JP2013182421A - 車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム - Google Patents

車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2013182421A
JP2013182421A JP2012045830A JP2012045830A JP2013182421A JP 2013182421 A JP2013182421 A JP 2013182421A JP 2012045830 A JP2012045830 A JP 2012045830A JP 2012045830 A JP2012045830 A JP 2012045830A JP 2013182421 A JP2013182421 A JP 2013182421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
information recording
data
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012045830A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Kobayashi
典仙 小林
Hisao Ono
久雄 尾野
Kazue Yamazaki
和恵 山崎
Hiroaki Oshima
博昭 大嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yupiteru Corp
Original Assignee
Yupiteru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yupiteru Corp filed Critical Yupiteru Corp
Priority to JP2012045830A priority Critical patent/JP2013182421A/ja
Publication of JP2013182421A publication Critical patent/JP2013182421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】外部から取り込んだ車両情報を良好に記録することができる車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】車両の位置を検出したGPSデータを外部から取り込む入出力ポート38と、車両の走行状態を検出した車両走行データを外部から取り込む入出力ポート38と、入出力ポート38に取り込まれたGPSデータ及び入出力ポート38に取り込まれた車両走行データをメモリカード34に記録するメモリR/Wとを備える。GPSデータ及び車両走行データは、当該車両内に具備され、且つ当該車両に関する車両情報を取得する車両用警報装置50及び車両接続用アダプタ20から供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラムに関する。
車両に搭載される車載用電子機器としては、例えば車両用警報装置がある。車両用警報装置は、車両速度測定装置から送出されるマイクロ波を検知して報知するものや、GPS(Global Positioning System)により検出した自車の位置情報が予め記憶された車両速度測定装置の位置情報と接近した場合に報知するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。これら車両用警報装置は、報知がなされた場合に自車が車両速度測定装置に接近していることを意味するため、速度超過に対する注意を喚起することができる。
また、運転手ごとの運転内容を客観的に評価できると共に、エコ運転についても評価可能な運転情報評価システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。この運転情報評価システムは、運転情報記録装置(ドライブレコーダとも称する)と、運転情報評価装置とから構成される。運転情報記録装置は、車両情報検出手段によって測定された加速度データや車速度といった運転状況データをデータ記録(記憶)手段に記録しておくものである。運転情報評価装置は、運転情報記録装置から供給された運転状況データ(車両走行履歴データ)に基づいて、運転手の運転内容についての安全運転評価やエコ運転評価を行うことを可能にするものである。
上記した車両用警報装置は、GPS衛星からのGPS衛星データを受信して自車両の位置を検出するGPS受信機が搭載されている。このようなGPS受信機を搭載した車両用警報装置に、上記した運転情報評価システムを構成する運転状況データを記録するデータ記録手段を備えるようにした場合、車両用警報装置の本来の機能があることで、例えば気付かないうちに速度超過してしまうドライバーにとって、安全運転の観点から興味深いものであり、これに加えて更に、データ記録手段があることで、例えば、運転内容についての安全運転評価やエコ運転評価を行うために必要となる車両走行履歴データといった車両情報を記録することができ、購買意欲の湧くものであると考えられる。このことは、車両用警報装置に限らず、ETC(電子料金収受システム)やナビゲーションシステム等のGPS受信機を搭載した他の車載用電子機器にも該当することである。
特開2010−41281号公報 特開2010−72766号公報
しかしながら、上記のようにGPS受信機を搭載した車載用電子機器(GPS搭載装置)にデータ記録手段を備えて、車両位置データや車両走行履歴データ(車両情報)を記録するようにした場合、次のような問題がある。すなわち、
(1) 車両情報は、ドライブレコーダのデータ記録媒体に常に記録させる必要があるので、GPS搭載装置内の制御回路(CPU)の処理負荷が重くなり、GPS搭載装置の本来処理に影響したり、車両情報の記録ができなくなったりするといった不具合が生じることがある。また、そのような不具合が生じることを防ぐためには、より高性能のCPUを必要とし、その結果、GPS搭載装置が高価なものとなる。
(2) GPS搭載装置にドライブレコーダ機能を追加した分だけ、GPS搭載装置のコストが高くなり、また、GPS搭載装置の外観サイズも大きくなる。
(3) ドライブレコーダ機能は、GPS搭載装置を購入する全てのユーザが必要とする機能ではないので、ドライブレコーダ機能が不要なユーザにとっては、その分だけ割高なGPS搭載装置を購入することになる。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、GPS搭載装置のような車両情報を取得する外部装置の本来機能に影響を与えることなく、外部から取り込んだ車両情報を良好に記録することができ、また、車載用電子機器のユーザに対してオプション装置として要否が選択可能な車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラムを提供することを目的とするものである。
第1の観点では、本発明は、車両の位置を検出する車両位置情報を外部から取り込む車両位置情報取込手段と、車両の走行状態を検出する車両走行情報を外部から取り込む車両走行情報取込手段と、前記車両位置情報取込手段に取り込まれた前記車両位置情報及び前記車両走行情報取込手段に取り込まれた前記車両走行情報を記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする車両情報記録装置を提供する。
上記第1の観点による車両情報記録装置では、車両位置情報及び車両走行情報を外部から取り込んで、記録媒体に記録するので、外部装置の本来機能に影響を与えることなく、車両位置情報及び車両走行情報といった車両情報を良好に記録することができる。例えば、記録した車両情報は、コンピュータなどに取り込んで、その車両情報に基づいた車両の走行履歴などを確認したり、分析処理したりすることができる。
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点による車両情報記録装置において、前記車両位置情報及び前記車両走行情報は、当該車両内に具備され、且つ当該車両に関する車両情報を取得する外部手段からそれぞれ供給されることを特徴とする。
上記第2の観点による車両情報記録装置では、当該車両内に具備される外部手段が当該車両に関して取得した車両位置情報及び車両走行情報を記録することができる。
第3の観点では、本発明は、前記第1または第2の観点による車両情報記録装置において、前記記録手段は、前記車両位置情報及び前記車両走行情報を、その時間関係を特定可能に記録することを特徴とする。上記第3の観点による車両情報記録装置では、車両位置情報及び車両走行情報がその時間関係を特定可能に記録される。これにより、記録した車両位置情報と前記車両走行情報から両情報の時間関係を特定することができる。
第4の観点では、本発明は、前記第1から第3のいずれかの観点による車両情報記録装置において、前記車両位置情報は、前記車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段を有する第1の外部装置に着脱可能に接続される第2のケーブルを通じて前記車両位置情報取込手段に供給され、前記車両走行情報は、前記車両走行情報を出力する車両情報出力手段を有する第2の外部装置に着脱可能に接続される第1のケーブルを通じて前記車両走行情報取込手段に供給されることを特徴とする。
上記第4の観点による車両情報記録装置では、車両位置情報及び車両走行情報が当該車両情報記録装置とは別の外部装置に着脱可能に接続されるケーブルを通じて供給され、記録媒体に記録される。これにより、当該車両情報記録装置は、車載用電子機器のユーザに対してオプション装置として要否が選択可能なものとすることができる。
第5の観点では、本発明は、前記第4の観点による車両情報記録装置において、電源電圧を授受する電源手段を更に備え、前記電源手段は、前記第1のケーブルを通じて前記第2の外部装置から被供給電源電圧を受給すると共に、該被供給電源電圧に対応して前記第2のケーブルを通じて供給電源電圧を前記第1の外部装置に供給することを特徴とする。
上記第5の観点による車両情報記録装置では、第2の外部装置から被供給電源電圧が供給され、この供給される電源電圧に対応した供給電源電圧を第1の外部装置に供給するので、当該車両情報記録装置の内部に電源供給手段を備える必要がなく、また、当該車両情報記録装置を経由して第1の外部装置にも対応する電源電圧が供給される。これにより、例えば、第2の外部装置→車両情報記録装置→第1の外部装置の順番で各装置間をケーブルで接続することで、電源電圧の供給元から車両情報記録装置及び第1の外部装置へそれぞれ電源電圧を供給するためのケーブルの接続配線を効率的に行うことができる。
第6の観点では、本発明は、前記第5の観点による車両情報記録装置において、前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルは、それぞれ電源電圧を伝送する電源線と情報を伝送する信号線を有し、前記電源線と前記信号線が同一被覆で覆われたケーブルからなることを特徴とする。
上記第6の観点による車両情報記録装置では、同一被覆で覆われた1本のケーブルを外部装置と接続することで、電源線と信号線の両方が同時に接続される。これにより、外部装置との接続を簡易に行うことができる。
第7の観点では、本発明は、前記第1から第6のいずれかの観点による車両情報記録装置において、車両の挙動を検出し、検出した該挙動情報を取得する挙動情報検出手段を更に備え、前記記録手段は、前記挙動情報検出手段によって取得される前記挙動情報を前記記録媒体に記録することを特徴とする。
上記第7の観点による車両情報記録装置では、車両の挙動を検出した挙動情報が記録媒体に記録される。これにより、例えば、運転内容についての安全運転評価や経済的な運転の評価を行うために必要となる車両走行履歴データや、車両事故の際に有効な事故解析を行うために必要とされるデータを、より十分なデータとして記録することできる。
第8の観点では、本発明は、前記第1から第6のいずれかの観点による車両情報記録装置において、車両の挙動を検出し、検出した該挙動情報を外部から取り込む挙動情報取込手段を更に備え、前記記録手段は、前記挙動情報取込手段に取り込まれた前記挙動情報を前記記録媒体に記録することを特徴とする。
上記第8の観点による車両情報記録装置では、外部から取り込まれた挙動情報が記録媒体に記録される。これにより、挙動情報を検出し取得するための挙動情報検出手段を当該記録装置内部に備える必要がなく、その分の記録装置のコストを安価にできる。
第9の観点では、本発明は、前記第1から第8のいずれかの観点による車両情報記録装置において、前記記録媒体は、着脱可能な記録デバイスからなることを特徴とする。
上記第9の観点による車両情報記録装置では、情報が着脱可能な記録デバイスからなる記録媒体に記録される。これにより、記録デバイスを記録装置から取り外すことで、記録された車両位置情報及び車両走行情報を容易に外部に取り出し、また、取り外した記録デバイスを別装置に取り付けることで、記録された車両位置情報及び車両走行情報を容易に別装置に供給することができるようになる。
第10の観点では、本発明は、前記第1から第9のいずれかの観点による車両情報記録装置において、外部と無線通信する無線通信手段を、更に備え、前記無線通信手段は、前記車両位置情報及び前記車両走行情報を、その時間関係を特定可能に無線通信にて送受信することを特徴とする。
上記第10の観点による車両情報記録装置では、車両位置情報及び前記車両走行情報がその時間関係を特定可能にして無線通信にて送受信される。これにより、外部装置とケーブルにて接続することなく、外部装置から無線通信にて供給される時間関係が特定された車両位置情報及び車両走行情報を記録媒体に記録し、また、記録媒体に記録された同車両位置情報及び車両走行情報を無線通信にて外部装置へ送出することができる。また、例えば、車両位置情報や車両走行情報を取得する各外部装置から取り込んだ車両位置情報や車両走行情報を、車両情報記録装置の無線通信手段によって、外部の運転情報評価装置などの各種装置に送受信することもできるので、車両位置情報や車両走行情報を取得するそれぞれの外部装置に無線通信手段を設けなくてもよいという効果がある。
第11の観点では、本発明は、前記第10の観点による車両情報記録装置において、前記無線通信手段は、インターネット網と接続可能なインターネット接続手段を有することを特徴とする。
上記第11の観点による車両情報記録装置では、外部からインターネット網を介して供給される時間関係が特定された車両位置情報及び車両走行情報を記録媒体に記録し、また、記録媒体に記録された同車両位置情報及び車両走行情報をインターネット網を介して外部に送出することができるようになる。
第12の観点では、本発明は、前記第4から第11のいずれかの観点による車両情報記録装置において、前記第2の外部装置から供給される前記車両走行情報は、前記記録媒体に記録されると同時に、前記第1の外部装置に転送されることを特徴とする。
上記第12の観点による車両情報記録装置では、外部装置から供給される車両走行情報が記録媒体に記録され、同時に別の外部装置にも転送される。これにより、車両走行情報が記録媒体に記録されるだけでなく、別の外部装置の入力情報とすることができ、例えば、車両走行情報を別の外部装置の表示装置に表示できるようなる。
第13の観点では、本発明は、前記第1から第12のいずれかの観点による車両情報記録装置としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを提供することができる。
第14の観点では、本発明は、前記第1から第12のいずれかの観点による車両情報記録装置と、前記車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段を有する第1の外部装置と、前記車両走行情報を出力する車両情報出力手段を有する第2の外部装置とを備えることを特徴とする車両情報記録システムを提供する。
上記第14の観点による車両情報記録システムでは、第1の外部装置から取り込んだ車両位置情報と、第2の外部装置から取り込んだ車両走行情報とを、車両情報記録装置で記録することができる。
第15の観点では、本発明は、前記第14の観点による車両情報記録システムにおいて、前記第1の外部装置は、前記車両位置情報取得手段によって取得された車両位置情報を前記車両情報記録装置へ供給する処理以外に、前記車両位置情報を用いた処理を行うことを特徴とする。
上記第15の観点による車両情報記録システムでは、第1の外部装置では、当該装置内に有する車両位置情報取得手段によって取得した位置情報を用いた処理を行うことができる。
第16の観点では、本発明は、前記第14または第15の観点による車両情報記録システムにおいて、前記車両位置情報を用いた処理は、前記車両位置情報に基づく報知を行う処理であり、当該処理を行うための第1の制御手段を備え、前記第1の外部装置は、運転者が運転中に当該報知を認識可能な位置に設置される第1の筐体に格納され、前記第2の外部装置は、車両走行情報を出力するための処理を行う第2の制御手段を備え、車両に有するコンピュータから情報を取得するためのコネクタと一体に構成される第2の筐体に格納され、前記車両情報記録装置は、前記記録の処理を行う第3の制御手段を備え、記録した情報を取り出し可能な位置に設置される第3の筐体に格納されることを特徴とする。
上記第16の観点による車両情報記録システムでは、第1の外部装置から位置情報に基づく報知がされた時、運転者は運転中に認識することができ、第2の外部装置のコネクタを介して車両に有するコンピュータから情報を取得することができ、更に、車両情報記録装置から記録した情報を取り出することができる。
本発明の車両情報記録装置によれば、外部装置の本来機能に影響を与えることなく、外部から取り込んだ車両情報を良好に記録することができ、また、車載用電子機器のユーザに対してオプション装置として要否が選択可能とすることができる。
本発明の一実施形態に係る車両情報記録システムの外観的構成を示す図である。 図1に示す車両情報記録システムの電気的構成の一例を示すブロック図である。 車両情報記録システムを構成する各装置の設置例1を示す図である。 車両情報記録システムを構成する各装置の設置例2を示す図である。 車両情報記録システムを構成する各装置の設置例3を示す図である。 車両情報記録システムを構成する各装置の設置例4を示す図である。 車両情報記録システムを構成する各装置の設置例5を示す図である。 車両情報記録システムを構成する各装置の設置例6を示す図である。 車両情報記録システムの製品形態例を示す図である。 図1に示す車両情報記録システムの電気的構成の変形例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両情報記録システムについて図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両情報記録システムの外観的構成を示す図である。図1に示すように、車両情報記録システム10は、車両接続用アダプタ20(「第2の外部装置」に相当する)と、車両情報記録装置30と、車両用警報装置50(「第1の外部装置」に相当する)とを備えている。車両接続用アダプタ20と車両情報記録装置30とは、接続ケーブル1(「第1のケーブル」に相当する)にて着脱自在に接続される。車両情報記録装置30と車両用警報装置50とは、接続ケーブル2(「第2のケーブル」に相当する)にて着脱自在に接続される。
接続ケーブル1は、その一端に雄型のコネクタ端子1aを備えており、この雄型のコネクタ端子1aが車両情報記録装置30の背面に設けられた雌型のコネクタ端子(図示せず)に着脱自在に接続され、その他端が車両接続用アダプタ20に一体に接続される。また、接続ケーブル2は、その両端にそれぞれ雄型のコネクタ端子2a,2bを備えており、その一端のコネクタ端子2aが車両情報記録装置30の背面に設けた雌型のコネクタ端子(図示せず)に着脱自在に接続され、その他端のコネクタ端子2bが車両用警報装置50の側面に設けた雌型のコネクタ端子(図示せず)に着脱自在に接続される。
<車両接続用アダプタ>
車両接続用アダプタ20は、アダプタ筐体21と、このアダプタ筐体21と一体になったOBD2(On Board Diagnosis 2)コネクタ22とを備え、車両本体100に実装されているOBD2端子101に着脱自在に装着される。OBD2端子101は、故障診断コネクタとも称され、車両のECU(Engine
Control Unit)に接続され、各種の車両情報が出力される。そこで、OBD2コネクタ22とOBD2端子101を連結することで、車両情報記録システム10は、接続ケーブル1を経由して各種の車両情報を定期的に取得する。
OBD2端子101は、車両本体100に搭載されている車載バッテリ103にも接続されており、OBD2端子101の所定の端子から電力供給可能となる。そこで、車両情報記録システム10は、車両本体100に搭載された車載バッテリ103から電源供給を受ける。
<車両情報記録装置>
車両情報記録装置30は、矩形状の記録装置筐体31と、この記録装置筐体31の前面に設けられた記録の開始や停止を操作するための操作スイッチ32と、LED33と、メモリカード34を装着するためのメモリカードスロット35と、記録装置筐体31の背面に形成された2つの雌型のコネクタ端子(図示せず)とを備える。
LED33は、3色のLEDライトよりなり、車両情報記録装置30の動作状態や記録可能状態などの状態をLEDの色や点滅で表示する。
<車両用警報装置>
車両用警報装置50は、警報装置筐体51と、この警報装置筐体51の前面に設けた小型液晶パネルよりなるディスプレイ52と、このディスプレイ52の近傍に設けられたLED53と、リモコン54から送信される赤外線信号を受信(受光)する赤外線受光部55とを備える。
警報装置筐体51の側面には、メモリカードを装着するためのメモリカードスロツト(図示せず)と、車両に備えられた車内LAN等に接続されたケーブルを接続可能なコネクタ(図示せず)が形成される。
警報装置筐体51は、その背面に電源スイッチ(図示せず)とDCジャック(図示せず)が形成される。DCジャックは、車両のシガーソケットに接続されたシガープラグコードを接続するためのものであり、該シガープラグコードと接続されることにより車両用警報装置50は、単体で車両から電源供給を受けることができる。更に、車両用警報装置50は、DCジャックにシガープラグコードを接続してシガーソケットからの電源供給を受けることなく、後述するように、車両用警報装置50に接続された車両接続用アダプタ20及び車両情報記録装置30を介して車両のOBD2端子101から電源供給を受けることができる。
LED53は、3色のLEDライトよりなり、車両速度測定装置の接近等を報知する警報の種類や緊急度などの状態をLEDの色や点滅で表示する。リモコン54は、車両用警報装置50の各種の設定や機能選択や音量調整などの操作を行うためのボタンを備えており、ボタンが操作されることにより、そのボタン操作に対応した赤外線信号が送信され操作が指示される。
また、警報装置筐体51には警告音などを発するためのスピーカ56が接続される。なお、スピーカ56は、警報装置本体筐体51の背面側などに内蔵してもよい。
なお、車両用警報装置50の動作電源は、OBD2端子101から接続ケーブル1、車両情報記録装置30、接続ケーブル2を順次経由して車両本体100に搭載されている車載バッテリ103の電源による電源電圧の供給を受ける。
次に、本車両情報記録システム10の電気的構成について説明する。
図2は、図1に示す車両情報記録システムの電気的構成の一例を示すブロック図である。
まず、これに先立ち、車両本体100側の構成について説明する。
<車両本体>
図2に示すように、車両本体100は、制御部102、車載バッテリ103、車速センサ104、エンジン回転数センサ105、水温センサ106、加速度センサ107を備えている。
制御部102は、車両本体100の動作全般を制御する機能を有するコンピュータであり、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,I/O及びこれらを接続するバス等により構成されている。制御部102には、車両本体100内に配備された内部バスを通じて、OBD2端子101、車速センサ104、エンジン回転数センサ105、水温センサ106、加速度センサ107が接続されている。
車速センサ104は、車両の速度を検出し、検出された車速データにそのデータの種類を識別するための識別情報を付与して制御部102に出力する。エンジン回転数センサ105は、エンジンの回転数を検出し、検出されたエンジン回転数データにそのデータの種類を識別するための識別情報を付与して制御部102に出力する。水温センサ106は、エンジン冷却液の水温を検出し、検出された水温データにそのデータの種類を識別するための識別情報を付与して制御部102に出力する。加速度センサ107は、車両の加速度を検出し、検出された加速度データにそのデータの種類を識別するための識別情報を付与して制御部102に出力する。
その他、図示を省略するが、MAF(Mass Air Flow)センサでの検出データ(MAF値)、インジェクション開時間の検出データ、スロットル開度の検出データにそれぞれのデータの種類を識別するための各識別情報を付与してそれぞれ制御部102に出力する。
制御部102は、上記の各種のセンサから入力される検出データに基づき所定の処理を実行し、処理されたデータをOBD2端子101の所定端子から出力する。
車載バッテリ103は、蓄積された電力から所定の電圧値(例えば、+12V)の電源電圧をOBD2端子101の所定の端子から出力する。
次に、車両情報記録システム10側の構成について説明する。
<車両接続用アダプタ>
図2に示すように、車両接続用アダプタ20のアダプタ筐体21は、制御部23(「第2の制御手段」に相当する)、車両走行情報入出力部24,電源電圧出力部25を備えている。
制御部23は、車両接続用アダプタ20の動作全般を制御する機能を有するコンピュータであり、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,I/O及びこれらを接続するバス等により構成されている。制御部23には、車両接続用アダプタ20内に配備された内部バスを通じて、OBD2コネクタ22,車両走行情報入出力部24,電源電圧出力部25が接続されている。
車両走行情報入出力部24は、車両本体100側のOBD2端子101に装着されたOBD2コネクタ22の所定の端子から入力された車速データ、エンジン回転数データ、水温データ、加速度データ、その他の検出データである車両走行情報を、接続ケーブル1を経由して車両情報記録装置30へ出力する。また、車両走行情報入出力部24は、車両情報記録装置30から接続ケーブル1を経由して供給された情報を入力する。
電源電圧出力部25は、車両本体100側のOBD2端子101に装着されたOBD2コネクタ22の所定の端子から入力された所定電圧値の電源電圧を、接続ケーブル1を経由して車両情報記録装置30へ出力することで、車両本体100に搭載された車載バッテリ103からの電源電圧を車両情報記録装置30へ供給する。
接続ケーブル1は、車両接続用アダプタ20の車両走行情報入出力部24から出力された車両走行情報などのデータ信号を伝送する信号線と、車両接続用アダプタ20の電源電圧出力部25から出力された電源電圧を伝送する電源線とを有し、これらの信号線と電源線とが同一被覆で覆われた1本のケーブルとなっている。
<車両情報記録装置>
図2に示すように、車両情報記録装置30の記録装置筐体31の内部には、制御部36(「第3の制御手段」に相当する)、電源インターフェース37、入出力ポート38(「車両位置情報取込手段」及び「車両走行情報取込手段」を構成する)、加速度センサ39(「挙動情報検出手段」に相当する)、ジャイロセンサ40(「挙動情報検出手段」に相当する)、メモリR/W(リーダ/ライタ)41(「記録手段」に相当する)、無線LANモジュール42、電源回路43が備えられている。
制御部36は、車両情報記録装置30の動作全般を制御する機能を有するコンピュータであり、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,I/O及びこれらを接続するバス等により構成されている。制御部36には、車両情報記録装置30内に配備された内部バスを通じて、操作スイッチ32,LED33、入出力ポート38、加速度センサ39、ジャイロセンサ40、メモリR/W41,無線LANモジュール42が接続されている。
入出力ポート38は、外部から入力される情報、例えば、車両情報記録装置30に接続された車両用警報装置50から入力される車速データなどの車両走行情報やGPS信号などの車両位置情報などを取り込んで制御部36へ送ると共に、車両情報記録装置30内部で生成された情報、例えば、加速度センサ39やジャイロセンサ40の検出データなどを制御部36から受け取って外部へ出力するためのポートである。
加速度センサ39は、アクセル加速度、ブレーキ加速度、旋回加速度などの車両の前後左右方向の加速度データを検出し、検出された加速度データにそのデータの種類を識別するための識別情報を付与して制御部36へ出力する。
ジャイロセンサ40は、車両における3次元軸線回り(ロール、ピッチ、ヨー)の加速度データを検出し、検出された加速度データにそのデータの種類を識別するための識別情報を付与して制御部36へ出力する。
メモリR/W41は、メモリカードスロット35に装着されたメモリカード34への情報(データ)の書き込み(記録)と、メモリカード34に記録された情報(データ)の読み出しを行うものである。
無線LANモジュール42は、車両情報記録装置30内に記録されたデータ(車両位置情報や車両走行情報など)を、無線LANにより無線LAN端末を内蔵あるいは接続した外部のコンピュータや、車両運行管理者や車両サービス業者などのサーバ装置へ無線で伝送(データ転送やデータダウンロードなど)するためのものである。
制御部36は、入出力ポート38や上記の各種の入力機器(操作スイッチ32、加速度センサ39、ジャイロセンサ40、無線LANモジュール42、メモリR/W41)から入力される情報に基づき所定の処理を実行し、入出力ポート38や上記の各種の出力機器(LED33,メモリR/W41、無線LANモジュール42)を利用して所定の情報(可視光・データなど)を出力する。すなわち、制御部36は、周知のメモリ書き込み/読み出し機能,状態報知機能、無線伝送機能を、プログラムを実行することで実現する。
ここで、メモリ書き込み/読み出し機能は、取り込んだ情報を所定の形式に変換し、変換した情報をメモリR/W41に出力して、メモリカードスロット35に装着されたメモリカード34へ書き込み、また、メモリカード34に書き込まれた情報を読み出し、メモリR/W41から読み出した情報を所定の形式に変換する機能である。また、状態報知機能は、メモリR/W41による書き込み(記録)や読み出しの状態を示す信号に基づいてLED33の色や点滅でメモリR/W41の動作状態や記録可能状態などの状態を報知する機能である。また、無線伝送機能は、取り込んだ情報を所定の形式に変換し、変換した情報を無線LANモジュール42を介して外部に送出し、また、外部から情報を受け取るという双方向の情報伝送を行う機能である。
電源インターフェース37は、車両接続用アダプタ20の電源電圧出力部25から接続ケーブル1を経由して入力された所定電圧値の電源電圧を、電源回路43に供給する。この電源回路43は、車両情報記録装置30内の各回路部へ電源電圧を供給する。更に、電源インターフェース37は、入力された電源電圧を、接続ケーブル2を経由して車両情報記録装置50へ出力することで、車両本体100に搭載された車載バッテリ103からの電源電圧を車両情報記録装置50へ供給する。
なお、電源電圧を車両情報記録装置50へ供給する際には、入力された電源電圧値のまま供給してもよいが、必要に応じて、電圧変換手段により所定の電圧値に電圧変換(例えば、+12Vから+5Vに電圧変換)してから車両情報記録装置50へ供給するようにしてもよい。
接続ケーブル2は、接続ケーブル1と同様に、車両情報記録装置30の情報入出力ポート38から出力された生成情報や制御部36から出力された表示情報などのデータ信号を伝送する信号線と、更に、車両接続用アダプタ20の車両走行情報入出力部24から出力された車両走行情報などのデータ信号を車両情報記録装置30内部を経由して伝送する信号線と、車両情報記録装置30の電源インターフェース37から出力された電源電圧を伝送する電源線とを有し、これらの信号線と電源線とが同一被覆で覆われた1本のケーブルとなっている。
<車両用警報装置>
図2に示すように、車両用警報装置50の警報装置筐体51の内部には、本体用制御部57(「第1の制御手段」に相当する)、電源回路58、OBD入出力ポート59、入出力ポート60、GPS受信機61、無線受信機62、マイクロ波受信機63、赤外線受信機64、データベース65、リモコン受信機66、表示用制御部67、メモリR/W68、内蔵バッテリ71が備えられている。
本体用制御部57は、車両用警報装置50の動作全般を制御する機能を有するコンピュータであり、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,I/O及びこれらを接続するバス等により構成されている。本体用制御部57には、車両用警報装置50内に配備された内部バスを通じて、LED53,スピーカ56,OBD入出力ポート59,入出力ポート60,GPS受信機61,無線受信機62,マイクロ波受信機63,赤外線受信機64,データベース65,リモコン受信機66,表示用制御部67が接続されている。特に、入出力ポート60及び表示用制御部67には、本体用制御部57からの1本の信号接続線が2本に分岐してそれぞれに接続されている。
OBD入出力ポート59は、外部から入力される情報(データ)、例えば、車両接続用アダプタ20から入力される車両走行情報(車速データなど)などを取り込んで本体制御部57へ送ると共に、車両用警報装置50内部で生成された情報(データ)を本体制御部57から受け取って外部へ出力するためのポートである。
入出力ポート60は、外部から入力される情報を取り込んで本体制御部57へ送ると共に、車両用警報装置50内部で生成された情報、例えば、GPS受信機61のGPSデータなどを本体制御部57から受け取って外部へ出力するためのポートである。また、入出力ポート60が本体制御部57から受け取る情報(データ)は、本体制御部57から入出力ポート60及び表示用制御部67にそれぞれ分岐して接続されている信号接続線を通じて、表示用制御部67へも同時に送信されるようになっている。
GPS受信機61は、GPSアンテナ72を接続あるいは内蔵し、GPS衛星から送信されたGPS信号をGPSアンテナ72で受信し、刻々変化する車両の現在位置(緯度、経度)のデータに、時刻・速度・方位・高度(3D測位モード時)等のデータを組み合わせて、更にデータの種類を識別するための識別情報を付与したGPSデータを生成する。このGPSデータは、NMEA形式のデータで、例えば1秒ごとの一定間隔で生成され、本体用制御部57に出力される。
なお、GPSデータまたはNMEAデータを生成するタイミングは、1秒ごとに限らず、例えば、200ミリ秒、500ミリ秒といったタイミングで生成するように設定変更することができる。
無線受信機62は、緊急車両等の発する無線電波を受信するためのものであり、マイクロ波受信機63は、車両速度測定装置から出力される周波数帯のマイクロ波を受信するためのものであり、赤外線受信機64は、携帯電話機等の赤外線通信機を内蔵した外部装置とデータの送受信を行うためのものである。
データベース65は、本体用制御部57に外付された不揮発性メモリであり、車両速度測定装置の位置に関わる情報の他に、ディスプレイ52に表示する各種情報が出荷時に記憶されている。
リモコン受信機66は、リモコン54からの赤外線を受光する赤外線受光部55で受信したリモコン信号に基づいて、リモコンの操作ボタンの各機能に対応する操作信号を生成し、この操作信号を本体用制御部57に出力する。
表示用制御部67は、本体用制御部57及び車両情報記録装置30の制御部36にそれぞれ接続され、本体用制御部57及び制御部36からそれぞれ出力された各種のデータが入力される。表示用制御部67は、入力される各種のデータに基づき所定の処理を実行して画像表示データを生成し、この画像表示データをディスプレイ52に出力して画像情報を表示する。例えば、車両接続用アダプタ20から入力される車両走行情報に基づいてエンジン状態などを表示する。あるいは、GPS受信機61からのGPSデータに基づいて道路地図上に車両の現在位置や走行軌跡などを表示する。
また、表示用制御部67には、メモリR/W68を介してメモリスロット69が接続され、このメモリスロット69に装着されたメモリカード70により、データベース65に記憶された各種情報に対する更新情報などを新たに書き込むことができる。
本体用制御部57は、入出力ポート59,60や上記の各種の入力機器(GPS受信機61,無線受信機62,マイクロ波受信機63,赤外線受信機64,データベース65,リモコン受信機66)から入力される情報に基づき所定の処理を実行し、入出力ポート59,60や上記の各種の出力機器(LED53,スピーカ56,ディスプレイ52)を利用して可視光・音声・画像などの所定の情報を出力する。すなわち、本体用制御部57は、周知のGPS警報機能,無線警報機能,マイクロ波警報機能を、プログラムを実行することで実現する。
ここで、GPS警報機能は、GPS受信機61が受信するGPS信号に基づいて測位した自車の位置情報が予め記憶された車両速度測定装置等の目標物の位置情報と接近した場合にLED53の点灯やスピーカ56からの警報音等で報知する機能である。また、無線警報機能は、無線受信機62が緊急車両等の発する無線電波を受信した場合に同じく報知する機能である。また、マイクロ波警報機能は、マイクロ波受信機63が車両速度測定装置等から出力される周波数帯のマイクロ波を受信した場合に同じく報知する機能である。
電源回路58は、車両情報記録装置30の電源インターフェース37から接続ケーブル2を経由して入力された所定電圧値の電源電圧を、車両用警報装置50内の各回路部へ供給する。このように、車両用警報装置50の動作電源は、車両本体100の車載バッテリ103からOBD2端子101、OBD2コネクタ22、車両接続用アダプタ20、接続ケーブル1、車両情報記録装置30、接続ケーブル2を順次経由して、車両本体100に搭載されている車載バッテリ103の電源からの電源電圧の供給を受ける。
また、電源回路58には内蔵バッテリ71が接続されており、電源回路58に車両情報記録装置30から電源供給されている間に内蔵バッテリ71が充電され、接続ケーブル2が外されて、電源回路58に車両情報記録装置30から電源電圧が供給されなくなった場合であっても内蔵バッテリ71に蓄えられていた電源(蓄積電力)によって動作を行うことができる。
<使用形態>
次に、上記のように構成される車両情報記録システム10の使用方法を説明する。
車両情報記録システム10を構成する各装置は、車両本体100内の、例えば運転席の周囲に設置される。
車両接続用アダプタ20は、車両本体100内の、例えば、ダッシュボード上面よりも下などに存在するOBD2端子101に接続して設置する。
車両情報記録装置30は、当該車両情報記録装置30に装着したメモリカード34が取り出し可能な位置に設置し、また、当該車両情報記録装置30に内蔵する加速度センサ39及びジャイロセンサ40が加速度データを正確に検知することができる場所に設置することが好ましい。例えば、ダッシュボード上面に設置したり、あるいは、天井面に貼り付けたり、あるいは、運転席の足元付近に設置したりする。
車両用警報装置50は、当該車両用警報装置50から報知あるいは表示される情報を運転者や同乗者が認識可能な位置に設置することが好ましい。例えば、ダッシュボード上面に設置したり、あるいは、ルームミラーに内蔵したりする。
各装置間を接続ケーブル1,2で接続する場合には、まず、車両本体100のOBD2端子101に接続されている車両接続用アダプタ20に一体に接続された接続ケーブル1のコネクタ端子1aを車両情報記録装置30のコネクタ用入力端子に接続する。次に、接続ケーブル2の一方のコネクタ端子2aを車両情報記録装置30のコネクタ用出力端子に接続すると共に、他方のコネクタ端子2bを車両用警報装置50のコネクタ用入出力端子に接続する。なお、接続ケーブル1及び接続ケーブル2を各装置にそれぞれ接続する順番は問わない。
各装置間を接続する接続ケーブル1及び接続ケーブル2は、信号線と電源線とが同一被覆で覆われた1本のケーブルであるので、接続ケーブル1及び接続ケーブル2を接続することで、信号線と電源線の両方を一度に接続でき、接続を簡易に行うことができる。
車両情報記録装置30の電源回路43には、車両接続用アダプタ20を介して、車両本体100の車載バッテリ103から電源電圧が供給される。また、車両用警報装置50の電源回路58には、車両情報記録装置30の電源インターフェース37から電源電圧が供給される。このため、車両情報記録装置30及び車両用警報装置50の内部にはバッテリなどの内蔵電源を具備しなくても、また、前述したように、車両用警報装置50のDCジャックにシガープラグコードを接続してシガーソケットからの電源供給を受けなくても動作可能である。
このように車両接続用アダプタ20→車両情報記録装置30→車両用警報装置50の順番で各装置間を接続ケーブル1,2で接続することで、車両本体100の車載バッテリ103からの電源電圧が、車両接続用アダプタ20を経由して車両情報記録装置30に供給され、更に、車両情報記録装置30を経由して車両用警報装置50に供給されるので、電源電圧の供給元となる車載バッテリ103から車両接続用アダプタ20を経由して車両情報記録装置30及び車両用警報装置50へそれぞれ電源電圧を供給するためのケーブルの接続配線を効率的に行うことができる。
特に、車両本体100内の、例えば運転席の周囲に設置される車両情報記録装置30や車両用警報装置50を接続配線する際には、車両情報記録装置30を電源電圧の供給元から近い位置に配置し、更に車両用警報装置50を車両情報記録装置30に近い位置に配置することで、電源電圧の供給元から車両情報記録装置30よりも遠い位置に車両用警報装置50を配置することになっても、電源電圧を車両用警報装置50まで供給するためのケーブルの長さを、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで直接ケーブルを接続する場合に比べて短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
また、このように各装置を順番に接続することで、車両情報記録装置30は、車両本体100内の、例えばダッシュボード上面よりも下などに存在するOBD2端子101に接続されて設置された車両接続用アダプタ20に近い位置、例えば、ダッシュボード上面や天井面や運転席の足元付近などのメモリカード34が取り出し可能な位置に配置して設置することができる。そして、車両用警報装置50は、車両情報記録装置30に近い位置、例えば、ダッシュボード上面やルームミラー内部などの報知あるいは表示される情報を運転者や同乗者が認識可能な位置に配置して設置することができる。このように、各装置の配置を容易にでき、各装置を適切な位置に設置することが容易にできる。
<具体的設置例>
以下、車両内おける具体的な設置例を、図3ないし図8と共に説明する。
上記した車両情報記録システム10を構成する各装置を、車両本体100に設置する場合、OBD2端子101は、車種により設置位置が様々であるが、車両用警報装置50が設置されるダッシュボード上面よりも下に存在するので、以下、運転席の足元右脇付近にある例について説明する。
[設置例1]
図3に示す設置例1では、車両用警報装置50は、車両本体100のダッシュボート109の上部の中央付近に設置する。車両情報記録装置30は、車両用警報装置50のすぐ右側のダッシュボート109の上部に設置する。
OBD2端子101に車両接続用アダプタ20のOBD2コネクタを装着して接続し、車両接続用アダプタ20に一体に接続された接続ケーブル1の一端のコネクタ端子1a(図1参照)を車両情報記録装置30に装着して接続する。車両情報記録装置30と車両用警報装置50は、両装置に接続ケーブル2の両端のコネクタ端子2a,2b(図1参照)を装着して接続する。
この設置例1によれば、車両情報記録装置30は、メモリカード34が取り出し可能なダッシュボート109の上部の位置に配置して設置される。また、車両用警報装置50は、車両情報記録装置30に近く、かつ報知あるいは表示される情報を運転者や同乗者が認識可能なダッシュボート109の上部の中央付近の位置に配置して設置される。このように車両情報記録装置30及び車両用警報装置50が配置して設置されることにより、各装置を接続する接続ケーブル1,2の接続配線を効率的に行うことができる。
また、設置例1のように、車両接続用アダプタ20→車両情報記録装置30→車両用警報装置50の順番で各装置間を接続ケーブル1,2で接続することで、車両用警報装置50は、電源電圧の供給元となる車両接続用アダプタ20から車両情報記録装置30よりも遠い位置に配置して設置されることになるが、電源電圧の供給元となる車両接続用アダプタ20から車両情報記録装置30を経由して車両用警報装置50に供給されるので、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで電源電圧を供給するためのケーブルの長さを、短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
[設置例2]
図4に示す設置例2では、図3に示す設置例1に対して、車両情報記録装置30の設置位置を変えて、センターコンソール110の右脇付近に設置した例である。車両用警報装置50の設置位置は、図3に示す設置例1と同じく、車両本体100のダッシュボート109の上部の中央付近に設置する。
この設置例2によれば、車両情報記録装置30は、電源電圧の供給元となる車両接続用アダプタ20に近く、かつメモリカード34が取り出し可能なセンターコンソール110の右脇付近の位置に配置して設置される。このように車両情報記録装置30及び車両用警報装置50が配置して設置されることにより、設置例1と同様に、各装置を接続する接続ケーブル1,2の接続配線を効率的に行うことができる。また、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで電源電圧を供給するためのケーブルの長さを、短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
[設置例3]
図5に示す設置例3では、車両用警報装置50は、一面をミラー面にしたルームミラー形状の筐体に車両用警報装置の機能を内蔵したタイプのもので、車両に設置されたルームミラー111に車両用警報装置50本体を嵌め込んで設置する。車両情報記録装置30は、ルームミラー111の近くの天井面に貼り付けるなどして設置する。
OBD2端子101に車両接続用アダプタ20のOBD2コネクタ22を装着して接続し、車両接続用アダプタ20に一体に接続された接続ケーブル1の一端のコネクタ端子1a(図1参照)を車両情報記録装置30に装着する。車両情報記録装置30と車両用警報装置50は、両装置に接続ケーブル2の両端のコネクタ端子2a,2b(図1参照)を装着して接続する。
この設置例3によれば、車両情報記録装置30は、メモリカード34が取り出し可能なルームミラー111の近くの天井面の位置に配置して設置される。また、車両用警報装置50は、車両情報記録装置30に近く、かつ報知あるいは表示される情報を運転者や同乗者が認識可能なルームミラー111に内蔵した位置に配置して設置される。このように車両情報記録装置30及び車両用警報装置50が配置して設置されることにより、各装置を接続する接続ケーブル1,2の接続配線を効率的に行うことができる。
また、設置例3のように各装置を接続することで、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで電源電圧を供給するためのケーブルの長さを、短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
[設置例4]
図6に示す設置例4では、図5に示す設置例3に対して、車両情報記録装置30の設置位置を変えて、ダッシュボート109の上部の右端(運転席右側)付近に設置した例である。車両用警報装置50の設置位置は、図5に示す設置例3と同じく、車両に設置されたルームミラー111に車両用警報装置50本体を嵌め込んで設置する。
この設置例4によれば、車両情報記録装置30は、電源電圧の供給元となる車両接続用アダプタ20に近く、かつメモリカード34が取り出し可能なセンターコンソール110の右脇付近の位置に配置して設置される。このように車両情報記録装置30及び車両用警報装置50が配置して設置されることにより、設置例3と同様に、各装置を接続する接続ケーブル1,2の接続配線を効率的に行うことができる。また、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで電源電圧を供給するためのケーブルの長さを、短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
[設置例5]
図7に示す設置例5では、設置例1の場合と同様に、車両用警報装置50は、ダッシュボート109の上部の中央付近に設置する。車両情報記録装置30は、運転席の足元左脇付近に設置する。更に、アンテナ112をダッシュボート109の上部の中央付近の左側に設置する。このアンテナ112は、GPS信号や無線電波やマイクロ波や無線LAN用電波などを受信するものである。
OBD2端子101に車両接続用アダプタ20のOBD2コネクタ22を装着して接続し、車両接続用アダプタ20に一体に接続された接続ケーブル1の一端のコネクタ端子1a(図1参照)を車両情報記録装置30に装着する。車両情報記録装置30と車両用警報装置50は、両装置に接続ケーブル2の両端のコネクタ端子2a,2b(図1参照)を装着して接続する。更に、アンテナ112は、接続ケーブル3にて車両情報記録装置30及び車両用警報装置50に接続する。
この設置例5によれば、車両情報記録装置30は、電源電圧の供給元となる車両接続用アダプタ20に近く、かつメモリカード34が取り出し可能な運転席の足元左脇付近の位置に配置して設置される。また、車両用警報装置50は、報知あるいは表示される情報を運転者や同乗者が認識可能なダッシュボート109の上部の中央付近の位置に配置して設置される。このように車両情報記録装置30及び車両用警報装置50が配置して設置されることにより、各装置を接続する接続ケーブル1,2の接続配線を効率的に行うことができる。
また、設置例5のように各装置を接続することで、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで電源電圧を供給するためのケーブルの長さを、短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
[設置例6]
図8に示す設置例6では、車両情報記録装置30、車両用警報装置50、アンテナ112は、図7に示す設置例5と同様に設置すると共に、更に、分岐接続プラグ113をセンターコンソール110の右脇付近に設置する。
この設置例4では、更に、車両情報記録装置30に接続ケーブル2Fを介して分岐接続プラグ113を接続し、分岐接続プラグ113には、接続ケーブル2Gを介して車両用警報装置50を接続する。そして、分岐接続プラグ113には、接続ケーブル3を介してアンテナ112を接続すると共に、接続ケーブル4を介してスピーカ114を接続する。
この設置例6によれば、車両情報記録装置30は、電源電圧の供給元となる車両接続用アダプタ20に近く、かつメモリカード34が取り出し可能な運転席の足元左脇付近の位置に配置して設置される。また、車両用警報装置50は、報知あるいは表示される情報を運転者や同乗者が認識可能なダッシュボート109の上部の中央付近の位置に配置して設置される。このように車両情報記録装置30及び車両用警報装置50が配置して設置されることにより、各装置を接続する接続ケーブル1,2の接続配線を効率的に行うことができる。
また、設置例6のように各装置を接続することで、電源電圧の供給元から車両用警報装置50まで電源電圧を供給するためのケーブルの長さを、短くすることができ、ケーブルの配線を効率的に行うことができる。
<製品形態>
次に、上記した車両情報記録システムの製品形態を、図9と共に説明する。
図9は車両情報記録システムを構成する各装置と、各装置の間を接続する接続ケーブルの製品形態例を示す図である。
図9に示すように、車両情報記録装置30は、幅が約65ミリメートル、高さが約15ミリメートル、奥行きが約45ミリメートルの矩形状の記録装置筐体31よりなり、前面31F、側面31S、背面31B、上面31T及び底面(図示せず)を有する。
前面31Fには、図1にも示すように、操作スイッチ32、LED33、メモリカード34を装着するためのメモリカードスロット35を備える。
背面31Bには、M型コネクタ用入力端子44、RD型コネクタ用入力端子45、RP型コネクタ用入力端子46、M型コネクタ用出力端子47を備える。更に、2つのサンバイザークリップ用差込み穴48a,48bを備える。このサンバイザークリップ用差込み穴48a,48bに取り付けられるサンバイザークリップ49は、側面31Sを示す図のように取り付けられる。記録装置筐体31は、サンバイザークリップ49が車両のサンバイザに嵌め込まれることで取り付けられる。
車両接続用アダプタ20としては、車両接続用アダプタ20と一体に接続される3種類の接続ケーブル1A,1B,1Cをそれぞれ一体に接続した3種類の車両接続用アダプタ20A,20B,20Cがある。
車両接続用アダプタ20Aは一端にRP型コネクタC1を有する接続ケーブル1Aを、車両接続用アダプタ20Bは一端にRD型コネクタC2を有する接続ケーブル1Bを、車両接続用アダプタ20Cは一端にM型コネクタC3を有する接続ケーブル1Cを、それぞれ一体に接続している。
車両情報記録装置30と車両用警報装置50を接続するための接続ケーブル2としては、5種類の接続ケーブル2A,2B,2C,2D,2Eがある。
接続ケーブル2A,2B,2Cは、いずれも一端に車両情報記録装置30に接続される側にM型コネクタC11を有し、他端には車両用警報装置50に接続される側に、それぞれRP型コネクタC21、RD型コネクタC22、M型コネクタC23を有する。
接続ケーブル2D,2Eは、一端に車両情報記録装置30に接続される側に、それぞれM型コネクタC11,M型ストレートコネクタC12を有し、いずれも他端に車両用警報装置50に接続される側に接続される側にM型ストレートコネクタC24を有する。
車両用警報装置50としては、3種類の車両用警報装置50A,50B,50Cがある。
車両用警報装置50Aは、大型ディスプレイを備えた第1の一体型タイプのもので、接続ケーブル2AのRP型コネクタC21を接続可能な接続端子として備えている。
車両用警報装置50Bは、中型ディスプレイを備えた第2の一体型タイプのもので、接続ケーブル2BのRD型コネクタC22、接続ケーブル2CのM型コネクタC23、接続ケーブル2DのM型ストレートコネクタC24をそれぞれ接続可能な接続端子として備えている。
車両用警報装置50Cは、ルームミラー形状の筐体に車両用警報装置の機能を内蔵したタイプのもので、ディスプレイ52Cがルームミラーとなる面の一部を内蔵され、動作時にはミラーの一部がディスプレイとなり、電源オフ時には全面がミラーとなる。この車両用警報装置50Cは、車両用警報装置50Bと同じく、接続ケーブル2BのRD型コネクタC22、接続ケーブル2CのM型コネクタC23、接続ケーブル2DのM型ストレートコネクタC24がそれぞれ接続可能な接続端子を備えている。
<動作>
次に、この実施形態の車両情報記録システム10による動作について説明する。
ここでは、車両接続用アダプタ20は、OBD2コネクタ22が車両本体100のOBD2端子101に接続されている。車両情報記録装置30は、車両内に設置され、接続ケーブル1にて車両接続用アダプタ20に接続されている。車両用警報装置50は、車両内に設置され、接続ケーブル2にて車両情報記録装置30に接続されている。
(1)車両接続用アダプタ20内の制御部23は、車両本体100の制御部102に対して、車両本体100側へ車両走行データの取得要求へ送信する。この取得要求は、取得要求する車両走行データの種類に応じて予め設定されている時間間隔で送信される。例えば、車速及びエンジン回転数は100ミリ秒間隔で、加速度は10ミリ秒間隔で、それぞれ取得要求される。
(2)車両本体100の制御部102は、取得要求された車両走行データを各センサ等から取得したデータに基づいて生成し、生成したデータをそのデータの種類を識別する識別情報と共に車両接続用アダプタ20内の制御部23へ送信する。
例えば、100ミリ秒間隔で取得された車速データ及びエンジン回転数データと、10ミリ秒間隔で取得された加速度データに基づいて生成されたデータを車両接続用アダプタ20内の制御部23へ送信する。その他の車両走行データについても取得要求された時間間隔で車両走行データとして、車両接続用アダプタ20内の制御部23へ送信される。
(3)車両接続用アダプタ20内の制御部23は、車両本体100の制御部102から送信された車両走行データを受け取ったら、受け取った車両走行データをそのデータの種類を識別する識別情報と共に車両走行情報入出力部24から車両用警報装置50のOBD入出力ポート59へ送信し、OBD入出力ポート59は取り込んだ車両走行データを本体用制御部57へ送信する。
(4)車両用警報装置50の本体用制御部57は、上記のようにして車両接続用アダプタ20内の制御部23から車両走行データ(車速データ、エンジン回転数データ、加速度データなど)を受け取ったら、受け取った車両走行データをそのデータの種類を識別する識別情報と共に入出力ポート60から車両情報記録装置30の入出力ポート38へ送信し、入出力ポート38は取り込んだ車両走行データを制御部36へ送信する。
また、車両用警報装置50の本体用制御部57は、GPS受信機61から1秒ごとに生成されるGPSデータ(位置と時刻を含むNMEAデータ)を受け取ったら、受け取ったGPSデータをそのデータの種類を識別する識別情報と共に、上記の車両走行データと同様に、入出力ポート60から車両情報記録装置30の入出力ポート38へ送信し、入出力ポート38は取り込んだ車両走行データを制御部36へ送信する。
(5)車両情報記録装置30の制御部36は、これらのデータ(車両走行データ及びGPSデータ)を受け取ったら、受け取ったデータをそのデータの種類を識別する識別情報と共にメモリR/W41へ送信し、メモリカード34に記録する。
ここで記録されるデータは、該データごとに取得された時間間隔、例えば、車速データ及びエンジン回転数データは100ミリ秒間隔、加速度データは10ミリ秒間隔、GPSデータは1秒間隔で記録される。
また、制御部36は、加速度センサ39やジャイロセンサ40で検出した加速度データもそのデータの種類を識別する識別情報と共にメモリR/W41へ送信し、車両用警報装置50から受け取った上記データ(車両走行データ及びGPSデータ)と共にメモリカード34に記録する。なお、加速度センサ39やジャイロセンサ40で検出した加速度データも、所定時間間隔(例えば、10ミリ秒間隔)で記録される。
このとき、上記したように各データごとに所定時間間隔でメモリカード34に記録されるが、メモリカード34へのデータ記録は連続的に1つのファイルにして行われる。
以上のような動作により、本体用制御部57は、車両走行データ及びGPSデータを受け取ったら、制御部36へ送信し、制御部36も、送信された車両走行データ及びGPSデータを受け取ったら、メモリR/W41へ送信するので、メモリカード34に記録されるデータは、GPSデータの取得間隔に対応して、時刻データと位置データの組みが1秒ごとに現れ、その間にGPSデータ以外のデータ(車速データ及びエンジン回転数データや加速度データなど)がそれぞれの時間間隔で記録されるというように時刻との関連付けがされて、各データの時間関係を特定して記録される。但し、GPSデータの記録間隔である1秒ごとの間における、GPSデータ以外の各データ毎の出現回数は、1秒を等分に割った時間が各データの発生時とみなし、各データの間で位相のずれはないものとみなしている。
GPSデータ及び車速,エンジン回転数,加速度などの車両走行データが記録されたメモリカード34を、車両情報記録装置30のメモリカードスロット35から取り外すことにより、メモリカード34に記録されたデータを容易に外部に取り出すことができる。そして、取り出したメモリカード34を外部のコンピュータや外部機器(データ読み取り装置など)などに取り付けることで、記録されたデータを容易に外部装置のデータとして供給して使用することができる。
車両情報記録装置30のメモリカード34に記録されたGPSデータ及び車速,エンジン回転数,加速度などの車両走行データは、無線LANモジュール42から無線LANにより無線LAN端末を内蔵あるいは接続した外部のコンピュータに無線でデータ転送することができる。あるいは、メモリカード34に記録されたデータは、車両内LANにより車両内に搭載した別の車載電子機器に無線でデータ転送することができる。このとき、各データは、時刻との関連付けがされて時間関係が特定されたデータとしてデータ転送される。
その他、データ転送先として、車両運行管理者や車両サービス業者などのサーバ装置へ無線で伝送するようにしてもよい。
また、インターネット網に接続された通信機器やインターネット接続可能なコンピュータやインターネット接続可能な携帯電話などに、インターネット網経由でデータ転送してもよい。
また一方、無線LANやインターネット網経由で、外部サーバやウェブサイトなどから外部データを取り込み、コンピュータプログラムなどをダウンロードするようにしてもよい。
車両接続用アダプタ20から出力されたエンジン回転数などの車両走行データは、車両用警報装置50の本体用制御部57に取り込まれ、本体用制御部57から車両情報記録装置30の制御部36に送信され、メモリカード34に記録される。一方、車両走行データは、車両用警報装置50の本体用制御部57から車両情報記録装置30の制御部36に送信されると同時に表示用制御部67にも転送され、転送された車両走行データは、ディスプレイ52の表示データとされる。例えば、エンジン回転数データや水温データなどに基づいてエンジン状態を描画表示できる。
また、GPS受信機61からのGPSデータも本体用制御部57から車両情報記録装置30の制御部36に送信されると同時に表示用制御部67にも転送され、転送されたGPSデータは、ディスプレイ52の表示データとされる。例えば、GPSデータに基づいて道路地図上に車両の現在位置や走行軌跡などを表示できる。
すなわち、本体用制御部57から出力された車両走行データ及びGPSデータは、車両情報記録装置30の制御部36と表示用制御部67の両方に分岐して同時に送信されるので、本体用制御部57からの1回の出力(送信)処理で、本体用制御部57から送信された同じデータを制御部36と表示用制御部67の両方に同時に送信して利用されるようにすることできる。
上記したように車両内に設置される車両データを記録するレコーダ機能を有する車載用電子機器であるが、従来、このようなレコーダ機能は、車両用警報装置などのGPS搭載装置に備えられている場合がある。このような場合、車両情報記録装置30は、車載用電子機器のユーザに対しては、オプション装置として選択可能な機器とすることができ、レコーダ機能が不要なユーザにとっては、その分だけ割高なGPS搭載装置を購入する必要がなくなり、レコーダ機能が必要なユーザが必要な時に購入するという選択ができるようになる。
車両用警報装置50は、GPS受信機61から出力されたGPSデータに基づいて自車の位置情報を測位して、予め記憶された車両速度測定装置等の目標物の位置情報と接近した場合に、LED53の点灯やスピーカ56からの警報音等で運転者や同乗者に報知する。
<変形例>
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば、次のように実施してもよい。
図10は、図1に示す車両情報記録システムの電気的構成の変形例を示すブロック図である。
この変形例の構成では、図2に示す一例のブロック図の構成に対して、表示用制御部67を無くすと共に、表示用制御部67と制御部36との間の信号線を無くしている。更に、この変形例の構成では、本体用制御部57から入出力ポート60への信号接続線と、本体用制御部57から表示用制御部67への信号接続線とが、それぞれに独立した信号接続線となっており、また、表示用制御部67が無くなったので、本体用制御部57からメモリR/W68へ、直接、信号接続線が接続されている。
上記以外については、図2に示す一例のブロック図の構成と同様であるので、その説明を省略する。
図10に示す変形例の動作については、本体用制御部57から入出力ポート60,38を介して制御部36へ送信される車両走行データ及びGPSデータなどのデータと、本体用制御部57からディスプレイ52へ送信される車両走行データ及びGPSデータなどのデータとが、独立した信号接続線により伝送され、その出力(送信)処理も独立して行われる。また、メモリR/W68へは本体用制御部57から車両走行データ及びGPSデータなどのデータが、直接、送信される。
上記以外については、図2に示す一例のブロック図の動作と同様であるので、その説明を省略する。
図10の構成のようにすれば、制御部の数を減らすことができる。一方、図2のような構成にすれば、表示用制御部67への信号が、入出力ポート60へも送られ、制御部36へ送られることになる。いわば、本体用制御部57から表示用制御部67への出力を制御部36が盗み見ることで、制御部36で上述した情報の記録を行うことができる。このようにすることで、本体用制御部57の従来構成からの処理の変更を最小限に留めて、記録制御を実現できる。また、このようにすることで、表示用制御部67の表示制御と、制御部36の記録制御との同期を容易に取ることもできる。
また、図2の構成では、この構成に加え、入出力ポート60とは別に、表示用制御部67と制御部36が接続されている。この構成により、上述した機能に加え、表示用制御部67に接続されたメモリR/W68によって読み取られたメモリカード70の内容をこの信号接続線を介して制御部36へ送り、制御部36に接続されたメモリR/W41によってメモリカード34へ記憶させることができる。逆にメモリカード34の内容をメモリカード70へ記憶させることもできる。この構成を用いて、メモリカード34とメモリカード70のいずれかから、表示用制御部67のプログラムと制御部36のプログラムの双方を更新することもできる。さらには、表示制御部67がこの信号接続線(通信線)を介して無線LANモジュール42と通信を行う構成とするとよい。このようにすれば、無線LANモジュール42からこの信号接続線を介して取得した情報をメモリカード70へ格納したり、メモリカード70に格納された情報をこの信号接続線を介して制御部36へ送り制御部36がこの情報を無線LANモジュール42から外部へ送信することもできる。同様に、無線LANモジュール42によって外部から制御部67のプログラム、制御部36のプログラムを取得して双方を更新することもできる。しかもこれらの動作は、入出力ポート60側の信号接続線とは異なる経路の信号接続線を介して行われるので、車両走行データやGPSデータのやりとりに影響を与えることがない。
上記の図2及び図10にそれぞれ示す実施形態では、車両情報記録装置30内に加速度センサ39及びジャイロセンサ40を備えて、加速度センサ39及びジャイロセンサ40から出力された加速度データを制御部36に供給して、車両本体100に備えた加速度センサ107から出力された加速度データと共にメモリカード34に記録しているが、これに限らず、車両情報記録装置30内に加速度センサ39、40を備えないようにして、車両本体100に備えた加速度センサ107から出力された加速度データだけをメモリカード34に記録するようにしてもよい。車両情報記録装置30内に加速度センサ39、40を備えないようにすることで、その分の車両情報記録装置30のコストを安価にできる。
また、車両情報記録装置30は、車両の走行中におけるGPSデータなどの車両位置データや車両走行情報(車速、エンジン回転数など)を記録するものであるが、車両の走行中、制御部36に取り込まれ、メモリR/W41に送信された上記の各情報の全てをメモリカード34に記録するようにしても良いが、例えば、メモリカード34は、予め設定された所定時間分のデータだけを記録するようにして、常に過去所定時間分の最新データだけが記録されるようにして、古いデータを新しいデータに順次書換えながらデータの記録を行うようにしてもよい。この場合、例えば、車両事故の発生などの特定のイベントを表す何らかの信号が供給されたとき、メモリカード34への新たなデータの記録を停止するようにすることで、車両事故などの特定イベントの発生時に記録されたデータを記録しておくことがきる。
また、上記の実施形態のように、車両本体100や車両接続用アダプタ20内に配備された内部バスによる接続構成に限らず、例えば、車載LANであるCAN(Controller Area Network)バスに接続されているOBD2コネクタ22のCAN端子など、車内ネットワークと接続してネットワークに接続された車両本体100内の複数のECU(制御部)からネットワークに出力される情報を用いる構成としてもよい。
<応用例>
上記のようにしてメモリカード34に記録されたデータ(車両走行履歴データ)は、例えば、車両の運転状況を評価するための統計処理データとして使用することができる。
すなわち、特開2010−72766号公報や特開2008−40766号公報などに記載されているように、メモリカード34に記録された車両情報を、通常のコンピュータに読み込ませ、読み込ませたデータの評価を、コンピュータにインストールした運転状況評価プログラムや運行管理プログラムなどを実行することにより、例えば、安全運転評価、エコ運転評価や運行管理などを実現することができる。
以上詳述した本実施の形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
(1)車両情報記録装置30は、GPSデータなどの車両位置データ及び車速,エンジン回転数,加速度などの車両走行データを外部から取り込んで、メモリカード34に記録するので、外部装置の本来機能に影響を与えることなく、車両位置データ及び車両走行データといった車両データを良好に記録することができる。例えば、記録した車両データは、コンピュータなどに取り込んで、その車両データに基づいた車両の走行履歴などを確認したり、分析処理したりすることができるようになる。
(2)車両情報記録装置30は、記録する車両位置データ及び車両走行データといった車両データが、車両内に具備され、且つ当該車両に関する車両データを取得する車両接続用アダプタ20及び車両用警報装置50から供給されるので、当該車両に関して取得した車両位置データ及び車両走行データを記録することができる。
(3)車両情報記録装置30が、車両用警報装置50から受け取った車両位置データは時刻データを組み合わせたデータであり、車両接続用アダプタ20から受け取った車速,エンジン回転数,加速度などの車両走行データは所定時間間隔で取得されたデータである。また、車両用警報装置50の本体用制御部57は、車両走行データ及び車両位置データを受け取ったら、車両情報記録装置30の制御部36へ送信し、制御部36も、送信された車両走行データ及び車両位置データを受け取ったら、メモリR/W41へ送信する。従って、車両情報記録装置30は、メモリR/W41へ送信されたこれらのデータを、時刻との関連付けがされてその時間関係を特定可能にしてメモリカード34に記録することができる。また、メモリカード34に記録した車両位置データ及び車両走行データに基づいて両データの時間関係を特定することができる。
(4)車両情報記録装置30は、車両位置データ及び車両走行データといった車両データが、車両情報記録装置30とは別の外部装置である車両接続用アダプタ20や車両用警報装置50に、着脱可能に接続される接続ケーブル1,2を通じて供給され、メモリカード34に記録されるので、当該車両情報記録装置30は、車両位置データ及び車両走行データといった車両データを記録する必要の無い車載用電子機器のユーザに対して、オプション装置として要否が選択可能なものとすることができる。
(5)車両情報記録装置30は、車両本体100の車載バッテリから車両接続用アダプタ20を通じて被供給電源電圧が供給され、この供給される電源電圧に対応した供給電源電圧を車両用警報装置50に供給するので、当該車両情報記録装置30の内部にバッテリなどの電源供給手段を備える必要がなく、また、当該車両情報記録装置30を経由して別の外部装置である車両用警報装置50にも対応する電源電圧が供給されるので、例えば、各装置間を電源線で繋いだ場合、電源線の配線を効率的に行うことができる。
(6)車両情報記録装置30は、車両接続用アダプタ20との間及び車両用警報装置50の間を、同一被覆で覆われた1本の接続ケーブル1,2でそれぞれ接続することで、電源線と信号線の両方が同時に接続されるので、車両情報記録装置30を車両接続用アダプタ20及び車両用警報装置50とそれぞれ接続する際には、接続を簡易に行うことができる。
(7)車両情報記録装置30は、加速度データなどの車両の挙動を検出した挙動データがメモリカード34に記録されるので、例えば、運転内容についての安全運転評価やエコ運転評価を行うために必要となる車両走行履歴データや、車両事故の際に有効な事故解析を行うために必要とされるデータを、より十分なデータとして記録することできる。
(8)車両情報記録装置30は、外部から取り込まれた加速度データなどの挙動データがメモリカード34に記録される。これにより、加速度データなどの挙動データを検出し取得するための加速度センサなどの挙動データ検出手段を当該車両情報記録装置30内部に備える必要がなく、その分の車両情報記録装置30のコストを安価にできる。
(9)車両情報記録装置30は、データが着脱可能なメモリカード34に記録されるので、メモリカード34を車両情報記録装置30から取り外すことで、記録された車両位置データ及び車両走行データを容易に外部に取り出し、また、取り外したメモリカード34を外部のコンピュータやサーバ装置などに取り付けることで、記録された車両位置データ及び車両走行データを容易に外部の別部のコンピュータやサーバ装置などに供給することができるようになる。
(10)車両情報記録装置30は、車両位置データ及び車速走行データが時刻との関連付けがされてその時間関係を特定可能にして無線LANモジュール42を介して無線通信にて送受信されるので、外部装置とケーブルにて接続することなく、外部装置から無線通信にて供給される時間関係が特定された車両位置データ及び車両走行データをメモリカード34に記録し、また、メモリカード34に記録された同車両位置データ及び車両走行データを無線通信にて外部装置へ送出することができる。
(11)車両情報記録装置30は、外部からインターネット網を介して供給され、時刻との関連付けがされてその時間関係が特定された車両位置データ及び車両走行データをメモリカード34に記録し、また、メモリカード34に記録された同GPSデータ及び車両位置情報及び車両走行情報をインターネット網を介して外部に送出することができるようになる。
(12)車両情報記録装置30は、車両接続用アダプタ20から供給される車速及びエンジン回転数などの車両走行データがメモリカード34に記録され、同時に車両用警報装置50にも転送されるので、車両走行データがメモリカード34に記録されるだけでなく、車両用警報装置50の入力情報とすることができ、例えば、車両走行データを車両用警報装置50のディスプレイ53に表示できるようなる。
(13)車両情報記録システム10は、車両用警報装置50から車両位置データ(GPSデータ)に基づく報知がされた時、運転者は運転中に認識することができ、車両接続用アダプタ20のOBD2コネクタ22を介して車両本体100に有するコンピュータから車両走行データを取得することができ、更に、車両情報記録装置30から記録した車両データを取り出することができる。
更に、以下の優れた効果も奏する。
(14)車両走行履歴データ(走行ログ)を取得し、コンピュータ(PC)などに保管しておけば、いつ、何処を、どの様に走行したかを、必要な時にいつでも見ることができる。
(15)車両走行履歴データ(走行ログ)から、自分の運転がエコ運転か安全運転かなどの分析ができ、よりエコ運転、安全運転の技術を上達させることができる。また、データの統計処理により、自分のエコ運転、安全運転の上達度合いを見ることもできる。
(16)投稿サイトなどに投稿し、他の人の走行と比較して参考にすることができる。
(17)GPS搭載装置内で車両走行履歴データ(走行ログデータ)を記録する方法もあるが、走行ログデータは常に記録媒体に記録させる必要があり、CPUの処理の負荷が重くなり、GPS搭載装置の本来の処理に影響したり、走行ログデータの記録が出来なくなったりする。それを防ぐには、より高性能のCPUを必要とし高価となる。
GPS搭載装置内に走行ログ記憶装置の回路を搭載しても可能だが、GPS搭載装置のコストは高くなる。サイズも大きくなる。
走行ログ記憶機能は、GPS搭載装置の本来の機能ではないので、GPS搭載装置の全てユーザが必要とする機能ではない。
最近のGPS搭載装置はOBD2からの車両情報も利用している。
走行ログ記憶装置を単独で作るより、GPS搭載装置やOBD2回路を共用する事により安くでき、GPS搭載装置と走行ログ記憶装置の両方を必要とするユーザにはメリットがある。
よって、GPS搭載装置とOBD2からの配線の間に走行ログ記憶装置を入れる様にし、走行ログ記憶装置が必要のない人はGPS搭載装置とOBD2からの配線を直接接続し、走行ログ記憶装置が必要な人は、間に走行ログ記憶装置を接続できる様にする事が合理的である。本実施の形態によれば、このような事情を考慮して課題を解決できる。
上記の実施形態の各機能は、その機能をコンピュータ読み取り可能なプログラム言語で記述してそのプログラムをコンピュータに実行させることで実現してもよい。
1,1A,1B,1C 接続ケーブル(第1のケーブル)
2,2A,2B,2C,2D,2E,2F,2G 接続ケーブル(第2のケーブル)
10 車両情報記録システム
20,20A,20B,20C 車両接続用アダプタ(第2の外部装置)
21 アダプタ筐体
22 OBD2コネクタ
23 制御部(第2の制御手段)
24 車両走行情報入出力部
25 電源電圧出力部
30 車両情報記録装置
31 記録装置筐体
32 操作スイッチ
33 LED
34 メモリカード(記録デバイス)
35 メモリカードスロット
36 制御部(第3の制御手段)
37 電源インターフェース
38 入出力ポート
39 加速度センサ(挙動情報検出手段)
40 ジャイロセンサ(挙動情報検出手段)
41,68 メモリR/W(リーダ/ライタ)
42 無線LANモジュール
43 電源回路
50,50A,50B,50C 車両用警報装置(第1の外部装置)
51 警報装置筐体
52,52A,52B,52C ディスプレイ
53 LED
55 赤外線受光部
56 スピーカ
57 本体用制御部(第1の制御手段)
58 電源回路
59 OBD入出力ポート
60 入出力ポート
61 GPS受信機
62 無線受信機
63 マイクロ波受信機
64 赤外線受信機
65 データベース
66 リモコン受信機
67 表示用制御部
72 GPSアンテナ
100 車両本体
101 OBD2端子
102 制御部
103 車載バッテリ
104 車速センサ
112 アンテナ

Claims (16)

  1. 車両の位置を検出する車両位置情報を外部から取り込む車両位置情報取込手段と、
    車両の走行状態を検出する車両走行情報を外部から取り込む車両走行情報取込手段と、
    前記車両位置情報取込手段に取り込まれた前記車両位置情報及び前記車両走行情報取込手段に取り込まれた前記車両走行情報を記録媒体に記録する記録手段と
    を備えることを特徴とする車両情報記録装置。
  2. 前記車両位置情報及び前記車両走行情報は、当該車両内に具備され、且つ当該車両に関する車両情報を取得する外部手段からそれぞれ供給されることを特徴とする請求項1に記載の車両情報記録装置。
  3. 前記記録手段は、前記車両位置情報及び前記車両走行情報を、その時間関係を特定可能に記録すること特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両情報記録装置。
  4. 前記車両位置情報は、前記車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段を有する第1の外部装置に着脱可能に接続される第2のケーブルを通じて前記車両位置情報取込手段に供給され、
    前記車両走行情報は、前記車両走行情報を出力する車両情報出力手段を有する第2の外部装置に着脱可能に接続される第1のケーブルを通じて前記車両走行情報取込手段に供給される
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両情報記録装置。
  5. 電源電圧を授受する電源手段を更に備え、
    前記電源手段は、前記第1のケーブルを通じて前記第2の外部装置から被供給電源電圧を受給すると共に、該被供給電源電圧に対応して前記第2のケーブルを通じて供給電源電圧を前記第1の外部装置に供給する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両情報記録装置。
  6. 前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルは、それぞれ電源電圧を伝送する電源線と情報を伝送する信号線を有し、前記電源線と前記信号線が同一被覆で覆われたケーブルからなることを特徴とする請求項5に記載の車両情報記録装置。
  7. 車両の挙動を検出し、検出した該挙動情報を取得する挙動情報検出手段を更に備え、
    前記記録手段は、前記挙動情報検出手段によって取得される前記挙動情報を前記記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両情報記録装置。
  8. 車両の挙動を検出し、検出した該挙動情報を外部から取り込む挙動情報取込手段を更に備え、
    前記記録手段は、前記挙動情報取込手段に取り込まれた前記挙動情報を前記記録媒体に記録する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の車両情報記録装置。
  9. 前記記録媒体は、着脱可能な記録デバイスからなることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の車両情報記録装置。
  10. 外部と無線通信する無線通信手段を、更に備え、
    前記無線通信手段は、前記車両位置情報及び前記車両走行情報を、その時間関係を特定可能に無線通信にて送受信する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の車両情報記録装置。
  11. 前記無線通信手段は、インターネット網と接続可能なインターネット接続手段を有することを特徴とする請求項10に記載の車両情報記録装置。
  12. 前記第2の外部装置から供給される前記車両走行情報は、前記記録媒体に記録されると同時に、前記第1の外部装置に転送されることを特徴とする請求項4ないし11のいずれか1項に記載の車両情報記録装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の車両情報記録装置としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  14. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の車両情報記録装置と、
    前記車両位置情報を取得する車両位置情報取得手段を有する第1の外部装置と、
    前記車両走行情報を出力する車両情報出力手段を有する第2の外部装置と
    を備える車両情報記録システム。
  15. 前記第1の外部装置は、前記車両位置情報取得手段によって取得された車両位置情報を前記車両情報記録装置へ供給する処理以外に、前記車両位置情報を用いた処理を行うことを特徴とする請求項14に記載の車両情報記録システム。
  16. 前記車両位置情報を用いた処理は、前記車両位置情報に基づく報知を行う処理であり、該処理を行うための第1の制御手段を備え、
    前記第1の外部装置は、運転者が運転中に該報知を認識可能な位置に設置される第1の筐体に格納され、
    前記第2の外部装置は、車両走行情報を出力するための処理を行う第2の制御手段を備え、車両に有するコンピュータから情報を取得するためのコネクタと一体に構成される第2の筐体に格納され、
    前記車両情報記録装置は、前記記録の処理を行う第3の制御手段を備え、記録した情報を取り出し可能な位置に設置される第3の筐体に格納される
    ことを特徴とする請求項14または請求項15に記載の車両情報記録システム。
JP2012045830A 2012-03-01 2012-03-01 車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム Pending JP2013182421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045830A JP2013182421A (ja) 2012-03-01 2012-03-01 車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045830A JP2013182421A (ja) 2012-03-01 2012-03-01 車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013182421A true JP2013182421A (ja) 2013-09-12

Family

ID=49273024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012045830A Pending JP2013182421A (ja) 2012-03-01 2012-03-01 車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013182421A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015116913A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社ユピテル システム、受信装置及びプログラム
JP2016141314A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 株式会社テクトム 車載システム、車載器、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2017022916A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社テクトム 車載器用の接続ユニット
JP2017047757A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社テクトム 分岐コネクタ及び車両情報取得装置
JP2018016138A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 株式会社ユピテル ユニット
JP2020506463A (ja) * 2017-01-10 2020-02-27 シンクアイ インコーポレイテッド 低消費電力広域ネットワークを用いて各種サービスを提供し、車両に既設のブラックボックスに接続することができるサービス端末、及びそのブラックボックス接続方法
JP2022043113A (ja) * 2020-11-04 2022-03-15 株式会社ユピテル ユニット
JP2022058420A (ja) * 2017-01-16 2022-04-12 株式会社ユピテル 装置およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237974A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Sanyo Electric Co Ltd 移動体用記録装置
JP2008051642A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Denso Corp 車載用の警告システム
JP2008108235A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両の運行管理装置とこれを用いた運行管理システム
JP2011257849A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Yupiteru Corp 車両用映像記録装置及び車載システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237974A (ja) * 2005-02-24 2006-09-07 Sanyo Electric Co Ltd 移動体用記録装置
JP2008051642A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Denso Corp 車載用の警告システム
JP2008108235A (ja) * 2006-09-29 2008-05-08 Nissan Diesel Motor Co Ltd 車両の運行管理装置とこれを用いた運行管理システム
JP2011257849A (ja) * 2010-06-07 2011-12-22 Yupiteru Corp 車両用映像記録装置及び車載システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015116913A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 株式会社ユピテル システム、受信装置及びプログラム
JP2016141314A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 株式会社テクトム 車載システム、車載器、情報処理方法および情報処理プログラム
JP2017022916A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社テクトム 車載器用の接続ユニット
JP2017047757A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社テクトム 分岐コネクタ及び車両情報取得装置
JP2018016138A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 株式会社ユピテル ユニット
JP2020506463A (ja) * 2017-01-10 2020-02-27 シンクアイ インコーポレイテッド 低消費電力広域ネットワークを用いて各種サービスを提供し、車両に既設のブラックボックスに接続することができるサービス端末、及びそのブラックボックス接続方法
JP2022058420A (ja) * 2017-01-16 2022-04-12 株式会社ユピテル 装置およびプログラム
JP7438551B2 (ja) 2017-01-16 2024-02-27 株式会社ユピテル 装置およびプログラム
JP2022043113A (ja) * 2020-11-04 2022-03-15 株式会社ユピテル ユニット
JP7378835B2 (ja) 2020-11-04 2023-11-14 株式会社ユピテル ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013182421A (ja) 車両情報記録装置、車両情報記録システム及びプログラム
US8838362B2 (en) Low-drain, self-contained monitoring device
CN103328271A (zh) 车辆信息获取装置以及车辆信息获取方法
WO2015156375A1 (ja) 車両運行管理システム
KR102544475B1 (ko) 인포테인먼트 장치와 인포테인먼트 서비스 제공 방법 및 인포테인먼트 장치를 포함하는 차량용 전자 시스템
JP2011257849A (ja) 車両用映像記録装置及び車載システム
KR20130063659A (ko) 스마트 기기를 이용한 차량용 정보 제공장치
JP6603506B2 (ja) 駐車位置案内システム
CN101874257A (zh) 用于记录与车辆相关的数据的装置和方法
KR100764112B1 (ko) 텔레메틱스 단말기 및 이를 이용한 텔레메틱스 서비스 서버
JP6427776B2 (ja) システム、受信装置及びプログラム
CN110161932A (zh) 一种基于边缘计算和多传感器接口的智能车载终端
JP6793935B2 (ja) ユニット
KR20140085745A (ko) 스마트폰을 이용한 자동차 obd장치 및 부가장치 제어장치 및 그 제어방법
KR20180068624A (ko) 차량용 사용자 인터페이스를 제공하는 장치 및 방법
CN202400015U (zh) 后视镜型可扩充行车辅助装置
CN215187405U (zh) 车用通信设备
WO2015125703A1 (ja) 車両情報取得装置
JP2022549507A (ja) アフターマーケット車両コパイロットデバイス
JP7378835B2 (ja) ユニット
JP2023081966A (ja) システム及びプログラム
CN213634591U (zh) 一种用于摩托车的多媒体行车记录仪
KR100527454B1 (ko) 자기진단 커넥터 일체형의 차량정보 제공 단말기
KR100514007B1 (ko) 차량에 제공되는 차량측 자기 진단 커넥터에 대응하여접속되는 차량 정보 처리장치
JP6402321B2 (ja) システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150813

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160322