JP2013175402A - 極端紫外光生成装置及びターゲット物質供給方法 - Google Patents

極端紫外光生成装置及びターゲット物質供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ターゲット供給装置を低コスト化する。
【解決手段】極端紫外光生成装置は、レーザ光を出力するように構成されたレーザ装置と共に用いられる極端紫外光生成装置であって、少なくともひとつの窓が設けられているチャンバと、少なくともひとつの窓を通してチャンバ内の所定領域にレーザ光を入射させるためにレーザ光の進行方向を制御するように構成されたレーザ光進行方向制御装置と、所定領域にターゲット物質を供給するように構成されたターゲット供給装置であって、導電性を有する一対のレールと、ターゲット物質を移送して一対のレールの間にターゲット物質を挟んで接触させるように構成されたターゲット移送機構と、一対のレールに接触したターゲット物質に一対のレールを介して電流を供給するように構成された電源と、を有するターゲット供給装置と、を含んでも良い。
【選択図】図2

Description

本開示は、極端紫外(EUV)光を生成するための装置、及び、そのような装置においてターゲット物質を供給する方法に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、70nm〜45nmの微細加工、更には32nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、たとえば32nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光を生成する極端紫外光生成装置と縮小投影反射光学系(reduced projection reflective optics)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
極端紫外光生成装置としては、ターゲット物質にレーザビームを照射することによって生成されるプラズマを用いたLPP(Laser Produced Plasma:レーザ生成プラズマ)方式の装置と、放電によって生成されるプラズマを用いたDPP(Discharge Produced Plasma)方式の装置と、軌道放射光を用いたSR(Synchrotron Radiation)方式の装置との3種類の装置が提案されている。
特許第2923100号公報
概要
本開示の1つの観点に係る極端紫外光生成装置は、レーザ光を出力するように構成されたレーザ装置と共に用いられる極端紫外光生成装置であって、少なくともひとつの窓が設けられているチャンバと、少なくともひとつの窓を通してチャンバ内の所定領域にレーザ光を入射させるためにレーザ光の進行方向を制御するように構成されたレーザ光進行方向制御装置と、所定領域にターゲット物質を供給するように構成されたターゲット供給装置であって、導電性を有する一対のレールと、ターゲット物質を移送して一対のレールの間にターゲット物質を挟んで接触させるように構成されたターゲット移送機構と、一対のレールに接触したターゲット物質に一対のレールを介して電流を供給するように構成された電源と、を有するターゲット供給装置と、を含んでも良い。
本開示の他の1つの観点に係るターゲット物質供給方法は、導電性を有する一対のレールと、ターゲット物質を移送して一対のレールの間にターゲット物質を挟んで接触させるターゲット移送機構と、一対のレールに接触したターゲット物質に一対のレールを介して直流電流を供給するよう構成された電源と、を有するターゲット供給装置を用いたターゲット物質供給方法であって、ターゲット移送機構によって一対のレールの間に固体のターゲット物質を挟んで接触させ、電源によって一対のレールの間に挟まれた固体のターゲット物質に直流電流を供給し、固体のターゲット物質を溶融させて所定領域にターゲット物質を供給するものでもよい。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、例示的なLPP方式のEUV光生成装置を概略的に示す。 図2は、本開示の第1の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置を概略的に示す斜視図である。 図3Aは、第1の実施形態におけるターゲット供給装置の動作原理を説明するための平面図である。 図3Bは、第1の実施形態におけるターゲット供給装置の動作原理を説明するための平面図である。 図3Cは、第1の実施形態におけるターゲット供給装置の動作原理を説明するための平面図である。 図4Aは、第1の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の詳細を示す一部断面図である。 図4Bは、図4Aに示す一対の電極のIVB−IVB線における断面図である。 図5Aは、本開示の第2の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置を概略的に示す一部断面図である。 図5Bは、図5Aに示すターゲット供給装置のVB−VB線における断面図である。 図5Cは、図5Bに示す一対のレールのVC−VC線における断面図である。 図6Aは、本開示の第3の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図6Bは、図6Aに示す一対の電極のVIB−VIB線における断面図である。 図7Aは、本開示の第4の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図7Bは、図7Aに示す一対の電極のVIIB−VIIB線における断面図である。 図8Aは、本開示の第5の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図8Bは、図8Aに示す一対の電極のVIIIB−VIIIB線における断面図である。 図9Aは、本開示の第6の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図9Bは、図9Aに示す一対の電極のIXB−IXB線における断面図である。 図10は、本開示の第7の実施形態に係るEUV光生成装置を概略的に示す一部断面図である。
実施形態
内容
1.概要
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1 構成
2.2 動作
3.ターゲット供給装置の概要
3.1 構成
3.2 動作原理
4.ターゲット供給装置の詳細
4.1 構成
4.2 動作
5.第2の実施形態
6.第3の実施形態
7.第4の実施形態
8.第5の実施形態
9.第6の実施形態
10.第7の実施形態
10.1 構成
10.2 動作
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示の一例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成及び動作の全てが本開示の構成及び動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
1.概要
LPP式のEUV光生成装置においては、ターゲット供給装置がターゲットを出力し、このターゲットをプラズマ生成領域に到達させてもよい。ターゲットがプラズマ生成領域に到達した時点で、ターゲットにパルスレーザ光を照射することで、ターゲットがプラズマ化し、このプラズマからEUV光が放射され得る。
次世代のLPP式のEUV光生成装置においては、波長6nm程度のEUV光を生成することが求められ得る。波長6nm程度のEUV光を生成するためのターゲットの材料の候補として、テルビウムやガドリニウム等の高融点材料が挙げられ得る。このような高融点材料をその融点以上の温度に加熱して微小なドロップレット状のターゲットを生成するためには、その融点以上の高温に耐える構造材が必要となる。
本開示の各実施形態においては、導電性を有する一対のレールの間にターゲット物質を挟んで接触させ、一対のレールに接触したターゲット物質に、一対のレールを介して大電流を供給してもよい。この構成により、ターゲット物質をジュール熱によって加熱して溶融させ、一対のレールに沿って加速することにより、ドロップレット状のターゲットをプラズマ生成領域に到達させ得る。この場合、一対のレールを、ターゲットの材料の融点以上の高温に耐え得る材料で構成すれば、他の構造材にかかるコストを低減し得る。
2.EUV光生成装置の全体説明
2.1 構成
図1に、例示的なLPP方式のEUV光生成装置(極端紫外光生成装置)1の概略構成を示す。EUV光生成装置1は、少なくとも1つのレーザ装置3と共に用いてもよい(EUV光生成装置1及びレーザ装置3を含むシステムを、以下、EUV光生成システム(極端紫外光生成システム)11と称する)。図1に示し、かつ以下に詳細に説明するように、EUV光生成装置1は、チャンバ2を含んでもよい。チャンバ2は、密閉可能であってもよい。EUV光生成装置1は、ターゲット供給装置(例えばドロップレット生成器)26を更に含んでもよい。ターゲット供給装置は、例えばチャンバ2に取り付けられていてもよい。ターゲット供給装置が供給するターゲットの材料は、スズ、テルビウム、ガドリニウム、リチウム、キセノン、又はそれらのうちのいずれか2つ以上の組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。
チャンバ2の壁には、少なくとも1つの貫通孔が設けられていてもよい。その貫通孔をレーザ装置3によって発生したパルスレーザ光32が通過してもよい。チャンバ2には、レーザ装置3によって発生したパルスレーザ光32が透過する少なくとも1つのウィンドウ21が設けられていてもよい。チャンバ2の内部には例えば、回転楕円面形状の反射面を有するEUV集光ミラー23が配置されてもよい。EUV集光ミラー23は、第1の焦点、及び第2の焦点を有する。EUV集光ミラー23の表面には例えば、モリブデンとシリコンとが交互に積層された多層反射膜が形成されていてもよい。EUV集光ミラー23は、例えば、その第1の焦点がプラズマ発生位置(プラズマ生成領域25)又はその近傍に位置し、その第2の焦点が露光装置の仕様によって規定される所望の集光位置(中間集光点(IF)292)に位置するように配置されるのが好ましい。EUV集光ミラー23の中央部には、パルスレーザ光33が通過することができる貫通孔24が設けられていてもよい。
EUV光生成装置1は、EUV光生成制御装置5を含むことができる。また、EUV光生成装置1は、ターゲットセンサ4を含むことができる。ターゲットセンサ4は、ターゲットの存在、軌道、位置の少なくとも1つを検出してもよい。ターゲットセンサ4は、撮像機能を有していてもよい。
更に、EUV光生成装置1は、チャンバ2内部と露光装置6内部とを連通する接続部29を含んでもよい。接続部29内部には、アパーチャ(aperture)が形成された壁291を設けてもよい。壁291は、そのアパーチャがEUV集光ミラー23の第2の焦点位置に位置するように配置してもよい。
更に、EUV光生成装置1は、レーザ光進行方向制御装置34、レーザ光集光ミラー22、ターゲット27を回収するターゲット回収部28などを含んでもよい。レーザ光進行方向制御装置34は、レーザ光の進行方向を制御するために、レーザ光の進行方向を規定する光学素子と、この光学素子の位置または姿勢を調整するためのアクチュエータとを備えてもよい。
2.2 動作
図1を参照すると、レーザ装置3から出射されたパルスレーザ光31は、レーザ光進行方向制御装置34を経てパルスレーザ光32としてウィンドウ21を透過してチャンバ2内に入射してもよい。パルスレーザ光32は、少なくとも1つのレーザビーム経路に沿ってチャンバ2内に進み、レーザ光集光ミラー22で反射して、パルスレーザ光33として少なくとも1つのターゲット27に照射されてもよい。
ターゲット供給装置26は、ターゲット27をチャンバ2内部のプラズマ生成領域25に向けて出射してもよい。ターゲット27には、パルスレーザ光33に含まれる少なくとも1つのパルスレーザ光が照射される。レーザ光が照射されたターゲット27はプラズマ化し、そのプラズマからEUV光251が生成される。EUV光251は、EUV集光ミラー23によって反射されるとともに集光されてもよい。EUV集光ミラー23に反射されたEUV光252は、中間集光点292を通って露光装置6に出力されてもよい。なお、1つのターゲット27に、パルスレーザ光33に含まれる複数のパルスレーザ光が照射されてもよい。
EUV光生成制御装置5は、EUV光生成システム11全体の制御を統括してもよい。EUV光生成制御装置5はターゲットセンサ4によって撮像されたターゲット27のイメージデータ等を処理してもよい。EUV光生成制御装置5は、例えば、ターゲット27を放出するタイミングの制御およびターゲット27の放出方向の制御の内の少なくとも1つを行ってもよい。EUV光生成制御装置5は、例えば、レーザ装置3のレーザ発振タイミングの制御、パルスレーザ光32の進行方向の制御、及びパルスレーザ光33の集光位置の制御の内の少なくとも1つを行ってもよい。上述の様々な制御は単なる例示に過ぎず、必要に応じて他の制御を追加することもできる。
3.ターゲット供給装置の概要
3.1 構成
図2は、本開示の第1の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置を概略的に示す斜視図である。図2に示すように、ターゲット供給装置26は、一対のレール61及び62と、ターゲット移送機構65と、電源66と、を含んでもよい。
一対のレール61及び62は、高い導電性を有してもよい。一対のレール61及び62は、互いに平行に配置されてもよく、それぞれの一端61a及び62aがプラズマ生成領域25(図1)を向くように配置されてもよい。一対のレール61及び62は、それぞれの上記一端61a及び62aにおける間隔よりも、それぞれの他端61b及び62bにおける間隔の方が広くなるように配置又は形成されていてもよい。
ターゲット移送機構65は、ステッピングモータ(後述)によって駆動されるローラー63及び64を含んでもよい。ターゲット移送機構65は、一対のレール61及び62のそれぞれの上記他端61b及び62b付近に、ターゲットの材料を所定量ずつ移送するよう構成されてもよい。ターゲット移送機構65は、ターゲットの材料を、一対のレール61及び62の間に挟んで一対のレール61及び62に接触させるように移送してもよい。移送されるターゲットの材料は、固体であってもよく、例えば細長いワイヤー67bであってもよい。
電源66は、第1の端子(例えば陰極)と第2の端子(例えば陽極)とを有し、それぞれの端子が、一対のレール61及び62の上記それぞれの他端61b及び62bに接続されていてもよい。電源66は、一対のレール61及び62に接触したターゲットの材料に、一対のレール61及び62を介して電流を供給してもよい。この電流は、直流電流であってもよい。電源66は、定電流電源であってもよいし、電流値を制御可能な電源であってもよい。
3.2 動作原理
図3A〜図3Cは、第1の実施形態におけるターゲット供給装置の動作原理を説明するための平面図である。図3Aに示すように、一対のレール61及び62のそれぞれの上記他端61b及び62b付近に、ターゲットの材料となるワイヤー67bが移送されてもよい。ワイヤー67bの先端部が一対のレール61及び62に接触すると、電源66と、一対のレール61及び62と、ワイヤー67bの先端部とで電流経路が形成され得る。電源66は、この電流経路に電流を流してもよい。
この電流経路に電流を流すと、図3Aに示すように、アンペールの右ねじの法則により、電流経路の周囲に磁場が形成され得る。この磁場は、特に一対のレール61及び62の間において、強い磁場Bとして現れ得る。また、この電流経路に電流を流すと、電流経路においてジュール熱が発生し得る。電流経路の各部において発生するジュール熱は、電流経路の各部における電気抵抗に比例し得る。ワイヤー67bが一対のレール61及び62に比べて高い電気抵抗を有する場合には、ワイヤー67bの先端部において局所的に温度が上昇し、ワイヤー67bの先端部が溶融し得る。
また、磁場Bと、ワイヤー67bの先端部に流れる電流とによって、フレミングの左手の法則により、ワイヤー67bの先端部が、矢印Fで示す方向のローレンツ力を受け得る。このローレンツ力により、図3Bに示すように、ワイヤー67bの溶融した先端部が引っ張られ、先端部が伸長し得る。
ワイヤー67bの溶融した先端部が更に引っ張られると、図3Cに示すように、表面張力によって、ワイヤー67bの溶融した先端部の少なくとも一部が、ワイヤー67bの残りの部分から分離し得る。分離した先端部は、電流及び磁場の大きさに応じたローレンツ力によって更に加速され得る。加速された先端部は、一対のレール61及び62の上記一端61a及び62aから、その運動量を保持したままターゲットとして放出され得る。
4.ターゲット供給装置の詳細
4.1 構成
図4Aは、第1の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の詳細を示す一部断面図である。図4Bは、図4Aに示す一対の電極のIVB−IVB線における断面図である。ターゲット供給装置26は、チャンバ2の壁2aに形成された貫通孔2bを介してチャンバ2の内部にターゲットを供給するように構成されてもよい。
チャンバ2の内部において、フレキシブル管41が、チャンバ2の壁2aと、支持プレート2cとの間に接続されてチャンバ2を密閉してもよい。より詳しくは、フレキシブル管41の一端が、チャンバ2の壁2aに形成された貫通孔2bの周囲において、壁2aに対して気密に固定されてもよい。また、フレキシブル管41の他端が、支持プレート2cに対して気密に固定されてもよい。フレキシブル管41は、チャンバ2内外の圧力差により生じる応力に耐え得る蛇腹を有してもよい。
フレキシブル管41の内側において、チャンバ2の壁2aと支持プレート2cとの間には、複数のアクチュエータ42が接続されていてもよい。複数のアクチュエータ42は、3つのアクチュエータを含んでもよい。
支持プレート2cには、一対のレール61及び62と、ターゲット移送機構65とが支持されていてもよい。
一対のレール61及び62は、一対のレール61及び62にまたがるように配置された電気絶縁性ガイド71及び72によって挟まれて支持されてもよい。絶縁ガイド71及び72が絶縁ホルダ73に支持されることにより、絶縁ガイド71及び72と一対のレール61及び62とがチャンバ2の内部において支持プレート2cに支持されてもよい。絶縁ホルダ73は、支持プレート2cに形成された貫通孔の周囲に固定されてもよい。絶縁ホルダ73は、電気絶縁性及び熱絶縁性を有してもよい。
ターゲット移送機構65は、支持プレート2cのチャンバ外部側の面に固定された収容ケース74内に収容されてもよい。ターゲット移送機構65は、ローラー63、64、ワイヤーリール67及びステッピングモータ68を含んでもよい。ローラー63、64及びワイヤーリール67は、それぞれのホルダ63a、64a及び67aによって、収容ケース74の内部において回転可能に支持されてもよい。ホルダ63a、64a及び67aは、ローラー63、64及びワイヤーリール67をそれぞれ収容ケース74に対して電気的に絶縁してもよい。ワイヤーリール67は、交換可能であってもよい。ステッピングモータ68は、ホルダ63aに支持され、ローラー63を回転させることができるように構成されてもよい。
ワイヤーリール67には、ターゲットの材料となるワイヤー67bが巻かれて保持されてもよい。ワイヤー67bは、ワイヤーリール67から引き出されてローラー63及び64の間を通過し、絶縁ホルダ73に固定されたワイヤーガイド69の内側を通過してもよい。ワイヤーガイド69は、電気絶縁性を有してもよい。ワイヤーガイド69は、ワイヤー67bが一対のレール61及び62の間に送られるように、ワイヤー67bの側面を保持してもよい。
ステッピングモータ68は、配線を介してモータードライバ75に接続されてもよい。一対のレール61及び62は、それぞれの配線を介して電源66に接続されてもよい。ステッピングモータ68とモータードライバ75とを接続する配線と、一対のレール61及び62と電源66とを接続する配線とは、支持プレート2cに形成されたフィードスルー77を貫通してもよい。モータードライバ75及び電源66は、信号線を介してターゲット制御部78に接続されてもよい。ターゲット制御部78は、モータードライバ75及び電源66に制御信号を送信可能であってもよい。モータードライバ75は、ステッピングモータ68を駆動可能であってもよい。電源66は、一対のレール61及び62の間が所定抵抗値をもった導通状態となっている場合に一定電流を出力するように構成されてもよい。
4.2 動作
複数のアクチュエータ42は、アクチュエータドライバ(後述)からの駆動信号に従ってそれぞれ伸縮することにより、壁2aに対する支持プレート2cの位置及び姿勢を調整してもよい。
ステッピングモータ68は、モータードライバ75からの駆動信号に従って、ローラー63を一定角度ずつ回転させることにより、ワイヤーリール67からワイヤー67bを引き出して一対のレール61及び62の間に送り込んでもよい。
ステッピングモータ68は、ワイヤー67bの先端部が一対のレール61及び62に接触するところでローラー63の回転を停止させてもよい。あるいは、電源66が一対のレール61及び62の間の電圧を計測し、ワイヤー67bが一対のレール61及び62の間を電気的に接続したことを検知した場合に、ステッピングモータ68がローラー63の回転を停止させるようにしてもよい。
ワイヤー67bの先端部が一対のレール61及び62に接触すると、電源66、一対のレール61及び62、及びワイヤー67bの先端部によって電流経路が形成されてもよい。これにより、図3A〜図3Cを参照しながら説明したようにターゲット27がチャンバ2内のプラズマ生成領域25に向けて放出されてもよい。ターゲット27の速度を制御するために、電源66は電流値を制御可能であってもよい。
電源66は、一対のレール61及び62間の電圧を計測し、ターゲット27が放出されたことを検知した場合に、ターゲット制御部78にターゲット出力完了信号を送信してもよい。ターゲット制御部78は、所定時間の経過を待って、モータードライバ75にワイヤー供給信号を送信してもよい。上記所定時間は、ターゲット27の出力繰り返し周波数の目標値に基づいて決定されてもよい。
第1の実施形態によれば、一対のレール61及び62と絶縁ガイド71及び72とを、ターゲットの材料の融点以上の高温に耐え得る材料で構成すれば、他の構造材にかかるコストを低減し得る。
また、1回のターゲット出力ごとに、出力する体積分のターゲットを加熱し溶融させるので、全ターゲット材を溶融させる場合に比べてターゲットの材料を溶融状態とするためのエネルギー消費及びコストを低減し得る。
5.第2の実施形態
図5Aは、本開示の第2の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置を概略的に示す一部断面図である。図5Bは、図5Aに示すターゲット供給装置のVB−VB線における断面図である。図5Cは、図5Bに示す一対のレールのVC−VC線における断面図である。
第2の実施形態において、ターゲットの材料は、テープ67cに貼り付けられたターゲットバルク67dの状態で一対のレール61及び62の間に供給されてもよい。テープ67cには、複数のターゲットバルク67dが一定間隔で貼り付けられていてもよい。ターゲットバルク67dが貼り付けられたテープ67cは、テープ供給リール67eに巻かれて保持されていてもよい。
テープ供給リール67eから引き出されたテープ67cが一対のレール61及び62の間に到達すると、図5Cに示すように、台形状の断面を有するターゲットバルク67dが一対のレール61及び62の間に嵌まり、電源66を含む電流経路が形成されてもよい。一対のレール61及び62の間に到達したターゲットバルク67dは、第1の実施形態と同様に、ジュール熱によって溶融してもよい。溶融したターゲットバルク67dは、ローレンツ力によって一対のレール61及び62に沿って加速され、一対のレール61及び62の各一端61a及び62aから放出されてもよい。
テープ67cは、ターゲットバルク67dがターゲット27として放出された後、テープ巻取リール67fによって巻き取られてもよい。テープ巻取リール67fには、テープ巻取リール67fを駆動するステッピングモータ67gが取り付けられていてもよい。テープ67cの経路を規定するため、ガイドローラ67h及び67iがテープ供給リール67eとテープ巻取リール67fとの間に配置されていてもよい。テープ供給リール67e及びテープ巻取リール67fは、それぞれ交換可能であってもよい。
第2の実施形態によれば、ターゲットバルク67dの量に応じて放出されるターゲットの体積をほぼ一定に保ち得るため、ターゲットの出力間隔及び出力速度の安定性を向上し得る。
他の点については、第1の実施形態と同様でよい。
6.第3の実施形態
図6Aは、本開示の第3の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図6Bは、図6Aに示す一対の電極のVIB−VIB線における断面図である。
第3の実施形態において、一対のレール61及び62にまたがってこれらを挟むように配置された絶縁ガイド71及び72には、冷却媒体通路71a及び72aがそれぞれ形成されていてもよい。冷却媒体通路71a及び72aは、冷却装置45と、ポンプ46とに接続されてもよい。冷却装置45によって温度調節された水などの冷却媒体をポンプ46によって冷却媒体通路71a及び72a内で循環させることにより、一対のレール61及び62を冷却し、一対のレール61及び62の過熱又は溶損を抑制し得る。
他の点については、第1の実施形態と同様でよい。
7.第4の実施形態
図7Aは、本開示の第4の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図7Bは、図7Aに示す一対の電極のVIIB−VIIB線における断面図である。
第4の実施形態において、一対のレール61及び62にまたがってこれらを挟むように配置された絶縁ガイド71及び72には、複数の補助ヒータ71b及び複数の補助ヒータ72bが配置されていてもよい。複数の補助ヒータ71bと一対のレール61及び62との間には、伝熱板71cが配置されてもよい。複数の補助ヒータ72bと一対のレール61及び62との間には、伝熱板72cが配置されてもよい。
複数の補助ヒータ71b及び複数の補助ヒータ72bに、ヒータ電源70から電力を供給して加熱することにより、伝熱板71c及び72cを介して一対のレール61及び62を加熱してもよい。これにより、一対のレール61及び62にターゲットの材料が触れたときにターゲットの材料の溶融を早めてもよい。
他の点については、第3の実施形態と同様でよい。
8.第5の実施形態
図8Aは、本開示の第5の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図8Bは、図8Aに示す一対の電極のVIIIB−VIIIB線における断面図である。
第5の実施形態において、一対のレール61及び62の間に磁場を発生させるために、絶縁ガイド71及び72を挟んで電磁石を配置してもよい。電磁石は、ヨーク79aと、巻線79bと、磁場発生電源79cとを含んでもよい。巻線79bは、ヨーク79aの周りに巻き付けられてもよい。磁場発生電源79cは、巻線79bに直流電流を供給することにより、ヨーク79aの内部に磁場を発生させてもよい。磁場発生電源79cは、巻線79bに供給する電流値を調整可能であってもよい。ヨーク79aは、一対のレール61及び62の長手方向に延在していてもよく、一対のレール61及び62の間のターゲット通路に磁場を導いてもよい。一対のレール61及び62は、常磁性体によって構成されてもよい。
第5の実施形態によれば、電源66(図2)により一対のレール61及び62に流れる電流によって発生する磁場に加えて、電磁石によって発生する磁場をターゲットの材料に作用させることができる。従って、一対のレール61及び62に流れる電流とは別に、巻線79bに供給する電流を調整することにより、ターゲットの材料に作用させるローレンツ力を調整することができる。
他の点については、第1の実施形態と同様でよい。
9.第6の実施形態
図9Aは、本開示の第6の実施形態に係るEUV光生成装置において用いられるターゲット供給装置の一対のレールをターゲット出力側から見た図である。図9Bは、図9Aに示す一対の電極のIXB−IXB線における断面図である。
第6の実施形態において、絶縁ガイド71及び72にそれぞれ切り込みが形成され、これらの切り込みに一対の磁石79d及び79eを配置してもよい。磁石79d及び79eは、永久磁石であってもよく、一方の磁石79dの先細のN極と、他方の磁石79eの先細のS極とが対向して配置されるようにしてもよい。このように先細の磁極を対向して配置することにより、一対のレール61及び62の間のターゲット通路に磁場を集中させ得る。
他の点については、第1の実施形態と同様でよい。
10.第7の実施形態
10.1 構成
図10は、本開示の第7の実施形態に係るEUV光生成装置を概略的に示す一部断面図である。EUV光生成装置は、チャンバ2の内部に、レーザ光集光光学系22aと、EUV集光ミラー23と、ターゲット回収部28と、ビームダンプ44とが設けられてもよい。
レーザ光集光光学系22aは、少なくとも1つのミラー及び/又は少なくとも1つのレンズを含んでもよい。レーザ光集光光学系22aは、レーザ光集光光学系22aに入射したパルスレーザ光がプラズマ生成領域25で集光するような位置及び姿勢となるように、ホルダ22bによって保持されてもよい。
ビームダンプ44は、レーザ光集光光学系22aにより集光されたパルスレーザ光の光路の延長線上に位置するように、ホルダ44aを介してチャンバ2に固定されてもよい。ターゲット回収部28は、ターゲット27の軌道の延長線上に配置されてもよい。EUV集光ミラー23は、プラズマ生成領域25で生成されたEUV光が中間集光点292で集光するように、EUV集光ミラーホルダ23aによって保持されてもよい。
チャンバ2の壁2aには、複数のターゲットセンサ4a及び4bが設けられてもよい。複数のターゲットセンサ4a及び4bは、ターゲット供給装置26からプラズマ生成領域25までのターゲット27の軌道におけるターゲットの通過位置や、ターゲットの通過タイミングを検知してもよい。なお、ターゲットの通過位置とは、ターゲット供給装置26からプラズマ生成領域25に至るターゲットの想定軌道が所定位置において直交する平面において観測されたターゲットの通過位置であってもよい。
EUV光生成制御装置5は、ターゲット制御部78に信号線を介して接続されてもよい。また、EUV光生成制御装置5は、アクチュエータドライバ80に信号線を介して接続されてもよい。アクチュエータドライバ80は、複数のアクチュエータ42に信号線を介して接続されてもよい。
10.2 動作
EUV光生成制御装置5は、露光装置6(図1)等の外部装置からEUV光出力信号を受信してもよい。EUV光出力信号には、EUV光の出力繰り返し周波数の情報が含まれていてもよい。EUV光生成制御装置5は、EUV光出力信号に基づいて、ターゲット制御部78にターゲット出力信号を送信してもよい。ターゲット制御部78は、ターゲット出力信号に基づいて、ターゲット供給装置26にターゲットを出力させてもよい。
ターゲットセンサ4a及び4bは、所定位置におけるターゲット27の通過タイミングを検知してもよい。ターゲットセンサ4a及び4bは、検知結果をEUV光生成制御装置5に送信してもよい。EUV光生成制御装置5は、複数のターゲット27の通過タイミングからターゲットの出力繰り返し周波数を算出し、EUV光の出力繰り返し周波数と所定値以上の差異がある場合に、ターゲット出力信号の送信タイミングを調整してもよい。
EUV光生成制御装置5は、ターゲットセンサ4a及び4bによる検知結果に基づいて、プラズマ生成領域25へのターゲット到達タイミングを計算し、ターゲット到達タイミングにおいてレーザ光がプラズマ生成領域25に照射されるようにレーザ光出力信号をレーザ装置3に送信してもよい。
なお、EUV光生成制御装置5が受信するEUV光出力信号には、EUV光の出力繰り返し周波数に基づいたターゲットの出力繰り返し周波数の目標値が含まれていてもよい。EUV光生成制御装置5は、このターゲットの出力繰り返し周波数の目標値の情報を用いて、ターゲット出力信号の送信タイミングを調整してもよい。
また、電源66は、一対のレール61及び62の間の電圧値を検知し、この電圧値をターゲット制御部78に送信してもよい。ターゲット制御部78は、この電圧値の変化から、ターゲットの出力繰り返し周波数を算出してもよい。ターゲット制御部78は、算出されたターゲットの出力繰り返し周波数と、ターゲット出力信号とを比較し、この比較結果に基づいて、ステッピングモータ68の駆動タイミングを調整してもよい。
ターゲットセンサ4a及び4bは、ターゲットの通過位置に関する信号をEUV光生成制御装置5に送信してもよい。EUV光生成制御装置5は、この信号に基づいて、ターゲットがプラズマ生成領域25に到達するように、アクチュエータドライバ80にターゲット供給装置26の出力位置及び角度を修正する信号を送信してもよい。アクチュエータドライバ80は、この信号に基づいて、アクチュエータ42を駆動してもよい。
以上の構成により、ターゲット供給装置26によるターゲットの出力繰り返し周波数と、ターゲットの出力位置及び角度がフィードバック制御されるので、プラズマ生成領域25において所定の繰り返し周波数でEUV光を生成し得る。
上記の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。従って、添付の特許請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書及び添付の特許請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」又は「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書、及び添付の特許請求の範囲に記載される修飾句「1つの」は、「少なくとも1つ」又は「1又はそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
1…EUV光生成装置、2…チャンバ、2a…壁、2b…貫通孔、2c…支持プレート、3…レーザ装置、4、4a、4b…ターゲットセンサ、5…EUV光生成制御装置、6…露光装置、11…EUV光生成システム、21…ウィンドウ、22…レーザ光集光ミラー、22a…レーザ光集光光学系、22b…ホルダ、23…EUV集光ミラー、23a…EUV集光ミラーホルダ、24…貫通孔、25…プラズマ生成領域、26…ターゲット供給装置、27…ターゲット、28…ターゲット回収部、29…接続部、31、32、33…パルスレーザ光、34…レーザ光進行方向制御装置、41…フレキシブル管、42…アクチュエータ、44…ビームダンプ、44a…ホルダ、45…冷却装置、46…ポンプ、61、62…レール、61a、62a…一端、61b、62b…他端、63、64…ローラー、63a、64a…ホルダ、65…ターゲット移送機構、66…電源、67…ワイヤーリール、67a…ホルダ、67b…ワイヤー、67c…テープ、67d…ターゲットバルク、67e…テープ供給リール、67f…テープ巻取リール、67g…ステッピングモータ、67h…ガイドローラ、68…ステッピングモータ、69…ワイヤーガイド、70…ヒータ電源、71、72…絶縁ガイド、71a、72a…冷却媒体通路、71b、72b…補助ヒータ、71c、72c…伝熱板、73…絶縁ホルダ、74…収容ケース、75…モータードライバ、77…フィードスルー、78…ターゲット制御部、79a…ヨーク、79b…巻線、79c…磁場発生電源、79d、79e…磁石、80…アクチュエータドライバ、251…EUV光、252…EUV光、291…壁、292…中間集光点、B…磁場

Claims (5)

  1. レーザ光を出力するように構成されたレーザ装置と共に用いられる極端紫外光生成装置であって、
    少なくともひとつの窓が設けられているチャンバと、
    前記少なくともひとつの窓を通して前記チャンバ内の所定領域に前記レーザ光を入射させるために前記レーザ光の進行方向を制御するように構成されたレーザ光進行方向制御装置と、
    前記所定領域にターゲット物質を供給するように構成されたターゲット供給装置であって、導電性を有する一対のレールと、ターゲット物質を移送して前記一対のレールの間にターゲット物質を挟んで接触させるように構成されたターゲット移送機構と、前記一対のレールに接触したターゲット物質に前記一対のレールを介して電流を供給するように構成された電源と、を有する前記ターゲット供給装置と、
    を含む極端紫外光生成装置。
  2. 前記ターゲット供給装置から前記所定領域へ向かって移動するターゲット物質を検出するように構成されたセンサと、
    前記センサの出力に基づいて前記レーザ装置を制御するように構成された制御装置と、
    を更に含む、請求項1に記載の極端紫外光生成装置。
  3. 前記一対のレールは、前記一対のレールのそれぞれの一端が前記所定領域を向くように配置され、
    前記ターゲット移送機構は、前記一対のレールのそれぞれの第1の位置の間にターゲット物質を挟んで接触させ、
    前記電源は、前記一対のレールの前記それぞれの第1の位置よりも前記それぞれの一端から離れた前記一対のレールのそれぞれの第2の位置を介してターゲット物質に直流電流を供給する、
    請求項1に記載の極端紫外光生成装置。
  4. 前記ターゲット供給装置は、
    前記ターゲット移送機構によって前記一対のレールの間に固体のターゲット物質を挟んで接触させるように構成され、
    前記電源によって前記一対のレールの間に挟まれた固体のターゲット物質に直流電流を供給し、固体のターゲット物質を溶融させて前記所定領域にターゲット物質を供給するように構成された、
    請求項1に記載の極端紫外光生成装置。
  5. 導電性を有する一対のレールと、ターゲット物質を移送して前記一対のレールの間にターゲット物質を挟んで接触させるターゲット移送機構と、前記一対のレールに接触したターゲット物質に前記一対のレールを介して直流電流を供給するよう構成された電源と、を有するターゲット供給装置を用いたターゲット物質供給方法であって、
    前記ターゲット移送機構によって前記一対のレールの間に固体のターゲット物質を挟んで接触させ、
    前記電源によって前記一対のレールの間に挟まれた固体のターゲット物質に直流電流を供給し、固体のターゲット物質を溶融させて所定領域にターゲット物質を供給する、
    ターゲット供給方法。
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