JP2013180888A - 配送計画提案プログラム、配送計画提案プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体、および、配送計画提案方法。 - Google Patents

配送計画提案プログラム、配送計画提案プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体、および、配送計画提案方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】 少ない配車実績情報から十分な分析ができ、正確な配送コストや手待ち時間を提示できる配送計画提案プログラム、配送計画提案プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体、および配送計画提案方法を提供する。
【解決手段】 出発地から到着地までの移動時間および任意の時間帯を含む入力情報を所定時間帯が記憶された記憶部2に記憶させる入力情報処理装置11と、所定時間帯から仮荷扱時間帯を決定する仮荷扱時間帯決定装置12と、到着地の到着時刻および仮荷扱時間帯の上限時刻から到着地の仮荷扱開始時刻を算出する仮荷扱開始時刻算出装置13と、到着地の仮荷扱開始時刻および仮荷扱時間帯の下限時刻から到着地の荷扱開始時刻を算出し、出発地の仮想時刻および仮荷扱時間帯の下限時刻から出発地の荷扱開始時刻を算出する荷扱開始時刻算出装置14としてコンピュータを機能させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷物の配送計画をシミュレーションする配送計画提案プログラム、配送計画提案プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体、および、配送計画提案方法に関するものである。
従来、車両や船舶などで荷物を集荷し、各配送先へ配送する配送業務に際し、配送ルートや配送順序などの配送計画をシミュレーションする配送計画立案方法が用いられている。この配送計画立案方法は、ユーザ(例えば配送業者)が日々記録している運転日報などの配車実績情報が入力されると、その配車実績情報を分析し、コストや手待ち時間(待機時間)などを提示する(例えば、下記特許文献1参照)。
ユーザが入力する配車実績情報には、例えば、配送先の住所や、配送先から指定された時間帯などを含む配送先情報と、配送順序や、荷物の積み降ろしに要する時間などを含むユーザ情報とがある。
特許第3925455号公報
しかし、従来の配送計画立案方法は、配送先情報や、ユーザ情報など、多くの配車実績情報を入力しなければ十分な分析をすることができず、正確なコストや手待ち時間を提示することができない。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、限られた少ない配車実績情報から十分な分析をすることができ、正確なコストや手待ち時間を提示することができる配送計画提案プログラム、配送計画提案プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体、および、配送計画提案方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る配送計画提案プログラムは、各地点を巡回して荷物を集配する配送計画を提案する配送計画提案プログラムにおいて、コンピュータを、前記各地点のうち巡回する順序が先である第1地点から前記順序が前記第1地点の直後である第2地点までの移動時間、前記各地点での荷扱に要する時間である荷扱時間、を含む入力情報を、前記各地点を巡回するのに要する時間帯である所定時間帯が予め記憶された記憶部に記憶させる入力情報処理装置と、前記所定時間帯から、前記各地点で荷扱を開始する仮の時間帯である仮荷扱時間帯を決定する仮荷扱時間帯決定装置と、前記第1地点における出発時刻、および前記第1地点から前記第2地点までの移動時間から、前記第2地点における到着時刻を算出し、この第2地点における到着時刻および前記第2地点における前記仮荷扱時間帯の上限時刻うち、最も遅い時刻である前記第2地点における仮荷扱開始時刻を算出する仮荷扱開始時刻算出装置と、前記第2地点における仮荷扱開始時刻および前記第2地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第2地点における荷扱開始時刻を算出し、この第2地点における荷扱開始時刻、前記第1地点から前記第2地点までの移動時間および前記第1地点における荷扱時間から、前記第1地点における仮想時刻を算出し、この第1地点における仮想時刻および前記第1地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第1地点における荷扱開始時刻を算出する荷扱開始時刻算出装置と、して機能させる、ことを特徴としている。
前記入力情報が、前記順序が前記第1地点の直前である先行地点から前記第1地点までの移動時間、前記先行地点での荷扱に要する時間である荷扱時間を含み、前記仮荷扱時間帯が、前記先行地点で荷扱を開始する仮の時間帯である仮荷扱時間帯を含み、前記荷扱開始時刻算出装置が、前記第1地点における荷扱開始時刻、前記先行地点から前記第1地点までの移動時間および前記先行地点における荷扱時間から、前記先行地点における仮想時刻を算出し、この先行地点における仮想時刻および前記先行地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記先行地点における荷扱開始時刻を算出する、ことを特徴としている。
また、前記入力情報が、荷扱を開始する任意の時間帯を含み、前記荷扱時間帯決定装置が、前記任意の時間帯を指定した各地点では、前記所定時間帯よりも前記任意の時間帯を優先して、前記仮荷扱時間帯を決定する、ことを特徴としている。
また、前記仮荷扱開始時刻算出装置は、前記仮荷扱開始時刻が、前記仮荷扱時間帯を超えるか否かを判定する、ことを特徴としている。
また、本発明に係る、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、配送計画提案プログラムが記録された、ことを特徴としている。
また、本発明に係る配送計画提案方法は、各地点を巡回して荷物を集配する配送計画を提案する配送計画提案方法において、コンピュータを動作させるための、前記各地点のうち巡回する順序が先である第1地点から前記順序が前記第1地点の直後である第2地点までの移動時間、前記各地点での荷扱に要する時間である荷扱時間、を含む入力情報を、前記各地点を巡回するのに要する時間帯である所定時間帯が予め記憶された記憶部に記憶させる入力情報処理手順と、前記所定時間帯から、前記各地点で荷扱を開始する仮の時間帯である仮荷扱時間帯を決定する仮荷扱時間帯決定手順と、前記第1地点における出発時刻、および前記第1地点から前記第2地点までの移動時間から、前記第2地点における到着時刻を算出し、この第2地点における到着時刻および前記第2地点における前記仮荷扱時間帯の上限時刻うち、最も遅い時刻である前記第2地点における仮荷扱開始時刻を算出する仮荷扱開始時刻算出手順と、前記第2地点における仮荷扱開始時刻および前記第2地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第2地点における荷扱開始時刻を算出し、この第2地点における荷扱開始時刻、前記第1地点から前記第2地点までの移動時間および前記第1地点における荷扱時間から、前記第1地点における仮想時刻を算出し、この第1地点における仮想時刻および前記第1地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第1地点における荷扱開始時刻を算出する荷扱開始時刻算出手順と、を有する、ことを特徴としている。
本発明に係る配送計画提案プログラムは上記した構成である。この構成により、従来の入力情報と所定時間帯とから、配送業務に要する時間のうち最短の時間が算出され、ユーザが各地点で荷扱を開始する最も遅い時刻が算出される。したがって、配送計画提案プログラムは、限られた少ない配車実績情報から配送先における荷扱開始時刻を算出できるため、十分な分析をすることができ、正確なコストや手待ち時間を提示することができる。
特に、配送計画提案プログラムは、入力情報に荷扱を開始する任意の時間帯が含まれ、仮荷扱時間帯決定装置が、任意の時間帯を指定した各地点で所定時間帯よりも任意の時間帯を優先して仮荷扱時間帯を決定するという構成である。したがって、配送計画提案プログラムは、正確な荷扱開始時刻を算出することができるため、更に十分な分析をすることができ、より正確なコストや手待ち時間を提示することができる。
特に、配送計画提案プログラムは、仮荷扱開始時刻算出装置が、仮荷扱開始時刻が仮荷扱時間帯を超えるか否かを判定するという構成である。この構成により、ユーザが各地点で荷扱を開始する時刻が、各地点で指定された時間帯に間に合わない場合の時刻が算出される。したがって、配送計画提案プログラムは、ユーザに配送計画の変更などを促すことができる。
本発明の実施形態に係る配送計画提案プログラムの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る配送計画提案プログラムをコンピュータで実行するためのハードウェア構成図である。 本実施形態に係る配送計画プログラムが行う処理の流れを示すフロー図である。 入力情報処理装置が行う処理の流れを示すフロー図である。 仮荷扱時間帯決定装置が行う処理の流れを示すフロー図である。 仮荷扱開始時刻算出装置が行う処理の流れを示すフロー図である。 荷扱開始時刻算出装置が行う処理の流れを示すフロー図である。 本発明の実施例1における入力情報処理装置の処理結果を示す処理結果図である。 本発明の実施例1における仮荷扱時間帯決定装置、仮荷扱開始時刻算出装置、荷扱開始時刻算出装置の処理結果を示す処理結果図である。 本発明の実施例2における入力情報処理装置の処理結果を示す処理結果図である。 本発明の実施例2における仮荷扱時間帯決定装置、仮荷扱開始時刻算出装置、荷扱開始時刻算出装置の処理結果を示す処理結果図である。 本発明の実施例3における入力情報処理装置の処理結果を示す処理結果図である。 本発明の実施例3における仮荷扱時間帯決定装置、仮荷扱開始時刻算出装置、荷扱開始時刻算出装置の処理結果を示す処理結果図である。 本発明の実施例1における荷扱開始時刻の推定の流れを示す図であり、(a)が仮荷扱時間帯決定装置により推定される荷扱開始時刻を示す図、(b)が仮荷扱開始時刻算出装置により推定される荷扱開始時刻を示す図、(c)が荷扱開始時刻算出装置により算出される荷扱開始時刻を示す図である。 本発明の実施例2における荷扱開始時刻の推定の流れを示す図であり、(a)が仮荷扱時間帯決定装置により推定される荷扱開始時刻を示す図、(b)が仮荷扱開始時刻算出装置により推定される荷扱開始時刻を示す図、(c)が荷扱開始時刻算出装置により算出される荷扱開始時刻を示す図である。 本発明の実施例3における荷扱開始時刻の推定の流れを示す図であり、(a)が仮荷扱時間帯決定装置により推定される荷扱開始時刻を示す図、(b)が仮荷扱開始時刻算出装置により推定される荷扱開始時刻を示す図、(c)が荷扱開始時刻算出装置により算出される荷扱開始時刻を示す図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る配送計画提案プログラムを実現する配送計画提案装置10の概略構成図である。配送計画提案装置10は、入力情報処理装置11、仮荷扱時間帯決定装置12、仮荷扱開始時刻算出装置13、荷扱開始時刻算出装置14、配送コスト算出装置15、手待ち時間算出装置16、および、配送業務別コスト算出装置17、から構成されている。上記各装置11から14が、各地点における荷扱開始時刻を算出し、上記各装置15から17が、算出された荷扱開始時刻を用いて、配送業務におけるコストを算出する。配送計画提案装置10は、これらの装置を稼働させる際、少なくとも入力部1、地図情報2、記憶部3、出力部4を使用する。なお、各装置における処理、および荷扱開始時刻については後述する。
入力部1は、キーボードやマウス等から構成され、また、出力部4は、液晶ディスプレイ等から構成される。地図情報2は、荷物を集配する各地点周辺の地域の地図情報が記録されている。記憶部3は、ROM6、RAM7、HDD8から構成される(図2参照)。なお、地図情報2は記憶部3に格納され、または、インターネットなどのネットワークを介して外部から取り込まれる。
なお、配送計画提案装置10を構成する各装置11から14は、ハードウェア構成、DSP(Digital Signal Processor)、MPU(Micro Processing Unit)、ソフトウェアによって実現することが可能である。例えば、ソフトウェアによって実現する場合、本実施形態の配送計画提案装置10は、実際にはコンピュータのCPU、あるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成し、RAMやROMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。
したがって、コンピュータが上記各装置の機能を果たすように動作させる配送計画提案プログラムを、例えばCD−ROM等の記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できるである。配送計画提案プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、例えばフレキシブルディスク、光ディスク等を用いることができる。また、配送計画提案プログラムをインターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードすることによっても実現できる。
ここで、配送計画提案装置10を実行するハードウェア構成について図面に基づいて説明する。図2は、配送計画提案装置10をコンピュータで実行するためのハードウェア構成図である。
CPU5は、入力部1からの入力情報を検出すると共に、ROM6に格納されたプログラムに従って、CPU5に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの一部が格納されたRAM7を使用して配送計画提案装置10を制御し、入力情報の処理結果を出力部4に出力する。
次に、配送計画提案装置10の構成について、図面に基づいて説明する。
なお、ユーザ(例えば配送業者)の業務は、荷物を積んで出発地を出発し、複数の配送先で荷物の積み降ろしをしながら到着地に向かうのが一般的である。したがって、本発明において“各地点”は、配送業者が巡回する場所の例示であり、配送業務の出発地点である出発地、到着地点である到着地、出発地と到着地との間を巡回する地点である配送先を含む。また、先行地点、第1地点、および第2地点は、巡回する順序が連続する地点の例示であり、各地点の数を限定するものではない。以下、本実施形態では、“各地点”を出発地、到着地、配送先として区別して説明する。
<入力情報処理装置11>
入力情報処理装置11は、ユーザが入力し、または入力情報処理装置11が算出した入力情報を記憶部3に記憶させる(図4参照。ステップS12〜16)。
ユーザが入力する入力情報には、必須の入力情報と任意の入力情報とがある。必須の入力情報は、配送順序、位置情報、荷扱時間、移動時間である。配送順序とは、ユーザが巡回する複数の配送先の並び方をいう。位置情報とは、例えば配送先の郵便番号、住所、座標などをいう。荷扱時間とは、例えば駐車場から配送先までの移動や、配送先での荷物の積み降ろしなどに要する時間の合計をいう。移動時間とは、複数の配送先のうち、配送順序が先である配送先から、配送順序がその直後である配送先までの間を移動するのに要する時間であり、先の配送先を出発する時刻と後の配送先に到着する時刻との差をいう。移動時間は、入力情報処理装置11により、記憶部3に記憶された位置情報が抽出され、複数の各配送先の移動時間を地図情報2に基づいて自動的に算出される(ステップS19)。または、移動時間はユーザにより入力される。なお、ユーザが移動時間を入力する場合、位置情報の入力(ステップS13)、および移動時間の算出(ステップS19)は省略される。また、本実施形態は、地図情報2や交通情報(図示せず)などに基づいて、最適な配送順序を算出することも可能であるが、本実施形態では説明を省略する。
一方、任意の入力情報は、任意の時間帯である指定荷扱時間帯、実績荷扱開始時刻である。指定荷扱時間帯とは、配送先により指定された荷扱を開始する時間の幅をいい、指定荷扱時間帯のうち、最も早い時刻と最も遅い時刻との差をいう。指定荷扱時間帯のうち、最も早い時刻が上限指定時刻であり、最も遅い時刻が下限指定時刻である。指定荷扱時間帯は、例えば、10:00(上限指定時刻)〜12:00(下限指定時刻)のように配送先ごとに指定される。
実績荷扱開始時刻とは、ユーザが配送先において実際に荷扱を開始した時刻をいう。実績荷扱開始時刻は、時間に幅がある実績荷扱開始時間帯であってもよい。なお、実績荷扱開始時刻は交通事情などの影響を受けて配送する度に変動するため、一般的に入手することが困難な情報である。
記憶部3には、入力情報の他、所定時間帯が記憶されている。所定時間帯とは、ユーザが出発地を出発し、各配送先を巡回して到着地へ到着するまでに要する時間の幅をいい、所定時間帯のうち、最も早い時刻と最も遅い時刻との差をいう。所定時間帯のうち、最も早い時刻が時間最小値であり、最も遅い時刻が時間最大値である。所定時間帯は、複数の配送先における移動時間および荷扱時間の合計時間よりも大きい。所定時間帯は、少なくとも、時間最小値が出発地の出発時刻と同じ、または、出発時刻より早い時刻であり、時間最大値が到着地の到着時刻と同じ、または、到着時刻より遅い時刻である。所定時間帯は、ユーザにより任意に設定される。
<荷扱時間帯決定装置12>
仮荷扱時間帯決定装置12は、仮荷扱時間帯を決定する(図5参照)。仮荷扱時間帯とは、ユーザが配送先で荷扱を開始する仮の時間帯をいい、仮荷扱時間帯のうち、最も早い時刻と最も遅い時刻との差をいう。仮荷扱時間帯のうち、最も早い時刻が上限時刻(仮上限時刻)であり、最も遅い時刻が下限時刻(仮下限時刻)である。
仮荷扱時間帯決定装置12は、入力情報によって異なる仮荷扱時間帯を算出する。すなわち、仮荷扱時間帯は、任意の入力情報(指定荷扱時間帯、実績荷扱開始時刻)が入力されていない場合、任意の入力情報のうち指定荷扱時間帯、または、実績荷扱開始時刻のいずれか一方のみが入力されている場合、任意の入力情報である指定荷扱時間帯および実績荷扱開始時刻がいずれも入力されている場合によって異なる。
仮荷扱時間帯決定装置12は、任意の入力情報が入力されていない場合、予め設定された所定時間帯を記憶部3から抽出し、仮荷扱時間帯を決定する。すなわち、仮荷扱時間帯決定装置12は、所定時間帯の時間最小値を仮荷扱時間帯の仮上限時刻とし、所定時間帯の時間最大値を仮荷扱時間帯の仮下限時刻とする(ステップS25)。
一方、指定荷扱時間帯のみが入力されている場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、所定時間帯よりも優先して指定荷扱時間帯を記憶部3から抽出し、仮荷扱時間帯を決定する。すなわち、仮荷扱時帯決定装置12は、指定荷扱時間帯の上限指定時刻を仮荷扱時間帯の仮上限時刻とし、指定荷扱時間帯の下限指定時刻を仮荷扱時間帯の仮下限時刻とする(ステップS23、24)。
さらに、実績荷扱開始時刻のみが入力されている場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、所定時間帯よりも優先して実績荷扱開始時刻を記憶部3から抽出し、仮荷扱時間帯を決定する。すなわち、仮荷扱時間帯決定装置12は、実績荷扱開始時刻を仮荷扱時間帯の仮上限時刻とし、実績荷扱開始時刻に1を加算したもの(実績荷扱開始時刻+1)を仮荷扱時間帯の仮下限時刻とする。なお、ここで仮荷扱時間帯決定装置12が、実績荷扱開始時刻に1を加算するのは計算上の便宜によるものである(ステップS26、27)。
また、指定荷扱時間帯および実績荷扱開始時刻のいずれもが入力されている場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、所定時間帯、指定荷扱時間帯よりも優先して実績荷扱開始時刻を記憶部3から抽出し、仮荷扱時間帯を決定する。すなわち、仮荷扱時間帯決定装置12は、実績荷扱開始時刻を仮荷扱時間帯の仮上限時刻とし、実績荷扱開始時刻に1を加算したもの(実績荷扱開始時刻+1)を仮荷扱時間帯の仮下限時刻とする。なお、ここで仮荷扱時間帯決定装置12が、1を加算するのは計算上の便宜によるものである(ステップS26、27)。
<仮荷扱開始時刻算出装置13>
仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱開始時刻を算出する(図6参照)。仮荷扱開始時刻とは、ユーザが配送先で荷扱を開始する仮の時刻のうち、最も早く荷扱を開始する時刻をいう。仮荷扱開始時刻は、仮荷扱時開始刻算出装置13により、ユーザが配送先に到着した時刻である到着時刻と、仮荷扱時間帯決定装置12が決定した仮荷扱時間帯の仮上限時刻とに基づいて、いずれが遅い時刻であるか判定されて算出される(ステップS36)。
すなわち、仮荷扱時間帯の仮上限時刻より到着時刻が遅い場合、ユーザが最も早く荷扱を開始することができる時刻は到着時刻である。一方、到着時刻より仮荷扱時間帯の仮上限時刻の方が遅い場合、配送先に到着したユーザは仮荷扱時間帯の仮上限時刻まで待機しなければならないため、ユーザが最も早く荷扱を開始することができる時刻は仮荷扱時間帯の仮上限時刻である。
仮荷扱開始時刻を式で表すと、
仮荷扱開始時刻 =
最大値( 到着時刻 or 仮荷扱時間帯の仮上限時刻 )・・[式1]
となる。
また、仮荷扱開始時刻算出装置13は、算出した仮荷扱開始時刻が、仮荷扱時間帯の仮下限時刻を超えるか否かを判定する。すなわち、仮荷扱開始時刻算出装置13は、ユーザの荷扱開始時刻が、配送先が指定した指定荷扱時間帯の下限指定時刻(実績荷扱時刻が入力されている場合は実績荷扱開始時刻)に間に合うか否を判定する(ステップS40)。
判定の結果、仮荷扱開始時刻が、仮荷扱時間帯の仮下限時刻を超える場合、仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱時間帯を修正する(ステップS41)。
仮荷扱開始時刻の判定を式で表すと、
仮荷扱開始時刻 ≧ 仮荷扱時間帯の仮下限時刻・・[式2]
となる。
上記した[式1]に基づいて、仮荷扱開始時刻の算出について、到着時刻、仮荷扱時間帯の仮上限時刻、最大値の判定、の順に説明する。
なお、本実施形態を理解しやすくするため、各配送先と関連付けた情報、時間などに、共通の符号を付す。本実施形態は、出発地を出発し、4つの配送先を巡回しながら到着地へ向かうものとし、出発地の符号が[0]、配送先が[1〜4]、到着地が[5]とする。例えば、出発地と関連付けた荷扱時間を“荷扱時間[0]”、第1配送先と関連付けた出発時刻を“出発時刻[1]”、到着地と関連付けた仮荷扱開始時刻を“仮荷扱開始時刻[5]”のように表す。
第2配送先に到着する時刻である到着時刻[2]は、仮荷扱開始時刻算出装置13により、第1配送先を出発する時刻である出発時刻[1]に、第1配送先から第2配送先までの移動時間[1]が加算されて算出される(ステップS34)。移動時間[1]は、上記したように入力情報処理装置11により算出される(図4ステップS19)。
ここで、出発時刻[1]は、仮荷扱開始時刻算出装置13により、第1配送先の仮荷扱開始時刻[1]に第1配送先における荷扱時間[1]が加算されて算出される(ステップ39)。なお、仮荷扱開始時刻[1]の算出は、後述する第2配送先における仮荷扱開始時刻[2]の算出と同じ処理であるため、説明を省略する。また、荷扱時間[1]は、上記したように入力情報処理装置11により処理される(図4ステップS14)
第2配送先における仮荷扱時間帯[2]の仮上限時刻[2]は、上記したように仮荷扱時間帯決定装置12によって決定される(図5ステップS23〜27)。
最大値の判定は、仮荷扱開始時刻算出装置13により、到着時刻[2]と、仮荷扱時間帯[2]の仮上限時刻[2]とが比較され、両者のうち、いずれが遅い時刻(最大値)であるかが判定されて算出される(ステップS36)。判定の結果、仮荷扱開始時刻算出装置13は、到着時刻[2]が仮荷扱時間帯[2]の仮上限時刻[2]より遅い(大きい)場合、到着時刻[2]を仮荷扱開始時刻[2]とする(ステップS37)。一方、仮荷扱時間帯[2]の仮上限時刻[2]が到着時刻[2]より遅い(大きい)場合、仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱時間帯[2]の仮上限時刻[2]を仮荷扱開始時刻[2]とする(ステップS38)。
次に、上記した[式2]に基づいて、荷扱開始時刻の判定について説明する。
仮荷扱開始時刻の判定は、仮荷扱開始時刻算出装置13により、仮荷扱開始時刻[2]と、仮荷扱時間帯[2]の仮下限時刻[2]とが比較され、仮荷扱開始時刻[2]が仮荷扱時間帯[2]の仮下限時刻[2]と同じ、または、仮荷扱時間帯[2]の仮下限時刻[2]より遅い(大きい)か否かが判定されて算出される(ステップS40)。ここで、仮荷扱開始時刻[2]は、仮荷扱時間帯決定装置12により決定される(ステップS36〜38)。
判定の結果、仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱開始時刻[2]が、仮荷扱時間帯[2]の仮下限時刻[2]と同じ、または、仮荷扱時間帯[2]の仮下限時刻[2]より遅い(大きい)場合、仮荷扱開始時刻[2]を仮荷扱時間帯[2]の仮上限時刻[2]とし、仮荷扱開始時刻に1を加算したもの(仮荷扱開始時刻[2]+1)を仮荷扱時間帯[2]の仮下限時刻[2]とする(ステップS41)。
<荷扱開始時刻算出装置14>
荷扱開始時刻算出装置14は、荷扱開始時刻を算出する(図7参照)。荷扱開始時刻とは、ユーザが配送先で荷扱を開始する時刻のうち、最も遅く荷扱を開始する時刻をいう。配送先における荷扱開始時刻は、荷扱開始時刻算出装置14により、到着地から遡って算出される。すなわち、第4配送先における荷扱開始時刻[4]は、荷扱開始時刻算出装置14により、到着地から遡って算出される。さらに、配送順序が第4配送先の直前である第3配送先の荷扱開始時刻[3]は、荷扱開始時刻算出装置14により、荷扱開始時刻[4]から遡って算出される。
具体的には、荷扱開始時刻[4]は、荷扱開始時刻算出装置14により、到着地における仮荷扱開始時刻[5]、および、仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]のうち、最も早い時刻である荷扱開始時刻[5]が算出され、この荷扱開始時刻[5]、荷扱時間[4]、移動時間[4]、に基づいて算出される第4配送先における仮想時刻[4]と、仮荷扱時間帯[4]の仮下限時刻[4]と、に基づいて、いずれが早い時刻であるか判定されて算出される(ステップS54〜58)。
この場合の荷扱開始時刻[4]の算出過程を式で表すと、
荷扱開始時刻[5] =
最小値( 仮荷扱開始時刻[5] or 仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5])・・[式3]
仮想時刻[4] = 荷扱開始時刻[5]−荷扱時間[4]−移動時間[4]・・[式4]
荷扱開始時刻[4] =
最小値( 仮想時刻[4] or 仮荷扱時間帯[4]の仮下限時刻[4] )・・[式5]
となる。
一方、第3配送先における荷扱開始時刻[3]は、荷扱開始時刻算出装置14により、上記したように荷扱開始時刻[4]が算出され、この荷扱開始時刻[4]、荷扱時間[3]、移動時間[3]、に基づいて算出される第3配送先における仮想時刻[3]と、仮荷扱時間帯[3]の仮下限時刻[3]と、に基づいて、いずれが早い時刻であるか判定されて算出される(ステップS55〜58)。
この場合の荷扱開始時刻[3]の算出過程を式で表すと、
荷扱開始時刻[3] =
仮想時刻[3] = 荷扱開始時刻[4]−荷扱時間[3]−移動時間[3]・・[式6]
最小値( 仮想時刻[3] or 仮荷扱時間帯[3]の仮下限時刻[3])・・[式7]
となる。
上記した[式3]、[式4]、[式5]に基づいて、荷扱開始時刻[4]の算出について説明する。なお、事実上[式4]と[式6]、[式5]と[式7]は、それぞれ同じであるため、説明を省略する。
[式3]について、最小値の判定は、仮荷扱開始時刻算出装置14により、仮荷扱開始時刻[5]と、仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]とが比較され、両者のうち、いずれが早い時刻(最小値)であるかが判定されて算出される(ステップS56)。判定の結果、荷扱開始時刻算出装置14は、仮荷扱開始時刻[5]が仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]より早い(小さい)場合、仮荷扱開始時刻[5]を荷扱開始時刻[5]とする(ステップS57)。一方、仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]が仮荷扱開始時刻[5]より早い(小さい)場合、仮荷扱開始時刻算出装置14は、仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]を荷扱開始時刻[5]とする(ステップS58)。
ここで、仮荷扱開始時刻[5]は、上記したように仮荷扱開始時刻算出装置13により算出される(図6ステップS34〜38)。また、仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]は、上記したように仮荷扱時間帯決定装置12により決定される(図5ステップS21〜28)。
[式4]について、仮想時刻[4]は、荷扱開始時刻算出装置14により、仮荷扱開始時刻[5]から、荷扱時間[4]と移動時間[4]とが減算されて算出される(ステップS55)。ここで、荷扱時間[4]および移動時間[4]は、上記したように入力情報処理装置11により、処理および算出される(図4ステップS14、19)。
[式5]について、最小値の判定は、荷扱開始時刻算出装置14により、仮想時刻[4]、と仮荷扱時間帯[4]の仮下限時刻[4]とが比較され、両者のうち、いずれが早い時刻(最小値)であるかが判定されて算出される(ステップS56)。判定の結果、荷扱開始時刻算出装置14は、仮想時刻[4]が仮荷扱時間帯[4]の仮下限時刻[4]より早い(小さい)場合、仮想時刻[4]を荷扱開始時刻[4]とする(ステップS57)。一方、仮荷扱時間帯[4]の仮下限時刻[4]が仮想時刻[4]より早い(小さい)場合、荷扱開始時刻算出装置14は、仮荷扱時間帯[4]の下限時刻[4]を荷扱開始時刻[4]とする(ステップS58)。
<配送コスト算出装置15>
配送コスト算出装置15は、配送に要する配送コストを算出する。配送コストとは、配送車両を使用する時間毎に発生する料金をいう。配送コストは、配送コスト算出装置15により、配送車両使用時間、配送車両情報、所定の運賃タリフに基づいて算出される。ここで、配送車両使用時間とは、ユーザが車両を使用する時間であり、最後の配送先における荷扱開始時刻[4]および荷扱時間[4]の和と、最初の配送先おける荷扱開始時刻[1]との差をいう。配送車両情報とは、配送車に関する内容であり、例えば、車種、所属する運輸局、種別(8時間制、4時間制)などをいう。所定の運賃タリフとは、運送業界で標準的に用いられている運賃表をいう(例えば、旧運輸省「平成11年タリフ」の時間制貸切運賃タリフなど)。配送車両情報、所定の運賃タリフは、予め記憶部2に記憶され、またはユーザにより入力される。
なお、車両とは、ユーザが荷物を配送する配送手段の例示であり、自動車、バイク、船舶、飛行機なども含むものである。この場合、配送車両情報、所定の運賃タリフは適宜変更される。
配送コストを式で表すと、
配送コスト = 車両使用時間 and 配送車両情報 and 所定の運賃タリフ・・[式8]
車両使用時間 =
荷扱開始時刻[4] + 荷扱時間[4] − 荷扱開始時刻[1]・・[式9]
となる。
[式9]において、荷扱開始時刻[4]、荷扱開始時刻[1]は、上記した荷扱開始時刻算出装置14により算出される。荷扱時間[4]は、上記したように入力情報処理装置11により処理される。
<手待ち時間算出装置16>
手待ち時間算出装置16は、車両の手待ち時間を算出する。手待ち時間とは、それぞれ配送先における待機時間をいう。手待ち時間は、手待ち時間算出装置16により、各荷扱開始時刻から各到着時刻を減算することで算出される。
手待ち時間を式で表すと、
手待ち時間 =
荷扱開始時刻 − 到着時刻・・[式10]
となる。
荷扱開始時刻は、上記したように荷扱開始時刻算出装置14により算出され、また、到着時刻は、仮荷扱時間帯決定装置13により算出される。
<配送業務別コスト算出装置17>
配送業務別コスト算出装置17は、ユーザが行う配送業務別のコストを算出する。配送業務とは、各配送先への移動時間、各配送先における荷扱時間、および、手待ち時間(待機時間)などに要する各業務の集合をいう。すなわち、配送業務別のコストは、移動コスト、荷扱コスト、および、手待ちコストであり、配送業務別コスト算出装置17により算出される。
移動コスト、荷扱コスト、および、手待ちコストは、配送コストにおける、各移動時間、荷扱時間、および、手待ち時間の割合である。各コストは、配送業務別コスト算出装置17により、各時間の合計、および、配送コストから算出される。
各コストを式で表すと、
移動コスト = 配送コスト × 移動時間の合計 ÷ (業務合計時間)・・[式11]
荷扱コスト = 配送コスト × 荷扱時間の合計 ÷ (業務合計時間)・・[式12]
手待ちコスト = 配送コスト × 手待ち時間の合計 ÷ (業務合計時間)・・[式13]
業務合計時間 = 移動時間の合計 + 荷扱時間の合計 + 手待ち時間の合計・・[式14]
となる。
[式14]について、移動時間、荷扱時間は、上記したように入力情報処理装置11により処理され、また、手待ち時間は、上記したように手待ち時間算出装置16により算出される。そして、移動、荷扱、手待ちの各時間の合計が、配送業務別コスト算出装置17により算出される。
[式11]から[式13]について、配送コストは、上記した配送コスト算出装置15により算出される。
次に、配送計画提案装置10が行う処理のうち、荷扱開始時刻が算出されるまでについて、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、iは配送順序を格納する変数である。mは入力された配送順序の数を管理する変数である。
図3は、配送計画装置10が行う処理の流れを示すフロー図である。
配送計画装置10は、ステップS1において、ユーザにより入力された入力情報を記憶部3に記憶させ、ステップS2において、仮荷扱時間帯決定装置13が仮荷扱時間帯を決定し、ステップS3において、仮荷扱開始時刻算出装置14が仮荷扱開始時刻を算出し、ステップS4において、荷扱開始時刻算出装置15が荷扱開始時刻を算出する。
以下、それぞれの装置における処理について、図面に基づいて説明する。
<入力情報処理装置11による処理の流れ>
図4は、入力情報処理装置11が行う処理の流れを示すフロー図である。図4において、入力情報処理装置11は、配送先(出発地および到着地を含む)の数だけ入力情報を処理する。すなわち、本実施形態では、ユーザが第1配送先から第4配送先まで巡回して荷物を配送するため、配送先の数は、これらの第1から第4配送先に出発地および到着地を加えた数である6となる。以下の説明において、配送先が6(i=0から5)である場合を具体例とし、適宜説明を補足する。
まず、ステップS11において、入力情報処理装置11は、iに0を格納する(i=0)。
ステップS12において、入力情報処理装置11は、配送順序[i]への入力の有無を判定する。判定の結果、配送順序[i]が入力されていた場合、入力情報処理装置11はステップS13へ処理を進める。一方、配送順序[i]が入力されていない場合(配送順序[5]まで処理し、i=6となった場合)、入力情報処理装置11は、後述するステップS18へ処理を進める。
ステップS13において、入力情報処理装置11は、ユーザが入力した各配送先の位置情報[i]を記憶部3に記憶させる。位置情報[i]は、入力情報処理装置11により、入力された郵便番号、住所に基づいて地図情報2から抽出されるか、あるいは既に登録されている配送先の中から抽出される。
ステップS14において、入力情報処理装置11は、ユーザが入力した各配送先における荷扱時間[i]を記憶部3に記憶させる。入力情報処理装置11は、荷扱時間[i]が荷物の数や重量により変動する場合、その変動する荷扱時間[i](変動荷扱時間)を、既に登録されている配送先の情報に関連付けて記憶させてある荷扱時間[i](固定荷扱時間)に加算する。
ステップS15において、入力情報処理装置11は、ユーザが入力した各配送先における指定荷扱時間帯[i]を記憶部3に記憶させる。なお、指定荷扱時間帯[i]は任意の入力情報である。
ステップS16において、入力情報処理装置11は、ユーザが入力した各配送先における実績荷扱開始時刻[i]を記憶部3に記憶させる。なお、実績荷扱開始時刻[i]は任意の入力情報である。
ステップS17において、入力情報処理装置11は、iにi+1を格納し(i=i+1)、再びステップS12に戻り、処理を繰り返す(i=5まで処理を繰り返す)。
ステップS12において、判定の結果、上記したように配送順序[i]が入力されていない場合(配送順序[5]まで処理し、i=6となった場合)、入力情報処理装置11は処理をステップS18へ処理を進める。
ステップS18において、入力情報処理装置11は、mにiを格納する(m=6)。
ステップS19において、入力情報処理装置11は、各配送先間の移動時間[i]を、iがi=0からm−1となるまで算出を繰り返す(iがi=0から5となるまで算出を繰り返す)。入力情報処理装置11は、算出した移動時間[i]を、記憶部3に記憶させる。以上により、入力情報処理装置11による処理が終了する。
<仮荷扱時間帯決定装置12による処理の流れ>
次に、仮荷扱時間帯決定装置12が行う処理を、図面に基づいて説明する。図5は、仮荷扱時間帯決定装置12が行う処理の流れを示すフロー図である。
なお、以下の説明において、時間指定From[i]とは、仮荷扱時間帯の仮上限時刻の変数であり、一方、時間指定To[i]とは、仮荷扱時間帯の仮下限時刻の変数である。
ステップS21において、仮荷扱時間帯決定装置12は、iに0を格納し(i=0)、時間最小値および時間最大値に、予め設定された所定時間帯を格納する。
ステップS22において、仮荷扱時間帯決定装置12は、iとmとを比較し、iがmより小さいか否かを判定する(i<m、すなわちi<6)。判定の結果、iがmより小さくない場合(i<mが成り立たない場合、すなわち6<6となった場合)、仮荷扱時間帯決定装置12は、処理を終了する。一方、判定の結果、iがmより小さい場合(i<mが成り立たつ場合、すなわち0〜5<6である場合)、仮荷扱時間帯決定装置12は、処理をステップS23へ進める。
ステップS23において、仮荷扱時間帯決定装置12は、指定荷扱時間帯[i]が入力されているか否かを判定する。判定の結果、指定荷扱時間帯[i]が入力され、記憶部3に記憶されていた場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、処理をステップS24へ進める。一方、判定の結果、指定荷扱時間帯[i]が入力されておらず、記憶部3に記憶されていなかった場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、処理をステップS25へ進める。
ステップS24において、仮荷扱時間帯決定装置12は、指定荷扱時間帯[i]の上限指定時刻[i]を時間指定From[i]に格納し、指定荷扱時間帯[i]の下限指定時刻[i]を時間指定To[i]に格納する。
一方、ステップS25において、仮荷扱時間帯決定装置12は、時間最小値を時間指定From[i]に格納し、時間最大値を時間指定To[i]に格納する。
ステップS26において、仮荷扱時間帯決定装置12は、実績荷扱開始時刻[i]が入力されているか否かを判定する。判定の結果、実績荷扱開始時刻[i]が入力され、記憶部3に記憶されていた場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、処理をステップS27へ進める。一方、判定の結果、実績荷扱開始時刻[i]入力されておらず、記憶部3に記憶されていなかった場合、仮荷扱時間帯決定装置12は、処理をステップS28へ進める。
ステップS27において、仮荷扱時間帯決定装置12は、時間指定From[i]に実績荷扱開始時刻[i]を格納(上書き)し、時間指定To[i]に、実績荷扱開始時刻[i]に1を加算した結果(実績荷扱開始時刻[i]+1)を格納(上書き)する。なお、仮荷扱時間帯決定装置12が、実績荷扱開始時刻[i]に1を加算するのは計算上の便宜によるものである。
ステップS28において、仮荷扱時間帯決定装置12は、iにi+1を格納し(i=i+1)、再びステップS22へ戻り、処理を繰り返す(i=5まで処理を繰り返す)。以上により、仮荷扱時間帯決定装置12による処理が終了する。
<仮荷扱開始時刻算出装置13による処理の流れ>
次に、仮荷扱開始時刻算出装置13が行う処理を、図面に基づいて説明する。図6は、仮荷扱開始時刻算出装置13が行う処理の流れを示すフロー図である。
ステップS31において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、iに0を格納する(i=0)。
ステップS32において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、iとmとを比較し、iがmより小さいか否かを判定する(i<m、すなわちi<6)。判定の結果、iがmより小さい場合(i<mが成り立たない場合、すなわち6<6となった場合)、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理を終了する。一方、判定の結果、iがmより小さくない場合(i<mが成り立たつ場合、すなわち0〜5<6である場合)、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS33へ進める。
ステップS33において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、iと0とを比較し、iが0より大きいか否かを判定する(i>0、すなわち1〜5>0)。判定の結果、iが0より大きい場合(i=1〜5の場合、すなわち第1配送先から到着地)、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS34へ進める。一方、iが0より大きくない場合(i=0の場合、すなわち出発地)、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS35へ進める。
ステップS34において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、到着時刻[i]に出発時刻[i−1]と移動時間[i−1]との和を格納する。
一方、ステップS35において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、到着時刻[i]に時間指定From[i]を格納する。
ステップS36において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、到着時刻[i]と時間指定From[i]とを比較し、いずれが遅い時刻(最大値)であるかを判定する。判定の結果、到着時刻[i]が時間指定From[i]より遅い(大きい)場合、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS37へ進める。一方、判定の結果、時間指定From[i]が到着時刻[i]より遅い(大きい)場合、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS38へ進める。
ステップS37において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱開始時刻[i]に到着時刻[i]を格納する。
一方、ステップS38において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱開始時刻[i]に時間指定From[i]を格納する。
ステップS39において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、出発時刻[i]に、仮荷扱時間帯の上限時刻[i]と荷扱時間[i]との和を格納する。
ステップS40において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、仮荷扱開始時刻[i]と時間指定To[i]とを比較し、仮荷扱開始時刻[i]が時間指定To[i]と同一、または遅い(大きい)か否かを判定する。判定の結果、仮荷扱開始時刻[i]が時間指定To[i]と同一、または遅い(大きい)場合、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS41へ進める。一方、判定の結果、時間指定To[i]が仮荷扱開始時刻[i]より遅い(大きい)場合、仮荷扱開始時刻算出装置13は、処理をステップS42へ進める。
ステップS41において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、時間指定From[i]に、仮荷扱開始時刻[i]を格納(上書き)し、時間指定To[i]に仮荷扱開始時刻[i]に1を加算した結果(仮荷扱開始時刻[1]+1)を格納(上書き)する。なお、仮荷扱開始時刻算出装置13が仮荷扱開始時刻[1]に1を加算するのは計算上の便宜によるものである。
ステップS42において、仮荷扱開始時刻算出装置13は、iにi+1を格納し(i=i+1)、再びステップS32に戻り、処理を繰り返す(i=5まで処理を繰り返す)。
ステップS32において、判定の結果、iがmより小さくない場合(i<mが成り立たない場合、すなわち6<6である場合)、仮荷扱開始時刻算出装置13の処理が終了する。
<荷扱開始時刻算出装置14による処理の流れ>
次に、荷扱開始時刻算出装置14が行う処理を、図面に基づいて説明する。図7は、荷扱開始時刻算出装置14が行う処理の流れを示すフロー図である。
なお、以下の説明において、Tmp時刻とは、算出過程における結果を一時的に格納する変数であり、仮荷扱開始時刻[i]、または仮想時刻[i]が格納される。
ステップS51において、荷扱開始時刻算出装置14は、iにm−1を格納する(i=m−1、すなわちi=6−1)。
ステップS52において、荷扱開始時刻算出装置14は、iと0とを比較し、iが0以上であるか否かを判定する(i≧0)。判定の結果、iが0以上である場合(i≧0が成立する場合、すなわち0〜5≧0である場合)、荷扱開始時刻算出装置14は、処理をステップS53へ進める。一方、判定の結果、iが0以上でない場合(i≧0が成立しない場合、すなわち−1≧0)、荷扱開始時刻算出装置14は、処理を終了する。
ステップS53において、荷扱開始時刻算出装置14は、iとmとを比較し、iがmから1を減算したもの(m−1)より小さいか否かを判定する(i<m−1、すなわちi=6−1)。判定の結果、iがm−1より小さくない場合(i<m−1が成立しない場合、すなわち到着地)、荷扱開始時刻算出装置14は、処理をステップS54へ進める。一方、判定の結果、iがm−1より小さい場合(i<m−1が成立する場合、すなわち0〜4<5である場合)、荷扱開始時刻算出装置14は、処理をステップS55へ進める。
ステップS54において、荷扱開始時刻算出装置14は、Tmp時刻に、仮荷扱開始時刻[i]を格納する。
ステップS55において、荷扱開始時刻算出装置14は、Tmp時刻に、荷扱時時刻[i+1]から荷扱時間[i]と移動時間[i]とを減算した結果を格納する。
ステップS56において、荷扱開始時刻算出装置14は、Tmp時刻と時間指定Toとを比較し、いずれが早い時刻(最小値)であるかを判定する。判定の結果、Tmp時刻が、時間指定To[i]より早い(小さい)場合、荷扱開始時刻算出装置14は、処理をステップS57へ進める。一方、時間指定To[i]が、Tmp時刻より早い(小さい)場合、荷扱開始時刻算出装置14は、処理をステップS58へ進める。
ステップS57において、荷扱開始時刻算出装置14は、荷扱開始時刻[i]にTmp時刻を格納する。
ステップS58において、荷扱開始時刻算出装置14は、荷扱開始時刻[i]に時間指定To[i]から1を減算した結果(時間指定To[i]−1)を格納する。
ステップS59において、荷扱開始時刻算出装置14は、iにi−1を格納し(i=i−1)、再びステップS52へ戻り、処理を繰りかえす(i=−1まで処理を繰り返す)。
ステップS52において、判定の結果、iが0以上でない場合(i≧0が成立しない場合)、荷扱開始時刻算出装置14は処理を終了する。
以上のようにして、本実施形態は配送先における荷扱開始時刻を算出する。
次に、本実施形態の効果を説明する。
上記したように、本実施形態によれば、配送計画提案装置10は、荷物の複数の配送先における位置情報、および、配送先での荷扱に要する時間である荷扱時間、を含む入力情報を、予め所定時間帯が記憶された記憶部に記憶させ、位置情報および地図情報2に基づいて、出発地、配送先、および到着地間のそれぞれの移動時間[0〜4]を算出する入力情報処理装置11と、所定時間帯から、仮荷扱時間帯[0〜5]を決定する仮荷扱時間帯決定装置12と、第4配送先における出発時刻[4]に移動時間[4]を加算して到着地における到着時刻[5]を算出し、この到着時刻[5]および到着地における仮荷扱時間帯[5]の仮上限時刻[5]うち、最も遅い時刻である到着地における仮荷扱開始時刻[5]を算出する仮荷扱開始時刻算出装置13と、仮荷扱開始時刻[5]および仮荷扱時間帯[5]の仮下限時刻[5]のうち、最も早い時刻である到着地における荷扱開始時刻[5]を算出し、この荷扱開始時刻[5]から移動時間[4]および荷扱時間[4]を減算し、第4配送先における仮想時刻[4]を算出し、仮想時刻[4]および仮荷扱時間帯[4]の仮下限時刻[4]のうち、最も早い時刻である第4配送先における荷扱開始時刻[4]を算出する荷扱開始時刻算出装置14と、から構成されている。
さらに、荷扱開始時刻算出装置14が、荷扱開始時刻[4]から、第3配送先から第4配送先までの移動時間[3]および第3配送先における荷扱時間[3]を減算し、第3配送先における仮想時刻[3]を算出し、仮想時刻[3]および第3配送先における仮荷扱時間帯[3]の仮下限時刻[3]のうち、最も早い時刻である第3配送先における荷扱開始時刻[3]を算出する。
この構成により、従来の入力情報と所定時間帯である時間最大値および時間最小値とから、配送業務に要する時間のうち最短の時間が算出され、ユーザが各配送先で荷扱を開始する最も遅い時刻である荷扱開始時刻が算出される。したがって、配送計画提案装置10は、限られた少ない配車実績情報から荷扱開始時刻を算出することができるため、荷扱開始時刻を基に十分な分析をすることができ、正確なコストや手待ち時間を提示することができる。
上記したように、配送計画提案装置10は、入力情報に荷扱を開始する任意の時間帯が含まれ、仮荷扱時間帯決定装置12が、任意の時間帯を指定した配送先で所定時間帯よりも任意の時間帯を優先して仮荷扱時間帯を決定するという構成である。したがって、配送計画提案装置10は、より正確な荷扱開始時刻を算出することができるため、更に十分な分析な分析をすることができ、より正確なコストや手待ち時間を提示することができる。
上記したように、配送計画提案装置10は、仮荷扱開始時刻算出装置13が、仮荷扱開始時刻が仮荷扱時間帯を超えるか否かを判定するという構成である。この構成により、ユーザが各配送先で荷扱を開始する時刻が、配送先が指定した時間帯に間に合わない場合の時刻が算出される。したがって、配送計画提案装置10は、ユーザが各配送先で荷扱を開始する時刻が、配送先が指定した時間帯に間に合わない場合の時刻を提示することができ、ユーザに配送計画の変更などを促すことができる。
上記したように、配送計画提案装置10は、配送コスト算出装置15が、車両使用時間、配送車両情報、および、所定の運賃タリフから配送コストを算出する。したがって、配送計画提案装置10は、荷扱開始時刻に基づいて、より正確なコストを提示することができる。
上記したように、配送計画提案装置10は、手待ち時間算出装置16が、各配送先における荷扱開始時刻[i]から到着時刻[i]を減算することにより手待ち時間を算出する。したがって、配送計画提案装置10は、手待ち時間により発生する実働外の配送コストを算出することができ、荷扱開始時刻に基づいて、より正確なコストを提示することができる。
上記したように、配送計画提案装置10は、配送業務別コスト算出装置17が、配送業務別のコストである、移動コスト、荷扱コスト、および、手待ちコストを、配送コストにおける、各移動時間、荷扱時間、および、手待ち時間の割合により算出する。したがって、配送計画提案装置10は、配送業務別の正確なコストを提示することができる。
次に、本発明における、荷扱開始時刻が算出されるまでの処理についての実施例を図面に基づいて説明する。実施例1は、入力情報として必須の入力情報(配送順序[i]、位置情報[i]、荷扱時間[i])のみが入力され、任意の入力情報(指定荷扱時間帯[i]、実績荷扱開始時刻[i])が入力されていない場合である。実施例2は、入力情報として必須の入力情報に加えて、指定荷扱時間帯[i]の一部が入力されている場合である。実施例3は、入力情報として必須の入力情報に加えて、任意の入力情報である指定荷扱時間帯[i]と、実績荷扱開始時刻[i]の一部が入力されている場合である。
いずれの実施例においても、車両が、出発地[i=0]を出発し、4つの配送先[i=1、2、3、4]を巡回しながら到着地[i=5]へ向かう。所定時間帯は、時間最小値が0:00、時間最大値が72:00である。時間について、○時××分を、○:××と表記する。時刻について、単位は“分”である
<実施例1>
図8は、本発明の実施例1における入力情報処理装置11の処理結果を示す処理結果図であり、また、図14は、本発明の実施例1における荷扱開始時刻の推定の流れを示す図である。
<入力情報処理装置11による入力情報の処理結果>
図8は、横列に処理番号、入力情報、出発地、配送先、および到着地が表記され、縦列に入力情報処理装置11による処理結果が表記されている(ステップS11〜ステップS19)。横列において、配送順序[i]は、配送順序[0]が出発地、配送順序[1]が第1配送先、配送順序[2]が第2配送先、配送順序[3]が第3配送先、配送順序[4]が第4配送先、配送順序[5]が到着地である(ステップS12)。
位置情報[i]は、各位置情報[0〜5]が入力されているが図示省略する(ステップS13)。
荷扱時間[i]は、出発地の荷扱時間[0]が10、第1配送先の荷扱時間[1]が60、第2配送先の荷扱時間[2]が20、第3配送先の荷扱時間[3]が30、第4配送先の荷扱時間[4]が10、到着地の荷扱時間[5]未入力である(ステップS14)。
指定荷扱時間帯[i]は未入力である(ステップS15)。
実績荷扱開始時刻[i]は未入力である(ステップS16)。
移動時間[i]は、出発地から第1配送先までの移動時間[0]が30、第1配送先から第2配送先までの移動時間[1]が20、第2配送先から第3配送先までの移動時間[2]が40、第3配送先から第4配送先までの移動時間[3]が10、第4配送先から到着地までの移動時間[4]が50である(ステップS19)。
図9は、本発明の実施例1における仮荷扱時間帯決定装置12、仮荷扱開始時刻算出装置13、荷扱開始時刻算出装置14の処理結果を示す処理結果図である。図9は、横列に処理番号、処理情報、出発地、配送先、および到着地が表記され、縦列に各装置12から14の処理結果が表記されている。
<仮荷扱時間帯決定装置12による仮荷扱時間帯の決定結果>
仮荷扱時間帯[i]について、各仮荷扱時間帯[0〜5]は、各指定荷扱時間帯[0〜5]が未入力であるため、各時間指定From[0〜5]が0:00、各時間指定To[0〜5]が72:00である(ステップS23、25)。
<仮荷扱開始時刻算出装置13による仮荷扱開始時刻の算出結果>
到着時刻[i]について、出発地の到着時刻[0]は、時間指定From[0]であるため、0:00である(ステップS35)。
第1配送先の到着時刻[1]は、出発地の出発時刻[0]と移動時間[0]との和であるため(0:10+30)、0:40である(ステップS34)。
第2配送先の到着時刻[2]は、第1配送先の出発時刻[1]と移動時間[1]との和であるため(1:40+20)、2:00である(ステップS34)。
第3配送先の到着時刻[3]は、第2配送先の出発時刻[2]と移動時間[2]との和であるため(2:20+40)、3:00である。(ステップS34)。
第4配送先の到着時刻[4]は、第3配送先の出発時刻[3]と移動時間[3]との和であるため(3:30+10)、3:40である。(ステップS34)。
到着地の到着時刻[5]は、第4配送先の出発時刻[4]と移動時間[4]との和であるため(3:50+50)、4:40である。(ステップS34)。
仮荷扱開始時刻[i]について、出発地の仮荷扱開始時刻[0]は、出発地の到着時刻[0]と出発地の時間指定From[0]とが同じ時刻であるため(0:00>0:00が成立しないため)、0:00である(ステップS36、38)。
第1配送先の仮荷扱開始時刻[1]は、到着時刻[1]および時間指定From[1]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[1]であるため(0:40>0:00が成立するため)、0:40である(ステップS36、37)。
第2配送先の仮荷扱開始時刻[2]は、到着時刻[2]および時間指定From[2]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[2]であるため(2:00>0:00が成立するため)、2:00である(ステップS36、37)。
第3配送先の仮荷扱開始時刻[3]は、到着時刻[3]および時間指定From[3]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[3]ため(3:00>0:00が成立するため)、3:00である(ステップS36、37)。
第4配送先の仮荷扱開始時刻[4]は、到着時刻[4]および時間指定From[4]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[4]であるため(3:40>0:00が成立するため)、3:40である(ステップS36、37)。
到着地の仮荷扱開始時刻[5]は、到着時刻[5]および時間指定From[5]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[5]であるため(4:40>0:00が成立するため)、4:40である(ステップS36、37)。
出発時刻[i]について、出発地の出発時刻[0]は、仮荷扱開始時刻[0]と荷扱時刻[0]との和であるため(0:00+10)、0:10である(ステップS39)。
第1配送先の出発時刻[1]は、仮荷扱開始時刻[1]と荷扱時刻[1]との和であるため(0:40+60)、1:40である(ステップS39)。
第2配送先の出発時刻[2]は、仮荷扱開始時刻[2]と荷扱時刻[2]との和であるため(2:00+20)、2:20である(ステップS39)。
第3配送先の出発時刻[3]は、仮荷扱開始時刻[3]と荷扱時刻[3]との和であるため(3:00+30)、3:30である(ステップS39)。
第4配送先の出発時刻[4]は、仮荷扱開始時刻[4]と荷扱時刻[4]との和であるため(3:40+10)、3:50である(ステップS39)。
到着地の出発時刻[5]は、仮荷扱開始時刻[5]と荷扱時刻[5]との和であるため(4:40+0)、4:40である(ステップS39)。
<荷扱開始時刻算出装置14による荷扱開始時刻の算出結果>
到着地のTmp時刻は仮荷扱開始時刻[5]であるため4:40である(ステップS54)。
第4配送先のTmp時刻は、仮想時刻[4]であり、荷扱開始時刻[5]から荷扱時間[4]と移動時間[4]とを減算したものであるため(4:40−10−50)、3:40である(ステップS55)。
第3配送先のTmp時刻は、仮想時刻[3]であり、荷扱開始時刻[4]から荷扱時間[3]と移動時間[3]とを減算したものであるため(3:40−30−10)、3:00である(ステップS55)。
第2配送先のTmp時刻は、仮想時刻[2]であり、荷扱開始時刻[3]から荷扱時間[2]と移動時間[2]とを減算したものであるため(3:00−20−40)、2:00である(ステップS55)。
第1配送先のTmp時刻は、仮想時刻[1]であり、荷扱開始時刻[2]から荷扱時間[1]と移動時間[1]とを減算したものであるため(2:00−60−20)、0:40である(ステップS55)。
出発地のTmp時刻は、仮想時刻[0]であり、荷扱開始時刻[1]から荷扱時間[0]と移動時間[0]とを減算したものであるため(0:40−10−30)、0:00である(ステップS54)。
荷扱開始時刻について、到着地の荷扱開始時刻[5]は、到着地のTmp時刻および時間指定To[5]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(4:40<72:00が成立するため)、4:40である(ステップ56、57)。
第4配送先の荷扱開始時刻[4]は、第4配送先のTmp時刻および時間指定To[4]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(3:40<72:00が成立するため)、3:40である(ステップ56、57)。
第3配送先の荷扱開始時刻[3]は、第3配送先のTmp時刻および時間指定To[3]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(3:00<72:00が成立するため)、3:00である(ステップ56、57)。
第2配送先の荷扱開始時刻[2]は、第2配送先のTmp時刻および時間指定To[2]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(2:00<72:00が成立するため)、2:00である(ステップ56、57)。
第1配送先の荷扱開始時刻[1]は、第1配送先のTmp時刻および時間指定To[1]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(0:40<72:00が成立するため)、0:40である(ステップ56、57)。
出発地の荷扱開始時刻[0]は、出発地のTmp時刻および時間指定To[0]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(0:00<72:00が成立するため)、0:00である(ステップ56、57)。
<実施例2>
図10は、本発明の実施例2における入力情報処理装置11の処理結果を示す処理結果図であり、また、図15は、本発明の実施例2における荷扱開始時刻の推定の流れを示す図である。必須の入力情報および移動時間の説明は実施例1と同じであるため省略する。
<入力情報処理装置11による入力情報の処理結果>
指定荷扱時間帯[i]は、第3配送先の指定荷扱時間帯[3]が6:00〜8:01、他の指定荷扱時間[0、1、2、4、5]は未入力である(ステップS15)。
実績荷扱開始時刻[i]は未入力である(ステップS16)。
図11は、本発明の実施例2における仮荷扱時間帯決定装置12、仮荷扱開始時刻算出装置13、荷扱開始時刻算出装置14の処理結果を示す処理結果図である。
<仮荷扱時間帯決定装置12による仮荷扱時間帯の決定結果>
出発地の仮荷扱時間帯[0]は、指定荷扱時間帯[0]が未入力であるため、時間指定From[0]が0:00、時間指定To[0]が72:00である(ステップS23、25)。
第1配送先の仮荷扱時間帯[1]は、指定荷扱時間帯[1]が未入力であるため、時間指定From[1]が0:00、時間指定To[1]が72:00である(ステップS23、25)。
第2配送先の仮荷扱時間帯[2]は、指定荷扱時間帯[2]が未入力であるため、時間指定From[2]が0:00、時間指定To[2]が72:00である(ステップS23、25)。
第3配送先の仮荷扱時間帯[3]は、指定荷扱時間帯[3]が入力されているため、時間指定From[3]が6:00、時間指定To[3]が8:01である(ステップS23、24)。
第4配送先の仮荷扱時間帯[4]は、指定荷扱時間帯[4]が未入力であるため、時間指定From[4]が0:00、時間指定To[4]が72:00である(ステップS23、25)。
到着地の仮荷扱時間帯[5]は、指定荷扱時間帯[5]が未入力であるため、時間指定From[5]が0:00、時間指定To[5]が72:00である(ステップS23、25)。
<仮荷扱開始時刻算出装置13による仮荷扱開始時刻の算出結果>
到着時刻[i]について、出発地の到着時刻[0]は、時間指定From[0]であるため、0:00である(ステップS35)。
第1配送先の到着時刻[1]は、出発地の出発時刻[0]と移動時間[0]との和であるため(0:10+30)、0:40である(ステップS34)。
第2配送先の到着時刻[2]は、第1配送先の出発時刻[1]と移動時間[1]との和であるため(1:40+20)、2:00である(ステップS34)。
第3配送先の到着時刻[3]は、第2配送先の出発時刻[2]と移動時間[2]との和であるため(2:20+40)、3:00である。(ステップS34)。
第4配送先の到着時刻[4]は、第3配送先の出発時刻[3]と移動時間[3]との和であるため(6:30+10)、6:40である。(ステップS34)。
到着地の到着時刻[5]は、第4配送先の出発時刻[4]と移動時間[4]との和であるため(6:50+50)、7:40である。(ステップS34)。
仮荷扱開始時刻[i]について、出発地の仮荷扱開始時刻[0]は、出発地の到着時刻[0]と出発地の時間指定From[0]とが同じ時刻であるため(0:00>0:00が成立しないため)、0:00である(ステップS36、38)。
第1配送先の仮荷扱開始時刻[1]は、到着時刻[1]および時間指定From[1]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[1]であるため(0:40>0:00が成立するため)、0:40である(ステップS36、37)。
第2配送先の仮荷扱開始時刻[2]は、到着時刻[2]および時間指定From[2]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[2]であるため(2:00>0:00が成立するため)、2:00である(ステップS36、37)。
第3配送先の仮荷扱開始時刻[3]は、到着時刻[3]および時間指定From[3]のうち、遅い時刻(大きい値)が時間指定From[3]であるため(3:00>6:00が成立しないため)、6:00である(ステップS36、38)。
第4配送先の仮荷扱開始時刻[4]は、到着時刻[4]および時間指定From[4]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[4]であるため(6:40>0:00が成立するため)、6:40である(ステップS36、37)。
到着地の仮荷扱開始時刻[5]は、到着時刻[5]および時間指定From[5]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[5]であるため(7:40>0:00が成立するため)、7:40である(ステップS36、37)。
出発時刻[i]について、出発地の出発時刻[0]は、仮荷扱開始時刻[0]と荷扱時刻[0]との和であるため(0:00+10)、0:10である(ステップS39)。
第1配送先の出発時刻[1]は、仮荷扱開始時刻[1]と荷扱時刻[1]との和であるため(0:40+60)、1:40である(ステップS39)。
第2配送先の出発時刻[2]は、仮荷扱開始時刻[2]と荷扱時刻[2]との和であるため(2:00+20)、2:20である(ステップS39)。
第3配送先の出発時刻[3]は、仮荷扱開始時刻[3]と荷扱時刻[3]との和であるため(6:00+30)、6:30である(ステップS39)。
第4配送先の出発時刻[4]は、仮荷扱開始時刻[4]と荷扱時刻[4]との和であるため(6:40+10)、6:50である(ステップS39)。
到着地の出発時刻[5]は、仮荷扱開始時刻[5]と荷扱時刻[5]との和であるため(7:40+0)、7:40である(ステップS39)。
<荷扱開始時刻算出装置14による荷扱開始時刻の算出結果>
到着地のTmp時刻は仮荷扱開始時刻[5]であるため7:40である(ステップS54)。
第4配送先のTmp時刻は、仮想時刻[4]であり、荷扱開始時刻[5]から荷扱時間[4]と移動時間[4]とを減算したものであるため(7:40−10−50)、6:40である(ステップS55)。
第3配送先のTmp時刻は、仮想時刻[3]であり、荷扱開始時刻[4]から荷扱時間[3]と移動時間[3]とを減算したものであるため(6:40−30−10)、6:00である(ステップS55)。
第2配送先のTmp時刻は、仮想時刻[2]であり、荷扱開始時刻[3]から荷扱時間[2]と移動時間[2]とを減算したものであるため(6:00−20−40)、5:00である(ステップS55)。
第1配送先のTmp時刻は、仮想時刻[1]であり、荷扱開始時刻[2]から荷扱時間[1]と移動時間[1]とを減算したものであるため(5:00−60−20)、3:40である(ステップS55)。
出発地のTmp時刻は、仮想時刻[0]であり、荷扱開始時刻[1]から荷扱時間[0]と移動時間[0]とを減算したものであるため(3:40−10−30)、3:00である(ステップS54)。
荷扱開始時刻について、到着地の荷扱開始時刻[5]は、到着地のTmp時刻および時間指定To[5]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(7:40<72:00が成立するため)、7:40である(ステップ56、57)。
第4配送先の荷扱開始時刻[4]は、第4配送先のTmp時刻および時間指定To[4]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(6:40<72:00が成立するため)、6:40である(ステップ56、57)。
第3配送先の荷扱開始時刻[3]は、第3配送先のTmp時刻および時間指定To[3]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(6:00<8:01が成立するため)、6:00である(ステップ56、57)。
第2配送先の荷扱開始時刻[2]は、第2配送先のTmp時刻および時間指定To[2]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(5:00<72:00が成立するため)、5:00である(ステップ56、57)。
第1配送先の荷扱開始時刻[1]は、第1配送先のTmp時刻および時間指定To[1]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(3:40<72:00が成立するため)、3:40である(ステップ56、57)。
出発地の荷扱開始時刻[0]は、出発地のTmp時刻および時間指定To[0]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(3:00<72:00が成立するため)、3:00である(ステップ56、57)。
<実施例3>
図12は、本発明の実施例2における入力情報処理装置11の処理結果を示す処理結果図であり、また、図16は、本発明の実施例3における荷扱開始時刻の推定の流れを示す図である。必須の入力情報および移動時間の説明は実施例1と同じであるため省略する。
<入力情報処理装置11による入力情報の処理結果>
指定荷扱時間帯[i]は、出発先の指定荷扱時間帯[0]が未入力、第1配送先の指定荷扱時間帯[1]が6:00〜7:01、第2配送先の指定荷扱時間帯[2]が5:00〜10:01、第3配送先の指定荷扱時間帯[3]が6:00〜8:01、第4配送先の指定荷扱時間帯[4]が11:00〜13:01、到着地の指定荷扱時間帯[5]が未入力である(ステップS15)。
実績荷扱開始時刻[i]は、第2配送先の実績荷扱開始時刻[2]が8:30、他の実績荷扱開始時刻[0、1、3、4、5]は未入力である(ステップS16)。
図13は、本発明の実施例3における仮荷扱時間帯決定装置12、仮荷扱開始時刻算出装置13、荷扱開始時刻算出装置14の処理結果を示す処理結果図である。
<仮荷扱時間帯決定装置12による仮荷扱時間帯の決定結果>
出発地の仮荷扱時間帯[0]は、指定荷扱時間帯[0]が未入力であるため、時間指定From[0]が0:00、時間指定To[0]が72:00である(ステップS23、25)。
第1配送先の仮荷扱時間帯[1]は、指定荷扱時間帯[1]が入力されているため、時間指定From[1]が6:00、時間指定To[1]が7:01である(ステップS23、24)。
第2配送先の仮荷扱時間帯[2]は、指定荷扱時間帯[2]が入力されているため、時間指定From[2]が5:00、時間指定To[2]が10:01であるが(ステップS23、24)、実績荷扱開始時刻[2]が入力されているため、時間指定From[2]が8:30、時間指定To[2]が8:31となる(ステップS26、27)。
第3配送先の仮荷扱時間帯[3]は、指定荷扱時間帯[3]が入力されているため、時間指定From[3]が6:00、時間指定To[3]が8:01である(ステップS23、24)。ただし、後に修正される(ステップS40、41)。
第4配送先の仮荷扱時間帯[4]は、指定荷扱時間帯[4]が入力されているため、時間指定From[4]が11:00、時間指定To[4]が13:01である(ステップS23、24)。
到着地の仮荷扱時間帯[5]は、指定荷扱時間帯[5]が未入力であるため、時間指定From[5]が0:00、時間指定To[5]が72:00である(ステップS23、25)。
<仮荷扱開始時刻算出装置13による仮荷扱開始時刻の算出結果>
到着時刻[i]について、出発地の到着時刻[0]は、時間指定From[0]であるため、0:00である(ステップS35)。
第1配送先の到着時刻[1]は、出発地の出発時刻[0]と移動時間[0]との和であるため(0:10+30)、0:40である(ステップS34)。
第2配送先の到着時刻[2]は、第1配送先の出発時刻[1]と移動時間[1]との和であるため(7:00+20)、7:20である(ステップS34)。
第3配送先の到着時刻[3]は、第2配送先の出発時刻[2]と移動時間[2]との和であるため(8:50+40)、9:30である。(ステップS34)。
第4配送先の到着時刻[4]は、第3配送先の出発時刻[3]と移動時間[3]との和であるため(10:00+10)、10:10である。(ステップS34)。
到着地の到着時刻[5]は、第4配送先の出発時刻[4]と移動時間[4]との和であるため(11:10+50)、12:00である。(ステップS34)。
仮荷扱開始時刻[i]について、出発地の仮荷扱開始時刻[0]は、出発地の到着時刻[0]と出発地の時間指定From[0]とが同じ時刻であるため(0:00>0:00が成立しないため)、0:00である(ステップS36、38)。
第1配送先の仮荷扱開始時刻[1]は、到着時刻[1]および時間指定From[1]のうち、遅い時刻(大きい値)が時間指定From[1]であるため(0:40>6:00が成立しないため)、6:00である(ステップS36、38)。
第2配送先の仮荷扱開始時刻[2]は、到着時刻[2]および時間指定From[2]のうち、遅い時刻(大きい値)が時間指定From[2]であるため(7:20>8:30が成立しないため)、8:30である(ステップS36、38)。
第3配送先の仮荷扱開始時刻[3]は、到着時刻[3]および時間指定From[3]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[3]ため(9:30>6:00が成立するため)、9:30である(ステップS36、37)。
第4配送先の仮荷扱開始時刻[4]は、到着時刻[4]および時間指定From[4]のうち、遅い時刻(大きい値)が時間指定From[4]であるため(10:10>11:00が成立しないため)、11:00である(ステップS36、38)。
到着地の仮荷扱開始時刻[5]は、到着時刻[5]および時間指定From[5]のうち、遅い時刻(大きい値)が到着時刻[5]であるため(12:00>0:00が成立するため)、12:00である(ステップS36、37)。
出発時刻[i]について、出発地の出発時刻[0]は、仮荷扱開始時刻[0]と荷扱時刻[0]との和であるため(0:00+10)、0:10である(ステップS39)。
第1配送先の出発時刻[1]は、仮荷扱開始時刻[1]と荷扱時刻[1]との和であるため(6:00+60)、7:00である(ステップS39)。
第2配送先の出発時刻[2]は、仮荷扱開始時刻[2]と荷扱時刻[2]との和であるため(8:30+20)、8:50である(ステップS39)。
第3配送先の出発時刻[3]は、仮荷扱開始時刻[3]と荷扱時刻[3]との和であるため(9:30+30)、10:00である(ステップS39)。
第4配送先の出発時刻[4]は、仮荷扱開始時刻[4]と荷扱時刻[4]との和であるため(11:00+10)、11:10である(ステップS39)。
到着地の出発時刻[5]は、仮荷扱開始時刻[5]と荷扱時刻[5]との和であるため(12:00+0)、12:00である(ステップS39)。
判定結果について、仮荷扱開始時刻[3]は、時間指定To[3]より遅い時刻(大きい値)であるため(9:30≧8:00が成立するため)、時間指定From[3]が9:30、時間指定To[i]が9:31である(ステップS40、41)。
<荷扱開始時刻算出装置14による荷扱開始時刻の算出結果>
到着地のTmp時刻は仮荷扱開始時刻[5]であるため12:00である(ステップS54)。
第4配送先のTmp時刻は、仮想時刻[4]であり、荷扱開始時刻[5]から荷扱時間[4]と移動時間[4]とを減算したものであるため(12:00−10−50)、11:00である(ステップS55)。
第3配送先のTmp時刻は、仮想時刻[3]であり、荷扱開始時刻[4]から荷扱時間[3]と移動時間[3]とを減算したものであるため(11:00−30−10)、10:20である(ステップS55)。
第2配送先のTmp時刻は、仮想時刻[2]であり、荷扱開始時刻[3]から荷扱時間[2]と移動時間[2]とを減算したものであるため(9:30−20−40)、8:30である(ステップS55)。
第1配送先のTmp時刻は、仮想時刻[1]であり、荷扱開始時刻[2]から荷扱時間[1]と移動時間[1]とを減算したものであるため(8:30−60−20)、7:10である(ステップS55)。
出発地のTmp時刻は、仮想時刻[0]であり、荷扱開始時刻[1]から荷扱時間[0]と移動時間[0]とを減算したものであるため(7:00−10−30)、6:20である(ステップS54)。
荷扱開始時刻について、到着地の荷扱開始時刻[5]は、到着地のTmp時刻および時間指定To[5]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(12:00<72:00が成立するため)、12:00である(ステップ56、57)。
第4配送先の荷扱開始時刻[4]は、第4配送先のTmp時刻および時間指定To[4]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(11:00<13:01が成立するため)、11:00である(ステップ56、57)。
第3配送先の荷扱開始時刻[3]は、第3配送先のTmp時刻および時間指定To[3]のうち、早い時刻(小さい値)が時間指定To[3]であるため(10:20<9:31が成立しないため)、9:30である(ステップ56、58)。
第2配送先の荷扱開始時刻[2]は、第2配送先のTmp時刻および時間指定To[2]のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(8:30<8:31が成立するため)、8:30である(ステップ56、57)。
第1配送先の荷扱開始時刻[1]は、第1配送先のTmp時刻および時間指定To[1]のうち、早い時刻(小さい値)が時間指定To[1]であるため(7:10<7:01が成立しないため)、7:00である(ステップ56、58)。
出発地の荷扱開始時刻[0]は、出発地のTmp時刻および時間指定To[0]1のうち、早い時刻(小さい値)がTmp時刻であるため(6:20<72:00が成立するため)、6:20である(ステップ56、57)。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 入力部
2 地図情報
3 記憶部
4 出力部
5 CPU
6 ROM
7 RAM
8 HDD
10 配送計画提案装置
11 入力情報処理装置
12 仮荷扱時間帯決定装置
13 仮荷扱開始時刻算出装置
14 荷扱開始時刻算出装置
15 配送コスト算出装置
16 手待ち時間算出装置
17 配送業務別コスト算出装置

Claims (6)

  1. 各地点を巡回して荷物を集配する配送計画を提案する配送計画提案プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記各地点のうち巡回する順序が先である第1地点から前記順序が前記第1地点の直後である第2地点までの移動時間、前記各地点での荷扱に要する時間である荷扱時間、を含む入力情報を、前記各地点を巡回するのに要する時間帯である所定時間帯が予め記憶された記憶部に記憶させる入力情報処理装置と、
    前記所定時間帯から、前記各地点で荷扱を開始する仮の時間帯である仮荷扱時間帯を決定する仮荷扱時間帯決定装置と、
    前記第1地点における出発時刻、および前記第1地点から前記第2地点までの移動時間から、前記第2地点における到着時刻を算出し、この第2地点における到着時刻および前記第2地点における前記仮荷扱時間帯の上限時刻うち、最も遅い時刻である前記第2地点における仮荷扱開始時刻を算出する仮荷扱開始時刻算出装置と、
    前記第2地点における仮荷扱開始時刻および前記第2地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第2地点における荷扱開始時刻を算出し、この第2地点における荷扱開始時刻、前記第1地点から前記第2地点までの移動時間および前記第1地点における荷扱時間から、前記第1地点における仮想時刻を算出し、この第1地点における仮想時刻および前記第1地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第1地点における荷扱開始時刻を算出する荷扱開始時刻算出装置と、
    して機能させる、
    ことを特徴とする配送計画提案プログラム。
  2. 前記入力情報が、前記順序が前記第1地点の直前である先行地点から前記第1地点までの移動時間、前記先行地点での荷扱に要する時間である荷扱時間を含み、
    前記仮荷扱時間帯が、前記先行地点で荷扱を開始する仮の時間帯である仮荷扱時間帯を含み、
    前記荷扱開始時刻算出装置が、前記第1地点における荷扱開始時刻、前記先行地点から前記第1地点までの移動時間および前記先行地点における荷扱時間から、前記先行地点における仮想時刻を算出し、この先行地点における仮想時刻および前記先行地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記先行地点における荷扱開始時刻を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配送計画提案プログラム。
  3. 前記入力情報が、荷扱を開始する任意の時間帯を含み、
    前記荷扱時間帯決定装置が、前記任意の時間帯を指定した前記各地点では、前記所定時間帯よりも前記任意の時間帯を優先して、前記仮荷扱時間帯を決定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配送計画提案プログラム。
  4. 前記仮荷扱開始時刻算出装置は、前記仮荷扱開始時刻が、前記仮荷扱時間帯を超えるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配送計画提案プログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配送計画提案プログラムが記録された、
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
  6. 各地点を巡回して荷物を集配する配送計画を提案する配送計画提案方法において、
    コンピュータを動作させるための、
    前記各地点のうち巡回する順序が先である第1地点から前記順序が前記第1地点の直後である第2地点までの移動時間、前記各地点での荷扱に要する時間である荷扱時間、を含む入力情報を、前記各地点を巡回するのに要する時間帯である所定時間帯が予め記憶された記憶部に記憶させる入力情報処理手順と、
    前記所定時間帯から、前記各地点で荷扱を開始する仮の時間帯である仮荷扱時間帯を決定する仮荷扱時間帯決定手順と、
    前記第1地点における出発時刻、および前記第1地点から前記第2地点までの移動時間から、前記第2地点における到着時刻を算出し、この第2地点における到着時刻および前記第2地点における前記仮荷扱時間帯の上限時刻うち、最も遅い時刻である前記第2地点における仮荷扱開始時刻を算出する仮荷扱開始時刻算出手順と、
    前記第2地点における仮荷扱開始時刻および前記第2地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第2地点における荷扱開始時刻を算出し、この第2地点における荷扱開始時刻、前記第1地点から前記第2地点までの移動時間および前記第1地点における荷扱時間から、前記第1地点における仮想時刻を算出し、この第1地点における仮想時刻および前記第1地点における仮荷扱時間帯の下限時刻のうち、最も早い時刻である前記第1地点における荷扱開始時刻を算出する荷扱開始時刻算出手順と、
    を有する、
    ことを特徴とする配送計画提案方法。
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