508)。画像データを記録紙に出力するケースとして、上述したように複写動作、プリント動作、またはFAX受信が挙げられる。
次いで、画像データを記録紙に出力し(ステップS509)、加熱のための交流電源線1120からの給電を遮断して、2次電池113からの給電により、スタンバイモードに移行して(ステップS510)、本処理を終了する。
図6は、図1における制御部101により実行される電源制御処理(C)の手順を示すフローチャートである。
図6における電源制御処理(C)は、図3の端子Cからの処理を示しており、また直流電源線1130からのみ給電される場合の処理を示している。
まず、定着ヒーター部1102以外の各部へ直流電源線1130から給電された電力を電圧変換した電力が供給される(ステップS601)。
次いで、画像処理装置100の初期化処理を行う(ステップS602)。そして、定着ヒーター部1102の加熱が必要か否か判別する(ステップS603)。この判別は、定着ヒーター部1102の現在の温度が予め定められた温度より大きい場合は肯定判別され、そうでない場合は否定判別される。
ステップS603の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要ではないとき(ステップS603でNO)、昇圧回路部1303からの給電を遮断したままとし(ステップS605)、ステップS606に進む。
一方、ステップS603の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要なとき(ステップS603でYES)、昇圧回路部1303からの給電により定着ヒーター部1102を予め定められた温度まで加熱する(ステップS604)。そして、加熱のための昇圧回路部1303からの給電を遮断して、スタンバイモードに移行する(ステップS606)。
次いで、画像データを記録紙に出力するか否か判別する(ステップS607)。ステップS607においては、画像データを記録紙に出力するケースとして、上述したように複写動作、またはプリント動作が挙げられる。
ステップS607の判別の結果、画像データを記録紙に出力しないときは(ステップS607でNO)、FAX受信したか否か判別する(ステップS612)。ステップS612の判別の結果、FAX受信していないときは(ステップS612でNO)、ステップS607に戻る。
一方、ステップS612の判別の結果、FAX受信したときは(ステップS612でYES)、上述したメモリ受信機能によるメモリ受信を行い(ステップS613)、ステップS611に進む。
上記ステップS607の判別の結果、画像データを記録紙に出力するときは(ステップS607でYES)、記録するモードの1つである低速モードに移行することで、記録スピードを低速化する(ステップS608)。この低速モードは、ステップS407、507の場合の記録スピードよりも遅い記録スピードで記録するモードである。
そして、昇圧回路部1303からの給電により定着ヒーター部1102を加熱する(ステップS609)。
次いで、画像データを記録紙に出力し(ステップS610)、加熱のための昇圧回路部1303からの給電を遮断して、スタンバイモードに移行して(ステップS611)、本処理を終了する。
上記ステップS604において、昇圧回路部1303により直流電源を昇圧させる理由は、定着ヒーター部1102が交流電源線1120から給電される交流電力の電圧をそのまま使う構成にしているためである。直流電源線1130から供給された直流電力の電圧は交流電源線1120から給電される交流電力の電圧より低いのでそのままでは電圧や電力が不足する。
また、上記ステップS613では、交流電源線1120からの給電がないので、消費電力を低減するために、定着ヒーター部1102の加熱を行わないこととしている。もちろん、ステップS609のように、昇圧回路部1303からの給電により定着ヒーター部1102を加熱してもよく、その場合はステップ608と同様に記録スピードを低速化する。
図6の処理によれば、ステップS608,613に示されるように、交流電源回路部1301により交流電力が受電されないときは、画像処理装置100により行われる画像処理に係る一部の機能を制限する。
具体的には、ステップS608に示されるように、制限される一部の機能は、定着ヒーター部1102により記録紙を加熱する機能であり、定着ヒーター部1102の加熱温度を、交流電力を用いて加熱する場合の加熱温度よりも低い温度とする。こうして、定着ヒーター部1102により記録紙を加熱する機能が制限されたときは、記録紙を加熱する時間を、交流電力を用いて加熱する場合と比較して長い時間とする。本実施の形態では、記録スピードを低速化すると、記録紙を加熱する時間を、交流電力を用いて加熱する場合と比較して長い時間とできるようになっている。
また、ステップS613に示されるように、制限される一部の機能は、ファックス通信により画像データを受信し、受信した画像データを記録紙に出力するファックス受信機能である。そして、ファックス機能が制限されたときは、ファックス通信により受信した画像データを記録紙に出力せずに、記憶手段(RAM103)に記憶する。
図7は、図1における制御部101により実行される電源制御処理(C)の手順の変形例を示すフローチャートである。
図7における電源制御処理(C)は、図3の端子Cからの処理を示しており、また直流電源線1130からのみ給電される場合の処理を示し、さらに図6の変形例である。
まず、定着ヒーター部1102以外の各部へ直流電源線1130から給電された電力を電圧変換した電力が供給される(ステップS701)。
次いで、画像処理装置100の初期化処理を行う(ステップS702)。そして、定着ヒーター部1102の加熱が必要か否か判別する(ステップS703)。この判別は、定着ヒーター部1102の現在の温度が予め定められた温度より大きい場合は肯定判別され、そうでない場合は否定判別される。
ステップS703の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要ではないとき(ステップS703でNO)、昇圧回路部1303からの給電を遮断したままとし(ステップS705)、ステップS706に進む。
一方、ステップS703の判別の結果、定着ヒーター部1102の加熱が必要なとき(ステップS703でYES)、昇圧回路部1303からの給電により定着ヒーター部1102を予め定められた温度まで加熱する(ステップS704)。そして、加熱のための昇圧回路部1303からの給電を遮断して、スタンバイモードに移行する(ステップS706)。
次いで、画像データを記録紙に出力するか否か判別する(ステップS707)。ステップS707においては、画像データを記録紙に出力するケースとして、上述したように複写動作、またはプリント動作が挙げられる。
ステップS707の判別の結果、画像データを記録紙に出力しないときは(ステップS707でNO)、FAX受信したか否か判別する(ステップS711)。ステップS711の判別の結果、FAX受信していないときは(ステップS711でNO)、ステップS707に戻る。
一方、ステップS711の判別の結果、FAX受信したときは(ステップS711でYES)、上述したメモリ受信機能によるメモリ受信を行い(ステップS713)、ステップS708に進む。
上記ステップS707の判別の結果、画像データを記録紙に出力するときは(ステップS707でYES)、2次電池113から昇圧回路部1303に給電させ、その昇圧回路部1303からの給電により定着ヒーター部1102を加熱する(ステップS708)。従って、ステップS708では2次電池113から電力を補助として加えることにより、直流電源線1130から給電可能な電力が交流電源線1120から給電可能な電力より低い分を補うことができる。その結果、記録スピードを低速化させずに、通常の記録スピードで記録可能な程度に定着ヒーター部1102の加熱用電力を確保できる。
次いで、画像データを記録紙に出力し(ステップS709)、加熱のための昇圧回路部1303からの給電を遮断して、スタンバイモードに移行して(ステップS710)、本処理を終了する。なお、上述したステップS709では、メモリ受信したFAXも記録紙に出力されることとなる。
図7の処理によれば、ステップS708に示されるように、交流電源回路部1301により交流電力が受電されないときは、直流電源回路部1302により受電された直流電力の給電に加え、2次電池113から給電させる。
上述した図3から図7のフローチャートでは、画像処理装置100の電源スイッチオンをトリガーとして、交流電源線1120及び直流電源線1130の電源供給状態を検知する動作を説明した。しかし、電源スイッチオンに限らず、動作中も電源供給状態を検知するようにしてもよい。
この場合、交流電源線1120及び直流電源線1130から給電されているか否かを検知した結果に基づいて、制御部101の制御によって動的に動作フローを切り替えるようにする。
動作中もステップ302と同様に交流電源線1120及び直流電源線1130は給電されているか否かを検知する。そして、交流電源線1120及び直流電源線1130から給電されている場合は直流電源線1130からの電力を電圧変換して制御部101へ供給して、図4のステップ406へ進む。
また、交流電源線1120からのみ給電されている場合は、交流電源線1120から給電された電力を電圧変換して制御部101へ供給し、図5のステップ506へ進む。
さらに、直流電源線1130のみ給電されている場合は直流電源線1130から給電された電力を電圧変換して制御部101へ供給し、図6のステップ606または、図7のステップ706へ進む。
(他の実施の形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 画像処理装置
101 制御部
102 ROM
103 RAM
113 2次電池
115 USB通信部
130 電源ユニット
110 画像形成部
1102 定着ヒーター部
1103 駆動モーター部
1301 交流電源回路部
1302 直流電源回路部
1303 昇圧回路部
101 制御部
102 ROM
103 RAM
113 2次電池
115 USB通信部
130 電源ユニット
110 画像形成部
1102 定着ヒーター部
1103 駆動モーター部
1301 交流電源回路部
1302 直流電源回路部
1303 昇圧回路部
Claims (10)
- 記録紙上に転写されたトナーを融着させる為に前記記録紙を加熱する加熱手段と、複数の電子回路とを備えた画像処理装置であって、
交流電源から交流電力を受電する交流電力受電手段と、
直流電源から直流電力を受電する直流電力受電手段と、
前記加熱手段、及び前記複数の電子回路に供給する電力として、前記交流電力受電手段により受電された交流電力、及び前記直流電力受電手段により受電された直流電力の少なくとも一方の電力を供給する供給手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記供給手段は、前記交流電力受電手段により交流電力が受電され、かつ前記直流電力受電手段により直流電力が受電されている場合には、前記加熱手段には前記交流電力受電手段により受電された交流電力を供給し、前記複数の電子回路には前記直流電力受電手段により受電された直流電力を供給することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記加熱手段による加熱を行わないときは、前記供給手段は、前記交流電力受電手段により受電された交流電力を供給しないことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
- 前記交流電力受電手段により交流電力が受電されないときは、前記画像処理装置により行われる画像処理に係る一部の機能を制限することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 制限される前記一部の機能は、前記加熱手段により前記記録紙を加熱する機能であり、前記加熱手段の加熱温度を、交流電力を用いて加熱する場合の加熱温度よりも低い温度とすることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
- 前記加熱手段により前記記録紙を加熱する機能が制限されたときは、前記記録紙を加熱する時間を、交流電力を用いて加熱する場合と比較して長い時間とすることを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
- 制限される前記一部の機能は、ファックス通信により画像データを受信し、受信した画像データを前記記録紙に出力するファックス受信機能であり、前記ファックス受信機能が制限されたときは、前記ファックス通信により受信した前記画像データを前記記録紙に出力せずに、記憶手段に記憶することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
- 蓄電可能な蓄電手段を備え、
前記交流電力受電手段により交流電力が受電されないときは、前記直流電力受電手段により受電された直流電力の給電に加え、前記蓄電手段から給電させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 記録紙上に転写されたトナーを融着させる為に前記記録紙を加熱する加熱手段と、複数の電子回路とを備えた画像処理装置の制御方法であって、
交流電源から交流電力を受電する交流電力受電ステップと、
直流電源から直流電力を受電する直流電力受電ステップと、
前記加熱手段、及び前記複数の電子回路に供給する電力として、前記交流電力受電ステップにより受電された交流電力、及び前記直流電力受電ステップにより受電された直流電力の少なくとも一方の電力を供給する供給ステップと
を備えたことを特徴とする制御方法。 - 記録紙上に転写されたトナーを融着させる為に前記記録紙を加熱する加熱手段と、複数の電子回路とを備えた画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記制御方法は、
交流電源から交流電力を受電する交流電力受電ステップと、
直流電源から直流電力を受電する直流電力受電ステップと、
前記加熱手段、及び前記複数の電子回路に供給する電力として、前記交流電力受電ステップにより受電された交流電力、及び前記直流電力受電ステップにより受電された直流電力の少なくとも一方の電力を供給する供給ステップと
を備えたことを特徴とするプログラム。
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US13/778,319 US9008532B2 (en) | 2012-03-07 | 2013-02-27 | Image processing apparatus operable by AC power and DC power, method of controlling the apparatus, and storage medium |
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JP2012050281A JP2013186238A (ja) | 2012-03-07 | 2012-03-07 | 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム |
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