JP2007212985A - 導光板の製造と良品判別の方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 輝度が高く、照度ムラが無く漏洩光を最小に抑えて、均一に中心部まで導く面状発光体V字溝型導光板の精密加工を容易に大量生産可能にする装置を提供する。
【解決手段】シート状部材22、ロール状部材42を格納台12に備える。部材の搬送中の挙動を安定させるために、基準ガイド板61を設ける。搬送ローラは61の基準ガイド板に搬送部材を押し当てるように、斜行ローラ51,53を備える。部材搬送系路に切削ローラ17を設けて、部材を搬送しながらV字溝、ドットパターンの切削をおこなう。切削精度の向上と切削の容易性のために切削ローラ17の切削バイトを熱するヒータ19を備える。切削加工された部材は、形状認識センサ20によって良品、不良品の判別をおこなう。良品と不良品を分けて収納容器に格納する。部材から一貫生産が可能なために量産性はきわめて高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ等にバックライトとして用いられる面状発光体用導光板の製造と良品判別方法に関するものである。
液晶(LCD:Liquid Crystal Display)ディスプレイは、液晶TV、PDA(Personal Digital Assistant),ノートパソコン、携帯電話機表示部のパネル、広告照明装置等各種ディスプレイのバックライトとして、広く普及している。とくに近年、情報家電用の薄型パネルの普及は顕著である。
パネルテレビジョン始め、情報家電、OA機器等の表示装置の応用は、社会生活に浸透している。パネルテレビジョン受信端末は液晶TVが圧倒している。低消費電力、薄型、軽量であることから、今やCRT(ブラウン管)を凌ぎ、かつ安価になってきた。今後、TVの地上波デジタル放送の全面移管する事から、家庭用パネルTVは、液晶型が急速に発展していくと考えられる。
液晶ディスプレイのバックライトには、面状発光体が多く採用されている。特徴は、輝度が高くて低消費電力である。かつ、均一に面の中心部まで減衰させないで光を導いて全体を平均して、面発光させるから液晶TVには有効である。例えば、エッジライト型の面状発光体光源は、高輝度なLED(発光ダイオード)が使われる。
面状発光体のバックライトとしての導光板(Light Guide Plate)は、液晶ディスプレイ内で液晶セルに導く透明板のことである。その大部分がアクリル樹脂(PMMA)を原料にして、射出成形により生産されている。
導光板は、液晶ディスプレイの大型化、軽量化、薄型化、高輝度LEDの低消費電力化という技術的発展の側面を担っている。その技術的ハードルは、一般化して手軽に構成できるようになった。一方、加工と製造からの視点では、高精度とコストの一層の低価格化が要求される。材料、検査、量産システムより高度か要求される。
導光板は、端面にLEDを配置するエッジライト方式のバックライトが一般的であって、効率が良い。本発明によって製造する導光板は部材11に精密加工したV字溝とドットパターンから構成する。V字溝は光を減衰させないで平均して面の中心部まで導く工夫がされている。V字溝から漏れてしまった光は、ドットによって漏洩光をV字溝に再度復帰させる効果がある。従って、導光板部材加工には量産性を含めた高精度と高品質の製造加工が要求される所以にある。
V字溝は、従来特別な工作機械とかレーザ光を使って切削微細加工していた。しかし、量産性に乏しく精度、コスト上問題が多かった。従って、均一な特性をもった面状発光体用バックライトの製造は難しかった。
特開2002−169030号公報 特開2002−169031号公報
解決しようとする問題点は、従来の面状発光体バックライトの導光板の量産性をあげて、高精密に加工して、製造する事は、極度に難しくコストも多くかかった。システム上一貫量産製造が困難であった。
導光板の素材である透明部材は主にアクリル樹脂(PMMA)を使うが、部材の表面は滑らかでなく、ミクロ的には凹凸がある。その表面上に100μの精度を保って、V字溝を均一に精度よく加工する必要がある。
導光板は、光の減衰を少なくするために様々な工夫が必要である。V字溝の深さを一定にしたり、端部は浅く中心部に行くほどV字溝を深くしたり又、その逆もある。これらの精度と品質を数μ単位で高く維持して量産効果をあげる事は、極めて難しかった。
本発明は、レーザ光、特別な切削工具等を使わないで導光板部材にV字溝の形成を部材の表面の凹凸にもかかわらず、精度を保って量産性の向上を生み出す方法を提供するものである。
透明なアクリル樹脂部材の表面は、凹凸があって粗い。この素材の粗さを前提に、V字溝の形成に量産性を上げて、加工と製造装置に特別の工夫を施した。量産性を上げる事を目的にして、従来の切削バイトをコンベアの流れによって一挙に加工成型できるように構成した。
コンベア上に流れて搬送される導光板部材11に、V字溝切削ローラ17あるいは、切削ブレイド27を配置する。V字溝式導光板は流れに搬送されて連続生産できる。部材11の表面は凹凸が多い。100μ程度の切削加工であって、超精密加工が必要である。
超精密加工が可能なように、この課題に対応した検査システムをコンベア上に設けた。20のCCD(Charge Coupled Devise)センサを配置して、完成した導光板のV字パターン、切削深さの精度と形状をチェックする。そして、一定の基準に達していない製品は自動的に排除して、良品のみ製品として出荷できる製造システムにする。
本発明による導光板のV字溝の加工と製造は、導光板部材を自動搬送してV字溝切削加工用ローラ、バイトブレイドを搬送路状に設ける。部材が自動的にコンベア上に搬送されると人手を介さないでV字溝型導光板は、製品になる。
ベルトコンベア上製品の不良品を排除するための検査用センサシステム20を設ける。V字形状、V字深さが基準を満たしていない製品と良品を判別する。良品のみ出荷するための収納台に収める。これらを一貫した自動流れ作業工程で処理できる。
本発明は、発光源からの光を効率良く均一に面の中心部まで導くためのV字溝面状発光体導光板の製造方法に関するものである。特に、量産効果を目的とした製造方法を提供するものである。
[第1実施形態]
図1は、本第1実施形態の製造システムを示す概念図である。図1(a)において導光板部材22は、所定の大きさにカットされたシート状のものが給送台12に格納されている。複写機の給紙格納カセットとのように所定のタイミングで給送ローラ14が駆動して、カットされた部材22は、コンベア搬送路に給送する。
15,16のローラは給送、搬送されている部材11の搬送ローラである。17は、V字溝切削用のローラであって、図に示しようにローラ表面には切削バイトが歯車のような形状で設けられている。R方向に回転する。応用状態によっては、本図とは逆方向でも機能は達成できる。
18は切削ローラ17を圧着するための押圧ローラである。部材11が浮かないで正確に部材11を下から密着させる。17のローラにある切削バイトは19のヒータに適度の温度で加熱される。バイト刃が加熱してアクリル樹脂を主体にした部材のV字溝の切削が容易になるのと切削精度が保たれる。
図において、hは熱風を示す。このヒータは温度の立ち上がりが早く、熱伝導効率のよい、セラミックヒータが適している。この他、17、18のローラにハロゲンヒータを内蔵して部材11を加熱するのと、17のバイト刃を加熱することもできる。
図1において、図示していないヒータを17の前工程に設けて部材11を加熱してもよい。又、15、16の搬送ローラの中にハロゲンヒータを内蔵して部材11を予め加熱しておいて、切削し易いようにしてもよい。
さらに、加熱ヒータはIH(Induction Heater:電磁誘導波加熱)を使えば効率と安全性は、さらに優れる。20は部材の検査装置である。CCD素子を使ってV字溝パターンの形状認識とV字溝の深さ、加工の良、不良のチェックをおこなう。基準値に達していなければ不良製品として排除する。
図中、λはCCDセンサ部からの測定用発射光である。高精細なチェックが可能なように受光CCDの分光感度にあわせて、高精度にするために短波長の発射光を使う。20は単に、1次元、2次元のCCDの配列でもよいが、立体視するために複数個使ってもよい。こうすると、導光板を3次元3DO立体視で観察できる。立体計測すれば数μの部材表面の粗さとV字溝の切削溝を詳細に観察可能である。
20のセンサで不良品のチェックをおこなって、規定値に入らない不良品は、排除して良品だけ製品として振り分ける。13は良品だけ格納する収納容器である。不良品は、図示していない格納容器に収納する。21は良品を収納する搬送ローラである。23は精査して判別した良品の製品である。
図1(b)は、図1(a)にて説明したV字溝切削ローラ17の表面を示す平面図である。24は切削バイトであって、部材11の表面にV字溝を形成する。25は部材にドットパターンを刻印する突起刃である。図1(a)に示すように17はR方向に回転して、部材11にV字溝とドットパターンを刻印する。
部材11は、コンベア上に搭載密着してX方向に搬送する。切削精度の向上のために。部材11を図示していないコンベアに密着するために、コンベアの下に負圧をかけたり、コンベアに部材11が吸い付くような機構を設けておく。
[第2実施形態]
図2はブレイドバイト切削刃27を使った実施例である。バイト切削刃が磨耗した時に交換し易い構造にしてあるから、製造の利便性は高い。図1(a)において12は、部材の格納台であって、14はシート状の部材を給送するローラである。部材11は図示していないコンベアによってX方向に搬送される。
15は上搬送ローラであって、16は下搬送ローラである。11の導光板部材を圧接してコンベア上を搬送する。27はV字溝切削ブレイドである。ブレイドに切削バイトを備えている。部材11はX方向に搬送される事によって、27で切削されてV字溝が形成される。
27のブレイドは高精度を得るために部材11が固定されて切削できるように、28のローラで圧接する。29は導光板表面にドットパターンを刻印するための突起刃である。30は下突起刃であって、部材11の裏面にもドットパターンを刻印機構を有する。従って、本案では導光板の上下にドットパターンを刻印して光伝播効率を良くしている。
ドットパターンは導光板の光の伝送効率を良くするために設ける。V字溝内を伝播する光は漏洩することがある。ドットパターンは、漏洩光をV字溝に復帰させる効果がある。導光板の表面、裏面の両面又は、どちらか一方に応用物に応じて刻印する。
ドットパターンは、V字溝の間に刻印する。29,30の突起刃は所定のタイミングで、y,y’の方向に動作して刻印する。20は製品の形状認識して不良品を排除するためのセンサである。図1にて説明したものと同じである。
31は20でチェックされて、基準値を満たしている良品の導光板製品である。31の搬送路によってX方向に送られて、13の製品格納台に積載される。21は製品の排送ローラであって、23は基準値を満たした良品の製品である。
32は不良品として排除された部材の搬送路である。X’方向に搬送されて21aの排送ローラによって、26の不良品格納台に収められる。25は不良品であって廃棄処分される。本例では、導光板を一貫生産することは、第1実施形態と同様である。V字溝にブレイドを使用したのと、導光板の表裏にドットパターンを刻印するために、上下に刻印用の突起刃を備えている。
図2(b)は、27のブレイドの詳細を示した平面図である。27のブレイドは本例では3つの切削刃より構成されている。一つでも良いが、切削刃の磨耗時に使用不可になった部分だけ交換して、長時間の使用に耐えるようにし、かつ経済効果を上げている。
図において、27a,27b,27cは3つに分けて配置したブレイドである。27a,27b,27cは、それぞれ接続する機構を備えている。本例では、3つに分けているが、複数個に増減できる。従って、応用に適したブレイドを増減できるというメリットがある。33はV字溝切削刃である。
図2(c)は、図2(b)に示したA−A’の断面を示す。34はV字溝切削刃の断面であって、27はブレイドである。応用に対応して、ブレイドを細分割して製造効率を上げることが可能である。
[第3実施形態]
図3は第3実施形態を示す。本例は、導光板V字溝のパターンを自在に、応用に応じて形成できるのが特徴である。V字溝は導光板の端面に設けたLED(発光ダイオード)、冷陰極管等の発光源からの光を面全体に、損失を最小限に漏洩光を皆無に、伝播するのが理想である。
V字溝パターンは直線だけでなく、直交状、蛇行状、クロス状、曲線状等各種工夫されている。これらを目的に応じて効率よく一貫生産させる方法を提供するものが本案の目的である。規則的なV字溝は、回折光(モアレ縞)を生じさせることもある。多様なV字溝パターンを組み合わせれば、モアレ縞の回避と面全体に光を均一に伝播できるから一挙両得にある。
図3(a)は、本例の実施形態であって、12は導光板部材の格納台。22は部材で14は、部材の給送ローラ、15,16は部材11の搬送ローラである。17はV字溝切削用のローラである。18は圧接用の下ローラである。18は圧接と搬送ローラを兼ねている。
19は前記説明したセラミックヒータであって、17の切削バイト刃を加熱する。この機構は第1実施形態にて説明した機構と同じである。27は第2実施形態にて説明したバイトブレイドである。28は下圧接ローラであって、切削し易いようにブレイド27の下から圧力をかけるのと、部材11の搬送ローラの役目もある。
本題3実施形態は第1、第2実施形態を一貫生産工程上に組み合わせたものであるが、17の切削ローラ、27のブレイドを揺動させて多様なV字パターンをプログラムできる。このプログラムは、図示していないコントローラによって制御される。
20のセンサ以降の工程は、第2実施形態と同じである。図3(b)は17の表面の平面図と揺動の機構を説明した図である。図において17は、切削ローラであって24は切削バイト刃、25はドットパターン刻印突起刃である。
36は揺動と17の回転モータである。高精度制御の必要性から36のモータM1は,パルスモータ、超音波モータ等のモータを使用する。図示していないコントローラのプログラムに応じて、回転Rの速度と揺動幅a,a’方向の制御をおこなう。導光板横方向のV字溝は、不規則なパターンが形成できる。ドットパターンも同様に不規則パターンの構造になる。不規則パターンは、モアレ縞回避の他に、光拡散に有効である。
図3(c)は切削ブレイド27の構造と動作を説明した図である。27のブレイドは、縦方向のV字溝パターンの形成をする。図に示すようにb.b’方向に揺動させる。31は縦方向の切削バイトであって、27a,27b,27cは、第2実施形態にて説明したバイトブレイドの分割部を示す。
37のモータM2は36と同様に、モータM2によってブレイド27をb,b’の方向に揺動させるモータである。この揺動によって不規則な縦方向のV字溝パターンの形成ができる。第3実施形態では、縦、横方向の不規則V字溝紋様が一貫工程で形成できる。
多彩な、複雑なV字溝紋様を形成する事によって、面状に均一に、損失無く光が伝播できて、モアレ縞も生じない効果がある。かつ大量生産性に優れた製造方法が提供できる。近年普及の顕著なノートPCのバックライト、液晶TV等のバックライト導光板を安価にできる。
[第4実施形態]
図4は導光板部材にロール状のPMMA材料、ポリイミド、アクリル樹脂等を使った実施例である。ロール状の部材42であるため部材の補充が容易で大量供給できて、製造工程も簡略化できる。
図において、41は搬送中のロール状部材であって、42は部材の格納部でロール状に巻かれている。43は上搬送ローラ、44は下搬送ローラである。45は第1実施形態の17と同じ切削ローラである。46は切削ローラ45を圧接するのと搬送ローラの役割を担う。
47は19と同様に、45の切削刃の加熱ヒータである。hは熱風を示す。第3実施形態のようにブレイド27を設けて多様な、複雑なV字溝紋様パターンを形成してもよい。応用によっては、45の切削ローラの代わりに第2実施形態にて説明した27のブレイドだけでもよい。
45の切削ローラは横方向に揺動させて蛇行状のV字溝を形成する事もできる。48は20と同じ形状認識センサである。49,50はカッターであって、ロール状の部材41を所定の大きさに切断する。ロール部材の特徴は、応用物に対応して所定の大きさに随時生産可能である。
Y,Y’は49,50のカッターの動きを示す。V字溝を切削して形成したロール部材を所定の大きさにカットする。51は排送ローラである。23は良品のみ選別された製品である。カットされて所定の大きさに形成されている。不良品は、前記第3実施形態で説明したように別の格納台に収納して廃棄する。
[第5実施形態]
図5、図6は第5実施形態を示す。導光板部材の搬送方法を説明する図である。V字溝パターンの切削の精度は深さ100μ程度であってその誤差は、数%に収める必要がある。部材がシート状、ロール状であっても製造工程において、部材の先端ぶれ、横ぶれは致命的である。導光板上に形成したV字溝が歪んだり、曲がったり、深さも一定値でなくなる。
本実施例では、部材送りローラの形状と配置を工夫して高速搬送と大量生産を可能にした。図において14は給送ローラで、15,16は搬送ローラ、前位置決めローラでもある。15,16を一旦、所定のタイミングで停止して部材の先端合わせをおこなう。複写機のレジストレーション・ローラに相当する。55,56のローラも同様の機能がある。
51、53は横ずれ上補正ローラであって、斜行ローラが使われる。即ち、基準ガイド板61の方向に向って搬送部材を当てるように、斜め配置してあるローラである。図6にて説明するように左右のどちらかに基準板を設けて、部材を搬送しながら基準板にあてて横ずれの補正を行う。52,54はピンチローラと称して、部材の搬送を行いながら横ずれ補正の下ローラである。
55、56は15、16のローラと同じ機能である。ただし、ここではより正確に先端合わせを行うため、所定のタイミングで正確に一旦部材の搬送を停止する。図示していないセンサによって横、先端のずれをチェックする。55,56のローラ以降の工程は、前記実施形態第1乃至第4の工程と同じである。
所定の基準に達していない、横ずれ、先端ずれの製品は、前記第3実施形態にて説明したように選別される。良品はX方向に搬送されて、格納台13に積載される。21は格納台13に排送するローラであって、23は良品である導光板製品である。
図6は、導光板部材の製造工程における部材の横ずれ、先端合わせを正確におこなって、高精度を保つ機構を説明する図である。V字溝は100μ程度の深さであって、相互の溝の配列は、数十μ単位の確度を必要とする。
図6において、12は部材を収納してある格納容器である。部材は、ここから所定のタイミングで製造ラインに給送される。62は給送された部材で横ずれの状態で搬送されている。61は基準ガイド板である。図5の15、16、51、52、53、54、55,56は給送ローラである。
15、16は先端合わせローラであって、14の給送ローラから部材22が搬送されて15の手前で、所定のタイミングで一旦停止する。基準ガイド板61に押し当てて先端合わせをおこなう。基準ガイド板61は、図6の例では、向って上にあるが、下でもよい。下給送ローラ16,52,54、56はピンチローラともいう。
このピンチローラは、ガイド板61に向って斜め方向に設けている。即ち、搬送中に部材22を61の基準ガイド板に押し当てて搬送させて、横ずれの補正をおこなう。図において62は、横ずれをおこして搬送された部材22である。63は、61のガイド板にあてて是正つつある状態を示している。
64は部材の先端合わせ、横ずれが補正された状態の部材22である。17はV字溝加工ローラであって、これ以降の工程は、図1、図2、図3、図4で示した方法で加工工程をおこなう。図6は、部材の挙動を表すために先端合わせ、横ずれ補正の様子を極端に示した例である。
部材22の先端合わせ、横ずれの補正工程は、本実施例では省略してある。実際には、部材22の給送直後、図1においては、14の給送ローラと15,16のローラ間で補正が行われる。図2、図3、図4の実施例でも同様である。
[第6実施形態]
図7、図8は本製造方式によって製品化した面状発光体を示した第6実施形態を示す。図7は本案によって製造された面状発光体71の断面図である。72はV字溝であって、73はドットパターンである。
図8は、本製造方式によって作られた導光板の平面図である。図8(a)は、V字紋様が縦方向に蛇行した例である。V字溝を直線でなく蛇行させているのは、図示していないエッジライト、即ち導光板の端面におかれた照明灯によってV字溝内を光が伝播する。
V字溝を蛇行させているのは、光を減衰しないで、均等に面状に中心まで導いて面全体を均一に発光させる事に意味がある。図において、75は導光板であって76は縦方向の蛇行V字溝、77は漏洩光をV字溝に戻す役割のドットパターンである。図の例では、75の表面に刻印しているが、裏面に刻印しても効果がある。図7に示している71の底部に73を刻印してもよい。
図8(b)は、蛇行V字溝を縦方向と横方向の双方に蛇行状パターンを設けてV字溝の光伝播効果をいっそう強化した例である。81は導光板であって、82は横方向の蛇行状V字溝、83は縦方向の蛇行状V字溝のパターンを示す。84はドットパターンである。
図8に示したように、本製造装置を使用すれば一挙に蛇行V字溝パターン、ドットパターンを製造できる。しかも、図1の20によって形状認識するからV字溝パターン、V字溝の深さ、ドットパターン、部材表面の粗さ加減の検査が自動的に行えて良品のみ製品にできる。
従来は、V字溝の切削にレーザ光を使用していた。V字溝を縦、横方向に切削する方法は、2工程を意味する。さらにドットパターンの刻印に1工程加わるから3工程になって、製造時間が多くかかるのと、当然高コストになった。本案では、量産製をあげてかつ低コスト化を実現することを可能にする。
第1実施形態の導光板製造工程を示す図である。 第2実施形態の導光板製造工程を示す図である。 第3実施形態の導光板製造工程を示す図である。 第4実施形態の導光板製造工程を示す図である。 第5実施形態の導光板製造工程における部材の搬送方法を示す図である。 同、部材搬送における横ずれ、先端合わせの方法を示す図である。 第6実施形態で、本案によって製造された導光板の断面を示す図である。 同、導光板のV字溝のパターンを示す図である。
符号の説明
11、22 部材
12 部材格納、収納台
13 製品、完成品収納台
15 部材搬送ローラ、ヒータローラ
16 同、下ローラ
17、45 V字溝切削ローラ
18、46 同、圧接ローラ
19、47 ヒータ
20,48 形状認識センサ
21、21a 部材排出ローラ
23 完成導光板、製品
24 切削刃、バイト
25 ドットパターン刻印刃
26 不良品収納容器
27、27a、27b、27c V字溝切削ブレイド
28 同、圧接ローラ
29 ドットパターン刻印上バイト
30 同、下バイト
31 良品搬送路
32 不良品搬送路
33,34 V字溝切削刃
35 不良品排出ローラ
36 モータ、パルスモータ
37 モータ、セラミック振動子、超音波振動子
42 ロール状部材
43、44 搬送ローラ、送り出しローラ
49,50 部材カッター、切断機
51、52、53,54 横ずれ補正ローラ
55,56 先端合わせローラ
61 基準ガイド板
62,63,65 部材の搬送挙動
71、75、81 導光板
72 V字溝
73、77、84 ドットパターン
76、83 縦方向蛇行状V字溝パターン
82 横方向蛇行状V字溝パターン

Claims (5)

  1. 液晶ディスプレイ等バックライトの面状発光体の導光板精密加工装置であって、生産搬送路中に切削バイトを備えた切削バイトローラ17を設けて、搬送される部材の切削加工する手段を備えて、
    該部材の切削を容易にするのと、高精度を維持して切削することを目的にした切削バイトローラ17を熱するヒータ19を備えたことを特徴とする導光板の加工と製造方法。
  2. 前記請求項1に記載の部材搬送において、部材搬送中の挙動を安定させて切削工程に導くために、搬送系路中に基準ガイド板61を設けて、部材11の搬送ローラ51,53を斜めに配置して、該部材を61の基準ガイド板に常に押し当てて、搬送部材の横ずれ、先端ずれの補正を行うことを特徴とする導光板の加工と製造方法。
  3. 前記請求項1において、部材の切削加工ローラ17又は、バイトブレイド27を設けて、蛇行状V字溝等多彩なV字溝紋様と漏洩光防止用のドットパターンを一工程において生産可能にしたことを特徴とする導光板の加工と製造方法。
  4. 部材の切削加工後の工程に、形状判別センサ20を備えて該導光板のV字溝紋様、ドットパターン、切削深さの精度を判別して、規格値に適合したものを良品として製品収納容器に選別して収めることを特徴とする導光板の加工と製造方法。
  5. 前記請求項1に記載の部材は、シート状部材22とロール状部材42であり、一工程で導光板の製品化を可能にしたことを特徴とする導光板の加工と製造方法。
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