JP2013177346A - メタキシリレンジアミンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高収率且つ経済的にメタキシリレンジアミンを製造する方法を提供する。
【解決手段】(1)イソフタロニトリルを含有するメタキシレンのアンモ酸化反応ガスを有機溶媒と接触させ、イソフタロニトリルを当該有機溶媒中に吸収する吸収工程(2)イソフタロニトリル吸収液から、高純度のイソフタロニトリルを得る精製工程(3)高純度のイソフタロニトリルを、液体アンモニア溶媒、または、芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒に溶解させて水素化原料液を調製し、この水素化原料液を90℃以下で保持する溶解工程(4)水素化原料液を水素化反応器に供給し、触媒の存在下、液相でイソフタロニトリルを水素化する水素化工程からなることを特徴とするキシリレンジアミンの製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、メタキシレンをアンモ酸化して得られるイソフタロニトリルの水素化によりメタキシリレンジアミンを製造する方法に関する。メタキシリレンジアミンはポリアミド樹脂、硬化剤等の原料、及びイソシアネート樹脂等の中間原料として有用な化合物である。
メタキシレンのアンモ酸化で得られるイソフタロニトリルを水素化してメタキシリレンジアミンを得る方法は種々開示されており、例えば、特許文献1にはメタキシレンのアンモ酸化反応で得られたイソフタロニトリルを有機溶媒に接触させて捕集し、この捕集液からイソフタロニトリルより高沸点の不純物を第1蒸留工程の塔底より分離し、更に第2蒸留工程で有機溶媒を塔頂より分離して塔底から得られる高純度のイソフタロニトリルに特定の溶媒と液体アンモニアを加えて水素化するメタキシリレンジアミンの製造方法が記載されている。特許文献2にはキシレンのアンモ酸化反応ガスを有機溶剤又は溶融ジシアノベンゼンに接触させ、得られた有機溶剤溶液又は懸濁液又はジシアノベンゼン溶融物から、ジシアノベンゼンよりも低沸点の成分を分離し、続いてジシアノベンゼンよりも高沸点の成分を除いた後、液体アンモニアを含む溶媒を添加して水素化を行うキシリレンジアミンの製造方法が記載されている。特許文献3には、キシレンのアンモ酸化で得られたフタロニトリルの水素化において、水素化原料液中のベンズアミド類あるいは安息香酸類の含有量を蒸留精製により特定値以下とすることで、水素化収率や水素化触媒寿命を改善出来ることが記載されている。
特開2003−26639号公報 特表2007−505068号公報 特開2004−35427号公報
特許文献1〜3に記載の方法では、蒸留により精製した高純度のイソフタロニトリルを水素化原料に使用し、且つ水素化の反応溶媒として液体アンモニアを含む溶媒を使用する。ここで、反応溶媒として液体アンモニアは必須であり、溶媒中の液体アンモニア濃度が高いほどメタキシレンジアミンの収率が高くなることは公知である。しかし、イソフタロニトリル自体が反応性に富む化合物である為、液体アンモニアを含む溶媒に加圧条件下で溶解させて調製した水素化原料液中においてイソフタロニトリルが変質を起こす場合が有り、その結果、アンモ酸化と水素化を通じたメタキシリレンジアミンの収率を低下させてしまうといった課題があった。
従って、メタキシリレンジアミンを高収率且つ経済的に製造する為には、水素化原料液中でのイソフタロニトリルを安定に保つ方法の開発が求められていた。
本発明の目的は、メタキシレンをアンモ酸化して得られるイソフタロニトリルの水素化によりメタキシリレンジアミンを製造するに際して、高収率且つ経済的にメタキシリレンジアミンを製造する方法を提供することである。
本発明者らは液体アンモニアを含む溶媒に精製イソフタロニトリルを溶解させた水素化原料液中でイソフタロニトリルが変質する原因を追及するうちに、水素化原料液の保持温度がイソフタロニトリルの変質を促進させる因子であることを見出し、更に保持温度を特定の温度(90℃)以下とすることによりイソフタロニトリルの変質を大幅に抑制し、アンモ酸化と水素化を通じたメタキシリレンジアミンの収率を高く保つことが出来ることを見出した。
即ち本発明は、
(1)イソフタロニトリルを含有するメタキシレンのアンモ酸化反応ガスをアルキルベンゼン、複素環化合物、芳香族ニトリル化合物及び複素環ニトリル化合物から選ばれる少なくとも1種の有機溶媒と接触させ、イソフタロニトリルを当該有機溶媒中に吸収する吸収工程
(2)吸収工程からのイソフタロニトリル吸収液からイソフタロニトリルよりも高い沸点を有する不純物及びイソフタロニトリルよりも低い沸点を有する不純物を蒸留により分離し、高純度のイソフタロニトリルを得る精製工程
(3)精製工程で得られた高純度のイソフタロニトリルを、液体アンモニア溶媒、芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒に溶解させて水素化原料液を調製し、この水素化原料液を90℃以下で保持する溶解工程
(4)溶解工程で得られた水素化原料液を単独で、または液体アンモニア溶媒を添加した後で、または芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒を添加した後で、水素化反応器に供給し、触媒の存在下、液相でイソフタロニトリルを水素化する水素化工程
からなることを特徴とするキシリレンジアミンの製造方法である。
本発明によれば、メタキシレンをアンモ酸化させて得られるイソフタロニトリルの水素化によりメタキシリレンジアミンを製造するに際して、高収率且つ経済的なメタキシリレンジアミンの製造が可能となる。
本発明におけるアンモ酸化及び水素化は、共に公知の様々な方法を用いることが可能である。
本発明におけるメタキシレンジアミンの製造方法は以下に示す(1)〜(4)の工程からなる。
(1)吸収工程
イソフタロニトリルを含有するメタキシレンのアンモ酸化反応ガスを、有機溶媒と直接接触させてイソフタロニトリルを有機溶媒に吸収する。
アンモ酸化反応の形式は流動床または固定床のいずれも可能である。アンモ酸化の触媒は公知の触媒、例えば特公昭49−45860号公報、特開平1−275551号公報、
特開平5−170724号公報、特開平11−246506号公報、及び特開2003−267942号公報に記載の触媒を使用することが出来るが、バナジウムやクロムを含有する触媒が特に好ましい。アンモニア使用量は原料のメタキシレン1モルに対して好ましくは2〜20モル、より好ましくは6〜15モルの範囲である。使用量が上記範囲内であるとイソフタロニトリルの収率が良好であり、空時収率も高い。アンモ酸化反応ガスに含まれる未反応アンモニアは回収し、反応に再使用しても良い。酸素の使用量は、メタキシレン1モルに対して好ましくは3モル以上、より好ましくは3〜100モル、さらに好ましくは4〜100モルの範囲である。上記範囲内であるとイソフタロニトリルの収率が良好であり、空時収率も高い。
アンモ酸化の反応温度は好ましくは300〜500℃、より好ましくは330〜470℃の範囲である。上記範囲内であるとメタキシレンの転化率が良好であり、炭酸ガス、シアン化水素等の生成が抑制され、イソフタロニトリルを良好な収率で製造することができる。アンモ酸化の反応圧力は常圧、加圧或いは減圧のいずれでも良いが、常圧(大気圧)〜300kPaの範囲が好ましく、反応原料の空間速度(Gas Hourly Space Velocity=GHSV)は500〜5000h−1であるのが好ましい。
イソフタロニトリルの吸収に用いる有機溶媒とはイソフタロニトリルよりも沸点が低く、イソフタロニトリルの溶解度が比較的高く、且つイソフタロニトリルに対して不活性なものを指す。これらの条件を満たす有機溶媒としては、キシレン(オルト−体、メタ−体、パラ−体)、プソイドキュメン、メシチレン、エチルベンゼン等のアルキルベンゼン、メチルピリジン等の複素環化合物、トルニトリル(オルト−体、メタ−体、パラ−体)及びベンゾニトリル等の芳香族ニトリル化合物及びシアノピリジン等の複素環ニトリル化合物から選ばれる1種以上の有機溶媒が好ましく、特にメタキシレンやメタトルニトリルが本発明に適している。これらの有機溶媒は単独でも混合物としても使用できる。吸収工程では80〜200℃の有機溶媒にアンモ酸化反応ガスを1〜30秒接触させるのが好ましい。有機溶媒の使用量はイソフタロニトリル1重量部に対して0.5〜20重量部が好ましい。
(2)精製工程
吸収工程で有機溶媒に吸収されたイソフタロニトリルを蒸留し、精製イソフタロニトリルを得る。蒸留方法や蒸留塔の組み合わせは、イソフタロニトリルより高沸点及び低沸点の不純物を除去し、高純度のイソフタロニトリルを得る方法であれば特に限定されないが、高沸分離塔と精留塔を組み合わせて用いると好適である。先ず高沸分離塔において、吸収工程で有機溶媒に吸収されたイソフタロニトリルからイソフタロニトリルより高沸点の不純物を塔底で分離し、イソフタロニトリルと有機溶媒を塔頂で蒸気として回収する。蒸留は減圧下(例えば、塔頂圧力1〜30kPa)、蒸留塔内でイソフタロニトリルが析出しない温度条件下(例えば、190〜230℃)で実施する。高沸点化合物を除去し得る限り蒸留方法は特に限定されず、回分式または連続式のいずれかの方法を用いることが出来る。塔頂より回収したイソフタロニトリルと有機溶媒は精留塔へと送られるが、その際の供給はガス状として行っても良く、また凝縮し液状として行っても良い。しかし、蒸気のままガス状で供給する方が精留塔で使用するエネルギー使用量を少なくすることができ、高沸分離塔と精留塔の圧力差を利用して移送すると経済的に更に有利である。精留塔では高沸分離塔からのイソフタロニトリルと有機溶媒を蒸留して、有機溶媒を含む低沸点化合物を除去し、高純度の溶融状イソフタロニトリルを塔底より得る。有機溶媒を含む低沸点化合物を除去でき、溶融状イソフタロニトリルを得ることが出来る限り蒸留方法は特に限定されず、回分式または連続式のいずれかの方法を用いることが出来る。有機溶媒を含む低沸点化合物は塔頂または塔頂とサイドカット部(濃縮部)の双方から除去される。回収した溶液を、前記の吸収工程において、アンモ酸化反応ガスに含まれるイソフタロニトリルを吸収する為の有機溶媒として使用しても良い。蒸留は減圧下(例えば、塔頂圧力1〜30kPa)、濃縮部(原料供給部より上部)においてイソフタロニトリルが析出しない温度で行う。塔底温度はイソフタロニトリル多量体群の熱による生成を抑える為にイソフタロニトリルの融点以上の温度で且つ出来るだけ低温にするのが好ましく、具体的には170〜220℃が好ましく、170〜200℃がさらに好ましく、170〜190℃が特に好ましい。また、塔底においてイソフタロニトリル多量体群の生成を抑える為、溶融状イソフタロニトリルの滞留時間は短い方が好ましく(例えば、180分以内)、蒸留塔の設計に際しては塔底容積を蒸留塔の運転に支障が出ない範囲で出来るだけ小さくすることが好ましい。
(3)溶解工程
精製工程で得られた溶融状又は固体状の高純度イソフタロニトリルを、液体アンモニア溶媒単独又は芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒に溶解させ、水素化原料液を調製する。溶媒の使用量はイソフタロニトリル1重量部に対して1〜99重量部の範囲が好ましく、3〜99重量部がさらに好ましく、5〜99重量部が特に好ましい。溶媒中の液体アンモニア濃度が高いほど水素化反応の収率を高めることが出来る為、溶媒中の液体アンモニア濃度は高い方が好ましい。例えば、60wt%以上であり、100wt%でも良い。溶解操作はラインミキサーを用いて行うことも出来るが、析出した不溶成分付着によりミキサー内が閉塞する可能性がある為、溶解槽を設置し、溶解槽内にて混合、溶解させることが好ましい。溶解槽内にイソフタロニトリルと前記溶媒を供給することで特に攪拌しなくても溶解させることが可能だが、必要であれば攪拌を行っても良い。溶解槽内の圧力及び温度は溶媒が液相を保つように選択される。溶解槽内の圧力は0.5〜15MPaが好ましく、0.7〜10MPaがさらに好ましく、1〜8MPaが特に好ましい。水素化原料液の保時温度は90℃以下が好ましく、60℃以下が更に好適である。水素化原料液の保持温度が90℃を超えるとイソフタロニトリルが変質し、その結果、アンモ酸化と水素化を通じたメタキシリレンジアミンの収率が低下してしまう。水素化原料液の保持温度の下限値は溶媒に対するイソフタロニトリルの溶解度で決まり、イソフタロニトリルが析出しなければ特に問題は無く、例えば10wt%の液体アンモニア溶液の場合は7℃以上に保たなければイソフタロニトリルが析出してしまう。溶解槽における水素化原料液の保持時間は24時間以内が好ましい。
24時間より長いとイソフタロニトリルの変質を促進させてしまう。
(4)水素化工程
溶解工程で得られた水素化原料液を単独で、または液体アンモニア溶媒を添加した後で、または芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒を添加した後で、水素化反応器に供給し、触媒の存在下、液相でイソフタロニトリルの水素化を行う。液体アンモニア溶媒または芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒を溶解工程で得られた水素化原料液に添加する方が溶解工程での溶解槽をより小さくすることが可能となるが、本発明では特に限定されない。水素化反応器に供給する溶媒中の液体アンモニア濃度が高いほど水素化反応の収率を高めることが出来る為、溶媒中の液体アンモニア濃度は高い方が好ましい。例えば、60重量%以上であり、100重量%でも良い。水素化に供する水素は反応に関与しない不純物、例えばメタン、窒素等を含んでいても良いが、不純物濃度が高いと必要な水素分圧を確保するために反応全圧を高める必要が有り工業的に不利となる為、水素濃度は50モル%以上が好ましい。水素化反応の触媒としては、公知の担持金属触媒、非担持金属触媒、ラネー触媒、貴金属触媒等を使用できる。特にニッケルやコバルトを含有する触媒が好適に用いられる。触媒の使用量は公知のイソフタロニトリルの液相水素化に使用されている量であればよく、本発明では特に制限されない。水素化反応の形式は固定床、懸濁床のいずれも可能である。また、回分式、連続式の何れの方法も可能である。固定床の反応形式で連続流通反応を行う場合、水素化反応器出口から得られる水素化反応液の一部を水素化反応器の入口に連続的に戻す循環方式を採用しても良く、循環方式単独で或いは特開2008−31155号公報に記載されている様に循環方式とワンパス方式を組み合わせて用いても良い。循環方式においては循環ポンプにより水素化反応液の一部を水素化反応器に連続的に戻すのが好適である。更に、この循環ポンプのキャビテーションを防ぐ目的で充分なNPSH(Net Positive Suction Head)を確保する為、循環ポンプの吸入液を冷却しても良い。回分式で行う場合、水素化反応時間は0.5〜8時間が好ましく、連続式で行う場合、反応原料の空間速度(Liquid Hourly Space Velocity=LHSV)は0.1〜10h−1であるのが好ましい。水素化反応の圧力及び温度は溶媒が液相を保つように選択される。水素化反応の温度は20〜200℃が好ましく、30〜150℃がさらに好ましく、40〜120℃が特に好ましい。水素圧力は1〜30MPaが好ましく、2〜25MPaがさらに好ましく、3〜20MPaが特に好ましい。
水素化で生成したメタキシリレンジアミンは蒸留等の公知の方法によって精製可能である。より高純度のメタキシリレンジアミンを得たい場合はメタキシリレンジアミンに含まれる反応中間体の3−シアノベンジルアミンを除去する必要があるが、3−シアノベンジルアミンは一般に対応するキシリレンジアミンとの沸点差が小さく通常の蒸留による分離が困難である為、蒸留精製工程の前に蒸留以外の3−シアノベンジルアミン除去工程を設けても良い。この際の3−シアノベンジルアミンの除去方法は特に限定されるものではないが、例えば、水和反応により3−シアノベンジルアミンを比較的容易に蒸留分離が可能な3−シアノベンズアミドへと変換する方法や、特開2007−332135号公報に記載されている様に水素化溶媒の液体アンモニアを留去した後に触媒の存在下で3−シアノベンジルアミンを接触水素化し、3−シアノベンジルアミンの量を低減させる方法等が挙げられる。
次に以下の実施例によって本発明を具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例により制限されるものではない。尚、イソフタロニトリルの分析及び水素化反応生成液の組成分析にはガスクロマトグラフィーを用いた。
(1)ガスクロマトグラフィー分析
J&W社製DB−1のGCカラムを備え付けた、Agilent社製6890型GC分析装置により分析を行った。温度設定は注入口230℃、検出器295℃、カラムオーブン100℃→280℃(100℃で10分間保持した後、昇温速度5℃/分で昇温実施)とした。尚、GC測定サンプルは、水素化原料液または水素化反応生成液のサンプリング液2mlから加熱によりアンモニア(三菱ガス化学製品)を除いた後、内部標準としてジフェニルメタン(和光純薬製、特級)0.1gを添加し、メタノール溶媒またはジオキサン溶媒10g(共に和光純薬製、特級)に溶解させることにより調合した。
<実施例1>
(1)吸収工程
(1−1)アンモ酸化
五酸化バナジウム(和光純薬製、特級)229gに水(蒸留水)500mLを加え、80〜90℃に加熱し攪拌しながらシュウ酸(和光純薬製、特級)477gを加え溶解した。またシュウ酸963gに水400mLを加え50〜60℃に加熱し、無水クロム酸(和光純薬製、特級)252gを水200mLに加えた溶液を良く攪拌しながら加え溶解した。得られたシュウ酸バナジウムの溶液にシュウ酸クロムの溶液を50〜60℃にて混合しバナジウム−クロム溶液を得た。この溶液にリンモリブデン酸(日本無機化学工業製)H(PMo1240)・20HO 41.1gを水100mLに溶解して加え、更に、酢酸カリウム(和光純薬製、特級)4.0gを水100mLに溶解して加えた。次いで20wt%水性シリカゾル(NaOを0.02wt%含有)2500gを加えた。このスラリー溶液にホウ酸78gを加え良く混合し液量が約3800gになるまで加熱、濃縮した。この触媒溶液を入口温度250℃、出口温度130℃に保ちながら噴霧乾燥した。130℃の乾燥機で12時間乾燥後、400℃で0.5時間焼成し、550℃で8時間空気流通下焼成した。この触媒の原子比は、V:Cr:B:Mo:P:Na:Kが1:1:0.5:0.086:0.007:0.009:0.020の割合で含有され、その触媒濃度は50wt%であった。
以下、図1に示したフローに従って各工程を行った。アンモ酸化反応器Aに上記で調製した流動触媒6Lを充填し、空気、メタキシレン(以下、MXと略す、三菱ガス化学製品)及びアンモニア(三菱ガス化学製品)を混合した後、温度350℃に予熱し該反応器に供給した。仕込み条件は、MX供給量を350g/h、アンモニア/MXのモル比を10、酸素/MXのモル比を5.4、空間速度GHSVを630h−1とした。反応温度は420℃、反応圧力は0.2MPaとした。
(1−2)吸収
アンモ酸化反応器A頂部からの反応生成ガスをイソフタロニトリル吸収塔Bに導入し、反応生成ガス中のイソフタロニトリルをメタトルニトリル(三菱ガス化学製品)溶媒中に吸収した。イソフタロニトリル吸収塔BはSUS304製で、上部に排気用の配管を備え、胴体部が内径100mmΦ、高さ800mmで、胴体部の下部450mmは2重管として蒸気加熱できる構造とし、底部にガス吹込み口を設けた。該吸収塔にメタトルニトリル2kgを入れ175℃とし、上記アンモ酸化反応生成ガスの吸収を2時間行った。吸収終了時のイソフタロニトリル吸収液には、メタトルニトリル 73.5wt%、イソフタロニトリル 25.0wt%、3−シアノベンズアミド0.5wt%、その他成分0.5wt%が含まれていた。
(2)精製工程
イソフタロニトリル吸収液を高沸分離塔Cの中段に供給した。高沸分離塔Cの蒸留条件は塔頂圧力8kPa、塔頂温度164℃、塔底温度204℃とし、塔底より高沸点化合物を除去し、塔頂よりメタトルニトリルを含む低沸点化合物とイソフタロニトリルを回収した。高沸分離液中のイソフタロニトリルも含めたイソフタロニトリルの回収率は98モル%であった。
高沸分離塔Cの塔頂より回収したメタトルニトリルを含む低沸点化合物とイソフタロニトリルを蒸気のまま、圧力差を利用して精留塔Dの中段に供給した。精留塔の蒸留条件は塔頂圧力6kPa、塔頂温度120℃、塔底温度183℃であった。メタトルニトリルおよび他の低沸点化合物を塔頂から留去すると共に溶融状の精製イソフタロニトリルを塔底より抜き出した。精製イソフタロニトリルの純度は、99.9wt%であった。
(3)溶解工程
精留塔塔底より回収した精製イソフタロニトリル200gを、溶解槽E(SUS304製10Lオートクレーブ、撹拌機及びヒーター付き)において60℃、2.3MPaの条件下で1.80kgの液体アンモニアに溶解させた。24時間の滞留時間を経た後、5.00kgの水素化原料液を抜出し、次の水素化工程へと供給した。
水素化原料液から液体アンモニアを除去して分析した水素化原料イソフタロニトリルの純度は99.9wt%であり、溶解槽への仕込み時からのイソフタロニトリルの変質は認められなかった。
(4)水素化工程
管状縦型水素化反応器F(SUS304製、内径13mmφ、容量60mL)にニッケル含量50wt%である市販の担持ニッケル/珪藻土触媒(円柱状、直径3mmΦ、高さ3mm)を破砕して大きさを揃えたもの(12−22mesh/JIS規格)を25.0g充填し、水素気流下200℃で還元して活性化させた。冷却後、反応器内に水素ガスを圧入して一定圧力8MPaGに保ち、外部からの加熱により触媒層温度を80℃に維持した。反応器上部より水素ガスを18NL/hの流速で流通させながら、溶解工程で調製した水素化原料液の全量を、反応器上部より26.3g/hの速度で連続的に供給し、反応器Fを出た水素化反応液の一部は、20℃に冷却後、循環ポンプにより78.9g/hの流速で反応器Fの入口へ戻し、循環方式による連続的な水素化反応を行った。水素化工程におけるイソフタロニトリルの転化率は99.9mol%以上であり、メタキシリレンジアミンの収率は91.7mol%、3−シアノベンジルアミンの収率は0.004mol%であり、溶解工程から水素化工程までを通じた、溶解工程で用いた精製イソフタロニトリルを基準としたメタキシリレンジアミンの収率は91.7mol%であった。
水素化反応液から液体アンモニアを単蒸留で分離し、さらに窒素ガスでバブリングして残存アンモニアを除去した後、脱アンモニアした反応液を市販のニッケル含量50wt%の担持ニッケル/珪藻土触媒を用いて固定床の反応形式で再度接触水素化させ(WHSV(weight hourly space velocity)=0.5h−1、反応温度80℃、反応圧力2MPa)、粗メタキシリレンジアミンを得た。次いで粗メタキシリレンジアミンを、理論段数10段の蒸留塔を用い、6kPaの減圧下で蒸留を行い、純度99.99%に精製したメタキシリレンジアミンを得た。尚、得られたメタキシリレンジアミン中の3−シアノベンジルアミン含量は0.001wt%以下であった。
<実施例2>
溶解工程において、溶解・保持操作を80℃、3.7MPaの条件下で実施した以外は実施例1と同様の条件で吸収工程から水素化工程までを実施した。
水添工程へ供給した水素化原料イソフタロニトリルの純度は98.2wt%であり、水素化工程におけるイソフタロニトリルの転化率は99.9mol%以上、メタキシリレンジアミンの収率は91.8mol%、3−シアノベンジルアミンの収率は0.004mol%であった為、溶解工程から水素化工程までを通じた、溶解工程で用いた精製イソフタロニトリルを基準としたメタキシリレンジアミンの収率は90.2mol%であった。
<実施例3>
水素化工程を以下の条件下で実施した以外は実施例2と同様の条件で吸収工程から水素化工程までを実施した。
(水素化工程)
メタキシレン8.00gを仕込んだ撹拌機及びヒーターを備えたオートクレーブ(容量200mL)に粒状ラネーコバルト触媒(Co濃度53wt%、5−10mesh/JIS規格、メタキシレンで付着水を置換したメタキシレン含液率24wt%の触媒)5.00gを仕込み、気相部を水素置換後、溶解工程で調製した水素化原料液20.0g及び液体アンモニア40.0gを仕込んだ。水素で5.0MPaGに加圧後、撹拌しながら昇温を開始し、30分間で液温を80℃にした後、圧力を8.0MPaGに調整した。その後、液温80℃の条件下、圧力を8.0MPaGに保つ様に水素供給を随時行いながら反応を2時間継続させた。
水添工程へ供給した水素化原料イソフタロニトリルの純度は98.2wt%であり、水素化工程におけるイソフタロニトリルの転化率は99.9mol%以上、メタキシリレンジアミンの収率は92.7mol%、3−シアノベンジルアミンの収率は0.01mol%未満であった為、溶解工程から水素化工程までを通じた、溶解工程で用いた精製イソフタロニトリルを基準としたメタキシリレンジアミンの収率は91.1mol%であった。
<比較例1>
溶解工程において、溶解・保持操作を100℃、5.5MPaの条件下で実施した以外は実施例1と同様の条件で吸収工程から水素化工程までを実施した。
水添工程へ供給した水素化原料イソフタロニトリルの純度は84.5wt%であり、水素化工程におけるイソフタロニトリルの転化率は99.9mol%以上、メタキシリレンジアミンの収率は89.9mol%、3−シアノベンジルアミンの収率は0.007mol%であった為、溶解工程で用いた精製イソフタロニトリルを基準とした、溶解工程〜水素化工程におけるメタキシリレンジアミンの収率は76.0mol%であった。
<比較例2>
溶解工程において、溶解・保持操作を120℃、8.2MPaの条件下で実施した以外は実施例1と同様の条件で吸収工程から水素化工程までを実施した。
水添工程へ供給した水素化原料イソフタロニトリルの純度は80.4wt%であり、水素化工程におけるイソフタロニトリルの転化率は99.9mol%以上、メタキシリレンジアミンの収率は85.0mol%、3−シアノベンジルアミンの収率は0.020mol%であった為、溶解工程から水素化工程までを通じた、溶解工程で用いた精製イソフタロニトリルを基準としたメタキシリレンジアミンの収率は68.4mol%であった。
<比較例3>
溶解工程において、溶解・保持操作を100℃、5.5MPaの条件下で実施した以外は実施例3と同様の条件で吸収工程から水素化工程までを実施した。
水添工程へ供給した水素化原料イソフタロニトリルの純度は84.5wt%であり、水素化工程におけるイソフタロニトリルの転化率は99.9mol%以上、メタキシリレンジアミンの収率は88.1mol%、3−シアノベンジルアミンの収率は1.79mol%であった為、溶解工程から水素化工程までを通じた、溶解工程で用いた精製イソフタロニトリルを基準としたメタキシリレンジアミンの収率は74.5mol%であった。
本発明によれば、キシレンをアンモ酸化させて得られるジシアノベンゼンの水素化によりキシリレンジアミンを製造するに際して、高収率且つ経済的なキシリレンジアミンの製造が可能となる。
図1は本発明の一態様、すなわち、アンモ酸化反応によりイソフタロニトリルを製造し、ついでイソフタロニトリルの水素化反応によりメタキシリレンジアミンを製造する工程を示すプロセスフローシートである。図1においてAはアンモ酸化反応器、Bはイソフタロニトリル吸収塔、Cは高沸分離塔、Dは精留塔、Eは溶解槽、Fは水素化反応器を示す。
A アンモ酸化反応器
B イソフタロニトリル吸収塔
C 高沸分離塔
D 精留塔
E 溶解槽
F 水素化反応器

Claims (8)

  1. 下記の順次工程:
    (1)イソフタロニトリルを含有するメタキシレンのアンモ酸化反応ガスをアルキルベンゼン、複素環化合物、芳香族ニトリル化合物及び複素環ニトリル化合物から選ばれる少なくとも1種の有機溶媒と接触させ、イソフタロニトリルを当該有機溶媒中に吸収する吸収工程
    (2)吸収工程からのイソフタロニトリル吸収液からイソフタロニトリルよりも高い沸点を有する不純物及びイソフタロニトリルよりも低い沸点を有する不純物を蒸留により分離し、高純度のイソフタロニトリルを得る精製工程
    (3)精製工程で得られた高純度のイソフタロニトリルを液体アンモニア溶媒又は芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒に溶解させて水素化原料液を調製し、この水素化原料液を90℃以下で保持する溶解工程
    (4)溶解工程で得られた水素化原料液を単独で、液体アンモニア溶媒を添加した後で、または芳香族炭化水素及び飽和炭化水素から選ばれる少なくとも1種の溶媒と液体アンモニアを含む溶媒を添加した後で、水素化反応器に供給し、触媒の存在下、液相でイソフタロニトリルを水素化する水素化工程
    からなることを特徴とするメタキシリレンジアミンの製造方法。
  2. 前記溶解工程(3)において、水素化原料液の保持時間が24時間以内である請求項1に記載のメタキシリレンジアミンの製造方法。
  3. 前記溶解工程(3)において、液体アンモニア溶媒または液体アンモニアとメタキシレンの混合溶媒を使用する請求項1又は2記載のメタキシリレンジアミンの製造方法。
  4. 前記吸収工程(1)の有機溶媒としてメタトルニトリルを使用する請求項1〜3のいずれかに記載のメタキシリレンジアミン製造方法。
  5. 前記水素化工程(4)において、水素化反応液の一部を水素化反応器の入口に戻す循環方式を含む請求項1〜4のいずれかに記載のメタキシリレンジアミン製造方法。
  6. アンモ酸化反応で用いる触媒がバナジウム及び/またはクロムを含有する触媒である請求項1〜5のいずれかに記載のメタキシリレンジアミン製造方法。
  7. 前記水素化工程(4)の水素化触媒がニッケル及び/又はコバルトを含有する触媒である請求項1〜6のいずれかに記載のメタキシリレンジアミン製造方法。
  8. 前記水素化工程(4)のイソフタロニトリルの水素化を固定床反応器で行う請求項1〜7のいずれかに記載のメタキシリレンジアミン製造方法。









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