JP2013180893A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロール紙にバックテンションを付与して搬送することで、搬送量が変動して画像品質が低下する。
【解決手段】PID制御演算部405から出力されるPWM信号(PWM値)を入力(監視)して、PWM値のピーク値が予め定めた閾値を越えたか否かを判別する判別手段411と、判別手段411によりPWM値のピーク値が閾値を越えたと判別されたときに、比較演算部403に与える目標位置を、搬送量を増加するように補正する信号を出力する補正手段412とを備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置においては、画像を形成する被記録媒体として、芯部材(管)に長尺の媒体がロール状に巻き付けられたロール状媒体であるロール紙を使用するものがある。
従来、ロール紙に対してロール紙搬送方向と反対方向のバックテンションを付与するとともに、バックテンションの大きさを変更可能なバックテンション可変手段を備え、幅検知手段の検知信号に応じてロール紙を搬送するときのバックテンションを変更することにより、ロール紙の幅に応じて有効搬送力の幅方向の分布を調整するものが知られている(特許文献1)。
特開2009−256061号公報
上述したようにロール紙にバックテンションを付与してバックテンションを変更できるようにした場合、ロール紙がスリップし、目標搬送量に対してズレが生じることになる。
この場合、ロール紙を搬送する搬送手段の駆動モータに対し、無負荷状態(スリップがない状態)での目標指令値に、予め設定したロール紙のサイズや残量に応じたスリップ量を加算した値を、実際の指令値として与えることで、搬送量を補正することが考えられる。
しかしながら、ロール紙の挙動は状況によって変化し、完全に推測することは困難であり、推測範囲内のスリップ量で目標搬送量を得られる場合もあれば、推測範囲内のスリップ量を超えるスリップが発生して目標搬送量からずれる場合もあり、ロール紙の搬送量が一定にならず、画像品質が低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ロール状媒体の搬送精度を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、
ロール状に巻き付けられたロール状媒体と、
前記ロール状媒体を搬送する搬送手段と、
前記ロール状媒体に対して搬送方向と逆方向の負荷を付与する手段と、
前記搬送手段の駆動モータをPWM制御で駆動制御するモータ駆動制御手段と、を備え、
前記モータ駆動制御手段は、
前記PWM値を監視し、前記PWM値のピーク値が予め定めた閾値を超えたか否かを判別する手段と、
前記判別の結果、前記PWM値のピーク値が予め定めた閾値を超えときに、前記搬送手段による搬送量を補正する手段と、を有している
構成とした。
本発明によれば、ロール状媒体の搬送精度を向上することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の外観斜視説明図である。 同装置の側面模式的説明図である。 同装置の機構部の要部平面説明図である。 バックテンション機構の一例を示す正面説明図である。 同じく平面説明図である。 制御部の概要の説明に供するブロック説明図である。 ロール紙を搬送する搬送手段の駆動制御に係わる部分のブロック説明図である。 ロール紙の搬送の補正制御の説明に供する無負荷状態のPWM値の一例を説明する説明図である。 同じく負荷が増加したときのPWM値の一例を説明する説明図である。 同じく補正制御の有無と目標搬送量に対する実際の搬送量の変化を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同画像形成装置の外観斜視説明図、図2は同装置の側面模式的説明図、図3は同装置の機構部の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体101と、装置本体101の下側に配置した給紙装置102とを備えている。
装置本体101の内部には、図示しない両側板にガイド部材であるガイドロッド1及びガイドステー2が掛け渡され、これらのガイドロッド1及びガイドステー2にキャリッジ5が矢印A方向(主走査方向、キャリッジ移動方向)に移動可能に保持されている。
そして、キャリッジ5を移動走査する主走査機構部は、主走査方向の一方側に配置される駆動モータ6と、駆動モータ6によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ8と、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け回された牽引部材であるタイミングベルト9とを備えている。
キャリッジ5には、図3にも示すように、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色の液滴を吐出する複数(ここでは5個)の液体吐出ヘッド及びヘッドに液体を供給するヘッドタンクを一体にした記録ヘッド11a〜11e(区別しないときは「記録ヘッド11」という。)を、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド11aと記録ヘッド11b〜11eは主走査方向と直交する方向である副走査方向に1ヘッド分(1ノズル列分)位置をずらして配置されている。また、記録ヘッド11a〜11eはいずれも2列のノズル列を有している。そして、記録ヘッド11aと11bはいずれも同色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド11c〜11eはそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の液滴を吐出する。
これにより、モノクロ画像については記録ヘッド11a、11bを使用して1スキャン(主走査)で2ヘッド分の幅で画像を形成でき、カラー画像については例えば記録ヘッド11b〜11eを使用して形成することができる。
記録ヘッド11のヘッドタンクには、装置本体101に交換可能に装着されるメインタンクであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10yから供給チューブ16を介して各色のインクが供給される。このとき、同じ色の液滴を吐出する2つの記録ヘッド11a、11bには1つのインクカートリッジ10kからインクが供給される
一方、キャリッジ5の主走査領域のうち、記録領域では、後述する給紙装置102からロール紙120が給送され、搬送手段21によってキャリッジ5の主走査方向と直交する方向(副走査方向、用紙搬送方向:矢印B方向)に間欠的に搬送される。
搬送手段21は、給紙装置102から給紙されるロール状媒体であるロール紙120を搬送する搬送ローラ23及び搬送ローラ23に対向配置した加圧ローラ24と、複数の吸引穴が形成された搬送ガイド部材25と、搬送ガイド部材25の吸引穴から吸引を行う吸引手段としての吸引ファン26とを有している。
この搬送手段21の下流側には、図2に示すように、記録ヘッド11で画像が形成されたロール紙120を所定の長さで切断する切断手段としてのカッタ27が配置されている。
このカッタ27は、例えばワイヤ或いはタイミングベルト28に取り付けられている。このタイミングベルト28は、図示しない駆動モータで駆動される駆動プーリと従動プーリとの間に掛け回され、駆動モータにより駆動プーリを介してタイミングベルト28を主走査方向に移動することで、カッタ27で用紙を所定の長さに切断する。
さらに、キャリッジ5の主走査方向の一方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11の維持回復を行う維持回復機構30が配置され、他方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11から画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行う空吐出受け34がそれぞれ配置されている。
維持回復機構30は、装置本体101のフレーム部材に保持された第1維持回復部31と、維持回復機構30のフレーム部材に副走査方向に往復移動可能に保持された第2維持回復部32とを有している。第2維持回復部32は記録ヘッド11aの維持回復を行うときには図2の位置にあり、記録ヘッド11b〜11eの維持回復を行うときには第1維持回復部31と同じ副走査方向位置まで移動する。
この維持回復機構30は、例えば記録ヘッド11のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングする保湿キャップを兼ねた吸引キャップ41及び保湿キャップ42と、ノズル面を払拭するワイパ部材43、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け44などを備えている。
給紙装置102は、上下段のスプール軸受け台111A、111B(以下、区別しないときは「スプール軸受け台111」と称する。なお、他の部材も同様とし、上段の部材には符号に「A」を付して、下段の部材には符号に「B」を付して区別する。)を有している。スプール軸受け台111にはロール体112を繰り出し可能に装着している。
ロール体112は、芯部材である管114に長尺のロール状媒体であるシート(以下「ロール紙」という。)120をロール状に巻き付けたものである。なお、ロール体は管114及びロール紙120を合わせた部材の総称とする。
そして、スプール軸受け台111に装着したロール体112を回転させて、ロール紙120をガイド部材130に沿って下流側に送り出す。
スプール軸受け台111の送り出し方向下流側には、ロール体112から送り出されたロール紙120を湾曲させて上方に給送する搬送ローラ対131が配置され、搬送ローラ対131とスプール軸受け台111との間には、ロール紙120の上面に接触してロール紙120の移動に従動する従動ローラ160が配置され、また、スプール軸受け台111から搬送ローラ対131の間には、ロール紙120の下面を案内するガイド部材130が配置されている。
搬送ローラ対131を回転駆動することで、ロール体112から繰り出されるロール紙120は、搬送ローラ対131、従動ローラ160、ロール体112間で張られた状態で搬送され、搬送ローラ対131を経て、搬送手段21の搬送ローラ23と加圧ローラ24との間に送り込まれる。
このように構成したこの画像形成装置においては、キャリッジ5を主走査方向に移動し、給紙装置102から給送されるロール紙120を、搬送手段21によって間欠的に送りながら、記録ヘッド11を画像情報(印字情報)に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、ロール紙120上に所要の画像が形成される。そして、画像形成後のロール紙120は、カッタ27で所定の長さにカットされ、装置本体101の正面側に配置された図示しない排紙トレイへ排出される。
次に、この画像形成装置のバックテンション機構について図4及び図5を参照して説明する。図4は同バックテンション機構の正面説明図、図5は同じく平面説明図である。
ロール体112のスプール軸201には、駆動モータ200に接続する回転伝達機構202が設けられている。駆動モータ200の回転状態を制御することで、ロール体112のスプール軸201に負荷を与え、搬送されるロール紙120にバックテンションを付与する。
ロール体112の管114に装着されたスプール軸201は、スプール軸201に従動回転する従動ギヤ203が設けられている。従動ギヤ203は、アイドルギヤ204、205を介して、ギヤ206を有する一方向クラッチ207に接続している。
一方向クラッチ207と同一の回転軸208には、ギヤ209と共にトルクリミッタ210が設けられている。なお、図示しないが、回転軸208の回転量を検出するロータリエンコーダが配置され、回転量を検知してロール紙120の残量を検知する。
ギヤ209は伝達ギヤ213に接続され、伝達ギヤ213の回転軸214に設けられたアイドルギヤ215を介して回転駆動する駆動手段である駆動モータ200の駆動ギヤ216に接続されている。また、図示しないが、回転軸214の回転を検出するロータリエンコーダが配置され、駆動モータ200の回転数を検知する。
このように構成したバックテンション付与機構においては、駆動モータ200の駆動状態として、正転、逆転又は無給電状態を選択することで、バックテンションを強(逆転))、中(無給電状態)、弱(正転)の3段階に制御することができる。
この点について、簡単に説明すると、バックテンションを中にするときには、駆動モータ200を非励磁状態にする。これにより、ロール体112が繰り出し方向に回転されてスプール軸201が回転するとき、スプール軸201の回転に回転伝達機構202から駆動モータ200までを従動回転させるための負荷が生じ、これがロール紙120へのバックテンションとなる。
また、バックテンションを弱にするときには、駆動モータ200をギヤ209が一方向クラッチ207のギヤ206よりも速く回転するように正転駆動する。これにより、一方向クラッチ207のギヤ206は回転軸208に対して空転する状態になり、ロール体112のスプール軸201には、アイドルギヤ204、205を介して一方向クラッチ207のギヤ206を回転させるための負荷はかかるが、駆動モータ200の非励磁状態時に比べて弱いバックテンションがロール紙120に付与される。
また、バックテンションを強にするときには、駆動モータ200を逆転駆動する。これにより、駆動モータ200による回転軸208の回転方向とロール体112の繰り出しによるギヤ209の回転方向とが逆になることで、トルクリミッタ210の制限を超える過大なトルクが発生してトルクの伝達が遮断され、トルクリミッタ210内で回転軸208が滑りながら回転し、回転軸208がトルクリミッタ210内で滑ることにより受ける抵抗力がスプール軸201の回転に対する負荷となり、ロール紙120に強いバックテンションが付与される。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図6のブロック説明図を参照して説明する。
主制御部301は、CPU,ROM及びRAM、I/Oなどのマイクロコンピュータで構成され、CPUからなる演算部301AやROM及びRAMなどからなるメモリ部301B及びI/Oを含む。
この主制御部301は、ホスト側から与えられる印字情報300を入力する。そして、印字情報300に応じた画像を形成するため、給紙駆動部306を介して搬送ローラ対131を駆動することで、給紙装置102の上段又は下段のロール体112からロール紙120を搬送させる。
また、主制御部301は、主走査駆動部303を介して駆動モータ6を駆動制御することでキャリッジ5を主走査方向に移動走査させ、搬送ローラ駆動部304を介して搬送ローラ23を回転駆動し、吸引ファン駆動部305を介して吸引ファン26を駆動して、ロール紙120を副走査方向に移動させ、ヘッド駆動部302を介して記録ヘッド11を印字情報300に応じて駆動制御して、記録ヘッド11から所要の液滴を吐出させ、ロール紙120上に所要の画像を形成する。
また、主制御部301は、カッタ駆動部308を介してカッタ27を駆動して、画像形成が終了したロール紙120を所要の長さに切断させる。また、主制御部301には操作パネル310が接続されている。
次に、ロール紙を搬送する搬送手段の駆動制御に係わる本発明における駆動制御手段について図7のブロック説明図を参照して説明する。
まず、搬送ローラ23の軸に設けたエンコーダホイールとエンコーダセンサで構成されるロータリエンコーダ400の出力信号(出力パルス)は、エンコーダ信号処理部401に与えられ、このエンコーダ信号処理部401で速度及び位置情報に変換される。そして、得られた速度及び位置情報を信号処理合成部402にて合成処理した後、比較演算部403に与える。
一方、この比較演算部403には速度・位置プロファイル格納部404に格納されている速度・位置プロファイルの情報が与えられており、比較演算部403はこれらの信号処理合成部402から与えられる速度及び位置情報(の合成情報)と速度・位置プロファイル格納部404に格納されている速度・位置プロファイルの情報(目標位置)とを比較して、目標位置と現在位置との偏差を演算する。
そして、この比較演算部403で得られた偏差に基づいてPID制御演算部405はPID演算を行ってPWM信号(PWM値)を生成する。つまり、PID制御演算部405は、比較演算部403からの偏差に対してPID(比例、積分、微分)制御を行って制御値を演算する。ここでは、搬送ローラ23を駆動する駆動モータ410をPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御で駆動するものとして、PID制御演算部405は偏差に対してPID制御を行ってPWMのデューティ比を求め、このPWMのデューティ比をモータドライバ406に与えてPWM制御で駆動モータ410を駆動させることにより、搬送ローラ23を目標とする速度で目標とする移動量(搬送量)だけ移動させて目標とする位置に駆動するようにしている。なお、PID制御に代えて、PI制御を行う構成とすることもできる。
ここで、本実施形態では、PID制御演算部405から出力されるPWM信号(PWM値)を入力(監視)して、PWM値のピーク値が予め定めた閾値を越えたか否かを判別する判別手段411と、判別手段411によりPWM値のピーク値が閾値を越えたと判別されたときに、比較演算部403に与える目標位置を、搬送量を増加するように補正する信号を出力する補正手段412とを備えている。
この場合、補正手段412は、PWM値のピーク値に対応して予め複数の補正量を保持し、入力されたPWM値のピーク値に対応して搬送量の補正量を変更して出力するようにすることもできる。
なお、判別手段411は、ロール紙120が無負荷状態のときのPWM値と入力された実際のPWM値との差分が予め定めた閾値を超えたか否かを判別し、補正手段412は、判別の結果、差分が閾値を超えときに、比較演算部403に与える目標位置を、搬送量を増加するように補正する信号を出力する構成とすることもできる。
この場合、補正手段412は、差分の大きさに対応して予め複数の補正量を保持し、差分の大きさに対応して搬送量の補正量を変更して出力するようにすることもできる。
このように構成したので、まず、搬送するロール紙120を間歇搬送しているとき、ロール紙120が無負荷状態であるとき(定常状態のとき)には、PID制御演算部405から出力されるPWM値のピーク値は、図8に示すように略一定になる。なお、駆動期間の間が駆動モータ200を駆動してロール紙120を送っている期間である。
これに対し、搬送するロール紙120にバックテンションによる負荷が増加すると、図9に示すように、出力されるPWM値が増加する。そこで、PWM値のピーク値を予め定めた閾値と比較して、ピーク値が閾値を超えたときには、ロール紙120の搬送量を増加する補正をする。
なお、ここでは、ピーク値を閾値と比較しているが、前述したように、図8に示す無負荷状態のときのピーク値との差分を算出して、差分は閾値と比較するようにすることもできる。
このような補正を行うことで、例えば図10に示すように、破線で示す目標搬送量に対して、実際の搬送量を実線で示すように近づけることができる。これに対し、補正を行わない場合には、二点鎖線で示すように、負荷が増大したときに、搬送量が目標搬送量から大きくずれる(減少する)ことになる。
このようにして、ロール紙の高精度な搬送を行うことができ、バックテンションによる画像品質の低下を抑制できる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
10 インクカートリッジ(メインタンク)
5 キャリッジ
11、11a〜11e 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
21 搬送手段
23 搬送ローラ
24 加圧ローラ
25 搬送ガイド部材
26 吸引ファン
27 カッタ
101 装置本体
102 給紙装置
112、112A、112B ロール体
114 管(芯部材)
120 ロール紙
131 搬送ローラ対
202 回転伝達機構

Claims (4)

  1. ロール状に巻き付けられたロール状媒体と、
    前記ロール状媒体を搬送する搬送手段と、
    前記ロール状媒体に対して搬送方向と逆方向の負荷を付与する手段と、
    前記搬送手段の駆動モータをPWM制御で駆動制御するモータ駆動制御手段と、を備え、
    前記モータ駆動制御手段は、
    前記PWM値を監視し、前記PWM値のピーク値が予め定めた閾値を超えたか否かを判別する手段と、
    前記判別の結果、前記PWM値のピーク値が予め定めた閾値を超えときに、前記搬送手段による搬送量を補正する手段と、を有している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記PWM値のピーク値に対応して前記搬送量の補正量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ロール状に巻き付けられたロール状媒体と、
    前記ロール状媒体を搬送する搬送手段と、
    前記ロール状媒体に対して搬送方向と逆方向の負荷を付与する手段と、
    前記搬送手段の駆動モータをPWM制御で駆動制御するモータ駆動制御手段と、を備え、
    前記モータ駆動制御手段は、
    前記PWM値を監視し、前記ロール状媒体が無負荷状態のときの前記PWM値と前記監視の結果得られた実際の前記PWM値との差分が予め定めた閾値を超えたか否かを判別する手段と、
    前記判別の結果、前記差分が予め定めた閾値を超えときに、前記搬送手段による搬送量を補正する手段と、を有している
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記差分の前記閾値に対するずれ量に対応して前記搬送量の補正量を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN104773573A (zh) * 2015-02-12 2015-07-15 华中科技大学 一种用于柔性膜输送的纠偏控制系统
JP2019163117A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社リコー 画像形成装置および制御方法

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