JP6111615B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、ロール状に巻き回した長尺のロール状印刷媒体(以下「ロール紙」ともいう。)を使用するものがある。
このような画像形成装置においては、ロール紙が斜めになって搬送されるスキューによるしわや捩れを防止する必要がある。
そこで、従来、例えば、ロール紙を装置本体にセットするときに、搬送ローラによってロール状に巻かれた被記録材の始端部を画像形成部に対向するプラテンより下流の繰出し位置まで搬送し、続いて、ニップ・レリース姿勢切替え手段によって搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラのニップ状態を解除し、吸引手段がON状態で、回転駆動手段により回転支持部材を逆転方向に回転させて、被記録材の始端部を記録ヘッド近傍の停止位置まで戻すことによって被記録材のスキュー取りを行うようにすることが知られている(特許文献1)。
特開2008−254215号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示の構成にあっては、ロール紙を画像形成部に対向して搬送する搬送ローラと従動ローラとのニップを開放(レリース)するだけであるので、ロール体からロール紙を給紙する給紙搬送手段を備える場合には、ロール紙のスキューが矯正されないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でロール紙のセットずれなどに起因するスキューを取り除けるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る画像形成装置は、
印刷媒体がロール状に巻かれたロール体と、
前記ロール体から前記印刷媒体を引き出して搬送経路を搬送する給紙搬送手段と、
前記搬送経路を搬送される前記印刷媒体の下方側をガイドするガイド部材を備え、
前記給紙搬送手段は、少なくとも前記印刷媒体を挟んで搬送する回転体対を含み、
前記給紙搬送手段の前記回転体対の少なくとも一方の回転体は、前記回転体対間のニップを閉じた状態と開放した開放状態との間で移動可能に設けられ、
前記給紙搬送手段の前記回転体対の開放動作を制御する手段を有し、
前記ロール体から前記印刷媒体を引き出して装置本体にセットするとき、前記給紙搬送手段で前記印刷媒体を送り出したあとで、前記給紙搬送手段の前記回転体対を、前記ニップを開放した開放状態にし、前記印刷媒体を前記ガイド部材に倣わせ
前記給紙搬送手段により搬送された前記印刷媒体を画像形成手段に対向して搬送する搬送手段を有し、
前記搬送手段は、少なくとも前記印刷媒体を挟んで搬送する回転体対を含み、
前記搬送手段の前記回転体対の少なくとも一方の回転体は、前記回転体対間のニップを閉じた状態と開放した開放状態との間で移動可能に設けられ、
前記ロール体から前記印刷媒体を引き出して装置本体にセットするとき、前記給紙搬送手段及び前記搬送手段で、前記印刷媒体の先端が少なくとも前記搬送手段の前記回転体対を越えるまで前記印刷媒体を搬送した後、前記給紙搬送手段の前記回転体対、及び、前記搬送手段の前記回転体対を、いずれも前記ニップを開放した開放状態にし、
前記給紙搬送手段の前記回転体対、及び、前記搬送手段の前記回転体対を、いずれも前記ニップを開放した開放状態にした後、前記印刷媒体を、前記印刷媒体の先端が少なくとも前記搬送手段の前記回転体対の上流側に位置するまで、前記ロール体側に巻き戻す
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成でロール紙のセットずれなどに起因するスキューを取り除ける。
本発明に係る画像形成装置の一例の模式的斜視説明図である。 同装置の模式的側面説明図である。 同装置の画像形成部の要部平面説明図である。 バックテンション機構(負荷付与手段)の斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 同じく正面説明図である。 バックテンションを付与することでロール紙の斜行を矯正する原理の説明に供する平面説明図である。 駆動モータの回転速度と発生する逆起電力の関係の説明に供する説明図である。 制御部の概要の説明に供するブロック説明図である。 制御部によるロールセット時におけるロール紙搬送制御の第1例の説明に供するフロー図である。 同説明に供する説明図である。 制御部によるロールセット時におけるロール紙搬送制御の第2例の説明に供するフロー図である。 再給紙搬送後のロール紙搬送制御の一例の説明に供するフロー図である。 図13の搬送速度算出処理の一例の説明に供するフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同画像形成装置の模式的外観斜視説明図、図2は同装置の模式的側面説明図、図3は同装置の画像形成部の要部平面説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置であり、装置本体101と、装置本体101の下側に配置した給紙装置102とを備えている。なお、給紙装置102は装置本体101と別体で装置本体101の下側に配置されるものであるが、図2のように装置本体101と一体で設けてもよい。
装置本体101の内部には、図示しない両側板にガイド部材であるガイドロッド1及びガイドステー2が掛け渡されている。これらのガイドロッド1及びガイドステー2にキャリッジ5が図1の矢印A方向(図3の主走査方向、キャリッジ移動方向)に移動可能に保持されている。
そして、キャリッジ5を移動走査する主走査機構部を設けている。この主走査機構部は、主走査方向の一方側に配置される主走査モータ6と、主走査モータ6によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向他方側に配置された従動プーリ8と、駆動プーリ7と従動プーリ8との間に掛け回された牽引部材であるタイミングベルト9とを備えている。
キャリッジ5には、図3にも示すように、複数(ここでは5個)の液体吐出ヘッド及びこの液体吐出ヘッドに液体を供給するヘッドタンクを一体にした記録ヘッド11a〜11e(区別しないときは「記録ヘッド11」という。)を搭載している。各記録ヘッド11は、例えばブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク液滴を吐出する。記録ヘッド11は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
ここで、記録ヘッド11aと記録ヘッド11b〜11eは主走査方向と直交する方向である副走査方向に1ヘッド分(1ノズル列分)位置をずらして配置されている。また、記録ヘッド11a〜11eはいずれも2列のノズル列を有している。そして、記録ヘッド11aと11bはいずれも同色である黒色の液滴を吐出し、記録ヘッド11c〜11eはそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の液滴を吐出する。
これにより、モノクロ画像については記録ヘッド11a、11bを使用して1スキャン(主走査)で2ヘッド分の幅で画像を形成でき、カラー画像については例えば記録ヘッド11b〜11eを使用して形成することができる。なお、ヘッド構成はこれに限るものではなく、複数の記録ヘッドを主走査方向に全て並べて配置するものでもよい。
記録ヘッド11のヘッドタンクには、装置本体101に交換可能に装着されるメインタンクであるインクカートリッジ10k、10c、10m、10yから撓むことが可能な供給チューブ16を介して各色のインクが供給される。このとき、同じ色の液滴を吐出する2つの記録ヘッド11a、11bには1つのインクカートリッジ10kからインクが供給される。
一方、キャリッジ5の主走査領域のうち、記録領域では、後述する給紙装置102からロール紙120が給送され、搬送手段21によってキャリッジ5の主走査方向と直交する方向(副走査方向、用紙搬送方向:矢印B方向)に間欠的に搬送される。
搬送手段21は、給紙装置102から給紙されるロール状媒体であるロール紙120を搬送する搬送ローラ23及び搬送ローラ23に対向配置した加圧ローラ24を有している。これらの搬送ローラ23と加圧ローラ24で搬送手段21の回転体対である搬送ローラ対20を構成している。
そして、一方の回転体である加圧ローラ24は、他方の回転体である搬送ローラ23に対して、図2の矢印方向に移動可能に設けられている。つまり、加圧ローラ24は、搬送ローラ23に接触してニップが形成される状態と、搬送ローラ23から離間してニップが開放される開放状態との間で移動可能に設けられている。
また、搬送ローラ対20の下流側には、複数の吸引穴が形成された搬送ガイド部材25と、搬送ガイド部材25の吸引穴から吸引を行う吸引手段としての吸引ファン26とを有している。
この搬送手段21の下流側には、図2に示すように、記録ヘッド11で画像が形成されたロール紙120を所定の長さで切断する切断手段としてのカッタ27が配置されている。
このカッタ27は、例えばワイヤ或いはタイミングベルト28に取り付けられている。このタイミングベルト28は、図示しない駆動モータで駆動される駆動プーリと従動プーリとの間に掛け回され、駆動モータにより駆動プーリを介してタイミングベルト28を主走査方向Aに移動することで、カッタ27で用紙を所定の長さに切断する。
さらに、キャリッジ5の主走査方向の一方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11の維持回復を行う維持回復機構30が配置されている。キャリッジ5の主走査方向の他方側には搬送ガイド部材25の側方に記録ヘッド11から画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出を行う空吐出受け34が配置されている。
維持回復機構30は、装置本体101のフレーム部材に保持された第1維持回復部31と、維持回復機構30のフレーム部材に副走査方向に往復移動可能に保持された第2維持回復部32とを有している。第2維持回復部32は記録ヘッド11aの維持回復を行うときには図3の位置にあり、記録ヘッド11b〜11eの維持回復を行うときには第1維持回復部31と同じ副走査方向位置まで移動する。
この維持回復機構30は、例えば記録ヘッド11のノズル面をキャッピングする吸引キャップ41及び保湿キャップ42と、ノズル面を払拭するワイパ部材43、画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を受ける空吐出受け44などを備えている。
給紙装置102は、上下段のスプール軸受け台111A、111B(以下、区別しないときは「スプール軸受け台111」と称する。なお、他の部材も同様とし、上段の部材には符号に「A」を付して、下段の部材には符号に「B」を付して区別する。)を有している。スプール軸受け台111内部にはロール体112からロール紙120を繰り出し、ロール紙120を巻き戻す繰り出し機構が設けられている。
ロール体112は、芯部材である管114に長尺のロール状媒体であるシート(以下「ロール紙」という。)120をロール状に巻き付けたものである。なお、ロール体は管114及びロール紙120を合わせた部材の総称とする。
ここで、ロール体112として、ロール紙120の終端を管114に糊付けなどの接着で固定したもの、ロール紙120の終端を管114に糊付けなどで接着していない非固定のもののいずれも装着可能である。
そして、装置本体101側には、給紙装置102のロール体112から引き出されるロール紙120をガイドするガイド部材130と、ロール紙120を湾曲させて上方に給送する回転体対である給紙搬送ローラ対131とが配置されている。給紙搬送ローラ対131は、給紙搬送ローラ131aと、給紙搬送ローラ131aに対向する従動ローラ131bとを有する。
ここで、一方の回転体である従動ローラ131bは、他方の回転体である給紙搬送ローラ131aに対して、図2の矢印方向に移動可能に設けられている。つまり、従動ローラ131bは、給紙搬送ローラ131aに接触してニップが形成される状態と、給紙搬送ローラ131aから離間してニップが開放される開放状態との間で移動可能に設けられている。
また、給紙搬送ローラ対131の下流側から搬送手段21の搬送ローラ対20の上流側との間に、ガイド部材132A、132Bが設けられている。これらのガイド部材132A、132Bは、給紙搬送ローラ対131で搬送されるロール紙120を下方向から上方向に向けて案内する搬送路を形成する搬送路形成部材である。言い換えれば、ガイド部材132A、132Bは、搬送経路を搬送される印刷媒体の下方側をガイドする部材である。
これらのガイド部材132Aは、上段側の搬送路(搬送経路)は搬送途中でガイド部材132Bによる搬送路に合流するように配置され、ガイド部材132Bは、合流後は上段及び下段に共通の搬送路を形成する。また、ガイド部材132は、いずれも1つの部材で図示しているが、複数のガイド部材を適宜並べて配置して構成している。
給紙搬送ローラ対131を回転駆動することで、ロール体112から繰り出されるロール紙120は、給紙搬送ローラ対131とロール体112間で張られた状態で搬送される。そして、ロール紙120は、ガイド部材132で案内されて搬送手段21の搬送ローラ対20を構成する搬送ローラ23と加圧ローラ24との間に送り込まれる。
このように構成したこの画像形成装置においては、キャリッジ5を主走査方向に移動し、給紙装置102から給送されるロール紙120を、搬送手段21によって間欠的に送る。そして、記録ヘッド11を画像情報(印字情報)に応じて駆動して液滴を吐出させることによって、ロール紙120上に所要の画像が形成される。画像形成後のロール紙120は、カッタ27で所定の長さにカットされ、装置本体101の正面側に配置された図示しない排紙トレイへ排出される。
次に、この画像形成装置のバックテンション機構(負荷付与手段)について図4ないし図6を参照して説明する。図4は同バックテンション機構の斜視説明図、図5は同じく平面説明図、図6は同じく正面説明図である。
ロール体112のスプール軸201には、駆動モータ200に接続する回転伝達機構202が接続されている。駆動モータ200の回転状態を制御することで、ロール体112のスプール軸201に負荷を与え、搬送されるロール紙120にバックテンションを付与する。つまり、駆動モータ200と回転伝達機構202によって負荷付与手段301を構成している。
ここで、回転伝達機構202について説明する。ロール体112の管114に装着されたスプール軸201は、スプール軸201に従動回転する従動ギヤ203が設けられている。従動ギヤ203は、アイドルギヤ204、205を介して、ギヤ206を有する一方向クラッチ207に連結している。
一方向クラッチ207と同一の回転軸208には、ギヤ209と共にトルクリミッタ210が設けられている。なお、回転軸208の回転量を検出するロータリエンコーダ302が配置され、回転量を検知することによってロール紙120の残量を検知する。
ギヤ209は伝達ギヤ213に接続され、伝達ギヤ213の回転軸214に設けられたアイドルギヤ215を介して回転駆動する駆動源である駆動モータ200の駆動ギヤ216に接続されている。また、回転軸214の回転を検出するロータリエンコーダ303が配置され、駆動モータ200の回転数を検知する。
このように構成した負荷付与手段301においては、駆動モータ200の駆動状態として、正転、逆転、無給電状態を選択することで、バックテンションを強(逆転)、中(無給電状態)、弱(正転)の3段階に制御することができる。
この点について、簡単に説明すると、バックテンションを中にするときには、駆動モータ200を非励磁状態にする。これにより、ロール体112が繰り出し方向に回転されてスプール軸201が回転するとき、スプール軸201の回転に回転伝達機構202から駆動モータ200までを従動回転させるための負荷が生じ、これがロール紙120へのバックテンションとなる。
また、バックテンションを弱にするときには、駆動モータ200をギヤ209が一方向クラッチ207のギヤ206よりも速く回転するように正転駆動する。これにより、一方向クラッチ207のギヤ206は回転軸208に対して空転する状態になる。これにより、ロール体112のスプール軸201には、アイドルギヤ204、205を介して一方向クラッチ207のギヤ206を回転させるための負荷はかかるが、駆動モータ200の非励磁状態時に比べて弱いバックテンションがロール紙120に付与される。
また、バックテンションを強にするときには、駆動モータ200を逆転駆動する。これにより、駆動モータ200による回転軸208の回転方向とロール体112の繰り出しによるギヤ209の回転方向とが逆になることで、トルクリミッタ210の制限を超える過大なトルクが発生してトルクの伝達が遮断される。そして、トルクリミッタ210内で回転軸208が滑りながら回転し、回転軸208がトルクリミッタ210内で滑ることにより受ける抵抗力がスプール軸201の回転に対する負荷となり、ロール紙120に強いバックテンションが付与される。
ここで、バックテンションを付与することでロール紙の斜行を矯正する原理について図7を用いて説明する。図7は同説明に供する平面説明図である。
図7において、ロール紙120の下側端部領域は、搬送ローラ23及び加圧ローラ24とロール体112との間で一定の張力を有する張り側で、上側端部領域は弛み側の状態にある。この状態でロール紙120の搬送方向とは逆方向にバックテンションを付与すると、図中搬送負荷分布で示す様に、ロール紙120には弛み側で小さく、張り側で大きくなるように負荷がかかる。
搬送ローラ23及び加圧ローラ24によるロール紙120の搬送力は軸方向で均一であり、ロール紙120に実際に有効に作用する有効搬送力は、搬送力とバックテンションとの差として、図中に有効搬送力分布と表示した状態になる。
バックテンションを付与すると、有効搬送力をロール紙120の弛み側で大きく、張り側で小さくした状態でロール紙120を搬送することとなり、斜行を矯正することができる。
ただし、ロール紙のサイズや残量等によってバックテンションの適正な強さが異なるため、ロール紙の回転軸に常に一定のバックテンションを付与するだけでは十分に斜行を矯正できない場合がある。
そこで、上述した負荷付与手段301の駆動モータ200を短絡状態にし、あるいは、回転を生じない所定の電圧を加えた状態にした場合について前述した図5及び図6を説明する。
なお、駆動モータ200が回転する電圧を「最小起動電圧」とするとき、上記「所定の電圧」は最小起動電圧未満の電圧である。
ロール紙120が繰り出し方向に搬送されると、スプール軸201が図6の矢印方向に回転し、アイドルギヤ204,205を介して、一方向クラッチ207のギヤ206が矢印方向に回転する。一方向クラッチ207は、矢印方向に回転する場合にその駆動力を回転軸208に伝達し、回転軸208が矢印方向に回転する。
回転軸208が矢印方向に回転すると、トルクリミッタ210によってトルクが制限された状態でギヤ209が回転し、伝達ギヤ213等を介して駆動モータ200の駆動ギヤ216を矢印方向に回転させる。
ロール紙120が搬送される間、駆動モータ200を短絡状態にし、あるいは、最小起動電圧以下の電圧を加えた状態に制御する。これにより、ロール紙120のスプール軸201に回転伝達機構202から駆動モータ200までを従動回転させるための負荷が生じ、これがロール紙120へのバックテンションとなる。
この場合、本実施形態では、駆動モータ200に最小起動電圧を加えた状態において、駆動ギヤ216の回転を可能にするために、駆動モータ200の駆動トルクがトルクリミッタ210の制限以下になるように設定している。
つまり、トルクリミッタ210の設定値は、駆動モータ200に最小起動電圧より低い電圧を加えた状態における駆動負荷トルクよりも大きい値としている。このようにトルクリミッタ210を設定することで、ギヤ209の回転によって駆動モータ200の駆動ギヤ216が従動して回転することになる。
ここで、駆動モータ200を短絡状態にし、あるいは、最小起動電圧未満の電圧を加える状態にすることで、駆動モータ200は自身で回転しない状態にある。この状態で、搬送手段21の搬送ローラ23と加圧ローラ24によってロール紙120が搬送されることによって、駆動モータ200の駆動ギヤ216が従動して回転し、駆動モータ200には逆起電力が発生する。この逆起電力によるトルクがロール紙120に対するバックテンションとなる。
次に、駆動モータ200の回転速度と発生する逆起電力の関係について図8を参照して説明する。
ここで、回転速度は、搬送手段21の搬送ローラ23と加圧ローラ24によってロール紙120が搬送される速度、及びロール紙120のロール外径によって定まる。
そして、回転速度が高くなるに従って発生する逆起電力は大きくなる。したがって、ロール紙120の搬送速度を速くするに従って発生する逆起電力は大きくなる。
このとき、同一モータにおける逆起電力係数とトルク定数は同じものであることから、ロール紙120へのバックテンション力は、ロール紙120の搬送速度に応じて変化することになる。
ただし、用紙サイズが異なる場合は、単位搬送力あたりのバックテンション力として考える必要があるため、ロール紙120の搬送速度を算出するにあたっては、ロール外径、及びロール紙サイズを加味する必要がある。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図9のブロック説明図を参照して説明する。
主制御部501は、CPU,ROM及びRAM、I/Oなどのマイクロコンピュータで構成され、CPUからなる演算部501AやROM及びRAMなどからなるメモリ部501Bを含む。この主制御部501は、負荷付与手段301の駆動源である駆動モータ200に対する給電制御を行う手段、給紙搬送ローラ対131のニップ開放制御を行う手段、搬送手段21の搬送ローラ対20のニップ開放制御を行う手段などを兼ねている。
この主制御部501は、ホスト側から与えられる印字情報500を入力する。そして、印字情報500に応じた画像を形成するために各部の制御を行う。
つまり、主制御部501は、ヘッド駆動部502を介して、記録ヘッド11を駆動制御して、受領した印字情報500に応じて液滴を吐出させる。
また、主制御部501は、給紙駆動部506を介して、前述した負荷付与手段301の駆動モータ200を駆動制御する。ここで、本実施形態では、負荷付与手段301の駆動モータ200の回転力を、クラッチ機構531を介して、給紙搬送ローラ対131の給紙搬送ローラ131aに伝達するように構成している。そこで、主制御部501は、ロール体112からロール紙120を給紙搬送するときには、クラッチ機構531を接続して駆動モータ200と給紙搬送ローラ131aとを連結させ、駆動モータ200を駆動制御する。
また、主制御部501は、給紙駆動部506を介して、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131aに対して接触及び離間させる接離機構532を駆動制御する。これにより、給紙搬送ローラ対131がニップを形成する状態と、ニップを開放する開放状態とに駆動制御される。
また、主制御部501は、給紙駆動部506を介して、クラッチ機構531を切断した状態で、駆動モータ200の正転、逆転、無給電状態、最小起動電圧未満の電圧の加える状態の切り替えを行っている。なお、駆動モータ200を短絡状態にする場合には、例えば給紙駆動部506内に駆動モータ200の給電端子間を開閉するスイッチ手段を設けて、主制御部501によってオン・オフ制御すればよい。
つまり、本実施形態では、主制御部501と給紙駆動部506によって、駆動源である駆動モータ200を短絡状態にし、又は、駆動モータ200に最小起動電圧より低い電圧を加え、駆動モータ200がロール体112側からの回転力を受けるときに逆起電力を発生させる状態にする手段を構成している。
また、主制御部501は、主走査駆動部503を介して主走査モータ6を駆動制御することでキャリッジ5を主走査方向に移動走査させる。
また、主制御部501は、搬送ローラ駆動部504を介して、搬送用駆動モータ533を駆動制御して、搬送ローラ23を回転駆動する。また、主制御部501は、搬送ローラ駆動部504を介して、搬送ローラ対20の加圧ローラ24を搬送ローラ23に対して接触及び離間させる接離機構534を駆動制御する。これにより、搬送ローラ対20がニップを形成する状態と、ニップを開放する開放状態とに駆動制御される。
また、主制御部501は、吸引ファン駆動部505を介して、吸引ファン26を駆動制御する。
また、主制御部501は、カッタ駆動部508を介してカッタ27を駆動して、画像形成が終了したロール紙120を所要の長さに切断させる。
この主制御部501には、前述したロータリエンコーダ302、303からの検知信号やその他の各種検知信号が入力される。
また、主制御部501には、操作部510が接続されている。この操作部510からはロール紙120の種別などを入力することができるが、この画像形成装置に接続されるホスト側から使用するロール紙120の種別やサイズを入力することもできる。
次に、制御部によるロールセット時におけるロール紙搬送制御の第1例について図10のフロー図及び図11の説明図を参照して説明する。なお、図11では図示を簡単にするためロール体は1つのみ図示している。
まず、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131aに接触させてニップ部を形成した状態にする。図11(a)に示すようにユーザーによってロール体112から引き出されたロール紙120の先端を給紙搬送ローラ対131のニップ部にくわえこませる。
この状態から、給紙搬送ローラ対131の給紙搬送ローラ131aを正転駆動して、ロール体112からロール紙120を引き出して、図11(b)に示すように、ロール紙120の先端が搬送ローラ対20の手前(上流側)に位置するまで所定量給紙搬送する。
このときの搬送量は、給紙搬送ローラ対131の給紙搬送ローラ131aの回転量で規定している。
その後、給紙搬送ローラ131aを停止する。そして、図11(c)に示すように、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131aから離間させて、ニップ部を開放する開放状態(レリース状態)にする。
これによって、上下方向に搬送されていたロール紙120は、下側の給紙搬送ローラ対131による挟持から開放されることで、ガイド部材132で形成される搬送路の形状に倣うことになる。このとき、ロール紙120は下方側が自由状態になるため、ロール紙120にスキューが生じていると、搬送方向下流側に幅方向端部側が下方に自重で下がり、スキューが矯正される。
その後、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131a側に移動させてニップ部を形成させる。そして、給紙搬送ローラ対131を駆動して再度ロール紙120の給紙搬送を行って搬送手段21に送り込み、搬送手段21によってロール紙120を所定の位置へ搬送する。なお、この場合、搬送手段21によってロール紙120を搬送するときには、負荷付与手段301によってバックテンションを付与する。このとき、給紙搬送ローラ131aの駆動伝達は遮断された状態になる。
これにより、例えば、ユーザー操作により、ロール紙120が斜めにセットされたとしても、それらが取り除かれ、ロール紙120が安定した状態から、再度搬送を行うことができ、ロール紙120にシワや捩れが生じるのを防止できる。
このように、ロール体から印刷媒体を引き出して装置本体にセットするとき、給紙搬送手段で、印刷媒体の先端が少なくとも搬送手段の手前に位置するまで、印刷媒体を搬送した後、給紙搬送手段の回転体対を、ニップを開放した開放状態にすることで、簡単な構成でロール紙セットずれなどに起因するスキューを取り除ける。
この場合、ロール紙120の紙種、紙幅(サイズ)によって、上記動作を実行するか否かを選択できるようにすることができる。
例えば、幅の広いロール紙については、ユーザーは両手を用いてロール紙をセットしなければならないため、ロール紙セット時のずれが大きくなる。これに対し、幅の狭いロール紙については、取り扱いが容易であり、ロール紙のセット性が安定する傾向がある。そこで、セットするロール紙が幅の狭いロール紙であるときには、上記動作を実施しないことにより、ロール紙のセット時間の短縮を図ることができる。なお、ロール紙の幅(サイズ)は、操作パネルから入力しても良いし、搬送路上でセンサによって検知するようにしてもよい。
また、ロール紙の紙種については、例えば剛性が弱いロール紙の場合、剛性が高いロール紙よりもセットが難しくなる。そこで、剛性が弱いロール紙の紙種についてのみ上記動作を実施するようにすることもできる。
次に、制御部によるロールセット時におけるロール紙搬送制御の第2例について図12のフロー図を参照して説明する。
まず、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131aに接触させてニップ部を形成した状態にする。また、搬送ローラ対20の加圧ローラ24を搬送ローラ23に接触させてニップ部を形成した状態にする。
そして、給紙搬送ローラ対131の給紙搬送ローラ131a及び搬送ローラ対20の搬送ローラ23を正転駆動して、ロール体112からロール紙120を引き出して、ロール紙120の先端が搬送ローラ対20を越えるまで搬送する。ここでは、例えば搬送ガイド部材25上にロール紙120の先端が位置するまで搬送している。
この場合、搬送ローラ対20を越える位置までロール紙120が搬送されたことは、図示しない先端検知センサによって、ロール紙120の先端を検知して検出している。
このように、搬送ローラ対20を超える位置までロール紙120を搬送することで、搬送ローラ対20の下流側に設けたサイズ検知手段によってロール紙120のサイズを検出できる。
その後、給紙搬送ローラ131a及び搬送ローラ23を停止する。そして、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131aから離間させ、搬送ローラ対20の加圧ローラ24を搬送ローラ23から離間させて、ニップ部を開放する開放状態(レリース状態)にする。
次いで、駆動モータ200を駆動してロール体112を逆転させることによって、ロール紙120をロール体112側に巻き戻す。このとき、ロール紙120の先端が搬送手段20の手前(流側)に位置するまで巻戻している。
これによって、上下方向に搬送されていたロール紙120は、下側の給紙搬送ローラ対131および搬送ローラ対20による挟持から開放されることで、ガイド部材132で形成される搬送路の形状に倣うことになる。このとき、ロール紙120は下方側が自由状態になるため、ロール紙120にスキューが生じていると、搬送方向下流側に幅方向端部側が下方に自重で下がり、スキューが矯正される。
その後、給紙搬送ローラ対131の従動ローラ131bを給紙搬送ローラ131a側に移動させて、搬送ローラ対20の加圧ローラ24を搬送ローラ23側に移動させて、ニップ部を形成させる。そして、給紙搬送ローラ対131を駆動して再度ロール紙120の給紙搬送を行って搬送手段21に送り込み、搬送手段21によってロール紙120を所定の位置へ搬送する。
なお、この場合、搬送手段21によってロール紙120を搬送するときには、負荷付与手段301によってバックテンションを付与する。このとき、給紙搬送ローラ131aの駆動伝達は遮断された状態になる。
これにより、例えば、ユーザー操作により、ロール紙120が斜めにセットされたとしても、それらが取り除かれ、ロール紙120が安定した状態から、再度搬送を行うことができ、ロール紙120にシワや捩れが生じるのを防止できる。
次に、上述した処理における再給紙搬送後におけるロール紙搬送制御について図13のフロー図を参照して説明する。
上述のニップ部のリリース処理によりスキューはほとんど矯正できるが、幅広のロール紙など完全な矯正が難しい場合もある。このような場合には、再給紙搬送後に以下のロール紙搬送制御を行うことが好ましい。
まず、ロール紙がセットされているか否かを判別し、ロール紙がセットされていれば、駆動モータ200に対して最小起動電圧未満の電圧(所定の電圧)を加える。これにより、前述したように、負荷付与手段301は、搬送速度に応じたバックテンションを付与する状態になる。
そして、ロール体112のロール紙の残量及びサイズを検出して、ロール紙120の搬送速度を算出し、搬送ローラ23の回転を駆動制御して、算出した搬送速度でロール紙120を搬送させる。このとき、搬送ローラ対131は開放されて、搬送ローラ23と加圧ローラ24のみで搬送を行うようにする。これにより、ロール紙には適切なバックテンションが印加されることになり、搬送ローラ23の部位でロール紙の斜行を速やかに矯正することができる。
その後、斜行の矯正が完了したロール紙120を画像形成開始可能な状態へセットすることで、処理が完了する。
次に、搬送速度算出処理について図14のフロー図を参照して説明する。
ここでは、予め定めたサイズ(これを「標準サイズ」という。)及び予め定めた残量(これを「標準残量」という。)に対する搬送速度を標準搬送速度(これを「標準線速V1」という。)として記憶保持している。
そして、
搬送速度を算出するときには、装填されているロール紙120のサイズ(検出サイズ)と標準サイズとから、標準線速V1×(検出サイズ/標準サイズ)、の演算を行って、搬送速度(線速)V2を算出する。
その後、装填されているロール紙120の残量(検出残量)と標準残量とから、線速V2×(検出残量/標準残量)、の演算を行って、搬送速度(線速)Vを算出する。
このようにして算出された搬送速度Vでロール紙120を搬送する。
例えば、検出されたロール紙サイズが標準サイズより大きい場合は、バックテンション力に対して搬送力が増大する方向となる。そこで、標準速度より速い搬送速度とすることで、前述した図8に示すように逆起電力が大きくなり、単位搬送力当りに付与されるバックテンション力が大きくなる。また逆に標準サイズより小さい場合は、標準速度より遅い搬送速度とすることで、単位搬送力当りに付与されるバックテンション力を小さくする。
また、検出されたロール体の残量が標準残量より多い場合も、同様に、ロール外径の増加に伴うモーメントの減少により、バックテンション力が低下することに。そこで、標準速度より速い搬送速度とすることで、単位搬送力当りのバックテンション力を大きくする。また逆に標準残量より少ない場合は、バックテンション力が増加することになるため、標準速度より遅い搬送速度とすることで、単位搬送力当りのバックテンション力を小さくする。
以上のようにして、ロール紙120のサイズ、残量に応じて搬送速度を変更することによって、バックテンションを変更することができ、適切なバックテンションを付与することができるようになる。なお、搬送速度の変更はサイズ、残量に応じて無段階に変更してもよいし、段階的に切り替えてもよい。また標準速度より速い側のみ、もしくは遅い側のみに切り替える構成でもよい。
なお、上記実施形態では、ロール紙のサイズ、残量で説明したが、ロール径を検出して搬送速度を変更することもできる。この場合、ロール径が標準径よりも大きな場合は、上記標準残量よりも多いときと同様の制御を行い、ロール径が標準径よりも小さな場合は、上記標準残量よりも少ないときと同様の制御を行う。
このように、駆動源を短絡状態にし、又は、駆動源に最小起動電圧より低い電圧を加え、駆動源がロール体側からの回転力を受けるときに逆起電力を発生させる状態にする手段と、検出手段の検出結果に応じて、搬送手段によって印刷媒体を搬送するときの搬送速度を変更する搬送速度変更手段とを有し、ロール体から印刷媒体を引き出して装置本体にセットするとき、駆動源が逆起電力を発生する状態にし、印刷媒体の搬送速度を変更することでロール体に掛かる媒体搬送方向と逆方向の負荷が変更される構成とすることで、簡単な構成や制御でバックテンションを変更することができる。
そして、前述したニップ部開放によるスキュー除去に加えて、このようなロール紙搬送制御を行うことで、より確実にスキューを除去することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
また、上記実施形態では、画像形成手段が液体吐出ヘッドである例で説明しているが、画像形成手段はこれに限るものではなく、接触、非接触型の画像形成手段を使用することもできるし、電子写真方式の画像形成装置にも同様に適用できる。
1 装置本体
5 キャリッジ
11、11a〜11e 記録ヘッド
10、10k、10c、10m、10y インクカートリッジ
20 搬送ローラ対
21 搬送手段
23 搬送ローラ
24 加圧ローラ(従動ローラ)
131 給紙搬送ローラ対
131a 給紙搬送ローラ
131b 従動ローラ
200 駆動モータ(駆動源)
301 負荷付与手段
505 給紙駆動部

Claims (4)

  1. 印刷媒体がロール状に巻かれたロール体と、
    前記ロール体から前記印刷媒体を引き出して搬送経路を搬送する給紙搬送手段と、
    前記搬送経路を搬送される前記印刷媒体の下方側をガイドするガイド部材を備え、
    前記給紙搬送手段は、少なくとも前記印刷媒体を挟んで搬送する回転体対を含み、
    前記給紙搬送手段の前記回転体対の少なくとも一方の回転体は、前記回転体対間のニップを閉じた状態と開放した開放状態との間で移動可能に設けられ、
    前記給紙搬送手段の前記回転体対の開放動作を制御する手段を有し、
    前記ロール体から前記印刷媒体を引き出して装置本体にセットするとき、前記給紙搬送手段で前記印刷媒体を送り出したあとで、前記給紙搬送手段の前記回転体対を、前記ニップを開放した開放状態にし、前記印刷媒体を前記ガイド部材に倣わせ、
    前記給紙搬送手段により搬送された前記印刷媒体を画像形成手段に対向して搬送する搬送手段を有し、
    前記搬送手段は、少なくとも前記印刷媒体を挟んで搬送する回転体対を含み、
    前記搬送手段の前記回転体対の少なくとも一方の回転体は、前記回転体対間のニップを閉じた状態と開放した開放状態との間で移動可能に設けられ、
    前記ロール体から前記印刷媒体を引き出して装置本体にセットするとき、前記給紙搬送手段及び前記搬送手段で、前記印刷媒体の先端が少なくとも前記搬送手段の前記回転体対を越えるまで前記印刷媒体を搬送した後、前記給紙搬送手段の前記回転体対、及び、前記搬送手段の前記回転体対を、いずれも前記ニップを開放した開放状態にし、
    前記給紙搬送手段の前記回転体対、及び、前記搬送手段の前記回転体対を、いずれも前記ニップを開放した開放状態にした後、前記印刷媒体を、前記印刷媒体の先端が少なくとも前記搬送手段の前記回転体対の上流側に位置するまで、前記ロール体側に巻き戻す
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記給紙搬送手段は前記装置本体の下方に配置され、
    前記搬送手段は前記装置本体の上方に配置され、
    前記給紙搬送手段の前記回転体対から前記搬送手段まで、前記ガイド部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ロール体に対して媒体搬送方向と逆方向の負荷を付与する負荷付与手段を備え、
    前記負荷付与手段は、駆動源と、前記駆動源と前記ロール体との間に配置された回転伝達機構とを含み、
    前記駆動源を短絡状態にし、又は、前記駆動源に最小起動電圧より低い電圧を加え、前記駆動源が前記ロール体側からの回転力を受けるときに逆起電力を発生させる状態にする手段と、
    前記ロール体の印刷媒体情報を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて、前記搬送手段によって前記印刷媒体を搬送するときの搬送速度を変更する搬送速度変更手段と、を有し、
    前記給紙搬送手段の前記回転体対を、前記ニップを開放した開放状態にした後、前記給紙搬送手段の前記回転体対で前記印刷媒体を挟んで前記搬送手段による搬送可能位置まで搬送して、前記搬送手段で前記印刷媒体を搬送し、
    前記搬送手段で前記印刷媒体を搬送するときに、前記駆動源が逆起電力を発生する状態にし、前記検出手段の検出結果に応じて前記印刷媒体の搬送速度を変更して前記搬送手段で搬送する動作を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷媒体情報が、ロール体の径、ロール体に巻かれた印刷媒体の残量、サイズのいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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