JP2013178296A - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】諸収差を良好に補正しつつ小型化と広角化との両立を図ることのできる撮像レンズを提供する。
【解決手段】撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1、第2レンズL2、および第3レンズL3を備える。第1レンズL1は光軸近傍において物体側に凸面を向けた形状のレンズである。第2レンズL2は光軸近傍において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第3レンズL3は光軸近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。当該構成において、レンズ系全体の焦点距離をf、第1レンズL1〜第3レンズL3の各焦点距離をf1、f2、f3としたとき、撮像レンズは次の各条件式を満足する。
f1<f2、
1.0<f1/f<1.5、
0.7<f2/f3<1.2
【選択図】図1

Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズおよび当該撮像レンズを備える撮像装置に係り、特に携帯電話機、デジタルスティルカメラ、携帯情報端末、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラへの組込みが好適な撮像レンズ、当該撮像レンズを備えた撮像装置に関するものである。
近年、通話主体の携帯電話機に代わり、携帯電話機に携帯情報端末(PDA)やパーソナルコンピュータの機能を付加した、いわゆるスマートフォン(smartphone)が普及してきている。スマートフォンは携帯電話機に比べて一般的には高機能であるため、カメラで撮影した画像を様々なアプリケーションで利用することが可能である。例えば、スマートフォンにおいては、撮影した画像を印刷して観賞するといった用途は依然としてあるものの、画像を加工してゲームに利用したり、化粧シミュレーションや衣服の試着シミュレーション等に撮影画像を利用したりといった新たな用途が付加されつつある。こうした従来では一般的ではなかった撮影画像の利用用途は年々拡大している。
一般に、上級者向けに開発された携帯電話機やスマートフォンに組み込まれる撮像レンズには、近年の高画素化された撮像素子にも対応することのできる解像度の高いレンズ構成が要求される。しかし、上述のような用途に使用されるカメラに組み込まれる撮像レンズにおいては、高解像度であることよりも、むしろ小型であることや画角が広いこと、すなわち広角であることの方がより重要な要素になっている。
従来、レンズ構成として様々なものが提案されてきたが、中でも3枚のレンズから構成される撮像レンズは諸収差が比較的良好に補正されるうえに小型化にも適していることから多くのカメラに採用されている。3枚のレンズから構成されるレンズ構成としては、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正または負の屈折力を有する第3レンズとからなるレンズ構成がよく知られている。このレンズ構成は第2レンズが負の屈折力を有するため、第1レンズで発生した色収差が第2レンズを通じて好適に補正されるとともに撮像レンズの小型化にも適している。
しかし、上記レンズ構成では第2レンズが負の屈折力を有する故に、撮像レンズの小型化と広角化との両立を図ろうとすると各レンズの屈折力が相対的に強くなりがちであり、レンズの加工精度や組立精度を高くする必要が生じる。そこで最近では、3枚のレンズの屈折力を全て正にしたレンズ構成が提案されている。このような3枚構成の撮像レンズとしては、例えば特許文献1に記載の撮像レンズが知られている。当該撮像レンズでは、第2レンズおよび第3レンズに変曲点を設けることによって諸収差を補正しつつ、撮像レンズの小型化と広角化との両立を図っている。
特開2012−14139号公報
上記特許文献1に記載の撮像レンズによれば、諸収差をある程度補正しつつ撮像レンズの小型化を図ることができる。しかしながら、当該撮像レンズはレンズ系全体の焦点距離が長いことから光軸上の長さが長く、近年の小型化への要求に対して十分に応えられるものではない。また、上述のようにカメラの用途の多様化に伴い、撮像レンズには一層の広角化が要求されている。特許文献1に記載の撮像レンズは従来よりも広い画角を有しているものの、より一層の広角化を図るためには自ずと限界が生じる。
なお、諸収差を良好に補正しつつ小型化と広角化との両立を図ることは携帯電話機やスマートフォンに組み込まれる撮像レンズに特有の課題ではなく、デジタルスティルカメラ、携帯情報端末、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズにおいても共通の課題である。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、諸収差を良好に補正しつつ小型化と広角化との両立を図ることのできる撮像レンズ、および当該撮像レンズを備えた撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとを配置して構成される。第1レンズは、曲率半径が正となる物体側の面を有する。第2レンズは、曲率半径が共に負となる物体側の面および像面側の面を有する。第3レンズは、曲率半径が共に正となる物体側の面および像面側の面を有する。また、第3レンズの物体側の面および像面側の面はそれぞれ、変曲点を備える非球面形状でもある。当該構成において、レンズ系全体の焦点距離をf、第1レンズの焦点距離をf1、第2レンズの焦点距離をf2、第3レンズの焦点距離をf3としたとき、本発明の撮像レンズは次の条件式(1)〜(3)を満足する。
f1<f2 (1)
1.0<f1/f<1.5 (2)
0.7<f2/f3<1.2 (3)
上述のように第2レンズが負の屈折力を有する3枚構成の撮像レンズでは、撮像レンズの小型化と広角化との両立を図ろうとすると各レンズの屈折力が比較的強くなり、レンズの加工精度や組立精度を高くする必要がある。本発明の撮像レンズによれば、全てのレンズが正の屈折力を有することから、各レンズの屈折力を比較的弱くしつつレンズ系全体の屈折力を強くすることができる。このため、小型化および広角化の両立を良好に図ることができる。また、撮像レンズを構成する各レンズの屈折力が比較的弱くなるため、各レンズの面形状が緩やかな形状となり、撮像レンズの加工性や組立性が向上する。
条件式(1)に示されるように本発明の撮像レンズでは、第2レンズの屈折力が第1レンズの屈折力よりも相対的に弱くなっている。また、条件式(3)に示されるように当該撮像レンズでは、第2レンズの屈折力と第3レンズの屈折力とが同程度の大きさとなっており、これら第2レンズおよび第3レンズにて諸収差の補正が行われる。本発明の撮像レンズにおいて第2レンズは、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に負となる形状であり、第3レンズは、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に正となる形状である。第3レンズは非球面形状であり、物体側の面および像面側の面のそれぞれに変曲点が設けられている。こうした第2レンズおよび第3レンズの面形状により、像面および諸収差が良好に補正されるとともに、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度が好適に抑制されることになる。
条件式(2)は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制しつつ撮像レンズの光軸上の長さ(厚さ)を短縮し、撮像レンズの小型化を図るための条件である。上限値「1.5」を超えると、第1レンズの屈折力が相対的に弱くなるため、射出瞳の位置が像面から遠ざかる方向に移動する。このため、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制し易くなるとともに球面収差の発生を抑制し易くなるものの、撮像レンズの小型化が困難となる。また、第2レンズおよび第3レンズの屈折力が相対的に強くなるため、倍率の色収差を良好な範囲内に抑制することが困難となる。一方、下限値「1.0」を下回ると、第1レンズの屈折力が相対的に強くなるため射出瞳の位置は像面に近づく方向に移動する。このため、撮像レンズの小型化にとっては有利となるものの、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制することが困難となる。
条件式(3)は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制しつつ像面の湾曲を抑制するための条件である。上限値「1.2」を超えると、第3レンズの屈折力が強くなり、像面の湾曲を抑制することが困難になるとともに、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制することが困難となる。また、歪曲収差が増大するため良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「0.7」を下回ると、射出瞳の位置が像面から遠ざかる方向に移動するため、歪曲収差の補正にとって有利になるとともに、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制し易くなる。しかしながら、この場合も像面の湾曲を抑制することが難しくなり、良好な結像性能を得ることが困難となる。
上記構成の撮像レンズでは、第2レンズおよび第3レンズの合成焦点距離をf23としたとき、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
0.02<f1/f23<0.1 (4)
条件式(4)は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制しつつ色収差および非点収差を好ましい範囲内に抑制し、併せて撮像レンズの小型化を図るための条件である。上限値「0.1」を超えると、第1レンズの屈折力が相対的に弱くなるため、射出瞳の位置が像面から遠ざかる方向に移動する。このため、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制し易くなるとともに色収差の補正には有利となるものの、非点隔差が増大し、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「0.02」を下回ると、第1レンズの屈折力が相対的に強くなるため射出瞳の位置は像面に近づく方向に移動する。このため、撮像レンズの小型化には有利となるものの、軸上の色収差が補正不足(基準波長の焦点位置に対して短波長の焦点位置が物体側に移動)となり、良好な結像性能を得ることが困難となる。また、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制することが困難となる。
上記構成の撮像レンズでは、第2レンズの像面側の面の曲率半径をR2r、第3レンズの物体側の面の曲率半径をR3fとしたとき、次の条件式(5)を満足することが望ましい。
−2.0<R2r/R3f<−0.8 (5)
条件式(5)は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制しつつ諸収差を好ましい範囲内に抑制するための条件である。上限値「−0.8」を超えると、第3レンズの屈折力が相対的に弱くなるため、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制することが困難となる。また、倍率色収差が補正不足(基準波長の結像点に対して短波長の結像点が光軸に近づく方向に移動)になるとともに像面が物体側に湾曲するため良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「−2.0」を下回ると、第3レンズの屈折力が相対的に強くなるため、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制し易くなり、また像面の湾曲も抑制し易くなる。しかし、複雑な形状の歪曲収差が発生し易くなり、良好な結像性能を得ることが困難となる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第1レンズの像面側の面から第2レンズの物体側の面までの光軸上の距離をD12、第2レンズの像面側の面から第3レンズの物体側の面までの光軸上の距離をD23としたとき、次の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.2<D23/D12<1.2 (6)
条件式(6)は、撮像レンズの小型化を図りつつ諸収差を好ましい範囲内に抑制するための条件である。上限値「1.2」を超えると、像面が物体側に湾曲するとともに非点隔差が増大する。また、軸外光の色収差が補正不足となり、良好な結像性能を得ることが困難となる。なお、この場合は歪曲収差の補正も困難となる。一方、下限値「0.2」を下回ると、射出瞳の位置が像面に近づく方向に移動するため撮像レンズの小型化には有利となるものの、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制することが困難となる。また、プラス方向の歪曲収差が増加し、良好な結像性能を得ることが困難となる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第1レンズの像面側の面の曲率半径を負とし、第1レンズの物体側の面の曲率半径をR1f、第1レンズの像面側の面の曲率半径をR1rとしたとき、次の条件式(7)を満足することが望ましい。
−0.1<R1f/R1r<−0.01 (7)
条件式(7)は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制しつつ、非点収差および像面湾曲を好ましい範囲内に抑制し、併せて撮像レンズの小型化を図るための条件である。上限値「−0.01」を超えると、射出瞳の位置が像面に近づく方向へ移動するため撮像レンズの小型化や非点収差の補正には有利となるものの、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制することが困難となる。一方、下限値「−0.1」を下回ると、射出瞳の位置が像面から遠ざかる方向へ移動するため、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度を一定の範囲内に抑制し易くなるものの、撮像レンズの小型化が困難となる。また、非点隔差が増大するとともに像面が物体側に湾曲するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第1レンズから第3レンズまでの各レンズを50よりも大きいアッベ数を有する材料で形成することが望ましい。撮像レンズを構成する全てのレンズのアッベ数を大きくすることにより、色収差の発生を抑制することができる。
さらに、上記構成の撮像レンズにおいては、第1レンズから第3レンズまでの各レンズを同一の材料で形成することが望ましい。各レンズを形成する材料が同一になることにより、撮像レンズの材料コストは低減することになる。また、従来のように撮像レンズを複数の材料から構成する場合にはその製造に複数の金型が必要であったところ、材料が1種類になることにより、撮像レンズを構成するレンズの全てを1つの金型で製造することが可能となる。よって、撮像レンズの加工性および組立性が向上するとともに金型のメンテナンス性の向上および当該メンテナンスに係る費用の低減等が図られ、撮像レンズの製造にかかる一連のコストを好適に抑制することが可能となる。
また、本発明の撮像装置は、上記構成の撮像レンズと、1/5インチ(対角長が3.6mm)以下の大きさであって、3メガピクセル以下の解像度を有する撮像素子の像面とを備えて構成される。近年、カメラの小型化に伴って当該カメラに組み込まれる撮像素子には小型のものが使用されてきている。上記構成の撮像レンズと小型の撮像素子とを組み合わせることにより、撮像レンズの製造に際して生じるディセンタ(軸ずれ)やチルト等による結像性能の劣化に対する敏感度、いわゆる製造誤差感度を抑制することができる。また、像面湾曲が抑制されるとともに、撮像素子の像面の全ての像高においてバランスのとれた安定した結像性能を得ることができる。
なお、従来のように第2レンズが負の屈折力を有するレンズの場合には、上記製造誤差感度が高くなり、撮像レンズの製造コストを抑制することが困難となる。また、撮像レンズの解像度のピークは向上するものの、撮像素子の像面の中間像高近傍において解像度が低下するため、全ての像高においてバランスのとれた安定した結像性能を得ることが困難となる。よって、上記構成の撮像レンズを、1/5インチ以下の大きさであって、3メガピクセル以下の解像度を有する撮像素子と組み合せることにより、諸収差を良好に補正しつつ撮像レンズの製造コストの抑制を好適に図ることができる。
本発明の撮像レンズによれば、諸収差を良好に補正しつつ小型化と広角化との両立を図ることのできる撮像レンズ、および当該撮像レンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態について、数値実施例1に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図1に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 図1に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 本発明の一実施の形態について、数値実施例2に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図4に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 図4に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 本発明の一実施の形態について、数値実施例3に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図7に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 図7に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 本発明の一実施の形態について、数値実施例4に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図10に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 図10に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 本発明の一実施の形態について、数値実施例5に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図13に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 図13に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図4、図7、図10、および図13はそれぞれ、本実施の形態の数値実施例1〜5に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。いずれの数値実施例も基本的なレンズ構成は同一であるため、ここでは数値実施例1の概略断面図を参照しながら、本実施の形態に係る撮像レンズのレンズ構成について説明する。
図1に示すように本実施の形態に係る撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、正の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3とが配置されて構成される。これら第1レンズL1〜第3レンズL3は、50よりも大きいアッベ数を有する材料で形成される。第3レンズL3と撮像素子の像面IMとの間にはフィルタ10が配置される。このフィルタ10は割愛することが可能である。なお、本実施の形態に係る撮像レンズでは第1レンズL1の物体側の面に開口絞りを設けている。
第1レンズL1は、物体側の面の曲率半径R1が正となり、像面側の面の曲率半径R2が負となる形状であって、光軸Xの近傍において両凸レンズとなる形状に形成される。なお、この第1レンズL1の形状は本実施の形態に係る形状に限定されるものではない。第1レンズL1の形状は、物体側の面の曲率半径R1が正となる形状であればよく、上記曲率半径R1および上記曲率半径R2が共に正となる形状、すなわち、光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成してもよい。数値実施例1〜4は第1レンズL1の形状が光軸Xの近傍において両凸レンズとなる形状の例であり、数値実施例5は、第1レンズL1の形状が光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状の例である。
第2レンズL2は、物体側の面の曲率半径R3および像面側の面の曲率半径R4が共に負となる形状であって、光軸Xの近傍において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。第3レンズL3は、物体側の面の曲率半径R5および像面側の面の曲率半径R6が共に正となる形状であって、光軸Xの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。このうち第3レンズL3は非球面形状であり、物体側の面および像面側の面のそれぞれに変曲点が設けられている。第3レンズL3のこのような面形状により、撮像レンズから出射した光線の像面IMへの入射角度は一定の範囲内に好適に抑制されることになる。
また、本実施の形態の撮像レンズは次の条件式(1)〜(7)を満足する。
f1<f2 (1)
1.0<f1/f<1.5 (2)
0.7<f2/f3<1.2 (3)
0.02<f1/f23<0.1 (4)
−2.0<R2r/R3f<−0.8 (5)
0.2<D23/D12<1.2 (6)
−0.1<R1f/R1r<−0.01 (7)
但し、
f:レンズ系全体の焦点距離
f1:第1レンズL1の焦点距離
f2:第2レンズL2の焦点距離
f3:第3レンズL3の焦点距離
f23:第2レンズL2および第3レンズL3の合成焦点距離
R1f:第1レンズL1の物体側の面の曲率半径
R1r:第1レンズL1の像面側の面の曲率半径
R2r:第2レンズL2の像面側の面の曲率半径
R3f:第3レンズL3の物体側の面の曲率半径
D12:第1レンズL1の像面側の面から第2レンズL2の物体側の面までの光軸上の距離
D23:第2レンズL2の像面側の面から第3レンズL3の物体側の面までの光軸上の距離
なお、上記各条件式の全てを満たす必要はなく、上記各条件式のそれぞれを単独に満たすことにより各条件式に対応する作用効果をそれぞれ得ることができる。
本実施の形態では、第1レンズL1〜第3レンズL3のレンズ面の全てが非球面で形成されている。これらレンズ面に採用される非球面形状は、光軸X方向の軸をZ、光軸Xに直交する方向の高さをH、円錐係数をk、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12、A14、A16としたとき、次式により表される。
Figure 2013178296
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの数値実施例を示す。各数値実施例において、fはレンズ系全体の焦点距離を、FnoはFナンバーを、ωは半画角をそれぞれ示す。また、iは物体側より数えた面番号を示し、Rは曲率半径を示し、dは光軸上のレンズ面間の距離(面間隔)を示し、Ndはd線(基準波長)に対する屈折率を、νdはd線に対するアッベ数をそれぞれ示す。なお、非球面の面には面番号iの後に*(アスタリスク)の符号を付加して示すこととする。
数値実施例1
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=1.64mm、Fno=2.5、ω=38.1°
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1*(絞り) 1.041(=R1f) 0.318 1.5351 56.1
2* -15.401(=R1r) 0.370(=D12)
3* -0.611 0.259 1.5351 56.1
4* -0.695(=R2r) 0.148(=D23)
5* 0.776(=R3f) 0.465 1.5351 56.1
6* 0.621 0.190
7 ∞ 0.210 1.5163 64.1
8 ∞ 0.252
(像面) ∞

f1=1.83mm
f2=126.68mm
f3=117.84mm
f23=50.81mm
非球面データ
第1面
k=-1.508E+01,A4=1.591,A6=-9.840,A8=2.229E+01,A10=7.877E+01,
12=-5.189E+02
第2面
k=0.000,A4=-3.757E-01,A6=1.353,A8=-3.916E+01,A10=1.541E+02,
12=-2.163E+02
第3面
k=-2.561,A4=-2.251E-01,A6=-3.075E+01,A8=3.819E+02,A10=-2.277E+03,
12=8.130E+03,A14=-1.607E+04,A16=1.208E+04
第4面
k=0.000,A4=-1.883,A6=1.489E+01,A8=-6.497E+01,A10=2.537E+02,
12=-3.266E+02,A14=-2.206E+02,A16=4.651E+02
第5面
k=-1.525E+01,A4=-8.208E-01,A6=2.566,A8=-4.891,A10=5.132,
12=-1.915,A14=-3.944E-01
第6面
k=-5.459,A4=-5.241E-01,A6=9.110E-01,A8=-1.055,A10=3.162E-01,
12=4.706E-01,A14=-3.897E-01,A16=7.013E-02
各条件式の値を以下に示す。
f1/f=1.12
f2/f3=1.08
f1/f23=0.036
R2r/R3f=−0.90
D23/D12=0.40
R1f/R1r=−0.068
このように、本数値実施例1に係る撮像レンズは条件式(1)〜(7)を満足する。また、第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸上の距離(空気換算長)は2.14mmであり、撮像レンズの小型化が図られている。なお、本数値実施例1の撮像レンズを構成する各レンズは全て同一の材料から形成されており、撮像レンズの製造コストが好適に抑制される。
図2は、最大像高に対する各像高の比H(以下、「像高比H」という)に対応する横収差をタンジェンシャル方向とサジタル方向とに分けて示した収差図である(図5、図8、図11、および図14においても同じ)。図3は、球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。これら収差図において、横収差図および球面収差図には、g線(435.84nm)、F線(486.13nm)、e線(546.07nm)、d線(587.56nm)、C線(656.27nm)の各波長に対する収差量を示し、非点収差図には、サジタル像面Sの収差量とタンジェンシャル像面Tの収差量とをそれぞれ示す(図6、図9、図12、および図15においても同じ)。図2および図3に示されるように、本数値実施例1に係る撮像レンズによれば諸収差が良好に補正される。
数値実施例2
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=1.49mm、Fno=2.3、ω=40.8°
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1*(絞り) 0.962(=R1f) 0.417 1.5351 56.1
2* -27.232(=R1r) 0.242(=D12)
3* -0.646 0.238 1.5351 56.1
4* -0.707(=R2r) 0.141(=D23)
5* 0.762(=R3f) 0.458 1.5351 56.1
6* 0.621 0.190
7 ∞ 0.210 1.5163 64.1
8 ∞ 0.191
(像面) ∞

f1=1.75mm
f2=39.12mm
f3=47.17mm
f23=17.86mm
非球面データ
第1面
k=-1.067E+01,A4=1.738,A6=-9.620,A8=1.964E+01,A10=6.336E+01,
12=-3.091E+02
第2面
k=0.000,A4=-3.948E-01,A6=1.677,A8=-4.194E+01,A10=1.390E+02,
12=-1.680E+02
第3面
k=-3.154,A4=-2.334E-01,A6=-3.102E+01,A8=3.822E+02,A10=-2.281E+03,
12=8.090E+03,A14=-1.620E+04,A16=1.300E+04
第4面
k=0.000,A4=-1.823,A6=1.533E+01,A8=-6.304E+01,A10=2.578E+02,
12=-3.210E+02,A14=-2.372E+02,A16=2.748E+02
第5面
k=-2.101E+01,A4=-7.804E-01,A6=2.375,A8=-4.839,A10=5.410,
12=-1.780,A14=-1.014
第6面
k=-5.669,A4=-5.298E-01,A6=9.530E-01,A8=-1.072,A10=2.967E-01,
12=4.616E-01,A14=-3.891E-01,A16=7.646E-02
各条件式の値を以下に示す。
f1/f=1.17
f2/f3=0.83
f1/f23=0.098
R2r/R3f=−0.93
D23/D12=0.58
R1f/R1r=−0.035
このように、本数値実施例2に係る撮像レンズは条件式(1)〜(7)を満足する。また、第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸上の距離(空気換算長)は2.02mmであり、撮像レンズの小型化が図られている。なお、本数値実施例2の撮像レンズを構成する各レンズも全て同一の材料から形成されており、撮像レンズの製造コストが好適に抑制される。
図5は像高比Hに対応する横収差を示した収差図であり、図6は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。図5および図6に示されるように、本数値実施例2に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。
数値実施例3
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=1.50mm、Fno=2.3、ω=40.6°
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1*(絞り) 0.949(=R1f) 0.395 1.5351 56.1
2* -39.146(=R1r) 0.246(=D12)
3* -0.653 0.242 1.5351 56.1
4* -0.727(=R2r) 0.144(=D23)
5* 0.777(=R3f) 0.489 1.5351 56.1
6* 0.618 0.190
7 ∞ 0.210 1.5163 64.1
8 ∞ 0.174
(像面) ∞

f1=1.74mm
f2=85.40mm
f3=79.59mm
f23=34.36mm
非球面データ
第1面
k=-1.083E+01,A4=1.732,A6=-9.682,A8=1.930E+01,A10=6.887E+01,
12=-2.415E+02
第2面
k=0.000,A4=-3.940E-01,A6=1.553,A8=-4.154E+01,A10=1.418E+02,
12=-1.844E+02
第3面
k=-3.111,A4=-1.856E-01,A6=-3.083E+01,A8=3.817E+02,A10=-2.283E+03,
12=8.087E+03,A14=-1.621E+04,A16=1.263E+04
第4面
k=0.000,A4=-1.871,A6=1.528E+01,A8=-6.316E+01,A10=2.572E+02,
12=-3.233E+02,A14=-2.418E+02,A16=2.873E+02
第5面
k=-1.951E+01,A4=-7.880E-01,A6=2.417,A8=-4.829,A10=5.373,
12=-1.829,A14=-9.789E-01
第6面
k=-5.455,A4=-5.256E-01,A6=9.534E-01,A8=-1.069,A10=2.983E-01,
12=4.627E-01,A14=-3.888E-01,A16=7.672E-02
各条件式の値を以下に示す。
f1/f=1.16
f2/f3=1.07
f1/f23=0.051
R2r/R3f=−0.94
D23/D12=0.59
R1f/R1r=−0.024
このように、本数値実施例3に係る撮像レンズは条件式(1)〜(7)を満足する。また、第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸上の距離(空気換算長)は2.02mmであり、撮像レンズの小型化が図られている。なお、本数値実施例3の撮像レンズを構成する各レンズも全て同一の材料から形成されており、撮像レンズの製造コストが好適に抑制される。
図8は像高比Hに対応する横収差を示した収差図であり、図9は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。図8および図9に示されるように、本数値実施例3に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。
数値実施例4
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=1.85mm、Fno=2.4、ω=34.8°
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1*(絞り) 1.263(=R1f) 0.379 1.5351 56.1
2* -45.882(=R1r) 0.344(=D12)
3* -0.765 0.258 1.5351 56.1
4* -0.833(=R2r) 0.273(=D23)
5* 0.777(=R3f) 0.558 1.5351 56.1
6* 0.596 0.300
7 ∞ 0.210 1.5163 64.1
8 ∞ 0.194
(像面) ∞

f1=2.30mm
f2=54.39mm
f3=64.60mm
f23=24.04mm
非球面データ
第1面
k=-2.053E+01,A4=1.523,A6=-9.771,A8=2.630E+01,A10=9.158E+01,
12=-5.637E+02
第2面
k=0.000,A4=-2.611E-01,A6=2.934,A8=-3.516E+01,A10=1.444E+02,
12=-2.798E+02
第3面
k=-2.055,A4=-1.796E-01,A6=-3.095E+01,A8=3.744E+02,A10=-2.302E+03,
12=8.123E+03,A14=-1.578E+04,A16=1.322E+04
第4面
k=0.000,A4=-2.285,A6=1.334E+01,A8=-6.756E+01,A10=2.465E+02,
12=-3.452E+02,A14=-2.311E+02,A16=7.899E+02
第5面
k=-1.763E+01,A4=-8.760E-01,A6=2.492,A8=-4.864,A10=5.280,
12=-1.898,A14=-9.251E-01
第6面
k=-6.056,A4=-4.947E-01,A6=9.539E-01,A8=-1.063,A10=2.890E-01,
12=4.546E-01,A14=-3.897E-01,A16=8.271E-02
各条件式の値を以下に示す。
f1/f=1.24
f2/f3=0.84
f1/f23=0.096
R2r/R3f=−1.07
D23/D12=0.79
R1f/R1r=−0.028
このように、本数値実施例4に係る撮像レンズは条件式(1)〜(7)を満足する。また、第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸上の距離(空気換算長)は2.44mmであり、撮像レンズの小型化が図られている。なお、本数値実施例4の撮像レンズを構成する各レンズも全て同一の材料から形成されており、撮像レンズの製造コストが好適に抑制される。
図11は像高比Hに対応する横収差を示した収差図であり、図12は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。図11および図12に示されるように、本数値実施例4に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。
数値実施例5
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=1.56mm、Fno=2.3、ω=39.5°
単位 mm
面データ
面番号i R d Nd νd
(物面) ∞ ∞
1*(絞り) 0.880(=R1f) 0.329 1.5351 56.1
2* 84.278(=R1r) 0.217(=D12)
3* -0.703 0.298 1.5351 56.1
4* -0.779(=R2r) 0.257(=D23)
5* 0.511(=R3f) 0.206 1.5351 56.1
6* 0.448 0.300
7 ∞ 0.210 1.5163 64.1
8 ∞ 0.239
(像面) ∞

f1=1.66mm
f2=36.54mm
f3=48.02mm
f23=18.01mm
非球面データ
第1面
k=-9.692,A4=1.634,A6=-8.463,A8=3.312E+01,A10=-1.021E+02,
12=1.954E+01
第2面
k=0.000,A4=-1.502E-01,A6=-5.393,A8=-7.455,A10=1.753E+02,
12=-7.763E+02
第3面
k=-1.565,A4=-1.394E-01,A6=-2.613E+01,A8=3.678E+02,A10=-2.490E+03,
12=8.554E+03,A14=-6.906E+03,A16=-2.761E+04
第4面
k=0.000,A4=-1.057,A6=1.187E+01,A8=-6.495E+01,A10=2.810E+02,
12=-3.047E+02,A14=-4.977E+02,A16=6.221E+02
第5面
k=-2.448,A4=-1.301,A6=2.661,A8=-4.384,A10=4.780,
12=-2.619,A14=5.120E-01
第6面
k=-2.230,A4=-9.976E-01,A6=1.557,A8=-1.408,A10=2.184E-01,
12=5.681E-01,A14=-3.095E-01,A16=1.956E-02
各条件式の値を以下に示す。
f1/f=1.06
f2/f3=0.76
f1/f23=0.092
R2r/R3f=−1.52
D23/D12=1.18
R1f/R1r=0.010
このように、本数値実施例5に係る撮像レンズは条件式(1)〜(6)を満足する。また、第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸上の距離(空気換算長)は1.98mmであり、撮像レンズの小型化が図られている。
図14は像高比Hに対応する横収差を示した収差図であり、図15は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。図14および図15に示されるように、本数値実施例5に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。
ところで、携帯電話機やスマートフォンの機能の多様化に伴い、これら機器のカメラに組み込まれる撮像レンズには従来にも増して広角であることが要求されている。広角の撮像レンズをカメラに組み込むことにより、広い範囲を撮影できることはもちろんのこと、撮影した画像を加工する際にユーザ所望の範囲の画像をより広範囲の画像から切り出すことが可能となる。本実施の形態に係る撮像レンズは比較的広い画角を有しているため、こうした要求にも十分に応えることができる。
また、カメラの小型化に伴って当該カメラに組み込まれる撮像素子には小型のものが使用されてきている。小型の撮像素子では一般的に各画素の受光面積が小さいため、同一の画素数を有する大型の撮像素子に比較して撮影した画像が暗くなってしまう問題がある。こうした問題を解決するための方法の一つとして、電気回路を用いて撮像素子の受光感度を向上させる方法がある。しかしながら、受光感度が上がると画像の形成に直接寄与しないノイズ成分も増幅されてしまうため、新たにノイズの低減や除去のための電気回路が必要になることが多い。本実施の形態に係る撮像レンズは比較的小さなFナンバーを有しているため、これら電気回路等を設けなくても十分に明るい画像を得ることができる。また、Fナンバーが小さいことから、比較的暗い環境下でも明るい画像を得ることができるため、携帯電話機やスマートフォンの新たなアプリケーションへの利用に供することも可能となる。
上記各数値実施例の撮像レンズでは像面IMの最大像高は1.285mmとなっており、1/5インチよりも小型の撮像素子と組み合わせている。各数値実施例の撮像レンズをこのような小型の撮像素子と組み合わせることにより、撮像レンズの製造に際して生じるディセンタ(軸ずれ)やチルト等による結像性能の劣化に対する敏感度(製造誤差感度)を好適に抑制することができる。
したがって、本実施の形態に係る撮像レンズまたは当該撮像レンズを備えた撮像装置を、携帯電話機、スマートフォン、デジタルスティルカメラ、携帯情報端末、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等のカメラに組み込んだ場合、当該カメラの高機能化と小型化の両立を図ることができる。
本発明は、撮像レンズとして小型化とともに良好な収差補正能力が要求される機器、例えば携帯電話機やデジタルスティルカメラ等の機器に組み込まれる撮像レンズまたは撮像装置に適用することができる。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
10 フィルタ

Claims (8)

  1. 物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズとを配置して構成され、
    前記第1レンズは、曲率半径が正となる物体側の面を有し、
    前記第2レンズは、曲率半径が共に負となる物体側の面および像面側の面を有し、
    前記第3レンズは、曲率半径が共に正となって、変曲点をそれぞれ備える非球面形状の物体側の面および像面側の面を有し、
    レンズ系全体の焦点距離をf、前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第2レンズの焦点距離をf2、前記第3レンズの焦点距離をf3としたとき、
    f1<f2
    1.0<f1/f<1.5
    0.7<f2/f3<1.2
    を満足する撮像レンズ。
  2. 前記第2レンズおよび前記第3レンズの合成焦点距離をf23としたとき、
    0.02<f1/f23<0.1
    を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第2レンズの像面側の面の曲率半径をR2r、前記第3レンズの物体側の面の曲率半径をR3fとしたとき、
    −2.0<R2r/R3f<−0.8
    を満足する請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第1レンズの像面側の面から前記第2レンズの物体側の面までの光軸上の距離をD12、前記第2レンズの像面側の面から前記第3レンズの物体側の面までの光軸上の距離をD23としたとき、
    0.2<D23/D12<1.2
    を満足する請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  5. 前記第1レンズの像面側の面の曲率半径は負であり、
    前記第1レンズの物体側の面の曲率半径をR1f、前記第1レンズの像面側の面の曲率半径をR1rとしたとき、
    −0.1<R1f/R1r<−0.01
    を満足する請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第1レンズから前記第3レンズまでの各レンズは50よりも大きいアッベ数を有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  7. 前記第1レンズから前記第3レンズまでの各レンズは同一の材料から形成される、
    請求項6に記載の撮像レンズ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像レンズと、1/5インチ以下の大きさであって、3メガピクセル以下の解像度を有する撮像素子の像面とを備えた撮像装置。
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