JP2013177110A - 車いすの車輪洗浄装置 - Google Patents

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【課題】簡素な構造でありながら、車いすの前輪及び後輪をそれぞれ適切に支持しながら両者の洗浄を確実になすことができる洗浄装置の提供。
【解決手段】内部に洗浄用の液体Lを貯留可能としたバケット体1と、バケット体1内に架設されたモーターローラ2と、モーターローラ2との間に間隔を開けてバケット体1内に架設されると共に連動手段7によってモーターローラ2と逆向きに回転駆動されるブラッシングローラ33とを有する。モーターローラ2及び第一支持ローラ4の上端はブラッシングローラ33のローラ軸3a上端より上方に位置し、かつ、第二支持ローラ5の上端は第一支持ローラ4の上端より上方に位置され、車いすCの後輪h”をモーターローラ2と第二支持ローラ5により支持し、車いすCの前輪h’をモーターローラ2と第一支持ローラ4により支持する。
【選択図】図2

Description

この発明は、車いすの車輪の洗浄装置の改良に関する。
車椅子に備えられている前輪又は後輪の一個を受け入れて洗浄する洗浄装置として、本出願人が先に開示した特許文献1に示されるものがある。かかる洗浄装置は、駆動ローラと、この駆動ローラとの間で前記車輪を回転可能に支承する回転自在な受けローラと、前記車輪の少なくとも外周面に接するブラシと、前記車輪の少なくとも外周面に水を吹き当てる水の吹き出し手段とを備えている。また、前記受けローラは、前記駆動ローラとの間で前記車椅子における後輪を回転可能に支承する第1受けローラと、この駆動ローラと該第1受けローラとの間に備えられて前記駆動ローラとの間で前記車椅子における前輪を回転可能に支承する第2受けローラとから構成されている。
特許第4213047号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の車いすの車輪の洗浄装置を、より簡素な構造とすると共に、車いすの前輪及び後輪をそれぞれ適切に支持しながら両者の洗浄を一層確実になすことができるものとする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、車いすの車輪洗浄装置を、底部と側部とを有し上面を開放させて内部に洗浄用の液体を貯留可能としたバケット体と、
このバケット体の対向側部間に回転可能に架設されたモーターローラと、
このモーターローラとの間に間隔を開けてこのモーターローラと平行をなすように前記バケット体の対向側部間に回転可能に架設されると共に、連動手段によってモーターローラの駆動によりモーターローラと逆向きに回転駆動される洗浄用のブラシをローラ軸外周に備えたブラッシングローラと、
前記モーターローラと平行をなし、かつ、このモーターローラとの間に前記ブラッシングローラを挟むようにして前記バケット体の対向側部間に回転可能に架設される第一支持ローラと、
前記モーターローラと平行をなし、かつ、前記ブラッシングローラとの間に前記第一支持ローラを挟むようにして前記バケット体の対向側部間に回転可能に架設される第二支持ローラとを有しており、
前記モーターローラ及び第一支持ローラの上端はブラッシングローラの前記ローラ軸上端より上方に位置し、かつ、第二支持ローラの上端は第一支持ローラの上端より上方に位置されるようになっており、
車いすの後輪をモーターローラと第二支持ローラにより支持し、車いすの前輪をモーターローラと第一支持ローラにより支持するようになっているものとした。
洗浄装置内に受け入れられた車いすの前輪は、モーターローラと第一支持ローラとの間で、モーターローラの回転によって回転させられながら支持される。それと共に、かかる前輪の下端側には、モーターローラと第一支持ローラとの間において、モーターローラと逆向きに回転されるブラッシングローラのブラシが押し当てられる。また、洗浄装置内に受け入れられた車いすの後輪は、モーターローラと第二支持ローラとの間で、モーターローラの回転によって回転させられながら支持される。それと共に、かかる後輪の下端側には、モーターローラと第二支持ローラとの間において、モーターローラと逆向きに回転されるブラッシングローラのブラシが押し当てられる。バケット体内には洗浄用の液体が貯留されることから、ブラッシングローラはそのブラシにこの液体を含ませた状態で前輪又は後輪に押し当てられ、また、ブラシに付着した泥などは前記液体内をブラッシングローラの下端側が通過する際にこの液体によって洗い流される。これにより、前記前輪又は後輪に付着した泥などをこの前輪の全周に亘って効果的に除去することができる。
かかる洗浄装置がさらに、前記第一支持ローラを、前記モーターローラの駆動によりこのモーターローラと同じ向きに回転駆動させる追加連動手段を備えたものとしておけば、径の小さい車いすの前輪を洗浄修了後にモーターローラの配置側と反対の側から第一支持ローラを乗り越えさせて洗浄装置外に降り出させやすくなる。また、前記モーターローラの上端よりも第一支持ローラの上端が下方に位置されるようにしておくこともある。このようにした場合にも、車いすの前輪を洗浄修了後にモーターローラの配置側と反対の側から第一支持ローラを乗り越えさせて洗浄装置外に降り出させやすくなる。
また、かかる洗浄装置がさらに、前記バケット体に組み合わされてこのバケット体の後側にこのバケット体から車いすの前輪及び後輪を降り出させるためのスロープを形成する台部材を備えたものとすると共に、バケット体の後側に前記スロープを形成させる台部材を、前記スロープを形成する傾斜部と、この傾斜部とバケット体との間にあってバケット体上に車いすの後輪があるときに車いすの前輪の下端がこの後輪の下端と同じかやや上方となるレベルに位置されるようにこの前輪を支持する中間支持部とを備えたものとしておくこともある。
このようにした場合、バケット体上に車いすの後輪があるとき、車いすの前輪の下端がこの後輪の下端より下方に位置されないようにすることができることから、回転されるモーターローラによってこのモーターローラの配置側と反対の側に車いすが移動されて後輪がバケット体上に位置されなくなる事態を、中間支持部に前記のように前輪を支持させることで抑止することができる。
この発明にかかる車いすの車輪の洗浄装置は、構造が簡素で小型化可能であり、したがって、運搬、設置及び撤去は容易である一方で、バケット体に貯留される洗浄用の液体をブラシに含ませた状態で車輪に押し当てられるブラッシングローラによって、車いすの車輪をモーターローラと第一支持ローラ又は第二支持ローラとで支承し且つこれをモーターローラにより回転させながらかかる車輪全体の洗浄を確実になすことができる。
図1は実施の形態にかかる洗浄装置の平面構成図である。 図2は前記洗浄装置を車いすの進入方向に沿って断面にした縦断面構成図であり、モーターローラと第一支持ローラとの間で車いすの前輪を支承した状態を示している。 図3は前記洗浄装置を車いすの進入方向に沿って断面にした縦断面構成図であり、モーターローラと第二支持ローラとの間で車いすの後輪を支承した状態を示している。 図4は前記洗浄装置を二台利用して屋内へ車いすが乗り入れる過程においてこの車いすの車輪を洗浄できるようにした利用状態を示した平面構成図である。 図5は図1〜図4に示される洗浄装置の構成の一部を変更させてなる洗浄装置(第二例)の平面構成図である。 図6は図1〜図4に示される洗浄装置の構成の一部を変更させてなる洗浄装置(第三例)を車いすの進入方向に沿って断面にした縦断面構成図であり、モーターローラと第一支持ローラとの間で車いすの前輪を支承した状態を示している。 図7は前記第三例の洗浄装置を車いすの進入方向に沿って断面にした縦断面構成図であり、モーターローラと第二支持ローラとの間で車いすの後輪を支承した状態を示している。
以下、図1〜図7に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる車いすCの車輪洗浄装置Wは、かかる車輪hを簡易かつ確実に洗浄し得るものである。すなわち、かかる洗浄装置Wは、構造が簡素で小型化可能であり、したがって、運搬、設置及び撤去は容易である一方で、車いすCの前輪h’及び後輪h”をそれぞれ適切に支持しながら両者の洗浄を確実になせるようになっている。
かかる洗浄装置Wは、典型的には、建物の玄関などの出入り口に設置されて、車いすCが屋内に乗り入れる前に、この車いすCの車輪hを洗浄するように用いられる。
この実施の形態にあっては、洗浄装置Wは、車いすCに備えられている車輪hの一個を受け入れて洗浄するように構成されている。図4にかかる洗浄装置Wの典型的な利用例を示す。前記出入り口の左右にそれぞれ洗浄装置Wを設置する。図中符号Sは洗浄装置Wに乗り込むためのスロープであり、符号S’は洗浄装置Wから降り出るためのスロープである。車いすCを前進させると、かかるスロープSを利用して先ず車いすCの左側の前輪h’を左側に設置された洗浄装置Wに受け入れさせ、かつ、車いすCの右側の前輪h’を右側に設置された洗浄装置Wに受け入れさせることができる。そして、前輪h’の洗浄が済んだ後に車いすCをさらに前進させると、前記スロープS’を利用して前輪h’を洗浄装置W外に位置させる代わりに前記スロープSを利用して車いすCの左側の後輪h”を左側に設置された洗浄装置Wに受け入れさせ、かつ、車いすCの右側の後輪h”を右側に設置された洗浄装置Wに受け入れさせることができる。そして、この後輪h”の洗浄が済んだ後に車いすCをさらに前進させると前記スロープS’を利用して後輪h”も洗浄装置W外に位置され、前輪h’・後輪h”共に洗浄された状態での屋内への車いすCの乗り入れが可能とされる。
かかる洗浄装置Wは、バケット体1と、モーターローラ2と、ブラッシングローラ3と、第一及び第二支持ローラ4、5とを組み合わせて構成される。
バケット体1は、底部1aと側部1bとを有し上面を開放させて内部に洗浄用の液体Lを貯留可能としてなる。図示の例では、かかるバケット体1は、車いすCの進入方向xに沿った左右側部1b’、1b’と、この進入方向xに直交する前後側部1b”、1b”とにより、前記底部1aを囲繞して構成されている。前後側部1b”、1b”の上端には、外鍔1cが形成されており、前記スロープS、S’を構成するプレートPの上端をこの外鍔1cに引っかけることで、洗浄装置Wの前後にそれぞれ前記スロープS、S’を設置できるようになっている。したがって、かかる前後側部1b”、1b”の高さは7cm〜10cmの範囲とすることが好適である。図示の例では、前記左右側部1b’、1b’の高さは、前後側部1b”、1b”の高さより大きくなっている。そして、かかる左右側部1b’、1b’間に、前記モーターローラ2と、ブラッシングローラ3と、第一及び第二支持ローラ4、5とがそれぞれ架設されている。したがって、これらローラは、その回転軸線を、車いすCの進入方向xに直交させるように、バケット体1に支持されている。
モーターローラ2は、その固定軸2aの左端をバケット体1の左側の側部1b’に、その固定軸2aの右端をバケット体1の右側の側部1b’に、それぞれ固定させて、かかる左右側部1b’、1b’、すなわち、バケット体1の対向側部1b、1b間に架設されている。モーターローラ2のローラ部2bは、バケット体1の左右側部1b’、1b’間に収まる長さを有すると共に、内蔵された図示しないモーターにより前記固定軸2aの外側においてこの固定軸2aを回転中心として回転駆動されるようになっている。ローラ部2bの周面は、シリコンゴムなどの摩擦抵抗の高い材料で覆わせておくことが好適である。図中符号6で示されるのは、モーターローラ2の固定軸2aの固定部材である。かかるモーターローラ2は、バケット体1における前側の側部1b”、つまり、車いすCの進入側に位置される側部1bに隣接して設けられている。かかるモーターローラ2には、その固定軸2aの一端側から図4において符号2cで示される電源コードを介して前記モーターを駆動させるための電力が供給されるようになっている。
ブラッシングローラ3は、前記モーターローラ2との間に間隔を開けてこのモーターローラ2と平行をなすように前記バケット体1の左右側部1b’、1b’間に回転可能に架設されると共に、連動手段7によってモーターローラ2の駆動によりモーターローラ2と逆向きに回転駆動されるようになっている。ブラッシングローラ3は、ローラ軸3aと、このローラ軸3aの外周に設けられる洗浄用のブラシ3bとから構成されている。ローラ軸3aは、その左端をバケット体1の左側の側部1bに備えられた軸受体8に軸支され、かつ右端をバケット体1の右側の側部1bに備えられた軸受体8に軸支されて、かかる左右側部1b’、1b’間に架設されている。図示の例では、ブラシ3bは、ローラ軸3aの全周に亘ってこのローラ軸3aから放射方向に伸び出す複数の毛材から構成されており、ローラ軸3aはその左右端を除いてかかる毛材によって覆われている。連動手段7は、図示の例では、前記モーターローラ2のローラ部2bの右端に設けられたギア7aにかみ合うギア7bをローラ軸3aの右端に設けることによって構成されている。図示の例では、ブラッシングローラ3の回転中心はモーターローラ2の回転中心と略同じレベルに位置されると共に、ブラシ3bの形成位置でのブラッシングローラ3の外径はモーターローラ2の外径よりやや大きくなっている。
第一支持ローラ4は、前記モーターローラ2と平行をなし、かつ、このモーターローラ2との間に前記ブラッシングローラ3を挟むようにして前記バケット体1の左右側部1b’、1b’間に回転可能に架設されている。第一支持ローラ4は、その左端をバケット体1の左側の側部1bに備えられた軸受体9に軸支され、かつ右端をバケット体1の右側の側部1bに備えられた軸受体9に軸支されて、かかる左右側部1b’、1b’間に架設されている。図示の例では、第一支持ローラ4は金属棒から構成され、その外径はモーターローラ2の外径よりも小さくなっている。
第二支持ローラ5は、前記モーターローラ2と平行をなし、かつ、前記ブラッシングローラ3との間に前記第一支持ローラ4を挟むようにして前記バケット体1の左右側部1b’、1b’間に回転可能に架設されている。第二支持ローラ5は、その左端をバケット体1の左側の側部1bに備えられた軸受体10に軸支され、かつ右端をバケット体1の右側の側部1bに備えられた軸受体10に軸支されて、かかる左右側部1b’、1b’間に架設されている。図示の例では、第二支持ローラ5は金属棒から構成され、その外径はモーターローラ2の外径よりも小さくなっている。
そして、この実施の形態にあっては、前記モーターローラ2及び第一支持ローラ4の上端はブラッシングローラ3の前記ローラ軸3aの上端より上方に位置し、かつ、第二支持ローラ5の上端は第一支持ローラ4の上端より上方に位置されるようになっている。そして、これにより、洗浄装置Wに前記のように受け入れられる車いすCの後輪h”をモーターローラ2と第二支持ローラ5により支持すると共に、(図3)車いすCの前輪h’をモーターローラ2と第一支持ローラ4により支持するようになっている。(図2)また、前記モーターローラ2は前記スロープSを通じてバケット体1内に入り込む車いすCの前輪h’又は後輪h”をバケット体1の内方に入り込ませる向き(図2及び図3における反時計回りの向き)にローラ部2bを回転させるようにしてある。
洗浄装置W内に受け入れられた車いすCの前輪h’は、モーターローラ2と第一支持ローラ4との間で、モーターローラ2の回転によって回転させられながら支持される。典型的には、モーターローラ2と第一支持ローラ4との間で4インチ〜7インチの大きさの前記前輪h’の下端側を支持できるようにしておく。それと共に、かかる前輪h’の下端側には、モーターローラ2と第一支持ローラ4との間において、モーターローラ2と逆向きに回転されるブラッシングローラ3のブラシ3bが押し当てられる。また、洗浄装置W内に受け入れられた車いすCの後輪h”は、モーターローラ2と第二支持ローラ5との間で、モーターローラ2の回転によって回転させられながら支持される。典型的には、モーターローラ2と第二支持ローラ5との間で12インチ〜24インチの大きさの前記後輪h”の下端側を支持できるようにしておく。それと共に、かかる後輪h”の下端側には、モーターローラ2と第二支持ローラ5との間において、モーターローラ2と逆向きに回転されるブラッシングローラ3のブラシ3bが押し当てられる。バケット体1内には洗浄の液体Lが貯留されることから、ブラッシングローラ3はそのブラシ3bにこの液体Lを含ませた状態で前輪h’又は後輪h”に押し当てられ、また、ブラシ3bに付着した泥などは前記液体L内をブラッシングローラ3の下端側が通過する際にこの液体Lによって洗い流される。これにより、前記前輪h’又は後輪h”に付着した泥などをこの前輪h’の全周に亘って効果的に除去することができる。
なお、図示の例では、バケット体1における前後側部1b”、1b”にそれぞれ、底部1aとの間に間隔を開けて貫通穴1dが形成されており、この貫通穴1dによりバケット体1内に貯留される前記液体Lの液面L’がモーターローラ2及びブラッシングローラ3の下端より上方であるが、モーターローラ2の固定軸2a及びブラッシングローラ3のローラ軸3aよりも下方に位置されるようになっている。
図5は、前記第一支持ローラ4を、前記モーターローラ2の駆動によりこのモーターローラ2と同じ向きに回転駆動させる追加連動手段11を備えさせた例を示している。かかる追加連動手段11は、図示の例では、前記ブラッシングローラ3のローラ軸3aの右端に設けられたギア7bにかみ合うギア11aを第一支持ローラ4の右端に設けることによって構成されている。洗浄装置W内には、モーターローラ2の配置側(バケット体1の前側)から車いすCの前輪h’及び後輪h”は進入し、また、洗浄修了後は第二支持ローラ5の配置側(バケット体1の後側)から車いすCの前輪h’及び後輪h”は洗浄装置W外に降り出るが、このようにした場合、第一支持ローラ4は図2における反時計回りの向きに強制的に回転されることから、径の小さい車いすCの前輪h’を洗浄修了後にモーターローラ2の配置側(車いすCの進入側)と反対の側から第一支持ローラ4を乗り越えさせて洗浄装置W外に降り出させやすくなる。
図6及び図7は、前記モーターローラ2の上端よりも第一支持ローラ4の上端が下方に位置されるようにした例を示している。また、この例では、第二支持ローラ5の上端もモーターローラ2の上端よりも下方に位置されている。このようにした場合、前記車いすCの前輪h’を洗浄修了後にモーターローラ2の配置側(バケット体1の前側)と反対の側から第一支持ローラ4及び第二支持ローラ5を乗り越えさせて洗浄装置W外に降り出させやすくなる。
また、図6及び図7に示される例では、洗浄装置Wは、前記バケット体1に組み合わされてこのバケット体1の前側にこのバケット体1に車いすCの前輪h’及び後輪h”を乗り込ませるための前記スロープSを形成する台部材12と、前記バケット体1に組み合わされてこのバケット体1の後側にこのバケット体1から車いすCの前輪h’及び後輪h”を降り出させるための前記スロープS’を形成する台部材13とを備えている。それと共に、バケット体1の後側に前記スロープS’を形成させる台部材13は、前記スロープS’を形成する傾斜部13aと、この傾斜部13aとバケット体1との間にあってバケット体1上に車いすCの後輪h”があるときに車いすCの前輪h’の下端がこの後輪h”の下端と同じかやや上方となるレベルに位置されるようにこの前輪h’を支持する中間支持部13bとを備えてなる。
中間支持部13b及び傾斜部13aはいずれもプレート状をなしている。中間支持部13bは、その一端13b’をバケット体1の後側の側部1b”の外鍔1cに引っかけると共に、その他端13b”を傾斜部13aの上端13a’にヒンジ軸13cをもって回動可能に組み付けさせている。図示の例では、台部材13は、図6及び図7に示される展開状態から、中間支持部13bの裏面に傾斜部13aの裏面を向き合わせるようにして、前記ヒンジ軸13cを中心に二つ折りできるようになっている。図中符号13dは、展開状態にある台部材13における中間支持部13bの他端13b”及び傾斜部13aの上端13a’を支持する脚部であり、この脚部13dはその上端を前記ヒンジ軸13cを介して中間支持部13b及び傾斜部13aに回動可能に組み合わせている。図示の例では、かかるヒンジ軸13cを抜き外すと中間支持部13b、傾斜部13a及び脚部13dの三者を分解できるようになっている。
この例では、バケット体1上に車いすCの後輪h”があるとき、車いすCの前輪h’の下端がこの後輪h”の下端より下方に位置されないようにすることができることから、前記モーターローラ2を前記スロープSを通じてバケット体11内に車いすCの前輪h’又は後輪h”を入り込ませる向きに支障なく回転させることができる。すなわち、このように回転されるモーターローラ2によってこのモーターローラ2の配置側と反対の側に車いすCが移動されて後輪h”がバケット体1上に位置されなくなる事態を、中間支持部13bに前記のように前輪h’を支持させることで抑止することができる。
C 車いす
h’ 前輪
h” 後輪
L 液体
1 バケット体
2 モーターローラ
3 ブラッシングローラ3
3a ローラ軸
4 第一支持ローラ
5 第二支持ローラ
7 連動手段

Claims (4)

  1. 底部と側部とを有し上面を開放させて内部に洗浄用の液体を貯留可能としたバケット体と、
    このバケット体の対向側部間に回転可能に架設されたモーターローラと、
    このモーターローラとの間に間隔を開けてこのモーターローラと平行をなすように前記バケット体の対向側部間に回転可能に架設されると共に、連動手段によってモーターローラの駆動によりモーターローラと逆向きに回転駆動される洗浄用のブラシをローラ軸外周に備えたブラッシングローラと、
    前記モーターローラと平行をなし、かつ、このモータローラとの間に前記ブラッシングローラを挟むようにして前記バケット体の対向側部間に回転可能に架設される第一支持ローラと、
    前記モーターローラと平行をなし、かつ、前記ブラッシングローラとの間に前記第一支持ローラを挟むようにして前記バケット体の対向側部間に回転可能に架設される第二支持ローラとを有しており、
    前記モーターローラ及び第一支持ローラの上端はブラッシングローラの前記ローラ軸上端より上方に位置し、かつ、第二支持ローラの上端は第一支持ローラの上端より上方に位置されるようになっており、
    車いすの後輪をモーターローラと第二支持ローラにより支持し、車いすの前輪をモーターローラと第一支持ローラにより支持するようになっていることを特徴とする車いすの車輪洗浄装置。
  2. モーターローラの上端よりも第一支持ローラの上端が下方に位置されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車いすの車輪洗浄装置。
  3. 第一支持ローラを、モーターローラの駆動によりこのモーターローラと同じ向きに回転駆動させる追加連動手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の車いすの車輪洗浄装置。
  4. バケット体に組み合わされてこのバケット体の後側にこのバケット体から車いすの前輪及び後輪を降り出させるためのスロープを形成する台部材を備えていると共に、
    この台部材は、前記スロープを形成する傾斜部と、この傾斜部とバケット体との間にあってバケット体上に車いすの後輪があるときに車いすの前輪の下端がこの後輪の下端と同じかやや上方となるレベルに位置されるようにこの前輪を支持する中間支持部とを備えてなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車いすの車輪洗浄装置。
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