JP2013178993A - 膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。 - Google Patents

膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。 Download PDF

Info

Publication number
JP2013178993A
JP2013178993A JP2012042789A JP2012042789A JP2013178993A JP 2013178993 A JP2013178993 A JP 2013178993A JP 2012042789 A JP2012042789 A JP 2012042789A JP 2012042789 A JP2012042789 A JP 2012042789A JP 2013178993 A JP2013178993 A JP 2013178993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode assembly
membrane electrode
cut surface
plane
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012042789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5708531B2 (ja
Inventor
Hideyuki Okada
英之 岡田
Naoya Kajita
直哉 梶田
Seiji Ishizu
誠二 石津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012042789A priority Critical patent/JP5708531B2/ja
Publication of JP2013178993A publication Critical patent/JP2013178993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5708531B2 publication Critical patent/JP5708531B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】裁断のための刃部の寿命を向上する。
【解決手段】ガス拡散層を含む膜電極接合体を、積層方向に沿って裁断面が形成されるように裁断する膜電極接合体の製造方法であって、裁断面と平行な内側面142Sを有する上型140を、裁断面を含む平面位置の一方側に内側面142Sが位置するように配置し、裁断面と平行な外側面132Sを有する下型130を、裁断面を含む平面位置の他方側に外側面132Sが位置するように配置し、上型140を下型130に対して積層方向において相対移動することで、せん断加工によって裁断面を形成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、燃料電池用の膜電極接合体を製造する技術に関する。
一般に、燃料電池用の膜電極接合体の製造の際には、電解質膜に触媒層およびガス拡散層を積層し、裁断刃によってその積層体を定型に裁断することが行われている。そして、この裁断を、積層体の積層方向に対して垂直方向に裁断刃を移動させることで行うことが提案されている(特許文献1)。この手法によれば、裁断面から突き出る毛羽の発生を抑制することができる。
特開2010−161039号公報
しかしながら、前記膜電極接合体の製造方法によれば、裁断刃の刃先は鋭利であることから摩耗し易く、刃の寿命が短いといった問題があった。
本発明は、裁断のための刃部の寿命を向上することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] ガス拡散層を含む膜電極接合体を、積層方向に裁断面が形成されるように裁断する膜電極接合体の製造方法であって、
前記裁断面と平行な第1平面を有する上型を、前記裁断面を含む平面位置の一方側に前記第1平面が位置するように配置し、
前記裁断面と平行な第2平面を有する下型を、前記裁断面を含む平面位置の他方側に前記第2平面が位置するように配置し、
前記上型を前記下型に対して前記積層方向において相対移動することで、せん断加工によって前記裁断面を形成する、膜電極接合体の製造方法。
適用例1の燃料電池によれば、上型と下型を用いたせん断加工によって裁断がなされる。せん断加工は、上型と下型の各角部の組み合わせによってなされるが、この角部は鋭利である必要もない。このために、摩耗しにくく、刃部の寿命を向上することができる。
[適用例2] 適用例1に記載の膜電極接合体の製造方法であって、
前記上型と下型のうちの前記膜電極接合体の外周側に位置する型の有する前記第1平面または第2平面の位置と前記裁断面の位置との間に所定距離の間隙を有し、
前記裁断面の形成後、前記外周側に位置する型の先端面から引き離れる方向に前記膜電極接合体を移動する、膜電極接合体の製造方法。
この構成によれば、裁断面における層の剥がれを防止することができる。
[適用例3] 適用例1または2に記載の膜電極接合体の製造方法であって、
前記第1平面の位置と前記第2平面の位置との間に、5μm〜10μmの間隙を有するように、前記上型および下型の配置を行う、膜電極接合体の製造方法。
この構成によれば、裁断面の毛羽の発生を抑制することができる。
[適用例4] ガス拡散層を含む膜電極接合体を、積層方向に裁断面が形成されるように裁断する膜電極接合体の製造装置であって、
前記裁断面と平行な第1平面を有し、前記裁断面を含む平面位置の一方側に前記第1平面が位置するように配置された上型と、
前記裁断面と平行な第2平面を有し、前記裁断面を含む平面位置の他方側に前記第2平面が位置するように配置された下型と、
前記上型を前記下型に対して前記積層方向において相対移動することで、せん断加工によって前記裁断面を形成する裁断制御部と
を備える膜電極接合体の製造装置。
この膜電極接合体の製造装置によれば、前記膜電極接合体の製造方法と同様に、刃部の寿命を向上することができる。
本発明は、前記適用例のほか、種々の形態にて実現され得る。例えば、本発明は、前記膜電極接合体の製造方法を含む燃料電池製造方法、前記膜電極接合体の製造装置を含む燃料電池製造装置、前記膜電極接合体の製造方法によって製造された燃料電池、前記膜電極接合体の製造装置によって製造された燃料電池として実現される。
実施例としての膜電極接合体の製造方法において用いられる積層シートを示す説明図である。 裁断工程の概容を示す説明図である。 裁断工程に用いられる裁断システムを積層シートとともに示す説明図である。 X方向における下型と上型と間の相対的な位置関係を示す説明図である。 膜電極接合体製造処理の詳細を示すフローチャートである。 膜電極接合体製造処理において積層シートと裁断装置がどのように変化するかを示す最初の図である。 膜電極接合体製造処理において積層シートと裁断装置がどのように変化するかを示す次の図である。 膜電極接合体製造処理において積層シートと裁断装置がどのように変化するかを示す次の図である。 膜電極接合体製造処理において積層シートと裁断装置がどのように変化するかを示す次の図である。 膜電極接合体製造処理において積層シートと裁断装置がどのように変化するかを示す次の図である。 ステップS40による裁断の様子を詳しく示す説明図である。 ステップS50によってリフターを上昇させた後の状態を示す説明図である。 ステップS60によって上型を上昇させた後の状態を示す説明図である。 切断断面がどういった加工法で裁断されるかを本実施例と従来例とで比較した説明図である。 クリアランスと毛羽の長さとの関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施態様に係る燃料電池について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.積層シートの構成:
図1は、本発明の一実施例としての膜電極接合体の製造方法において用いられる積層シートを示す説明図である。図1(a)は積層シート10の平面図であり、図1(b)は図1(a)におけるA−A線矢視図であり、図1(c)は積層シート10の底面図である。これら図に示すように、積層シート10は、長尺状の矩形である電解質膜22を含む積層体である。電解質膜22の一方側の面には、電解質膜22と同一形状のアノード側触媒層24が設けられている。電解質膜22の他方側の面における周辺部を除く領域には、矩形のカソード側触媒層26が複数、設けられている。なお、複数のカソード側触媒層26は、電解質膜22の長尺方向に等間隔で配列されている。アノード側触媒層24と電解質膜22とカソード側触媒層26とから構成される積層体は、膜−電極アセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )20と呼ばれる。
電解質膜22は、固体高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。本実施例では、ナフィオン膜(デュポン社製)を使用した。
アノード側触媒層24およびカソード側触媒層26は、触媒としての白金または白金と他の金属からなる合金を有する層であり、アノード(水素極)とカソード(酸素極)の役割を果たす。また、アノード側触媒層24およびカソード側触媒層26は、触媒金属を担持したカーボンブラックや、ナフィオン等の電解質等を溶媒に分散させたいわゆる触媒インクを、電解質膜22の両面にそれぞれ塗布して、乾燥させることによって形成される。
MEA20におけるアノード側触媒層24側の面には、アノード側ガス拡散層30が複数、設けられている。各アノード側ガス拡散層30は、矩形であり、アノード側触媒層24の面における周辺部を除く領域に、電解質膜22の長尺方向に等間隔で配置されている。アノード側ガス拡散層30の表面積はカソード側触媒層26の表面積より大きく、積層方向(図1(b)のZ方向)に見たときに、アノード側ガス拡散層30の周縁は、カソード側触媒層26の周縁を含む。
積層シート10はMEA20にアノード側ガス拡散層30を積層したもので、この積層シート10をワークとして定型に裁断する裁断工程を、本実施例の膜電極接合体の製造方法は含む。図2は、この裁断工程の概容を示す説明図である。図示するように、積層シート10から図中ハッチングで示した領域CAを、せん断加工により打ち抜くことにより、積層シート10を定型に裁断している。領域CAは、矩形で、カソード側触媒層26よりも大きく、かつアノード側ガス拡散層30よりも小さい領域である。裁断工程終了後の積層シート10には、続く工程によって、カソード側ガス拡散層が積層されることで、膜−電極−ガス拡散層アセンブリ(MEGA:Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)が完成する。
B.裁断工程の詳細:
裁断工程の詳細を次に詳述する。図3は、裁断工程に用いられる裁断システム100を積層シート10とともに示す説明図である。裁断システム100は、搬送ローラ110、102と、裁断装置120と、上下動装置180、エアーシリンダー182、184、制御ユニット190とを備える。搬送ローラ110、102は、積層シート10をその長尺方向(図中X方向)に搬送する。その搬送路の途中に、裁断装置120が設けられている。裁断装置120は、制御ユニット190からの制御指令を受けて、積層シート10の裁断を行う。
裁断装置120は、下型130と、下型130の上方に対面して配置される上型140と、下型130の外側に配置される下側押え150と、上型140の内側に配置される上側押え160とを備える。さらに、下型130の内側には積層シート10を上昇または降下させるリフター170を備える。
下型130は、積層シート10の搬送路よりも下側に配置された金型であり、縦断面が図示のように凹字状となっている。すなわち、下型130は、全体としては立方体形で、その立方体の上側の面に同じく立方体形状の開口部130aを有する、いわゆる升形状をしている。換言すれば、下型130は、直方体形状の底部131と、底部131の周縁に立設される縦壁132とを有する。なお、この縦壁132の外側面132Sは、搬送ローラ110、102によって搬送される積層シート10の積層方向Zと平行となっている。縦壁132の上側の先端面132Tは、積層方向Zに対して垂直である。四方の外側面132Sによって構成される外周のサイズは、カソード側触媒層26よりも大きく、かつアノード側ガス拡散層30よりも小さい。なお、本実施例で「上側」、「下側」とは、積層方向Zにおける上側、下側を意味する。外側面132Sは、適用例1に係る発明における「第2平面」に相当する。
上型140は、積層シート10の搬送路よりも上側に配置された金型であり、縦断面が図示のように凹字を上下反転させた形状となっている。すなわち、上型140は、全体としては立方体形で、その立方体の下側の面に同じく立方体形状の開口140aを有する、いわゆる升形状をしている。換言すれば、上型140は、直方体形状の底部141と、底部141の周縁に立設される縦壁142とを有する。なお、この縦壁142の内側面142Sは、搬送ローラ110、102によって搬送される積層シート10の積層方向Zと平行となっている。縦壁142の下側の先端面142Tは、積層方向Zに対して垂直である。四方の内側面142Sによって構成される開口140aのサイズは、カソード側触媒層26よりも大きく、かつアノード側ガス拡散層30よりも小さい。内側面142Sは、適用例1に係る発明における「第1平面」に相当する。
本実施例では、積層シート10の搬送方向(図中のX方向)および図中のY方向(X方向とZ方向に垂直な方向)における下型130と上型140との間の相対的な位置関係は常に一定となっているが、その位置関係は次の条件を満たすものである。
図4は、X方向における下型130と上型140と間の相対的な位置関係を示す説明図である。図示するように、X方向における、内側面142Sの位置(平面位置)と下型130における外側面132Sの位置(平面位置)との間は、所定距離のクリアランス(間隙)Hを持つ。ここで、所定距離は、後述する裁断が可能な距離であればいずれの値であってもよいが、好ましくは5μm〜10μmとなっている。なお、Y方向においても、内側面142Sの位置と下型130における外側面132Sとの位置との間は、X方向と同じ所定距離のクリアランスHを持つ。
上型140は、上下動装置180によって、積層方向Zに沿って下降し、また上昇する。これにより、Z方向における下型130と上型140と間の相対的な位置関係は変動する。
下側押え150は、積層シート10を下側から押さえるもので、バネによって積層方向Zに沿って上下動する。下側押え150の平面形状は、矩形の枠状である。
上側押え160は、積層シート10を上側から押さえるもので、エアーシリンダー182によって、積層方向Zに沿って下降し、また上昇する。なお、上側押え160は、上型140の上下動に追随して上下動し、また、上型140とは個別に上下動も可能な構成となっている。なお、上側押え160は、原位置においては、上型140の下面より突出している。
リフター170は、積層シート10を下側から持ち上げるもので、エアーシリンダー184によって、積層方向Zに沿って上下動する。なお、リフター170の上側の平面(吸着面と呼ぶ)には、複数の孔が空いており、吸引が可能となっている。これによって、積層シート10をリフター170の吸着面170Sに吸着することができる。
制御ユニット190は、CPU、ROM、RAM等を備える周知のコンピュータであり、搬送ローラ110、112や、裁断装置120のアクチュエータ(上下動装置180、エアーシリンダー182、184等)を駆動制御する。制御ユニット190は、ROMに記憶されたプログラムをCPUによって実行することで、前述した裁断工程を含む膜電極接合体製造方法を行う。膜電極接合体製造方法に対応した膜電極接合体製造処理について、以下に詳述する。
図5は、膜電極接合体製造処理の詳細を示すフローチャートである。図示するように、処理が開始されると、制御ユニット190は、まず、搬送ローラ110、102を駆動して、裁断位置に積層シート10を搬送する処理を行う(ステップS10)。図3に示した状態が、裁断位置に搬送後の状態である。次いで、制御ユニット190は、リフター170の吸着機構を動作させて、積層シート10を吸着し、その後、リフター170を所定の距離だけ下降する(ステップS20)。
裁断位置において、図3に示すように、積層シート10とリフター170の上側の平面とは、微小距離だけ離れていたが、ステップS20による吸着機構の動作によって、積層シート10はリフター170の吸着面170Sに吸着し、ステップS20によるリフター170の下降動作により、リフター170に吸着している積層シート10はさらに下側に移動する。これにより裁断しやすいように、積層シート10にテンションをかけることができ、下型130に積層シート10を固定することができる。
図6〜図10に、膜電極接合体製造処理において、積層シート10および裁断装置120がどのように変化するかを示した。図6が、ステップS20の実行後の状態である。
図4のステップS20の実行後、制御ユニット190は、上下動装置180を駆動して、上型140を下降する(ステップS30)。ここでは、上型140が下降することで、図7に示すように、上側押え160も併せて下降し、上側押え160が上型140よりも先に積層シート10のカソード側触媒層26表面に当たる。積層シート10は、上側押え160とリフター170によって挟まれ保持されることによって、裁断時のずれを防止する。
ステップS30の実行後、制御ユニット190は、上下動装置180を駆動して、上型140をさらに下降することで積層シート10を裁断する(ステップS40)。図8は積層シート裁断前の状態を示す図である。図7の状態から上型140がさらに下降すると、図8に示すように、上型140は、リフター170と下側押え150を押し込む形で積層シート10を押さえる。このとき、下側押え150はバネが縮むことで下側方向に逃れ、リフター170もエアーシリンダー184が縮むことで下側方向に逃れる。
ステップS40によって上型140がさらに下降されると、上型140の内側面142Sと下型130の外側面132Sとが組み合わされることで、積層シート10が裁断される。図9が、積層シート10が裁断された後の状態である。図9に示すように、積層シート10におけるカソード側触媒層26よりも一回り外側、すなわち、電解質膜22、アノード側触媒層24、およびアノード側ガス拡散層30が重なった部位に裁断面が形成されるように裁断される。裁断面は積層方向Zに沿って形成される。
図11は、ステップS40による裁断の様子を詳しく示す説明図である。上型140が下降し(図11(a))、さらに下降すると、上型140の縦壁142が積層シート10を押さえることにより積層シート10内に圧縮力が発生する(図11(b))。さらに、上型140が下降すると、積層シート10内にせん断力が発生する(図11(c))。このせん断力は、積層シート10における、上型140の内側面142S側の角部P1と下型130の外側面132S側の角部P2との間の部分に発生する。このとき、せん断力は、MEA20とアノード側ガス拡散層30が接合された層間に加圧力として加わり、これらの層間の接合力を向上する働きをする。
上型140がさらに下降すると、さらに強いせん断力を積層シート10は受け、積層シート10は分断(裁断)される(図11(d))。すなわち、せん断力によって裁断されるせん断加工がなされることになる。この結果、積層シート10から製品となる部分(以下、「膜電極接合体」と呼ぶ)10Aが打ち抜かれ、積層シート10の残った部分は破材10Bとなる。裁断面は、積層方向Zに沿った方向である。
図5に戻って、ステップS40によって裁断がなされた後に、制御ユニット190は、リフター170を所定の距離だけ上昇する(ステップS50)。
図12は、ステップS50によってリフター170を上昇させた後の状態を示す説明図である。この図12は図11(d)に続く図である。図11(d)の状態から、リフター170を所定の距離だけ上昇すると、図12に示すように、膜電極接合体10Aはリフター170によって上側に持ち上げられる。これにより、上型140の縦壁142の先端面142Tから引き離れる方向に、膜電極接合体10Aは移動する。
図5に戻って、ステップS50の実行後、制御ユニット190は、上型140を上昇する(ステップS60)。なお、上型140の内側面142Sの位置と下型130の外側面132Sの位置との間は、前述したように、5μm〜10μmのクリアランスを持っているが、この内側面142Sの位置とせん断加工による裁断面の位置と間も所定の距離の間隙を持っている。このために、ステップS60による上型140の上昇の際に、膜電極接合体10Aの切断面に上型140の内側面142Sが接触することがない。また、上型140を上昇する前に、膜電極接合体10Aを上側に移動していることから、上型140を上昇させた際に破材10Bが持ち上がって、膜電極接合体10Aの切断面に破材10Bが接触することもない。
図13は、ステップS60によって上型140を上昇させた後の状態を示す説明図である。この図13は図12に続く図である。図13に示すように、膜電極接合体10Aは、上型140の内部および下側130の内部の外側に位置することになる。図10には、ステップS60によって上型140を上昇させた後の裁断システム100を示している。図10からも、膜電極接合体10Aは上型140の外側に位置することが判る。
図5に戻って、ステップS60の実行後、制御ユニット190は、上型140と下型130の間から、膜電極接合体10Aを搬出する(ステップS70)。この搬出は、例えば、上型140と下型130の間に吸着パッドを挿入し、吸着パッドによってを膜電極接合体10Aを吸着して外へ出す構成等、種々の方法によって行うことができる。ステップS70の実行後、この膜電極接合体製造処理を終了する。
C.実施例効果:
以上のように構成された本実施例の膜電極接合体の製造方法によれば、上型140と下型130を用いたせん断加工によって、積層シート10から膜電極接合体10Aを打ち抜くことができる。せん断加工は、上型140の内側面142S側の角部P1と下型130の外側面132S側の角部P2との組み合わせによってなされることになるが、これら角部P1,P2は直角としているため、摩耗しにくい。したがって、本実施例によれば、刃部の寿命を向上することができるという効果を奏する。
また、本実施例では、せん断の際に、前述したように、せん断力は、MEA20とアノード側ガス拡散層30が接合された層間に加圧力として加わり、層間の接合力を向上する働きをする。このために、製造後の膜電極接合体の接合力を向上する効果を奏する。
図14は、切断断面がどういった加工法で裁断されるかを本実施例と従来例とで比較した説明図である。ここで、従来例は、[背景技術]の欄で説明した裁断刃を用いた押し切り法によるもので、MEA20側から押し切ったものである。図14(b)に示すように、従来例によれば、MEA920とアノード側ガス拡散層930とが積層されたワークにおいては、積層方向において、アノード側ガス拡散層930の表面側の一部がせん断されているだけで、他の大部分は切断されている。これに対して、本実施例によれば、図14(a)に示すように、MEA20とアノード側ガス拡散層30とが積層されたワークの全体においてせん断がなされている。このために、本実施例では、前述したように、膜電極接合体の接合力を向上することができるのに対して、前記従来例によれば、せん断加工が一部でなされるだけであることから、MEAとアノード側ガス拡散層との間の接合力を向上することができない。
さらに、本実施例では、前述したように、裁断後に、膜電極接合体10Aの切断面に上型140の内側面142Sが接触したり、その切断面に破材10Bが接触したりすることがない。従来の押し切り法、シャーリング切断法によれば、裁断後、刃が戻る際に触媒層端面が接触するために、接合された触媒層がめくれ上がり剥がれることがあったが、本実施例では、その戻りの際に、前述したように接触がないことから、アノード側触媒層24が剥がれることを防止することができる。
図15は、クリアランスHと毛羽の長さとの関係を示すグラフである。クリアランスHは、前述したように、上型140の内側面142Sの位置と下型130の外側面132Sの位置との間の距離である。毛羽は、裁断面から突き出る細かい毛状のものである。実験によって、クリアランスHを変えて膜電極接合体を製造し、その膜電極接合体の切断面に発生する毛羽の長さを測定した。クリアランスHの大きさと毛羽の長さとは、図15のグラフに示すような相関がある。本実施例では、クリアランスHを5μm〜10μmとすることで、毛羽の長さを所定値CL以下とすることができ、毛羽の発生を抑制することができる。所定値CLは、押し切り法によって発生する毛羽の長さと同程度の値である。すなわち、クリアランスHを5μm〜10μmとすることで、鋭利な刃を用いる押し切り法と同程度に毛羽の発生を抑えることができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の各実施例や各変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1:
前記実施例および各変形例では、膜電極接合体の製造方法において裁断するワークは、MEA20にアノード側ガス拡散層30を積層したものとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、MEA20の両側にアノード側ガス拡散層とカソード側ガス拡散層とを積層したもの、単にMEAだけのものとすることもできる。さらには、ガス拡散層を、常温での接合が可能な接着性MPL(MPL:Micro Porous Layer)が塗られた構成としたものとすることもできる。この場合には、せん断によって、裁断面付近のMEAとガス拡散層との接合力をより向上させることができる。
・変形例2:
前記実施例および各変形例では、下型130を固定し上型140を下降することで裁断を行っていたが、これに換えて、上型140を固定し下型130を上昇することで裁断を行う構成としてもよいし、下型130を上昇し、かつ上型140を下降することで裁断を行う構成としてもよい。また、前記実施例および各変形例では、上型140を外側の型、すなわち、膜電極接合体の外周側に位置する型としていたが、これに換えて、下型130を外側の型としてもよい。
・変形例3:
前記実施例および各変形例では、上型140の内側面142S側の角部P1、および下型130の外側面132S側の角部はそれぞれ直角としたが、本発明はこれに限らない。例えば、85度、80度としてもよい。いずれにしろ鈍角でよく、羽部の寿命を向上する効果を損ねることはない。
・変形例4:
前記実施例および各変形例では、燃料電池に固体高分子型燃料電池を用いたが、リン酸型燃料電池、溶融炭酸塩型燃料電池、固体酸化物形燃料電池等、種々の燃料電池に本発明を適用してもよい。
・変形例5:
前述した実施例および各変形例における構成要素の中の、独立請求項で記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。
10…積層シート
10A…膜電極接合体
10B…破材
20…MEA
22…電解質膜
24…アノード側触媒層
26…カソード側触媒層
30…アノード側ガス拡散層
100…裁断システム
110…搬送ローラ
120…裁断装置
130…下型
130a…開口部
131…底部
132…縦壁
132S…外側面
132T…先端面
140…上型
140a…開口
141…底部
142…縦壁
142S…内側面
142T…先端面
150…下側押え
160…上側押え
170…リフター
170S…吸着面
190…制御ユニット

Claims (4)

  1. ガス拡散層を含む膜電極接合体を、積層方向に沿って裁断面が形成されるように裁断する膜電極接合体の製造方法であって、
    前記裁断面と平行な第1平面を有する上型を、前記裁断面を含む平面位置の一方側に前記第1平面が位置するように配置し、
    前記裁断面と平行な第2平面を有する下型を、前記裁断面を含む平面位置の他方側に前記第2平面が位置するように配置し、
    前記上型を前記下型に対して前記積層方向において相対移動することで、せん断加工によって前記裁断面を形成する、膜電極接合体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の膜電極接合体の製造方法であって、
    前記上型と下型のうちの前記膜電極接合体の外周側に位置する型の有する前記第1平面または第2平面の位置と前記裁断面の位置との間に所定距離の間隙を有し、
    前記裁断面の形成後、前記外周側に位置する型の先端面から引き離れる方向に前記膜電極接合体を移動する、膜電極接合体の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の膜電極接合体の製造方法であって、
    前記第1平面の位置と前記第2平面の位置との間に、5μm〜10μmの間隙を有するように、前記上型および下型の配置を行う、膜電極接合体の製造方法。
  4. ガス拡散層を含む膜電極接合体を、積層方向に沿って裁断面が形成されるように裁断する膜電極接合体の製造装置であって、
    前記裁断面と平行な第1平面を有し、前記裁断面を含む平面位置の一方側に前記第1平面が位置するように配置された上型と、
    前記裁断面と平行な第2平面を有し、前記裁断面を含む平面位置の他方側に前記第2平面が位置するように配置された下型と、
    前記上型を前記下型に対して前記積層方向において相対移動することで、せん断加工によって前記裁断面を形成する裁断制御部と
    を備える膜電極接合体の製造装置。
JP2012042789A 2012-02-29 2012-02-29 膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。 Active JP5708531B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012042789A JP5708531B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012042789A JP5708531B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013178993A true JP2013178993A (ja) 2013-09-09
JP5708531B2 JP5708531B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=49270448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012042789A Active JP5708531B2 (ja) 2012-02-29 2012-02-29 膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5708531B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056255A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 トヨタ自動車株式会社 膜電極接合体製造装置
EP3495061A2 (en) 2017-12-08 2019-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cutting device and sheet material manufacturing method
DE102019102193A1 (de) 2018-02-06 2019-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Schneidvorrichtung für Membranelektroden- und Gasdiffusionsschichtanordnung

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200015994A (ko) * 2018-08-06 2020-02-14 삼성에스디아이 주식회사 배터리용 전극판 타발 장치

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03251306A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Kobe Steel Ltd 積層金属板の剪断加工方法
JPH0459354A (ja) * 1990-06-29 1992-02-26 Toyota Motor Corp トリミング機構を備えた積層装置
JP2003022819A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Honda Motor Co Ltd 燃料電池用膜・電極接合体トリム装置
JP2004528696A (ja) * 2001-05-03 2004-09-16 バラード パワー システムズ インコーポレイティド 膜電極アセンブリの製造のためのダブルベルト接着プロセスおよび装置
JP2006236698A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Toyota Motor Corp 膜電極接合体の製造方法と装置
JP2008300137A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Toyota Motor Corp 燃料電池用の触媒層保有拡散層、燃料電池用の膜電極接合体、燃料電池用の触媒層保有拡散層の製造方法、燃料電池用の膜電極接合体の製造方法
JP2010033970A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池、燃料電池の製造方法および車両

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03251306A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Kobe Steel Ltd 積層金属板の剪断加工方法
JPH0459354A (ja) * 1990-06-29 1992-02-26 Toyota Motor Corp トリミング機構を備えた積層装置
JP2004528696A (ja) * 2001-05-03 2004-09-16 バラード パワー システムズ インコーポレイティド 膜電極アセンブリの製造のためのダブルベルト接着プロセスおよび装置
JP2003022819A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Honda Motor Co Ltd 燃料電池用膜・電極接合体トリム装置
JP2006236698A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Toyota Motor Corp 膜電極接合体の製造方法と装置
JP2008300137A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Toyota Motor Corp 燃料電池用の触媒層保有拡散層、燃料電池用の膜電極接合体、燃料電池用の触媒層保有拡散層の製造方法、燃料電池用の膜電極接合体の製造方法
JP2010033970A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池、燃料電池の製造方法および車両

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056255A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 トヨタ自動車株式会社 膜電極接合体製造装置
EP3495061A2 (en) 2017-12-08 2019-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cutting device and sheet material manufacturing method
RU2698024C1 (ru) * 2017-12-08 2019-08-21 Тойота Дзидося Кабусики Кайся Режущее устройство и способ изготовления листового материала
US11090705B2 (en) 2017-12-08 2021-08-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cutting device and sheet material manufacturing method
DE102019102193A1 (de) 2018-02-06 2019-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Schneidvorrichtung für Membranelektroden- und Gasdiffusionsschichtanordnung
US11040460B2 (en) 2018-02-06 2021-06-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cutting apparatus for membrane electrode and gas diffusion layer assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JP5708531B2 (ja) 2015-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6427215B2 (ja) 固体高分子型燃料電池用フィルム成形品のプレス加工方法及びプレス加工装置
JP5708531B2 (ja) 膜電極接合体の製造方法およびその製造装置。
JP2012099371A (ja) 燃料電池用セパレータの製造装置及び製造方法
KR20120125304A (ko) 부착된 보더를 갖는 5층 멤브레인 전극 어셈블리 및 이를 제조하는 방법
US11090705B2 (en) Cutting device and sheet material manufacturing method
JP5343532B2 (ja) 燃料電池及び燃料電池スタック製造方法
CN110116435A (zh) 膜电极气体扩散层接合体的裁剪装置
WO2021010047A1 (ja) サブガスケット付膜電極接合体の製造方法、サブガスケット付膜電極接合体の製造装置、および、サブガスケット基材
WO2021010046A1 (ja) 膜電極接合体の製造装置、および、膜電極接合体の製造方法
JP2007157438A (ja) 燃料電池セルの製造方法及び燃料電池セルの製造設備
CN115036544B (zh) 膜电极接合体和膜电极接合体的制造方法
JP2006196328A (ja) 電池セルの製造方法及び製造設備
KR101304700B1 (ko) 막 전극 접합체의 적층 안정성 개선을 위한 핫프레싱 장치
JP2018106932A (ja) 燃料電池用の膜電極接合体の製造装置
KR102685349B1 (ko) 막-전극 어셈블리의 제조를 위한 방법 및 장치
JP6891397B2 (ja) 燃料電池用膜電極接合体の製造方法
US20210296663A1 (en) Method of producing resin frame member for fuel cell and processing die
JP7395370B2 (ja) サブガスケット付膜電極接合体の製造装置および製造方法
JP2007059340A (ja) 燃料電池の製造方法
JP2005243622A (ja) 固体高分子電解質型燃料電池の膜・電極接合体の製造方法
JP5920102B2 (ja) 裁断装置および裁断方法
JP2007213830A (ja) 燃料電池の膜電極接合体及び膜電極接合体の製造方法
JP5466131B2 (ja) 燃料電池用電解質膜・電極構造体の製造方法
JP2015050088A (ja) 燃料電池の膜電極接合体
JP2006179221A (ja) 燃料電池及び燃料電池の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5708531

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151