JP2013181853A - 樹脂材料の長期信頼性評価方法、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池封止材 - Google Patents
樹脂材料の長期信頼性評価方法、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池封止材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013181853A JP2013181853A JP2012046195A JP2012046195A JP2013181853A JP 2013181853 A JP2013181853 A JP 2013181853A JP 2012046195 A JP2012046195 A JP 2012046195A JP 2012046195 A JP2012046195 A JP 2012046195A JP 2013181853 A JP2013181853 A JP 2013181853A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin material
- long
- term reliability
- solar cell
- evaluating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B10/00—Integration of renewable energy sources in buildings
- Y02B10/10—Photovoltaic [PV]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Sealing Material Composition (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の樹脂材料の長期信頼性評価方法は、樹脂材料100の表面に少なくとも一方が金属を含む一対の電極101A、101Bを接触させる工程と、電極間に電圧を印加することにより、上記金属を一方の電極101Aから他方の電極101Bに向かって、樹脂材料100中を移動させる工程と、樹脂材料100の特性の経時変化に基づいて、樹脂材料100の長期信頼性を評価する工程とを含む。
【選択図】図1
Description
まず、太陽電池モジュール用保護シート(表面側透明保護部材)/太陽電池封止材/太陽電池素子/太陽電池封止材/太陽電池モジュール用保護シート(裏面側保護部材)の順に積層して積層体を形成する。
次いで、得られた積層体を加圧および加熱して一体化する。その後、太陽電池封止材を架橋硬化させることにより、太陽電池モジュールが製造される。
そのため、太陽電池封止材には、屋外の厳しい暴露環境下で長時間電圧を印加しても、電極金属の移動が起こりにくい長期信頼性が求められる。
樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料の表面に少なくとも一方が金属を含む一対の電極を接触させる工程と、
電極間に電圧を印加することにより、上記金属を一方の上記電極から他方の上記電極に向かって、上記樹脂材料中を移動させる工程と、
上記樹脂材料の特性の経時変化に基づいて、上記樹脂材料の長期信頼性を評価する工程と
を含む、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[1]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料の体積固有抵抗の経時変化に基づいて、上記樹脂材料の長期信頼性を評価する、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[1]または[2]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料の色相の経時変化に基づいて、上記樹脂材料の長期信頼性を評価する、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[1]乃至[3]いずれかに記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料がシート形状である、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[4]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料の一方の面に、一対の上記電極を積層することにより、上記樹脂材料の表面に一対の上記電極を接触させる、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[4]または[5]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
一対の上記電極が第一の基材上に形成された、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[6]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記第一の基材が、絶縁基材である、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[7]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記絶縁基材が、ガラス、セラミック、および高分子材料から選択される、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[6]に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記第一の基材が、上記樹脂材料と同一の樹脂材料からなる、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[5]乃至[9]いずれかに記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料の他方の面に第二の基材を設ける、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[1]乃至[10]いずれかに記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記金属が、銀、銅、アルミニウムおよびスズからなる群より選択される少なくとも一種の金属である、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
上記[1]乃至[11]いずれかに記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
上記樹脂材料が太陽電池封止材に用いられる、樹脂材料の長期信頼性評価方法。
太陽電池モジュールの製造方法であって、
上記[1]乃至[12]いずれかに記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法を用いて樹脂材料を選定する工程と、
上記樹脂材料を用いて太陽電池封止材を成形する工程と、
表面側透明保護部材と、上記太陽電池封止材と、太陽電池素子と、裏面側保護部材とを積層して積層体を形成する工程と、
上記積層体を加圧および加熱して一体化する工程と、
を含む、太陽電池モジュールの製造方法。
樹脂材料からなる太陽電池封止材であって、
真空スパッタ蒸着方法により電極間距離が0.2mmである一対の銀電極が形成された白板ガラス上に、上記太陽電池封止材からなる厚さ0.5mmのシートをラミネートし、
上記銀電極の電極間に、85℃、85%RHの環境下で10Vの電圧を印加したときの上記シートの体積固有抵抗をR1とし、
上記銀電極の電極間に、85℃、85%RHの環境下で10Vの電圧を500時間印加したときの上記シートの体積固有抵抗をR2としたとき、
R2/R1が10−2以上である、太陽電池封止材。
本実施形態の樹脂材料の長期信頼性評価方法は、樹脂材料100の表面に少なくとも一方が金属を含む一対の電極101A、101Bを接触させる工程と、電極間に電圧を印加することにより、上記金属を一方の電極101Aから他方の電極101Bに向かって、樹脂材料100中を移動させる工程と、樹脂材料100の特性の経時変化に基づいて、樹脂材料100の長期信頼性を評価する工程とを含んでいる。
本実施形態の樹脂材料は被試験体であり、例えば、非導電性の樹脂を含んでいる。
樹脂は特に限定されず、例えばポリオレフィン樹脂、エチレン−極性モノマー共重合体などがあげられる。
ポリオレフィン樹脂としては、例えば、低密度エチレン系樹脂、中密度エチレン系樹脂、超低密度エチレン系樹脂、プロピレン(共)重合体、1−ブテン(共)重合体、4−メチルペンテン−1(共)重合体、エチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン・環状オレフィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・環状オレフィン共重合体、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体、エチレン・α−オレフィン・共役ポリエン共重合体、エチレン・芳香族ビニル共重合体、エチレン・α−オレフィン・芳香族ビニル共重合体などが挙げられる。これらのポリオレフィン系樹脂は1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
エチレン・極性モノマー共重合体としては、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸アイオノマー・芳香族ビニル共重合体などが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
他には、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、熱可塑性ポリウレタン、エポキシ樹脂などを用いてもよい。
樹脂材料100の表面に一対の電極101A、101Bを接触させる工程は、とくに限定はされないが、樹脂材料からなるシートの一方の面に一対の電極101A、101Bを積層することにより、樹脂材料100の表面に一対の電極101A、101Bを接触させることが好ましい。
また、図2および図3に示したように、一対の電極101A、101Bは第一の基材103上に形成するのが好ましい。樹脂材料100と反対側に電極101A、101Bを覆う基材103があることにより、電極101A、101Bが試験中に酸化してしまうのを防ぐことができる。第一の基材103は電極101A、101Bを覆っていれば良く、必ずしも樹脂材料100全面を覆う必要はないが、樹脂材料100と同サイズで全面をカバーする方が、樹脂材料100を保護することができ、かつ、試験サンプルの取扱い性を向上させることができる。
また、第一の基材103を用いる場合、一対の電極101A、101Bにリボン電極105A、105Bを接続させてもよい。こうすることにより、一対の電極101A、101Bに電圧を印加しやすくなる。
例えば、ガラス、セラミック、高分子材料を用いることができる。これらの中でもガラスが透明性に優れ、後述する恒温恒湿化でも反り等が起きにくいため好ましい。
ガラスの中でも、着色の少ないガラスまたは石英を用いると、電極を目視しやすいため好ましい。
また、ガラス基材を用いる場合、樹脂材料からなるシートにシランカップリング剤を配合しておくと、熱圧着時にシートとガラス基材が密着できるため好ましい。
第一の基材103として、被試験体と同じ樹脂を用いてもよい。この場合、同じ樹脂材料からなるシート2枚で一対の電極101A、101Bを挟む形態となり、電極の両側が同じ樹脂材料となるためより正確な評価が可能となり好ましい。
(被試験体樹脂材料/一対の電極/ガラス)
(被試験体樹脂材料/一対の電極/セラミック)
(被試験体樹脂材料/一対の電極/被試験体樹脂材料)
(被試験体樹脂材料/一対の電極/被試験体とは異なる樹脂材料)
等の態様が考えられる。
なお、第二の基材107は、第一の基材103と同様のものを用いることができる。
一対の電極101A、101Bは、図1に示したように、樹脂材料100に直接形成しても良いし、図2に示したように、第一の基材103上に形成しても良い。第一の基材103には耐熱性の高い材料を用いることができるので、第一の基材103上に電極を形成した後に樹脂材料100と積層させる方が好ましい。
一対の電極101A、101Bは、少なくとも一方が金属を含んでいる。金属は特に限定されないが、例えば、銀、銅、アルミニウム、スズなどを用いることができる。とくに、導電性が優れる点から、銀および銅が好ましい。
電極の厚みが上記上限値以下であると、電極の形状や色の変化が起きる時間が短縮されるため、評価時間を短くすることができる。また、電極の厚みが上記下限値以上であると、導通がおきる前に金属が拡散してしまうのを防ぐことができるため、樹脂材料の抵抗変化をより正確に観測することができる。形成した電極に外部電気系を接続する際は、リボン電極105A、105Bを用いても良いし、はんだ等で結線しても良い。
一対の電極101A、101Bの電極間に電圧を印加することにより、電極に含まれる金属を一方の電極101Aから他方の電極101Bに向かって、樹脂材料100中を移動させることができる。連続的に電圧を印加していると、樹脂材料100の体積固有抵抗が連続的に低下していき、最後に金属のデンドライトが形成され電極間が導通する。ここで、電極間への印加電圧は、適宜選択できるが1V〜250Vとすることが好ましい。当然のことながら、印加電圧を上げると金属のマイグレーションを速くすることができる。
電極間に電圧を印加する工程では、恒温恒湿下に保持して電圧印加を連続的に行う評価方法が好ましい。例えば、温度85℃、相対湿度85%の条件でおこなうことができる。
樹脂材料の長期信頼性を評価する方法としては、樹脂材料100の体積固有抵抗の経時変化を観測する方法が挙げられる。
前述したように、連続的に電圧を印加していると、電極中の金属が一方の電極101Aから他方の電極101Bに向かって、樹脂材料100中を移動し、樹脂材料100の体積固有抵抗が連続的に低下していく。そして、最後に金属のデンドライトが形成され電極間が導通し、樹脂材料100の体積固有抵抗が急激に低下する。最初は電極間は絶縁されており抵抗の初期値は樹脂材料の体積固有抵抗の値にほぼ近く、1010〜1016Ω・cm程度である。デンドライトが形成すると、体積固有抵抗が2桁から3桁低下するため、体積固有抵抗の経時変化を観測することによりデンドライトが形成したことを確認することができる。
樹脂材料100の体積固有抵抗の経時変化を観測する方法では、デンドライトの形成までの時間や、一定時間電圧を印加したときの体積固有抵抗の変化率により、樹脂材料の長期信頼性を評価することができる。
例えば、銀からなる電極を用いた場合、連続的に電圧を印加していると、曝露時間とともに樹脂材料100が銀色から、黄色、茶色、黒色へと変化する。樹脂材料100の色相の経時変化を観測する方法では、この色相変化を目視で観測する事により、樹脂材料の長期信頼性を評価する。例えば、一定時間電圧を印加したときの色相により樹脂材料の長期信頼性を評価することができる。
太陽電池モジュールは屋外の厳しい暴露環境下で長時間電圧印加されるため、電極金属が太陽電池封止材中を移動してしまう恐れがあった。電極金属が太陽電池封止材中を移動すると、太陽電池封止材が変色(黄変、黒色化)してしまったり、絶縁破壊が起きてしまったりする。そうすると、太陽電池モジュールの発電効率が低下してしまう。
そのため、太陽電池封止材には、屋外の厳しい暴露環境下で長時間電圧を印加しても、電極金属の移動が起こりにくい長期信頼性が求められる。
また、本実施形態の樹脂材料の長期信頼性評価方法は、太陽電池モジュールの製造方法に適用することができる。本実施形態の太陽電池モジュールの製造方法は、本実施形態の樹脂材料の長期信頼性評価方法を用いて、長期信頼性が良好な樹脂材料を選定する工程と、選定した樹脂材料を用いて太陽電池封止材を成形する工程と、表面側透明保護部材と、上記太陽電池封止材と、太陽電池素子と、裏面側保護部材とを積層して積層体を形成する工程と、積層体を加圧および加熱して一体化する工程とを含んでいる。
本実施形態の太陽電池封止材は樹脂材料からなり、R2/R1で定義される体積固有抵抗の変化率が10−2以上である。R1およびR2は以下のように測定される。
まず、真空スパッタ蒸着方法により電極間距離が0.2mmである一対の銀電極が形成された、白板ガラスを準備する。次いで、当該太陽電池封止材からなる厚さ0.5mmのシートを上記白板ガラス上にラミネートする。その後、85℃、85%RHの環境下で、上記銀電極の電極間に、10Vの電圧を0〜500時間印加し、シートの体積固有抵抗の経時変化を測定する。このとき、上記シートの初期(0時間)の体積固有抵抗がR1であり、500時間印加したときの上記シートの体積固有抵抗がR2である。
また、本実施形態の太陽電池封止材の製造方法は特に限定されないが、例えば、(1)樹脂の種類、(2)添加剤の種類、(3)各成分の配合量を適切に調整することにより、R2/R1が10−2以上を満たす太陽電池封止材を得ることができる。
有機過酸化物:2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン 1.3重量部
架橋助剤:トリアリルイソシアヌレート 1.5重量部
シランカップリング剤:γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン 0.3重量部
ヒンダードアミン安定剤:ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート 0.1重量部
紫外線吸収剤:2−ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフェノン 0.2重量部
酸化防止剤:ブチルヒドロキシトルエン 0.01重量部
なお、図3の配線パターンは、一例である。ここで、二つの電極間距離は0.2mmに設定した。パターン形状は様々なものが用いられるが、電極間の銀デンドライトを発生させやすくさせるためには、電界集中させるよう、先端が尖った形状のものを用いることが好ましい。
つづいて、銀電極の端二箇所に、銀ペーストを用い、はんだコート銅インターコネクター(リボン電極105A、105B)を接続させた。そして、銀電極がパターンニングされたガラス、ガラスと同サイズのエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)封止材シート、無地の白板ガラスの構成で積層した。真空ラミネータを用い、90℃で仮接着ラミネート、オーブンで155℃、30分のキュア工程を施し、EVA封止材シートを硬化させ試験サンプルを得た。なお、封止材シートとしてEVAを用いたが、その他の熱可塑性ポリオレフィンや熱可塑性ポリウレタン、ポリビニルブチラール(PVB)なども用いることができる。
曝露時間とともに、銀パターン部が銀色から、黄色、茶色、黒色へと変化する。最後にデンドライトが形成され、パターン間が導通(電極間抵抗が急激に低下)する。ここで、銀パターン部の変色は、銀のナノ粒子が封止材中に拡散したためこのように見える。つまり、デンドライトが形成される前から銀のマイグレーションは起こっている。封止材の種類により、この封止材中に拡散していく銀のマイグレーションの起こる速さが変わり、結果として、太陽電池モジュールとしてのマイグレーションの起こしやすさ、起こしにくさを評価できる。
101A 電極
101B 電極
103 第一の基材
105A リボン電極
105B リボン電極
107 第二の基材
Claims (14)
- 樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料の表面に少なくとも一方が金属を含む一対の電極を接触させる工程と、
電極間に電圧を印加することにより、前記金属を一方の前記電極から他方の前記電極に向かって、前記樹脂材料中を移動させる工程と、
前記樹脂材料の特性の経時変化に基づいて、前記樹脂材料の長期信頼性を評価する工程と
を含む、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項1に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料の体積固有抵抗の経時変化に基づいて、前記樹脂材料の長期信頼性を評価する、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項1または2に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料の色相の経時変化に基づいて、前記樹脂材料の長期信頼性を評価する、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項1乃至3いずれか一項に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料がシート形状である、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項4に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料の一方の面に、一対の前記電極を積層することにより、前記樹脂材料の表面に一対の前記電極を接触させる、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項4または5に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
一対の前記電極が第一の基材上に形成された、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項6に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記第一の基材が、絶縁基材である、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項7に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記絶縁基材は、ガラス、セラミック、および高分子材料から選択される、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項6に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記第一の基材が、前記樹脂材料と同一の樹脂材料からなる、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項5乃至9いずれか一項に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料の他方の面に第二の基材を設ける、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項1乃至10いずれか一項に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記金属が、銀、銅、アルミニウムおよびスズからなる群より選択される少なくとも一種の金属である、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 請求項1乃至11いずれか一項に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法であって、
前記樹脂材料が太陽電池封止材に用いられる、樹脂材料の長期信頼性評価方法。 - 太陽電池モジュールの製造方法であって、
請求項1乃至12いずれか一項に記載の樹脂材料の長期信頼性評価方法を用いて樹脂材料を選定する工程と、
前記樹脂材料を用いて太陽電池封止材を成形する工程と、
表面側透明保護部材と、前記太陽電池封止材と、太陽電池素子と、裏面側保護部材とを積層して積層体を形成する工程と、
前記積層体を加圧および加熱して一体化する工程と、
を含む、太陽電池モジュールの製造方法。 - 樹脂材料からなる太陽電池封止材であって、
真空スパッタ蒸着方法により電極間距離が0.2mmである一対の銀電極が形成された白板ガラス上に、前記太陽電池封止材からなる厚さ0.5mmのシートをラミネートし、
前記銀電極の電極間に、85℃、85%RHの環境下で10Vの電圧を印加したときの前記シートの体積固有抵抗をR1とし、
前記銀電極の電極間に、85℃、85%RHの環境下で10Vの電圧を500時間印加したときの前記シートの体積固有抵抗をR2としたとき、
R2/R1が10−2以上である、太陽電池封止材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012046195A JP2013181853A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | 樹脂材料の長期信頼性評価方法、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池封止材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012046195A JP2013181853A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | 樹脂材料の長期信頼性評価方法、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池封止材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013181853A true JP2013181853A (ja) | 2013-09-12 |
Family
ID=49272595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012046195A Pending JP2013181853A (ja) | 2012-03-02 | 2012-03-02 | 樹脂材料の長期信頼性評価方法、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池封止材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013181853A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01259591A (ja) * | 1988-04-09 | 1989-10-17 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 電子回路用被覆材及び電子回路 |
JP2010038639A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Espec Corp | 半導体デバイスの信頼性評価方法、および半導体デバイスの信頼性評価装置 |
JP2011228509A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Bridgestone Corp | 太陽電池用封止膜及びこれを用いた太陽電池 |
-
2012
- 2012-03-02 JP JP2012046195A patent/JP2013181853A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01259591A (ja) * | 1988-04-09 | 1989-10-17 | Toagosei Chem Ind Co Ltd | 電子回路用被覆材及び電子回路 |
JP2010038639A (ja) * | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Espec Corp | 半導体デバイスの信頼性評価方法、および半導体デバイスの信頼性評価装置 |
JP2011228509A (ja) * | 2010-04-21 | 2011-11-10 | Bridgestone Corp | 太陽電池用封止膜及びこれを用いた太陽電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2809695B1 (en) | Silane-containing ethylene interpolymer formulation including films and electronic device module comprising same | |
JPH0936405A (ja) | 太陽電池モジュール及びその製造方法 | |
EP1025594A1 (en) | Methods for improving polymeric materials for use in solar cell applications | |
TW201349529A (zh) | 背接觸型太陽能電池模組 | |
EP2907167B1 (en) | Back-contact back-sheet for photovoltaic modules comprising a primer layer | |
JP2016510504A (ja) | ブレンドエラストマーを含んでなる導電性接着剤 | |
US20160308081A1 (en) | Solar cell module | |
US20130160812A1 (en) | Back contact photovoltaic module with integrated glass back-sheet | |
KR101597498B1 (ko) | 박막계 태양 전지 모듈 및 박막계 태양 전지 모듈의 제조 방법 | |
JP4667098B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP2020174060A (ja) | 太陽電池モジュール用の集電ワイヤー固定フィルム、及び、それを用いてなる太陽電池モジュール | |
CN107148679B (zh) | 太阳能电池模块及其制造方法 | |
JP2011187822A (ja) | 太陽電池モジュール用充填材組成物、太陽電池モジュール用充填材及び太陽電池モジュール | |
JPH11112007A (ja) | 太陽電池モジュール及びその製造方法 | |
TW200818533A (en) | Solar battery module | |
KR101741962B1 (ko) | 태양전지 모듈, 이의 제조방법, 및 태양전지 보호시트 | |
JP2013195142A (ja) | 太陽電池の出力測定方法及び出力測定治具 | |
JP2013181853A (ja) | 樹脂材料の長期信頼性評価方法、太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池封止材 | |
EP2993210A1 (en) | Encapsulating film for a photovoltaic module | |
JP4883891B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
TW201214727A (en) | Photovoltaic module including transparent sheet with channel | |
WO2020031574A1 (ja) | 太陽電池モジュール | |
US20180309002A1 (en) | Solar cell protective sheet, method for producing same, solar cell module, and method for producing same | |
JP2014082251A (ja) | 太陽電池モジュールの製造方法 | |
TW201117397A (en) | Process for producing solar modules |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20130703 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140813 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150519 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20151013 |