JP2013177092A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンバイナが歪みにくく、且つ、コンバイナの厚みを薄くすることが可能な構造のヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】HUD装置1は、表示画像を表す表示光Lを出射する表示部20と、表示部20が出射した表示光Lが入射し、入射した表示光Lを集光することで、視認者2に前記表示画像を視認させる曲面を有してなるコンバイナ50と、コンバイナ50が取り付けられる被取付部111と、を備える。コンバイナ50は、その一端部からコンバイナ50の面内方向以外の方向に突出する突出部51を有し、突出部51が、その突出する方向と直交する方向から被取付部111に取り付けられていることで、コンバイナ50は、被取付部111に取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
ヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display;HUD)装置として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。このHUD装置は、表示器と、反射鏡と、コンバイナと、を備え、表示器の表示画像を表す光(表示光)を反射鏡によりコンバイナに向け反射させ、コンバイナにより前記表示画像を虚像としてユーザに視認させるものである。このようなHUD装置は、例えば、車両のダッシュボード上に設けられており、主に運転者であるユーザに、前方風景に重ねるようにして車速、走行距離等の表示情報を視認させることができるように構成されている。
特開2001−282132号公報
特許文献1に係るHUD装置では、コンバイナが、取付ねじにより面外方向から、所定の被取付部(同文献のブラケット34)に取り付けられ、固定されている。この固定方法では、コンバイナに面外方向の力が加わるため、コンバイナが歪みやすかった。コンバイナは、表示光を集光する曲面を有して形成されているため、コンバイナが歪むと表示画像の虚像も歪んでしまい、視認性が低下する。また、この固定方法では、歪みに対しての強度を確保するためにコンバイナをある程度厚く構成しなればならなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、コンバイナが歪みにくく、且つ、コンバイナの厚みを薄くすることが可能な構造のヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
表示画像を表す表示光を出射する表示部と、
前記表示部が出射した表示光が入射し、入射した表示光を集光することで、視認者に前記表示画像を視認させる曲面を有してなるコンバイナと、
前記コンバイナが取り付けられる被取付部と、を備え、
前記コンバイナは、その一端部から前記コンバイナの面内方向以外の方向に突出する突出部を有し、
前記突出部が、その突出する方向と直交する方向から前記被取付部に取り付けられていることで、前記コンバイナは、前記被取付部に取り付けられている、
ことを特徴とする。
本発明によれば、コンバイナが歪みにくく、且つ、コンバイナの厚みを薄くすることが可能な構造のヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るHUD装置の平面図である。 図1に示すHUD装置の矢視Aでの斜視図である。 図1に示すHUD装置のB−B線概略断面図である。 第2実施形態に係るHUD装置の正面図且つ要部断面図である。 図4に示すHUD装置のC−C線概略断面図であり、開状態と閉状態との間の状態にあるHUD装置を示した図である。 (a)及び(b)は、図4に示すHUD装置のD−D線概略断面図で、特に、(a)は、コンバイナの開状態を示した図であり、(b)は、コンバイナの閉状態を示した図である。
本発明の一実施形態に係るHUD装置を、図面を参照して説明する。
1.第1実施形態
第1実施形態に係るHUD装置1は、図1〜図3に示すように、ケース体10と、表示部20と、回路基板30と、反射部40と、コンバイナ50と、を備える。
HUD装置1は、例えば、車両のダッシュボード上(例えば、インストルメントパネル上方)に取り付けられる据え置き型のHUD装置として構成されている。以下の説明では、HUD装置1が表示する表示画像を視認する視認者2から見て、上方向を「上」、下方向を「下」、前方向を「前」、後ろ方向を「後」として(図2、図3の両端矢印参照)、適宜、HUD装置を構成する各部を説明する。
ケース体10は、上ケース11と、下ケース12と、中ケース13と、を備える。上ケース11には開口部110が形成されており、この上ケース11と下ケース12とが連結することで上側開口の箱のような形状となる。この箱形状の内部に、表示部20、回路基板30、及び中ケース13が収納される。
上ケース11は、コンバイナ50が取り付けられる部分である平坦状の被取付部111を有する。被取付部111は、上ケース11の前側端部(図3中右端部)に位置しており、被取付部111にはコンバイナ50を上ケース11に取り付けるためのネジSに対応するネジ孔H1が形成されている。コンバイナ50が被取付部111に取り付けられると、コンバイナ50は、上ケース11から上方に延出するような格好となる。
下ケース12には、中ケース13が載置される。下ケース12には、反射部40の下端部に対応した形状の凹部121が形成されている。この凹部121と中ケース13の一部(後側の内側面)とによって反射部40は保持される(例えば、反射部40は、その一端が凹部121に差し込まれ、且つ、後側の面が中ケース13に粘着テープ等で固定されることで、保持されている)。
中ケース13は、略筒状の部材であり、その外側面の一部(図3中右側)に表示部20が配設されている。中ケース13には、表示部20の表示面を露出させる穴である出射口130が形成されている。なお、中ケース13に出射口130を覆う透明な窓部材を設けてもよい。
表示部20は、車速、走行距離等の表示情報を報知するための表示画像を表す表示光Lを出射するものであり、例えば、液晶パネルとバックライト用光源から構成される透過型液晶ディスプレイ、又は自発光型ディスプレイから構成される。
回路基板30は、ガラス繊維を含む樹脂等からなる板状の基材に、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)等の記憶部とを含むマイコン、グラフィックディスプレイコントローラー(GDC)等から構成される制御部(図示せず)を実装したプリント回路板である。回路基板30は、例えば、下ケース12に図示しない取付部材により固定されており、表示部20よりも前側であって上ケース11と下ケース12の間に位置する。回路基板30と表示部20とは、FPC(Flexible Printed Circuit)3を介して導通接続されている。FPC3の一端部はコネクタCを介して回路基板30と接続されている。制御部は、車両ECU(Electronic Control Unit)等の外部装置(図示せず)から通信ラインにより伝送される車両の状態情報を取得し、これに応じて表示部20を駆動する(つまり、表示部20に所定の表示画像を表示させる)。
反射部40は、表示部20の表示側、即ち表示光Lの出射側に位置し、到達した表示光Lをコンバイナ50に向けて反射させる。反射部40は、例えば、アルミ蒸着された樹脂成形品からなり、表示部20からの表示光Lを効率良くコンバイナ50に反射させる曲面として構成された反射面を有する(なお、図3では、反射面を概略的に平面のように表している)。また、反射部40は、前述のように凹部121と中ケース13の一部とによって保持されることで、その反射面が表示部20の表示面と略対向するように配置されている。表示部20が出射した表示光Lは、出射口130を通過して反射部40に到達する。そして、反射部40で反射した表示光Lは、上ケース11の開口部110を通過してコンバイナ50に向かう。
コンバイナ50は、曲面を有する板状のハーフミラー、ホログラム素子等により構成される。コンバイナ50は、その一端部(下側の端部)からコンバイナ50の主面(反射部40の反射面と略対向する面)の面内方向以外の方向に突出する突出部51を有する。
本実施形態に係る突出部51は、図3に示すように、コンバイナ50の主面のほぼ面外方向に突出しており、具体的には、視認者2の前方(コンバイナ50に対して視認者2と反対側)に向かって突出している。突出部51は、図1に示すように、2つあり、各々には、コンバイナ50をケース体10(上ケース11)に取り付けるためのネジSを通す孔H2が形成されている。突出部51の孔H2に通したネジSを、上側から、上ケース11のネジ孔H1に螺着することで、コンバイナ50は、被取付部111に取り付けられる。つまり、突出部51が、その突出する方向(つまり前方)と直交する方向から(上側から)、上ケース11の被取付部111に取り付けられることで、コンバイナ50は、被取付部111に取り付けられている。
以上のように取り付けられ、上ケース11に固定されたコンバイナ50は、その凹面50aが反射部40の反射面と略対向するようになる。コンバイナ50は、図3に示すように、反射部40で反射した後に、入射する表示光Lの光路を変更する(コンバイナ50としてハーフミラーを用いる場合は反射により表示光Lの光路を変更し、ホログラム素子を用いる場合は回折により表示光Lの光路を変更する)。コンバイナ50の凹面50aは、表示光Lを集光する機能を有し、光を単純反射させる場合よりも、虚像を前遠方(例えば、コンバイナ50より約1m前方)に形成することのできる曲面として構成されている。コンバイナ50は、その前方位置Fに表示画像の虚像を形成するとともに、前方からの光を透過し、これにより、HUD装置1は、虚像と前方に実際に存在する外景等の双方を、視認者2に視認させることができる。
以上の構成からなる第1実施形態に係るHUD装置1は、表示画像を表す表示光Lを出射する表示部20と、表示部20が出射した表示光Lが入射し、入射した表示光Lを集光することで、視認者2に前記表示画像を視認させる曲面を有してなるコンバイナ50と、コンバイナ50が取り付けられる被取付部111と、を備え、コンバイナ50は、その一端部からコンバイナ50の面内方向以外の方向に突出する突出部51を有し、突出部51が、その突出する方向と直交する方向から被取付部111に取り付けられていることで、コンバイナ50は、被取付部111に取り付けられている。
これにより、コンバイナ50を被取付部111に固定するための力が、コンバイナ50の面外方向(面の法線方向)に加わる(つまり、コンバイナ50が歪みやすい方向に加わる)ことを極力避けることができるため、コンバイナ50が歪みにくく、また、コンバイナ50によって表示光Lが集光されることで結像する表示画像の歪みも生じにくい。従って、視認性の低下を極力軽減することができる。
また、コンバイナ50が歪みにくいため、歪みに対しての強度を確保するためにコンバイナ50を必要以上に厚く形成する必要はなく、コンバイナ50の厚みを薄くすることが可能である。コンバイナ50を薄くすることができれば、軽量化、コストの観点からも良好であり、また、コンバイナ50の厚みに起因する視差も小さくできるため、視認者2が視認する表示画像が二重に見えてしまったりして、視認性が低下することを極力抑制できる。
また、第1実施形態に係るHUD装置1では、突出部51は、前記表示画像の視認者2と反対側の方向に突出している。
2.第2実施形態
第1実施形態では、コンバイナ50が上ケース11に固定され、不動である例を示したが、第2実施形態では、コンバイナが収納可能(開閉可能)に構成されたHUD装置に本発明を適用した例を、図4〜図6(a)(b)を参照して説明する。
以下、コンバイナを収納可能な第2実施形態に係るHUD装置1’について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と同様の形状及び機能を有する各部については、第1実施形態と同様の符号を用いて説明する。
第2実施形態に係るHUD装置1’は、ケース体10’と、表示部20と、回路基板30’と、反射部40と、コンバイナ50’と、可動部材60と、を備える。HUD装置1’は、第1実施形態同様、車両のダッシュボード上に取り付けられる据え置き型のHUD装置として構成されている。
なお、以下では、HUD装置1’において、コンバイナ50’が表示画像を視認者2に正視させることが可能な状態を「開状態」(図6(a)参照)、コンバイナ50’が収納された状態を「閉状態」(図6(b)参照)と呼ぶことにする。
ケース体10’は、上ケース11’と、下ケース12’と、中ケース13と、を備える。第2実施形態では、コンバイナ50’は、上ケース11に固定されず、可動部材60に設けられた平坦状の被取付部61に固定される。つまり、第2実施形態に係る上ケース11’には、第1実施形態のような被取付部111が設けられていない。
上ケース11’と下ケース12’との突き合わせ箇所の一部により、可動部材60が有する軸部60aを回転可能に支持する軸受部100が構成される。具体的には、下ケース12’の図4中右側端部には、上方向に立設する立設部122が設けられ、上ケース11’のうち、立設部122と上下方向において対向する位置には軸支用凹部112が設けられており、これら立設部122の上面と軸支用凹部112の内面とで軸部60aを回転可能に支持する軸受部100が構成されている。図示しないが、図4中、HUD装置1’の左側端部にも同様に、立設部と軸支用凹部が設けられており、両者によって軸受部が構成されている。上ケース11’が被取付部を有さない点、また、上ケース11’と下ケース12’との一部で軸受部100を構成する点以外については、上ケース11’、下ケース12’の形状及び機能は、第1実施形態に係る上ケース11、下ケース12と同様である。
回路基板30’は、ガラス繊維を含む樹脂等からなる板状の基材に、CPUとROM等の記憶部とを含むマイコン、GDC等から構成される制御部(図示せず)の他、さらに電動機70を実装したプリント回路板である。制御部は、車両ECU等の外部装置(図示せず)から通信ラインにより伝送される車両の状態情報を取得し、これに応じて表示部20を駆動する。また、制御部は、HUD装置1’等に設けられた操作部(図示せず)から、ユーザの入力操作に応じた操作信号が供給されると、操作信号に基づいて、電動機70を駆動する。具体的には、制御部は、電動機70の後述する回転軸70aを、前記記憶部に予め定められている所定の角度だけ回転させる。
電動機70は、サーボモータ等から構成され、前記制御部の制御の下、回転する回転軸70aを有する。回転軸70aには、後述の第2ギヤG2と締結する第1ギヤG1が取り付けられている(例えば、第1ギヤG1に回転軸70aが圧入されている)。
コンバイナ50’は、曲面を有する板状のハーフミラー、ホログラム素子等により構成される。コンバイナ50’は、その一端部(下側の端部)からコンバイナ50の主面(反射部40の反射面と略対向する面)の面内方向以外の方向に突出する突出部51’を有する。第2実施形態に係る突出部51’は、図6(a)(b)に示すように、コンバイナ50の主面のほぼ面外方向に突出しており、具体的には、図6(a)に示す「開状態」で説明すれば、後方(コンバイナ50に対して視認者2側)に向かって突出している。突出部51’は、第1実施形態と同様に2つあり、各々には、コンバイナ50’を可動部材60に取り付けるためのネジS’を通す孔H2’が形成されている。図6(a)に示す「開状態」で説明すれば、突出部51’の孔H2’に通されたネジS’が、下側から可動部材60のネジ孔H1’に螺着されていることで、コンバイナ50’は、可動部材60(後述の被取付部111)に取り付けられている。つまり、突出部51’が、その突出する方向(つまり後方)と直交する方向から(下側から)、可動部材60の被取付部61に取り付けられることで、コンバイナ50’は、被取付部61に取り付けられている。
以上のように取り付けられ、可動部材60に固定されたコンバイナ50’は、「開状態」において、その凹面50a’が反射部40の反射面と略対向するようになる。
コンバイナ50’は、第1実施形態で図3を参照して説明したのと同様に、反射部40で反射した後に、入射する表示光Lの光路を変更する。コンバイナ50’の凹面50a’は、表示光Lを集光する機能を有し、光を単純反射させる場合よりも、虚像を前遠方に形成することのできる曲面として構成されている。コンバイナ50’は、図3と同様に、その前方位置Fに表示画像の虚像を形成するとともに、前方からの光を透過し、これにより、HUD装置1’は、虚像と前方に実際に存在する外景等の双方を、視認者2に視認させることができる。
可動部材60は、図4中左右方向に延びる板状の部材であり、その左右両端から外側に突出する軸部60aを有する(図4では、右側の軸部60aのみ示した)。軸部60aは、前述したように、軸受部100に回転可能に支持されている。可動部材60は、コンバイナ50’が取り付けられる部分である平坦状の被取付部61を有する。図6(a)に示す「開状態」で説明すれば、被取付部61は、可動部材60の下面側に設けられ、被取付部61にはコンバイナ50’を取り付けるためのネジS’に対応するネジ孔H1’が形成されている。「開状態」では、コンバイナ50’は、上ケース11から上方に延出するような格好となる。
可動部材60の下側には、図4、図5に示すように、前述の第1ギヤG1と締結する第2ギヤG2が設けられている(なお、図5では、第1ギヤG1と第2ギヤG2とが有し、各々噛み合う歯を省略している)。前記制御部の制御の下、電動機70の回転軸70aが回転すると、第1ギヤG1が回転し、これに応じて、第2ギヤG2を有する可動部材60は、軸部60aの軸中心を通る中心軸AX周りに回転する。
ここで、HUD装置1’におけるコンバイナ50’の開閉動作について説明する。
HUD装置1’には、前記操作部として、例えば、OPEN/CLOSEと記されたボタンが設けられており、図6(a)に示す「開状態」において、ユーザが前記ボタンを押下すると、閉状態にさせるための操作信号が前記制御部に供給される。制御部は、この操作信号に応じて、予め定められたコンバイナ50’を収納するために必要な回転角だけ、回転軸70aを回転、つまり第1ギヤG1を回転させる。電動機70の回転動力は、第1ギヤG1と第2ギヤG2を介して、可動部材60に伝達され、コンバイナ50’が固定された可動部材60は、中心軸AX周りに回転する。これにより、コンバイナ50’が倒れ、HUD装置1’は、図6(b)に示す「閉状態」となる。「閉状態」においては、図6(b)に示すように、コンバイナ50’が上ケース11’の開口部110に蓋をしたようになる(塞ぐようになる)。特に、第2実施形態では、突出部51’が「開状態」において後方に向かって突出するように構成され、「閉状態」においては突出部51’がケース体10’内部に収納されることで、突出部51’が閉状態で、ケース体10’からはみ出すことがなく、見栄えの良い収納を実現できる。
一方、図6(b)に示す「閉状態」において、ユーザが前記ボタンを押下すると、開状態にさせるための操作信号が前記制御部に供給される。制御部は、この操作信号に応じて、予め定められ、コンバイナ50’を収納するために必要な回転角だけ、回転軸70aを回転、つまり第1ギヤG1を回転させる(無論、開状態から閉状態にするときとは逆周りに回転させる)。第1ギヤG1の回転動力は、第2ギヤG2に伝達され、コンバイナ50’が固定された可動部材60は、中心軸AX周りに回転する。これにより、コンバイナ50’が立ち上がり、HUD装置1’は、図6(a)に示す「開状態」となる。
なお、ここでは、制御部が、記憶部に予め定められた回転角だけ回転軸70aを回転させるものとしたが、HUD装置1’が、回転軸70aの回転角を検出するセンサ、又は、コンバイナ50’の位置を検出するセンサを備えており、このようなセンサによってコンバイナ50’の開状態/閉状態を検出してもよい。この場合、制御部は、操作信号を取得すると回転軸70aを回転させ、コンバイナ50’が開状態又は閉状態の位置にあることを示す検出信号をセンサから取得すると回転軸70aの回転を停止させる。このようにして、開状態/閉状態を実現する。
以上の構成からなる第2実施形態に係るHUD装置1’は、表示画像を表す表示光Lを出射する表示部20と、表示部20が出射した表示光Lが入射し、入射した表示光Lを集光することで、視認者2に前記表示画像を視認させる曲面を有してなるコンバイナ50’と、コンバイナ50’が取り付けられる被取付部61と、を備え、コンバイナ50’は、その一端部からコンバイナ50’の面内方向以外の方向に突出する突出部51’を有し、突出部51’が、その突出する方向と直交する方向から被取付部61に取り付けられていることで、コンバイナ50’は、被取付部61に取り付けられている。
これにより、コンバイナ50’を被取付部61に固定するための力が、コンバイナ50’の面外方向(面の法線方向)に加わる(つまり、コンバイナ50’が歪みやすい方向に加わる)ことを極力避けることができるため、コンバイナ50’が歪みにくく、また、コンバイナ50’によって表示光Lが集光されることで結像する表示画像の歪みも生じにくい。従って、視認性の低下を極力軽減することができる。
また、コンバイナ50’が歪みにくいため、歪みに対しての強度を確保するためにコンバイナ50’を必要以上に厚く形成する必要はなく、コンバイナ50’の厚みを薄くすることが可能である。コンバイナ50’を薄くすることができれば、軽量化、コストの観点からも良好であり、また、コンバイナ50の厚みに起因する視差も小さくできるため、視認者2が視認する表示画像が二重に見えてしまったりして、視認性が低下することを極力抑制できる。
また、第2実施形態に係るHUD装置1’では、突出部51’は、前記表示画像の視認者2側の方向に突出している。
さらには、第2実施形態に係るHUD装置1’は、表示部20を収納し、被取付部61を所定の軸(中心軸AX)を中心に回転可能に支持するケース体10’をさらに備え、被取付部61が前記軸を中心に回転可能であることによって、コンバイナ50’を前記表示画像の視認者2側に倒すことができるように構成されている。
これにより、突出部51’が閉状態で、ケース体10’からはみ出すようなことがなく、コンバイナ50’の見栄えの良い収納が実現できるため、HUD装置1’の商品性を損なわない。
なお、本発明は上記実施形態及び図面によって限定されるものではない。上記実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることができるのはもちろんである。
以上の説明では、コンバイナ(50、50’)の突出部(51、51’)が前又は後方向(図3等の両端矢印参照)に沿って突出している例を示したが、これに限られない。突出部は、コンバイナの一端部から前記コンバイナの面内方向以外の方向に突出し、且つ、コンバイナを固定するための力がコンバイナの面外方向(面の法線方向)に必要以上に加わり、コンバイナに歪みが顕著に生じない範囲内においては、上記実施形態とは異なる方向に突出していてもよい。つまり、このような範囲内にあっては、コンバイナが延びる方向と突出部の突出方向とのなす角の角度は、図3等に示すものよりも、小さくても大きくてもよい。
以上の説明では、表示部20からの表示光Lを、反射部40で反射させ、コンバイナ(50、50’)に到達させる例を示したが、これに限られない。表示部が表示光Lを直接コンバイナに向けて出射するようにHUD装置を構成してもよい。この場合、表示部とコンバイナとは略対向するように設けられ、反射部40は、不要である。
第2実施形態では、コンバイナ50’が電動機70の動力により、開閉可能な例を示したが、これに限られない。手動でコンバイナ50’を開閉させる構成のHUD装置であってもよい。
以上の説明では、HUD装置1、1’を設置する乗り物の一例を車両としたが、これに限られない。HUD装置1、1’を船舶、航空機等のその他の乗り物の運転席付近に設置することもできる。さらには、乗り物の運転席付近に設置するものに限らず、室内に設置する卓上インテリア等に適用することも可能である。
また、以上では、HUD装置1、1’を据え置き型のものとして説明したが、HUD装置1、1’は、例えば、車両のダッシュボードと一体的に構成されるものであってもよい。
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。
1、1’ …HUD装置
2 …視認者
10、10’ …ケース体
100 …軸受部
11、11’ …上ケース
110 …開口部
111 …被取付部
112 …軸支用凹部
12、12’ …下ケース
121 …凹部
122 …立設部
13 …中ケース
130 …出射口
20 …表示部
30、30’ …回路基板
40 …反射部
50、50’ …コンバイナ
50a、50a’…凹面
51、51’ …突出部
60 …可動部材
60a …軸部
AX …中心軸
61 …被取付部
70 …電動機

Claims (4)

  1. 表示画像を表す表示光を出射する表示部と、
    前記表示部が出射した表示光が入射し、入射した表示光を集光することで、視認者に前記表示画像を視認させる曲面を有してなるコンバイナと、
    前記コンバイナが取り付けられる被取付部と、を備え、
    前記コンバイナは、その一端部から前記コンバイナの面内方向以外の方向に突出する突出部を有し、
    前記突出部が、その突出する方向と直交する方向から前記被取付部に取り付けられていることで、前記コンバイナは、前記被取付部に取り付けられている、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記突出部は、前記表示画像の視認者と反対側の方向に突出している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記突出部は、前記表示画像の視認者側の方向に突出している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記表示部を収納し、前記被取付部を所定の軸を中心に回転可能に支持するケース体をさらに備え、
    前記被取付部が前記軸を中心に回転可能であることによって、前記コンバイナを前記表示画像の視認者側に倒すことができるように構成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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