JP2013182037A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができながら、装置本体内および装置本体外が現像剤で汚れることを抑制できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
カラープリンタ1では、廃トナー収容部31を備える現像ユニット16を、ドラムクリーナー23を保持するドラムユニット15が本体ケーシング2内に収容された状態において、本体ケーシング2に装着される装着位置から、本体ケーシング2から離脱される離脱位置に、感光ドラム21の軸線方向に沿って引き出し可能に構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、装置本体と、装置本体に着脱自在に装着されるカートリッジおよびドラムユニットとを備え、カートリッジが、未使用のトナーを収容する新トナーボックスを備え、ドラムユニットが、感光ドラム、感光ドラムの表面から廃トナーを除去して回収するドラムクリーニングユニット、および、廃トナーが収容される廃トナーボックスを一体的に備える画像形成装置が知られている。
そして、そのような画像形成装置では、画像形成の過程において、感光ドラムの表面に生じる廃トナーを、ドラムクリーニングユニットが回収し、廃トナーボックスに収容する。
しかるに、そのような廃トナーボックスは、ドラムユニットに一体的に備えられているので、ドラムユニットの交換と同時に交換される。そのため、廃トナーボックスは、ドラムユニット(感光ドラム)の寿命に対応する容量を確保する必要があり、廃トナーボックスの小型化を図るには限度がある。
一方、近年、設置場所の自由度の観点などから、画像形成装置の小型化がますます望まれている。そこで、廃トナーボックスの小型化が種々検討されている。例えば、カートリッジに、新トナーボックスと廃トナーボックスとを一体的に保持させる方法が提案されている。
このような提案によれば、廃トナーボックスは、カートリッジの交換と同時に交換されるので、ドラムユニットの寿命に対して、比較的短いカートリッジの寿命に対応する容量を確保すればよく、廃トナーボックスの小型化を図ることができる。
このようにカートリッジが廃トナーボックスを一体的に保持する場合、カートリッジおよびドラムユニットが装置本体に装着された状態において、ドラムクリーニングユニットと廃トナーボックスとは、感光ドラムの周方向に間隔を隔てて配置される。
そのため、このような画像形成装置では、ドラムクリーニングユニットにより回収された廃トナーを、ドラムクリーニングユニットから廃トナーボックスに搬送するための搬送手段が必要となる。
このような搬送手段を備える画像形成装置において、カートリッジおよびドラムユニットを装置本体に対して感光ドラムの軸線方向に沿って着脱可能に構成した場合、他の部材(例えば、感光ドラムを駆動させるための駆動ユニット)の効率的な配置を考慮すると、搬送手段は、カートリッジおよびドラムユニットに対して引き出し方向下流側に配置される。
そのような画像形成装置としては、例えば、画像形成装置本体と、画像形成装置本体に回転可能に支持される感光体と、画像形成装置本体に対して、感光体の軸線方向に沿って引き出し可能に装着される作像ユニットとを備え、作像ユニットが、感光体の表面から廃トナーを除去して回収するクリーニング装置と、クリーニング装置によって回収された廃トナーを収容する廃トナー収容装置と、未使用のトナーを収容する現像装置と、クリーニング装置および現像装置の引き出し方向下流側端部を連結し、廃トナーをクリーニング装置から廃トナー収容装置へ搬送するトナー搬送手段が内設された把手とを備える画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、そのような画像形成装置では、感光体が画像形成装置本体に支持された状態において、作像ユニット(クリーニング装置、廃トナー収容装置、現像装置および把手)が、画像形成装置本体に対して、感光体の軸線方向に沿って引き出され、交換される。
実開平4−104668号公報
しかるに、クリーニング装置は、一般に、感光体の表面から廃トナーを除去して回収するために感光体と接触している。そのため、クリーニング装置を感光体に対して移動させると、クリーニング装置、感光体、またはそれらの接触部分からトナーが落下する場合がある。
つまり、特許文献1に記載の画像形成装置では、感光体が画像形成装置本体に支持された状態において、作像ユニット、すなわち、クリーニング装置などが、画像形成装置本体から引き出されるので、感光体およびクリーニング装置からトナーが落下する場合がある。その結果、画像形成装置本体内および画像形成装置本体外がトナーで汚れる場合がある。
そこで、本発明の目的は、小型化を図ることができながら、装置本体内および装置本体外が現像剤で汚れることを抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、現像剤像を担持する感光ドラム、および、感光ドラムの表面から廃現像剤を除去して回収するドラムクリーニングユニットを保持し、装置本体に収容されるドラムユニットと、廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部を備え、感光ドラムに現像剤を供給するための現像ユニットと、ドラムクリーニングユニットから廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するための第1搬送部材と、を備えている。
現像ユニットは、ドラムユニットが装置本体に収容された状態において、装置本体に装着される装着位置から、感光ドラムの軸線方向に沿って引き出され、装置本体から離脱される離脱位置に移動可能であり、装着位置において、感光ドラムの周方向にドラムクリーニングユニットと間隔を隔てて配置されている。
第1搬送部材は、一端部が、廃現像剤収容部における現像ユニットの引き出し方向下流側に接続されることにより、現像ユニットと一体的に移動可能であり、現像ユニットが装着位置に位置された状態において、他端部がドラムクリーニングユニットにおける引き出し方向下流側端部に接続され、現像ユニットが離脱位置に位置された状態において、他端部とドラムクリーニングユニットとの接続が解除される。
このような構成によれば、装着位置から離脱位置に移動可能な現像ユニットが、廃現像剤収容部を備えているので、ドラムユニットが廃現像剤収容部を備えている場合と比較して、廃現像剤収容部の小型化を図ることができ、ひいては、画像形成装置の小型化を図ることができる。
また、現像ユニットは、感光ドラムおよびドラムクリーニングユニットを保持するドラムユニットが装置本体に収容された状態において、装着位置から離脱位置に移動可能であるので、現像ユニットを移動させても、ドラムクリーニングユニットは、感光ドラムに対して相対移動しない。
そのため、感光ドラムおよびドラムクリーニングユニットから現像剤が落下することを抑制でき、装置本体内および装置本体外が現像剤で汚れることを抑制できる。
従って、本発明の画像形成装置によれば、小型化を図ることができながら、装置本体内および装置本体外が現像剤で汚れることを抑制できる。
(2)また、第1搬送部材は、他端部が、軸線方向に沿って延びる係合部として形成されていてもよい。この場合、ドラムクリーニングユニットの引き出し方向下流側端部には、現像ユニットが装着位置に位置された状態において、係合部と係合され、現像ユニットが離脱位置に位置された状態において、係合部との係合が解除される被係合部が設けられる。
このような構成によれば、現像ユニットが装着位置に位置された状態において、第1搬送部材の係合部と、ドラムクリーニングユニットの被係合部とが係合されるので、第1搬送部材とドラムクリーニングユニットとを確実に接続できる。
また、現像ユニットが離脱位置に位置された状態においては、係合部と被係合部との係合が解除されるので、第1搬送部材とドラムクリーニングユニットとの接続を確実に解除できる。
(3)また、係合部は、開口部と、開口部を開閉可能なシャッタ部材とを有していてもよい。この場合、開口部は、係合部と被係合部との係合が解除された状態において、シャッタ部材により閉鎖される。
このような構成によれば、係合部と被係合部との係合が解除された状態において、開口部がシャッタ部材により閉鎖されるので、開口部から廃現像剤が漏れ出すことを抑制できる。そのため、装置本体内および装置本体外が廃現像剤で汚れることを抑制できる。
(4)また、感光ドラムと対向配置される無端状のベルトと、ベルト上から廃現像剤を除去して回収するベルトクリーニングユニットと、ベルトクリーニングユニットから廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するための第2搬送部材と、を備えていてもよい。この場合、第2搬送部材は、一端部が、廃現像剤収容部における引き出し方向上流側端部に接続され、他端部が、ベルトクリーニングユニットにおける引き出し方向上流側端部に接続されている。
このような構成によれば、ベルトクリーニングユニットにより、ベルト上から廃現像剤を除去・回収した後、その廃現像剤を、第2搬送部材を介して、廃現像剤収容部に収容することができる。
つまり、感光ドラムの表面から回収した廃現像剤と、ベルト上から回収した廃現像剤とを、共通の廃現像剤収容部に収容することができる。
そのため、ベルト上から回収した廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部を別途設ける場合と比較して、部品点数の低減を図ることができながら、画像形成装置の小型化を図ることができる。
また、第1搬送部材が、廃現像剤収容部およびドラムクリーニングユニットに対して、現像ユニットの引き出し方向下流側に配置され、第2搬送部材が、廃現像剤収容部およびドラムクリーニングユニットに対して、現像ユニットの引き出し方向上流側に配置されているので、第1搬送部材および第2搬送部材の効率的な配置を確保することができる。
従って、部品点数の低減を図ることができるとともに、画像形成装置の小型化を図ることができ、さらには、第1搬送部材および第2搬送部材の効率的な配置を確保することができる。
(5)また、感光ドラムは、複数色に対応して複数設けられ、軸線方向と直交する方向に互いに間隔を隔てて並列配置されていてもよい。この場合、ベルトは、複数の感光ドラムの上側に配置され、現像ユニットは、複数の感光ドラムのそれぞれに対応して複数設けられ、装着位置に位置された状態において、対応する感光ドラムの下側に配置されている。
このような構成によれば、複数の現像ユニットが、対応する感光ドラムに、複数色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のそれぞれに対応する現像剤を供給することで、フルカラーの画像を形成することができる。
また、感光ドラムおよびベルトの下側に、現像ユニットが配置されているので、ドラムクリーニングユニットおよびベルトクリーニングユニットが、廃現像剤収容部よりも上方に配置されている。
そのため、第1搬送部材および第2搬送部材により、廃現像剤を廃現像剤収容部に向けて搬送する場合、重力を利用することができ、廃現像剤を安定して、廃現像剤収容部に搬送することができる。
本発明の画像形成装置では、小型化を図ることができながら、装置本体内および装置本体外が現像剤で汚れることを抑制できる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのカラープリンタを示す断面図である。 図1に示すカラープリンタのA−A断面図である。 図1に示すドラムユニットであって、(a)は、ドラムユニットの断面図を示し、(b)は、ドラムユニットの正面図を示す。 図3(a)に示すドラムユニットのB−B断面図であって、(a)は、ドラムユニット側シャッタが閉位置に配置されている状態を示し、(b)は、ドラムユニット側シャッタが開位置に配置されている状態を示す。 図1に示す現像ユニットが、本体ケーシングから引き出された状態を示す。 図1に示す現像ユニットの右面図であって、(a)は、ブラック現像ユニットの右面図を示し、(b)は、現像器を除いた状態におけるブラック現像ユニットの右面図を示し、(c)は、現像器を除いた状態における他の現像ユニット(イエロー現像ユニット、マゼンタ現像ユニットおよびシアン現像ユニット)の右面図を示す。 図1に示す現像ユニットの背面図であって、(a)は、ブラック現像ユニットの背面図を示し、(b)は、他の現像ユニット(イエロー現像ユニット、マゼンタ現像ユニットおよびシアン現像ユニット)の背面図を示す。
1.カラープリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、横置きタイプの中間転写型カラープリンタである。
また、カラープリンタ1は、装置本体の一例としての本体ケーシング2と、本体ケーシング2の上側に設けられ、原稿の画像情報を読み取るフラットベッドスキャナ3とを一体的に備える複合機である。
カラープリンタ1は、本体ケーシング2内において、用紙Pを給紙するための給紙部4と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、図1および図2に示すように、給紙部4および画像形成部5を収容するボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の一方側壁には、本体開口部8(図2参照)が形成されており、フロントカバー6(図2参照)が、その下端部を支点として、本体開口部8を閉鎖する閉位置(図2参照)と、本体開口部8を開放する開位置(図5参照)とに揺動(移動)可能に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー6が設けられる側(図2における紙面左側)を前側とし、その反対側(図2における紙面右側)を後側とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。
すなわち、図1において、紙面左側が左側であり、紙面右側が右側である。また、紙面手前側が前側であり、紙面奥側が後側である。
(2)給紙部
給紙部4は、用紙Pを収容する給紙トレイ7を備えている。給紙トレイ7は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。
給紙トレイ7に収容されている用紙Pは、ピックアップローラ9の回転により、給紙ローラ10と給紙パッド11との間に送られ、給紙ローラ10の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Pは、給紙ローラ10の回転により、給紙ローラ10と各ピンチローラ12との間を順次通過するように、上方の両レジストローラ13間に向けて給紙され、レジストローラ13の回転により、所定のタイミングで、画像形成部5(中間転写ベルト38(後述)と二次転写ローラ35(後述)との間)に供給される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、給紙部4の上側に配置されており、プロセスユニット14、転写ユニット18および定着ユニット19を備えている。
(3−1)プロセスユニット
プロセスユニット14は、給紙トレイ7の上側に配置され、ドラムユニット15と、現像ユニット16と、複数(4つ)のLEDユニット17とを備えている。
(3−1−1)ドラムユニット
ドラムユニット15は、プロセスユニット14の上端部に配置されており、感光ドラム21と、帯電ローラ22と、ドラムクリーニングユニットの一例としてのドラムクリーナー23とを一体的に保持している。
感光ドラム21は、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
帯電ローラ22は、4つの感光ドラム21のそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラム21の右下側において、感光ドラム21と対向して接触するように配置されている。
ドラムクリーナー23は、4つの感光ドラム21のそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラム21の右側に配置されている。
(3−1−2)現像ユニット
現像ユニット16は、複数(4つ)感光ドラムのそれぞれに対応して、複数(4つ)設けられる。また、現像ユニット16は、詳しくは後述するが、本体ケーシング2に装着される装着位置と、本体ケーシング2から離脱される離脱位置とに、前後方向に沿ってスライド可能に設けられている。
複数の現像ユニット16のそれぞれは、装着位置に位置された状態において、対応する感光ドラム21の下側に配置されており、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。具体的には、左側から右側に向かって、ブラック現像ユニット16K、イエロー現像ユニット16Y、マゼンタ現像ユニット16Mおよびシアン現像ユニット16Cが、順次配置されている。
また、現像ユニット16は、詳しくは後述するが、現像器24と、ユニットフレーム25とを備えている。
現像器24は、ユニットフレーム25内に収容され、現像ローラ26を備えている。
現像ローラ26は、現像器24の上端において、上側(右上側)から露出されるように回転可能に支持されており、感光ドラム21に対して左下側から接触されている。
なお、現像器24は、現像ローラ26にトナーを供給する供給ローラ27、現像ローラ26に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード28を備えている。また、現像器24は、供給ローラ27の下側において、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応する現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部29を備えている。
(3−1−3)LEDユニット
複数のLEDユニット17のそれぞれは、対応する現像ユニット16の右側に配置され、対応する感光ドラム21に下方から対向するように、本体ケーシング2に支持されている。LEDユニット17は、所定の画像データに基づいて、対応する感光ドラム21の表面を露光する。
(3−2)転写ユニット
転写ユニット18は、プロセスユニット14の上方に配置され、ベルトユニット34と二次転写ローラ35とを備えている。
ベルトユニット34は、4つの感光ドラム21のそれぞれに上側から対向するように、左右方向に沿って配置されている。
ベルトユニット34は、駆動ローラ36、従動ローラ37、無端状のベルトの一例としての中間転写ベルト38、複数(4つ)の一次転写ローラ39、および、ベルトクリーニングユニットの一例としてのベルトクリーナー40を備えている。
駆動ローラ36および従動ローラ37は、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。
中間転写ベルト38は、その下側部分が4つの感光ドラム21のそれぞれに対向接触されるように、感光ドラム21の上方に配置され、駆動ローラ36および従動ローラ37の周りに掛け渡されている。また、中間転写ベルト38は、駆動ローラ36の駆動および従動ローラ37の従動により、感光ドラム21と接触する下側部分が左側から右側に向かって移動するように、周回移動されている。
複数の一次転写ローラ39のそれぞれは、対応する感光ドラム21と、中間転写ベルト38の下側部分を挟んで対向するように設けられている。
ベルトクリーナー40は、中間転写ベルト38の左端部上側に配置されており、詳しくは後述するが、ベルトクリーニングローラ72と、対向ローラ73とを備えている。
ベルトクリーニングローラ72は、対向ローラ73と、中間転写ベルト38を挟んで上下方向に対向するように、中間転写ベルト38の上側に設けられている。
二次転写ローラ35は、駆動ローラ36と、中間転写ベルト38を挟んで対向するように、ベルトユニット34の右方に設けられている。
(3−3)定着ユニット
定着ユニット19は、二次転写ローラ35の左上方に配置され、加熱ローラ41、および、加熱ローラ41に対して右上側から圧接される加圧ローラ42を備えている。
(3−4)画像形成動作
(3−4−1)現像動作
現像器24内のトナーは、供給ローラ27に供給され、さらに、現像ローラ26に供給される。
現像ローラ26に供給されたトナーは、現像ローラ26の回転に伴って、層厚規制ブレード28によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ26の表面に担持される。
一方、感光ドラム21の表面は、感光ドラム21の回転に伴って、帯電ローラ22により一様に正帯電された後、LEDユニット17により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム21の表面に形成される。
感光ドラム21がさらに回転すると、現像ローラ26の表面に担持されるトナーが、感光ドラム21の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム21の静電潜像は可視像化され、感光ドラム21の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−4−2)転写・定着動作
感光ドラム21の表面に担持されたトナー像は、左側から右側へ移動される中間転写ベルト38の下側部分に順次、一次転写される。これにより、中間転写ベルト38にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト38に形成されたカラー画像は、中間転写ベルト38が二次転写ローラ35との対向位置を通過する間に、給紙部4から供給される用紙Pに、二次転写される。
そして、用紙Pに転写されたカラー画像は、定着ユニット19において、用紙Pが加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
定着ユニット19においてトナー像が定着された用紙Pは、排紙ローラ44によって、本体ケーシング2の上面に形成される排紙トレイ45上に排紙される。
(5)フラットベッドスキャナ
フラットベッドスキャナ3は、排紙トレイ45の上方に設けられている。フラットベッドスキャナ3では、原稿が、押えカバー47とガラス面48との間に配置された後、CCDセンサ49がスライドすることにより、原稿の画像情報が読み取られる。
そして、読み取られた原稿の画像情報に基づいて、画像形成部5において、上記したように、用紙Pに画像を形成することができる。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図2に示すように、カラープリンタ1の外形を構成する外側ケーシング80と、外側ケーシング80の内側に設けられる内側ケーシング81とを備えている。
外側ケーシング80は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、前端部において、フロントカバー6を備えている。
内側ケーシング81は、側面視略矩形状の略ボックス形状に形成されている。また、内側ケーシング81は、給紙部4(図1参照)および画像形成部5を収容可能な上下方向長さおよび左右方向長さを有し、後側において外側ケーシング80と間隔を隔てるように、外側ケーシング80内に前側に詰めるように収容されている。
また、内側ケーシング81の内部空間は、隔壁111により区画されている。
隔壁111は、略平板形状に形成され、上下方向における給紙トレイ7と現像ユニット16との間に設けられ、内側ケーシング81の内部空間を、上側のユニット収容空間115と下側の給紙トレイ収容空間116とに区画している。
また、隔壁111の上面には、保持部材20が設けられている。
保持部材20は、図1および図2に示すように、4つの現像ユニット16のそれぞれに対応するように、4つ設けられている。
保持部材20は、図2に示すように、正面視略U字形状かつ前後方向に延びる略トレイ状に形成され、上方および前方が開放されている。保持部材20は、その内面が、ユニットフレーム25の下端部の外形に沿うように形成され、その内寸(左右方向長さおよび前後方向長さ)が、ユニットフレーム25の外寸(左右方向長さおよび前後方向長さ)と略同じ長さに形成されている。
詳しくは、保持部材20は、図1に示すように、その左壁の上下方向長さが、右壁の上下方向長さよりも長く形成されており、左壁と下壁との連結部分における内側面が、廃トナー収容部31の下端部の外形に沿う正面視略円弧形状に形成されている。
3.ドラムユニットの詳細
(1)ドラムフレーム
ドラムユニット15は、図2に示すように、前後方向に間隔を隔てて対向配置される1対のドラムフレーム51を備えている。
ドラムフレーム51は、図3(a)および図3(b)に示すように、左右方向に長手の略平板形状に形成され、その下側部分には、ユニット溝52が形成されている。
ユニット溝52は、前後方向に投影したときに、現像ユニット16の現像器24の上端部と重なる部分が、切り欠かれて形成されている(図1参照)。
具体的には、ブラック現像ユニット16Kに対応するユニット溝52は、ドラムフレーム51の左端縁における上下方向中央から右方へ向かって延びた後、右方に向かうに従って下方に傾斜するように、切り欠かれて形成されている。
また、その他の現像ユニット16Y、M、C(イエロー現像ユニット16Y、マゼンタ現像ユニット16Mおよびシアン現像ユニット16C)に対応するユニット溝52は、ドラムフレーム51の下端縁から上方に向かって切り欠かれるように、下方に向かって開放された略U字形状に形成されている。
また、1対のドラムフレーム51のうち、前側のドラムフレーム51には、図3(b)に示すように、複数(4つ)の挿通口53が、複数のドラム側受入筒56(後述)に対応するように、互いに左右方向に間隔を隔てて形成されている。
挿通口53は、前後方向に投影したときに、ドラム側受入筒56(後述)と重なる部分に形成されており、ドラムフレーム51を前後方向に貫通する正面視略円形状に形成されている。挿通口53の穴径は、ドラムパイプ側シャッタ101(後述)の外径よりも僅かに大径に形成されている。
また、1対のドラムフレーム51間において、感光ドラム21と、帯電ローラ22と、ドラムクリーナー23とが支持されている。
感光ドラム21は、図4(a)に示すように、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれドラムフレーム51に回転可能に支持されている。
また、感光ドラム21の後端部には、駆動入力部としてのドラムギヤ181が設けられている。ドラムギヤ181は、本体ケーシング2に設けられる駆動手段(図示せず)に連結されており、駆動手段(図示せず)から、感光ドラム21を回転駆動させるための駆動力が入力される。
帯電ローラ22は、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれドラムフレーム51(後述)に回転可能に支持されている。
(2)ドラムクリーナー
ドラムクリーナー23は、図3(a)に示すように、ドラム廃トナー貯留部54と、クリーニングブレード55とを備えている。
ドラム廃トナー貯留部54は、図3(a)および図4(a)に示すように、上下方向に長手の正面視略矩形状に形成され、前後方向に延びる略ボックス形状に形成されている。また、ドラム廃トナー貯留部54の下壁は、第1オーガスクリュー58(後述)の回転軌跡に沿うように、下方に向かって膨出する正面視略半円弧形状に形成されている。
ドラム廃トナー貯留部54には、左壁に開口部57が形成され(図3(a)参照)、下壁にドラム廃トナー排出口62が形成されている(図4(a)参照)。
開口部57は、図3(a)に示すように、ドラム廃トナー貯留部54の左壁において、左右方向に貫通形成されている。
ドラム廃トナー排出口62は、図4(a)に示すように、ドラム廃トナー貯留部54の下壁における前端部において、ドラム廃トナー貯留部54とドラム側受入筒56(後述)とを連通させるように、上下方向に貫通形成されている。
また、ドラム廃トナー貯留部54内には、第1オーガスクリュー58が設けられている。
第1オーガスクリュー58は、前後方向に延びるように形成され、ドラム廃トナー貯留部54の下壁に沿って配置されている(図3(a)参照)。第1オーガスクリュー58は、その前端部が、ドラム廃トナー貯留部54の前壁に回転可能に支持され、その後端部が、ドラム廃トナー貯留部54の後壁に回転可能に支持されている。
また、ドラム廃トナー貯留部54には、前側固定部59と、後側固定部60と、被係合部の一例としてのドラム側受入筒56とが一体的に設けられている。
前側固定部59は、正面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、ドラム廃トナー貯留部54の前壁に設けられている。前側固定部59の上下方向長さは、ドラム廃トナー貯留部54の上下方向長さよりも短く形成されている。
後側固定部60は、正面視略矩形状の略ボックス形状に形成されており、ドラム廃トナー貯留部54の後壁に設けられている。後側固定部60の上下方向長さは、ドラム廃トナー貯留部54の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
ドラム側受入筒56は、前後方向に延び、後端部が閉鎖された略円筒形状に形成されており、その上側部分において、ドラム廃トナー貯留部54における下壁の前端部に連続されている。また、ドラム側受入筒56の内径は、ドラム側係合部99(後述)の外径と略同径に形成されている。
また、ドラム側受入筒56は、ドラムユニット側シャッタ63を備えている。
ドラムユニット側シャッタ63は、前端部が閉鎖された略円筒形状に形成されており、ドラム側受入筒56内に収容されている。ドラムユニット側シャッタ63の外径は、ドラム側受入筒56の内径と略同径に形成されている。そして、ドラムユニット側シャッタ63は、ドラム側受入筒56内において、ドラム廃トナー排出口62を開放するようにドラム側受入筒56の後端部に配置される開位置(図4(b)参照)と、ドラム廃トナー排出口62を閉鎖するようにドラム側受入筒56の前端部に配置される閉位置(図4(a)参照)とにスライド可能に設けられている。
そして、ドラム側受入筒56の後壁とドラムユニット側シャッタ63の前壁との間には、圧縮ばね64が介在されており、圧縮ばね64によって、ドラムユニット側シャッタ63は、常には、前側へ向かって付勢され、閉位置(図4(a)参照)に配置されている。
クリーニングブレード55は、図3(a)に示すように、上下方向に延びる略平板形状に形成され、その上端部(遊端部)が感光ドラム21に右側から接触されるように、その下端部(基端部)が、ドラム廃トナー貯留部54の左壁における開口部57の左側周縁部に固定されている。
そして、ドラムクリーナー23は、図4(a)に示すように、前側固定部59の前端部が前側のドラムフレーム51に、後側固定部60の後端部が後側のドラムフレーム51に固定されることにより、ドラムフレーム51に保持されている。
4.ベルトユニットの詳細
(1)ベルトクリーナー
ベルトクリーナー40は、図2に示すように、ベルトクリーナーフレーム50を備えている。
ベルトクリーナーフレーム50は、上方に向かって開放される側面視略コ字状に形成され、前後方向に間隔を隔てて対向配置される1対の側壁66と、1対の側壁66の下端部間を架設する被覆壁67とを備えている。
側壁66は、図1に示すように、左右方向に長手の略平板形状に形成されている。
1対の側壁66間において、ベルト廃トナー回収部65と、ベルト廃トナー貯留部68とが保持されている。
ベルト廃トナー回収部65は、ベルトクリーニングローラ72および中継ローラ74を備えている。
ベルトクリーニングローラ72は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、その前後両端部が、それぞれ1対の側壁66に回転可能に支持されている。なお、被覆壁67は、ベルトクリーニングローラ72の下側部分を露出させるように切り欠かれており、ベルトクリーニングローラ72は、対向ローラ73と、中間転写ベルト38を挟んで上下方向に対向するように配置されている。
中継ローラ74は、ベルトクリーニングローラ72に左側から接触するように、ベルトクリーニングローラ72の左側に配置されている。また、中継ローラ74は、図2に示すように、前後方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前後両端部が、それぞれ1対の側壁66に回転可能に支持されている。
ベルト廃トナー貯留部68は、前後方向に延び、その前後両端部が、それぞれ1対の側壁66により閉鎖される略ボックス形状に形成されている(図1参照)。
また、ベルト廃トナー貯留部68には、図1に示すように、右壁における下側部分に、開口部69が左右方向に貫通形成されている。
また、ベルト廃トナー貯留部68内には、第2オーガスクリュー71が設けられている。第2オーガスクリュー71は、図5に示すように、前後方向に延びるように形成され、その前端部が、前側の側壁66に回転可能に支持され、その後端部が、後側の側壁66に回転可能に支持されている。
また、ベルト廃トナー貯留部68には、図1に示すように、掻き取りブレード75が設けられている。掻き取りブレード75は、上下方向に延びる略平板形状に形成され、その下端部(遊端部)が中継ローラ74に左側から接触されるように、その上端部(基端部)が、ベルト廃トナー貯留部68の右壁における開口部69の右側周縁部に固定されている。
また、ベルト廃トナー貯留部68には、第2搬送部材の一例としてのベルト廃トナー搬送パイプ70が連結されている。
ベルト廃トナー搬送パイプ70は、図5に示すように、略パイプ状に形成されており、その内部には、略コイルばね形状のスクリュー82が収容されている。また、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、上下両端部が前側に屈曲する側面視略コ字状に形成され、ベルト側連結部76と、途中部77と、現像側係合部78とから一体形成されている。
ベルト側連結部76は、ベルト廃トナー搬送パイプ70の上端部であって、前後方向に延び、その前端部が、第2オーガスクリュー71と中心軸線を共有するとともに、ベルト廃トナー貯留部68内に連通されるように、後側の側壁66に固定され、その後端部が、内側ケーシング81の後壁を貫通するように延びている。
途中部77は、ベルト側連結部76の後端部から下方に向かって屈曲し、詳しくは、図1に示すように、ベルト側連結部76の後端部から左方に向かうに従って下方に傾斜した後、屈曲して、下方へ向かって延びている。すなわち、途中部77は、前後方向に投影したときに、複数(4つ)の感光ドラム21のうち、最も左側の感光ドラム21の投影面から退避するように正面視略L字状に屈曲している。
また、途中部77は、図5に示すように、外側ケーシング80の後壁と内側ケーシング81の後壁との間に配置されている。
現像側係合部78は、ベルト廃トナー搬送パイプ70の下端部であって、途中部77の下端部から前方に向かって屈曲し、内側ケーシング81の後壁を貫通するように延びている。
また、現像側係合部78には、ベルト廃トナー排出口79が形成されている。ベルト廃トナー排出口79は、現像側係合部78の下側部分における前端部において、上下方向に貫通形成されている。
また、現像側係合部78は、ベルトパイプ側シャッタ83を備えている。
ベルトパイプ側シャッタ83は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、現像側係合部78に外側から嵌合している。また、ベルトパイプ側シャッタ83の内径は、現像側係合部78の外径と略同径(僅かに大径)に形成されている。そして、ベルトパイプ側シャッタ83は、ベルト廃トナー排出口79を開放するように現像側係合部78の後端部に配置される開位置(図2参照)と、ベルト廃トナー排出口79を閉鎖するように現像側係合部78の前端部に配置される閉位置(図5参照)とにスライド可能に設けられている。つまり、ベルトパイプ側シャッタ83は、ベルト廃トナー排出口79を開閉可能である。
そして、ベルトパイプ側シャッタ83の後端部と内側ケーシング81の後壁との間には、圧縮ばね84が介在されており、圧縮ばね84によって、ベルトパイプ側シャッタ83は、常には、前側へ向かって付勢され、閉位置(図5参照)に配置されている。
5.現像ユニットの詳細
(1)ユニットフレーム
ユニットフレーム25は、図1に示すように、正面視略矩形状に形成され、その右側部分が現像器収容部32として区画され、その左側部分が、廃現像剤収容部の一例としての廃トナー収容部31として区画されている。
(1−1)現像器収容部
現像器収容部32は、図6(a)に示すように、現像器24を収容可能な前後方向長さに形成されている。また、現像器収容部32は、図6(b)に示すように、上方に向かって開放される略コ字形状に形成され、前後方向に間隔を隔てて対向配置される前壁105および後壁106と、それらの下端部間に架設される下壁104とを備えている。
前壁105および後壁106は、図7(a)および図7(b)に示すように、背面視略矩形状の略平板形状に形成されている。
前壁105および後壁106のそれぞれには、ガイド穴107が形成されている。
ガイド穴107は、現像器24のボス88(後述)に対応する部分に形成され、上下方向に間隔を隔てて2つ形成されている。ガイド穴107は、背面視略楕円状に形成され、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向(図1参照)に沿って延びるように形成されている。ガイド穴107は、その長径が、対応するボス88(後述)の外径に対して、略1.5倍の長さに形成され、その短径が、対応するボス88(後述)の外径と略同径に形成されている。
また、前壁105には、図6(a)〜図6(c)に示すように、現像ユニット16を本体ケーシング2に対して着脱するための把持部120が形成されている。
把持部120は、前壁105の前面における下端部から前方に向かって延びる側面視略矩形状に形成されている。
下壁104には、図1に示すように、ばね支持部108が設けられている。
ばね支持部108は、前後方向に延びる正面視略三角形状に形成されている。ばね支持部108は、下壁104の左端部に設けられ、現像器24が現像器収容部32に収容された状態において、トナー収容部29の外側面と対向する上面が、湾曲面110として形成されている。湾曲面110は、左方に向かうに従って上方に湾曲する正面視略円弧形状に形成されている。
また、ばね支持部108には、コイルばね109が設けられている。
コイルばね109は、図6(b)に示すように、空心コイル状に形成され、その軸線方向が、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向(図1参照)と略平行となるように、湾曲面110の前後両端部にそれぞれ固定されている。
また、現像器収容部32には、図6(a)に示すように、現像器24が収容されている。
現像器24は、前後方向に延びる中空筒形状に形成され(図1参照)、その前端部が前壁86に、その後端部が後壁87により、それぞれ閉鎖されている。
なお、本実施形態では、前壁86および後壁87に関する構成は、それぞれ同様である。そこで、以下の説明において、後壁87を詳細に説明し、前壁86についての説明を省略する。
後壁87には、ボス88が設けられている。
ボス88は、図6(a)および図7(a)に示すように、後壁87から後方に向かって突出する略円筒形状に形成され、後壁87の左側部分において、上下方向に間隔を隔てて2つ設けられている。また、上側のボス88は、図7(a)に示すように、下側のボス88よりも、大径に形成されている。
そして、現像器24は、図6(a)に示すように、ボス88が対応するガイド穴107に内側から挿通されるように、現像器収容部32内に収容されている。これにより、現像器24は、ボス88が対応するガイド穴107に案内されることにより、感光ドラム21と現像ローラ26との対向方向(図1参照)に沿って、相対移動可能に現像器収容部32に収容されている。
また、コイルばね109は、図1に示すように、ばね支持部108と、現像器24のトナー収容部29の外側面との間に配置されている。
(1−2)廃トナー収容部
廃トナー収容部31は、上下方向に長手の正面視略矩形状の略ボックス形状に形成され、現像器収容部32の左端部に連結されている。
廃トナー収容部31内には、図6(b)および図6(c)に示すように、第3オーガスクリュー89を備えている。
第3オーガスクリュー89は、前後方向に延び、廃トナー収容部31の上側部分に配置されており(図1参照)、その前端部において、廃トナー収容部31の前壁に回転可能に支持され、その後端部において、廃トナー収容部31の後壁に回転可能に支持されている。また、第3オーガスクリュー89の後端部は、廃トナー収容部31の後壁を貫通しており、その貫通部分には、カップリング95が相対回転不能に保持されている。
なお、図6(b)に示すように、ブラック現像ユニット16Kにおける第3オーガスクリュー89は、前側半分と後側半分とで、螺旋状の巻き方向が逆となるように形成されている。一方、その他の現像ユニット16Y、M、C(イエロー現像ユニット16Y、マゼンタ現像ユニット16Mおよびシアン現像ユニット16C)における第3オーガスクリュー89は、図6(c)に示すように、螺旋状の巻き方向が同一方向となるように形成されている。
また、ブラック現像ユニット16Kにおける廃トナー収容部31(以下、廃トナー収容部31Kとする。)は、図6(b)に示すように、挿入口112と、現像側受入筒90とを有している。
挿入口112は、廃トナー収容部31Kの後壁における上端部において、前後方向に貫通形成されている。挿入口112の穴径は、現像側係合部78の外径と略同径(僅かに大径)に形成されている。
現像側受入筒90は、挿入口112の周端部から前方に向かって延びる略円筒形状に形成され、その前端部が閉鎖されている。つまり、現像側受入筒90は、廃トナー収容部31K内に配置されている。
また、現像側受入筒90には、その下側部分に、ベルト廃トナー受入口92が形成されている。
ベルト廃トナー受入口92は、現像側受入筒90の下側部分の後端部において、廃トナー収容部31Kと現像側受入筒90とを連通するように、上下方向に貫通形成されている。
また、現像側受入筒90は、現像側シャッタ91を備えている。
現像側シャッタ91は、前後方向に延び、後端部が閉鎖された略円筒形状に形成されており、現像側受入筒90内に収容されている。現像側シャッタ91の外径は、現像側受入筒90の内径と略同径に形成されている。そして、現像側シャッタ91は、現像側受入筒90内において、ベルト廃トナー受入口92を開放するように現像側受入筒90の前端部に配置される開位置(図2参照)と、ベルト廃トナー受入口92を閉鎖するように現像側受入筒90の後端部に配置される閉位置(図6(b)参照)とにスライド可能に設けられている。
そして、現像側受入筒90の前壁と現像側シャッタ91の後壁との間には、圧縮ばね93が介在されており、圧縮ばね93によって、現像側シャッタ91は、常には、後側へ向かって付勢され、閉位置(図6(b)参照)に配置されている。
また、廃トナー収容部31には、第1搬送部材の一例としてのドラム廃トナー搬送パイプ96が連結されている。
ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図2および図6(a)〜図6(c)に示すように、略パイプ状に形成されており、その内部には、略コイルばね形状のスクリュー94が収容されている(図1参照)。なお、図2は、図1に示すカラープリンタのA−A断面図であるが、説明の便宜上、図2にはドラム廃トナー搬送パイプ96の全体が記載されている。
また、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図6(a)に示すように、前後両端部が後側に向かって屈曲する平面視略コ字状に形成され、収容部側連結部97と、途中部98と、係合部の一例としてのドラム側係合部99とから一体形成されている(図2参照)。
収容部側連結部97は、ドラム廃トナー搬送パイプ96の左端部であって、前後方向に延び、その後端部が、第3オーガスクリュー89と中心軸線を共有するとともに、廃トナー収容部31内に連通されるように、廃トナー収容部31の前壁に固定されている。これにより、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、現像ユニット16と一体的に移動可能である。
途中部98は、収容部側連結部97の前端部から右方に向かって屈曲し、右方に向かうに従って上方に傾斜するように延びている(図1参照)。
ドラム側係合部99は、途中部98の右端部から後方に向かって屈曲して延びている。また、ドラム側係合部99には、開口部の一例としてのドラム廃トナー受入口100が形成されている。
ドラム廃トナー受入口100は、ドラム側係合部99の上側部分における後端部において、上下方向に貫通形成されている。
また、ドラム側係合部99は、鍔部102と、シャッタ部材の一例としてのドラムパイプ側シャッタ101とを備えている。
鍔部102は、ドラム側係合部99の前側部分の外周面に設けられ、ドラム側係合部99の径方向外方へ広がる略円環板状に形成されている。
ドラムパイプ側シャッタ101は、前後方向に延びる略円筒形状に形成され、ドラム側係合部99に外側から嵌合されている。また、ドラムパイプ側シャッタ101の内径は、ドラム側係合部99の外径と略同径(僅かに大径)に形成されている。そして、ドラムパイプ側シャッタ101は、ドラム廃トナー受入口100を開放するようにドラム側係合部99の前端部に配置される開位置(図4(b)参照)と、ドラム廃トナー受入口100を閉鎖するようにドラム側係合部99の後端部に配置される閉位置(図6(a)参照)とにスライド可能に設けられている。つまり、ドラムパイプ側シャッタ101は、ドラム廃トナー受入口100を開閉可能である。
そして、ドラムパイプ側シャッタ101の前端部と鍔部102の前側面との間には、圧縮ばね103が介在されており、圧縮ばね103によって、ドラムパイプ側シャッタ101は、常には、後側へ向かって付勢され、閉位置(図6(a)参照)に配置されている。
6.本体ケーシングに対する現像ユニットの着脱動作
次に、本体ケーシング2に対する現像ユニット16の着脱動作について説明する。
現像ユニット16を本体ケーシング2に対して装着するには、図5に示すように、まず、フロントカバー6を開位置に位置させて、ユニット収容空間115に向かって、把持部120を把持して、現像ユニット16を前側から挿入する。
そうすると、現像ユニット16のユニットフレーム25の下端部が、保持部材20に対して前側から挿入される。つまり、保持部材20は、ユニットフレーム25を下側から支えるように配置されており、現像ユニット16は、保持部材20にガイドされて、前後方向に沿って移動される。このとき、現像器24は、対応するユニット溝52を通過する。
さらに、現像ユニット16を、本体ケーシング2に対して、後方に移動させると、図4(b)に示すように、ドラムパイプ側シャッタ101が挿通口53を前側から通過し、ドラムパイプ側シャッタ101の後端部における上側部分が、ドラム廃トナー貯留部54の前端部下側と当接されるとともに、ドラム側係合部99の後端部がドラムユニット側シャッタ63の前端部と当接される。
そして、現像ユニット16がさらに後方へ移動されると、ドラムパイプ側シャッタ101は、ドラム廃トナー貯留部54により、圧縮ばね103の付勢力に抗して、前方へ押圧されて、開位置に配置される。
このとき、ドラム側係合部99は、ドラム廃トナー排出口62とドラム廃トナー受入口100とが上下方向に対向する位置まで、ドラム側受入筒56内に挿入される。つまり、ドラム側係合部99が、ドラム側受入筒56内に嵌合(係合)される。
これにより、ドラムパイプ側シャッタ101およびドラムユニット側シャッタ63が開位置に配置されるとともに、ドラム廃トナー排出口62とドラム廃トナー受入口100とが上下方向に対向され、互いに連通される。
つまり、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図1に示すように、左端部(収容部側連結部97の後端部)が、廃トナー収容部31の前端部に接続され、右端部(ドラム側係合部99の後端部)が、ドラム廃トナー貯留部54の前端部に接続されている。
さらに、図2に示すように、ブラック現像ユニット16Kが、ユニット収容空間115に前側から挿入されると、後壁106における挿入口112の周端部が、ベルトパイプ側シャッタ83の前端部に前側から当接されるとともに、現像側シャッタ91の後端部が、現像側係合部78の前端部と当接される(図5および図6(b)参照)。
そして、ブラック現像ユニット16Kがさらに後方へ移動されると、挿入口112の周端部は、圧縮ばね84の付勢力に抗して、ベルトパイプ側シャッタ83を後方へ押圧して、ベルトパイプ側シャッタ83を開位置に配置させる。
このとき、現像側係合部78は、ベルト廃トナー排出口79とベルト廃トナー受入口92とが上下方向に対向する位置まで、現像側受入筒90内に挿入される。つまり、現像側係合部78と現像側受入筒90とが嵌合(係合)される。
これにより、ベルトパイプ側シャッタ83および現像側シャッタ91が開位置に配置されるとともに、ベルト廃トナー排出口79とベルト廃トナー受入口92とが上下方向に対向され、互いに連通される。
つまり、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、図1に示すように、左端部(現像側係合部78の前端部)が、廃トナー収容部31の後端部に接続され、右端部(ベルト側連結部76の後端部)が、ベルト廃トナー貯留部68の後端部に接続されている(図2参照)。
以上によって、現像ユニット16の本体ケーシング2(ユニット収容空間115)に対する装着が完了し、現像ユニット16が装着位置に位置される。
このとき、現像ユニット16は、感光ドラム21の周方向にドラムクリーナー23と間隔を隔てて配置されている。
なお、現像ユニット16を本体ケーシング2(ユニット収容空間115)から離脱させるには、上記した装着動作と逆の手順に操作する。
そうすると、現像ユニット16は、図5に示すように、保持部材20にガイドされて、ユニット収容空間115から前側に引き出される。これにより、現像ユニット16は、本体ケーシング2(ユニット収容空間115)から離脱される離脱位置に位置される。
すなわち、現像ユニット16の本体ケーシング2に対する着脱方向と、感光ドラム21の軸線方向とは同一方向(前後方向)であり、現像ユニット16は、ドラムユニット15が本体ケーシング2内に収容された状態において、装着位置から前後方向に沿って引き出され、離脱位置に移動可能である。
このとき、ドラム廃トナー搬送パイプ96のドラム側係合部99と、ドラム廃トナー貯留部54のドラム側受入筒56(図4(b)参照)との嵌合(係合)が解除されることにより、ドラム側係合部99とドラム廃トナー貯留部54との接続が解除される。また、ベルト廃トナー搬送パイプ70の現像側係合部78と、廃トナー収容部31Kの現像側受入筒90(図6(b)参照)との嵌合(係合)が解除されることにより、現像側係合部78と廃トナー収容部31Kとの接続が解除されている。
そして、ドラムパイプ側シャッタ101は、圧縮ばね103によって、閉位置に配置され(図6(a)参照)、ベルトパイプ側シャッタ83は、圧縮ばね84によって、閉位置に配置されている。
つまり、ドラム廃トナー受入口100は、図6(a)に示すように、ドラム側係合部99とドラム側受入筒56(図4(b)参照)との嵌合(係合)が解除された状態において、ドラムパイプ側シャッタ101により閉鎖されている。また、ベルト廃トナー排出口79は、図5に示すように、現像側係合部78と現像側受入筒90(図6(b)参照)との嵌合(係合)が解除された状態において、ベルトパイプ側シャッタ83により閉鎖されている。
以上によって、現像ユニット16の本体ケーシング2(ユニット収容空間115)に対する着脱が完了する。
7.廃トナーの回収・収容動作(クリーニング動作)
カラープリンタ1の画像形成動作が開始されると、図1に示すように、本体ケーシング2内の図示しない駆動源(モータ)からの駆動力により、第1オーガスクリュー58(図4(a)および図4(b)参照)、第2オーガスクリュー71(図5参照)、第3オーガスクリュー89(図6(b)および図6(c)参照)、ドラム廃トナー搬送パイプ96内のスクリュー94、および、ベルト廃トナー搬送パイプ70内のスクリュー82が回転する。
そして、カラープリンタ1の画像形成動作において、上記したように、感光ドラム21の表面に担持されたトナー像は、左側から右側へ移動される中間転写ベルト38の下側部分に順次、一次転写される。
このとき、中間転写ベルト38の下側部分に一次転写された後、感光ドラム21の表面には、転写残トナー(廃トナー)が用紙Pに転写されずに残存している。
感光ドラム21が回転すると、感光ドラム21の廃トナーが、クリーニングブレード55により掻き取られ、開口部57を介して、ドラム廃トナー貯留部54内に落下する。
つまり、クリーニングブレード55は、感光ドラム21の表面から廃トナーを除去して、ドラム廃トナー貯留部54内に回収する。
その後、ドラム廃トナー貯留部54内に落下した廃トナー(クリーニングブレード55に回収された廃トナー)は、図4(b)に示すように、ドラム廃トナー貯留部54内に貯留されるとともに、第1オーガスクリュー58の回転により、ベルト廃トナー貯留部68内を前方に向けて搬送される。そして、ベルト廃トナー貯留部68の前端部に到達した廃トナーは、ドラム廃トナー排出口62から、重力により、ドラム廃トナー受入口100を介して、ドラム側係合部99内に落下する。
ドラム側係合部99内に落下した廃トナーは、図6(b)に示すように、スクリュー94(図1参照)の回転により、ドラム側係合部99から途中部98を経て収容部側連結部97へと搬送される。
そして、収容部側連結部97内に搬送された廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、廃トナー収容部31内に搬送される。
すなわち、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、ドラム廃トナー貯留部54から廃トナー収容部31に廃トナーを搬送する。
その後、ブラック現像ユニット16Kの廃トナー収容部31K内に搬送された廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、後方に向けて搬送され、廃トナー収容部31Kの前後方向中央部分に収容される。
一方、その他の現像ユニット16Y、M、Cの廃トナー収容部31内に搬送された廃トナーは、第3オーガスクリュー89の回転により、後方に向けて搬送され、廃トナー収容部31の後側部分に収容される。
次いで、中間転写ベルト38に形成されたカラー画像は、上記したように、中間転写ベルト38が二次転写ローラ35との対向位置を通過する間に、給紙部4から供給される用紙Pに、二次転写される。
このとき、用紙Pへカラー画像が二次転写された後、中間転写ベルト38の上には、転写残トナー(廃トナー)が残存している。中間転写ベルト38の周回移動により、廃トナーがベルトクリーニングローラ72に対向すると、中間転写ベルト38の上からベルトクリーニングローラ72の周面に廃トナーが回収される。これにより、中間転写ベルト38の上から廃トナーが除去される。
その後、ベルトクリーニングローラ72の回転に伴なって、ベルトクリーニングローラ72の周面に担持された廃トナーが中継ローラ74に対向すると、ベルトクリーニングローラ72の周面から中継ローラ74の周面に廃トナーが付着する。
そして、中継ローラ74が回転すると、中継ローラ74の周面の廃トナーが掻き取りブレード75により掻き取られ、ベルト廃トナー貯留部68内に落下する。
その後、ベルト廃トナー貯留部68内に落下した廃トナーは、図5に示すように、ベルト廃トナー貯留部68内に貯留されるとともに、第2オーガスクリュー71の回転により、ベルト廃トナー貯留部68内を後方に向けて搬送され、ベルト廃トナー貯留部68からベルト廃トナー搬送パイプ70に送られる。
ベルト廃トナー搬送パイプ70内に送られた廃トナーは、スクリュー82により、ベルト側連結部76から途中部77を経て現像側係合部78へと搬送される。
そして、現像側係合部78内に搬送された廃トナーは、ベルト廃トナー排出口79から、重力により、ベルト廃トナー受入口92を介して、廃トナー収容部31K(ブラック現像ユニット16Kの廃トナー収容部31)内に落下する。
その後、廃トナー収容部31K内に落下した廃トナーは、図6(b)に示すように、第3オーガスクリュー89の回転により、前方に向けて搬送され、廃トナー収容部31Kの前後方向中央部分に収容される。
すなわち、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、ベルト廃トナー貯留部68から廃トナー収容部31に廃トナーを搬送する。
以上によって、カラープリンタ1のクリーニング動作が完了する。
8.作用効果
(1)カラープリンタ1では、図5に示すように、現像ユニット16は、ドラムユニット15が本体ケーシング2内に収容された状態において、本体ケーシング2のユニット収容空間115に装着される装着位置と、本体ケーシング2のユニット収容空間115に離脱される離脱位置とに移動可能である。そのため、ドラムユニット15(感光ドラム21)よりも寿命の短い現像ユニット16を、ドラムユニット15とは独立して交換することができる。
そして、そのような現像ユニット16が、廃トナー収容部31を備えているので、ドラムユニット15が廃トナー収容部31を備えている場合と比較して、廃トナー収容部31の小型化を図ることができ、ひいては、カラープリンタ1の小型化を図ることができる。
また、現像ユニット16を、装着位置から離脱位置に移動させても、ドラムクリーナー23は、感光ドラム21に対して相対移動しない。
そのため、感光ドラム21およびドラムクリーナー23からトナーが落下することを抑制でき、本体ケーシング2内および本体ケーシング2外がトナーで汚れることを抑制できる。
従って、カラープリンタ1によれば、小型化を図ることができながら、本体ケーシング2内および本体ケーシング2外がトナーで汚れることを抑制できる。
(2)また、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、図2に示すように、その右端部が、前後方向に沿って延びるドラム側係合部99として形成されている。ドラム廃トナー貯留部54の前端部(現像ユニット16の引き出し方向下流側端部)には、図4(b)に示すように、ドラム側受入筒56が設けられている。
そして、現像ユニット16が装着位置に位置された状態において、ドラム側係合部99は、ドラム側受入筒56内に嵌合(係合)され、現像ユニット16が離脱位置に位置された状態において、図5に示すように、ドラム側係合部99とドラム側受入筒56との嵌合(係合)が解除される。
そのため、現像ユニット16が装着位置に位置された状態において、図4(b)に示すように、ドラム廃トナー搬送パイプ96とドラムクリーナー23とを確実に接続でき、現像ユニット16が離脱位置に位置された状態において、図5に示すように、ドラム廃トナー搬送パイプ96とドラムクリーナー23との接続を確実に解除できる。
(3)また、ドラム側係合部99は、図6(b)および図6(c)に示すように、ドラム廃トナー受入口100と、ドラムパイプ側シャッタ101とを有している。
そして、ドラム廃トナー受入口100は、ドラム側係合部99とドラム側受入筒56との嵌合(係合)が解除された状態において、ドラムパイプ側シャッタ101により閉鎖されるので、ドラム廃トナー受入口100から廃トナーが漏れ出すことを抑制できる。そのため、本体ケーシング2内および本体ケーシング2外が廃トナーで汚れることを抑制できる。
(4)また、カラープリンタ1は、図1に示すように、中間転写ベルト38と、ベルトクリーナー40と、ベルト廃トナー搬送パイプ70とを備えている。そして、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、左端部が、廃トナー収容部31Kの後壁106(現像ユニット16の引き出し方向上流側端部)に接続され、右端部が、ベルトクリーナー40の後側の側壁66(現像ユニット16の引き出し方向上流側端部)に接続されている。
そのため、ベルトクリーナー40により、中間転写ベルト38上から廃トナーを除去・回収した後、その廃トナーを、ベルト廃トナー搬送パイプ70を介して、廃トナー収容部31に収容することができる。
つまり、感光ドラム21の表面から回収した廃トナーと、中間転写ベルト38上から回収した廃トナーとを、共通の廃トナー収容部31に収容することができる。
そのため、中間転写ベルト38上から回収した廃トナーを収容するための廃トナー収容部31を別途設ける場合と比較して、部品点数の低減を図ることができながら、カラープリンタ1の小型化を図ることができる。
また、図2に示すように、ドラム廃トナー搬送パイプ96が、廃トナー収容部31およびドラムクリーナー23に対して、前側(現像ユニット16の引き出し方向下流側)に配置され、ベルト廃トナー搬送パイプ70が、廃トナー収容部31およびドラムクリーナー23に対して、後側(現像ユニット16の引き出し方向上流側)に配置されているので、ドラム廃トナー搬送パイプ96およびベルト廃トナー搬送パイプ70の効率的な配置を確保することができる。
また、本体ケーシング2内において、ドラムユニット15および現像ユニット16の後側には、図示しないが、感光ドラム21のドラムギヤ118(図4(a)参照)などに駆動力を伝達するための駆動手段(例えば、ギヤ列)が配置されている。
これに対して、ドラム廃トナー搬送パイプ96は、ドラムユニット15および現像ユニット16に対して前側に配置されているので、ドラム廃トナー搬送パイプ96が駆動手段(例えば、ギヤ列)の配置の邪魔となることを抑制できる。
一方、ベルト廃トナー搬送パイプ70は、ドラムユニット15および現像ユニット16に対して後側に配置されているが、ベルト廃トナー搬送パイプ70の途中部77が、前後方向に投影したときに、複数(4つ)の感光ドラム21のうち、最も左側の感光ドラム21の投影面から退避するように屈曲しているので、駆動手段(例えば、ギヤ列)の配置の邪魔となることを抑制できる。その結果、本体ケーシング2内のスペースを有効利用することができる。
従って、部品点数の低減を図ることができるとともに、カラープリンタ1の小型化を図ることができ、さらには、ドラム廃トナー搬送パイプ96およびベルト廃トナー搬送パイプ70の効率的な配置を確保することができる。
(5)また、感光ドラム21は、図1に示すように、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられ、左右方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。また、現像器24のトナー収容部29には、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応するトナーが収容されている。
そして、複数(4つ)の現像ユニット16が、対応する感光ドラム21に、複数色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のそれぞれに対応するトナーを供給するので、フルカラーの画像を形成することができる。
また、感光ドラム21および中間転写ベルト38の下側に、現像ユニット16が配置されているので、ドラムクリーナー23およびベルトクリーナー40が、廃トナー収容部31よりも上方に配置されている。
そのため、ドラム廃トナー搬送パイプ96およびベルト廃トナー搬送パイプ70により、廃トナーを廃トナー収容部31に向けて搬送する場合、重力を利用することができ、廃現像剤を安定して、廃トナー収容部31に搬送することができる。
1 カラープリンタ
2 本体ケーシング
15 ドラムユニット
16 現像ユニット
21 感光ドラム
23 ドラムクリーナー
31 廃トナー収容部
38 中間転写ベルト
40 ベルトクリーナー
56 ドラム側受入筒
70 ベルト廃トナー搬送パイプ
96 ドラム廃トナー搬送パイプ
99 ドラム挿入部
100 ドラム廃トナー受入口
101 ドラムパイプ側シャッタ

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    現像剤像を担持する感光ドラム、および、前記感光ドラムの表面から廃現像剤を除去して回収するドラムクリーニングユニットを保持し、前記装置本体に収容されるドラムユニットと、
    廃現像剤を収容するための廃現像剤収容部を備え、前記感光ドラムに現像剤を供給するための現像ユニットと、
    前記ドラムクリーニングユニットから前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するための第1搬送部材と、を備え、
    前記現像ユニットは、
    前記ドラムユニットが前記装置本体に収容された状態において、前記装置本体に装着される装着位置から、前記感光ドラムの軸線方向に沿って引き出され、前記装置本体から離脱される離脱位置に移動可能であり、
    前記装着位置において、前記感光ドラムの周方向に前記ドラムクリーニングユニットと間隔を隔てて配置され、
    前記第1搬送部材は、
    一端部が、前記廃現像剤収容部における前記現像ユニットの引き出し方向下流側に接続されることにより、前記現像ユニットと一体的に移動可能であり、
    前記現像ユニットが前記装着位置に位置された状態において、他端部が前記ドラムクリーニングユニットにおける前記引き出し方向下流側端部に接続され、前記現像ユニットが前記離脱位置に位置された状態において、他端部と前記ドラムクリーニングユニットとの接続が解除されることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1搬送部材は、他端部が、前記軸線方向に沿って延びる係合部として形成され、
    前記ドラムクリーニングユニットの前記引き出し方向下流側端部には、前記現像ユニットが前記装着位置に位置された状態において、前記係合部と係合され、前記現像ユニットが前記離脱位置に位置された状態において、前記係合部との係合が解除される被係合部が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記係合部は、開口部と、前記開口部を開閉可能なシャッタ部材とを有し、
    前記開口部は、
    前記係合部と前記被係合部との係合が解除された状態において、前記シャッタ部材により閉鎖されることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記感光ドラムと対向配置される無端状のベルトと、
    前記ベルト上から廃現像剤を除去して回収するベルトクリーニングユニットと、
    前記ベルトクリーニングユニットから前記廃現像剤収容部に廃現像剤を搬送するための第2搬送部材と、を備え、
    前記第2搬送部材は、
    一端部が、前記廃現像剤収容部における前記引き出し方向上流側端部に接続され、他端部が、前記ベルトクリーニングユニットにおける前記引き出し方向上流側端部に接続されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記感光ドラムは、複数色に対応して複数設けられ、前記軸線方向と直交する方向に互いに間隔を隔てて並列配置され、
    前記ベルトは、前記複数の感光ドラムの上側に配置され、
    前記現像ユニットは、前記複数の感光ドラムのそれぞれに対応して複数設けられ、前記装着位置に位置された状態において、対応する感光ドラムの下側に配置されることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
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