JP2009264833A - シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法 - Google Patents

シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009264833A
JP2009264833A JP2008112780A JP2008112780A JP2009264833A JP 2009264833 A JP2009264833 A JP 2009264833A JP 2008112780 A JP2008112780 A JP 2008112780A JP 2008112780 A JP2008112780 A JP 2008112780A JP 2009264833 A JP2009264833 A JP 2009264833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
schmitt trigger
buffer
test
capacitor
input terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008112780A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kojima
修 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Microelectronics Inc
Original Assignee
Kawasaki Microelectronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Microelectronics Inc filed Critical Kawasaki Microelectronics Inc
Priority to JP2008112780A priority Critical patent/JP2009264833A/ja
Publication of JP2009264833A publication Critical patent/JP2009264833A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】シュミットトリガバッファのテストを短時間で行うことができ、テストコストを削減することができるテスト回路およびテスト方法を提供する。
【解決手段】シュミットトリガバッファのテスト回路は、シュミットトリガバッファの入力端子に接続され、その出力信号がハイレベルの場合に、第1の制御信号に応じて、シュミットトリガバッファの入力端子をディスチャージする回路と、シュミットトリガバッファの入力端子に接続され、その出力信号がローレベルの場合に、第2の制御信号に応じて、シュミットトリガバッファの入力端子をチャージアップする回路と、テスト時に、シュミットトリガバッファの入力端子とグランドとの間に接続される第1のコンデンサと、テスト時に、第1のコンデンサと並列に、一方の端子がシュミットトリガバッファの入力端子に接続される第2のコンデンサとを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファのテスト回路およびそのテスト方法に関するものである。
シュミットトリガバッファは、出力信号がローレベルからハイレベルに変化する時の入力信号の電圧(上昇時閾値)Vtpと、出力信号がハイレベルからローレベルに変化する時の入力信号の電圧(下降時閾値)Vtmとが異なるという、いわゆるヒステリシス特性を有する。従って、そのテストでは、入力信号の電圧Vtm、Vtp、及び両者の電圧差(ヒステリシス電圧)ΔV=Vtp−Vtmが所定の電圧以上であること、とを保証する必要がある。
ここで、図3には、左側に半導体テスタ50が示され、右側に、入力バッファ60として用いられるシュミットトリガバッファのテストが行われる被試験デバイス(半導体集積回路)52が示されている。
テスタ50は、テスト信号を出力するドライバ54と、被試験デバイス52の出力信号と出力期待値とを比較し、両者の比較結果を出力するコンパレータ56とを有する。一方、被試験デバイス52は、入力バッファ60としてのシュミットトリガバッファと、出力バッファ64と、被試験デバイス52の内部回路の出力信号(信号出力)と入力バッファ60の出力信号とを切り換えて出力するマルチプレクサ62とを有する。
被試験デバイス52のマルチプレクサ62は、通常時には、内部回路の出力信号を出力する。一方、テスト時には、その出力が、入力バッファ60の出力信号に切り換えられる。テスト時には、例えば、図3に示すように、テスタ50のドライバ54から、被試験デバイス52の入力バッファ60に入力されるテスト信号の電圧が徐々に上昇され、その後、徐々に下降される。
テスト信号は、被試験デバイス52の入力バッファ60、マルチプレクサ62、出力バッファ64を経て、テスタ50のコンパレータ56に入力される。テスト信号の電圧上昇時に、コンパレータ56の比較結果が遷移(変化)した時のテスト信号の電圧Vtpと、同電圧降下時に、コンパレータ56の比較結果が遷移した時のテスト信号の電圧Vtmと、の電圧差ΔVを求め、シュミットトリガバッファのヒステリシス特性を検証する。
しかしながら、従来のシュミットトリガバッファのテスト方法では、各入力バッファについて、テスト信号の電圧を上昇した後、下降させることを行う必要があるため、テスト時間が長くなり、その結果、テストコストが上昇するという問題があった。
ここで、本発明に関連性があると思われる先行技術文献として、例えば、特許文献1,2などがある。
特許文献1は、シュミットトリガバッファのテストに関するものではなく、集積回路のテストに関するものである。同文献には、積分回路とシュミットゲートとを直列に接続して構成されたレート制限回路により、テストクロックの時間レートの上限を制限し、テストモード進入のための処理を高速で行うことができないようにして内部情報の秘匿性を高くした集積回路のデバイステスト回路が開示されている。
特許文献2には、出力バッファの出力を入力するシュミットトリガ回路と、マスタスレーブラッチ回路が複数、直列に接続され、サンプリングクロックによりシュミットトリガ回路の出力をラッチ回路にラッチしていくシフトレジスタとを備え、テスト信号が印加されると、サンプリングクロックをシフトレジスタの各ラッチ回路に入力させ、シフトレジスタからのサンプリング結果を出力する半導体集積回路が開示されている。
特開平3−181872号公報 特開平3−255969号公報
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解消し、シュミットトリガバッファのテストを短時間で行うことができ、テストコストを削減することができるテスト回路およびテスト方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファのテスト回路であって、
前記シュミットトリガバッファの入力端子に接続され、前記シュミットトリガバッファの出力信号がハイレベルの場合に、第1の制御信号に応じて、前記シュミットトリガバッファの入力端子をディスチャージする第1の回路と、
前記シュミットトリガバッファの入力端子に接続され、前記シュミットトリガバッファの出力信号がローレベルの場合に、第2の制御信号に応じて、前記シュミットトリガバッファの入力端子をチャージアップする第2の回路と、
テスト時に、前記シュミットトリガバッファの入力端子とグランドとの間に接続される第1のコンデンサと、
テスト時に、前記第1のコンデンサと並列に、一方の端子が前記シュミットトリガバッファの入力端子に接続される第2のコンデンサとを備えていること特徴とするテスト回路を提供するものである。
ここで、前記半導体集積回路が、前記入力バッファとして用いられる複数のシュミットトリガバッファを備えており、
前記複数のシュミットトリガバッファの各々に対して、前記第1および第2の回路と前記第1のコンデンサが各々設けられ、前記複数のシュミットトリガバッファの全てに対して、前記第2のコンデンサが1つ設けられ、
前記第2のコンデンサは、テスト時に、前記複数のシュミットトリガバッファのうちの、テストされるシュミットトリガバッファの入力端子に接続されることが好ましい。
さらに、前記シュミットトリガバッファの入力端子と前記第1および第2の回路との間に接続された抵抗素子を備えていることが好ましい。
また、本発明は、上記に記載のテスト回路を用いて、テスタにより、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファをテストする方法であって、
テスタの第1のドライバにより、前記第2のコンデンサの他方の端子をグランド電位とし、テスタの第2のドライバにより、前記シュミットトリガバッファの上昇時閾値よりも高い電圧まで前記第1および第2のコンデンサを充電し、
前記第1の制御信号をイネーブル状態とし、かつ、前記第2のドライバの出力をハイインピーダンス状態とすることにより、前記第1および第2のコンデンサに充電された電荷を前記ディスチャージ回路により放電し、
前記シュミットトリガバッファの入力端子の電圧が当該シュミットトリガバッファの下降時閾値に達した後、テスタの第1のコンパレータにより、前記下降時閾値が規格値の範囲内にあることを確認し、
前記第1のドライバの出力をハイインピーダンス状態にし、前記第1の制御信号をディスエーブル状態、かつ、前記第2の制御信号をイネーブル状態にすることにより、前記第1のコンデンサを前記チャージアップ回路により充電し、
前記シュミットトリガバッファの入力端子の電圧が当該シュミットトリガバッファの上昇時閾値に達した後、テスタの第2のコンパレータにより、前記上昇時閾値が規格値の範囲内にあることを確認し、テスタの第3のコンパレータにより、前記第2のコンデンサの他方の端子の電圧が前記シュミットトリガバッファのヒステリシス電圧の規格値以上であることを確認することを特徴とするテスト方法を提供するものである。
ここで、上記に記載のテスト回路を用いて、テスタにより、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファをテストする方法であって、
テスト時に、前記複数のシュミットトリガバッファのうちの、テストするシュミットトリガバッファの入力端子に前記第2のコンデンサを接続し、
前記複数のシュミットトリガバッファの各々について1つずつ順番にテストをすることが好ましい。
本発明によれば、測定対象のシュミットトリガバッファの上昇時閾値、下降時閾値およびヒステリシス電圧が半導体テスタで直接比較確認できるため、測定精度が高く、しかもコンデンサの充放電を1回ずつ行うだけでテストできる。そのため、従来のテスト方法よりも短い時間で測定が完了できる。すなわち、従来よりもテストコストを削減することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のシュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法を詳細に説明する。
図1は、本発明のシュミットトリガバッファのテスト回路の構成を表す一実施形態の回路図である。同図は、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファのテスト回路の一例を表したものである。図1の左側には半導体テスタ10が示され、同右側には、入力バッファ20として用いられるシュミットトリガバッファのテストが行われる被試験デバイス(半導体集積回路)12が示されている。
半導体テスタ10は、半導体集積回路のテストを行うための公知のテスタである。テスタ10には、複数のテストピン18(18a、18b、18c、…)が設けられている。各々のテストピン18には、ドライバ14(14a、14b、14c、…)と、コンパレータ16(16a、16b、16c、…)が設けられている。ドライバ14の出力端子とコンパレータ16の入力端子は互いに接続され、さらに、対応するテストピン18に接続されている。
図示していないが、ドライバ14は、制御信号により出力のオン(所定の電圧)ないしオフ(ハイインピーダンス)が制御される。各々のテストピン18において、テスト時には、出力モード(ドライバ14の出力がオン)の場合、ドライバ14から所定電圧のテスト信号が出力される。一方、入力モード(ドライバ14の出力がオフ)の場合、テストピン18に入力される被試験デバイス12の出力信号がコンパレータ16により出力期待値と比較され、その比較結果が出力される。
被試験デバイス12では、入力バッファ20としてシュミットトリガバッファが用いられている。図1では、代表的に一番上の入力バッファ20aのテスト回路だけを示しているが、他の入力バッファ20b、20c、…にも同様のテスト回路が設けられている。
テスト回路は、AND回路22と、NMOS(N型MOSトランジスタ)24と、NAND回路26と、PMOS(P型MOSトランジスタ)28と、抵抗素子30と、スイッチ32と、コンデンサ(第1のコンデンサ)34と、アナログスイッチ36と、コンデンサ(第2のコンデンサ)38とによって構成されている。なお、コンデンサ38は、全ての入力バッファ20に対して1つだけ設けられている(全ての入力バッファ20で共用される)。
AND回路22、NMOS24、NAND回路26、PMOS28、抵抗素子30およびアナログスイッチ32は被試験デバイス12に内蔵され、スイッチ32とコンデンサ34,38は外付けされている。なお、コンデンサ34,38を内蔵するか外付けするかは自由であるが、チップ面積や容量値の精度を考慮すると、コンデンサ34,38は外付けの方が望ましい。
入力バッファ20の入力端子は、被試験デバイス12の対応する入力ピン40(40a、40b、40c、…)に接続されている。例えば、一番上の入力バッファ20aの入力端子は入力ピン40aに接続されている。
抵抗素子30とNMOS24は、入力バッファ20の入力端子とグランドの間にこの順序で直列に接続されている。AND回路22の一方の入力端子には入力バッファ20の出力信号が入力され、他方の入力端子には制御信号Aが入力され、その出力信号はNMOS24のゲートに入力されている。
PMOS28のドレイン側端子は電源に、また、PMOS28のソース側端子は、NMOS24と抵抗素子30との間に接続されている。また、NAND回路26の一方の反転入力端子には入力バッファ20の出力信号が入力され、他方の入力端子には制御信号Bが入力され、その出力信号はPMOS28のゲートに入力されている。
入力バッファ20の入力ピン40は、テスタ10の対応するテストピン18に接続されている。スイッチ32とコンデンサ34は、入力ピン40(テストピン18と対応する入力ピン40との接続点)とグランドの間にこの順序で直列に接続されている。テスト時に、スイッチ32がオンとされ、シュミットトリガバッファの入力端子とグランドとの間にコンデンサ34が接続される。
また、アナログスイッチ36は、入力バッファ20の入力端子(すなわち、入力バッファ20に対応する入力ピン40)とモニタピン42との間に接続されている。図示していないが、全ての入力バッファ20に対応するアナログスイッチ36が並列に接続され、1本のモニタピン42に共通に接続されている。アナログスイッチ36のオンまたはオフは制御信号Cにより行われる。テスト時に、テストする入力バッファ20のアナログスイッチ36がオンとされ、コンデンサ34と並列に、コンデンサ38の一方の端子がテストされるシュミットトリガバッファの入力端子に接続される。
また、被試験デバイス12のモニタピン42は、テスタ10の対応するテストピン18dに接続されている。そのモニタピン42と、別のテストピン18eと、の間にコンデンサ38が接続されている。モニタピン42とコンデンサ38は、それぞれ1つずつ設けられており全ての入力バッファ20で共用される。
AND回路22とNMOS24は、入力バッファ20の入力端子をディスチャージする回路(第1の回路)の一例であり、NAND回路26とPMOS28は、入力バッファ20の入力端子をチャージアップする回路(第2の回路)の一例である。
ディスチャージ回路は、シュミットトリガバッファの出力信号がハイレベルで、かつ、制御信号Aがハイレベル(イネーブル状態)の時にNMOS24がオンとなり、シュミットトリガバッファの入力端子をディスチャージする。言い換えると、シュミットトリガバッファの出力信号がローレベルになるか、制御信号Aがローレベル(ディスエーブル状態)になるとNMOS24はオフとなり、ディスチャージは行われない。
一方、チャージアップ回路は、シュミットトリガバッファの出力信号がローレベルで、かつ、制御信号Bがハイレベル(イネーブル状態)の時にPMOS28がオンとなり、シュミットトリガバッファの入力端子をチャージアップする。同様に、シュミットトリガバッファの出力信号がハイレベルになるか、制御信号Bがローレベル(ディスエーブル状態)になるとPMOS28はオフとなり、チャージアップは行われない。
入力バッファ20の入力端子をディスチャージする回路およびチャージアップする回路の具体的な回路構成は何ら限定されず、同様の機能を果たすものであればどのような構成の回路でもよい。
抵抗素子30とコンデンサ34は、スイッチ32がオンの時に積分回路を構成する。従って、PMOS28がオンの時に、入力バッファ20の入力端子の電位は、抵抗素子30の抵抗値とコンデンサ34の容量値により決定される時定数に応じた速度で上昇する。一方、NMOS24がオンの時に、入力バッファ20の入力端子の電位は、前述の時定数に応じた速度で下降する。
時定数は、テスト時間の短縮のためには小さい方が望ましい。しかし、時定数が小さくなると、入力バッファ20の入力端子のディスチャージおよびチャージアップの速度が速くなり、ディスチャージの場合は、入力バッファ20の出力信号が下降時閾値Vtmを大幅に下回る虞がある。チャージアップの場合は、上昇時閾値Vtpを大幅に上回る虞があり、いずれの場合も測定誤差が増大する。従って、テスト時間と測定精度の両方を考慮して、時定数を適宜設定することが望ましい。
なお、図1では、ディスチャージ回路とチャージアップ回路で抵抗素子30を共用しているが、別々に設ける構成としてもよい。また、抵抗素子30は、適切な時定数が得られるのであれば必須ではない。また、配線などの抵抗値で代用することもできる。抵抗素子30が設けられていない場合、ディスチャージ回路およびチャージアップ回路は、シュミットトリガバッファの入力端子に直接接続される。
次に、図2のタイミングチャートを参照しながら、本発明のテスト方法に従って、図1に示すテスト回路を用いて、入力バッファ20としてのシュミットトリガバッファのヒステリシス特性のテストを行う場合の動作を説明する。
テスト時には、複数の入力バッファ20の各々について、シュミットトリガバッファのテストが1つずつ順番に行われる。以下、図1中で一番上の入力バッファ20aのテスト時の動作を例に挙げて説明する。
制御信号Cにより、一番上の入力バッファ20aに対応するアナログスイッチ36だけがオン(閉状態)とされる。すなわち、テストされる一番上の入力バッファ20aの入力端子がモニタピン42に接続される。また、スイッチ32がオンとされる。すなわち、入力バッファ20aの入力端子とグランドとの間にコンデンサ34が接続される。
まず、テスタ10のドライバ14eから0V(グランド電位)を出力し、かつ、ドライバ14aから電源電圧Vcc(もしくは、入力バッファ20aの上昇時閾値Vtpよりも十分に高い電圧)を出力する。これにより、コンデンサ34は、ドライバ14aから印加される電圧Vccまでスイッチ32を介して充電されるとともに、コンデンサ38にも同じ電圧Vccがアナログスイッチ36を介して充電される(コンデンサ38のドライバ14e側の端子は0Vに保たれている)。
続いて、入力バッファ20aとして用いられているシュミットトリガバッファのヒステリシス特性の測定を開始する。測定開始とともに制御信号Aをハイレベルにし、かつ、ドライバ14aの出力をハイインピーダンス状態にする。
この時点で入力バッファ20aの出力信号はハイレベルである。制御信号AがハイレベルになるとAND回路22の出力信号もハイレベルとなり、NMOS24はオンとなる。従って、コンデンサ34は、スイッチ32、抵抗素子30およびNMOS24を介してグランドに接続される。そのため、コンデンサ34に充電された電荷は抵抗素子30を介して徐々にディスチャージ回路により放電され、入力バッファ20aの入力端子の電圧が下降(低下)していく。
この入力バッファ20aの入力端子の電圧がシュミットトリガバッファの下降時閾値Vtmに達した時点で、入力バッファ20aの出力信号はローレベルになるため、AND回路22の出力信号もローレベルとなり、NMOS24はオフとなる。従って、入力バッファ20aの入力端子の電圧の下降は、入力バッファ20aの入力端子の電圧がシュミットトリガバッファの下降時閾値Vtmに達した時点で停止する。
また同時に、コンデンサ38も、コンデンサ34と同じ下降時閾値Vtmまで放電される。この時点で、シュミットトリガバッファの下降時閾値Vtmが規格値の範囲内にあることをコンパレータ16aで比較して確認する(図2中の比較1)。
続いて、ドライバ14eの出力信号をハイインピーダンス状態にし、制御信号Aをローレベル、かつ、制御信号Bをハイレベルにする。
この時点で入力バッファの出力信号は‘0’である。制御信号BがハイレベルになるとNAND回路26の出力信号はローレベルとなり、PMOS28はオンとなる。従って、コンデンサ34は、PMOS28、抵抗素子30およびスイッチ32を介して電源に接続される。そのため、コンデンサ34は、抵抗素子30を介して徐々にチャージアップ回路により充電され、入力バッファ20aの入力端子の電圧が上昇していく。
この時、コンデンサ38のドライバ14e側の端子はハイインピーダンス状態である。そのため、コンデンサ38は充電されず、その両端の電圧は下降時閾値Vtmに保たれる。従って、入力バッファ20aの入力端子の電圧が上昇時閾値Vtpに達した時にコンパレータ16eに入力される電圧(コンデンサ38のコンパレータ16e側の端子の電圧)は、シュミットトリガバッファの上昇時閾値Vtpと下降時閾値Vtmとの差電圧ΔV=Vtp−Vtmであるヒステリシス電圧と等しくなる。
この時点で、コンパレータ16dには上昇時閾値Vtpが印加されているので、この値がシュミットトリガバッファの上昇時閾値Vtpの規格値の範囲内にあることをコンパレータ16dで比較して確認する(図2中の比較2)。また、コンデンサ38のコンパレータ16e側の端子の電圧がヒステリシス電圧の規格値以上であることをコンパレータ16eによって比較して確認する(図2中の比較3)。
上記のテスト方法では、測定対象のシュミットトリガバッファの上昇時閾値Vtp、下降時閾値Vtmおよびヒステリシス電圧ΔV=Vtp−Vtmが半導体テスタ10で直接比較確認できるため、測定精度が高く、しかもコンデンサ34,38の充放電を1回ずつ行うだけでテストできる。そのため、従来のテスト方法よりも短い時間で測定が完了できる。すなわち、従来よりもテストコストを削減することができる。
なお、コンパレータ16a、16dには常に同じ電圧が印加されているので、VtpとVtmの規格値の判定は、どちらのコンパレータでどちらの閾値の判定を行ってもよいが、上記例では、コンパレータ16aで下降時閾値Vtmを、コンパレータ16dで上昇時閾値Vtpの判定を行っている。一般に、テスタ10のコンパレータ16は1回の判定で測定電圧が上下限の2値の間にあることを判定できるため、上昇時閾値Vtpと下降時閾値Vtmの判定のために2つのコンパレータを使用している。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明のシュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のシュミットトリガバッファのテスト回路の構成を表す一実施形態の回路図である。 図1に示すシュミットトリガバッファのテスト回路のテスト時の動作を表すタイミングチャートである。 従来のシュミットトリガバッファのテスト回路の構成を表す一例の回路図である。
符号の説明
10、50 半導体テスタ
12、52 被試験デバイス
14、54 ドライバ
16、56 コンパレータ
18 テストピン
20、60 入力バッファ
22 AND回路
24 NMOS(N型MOSトランジスタ)
26 NAND回路
28 PMOS(P型MOSトランジスタ)
30 抵抗素子
32 スイッチ
34、38 コンデンサ
36 アナログスイッチ
40 入力ピン
42 モニタピン
62 マルチプレクサ
64 出力バッファ

Claims (5)

  1. 半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファのテスト回路であって、
    前記シュミットトリガバッファの入力端子に接続され、前記シュミットトリガバッファの出力信号がハイレベルの場合に、第1の制御信号に応じて、前記シュミットトリガバッファの入力端子をディスチャージする第1の回路と、
    前記シュミットトリガバッファの入力端子に接続され、前記シュミットトリガバッファの出力信号がローレベルの場合に、第2の制御信号に応じて、前記シュミットトリガバッファの入力端子をチャージアップする第2の回路と、
    テスト時に、前記シュミットトリガバッファの入力端子とグランドとの間に接続される第1のコンデンサと、
    テスト時に、前記第1のコンデンサと並列に、一方の端子が前記シュミットトリガバッファの入力端子に接続される第2のコンデンサとを備えていること特徴とするテスト回路。
  2. 前記半導体集積回路が、前記入力バッファとして用いられる複数のシュミットトリガバッファを備えており、
    前記複数のシュミットトリガバッファの各々に対して、前記第1および第2の回路と前記第1のコンデンサが各々設けられ、前記複数のシュミットトリガバッファの全てに対して、前記第2のコンデンサが1つ設けられ、
    前記第2のコンデンサは、テスト時に、前記複数のシュミットトリガバッファのうちの、テストされるシュミットトリガバッファの入力端子に接続されることを特徴とする請求項1に記載のテスト回路。
  3. さらに、前記シュミットトリガバッファの入力端子と前記第1および第2の回路との間に接続された抵抗素子を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のテスト回路。
  4. 請求項1に記載のテスト回路を用いて、テスタにより、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファをテストする方法であって、
    テスタの第1のドライバにより、前記第2のコンデンサの他方の端子をグランド電位とし、テスタの第2のドライバにより、前記シュミットトリガバッファの上昇時閾値よりも高い電圧まで前記第1および第2のコンデンサを充電し、
    前記第1の制御信号をイネーブル状態とし、かつ、前記第2のドライバの出力をハイインピーダンス状態とすることにより、前記第1および第2のコンデンサに充電された電荷を前記ディスチャージ回路により放電し、
    前記シュミットトリガバッファの入力端子の電圧が当該シュミットトリガバッファの下降時閾値に達した後、テスタの第1のコンパレータにより、前記下降時閾値が規格値の範囲内にあることを確認し、
    前記第1のドライバの出力をハイインピーダンス状態にし、前記第1の制御信号をディスエーブル状態、かつ、前記第2の制御信号をイネーブル状態にすることにより、前記第1のコンデンサを前記チャージアップ回路により充電し、
    前記シュミットトリガバッファの入力端子の電圧が当該シュミットトリガバッファの上昇時閾値に達した後、テスタの第2のコンパレータにより、前記上昇時閾値が規格値の範囲内にあることを確認し、テスタの第3のコンパレータにより、前記第2のコンデンサの他方の端子の電圧が前記シュミットトリガバッファのヒステリシス電圧の規格値以上であることを確認することを特徴とするテスト方法。
  5. 請求項2に記載のテスト回路を用いて、テスタにより、半導体集積回路の入力バッファとして用いられるシュミットトリガバッファをテストする方法であって、
    テスト時に、前記複数のシュミットトリガバッファのうちの、テストするシュミットトリガバッファの入力端子に前記第2のコンデンサを接続し、
    前記複数のシュミットトリガバッファの各々について1つずつ順番にテストをすることを特徴とする請求項4に記載のテスト方法。
JP2008112780A 2008-04-23 2008-04-23 シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法 Withdrawn JP2009264833A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008112780A JP2009264833A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008112780A JP2009264833A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009264833A true JP2009264833A (ja) 2009-11-12

Family

ID=41390877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008112780A Withdrawn JP2009264833A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009264833A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117289116A (zh) * 2023-11-27 2023-12-26 成都锐成芯微科技股份有限公司 一种施密特触发器的测试方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117289116A (zh) * 2023-11-27 2023-12-26 成都锐成芯微科技股份有限公司 一种施密特触发器的测试方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2470919B1 (en) System and method for measuring capacitance
US8749224B2 (en) Voltage detection circuit and method for controlling the same
KR101293845B1 (ko) 지연 회로
US20080042701A1 (en) Resistor/Capacitor Based Identification Detection
JP5684599B2 (ja) 半導体集積回路装置
CN108259013B (zh) 运算放大器ic芯片
US20140205865A1 (en) Battery monitoring system, semiconductor device, battery assembly system, battery monitoring ic
US20090072810A1 (en) Voltage-drop measuring circuit, semiconductor device and system having the same, and associated methods
US20200266814A1 (en) Power-on reset circuit with reset transition delay
JPH10288635A (ja) 周波数検出回路
EP1742361B1 (en) Self-adaptive output buffer based on charge sharing
US7816956B2 (en) Power-on reset circuit
JP2009264833A (ja) シュミットトリガバッファのテスト回路およびテスト方法
US20120081141A1 (en) On-Chip Delay Measurement Through a Transistor Array
US9404964B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US20140237308A1 (en) Test control using existing ic chip pins
US9030246B2 (en) Semiconductor device
US9509311B2 (en) Semiconductor device and operation method thereof
WO2007072398A2 (en) Method of evaluating a delay of an input/output circuit and corresponding device
JP2009159148A (ja) アナログスイッチ
JP2002323518A (ja) 電圧検出回路
JP4255343B2 (ja) 半導体装置内で生成した遅延時間検査回路を有する半導体装置
JP2007333536A (ja) 差動信号出力回路のdc特性テスト回路
JP2005064701A (ja) クロック入出力装置
US8194491B2 (en) Power-up circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110705