JP2013183367A - Ad変換回路とマイクロコントローラ及びサンプリング時間調整方法 - Google Patents

Ad変換回路とマイクロコントローラ及びサンプリング時間調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用途に応じて接続する外部装置によって変化する入力インピーダンス値に対応して、自動的にサンプリング時間を設定することを可能とする。
【解決手段】入力端子から入力されたアナログ入力電圧を複数の容量からなる容量アレイ1にかけて、設定されたサンプリング時間まで電荷を蓄積するサンプルホールド回路3と、容量アレイの各容量の電圧を各容量から逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成するコンパレータ回路4と、入力端子に接続された外部装置から入力された基準電圧と同じ値の調整用電圧に応じてサンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、基準電圧に対して予め定められた閾値に達するまでの時間を計測し、計測した時間に基づいて求めた時間をサンプリング時間として設定するサンプリング時間調整回路と、を備えたAD変換回路。
【選択図】図1

Description

本発明は、サンプル・アンド・ホールド機能を有する逐次比較型アナログ・デジタル変換回路(以降、「AD変換回路」とも記載する)に係り、特に、接続される外部装置によって変化する入力インピーダンスに応じて自動的に入力値のサンプリング時間の調整を行うのに好適なAD変換回路とマイクロコントローラ及びサンプリング時間調整方法に関するものである。
サンプル・アンド・ホールド機能を有するAD変換回路は、比較的簡単な回路構成で実現され、比較的安価に製造できるCMOSプロセスとの整合性が高く、占有面積も比較的小さいことから、LSI(Large Scale Integration)で構成され、マイクロコントローラ(MCU)に内蔵されることが多い。
このようなAD変換回路は、アナログ入力電圧を複数の容量素子にかけて、当該アナログ入力電圧分の電荷を各容量素子にチャージ(蓄積)し、そのチャージした電荷に相当する電圧をホールドし、AD変換回路の内部基準電圧との比較により、アナログ入力電圧をAD変換回路の分解能分のデジタル値で出力している。なお、以下、アナログ入力電圧を容量素子にかけて当該アナログ入力電圧分の電荷を容量素子にチャージ(蓄積)することを、説明を簡単にするために、単にアナログ入力電圧を容量素子にチャージ(蓄積)する等と記載する。
AD変換回路においては、外付け部品をできるだけ少なくするため、マイクロコントローラ内部に、アナログ入力電圧をチャージするための容量素子を設けてサンプル・アンド・ホールド回路(以下、サンプルホールド回路と記載する)を構成している。
以下、図5に示す従来の6ビットAD変換回路の構成と動作について説明する。図5のAD変換回路において、アナログ入力電圧Vainは、オン状態のスイッチS1を介して、Cラダー3内の複数の容量素子からなる内部変換容量アレイ(図中、「内部変換容量」と記載)1に印加される。
スイッチS1をオンすることにより、アナログ入力電圧Vainが容量素子アレイ1にチャージされた後、スイッチS1をオフしてアナログ入力電圧VainとCラダー3を切り離し、その後、AD変換回路は、AD変換(アナログ信号からデジタル信号への変換)を開始する。AD変換を開始すると、内部容量素子アレイ1の各容量素子は、デジタル論理回路で構成された制御回路2によって、スイッチSW1〜SW7とスイッチS4により、基準電圧VrefまたはGNDのどちらか一方と接続される。
コンパレータ回路4は、内部容量素子アレイ1の一端(Cin)と接続され、AD変換結果に応じて“High”か“Low”レベルを出力する。
コンパレータ回路4におけるAD変換動作は、AD変換回路と共にLSI内に設けられた図示していないマイクロコンピュータ(以下、中央処理装置もしくはCPUともいう)から入力される基本クロック信号CLK、及び、制御信号に基づく制御回路2による制御で行われる。また、コンパレータ回路4からの出力は制御回路2に入力され、制御回路2からマイクロコンピュータに変換結果として出力される。
このような構成のAD変換回路において、内部容量素子アレイ1は、全体で、Q=64pF×(Vt−Vain)の電荷をチャージする。なお、Vtはコンパレータ回路4のしきい値電圧であり、この時、アナログ入力電圧Vainの入力用のスイッチS1と、コンパレータ回路4におけるスイッチS2,S3はON(オン:接続状態)である。
このチャージ期間が終了すると、制御回路2の制御により、アナログ入力用スイッチS1と、コンパレータ回路4のスイッチS2,S3がOFF(オフ:遮断状態)し、内部容量素子アレイ1に蓄えられた電荷は、コンパレータ回路4によるAD変換が終了するまで保持される。
コンパレータ回路4によるAD変換においては、最上位ビットの変換を例にとると、32pFの容量素子のみがスイッチSW1によりアナログ入力電圧(ここでは基準電圧Vref)側に接続され、それ以外の容量素子は全てスイッチSW2〜SW7、及びスイッチS4を介してGNDに接続される。
本例のAD変換回路は10bit(bit9〜bit0)のAD変換回路であり、「9bit」が最上位bitとなるので、この接続状態で、内部容量素子アレイ1の一端(Cin:コンパレータ回路4側)における電圧を「V9」とすると、内部容量素子アレイ1に蓄えられた電荷(Q)は不変であるため、下記の式(1)が成立する。
Q=64pF×(Vt−Vain)=32pF×(V9−Vref)+32pF×(V9-GND) …(1)
変換電圧範囲を、電源電圧VDDからグランド(0V)、すなわち、基準電圧Vref=電源電圧VDD、GND=0Vとすると、コンパレータ回路4の入力部(Cin)の電圧変化分である「Vt−V9」の値は、「Vt−V9=Vain−(1/2)×VDD」となる。
コンパレータ回路4では、V9の値がVtの値より高いか低いかで変換結果が判定されるので、「Vain>(1/2)×VDD」であれば「V9<Vt」となり、変換結果は「1」(High、ハイ)となり、「Vain<(1/2)×VDD」であれば「V9>Vt」となり、変換結果は「0」(Low、ロー)となる。
従って、最上位ビットの判定は、アナログ入力電圧Vainが「(1/2)×VDD」より大きいか小さいかで決定する。他のビットも最上位ビットと同様な動作で変換される。
しかし、このような構成からなるAD変換回路においては、内部容量素子アレイ1へのアナログ入力電圧のチャージ期間、すなわち、入力値のサンプリング時間に関して以下の問題点がある。
例えば、AD変換回路においてアナログ入力電圧Vainをサンプリングする時間は、内部変換容量アレイ1とAD変換回路の入力インピーダンスの時定数で決定される。現在、AD変換回路の変換時間を高速化するために、入力インピーダンス値を小さくする傾向がある。しかし、AD変換回路の入力インピーダンスによっては、AD変換回路の入力電圧をサンプリングする時間が足らず、AD変換回路が誤った変換結果を出力する場合がある。このような場合、入力インピーダンスの値を規定する必要がある。
しかしながら、入力インピーダンス値は、AD変換回路を具備したマイクロコントローラに接続される外部装置によって決定されるため、接続される外部装置が特定されない状態では、入力インピーダンス値をマイクロコントローラ側で決定することはできない。
例えば、入力インピーダンス値を仕様で規定することも考えられるが、この場合、ユーザーの設計の自由度を狭めてしまう。また、サンプリング時間を複数設け、その中から選択するような構成とすることも考えられるが、そのためには、レジスタ等を設ける必要があり、コスト高となってしまう。
なお、AD変換回路におけるサンプリング時間に関する従来技術が例えば特許文献1,2に記載されている。
特許文献1においては、デジタル信号に変換すべきアナログ信号の入力を制御するためのアナログ・スイッチと、アナログ信号のサンプリングに使用するスイッチ回路部と、2進の重み付けがなされた複数の容量からなる容量アレイ部と、出力信号であるデジタル信号を形成するためのコンパレータ部とを備えてなる逐次比較型ADコンバータにおいて、アナログ・スイッチとスイッチ回路部との間に、利得が1で、高入力インピーダンス、低出力インピーダンスの増幅器を介在させる構成が記載されている。
このような構成とすることにより、サンプリング時、容量アレイ部を構成する容量を充電する時間は、増幅器の低い出力インピーダンスに依存することとなり、充電時間を短くすることができる。
また、特許文献2においては、アナログ入力信号ANinがサンプルホールド回路でサンプリングされ、サンプルホールド回路の出力電圧と、D/Aコンバータから順次出力される複数のアナログ基準電圧ANsとがコンパレータで逐次比較され、その比較結果が逐次比較レジスタに格納されてデジタル出力信号Doutとして出力される逐次比較型ADコンバータにおいて、クロック信号に基づいて動作する制御回路により、サンプリング動作及び逐次比較動作が制御される構成とし、クロック信号選択回路により、基準クロック信号CLKに基づいて複数のクロック信号を生成し、この複数のクロック信号の中からいずれか一つのクロック信号を選択して制御回路に動作クロック信号CLKMとして出力すると共に、選択制御回路により、電源電圧に基づいてクロック信号選択回路で選択するクロック信号を変更して、サンプリング動作時間及び逐次比較動作時間を変更する技術が記載されている。
しかしながら、このような特許文献1,2に記載の技術では、用途に応じて接続する外部装置によって変化する入力インピーダンス値に対応して、自動的にサンプリング時間を設定することはできない。
特開平4−220016号公報 特開平7−264071号公報
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、用途に応じて接続する外部装置によって変化する入力インピーダンス値に対応して、自動的にサンプリング時間を設定することを可能とするAD変換回路とマイクロコントローラ及びサンプリング時間調整方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のAD変換回路は、入力端子から入力されたアナログ入力電圧を複数の容量からなる容量アレイに、設定されたサンプリング時間まで蓄積するサンプルホールド回路と、前記容量アレイの各容量に蓄積された前記アナログ入力電圧を各容量から逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成するコンパレータ回路と、前記入力端子に接続された外部装置から入力された調整用電圧に応じて前記サンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、前記基準電圧に対して予め定められた閾値に達するまでの時間を計測し、該計測した時間に基づいて求めた時間を前記サンプリング時間として設定するサンプリング時間調整回路と、を備えた。
また、本発明のマイクロコントローラは、前記AD変換回路と、該AD変換回路の動作制御を含むプログラムに基づく処理を行う中央処理装置と、を備えている。
また、本発明のサンプリング時間調整方法は、入力端子から入力されたアナログ入力電圧を複数の容量からなる容量アレイに、設定されたサンプリング時間まで蓄積するサンプルホールド回路と、前記容量アレイの各容量に蓄積された前記アナログ入力電圧を各容量から逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成するコンパレータ回路と、を備えたAD変換回路におけるサンプリング時間を設定するサンプリング時間調整方法であって、前記入力端子に接続された外部装置から入力された調整用電圧に応じて前記サンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、前記基準電圧に対して予め定められた閾値に達するまでの時間を計測する第1の手順と、 前記第1の手順で計測した時間に基づいて求めた時間を前記サンプリング時間として設定する第2の手順と、を含む。
本発明によれば、AD変換回路及びそれを備えたマイクロコントローラにおいて、用途に応じて接続する外部装置によって変化する入力インピーダンス値に対応して、自動的にサンプリング時間を設定することが可能となる。
実施の形態に係るAD変換回路の構成例を示す回路図である。 図1におけるAD変換回路の動作例を示すタイミングチャートである。 図1におけるAD変換回路を備えたマイクロコントローラの構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係るAD変換回路におけるサンプリング時間調整方法の手順例を示すフローチャートである。 従来のAD変換回路の構成例を示す回路図である。
以下、図を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るAD変換回路の構成を示しており、図5に示した従来のAD変換回路にサンプリング時間調整回路を設けた構成となっている。
図1に示すように、本実施の形態に係るAD変換回路のAD変換を行う回路部分(サンプルホールド回路部分、及びコンパレータ回路部分)の構成及び動作は、図5に示した従来の回路とほぼ同じで、制御回路2aの動作に相違があるだけであり、ここでのAD変換動作に関しての詳細な説明は行わず、以下、サンプリング時間調整回路に関しての構成と動作の説明を主に行う。
本実施の形態に係るサンプリング時間調整回路は、コンパレータ11、NMOSトランジスタ12、リセット付きのDフリップ・フロップ(以下、単に「フリップ・フロップ」とも記載する)13,14、2入力ANDゲート15、カウンタ16、及び、抵抗R1,R2、スイッチS5を備えている。なお、本例では、図示していないマイクロコンピュータ(中央処理装置、CPU)で実現される機能(例えば導出手段)や、図示してない記憶装置(例えば不揮発性記憶手段)等も、サンプリング時間調整回路の構成要素となる。
コンパレータ11のプラス入力(非反転入力)には、AD変換回路のCラダー3における内部容量素子アレイ1への入力線Linにおけるアナログ入力電圧VainがスイッチS5を介して入力される。
コンパレータ11のマイナス入力(反転入力)には、基準電圧Vrefを抵抗R1と抵抗R2で分圧した電圧が入力される。
NMOSトランジスタ12のドレインは抵抗R2と接続され、ソースはGNDと接続され、ゲートには、スイッチS5をON/OFF制御する信号cont1が入力される。なお、この信号cont1は、マイクロコンピュータからの制御信号に基づき制御回路2aから出力される。
コンパレータ11の出力は、フリップ・フロップ13のD入力に接続され、このフリップ・フロップ13のQ出力は、フリップ・フロップ14のD入力と2入力ANDゲート15の一方の入力に接続されている。
フリップ・フロップ14のQ出力は、2入力ANDゲート15の他方の入力に接続されている。
フリップ・フロップ13,14のクロックCKとリセットRの各々は、それぞれ共通に接続されている。クロックCKに入力されるCLKは、制御回路2aに入力されるCLKと同じである。
フリップ・フロップ13,14のリセットRには制御回路2aから出力されるcont2信号が入力される。フリップ・フロップ13,14には、制御回路2aからスイッチSW1に出力されるcont2信号と同じ信号が入力される。
カウンタ16におけるクロック入力CKにはCLKが接続され、リセットRには、cont2信号が入力される。
さらに、カウンタ16のストップ端子(S端子)には、2入力ANDゲート15の出力が接続され、この2入力ANDゲート15からの出力がS端子に入力されることにより、カウンタ16はカウント動作を停止する。
2入力ANDゲート15の出力と、カウンタ16の出力OUTは、図示していないマイクロコンピュータに入力される。
以下、このような構成のAD変換回路におけるサンプリング時間を調整する動作を説明する。なお、サンプリング時間調整の動作時には、AD変換動作は停止させておく。
まず、設定対象の外部装置を接続して、当該外部装置から、アナログ入力電圧Vainが入力される入力端に、基準電圧Vrefと同じ電圧の調整用電圧Vrefを入力する。
この状態で、基本クロックCLKを入力すると共に、マイクロコンピュータからの制御信号に基づき制御回路2aにおいて、cont1信号を“Low”から“High”にする。
このように、cont1信号が“Low”から“High”に変化することで、NMOSトランジスタ12とスイッチS5が共にオンとなり、コンパレータ11のプラス入力側には調整用電圧Vrefが入力され、コンパレータ11のマイナス入力には基準電圧Vrefを抵抗R1,R2で分圧した電圧(Vref×R2/(R1+R2))が入力される。
この状態で、次に、制御回路2aは、cont2を信号“Low”から“High”にする。このように、cont2信号が“Low”から“High”になることで、スイッチS1がオンとなると共に、フリップ・フロップ13,14とカウンタ16がリセットされる。このリセット後にカウンタ16によるカウント動作が開始される。
このようにして、スイッチS1がオンすると、接続された外部装置の入力インピーダンスとCラダー3における内部変換容量アレイ1との時定数τに応じた速度で、コンパレータ11のプラス入力が基準電圧Vrefになるよう上昇する。
この時定数τは、接続された外部装置の入力インピーダンスをZ、内部変換容量アレイ1の容量をCとすると、「τ=1-exp(−1/ZC)」で表され、基準電圧Vrefの63.2%の電圧で「1τ」となる。
そこで、本例では、コンパレータ11のマイナス入力の電圧を、基準電圧Vrefの63.2%になるように抵抗R1と抵抗R2を設定する。例えば、抵抗R1と抵抗R2の抵抗値の合計を100Rとした場合には、抵抗R1は36.8R、抵抗R2は63.2Rと設定する。
このように設定することにより、コンパレータ11のプラス入力の電圧が、マイナス入力側の基準電圧Vrefの63.2%以上になると、コンパレータ11の出力が、“Low”から“High”に変化する。
このコンパレータ11の出力を、フリップ・フロップ13,14でラッチ(保持)する。
このように、フリップ・フロップ13,14の2つを用いて2回ラッチするのは、誤検地防止のためである。
フリップ・フロップ13,14の出力Qが共に“High”の時には、2入力ANDゲート15の出力は、Low”から“High”に変化し、この信号の変化は、マイクロコンピュータがカウンタ16のカウンタ値を読み込む通知信号となる。
2入力ANDゲート15の“High”出力は、カウンタ16のS端子に入力され、カウンタ16のカウント動作が停止し、カウンタ16でカウントされたカウンタ値は、AD変換回路の制御を行うマイクロコンピュータに送られる。
マイクロコンピュータは、カウンタ16のカウンタ値を読み取ると、cont1信号とcont2信号を”Low”にして、サンプリング時間調整回路とAD変換回路の動作をリセットする。
そして、マイクロコンピュータは、読み取ったカウンタ16のカウンタ値を用いて求めた時間を、外部装置に対するサンプルホールド回路におけるアナログ入力電圧のサンプリング時間として制御回路2aに設定する。
本例では、サンプリング時間調整回路は、カウンタ値を用いて求めた時間に、予め定められた精度に対応した値を乗算した値をサンプリング時間として設定する。
例えば、サンプル時間の設定は、カウンタ値(1τの時間)の8倍に設定すると、「τ=1−exp-8」で内部変換容量の充電した電圧に対して0.0335%の誤差となる。これは、例えば10bitAD変換回路の場合、「exp-8×210」で約「0.34LSB」の誤差精度となり、AD変換回路のサンプル時間としては十分となる。
このように、本例においては、内部の基準電圧と調整用電圧とを比較し、調整用電圧が内部の基準電圧の63.2%の値より高くなるまで、AD変換回路の動作クロックで動作するカウンタでカウントすることで、外部装置の入力インピーダンスとAD変換回路の内部変換容量の時定数τを求め、その際のカウンタ値を用いてAD変換回路の入力電圧Vainのサンプル時間を設定する。
このようにしてサンプリング時間を設定すると、マイクロコンピュータは、AD変換回路の実動作制御において、制御回路2aを介してcont2信号をオンさせ、設定したサンプリング時間で、アナログ入力電圧Vainのサンプル動作を行わせ、その後、従来技術と同様にしてAD変換を行わせる。
なお、本実施の形態例では、図示していない記憶装置(例えば不揮発性記憶装置)を設け、サンプリング時間調整回路で計測した時間もしくは設定したサンプリング時間を、この記憶装置に記憶しておくことで、AD変換時に、記憶したサンプリング時間を用いて、当該外部装置に対するAD変換を行うようにしても良い。これにより、AD変換回路を起動する度にサンプリング時間を計測して制御回路2aに設定する必要がなくなる。
このように、本例のサンプリング時間調整回路は、コンパレータ11において、調整用電圧と基準電圧を比較して調整用電圧が閾値に達したことを示す信号を出力し、カウンタ16において、調整用電圧のサンプルホールド回路への入力開始からコンパレータ11からの信号が出力されるまでの時間を計測し、マイクロコンピュータにおいて、カウンタ16で計測された時間を用いてサンプルホールド時間を導出する。
そして、上述したように、本実施の形態例では、閾値を、調整用電圧の基準電圧に対する1未満の比で定める。
すなわち、本例のサンプリング時間調整回路は、基準電圧Vrefを抵抗R1,R2により分圧して閾値としてコンパレータ11に入力する構成とし、抵抗R1,R2のそれぞれの抵抗値は、入力インピーダンスと内部変換容量の時定数τに応じて上昇する調整用電圧が基準電圧の100%未満で、コンパレータ11からの信号が出力されるように設定される。
具体的には、本例のサンプリング時間調整回路では、抵抗R1,R2の抵抗値は、コンパレータ11に分圧され入力される電圧が、基準電圧の63.2%となるよう設定される。
このことにより、入力された調整用電圧が基準電圧に一致するまで待つ必要がないので、短時間で十分な精度を持つサンプリング時間を決定することができる。
なお、抵抗R1と抵抗R2を可変抵抗としても良い。このようにすることで、任意の精度に応じたサンプリング時間に自動的に調整することができる。
以上の本例のサンプリング時間調整回路の動作を示すタイミングチャートが図2に示されており、以下、この図2におけるサンプリング時間調整回路の動作の説明を行う。
接続された設定対象の外部装置から、アナログ入力電圧の入力端子(Vain)に、基準電圧と同じ電圧の調整用電圧Vrefが入力され、コンパレータ11のマイナス入力に基準電圧Vrefを抵抗R1,R2で分圧した「Vref×R2/(R1+R2)」の電圧が入力されている状態で、基本クロックCLKが入力され、cont1信号が“Low”から“High”に切り換えられることで、コンパレータ11のプラス入力側に調整用電圧Vrefが入力される。
この状態で、次に、cont2信号が“Low”から“High”に切り換えられると、カウンタ16によるカウント動作(0,1,2,…,n)が開始される。
この状態において、接続された外部装置の入力インピーダンスとCラダー3における内部変換容量アレイ1との時定数τに応じた速度で、コンパレータ11のプラス入力が上昇し、マイナス入力側の基準電圧Vrefの63.2%以上になると、コンパレータ11の出力が、“Low”から“High”に変化する。
このコンパレータ11の出力の変化に応じて、2入力ANDゲート15の出力が変化し、この変化が、マイクロコンピュータにカウンタ16のカウンタ値を読み込む通知信号となる。すなわち、2入力ANDゲート15の“High”出力により、カウンタ16のカウント動作が停止し、カウンタ16の停止したカウンタ値(n)が、マイクロコンピュータに送られる。
このようにして送られてきたカウンタ16のカウンタ値を用いて、マイクロコンピュータは、外部装置から入力された調整用電圧Vrefに応じてサンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、基準電圧Vrefに対して予め定められた閾値(例えば基準電圧の63.2%)に達するまでの時間を求め、さらに、この時間に基づいて求めた時間を、外部装置に対するサンプルホールド回路におけるアナログ入力電圧のサンプリング時間として設定する。
次に、このようなサンプリング時間調整回路を設けたAD変換回路を備えたマイクロコントローラ(半導体装置)の構成について、図3を用いて説明する。
図3に示す本例のマクロコントローラ31は、AD変換回路32、CPU33、及びメモリ34を備え、AD変換回路32は、サンプルホールド回路32aと、コンパレータ回路32bと、サンプリング時間調整回路32cと、制御回路32dと、を備えている。
制御回路32dは、CPU33のプログラムに基づく処理で出力される制御信号を入力して、サンプルホールド回路32a、コンパレータ回路32b、及び、サンプリング時間調整回路32cの動作制御を行う。
なお、サンプルホールド回路32aは図1に示したCラダー3を備え、コンパレータ回路32bは図1に示したコンパレータ回路4を備え、サンプリング時間調整回路32cは、図1に示した、コンパレータ11、NMOSトランジスタ12、フリップ・フロップ13,14、2入力ANDゲート15、カウンタ16、及び、抵抗R1,R2、スイッチS5を備えている。
このような構成により、本例のマイクロコントローラ31は、CPU33のメモリ34に記憶されたプログラムに基づく処理に応じた制御回路32dの制御により、サンプルホールド回路32aにおいて、アナログ入力電圧を容量アレイにおける各容量素子に、設定されたサンプリング時間まで蓄積し、コンパレータ回路32bにおいて、各容量素子に蓄積されたアナログ入力電圧を逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成し、そして、サンプリング時間調整回路32cにおいて、AD変換動作を開始する前に、接続された外部装置から入力された基準電圧と同じ値の調整用電圧に応じてサンプルホールド回路32aの入力側において上昇する電圧が、基準電圧に対して予め定められた閾値(例えば基準電圧の63.2%)に達するまでの時間を計測し、計測した時間を基に、外部装置に対するサンプルホールド回路32aにおけるアナログ入力電圧のサンプリング時間を設定する。
なお、マクロコントローラ31は、AD変換回路32で変換されたデジタル信号を図示していないインターフェース部を介して外部に出力する。
次に、このようなCPU33のプログラムされた処理に基づくサンプルホーサンプリング時間調整回路32cの処理内容を、図4を用いて説明する。
まず、ステップ400において、アナログ入力電圧の入力端子に調整用電圧(Vref)を入力し、ステップ402において、コンパレータ11のマイナス入力に基準電圧Vrefの63.2%の分圧を入力する。
ステップ404において、カウンタ16のカウント動作を開始し、ステップ406において、コンパレータ11からのHighレベル信号の出力を待つ。
コンパレータ11からHighレベル信号の出力があれば、ステップ408において、カウンタ16のカウント動作を停止し、ステップ410において、カウンタ16のカウント値を読み取り、ステップ412において、読み取ったカウント値を用いてサンプリング時間を算出して処理を終了する。
以上、図1〜図4を用いて説明したように、本例のAD変換回路は、サンプルホールド回路により、入力端子から入力されたアナログ入力電圧を複数の容量からなる容量アレイに、設定されたサンプリング時間まで蓄積し、コンパレータ回路により、容量アレイの各容量に蓄積されたアナログ入力電圧を各容量から逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成し、サンプリング時間調整回路により、AD変換動作を停止した状態で、入力端子に接続された外部装置から入力された基準電圧と同じ値の調整用電圧に応じてサンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、基準電圧に対して予め定められた閾値(例えば基準電圧の63.2%)に達するまでの時間を計測し、計測した時間に基づいて求めた時間を、外部装置に対するサンプルホールド回路におけるアナログ入力電圧のサンプリング時間として設定し、設定したサンプリング時間で、当該外部装置から入力されるアナログ入力電圧に対するサンプリングを行い、AD変換を行う。
なお、サンプリング時間調整回路は、計測した時間に、予め定められた精度に対応した値(例えば8)を乗算した値をサンプリング時間として設定する。
また、閾値を、調整用時間の基準電圧に対する1未満の比で定める。
また、サンプリング時間調整回路で計測した時間もしくは設定したサンプリング時間を記憶する記憶装置、例えば不揮発性記憶装置を備えた構成としても良い。
また、サンプリング時間調整回路は、調整用電圧と閾値とを比較して調整用電圧が閾値に達したことを示す信号を出力するコンパレータ(11)と、調整用電圧のサンプルホールド回路への入力開始からコンパレータ(11)からの信号が出力されるまでの時間を計測するカウンタ16と、カウンタ16で計測された時間を用いてサンプルホールド時間を導出するマイクロコンピュータの処理機能、を備えた構成とする。
また、サンプリング時間調整回路は、基準電圧を分圧して閾値として比較手段に入力する第1の抵抗R1と第2の抵抗R2を備え、第1の抵抗R1の抵抗値と第2の抵抗R2の抵抗値は、入力インピーダンスと内部変換容量の時定数τに応じて上昇する調整用電圧が基準電圧の100%未満で、コンパレータ(11)からの信号が出力されるように設定される。
例えば、第1の抵抗R1の抵抗値と第2の抵抗R2の抵抗値は、コンパレータ(11)に分圧され入力される電圧が、基準電圧の63.2%となるよう設定される。
なお、第1の抵抗R1と第2の抵抗R2は可変抵抗としても良い。
そして、本例のマイクロコントローラは、このようなAD変換回路と、このAD変換回路の動作制御を行うCPUと、を備えた構成とし、このようなAD変換回路におけるサンプリング時間を設定するために、入力端子に接続された外部装置から入力された基準電圧と同じ値の調整用電圧に応じてサンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、基準電圧に対して予め定められた閾値(例えば基準電圧の63.2%)に達するまでの時間を計測する第1の手順と、第1の手順で計測された時間に基づいて求めた時間を、外部装置に対するサンプルホールド回路におけるアナログ入力電圧のサンプリング時間として設定する第2の手順と、を含むサンプリング時間調整方法を行う。
以上のように、本例においては、内部の基準電圧と調整用電圧とを比較し、調整用電圧が内部の基準電圧に対して予め定められた閾値(例えば基準電圧の63.2%)より高くなるまで、AD変換回路の動作クロックで動作するカウンタでカウントすることで、接続された外部装置の入力インピーダンスとAD変換回路の内部変換容量の時定数τに達する時間を求め、その際の時間を用いてAD変換回路の入力電圧Vainのサンプル時間を自動設定することができる。
そして、上述したように、サンプル時間の設定は、カウンタ値(1τの時間)の8倍に設定すると、「τ=1−exp-8」で内部変換容量の充電した電圧に対して0.0335%の誤差となる。これは、例えば10bitAD変換回路の場合、「exp-8×210」で約「0.34LSB」の誤差精度となり、AD変換回路のサンプル時間としては十分となる。
また、1度測定したサンプル時間の測定結果をフラッシュメモリーなどの不揮発性メモリに書き込んでおけば、AD変換回路を起動する毎にサンプル時間を測定することは不要となる。
また、例えば、本例のAD変換回路は汎用のマイクロコントローラに搭載することが可能であり、火災警報器用ICや、炊飯器用ICなどに用いることが可能である。
なお、本発明は、図1〜図4を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、メモリに記憶されたプログラムを読み込んでCPUが実行することにより、本発明に係るサンプリング時間調整回路の制御を行っているが、このような、サンプリング時間調整回路の制御を、論理素子回路からなるハードウェア構成で行う構成としても良い。
また、本例では、10ビットのAD変換回路を例としているが、これに限るものではない。
また、図1に示す例では、コンパレータ11のプラス入力に調整用電圧を入力し、マイナス入力に基準電圧の分圧を入力する構成としているが、逆の入力とし、コンパレータ11の出力側にインバータを設けた構成としても良い。その他、サンプリング時間調整回路を構成する比較手段、計測手段、及び、導出手段としては、図1に示すコンパレータ11、抵抗R1,R2、フリップ・フロップ13,14、2入力ANDゲート15、カウンタ16からなる構成に限定されるものではなく、適宜に変更可能である。
また、本例では、基準電圧の63.2%を閾値とすることで、外部装置の入力インピーダンスとAD変換回路の内部変換容量の時定数の1τに達する時間を求め、その際の時間を用いてAD変換回路の入力電圧Vainのサンプル時間を自動調整するようにしているが、例えば「2τ」や「3τ」に達する時間を求め、その際の時間を用いてAD変換回路の入力電圧Vainのサンプル時間を自動調整するようにしても良い。また、閾値を基準電圧の63.2%以下、例えば、基準電圧の50%を閾値としても良い。この場合、AD変換回路の仕様の精度を満足するように、当該閾値で求めた時間を何倍にするかを決定する。しかし、例えば、90%以上もしくは10%以下といった極端な高低の閾値とした場合、コンパレータ11の精度を高めることが必要となる。特に、高い閾値とした場合には、カウンタ値の取得に時間がかかる。
1 内部変換容量アレイ
2,2a 制御回路
3 Cラダー(サンプルホールド回路)
4 コンパレータ回路
11 コンパレータ
12 NMOSトランジスタ
13,14 フリップ・フロップ(リセット付きDフリップ・フロップ)
15 2入力ANDゲート
16 カウンタ
31 マイクロコントローラ
32 AD変換回路
32a サンプルホールド回路
32b コンパレータ回路
32c サンプリング時間調整回路
32d 制御回路
33 CPU(中央処理装置)
34 メモリ
R1,R2 抵抗
S1〜S5,SW1〜SW7 スイッチ

Claims (11)

  1. 入力端子から入力されたアナログ入力電圧を複数の容量からなる容量アレイにかけて、設定されたサンプリング時間まで電荷を蓄積するサンプルホールド回路と、
    前記容量アレイの各容量の電圧を各容量から逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成するコンパレータ回路と、
    前記入力端子に接続された外部装置から入力された調整用電圧に応じて前記サンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、前記基準電圧に対して予め定められた閾値に達するまでの時間を計測し、該計測した時間に基づいて求めた時間を前記サンプリング時間として設定するサンプリング時間調整回路と、
    を備えたAD変換回路。
  2. 前記サンプリング時間調整回路は、前記計測した時間に、予め定められた精度に対応した値を乗算した値を前記サンプリング時間として設定する
    請求項1記載のAD変換回路。
  3. 前記閾値を、前記調整用電圧の前記基準電圧に対する1未満の比で定めた
    請求項1又は請求項2記載のAD変換回路。
  4. 前記サンプリング時間調整回路で計測した時間もしくは設定したサンプリング時間を記憶する記憶手段を備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のAD変換回路。
  5. 前記サンプリング時間調整回路は、
    前記調整用電圧と前記閾値とを比較して前記調整用電圧が前記閾値に達したことを示す信号を出力する比較手段と、
    前記調整用電圧の前記サンプルホールド回路への入力開始から前記比較手段からの前記信号が出力されるまでの時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された時間を用いて前記サンプルホールド時間を導出する導出手段と、を備えた
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のAD変換回路。
  6. 前記サンプリング時間調整回路は、前記基準電圧を分圧して前記閾値として前記比較手段に入力する第1の抵抗と第2の抵抗を備え、
    前記第1の抵抗の抵抗値と第2の抵抗の抵抗値は、前記外部装置が接続された際の入力インピーダンスと前記容量アレイとの時定数τに応じて上昇する前記調整用電圧が前記基準電圧の100%未満で、前記比較手段から前記信号が出力されるように設定される
    請求項5に記載のAD変換回路。
  7. 前記サンプリング時間調整回路は、前記基準電圧を分圧して前記閾値として前記比較手段に入力する第1の抵抗と第2の抵抗を備え、
    前記第1の抵抗の抵抗値と第2の抵抗の抵抗値は、前記比較手段に分圧され入力される電圧が、前記基準電圧の63.2%となるよう設定される
    請求項5に記載のAD変換回路。
  8. 前記第1の抵抗と前記第2の抵抗は可変抵抗である
    請求項6又は請求項7記載のAD変換回路。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のAD変換回路と、
    該AD変換回路の動作制御を含むプログラムに基づく処理を行う中央処理装置と、
    を備えたマイクロコントローラ。
  10. 入力端子から入力されたアナログ入力電圧を複数の容量からなる容量アレイにかけて、設定されたサンプリング時間まで電荷を蓄積するサンプルホールド回路と、前記容量アレイの各容量の電圧を各容量から逐次読み出して予め設定された基準電圧と比較しデジタル信号を生成するコンパレータ回路と、を備えたAD変換回路におけるサンプリング時間を設定するサンプリング時間調整方法であって、
    前記入力端子に接続された外部装置から入力された調整用電圧とに応じて前記サンプルホールド回路の入力側において上昇する電圧が、前記基準電圧に対して予め定められた閾値に達するまでの時間を計測する第1の手順と、
    前記第1の手順で計測した時間に基づいて求めた時間を前記サンプリング時間として設定する第2の手順と、
    を含むサンプリング時間調整方法。
  11. 前記第2の手順では、前記第1の手順で計測された時間に、予め定められた精度に対応した値を乗算した値を前記サンプリング時間として設定する
    請求項10記載のサンプリング時間調整方法。
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