JP6226296B2

JP6226296B2 - 撮像レンズ

Info

Publication number: JP6226296B2
Application number: JP2014002858A
Authority: JP
Inventors: 久保田　洋治; 洋治久保田; 賢一久保田; 整平野; 友浩米澤
Original assignee: Optical Logic Inc; Kantatsu Co Ltd
Current assignee: Optical Logic Inc; Kantatsu Co Ltd
Priority date: 2014-01-10
Filing date: 2014-01-10
Publication date: 2017-11-08
Anticipated expiration: 2034-01-10
Also published as: JP2015132664A; US9448386B2; US20150198791A1; US10558020B2; US10114197B2; US20190004290A1; US10712540B2; US20190004288A1; US20190004292A1; US10558019B2; CN204065539U; US20190004291A1; US10620405B2; US20190004287A1; US10690888B2; US20160370560A1

Description

本発明は、ＣＣＤセンサやＣＭＯＳセンサ等の撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズに係り、携帯電話機や携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラ、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラへの組み込みが好適な撮像レンズに関するものである。

近年、通話主体の携帯電話機に代わり、携帯電話機に携帯情報端末（PDA）やパーソナルコンピュータの機能を付加した、いわゆるスマートフォン（smartphone）が普及してきている。スマートフォンは携帯電話機に比べて高機能であるため、カメラで撮影された画像は様々なアプリケーションで利用されることになる。

一般的に携帯電話機やスマートフォンの製品群は、初級者向けの製品から上級者向けの製品まで様々な仕様の製品から構成されることが多い。このうち上級者向けに開発された製品に組み込まれる撮像レンズには、近年の高画素化された撮像素子にも対応することのできる解像度の高いレンズ構成が要求される。

高解像度の撮像レンズを実現する方法の一つとして、撮像レンズを構成するレンズの枚数を増加させる方法があるものの、レンズ枚数の増加は撮像レンズの大型化を招き易いため、レンズ枚数の多いレンズ構成は上述の携帯電話機やスマートフォン等の小型のカメラへの組み込みには不利となる。そこで、レンズ枚数をなるべく抑制する方向で撮像レンズの開発が進められてきた。しかしながら、撮像素子の高画素化技術が目まぐるしく進歩している昨今、撮像レンズの光学全長（Ｔotal Ｔrack Ｌength）の短縮よりも高解像度を実現できる撮像レンズの開発が注目されるようになった。一例として、従来のように撮像レンズおよび撮像素子を含むカメラユニットを携帯電話機やスマートフォン等の内部に組み込むのではなく、これら携帯電話機やスマートフォン等に装着することによってデジタルスティルカメラと比較しても遜色のない画像を得られるようにしたカメラユニットの登場がある。

７枚のレンズから成るレンズ構成は、撮像レンズを構成するレンズの枚数が多いことから撮像レンズの小型化に関しては若干不利となるものの、設計上の自由度が高いため、諸収差の良好な補正や撮像レンズの小型化をバランスよく実現できる可能性を秘めている。こうした７枚構成の撮像レンズとしては、例えば特許文献１に記載の撮像レンズが知られている。

特許文献１に記載の撮像レンズは、両凸形状の第１レンズと、当該第１レンズに接合された両凹形状の第２レンズと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負の第３レンズと、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の正の第４レンズと、物体側に凸面を向けた負の第５レンズと、両凸形状の第６レンズと、両凹形状の第７レンズとが物体側から順に配置されて構成される。特許文献１の撮像レンズでは、第１レンズから第４レンズまでのレンズで構成される第１レンズ群の焦点距離と、第５レンズから第７レンズまでのレンズで構成される第２レンズ群の焦点距離との比を一定の範囲内に抑制することにより、撮像レンズの小型化と諸収差の良好な補正とを実現する。

特開２０１２−１５５２２３号公報

しかしながら、上記特許文献１に記載の撮像レンズは小型であるものの、像面の補正が不十分であり、特に歪曲収差が比較的大きいため、高解像度の撮像レンズを実現する上で自ずと限界が生じる。上記特許文献１に記載のレンズ構成では、撮像レンズの小型化を図りつつ良好な収差補正を実現することが困難である。

なお、こうした課題は携帯電話機やスマートフォンに組み込まれる撮像レンズに特有の課題ではなく、デジタルスティルカメラ、携帯情報端末、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズにおいても共通の課題である。

本発明の目的は、撮像レンズの小型化と良好な収差補正との両立を図ることのできる撮像レンズを提供することにある。

上記目的を達成するために本発明の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第１レンズ群と、負の屈折力を有する第２レンズ群と、負の屈折力を有する第３レンズ群とを配置して構成される。第１レンズ群は、正の屈折力を有する第１レンズと、負の屈折力を有する第２レンズと、正の屈折力を有する第３レンズとから構成される。第２レンズ群は、第４レンズと第５レンズとから構成され、第３レンズ群は、正の屈折力を有する第６レンズと負の屈折力を有する第７レンズとから構成される。また、第１レンズのアッベ数をνｄ１、第２レンズのアッベ数をνｄ２、第３レンズのアッベ数をνｄ３、第６レンズのアッベ数をνｄ６、第７レンズのアッベ数をνｄ７としたとき、本発明に係る撮像レンズは次の条件式（１）〜（５）を満足する。
４０＜νｄ１＜７５（１）
２０＜νｄ２＜３５（２）
４０＜νｄ３＜７５（３）
４０＜νｄ６＜７５（４）
２０＜νｄ７＜３５（５）

本発明の撮像レンズでは、正の屈折力を有する第１レンズ群と負の屈折力を有する第２レンズ群とが配置されるため、これらレンズ群において色収差が良好に補正されることになる。したがって、本発明の撮像レンズによれば、諸収差のうち特に色収差が良好に補正され、高解像度の撮像レンズに必要な良好な結像性能を得ることが可能となる。また、本発明の撮像レンズでは第３レンズ群が負の屈折力を有することから、撮像レンズの小型化が好適に図られる。

上記第１レンズ群は、屈折力の配列が正負正となる３枚のレンズから構成される。これら３枚のレンズは条件式（１）〜（３）を満足するレンズ材料からそれぞれ形成される。こうした各レンズの屈折力の配列とアッベ数の並びによって、第１レンズ群においては色収差の発生が好適に抑制されるとともに、発生した色収差については良好に補正される。

また、本発明に係る撮像レンズにおいて第３レンズ群は、正負２枚のレンズから構成されるとともに、上述の条件式（４）および（５）を満足するように低分散のレンズ材料と高分散のレンズ材料との組合わせで構成される。このため、第１レンズ群および第２レンズ群にて発生した諸収差のうち特に色収差がより良好に補正されることになる。一般的に、高解像度の撮像レンズを実現するためには、諸収差のうちでも特に色収差を良好に補正する必要がある。本発明の撮像レンズによれば、第１レンズ群から第３レンズ群までの各レンズ群の屈折力の配列、第１レンズ群を構成する３枚のレンズの屈折力の配列およびアッベ数の並び、そして第３レンズ群を構成する２枚のレンズの屈折力の配列およびアッベ数の並びによって、従来の撮像レンズよりも良好に色収差が補正されることになる。

上記構成の撮像レンズにおいては、第４レンズが負の屈折力を有し、第５レンズが負の屈折力を有するとともに、第４レンズのアッベ数をνｄ４、第５レンズのアッベ数をνｄ５としたとき、次の条件式（６）および（７）を満足することが望ましい。
２０＜νｄ４＜３５（６）
２０＜νｄ５＜３５（７）

第１レンズ群の第２レンズおよび第３レンズ群の第７レンズはそれぞれ、負の屈折力を有するとともに、上記条件式（２）および（５）に示されるように高分散の材料から形成されている。本発明に係る撮像レンズでは、第１レンズ群および第３レンズ群の間に配置される第２レンズ群の屈折力が負であり、当該第２レンズ群を構成する各レンズは、条件式（６）および（７）に示されるように高分散の材料から形成される。このため、本発明の撮像レンズによれば色収差がより良好に補正されることになる。なお、第２レンズ群を２枚のレンズから構成することにより、第２レンズ群を１枚のレンズから構成した場合に比較して各レンズの屈折力が小さくなるため、諸収差の補正が容易となる。

上記構成の撮像レンズにおいて第６レンズおよび第７レンズは、光軸からレンズ周辺部に向かうにつれて正の屈折力が強くなる非球面形状を有することが望ましい。

第３レンズ群を構成する第６レンズおよび第７レンズを、光軸からレンズ周辺部に向かうにつれて正の屈折力が強くなる形状に形成することにより、軸上の色収差のみならず軸外の倍率色収差が良好に補正されるとともに、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度が好適に抑制される。周知のように、ＣＣＤセンサーやＣＭＯＳセンサー等の撮像素子には、センサーに取り込むことのできる光線の入射角度の範囲、いわゆる主光線角度（ＣＲＡ：Chief Ray Angle）が予め定められている。第６レンズおよび第７レンズが上述のレンズ形状を有することにより、撮像レンズから出射した光線の像面への入射角度はＣＲＡの範囲内に好適に抑制されるようになる。これにより、画像の周辺部が暗くなる現象であるシェーディングの発生が好適に抑制される。

上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をｆ、第５レンズと第６レンズとの間の光軸上の距離をＤ５６としたとき、次の条件式（８）を満足することが望ましい。
０．０２＜Ｄ５６／ｆ＜０．１５（８）

条件式（８）は、撮像レンズの小型化を図りつつ、色収差および歪曲収差を良好に補正するための条件である。また、条件式（８）は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度をＣＲＡの範囲内に抑制するための条件である。上限値「０．１５」を超えると、撮像素子への入射角度をＣＲＡの範囲内に抑制し易くなるとともに、色収差の補正には有利となる。しかし、バックフォーカス（back focul lengh）が短くなるため、赤外線カットフィルタ等の挿入物を配置するための空間の確保が困難になる。また、非点収差のうちサジタル像面が物体側に湾曲するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「０．０２」を下回ると、歪曲収差の補正には有利となるものの、非点隔差が増大することになる。さらに、倍率色収差が補正過剰（基準波長の結像点に対して短波長の結像点が光軸から遠ざかる方向に移動）となるため、良好な結像性能を得ることが困難となる。またこの場合、撮像素子への入射角度をＣＲＡの範囲内に抑制することも困難になる。

上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をｆ、第１レンズから第３レンズまでの合成焦点距離をｆ１２３としたとき、次の条件式（９）を満足することが望ましい。
０．６＜ｆ１２３／ｆ＜１．２（９）

条件式（９）は、撮像レンズの小型化を図りつつ、非点収差および色収差を好ましい範囲内にバランスよく抑制するための条件である。上限値「１．２」を超えると、レンズ系全体の屈折力に対して第１レンズ群の正の屈折力が相対的に弱くなるため、色収差の補正やバックフォーカスの確保には有利となるものの、撮像レンズの小型化が困難となる。また、非点収差のうちタンジェンシャル像面が像面側に湾曲し、非点隔差が増大するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。

一方、下限値「０．６」を下回ると、レンズ系全体の屈折力に対して第１レンズ群の正の屈折力が相対的に強くなり、第１レンズ群における第２レンズの負の屈折力が相対的に弱くなる。このため、撮像レンズの小型化や非点収差の補正には有利となるものの、バックフォーカスの確保が困難となる。また、軸上色収差が補正不足（基準波長の焦点位置に対して短波長の焦点位置が物体側に移動）になるとともに、倍率色収差が補正不足（基準波長の結像点に対して短波長の結像点が光軸に近づく方向に移動）となり、良好な結像性能を得ることが困難となる。

上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をｆ、第６レンズおよび第７レンズの合成焦点距離をｆ６７としたとき、次の条件式（１０）を満足することが望ましい。
−１５＜ｆ６７／ｆ＜−１．５（１０）

条件式（１０）は、非点収差、歪曲収差、および色収差を好ましい範囲内にバランスよく抑制するための条件である。上限値「−１．５」を超えると、倍率色収差の補正には有利となる。しかし、歪曲収差がプラス方向に増大するとともに画像周辺部において非点隔差が増大するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「−１５」を下回ると、歪曲収差の補正や軸上色収差の補正には有利となるものの、非点隔差が増大するとともに軸外光線に対して倍率色収差が補正不足となり、良好な結像性能を得ることが困難となる。

上記構成の撮像レンズにおいて、非点収差、歪曲収差、および色収差をより良好に補正するためには、次の条件式（１０Ａ）を満足することが望ましい。
−１２＜ｆ６７／ｆ＜−１．５（１０Ａ）

上記構成の撮像レンズにおいては、第６レンズの焦点距離をｆ６、第４レンズおよび第５レンズの合成焦点距離をｆ４５としたとき、次の条件式（１１）を満足することが望ましい。
−２＜ｆ４５／ｆ６＜−０．１（１１）

条件式（１１）は、撮像レンズから出射した光線の撮像素子への入射角度をＣＲＡの範囲内に抑制しつつ、色収差、歪曲収差、および非点収差を良好に補正するための条件である。上限値「−０．１」を超えると、第２レンズ群の屈折力に対して第６レンズの正の屈折力が弱くなるため、バックフォーカスを確保し易くなる。しかし、歪曲収差がプラス方向に増大するとともに軸外光線に対して倍率色収差が補正過剰となり、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「−２」を下回ると、撮像素子への入射角度をＣＲＡの範囲内に抑制し易くなるものの、歪曲収差がマイナス方向に増大するとともに軸外光線に対して倍率色収差が補正不足となる。また、非点隔差が増大するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。

上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をｆ、第４レンズの焦点距離をｆ４としたとき、次の条件式（１２）を満足することが望ましい。
−１５＜ｆ４／ｆ＜−３（１２）

条件式（１２）は、球面収差、色収差、および像面湾曲を良好に補正するための条件である。上限値「−３」を超えると、レンズ系全体の屈折力に対して第４レンズの負の屈折力が相対的に強くなるため、軸上色収差、倍率色収差、および球面収差の補正には有利となる。しかしながら、結像面の周辺部が物体側に湾曲するため、像面湾曲を良好に補正することが困難となる。一方、下限値「−１５」を下回ると、軸上色収差および倍率色収差が共に補正不足になるとともに結像面の周辺部が像面側に湾曲するため、像面湾曲を良好に補正することが困難となる。よって、いずれの場合も、良好な結像性能を得ることが困難となる。

上記構成の撮像レンズにおいて、球面収差、色収差、および像面湾曲をより良好に補正するためには、次の条件式（１２Ａ）を満足することが望ましい。
−１２＜ｆ４／ｆ＜−３（１２Ａ）

上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をｆ、第１レンズの焦点距離をｆ１としたとき、次の条件式（１３）を満足することが望ましい。
０．５＜ｆ１／ｆ＜２．０（１３）

条件式（１３）は、撮像レンズの小型化を図りつつ、非点収差、色収差、および球面収差を好ましい範囲内にバランスよく抑制するための条件である。上限値「２．０」を超えると、レンズ系全体の屈折力に対して第１レンズの屈折力が相対的に弱くなるため、バックフォーカスを確保し易くなるものの、撮像レンズの小型化が困難となる。また、非点収差のうちサジタル像面が物体側に湾曲するとともに結像面が物体側に湾曲するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「０．５」を下回ると、撮像レンズの小型化には有利となるものの、バックフォーカスの確保が困難となる。また、非点収差のうちタンジェンシャル像面が像面側に湾曲して非点隔差が増大するともに球面収差が増大し、良好な結像性能を得ることが困難となる。

上記構成の撮像レンズにおいては、第１レンズの焦点距離をｆ１、第２レンズの焦点距離をｆ２としたとき、次の条件式（１４）を満足することが望ましい。
−４＜ｆ２／ｆ＜−０．５（１４）

条件式（１４）は、球面収差、非点収差、像面湾曲、および色収差を好ましい範囲内にバランスよく抑制するための条件である。上限値「−０．５」を超えると、レンズ系全体の屈折力に対して第２レンズの負の屈折力が強くなるため、軸上色収差や球面収差の補正には有利となるものの、非点隔差が増大するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「−４」を下回ると、レンズ系全体の屈折力に対して第２レンズの屈折力が弱くなるため、軸上色収差および倍率色収差が共に補正不足になるとともに結像面が物体側に湾曲するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。

上記構成の撮像レンズにおいては、第１レンズの焦点距離をｆ１、第３レンズの焦点距離をｆ３としたとき、次の条件式（１５）を満足することが望ましい。
１＜ｆ３／ｆ＜４（１５）

条件式（１５）は、色収差および球面収差を良好に補正するための条件である。上限値「４」を超えると、レンズ系全体の屈折力に対して第３レンズの屈折力が相対的に弱くなるため、軸上色収差が補正不足になるとともに球面収差の補正が困難となる。このため、良好な結像性能を得ることが困難となる。一方、下限値「１」を下回ると、球面収差の補正や色収差の補正には有利となるものの、サジタル光線の画像周辺部における色収差が増大するため、良好な結像性能を得ることが困難となる。

本発明の撮像レンズによれば、諸収差が良好に補正された高い解像度を有しながらも、小型のカメラへの組込みに特に適した小型の撮像レンズを提供することができる。

本発明の一実施の形態について、数値実施例１に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。図１に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。図１に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。本発明の一実施の形態について、数値実施例２に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。図４に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。図４に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。本発明の一実施の形態について、数値実施例３に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。図７に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。図７に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。本発明の一実施の形態について、数値実施例４に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。図１０に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。図１０に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。本発明の一実施の形態について、数値実施例５に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。図１３に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。図１３に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。本発明の一実施の形態について、数値実施例６に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。図１６に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。図１６に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。

以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

図１、図４、図７、図１０、図１３、および図１６は、本実施の形態の数値実施例１〜６に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。いずれの数値実施例も基本的なレンズ構成は同一であるため、ここでは数値実施例１の概略断面図を参照しながら、本実施の形態に係る撮像レンズのレンズ構成について説明する。

図１に示すように本実施の形態に係る撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第１レンズ群Ｇ１と、負の屈折力を有する第２レンズ群Ｇ２と、負の屈折力を有する第３レンズ群Ｇ３とが配列されて構成される。第３レンズ群Ｇ３と撮像素子の像面ＩＭとの間にはフィルタ１０が配置される。このフィルタ１０は割愛することも可能である。

第１レンズ群Ｇ１は、物体側から順に、正の屈折力を有する第１レンズＬ１と、開口絞りＳＴと、負の屈折力を有する第２レンズＬ２と、正の屈折力を有する第３レンズＬ３とから構成される。第１レンズＬ１は、物体側の面の曲率半径ｒ１および像面側の面の曲率半径ｒ２が共に正となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。この第１レンズＬ１の形状は本数値実施例１に係る形状に限定されるものではない。第１レンズＬ１の形状は、物体側の面の曲率半径ｒ１が正となる形状であればよく、像面側の面の曲率半径ｒ２が負となる形状、すなわち光軸Ｘの近傍において両凸レンズとなる形状でもよい。数値実施例３は、第１レンズＬ１の形状が光軸Ｘの近傍において両凸レンズとなる例である。なお、本実施の形態に係る撮像レンズでは、第１レンズＬ１の像面側の面に開口絞りＳＴを設けている。

第２レンズＬ２は、物体側の面の曲率半径ｒ３および像面側の面の曲率半径ｒ４が共に正となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。なお、第２レンズＬ２の形状は本数値実施例１に係る形状に限定されるものではない。第２レンズＬ２の形状は、像面側の面の曲率半径ｒ４が正となる形状であればよく、物体側の面の曲率半径ｒ３が負となる形状、すなわち光軸Ｘの近傍において両凹レンズとなる形状でもよい。

第３レンズＬ３は、物体側の面の曲率半径ｒ５および像面側の面の曲率半径ｒ６が共に正となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。第３レンズＬ３の形状は本数値実施例１に係る形状に限定されるものではなく、物体側の面の曲率半径ｒ５が正となる形状であればよい。例えば、第３レンズＬ３の形状は、像面側の面の曲率半径ｒ６が負となる形状、すなわち光軸Ｘの近傍において両凸レンズとなる形状でもよい。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側から順に、負の屈折力を有する第４レンズＬ４と、負の屈折力を有する第５レンズＬ５とから構成される。このうち第４レンズＬ４は、物体側の面の曲率半径ｒ７および像面側の面の曲率半径ｒ８が共に負となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。

第５レンズＬ５は、物体側の面の曲率半径ｒ９および像面側の面の曲率半径ｒ１０が共に正となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。なお、第５レンズＬ５の形状は本数値実施例１に係る形状に限定されるものではない。第５レンズＬ５の形状は、物体側の面の曲率半径ｒ９および像面側の面の曲率半径ｒ１０が共に負となる形状、すなわち光軸Ｘの近傍において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状でもよいし、物体側の面の曲率半径ｒ９が負となり、像面側の面の曲率半径ｒ１０が正となる形状、すなわち光軸Ｘの近傍において両凹レンズとなる形状でもよい。数値実施例３は、第５レンズＬ５の形状が、光軸Ｘの近傍において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる例である。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側から順に、正の屈折力を有する第６レンズＬ６と、負の屈折力を有する第７レンズＬ７とから構成される。第６レンズＬ６は、物体側の面の曲率半径ｒ１１および像面側の面の曲率半径ｒ１２が共に正となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。また、第７レンズＬ７は、物体側の面の曲率半径ｒ１３および像面側の面の曲率半径ｒ１４が共に正となる形状であって、光軸Ｘの近傍において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成される。

これら第６レンズＬ６および第７レンズＬ７において、物体側の面および像面側の面は変曲点を有する非球面形状に形成されるとともに、光軸Ｘからレンズ周辺部に向かうにつれて正の屈折力が強くなる形状に形成される。第６レンズＬ６および第７レンズＬ７の有するこのような形状により、軸上の色収差のみならず軸外の倍率色収差が良好に補正されるとともに、撮像レンズから出射した光線の像面ＩＭへの入射角度が主光線角度（ＣＲＡ：Chief Ray Angle）の範囲内に好適に抑制される。

なお、本実施の形態においては第６レンズＬ６および第７レンズＬ７の物体側の面および像面側の面の両面が変曲点を有する非球面形状に形成されているが、必ずしもこれら両面とも変曲点を有する非球面形状に形成する必要はない。変曲点を有する非球面形状の面がこれら面のいずれかのみであったとしても、これら双方のレンズあるいは一方のレンズを、光軸Ｘからレンズ周辺部に向かうにつれて正の屈折力が強くなる形状のレンズに形成することは可能である。また、要求される光学性能や撮像レンズの小型化の程度によっては、第６レンズＬ６および第７レンズＬ７に必ずしも変曲点を設ける必要はない。

本実施の形態に係る撮像レンズは、以下に示す条件式（１）〜（１５）を満足する。
４０＜νｄ１＜７５（１）
２０＜νｄ２＜３５（２）
４０＜νｄ３＜７５（３）
４０＜νｄ６＜７５（４）
２０＜νｄ７＜３５（５）
２０＜νｄ４＜３５（６）
２０＜νｄ５＜３５（７）
０．０２＜Ｄ５６／ｆ＜０．１５（８）
０．６＜ｆ１２３／ｆ＜１．２（９）
−１５＜ｆ６７／ｆ＜−１．５（１０）
−２＜ｆ４５／ｆ６＜−０．１（１１）
−１５＜ｆ４／ｆ＜−３（１２）
０．５＜ｆ１／ｆ＜２．０（１３）
−４＜ｆ２／ｆ＜−０．５（１４）
１＜ｆ３／ｆ＜５（１５）
但し、
νｄ１：第１レンズＬ１のアッベ数
νｄ２：第２レンズＬ２のアッベ数
νｄ３：第３レンズＬ３のアッベ数
νｄ４：第４レンズＬ４のアッベ数
νｄ５：第５レンズＬ５のアッベ数
νｄ６：第６レンズＬ６のアッベ数
νｄ７：第７レンズＬ７のアッベ数
ｆ：レンズ系全体の焦点距離
ｆ１：第１レンズＬ１の焦点距離
ｆ２：第２レンズＬ２の焦点距離
ｆ３：第３レンズＬ３の焦点距離
ｆ４：第４レンズＬ４の焦点距離
ｆ６：第６レンズＬ６の焦点距離
ｆ４５：第４レンズＬ４および第５レンズＬ５の合成焦点距離
ｆ６７：第６レンズＬ６および第７レンズＬ７の合成焦点距離
ｆ１２３：第１レンズＬ１から第３レンズＬ３までの合成焦点距離
Ｄ５６：第５レンズＬ５と第６レンズＬ６との間の光軸上の距離

本実施の形態の撮像レンズは、諸収差をさらに良好に補正するために次の条件式（１０Ａ）および（１２Ａ）を満足する。
−１２＜ｆ６７／ｆ＜−１．５（１０Ａ）
−１２＜ｆ４／ｆ＜−３（１２Ａ）

なお、上記各条件式の全てを満たす必要はなく、上記各条件式のそれぞれを単独に満たすことにより、各条件式に対応する作用効果をそれぞれ得ることができる。

本実施の形態では各レンズのレンズ面が非球面で形成されている。これらレンズ面に採用される非球面形状は、光軸方向の軸をＺ、光軸に直交する方向の高さをＨ、円錐係数をｋ、非球面係数をＡ₄、Ａ₆、Ａ₈、Ａ₁₀、Ａ₁₂、Ａ₁₄、Ａ₁₆としたとき、次式により表される。

次に、本実施の形態に係る撮像レンズの数値実施例を示す。各数値実施例において、ｆはレンズ系全体の焦点距離、ＦｎｏはＦナンバー、ωは半画角をそれぞれ示す。ｉは物体側より数えた面番号、ｒは曲率半径、ｄは光軸上のレンズ面間の距離（面間隔）、ｎｄは屈折率、νｄはアッベ数をそれぞれ示す。なお、＊（アスタリスク）の符号が付加された面番号は非球面であることを示す。

数値実施例１
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=8.04mm、Fno=1.8、ω=36.7°
単位ｍｍ
面データ
面番号ｉｒｄｎｄ νｄ
（物面） ∞ ∞
1* 3.533 1.315 1.5346 56.1(=νd1)
2*（絞り） 32.140 0.067
3* 9.059 0.365 1.6355 24.0(=νd2)
4* 4.420 0.076
5* 5.948 0.701 1.5346 56.1(=νd3)
6* 18.226 1.016
7* -3.745 0.330 1.6355 24.0(=νd4)
8* -4.940 0.101
9* 30.217 1.053 1.6355 24.0(=νd5)
10* 20.289 0.394(=D56)
11* 4.406 1.095 1.5346 56.1(=νd6)
12* 5.672 0.698
13* 7.325 1.425 1.6355 24.0(=νd7)
14* 3.753 0.440
15 ∞ 0.300 1.5168 64.2
16 ∞ 0.530
（像面） ∞

非球面データ
第１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.830E-03,Ａ₆=1.363E-04,Ａ₈=-1.227E-04,
Ａ₁₀=2.595E-07,Ａ₁₂=-2.790E-07,Ａ₁₄=-8.280E-08,Ａ₁₆=8.141E-09
第２面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.280E-02,Ａ₆=-1.457E-02,Ａ₈=5.183E-03,
Ａ₁₀=-9.113E-04,Ａ₁₂=5.259E-05,Ａ₁₄=5.804E-06,Ａ₁₆=-7.418E-07
第３面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.459E-02,Ａ₆=-2.057E-02,Ａ₈=7.412E-03,
Ａ₁₀=-1.296E-03,Ａ₁₂=9.735E-05,Ａ₁₄=1.620E-06,Ａ₁₆=-5.796E-07
第４面
ｋ=0.000,Ａ₄=5.572E-03,Ａ₆=-1.275E-02,Ａ₈=3.429E-03,
Ａ₁₀=-3.506E-04,Ａ₁₂=1.621E-06,Ａ₁₄=-4.572E-07,Ａ₁₆=1.498E-07
第５面
ｋ=0.000,Ａ₄=5.066E-03,Ａ₆=-3.926E-03,Ａ₈=1.347E-03,
Ａ₁₀=-1.231E-04,Ａ₁₂=-2.627E-07,Ａ₁₄=9.933E-07,Ａ₁₆=-4.663E-08
第６面
ｋ=0.000,Ａ₄=-3.072E-03,Ａ₆=7.384E-04,Ａ₈=9.673E-04,
Ａ₁₀=-3.384E-04,Ａ₁₂=2.739E-05,Ａ₁₄=5.139E-06,Ａ₁₆=-9.157E-07
第７面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.163E-02,Ａ₆=1.853E-03,Ａ₈=-8.807E-07,
Ａ₁₀=-2.749E-05,Ａ₁₂=-1.385E-05,Ａ₁₄=1.477E-06,Ａ₁₆=3.064E-07
第８面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.143E-02,Ａ₆=2.318E-03,Ａ₈=5.775E-06,
Ａ₁₀=7.657E-06,Ａ₁₂=-8.628E-07,Ａ₁₄=-1.810E-06,Ａ₁₆=6.733E-07
第９面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.674E-03,Ａ₆=-6.296E-04,Ａ₈=4.171E-05,
Ａ₁₀=-8.677E-06,Ａ₁₂=-3.752E-07,Ａ₁₄=8.901E-08,Ａ₁₆=-2.474E-08
第１０面
ｋ=0.000,Ａ₄=-6.851E-03,Ａ₆=-1.387E-04,Ａ₈=5.738E-05,
Ａ₁₀=-3.989E-06,Ａ₁₂=2.015E-07,Ａ₁₄=-1.889E-09,Ａ₁₆=-1.030E-09
第１１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.075E-02,Ａ₆=-1.820E-05,Ａ₈=2.366E-06,
Ａ₁₀=5.268E-07,Ａ₁₂=-4.773E-09,Ａ₁₄=4.042E-10,Ａ₁₆=-9.365E-11
第１２面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.711E-03,Ａ₆=-3.528E-04,Ａ₈=3.504E-05,
Ａ₁₀=-1.708E-06,Ａ₁₂=3.413E-08,Ａ₁₄=1.354E-10,Ａ₁₆=-1.309E-11
第１３面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.086E-02,Ａ₆=1.367E-03,Ａ₈=-3.316E-05,
Ａ₁₀=-2.029E-08,Ａ₁₂=5.364E-09,Ａ₁₄=2.437E-11,Ａ₁₆=2.910E-12
第１４面
ｋ=-6.723,Ａ₄=-8.556E-03,Ａ₆=4.592E-04,Ａ₈=-1.667E-05,
Ａ₁₀=2.942E-07,Ａ₁₂=1.150E-08,Ａ₁₄=-6.750E-10,Ａ₁₆=8.820E-12

f1=7.31mm
f2=-14.01mm
f3=16.19mm
f4=-27.27mm
f5=-101.34mm
f6=28.38mm
f7=-14.33mm
f45=-20.98mm
f67=-46.34mm
f123=7.64mm

各条件式の値を以下に示す。
D56/f=0.05
f1/f=0.91
f2/f=-1.74
f3/f=2.02
f4/f=-3.39
f67/f=-5.77
f45/f6=-0.74
f123/f=0.95
このように、本数値実施例１に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。第１レンズＬ１の物体側の面から像面ＩＭまでの光軸上の距離（フィルタ１０は空気換算長）は９．８０ｍｍであり、撮像レンズの小型化が図られている。

図２は、数値実施例１の撮像レンズについて、最大像高に対する各像高の比Ｈ（以下、「像高比Ｈ」という）に対応する横収差をタンジェンシャル方向とサジタル方向とに分けて示したものである（図５、図８、図１１、図１４、および図１７においても同じ）。また、図３は、数値実施例１の撮像レンズについて、球面収差（ｍｍ）、非点収差（ｍｍ）、および歪曲収差（％）をそれぞれ示したものである。これら収差図において、横収差図および球面収差図には、ｇ線（４３５．８４ｎｍ）、ｅ線（５４６．０７ｎｍ）、Ｃ線（６５６．２７ｎｍ）の各波長に対する収差量を示し、非点収差図には、サジタル像面Ｓの収差量とタンジェンシャル像面Ｔの収差量とをそれぞれ示す（図６、図９、図１２、図１５、および図１８においても同じ）。図２および図３に示されるように、本数値実施例１に係る撮像レンズによれば諸収差が良好に補正される。

数値実施例２
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=7.94mm、Fno=1.8、ω=37.1°
単位ｍｍ
面データ
面番号ｉｒｄｎｄ νｄ
（物面） ∞ ∞
1* 3.557 1.235 1.5346 56.1(=νd1)
2*（絞り） 32.077 0.080
3* 9.575 0.371 1.6355 24.0(=νd2)
4* 4.489 0.077
5* 6.066 0.648 1.5346 56.1(=νd3)
6* 17.517 0.976
7* -3.765 0.507 1.6355 24.0(=νd4)
8* -4.237 0.047
9* 33.893 0.818 1.6355 24.0(=νd5)
10* 22.281 1.062(=D56)
11* 4.498 1.090 1.5346 56.1(=νd6)
12* 5.358 0.679
13* 6.805 1.030 1.6355 24.0(=νd7)
14* 3.680 0.440
15 ∞ 0.300 1.5168 64.2
16 ∞ 0.530
（像面） ∞

非球面データ
第１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.726E-03,Ａ₆=1.683E-04,Ａ₈=-1.209E-04,
Ａ₁₀=-4.321E-08,Ａ₁₂=-4.405E-07,Ａ₁₄=-1.069E-07,Ａ₁₆=8.333E-09
第２面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.292E-02,Ａ₆=-1.457E-02,Ａ₈=5.182E-03,
Ａ₁₀=-9.118E-04,Ａ₁₂=5.248E-05,Ａ₁₄=5.791E-06,Ａ₁₆=-7.380E-07
第３面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.456E-02,Ａ₆=-2.055E-02,Ａ₈=7.420E-03,
Ａ₁₀=-1.295E-03,Ａ₁₂=9.758E-05,Ａ₁₄=1.604E-06,Ａ₁₆=-6.025E-07
第４面
ｋ=0.000,Ａ₄=5.582E-03,Ａ₆=-1.276E-02,Ａ₈=3.429E-03,
Ａ₁₀=-3.507E-04,Ａ₁₂=1.532E-06,Ａ₁₄=-4.954E-07,Ａ₁₆=1.375E-07
第５面
ｋ=0.000,Ａ₄=4.583E-03,Ａ₆=-3.932E-03,Ａ₈=1.338E-03,
Ａ₁₀=-1.251E-04,Ａ₁₂=-5.200E-07,Ａ₁₄=9.596E-07,Ａ₁₆=-4.592E-08
第６面
ｋ=0.000,Ａ₄=-3.136E-03,Ａ₆=7.503E-04,Ａ₈=9.754E-04,
Ａ₁₀=-3.388E-04,Ａ₁₂=2.684E-05,Ａ₁₄=4.994E-06,Ａ₁₆=-9.459E-07
第７面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.232E-02,Ａ₆=1.820E-03,Ａ₈=3.482E-06,
Ａ₁₀=-2.652E-05,Ａ₁₂=-1.373E-05,Ａ₁₄=1.425E-06,Ａ₁₆=2.744E-07
第８面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.064E-02,Ａ₆=2.321E-03,Ａ₈=-3.718E-06,
Ａ₁₀=5.205E-06,Ａ₁₂=-1.569E-06,Ａ₁₄=-1.971E-06,Ａ₁₆=6.443E-07
第９面
ｋ=0.000,Ａ₄=-8.793E-03,Ａ₆=-6.347E-04,Ａ₈=8.162E-05,
Ａ₁₀=-7.303E-06,Ａ₁₂=-6.511E-07,Ａ₁₄=1.035E-08,Ａ₁₆=-4.041E-08
第１０面
ｋ=0.000,Ａ₄=-9.201E-03,Ａ₆=-2.143E-05,Ａ₈=5.445E-05,
Ａ₁₀=-4.648E-06,Ａ₁₂=1.527E-07,Ａ₁₄=-5.252E-09,Ａ₁₆=-1.420E-09
第１１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-9.386E-03,Ａ₆=-3.833E-05,Ａ₈=-1.706E-06,
Ａ₁₀=4.515E-07,Ａ₁₂=-2.894E-09,Ａ₁₄=6.350E-10,Ａ₁₆=-7.863E-11
第１２面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.857E-03,Ａ₆=-3.841E-04,Ａ₈=3.712E-05,
Ａ₁₀=-1.617E-06,Ａ₁₂=3.448E-08,Ａ₁₄=1.940E-11,Ａ₁₆=-2.053E-11
第１３面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.058E-02,Ａ₆=1.357E-03,Ａ₈=-3.344E-05,
Ａ₁₀=-2.400E-08,Ａ₁₂=5.287E-09,Ａ₁₄=2.116E-11,Ａ₁₆=2.673E-12
第１４面
ｋ=-7.024,Ａ₄=-7.543E-03,Ａ₆=4.526E-04,Ａ₈=-1.720E-05,
Ａ₁₀=2.880E-07,Ａ₁₂=1.156E-08,Ａ₁₄=-6.712E-10,Ａ₁₆=8.883E-12

f1=7.37mm
f2=-13.69mm
f3=17.02mm
f4=-91.33mm
f5=-105.21mm
f6=36.38mm
f7=-14.46mm
f45=-47.36mm
f67=-31.69mm
f123=7.96mm

各条件式の値を以下に示す。
D56/f=0.13
f1/f=0.93
f2/f=-1.72
f3/f=2.14
f4/f=-11.50
f67/f=-3.99
f45/f6=-1.30
f123/f=1.00
このように、本数値実施例２に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。第１レンズＬ１の物体側の面から像面ＩＭまでの光軸上の距離（フィルタ１０は空気換算長）は９．７９ｍｍであり、撮像レンズの小型化が図られている。

図５は、数値実施例２の撮像レンズについて、像高比Ｈに対応する横収差を示したものであり、図６は、球面収差（ｍｍ）、非点収差（ｍｍ）、および歪曲収差（％）をそれぞれ示したものである。図５および図６に示されるように、本数値実施例２に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。

数値実施例３
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=10.88mm、Fno=2.1、ω=28.9°
単位ｍｍ
面データ
面番号ｉｒｄｎｄ νｄ
（物面） ∞ ∞
1* 3.300 2.430 1.5346 56.1(=νd1)
2*（絞り）-311.769 0.049
3* 15.636 0.296 1.6355 24.0(=νd2)
4* 4.847 0.134
5* 8.086 0.541 1.5346 56.1(=νd3)
6* 17.887 1.152
7* -3.268 0.492 1.6355 24.0(=νd4)
8* -3.911 0.050
9* -10.323 2.024 1.6355 24.0(=νd5)
10* -17.420 0.409(=D56)
11* 8.927 0.646 1.5346 56.1(=νd6)
12* 10.432 0.700
13* 13.148 0.760 1.6355 24.0(=νd7)
14* 5.511 0.440
15 ∞ 0.300 1.5168 64.2
16 ∞ 1.131
（像面） ∞

非球面データ
第１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.038E-03,Ａ₆=3.430E-04,Ａ₈=-8.024E-05,
Ａ₁₀=6.292E-06,Ａ₁₂=2.127E-07,Ａ₁₄=-5.376E-08,Ａ₁₆=-5.718E-10
第２面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.842E-02,Ａ₆=-1.448E-02,Ａ₈=5.161E-03,
Ａ₁₀=-9.132E-04,Ａ₁₂=5.236E-05,Ａ₁₄=5.824E-06,Ａ₁₆=-7.112E-07
第３面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.704E-02,Ａ₆=-2.025E-02,Ａ₈=7.416E-03,
Ａ₁₀=-1.305E-03,Ａ₁₂=9.570E-05,Ａ₁₄=1.656E-06,Ａ₁₆=-4.532E-07
第４面
ｋ=0.000,Ａ₄=6.821E-03,Ａ₆=-1.205E-02,Ａ₈=3.471E-03,
Ａ₁₀=-3.456E-04,Ａ₁₂=3.834E-06,Ａ₁₄=1.155E-07,Ａ₁₆=2.306E-07
第５面
ｋ=0.000,Ａ₄=4.042E-03,Ａ₆=-4.732E-03,Ａ₈=1.319E-03,
Ａ₁₀=-1.148E-04,Ａ₁₂=1.088E-06,Ａ₁₄=1.034E-06,Ａ₁₆=-3.437E-08
第６面
ｋ=0.000,Ａ₄=-4.938E-03,Ａ₆=1.613E-04,Ａ₈=9.595E-04,
Ａ₁₀=-3.361E-04,Ａ₁₂=2.670E-05,Ａ₁₄=4.836E-06,Ａ₁₆=-1.031E-06
第７面
ｋ=0.000,Ａ₄=-8.177E-03,Ａ₆=1.125E-03,Ａ₈=-9.875E-05,
Ａ₁₀=-4.778E-05,Ａ₁₂=-1.854E-05,Ａ₁₄=1.300E-06,Ａ₁₆=4.278E-07
第８面
ｋ=0.000,Ａ₄=-8.574E-03,Ａ₆=1.865E-03,Ａ₈=-1.597E-04,
Ａ₁₀=-1.638E-05,Ａ₁₂=-3.099E-06,Ａ₁₄=-1.833E-06,Ａ₁₆=7.218E-07
第９面
ｋ=0.000,Ａ₄=-7.660E-03,Ａ₆=-5.036E-04,Ａ₈=-4.274E-06,
Ａ₁₀=-2.335E-05,Ａ₁₂=-1.854E-06,Ａ₁₄=2.960E-07,Ａ₁₆=3.958E-08
第１０面
ｋ=0.000,Ａ₄=-4.613E-03,Ａ₆=-1.808E-04,Ａ₈=6.170E-05,
Ａ₁₀=-3.871E-06,Ａ₁₂=1.859E-07,Ａ₁₄=-1.096E-09,Ａ₁₆=-4.257E-10
第１１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.110E-02,Ａ₆=4.474E-05,Ａ₈=9.432E-06,
Ａ₁₀=7.902E-07,Ａ₁₂=1.870E-09,Ａ₁₄=3.984E-10,Ａ₁₆=-1.193E-10
第１２面
ｋ=0.000,Ａ₄=-7.493E-03,Ａ₆=-2.431E-04,Ａ₈=3.817E-05,
Ａ₁₀=-1.743E-06,Ａ₁₂=3.133E-08,Ａ₁₄=2.160E-10,Ａ₁₆=5.987E-12
第１３面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.939E-02,Ａ₆=1.379E-03,Ａ₈=-3.268E-05,
Ａ₁₀=-5.612E-09,Ａ₁₂=5.547E-09,Ａ₁₄=7.726E-12,Ａ₁₆=1.206E-12
第１４面
ｋ=-1.661E+01,Ａ₄=-1.191E-02,Ａ₆=6.454E-04,Ａ₈=-1.707E-05,
Ａ₁₀=2.452E-07,Ａ₁₂=1.012E-08,Ａ₁₄=-6.891E-10,Ａ₁₆=1.006E-11

f1=6.12mm
f2=-11.17mm
f3=27.08mm
f4=-44.47mm
f5=-44.83mm
f6=100.70mm
f7=-15.53mm
f45=-22.17mm
f67=-19.29mm
f123=7.83mm

各条件式の値を以下に示す。
D56/f=0.04
f1/f=0.56
f2/f=-1.03
f3/f=2.49
f4/f=-4.09
f67/f=-1.77
f45/f6=-0.22
f123/f=0.72
このように、本数値実施例３に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。第１レンズＬ１の物体側の面から像面ＩＭまでの光軸上の距離（フィルタ１０は空気換算長）は１１．４５ｍｍであり、撮像レンズの小型化が図られている。

図８は、数値実施例３の撮像レンズについて、像高比Ｈに対応する横収差を示したものであり、図９は、球面収差（ｍｍ）、非点収差（ｍｍ）、および歪曲収差（％）をそれぞれ示したものである。図８および図９に示されるように、本数値実施例３に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。

数値実施例４
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=7.60mm、Fno=1.8、ω=38.3°
単位ｍｍ
面データ
面番号ｉｒｄｎｄ νｄ
（物面） ∞ ∞
1* 3.529 1.317 1.5346 56.1(=νd1)
2*（絞り） 33.438 0.049
3* 7.726 0.342 1.6355 24.0(=νd2)
4* 4.706 0.102
5* 7.886 0.619 1.5346 56.1(=νd3)
6* 34.516 0.927
7* -3.697 0.503 1.6355 24.0(=νd4)
8* -4.776 0.050
9* 48.982 1.083 1.6355 24.0(=νd5)
10* 24.422 0.297(=D56)
11* 4.582 1.054 1.5346 56.1(=νd6)
12* 5.774 0.608
13* 7.279 1.416 1.6355 24.0(=νd7)
14* 3.697 0.440
15 ∞ 0.300 1.5168 64.2
16 ∞ 0.530
（像面） ∞

非球面データ
第１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.152E-03,Ａ₆=1.571E-04,Ａ₈=-1.329E-04,
Ａ₁₀=-2.775E-06,Ａ₁₂=-6.955E-07,Ａ₁₄=-9.756E-08,Ａ₁₆=2.094E-08
第２面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.297E-02,Ａ₆=-1.458E-02,Ａ₈=5.172E-03,
Ａ₁₀=-9.133E-04,Ａ₁₂=5.234E-05,Ａ₁₄=5.794E-06,Ａ₁₆=-7.303E-07
第３面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.428E-02,Ａ₆=-2.060E-02,Ａ₈=7.409E-03,
Ａ₁₀=-1.297E-03,Ａ₁₂=9.705E-05,Ａ₁₄=1.548E-06,Ａ₁₆=-5.924E-07
第４面
ｋ=0.000,Ａ₄=5.601E-03,Ａ₆=-1.275E-02,Ａ₈=3.424E-03,
Ａ₁₀=-3.521E-04,Ａ₁₂=1.209E-06,Ａ₁₄=-5.725E-07,Ａ₁₆=1.186E-07
第５面
ｋ=0.000,Ａ₄=6.052E-03,Ａ₆=-3.836E-03,Ａ₈=1.352E-03,
Ａ₁₀=-1.240E-04,Ａ₁₂=-5.950E-07,Ａ₁₄=9.220E-07,Ａ₁₆=-5.702E-08
第６面
ｋ=0.000,Ａ₄=-3.130E-03,Ａ₆=6.224E-04,Ａ₈=9.555E-04,
Ａ₁₀=-3.405E-04,Ａ₁₂=2.696E-05,Ａ₁₄=5.073E-06,Ａ₁₆=-9.220E-07
第７面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.157E-02,Ａ₆=1.845E-03,Ａ₈=-2.713E-06,
Ａ₁₀=-2.778E-05,Ａ₁₂=-1.401E-05,Ａ₁₄=1.382E-06,Ａ₁₆=2.677E-07
第８面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.124E-02,Ａ₆=2.411E-03,Ａ₈=9.544E-06,
Ａ₁₀=5.236E-06,Ａ₁₂=-1.552E-06,Ａ₁₄=-1.909E-06,Ａ₁₆=6.714E-07
第９面
ｋ=0.000,Ａ₄=-4.523E-03,Ａ₆=-5.470E-04,Ａ₈=2.810E-05,
Ａ₁₀=-1.175E-05,Ａ₁₂=-7.069E-07,Ａ₁₄=8.915E-08,Ａ₁₆=-1.659E-08
第１０面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.602E-03,Ａ₆=-1.464E-04,Ａ₈=5.674E-05,
Ａ₁₀=-4.007E-06,Ａ₁₂=2.015E-07,Ａ₁₄=-1.075E-09,Ａ₁₆=-8.115E-10
第１１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.161E-02,Ａ₆=3.886E-05,Ａ₈=3.992E-06,
Ａ₁₀=5.577E-07,Ａ₁₂=-4.023E-09,Ａ₁₄=4.113E-10,Ａ₁₆=-9.561E-10
第１２面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.729E-03,Ａ₆=-3.820E-04,Ａ₈=3.626E-05,
Ａ₁₀=-1.640E-06,Ａ₁₂=3.512E-08,Ａ₁₄=8.914E-11,Ａ₁₆=-1.691E-11
第１３面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.061E-02,Ａ₆=1.380E-03,Ａ₈=-3.293E-05,
Ａ₁₀=-1.823E-08,Ａ₁₂=5.235E-09,Ａ₁₄=1.298E-11,Ａ₁₆=2.274E-12
第１４面
ｋ=-7.048,Ａ₄=-8.102E-03,Ａ₆=4.452E-04,Ａ₈=-1.654E-05,
Ａ₁₀=3.003E-07,Ａ₁₂=1.157E-08,Ａ₁₄=-6.759E-10,Ａ₁₆=8.719E-12

f1=7.27mm
f2=-19.82mm
f3=18.97mm
f4=-31.48mm
f5=-77.98mm
f6=31.74mm
f7=-13.97mm
f45=-21.82mm
f67=-35.34mm
f123=7.08mm

各条件式の値を以下に示す。
D56/f=0.04
f1/f=0.96
f2/f=-2.61
f3/f=2.50
f4/f=-4.14
f67/f=-4.65
f45/f6=-0.69
f123/f=0.93
このように、本数値実施例４に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。第１レンズＬ１の物体側の面から像面ＩＭまでの光軸上の距離（フィルタ１０は空気換算長）は９．５３ｍｍであり、撮像レンズの小型化が図られている。

図１１は、数値実施例４の撮像レンズについて、像高比Ｈに対応する横収差を示したものであり、図１２は、球面収差（ｍｍ）、非点収差（ｍｍ）、および歪曲収差（％）をそれぞれ示したものである。図１１および図１２に示されるように、本数値実施例４に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。

数値実施例５
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=8.23mm、Fno=2.0、ω=36.1°
単位ｍｍ
面データ
面番号ｉｒｄｎｄ νｄ
（物面） ∞ ∞
1* 4.001 1.363 1.5346 56.1(=νd1)
2*（絞り） 35.292 0.152
3* 13.633 0.509 1.6355 24.0(=νd2)
4* 3.623 0.056
5* 3.901 0.750 1.5346 56.1(=νd3)
6* 20.460 1.063
7* -3.905 0.285 1.6355 24.0(=νd4)
8* -4.397 0.083
9* 21.531 1.014 1.6355 24.0(=νd5)
10* 15.822 0.319(=D56)
11* 4.348 1.181 1.5346 56.1(=νd6)
12* 5.641 0.781
13* 6.246 1.537 1.6355 24.0(=νd7)
14* 3.481 0.440
15 ∞ 0.300 1.5168 64.2
16 ∞ 0.710
（像面） ∞

非球面データ
第１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.574E-03,Ａ₆=5.572E-05,Ａ₈=-1.146E-04,
Ａ₁₀=4.563E-06,Ａ₁₂=4.723E-07,Ａ₁₄=-5.047E-08,Ａ₁₆=-1.997E-08
第２面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.329E-02,Ａ₆=-1.471E-02,Ａ₈=5.143E-03,
Ａ₁₀=-9.126E-04,Ａ₁₂=5.367E-05,Ａ₁₄=6.015E-06,Ａ₁₆=-8.135E-07
第３面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.603E-02,Ａ₆=-2.040E-02,Ａ₈=7.418E-03,
Ａ₁₀=-1.305E-03,Ａ₁₂=9.477E-05,Ａ₁₄=1.430E-06,Ａ₁₆=-4.258E-07
第４面
ｋ=0.000,Ａ₄=4.026E-03,Ａ₆=-1.280E-02,Ａ₈=3.416E-03,
Ａ₁₀=-3.539E-04,Ａ₁₂=1.335E-06,Ａ₁₄=-3.641E-07,Ａ₁₆=2.086E-07
第５面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.803E-03,Ａ₆=-4.300E-03,Ａ₈=1.320E-03,
Ａ₁₀=-1.243E-04,Ａ₁₂=-1.962E-07,Ａ₁₄=1.021E-06,Ａ₁₆=-3.326E-08
第６面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.484E-03,Ａ₆=1.224E-03,Ａ₈=9.914E-04,
Ａ₁₀=-3.372E-04,Ａ₁₂=2.765E-05,Ａ₁₄=5.270E-06,Ａ₁₆=-8.886E-07
第７面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.188E-02,Ａ₆=1.765E-03,Ａ₈=1.543E-05,
Ａ₁₀=-2.385E-05,Ａ₁₂=-1.347E-05,Ａ₁₄=1.447E-06,Ａ₁₆=2.900E-07
第８面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.309E-02,Ａ₆=2.037E-03,Ａ₈=-4.695E-05,
Ａ₁₀=-5.699E-07,Ａ₁₂=-2.191E-06,Ａ₁₄=-2.017E-06,Ａ₁₆=6.334E-07
第９面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.313E-03,Ａ₆=-5.971E-04,Ａ₈=5.060E-05,
Ａ₁₀=-8.367E-06,Ａ₁₂=-2.573E-07,Ａ₁₄=1.203E-07,Ａ₁₆=-1.622E-08
第１０面
ｋ=0.000,Ａ₄=-8.340E-03,Ａ₆=-1.896E-04,Ａ₈=5.416E-05,
Ａ₁₀=-4.072E-06,Ａ₁₂=2.098E-07,Ａ₁₄=-2.675E-10,Ａ₁₆=-8.739E-10
第１１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.125E-02,Ａ₆=-2.212E-05,Ａ₈=2.165E-06,
Ａ₁₀=5.092E-07,Ａ₁₂=-5.409E-09,Ａ₁₄=4.063E-10,Ａ₁₆=-9.054E-11
第１２面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.146E-03,Ａ₆=-3.399E-04,Ａ₈=3.516E-05,
Ａ₁₀=-1.702E-06,Ａ₁₂=3.409E-08,Ａ₁₄=1.156E-10,Ａ₁₆=-1.440E-11
第１３面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.129E-02,Ａ₆=1.361E-03,Ａ₈=-3.313E-05,
Ａ₁₀=-1.711E-08,Ａ₁₂=5.519E-09,Ａ₁₄=2.890E-11,Ａ₁₆=3.019E-12
第１４面
ｋ=-5.675,Ａ₄=-8.164E-03,Ａ₆=4.582E-04,Ａ₈=-1.680E-05,
Ａ₁₀=2.931E-07,Ａ₁₂=1.156E-08,Ａ₁₄=-6.697E-10,Ａ₁₆=9.002E-12

f1=8.32mm
f2=-7.92mm
f3=8.88mm
f4=-70.85mm
f5=-100.86mm
f6=26.92mm
f7=-15.78mm
f45=-40.53mm
f67=-83.33mm
f123=9.12mm

各条件式の値を以下に示す。
D56/f=0.04
f1/f=1.01
f2/f=-0.96
f3/f=1.08
f4/f=-8.61
f67/f=-10.13
f45/f6=-1.51
f123/f=1.11
このように、本数値実施例５に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。第１レンズＬ１の物体側の面から像面ＩＭまでの光軸上の距離（フィルタ１０は空気換算長）は１０．４４ｍｍであり、撮像レンズの小型化が図られている。

図１４は、数値実施例５の撮像レンズについて、像高比Ｈに対応する横収差を示したものであり、図１５は、球面収差（ｍｍ）、非点収差（ｍｍ）、および歪曲収差（％）をそれぞれ示したものである。図１４および図１５に示されるように、本数値実施例５に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。

数値実施例６
基本的なレンズデータを以下に示す。
f=7.13mm、Fno=1.8、ω=40.1°
単位ｍｍ
面データ
面番号ｉｒｄｎｄ νｄ
（物面） ∞ ∞
1* 3.597 1.224 1.5346 56.1(=νd1)
2*（絞り） 35.317 0.065
3* 9.798 0.314 1.6355 24.0(=νd2)
4* 4.606 0.079
5* 6.480 0.608 1.5346 56.1(=νd3)
6* 26.388 0.932
7* -3.825 0.433 1.6355 24.0(=νd4)
8* -4.241 0.050
9* 31.262 0.996 1.6355 24.0(=νd5)
10* 19.771 0.345(=D56)
11* 4.466 1.042 1.5346 56.1(=νd6)
12* 5.654 0.641
13* 6.499 1.465 1.6355 24.0(=νd7)
14* 3.706 0.440
15 ∞ 0.300 1.5168 64.2
16 ∞ 0.530
（像面） ∞

非球面データ
第１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.522E-03,Ａ₆=1.099E-04,Ａ₈=-1.485E-04,
Ａ₁₀=-2.443E-06,Ａ₁₂=-4.628E-07,Ａ₁₄=-5.002E-08,Ａ₁₆=6.290E-09
第２面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.270E-02,Ａ₆=-1.462E-02,Ａ₈=5.167E-03,
Ａ₁₀=-9.139E-04,Ａ₁₂=5.237E-05,Ａ₁₄=5.812E-06,Ａ₁₆=-7.369E-07
第３面
ｋ=0.000,Ａ₄=1.492E-02,Ａ₆=-2.053E-02,Ａ₈=7.421E-03,
Ａ₁₀=-1.297E-03,Ａ₁₂=9.670E-05,Ａ₁₄=1.396E-06,Ａ₁₆=-6.286E-07
第４面
ｋ=0.000,Ａ₄=5.576E-03,Ａ₆=-1.267E-02,Ａ₈=3.430E-03,
Ａ₁₀=-3.536E-04,Ａ₁₂=6.974E-07,Ａ₁₄=-6.692E-07,Ａ₁₆=1.037E-07
第５面
ｋ=0.000,Ａ₄=5.354E-03,Ａ₆=-3.869E-03,Ａ₈=1.361E-03,
Ａ₁₀=-1.203E-04,Ａ₁₂=-9.243E-08,Ａ₁₄=9.064E-07,Ａ₁₆=-8.594E-08
第６面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.753E-03,Ａ₆=7.228E-04,Ａ₈=9.740E-04,
Ａ₁₀=-3.408E-04,Ａ₁₂=2.629E-05,Ａ₁₄=4.900E-06,Ａ₁₆=-9.518E-07
第７面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.254E-02,Ａ₆=1.885E-03,Ａ₈=1.201E-05,
Ａ₁₀=-2.526E-05,Ａ₁₂=-1.356E-05,Ａ₁₄=1.460E-06,Ａ₁₆=2.920E-07
第８面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.071E-02,Ａ₆=2.269E-03,Ａ₈=9.876E-06,
Ａ₁₀=8.800E-06,Ａ₁₂=-5.499E-07,Ａ₁₄=-1.706E-06,Ａ₁₆=7.008E-07
第９面
ｋ=0.000,Ａ₄=-4.373E-03,Ａ₆=-4.920E-04,Ａ₈=2.796E-05,
Ａ₁₀=-7.886E-06,Ａ₁₂=-4.923E-08,Ａ₁₄=1.211E-07,Ａ₁₆=-2.476E-08
第１０面
ｋ=0.000,Ａ₄=-7.245E-03,Ａ₆=-1.221E-04,Ａ₈=6.054E-05,
Ａ₁₀=-3.833E-06,Ａ₁₂=2.039E-07,Ａ₁₄=-2.213E-09,Ａ₁₆=-1.144E-09
第１１面
ｋ=0.000,Ａ₄=-1.069E-02,Ａ₆=-2.733E-06,Ａ₈=2.429E-06,
Ａ₁₀=5.305E-07,Ａ₁₂=-4.447E-09,Ａ₁₄=4.514E-10,Ａ₁₆=-8.823E-11
第１２面
ｋ=0.000,Ａ₄=-5.109E-03,Ａ₆=-3.704E-04,Ａ₈=3.505E-05,
Ａ₁₀=-1.697E-06,Ａ₁₂=3.443E-08,Ａ₁₄=1.225E-10,Ａ₁₆=-1.460E-11
第１３面
ｋ=0.000,Ａ₄=-2.099E-02,Ａ₆=1.372E-03,Ａ₈=-3.298E-05,
Ａ₁₀=-1.749E-08,Ａ₁₂=5.423E-09,Ａ₁₄=1.878E-11,Ａ₁₆=2.471E-12
第１４面
ｋ=-5.732,Ａ₄=-8.088E-03,Ａ₆=4.530E-04,Ａ₈=-1.670E-05,
Ａ₁₀=3.003E-07,Ａ₁₂=1.169E-08,Ａ₁₄=-6.728E-10,Ａ₁₆=8.694E-12

f1=7.39mm
f2=-14.01mm
f3=15.90mm
f4=-102.92mm
f5=-87.59mm
f6=30.44mm
f7=-17.04mm
f45=-45.81mm
f67=-67.65mm
f123=7.73mm

各条件式の値を以下に示す。
D56/f=0.05
f1/f=1.04
f2/f=-1.96
f3/f=2.23
f4/f=-14.43
f67/f=-9.48
f45/f6=-1.51
f123/f=1.08
このように、本数値実施例６に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。第１レンズＬ１の物体側の面から像面ＩＭまでの光軸上の距離（フィルタ１０は空気換算長）は９．３６ｍｍであり、撮像レンズの小型化が図られている。

図１７は、数値実施例６の撮像レンズについて、像高比Ｈに対応する横収差を示したものであり、図１８は、球面収差（ｍｍ）、非点収差（ｍｍ）、および歪曲収差（％）をそれぞれ示したものである。図１７および図１８に示されるように、本数値実施例６に係る撮像レンズによっても諸収差が良好に補正される。

以上説明した本実施の形態に係る撮像レンズによれば、８０°以上の広い画角（２ω）を実現することができる。ちなみに上述の数値実施例１〜６に係る撮像レンズは５７．８°〜８０．２°の広い画角を有する。本実施の形態に係る撮像レンズによれば、従来の撮像レンズよりも広い範囲を撮影することが可能となる。

また近年では、撮像レンズを通じて得られた画像の任意の領域を画像処理によって拡大するデジタルズーム技術の進歩により、高画素の撮像素子と高解像度の撮像レンズとが組み合わせられることが多くなってきた。こうした高画素の撮像素子では各画素の受光面積が減少するため、撮影した画像が暗くなる傾向にある。これを補正するための方法として、電気回路を用いて撮像素子の受光感度を向上させる方法がある。しかしながら、受光感度が上がると画像の形成に直接寄与しないノイズ成分も増幅されてしまうため、新たにノイズ低減のための回路が必要になる。数値実施例１〜６の撮像レンズのＦｎｏは１．８〜２．１と非常に小さな値になっている。本実施の形態に係る撮像レンズによれば、上記電気回路等を設けなくても十分に明るい画像を得ることができる。

したがって、上記実施の形態に係る撮像レンズを携帯電話機、携帯情報端末、およびスマートフォン等の携帯機器に内蔵されるカメラや、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の撮像光学系に適用した場合、当該カメラ等の高機能化と小型化の両立を図ることができる。

本発明は、携帯電話機、スマートフォン、携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラ、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズに適用することができる。

Ｇ１第１レンズ群
Ｇ２第２レンズ群
Ｇ３第３レンズ群
ＳＴ開口絞り
Ｌ１第１レンズ
Ｌ２第２レンズ
Ｌ３第３レンズ
Ｌ４第４レンズ
Ｌ５第５レンズ
Ｌ６第６レンズ
Ｌ７第７レンズ
１０フィルタ

Claims

物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第１レンズ群と、負の屈折力を有する第２レンズ群と、負の屈折力を有する第３レンズ群とを配置して構成され、
前記第１レンズ群は、正の屈折力を有する第１レンズと、負の屈折力を有する第２レンズと、正の屈折力を有する第３レンズとから構成され、
前記第２レンズ群は、第４レンズと第５レンズとから構成され、
前記第３レンズ群は、正の屈折力を有する第６レンズと負の屈折力を有する第７レンズとから構成され、
前記第１レンズのアッベ数をνｄ１、前記第２レンズのアッベ数をνｄ２、前記第３レンズのアッベ数をνｄ３、前記第６レンズのアッベ数をνｄ６、前記第７レンズのアッベ数をνｄ７としたとき、
４０＜νｄ１＜７５
２０＜νｄ２＜３５
４０＜νｄ３＜７５
４０＜νｄ６＜７５
２０＜νｄ７＜３５
を満足する撮像レンズ。
前記第４レンズは負の屈折力を有し、
前記第５レンズは負の屈折力を有し、
前記第４レンズのアッベ数をνｄ４、前記第５レンズのアッベ数をνｄ５としたとき、
２０＜νｄ４＜３５
２０＜νｄ５＜３５
を満足する請求項１に記載の撮像レンズ。
前記第６レンズおよび前記第７レンズは、光軸からレンズ周辺部に向かうにつれて正の屈折力が強くなる非球面形状を有する、
請求項１または２に記載の撮像レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をｆ、前記第５レンズと前記第６レンズとの間の光軸上の距離をＤ５６としたとき、
０．０２＜Ｄ５６／ｆ＜０．１５
を満足する請求項１〜３のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をｆ、前記第１レンズから前記第３レンズまでの合成焦点距離をｆ１２３としたとき、
０．６＜ｆ１２３／ｆ＜１．２
を満足する請求項１〜４のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をｆ、前記第６レンズおよび前記第７レンズの合成焦点距離をｆ６７としたとき、
−１５＜ｆ６７／ｆ＜−１．５
を満足する請求項１〜５のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
前記第６レンズの焦点距離をｆ６、前記第４レンズおよび前記第５レンズの合成焦点距離をｆ４５としたとき、
−２＜ｆ４５／ｆ６＜−０．１
を満足する請求項１〜６のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
レンズ系全体の焦点距離をｆ、前記第４レンズの焦点距離をｆ４としたとき、
−１５＜ｆ４／ｆ＜−３
を満足する請求項１〜７のいずれか一項に記載の撮像レンズ。