JP2013181253A - 補正機能付アウターボトム及びその製造方法 - Google Patents

補正機能付アウターボトム及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装着性に優れ、十分な体型補正機能を得ることは勿論のこと、ウエスト部分の仕上がりが美麗で且つウエスト部分の装着感が良好な補正機能付アウターボトム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】アウターボトム本体10と体型補正用インナー20とが相互の上辺11同士でのみ縫着された補正機能付アウターボトム1において、体型補正用インナー20の腹部補正体23の上縁にはその幅方向に沿って少なくとも2箇所以上に亘り刳り29が設けられ、アウターボトム本体10の上辺11と体型補正用インナー20の上辺とが重ねられた状態でこれら両者が内側に折り返されるとともに、その折り返し部の内側に、アウターボトム本体10と同じ生地からなる帯状布を長手方向に沿って二つ折りするとともにその内奥部に幅広の伸縮帯を内装したベルト30が、帯状布の折り重ね部分で縫着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、外衣としてのスラックス、フィットネスパンツ、レギンスパンツ、スウェットといった、所謂アウターボトムと呼ばれる下衣、特に腹部及び臀部の体型補正が可能な補正機能付アウターボトム及びその製造方法に関する。
従来、例えば、スラックス、フィットネスパンツ、レギンスパンツといった伸縮性の高い身体にフィットしたアウターボトムを着用するとき、あるいは反対に、例えば、スウェットといった身体から離れたルーズフィットなアウターボトムを着用するとき、いずれもそれなりに着心地は楽で良いが、脇部や尻部が押さえられないため、体型が表に出たり、下着のラインがアウターボトムの表に映り美観を損なうことが多かった。また、アウターボトムの下にガードルなどの補正下着を着けることにより、体型を整えることは可能であったが、それらは締め付け感が強く着用快適性に劣るとともに、着たり脱いだりするのが面倒でもあった。このような問題を解決するため、アウターボトム本体の内側に体型補正機能を備えたインナーを配したアウターボトムがいろいろと提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、パンツ又はスカート形体を有する外被部と、該外被部内に設けられたパンツ又はスカート形体を有する下着部とを有する下半身用の装身着が提案されている。この装身着によれば、外被部に対し、その内部に下着部(ガードル等に相当)が設けられているので、整理、取り扱い、着脱等につき、これら両者で別々に行う必要がなく、また、外被部と下着部とを互いのウエスト部で縫着する構造にしておけば、それぞれの特性(例えば伸縮性や通気性等)を、互いに干渉させることなく十分に活かすことができるとされている。
特許文献2では、パンツ本体と、パンツ本体の内側に配置されるガードルとを備えているパンツであって、ガードルの前面中央と、後面の左右とに、着用状態において下腹を押さえ込み補正する第1補正体と、ヒップ部分を持ち上げ補正する第2補正体とが、それぞれ縫着されており、ガードルのウエスト部分を、パンツ本体のウエスト部分に縫着して、ガードルがパンツ本体と一体化してあるパンツが提案されている。このパンツによれば、ガードルの前面中央と後面の左右とに、着用状態において下腹を押さえ込み補正する第1補正体と、ヒップ部分を持ち上げ補正する第2補正体とをそれぞれ縫着し、ガードルのウエスト部分をパンツ本体のウエスト部分に縫着することによって両者を一体化しているので、補正用生地パーツがパンツ本体に直接縫着してあるパンツに比べて、パンツの全体構造が簡素化し、縫製に要する手間を省くことができる。また、ガードルのウエスト部分をパンツ本体に縫着して両者を一体化しているので、着用状態においてパンツ本体の形成生地の弾性力に影響されることなく、ガードルおよび両補正体で体型補正を適正にしかも効果的に行え、補正用生地パーツがパンツ本体に直接縫着してあるパンツに比べて、着用状態におけるガードルの窮屈感を軽減できるとされている。
特開平9−13206号公報 実用新案登録第3109123号公報
しかしながら、上記いずれの従来技術にあっても、アウターボトム本体(特許文献1では外被部、特許文献2ではパンツ本体)とインナー(特許文献1では下着部、特許文献2ではガードル)とを直接縫着しているため、これらアウターボトム本体とインナーとの間のウエスト部分の寸法差及び両者の伸縮性の異同に起因してウエスト部分に見苦しい縒りや皺が発生し、これによって商品の見栄えが悪くなるだけでなく、ウエスト部分における着用感が極めて悪くなる、といった不都合があった。つまり、ウエスト部分におけるアウターボトム本体の周長と、アウターボトム本体のウエスト部分に縫着されるゴム紐の長さと、ウエスト部分におけるインナーの周長とは、それぞれの機能に起因して、この記載順に短くなっているとともに、これら3者の伸縮度合いはそれぞれの素材の特性によって全く異なっていることから、アウターボトム本体にインナーを縫着する場合、これら3者の引張加減を同時に調整しながらミシンをかけることは、実際にはかなりの熟練者でも極めて困難であった。このため、アウターボトム本体のウエスト部分に縒れや皺ができてしまっていた。
本発明は、係る点に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、装着性に優れ、十分な体型補正機能を得ることは勿論のこと、ウエスト部分の仕上がりが美麗で且つウエスト部分の装着感が良好な補正機能付アウターボトム及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明に係る補正機能付アウターボトムは、アウターボトム本体の股上部の内側に体型補正用インナーが配され、前記アウターボトム本体と前記体型補正用インナーとが相互の上辺同士でのみ縫着された補正機能付アウターボトムにおいて、前記体型補正用インナーは、その前見頃に腹部を補正する腹部補正体が前記上辺から股部にかけて設けられる一方、その後身頃には下臀部を支持するヒップアップ補正体が前記腹部補正体と一連に設けられるとともに、前記腹部補正体の上縁にはその幅方向に沿って少なくとも2箇所以上に亘り刳りが設けられ、前記アウターボトム本体の上辺と前記体型補正用インナーの上辺とが重ねられた状態でこれら両者が内側に折り返されるとともに、その折り返し部の内側に、前記アウターボトム本体と同じ生地からなる帯状布を長手方向に沿って二つ折りするとともにその内奥部に幅広の伸縮帯を内装したベルトが、前記帯状布の折り重ね部分で縫着されたことを特徴としている。
また、本発明に係る補正機能付アウターボトムの製造方法は、前見頃に腹部を補正する腹部補正体が上辺から股部にかけて設けられる一方、後身頃には下臀部を支持するヒップアップ補正体が前記腹部補正体と一連に設けられるとともに、前記腹部補正体の上縁にはその幅方向に沿って少なくとも2箇所以上に亘り刳りが設けられた体型補正用インナーをアウターボトム本体の内側に配してから、前記アウターボトム本体の上辺と前記体型補正用インナーの上辺とを重ねた状態で前記体型補正用インナーの上辺を伸ばしながら前記アウターボトム本体に体型補正用インナーの上辺の部分仕付けを行った後前記上辺同士を環縫いにより縫着し、次いで、その縫着部分をアウターボトム本体の内側に折り返すとともに、その折り返し部の内側に、前記アウターボトム本体と同じ生地からなる帯状布が長手方向に沿って二つ折りされるとともにその内奥部に幅広の伸縮帯が内装されたベルトを、前記帯状布の折り重ね部分で縫着することを特徴としている。
このような特定事項により、ウエスト部分における縫着作業を、アウターボトム本体と体型補正用インナーの2者間、ベルトと伸縮帯の2者間、及びベルトとアウターボトム本体との2者間といった具合に、縫着対象を2つずつに絞って行うことができるため、それら2つの引張加減を調整しながらミシンをかける作業は、従来の3つの素材(アウターボトム本体、体型補正用インナー及びゴム紐)を同時に縫着する作業に比べて遥かに容易となる。したがって、ウエスト部分に縒りや皺などが発生することがなく、仕上がりが美麗
で且つウエスト部分の装着感が良好な補正機能付アウターボトムを得ることができる。
上記の補正機能付アウターボトムにおいて、前記体型補正用インナーは、その股部にクロッチが設けられていてもよい。
この場合、クロッチによって着用者の股部を面で支持することができるため、股部への不快な食い込みを防ぐことができる。
上記の補正機能付アウターボトムにおいて、前記体型補正用インナーは、太腿の上部を覆う脚部を有するものであってもよい。
この場合、インナーによるヒップアップ効果をよりよく発揮させることができる。
上記の補正機能付アウターボトムにおいて、前記体型補正用インナーは、パワーネットまたはトリコットまたはサテンネットからなるものであってもよい。
この場合、ガードルに比べて締め付け感を緩和することができるため、よい装着感を得ることができる。
上記の補正機能付アウターボトムにおいて、前記アウターボトム本体は、スラックス、フィットネスパンツ、レギンスパンツ、スウェットのうちから選択されたいずれか一つであってもよい。
この場合、スラックス、フィットネスパンツ、レギンスパンツといった伸縮性の高い身体にフィットしたアウターボトムでも、スウェットといった身体から離れたルーズフィットなアウターボトムでも、着心地が楽でありながら、脇部や尻部が押さえられるため、体型が表に出たり、下着のラインがアウターボトムの表に映り美観を損なったりといったことがない。
本発明によれば、装着性に優れ、十分な体型補正機能を得ることは勿論のこと、ウエスト部分の仕上がりが美麗で且つウエスト部分の装着感が良好な補正機能付アウターボトムを提供することができる。
本発明に係る補正機能付アウターボトムの一実施形態を示す正面図であり、アウターボトム本体を裏返して体型補正用インナーを表に出した状態を示している。 図1に示す補正機能付アウターボトムに縫着されるインナーの正面図である。 図2に示す体型補正用インナーの背面図である。 体型補正用インナーの変形例を示す正面図である。 図1に示す補正機能付アウターボトムのウエスト部分の縫着構造を模式的に示す概略断面図である。 図1に示す補正機能付アウターボトムのウエスト部分の縫着手順を模式的に示す工程図である。 図1に示す補正機能付アウターボトムのウエスト部分の他の縫着手順を模式的に示す工程図である。
以下、本発明に係る補正機能付アウターボトムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、補正機能付アウターボトムの正面図であり、アウターボトム本体を裏返して体型補正用インナーを表に出した状態を示している。図2は、補正機能付アウターボトムに縫着される体型補正用インナーの正面図、図3は、体型補正用インナーの背面図、図4は、体型補正用インナーの変形例を示す正面図、図5は、補正機能付アウターボトムのウエスト部分の縫着構造を模式的に示す概略断面図である。
なお、以下においては、アウターボトムとしてフィットネスパンツを例示しているが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、スラックス、レギンスパンツ、スウェットといった多種多様なアウターボトムに適用し得るものである。
この補正機能付アウターボトム1は、図1に示すように、アウターボトム本体10の股上部の内側に体型補正用インナー20が配され、アウターボトム本体10と体型補正用インナー20とが相互の上辺11,21同士でのみ縫着されたものである。
体型補正用インナー20は、図1及び図2に示すように、その前見頃22に腹部を補正する腹部補正体23が上辺21から股部24にかけて設けられている。また、体型補正用インナー20の後身頃25には、図3に示すように、下臀部を支持するヒップアップ補正体26が腹部補正体23と一連に設けられている。さらに、股部24には、クロッチ27が設けられており、このクロッチ27によって着用者の股部を面で支持することができるため、股部への不快な食い込みを防ぐことができる。また、股部24から下方には太腿の上部を覆う脚部28が設けられており、これによってヒップアップ効果をよりよく発揮させることができる。なお、この脚部28は必ずしも必要ではなく、体型補正用インナー20は、脚部28のない、所謂ショートパンツ形状であってもよい。
このようになる体型補正用インナー20は、例えば、パワーネットまたはトリコットまたはサテンネットから構成されている。なお、図示例のように、複数の布片を相互に縫合することで構成してもよいし、あるいは、例えば経編機で一体的に筒状に編成することで構成してもよい。なお、図中の符号Sは、縫合線を示している。
また、体型補正用インナー20の腹部補正体23の上縁231には、その幅方向に沿って2箇所に亘り刳り29が設けられている。この刳り29の部分は、体型補正用インナー20の本体素材生地201だけが現れている。このように腹部補正体23の上縁231に刳り29を少なくとも2箇所設けることによって、体型補正用インナー20の上辺21に、本体素材生地201に比べて低伸縮性且つ高弾性である腹部補正体23の上縁231が位置していても、該上辺21に腹部補正体23の他の部位よりも高い伸縮性が付与されることとなる。換言すれば、体型補正用インナー20の上辺21における腹部補正体23の低伸縮性及び高弾性が刳り29の存在によって部分的に弱められる。その結果、体型補正用インナー20の上辺21が幅方向(図2において左右方向)に伸ばし易くなるため、アウターボトム本体10と縫着する際に、容易に両者10,20の引張加減を調整しながらミシンがけを行うことができる。なお、刳り29の形状は、図1及び図2に示すような逆三角形状であってもよいし、例えば図4に示すように、円弧状であってもよい。要するに、体型補正用インナー20の上辺21が幅方向に伸ばし易くなるのであれば、刳り29の形状及び設ける数は任意である。
アウターボトム本体10は、図1に示すように、裾が踝あたりまで達する脚部12を備えている。このアウターボトム本体10の素材生地は体にフィットし得る伸縮性を備えている。
以上説明したアウターボトム本体10と体型補正用インナー20とは、相互の上辺11
,21同士でのみ縫着されている。具体的には、図5に示すように、アウターボトム本体10の上辺11と体型補正用インナー20の上辺21とが重ねられた状態でこれら両者10,21が内側に折り返されるとともに、その折り返し部の内側に、アウターボトム本体10と同じ生地からなる帯状布31を長手方向に沿って二つ折りするとともにその内奥部に幅広の伸縮帯40を内装したベルト30が、帯状布31の折り重ね部分311で縫着されている。伸縮帯40としては、例えば幅寸法が、20mm〜50mm程度の幅広のゴム紐が適している。このように、伸縮帯40として幅広のものを用いた場合、着用後に体型補正機能付アウターボトム1のウエスト部分がぴったりと装着者のウエストに止まってずれ下がることがないため、体型補正用インナー20による体型補正機能を十分に発揮させることができる。
次に、この縫着の手順について、図6を参照して説明する。図6は、補正機能付アウターボトム1のウエスト部分の縫着手順を模式的に示す工程図である。
まず、図6(a)に示すように、体型補正用インナー20をアウターボトム本体10の内側(図において右側)に配してから、アウターボトム本体10の上辺11と体型補正用インナー20の上辺21とを重ねた状態で体型補正用インナー20の上辺21を伸ばしながらアウターボトム本体10に体型補正用インナー20の上辺21の部分仕付け(図示略)を行った後、上辺11,21同士を環縫いRにより縫着する。縫着作業が完了したら、その縫着部分を、図6(b)に示すように、アウターボトム本体10の内側に折り返す。
一方、図6(c)に示すように、アウターボトム本体10と同じ生地からなる帯状布31の幅方向(図において上下方向)の中央部分に幅広の伸縮帯40を、相互の引張加減を調整しながら縫合Pしてから、その帯状布31を長手方向に沿って二つ折りにしてその内奥部に伸縮帯40が内装されたベルト30を用意しておく。
そして最後に、図5に示すように、アウターボトム本体10と体型補正用インナー20との折り返し部の内側に、ベルト30の帯状布31の折り重ね部分311を合わせて部分仕付けを行ってから、その合わせた部分を、アウターボトム本体10の外側を除いて、オーバーロック縫いまたはインターロック縫いにより縫着Qして、体型補正機能付アウターボトム1が完成する。
なお、以上説明した縫製手順は、アウターボトム本体10の生地が、伸度が低いかまたはほぼ無い生地の場合に適した手順である。アウターボトム本体10の生地が、伸度がある生地の場合は、図7(a)に示すように、伸縮帯40が上記と同様にして予め縫着された帯状布31の一側縁312だけを、アウターボトム本体10と体型補正用インナー20との折り返し部の内側に相互の引張加減を調整しながら環縫いRにより縫着してから、帯状布31を長手方向に沿って二つ折りにしてその他側縁313を一側縁312に重ね合わせ、最後に、図7(b)に示すように、折り重ね部分311を例えば平二本針縫いにより縫着Qして、体型補正機能付アウターボトム1が完成する。但し、この場合、平二本縫いはアウターボトム本体10の外側まで施される。このように、アウターボトム本体10の生地が、伸度がある生地の場合、アウターボトム本体10と体型補正用インナー20との折り返し部の内側に帯状布31の折り重ね部分311を一度に縫着するのではなく、帯状布31の両側縁を片側ずつ縫着することで、ウエスト部分を極めて美麗に仕上げることができる。
以上説明したように、上記の補正機能付アウターボトム1にあっては、ウエスト部分における縫着作業を、アウターボトム本体10と体型補正用インナー20の2者間、ベルト(帯状布31)30と伸縮帯40の2者間、及びベルト30とアウターボトム本体10との2者間といった具合に、縫着対象を2つずつに絞って行うことができるため、それら2
つの引張加減を調整しながらミシンをかける作業は、従来の3つの素材を同時に縫着する作業に比べて遥かに容易となる。したがって、ウエスト部分に縒りや皺などが発生することがなく、仕上がりの美麗で且つウエスト部分の装着感が良好な補正機能付アウターボトム1を得ることができる。
以上、本発明の実施形態についてフィットネスパンツを例に挙げて説明したが、この他に、スラックス、レギンスパンツ、スウェットのいずれであってもよい。
本発明は、例えば、スラックス、フィットネスパンツ、レギンスパンツ、スウェットといった、所謂アウターボトムと呼ばれる下衣に利用できる。
1 補正機能付アウターボトム
10 アウターボトム本体
11 アウターボトム本体の上辺
20 体型補正用インナー
21 体型補正用インナーの上辺
22 前見頃
23 腹部補正体
231 腹部補正体の上縁
24 股部
25 後身頃
26 ヒップアップ補正体
27 クロッチ
28 脚部
29 刳り
30 ベルト
31 帯状布
311 帯状布の折り重ね部分
40 伸縮帯

Claims (6)

  1. アウターボトム本体の股上部の内側に体型補正用インナーが配され、前記アウターボトム本体と前記体型補正用インナーとが相互の上辺同士でのみ縫着された補正機能付アウターボトムにおいて、
    前記体型補正用インナーは、その前見頃に腹部を補正する腹部補正体が前記上辺から股部にかけて設けられる一方、その後身頃には下臀部を支持するヒップアップ補正体が前記腹部補正体と一連に設けられるとともに、前記腹部補正体の上縁にはその幅方向に沿って少なくとも2箇所以上に亘り刳りが設けられ、
    前記アウターボトム本体の上辺と前記体型補正用インナーの上辺とが重ねられた状態でこれら両者が内側に折り返されるとともに、その折り返し部の内側に、前記アウターボトム本体と同じ生地からなる帯状布を長手方向に沿って二つ折りするとともにその内奥部に幅広の伸縮帯を内装したベルトが、前記帯状布の折り重ね部分で縫着されたことを特徴とする補正機能付アウターボトム。
  2. 請求項1に記載の補正機能付アウターボトムにおいて、
    前記体型補正用インナーは、その股部にクロッチが設けられたことを特徴とする補正機能付アウターボトム。
  3. 請求項1又は2に記載の補正機能付アウターボトムにおいて、
    前記体型補正用インナーは、太腿の上部を覆う脚部を有することを特徴とする補正機能付アウターボトム。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の補正機能付アウターボトムにおいて、
    前記体型補正用インナーは、パワーネットまたはトリコットまたはサテンネットからなることを特徴とする補正機能付アウターボトム。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の補正機能付アウターボトムにおいて、
    前記アウターボトム本体は、スラックス、フィットネスパンツ、レギンスパンツ、スウェットのうちから選択されたいずれか一つであることを特徴とする補正機能付アウターボトム。
  6. 前見頃に腹部を補正する腹部補正体が上辺から股部にかけて設けられる一方、後身頃には下臀部を支持するヒップアップ補正体が前記腹部補正体と一連に設けられるとともに、前記腹部補正体の上縁にはその幅方向に沿って少なくとも2箇所以上に亘り刳りが設けられた体型補正用インナーをアウターボトム本体の内側に配してから、前記アウターボトム本体の上辺と前記体型補正用インナーの上辺とを重ねた状態で前記体型補正用インナーの上辺を伸ばしながら前記アウターボトム本体に体型補正用インナーの上辺の部分仕付けを行った後前記上辺同士を環縫いにより縫着し、次いで、その縫着部分をアウターボトム本体の内側に折り返すとともに、その折り返し部の内側に、前記アウターボトム本体と同じ生地からなる帯状布が長手方向に沿って二つ折りされるとともにその内奥部に幅広の伸縮帯が内装されたベルトを、前記帯状布の折り重ね部分で縫着することを特徴とする補正機能付アウターボトムの製造方法。
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