JP2013176456A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報が存在すると、「大当たり状態」中に確定演出を繰り返し実行することにより、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報が繰り返し回数以上の数だけあることを遊技者に報知するようにした。したがって、ただ単に「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である保留情報の有無しか報知しないものと比較して、遊技性の向上を図ることができる。
【選択図】図4
Description
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記図柄表示部における表示演出を記憶する表示演出記憶手段とが設けられており、前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させる一方、前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、前記制御装置に、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを確認する情報確認手段を備えており、前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、前記特定保留情報が前記記憶されているか否かを確認するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると、前記大当たり状態中に、前記特定保留情報が存在することを報知する前記図柄表示部における表示演出である確定演出を、前記特定保留情報の数と同じ回数だけ繰り返すことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記制御装置に、前記大当たり状態中における前記確定演出を繰り返すタイミングを抽選により決定するタイミング決定手段を備えたことを特徴とする。
また、特に請求項1に記載の発明によれば、特定保留情報が存在する場合であっても、実際の存在数よりも少ない回数しか確定演出を繰り返さないといった状況も起こり得る。したがって、より多彩な遊技を遊技者に提供することができ、遊技性の更なる向上を図ることができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、制御装置に、大当たり状態中における確定演出を繰り返すタイミングを抽選により決定するタイミング決定手段を備えているため、「大当たり状態」中において確定演出を実行するタイミングが一様でない。したがって、極めて多彩な遊技を遊技者に提供することができ、遊技性の更なる向上を図ることができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
メイン制御装置30には、「大当たり抽選」の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19やチューリップ式電動役物17、大入賞装置18、払出制御装置28、電源装置29、及び「特別図柄」を表示可能な特別図柄表示部36等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、発射通路13を介して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球が始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17へ入賞する(所定条件を充足する)と、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、入賞検出のタイミングでcカウンタ及びdカウンタから1つの数値を取得するとともに、特別図柄表示部36において「特別図柄」を変動表示中であるか否か、及び保留情報の有無を確認する。そして、特別図柄表示部36において「特別図柄」が変動表示中でなく、且つ、保留情報が1つも存在しない場合、今回取得したcカウンタの数値が所定の「大当たり数値(たとえば“0”又は“300”)」であるか否か、すなわち今回の「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定する。そして、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である(すなわち、取得数値が「大当たり数値」である)と、図5(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。一方、「大当たり抽選」の結果、「外れ」である(すなわち、取得数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、図5(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、「大当たり抽選」の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、及び読み出した基本変動パターン(特に変動時間)の種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。また、特別図柄表示部36において「特別図柄」を所定の態様で変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンの変動時間が経過すると、「大当たり抽選」の結果に対応する「特別図柄」を確定表示させる(「大当たり」の場合には大当たり特別図柄表示態様である“3”又は“7”で、「外れ」の場合には“−”で夫々確定表示させる)とともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
尚、チューリップ式電動役物17の開閉動作に関しては、遊技領域16内に設けられているゲート部材(図示せず)への遊技球の通過をもって、「大当たり抽選」同様の乱数取得による「抽選」を実行し、当選した場合にのみチューリップ式電動役物17の翼片を所定の設定時間だけ開動作させるようになっている。
ここで、本発明の要部となる「大当たり状態」中における先読み情報を用いた図柄表示部6での表示演出について説明する。
メインCPU32では、cカウンタの取得数値を保留情報として記憶する際、当該保留情報に係る「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを、「第1大当たり」であるか「第2大当たり」であるかまでもを含めて一旦判定する。そして、その判定結果を含んだ先読み情報、及び当該保留情報が何個目の保留にもとづくものであるかを予定情報としてサブ統合基板41へ送信するようになっている。なお、保留情報として記憶する情報はあくまで取得数値のみであり、保留情報の消化時に再度大当たり判定を実行するとともに、開始コマンドの送信等の上記制御を実行することになる。
上述したような制御を実行するパチンコ機1によれば、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報(ひいては保留情報)が存在すると、「大当たり状態」中に確定演出を繰り返し実行するという従来にない斬新な報知演出により、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報が繰り返し回数以上の数だけあることを遊技者に報知することができる。したがって、ただ単に「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である保留情報の有無しか報知しないものと比較して、遊技性の向上を図ることができる。
さらに、サブ統合CPU42がタイミング決定手段55を備えているため、「大当たり状態」中において確定演出を実行するタイミングが一様でない。したがって、極めて多彩な遊技を遊技者に提供することができ、遊技性の更なる向上を図ることができる。
加えて、「大当たり状態」のうち、多くの賞品球を期待することのできる遊技者にとって有利な「第2大当たり」に係る「大当たり状態」についてのみ報知するため、報知動作が実行されたにも拘わらず、賞品球数の少ない「第1大当たり」に係る「大当たり状態」が生起してしまうといった事態を防止することができ、遊技者に不快感を抱かせたりしない。
なお、本発明のパチンコ機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機全体の構成、大当たり状態の内容や大当たり状態の終了後の遊技状態に係る構成、及び制御機構に係る構成等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、大入賞装置18における扉部材の開成回数が異なる2種類の「大当たり状態」を生起させるように構成しているが、開成回数が3種類以上に異なる多様な「大当たり状態」を生起させるようにようにしてもよいし、「大当たり状態」の終了後、「大当たり抽選」の結果「大当たり」となる可能性が高い所謂高確率状態を生起させるか否かで異なる「大当たり状態」を生起させたり、高確率状態となる期間が異なる「大当たり状態」を生起させる等してもよく、その中でどの「大当たり状態」について報知するかについても適宜設定変更可能であり、上記実施形態において「第1大当たり」となる保留情報について報知するように構成しても何ら問題はない。
さらにまた、上記実施形態では、確定演出を連続的に繰り返すように構成しているが、たとえばN=3である場合に開成回数3回目、9回目、11回目となる開成時に確定演出を実行する等、断続的に繰り返すように構成することも可能であるし、1回の開成中に複数回確定演出を実行するように構成してもよく、どのように繰り返すかについては適宜変更可能である。
加えて、上記実施形態では、「特別図柄」と「装飾図柄」との2つの図柄を用いるパチンコ機について説明しているが、「特別図柄」のみを用いており、図柄表示部に「特別図柄」を表示するように構成してもよい。
Claims (3)
- 遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記図柄表示部における表示演出を記憶する表示演出記憶手段とが設けられており、
前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させる一方、
前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、
前記制御装置に、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを確認する情報確認手段と、前記特定保留情報が存在することを報知する前記図柄表示部における表示演出である確定演出の繰り返し回数を抽選により決定する回数決定手段とを備えており、
前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、前記特定保留情報が前記記憶されているか否かを確認するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると、前記繰り返し回数を前記特定保留情報の数を最大値とした範囲内で決定し、前記大当たり状態中に、決定した前記繰り返し回数だけ前記確定演出を繰り返すことを特徴とするパチンコ機。 - 遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記図柄表示部における表示演出を記憶する表示演出記憶手段とが設けられており、
前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させる一方、
前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、
前記制御装置に、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを確認する情報確認手段を備えており、
前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、前記特定保留情報が前記記憶されているか否かを確認するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると、前記大当たり状態中に、前記特定保留情報が存在することを報知する前記図柄表示部における表示演出である確定演出を、前記特定保留情報の数と同じ回数だけ繰り返すことを特徴とするパチンコ機。 - 前記制御装置に、前記大当たり状態中における前記確定演出を繰り返すタイミングを抽選により決定するタイミング決定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
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