JP2013183368A - 通知システム、通知装置およびその制御方法 - Google Patents

通知システム、通知装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013183368A
JP2013183368A JP2012047143A JP2012047143A JP2013183368A JP 2013183368 A JP2013183368 A JP 2013183368A JP 2012047143 A JP2012047143 A JP 2012047143A JP 2012047143 A JP2012047143 A JP 2012047143A JP 2013183368 A JP2013183368 A JP 2013183368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape memory
memory alloy
unit
user
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012047143A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kawamura
仁 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Original Assignee
NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Casio Mobile Communications Ltd filed Critical NEC Casio Mobile Communications Ltd
Priority to JP2012047143A priority Critical patent/JP2013183368A/ja
Publication of JP2013183368A publication Critical patent/JP2013183368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】安全性を害することなく、また、周囲の迷惑となることなく、使用者に通知を行う。
【解決手段】本発明の通知装置は、使用者に装着される通知装置であって、他の装置と通信する通信部と、形状記憶合金を備え、前記通知装置が使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部と、前記形状記憶合金の加熱を行う加熱部と、前記形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を出力する測定部と、所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記通信部が受信すると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を行わせる制御部とを有し、前記制御部は、前記測定部の出力に示される前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を停止させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、使用者に通知を行う通知システム、通知装置およびその制御方法に関する。
携帯電話、スマートフォンなどの情報処理装置において、通話あるいはメールの着信など所定のイベントが発生した際に使用者に通知を行う方法としては、種々のものある。例えば、情報処理装置にスピーカーを設け、所定のイベントが発生すると、スピーカーから通知音を出力して使用者に通知を行う方法がある。また、別の方法として、情報処理装置にバイブレータを設け、所定のイベントが発生すると、バイブレータを振動させることで使用者に通知を行う方法がある。
上述したような、音を出力して通知を行う方法やバイブレータを振動させて使用者に通知を行う方法では、映画の上映中や会議中などにおいて、通知音やバイブレータの振動音が周囲の迷惑となることがある。また、バイブレータを振動させて使用者に通知を行う方法では、使用者が情報処理装置をかばんの中に入れていた場合などに、バイブレータが振動していることに気が付かないことがある。
そこで、特許文献1には(特開平4−53319号公報)には、使用者に装着される通知装置と、通知装置と通信可能な情報処理装置と、からなる通知システムが開示されている。特許文献1に開示の通知システムにおいては、情報処理装置は、所定のイベントが発生すると、所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を通知装置に送信する。通知装置は、装着された状態で使用者の肌に触れる部分に形状記憶合金を備えており、イベント発生信号を情報処理装置から受信すると、形状記憶合金への電圧の印加を行って形状記憶合金の温度を上昇させて形状記憶合金を変形させ、使用者に触圧覚を呈示することで通知を行う。
特許文献1に開示の通知システムにおいては、使用者に直接、触圧覚を呈示することで確実に使用者に通知を行うことができるとともに、通知音やバイブレータの振動音などが発生しないため、周囲の迷惑となることもない。
特開平4−53319号公報
特許文献1に開示の通知システムにおいては、形状記憶合金への電圧の印加を行い、温度を上昇させることで形状記憶合金を変形させる。ここで、電圧印加系統の故障などにより、形状記憶合金の温度が高くなりすぎることがある。特許文献1に開示の通知システムにおいては、通知装置は使用者に装着されるものであるにも関わらず、形状記憶合金の温度については考慮されていないため、形状記憶合金の温度が高くなりすぎ、使用者が火傷などを負う可能性があるという問題がある。
本発明の目的は、安全性を害することなく、また、周囲の迷惑となることなく、使用者に通知を行うことができる通知システム、通知装置およびその制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の通知システムは、
使用者に装着される通知装置と、前記通知装置と通信可能な情報処理装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記通知装置と通信する第1の通信部と、
所定のイベントが発生すると、前記所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記第1の通信部に前記通知装置へ送信させる第1の制御部と、を有し、
前記通知装置は、
前記情報処理装置と通信する第2の通信部と、
形状記憶合金を備え、前記通知装置が使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部と、
前記形状記憶合金の加熱を行う加熱部と、
前記形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を出力する温度測定部と、
前記第2の通信部が前記イベント発生信号を受信すると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を行わせる第2の制御部とを有し、
前記第2の制御部は、前記温度測定部の出力に示される前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を停止させる。
上記目的を達成するために本発明の通知装置は、
使用者に装着される通知装置であって、
他の装置と通信する通信部と、
形状記憶合金を備え、前記通知装置が使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部と、
前記形状記憶合金の加熱を行う加熱部と、
前記形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を出力する測定部と、
所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記通信部が受信すると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を行わせる制御部とを有し、
前記制御部は、前記測定部の出力に示される前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を停止させる。
上記目的を達成するために本発明の通知装置の制御方法は、
使用者に装着され、形状記憶合金を備え、前記使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部を有する通知装置の制御方法であって、
他の装置と通信し、
所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記他の装置から受信すると、前記形状記憶合金の加熱を行い、
前記形状記憶合金の温度を測定し、
前記測定した前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記形状記憶合金の加熱を停止する。
本発明によれば、安全性を害することなく、また、周囲の迷惑となることなく、使用者に通知を行うことができる。
本発明の第1の実施形態の通知システムの構成を示す図である。 図1に示す情報処理装置の要部構成を示すブロック図である。 図1に示す通知装置の要部構成を示すブロック図である。 図1に示す通知装置の外観を示す図である。 図1に示す通知装置の装着時の状態を示す図である。 図1に示す情報処理装置の動作を示すフローチャートである。 図1に示す通知装置のイベント発生信号受信時の動作を示すフローチャートである。 図2に示す触圧覚呈示部の変形状態を示す図である。 図1に示す通知装置の電圧印加時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の通知システムの構成を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の通知システム10の構成を示す図である。
図1に示す通知システム10は、情報処理装置20と通知装置30とを有する。
情報処理装置20は、携帯電話、スマートフォン、携帯型ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPCなどであり、主に、使用者に携帯されて使用されるものである。
通知装置30は、腕時計、ブレスレット、ヘッドバンド付きのヘッドフォンなどであり、主に、使用者に装着されるものである。また、通知装置30は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を介して情報処理装置20と通信が可能である。
次に、情報処理装置20の構成について説明する。
図2は、情報処理装置20の要部構成を示すブロック図である。なお、図2においては、情報処理装置20が携帯電話あるいはスマートフォンである場合を例として説明する。
図2に示す情報処理装置20は、無線部21と、近距離通信部22と、ペアリング処理部23と、入力部24と、設定記憶部25と、制御部26と、を有する。近距離通信部22は、第1の通信部の一例であり、制御部26は、第1の制御部の一例である。
無線部21は、図2においては不図示の無線基地局と情報処理装置20との間で行われる通信を処理する。
近距離通信部22は、図2においては不図示の通知装置との間で行われるBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を処理する。
ペアリング処理部23は、近距離通信部22を介して近距離無線通信を行う対向装置(以下、ペアリング装置)の認証および登録を行う。
入力部24は、使用者からの入力を受け付け、入力された内容に応じた信号を制御部26に出力する。なお、入力部24を介して入力される内容としては、ペアリング装置の指定、情報処理装置20において所定のイベントが発生した場合に使用者に通知する動作モードの設定などがある。
設定記憶部25は、ペアリング処理部23が認証を行ったペアリング装置を示す情報、入力部24を介して入力された動作モードの設定などを記憶する。
制御部26は、情報処理装置20への通話あるいはメールの着信など所定のイベントが発生すると、所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を、近距離通信部22に設定記憶部25に記憶されている情報に示されるペアリング装置へ送信させる。なお、所定のイベントは、例えば、使用者により予め設定された時刻になったことなどであってもよい。
次に、通知装置30の構成について説明する。
図3は、通知装置30の要部構成を示すブロック図である。
図3に示す通知装置30は、近距離通信部31と、ペアリング処理部32と、触圧覚提示部33と、電圧印加部34と、温度測定部35と、設定記憶部36と、制御部37と、を有する。近距離通信部31は、第2の通信部の一例であり、電圧印加部34は、加熱部の一例であり、制御部37は、第2の制御部の一例である。
近距離通信部31は、図2においては不図示の情報処理装置20との間で行われるBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を処理する。
ペアリング処理部32は、近距離通信部22を介して近距離無線通信を行うペアリング装置の認証および登録を行う。
触圧覚提示部33は、形状記憶合金を備えており、形状記憶合金が変形することで通知装置30を装着している使用者に触圧覚を呈示する。
電圧印加部34は、触圧覚提示部33の備える形状記憶合金への電圧の印加を行う。電圧の印加が行われることで、形状記憶合金の温度が上昇し、形状記憶合金が変形する。
温度測定部35は、触圧覚提示部33の備える形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を制御部37に出力する。
設定記憶部36は、ペアリング処理部23が認証を行ったペアリング装置を示す情報などを記憶する。
制御部37は、イベント発生信号を近距離通信部31が受信すると、電圧印加部34に触圧覚提示部33の備える形状記憶合金への電圧の印加を行わせる。また、制御部37は、形状記憶合金への電圧の印加中に温度測定部35からの出力に示される形状記憶合金の温度が所定の温度以上になると、電圧印加部34に形状記憶合金への電圧の印加を停止させる。
図4は、通知装置30の外観を示す図である。また、図5は、通知装置30の使用者に装着された状態を示す図である。なお、以下では、通知装置30は、使用者に装着される腕時計であるものとする。
図4および図5に示すように、通知装置30(腕時計)が使用者に装着された状態で、使用者の肌に接触するベルト部分に形状記憶合金41が設けられている。
形状記憶合金41は、通知装置30が使用者に装着された状態で環状となるベルトに対して外向きに湾曲した形状を記憶している。
次に、本実施形態の情報処理装置20の動作について説明する。
なお、以下では、通話あるいはメールの着信があると、所定のイベントが発生したものとして使用者に通知を行う例を用いて説明する。
図6は、本実施形態の情報処理装置20の動作を示すフローチャートである。
制御部26は、無線部21を介して通話あるいはメールの着信があるか否かを判定する(ステップS61)。
通話あるいはメールの着信がない場合には(ステップS61:No)、制御部26は、ステップS61の処理を繰り返す。
通話あるいはメールの着信がある場合には(ステップS61:Yes)、制御部26は、設定記憶部25に記憶されている動作モードの設定が、所定のイベントの発生を通知装置30に転送する転送モードであるか否かを判定する(ステップS62:No)。
動作モードが転送モードでない場合には(ステップS62:No)、制御部26は、図2においては不図示のスピーカーを介して着信音を出力したり、図2においては不図示のバイブレータを振動させたりして、通話あるいはメールの着信があったことを使用者に通知し、処理を終了する。
動作モードが転送モードである場合には(ステップS62:Yes)、制御部26は、設定記憶部25にペアリング装置を示す情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS63)。
ペアリング装置を示す情報が記憶されていない場合には(ステップS63:No)、制御部26は、例えば、ペアリング装置が登録されていない旨を図2においては不図示の表示部に表示するなどして処理を終了する。なお、ペアリング装置を示す情報が記憶されていない場合には、動作モードが転送モードでない場合と同様に、スピーカーを介して着信音を出力したり、バイブレータを振動させたりして、通話あるいはメールの着信があったことを使用者に通知してもよい。
ペアリング装置を示す情報が記憶されている場合には(ステップS63:Yes)、制御部26は、所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を、情報処理装置20を示す情報などと併せて、近距離無線部22に送信させる(ステップS64)。
次に、本実施形態の通知装置30の動作について説明する。
図7は、通知装置30のイベント発生信号受信時の動作を示すフローチャートである。
まず、制御部37は、近距離通信部31を介してイベント発生信号を受信したか否かを判定する(ステップS71)。
イベント発生信号を受信していない場合には(ステップS71:No)、制御部37は、ステップS71の処理を繰り返す。
イベント発生信号を受信した場合には(ステップS71:Yes)、制御部37は、そのイベント発生信号と併せて送信されてきた情報に基づいて、そのイベント発生信号の送信元が設定記憶部36に記憶されている情報に示されるペアリング装置であるか否かを判定する(ステップS72)。
イベント発生信号の送信元がペアリング装置でない場合には(ステップS72:No)、制御部37は、処理を終了する。
イベント発生信号の送信元がペアリング装置である場合には(ステップS72:Yes)、制御部37は、電圧印加部34に触圧覚呈示部33の備える形状記憶合金に電圧を印加する電圧印加処理の開始を指示する。電圧印加部34は、制御部37からの指示を受けて、電圧印加処理を行う(ステップS73)。
電圧の印加が行われると、形状記憶合金の温度が上昇し、形状記憶合金が変形する。ここで、上述したように、形状記憶合金は、通知装置30(腕時計)の装着時に環状となるベルトに対して外向きに湾曲した形状を記憶している。そのため、電圧の印加が行われることで、形状記憶合金41が、図8の矢印81に示すように、環状のベルトに対して外向きに湾曲するように変形する。形状記憶合金41の変形に伴い、留め金部82の位置が、図8の矢印83に示すように、時計本体部84に向かって変位する。そのため、通知装置30を装着している使用者には、通知装置30を装着している部分が締めつけられるような触圧覚を呈示することができる。
なお、図8に示した形状記憶合金41の変形前後の形状はあくまでも一例であり、使用者に触圧覚を呈示することができれば、形状記憶合金41の変形前後の形状はいかなるものであってもよい。
再び、図8を参照すると、制御部37は、電圧印加部34に電圧印加処理の開始を指示するとともに、温度測定部35に触圧覚呈示部33の備える形状記憶合金の温度の測定を指示する。温度測定部35は、制御部37の指示を受けて、形状記憶合金の温度を測定する。ここで、温度測定部35は、形状記憶合金の使用者に触れる部分の温度を測定する。
電圧印加処理が終了すると、制御部37は、処理を終了する。
次に、通知装置30の電圧印加処理時の動作について説明する。
図9は、通知装置30の電圧印加処理時の動作を示すフローチャートである。
制御部37は、所定の時間間隔で、触圧覚呈示部33の備える形状記憶合金への電圧の印加を開始した後、予め設定された電圧印加処理を行う印加時間が経過したか否かを判定する(ステップS91)。
印加時間が経過した場合には(ステップS91:Yes)、制御部37は、電圧印加処理を終了する。
印加時間が経過していない場合には(ステップS91:No)、制御部37は、温度測定部35の出力に示される形状記憶合金の温度が所定の温度(異常温度)以上であるか否かを判定する(ステップS92)。なお、異常温度としては、形状記憶合金が変形する変形温度よりも高く、かつ、通知装置30が使用者に装着されている状態で火傷などを負う可能性がある温度よりも低い温度が設定される。
形状記憶合金の温度が異常温度以上である場合には(ステップS92:Yes)、制御部37は、保護動作として、電圧印加処理を終了する。このように、形状記憶合金の温度が異常温度以上である場合には電圧印加処理を終了することで、形状記憶合金の温度が、使用者が火傷などをする温度まで上がることがないので、安全性を高めることができる。
形状記憶合金の温度が異常温度未満である場合には(ステップS92:No)、制御部37は、形状記憶合金の温度が変形温度以上であるか否かを判定する(ステップS93)。
形状記憶合金の温度が変形温度以上である場合には(ステップS93:Yes)、制御部37は、ステップS91の処理に戻る。
形状記憶合金の温度が変形温度未満である場合には(ステップS93:No)、制御部37は、形状記憶合金の温度を上昇させるために、電圧印加部34に、例えば、所定時間だけ触圧覚呈示部33への電圧の印加を行わせた後に、ステップS91の処理に戻る。
このように本実施形態の通知システム10によれば、情報処理装置20は、所定のイベントが発生すると、イベント発生信号を通知装置30に送信する。通知装置30は、イベント発生信号を受信すると、触圧覚呈示部34の備える形状記憶合金への電圧の印加を行って加熱し、変形させることで、使用者に触圧覚を呈示し、通知を行う。また、通知装置30は、形状記憶合金の温度が異常温度以上になると、形状記憶合金への電圧の印加を停止する。
使用者に触圧覚を呈示して通知を行うために、着信音を出力したり、バイブレータを振動させたりして通知を行う場合と比較して、周囲の迷惑となることなく、使用者に通知を行うことができる。また、形状記憶合金の温度が異常温度以上になると、形状記憶合金への電圧の印加を停止するために、形状記憶合金が高くなり、使用者が火傷などを負う可能性を低減し、安全性を高めることができる。
なお、本実施形態においては、図5に示すように、形状記憶合金41が環状のベルトに対して外向きに変形する例を用いて説明したが、これに限られるものでなく、形状記憶合金41は、環状のベルトに対して内向きに変形するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、通知装置30が腕時計である例を主に説明したが、通知装置30は、上述したように、ヘッドバンド付きのヘッドフォンなどであってもよい。通知装置30がヘッドバンド付きのヘッドフォンである場合には、ヘッドバンド部分に形状記憶合金が備えられ、その形状記憶合金が閉まる、あるいは、開くことで、触圧覚を使用者に呈示することができる。
また、本実施形態においては、形状記憶合金に電圧を印加して加熱する例を用いて説明したが、これに限られるものではなく、ヒータなどを用いて形状記憶合金を加熱してもよい。
(第2の実施形態)
図10は、本発明の第2の実施形態の通知システム100の構成を示す図である。
図10に示す通知システム100は、情報処理装置200と通知装置300とを有する。
情報処理装置200は、第1の実施形態の情報処理装置20に相当するものである。
通知装置300は、第1の実施形態の通知装置30に相当するものである。
次に、情報処理装置200の要部構成について説明する。
図10に示す情報処理装置200は、近距離通信部210と、制御部220と、を有する。近距離通信部210は、第1の通信部の一例であり、制御部220は、第1の制御部の一例である。
近距離通信部210は、通知装置300と通信する。
制御部220は、所定のイベントが発生すると、イベント発生信号を近距離通信部210に通知装置300へ送信させる。
次に、通知装置300の要部構成について説明する。
図10に示す通知装置300は、近距離通信部310と、触圧覚呈示部320と、加熱部330と、温度測定部340と、制御部350と、を有する。
近距離通信部310は、情報処理装置200と通信する。
触圧覚呈示部320は、形状記憶合金を備え、その形状記憶合金が変形することで使用者に触圧覚を呈示する。
加熱部330は、触圧覚呈示部320の備える形状記憶合金の加熱を行う。なお、加熱部330は、例えば、ヒータである。また、加熱部330は、形状記憶合金に電圧を印加することで、形状記憶合金を加熱する。
温度測定部340は、触圧覚呈示部320の備える形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を出力する。
制御部350は、近距離通信部310がイベント発生信号を受信すると、加熱部330に触圧覚呈示部320の備える形状記憶合金の加熱を行わせる。また、制御部350は、温度測定部340の出力に示される形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、加熱部330に形状記憶合金の加熱を停止させる。
このように本実施形態の通知システム100によれば、情報処理装置200は、所定のイベントが発生すると、イベント発生信号を通知装置300に送信する。通知装置300は、イベント発生信号を受信すると、触圧覚呈示部320の備える形状記憶合金の加熱を行って変形させることで、使用者に触圧覚を呈示し、通知を行う。また、通知装置300は、形状記憶合金の温度が異常温度以上になると、形状記憶合金への加熱を停止する。
使用者に触圧覚を呈示して通知を行うために、着信音を出力したり、バイブレータを振動させたりして通知を行う場合と比較して、周囲の迷惑となることなく、使用者に通知を行うことができる。また、形状記憶合金の温度が所定の温度以上になると、形状記憶合金への電圧の印加を停止するために、形状記憶合金が高くなり、使用者が火傷などを負う可能性を低減し、安全性を高めることができる。
10,100 通知システム
20,200 情報処理装置
21 無線部
22,210 近距離通信部
23 ペアリング処理部
24 入力部
25 設定記憶部
26,220 制御部
30,300 通知装置
31,310 近距離通信部
32 ペアリング処理部
33,320 触圧覚呈示部
34 電圧印加部
35,340 温度測定部
36 設定記憶部
37,350 制御部
41 形状記憶合金
82 留め金部
84 時計本体部
330 加熱部

Claims (10)

  1. 使用者に装着される通知装置と、前記通知装置と通信可能な情報処理装置と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通知装置と通信する第1の通信部と、
    所定のイベントが発生すると、前記所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記第1の通信部に前記通知装置へ送信させる第1の制御部と、を有し、
    前記通知装置は、
    前記情報処理装置と通信する第2の通信部と、
    形状記憶合金を備え、前記通知装置が使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部と、
    前記形状記憶合金の加熱を行う加熱部と、
    前記形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を出力する温度測定部と、
    前記第2の通信部が前記イベント発生信号を受信すると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を行わせる第2の制御部とを有し、
    前記第2の制御部は、前記温度測定部の出力に示される前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を停止させることを特徴とする通知システム。
  2. 請求項1記載の通知システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記使用者に通知を行う際の動作モードを記憶する記憶部をさらに有し、
    前記第1の制御部は、前記記憶部に記憶されている動作モードが所定の動作モードである場合には、前記所定のイベントが発生すると、前記イベント発生信号を前記第1の通信部に前記通知装置へ送信させることを特徴とする通知システム。
  3. 請求項1または2記載の通知システムにおいて、
    前記加熱部は、前記形状記憶合金に電圧を印加して、加熱することを特徴とする通知システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の通知システムにおいて、
    前記温度測定部は、前記形状記憶合金の前記使用者に触れる部分の温度を測定することを特徴とする通知システム。
  5. 使用者に装着される通知装置であって、
    他の装置と通信する通信部と、
    形状記憶合金を備え、前記通知装置が使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部と、
    前記形状記憶合金を加熱する加熱部と、
    前記形状記憶合金の温度を測定し、測定結果を出力する測定部と、
    所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記通信部が受信すると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を行わせる制御部とを有し、
    前記制御部は、前記測定部の出力に示される前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記加熱部に前記形状記憶合金の加熱を停止させることを特徴とする通知装置。
  6. 請求項5記載の通知装置において、
    前記加熱部は、前記形状記憶合金に電圧を印加して、加熱することを特徴とする通知システム。
  7. 請求項5または6記載の通知装置において、
    前記温度測定部は、前記形状記憶合金の前記使用者に触れる部分の温度を測定することを特徴とする通知装置。
  8. 使用者に装着され、形状記憶合金を備え、前記使用者に装着された状態で前記形状記憶合金が変形することで前記使用者に触圧覚を呈示する触圧覚呈示部を有する通知装置の制御方法であって、
    他の装置と通信し、
    所定のイベントが発生したことを示すイベント発生信号を前記他の装置から受信すると、前記形状記憶合金を加熱し、
    前記形状記憶合金の温度を測定し、
    前記測定した前記形状記憶合金の温度が所定の温度以上となると、前記形状記憶合金の加熱を停止することを特徴とする通知装置の制御方法。
  9. 請求項8記載の通知装置の制御方法において、
    前記形状記憶合金に電圧を印加して、加熱することを特徴とする通知装置の制御方法。
  10. 請求項8または9記載の通知装置の制御方法において、
    前記形状記憶合金の前記使用者に触れる部分の温度を測定することを特徴とする通知装置の制御方法。
JP2012047143A 2012-03-02 2012-03-02 通知システム、通知装置およびその制御方法 Pending JP2013183368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047143A JP2013183368A (ja) 2012-03-02 2012-03-02 通知システム、通知装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012047143A JP2013183368A (ja) 2012-03-02 2012-03-02 通知システム、通知装置およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013183368A true JP2013183368A (ja) 2013-09-12

Family

ID=49273723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012047143A Pending JP2013183368A (ja) 2012-03-02 2012-03-02 通知システム、通知装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013183368A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016126767A (ja) * 2014-12-30 2016-07-11 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation 可変物理的特性を有する変形可能ハプティック・ウェアラブル
JP2016130981A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 日本電産コパル株式会社 報知装置、報知方法、及びプログラム
WO2016158824A1 (ja) * 2015-04-03 2016-10-06 シャープ株式会社 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム
WO2017169112A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
WO2019131257A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 オムロンヘルスケア株式会社 生体情報測定装置、方法及びプログラム
JP2021012503A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 日本電信電話株式会社 触覚提示装置、触覚提示方法、及びプログラム
WO2023189673A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 ソニーグループ株式会社 ウエアラブルデバイス

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016126767A (ja) * 2014-12-30 2016-07-11 イマージョン コーポレーションImmersion Corporation 可変物理的特性を有する変形可能ハプティック・ウェアラブル
JP2016130981A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 日本電産コパル株式会社 報知装置、報知方法、及びプログラム
WO2016158824A1 (ja) * 2015-04-03 2016-10-06 シャープ株式会社 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム
JPWO2016158824A1 (ja) * 2015-04-03 2018-07-05 シャープ株式会社 情報処理装置、制御方法、および制御プログラム
WO2017169112A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2017182106A (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
US10877524B2 (en) 2016-03-28 2020-12-29 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method
WO2019131257A1 (ja) * 2017-12-28 2019-07-04 オムロンヘルスケア株式会社 生体情報測定装置、方法及びプログラム
JP2021012503A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 日本電信電話株式会社 触覚提示装置、触覚提示方法、及びプログラム
JP7189094B2 (ja) 2019-07-05 2022-12-13 日本電信電話株式会社 触覚提示装置、触覚提示方法、及びプログラム
WO2023189673A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 ソニーグループ株式会社 ウエアラブルデバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013183368A (ja) 通知システム、通知装置およびその制御方法
AU2022235611B2 (en) Coordination of message alert presentations across devices based on device modes
US10567965B2 (en) Facilitating a secure session between paired devices
JP6381061B2 (ja) Bluetooth(登録商標)通信方法およびデバイス
US20200213437A1 (en) Providing remote interactions with host device using a wireless device
US9674707B2 (en) Facilitating a secure session between paired devices
US11729743B2 (en) Alert peripheral for notification of events occurring on a programmable user equipment with communication capabilities
US20160028869A1 (en) Providing remote interactions with host device using a wireless device
KR102288726B1 (ko) 웨어러블 전자 장치, 메인 전자 장치, 시스템 및 그 제어 방법
KR20160025850A (ko) 웨어러블 전자 장치
KR20120093001A (ko) 3d 안경 및 이의 전원 및 페어링 제어 방법
JP2016019160A (ja) 電子機器、方法およびプログラム
CN106161792B (zh) 控制方法、控制装置及电子设备
CN107079273A (zh) 在不建立持久连接的情况下的设备之间的通信
JP6364938B2 (ja) 通信システム、携帯通信機及び無線通信方法
CN110415495B (zh) 设备丢失处理方法及相关设备
JP2015195433A (ja) 端末装置、及び着信制御方法
WO2021120319A1 (zh) 一种交互提醒方法、装置、存储介质及电子设备
CN109144462A (zh) 发声控制方法、装置、电子装置及计算机可读介质
JP5310591B2 (ja) 通信システムおよびヘッドマウントディスプレイ
KR20110085282A (ko) 비화 통신을 제공하는 장치 및 방법
KR20040070744A (ko) 블루투스를 이용한 착신호 알림 장치 및 그 동작 방법
KR20160097914A (ko) 스마트 밴드 및 이를 이용한 모니터링 방법
JP6234300B2 (ja) 無線端末、無線システム及び通信接続方法
CN111491232A (zh) 耳机、耳机的控制方法以及电子设备