JP2013183356A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】GPS受信機や加速度センサといった停止判定のための新たな回路を追加しない簡易な回路構成のまま正確に停止を検出できる携帯端末装置を提供すること。
【解決手段】MWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出部と、受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明は、GPS(Global Positioning System, 全地球測位システム)信号から自機の位置を測位する手段を持つ携帯端末装置に関する。
携帯電話をはじめとする多くの携帯端末装置にGPS受信機が搭載され、様々な位置情報サービスが提供されている。例えば、GPS測位を利用して、自転車走行中の経路、走行時間、平均速度や最高速度などを記録するソフトウェアがある。これは、ストップウォッチのように、スタート、ストップ(一時停止)と完了の操作ができる。例えば、自転車でA地点を出発し、途中のB地点で休憩して、C地点に向かう場合、A地点を出発時に「スタート」、B地点に到着時に「ストップ」、B地点を出発時に「スタート」、C地点に到着時に「完了」と操作する。ここで、B地点に到着時に「ストップ」を押し忘れたり、B地点を出発時に「スタート」を押し忘れると正確な記録ができない。例えば、B地点に到着時に「ストップ」を押し忘れると、休憩中も記録が継続されて、時間がカウントされ続けることにより、走行時間が実際よりも長く、平均速度が実際よりも遅く記録されてしまう。
携帯端末装置に自機が停止していることを検出する手段があれば、休憩時にユーザが手動で「ストップ」「スタート」の操作をしなくても、アプリ側で自動的に記録を中断できる。このように、携帯端末装置の停止検出により、位置情報サービスの利便性の向上が見込まれる。しかし、1つの受信機によるGPS測位精度は、SA(Selective Availability, 選択利用性)などの影響により100m程の誤差を持つため、自機が停止しているか否かを検出することが難しい。
そこで、一般的な携帯端末装置や携帯端末装置以外のナビゲーション装置では、特許文献1(特開平08‐285621)のように、加速度センサの出力信号から算出した特徴量に基づいて停止を検出することを特徴とした解決方法が提案されている。
特開平08−285621号公報
1つの受信機によるGPS測位精度の誤差を軽減するために、DGPS(Differential GPS)という方法がある。DGPSは、2つのGPS受信機を使い、測位した位置の差により正確な位置を求める方法である。この方法は、測位精度が数m程の誤差となるため、より正確に自機の停止を検出することができる。しかし、携帯端末装置は一般的に、小型軽量が求められ、限られた容量の充電式の二次電池で駆動する。従って、2つのGPS受信機を使うことは、携帯端末装置の消費電力を増大させ連続使用時間を低下させたり、装置サイズや重量を増大させ、好ましくない。
一方で、特許文献1のように加速度センサの出力信号から算出した特徴量に基づいて停止を検出する方法では、加速度センサ回路を追加しなければならず、上述したように、携帯端末装置において小型軽量化や消費電力の観点から好ましくない。
本発明の目的は、GPS受信機や加速度センサといった停止判定のための新たな回路を追加しない簡易な回路構成のまま、より正確に停止を検出できる携帯端末装置を提供することにある。
本発明の携帯端末装置は、MWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出部と、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有することを特徴とする。
さらに本発明の携帯端末装置は、NWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出部と、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有することを特徴とする。
本発明の携帯端末装置は、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部と、所定の周期で取得した前記速度から、現在の速度の方向と1周期前の速度の方向との角度を算出する角度算出部と、前記角度から前記携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、停止判定のための新たな回路を追加しない回路構成のまま正確に停止を検出できる携帯端末装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態のシステム図である。 本発明の第1の実施形態を説明するための流れ図である。 本発明の第2の実施形態を説明するためのSSIDのリストを示す図である。 本発明の第2の実施形態を説明するための流れ図である。 本発明の第3の実施形態を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態を説明するための流れ図である。
本発明は、携帯端末装置が具備するGPS受信以外の無線通信で元来利用されるパラメータ、例えば、3G(第3世代移動通信システム)通信で元来、基地局との接続状態の安定度をユーザに示したり、携帯端末装置の送信電力のオープンループ制御などに利用されるRSSI(Received Signal Strength Indicator)等の受信信号強度や、無線LAN通信で元来アクセスポイントの選択に利用されるSSID(Service Set Identifier)リストの変化などを停止判定の特徴量として応用して、1つのGPS受信機による算出速度による停止判定と組み合わせることで、2つ目のGPS受信機や加速度センサといった停止判定のための新たな回路を追加しない簡易な回路構成のまま、より正確に、自機の停止を検出することができる携帯端末装置を提供するものである。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係わる携帯端末装置としての携帯電話機の回路構成の要部を表したものである。
本実施形態の携帯電話機11は、CPU(中央処理装置)12を搭載しており、CPU12はバス13を介して装置内の各部と接続されている。CPU12は演算処理部、割り込み処理部、メモリ制御部、および、入出力制御部などから成る。
このうちROM14は、CPU12が実行するための各種の制御用プログラムなどを格納したリード・オンリ・メモリである。
作業用メモリ15はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)によって構成されており、CPU12がプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納するようになっている。
設定保存用メモリ16は、不揮発性メモリで構成されており、ユーザ設定や本発明における停止判定閾値などの書き換えが可能であるできることが好ましい情報を記憶するメモリである。
タイマ部17は、携帯電話機11の内部時計を維持するための計時回路である。CPU12がプログラムを実行する周期やタイミングの管理などに利用することもできる。
GPS受信部19は、GPS衛星からの信号を受け取るアンテナ、増幅器、復調器などから成る受信回路であり、GPS制御部18は、GPS受信部19を制御する制御回路である。復調されるデータは、NMEAフォーマットの位置や時刻などの情報である。
表示制御部20は、表示部21の表示を制御する制御回路である。表示部21は、図示しない携帯電話機11本体の前面に配置されており、白黒あるいはカラーの液晶パネルあるいは有機EL(電子蛍光)などの表示装置である。
キー入力部22は、操作キー23を含む各種のキーからのキー入力を受け付ける入力回路である。操作キー23はテンキーや所定のファンクションキーから構成される特定の操作キーである。
表示部21および操作キー23は、携帯電話機11の設定や操作などを行う入出力デバイスである。本実施例の構成とは異なるが、いわゆるスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話機では、表示部21が液晶タッチパネルなどで構成されており、操作キー23が表示部21上に表示される構成のものがある。また、いわゆるモバイルルータと呼ばれる3G、LTE、WiMAXなどのWAN(Wide Area Network)と無線LAN(Local Area Network)=IEEE802.11などに接続されたクライアント端末とをルーティングする携帯端末装置では、携帯端末装置自体は表示部21および操作キー23を含まない構成で、有線LANや無線LANなどのネットワーク経由でパソコンなどの外部端末と接続して、外部端末の入出力デバイスにより、携帯端末装置の設定や操作などを行うものもある。いずれも本実施形態と比べて構成はやや異なるが、実現される機能に違いはない。
第一の送受信部25は、3G、LTE、WiMAXなどのWAN基地局に対して信号を送受信するアンテナ、増幅器、復調器、変調器などから成る送受信回路であり、第一の通信制御部24は、第一の送受信部25の通信を制御する制御回路である。第一の送受信部25に含まれる受信信号強度検出部では、基地局から携帯電話機11が受ける受信信号強度が検出される。ここでは一例として3Gで考えると、受信信号強度はRSCP(Received Signal Code Power)、RSSI(Received Signal Strength Indicator)やEc/N0などいくつかの形で表される。
第二の送受信部27は、他の無線LANアクセスポイント端末またはクライアント端末に対して信号を送受信するアンテナ、増幅器、復調器、変調器などから成る送受信回路であり、第二の通信制御部26は、第二の送受信部27の通信を制御する制御回路である。携帯電話機11は、第二の送受信部27を通して、他のアクセスポイント端末またはアドホック・ネットワークを形成するクライアント端末から定期的に報知されるビーコン信号によって、SSID(Service Set Identifier)と呼ばれる各ネットワークの識別子を取得する。
図2は、本実施例で使用されている停止検出の処理の様子の一例を表わしたものである。
携帯電話機11は、GPS制御部18からGPS受信部19を起動して、GPS信号を受信、復調、デコードして位置と時刻を算出する処理を所定の周期で繰り返す(ステップS21、S22)。取得した位置と時刻から携帯電話機11の速度を算出する(ステップS23)。前記速度の大きさが所定の第一の閾値以下でない場合は、携帯電話機11は停止状態にないと判断してステップS21からの処理を繰り返す(ステップS24:N)。前記速度の大きさが所定の第一の閾値以下である場合は(ステップS24:Y)、携帯電話機11が停止状態にある可能性が高いため、第一の送受信部25と第一の通信制御部24で一定の周期で所定の回数だけ検出したRSSIから、RSSIの分散値を求める(ステップS25)。RSSIは、3G基地局と携帯電話機11間の障害物やマルチパスなどの影響を受けるため、携帯電話機11のわずかな移動で大きく変化し得る。従って、一定期間RSSIの変化が小さいことは、携帯電話機11が停止している可能性が高いことを示す。前記RSSI分散値が所定の第二の閾値以下でない場合は、携帯電話機11は停止状態にないと判断してステップS21からの処理を繰り返す(ステップS26:N)。前記RSSI分散値が所定の第二の閾値以下である場合は(ステップS26:Y)、携帯電話機11は停止状態にあると判断する(ステップS27)。
ここで、本実施形態では一例として、ステップS21〜S23においてGPS信号による速度の算出を一度きり行なったが、GPS信号の受信回数を増やして、速度の大きさの統計値をステップS24の判定材料にすることもできる。GPS測位には前記SA等の誤差があるため、速度の大きさの統計値をステップS24の判定材料にすることで、より正確に停止判定を行なうことができる。
また、本実施形態では一例として、ステップS26で停止判定を行なう特徴量としてRSSIを挙げたが、RSCPやEc/N0など受信信号強度に関わる他のステータスであってもよい。
本実施形態によれば、第一の送受信部25と第一の通信制御部24による3G通信で元来、基地局との接続状態の安定度をユーザに示したり、携帯電話機11の送信電力のオープンループ制御などに利用されるRSSI等の受信信号強度の値を、基地局との位置関係と受信信号強度の変化の関係を利用して、携帯電話機11の停止判定のための特徴量として、1つのGPS受信機による算出速度による停止判定と組み合わせることで、2つ目のGPS受信機や加速度センサといった停止判定のための新たな回路を追加しない簡易な回路構成のまま、より正確に、携帯電話機11の停止を検出する効果がある。
次に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、前記したMWAへの接続手段に代えてまたは合わせて、無線LAN等のNWA(Nomadic Wireless Access)と呼ばれる固定またはMWAに比べて狭い範囲での移動通信を前提とした無線アクセスシステムへの接続手段(26、27)と、前記したMWAの受信信号強度の分散値によって停止判定する停止検出処理に代えてまたは合わせて、前記NWAシステムにおいて周辺のアクセスポイントから受信したSSIDリストの変化率が所定の閾値以下である場合、携帯端末装置が停止していると判定する停止検出処理を格納したROM(14)を具備させてもよい。周辺のアクセスポイントは通常据え置き型で、携帯端末装置が停止していれば、このリストは大きく変わることはない。従って、SSIDリストの変化が小さいことは、携帯端末装置が停止している可能性が高いことを示す。
本実施形態では、第二の送受信部27と第二の通信制御部26を具備し、無線LAN通信におけるSSIDの変化率を携帯電話機11の停止判定の特徴量として用いてもよい。図3は、所定の周期毎に取得したSSIDリストの一例を示したものである。無線LAN通信において、クライアント機器は、通信可能な範囲にある全アクセスポイントからSSID付きのブロードキャストメッセージを受信して、事前の設定に基づいて接続するアクセスポイントを選ぶか、SSIDのリストを表示部21に表示してユーザに接続先を選択してもらう。個々のアクセスポイントは通常据え置き型で、携帯電話機11が停止していれば、このリストは大きく変わることはない。そこで、例えば、図3において、時間t1からt2の間に携帯電話機11から見えるアクセスポイント(SSID)は、ほとんど変わらないが、SSID1だけ見えなくなる変化が起こった。これを
(t1からt2で変化したSSID数)÷(t1およびt2で取得された全SSID)×100 [%]
というSSIDリスト変化率で表すことにする。t1からt2では10%、t2からt3では20%と変化率は低いが、t3からt4では60%と変化率が高い。すなわち、携帯電話機11は、t1からt3までの間は停止しており、t3からt4の間で移動したと推定することができる。アクセスポイントが据え置き型と言っても、アクセスポイントと携帯電話機11の間の障害物などによる通信状態の変化によってもSSIDの取得状態は変化するため、一概に見えているSSIDリストの内容が変わらなければ携帯電話機11は停止しているとは言えないが、このSSIDリスト変化率の算出を所定の周期で繰り返し、分散値などの統計をとることによって、アクセスポイントと携帯電話機11の間の障害物などによる通信状態の一時的な変化はキャンセルすることができ、携帯電話機11の停止状態との相関を取ることができる。
図4は、本実施形態で使用されている無線LANのSSIDリスト変化率を特徴量とした携帯電話機11の停止検出の処理の様子の一例を表わしたものである。前の実施形態で説明した図2の処理におけるステップS25以降の処理をステップS45以降の処理に置き換えたものである。
前の実施形態におけるRSSI分散値の代わりに、以下のステップを有する。前記SSIDリスト変化率の分散値を算出し(ステップS45)、前記SSIDリスト変化率の分散値が所定の第三の閾値以下でない場合は、携帯電話機11は停止状態にないと判断してステップS21からの処理を繰り返す(ステップS46:N)。前記SSIDリスト変化率の分散値が所定の第三の閾値以下である場合は(ステップS46:Y)、携帯電話機11は停止状態にあると判断する(ステップS47)。
図4の処理におけるステップS46の処理の後に、図2の処理におけるステップS25とS26の処理を追加するなどして、RSSIによる停止判定とSSIDリスト変化率による停止判定とを組み合わせてもよい。
次に本発明の第3の実施形態について説明する。図5は、本実施例の停止検出のための特徴量について示したものである。左の図は携帯電話機11が停止状態、右の図は携帯電話機11が左上から右下の方向に移動状態にある例を示す。携帯電話機11は、所定の周期でGPS信号を受信し、前回測位した位置および時刻と今回測位した位置および時刻とから速度を算出する。
図5の□印と○印の中の数字は、所定の周期間隔の時刻t=1,2,3,・・・を示す。図5の□印は時刻tにおける携帯電話機11の真の位置を示し、図5の○印は時刻tにおけるGPS測位による位置を示す。例えば、図5の(○印の中に番号n)に入る矢印はt=n−1のGPS測位位置からt=nのGPS測位位置への速度の方向D(n−1)を示し、図5の(○印の中に番号n)から出る矢印は、t=nのGPS測位位置からt=n+1のGPS測位位置への速度の方向D(n)を示す。
方向D(n)は、停止状態ではGPS測位誤差によって不規則に変化するが、移動状態ではGPS測位誤差を含みつつも、十分な回数の測位を繰り返せば、停止状態に比べて、携帯電話機11の移動方向に偏る傾向を示すはずである。そこで、例えば、t=nにおいて、方向D(n)が、方向D(n−1)から所定の角度、すなわち図5に扇形で示す優角θの方向に含まれる確率は、停止状態ではθ/2πとなるが、移動状態では方向D(n−1)および方向D(n)は同じ携帯電話機11の移動方向に偏ることからθ/2πよりも大きくなる。方向D(n)が方向D(n−1)から所定の角度θの方向に含まれるか(図5の薄色)含まれないか(図5の濃い色)を、GPS測位誤差による不規則性をキャンセルするのに十分な所定の回数確認した場合、含まれない回数が所定の第四の閾値よりも大きい場合、停止状態にあると判定することで、単純にGPS測位した位置と時刻から算出した速度の大きさが所定の閾値以下か否かによる停止判定に比べて、より正確に、携帯電話機11の停止を検出することができる。
図6は、本実施例で使用されているGPSで測位した位置と時刻から算出した速度の方向の変化による携帯電話機11の停止検出の処理の様子の一例を表わしたものである。速度算出回数と停止判定値はあらかじめゼロにリセットする(ステップS61)。携帯電話機11は、GPS信号を受信、復調、デコードして携帯電話機11の位置と時刻を取得して(ステップS62)、取得した位置と時刻から携帯電話機11の速度を算出して作業用メモリ16に記憶する(ステップS63)処理を所定の周期で繰り返す。この過程で、図5で示した、今回の速度の方向D(n)が前回の速度の方向D(n−1)から所定の角度θの方向に含まれない場合は(ステップS64:N)、前記停止判定値に1を加算する(ステップS65)。
図5で示した、今回の速度の方向D(n)が前回の速度の方向D(n−1)から所定の角度θの方向に含まれる場合は(ステップS64:Y)、前記停止判定値は変化しない。所定の周期で行なうステップS62〜S65の処理は、処理回数を前記速度算出回数としてカウントして(ステップS66)、前記速度算出回数が所定の回数以上となるまで繰り返す(ステップS67)。ステップS62〜S65の処理を十分な回数を繰り返すことでGPS測位誤差による不規則性をキャンセルすることができる。
前記速度算出回数が所定の回数以上となったとき(ステップS67:Y)、前記停止判定値が所定の第四の閾値以上ではない場合は、携帯電話機11は停止状態にないと判断してステップS61からの処理を繰り返す(ステップS68:N)。一方、前記停止判定値が所定の第四の閾値以上である場合は(ステップS68:Y)、携帯電話機11は停止状態にあると判断する(ステップS69)。
本実施形態では、特に速度の方向の変化を利用した特徴量について述べたが、速度の大きさと組み合わせてもよい。例えば、図2のステップS24のようにある時刻tにおける速度の大きさが所定の閾値以下であった場合に、図6の停止検出の処理を実行するなどの実施例も考えられる。
本実施形態に示した処理により、1つのGPS受信機による測位を所定の周期で実施し、測位した位置と時刻から算出した速度の方向の変化を好適に処理することで、2つ目のGPS受信機や加速度センサといった停止判定のための新たな回路を追加しないことに加え、第一の送受信部25、第一の通信制御部24、第二の送受信部27と第二の通信制御部26を具備しない構成においても、単純にGPS測位した位置と時刻から算出した速度の大きさが所定の閾値以下か否かによる停止判定に比べて、より正確に、携帯電話機11の停止を検出することができる。
(付記)
(付記1)3G等のMWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出部と、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを具えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)3G等のMWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出部と、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部と、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを具えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記3)無線LAN等のNWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出部と、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを具えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記4)無線LAN等のNWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出部と、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部と、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを具えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記5)GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部と、所定の周期で取得した前記速度から、現在の速度の方向と1周期前の速度の方向との角度を算出する角度算出部と、前記角度から前記携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを具えることを特徴とする携帯端末装置。
(付記6)3G等のMWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出ステップと、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出方法。
(付記7)3G等のMWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出ステップと、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出プログラム。
(付記8)3G等のMWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出ステップと、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出方法。
(付記9)3G等のMWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出ステップと、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出プログラム。
(付記10)無線LAN等のNWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出ステップと、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出方法。
(付記11)無線LAN等のNWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出ステップと、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出プログラム。
(付記12)無線LAN等のNWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出ステップと、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出方法。
(付記13)無線LAN等のNWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出ステップと、GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを具えることを特徴とする停止検出方プログラム。
(付記14)GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、所定の周期で取得した前記速度から、現在の速度の方向と1周期前の速度の方向との角度を算出する角度算出ステップと、前記角度から前記携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部ステップとを具えることを特徴とする停止検出方法。
(付記15)GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、所定の周期で取得した前記速度から、現在の速度の方向と1周期前の速度の方向との角度を算出する角度算出ステップと、前記角度から前記携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部ステップとを具えることを特徴とする停止検出方プログラム。
11 携帯電話機
12 CPU
14 ROM
16 設定保存用メモリ
17 タイマ部
19 GPS受信部
20 表示制御部
24 第一の通信制御部
25 第一の送受信部
26 第二の通信制御部
27 第二の送受信部

Claims (10)

  1. MWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出部と、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有することを特徴とする携帯端末装置。
  2. GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部を有し、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記停止検出部が前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出することを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. NWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出部と、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有することを特徴とする携帯端末装置。
  4. GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部を有し、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記停止検出部が前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出することを特徴とする請求項3記載の携帯端末装置
  5. GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部と、所定の周期で取得した前記速度から、現在の速度の方向と1周期前の速度の方向との角度を算出する角度算出部と、前記角度から前記携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出部とを有することを特徴とする携帯端末装置。
  6. MWAシステム送受信部から入力された受信信号強度を検出する受信信号強度検出ステップと、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを有することを特徴とする携帯端末装置の停止検出方法。
  7. GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記受信信号強度の分散値から携帯端末装置が停止していることを検出するステップを有することを特徴とする請求項6記載の携帯端末装置の停止検出方法。
  8. NWAシステム送受信部から入力されたブロードキャストメッセージから取得した周辺アクセスポイントのSSIDの変化率を算出するSSID変化率算出ステップと、前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを有することを特徴とする携帯端末装置の停止検出方法。
  9. GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出部ステップと、前記速度から前記携帯端末装置が停止している可能性が高いと認識した際に、前記停止検出部が前記SSID変化率から携帯端末装置が停止していることを検出するステップとを有することを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置の停止検出方法。
  10. GPS受信部から入力されたGPS信号に基づいて携帯端末装置の速度を算出する速度算出ステップと、所定の周期で取得した前記速度から、現在の速度の方向と1周期前の速度の方向との角度を算出する角度算出ステップと、前記角度から前記携帯端末装置が停止していることを検出する停止検出ステップとを有することを特徴とする携帯端末装置の停止検出方法。
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