JP2013182113A - 光学シート選別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な構成の光学シートを選別できる光学シート選別装置を提供する。
【解決手段】1枚又は複数枚のシートから構成される光学シート10を選別する光学シート選別装置100は、光学シート10へ光を照射する照射部101と、光学シート10を透過した透過光を画像として撮像する撮像部102と、撮像部102により撮像された画像に基づいて光学シート10の光学特性を判定する判定部103と、判定部103による判定結果に基づいて光学シート10を選別する選別部104を備える。光学シート選別装置100によれば、光学シート10を透過した透過光の画像に基づいて光学シートの光学特性を判定して選別するため、様々な構成の光学シートを選別することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置を構成する光学シートの選別装置に関する。
液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、有機ELパネル、電解放出型ディスプレイパネルなどの薄型パネルのユニットを搭載する薄型テレビが表示装置として知られている。近年、この薄型テレビの需要が、省電力、省スペース、軽量かつデジタル放送の受像に適するといった特性から、近年の地球環境問題への関心の高まりによって増加しており、特に大型の液晶パネルユニットを搭載した大画面の液晶テレビの需要が劇的に増加している。これに伴い、液晶テレビの廃棄量も今後増加することが予想される。環境配慮の点から、廃棄物を削減し、循環型社会に貢献するために、廃棄後の液晶テレビ部材の再資源化技術の開発が要求されている。
しかし、液晶テレビから単一の素材として回収できる金属や樹脂のリサイクルは行われているものの、液晶テレビが比較的新しい製品であり、現状では比較的廃棄物の量が少ないことから、液晶テレビに対してはブラウン管テレビのような適切なリサイクル方法は実用化されていない。
図14に、一般的な液晶表示装置の構成を示す。液晶表示装置300は、液晶パネル301、バックライトユニット302、及び液晶パネル301とバックライトユニット302の間に配置される光学シート303を備える。液晶パネル301は、バックライトユニット302側から下偏光板304、TFT基板305、液晶層306、CF基板307、上偏光板308の順に積層して構成されている。バックライトユニット302は、導光板や光源を含み、液晶パネル301へ光を照射する。光学シート303は、液晶表示画面の高輝度化や面輝度均一化などの画像品位改善のため、光反射、変更、屈折など高度の光制御技術を利用し樹脂部材表面に多数のマイクロレンズアレイを形成するなどの手段を施した複数枚のフィルムシートから構成される。
特許文献1には、このような複数枚のフィルムシートから構成された光学シート(特許文献1における光学素子に相当)のリサイクル方法、再利用方法及び分別方法が開示されている。特許文献1は、光学シートを包括部材で内包し、該包括部材に識別素子を設けている。該識別素子には、光学シートの材質、機能、フィルム構成などの情報が格納され、格納されている情報に基づいて、光学シートを選別し、リサイクルや再利用を行っている。
特開2010−23304号公報
しかしながら、特許文献1は、識別素子が設けられた光学シートしか選別できないため、識別素子が無く光学シートを構成するシートの種類が分からないものを選別することができないという課題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、光学シートの光学特性を透過光の画像に基づいて判定し、判定に基づいて光学シートを選別することで、シートの種類や構成によらずに様々な光学シートを選別することができる光学シート選別装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、ある局面に従う光学シート選別装置は、1枚又は複数枚のシートから構成される光学シートを選別する光学シート選別装置であって、光学シートへ光を照射する照射手段と、光学シートを透過した透過光を画像として撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像に基づいて光学シートの光学特性を判定する判定手段と、判定手段による判定結果に基づいて光学シートを選別する選別手段とを備えることを特徴とする。
好ましくは、光学シート先行装置は、光学シートを透過した光を画像として予め記憶する記憶手段をさらに有し、判定手段は、撮像手段により撮像された画像と記憶手段に記憶された画像との相関を取ることにより、光学シートの光学特性を判定してもよい。
判定手段は、撮像手段により撮像された画像の輝点の数に基づいて光学シートの光学特性を判定してもよい。
照射手段は、光学シートへ異なる偏光方向の光を照射し、撮像手段は、各偏光方向における透過光の画像をそれぞれ撮像し、判定手段は、撮像手段により撮像された各偏光方向における透過光の画像に基づいて、光学シートの光学特性を判定してもよい。
照射手段は、光学シートへ光を照射する発光素子と、発光素子から照射された光の偏光方向を調整する波長板を備えてもよい。
照射手段は、レーザ光を用いてもよい。
撮像手段は、光学シートを透過した透過光が投影されるスクリーンと、スクリーンに投影された透過光の画像を撮像する撮像素子を備えてもよい。
ある局面に従う光学シート選別装置によれば、光学シートの光学特性を透過光の画像に基づいて判定し、判定に基づいて光学シートを選別するので、様々な光学シートを選別することができるという効果を有する。
光学シートの一例を示す概略図である。 第一の実施形態に係る光学シート選別装置の概略を示す概略図である。 第一の実施形態に係る照射部を説明するための説明図である。 第一の実施形態に係る1枚の偏光反射シートの透過光画像を説明するための説明図である。 第一の実施形態に係る1枚の拡散シートの透過光画像を説明するための説明図である。 第一の実施形態に係る1枚のレンズシートの透過光画像を説明するための説明図である。 第一の実施形態に係る判定部による光学シートの種類を判定する処理の概略を説明するための概略図である。 第二の実施形態に係る、バックライト側から、拡散シート、集光シート、偏光反射シートの順に積層されて構成された光学シートの透過光画像を説明するための説明図である。 第二の実施形態に係る、拡散シートのみで構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。 第二の実施形態に係る、バックライト側から拡散シート、レンズシートの順に2枚のシートが積層され構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。 第二の実施形態に係る、バックライト側からレンズシートa、レンズシートa’の順に2枚のレンズシートが積層され構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。 第二の実施形態に係る、バックライト側から拡散シート、レンズシートb、レンズシートb’、偏光反射シートの順に4枚のシートが積層され構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。 第二の実施形態に係る判定部による光学シートを構成するシートの種類を判定する処理の概略を説明するための概略図である。 一般的な液晶表示装置の構成を示す概略図である。
[第一の実施形態]
以下、本発明の第一の実施形態について、図1から図7に基づいて説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を繰り返さない。
図1は、光学シートの一例を示す概略図である。光学シート10は、拡散シート11、レンズシート12、及び偏光反射シート13を含む。ここでは、バックライト側から拡散シート11、レンズシート12、12’、偏光反射シート13の順に4枚のシートが積層され構成された光学シート10を図示している。光学シート10は、拡散シート11、レンズシート12、及び偏光反射シート13を全て含む必要は無く、何れか1種類以上を含んでいればよい。また、1枚のシートから構成されていてもよい。
拡散シート11は、バックライトから出射される光の輝度分布を均一にするためのシートである。光学シート10は、拡散シート11を1枚含む場合もあれば、拡散シート11を複数枚含む場合もある。レンズシート12は、バックライトから出射される光を集光し、正面から見たときの輝度を向上させるためのシートである。光学シート10がレンズシート12を含む場合、レンズシート12は、1枚又は2枚含まれる。レンズシート12は、長手方向又は短手方向に略平行な複数の溝を有し、光学シート10が2枚のレンズシート12、12’を含む場合、2枚のレンズシート12、12’は互いの溝が直交するように積層される。偏光反射シート13は、所定の偏光成分の光を透過させて透過しない光を反射再利用することで、バックライトから出射される光の偏光成分を揃えて輝度を向上させるためのシートである。
図2は、本実施形態の光学シート選別装置の概略を示す概略図である。光学シート選別装置100は、光学シート10へ光を照射する照射部101と、光学シート10を透過した透過光を撮像する撮像部102と、撮像された画像に基づいて光学シート10の光学特性を判定する判定部103と、判定に基づいて光学シート10を選別する選別部104と、光学シート10を搬送する搬送部105と、透過光の画像を記憶する記憶部106と、各部を制御するための制御手段である制御部107を備える。
照射部101は、発光素子108を有し、光学シート10へレーザ光109を照射する照射手段である。発光素子108は、可視域にピーク波長を有しかつ直線偏光の光を照射できればよく、ピーク波長632nmの半導体レーザなどを用いることができる。発光素子108は、光学シート10へ照射される光のスポット径を調整するためのコリメーターレンズを有しても良い。また、照射部101は、波長板110を有し、偏光方向を調整して光学シート10へ光を照射することができる。
撮像部102は、光学シート10を透過した光が投影されるスクリーン111と、スクリーン111に投影された画像を撮像する撮像素子112を備え、光学シート10を透過した透過光を画像データとして取得する撮像手段である。撮像素子112は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどが用いられる。撮像素子112は、スクリーン111に対して発光素子108と反対側に配置され、スクリーン111に投影された透過光の画像を発光素子108と反対側から撮像する。そのため、スクリーン111は、投影された透過光の画像を発光素子108と反対側から視認できるものであればよく、散乱特性が等方的な乳白色の板などが用いられる。光学シート10へレーザ光109を照射し、スクリーン111に投影された光学シート10を透過した透過光を撮像素子112で撮像することで得られる画像データを、光学シート10の透過光画像と呼ぶ。
判定部103は、撮像部102によって撮像された透過光画像に基づいて光学シート10の光学特性を判定する判定手段である。選別部104は、光学シート10を回収するストッカや、ストッカへ光学シート10を選別するためのアクチュエータなどを有する。制御部107は、判定部103による判定に基づいて選別部104のアクチュエータを制御し、光学シート10をストッカへ選別する。即ち、選別部104は、判定部103による判定に基づいて制御部107により制御され、光学シート10を選別する選別手段である。搬送部105は、光学シート10を各部へ搬送する搬送手段であり、ローラやコンベア、エア搬送装置などで構成される。
記憶部106は、撮像部102で撮像された光学シート10の透過光画像を記憶する記憶手段である。また、記憶部106は、光学シート10の透過光画像を予め格納している。即ち、記憶部106は、シートの種類や光学特性、シートの積層構造が分かっている光学シートの透過光画像を、シートの種類や光学特性、積層構造と関連付けて記憶している。シートの種類や光学特性、積層構造と関連付けた透過光画像を、透過光パターンとする。
本実施形態では、選別対象である光学シート10を、種類が分からない1枚のシートから成る光学シートAとして、光学シート選別装置100により光学シートAを選別する場合について説明する。光学シートAは、廃棄された液晶表示装置を解体して得られ、搬送部105により搬送される。ここで、液晶表示装置が複数枚のシートを有しているときは、シート1枚ずつ搬送部105に搬送される。搬送部105により搬送された光学シートAは、発光素子108からレーザ光109が照射される。光学シートAを透過した透過光はスクリーン111に投影され、撮像素子112により撮像される。判定部103は、撮像素子112により取得された透過光画像に基づいて光学シートAの光学特性を判定し、シートの種類を判定する。レーザ光109の照射及び透過光の撮像が行われると、光学シートAは搬送部105により選別部104へ搬送され、光学特性又はシートの種類に基づいて選別される。選別された光学シートAは、ユーザが要求する特性に対応して再利用することができる。
図3は、本実施形態の照射部101を説明するための説明図である。ここで、光学シートAの長手方向をx軸方向、光学シートAの短手方向をy軸方向、光学シートAの法線方向をz軸方向としている。
発光素子108は、x軸に平行な偏光方向を有するレーザ光109をz軸と平行に負の方向へ照射する。波長板110は、x軸と22.5°の角度を成す光軸113を有するλ/2波長板である。照射部101は、発光素子108から照射されるレーザ光109を直接光学シートAに対して照射することができ、波長板110を介して光学シートAに対して照射することもできる。即ち照射部101は、レーザ光109を直接光学シートAに対して照射することで、x軸に平行な偏光方向を有する光を照射することができ、波長板110を解して照射することで、x軸と45°の角度を成す偏光方向を有する光を照射することができる。照射部101は、光学シートAに対して異なる偏光方向を有する光をそれぞれ照射し、撮像部102は、各偏光方向における透過光画像を撮像し記憶部106に格納する。
照射部101は、光学シートAに対して、互いに45°の角度を成す偏光方向を有する2つの光をそれぞれ照射できればよく、レーザ光109の偏光方向及び光軸113の角度はこれに限らない。例えば照射部101は、y軸方向に平行な偏光方向を有するレーザ光109を照射してもよく、y軸と22.5°の角度を成す光軸113を有してもよい。レーザ光109の偏光方向と光軸113は、互いに22.5°角度を成していればどのような角度でもよい。また、照射部101は、異なる角度の光軸113を有する複数の波長板110を備えてもよく、レーザ光109を透過させる波長板110を切り替えるようにしてもよい。波長板110は、波長板110を水平方向に回転させるように動かすことで、光軸113の角度を変えるようにしてもよい。
図4は、1枚の偏光反射シートの透過光画像を説明するための説明図である。図4(a)は、偏光反射シートの透過軸方向に平行な偏光方向を有する光を照射したときの透過光画像を示し、図4(b)は、同じ偏光反射シートに対して、偏光反射シートの透過軸方向と45°の角度を成す偏光方向を有する光を照射したときの透過光画像を示している。偏光反射シートは、x軸と0°、45°、又は90°の何れか1つの角度を成す透過軸を有する。照射部101は、x軸と0°及び45°の角度を成す偏光方向を有する光をそれぞれ照射するため、偏光反射シートがx軸と0°の角度を成す透過軸を有する場合、x軸と0°の角度を成す偏光方向の光を照射したときの透過光画像は図4(a)のようになり、x軸と45°の角度を成す偏光方向の光を照射したときの透過光画像は図4(b)のようになる。偏光反射シートがx軸と45°の角度を成す透過軸を有する場合、x軸と0°の角度を成す偏光方向の光を照射したときの透過光画像は図4(b)のようになり、x軸と45°の角度を成す偏光方向の光を照射したときの透過光画像は図4(a)のようになる。偏光反射シートがx軸と90°の角度を成す透過軸を有する場合、x軸と45°の角度を成す偏光方向の光を照射したときの透過光画像は図4(b)のようになり、x軸と0°の角度を成す偏光方向の光を照射したときは偏光反射シートを光が透過しない。
光学シートAが偏光反射シートであるかどうかを判定するためには、少なくとも2つの異なる偏光方向の光を照射し、各偏光方向における透過光の画像をそれぞれ撮像し、撮像された2つの透過光画像を比較すればよい。判定部103は、撮像された2つの透過光画像に差がある場合、光学シートAが透過軸を持つ光学特性を有していることを判定でき、光学シートAが偏光反射シートであることを判定できる。
複数の偏光方向における透過光画像に差が無い場合、光学シートAは拡散シート又はレンズシートであることが分かる。判定部103は、光学シートAが拡散シートであるか、レンズシートであるかを判定するために、透過光画像と記憶部106に記憶された透過光パターンの相関を取るパターンマッチングを行う。図5、図6は、記憶部106が記憶する透過光パターンの一例であり、記憶部106は、様々な特性の拡散シート、レンズシートの透過光パターンを記憶している。判定部103は、撮像部102により撮像された光学シートAの透過光画像と、記憶部106に記憶されている透過光パターンのパターンマッチングにより、光学シートAの光学特性や種類を判定することができる。
図5は、1枚の拡散シートの透過光パターンを説明するための説明図である。図5(a)及び図5(b)は、それぞれ異なる拡散シートの透過光パターンを示しており、図5(b)は、図5(a)の拡散シートと比べて拡散性能が強い拡散シートの透過光パターンを示している。拡散シートは、等方的に光を拡散する光学特性を有するため、拡散シートの透過光パターンは、1つの輝点となる。また、拡散シートの透過光パターンは、拡散シートの拡散性能が強くなると、輝点の中央部の輝度が低下し広角側に拡散されるため、輝点のサイズが大きくなる。即ち、輝点の中央部の輝度や輝点の大きさと拡散シートの拡散性能を関連付けることにより、パターンマッチングで光学シートAが拡散シートであると判定されたとき、光学シートAの拡散性能も判定することができる。
図6は、1枚のレンズシートの透過光パターンを説明するための説明図である。図6(a)及び図6(b)は、それぞれ異なるレンズシートの透過光パターンを示しており、図6(b)は、図6(a)のレンズシートと比べて拡散性能が強いレンズシートの透過光パターンを示している。レンズシートは、互いに平行な複数の溝を有しており、溝に略直交する方向に透過光を集光する光学特性を有している。そのため、レンズシートの透過光パターンは、2つの輝点が存在する。また、レンズシートの透過光パターンは、レンズシートの拡散性能が強くなると、各輝点の中央部の輝度が低下し広角側に拡散されるため、各輝点のサイズが大きくなる。即ち、各輝点の中央部の輝度や各輝点の大きさとレンズシートの拡散性能を関連付けることにより、パターンマッチングで光学シートAがレンズシートであると判定されたとき、光学シートAの拡散性能も判定することができる。
図7は、本実施形態の判定部103による光学シートAの種類を判定する処理の概略を説明するための概略図である。なお、図7の説明においては、「ステップ」を「S」で表し、各工程を数字で区別している。判定部103は、まず、各偏光方向における透過光画像を参照し、光学シートAが偏光反射シートであるかどうかを判定する(S101)。判定部103は、各偏光方向における透過光画像に差が有るとき(S101でYES)、光学シートAが偏光反射シートであると判定する。
各偏光方向における透過光画像に差が無いとき(S101でNO)、判定部103は、撮像部102で撮像された透過光画像と、記憶部106に記憶された透過光パターンのパターンマッチングを行う(S102)。判定部103は、透過光画像が図5で示したような輝点1個の透過光パターンと一致するとき(S102でYES)、光学シートAが拡散シートであると判定する。判定部103は、透過光画像が図6で示したような輝点2個の透過光パターンと一致するとき(S102でNO)、光学シートAがレンズシートであると判定する。判定部103は、S102において、光学シートAの種類だけでなく、拡散性能などの光学特性を判定してもよい。
以上のように、種類や光学特性を判定された光学シートAは、選別部104で種類や光学特性毎に選別される。
判定部103は、S102でパターンマッチングを行うのではなく、目視や透過光画像の輝度分布を算出することにより、光学シートAの種類や光学特性を判定してもよい。即ち、目視や算出された輝度分布から、輝点の数や大きさ、輝度を確認することで光学シートAの種類や光学特性を判定してもよい。
本実施形態は、光学シートの透過光画像に基づいて、光学シートの種類を判定することができるため、識別素子が設けられていない様々な光学シートを選別することができる。また、光学シートの光学特性を判定して選別することができるため、選別された光学シートをユーザの要求に対応して再利用することができる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態について、図8から図12に基づいて説明する。本実施形態の光学シート選別装置の機能構成は、第一の実施形態と同様であり、説明を繰り返さない。
本実施形態では、選別対象である光学シート10を、複数枚のシートから構成される光学シートBとして、光学シート選別装置100により光学シートBを選別する場合について説明する。光学シートBは、廃棄された液晶表示装置を解体して得られ、搬送部105により搬送される。ここで、光学シートBの面のうち液晶表示装置の表示面側となっていた面が、照射部101に対向するように光学シートBを搬送させる。光学シートBを透過した透過光は、撮像部102により撮像される。
判定部103は、撮像部102により取得された透過光画像に基づいて光学シートBの光学特性を判定し、光学シートBを構成しているシートの種類を判定する。レーザ光109の照射及び透過光の撮像が行われると、光学シートBは搬送部105により選別部104へ搬送され、光学特性又はシートの種類に基づいて選別される。ここで、光学シート選別装置100は、光学シートBの光学特性に基づいて複数のシートが積層された状態の光学シートBを選別してもよく、光学シートBを構成する各シートを種類毎に選別してもよい。光学シートBを構成する各シートを選別する場合、選別部104は、例えば光学シートBから各シートを1枚ずつ送り出すローラを備え、送り出したシートをストッカで回収するようにしてもよい。
図8を用いて、偏光反射シートを含む、複数枚のシートから構成される光学シートの透過光画像を説明する。図8は、バックライト側から、拡散シート、集光シート、偏光反射シートの順に積層されて構成された光学シートの透過光画像を説明するための説明図である。図8(a)は、偏光反射シートの透過軸方向に平行な偏光方向を有する光を照射したときの透過光画像を示し、図8(b)は、図8(a)と同じ光学シートに対して、偏光反射シートの透過軸方向と45°の角度を成す偏光方向を有する光を照射したときの透過光画像を示している。
偏光反射シートを含む光学シートは、偏光反射シート1枚の場合と同様に、照射される光の偏光方向と偏光反射シートの透過軸方向の関係により、透過光画像が変化する。そのため、光学シートに偏光反射シートが含まれるかどうかを判定するためには、該光学シートに対して光を照射して透過光画像を撮像し、異なる偏光方向の光を照射して透過光画像を撮像し、撮像された2つの透過光画像を比較すればよい。判定部103は、撮像された2つの透過光画像に差がある場合、光学シートBが透過軸を持つ光学特性を有していることを判定でき、光学シートBが偏光反射シートを含むことを判定できる。
判定部103は、光学シートBが拡散シート及びレンズシートを含むかどうかを判定するために、パターンマッチングを行う。図9から図12は、記憶部106が記憶する透過光パターンの一例であり、記憶部106は、拡散シート、レンズシート、及び偏光反射シートの組み合わせによる様々な構造の光学シートの透過光パターンを記憶している。判定部103は、撮像素子112により撮像された光学シートBの透過光画像と、記憶部106に記憶されている透過光パターンのパターンマッチングにより、光学シートBの光学特性や構造を判定することができる。
図9は、拡散シートのみで構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。拡散シートの透過光パターンは、1つの輝点となる。拡散シートを含む光学シートは、等方的に光を拡散する光学特性を有するため、透過光パターンの輝点は、サイズが大きくなり中央部の輝度が低下する。
図10は、バックライト側から拡散シート、レンズシートの順に2枚のシートが積層され構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。レンズシートを含む光学シートは、レンズシートの溝に略直交する方向に透過光を集光する光学特性を有するため、透過光パターンには2つ以上の輝点があり、光学シートがレンズシートを1枚含む場合は、輝点が2つ存在する。また、光学シートは拡散シートを含むため、透過光パターンの輝点が大きい透過光パターンとなる。
図11は、バックライト側からレンズシートa、レンズシートa’の順に2枚のレンズシートが積層され構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。光学シートが2枚のレンズシートを含む場合、各レンズシートは互いの溝が直交するように積層される。そのため、2枚のレンズシートを含む光学シートは、透過光が各レンズシートの溝に略直交する方向にそれぞれ集光され、四角形の頂点の位置に輝点が4つ存在する透過光パターンとなる。
図12は、バックライト側から拡散シート、レンズシートb、レンズシートb’、偏光反射シートの順に4枚のシートが積層され構成された光学シートの透過光パターンを説明するための説明図である。レンズシートを2枚含むため、輝点が4つ存在する透過光パターンとなる。また、光学シートは拡散シートを含むため、各輝点が拡散され大きくなり、輝点中央部の輝度が低下した透過光パターンとなる。
図13は、本実施形態の判定部103による光学シートBを構成するシートの種類を判定する処理の概略を説明するための概略図である。なお、図13の説明においては、「ステップ」を「S」で表し、各工程を数字で区別している。判定部103は、まず、各偏光方向における透過光画像を参照し、光学シートBが偏光反射シートを含むかどうかを判定する(S201)。判定部103は、各偏光方向における透過光画像に差が有るとき(S201でYES)、光学シートBが偏光反射シートを含むと判定する。
次に、判定部103は、撮像部102で撮像された透過光画像と、記憶部106に記憶された透過光パターンのパターンマッチングを行う(S202)。判定部103は、透過光画像が図9で示したような輝点1個の透過光パターンと一致するとき(S202で1個)、残りの光学シートBが拡散シートから構成されることを判定する。判定部103は、透過光画像が図10から図12で示したような輝点2個以上の透過光パターンと一致するとき(S102で2個以上)、光学シートBがレンズシートを含むと判定し、図10で示したような輝点2個の透過光パターンと一致するときレンズシートの枚数は1枚、図11で示したような輝点4個の透過光パターンと一致するときレンズシートの枚数は2枚であると判定する。また、判定部103は、透過光画像が図12で示したような透過光パターンと一致するとき、光学シートBがレンズシート2枚と拡散シートを含むことを判定する。
以上のように、判定部103は、光学シートBに含まれるシートの種類や積層構造、即ち光学シートBの光学特性を判定し、光学特性が判定された光学シートBは、選別部104で選別される。このとき、光学特性毎に光学シートBを複数のシートが積層された状態で選別してもよく、光学シートBを構成する各シートを選別してもよい。
判定部103は、S202でパターンマッチングを行うのではなく、目視や透過光画像の輝度分布を算出することにより、光学シートBの光学特性を判定してもよい。即ち、目視や算出された輝度分布から、輝点の数や大きさ、輝度を確認することで光学シートBの光学特性を判定してもよい。
本実施形態は、光学シートの透過光画像に基づいて光学シートの光学特性を判定することができるため、識別素子が設けられていない様々な光学シートを選別することができる。また、本実施形態は、複数のシートが積層された光学シートを積層された状態で選別することができるため、光学シートを複数のシートに分解させずに要求される特性に対応して再利用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明の光学シート選別装置によれば、光学シートの光学特性を透過光画像に基づいて判定して選別するので、様々な光学シートを選別することができる。
10 光学シート、11 拡散シート、12 集光シート、13 偏光反射シート、100 光学シート選別装置、101 照射部、102 検出部、103 判定部、104 選別部、105 搬送部、106 記憶部、107 制御部、108 発光素子、110 波長板、111 スクリーン、112 撮像素子。

Claims (7)

  1. 1枚又は複数枚のシートから構成される光学シートを選別する光学シート選別装置であって、
    光学シートへ光を照射する照射手段と、
    光学シートを透過した透過光を画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像に基づいて光学シートの光学特性を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて光学シートを選別する選別手段とを備えることを特徴とする、光学シート選別装置。
  2. 光学シートを透過した光を画像として予め記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記判定手段は、前記撮像手段により撮像された画像と前記記憶手段に記憶された画像との相関を取ることにより、光学シートの光学特性を判定することを特徴とする、請求項1に記載の光学シート選別装置。
  3. 前記判定手段は、前記撮像手段により撮像された画像の輝点の数に基づいて光学シートの光学特性を判定することを特徴とする、請求項1に記載の光学シート選別装置。
  4. 前記照射手段は、光学シートへ異なる偏光方向の光を照射し、
    前記撮像手段は、各偏光方向における透過光の画像をそれぞれ撮像し、
    前記判定手段は、前記撮像手段により撮像された各偏光方向における透過光の画像に基づいて、光学シートの光学特性を判定することを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の光学シート選別装置。
  5. 前記照射手段は、光学シートへ光を照射する発光素子と、前記発光素子から照射された光の偏光方向を調整する波長板を備えることを特徴とする、請求項4に記載の光学シート選別装置。
  6. 前記照射手段は、レーザ光を用いることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の光学シート選別装置。
  7. 前記撮像手段は、光学シートを透過した透過光が投影されるスクリーンと、前記スクリーンに投影された透過光の画像を撮像する撮像素子を備えることを特徴とする、請求項1から6の何れか1項に記載の光学シート選別装置。
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