JPH1112814A - テ−ピング機能タイツ - Google Patents

テ−ピング機能タイツ

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JPH1112814A
JPH1112814A JP9173290A JP17329097A JPH1112814A JP H1112814 A JPH1112814 A JP H1112814A JP 9173290 A JP9173290 A JP 9173290A JP 17329097 A JP17329097 A JP 17329097A JP H1112814 A JPH1112814 A JP H1112814A
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JP
Japan
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taping
tights
knee
shin
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JP9173290A
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English (en)
Inventor
Shiyousuke Kumamoto
庄祐 熊本
Koji Kajiwara
耕二 梶原
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Descente Ltd
Original Assignee
Descente Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1112814A publication Critical patent/JPH1112814A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D1/00Garments
    • A41D1/06Trousers
    • A41D1/08Trousers specially adapted for sporting purposes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D31/00Materials specially adapted for outerwear
    • A41D31/04Materials specially adapted for outerwear characterised by special function or use
    • A41D31/18Elastic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 よりハードなスポーツテーピング作用を発揮
し、着用者の運動機能を阻害することがないテーピング
機能タイツを提供する。 【構成】 人体のウエストラインから踝までの下半身の
体表に密着して着用する伸縮素材によって構成したタイ
ツ型を呈する。体側該当部と膝部内側該当部に、高伸縮
強度を持った素材からなる脇側部材3と内側部材4を切
り替え配置する。脇側部材3と内側部材4を膝位置Aの
下方で山形に対向して頂部を突き合わせ縫合連結して膝
部テーピング構造を構成する。下腿部の脹ら脛位置B下
方位置両側に、高伸縮強度を持った素材からなる脹ら脛
部材7,8を切り替え配置し、両脹ら脛部材7,8を脹
ら脛位置Bの下方で近接対向して脹ら脛部テーピング構
造を構成し、スポーツテーピング機能を持たせたことを
特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体のウエストライ
ンから踝上方までの下半身の体表に密着して着用する伸
縮素材によって構成したタイツにおいて、部分的に高伸
縮性素材を切り替え配設し体表の所定部位を緊締して筋
肉の補強及び筋肉疲労の軽減等、テーピング機能を持た
せたテーピング機能タイツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より各種のスポーツやトレーニン
グ、或はフィットネス等の運動を行う際、怪我を予防し
たり、または筋力の補助手段として人体の関節、筋繊維
に沿って伸縮性または非伸縮性の帯状テープ片を施す所
謂スポーツテーピングが一般に普及している。
【0003】即ちこのスポーツテーピングは、障害を未
然に防止したり、障害を受けたときの現場での応急処置
の手段として施術され、治癒後は障害部位の補強の手段
として施術されている。そして、テーピング機能によっ
て運動時に於ける筋肉の振動を抑制し、ランニング時等
に掛かる衝撃力を低減させると共に、筋放電の突出した
ピークを解消して被施術者のエネルギーの消耗を低減さ
せようとするものである。
【0004】しかし、この種のスポーツテーピングを施
す場合、テーピング施術に相当な熟練を要し、誤った用
い方をすると障害の予防と治療の目的を達成することが
できないだけでなく、筋放電の突出したピークを増長し
て被施術者のエネルギーの消耗を増大させて運動機能を
阻害し、血行障害や神経障害を惹起する問題を有するも
のであった。
【0005】このため、伸縮力を異にする伸縮素材を縫
合して衣服を構成し、着用するだけで上記テーピング機
能を持たせたテーピング機能タイツも知られて(特公平
6−41641号)おり、スポーツテーピング機能と外
傷の予防を兼ねた衣服として市販もされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スポーツテー
ピングが運動機能を助長する特徴を有する反面、間違っ
たテーピングを施術すると逆に運動を阻害してしまうと
いった問題を有しているように、上記従来のテーピング
機能タイツは膝を上下左右の周囲から完全に固定するよ
うに高伸縮性素材を配置しているため、着用者は膝の自
由度を拘束されてしまい、返って運動機能に支承を来す
構造になる等、伸縮性を異にする裁断片の微妙な切り替
え縫製の相違によって運動機能に多大な影響を及ぼすも
のであった。
【0007】着用者の膝の自由度を拘束されているため
着用者は、特に運動時に於ける筋放電の突出したピーク
を解消することができず、運動によるエネルギーの消耗
の低減が図れないといった問題も残されている。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、着用により筋放電の突出したピークを解消して、
より有効且つハードなスポーツテーピング作用を発揮す
るとともに、着用者の運動機能をできるだけ阻害するこ
とがないように緊締力の異なる伸縮生地を配置したテー
ピング機能タイツを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテーピング
機能タイツは、人体のウエストラインから踝の上方まで
の下半身の体表に密着して着用する伸縮素材によって構
成したタイツ型ウェアにおいて、ウエストラインから脹
ら脛位置近傍までの体側該当部と膝部内側該当部に、高
伸縮強度を持った素材からなる脇側部材と内側部材を切
り替え配置すると共に、該脇側部材と内側部材を膝部位
置の下方で山形に対向して該頂部を突き合わせ縫合連結
してなる膝部テーピング構造と、下腿部の脹ら脛部位置
下方の両側に、高伸縮強度を持った素材からなる一対の
脹ら脛部材を切り替え配置すると共に、該両脹ら脛部材
を脹ら脛部位置の下方で近接対向してなる脹ら脛部テー
ピング構造を構成したことを要旨とするものである。
【0010】特に、上記高伸縮強度を持った素材からな
る脇側部材と内側部材の高伸縮強度方向が着用者の身長
方向に、また両脹ら脛部材の高伸縮強度方向が、脹ら脛
を斜め側方に横断する方向に、それぞれ切り替え配置し
た構造にすることが好ましい。
【0011】また上記膝部テーピング構造の脇側部材と
内側部材の山形の突き合わせ切り替え位置において、膝
位置側の両部材間に高伸縮強度を持った素材からなる伸
縮補強部材を重設切り替え配置した構造にすることによ
って、着用者の膝をより安定的に保持することができ
る。
【0012】更に、タイツを構成する後身頃を左右のパ
ーツに分割し、尻ぐり線に沿った縫合構造線を構成して
もよい。
【0013】上記構成のテーピング機能タイツを着用し
たときのテーピング効果を図5及び図6に示す。図5の
(a)及び(b)は、それぞれ8Km/h,16Km/
hでランニングをした場合に、膝の上下方向、左右方向
及び前後方向に加わる衝撃力を加速度Gで測定したもの
で、被試験体のAは裸脚、Bは本発明構造のテーピング
機能タイツ、Cは一般のタイツ、Dは前述した特公平6
−41641号のタイツ、Eは膝部分をカットしたタイ
ツである。
【0014】この測定結果から解るように、特に16K
m/hでランニングをした場合に、膝の上下方向、左右
方向及び前後方向に加わる衝撃力は、Bの本発明構造の
テーピング機能タイツはAの裸脚と比較して27%程減
少している。
【0015】これは、図6に大腿四頭筋及び下腿三頭筋
の筋放電を測定したグラフによって明確に現れているよ
うに、Aの裸脚と比べてBの本発明構造のテーピング機
能タイツ着用時には、筋放電の突出したピーク(グラフ
に於いて尖頭を形成する部分)が消滅していることに起
因する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るテーピング機
能タイツの好ましい実施の形態をスポーツタイツの一実
施例を図1及び図2に従って説明する。図1において
(a)はスポーツタイツの正面図、(b)は同側面図、
(c)は背面図であり、また図2は基型のパーツを示す
展開図である。
【0017】該スポーツタイツはウエストラインWLか
ら脚踝上方の裾口ラインBLまでのロングパンツ型を呈
しており、腹部と脚部を包む衣服を構成している。符号
1,1は前ぐり線11によってウエストラインWLに位
置するウエスト縁12から股上13まで縫合した前身
頃、符号2,2は尻ぐり線21によって左右に分割さ
れ、ウエスト縁22から股上23まで縫合した後身頃で
あり、該前身頃1と後身頃2は両脇をそれぞれ脇側部材
3を介して切り替え縫合し、また脚部内側を内側部材4
を介して切り替え縫合して、腹部と大腿部からなる略膝
上部分を構成してなる。
【0018】膝下部分は、脛部材5と上記後身頃2の下
端部を、両脹ら脛部材7,8を介して切り替え縫合し、
上記大腿部に続く下腿部を構成してなる。上記前身頃1
は、ウエストラインWLから下側の前側腹部と大腿前部
を覆う伸縮性を有する素材からなるパーツによって構成
されており、矢印Aによって示す膝部位置の下側で内側
裁断線14と外側裁断線15が鋭角に交差する尖端16
を持った構造になる。
【0019】また、後前身頃2は、ウエストラインWL
から下側の臀部と大腿後部を覆う伸縮性を有する素材か
らなるパーツによって構成されており、矢印Bによって
示す脹ら脛部位置Bの下側で両側から狭小した抉りカッ
ト24を持ち、踝上方に位置しアキレス腱側に配置する
比較的長い裾口縁25まで伸びる構造になる
【0020】上記脇側部材3、内側部材4及び脹ら脛部
材7,8は、前身頃、後身頃2及び脛部材5よりハード
な高伸縮強度を持った伸縮性素材によって構成されてお
り、脇側部材3と内側部材4は脚の伸びる方向(矢印
C)の伸縮力が大きくなるように配置している。該脇側
部材3は、ウエストラインWL位置から伸びる略帯状の
比較的細幅材であり、膝部位置Aの下側で上記前身頃1
の尖端16と対応する山形側端31を構成するようにカ
ットされ、脛部材5の略半長部と縫合する縫着端縁32
を構成してなる。
【0021】内側部材4は、上記脇側部材3の山形側端
31と対向する山形側端41をもった三角状を呈し、該
山形側端41を膝部位置Aの下側で上記前身頃1の尖端
16及び脇側部材3の山形側端31と突き合わせた格好
で縫合して膝部テーピング構造を構成してなり、また脛
部材5の略半長部と縫合する縫着縁42を構成してな
る。
【0022】脛部材5は、上記前身頃1及び後身頃2と
同様の伸縮性を有する素材から構成され、前身頃1の尖
端15と突き合わせる頂端51から脇側部材3の縫合端
縁32と内側部材4の縫合縁42に対応する鋭角状の縫
合縁51,52を構成し、裾縁53が裾口ラインBLま
で延びる構造になる。
【0023】上記両脹ら脛部材7,8は、脇側部材3及
び内側部材4と同様に前身頃、後身頃2及び脛部材5よ
りハードな高伸縮強度を持った伸縮性素材によって構成
されており、脹ら脛の斜め両側に延びる方向(矢印D)
の伸縮力が大きくなるように切り替え配置して脹ら脛部
テーピング構造を構成している。
【0024】尚、符号6は、上記前身頃1の尖端16部
に重ね縫着した伸縮補強部材であり、該部尖端部に対応
する三角形状を呈して膝部位置Aの下側に位置するよう
になり、ハードな高伸縮強度を持った伸縮性素材によっ
て構成されており、横方向(矢印E)の伸縮力が大きく
なるように補強してなる。
【0025】上記構成のスポーツタイツは、膝部位置A
の下側で、前身頃1、脛部材5、脇側部材3及び内側部
材4が一つの縫合点に縫着ラインが集合し、両側からハ
ードな伸縮強度を持った脇側部材3と内側部材4の両山
形側端31,41が連結されているため、着用者の膝を
下側から高伸縮作用を持って支える構造になる。即ち、
膝部テーピング構造が、スポーツテーピングにおける大
腿部じん帯の保護と同様の作用を呈している。また該部
交差位置には伸縮補強部材6が重積して着用者の膝を確
実に下側から包み込んでいるため、膝位置のズレを生ず
ることもない。
【0026】またこのスポーツタイツでは、脹ら脛部位
置Bの下側で両側からハードな伸縮特性を持った脹ら脛
部材7,8が着用者の脹ら脛を斜め方向(矢印D)に抱
え込むような形態で包む構造になっている。即ち該部で
は脹ら脛部テーピング構造が、スポーツテーピングにお
ける脹ら脛じん帯及びアキレス腱の保護と同様の作用を
呈している。しかし、上記構成では、後身頃2の該部構
造を矢印Bに示すような抉りカット24にして着用者の
アキレス腱側に比較的長い裾縁53を構成しているた
め、足首端部の張力が小さくなり、スポーツタイツの着
脱を容易にしている。
【0027】加えて、本実施例の構造では、後身頃2を
左右の分割したパーツにして尻ぐり線21によって縫合
する構成にしているため、背中心の位置がズレ難く膝下
まで延びる脇側部材3の位置を確実に安定させることが
でき、着用者の膝を適正にホールドすることができると
共に、両後身頃のパーツの裁断向きをより好ましい方向
に選択することができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明に係るテーピング機能タイツを
示すスポーツタイツの他の実施例を図3及び図4に従っ
て説明する。図3(a)はスポーツタイツの正面図、
(b)は同側面図、(c)は背面図、また図4は基型の
パーツを示す展開図であり、前記実施例と同様の構造部
は同一符号とする。
【0029】符号1,1は前ぐり線11によってウエス
トラインWL位置のウエスト縁12から股上13まで切
り替え縫合した前身頃、符号2は尻ぐり仮想線21aに
よって対称に裁断した後身頃であり、該前身頃1と後身
頃2は両脇をそれぞれ脇側部材3を介して切り替え縫合
し、また脚部内側は内側部材4を介して切り替え縫合し
て、腹部と大腿部からなる略膝上部分を構成してなる。
【0030】膝下部分は、それぞれ脛部材5と上記後身
頃2の下端部を両脹ら脛部材7,8を介して切り替え縫
合し、上記大腿部に続く下腿部を構成してなる。上記前
身頃1は、ウエスト縁12から下側の前側腹部と大腿前
部を覆う伸縮性を有する素材からなるパーツによって構
成されており、矢印Aによって示す膝部位置の下側で内
側裁断線14と外側裁断線15が鋭角に交差する尖端1
6を持った構造になる。
【0031】また、後前身頃2は、ウエストラインWL
から下側の両側の臀部と両側大腿後部を覆う伸縮性を有
する素材からなる左右一体のパーツによって構成されて
おり、矢印Bによって示す脹ら脛部位置の下側で両側か
ら狭小した抉りカット24を持ち、踝上方に位置しアキ
レス腱側に配置する比較的長い裾縁25が裾口ラインB
Lまで伸びる構造になる。
【0032】上記脇側部材3、内側部材4及び脹ら脛部
材7,8は、前身頃、後身頃2及び脛部材5よりハード
な伸縮強度を持った伸縮性素材によって構成されてお
り、脇側部材3と内側部材4は脚の伸びる方向(矢印
C)の伸縮力が強くなるように配置している。該脇側部
材3は、ウエストラインWLから伸びる略帯状の比較的
細幅材であり、膝部位置Aの下側で上記前身頃1の尖端
16と対応する山形側端31を構成するようにカットさ
れ、脛部材5の略半長部と切り替え縫合する縫着端縁3
2を構成してなる。
【0033】内側部材4は、上記脇側部材3の山形側端
31と対向する山形側端41をもった三角状を呈し、該
山形側端41を膝部位置Aの下側で上記前身頃1の尖端
16及び脇側部材3の山形側端31と突き合わせた格好
で縫合して膝部テーピング構造を構成してなり、また脛
部材5の略半長部と切り替え縫合する縫着縁42を構成
してなる。
【0034】脛部材5は、上記前身頃1、または後身頃
2と同様の伸縮性を有する素材から構成され、前身頃1
の尖端15と突き合わせる頂端51から脇側部材3の縫
合端縁32と内側部材4の縫合縁42に対応する鋭角状
の縫合縁51,52を構成し、裾縁53が裾口ラインB
Lまで延びる構造になる。
【0035】上記両脹ら脛部材7,8は、脇側部材3及
び内側部材4と同様に前身頃、後身頃2及び脛部材5よ
りハードな高伸縮強度を持った伸縮性素材によって構成
されており、脹ら脛の斜め両側に延びる方向(矢印D)
の伸縮力が大きくなるように切り替え配置して脹ら脛部
テーピング構造を構成している。
【0036】上記構成のスポーツタイツは、前記実施例
と同様に膝部位置Aの下側で、前身頃1、脛部材5、脇
側部材3及び内側部材4が一つの縫合点に縫着ラインが
集合し、両側からハードな伸縮強度を持った脇側部材3
と内側部材4の両山形側端31,41が連結されている
ため、着用者の膝を下側から高伸縮作用を持って支える
構造になる。即ち、膝部テーピング構造がスポーツテー
ピングにおける大腿部じん帯の保護と同様の作用を呈し
ており、また着用者の膝を確実に下側から包み込んでい
るため、膝位置のズレを生ずることもない。
【0037】またこのスポーツタイツでは、脹ら脛部位
置Bの下側で両側からハードな伸縮特性を持った脹ら脛
部材7,8が着用者の脹ら脛を斜め方向(矢印D)に抱
え込むような形態で包む構造になっている。即ち該部で
は脹ら脛部テーピング構造が、スポーツテーピングにお
ける脹ら脛じん帯及びアキレス腱の保護と同様の作用を
呈している。しかし、上記構成では、後身頃2の該部構
造を矢印Bに示すような抉りカット24にして着用者の
アキレス腱側に比較的長い裾縁25を構成しているた
め、裾口の張力が小さくなり、スポーツタイツの着脱を
容易にしている。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るテーピン
グ機能タイツによれば、他の部材より高伸縮力を有する
伸縮性素材からなる体側位置に設けた脇側部材と内側部
材の山形側端の頂部を膝部位置の下側で連繋し、外側と
内側から抱え上げるように膝を吊った構造になっている
ため、スポーツテーピングにおける大腿部じん帯の保護
と同様の作用を呈している。
【0039】このとき膝を抱え上げた格好で懸吊するだ
けで上側を開放した構造にしてあるため、着用によって
膝の自由度が妨げられることがなく、膝部の筋放電に於
ける突出したピークを解消または低下させる作用を発揮
して膝に対する衝撃力を吸収する。従って、ランニング
等の運動中に筋肉の振動によって生じるエネルギーの消
耗を抑制する優れた効果を奏する。
【0040】また、脹ら脛位置の下側に他の部材より高
伸縮力を有する伸縮性素材からなる一対の脹ら脛部材を
配置して、着用者の脹ら脛を斜め方向に両側から抱え込
むような形態で包む構造になっているため、スポーツテ
ーピングにおける脹ら脛じん帯及びアキレス腱の保護と
同様の作用を呈している。
【0041】更に、上記脹ら脛部材が裾口において、後
身頃の抉りカットに沿って配置し、着用者のアキレス腱
側に比較的長い裾縁を持つように構成しているため、足
首側端部の張力が小さくなり、スポーツタイツの着脱を
容易になる等の特徴を有するものであり、本発明実施後
の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテーピング機能タイツの第一の実
施例を示すもので、(a)はスポーツタイツの正面図、
(b)は同側面図、(c)は背面図である。
【図2】同基型のパーツを示す展開図である。
【図3】他の実施例を示すもので、(a)はスポーツタ
イツの正面図、(b)は同側面図、(c)は背面図であ
る。
【図4】同基型のパーツを示す展開図である。
【図5】(a)及び(b)は、それぞれ本発明のテーピ
ング機能タイツを着用したときの効果を示す、ランニン
グ時の膝に加わる衝撃力を計測したグラフである。
【図6】同膝部に於ける大腿四頭筋及び下腿三頭筋の筋
放電を測定したグラフである。
【符号の説明】
1 前身頃 11 前ぐり線 12 ウエスト縁 13 股上 14 内側裁断線 15 外側裁断線 16 尖端 2 後身頃 21 尻ぐり線 22 ウエスト縁 23 股上 24 抉りカット 25 裾縁 3 脇側部材 31 山形側端 32 縫着端縁 4 内側部材 41 山形側端 42 縫合縁 5 脛部材 51 縫合縁 52 縫合縁 53 裾縁 7 脹ら脛部材 8 脹ら脛部材 A 膝部位置 B 脹ら脛部位置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体のウエストラインから踝上方までの
    下半身の体表に密着して着用する伸縮素材によって構成
    したタイツ型ウェアにおいて、 ウエストラインから脹ら脛位置近傍までの体側該当部と
    膝部内側該当部に、高伸縮強度を持った素材からなる脇
    側部材3と内側部材4を切り替え配置すると共に、該脇
    側部材3と内側部材4を膝部位置Aの下方で山形に対向
    して該頂部を突き合わせ縫合連結してなる膝部テーピン
    グ構造と、 下腿部の脹ら脛部位置B下方の両側に、高伸縮強度を持
    った素材からなる脹ら脛部材7,8を切り替え配置する
    と共に、該両脹ら脛部材7,8を脹ら脛部位置Bの下方
    で近接対向してなる脹ら脛部テーピング構造と、を構成
    したことを特徴とするテーピング機能タイツ。
  2. 【請求項2】 前記高伸縮強度を持った素材からなる脇
    側部材3と内側部材4の高伸縮強度方向が着用者の身長
    方向に、また両脹ら脛部材7,8の高伸縮強度方向が、
    脹ら脛を斜め側方に横断する方向に、それぞれ切り替え
    配置した構造になることを特徴とする請求項1記載のテ
    ーピング機能タイツ。
  3. 【請求項3】 前記膝部テーピング構造の脇側部材3と
    内側部材4の山形の突き合わせ切り替え位置において、
    膝位置側の両部材間に高伸縮強度を持った素材からなる
    伸縮補強部材6を重設切り替え配置した構造になること
    を特徴とする請求項1又は2記載のテーピング機能タイ
    ツ。
  4. 【請求項4】 タイツを構成する後身頃を左右のパーツ
    に分割し、尻ぐり線に沿った縫合構造線を構成したこと
    を特徴とする請求項1,2又は3記載のテーピング機能
    タイツ。
JP9173290A 1997-06-13 1997-06-13 テ−ピング機能タイツ Pending JPH1112814A (ja)

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