JP2013182061A - 投影システム - Google Patents

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Masaki Otsuki
正樹 大槻
Hidenori Kuribayashi
英範 栗林
Teruyoshi Chin
照祥 陳
Akinobu Suga
彰信 菅
Aiko Namikawa
愛子 並河
Takayuki Komuro
貴幸 小室
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Abstract

【課題】簡易に、投影面の影を除去すること。
【解決手段】投影システム1は、画像を投影面50に投影する第1の投影手段10と、投影面50を撮像する撮像手段30と、撮像手段30により撮像された画像に基づいて、投影面50において、第1の投影手段10によって画像が投影されていない非投影領域を検出する非投影領域検出手段40と、非投影領域検出手段40によって検出された非投影領域を補完する画像を、第1の投影手段10とは異なる方向から投影面50に投影する第2の投影手段20と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、投影システムに関する。
スクリーンとプロジェクタの間に人が立つと、その人の影がスクリーン上に生じてしまい、スクリーン上の情報が見えなくなってしまうことがある。そこで、複数台のプロジェクタを用いて1台分の照度になるように重畳投影しておき、カメラで観測された影領域だけ全プロジェクタの照度を上げ、明るさを補填することで影を除去する投影システムが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−257609号公報
上記従来技術では、複数台のプロジェクタを用いて1台分の照度になるように重畳投影するため、複数台のプロジェクタの解像度や投影エリアなどを一致させる必要があり、手間がかかるという問題があった。
本発明による投影システムは、画像を投影面に投影する第1の投影手段と、投影面を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像に基づいて、投影面において、第1の投影手段によって画像が投影されていない非投影領域を検出する非投影領域検出手段と、非投影領域検出手段によって検出された非投影領域を補完する画像を第1の投影手段とは異なる方向から投影面に投影する第2の投影手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易に、投影面の影を除去することができる。
本発明の一実施の形態による投影システムの構成例を説明する図である。 第1および第2のプロジェクタの構成例を説明するブロック図である。 カメラの構成例を説明するブロック図である。 PCの構成例を説明するブロック図である。 (A)は、カメラによる撮像画像の例を示す図であり、(B)は、第2のプロジェクタによる投影画像の例を示す図である。 第1および第2のプロジェクタとカメラの位置関係を説明する図である。 変形例3による投影システムの構成例を説明する図である。 変形例4による投影システムの構成例を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による投影システム1の構成を説明する図である。この投影システム1は、第1のプロジェクタ10と、第2のプロジェクタ20と、カメラ30と、パーソナルコンピュータ(PC)40とを含む。第1のプロジェクタ10、第2のプロジェクタ20、およびカメラ30は、それぞれPC40と有線または無線で接続されている。
第1のプロジェクタ10は、スクリーン50に対してほぼ正面に配置され、PC40から入力された投影画像P1をスクリーン50に投影する。図1ではスクリーン50の前にプレゼンターHuが立っているため、第1のプロジェクタ10からの投影光が一部遮られ、スクリーン50上の投影画像P1内に影領域(非投影領域)Shが生じている。
第2のプロジェクタ20は、スクリーン50への投影光がプレゼンターHuによって遮られないように、スクリーン50に対して斜めに配置されている。また、カメラ30は、スクリーン50からの被写体光がプレゼンターHuによって遮られないように、スクリーン50に対して斜めに配置されている。本実施形態の投影システム1は、カメラ30によりスクリーン50を撮像し、撮像した画像から非投影領域Shが検出されると、第2のプロジェクタ20により非投影領域Shを補完する画像を投影する。これにより、ユーザに影のない画像を視認させることができるようになっている。
図2は、第1のプロジェクタ10の構成を示すブロック図である。なお、第2のプロジェクタ20は、第1のプロジェクタ10と同様の構成であるため、説明を省略する。第1のプロジェクタ10は、投影部11と、制御装置12と、記憶装置13と、操作部材14と、接続インターフェイス(I/F)15とを備える。
制御装置12は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなる。制御装置12は、制御プログラムに基づいて、投影部11による投影動作を制御する。記憶装置13は、制御装置12で実行される制御プログラムを格納する。操作部材14は、ボタンやスイッチなどで構成され、操作されたボタンやスイッチに対応する操作信号を制御装置12へ送出する。接続I/F15は、第1のプロジェクタ10とPC40とを接続するためのインターフェイスである。
投影部11は、投影光学系111、液晶パネル112、LED光源113、および投影制御回路114を含む。LED光源113は、供給電流に応じた明るさで液晶パネル112を照明する。液晶パネル112は、投影制御回路114からの駆動信号に応じて光像を生成する。投影光学系111は、液晶パネル112から射出される光像を外部の投影面(スクリーン50)に投影する。投影制御回路114は、制御装置12から指示された画像を投影するための制御信号を、LED光源113および液晶パネル112へ送出する。
図3は、カメラ30の構成を示すブロック図である。カメラ30は、撮像部31と、制御装置32と、記憶装置33と、操作部材34と、接続インターフェイス(I/F)35とを備える。
制御装置32は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなる。制御装置32は、制御プログラムに基づいて、撮像部31による撮像動作を制御する。記憶装置33は、制御装置32で実行される制御プログラムを格納する。操作部材34は、ボタンやスイッチなどで構成され、操作されたボタンやスイッチに対応する操作信号を制御装置32へ送出する。接続I/F35は、カメラ30とPC40とを接続するためのインターフェイスである。
撮像部31は、撮像光学系311、撮像素子312および撮像制御回路313を有し、制御装置32からの指示に応じて撮像を行う。撮像光学系311は、撮像素子312の撮像面上に被写体像を結像させる。撮像素子312としては、CCDやCMOSなどが用いられる。撮像制御回路313は、制御装置32からの指示により撮像素子312を駆動制御するとともに、撮像素子312から出力される画像信号に対して所定の信号処理を行う。
図4は、PC40の構成を示すブロック図である。PC40は、制御装置41と、記憶装置42と、操作部材43と、接続インターフェイス(I/F)44とを備える。制御装置41は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、制御プログラムに基づいてPC40全体を制御する。記憶装置42は、制御装置41で実行される制御プログラムや第1のプロジェクタ10により投影する画像データなどを格納する。操作部材43は、キーボードやマウスなどで構成され、操作されたキーボードやマウスに対応する操作信号を制御装置41へ送出する。接続I/F44は、PC40と、第1のプロジェクタ10、第2のプロジェクタ20およびカメラ30とを接続するためのインターフェイスである。
以下、本実施形態の投影システム1による投影処理について図1〜図5を用いて具体的に説明する。なお、図5(A)は、カメラ30による撮像画像の例を示す図であり、図5(B)は、第2のプロジェクタ20による投影画像の例を示す図である。PC40の制御装置41は、投影処理を開始すると、投影する画像データ(投影画像データ)を記憶装置42から読み出して第1のプロジェクタ10へ出力するとともに、カメラ30へ撮像を指示する信号を出力する。
第1のプロジェクタ10の制御装置12は、投影部11を制御して、PC40から入力された投影画像データに基づく投影画像P1をスクリーン50に投影させる。カメラ30の制御装置32は、PC40からの撮像指示に応じて、撮像部31にスクリーン50の撮像を開始させる。カメラ30の制御装置32は、撮像部31に所定の時間間隔でスクリーン50の撮像を行わせ、撮像画像データを逐次PC40に出力する。
PC40の制御装置41は、カメラ30から逐次入力される撮像画像データと、上記投影画像データとを比較する。制御装置41は、この比較の結果、互いに大きく異なっている領域(すなわち差分が所定値以上大きい領域)を、スクリーン50上の投影画像P1内で第1のプロジェクタ10からの投影光が当たっていない領域、すなわち非投影領域Shとして検出する。なお、カメラ30はスクリーン50に対して斜めに配置されているので、図5(A)に示すようにカメラ30による撮像画像は実際には斜めに変形している。ゆえにここでは、この点を考慮して、たとえば撮像画像データの変形を補正してから投影画像データとの差分を求める。
このように非投影領域Shを検出すると、PC40の制御装置41は、図5(B)に示すように投影画像P1のうち非投影領域Shに対応する領域Siのみを明るくしこの他の領域を暗くした補完画像P2を生成して、補完画像P2の画像データを第2のプロジェクタ20に出力する。なお図5(B)では、図5(A)との比較のために補完画像P2を斜めに変形しているが、実際は矩形状の画像である。また、図5(B)では、補完画像P2において、領域Siとこの他の領域との境界が明確となっているが、実際上スクリーン50にできる影の輪郭はぼやけているため、この境界をぼかすようにしてもよい。
第2のプロジェクタ20の制御装置は、投影部を制御して、PC40から入力された画像データに基づく補完画像P2をスクリーン50に投影させる。この結果、非投影領域Shに画像が投影されてプレゼンターHuによる影を除去することができるので、スクリーン50の観覧者は、投影画像P1を影なく視認することができる。
このように本実施形態の投影システム1では、第1のプロジェクタ10により投影画像P1を投影し、第2のプロジェクタ20により非投影領域Shを補完する補完画像P2を投影する。すなわち第1のプロジェクタ10が主たる投影手段であり、第2のプロジェクタ20は、第1のプロジェクタ10に対して補助的な投影手段である。したがって第2のプロジェクタ20は、第1のプロジェクタ10と同等の性能を有していなくてもよい。
たとえば、第2のプロジェクタ20は、第1のプロジェクタ10よりも解像度の低いプロジェクタであってもよい。第2のプロジェクタ20による補完画像P2は、あくまで非投影領域Shを補完するための画像であるため、第1のプロジェクタ10による投影画像P1よりも解像度が低くても、その内容が理解できる程度であれば充分である。
また、第2のプロジェクタ20が第1のプロジェクタ10よりも解像度の低いプロジェクタであっても、第2のプロジェクタ20による投影エリアを第1のプロジェクタ10による投影エリアよりも狭くすることで、補完画像P2の解像度を投影画像P1の解像度に近づけるようにしてもよい。第2のプロジェクタ20は非投影領域Shさえ投影できればよいので、第2のプロジェクタ20による投影エリアを第1のプロジェクタ10による投影エリアよりも狭くすることができる。この場合、第2のプロジェクタ20は、カメラ30の撮像画像に基づいて検出された非投影領域Shの位置に合わせて投影エリアを追従させ、非投影領域Shに追従して補完画像P2を投影する。
さらに、第2のプロジェクタ20は、第1のプロジェクタ10よりも光量が低くてもよい。この場合でも、第2のプロジェクタ20による投影エリアを第1のプロジェクタ10による投影エリアよりも狭くすることで、補完画像P2の光量を投影画像P1の光量に近づけるようにしてもよい。さらに、第2のプロジェクタ20は、第1のプロジェクタ10よりも投影画角が狭くてもよい。第2のプロジェクタ20の投影エリアは第1のプロジェクタ10の投影エリアよりも狭くできるので、第2のプロジェクタ20の投影画角が狭くても問題なく補完画像P2を投影できる。
なお、本実施形態の投影システム1では、投影処理を開始する前に予め第1のプロジェクタ10の投影エリアと第2のプロジェクタ20の投影エリアとの位置関係を検出する処理を実行する。この処理では、PC40の制御のもと、第1のプロジェクタ10および第2のプロジェクタ20からそれぞれスクリーン50に基準画像を投影し、投影された基準画像をカメラ30により撮像する。そしてPC40は、この撮像画像に基づいて、第1のプロジェクタ10の投影エリアと第2のプロジェクタ20の投影エリアとの位置関係を検出する。基準画像を投影する方法としては、例えば、第1のプロジェクタ10および第2のプロジェクタ20の投影エリアである長方形の四隅にそれぞれマークを投影する方法が簡便である。上述した投影処理において第2のプロジェクタ20は、上記位置関係の情報に基づいて、投影する補完画像P2の位置合わせを行う。
また、図6に示すように、第1のプロジェクタ10は、スクリーン50に対してほぼ正面に配置され、カメラ30および第2のプロジェクタ20はスクリーン50に対して斜めに配置される。スクリーン50が完全拡散面である場合、入射角がθであるとすると、反射光量はcosθに応じて減少する。たとえば、入射角が0°である第1のプロジェクタ10の投影光の光量をIとすると、反射光量Iは、次式(1)により算出される。
=I×cos0°=I・・・(1)
さらに第1のプロジェクタ10の光軸とカメラ30の光軸とがなす角をθ、カメラ30の光軸と第2のプロジェクタ20の光軸とがなす角をθとすると、第2のプロジェクタ20の投影光の入射角は、θ+θとなる。ここで、第2のプロジェクタ20の投影光の光量をIとすると、反射光量Iは、次式(2)により算出される。
=I×cos(θ+θ)・・・(2)
すなわち、第1のプロジェクタ10および第2のプロジェクタ20からそれぞれ同じ光量Iの投影光を出力したとしても、その反射光の光量IおよびI2は異なる。そのため、本実施形態の投影システム1では、第1のプロジェクタ10および第2のプロジェクタ20で投影光の反射光の光量がそれぞれ適切な値となるように、これらの投影光の光量を補正する。この補正は、たとえば、上述した処理で検出した第1のプロジェクタ10および第2のプロジェクタ20の投影エリアの位置関係から、第1のプロジェクタ10の光軸と第2のプロジェクタ20の光軸とがなす角を判断して行う。また、スクリーン50の反射特性が完全拡散面ではない場合は、その特性をさらに考慮することが好ましい。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)投影システム1は、投影画像P1をスクリーン50に投影する第1のプロジェクタ10と、スクリーン50を撮像するカメラ30と、カメラ30により撮像された画像に基づいて、スクリーン50において、第1のプロジェクタ10によって投影画像P1が投影されていない非投影領域Shを検出するPC40と、非投影領域Shを補完する補完画像P2を第1のプロジェクタ10とは異なる方向からスクリーン50に投影する第2のプロジェクタ20と、を備えるので、スクリーン50に生じた影を除去することができる。また、第1のプロジェクタ10と第2のプロジェクタ20の解像度や投影エリアを一致させなくてもよいので手間がかからず、簡易に影を除去することができる。
(2)上記(1)の投影システム1において、カメラ30は、スクリーン50を第1のプロジェクタ10の投影方向とは異なる方向から撮像し、PC40は、第1のプロジェクタ10によって投影されている投影画像P1とカメラ30により撮像された画像とを比較し、当該比較結果に基づいて非投影領域Shを検出するように構成したので、第1のプロジェクタ10の位置が変わっても、適切に非投影領域Shを検出することができる。
(3)上記(1)または(2)の投影システム1において、第1のプロジェクタ10および第2のプロジェクタ20は、それぞれ、所定の基準画像をスクリーン50に投影し、カメラ30は、スクリーン50に投影された基準画像を撮像し、PC40は、カメラ30によって撮像された基準画像に基づいて、第1のプロジェクタ10による投影領域と、第2のプロジェクタ20による投影領域との位置関係を検出するように構成したので、第1のプロジェクタ10と第2のプロジェクタ20との投影方向が異なっていても、これらの投影領域の位置合わせを行うことができる。
(変形例1)
第2のプロジェクタ20は、手で把持可能な携帯型のプロジェクタであってもよい。この場合の第2のプロジェクタ20は、斜め方向の位置からスクリーン50に投影できるようにユーザによって把持されるものとする。携帯型のプロジェクタの場合、投影画像の手振れが問題となる。しかしながら、第2のプロジェクタ20は、上述したように非投影領域Shに追従して補完画像P2を投影することで、合わせて補完画像P2の手振れを打ち消すことができる。
(変形例2)
第2のプロジェクタ20は、PC40から投影が指示されない間、すなわち非投影領域Shが検出されない間には、投影時よりも消費電力を低減した状態(たとえば待機状態や電源オフ状態など)となるようにしてもよい。
(変形例3)
赤外光を用いて、非投影領域の検出を行うようにしてもよい。図7は、変形例3による投影システム100の構成例を説明する図である。投影システム100は、上述した実施の形態における第1のプロジェクタ10の代わりに第3のプロジェクタ110を有し、カメラ30の代わりに赤外カメラ130を有する。その他の構成は、上述した実施の形態と同様の構成であるため、説明を省略する。第3のプロジェクタ110は、第1のプロジェクタ10と同様の構成に加えて赤外画像を投影する赤外プロジェクタを内蔵する。赤外カメラ130は、赤外画像を撮像可能なカメラであり、斜め方向からスクリーン50を撮像する。
第3のプロジェクタ110は、図7に示すように、投影レンズ111Aを介して投影画像P1をスクリーン50に投影すると共に、赤外光用レンズ121Aを介して赤外画像R1をスクリーン50に投影する。投影レンズ111Aと赤外光用レンズ121Aの光軸は略同軸であり、赤外画像R1は投影画像P1と同じエリアに投影される。なお、赤外画像R1としては、たとえば無地の画像を投影する。
第3のプロジェクタ110とスクリーン50との間にプレゼンターHuが立っていると、投影レンズ111Aからの投影光と同様に、赤外光用レンズ121Aからの投影光も一部遮られる。ゆえに、スクリーン50上の赤外画像R1内に投影画像P1と同様に非投影領域Shが生じる。そこでPC40は、赤外カメラ130による撮像画像に基づいて、赤外光が投影されていない領域を非投影領域Shとして検出することができる。変形例3によれば、上述した実施の形態のように可視画像を用いる場合と異なり、たとえばスクリーン50上に文字を書いた場合や投影画像P1が黒い画像である場合にも、非投影領域Shを精度よく検出することができる。なお、図7では、投影レンズ111Aと赤外光用レンズ121Aの光軸が若干異なっているが、完全に同軸とするようにしてもよい。
(変形例4)
3次元距離画像カメラを用いて、非投影領域の検出を行うようにしてもよい。図8は、変形例4による投影システム200の構成例を説明する図である。投影システム200は、上述した実施の形態におけるカメラ30の代わりに3次元距離画像カメラ230を有する。その他の構成は、上述した実施の形態と同様の構成であるため、説明を省略する。3次元距離画像カメラ230は、第1のプロジェクタ10の投影レンズ111Aと略同軸で3次元距離画像を撮像する。なお、3次元距離画像とは、被写体までの距離情報を可視化した画像であり、3次元距離画像の撮像方法は公知の方法(たとえばタイムオブフライト法や特定のパターンを照射する方法など)を用いるものとする。なお、3次元距離画像カメラ230は、図8では第1のプロジェクタ10の上部に設けられている例を示しているが、第1のプロジェクタ10に内蔵されていてもよい。
第1のプロジェクタ10とスクリーン50との間にプレゼンターHuが立っている場合、3次元距離画像カメラ230との距離がスクリーン50とプレゼンターHuとでは異なる。したがって3次元距離画像カメラ230による3次元距離画像に基づいて、スクリーン50に対するプレゼンターHuの位置を検出できる。また、3次元距離画像カメラ230と第1のプロジェクタ10は略同軸であるため、スクリーン50に対するプレゼンターHuの位置は、3次元距離画像カメラ230から見た場合と第1のプロジェクタ10から見た場合とで略一致する。ゆえにPC40は、3次元距離画像カメラ230による3次元距離画像に基づいて、第1のプロジェクタ10による投影光がプレゼンターHuにより遮られる領域、すなわち非投影領域Shを検出することができる。
(変形例5)
上述した実施の形態では、投影処理を開始する前に、第1のプロジェクタ10の投影エリアと第2のプロジェクタ20の投影エリアとの位置関係を検出する処理を実行する例について説明した。しかしながら、投影画像P1を投影している間、常に基準画像を投影して上記位置関係を検出する処理を実行するようにしてもよい。この場合、投影画像P1が見難くならないように、投影画像P1よりも外側に基準画像を投影させる。
(変形例6)
上述した実施の形態では、カメラ30による撮像画像に基づいてPC40が非投影領域Shを検出する例について説明した。しかしながら、投影システム1にPC40を設けず、たとえば、カメラ30に内蔵されている制御装置によって非投影領域Shを検出するようにしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。また、上記実施形態に各変形例の構成を適宜組み合わせてもかまわない。
1、100、200…投影システム、10…第1のプロジェクタ、20…第2のプロジェクタ、30…カメラ、40…PC、50…スクリーン、110…第3のプロジェクタ、130…赤外カメラ、230…3次元距離画像カメラ

Claims (11)

  1. 画像を投影面に投影する第1の投影手段と、
    前記投影面を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像に基づいて、前記投影面において、前記第1の投影手段によって前記画像が投影されていない非投影領域を検出する非投影領域検出手段と、
    前記非投影領域検出手段によって検出された非投影領域を補完する画像を、前記第1の投影手段とは異なる方向から前記投影面に投影する第2の投影手段と、
    を備えることを特徴とする投影システム。
  2. 請求項1に記載の投影システムにおいて、
    前記第1の投影手段は、主たる投影手段であり、
    前記第2の投影手段は、前記第1の投影手段に対して補助的な投影手段であることを特徴とする投影システム。
  3. 請求項2に記載の投影システムにおいて、
    前記第2の投影手段は、前記第1の投影手段よりも解像度が低いことを特徴とする投影システム。
  4. 請求項2または3に記載の投影システムにおいて、
    前記第2の投影手段は、前記第1の投影手段よりも狭い領域を投影し、前記非投影領域に追従して画像を投影することを特徴とする投影システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の投影システムにおいて、
    前記第2の投影手段は、前記非投影領域検出手段によって前記非投影領域が検出されない場合には、消費電力を低減した状態となることを特徴とする投影システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影システムにおいて、
    前記撮像手段は、前記投影面を前記第1の投影手段の投影方向とは異なる方向から撮像し、
    前記非投影領域検出手段は、前記第1の投影手段によって投影されている画像と前記撮像手段により撮像された画像とを比較し、当該比較結果に基づいて前記非投影領域を検出することを特徴とする投影システム。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影システムにおいて、
    前記第1の投影手段と略同軸で不可視の光束による画像を投影する第3の投影手段を更に備え、
    前記撮像手段は、前記不可視の光束が前記投影面で反射された画像を前記第1の投影手段の投影方向とは異なる方向から撮像し、
    前記非投影領域検出手段は、前記撮像手段により撮像された前記不可視の光束による画像に基づいて前記非投影領域を検出することを特徴とする投影システム。
  8. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影システムにおいて、
    前記撮像手段は、前記第1の投影手段と略同軸で、被写体との距離を示す距離画像を撮像し、
    前記非投影領域検出手段は、前記撮像手段により撮像された距離画像に基づいて前記非投影領域を検出することを特徴とする投影システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の投影システムにおいて、
    前記第2の投影手段は、前記投影面において前記非投影領域を明るく投影し、前記非投影領域以外の領域を暗く投影することを特徴とする投影システム。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の投影システムにおいて、
    前記第1の投影手段による投影領域と、前記第2の投影手段による投影領域との位置関係を検出する位置関係検出手段をさらに備え、
    前記第1の投影手段および前記第2の投影手段は、それぞれ、所定の基準画像を前記投影面に投影し、
    前記撮像手段は、前記投影面に投影された基準画像を撮像し、
    前記位置関係検出手段は、前記撮像手段によって撮像された基準画像に基づいて、前記位置関係を検出することを特徴とする投影システム。
  11. 請求項10に記載の投影システムにおいて、
    前記第2の投影手段は、前記位置関係検出手段によって検出された前記位置関係に基づいて、投影する画像の位置合わせを行うことを特徴とする投影システム。
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