JP2013177758A - 開閉体制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉体11を開閉駆動する駆動手段2と、駆動手段2を駆動制御するとともに、駆動手段2からの信号により開閉体11の移動距離を算出する制御手段3と、を少なくとも備える開閉体制御装置1に関する。
制御手段3は、開閉体11を作動させるための操作スイッチ4からの操作スイッチ信号を受けて、駆動手段2に第1の電力を供給するとともに、駆動手段2からの信号により開閉体11の移動距離を算出し、移動量が所定値以下であると判定した場合には、再度操作スイッチ4からの操作スイッチ信号を受けたことを契機として、第1の電力よりも大きな電力量の第2の電力を駆動手段2に供給するよう制御を行う。
【選択図】図4
Description
しかし、このような状況下にあっても、例えば、寒冷所での使用で生じる凍結状態において、開閉体をスムーズに動作させる技術はあまり提案されていない。
特許文献1に記載には、パワーウインド制御装置が開示されている。
この特許文献1の主たる開示は、ハンドル角センサ及び車速センサの入力信号から、旋回、加速、減速、定速等の車両走行状態を推定することにより、車両走行状態を推定し、この推定された車両走行状態等に応じた速度マップを選択して開閉体の運動を制御することである。
そして、この開示に添えて、「温度センサ入力をコントローラに入れて冬場での凍結状況によるモータの運転制御等種々の制御ができる」という記載がある(特許文献1参照)。
つまり、どのような状況が生じたら、どのような流れで、どのような制御(動作)を行わせるのかの記載は全くなく、「凍結時」をどのように解釈(閾値)して、どのような運転(動作)をさせるのかが不明である。
また、温度センサを備える必要があるため、部品点数の増加により、コストが高くなるという問題があった。
また、本発明の他の目的は、開閉体制御装置の動力伝達機構に急激に大きい力が付加されることを回避し、各部への影響を有効に回避することが可能な開閉体制御装置を提供することにある。
そして、その場合には、通常の電力供給量である第1の電力よりも大きな電力量である第2の電力を供給して、モータの起動トルクを上げ、開閉体を作動させる。
よって、温度センサ等の特別な部品を必要とすることなく、凍結状態(開閉体がほとんど動かない状態)を検知して、制御を切替えることが可能となる。
このように、本発明においては、挟み込み検知の機能を利用して、凍結状態を検知し対処することができる。
そして、挟み込みと凍結の区別をするために、所定量は挟み込みの検出が不能な移動量、すなわち、僅かな移動量としている。
よって、挟み込みと凍結状態とを確実に区別することができる。
よって、駆動手段の駆動源や、この駆動源からの動力を開閉体へ伝える動力伝達機構へ、急激に力を加えることなく、除々に大きな力を加えることができる。
このため、各部へのダメージを軽減することができる。
よって、温度センサ等の特別な部品を必要とすることなく、凍結状態(開閉体がほとんど動かない状態)を検知して、制御を切替えることができる。
また、挟み込み検知と併存させることができるが、凍結状態と判断する所定距離を挟み込みの検出が不能な移動量(僅かな移動量)としたため、挟み込みと凍結状態を確実に区別することができる。
このように、本発明においては、部品点数を増加させることなく凍結状態を確実に検知し、コスト的にも効率的に開閉体の駆動を確保することができる。
また、本発明は、急激に駆動手段に大きな電力を与えず、除々により大きな電力を与えるように構成されているため、開閉体制御装置の駆動源や動力伝達機構に急激に大きい力が付加されることを回避し、各部への影響を有効に回避することができる。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、部品点数を増加させることなく凍結状態を検知し、コスト的にも効率的に開閉体の駆動を確保することが可能な開閉体制御装置に関するものである。
また、図5は、本発明の改変例に係る凍結検出時処理制御を示すフローチャートである。
本実施形態のパワーウインドウ装置1は、車両のドア10に配設される開閉体としてのウインドウガラス11をモータ23の回転駆動により昇降(開閉)作動させるものである。
パワーウインドウ装置1は、ウインドウガラス11を開閉駆動する駆動手段2と、駆動手段2の作動を制御するための制御手段3と、乗員が作動を指令するための操作スイッチ4を主要構成要素としている。
本実施形態に係るブラケット21a,21bは、ドア10のインナパネル10aの上部及び下部に各々配設されている。
また、本実施形態に係るガイドレール22は、この上下に配設されたブラケット21a,21bを連結するように配設されており、モータ23は、この下方に配設されたブラケット21bに取り付けられている。
更に、本実施形態に係るテープ24は、モータ23の出力軸に連結されたスプロケットと、上方に配設されたブラケット21aとに回動可能に掛け渡されている無端状のテープとして構成される。
また、本実施形態に係るスライダ25は、テープ24に取り付けられて、ガイドレール22に摺動可能に案内される。
なお、スライダ25には、ウインドウガラス11の下端部を支持するキャリアプレート11aが取り付けられている。
本実施形態に係る駆動手段2では、モータ23が正逆回転すると、スプロケットを介して、モータ23の回転力がテープ24に伝達され、この回転力によってテープ24が回動することにより、スライダ25がガイドレール22に沿って上下方向に案内される。
スライダ25がガイドレール22を上下方向に案内されると、スライダ25はキャリアプレート11aを介してウインドウガラス11を上下方向に移動させる。
このように駆動手段2は、モータ23の作動によってウインドウガラス11を開閉駆動する。
回転検出装置27は、モータ23の回転と同期したパルス信号(速度検出信号,回転速度信号等)を制御手段3へ出力するための装置である。
本実施形態に係る回転検出装置27は、モータ23の出力軸と共に回動するマグネットの磁気変化を複数のホール素子で検出するように構成されている。
このような構成をとることにより、回転検出装置27は、モータ23の回転に同期したパルス信号を出力する。
これにより、回転検出装置27は、モータ23の回転速度に略比例するウインドウガラス11の移動速度に応じた信号を出力可能である。
そして、制御手段3に備えられるコントローラ31は、このパルス信号によりウインドウガラス11の位置を検出する。
また、本実施形態では、モータ23に回転検出装置27を一体に設けているが、これに限らず、公知の手段によってウインドウガラス11の位置及び移動速度等を直接的に検出するようにしてもよい。
コントローラ31及び駆動回路32には、車両に搭載されるバッテリ5から作動に必要な電力が供給される。
本実施形態に係るコントローラ31は、CPU、ROM,RAM等の不図示のメモリ、入力回路、出力回路等を備えるマイクロコンピュータである。
このCPUは、不図示のメモリ、入力回路及び出力回路は、バスを介して互いに接続されている。
なお、構成はこれに限らず、コントローラ31をDSPやゲートアレイで構成してもよい。
また、このコントローラ31は、回転検出装置27からパルス信号を受け取り、このパルス信号に基づいて、ウインドウガラス11の移動量を検出し、所定値以下であれば、
凍結によりウインドウガラス11が移動しない状態であると判定する。
そして、凍結によりウインドウガラス11が移動しない状態であると判定されれば、操作スイッチ4からの更なる指令を待って制御パターンを変更するが、この制御に関しては、本発明の主要構成であるため、後に詳述する。
この場合、コントローラ31は、回転検出装置27からパルス信号を受け取り、このパルス信号に基づいてウインドウガラス11の上端部と窓枠との間における異物の挟み込みの検出が可能となるよう構成される。
異物の挟み込みが検出された場合には、コントローラ31は、駆動回路32を介してモータ23を開方向へ回転させて、ウインドウガラス11を開駆動する。このように、本実施形態に係るコントローラ31は、所謂「挟み込み検知手段」として機能する。
すなわち、駆動回路32は、コントローラ31から正回転指令信号を受けたときは、モータ23を正回転方向に回転させるようにモータ23へ電力を供給し、コントローラ31から逆回転指令信号を受けたときは、モータ23を逆回転方向に回転させるようにモータ23へ電力を供給する。
なお、駆動回路32は、リレー回路を用いて極性を切換えるように構成してもよい。また、駆動回路32がコントローラ31内に組み込まれた構成であってもよい。
つまり、コントローラ31は、モータ23の回転速度(回転周期)に基づいてウインドウガラス11の移動速度を間接的に算出し、モータ23の回転方向に基づいてウインドウガラス11の移動方向を特定している。
また、コントローラ31は、パルスエッジをカウントしている。
このパルスカウント値は、ウインドウガラス11の開閉動作に伴って加減算される。コントローラ31は、このパルスカウント値の大きさによってウインドウガラス11の開閉位置を特定する。
本実施形態においては、このコントローラ31は、後述する初期化処理により学習データが書き込まれた後、通常使用状態では、原則としてウインドウガラス11が閉動作する毎にこの学習データを更新する。
なお、本実施形態では、挟み込みが検出された場合を除き、回転速度データに影響を与える外力がウインドウガラス11に掛かるような高速走行時,ドア開閉動作時,凍結時,悪路走行時等であっても、このような状況を反映して学習データの更新を行うように構成されている。
この操作スイッチ4を乗員が操作することにより、コントローラ31へウインドウガラス11を開閉動作させるための指令信号が出力される。
また、操作スイッチ4は、他端側へ1段階操作されると閉スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常閉動作(すなわち操作している間だけ閉動作)させるための通常閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
また、操作スイッチ4は、他端側へ2段階操作されると閉スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート閉動作(すなわち操作を止めても全閉位置まで閉動作)させるためのオート閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
一方、コントローラ31は、操作スイッチ4から通常閉指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ23を駆動し、ウインドウガラス11を通常閉動作させる。
一方、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート閉指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ23を駆動し、ウインドウガラス11を全閉位置までオート閉動作させる。
そして、凍結等が生じていると、ウインドウガラス11の移動速度がほとんど零となるとともに、これに関連してモータ23の回転速度がほとんど零となり、ウインドウガラス11の移動量が所定距離以下であると判断される。
このため、コントローラ31は、モータ23の回転速度の変動を常時監視することになる。
なお、この所定距離は、挟み込みの検出が不可能な距離(ごく僅かな距離)に設定する。
このように設定することにより、凍結と挟み込みを確実に区別する。
すなわち、挟み込みが生じると、ウインドウガラス11の移動速度およびこれに関連してモータ23の回転速度が低下する(回転周期が長くなる)。
このため本実施形態に係るコントローラ31は、モータ23の回転速度の変動を常時監視することになる。
このように本実施形態に係るコントローラ31では、この回転速度の変動に基づいて、まず挟み込みの開始を検出し、次いで挟み込みの開始が検出されてから回転速度が所定量変動したことを検出した場合に、挟み込みと判定(確定)する。
なお、挟み込みと判定した場合に、モータ23の作動を停止してウインドウガラス11のそれ以上の閉動作を停止させて、ウインドウガラス11にて挟持した異物を解放可能とするように制御してもよい。
本実施形態においては、ドア10の開閉状態は、カーテシスイッチからの信号及び/若しくはドアクローザからの信号により検知されるよう構成されている。
このため、特別にセンサ等を備える必要がなく、簡易な構成及び低いコストで本実施形態に係る構成を実現できる。
ドア開閉検出装置28からのドア開閉信号は、コントローラ31に入力されて、各種処理に使用することができる。
図3に、モータの回転速度パターンの一例を示す。
図3(a)は、通常の速度パターンである。
このパターンでは、ソフトスタートを含め除々に比例的に速度を上げていき、途中で定速度期間を経た後、除々に比例的に速度を下げるパターンである。
このとき、モータ23の起動トルクは小さくなるように設定されている。
この図3(a)の速度パターンを「制御パターンP1」とする。
このパターンは、比例的に速度を上げていき、途中で定速度期間を経た後、除々に比例的に速度を下げるパターンではあるが、初期の速度上昇率が上記制御パターンP1と比して大きくなっている。
つまり、本パターンにおいては、モータ23の起動トルクは、制御パターンP1に比して大きくなるように設定されている(つまり、制御パターンP1よりもより多くの電力量を起動時に供給するよう設定されている)。
この図3(b)の速度パターンを「制御パターンP2」とする。
この図4の制御は、コントローラ31により実行される。
最初にステップS1で、制御パターンP1を使用して制御が実行される。
つまり、モータ23を通常の起動トルクで起動させる。
次いで、ステップS2で、ウインドウガラス11が作動したか否かを判定する。
ステップS3で、ウインドウガラス11が全開位置若しくは全閉位置に達していると判定した場合(ステップS3:Yes)、ステップS7で制御をリセットして処理を終了する。
ステップS3で、ウインドウガラス11が全開位置若しくは全閉位置に達していないと判定した場合(ステップS3:No)、ステップS4で操作スイッチ4がオフか否かを判定する。
ステップS4で、操作スイッチ4がオフでないと判定した場合(ステップS4:No)、ステップS5で、所定時間が経過したか否かを判定する。
この所定時間は、操作スイッチ4が操作されてから、ウインドウガラス11が全開位置又は全閉位置に到達するに十分な時間が設定される。
ステップS5で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS5:No)、処理はステップS3に戻り、ウインドウガラス11が全開位置若しくは全閉位置に達しているか否かを判定する。
しかし、制御パターンP2のリトライを許容しない設計とするのであれば、ステップS8は不要である。
また、ステップS8には、様々な条件を代えて設定することができる。
例えば、「操作スイッチ4の最初の操作時から所定の時間経過したか」という判定とすれば、制御パターンP2のリトライの許容を時間により制限することができる。
ステップS8で、所定回数以上スイッチ4の操作を行っていないと判定した場合(ステップS8:No)、ステップS10で、操作スイッチ4が再度操作されたか否かを判定する。
この所定時間は、ウインドウガラス11が作動しない場合に、操作スイッチ4が再度操作されるであろうと通常想定されるに相当な時間が設定される。
また、ステップS11で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS11:No)、処理はステップS10に戻り、操作スイッチ4が再度操作されたか否かを判定する。
つまり、操作スイッチ4の再度操作の有無を所定時間内監視することとなる。
そして、処理は、Cを介してステップS2に戻り、ウインドウガラス11が作動したか否かを判定する。
つまり、図4の例においては、所定回数だけ操作スイッチ4のリトライを許容し、上限回数まで処理を続けることとなる。
次いで、図5により、本実施形態に係るコントローラ31の凍結検出時処理制御の改変例を説明する。
なお、図示は省略するが、本例においては、凍結検出時に使用されるパワー優先型の速度パターンとして、初期の速度上昇率が上記制御パターンP2と比しても更に大きくなっている制御パターンP3を加えて使用する。
この一例をフローチャートとして図5に示し、説明する。
この図5の制御は、コントローラ31により実行される。
最初にステップS101で、制御パターンP1を使用して制御が実行される。
つまり、モータ23を通常の起動トルクで起動させる。
次いで、ステップS102で、ウインドウガラス11が作動したか否かを判定する。
これは、上記に示したように、コントローラ31は、回転検出装置27からパルス信号を受け取り、このパルス信号に基づいて、ウインドウガラス11の移動量を検出し、所定値以下であれば、凍結によりウインドウガラス11が移動しない状態であり、つまり、ウインドウガラス非作動(ステップS102:No)と判定する。
ステップS103で、ウインドウガラス11が全開位置若しくは全閉位置に達していると判定した場合(ステップS103:Yes)、ステップS107で制御をリセットして処理を終了する。
ステップS103で、ウインドウガラス11が全開位置若しくは全閉位置に達していないと判定した場合(ステップS103:No)、ステップS104で操作スイッチ4がオフか否かを判定する。
ステップS104で、操作スイッチ4がオフでないと判定した場合(ステップS104:No)、ステップS105で、所定時間が経過したか否かを判定する。
この所定時間は、操作スイッチ4が操作されてから、ウインドウガラス11が全開位置又は全閉位置に到達するに十分な時間が設定される。
ステップS105で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS105:No)、処理はステップS103に戻り、ウインドウガラス11が全開位置若しくは全閉位置に達しているか否かを判定する。
この所定時間は、ウインドウガラス11が作動しない場合に、操作スイッチ4が再度操作されるであろうと通常想定されるに相当な時間が設定される。
また、ステップS109で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS109:No)、処理はステップS108に戻り、操作スイッチ4が再度操作されたか否かを判定する。
つまり、操作スイッチ4の再度操作の有無を所定時間内監視することとなる。
そして、ステップS112で、ウインドウガラス11が作動したか否かを判定する。
そして、ステップS104、ステップS105、ステップS106、ステップS107の流れ(つまり、ウインドウガラス11の開閉動作監視)に移る。
ステップS113で、操作スイッチ4が再度操作されていないと判定した場合(ステップS113:No)、ステップS114で、所定時間が経過したか否かを判定する。
この所定時間は、ウインドウガラス11が作動しない場合に、操作スイッチ4が再度操作されるであろうと通常想定されるに相当な時間が設定される。
また、ステップS114で所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS114:No)、処理はステップS113に戻り、操作スイッチ4が再度操作されたか否かを判定する。
つまり、操作スイッチ4の再度操作の有無を所定時間内監視することとなる。
本実施形態における図5のフローチャートでは、所定回数、制御パターンP3における作動にリトライする構成としているため、ステップS116を導入している。
しかし、制御パターンP3のリトライを許容しない設計とするのであれば、ステップS116は不要である。
また、ステップS116には、様々な条件を代えて設定することができることは、上記例と同様である。
ステップS116で、所定回数以上スイッチ4の操作を行っていないと判定した場合(ステップS116:No)、ステップS118で、速度パターンをモータ23起動トルクの更に高い制御パターンP3に切替えて、作動を開始する。
そして、処理は、Fを介してステップS112に戻り、ウインドウガラス11が作動したか否かを判定する。
なお、上限回数までにウインドウガラス11が作動すれば、ステップS112で肯定判定されて、ステップS103、ステップS104、ステップS105、ステップS106、ステップS107の流れ(つまり、ウインドウガラス11の開閉動作監視)に移る。
また、同じ制御パターンを所定回数繰り返す制御と、制御パターンを増やす制御とを併用してもよい。
これも、図4及び図5の当該箇所を重ねて組み替えるだけであるため、詳細な説明は省略する。
よって、駆動手段2のモータ23や、このモータ23からの動力を開閉体へ伝える動力伝達機構へ、急激に力を加えることなく、除々に大きな力を加えることができる。
このため、各部へのダメージを軽減することができる。
よって、温度センサ等の特別な部品を必要とせず、従来備えられた回転検出装置27からのパルス信号を利用して制御を行うことができる。
よって、簡易な構成かつ低コストで当該機能を充足したパワーウインドウ装置1を提供することができる。
5‥バッテリ、10‥ドア、10a‥インナパネル、11‥ウインドウガラス、
11a‥キャリアプレート、21a,21b‥ブラケット、22‥ガイドレール、
23‥モータ、24‥テープ、25‥スライダ、27‥回転検出装置、
28‥ドア開閉検出装置、31‥コントローラ、32‥駆動回路
Claims (3)
- 開閉体を開閉駆動する駆動手段と、
該駆動手段を駆動制御するとともに、前記駆動手段からの信号により前記開閉体の移動距離を算出する制御手段と、を少なくとも備える開閉体制御装置であって、
前記制御手段は、前記開閉体を作動させるための操作スイッチからの操作スイッチ信号を受けて、前記駆動手段に第1の電力を供給するとともに、前記駆動手段からの信号により前記開閉体の移動距離を算出し、
前記移動量が所定値以下であると判定した場合には、再度操作スイッチからの操作スイッチ信号を受けたことを契機として、前記第1の電力よりも大きな電力量の第2の電力を前記駆動手段に供給するよう制御を行うことを特徴とする開閉体制御装置。 - 前記開閉体制御装置は、
前記駆動手段からの前記信号により、前記開閉体の移動速度を検出することにより挟み込みの検出を行う挟み込み検知手段を更に備え、
前記所定量は、前記挟み込みの検出が不能な移動量であることを特徴とする請求項1に記載の開閉体制御装置。 - 前記開閉手段の移動量が前記所定量以下であると判定された場合、前記操作スイッチ信号を受け取る毎に、より大きな電力が前記駆動手段に供給されるよう構成されることを特徴とする請求項1に記載の開閉体制御装置。
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