JP2003049304A - 運動用被服 - Google Patents

運動用被服

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JP2003049304A
JP2003049304A JP2001238083A JP2001238083A JP2003049304A JP 2003049304 A JP2003049304 A JP 2003049304A JP 2001238083 A JP2001238083 A JP 2001238083A JP 2001238083 A JP2001238083 A JP 2001238083A JP 2003049304 A JP2003049304 A JP 2003049304A
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JP
Japan
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tightening
waist
wearer
exercise
stretchable
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001238083A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Matsuno
陽 松野
Takatomo Nagase
隆智 永瀬
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GRD KK
Original Assignee
GRD KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用者のウエスト周辺と脚部等を確実にサポ
ートし、筋肉を保護するとともに運動能力を向上させる
ことができる運動用被服を提供する。 【解決手段】 下半身に密着して着用される伸縮性素材
によって構成され、着用者のウエストから下腹部と臀部
上部にかけてほぼ全周にわたって設けられ、相対的に高
い緊締力と伸縮性の小さい生地で設けられた緊締部14
を備える。緊締部14の下端部から下に設けられ、緊締
部14とは異なる素材構造例えば編み方、または異なる
素材性質例えば繊維性能を持ち、かつ緊締部14より相
対的に緊締力が低く伸縮性の大きい生地で形成されてい
る伸縮部16が設けられている。着用者のウエストに当
接するウエスト部12の一部には、緊締部14を分割し
開閉するスライドファスナ22が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の運動競技
やそれに準じる運動等をするために着用される運動用被
服に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な運動用被服の下衣は、伸
縮性を有する生地で作られ、着用者の脚部にフィットす
る形状に設けられている。そして、ウエスト部は、生地
を内側に折り返して筒状に縫い合わせゴムひも等を挿通
したり、平ゴムひもで作られたベルトを縫い合わせて設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、運動用被服のウエスト部は、運動中に下がらないよ
うに適当な力で身体の腰骨上部を緊締して、下がらない
ようにしているだけのものであり、下腹部をサポートす
る効果はなかった。また運動用被服のウエスト部は、生
地を折り返して縫い合わせたり、平ゴムひもを通したり
するため、締め付け力を強くすると、局部的に身体のウ
エストが締め付けられるだけで、着用感があまり良好で
はなかった。
【0004】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、着用者のウエスト周辺と脚部等を確実
にサポートし、筋肉を保護するとともに運動能力を向上
させることができる運動用被服を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、下半身に密
着して着用される伸縮性素材によって構成されている運
動用被服であり、着用者のウエストから下腹部と臀部上
部にかけてほぼ全周にわたって設けられ、相対的に高い
緊締力と伸縮性の小さい生地で設けられた緊締部と、上
記緊締部の下端部から下に設けられ上記緊締部とは異な
る素材構造例えば編み方、または異なる素材性質例えば
繊維性能を持ちかつ上記緊締部より相対的に緊締力が低
く伸縮性の大きい生地で形成されている伸縮部が設けら
れている。上記緊締部は着用者のウエスト下方部分を一
周するように設けられ、前中心付近が下腹部を覆うよう
に下方に広がって形成され、そして後側が両方の臀部に
沿って下方に広がって形成されている。
【0006】また、上記運動用被服には、着用者のウエ
ストに当接するウエスト部の一部に、上記緊締部を分割
し開閉するスライドファスナが設けられている。
【0007】この発明の運動用被服は、ウエスト部下方
に緊締部が幅広に設けられているため、着用者のウエス
トを確実にサポートし筋肉を保護し運動能力を向上させ
るとともに、運動中のずり下がりを防ぐ。また、脚部を
適度の力でサポートし、持久力や運動性を向上させる効
果がある。また、緊締部を分割して着脱用のスライドフ
ァスナが設けられているため、緊締部をスライドファス
ナで開いて容易に着脱可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1、図2はこの発明の第
一実施形態を示すもので、この実施形態の運動用被服
は、ウエストから踝に達するスパッツ10についてのも
のである。スパッツ10は、着用者のウエストに当接す
るウエスト部12から、下腹部と腰骨と臀部の上部にか
けて、身体のウエスト下方を一周して、緊締部14が設
けられている。緊締部14は、前中心付近が下腹部を覆
うように下方に広がって形成されている。そして緊締部
14は、後側が両方の臀部に沿って下方に広がって形成
されている。緊締部14は、伸縮性が低く高い緊締力を
有する低伸縮性生地で設けられ、低伸縮性生地を所定形
状に切断した複数のパーツが、縫い合わされて形成され
ている。
【0009】そして、スパッツ10の緊締部14の下端
部から下方は、伸縮部16が設けられている。伸縮部1
6は、伸縮性が高く、伸びた後に元の形状に戻る速度が
速い高伸縮性生地で設けられ、脚部にフィットする形状
に形成されている。
【0010】そして伸縮部16は、高伸縮性生地を所定
形状に切断した複数のパーツが、縫い合わされて形成さ
れている。高伸縮性生地を縫い合わせる縫い目18は、
筋肉の伸縮を妨げない位置に設けられ、縫い目18はま
ず腿の後側を通って膝裏の少し上で分岐して膝の両側を
通過し、再び足の裏側に達しふくらはぎの側縁部を通過
しアキレス腱付近の両側で互いに平行に下方へ続き、ス
パッツ10の裾部20に達している。そして、別の縫い
目19は、内股から腿の内側に沿って膝の内側の脇に達
して縫い目18に合流している。
【0011】スパッツ10の前中心には、ウエスト部1
2から下腹部付近に達するスライドファスナ22が設け
られている。スライドファスナ22は緊締部14を分割
しスライドファスナ22の下端部は伸縮部16に達して
いる。
【0012】この実施形態の運動用被服の作り方は、上
述の低伸縮性生地から緊締部14のパーツを裁断し、上
述の高伸縮性生地から伸縮部16のパーツを裁断し、ス
ライドファスナ22とともに縫い合わせる。縫製は、運
動性能を妨げないように、適度な張力と伸縮性を備えた
縫い方で行う。
【0013】この実施形態の運動用被服によれば、緊締
部14によりウエストを広範囲に強くサポートし、筋肉
を保護するとともに運動能力を向上させる。そして緊締
部14はウエストに確実にフィットするため、着用感が
良好である。また、伸縮部16により脚部を適した力で
サポートし、運動正確性を向上させ、また長時間の連続
的な運動の際の疲労軽減に効果を有し持久力を向上させ
ることができる。そして、スパッツ10は吸汗に優れ、
速乾性、通気性にも優れている。また、前中心には緊締
部14を切断するスライドファスナ22が設けられてい
るため、緊締部14の緊締力を損なわずに、容易に着脱
することができる。
【0014】次に、この発明の第二実施形態について図
3、図4に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形
態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。
この実施形態の運動用被服は、ウエストラインから膝の
上部に達する半ズボン形のスパッツ22である。スパッ
ツ22は、ウエスト部12から、下腹部と腰骨と臀部の
上部にかけて緊締部14が身体のウエスト下方を一周し
て設けられている。スパッツ10の緊締部14の下端部
から下方は、伸縮部16が設けられ、伸縮部16の縫い
目18は、腿の後中心を通って裾部24に達している。
そして、別の縫い目19は、内股から腿の内側に沿って
裾部24に達している。
【0015】この実施形態の運動用被服によれば、上記
実施の形態と同様の効果を有するものである。そして着
用者の好みや競技の種類に合わせて、半ズボン形のスパ
ッツ22を選択する。
【0016】なお、この発明の運動用被服は、上記実施
の形態に限定されるものではなく、種々の緊締力や伸縮
性を有する生地を使用して作ることができる。緊締部の
形状や、縫い目の位置、裾部の位置等も自由に変更する
ことができる。
【0017】
【実施例】この発明に用いる高伸縮性生地は、例えば東
レ・デュポン社製の、ライクラパワーである。ライクラ
パワーは、運動用被服に用いられている他の伸縮性生地
と比較して、相対的に生地最大伸びが大きく、緊迫力が
大きく、ヒステリシスが小さい生地である。ここで、生
地性能の評価方法の各用語は以下の通りである。
【0018】試験用生地の0〜70%伸張時の3サイク
ル目において、30%、50%、60%伸張時の伸張に
要する力を伸張力(L)とし、70%伸張後、戻し時で
ある帰りの30%、50%、60%伸張状態での張力を
緊迫力(U)とする。また、ヒステリシスHは、H
(%)={(L−U)/L}×100で表される。
【0019】これによれば、この高伸縮性生地のヒステ
リシスは25%以下であるの対して、他の伸縮性生地で
は65%以下であった。従って、この高伸縮性生地は、
高い伸縮力を備え、伸張後の戻りの力も大きな力を有
し、運動時の身体の伸縮に対して伸びの後の戻り時の力
の損失が少ないものであり、運動の妨げとならない。
【0020】図5に、上記高伸縮性生地を用いて製造し
た運動用被服であるタイツを着用しての、ジャンプ時の
床を蹴る力の跳躍回数による推移を測定した結果を示
す。図5に示すように、この発明のタイツを着用した場
合としない場合の蹴る力の差が確認されるとともに、こ
の発明のタイツを着用した場合としない場合で、跳躍回
数が多くなるに従い蹴る力の衰えが少ないという効果が
あった。
【0021】
【発明の効果】この発明の運動用被服は、着用感が良好
であり、着用するだけでウエストと脚部を適した力でサ
ポートし、筋肉を保護し、着用者の持久力を高め、運動
性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の運動用被服の正面図
である。
【図2】この実施形態の運動用被服の背面図である。
【図3】この発明の第二実施形態の運動用被服の正面図
である。
【図4】この実施形態の運動用被服の背面図である。
【図5】この発明の運動用被服の一実施例のタイツを着
用した場合としない場合の跳躍力の差を示すグラフ。
【符号の説明】
10 スパッツ 12 ウエスト部 14 緊締部 16 伸縮部 18,19 縫い目 20 裾部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B011 AA05 AB11 AC17 AC22 3B035 AA01 AB07 AB11 AB12 AC20 AD04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下半身に密着して着用され伸縮性素材
    によって構成されている運動用被服において、着用者の
    ウエストから下腹部と臀部上部にかけて設けられ相対的
    に高い緊締力と伸縮性の小さい生地で形成された緊締部
    と、上記緊締部の下端部から下に設けられ上記緊締部と
    は異なる素材構造または異なる素材性質を持ちかつ上記
    緊締部より相対的に緊締力が低く伸縮性の大きいを生地
    で形成されている伸縮部が設けられていることを特徴と
    する運動用被服。
  2. 【請求項2】 上記運動用被服には、着用者のウエス
    トに当接するウエスト部から下方にかけて、上記緊締部
    を開閉するスライドファスナが設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の運動用被服。
JP2001238083A 2001-08-06 2001-08-06 運動用被服 Pending JP2003049304A (ja)

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