JP2013183449A - データ記憶装置及びテレビジョン受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】揮発性メモリにデータを記憶する構成で、ユーザが使用し易く、且つ、電源オフ状態での電力消費量の低減できるデータ記憶装置及びテレビジョン受信機を提供する。
【解決手段】テレビジョン受信機1は、RAM23に含まれる複数のメモリモジュールへの電力供給を、電力供給制御部25が個別にオン/オフ可能な構成である。制御部19はRAM23に記憶されたデータが再取得可能であるか否かを判定し、再取得不可能なデータが記憶されたメモリモジュールの電力供給をオン状態とし、再取得不可能なデータが記憶されていないメモリモジュールの電力供給をオフ状態とする。また制御部19は、RAM23に記憶された再取得可能なデータを削除し、再取得不可能なデータの再配置を行う。
【選択図】図1
【解決手段】テレビジョン受信機1は、RAM23に含まれる複数のメモリモジュールへの電力供給を、電力供給制御部25が個別にオン/オフ可能な構成である。制御部19はRAM23に記憶されたデータが再取得可能であるか否かを判定し、再取得不可能なデータが記憶されたメモリモジュールの電力供給をオン状態とし、再取得不可能なデータが記憶されていないメモリモジュールの電力供給をオフ状態とする。また制御部19は、RAM23に記憶された再取得可能なデータを削除し、再取得不可能なデータの再配置を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン放送に係るデータを記憶するデータ記憶装置、及びこれを備えるテレビジョン受信機に関する。
従来、テレビジョン放送の番組に係る画像データ及び音声データ等のデータ(以下、番組データという)を記憶する装置が広く普及している。このような装置には、例えば内蔵又は外部接続のハードディスク又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに番組データを記憶する構成のもの、また例えばDVD(Digital Versatile Disk)又はBD(Blue-ray Disc)等の記憶媒体に番組データを記憶する構成のものなど、種々の構成のものが存在する。このような装置では、番組データはユーザの指示によって消去されるまで記憶され続けるため、記憶容量がより大きい装置が求められる場合が多い。
特許文献1においては、常時記録に用いる揮発性メモリを有するメモリディスクの他に、可搬記録媒体用の駆動装置を備え、揮発性メモリの常時記録時に、記録可能な可搬記録媒体が装着されている場合、この可搬記録媒体にバックアップ用の常時記録を行う構成の記録再生装置が提案されている。この記録再生装置は、追従再生のため常時記録中に外部からの電力供給が遮断された場合であっても、可搬記録媒体のバックアップにより追従再生を行うことができる。
特許文献2においては、揮発性メモリ及びそのデータ読み書きを制御するメモリコントローラを有する複数のメモリモジュールと、蓄電池とを備え、一部のメモリモジュールを管理データ用モジュールとして割り当て、他のメモリモジュールを録画データ用モジュールとして割り当てて、外部電力供給が停止した場合に、蓄電池から管理データ用モジュールへの電力供給制御と、蓄電池から録画データ用モジュールへの電力供給制御とを異ならせた録画機器が提案されている。この録画機器は、外部からの電力供給が遮断された場合であっても、限られた蓄電池の電池容量の範囲でできるだけ長時間、録画データを復旧可能な状態で保持することができる。
番組データを長期間に亘って記憶しておくのではなく、本来の放送時間に対して多少の時間をずらしてユーザが番組を視聴することを可能とするため、番組データを一時的に記憶しておく機能、いわゆるタイムシフト機能を備えた装置がある。タイムシフト機能では、番組データを記憶しておくための記憶容量は小さくてよく、長期間に亘って番組データを記憶しておく必要はない。タイムシフト機能を必要とし且つ番組データを長期間に亘って記憶する必要のないユーザにとって、番組データを記憶するために不揮発性メモリ又は記憶媒体の装着機構等を搭載した上述のような装置は高価であるため、より低価格な装置が望まれている。また不揮発性メモリはデータ書換回数に制限があるという問題もある。このため、番組データをSRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリに記憶することが考えられる。
しかし揮発性メモリは、電力供給が断たれた場合にデータが消失する。このため揮発性メモリに番組データを記憶する構成とした場合、例えば装置の電源オン中のみ番組データが記憶される仕様とするか、また例えば装置の電源をオフしない(オフできない)仕様とするなどの対応が必要となる。装置の電源オン中のみ番組データが記憶される仕様では、ユーザにとってタイムシフト機能が使用し難いものとなるという問題がある。また装置の電源をオフしない仕様では、装置の消費電力量が増大するという問題がある。
特許文献1に記載の記録再生装置は、バックアップ用に可搬記録媒体を用いるため、可搬記録媒体の装着機構を搭載する必要があり高コストであるという問題がある。特許文献2に記載の録画機器は、外部からの電力供給停止時に電力を供給するための蓄電池を搭載する必要があり高コストであるという問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、揮発性メモリにデータを記憶する構成で、ユーザが使用し易く、且つ、電源オフ状態での電力消費量の低減できるデータ記憶装置及びテレビジョン受信機を提供することにある。
本発明に係るデータ記憶装置は、データを記憶する揮発性記憶手段と、電源オン/オフに係る指示を受け付ける受付手段とを備えるデータ記憶装置において、受信されたテレビジョン放送に係るデータを取得して前記揮発性記憶手段に記憶する記憶制御手段と、前記受付手段が受け付けた指示に応じて、前記揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフを制御する電力供給制御手段と、前記揮発性記憶手段に記憶されたデータが再取得可能なデータであるか否を判定する判定手段とを備え、前記電力供給制御手段は、再取得不可能なデータが記憶されている場合に前記揮発性記憶手段の電力供給をオフせず、再取得不可能なデータが記憶されていない場合に前記揮発性記憶手段の電力供給をオフするようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ記憶装置は、前記揮発性記憶手段を複数備え、前記電力供給制御手段は、複数の前記揮発性記憶手段に対する電力供給を個別にオン/オフできるようにしてあり、再取得不可能なデータが記憶されている前記揮発性記憶手段の電力供給をオフせず、再取得不可能なデータが記憶されていない前記揮発性記憶手段の電力供給をオフするようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ記憶装置は、再取得不可能なデータをより少数の前記揮発性記憶手段に記憶すべく、複数の前記揮発性記憶手段に記憶されたデータの再配置を行う再配置手段を更に備え、前記電力供給制御手段は、前記再配置手段による再配置の終了後に、前記揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフの制御を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るデータ記憶装置は、前記判定手段が再取得可能なデータと判定したデータを前記揮発性記憶手段から削除する削除手段を更に備え、前記再配置手段は、前記削除手段がデータを削除した後に再配置を行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、テレビジョン放送を受信する受信手段と、該受信手段が受信したテレビジョン放送に係る画像を表示する表示手段と、上述のデータ記憶装置とを備え、前記記憶制御手段は、前記受信手段が受信したテレビジョン放送に係るデータを取得して前記揮発性記憶手段に記憶するようにしてあり、前記電力供給制御手段は、前記受付手段が電源オフに係る指示を受け付けた場合に、前記揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフ制御を行うと共に、前記表示手段への電力供給をオフするようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、テレビジョン放送に係るデータを受信し、受信したデータを揮発性記憶手段に記憶する。揮発性記憶手段には、受信データ以外の種々のデータを記憶してよい。電源ボタンに対する操作又はオフタイマ機能等による装置の電源オフの指示を受け付けた場合、揮発性記憶手段に記憶されたデータが再取得可能なデータであるか否かを判定する。例えばテレビジョン放送の番組など放送時刻を過ぎて取得できないデータは再取得不可能なデータであり、テレビジョン放送の番組表などのデータは再取得可能なデータであると判定することができる。また例えば装置のCPU(Central Processing Unit)などにて実行されるプログラムなど、装置内の不揮発メモリに記憶されているデータは再取得可能なデータであると判定することができる。再取得不可能なデータが揮発性記憶手段に記憶されている場合、電源オフの指示を受け付けても揮発性記憶手段に対する電力供給はオフしない。これにより、揮発性記憶手段への電力供給が断たれて再取得不可能なデータが消失することを防止できる。
また、本発明においては、複数の揮発性記憶手段を備えると共に、これらを個別に電力供給のオン/オフを制御可能な構成とする。テレビジョン放送に係るデータを受信し、受信したデータを何れかの一又は複数の揮発性記憶手段に記憶する。電源オフの指示を受け付けた場合、各揮発性記憶手段に再取得不可能なデータが記憶されているか否かに応じて、各揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフを個別に制御する。これにより、再取得不可能なデータが記憶された揮発性記憶手段の電力供給がオフとなってデータが消失することを防止できる。また再取得不可能なデータが記憶されていない揮発性記憶手段の電力供給をオフして消費電力量を低減できる。
また、本発明においては、再取得不可能なデータを記憶した揮発性記憶手段の数を低減するように、複数の揮発性記憶手段に対してデータの再配置を行う。これにより複数の揮発性記憶手段を効率よく利用でき、再配置後に再取得不可能なデータが記憶されていない揮発性記憶手段の電力供給をオフすることで消費電力量をより低減できる。
また、本発明においては、再取得可能であると判定したデータを揮発性記憶手段から削除した後、データの再配置を行う。これにより揮発性記憶手段をより効率よく利用できる。
また、本発明においては、受信したテレビジョン放送又は揮発性記憶手段に記憶したデータに係る画像を表示する液晶パネル又はPDP(Plasma Display Panel)等の表示手段をテレビジョン受信機が備える。電源オフの指示を受け付けた場合に、上述のような揮発性記憶手段の電力供給オン/オフ制御を行うと共に、表示手段への電力供給をオフする。表示手段は消費電力量が多いため、これへの電力供給をオフすることがテレビジョン受信機の消費電力量低減に対する効果が大きい。
本発明による場合は、再取得不可能なデータを記憶しているか否かに応じて揮発性記憶手段の電力供給をオン/オフする構成とすることにより、装置の電源をオフすることができると共に、電源をオフしても再取得不可能なデータが消失することがないため、ユーザが使用し易い装置を実現できる。また複数の揮発性記憶手段を個別に電力供給オン/オフ可能とし、再取得不可能なデータを記憶していない揮発性記憶手段の電力供給をオフする構成とすることにより、必要な揮発性記憶手段にのみ電力を供給すればよいため、電源オフ状態で電力消費量を低減することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。図において1はテレビジョン受信機であり、テレビジョン放送をチューナ部11にて受信し、受信したテレビジョン放送の番組に係る画像を表示部15に表示すると共に、音声をスピーカ18から出力する。テレビジョン受信機1には、リモートコントローラ(以下、リモコンという)9が付属しており、ユーザはリモコン9に設けられた操作部91を操作することによってテレビジョン受信機1を操作することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。図において1はテレビジョン受信機であり、テレビジョン放送をチューナ部11にて受信し、受信したテレビジョン放送の番組に係る画像を表示部15に表示すると共に、音声をスピーカ18から出力する。テレビジョン受信機1には、リモートコントローラ(以下、リモコンという)9が付属しており、ユーザはリモコン9に設けられた操作部91を操作することによってテレビジョン受信機1を操作することができる。
テレビジョン受信機1のチューナ部11は、図示しないアンテナに接続されている。チューナ部11は、選局部21が選択した特定のテレビジョン放送を受信し、受信した信号を復調部12へ与える。なお本実施の形態においては、テレビジョン受信機1がデジタルのテレビジョン放送を受信する構成とするが、これに限るものではなく、アナログのテレビジョン放送を受信する構成であってもよい。復調部12は、受信信号を復調してテレビジョン放送に係るデジタルデータを生成し、分離部13へ与える。
復調部12が分離部13へ与えるデジタルデータには、テレビジョン放送に係る番組の画像データ及び音声データ、並びに、番組情報等が含まれている。分離部13は、与えられたデジタルデータを画像データ、音声データ及び番組情報等に分離する。分離部13は、分離した画像データを画像処理部14へ与え、音声データを音声処理部17へ与え、番組情報を番組情報処理部16へ与える。更に分離部13は、画像データ、音声データ及び番組情報等をデータ制御部20へ与える。
画像処理部14は、分離部13から与えられた画像データをデコードし、例えばガンマ補正などの種々の画像処理を行った後、表示部15の表示に適した画像信号に変換し、変換した画像信号を表示部15へ出力する。表示部15は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスを用いて構成される。表示部15は、画像処理部14から与えられた画像信号に基づいて画像を表示する。
分離部13から番組情報処理部16へ与えられる番組情報は、放送予定の番組の一覧(いわゆる番組表)又は各番組に関する情報(例えば番組が映画であれば出演者及び制作年等の情報)等である。番組情報処理部16は、ユーザの操作に応じて表示部15に番組情報を表示するため、必要な番組情報を抽出して画像処理部14へ与える。画像処理部14は、番組情報処理部16から与えられた番組情報を表示部15に表示する。
音声処理部17は、分離部13から与えられた音声データをデコードし、ユーザの設定した音量となるように増幅した音声信号をスピーカ18へ出力する。スピーカ18は、音声処理部17から与えられた音声信号に基づいて音声出力を行う。
またテレビジョン受信機1は、制御部19、データ制御部20、選局部21、赤外線受光部22、RAM(Random Access Memory)23、ROM(Read Only Memory)24及び電力供給制御部25等を備えており、これらの各部がバス26を介してデータの授受を行う。また図示は省略するが、上述の画像処理部14、番組情報処理部16及び音声処理部17もバス26に接続されており、バス26を介したデータの授受を行うことができる。制御部19は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置を用いて構成されるものであり、テレビジョン受信機1内の各部の動作を制御する。制御部19は、ROM24に予め記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、制御処理を行う。
データ制御部20は、分離部13から与えられたデータをRAM23に記憶する処理を行う。またデータ制御部20は、RAM23に記憶したデータを読み出して画像処理部14、番組情報処理部16又は音声処理部17へ与えることにより、記憶した番組の画像表示及び音声出力等を行う。これによりユーザは、番組の放送時間とは異なる時間に、RAM23に記憶(いわゆる録画)した番組を視聴することができる。
選局部21は、チューナ部11にて受信するテレビジョン放送の選択(選局)を制御する。ユーザはリモコン9などを用いて選局操作(チャンネル変更操作)を行うことができ、ユーザによりなされた選局操作が選局部21へ通知され、操作内容に応じて選局部21がチューナ部11の制御を行う。
赤外線受光部22は、リモコン9との間で赤外線通信を行うためのものである。リモコン9には赤外線発光部(図示は省略する)が設けられており、操作部91に対してなされた操作に応じた赤外線信号が赤外線発光部から送信され、テレビジョン受信機1の赤外線受光部22にて受信される。赤外線受光部22は、受信した赤外線信号に応じてリモコン9に対してなされた操作内容を制御部19及び選局部21等へ通知する。リモコン9の操作部91には、選局操作のための選局ボタン、音量調整のための音量ボタン、及び、画質などの設定を行うための設定ボタン等の種々のボタンが設けられている。また特に本実施の形態においては、操作部91には、テレビジョン受信機1の電源オン/オフの操作を行うための電源ボタンと、タイムシフト機能(詳細は後述する)に係る操作を行うための一又は複数のボタンとが設けられている。
RAM23は、SRAM又はDRAM等の揮発性メモリ素子を用いて構成されている。RAM23は、データ制御部20から与えられた画像データ、音声データ及び番組情報等のデータを記憶する。またRAM23には、制御部19にて実行されるプログラム及び実行時に必要なデータ等がROM24から読み出されて記憶される。またRAM23には、制御部19の処理過程にて発生した演算結果などの種々の一時的なデータが記憶される。このようにRAM23は、テレビジョン受信機1内の種々のデータを記憶するために用いられる。詳細は後述するが、実施の形態1に係るテレビジョン受信機1のRAM23は、複数のメモリモジュールの集合体として構成され、各メモリモジュールが個別に電源オン/オフの制御を行うことができるよう構成されている。
ROM24は、マスクROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ素子を用いて構成されている。ROM24は、制御部19にて実行される各種のプログラム及び実行時に必要なデータ等が記憶されている。またROM24がデータ書き換え可能なEEPROM又はフラッシュメモリ等で構成されている場合、テレビジョン受信機1の各種の設定情報などをROM24に記憶してもよい。
電力供給制御部25は、電源コード(図示は省略する)を介して接続された商用交流電源から交流の電力が供給されている。電力供給制御部25は、この交流の電力を直流の電力に変換し、テレビジョン受信機1内の各部へ供給する。電力供給制御部25による各部への電力供給のオン/オフは、リモコン9の操作部91に設けられた電源ボタンに対する操作に応じて行われる。リモコン9にて電源オフ操作がなされた場合、赤外線受光部22から制御部19へ電源オフ操作が通知され、制御部19が所定の終了処理を行った後に電力供給制御部25へ電源オフの命令を与え、この命令に応じて電力供給制御部25が各部への電力供給をオフする。ただしこのときに電力供給制御部25はテレビジョン受信機1内の全ての電力供給をオフするのではなく、必要な部分への電力供給はオン状態を維持する。これに対してテレビジョン受信機1の本体部に設けられた電源ボタン(図示は省略する)にて電源オフ操作がなされた場合、電力供給制御部25は全ての電力供給をオフする(又は、電力供給制御部25への交流電力の供給をオフしてもよい)。またリモコン9にて電源オン操作がなされた場合、赤外線受光部22から制御部19へ電源オン操作が通知され、制御部19が電力供給制御部25へ電源オンの命令を与え、この命令に応じて電力供給制御部25が各部への電力供給をオンする。このため少なくとも制御部19及び赤外線受光部22は、リモコン9の電源オフ操作に応じて電力供給制御部25により電力供給がオフとされることはない。
テレビジョン受信機1は、テレビジョン放送に係る画像データ及び音声データ等のデータをRAM23に記憶し、この番組を本来の放送時間から遅らせて視聴することを可能とするタイムシフト機能を備えている。例えばユーザはリモコン9の操作部91に設けられたタイムシフト機能の録画開始ボタンを操作することにより、チューナ部11にて受信中のテレビジョン放送に係るデータのRAM23への記憶(録画)を開始させることができる。また例えばユーザは、予め開始時刻及び終了時刻を設定しておく、又は、番組表から番組を選択する等の方法で、データの録画予約の設定を行うことができ、この場合テレビジョン受信機1は設定された開始時刻にデータのRAM23への記憶を開始する。
データ記憶開始のタイミングに至った場合、テレビジョン受信機1のデータ制御部20は、分離部から与えられる画像データ及び音声データ等のデータ(番組データ)を、RAM23の空き領域に順次記憶する。なおデータ制御部20がRAM23に記憶する番組データは、画像データ及び音声データのみでなく、番組の情報又は字幕等のその他のデータを更に含んでもよい。その後、ユーザにより例えばリモコン9の操作部91に設けられたタイムシフト機能の録画停止ボタンが操作された場合、又は、設定された終了時刻に至った場合等のようにデータ記憶停止のタイミングに至った場合、テレビジョン受信機1のデータ制御部20は、RAM23への番組データの記憶を停止する。
RAM23に記憶した番組データを視聴する場合、ユーザは例えばリモコン9の操作部91に設けられた再生ボタンを操作する。これによりテレビジョン受信機1のデータ制御部20は、RAM23から番組データを読み出し、画像処理部14へ画像データを与え、音声処理部17へ音声データを与える。これにより記憶された番組データの画像が表示部15に表示され、音声がスピーカ18から出力されて、ユーザが番組を視聴することができる。
RAM23に記憶した番組データに係る番組を視聴した後(番組を視聴していなくてもよい)、ユーザは例えばリモコン9の操作部91に設けられたデータ削除ボタンを操作することによって、番組データを削除し、RAM23の空き容量を増すことができる。RAM23に記憶された番組データの削除は、データ制御部20又は制御部19により行われる。
このようにテレビジョン受信機1は、RAM23に番組データを記憶することができる。ただしRAM23は揮発性のメモリ素子で構成されたものであるため、電力供給が断たれた場合にはデータを保持することができない。そこで本実施の形態に係るテレビジョン受信機1は、リモコン9の操作部91に設けられた電源ボタンによりユーザが電源オフの操作を行った場合、番組データが消失することがないようにRAM23への電力供給を制御部19及び電力供給制御部25が制御する。
図2は、電力供給制御部25によるRAM23の電源制御を説明するための模式図である。RAM23は、N個のメモリモジュール(図2においては各メモリモジュールをRAM(n)と記載してある、ただしn=1、2、…、Nである)を用いて構成されている。各メモリモジュールRAM(n)は、電力供給制御部25と個別の電源配線27で接続されている。電力供給制御部25は、各電源配線27に対する電力の出力を個別に切り替えることによって、各メモリモジュールRAM(n)に対する電力供給のオン/オフを個別に制御することができる。ただしバス26を介してRAM23に対するデータの記憶及び読み出し等を行う場合、制御部19及びデータ制御部20等は、複数のメモリモジュールRAM(n)で構成されたRAM23を、共通のアドレス空間にてアクセスすることができる。電力供給制御部25は、N個のメモリモジュールRAM(n)の何れに対して電力を供給し、何れに対して電力の供給を停止するかを、制御部19から与えられる命令に基づいて決定する。
制御部19は、RAM23の各メモリモジュールRAM(n)に記憶されたデータの種別などに応じて、各データが再取得可能なデータであるか否かを判定する。例えば制御部19が実行するプログラム及び実行に必要なデータ等は、ROM24に記憶されたものを制御部19が読み出してRAM23に記憶するが、このようにROM24に記憶されているデータは再取得可能なデータであると判定できる。また例えばチューナ部11にて受信したテレビジョン放送に係るデータのうち、番組表のデータなどは再取得が可能である。これに対してテレビジョン放送の番組データは、定められた放送時間を過ぎた後にチューナ部11にて受信することはできず、番組データは再取得不可能なデータであると判定できる。
制御部19は、再取得不可能なデータが記憶されたメモリモジュールRAM(n)に対する電力供給がオフされることがないように、換言すれば再取得可能なデータのみが記憶されたメモリモジュールRAM(n)及びデータが記憶されていないメモリモジュールRAM(n)に対する電力供給がオフされるように、電力供給制御部25に対してRAM23の電力供給停止命令を与える。例えば制御部19は、電力供給を停止するメモリモジュールRAM(n)の番号などを指定した電力供給停止命令を与える。電力供給制御部25は、電力供給停止命令にて指定されたメモリモジュールRAM(n)に対する電力供給を停止する。
また制御部19は、再取得不可能なデータが記憶されたメモリモジュールRAM(n)の数を低減すべく、RAM23に記憶されたデータの再配置を行う。図3及び図4は、RAM23のデータ再配置を説明するための模式図である。なお図示の例では、RAM23が4つのメモリモジュールRAM(1)〜(4)を備える構成としてある。またアドレス空間はメモリモジュールRAM(1)が先頭側であり、メモリモジュールRAM(4)が末尾側であるものとする。
図3左側には、テレビジョン受信機1の通常動作時においてRAM23に記憶されたデータの一例を示してある。本例では、RAM23にプログラム1、番組データ1、プログラム2、番組表及び番組データ2が、この順にアドレスの先頭から記憶されている。プログラム1は、制御部19がROM24から読み出してRAM23に記憶したものであり、メモリモジュールRAM(1)の先頭部分に記憶されている。番組データ1は、データ制御部20が分離部13から与えられたデータをRAM23に記憶したものであり、プログラム1に続けて、メモリモジュールRAM(1)及び(2)に跨って記憶されている。プログラム2は、プログラム1と同様に制御部19がROM24から読み出してRAM23に記憶したものであり、番組データ1に続けて、メモリモジュールRAM(2)及び(3)に跨って記憶されている。番組表は、データ制御部20が分離部13から与えられたデータをRAM23に記憶したものであり、プログラム2に続けて、メモリモジュールRAM(3)に記憶されている。番組データ2は、番組データ1と同様にデータ制御部20が分離部13から与えられたデータをRAM23に記憶したものであり、番組表に続けて、メモリモジュールRAM(3)及び(4)に跨って記憶されている。
RAM23のデータ再配置を行うために、制御部19は、まずRAM23に記憶されたデータが再取得可能であるか否かを判定する。図示の例では、制御部19は、プログラム1、プログラム2及び番組表を再取得可能と判定し、番組データ1及び番組データ2を再取得不可能と判定している。図3右側に示すように、制御部19は、再取得可能と判定したプログラム1、プログラム2及び番組表のデータをRAM23から削除する。これによりRAM23の先頭部分と番組データ1及び番組データ2の間に、空き領域が確保される。なお制御部19がデータ再配置を行うための最低限のプログラム(図示は省略する)がRAM23に記憶されているか、又は、制御部19にはデータ再配置の機能がハードウェアで実現されている。
次いで制御部19は、図4左側に示すように、番組データ1及び番組データ2の記憶位置をRAM23の先頭側へ移動する(再配置する)。これにより番組データ1及び番組データ2は、RAM23のメモリモジュールRAM(1)の先頭からメモリモジュールRAM(2)に跨って記憶され、メモリモジュールRAM(3)及び(4)にはデータが記憶されていない状態となる。そこで制御部19は、メモリモジュールRAM(3)及び(4)の電力供給を停止すべく、電力供給制御部25へ電力供給停止命令を与える。これに応じて電力供給制御部25は、図4右側に示すように、メモリモジュールRAM(3)及び(4)の電力供給を停止し、メモリモジュールRAM(1)及び(2)への電力供給は維持する。
図5は、電力供給停止処理に係る制御部19の状態遷移図である。電力供給停止処理に関して、制御部19は、ACオフ状態、番組データなし状態及び番組データあり状態の3状態を遷移しながら処理を行っている。なおこの状態遷移では、テレビジョン受信機1の本体の電源スイッチなどがオフされて電力供給が全て断たれた状態を、ACオフ状態として状態遷移の一状態とみなしている。テレビジョン受信機1の本体の電源スイッチなどがオンされた場合、テレビジョン受信機1の各部へ電力が供給され、制御部19は、初期状態として番組データなし状態へ移行する。また制御部19がいずれの状態であっても、本体の電源スイッチなどがオフされた場合、制御部19はACオフ状態へ遷移する。
番組データなし状態において、リモコン9の操作部91にて電源オフの操作を受け付けた場合、制御部19は、状態遷移を行わず、RAM23の全メモリモジュールRAM(n)を含む各部の電力供給停止命令を電力供給制御部25へ与える。番組データなし状態において、番組データを削除する操作が行われた場合、RAM23には削除すべきデータが存在しないため、制御部19は、状態遷移を行わない。また番組データなし状態において、番組の記憶(録画)開始のタイミングに至った場合、制御部19は、番組データあり状態へ遷移し、データ制御部20によるRAM23へのデータの記憶を行う。
番組データあり状態において、リモコン9の操作部91にて電源オフの操作を受け付けた場合、制御部19は、状態遷移を行わず、上述のようにRAM23のデータ再配置を行った後、再取得不可能なデータが記憶されていないメモリモジュールRAM(n)を含む各部の電力供給停止命令を電力供給制御部25へ与える。番組データあり状態において、番組の録画開始のタイミングに至った場合、制御部19は、状態遷移を行わず、データ制御部20によるRAM23へのデータの記憶を行う。番組データあり状態において、リモコン9の操作部91に対するデータ削除の操作によりRAM23の一部の番組データが削除された場合、RAM23には番組データが残されているため、状態遷移を行わない。また番組データあり状態において、リモコン9の操作部91に対するデータ削除の操作によりRAM23の全ての番組データが削除された場合、制御部19は、番組データなし状態へ遷移する。
図6は、実施の形態1に係るテレビジョン受信機1が行う電力供給停止処理の手順を示すフローチャートである。テレビジョン受信機1の制御部19は、赤外線受光部22からの電源オフ通知の有無に応じて、リモコン9の操作部91にて電源オフ操作がなされたか否かを判定する(ステップS1)。電源オフ操作がなされていない場合(S1:NO)、制御部19は、電源オフ操作がなされるまで待機する。電源オフ操作がなされた場合(S1:YES)、制御部19は、動作中の各部の処理停止制御又は設定情報のROM24への退避等の終了処理を行い(ステップS2)、電力供給制御部25へ電源オフ命令を与えることによって各部への電力供給を停止する処理を行う(ステップS3)。ステップS3においては、例えばチューナ部11、復調部12、分離部13、画像処理部14、表示部15、番組情報処理部16、音声処理部17及びスピーカ18への電力供給が停止される。
次いで制御部19は、データの種別などに応じて、RAM23に記憶された各データが再取得可能なデータであるか否かの判定を行う(ステップS4)。制御部19は、例えば番組データを再取得不可能なデータと判定し、番組データ以外のデータを再取得可能なデータと判定してよく、また例えば番組データ以外のデータで再取得不可能なデータと判定するデータが存在してもよい。制御部19は、再取得可能と判定したデータをRAM23から削除する(ステップS5)。
制御部19は、RAM23にデータ(再取得不可能データ)が存在するか否かを判定する(ステップS6)。RAM23にデータが存在する場合(S6:YES)、制御部19は、RAM23の先頭側へデータを移動するデータ再配置処理を行って(ステップS7)、ステップS8へ処理を進める。RAM23にデータが存在しない場合(S6:NO)、制御部19は、データの再配置処理を行わずにステップS8へ処理を進める。次いで制御部19は、RAM23中の再取得不可能データが記憶されていないメモリモジュールRAM(n)に対する電力供給を停止すべく命令を与えることで、電力供給制御部25による電力供給停止処理を行わせ(ステップS8)、処理を終了する。
以上の構成のテレビジョン受信機1は、RAM23に含まれる複数のメモリモジュールRAM(n)への電力供給を電力供給制御部25が個別にオン/オフできる構成とし、再取得不可能なデータが記憶されたメモリモジュールRAM(n)の電力供給をオン状態とし、再取得不可能なデータが記憶されていないメモリモジュールRAM(n)の電力供給をオフ状態とする。これにより、テレビジョン受信機1を電源オフ状態とした場合であっても、番組データなど再取得不可能なデータが記憶されたメモリモジュールRAM(n)の電力供給がオン状態であるため、揮発性のRAM23に記憶された再取得不可能なデータが消失することはない。また再取得不可能なデータが記憶されていないメモリモジュールRAM(n)の電力供給がオフ状態であるため、RAM23の全ての電力供給をオン状態とする構成と比較して、テレビジョン受信機1の消費電力量を低減できる。
よって番組データを記憶するために不揮発性メモリを備える必要がなく、低コストのテレビジョン受信機1を実現できる。また揮発性のRAM23に番組データを記憶する構成であっても、テレビジョン受信機1の電源をオフすることができると共に、電源をオフしても再取得不可能なデータが消失することがないため、ユーザが使用しやすいテレビジョン受信機1を提供することができる。
また、RAM23に記憶されたプログラム又は番組表等の再取得可能なデータを削除し、番組データなどの再取得不可能なデータの再配置を行う構成とすることにより、再取得不可能なデータを記憶したメモリモジュールRAM(n)の数を低減でき、RAM23を効率よく利用でき、より多くのメモリモジュールRAM(n)の電力供給をオフとすることができるため、テレビジョン受信機1の消費電力量をより低減することができる。
なお本実施の形態においては、番組データなどの記憶を行う装置としてテレビジョン受信機1を例に説明を行ったが、本発明の適用はこれに限るものではない。例えばテレビジョン放送を受信するチューナ装置、テレビジョン放送の視聴機能を備えた携帯電話器又は携帯型情報端末等の種々の装置に本発明を適用することができる。
またテレビジョン受信機1は、デジタルのテレビジョン放送を受信する構成としたが、これに限るものではなく、アナログのテレビジョン放送を受信する構成であってよく、デジタル及びアナログの両テレビジョン放送を受信する構成であってよい。またテレビジョン受信機1は、複数のチューナ部11を備える構成であってよい。またテレビジョン受信機1に制御部19及びデータ制御部20を設ける構成としたが、これに限るものではなく、制御部19がデータ制御部20の機能を兼ね備える構成であってもよい。またリモコン9の操作部91による電源オフ操作がなされた場合にRAM23の部分的な電力供給オフを行う構成としたが、これに限るものではなく、テレビジョン受信機1の本体部に設けられた操作部による電源オフ操作がなされた場合にRAM23の部分的な電力供給オフを行う構成としてもよい。この構成の場合、テレビジョン受信機1はリモコン9を備えない構成であってよい。また例えばオフタイマ機能により設定時刻にテレビジョン受信機1を電源オフする場合、また例えば予約設定に係る録画を終了してテレビジョン受信機1を電源オフする場合等も同様に、RAM23の部分的な電力供給オフ制御を行ってよい。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1に係るテレビジョン受信機1は、電力供給制御部25が個別に電力供給のオン/オフ制御可能な複数のメモリモジュールRAM(n)をRAM23が有する構成である。これに対して実施の形態2に係るテレビジョン受信機1は、電力供給制御部25がRAM23全体を一括して電源オン/オフ制御する。この構成の場合、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の制御部19は、RAM23に記憶された再取得可能なデータの削除及びRAM23のデータ再配置等の処理を行わず、RAM23に再取得不可能なデータが記憶されているか否かに応じてRAM23の電力供給をオフするか否かを判断する。
上述の実施の形態1に係るテレビジョン受信機1は、電力供給制御部25が個別に電力供給のオン/オフ制御可能な複数のメモリモジュールRAM(n)をRAM23が有する構成である。これに対して実施の形態2に係るテレビジョン受信機1は、電力供給制御部25がRAM23全体を一括して電源オン/オフ制御する。この構成の場合、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の制御部19は、RAM23に記憶された再取得可能なデータの削除及びRAM23のデータ再配置等の処理を行わず、RAM23に再取得不可能なデータが記憶されているか否かに応じてRAM23の電力供給をオフするか否かを判断する。
図7は、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1が行う電力供給停止処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の制御部19は、リモコン9の操作部91にて電源オフ操作がなされたか否かを判定し(ステップS11)、電源オフ操作がなされていない場合(S11:NO)、電源オフ操作がなされるまで待機する。電源オフ操作がなされた場合(S11:YES)、制御部19は、各種の終了処理を行い(ステップS12)、電力供給制御部25へ電源オフ命令を与えることによって各部への電力供給を停止する処理を行う(ステップS13)。ステップS13においては、例えばチューナ部11、復調部12、分離部13、画像処理部14、表示部15、番組情報処理部16、音声処理部17及びスピーカ18への電力供給が停止される。
次いで制御部19は、データの種別などに応じて、RAM23に記憶された各データが再取得可能なデータであるか否かの判定を行う(ステップS14)。判定結果から、制御部19は、RAM23に再取得不可能データが存在するか否かを判定する(ステップS15)。RAM23にデータが存在しない場合(S15:NO)、制御部19は、RAM23に対する電力供給停止命令を与えることで電力供給制御部25による電力供給停止処理を行わせ(ステップS16)、処理を終了する。RAM23にデータが存在する場合(S15:YES)、制御部19は、RAM23に対する電力供給を停止することなく、処理を終了する。
以上の構成の実施の形態2に係るテレビジョン受信機1は、リモコン9の操作部91にて電源オフ操作された場合に、RAM23に再取得不可能データが記憶されていれば、RAM23の電力供給をオフしない。これによりテレビジョン受信機1は、電源オフによってRAM23に記憶された再取得不可能なデータが消失することを防止できる。またテレビジョン受信機1は、RAM23に再取得不可能なデータが記憶されていても、画像処理部14及び表示部15等への電力供給は停止するため、電源オフ時の電力消費量を低減できる。
なお、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1のその他の構成は、実施の形態1に係るテレビジョン受信機1の構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
また、実施の形態1、2においては、番組データなどの再取得不可能データを揮発性のRAM23に全て記憶する構成としたが、これに限るものではない。再取得不可能データの一部をRAM23に記憶し、残りをデータ書き換え可能な不揮発性のメモリ素子(例えばフラッシュメモリ又はEEPROM等)に記憶する構成としてもよい。例えば、番組データを管理するための情報をRAM23に記憶し、番組データは不揮発性のメモリ素子に記憶するなどの構成とすることができる。このような構成の場合、テレビジョン受信機1は、リモコン9による電源オフ操作がなされた場合、不揮発性メモリ素子に対する電力供給はオフし、RAM23に対する電力供給は再取得不可能データの有無に応じて上記のような制御を行えばよい。
1 テレビジョン受信機(データ記憶装置)
9 リモートコントローラ
11 チューナ部(受信手段)
14 画像処理部
15 表示部(表示手段)
16 番組情報処理部
17 音声処理部
18 スピーカ
19 制御部(判定手段、再配置手段、削除手段)
20 データ制御部(記憶制御手段)
23 RAM(揮発性記憶手段)
25 電力供給制御部(電力供給制御手段)
91 操作部(受付手段)
RAM(n) メモリモジュール(揮発性記憶手段)
9 リモートコントローラ
11 チューナ部(受信手段)
14 画像処理部
15 表示部(表示手段)
16 番組情報処理部
17 音声処理部
18 スピーカ
19 制御部(判定手段、再配置手段、削除手段)
20 データ制御部(記憶制御手段)
23 RAM(揮発性記憶手段)
25 電力供給制御部(電力供給制御手段)
91 操作部(受付手段)
RAM(n) メモリモジュール(揮発性記憶手段)
Claims (5)
- データを記憶する揮発性記憶手段と、電源オン/オフに係る指示を受け付ける受付手段とを備えるデータ記憶装置において、
受信されたテレビジョン放送に係るデータを取得して前記揮発性記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
前記受付手段が受け付けた指示に応じて、前記揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフを制御する電力供給制御手段と、
前記揮発性記憶手段に記憶されたデータが再取得可能なデータであるか否を判定する判定手段と
を備え、
前記電力供給制御手段は、
再取得不可能なデータが記憶されている場合に前記揮発性記憶手段の電力供給をオフせず、
再取得不可能なデータが記憶されていない場合に前記揮発性記憶手段の電力供給をオフするようにしてあること
を特徴とするデータ記憶装置。 - 前記揮発性記憶手段を複数備え、
前記電力供給制御手段は、
複数の前記揮発性記憶手段に対する電力供給を個別にオン/オフできるようにしてあり、
再取得不可能なデータが記憶されている前記揮発性記憶手段の電力供給をオフせず、
再取得不可能なデータが記憶されていない前記揮発性記憶手段の電力供給をオフするようにしてあること
を特徴とする請求項1に記載のデータ記憶装置。 - 再取得不可能なデータをより少数の前記揮発性記憶手段に記憶すべく、複数の前記揮発性記憶手段に記憶されたデータの再配置を行う再配置手段を更に備え、
前記電力供給制御手段は、前記再配置手段による再配置の終了後に、前記揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフの制御を行うようにしてあること
を特徴とする請求項2に記載のデータ記憶装置。 - 前記判定手段が再取得可能なデータと判定したデータを前記揮発性記憶手段から削除する削除手段を更に備え、
前記再配置手段は、前記削除手段がデータを削除した後に再配置を行うようにしてあること
を特徴とする請求項3に記載のデータ記憶装置。 - テレビジョン放送を受信する受信手段と、
該受信手段が受信したテレビジョン放送に係る画像を表示する表示手段と、
請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載のデータ記憶装置と
を備え、
前記記憶制御手段は、前記受信手段が受信したテレビジョン放送に係るデータを取得して前記揮発性記憶手段に記憶するようにしてあり、
前記電力供給制御手段は、前記受付手段が電源オフに係る指示を受け付けた場合に、前記揮発性記憶手段に対する電力供給のオン/オフ制御を行うと共に、前記表示手段への電力供給をオフするようにしてあること
を特徴とするテレビジョン受信機。
Priority Applications (2)
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JP2012048371A JP5247905B1 (ja) | 2012-03-05 | 2012-03-05 | データ記憶装置及びテレビジョン受信機 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012048371A JP5247905B1 (ja) | 2012-03-05 | 2012-03-05 | データ記憶装置及びテレビジョン受信機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013081342A Division JP2013187916A (ja) | 2013-04-09 | 2013-04-09 | データ記憶装置及びテレビジョン受信機 |
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Family
ID=49041852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012048371A Expired - Fee Related JP5247905B1 (ja) | 2012-03-05 | 2012-03-05 | データ記憶装置及びテレビジョン受信機 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010028375A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Sony Corp | 送信装置、受信装置、送受信方法および送受信システムおよびプログラム |
JP2012013774A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Brother Ind Ltd | 表示装置、表示方法、及び表示プログラム |
-
2012
- 2012-03-05 JP JP2012048371A patent/JP5247905B1/ja not_active Expired - Fee Related
- 2012-09-26 WO PCT/JP2012/074669 patent/WO2013132685A1/ja active Application Filing
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012013774A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Brother Ind Ltd | 表示装置、表示方法、及び表示プログラム |
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