JP2020074089A - 電子デバイス、及び電子デバイスの制御方法 - Google Patents

電子デバイス、及び電子デバイスの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使い勝手の向上と省電力化とを図り易くする。【解決手段】指示体70は、指示体70が保持されたことを検出する第1センサー81(第1検出部)と、第1操作スイッチ82が操作されたことを検出する検出回路部85A(第2検出部)と、指示体70の動作モードを、使用時に適した動作状態で動作する通常動作モード(第1動作モード)と、通常動作モードよりも電力消費を抑えた省電力モード(第2動作モード)とに切り替え可能であり、第1センサー81の検出結果と、第1操作スイッチ82の操作の検出結果とに基づいて、動作モードを切り替える指示体制御部85と、備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電子デバイス、及び電子デバイスの制御方法に関する。
従来、プロジェクターにより投射された画像に、図や文字等の情報を追加する際に用いる電子デバイスが知られている。この種の電子デバイスは、使用時にユーザーが保持するペン型に形成され、光線を発光する発光素子、及びペン先端部と被筆記面が接触したか否かを示す情報を出力するセンサー等を備えている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2013/114453号
ところで、電子デバイスの省電力化を目的として、通常動作モードよりも電力消費を抑えた省電力モードを設け、ユーザーによる保持を検出するセンサーの検出結果に応じて動作モードを切り替える制御を行うことが考えられる。
しかし、センサーの感度の低下等によって確実なセンシングができない事態が生じると、動作モードを省電力モードから通常動作モードに切り替えできなくなるおそれがある。例えば、静電センサーを用いてユーザーが保持したか否かを検出する構成にした場合に、ユーザーが手袋をするとユーザーが保持したことを検出できないおそれが生じる。この場合、すぐに通常動作モードに切り替えることができず、使い勝手が損なわれる。
そこで、本発明は、使い勝手の向上と省電力化とを図り易くすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ユーザーにより保持される本体部を有する電子デバイスであって、前記本体部が保持されたことを検出する第1検出部と、操作を受け付ける操作部と、前記操作部が操作されたことを検出する第2検出部と、前記電子デバイスの動作モードを、使用時に適した動作状態で動作する第1動作モードと、前記第1動作モードよりも電力消費を抑えた第2動作モードとに切り替え可能であり、前記第1検出部の検出結果と、前記第2検出部の検出結果とに基づいて、前記動作モードを切り替える制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、本体部が保持されたことを検出する第1検出部が、感度の低下や使用環境の変化等によって、本体部の保持を検出できなくなった場合でも、操作部が操作されたことを検出する第2検出部の検出結果を利用して動作モードを切り替えることができる。従って、使い勝手の向上を図りつつ省電力化を図ることができる。
また、本発明は、上記構成において、前記制御部は、前記第2動作モードにおいて、前記第1検出部により前記本体部が保持されたことを検出した場合と、前記第2検出部により前記操作部が操作されたことを検出した場合に、前記第1動作モードに切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、本体部が保持された場合と、操作部が操作された場合に、電子デバイスを使用時に適した第1動作モードに切り替えることができる。
また、本発明は、上記構成において、前記制御部は、前記第1動作モードにおいて、前記第1検出部により前記本体部が保持されたことが検出されず、且つ、前記第2検出部により前記操作部が操作されたことが検出されない状態で、所定時間が経過した場合に、前記第2動作モードに切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、本体部が保持されず、且つ、操作部が操作されない状態、つまり、ユーザーが使用しない状態で所定時間が経過した場合に、第2動作モードに切り替えることができる。これにより、省電力化を図ることができる。
また、本発明は、上記構成において、前記制御部は、前記第1検出部により前記本体部が保持されたことを検出した場合に、前記所定時間を第1時間に設定し、前記第1検出部により前記本体部が保持されたことを検出せず、且つ、前記第2検出部により前記操作部が操作されたことを検出した場合に、前記所定時間を、前記第1時間より長い第2時間に設定することを特徴とする。
操作部の操作を、本体部を保持しながら行うことを想定している構成において、操作部の操作が検出されたにも拘らず、本体部の保持が検出されない場合には、第1検出部が本体部の保持を検出できていない状況であると想定される。このような状況下では、本体部を保持しただけでは、第2動作モードから第1動作モードに切り替わらなくなり、第1動作モードに切り替えるためには、操作部を操作する必要が生じる。
本発明によれば、本体部の保持が検出されずに操作部の操作が検出された場合には、本体部の保持が検出された場合よりも、第2動作モードに切り替えるまでの時間を長くしているため、本体部を保持しているにも拘らず第2動作モードに頻繁に切り替わってしまうことを抑制することができる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1検出部は、前記本体部の歪みを検出する歪みセンサーを有することを特徴とする。
本発明によれば、本体部の歪みを検出する歪みセンサーにより、ユーザーにより本体部が把持されているか否かを高精度に検出できる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1検出部は、前記本体部の加速度を検出する加速度センサーを有することを特徴とする。
本発明によれば、加速度センサーにより、本体部を保持するユーザーの動きによって生じる加速度を検出でき、ユーザーにより本体部が保持されているか否かを高精度に検出できる。
また、本発明は、上記構成において、前記第1検出部は、静電容量の変化を検出する静電センサーを有することを特徴とする。
本発明によれば、静電容量の変化を検出する静電センサーにより、ユーザーにより本体部が保持されているか否かを高精度に検出できる。
また、本発明は、上記構成において、外部の機器に無線信号を送信する送信部を備え、前記制御部により前記動作モードが前記第1動作モードに切り替えられた場合に、前記送信部が無線信号を送信可能となること、を特徴とする。
本発明によれば、第1動作モードの場合に、外部の機器に無線信号を送信することができる。
また、本発明は、ユーザーにより保持される本体部を有する電子デバイスの制御方法であって、前記電子デバイスの動作モードを、使用時に適した動作状態で動作する第1動作モードと、前記第1動作モードよりも電力消費を抑えた第2動作モードとに切り替える制御を行い、前記本体部が保持されたことを検出する第1検出部の検出結果と、操作部が操作されたことを検出する第2検出部の検出結果とに基づいて、前記動作モードを切り替える、ことを特徴とする。
本発明によれば、本体部が保持されたことを検出する第1検出部が、感度の低下や使用環境の変化等によって、本体部の保持を検出できなくなった場合でも、操作部が操作されたことを検出する第2検出部の検出結果を利用して動作モードを切り替えることができる。従って、使い勝手の向上を図りつつ省電力化を図ることができる。
本発明の実施形態に係る指示体を使用可能なプロジェクションシステムの構成を示す図。 プロジェクターを周辺構成と共に示す機能ブロック図。 指示体の外観図。 指示体の機能ブロック図。 モード切替制御の動作を示すフローチャート。 図5の続きのフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る指示体70を使用可能なプロジェクションシステム1の構成を示す図である。
プロジェクションシステム1は、スクリーンSC(投射面)に画像を投射するプロジェクター10を備える。プロジェクター10は、スクリーンSCの直上または斜め上方に設置され、斜め下方のスクリーンSCに向けて画像を投射する。スクリーンSCは、壁面に固定され、或いは床面に立設された平板または幕である。本発明はこの例に限定されず、壁面をスクリーンSCとして使用することも可能である。この場合、スクリーンSCとして使用される壁面の上部にプロジェクター10を取り付けるとよい。
プロジェクター10は、PC(パーソナルコンピューター)、ビデオ再生装置、DVD再生装置等の外部の画像供給装置に接続され、この画像供給装置から供給されるアナログ画像信号またはデジタル画像データに基づき、スクリーンSCに画像を投射する。また、プロジェクター10は、内蔵する記憶部35(図2)や外部接続される記憶媒体に記憶された画像データを読み出して、この画像データに基づきスクリーンSCに画像を表示する構成としてもよい。
指示体70は、ユーザーがスクリーンSCに対する指示操作を行うユーザー操作デバイスである。この指示体70は、発光部86(図4)等の電子部品を内蔵する電子デバイスであり、発光部86からの光をプロジェクター10が検出することによって、プロジェクター10がユーザーによる指示位置を検出することができる。この指示体70については後述する。
プロジェクションシステム1は、インタラクティブホワイトボードシステムとして機能し、ユーザーが指示体70により行った指示操作を検出し、指示位置を投射画像に反映させる処理を行う。
具体的には、プロジェクションシステム1は、指示位置に図形を描画したり文字や記号を配置したりする処理、指示位置の軌跡に沿って図形を描画する処理、及び、描画した図形や配置した文字または記号を消去する処理等を行う。また、スクリーンSCに描画された図形、配置された文字または記号を画像データとして保存することもでき、外部の装置に出力することもできる。
さらに、プロジェクションシステム1は、指示体70をポインティングデバイスとして使用し、スクリーンSCにプロジェクター10が画像を投射する画像投射領域における指示体70の指示位置を検出し、その座標を出力してもよい。また、この座標を用いてGUI(Graphical User Interface)操作を行ってもよい。
図2は、プロジェクター10を周辺構成と共に示す機能ブロック図である。
プロジェクター10は、外部の装置に接続されるインターフェイスとして、I/F(インターフェイス)部11及び画像I/F(インターフェイス)部12を備える。I/F部11、及び画像I/F部12は、有線接続用のコネクターを備え、上記コネクターに対応するインターフェイス回路を備えてもよい。また、I/F部11及び画像I/F部12は、無線通信インターフェイスを備えてもよい。例えば、有線接続用のコネクター、及びインターフェイス回路は、有線LAN、IEEE1394、USB等に準拠したものである。また、無線通信インターフェイスは、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等に準拠したものである。画像I/F部12には、HDMI(登録商標)、DisplayPort(商標)、CoaXPress(商標)等の画像データ用のインターフェイスを用いることもできる。画像I/F部12は、音声データが入力されるインターフェイスを備えてもよい。
I/F部11は、PC等の外部の装置との間で各種データを送受信するインターフェイスである。I/F部11は、画像の投射に関する制御データ、プロジェクター10の動作を設定するデータ、及びプロジェクター10が検出した指示位置の座標データ等を入出力する。プロジェクター10の制御部30は、I/F部11を介して外部の装置とデータを送受信する機能を有する。
画像I/F部12は、デジタル画像データが入力されるインターフェイスである。本実施形態のプロジェクター10は、画像I/F部12を介して入力されるデジタル画像データに基づき画像を投射する。なお、プロジェクター10は、アナログ画像信号に基づき画像を投射する機能を備えてもよい。この場合、画像I/F部12は、アナログ画像用のインターフェイスと、アナログ画像信号をデジタル画像データに変換するA/D変換回路とを備えてもよい。
プロジェクター10は、光学的な画像の形成を行う投射部20を備える。投射部20は、光源部21、光変調装置22、及び投射光学系23を有する。光源部21は、キセノンランプまたは超高圧水銀ランプ等の放電管光源、或いは、LED(Light Emitting Diode)又はレーザー光源等の固体光源を備える。光源部21は、光源が発した光を光変調装置22に導くリフレクター及び補助リフレクターを備えてもよい。さらに、光源部21は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置22に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えてもよい。
光変調装置22は、光源部21が発する光を変調して画像光を生成し、画像光を投射光学系23に出力する。光変調装置22は、例えばRGBの三原色に対応した3枚の透過型液晶パネル、或いは、3枚の反射型液晶パネルで構成される。この場合、光源部21が発する光はRGBの3色の色光に分離され、対応する液晶パネルに入射される。3枚の液晶パネルのそれぞれには、光変調装置駆動部46によって画像が描画され、これら液晶パネルにより画像光が生成される。各液晶パネルで変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系23に射出される。
また、光変調装置22は、光源部21が発する光をDMD(Digital Mirror Device)により変調する構成とすることもできる。例えば、光変調装置22は、光源部21が発する光をRGBの三原色の光に変換するカラーフィルターを有するカラーホイール、カラーホイールを透過した光を変調するDMD、及び、カラーホイールとDMDに光を導く光学系を備える。光変調装置駆動部46は、カラーホイールの回転に同期して、DMDに画像を描画する。光源部21が発した光はカラーホイールを透過して原色の色光となり、DMDで変調されて投射光学系23に導かれる。
投射光学系23は、光変調装置22により変調された画像光をスクリーンSC方向へ導き、スクリーンSC上に結像させるレンズ群を備える。また、投射光学系23は、スクリーンSCの投射画像の拡大・縮小、及び焦点の調整を行うズーム機構、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構を備えてもよい。プロジェクター10が短焦点型である場合、投射光学系23に、画像光をスクリーンSCに向けて反射する凹面鏡を備えてもよい。
投射部20には、制御部30の制御に従って光源部21を点灯させる光源駆動部45と、制御部30の制御に従って光変調装置22を動作させる光変調装置駆動部46とが接続される。光源駆動部45は、光源部21の点灯/消灯の切り替えを行い、光源部21の光量を調整する機能を有してもよい。
プロジェクター10は、投射部20が投射する画像を処理する画像処理系を備える。この画像処理系は、プロジェクター10を制御する制御部30、記憶部35、操作検出部17、画像処理部40、光源駆動部45、及び光変調装置駆動部46を含む。また、画像処理部40にはフレームメモリー44が接続され、制御部30には位置検出部50が接続される。これらの各部を画像処理系に含めてもよい。
制御部30は、所定の制御プログラム36を実行することにより、プロジェクター10の各部を制御する。記憶部35は、制御部30が実行する制御プログラム36、及び制御部30が処理するデータを不揮発的に記憶する。記憶部35は、プロジェクター10の動作を設定するための画面の設定画面データ37、及び、設定画面データ37を利用して設定された内容を示す設定データ38等を記憶する。
画像処理部40は、制御部30の制御に従って、画像I/F部12を介して入力される画像データを処理し、光変調装置駆動部46に画像信号を出力する。画像処理部40が実行する処理は、3D(立体)画像と2D(平面)画像の判別処理、解像度変換処理、フレームレート変換処理、歪み補正処理、デジタルズーム処理、色調補正処理、及び輝度補正処理等である。画像処理部40は、制御部30により指定された処理を実行し、必要に応じて、制御部30から入力されるパラメーターを使用して処理を行う。また、上記のうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部40は、画像I/F12から入力される画像データをフレームメモリー44に展開し、展開した画像データに対し上記の各種処理を実行する。画像処理部40は、処理後の画像データをフレームメモリー44から読み出して、この画像データに対応するR、G、Bの画像信号を生成し、光変調装置駆動部46に出力する。
光変調装置駆動部46は、光変調装置22の液晶パネルに接続される。光変調装置駆動部46は、画像処理部40から入力される画像信号に基づいて液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。
操作検出部17は、入力デバイスとして機能するリモコン受光部18及び操作パネル19に接続され、リモコン受光部18及び操作パネル19を介した操作を検出する。
リモコン受光部18は、プロジェクター10のユーザーが使用する不図示のリモートコントローラー(いわゆるリモコン)がユーザー操作に対応して送信した赤外線信号を受光する。リモコン受光部18は、上記リモコンから受光した赤外線信号をデコードして、上記リモコンの操作内容を示す操作データを生成し、制御部30に出力する。
操作パネル19は、プロジェクター10の外装筐体に設けられ、各種スイッチを有する。操作検出部17は、各種スイッチの操作を検出し、操作されたスイッチに対する操作信号を制御部30に出力する。
位置検出部50は、指示体70による操作を検出する操作検出手段として機能する。この位置検出部50は、撮像部51、送信部52、撮影制御部53、指示体検出部54、及び座標算出部55を備える。
撮像部51は、撮像光学系、撮像素子及びインターフェイス回路等を有し、投射光学系23の投射方向を撮影する。撮像部51の撮像光学系は、投射光学系23と同じ方向を向いて配置され、投射光学系23がスクリーンSC上に画像を投射する範囲をカバーする画角を有する。撮像素子は、指示体70が発する光(本実施形態では赤外光)を受光可能なCCDまたはCMOS等である。撮像部51は、撮像素子に入射する光の一部を遮るフィルターを備えてもよく、例えば、赤外光を受光させる場合に、主に赤外領域の光を透過するフィルターを撮像素子の前に配置させてもよい。また、撮像部51のインターフェイス回路は、撮像素子の検出値を読み出して出力する。
撮影制御部53は、撮像部51により撮影を実行させて撮影画像データを生成する。撮像素子が可視光による撮影を行うと、スクリーンSC上に投射された画像が撮影される。この撮影画像は、例えば投射画像の台形歪みや糸巻き型歪みを補正する歪み補正処理に使用される。また、撮影制御部53は、撮像部51により赤外光を撮影することができ、この場合の撮影画像には指示体70が発する光(本実施形態では赤外光)が写る。
指示体検出部54は、撮影制御部53が撮影した撮影画像データに基づいて指示体70の指示位置を検出する。指示体検出部54は、撮影制御部53が撮像部51によって撮影を実行させた場合の撮影画像データから、指示体70が発した光の像を検出する。
座標算出部55は、指示体検出部54が検出した像の位置に基づき、撮影画像データにおける指示体70の指示位置の座標を算出して制御部30に出力する。なお、座標算出部55は、算出した撮影画像データにおける座標を、画像処理部40がフレームメモリー44に描画した画像データにおける座標や、画像I/F部12の入力画像データにおける座標に変換して出力してもよい。
送信部52は、指示体検出部54の制御に従って、指示体70に対して赤外線信号(無線信号)を送信する。送信部52は、赤外LED等の光源を有し、この光源を指示体検出部54の制御に従って点灯及び消灯させる。
次に、指示体70について説明する。
図3は指示体70の外観図であり、図4は指示体70の機能ブロック図である。指示体70は、ユーザーが手で持って使用可能なペン型に形成され、つまり、図3に示すように、ユーザーが保持する棒状の本体部71と、本体部71の一端に設けられた先細形状の先端部72とを一体に備えた形状に形成される。
この指示体70は、外部からの力による本体部71の変形を検出する第1センサー81(図4)を備える。また、この指示体70は、ユーザーが操作する操作部として機能する第1操作スイッチ82及び第2操作スイッチ83とを備える。
第1センサー81は、歪みセンサーで構成され、ユーザーが本体部71を保持する動作(図3に符号F1で示す第1アクション)を行った際に生じる歪みを検出する。このユーザーが本体部71を保持する動作は、ユーザーが本体部71をペンのように保持(又は把持)する動作を含む。
これにより、第1センサー81は、ユーザーによって本体部71が保持(把持を含む)されていることを検出する第1検出部として機能する。
第1操作スイッチ82は、先端部72をスクリーンSC等に押しつける操作(図3に符号F2で示す第2アクション)で作動するスイッチである。本実施形態では、第1操作スイッチ82に、先端部72に収容された押下式のスイッチを用いている。
ユーザーは、指示体70を用いてスクリーンSC上の位置を指定する場合に、指示体70の先端部72をスクリーンSCに押し付ける。つまり、第1操作スイッチ82は、ユーザーが指示操作する場合に操作される操作部(第1操作部)であり、換言すれば、指示体70がポインティングデバイスとして使用される場合に操作される操作部である。この第1操作スイッチ82の操作は、指示体70の検出回路部85Aによって検出される。つまり、検出回路部85Aは、指示操作されていることを検出する第2検出部として機能する。
第2操作スイッチ83は、ユーザーが指示操作以外の所定の操作を行う場合に操作される操作部(第2操作部)である。本実施形態では、第2操作スイッチ83に、ユーザーが指示体70を保持した状態(把持した状態を含む)で操作可能に、本体部71の側面に設けられた押下式スイッチを用いている。従って、ユーザーの押下操作(図3に符号F3で示す第3アクション)によって作動する。
この第2操作スイッチ83の操作は、指示体70の検出回路部85Aによって検出される。つまり、検出回路部85Aは、指示操作以外の所定の操作がされていることを検出する第3検出部としても機能する。この第2操作スイッチ83に割り当てる指示は適宜に設定可能である。
なお、第1センサー81は、本体部71が保持されていることを検出可能な範囲で他のセンサーを使用してもよい。例えば、第1センサー81は、静電容量の変化を検知する静電容量式のタッチセンサー(いわゆる静電センサー)でもよい。また、第1センサー81は、本体部71が保持されている際にユーザーの動きによって生じる加速度、角速度又は振動をそれぞれ検出する加速度センサー、角速度センサー又は振動センサーであってもよい。
また、第1操作スイッチ82は、押下式スイッチに限らず、先端部72をスクリーンSC等に押しつける操作(図3に符号F2で示す第2アクション)を検出可能な範囲で他のスイッチまたはセンサー(例えば、静電センサー)を適用してもよい。
また、第2操作スイッチ83についても、押下式スイッチに限らず、ユーザーの操作を検出可能な他のスイッチまたはセンサー(例えば、静電センサー)を適用してもよい。
図4に示すように、指示体70は、更に、指示体制御部85、発光部86、受光部87、インジケーター部88、電源制御部89及びバッテリー90を備える。
発光部86は、赤外光を発光する光源を有し、指示体制御部85の制御の下、後述する通常動作モードで指示体70が動作している間、予め定めた発光パターンに従って赤外光を発光/発光停止する。指示体70は、発光部86の光(無線信号)を先端部72から出射することによって、プロジェクター10の指示体検出部54によって指示体70の発光パターン及び指示位置が検出される。発光パターンは、第1操作スイッチ82及び第2操作スイッチ83の押下状態の識別等に利用される。つまり、指示体制御部85は、第1操作スイッチ82及び第2操作スイッチ83の押下状態に応じて異なる発光パターンで発光部86を発光させる。なお、赤外光は可視領域外の光なので、ユーザーには視認されない。但し、赤外光に限定する必要はない。
受光部87は、プロジェクター10が有する送信部52から発光された光(本構成では赤外光)を受光し、受光結果を示す信号を指示体制御部85に出力する。指示体制御部85は、受光結果に基づき発光部86の発光タイミングを制御し、発光部86の発光タイミングを、プロジェクター10の指示体検出部54による検出タイミングに同期させる。
インジケーター部88は、指示体70の本体部71に設けられるLED等の光源を有し、指示体制御部85の制御の下、可視光を発光/発光停止する。この可視光は、本体部71に設けられた窓部71Aを介して外部から視認可能である。このインジケーター部88は、例えば、発光部86が動作している場合、或いは、指示体70が通常動作モードの場合等に発光し、ユーザーに所定の情報を報知することができる。
電源制御部89は、指示体制御部85の制御の下、バッテリー90の電力を指示体70の各部に供給する。バッテリー90は、一次電池又は二次電池である。なお、バッテリー90が二次電池の場合、指示体70に、外部電力(例えば電灯線からの電力)を利用してバッテリー90を充電する機能を設けてもよい。
指示体制御部85は、CPU等の演算処理回路と、その周辺回路とで構成される。指示体制御部85は、指示体70の各部を中枢的に制御するとともに、カウントダウンタイマーの機能(タイマー機能)等を実現する各種の演算処理を実行する。また、この指示体制御部85は、指示体70の動作モードを、通常動作モードと、省電力モードとに切り替える制御も行う。
ここで、通常動作モードは、使用時に適した動作状態で動作する動作モード(第1動作モード)であり、省電力モードに比べて消費電力が高い動作状態である。
また、省電力モードは、使用時に適した第1動作モード(通常動作モードを含む)よりも電力消費を抑えた動作モード(第2動作モード)である。本実施形態では、省電力モードは、少なくとも第1センサー81及び第1操作スイッチ82等に関する検出動作を行うと共にタイマー機能を有する回路部(図4中の検出回路部85A)だけを動作させた動作状態である。なお、検出回路部85Aは、パッケージ化されたICチップでもよいし、また、パッケージされていない複数の回路でもよい。
より具体的には、本実施形態の通常動作モードの場合、指示体制御部85は、電源制御部89により指示体70の各部に動作電力を供給し、指示体70の全ての機能を利用可能にする。これにより、指示体制御部85は、第1センサー81、第1操作スイッチ82及び第2操作スイッチ83に関する動作を行う。また、指示体制御部85は、発光部86を所定の発光パターンで繰り返し発光させることにより、外部の機器であるプロジェクター10に赤外線信号(無線信号)を送信する。また、指示体制御部85は、受光部87の受光結果に基づいて同期を取る処理、インジケーター部88によりユーザーに報知する処理、及びタイマー処理等を行う。
なお、第1センサー81、第1操作スイッチ82及び第2操作スイッチ83に関する動作とは、第1センサー81、第1操作スイッチ82及び第2操作スイッチ83の出力信号に基づきユーザーの第1〜第3アクションF1〜F3を検出し、対応する処理を実行する動作である。
省電力モードの場合、検出回路部85Aだけがバッテリー90の電力で動作する。このため、通常動作モードと比べて消費電力が低下する。この場合、動作電圧を下げる処理、或いは、動作クロック数を下げる処理等を行うことによって、より省電力化することが好ましい。また、検出回路部85Aだけが動作する動作モードに限らず、通常動作モードよりも低消費電力であれば他の部分が動作していてもよい。
ところで、第1センサー81は、感度が低下したり、使用環境が変化したりすることによって、本体部71の保持を検出できなくなることが生じ得る。第1センサー81によって本体部71の保持が検出された場合に省電力モードから通常動作モードに切り替える構成にした場合、このような状況下では通常動作モードに切り換えることができなくなるおそれが生じる。
そこで、本実施形態では、第1センサー81で本体部71が保持されたことが検出されない場合でも、第1操作スイッチ82が操作されたことが検出される場合、動作モードを切り替える制御(モード切替制御)を行うようにしている。
以下、図5及び図6のフローチャートを利用してモード切替制御の動作を説明する。なお、図6は、図5の続きのフローチャートである。図5及び図6中、値T1、T2は、省電力モードに移行するまでの待機時間であり、第2時間T2は、第1時間T1よりも長い時間である(T1<T2)。また、値M、Nは変数である。
ここで、省電力モード(図5中、「Sleep」)の場合、指示体制御部85の検出回路部85Aだけが動作するので、第1センサー81により指示体70が保持されたか否かと、第1操作スイッチ82が操作されたか否かとが監視される。
図5及び図6に示すように、省電力モードの場合に第1センサー81により指示体70が保持されたことが検出されると(ステップS1;YES)、検出回路部85Aは、タイマー時間Tを第1時間T1に設定する(ステップS2)。その後、検出回路部85Aは、通常動作モードに移行する。
指示体制御部85は、通常動作モードに移行後、指示体70の保持が検出されずに第1操作スイッチ82の操作も検出されない状態(ステップS6;NO、S7;NO)で、第1時間T1が経過すると(ステップS8;YES)、省電力モードに移行する。
つまり、ユーザーが指示体70を持った後、指示体70を手から離して何ら操作しなければ、相対的に短い第1時間T1が経過した後に省電力モードに切り替わる。これにより、通常動作モードでユーザーによるアクション(図3に示す第1及び第2アクションF1、F2)がなければ短時間で省電力モードに切り替わり、効率良く省電力化を図ることができる。例えば、第1時間T1を数秒程度の範囲内に設定することにより、通常動作モードから数秒以内に省電力モードに切り替えることができる。
一方、省電力モードにおいて、指示体70が保持されたことが検出されず(ステップS1;NO)、第1操作スイッチ82が操作されたことが検出されると(ステップS3;YES)、検出回路部85Aは、タイマー時間Tを第2時間T2に設定する(ステップS4)。その後、検出回路部85Aは、通常動作モードに移行する。
通常の使用態様では、ユーザーが指示体70を持たずに第1操作スイッチ82を操作することは難しいので、指示体70の保持が検出されずに第1操作スイッチ82が操作されたことが検出された場合、感度の低下や使用環境の変化等によって第1センサー81によるセンシングができていないおそれがある。
本実施形態は、指示体70の保持が検出されずに第1操作スイッチ82が操作されたことが検出された場合(ステップS1;NO、S3;YES)、指示体制御部85は、通常動作モードに移行後、指示体70の保持も第1操作スイッチ82の操作も検出されない状態(ステップS6;NO、S7;NO)で第2時間T2が経過すると(ステップS8;YES)、省電力モードに移行する。
これにより、ユーザーは、第1センサー81によるセンシングができていない場合でも、第2時間T2が経過する前に指示体70をスクリーンSCに押し付ければ、指示体70による指示操作を継続することができる。例えば、第2時間T2を数十秒から数分程度の範囲内に設定することにより、その間は指示体70による指示操作を継続することができるため、指示体70を保持しているにも拘らずに頻繁に省電力モードに切り替わってしまう事態を抑制できる。従って、ユーザーの使い勝手を向上できる。また、第2時間T2が経過すると省電力モードに移行するので、省電力化を図ることもできる。
また、省電力モードにおいて、指示体70が保持されたことが検出されず(ステップS1;NO)、第1操作スイッチ82が操作されたことも検出されない場合(ステップS3;NO)、検出回路部85Aは、ステップS1の処理に移行する。これにより、省電力モードが継続する。つまり、指示体70の保持がされず、且つ、第1操作スイッチ82が操作されない場合、省電力モードが継続し、省電力化が図られる。
通常動作モードに移行した場合の動作を詳述する。まず、指示体制御部85は、通常動作モードに移行すると、変数M、Nを初期値の零にリセットする。その後、指示体制御部85は、タイマー機能による計時(カウントダウン)をリセットし、第1時間T1又は第2時間T2に設定されたタイマー時間Tの計時を開始する(ステップS5)。通常動作モードの場合に指示体70が保持されたことが検出されると(ステップS6;YES)、指示体制御部85は、値Nを値1だけインクリメントし、値Mを零にリセットする(ステップS11)。続いて、指示体制御部85は、値Nが2以上か否かを判定する(ステップS12)。
指示体制御部85は、値Nが2以上でない場合(ステップS12;NO)、ステップS5の処理へ移行する。一方、指示体制御部85は、値Nが2以上の場合(ステップS12;YES)、タイマー時間Tを第1時間T1に設定し(ステップS13)、ステップS5の処理へ移行する。
つまり、通常動作モードにおいて第1センサー81により指示体70が保持されたことが連続して2回検出された場合、タイマー時間Tが第1時間T1に設定される。
第1センサー81により指示体70が保持されたことが連続して2回検出された場合には、第1センサー81によるセンシングができていると考えられる。このため、相対的に短い第1時間T1を設定することにより、第1時間T1の間だけ、指示体70が保持されず(ステップS6;NO)、第1操作スイッチ82が操作されない場合(ステップS7;NO)、迅速に省電力モードに切り替えることができる。
このように、第1センサー81によるセンシングができている場合、ユーザーによるアクション(図3に示す第1及び第2アクションF1、F2)がなければ短時間で省電力モードに切り替わるので、使い勝手を阻害せずに省電力化を図ることができる。また、省電力モードでは、ユーザーが指示体70を保持するだけで通常動作モードに切り替わるため、使い勝手が良い。
一方、通常動作モードにおいて、指示体70の保持が検出されずに第1操作スイッチ82が操作されたことが検出された場合(ステップS6;NO、S7;YES)、指示体制御部85は、値Mを値1だけインクリメントし、値Nを零にリセットする(ステップS14)。続いて、指示体制御部85は、値Mが2以上か否かを判定し(ステップS15)、2以上でない場合(ステップS15;NO)、ステップS5の処理へ移行する。
また、値Mが2以上の場合(ステップS15;YES)、指示体制御部85は、タイマー時間Tを第2時間T2に設定し(ステップS16)、ステップS5の処理に移行する。
これにより、第1センサー81によるセンシングができていない場合、第1操作スイッチ82の操作が連続して2回検出されれば、省電力モードに移行するまでの待機時間(第2時間T2)が長く設定される。従って、ユーザーが指示体70を保持しているにも拘らずに頻繁に省電力モードに切り替わってしまう事態を抑制できる。また、ユーザーが、第2時間T2が経過する前に指示体70をスクリーンSCに押し付ければ、通常動作モードが継続し、指示体70による指示操作を継続することができる。
一方、ユーザーが、指示体70をスクリーンSCに押し付けなくなれば、第2時間T2の経過後に省電力モードに移行する。従って、使い勝手と省電力化とを両立することができる。以上がモード切替制御の動作である。
以上説明したように、本実施形態に係る指示体70は、本体部71が保持されたことを検出する第1センサー81(第1検出部)と、第1操作スイッチ82が操作されたことを検出する検出回路部85A(第2検出部)とを備える。そして、指示体制御部85は、第1センサー81の検出結果と、第1操作スイッチ82の検出結果とに基づいて、動作モードを切り替える。
この指示体70の構成、及び指示体70の制御方法によれば、感度の低下や使用環境の変化等によって、第1センサー81によるセンシングができていない場合でも、第1操作スイッチ82の検出結果を利用して動作モードを切り替えることができる。従って、使い勝手の向上を図りつつ省電力化を図ることができる。
また、上記の構成及び制御方法によれば、第1センサー81にタッチセンサー(静電センサー)を適用した構成の場合に、ユーザーが手袋を装着していても、動作モードを切り替えることができる。
また、指示体制御部85は、省電力モードにおいて、第1センサー81により本体部71が保持されたことを検出した場合と、第1操作スイッチ82が操作されたことを検出した場合のどちらの場合にも、通常動作モードに切り替える。これにより、第1センサー81によるセンシングができていない場合でも、第1操作スイッチ82の操作を行うことによって省電力モードから通常動作モードに切り替え、ユーザーが指示体70を使用可能になる。
また、指示体制御部85は、通常動作モードにおいて、本体部71が保持されていることが検出されず、且つ、第1操作スイッチ82の操作も検出されない状態で、タイマー時間T(第1時間T1または第2時間T2)が経過した後に省電力モードに切り替える。これにより、ユーザーが使用しない場合、タイマー時間T(所定時間)の経過後に、省電力モードに切り替えることができる。従って、省電力化を図ることができる。
また、指示体制御部85は、本体部71が保持されたことを検出した場合に、タイマー時間Tを第1時間T1に設定し、本体部71が保持されたことを検出せず、且つ、第1操作スイッチ82が操作されたことを検出した場合、つまり、第1センサー81によるセンシングができていない場合に、タイマー時間Tを第1時間T1より長い第2時間T2に設定する。これにより、本体部71を保持しているにも拘らず頻繁に省電力モードに入ることを抑制できる。従って、使い勝手の向上に有利となる。なお、第1時間T1及び第2時間T2は、ユーザー等が自由に設定可能にしてもよい。
さらに、本体部71の保持が検出されずに第1操作スイッチ82の操作が検出される状況が複数回連続した場合に、タイマー時間Tを第2時間T2に設定し、本体部71の保持が検出される状況が複数回連続した場合に、タイマー時間Tを第1時間T1に設定するので、それぞれの状況が1回だけ偶発的に生じただけでタイマー時間Tが切り替わってしまうことを抑制できる。なお、第1時間T1又は第2時間T2に設定するために要する回数は、2回に限らず、3回以上としてもよい。或いは、複数回に限定せずに1回に設定してもよい。
また、第1センサー81は、本体部71の歪みを検出する歪みセンサーであるので、ユーザーにより本体部71が保持(把持を含む)されているか否かを高精度に検出できる。
また、この第1センサー81に、本体部71の加速度を検出する加速度センサーを用いた場合には、加速度センサーにより、本体部71を保持するユーザーの動きによって生じる加速度を検出でき、ユーザーにより本体部71が保持(把持を含む)されているか否かを高精度に検出できる。
また、この第1センサー81として、静電容量の変化を検出する静電センサーを用いることもできる。なお、静電センサーを用いる場合には、ユーザーが手袋を装着していると、本体部71の保持を検出しにくくなるが、第1操作スイッチ82を操作することによって動作モードの切り替えを行うことが可能である。
さらに、第1センサー81が、上記の歪みセンサー及び加速度センサー等の複数のセンサーを有してもよい。これにより、本体部71が保持されているか否かの検出精度を高めやすくなる。
また、指示体70は、外部の機器であるプロジェクター10に赤外線信号(無線信号)を送信する発光部86(送信部)を備え、動作モードが通常動作モードに切り替えられた場合に、発光部86が赤外線信号を送信可能となる。これにより、通常動作モードの場合に、プロジェクター10に赤外線信号を送信し、指示体70の位置検出や識別が可能になる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態において、図4に示す指示体70の構成は機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。例えば、上記実施形態では、指示体70の指示体制御部85が、指示操作されているか否かを検出する第2検出部として機能する回路部(検出回路部85Aの一部)を備える場合を説明したが、この回路部が、指示体制御部85と別体であってもよい。
上述した実施形態では、第1センサー81の検出結果と、第1操作スイッチ82の検出結果とに基づいて動作モードを切り替えたり、通常動作モードから省電力モードに切り替える時間を変更したりしているが、第1操作スイッチ82の検出結果の代わりに、第2操作スイッチ83の検出結果に基づくようにしてもよいし、第1操作スイッチ82と第2操作スイッチ83の双方の検出結果に基づくようにしてもよい。つまり、省電力モードでは、本体71の保持が検出されずに第1操作スイッチ82又は第2操作スイッチ83の操作が検出された場合にタイマー時間Tを第2時間T2に設定して通常動作モードに切り替え、通常動作モードでは、本体71の保持が検出されずに第1操作スイッチ82又は第2操作スイッチ83の操作が検出される状況が2回連続した場合に、タイマー時間Tを第2時間T2に設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、指示体70がペン型の場合を例示したが、ペン型に限らず、その形状やサイズは特に制限されない。また、上記実施形態においてハードウェアで実現される機能の一部または全てをソフトウェアで実現してもよい。
また、上記実施形態では、プロジェクションシステム1に使用される指示体70に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らない。要は、使用時にユーザーが保持する本体部71を有し、動作モードを、使用時に適した第1動作モード(通常動作モードに限定されず)と、電力消費を抑えた第2動作モードである省電力モードとに切り替え可能な電子デバイスに、本発明を広く適用できる。
指示体70以外の電子デバイスは、例えば、ユーザーが保持(把持を含む)して使用するリモートコントローラー、及びデジタルカメラ等の携帯型機器である。
1…プロジェクションシステム、10…プロジェクター、70…指示体(電子デバイス)、71…本体部、72…先端部、81…第1センサー(第1検出部)、82…第1操作スイッチ(操作部)、83…第2操作スイッチ、85…指示体制御部(制御部)、85A…検出回路部(第2検出部)、86…発光部(送信部)、87…受光部、88…インジケーター部、89…電源制御部、90…バッテリー、SC…スクリーン。

Claims (7)

  1. ユーザーにより保持される本体部を有する電子デバイスであって、
    本体部の歪みを検知する歪みセンサーと、
    スイッチと、
    前記本体部が静止してからの時間と、前記スイッチが操作されてからの時間と、を計る時計と、
    を備え、
    前記スイッチが操作された時に前記本体部が歪んでおらず、その後前記スイッチが操作されず、前記本体部に一時的に歪みが生じたあと、前記歪みがなくなった第1の場合における、前記歪みからモードが切り替わるまでの時間をT1とし、
    前記スイッチが操作された時に前記本体部が歪んでおらず、その後前記スイッチが操作されず、前記本体部が歪まなかった第2の場合における、前記スイッチが操作されてからモードが切り替わるまでの時間をT2とすると、
    T1<T2である、
    ことを特徴とする電子デバイス。
  2. ユーザーにより保持される本体部を有する電子デバイスであって、
    本体部の動きを検知する動きセンサーと、
    スイッチと、
    前記本体部が静止してからの時間と、前記スイッチが操作されてからの時間と、を計る時計と、
    を備え、
    前記スイッチが操作された時に前記本体部が静止しており、その後前記スイッチが操作されず、前記本体部が所定の動きをしたあと、前記本体部が静止し続けた第1の場合における、前記所定の動きからモードが切り替わるまでの時間をT1とし、
    前記スイッチが操作された時に前記本体部が静止しており、その後前記スイッチが操作されず、前記本体部が静止し続けた第2の場合における、前記スイッチが操作されてからモードが切り替わるまでの時間をT2とすると、
    T1<T2である、
    ことを特徴とする電子デバイス。
  3. T1は、前記第1の場合における前記所定の動きから消費電力が低下するモード切り替えまでの時間である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子デバイス。
  4. T2は、前記第2の場合における前記スイッチが操作されてから消費電力が低下するモード切り替えまでの時間である、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電子デバイス。
  5. 前記スイッチが操作された時にユーザーから位置が指定されたものと判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子デバイス。
  6. 赤外光を発光する発光部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子デバイス。
  7. 前記本体部の各部に電力を供給する二次電池を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子デバイス。
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