JP2013174767A - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光軸方向における小型化を図る。
【解決手段】 カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共にカムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを設けた。
【選択図】 図5
【解決手段】 カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共にカムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを設けた。
【選択図】 図5
Description
本技術はレンズ鏡筒及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環の直進成分が直進案内移動枠を介して直進カム環から渡されるようにして小型化を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置には、内部にレンズ等の各種の光学部品や光学素子が配置されたレンズ鏡筒が伸縮自在に設けられ、レンズ鏡筒が非撮影時に装置本体に収納され撮影時に装置本体から繰り出されてズーム倍率の変更等を行うことが可能な所謂沈胴タイプがある(例えば、特許文献1参照)。
このような伸縮自在のレンズ鏡筒を設けることにより、非撮影時における小型化(薄型化)と撮影時における良好な光学性能の確保との両立を図ることが可能になる。
以下に、従来の撮像装置のレンズ鏡筒の構成例を示す(図14参照)。
レンズ鏡筒aは、光軸回り方向へ回転不能とされ固定環bに光軸方向へ案内されて移動される直進カム環cと、直進カム環cに光軸方向へ案内されて移動される直進案内環dと、第2のカム環eの光軸回り方向への回転によって直進案内環dに光軸方向へ案内されて移動される直進案内移動枠fと、直進案内環dに光軸方向へ案内される1群枠gとを有している。
固定環bには回転環hが光軸回り方向へ回転可能かつ光軸方向へ移動可能に支持され、回転環hには直進カム環cが保持されると共に第1のカム環iが光軸方向へ移動可能に支持されている。第1のカム環iは回転環hの光軸回り方向への回転に伴って回転される。
第2のカム環eには移動枠jが光軸方向へ移動可能に支持されている。
1群枠gには第1レンズ群kが保持され、移動枠jには第2レンズ群lが保持され、直進案内移動枠fには第3レンズ群mが保持されている。
第2のカム環eは直進カム環cの内周側に位置され直進案内環dは第2のカム環eの内周側に位置され、繰り出し時には回転環hと直進カム環cに対して第1のカム環iと第2のカム環eと直進案内環dが被写体側へ突出され、1群枠gが第1のカム環iと第2のカム環eと直進案内環dに対してさらに被写体側へ突出される。
このような構成を有するレンズ鏡筒にあっては、直進案内環dが最も被写体側に移動される1群枠gに連結され、直進案内環dに設けられた被ガイド突部nが直進カム環cに形成された光軸方向に延びるガイド溝oに摺動自在に係合されて直進案内環dが直進カム環cに光軸方向へ案内される。
上記のような構成を有する従来のレンズ鏡筒aにあっては、上記したように、1群枠gを光軸方向へ案内する直進案内環dの直進成分は、被ガイド突部nがガイド溝oに摺動自在に係合されることにより直進カム環cから渡されるように構成されている。
ところが、第2のカム環eが直進カム環cの内周側に位置され直進案内環dが第2のカム環eの内周側に位置されており、直進案内環dの被ガイド突部nを第2のカム環eとの干渉を避けるために光軸方向において第2のカム環eを越えた位置に設ける必要があり、その分、レンズ鏡筒aの光軸方向における全長が長く小型化が阻害されている。
そこで、本技術レンズ鏡筒及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、光軸方向における小型化を図ることを課題とする。
第1に、レンズ鏡筒は、上記した課題を解決するために、カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えたものである。
従って、レンズ鏡筒にあっては、1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環の直進成分が直進案内移動枠を介して直進カム環から渡される。
第2に、上記したレンズ鏡筒においては、前記第1のカム環に前記第2のカム環が光軸方向へ相互移動不能に支持されることが望ましい。
第1のカム環に第2のカム環が光軸方向へ相互移動不能に支持されることにより、第1のカム環と第2のカム環が光軸方向へ一体になって移動される。
第3に、上記したレンズ鏡筒においては、前記第2のカム環にカム係合突部が設けられ、前記直進カム環に前記カム係合突部が摺動自在に係合されるカム係合溝が形成されることが望ましい。
第2のカム環にカム係合突部が設けられ、直進カム環にカム係合突部が摺動自在に係合されるカム係合溝が形成されることにより、第2のカム環が第1のカム環の光軸方向における移動に拘わらず光軸方向へ移動される。
第4に、上記したレンズ鏡筒においては、前記直進案内移動枠にカム駆動突部が設けられ、前記第2のカム環に前記カム駆動突部が摺動自在に係合されるカム駆動溝が形成されることが望ましい。
直進案内移動枠にカム駆動突部が設けられ、第2のカム環にカム駆動突部が摺動自在に係合されるカム駆動溝が形成されることにより、直進案内移動枠が第2のカム環の光軸と平行な軸を中心にの回転に伴って光軸方向へ移動される。
第5に、上記したレンズ鏡筒においては、カム作用突部を有する移動枠が設けられ、前記第2のカム環に前記カム作用突部が摺動自在に係合されるカム作用溝が形成され、前記直進案内移動枠にカム案内突部が設けられ、前記回転環に前記カム案内突部が摺動自在に係合されるカム案内溝が形成されることが望ましい。
カム作用突部を有する移動枠が設けられ、第2のカム環にカム作用突部が摺動自在に係合されるカム作用溝が形成され、直進案内移動枠にカム案内突部が設けられ、回転環にカム案内突部が摺動自在に係合されるカム案内溝が形成されることにより、第2のカム環に移動枠を光軸方向へ移動させる部分と直進案内移動枠を光軸方向へ移動させる部分との両方の部分を形成する必要がない。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えたものである。
従って、撮像装置にあっては、1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環の直進成分が直進案内移動枠を介して直進カム環から渡される。
本技術レンズ鏡筒は、カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えている。
従って、直進案内環に直進カム環との連結を行うための第2のカム環を越えて位置される光軸方向に長い被ガイド突部を設ける必要がなく、その分、レンズ鏡筒の光軸方向における小型化を図ることができる。
請求項2に記載した技術にあっては、前記第1のカム環に前記第2のカム環が光軸方向へ相互移動不能に支持されている。
従って、第1のカム環と第2のカム環が光軸方向へ一体になって移動されるため、動作の簡素化を図ることができる。
請求項3に記載した技術にあっては、前記第2のカム環にカム係合突部が設けられ、前記直進カム環に前記カム係合突部が摺動自在に係合されるカム係合溝が形成されている。
従って、第2のカム環が第1のカム環の光軸方向における移動に拘わらず光軸方向へ移動されるため、設計の自由度の向上を図ることができる。
請求項4に記載した技術にあっては、前記直進案内移動枠にカム駆動突部が設けられ、前記第2のカム環に前記カム駆動突部が摺動自在に係合されるカム駆動溝が形成されている。
従って、直進案内移動枠が第2のカム環の光軸と平行な軸を中心にの回転に伴って光軸方向へ確実に移動されるため、直進案内移動枠の動作の適正化を図ることができる。
請求項5に記載した技術にあっては、カム作用突部を有する移動枠が設けられ、前記第2のカム環に前記カム作用突部が摺動自在に係合されるカム作用溝が形成され、前記直進案内移動枠にカム案内突部が設けられ、前記回転環に前記カム案内突部が摺動自在に係合されるカム案内溝が形成されている。
従って、第2のカム環に移動枠を光軸方向へ移動させる部分と直進案内移動枠を光軸方向へ移動させる部分との両方の部分を形成する必要がなく、その分、第2のカム環と回転環の双方の設計自由度の向上を図ることができる。
本技術撮像装置は、内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えている。
従って、直進案内環に直進カム環との連結を行うための第2のカム環を越えて位置される光軸方向に長い被ガイド突部を設ける必要がなく、その分、レンズ鏡筒の光軸方向における小型化を図ることができる。
以下に、本技術を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した最良の形態は、本技術撮像装置をスチルカメラに適用し、本技術レンズ鏡筒をこのスチルカメラに設けられたレンズ鏡筒に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はスチルカメラ及びスチルカメラに設けられたレンズ鏡筒に限られることはなく、例えば、ビデオカメラや他の機器に組み込まれる各種の撮像装置及びこれらの撮像装置に設けられるレンズ鏡筒に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[撮像装置の構成]
撮像装置1は、図1及び図2に示すように、装置本体2と装置本体2に前後方向(光軸方向)へ移動自在に支持されたレンズ鏡筒3とを備え、非撮影時等にレンズ鏡筒3が装置本体2に収納され(図1参照)、撮影時等にレンズ鏡筒3が装置本体2から前方へ突出される(図2参照)所謂沈胴タイプの撮像装置である。レンズ鏡筒3は装置本体2に収納される収納位置(図1参照)と装置本体2から前方へ突出される繰出位置(図2参照)との間で伸縮される。
撮像装置1は、図1及び図2に示すように、装置本体2と装置本体2に前後方向(光軸方向)へ移動自在に支持されたレンズ鏡筒3とを備え、非撮影時等にレンズ鏡筒3が装置本体2に収納され(図1参照)、撮影時等にレンズ鏡筒3が装置本体2から前方へ突出される(図2参照)所謂沈胴タイプの撮像装置である。レンズ鏡筒3は装置本体2に収納される収納位置(図1参照)と装置本体2から前方へ突出される繰出位置(図2参照)との間で伸縮される。
このような沈胴タイプの撮像装置1にあっては、非撮影時における小型化(薄型化)と撮影時における良好な光学性能の確保とを両立させることができる。
装置本体2は、例えば、横長の扁平な筐体4の内外に所要の各部が配置されて成る(図1乃至図3参照)。
装置本体2の前面にはフラッシュ5が設けられている。装置本体2の上面にはシャッター釦6、ズームスイッチ7及び電源釦8が設けられている。装置本体2の後面にはディスプレイ9と各種の操作部10、10、・・・が設けられている。
[レンズ鏡筒]
<第1の実施の形態の構成等>
以下に、第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒3の構成について説明する(図4乃至図6参照)。
<第1の実施の形態の構成等>
以下に、第1の実施の形態に係るレンズ鏡筒3の構成について説明する(図4乃至図6参照)。
レンズ鏡筒3は固定環11、回転環12、直進カム環13、第1のカム環14、第2のカム環15、直進案内環16、直進案内移動枠17、移動枠18及び1群枠19を有している。
固定環11は略円筒状の本体部20と本体部20の外周面に設けられたモーター取付部21とを有し、固定された状態で配置されている。
固定環11には本体部20の内周面に周方向へ行くに従って前後に変位するカム変位溝11a、11a、11aと前後に延びる直進案内溝11b、11b、11bとがそれぞれ周方向に離隔して形成されている。
モーター取付部21には駆動モーター22と図示しないギヤやウォーム等の駆動伝達部が支持されている。駆動モーター22の駆動力は駆動伝達部に伝達される。
固定環11は後面が固定板23に取り付けられ、固定板23の中央部には撮像素子24が取り付けられている。
回転環12は固定環11より一回り小さい略円筒状に形成され、回転環12の後端部には外方へ突出されたカム変位突部12a、12a、12aが周方向に離隔して設けられている。回転環12の外周面における後端部には周方向に延びるラック部12bが設けられている。回転環12の内周面には前後に延びる直進ガイド溝12c、12c、12cと周方向に延びる規制溝12dが形成されている。
回転環12のカム変位突部12a、12a、12aはそれぞれ固定環11のカム変位溝11a、11a、11aに摺動自在に係合されている。
回転環12はラック部12bが固定環11に支持されたギヤ(駆動伝達部)に噛合され、駆動モーター22の駆動力が駆動伝達部を介して伝達されて固定環11に対して光軸と平行な軸を中心に回転される。回転環12が光軸と平行な軸を中心に回転されると、カム変位部12a、12a、12aがカム変位溝11a、11a、11aに摺動されて回転環12が前後方向(光軸方向)へ移動される。
直進カム環13は回転環12より一回り小さい略円筒状に形成され、直進カム環13の後端部には外方へ突出された被案内突部13a、13a、13aが周方向に離隔して設けられている。直進カム環13の外周面には周方向に延びる被規制突部13b、13b、・・・が周方向に離隔して設けられている。
直進カム環13には周方向へ行くに従って前後に変位するカム摺動溝13c、13c、13cと周方向へ行くに従って前後に変位するカム係合溝13d、13d、13dと前後に延びる直進誘導溝13e、13e、13eとがそれぞれ周方向に離隔して形成されている。
直進カム環13の被案内突部13a、13a、13aはそれぞれ固定環11の直進案内溝11b、11b、11bに摺動自在に係合されている。直進カム環13の被規制突部13b、13b、・・・はそれぞれ回転環12の規制溝12dに摺動自在に係合されている。
従って、直進カム環13は被規制突部13b、13b、・・・が規制溝12dに係合されることにより回転環12に対する前後方向への移動が規制され、回転環12の回転に伴って被案内突部13a、13a、13aが直進案内溝11b、11b、11bに案内されて回転環12と一体になって固定環11に対して光軸方向へ移動される。
第1のカム環14は直進カム環13より一回り小さい略円筒状に形成され、第1のカム環14の後端部に外方へ突出されたカム摺動突部14a、14a、14aが周方向に離隔して設けられている。
第1のカム環14には周方向へ行くに従って前後に変位するカム溝14b、14b、・・・が形成されている。第1のカム環14の後端部には後方に開口された直進案内凹部14c、14c、14cが周方向に離隔して形成されている。
第1のカム環14のカム摺動突部14a、14a、14aはそれぞれ直進カム環13のカム摺動溝13c、13c、13cに摺動自在に係合されると共にカム摺動溝13c、13c、13cを貫通されて先端部が回転環12の直進ガイド溝12c、12c、12cに摺動自在に係合されている。
従って、第1のカム環14は回転環12の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って回転されると共にカム摺動突部14a、14a、14aがカム摺動溝13c、13c、13cと直進ガイド溝12c、12c、12cに摺動されて光軸方向へ移動される。即ち、第1のカム環14は光軸と平行な軸を中心に回転しながら光軸方向へ移動される。
第2のカム環15は第1のカム環14より小さい略円筒状に形成され、第2のカム環15の後端部には外方へ突出されたカム係合突部15a、15a、15aが周方向に離隔して設けられている。
第2のカム環15には周方向へ行くに従って前後に変位するカム作用溝15b、15b、15bと周方向へ行くに従って前後に変位するカム駆動溝15c、15c、15cとが周方向において交互に形成されている。第2のカム環15の後端部には周方向に延びる摺動規制溝15d、15d、15dが周方向に離隔して形成されている。
第2のカム環15のカム係合突部15a、15a、15aはそれぞれ直進カム環13のカム係合溝13d、13d、13dに摺動自在に係合されると共にそれぞれ第1のカム環14の直進案内凹部14c、14c、14cに摺動自在に係合されている。
従って、第2のカム環15は第1のカム環14の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って回転されると共にカム係合突部15a、15a、15aがカム係合溝13d、13d、13dと直進案内凹部14c、14c、14cに摺動されて光軸方向へ移動される。即ち、第2のカム環15は光軸と平行な軸を中心に回転しながら光軸方向へ移動される。
直進案内環16は第2のカム環15より一回り小さい略円筒状に形成され、直進案内環16の前端部には外方へ突出されたガイド突部16a、16a、・・・が周方向に離隔して設けられている。直進案内環16の後端部には外方へ突出された摺動被規制突部16b、16b、16bが周方向に離隔して設けられている。
直進案内環16には前後方向に延びる第1の被案内溝16c、16c、16cと前後方向に延びる第2の被案内溝16d、16d、16dとがそれぞれ周方向に離隔して交互に形成されている。
直進案内環16の摺動被規制突部16b、16b、16bはそれぞれ第2のカム環15の摺動規制溝15d、15d、15dに摺動自在に係合されている。
直進案内移動枠17は第2のカム環15より一回り小さい略円筒状に形成された保持筒部25と保持筒部25の後端部から外方へ張り出されたフランジ部26とを有している。
保持筒部25には第3レンズ群27が保持されている。
直進案内移動枠17には保持筒部25の前端部に外方へ突出されたカム駆動突部17a、17a、17aが周方向に離隔して設けられている。直進案内移動枠17にはフランジ部26の外周部に前方へ突出された直進誘導突部17b、17b、17bが周方向に離隔して設けられている。
直進案内移動枠17のカム駆動突部17a、17a、17aはそれぞれ第2のカム環15のカム駆動溝15c、15c、15cに摺動自在に係合されている。直進案内移動枠17の直進誘導突部17b、17b、17bはそれぞれ直進カム環13の直進誘導溝13e、13e、13eに摺動自在に係合されている。
従って、直進案内移動枠17は第2のカム環15の回転によってカム駆動突部17a、17a、17aがそれぞれカム駆動溝15c、15c、15cに摺動され、直進誘導突部17b、17b、17bがそれぞれ直進誘導溝13e、13e、13eに案内されて光軸方向へ移動される。
また、直進案内移動枠17の保持筒部25の外周面には前後に延びる案内突条17c、17c、17cが周方向に離隔して設けられている。案内突条17c、17c、17cにはそれぞれ直進案内環16の被案内溝16c、16c、16cが摺動自在に係合されている。
従って、直進案内環16は案内突条17c、17c、17cに被案内溝16c、16c、16cが案内されて光軸方向へ移動可能とされており、第2のカム環15が光軸と平行な軸を中心に回転しながら光軸方向へ移動されるときに、第2のカム環15の光軸方向への移動に伴って移動される。
移動枠18は第2のカム環15より一回り小さい略円板状に形成された保持板部28と保持板部28の外周部からそれぞれ後方へ突出され周方向に離隔して設けられた摺動アーム部29、29、29とを有している。
移動枠18には摺動アーム部29、29、29の後端部にそれぞれ外方へ突出されたカム作用突部18a、18a、18aが設けられている。
保持板部28には第2レンズ群30が保持されている。
移動枠18のカム作用突部18a、18a、18aはそれぞれ第2のカム環15のカム作用溝15b、15b、15bに摺動自在に係合されている。移動枠18の摺動アーム部29、29、29は直進案内環16の第2の被案内溝16d、16d、16dに摺動自在に係合されている。
従って、移動枠18は第2のカム環15の回転によってカム作用突部18a、18a、18aがカム作用溝15b、15b、15bに摺動され、摺動アーム部29、29、29が第2の被案内溝16d、16d、16dに案内されて光軸方向へ移動される。
1群枠19は第1のカム環14より一回り小さい略円環状の筒部31と筒部31の前端部から内方へ張り出された保持面部32とを有している。
1群枠19には筒部31の後端部にそれぞれ外方へ突出されたカムフォロア19a、19a、19aが設けられている。
1群枠19には筒部31に前後に延びる被ガイド溝19b、19b、・・・が周方向に離隔して形成されている。
保持面部32には第1レンズ群33が保持されている。
1群枠19のカムフォロア19a、19a、19aはそれぞれ第1のカム環14のカム溝14b、14b、・・・に摺動自在に係合されている。1群枠19の被ガイド溝19b、19b、・・・は直進案内環16のガイド突部16a、16a、・・・に摺動自在に係合されている。
従って、1群枠19は第1のカム環14の回転によってカムフォロア19a、19a、19aがカム溝14b、14b、・・・に摺動され、被ガイド溝19b、19b、・・・がガイド突部16a、16a、・・・に案内されて光軸方向へ移動される。
1群枠19の前端側にはレンズバリヤー34、34が開閉自在に支持されている。レンズ鏡筒3が装置本体2に収納された収納位置においてはレンズバリヤー34、34が閉じられて第1レンズ群33が閉塞されている(図1参照)。レンズ鏡筒3が繰り出されると、レンズバリヤー34、34が開かれて第1レンズ群33が露出され被写体の撮影が可能な状態とされる(図2参照)。
<第1の実施の形態の動作>
上記のように構成されたレンズ鏡筒3は収納位置(図6参照)と繰出位置(図5参照)の間で伸縮するように動作される。
上記のように構成されたレンズ鏡筒3は収納位置(図6参照)と繰出位置(図5参照)の間で伸縮するように動作される。
繰出位置において駆動モーター22の駆動力によって回転環12が光軸と平行な軸を中心に回転されると、回転環12はカム変位部12a、12a、12aがカム変位溝11a、11a、11aに摺動されて光軸方向へ移動される。
回転環12が駆動モーター22の駆動力によって回転されると、各部が以下のように動作される。
直進カム環13は回転環12の回転に伴って被案内突部13a、13a、13aが直進案内溝11b、11b、11bに案内されて回転環12の光軸方向への移動に伴って移動される。
第1のカム環14は回転環12の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って回転されると共にカム摺動突部14a、14a、14aがカム摺動溝13c、13c、13cと直進ガイド溝12c、12c、12cに摺動されて光軸方向へ移動される。
第2のカム環15は第1のカム環14の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って回転されると共にカム係合突部15a、15a、15aがカム係合溝13d、13d、13dと直進案内凹部14c、14c、14cに摺動されて光軸方向へ移動される。
直進案内移動枠17は第2のカム環15の回転によってカム駆動突部17a、17a、17aがそれぞれカム駆動溝15c、15c、15cに摺動され、直進誘導突部17b、17b、17bがそれぞれ直進誘導溝13e、13e、13eに案内されて光軸方向へ移動される。
直進案内環16は第2のカム環15が光軸と平行な軸を中心に回転しながら光軸方向へ移動されるため、第2のカム環15の光軸方向への移動に伴って移動される。
移動枠18は第2のカム環15の回転によってカム作用突部18a、18a、18aがカム作用溝15b、15b、15bに摺動され、摺動アーム部29、29、29が第2の被案内溝16d、16d、16dに案内されて光軸方向へ移動される。
1群枠19は第1のカム環14の回転によってカムフォロア19a、19a、19aがカム溝14b、14b、・・・に摺動され、被ガイド溝19b、19b、・・・がガイド突部16a、16a、・・・に案内されて光軸方向へ移動される。
上記のように1群枠19と移動枠18と直進案内移動枠17がそれぞれ光軸方向へ移動されるため、1群枠19と移動枠18と直進案内移動枠17にそれぞれ保持された第1レンズ群33と第2レンズ群30と第3レンズ群27がそれぞれ光軸方向へ移動されてズーミングが行われる。
<第1の実施の形態のまとめ>
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3にあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17と直進案内移動枠17を光軸方向へ案内する直進カム環13とを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17を介して直進カム環13から渡されるように構成されている。
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3にあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17と直進案内移動枠17を光軸方向へ案内する直進カム環13とを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17を介して直進カム環13から渡されるように構成されている。
従って、直進案内環16に直進カム環13との連結を行うための第2のカム環15を越えて位置される光軸方向に長い被ガイド突部を設ける必要がなく、その分、レンズ鏡筒3の光軸方向における小型化を図ることができる。
尚、直進案内移動枠17はレンズ鏡筒3を構成するために必要な部材であるため、直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17を介して直進カム環13から渡されるように構成しても部品点数が増加することがなく、部品点数の増加や製造コストの高騰を来たすことなく、レンズ鏡筒3の小型化を図ることができる。
また、レンズ鏡筒3にあっては、第2のカム環15にカム係合突部15a、15a、15aが設けられ、直進カム環13にカム係合突部15a、15a、15aがそれぞれ摺動自在に係合されるカム係合溝13d、13d、13dが形成されている。
従って、第2のカム環15が第1のカム環14の光軸方向における移動に拘わらず光軸方向へ移動されるため、設計の自由度の向上を図ることができる。
さらに、レンズ鏡筒3にあっては、直進案内移動枠17にカム駆動突部17a、17a、17aが設けられ、第2のカム環15にカム駆動突部17a、17a、17aがそれぞれ摺動自在に係合されるカム駆動溝15c、15c、15cが形成されている。
従って、直進案内移動枠17が第2のカム環15の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って光軸方向へ確実に移動されるため、直進案内移動枠17の動作の適正化を図ることができる。
<第2の実施の形態の構成等>
次に、第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒3Aの構成について説明する(図7乃至図8参照)。
次に、第2の実施の形態に係るレンズ鏡筒3Aの構成について説明する(図7乃至図8参照)。
尚、以下に示すレンズ鏡筒3Aは、上記したレンズ鏡筒3と比較して、直進カム環と第1のカム環と第2のカム環の構成が異なることのみが相違するため、レンズ鏡筒3と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分についてはレンズ鏡筒3における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
レンズ鏡筒3Aは固定環11、回転環12、直進カム環13A、第1のカム環14A、第2のカム環15A、直進案内環16、直進案内移動枠17、移動枠18及び1群枠19を有している。
直進カム環13Aは回転環12より一回り小さい略円筒状に形成され、直進カム環13Aにはカム係合溝13d、13d、13dが形成されていない。
第1のカム環14Aは直進カム環13Aより一回り小さい略円筒状に形成され、第1のカム環14Aの後端部に嵌合凹部14d、14d、14dが周方向に離隔して形成されている。第1のカム環14Aには直進案内凹部14c、14c、14cが形成されていない。
第2のカム環15Aは第1のカム環14Aより小さい略円筒状に形成され、第2のカム環15Aの後端部には嵌合突部15e、15e、15eが周方向に離隔して設けられている。第2のカム環15Aにはカム係合突部15a、15a、15aが設けられていない。
第2のカム環15Aは嵌合突部15e、15e、15eがそれぞれ第1のカム環14Aの嵌合凹部14d、14d、14dに嵌合されて第1のカム環14Aに結合されている。
従って、第2のカム環15Aは第1のカム環14Aの光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って一体に回転されると共に第1のカム環14Aの光軸方向への移動に伴って一体に移動される。
尚、第2のカム環15Aと第1のカム環14Aの結合は嵌合突部15e、15e、15eが嵌合凹部14d、14d、14dに嵌合されて行われることに限られることはなく、例えば、ネジ止めや接着等によって行われるようにしてもよい。
また、第2のカム環15Aと第1のカム環14Aの結合は、光軸方向における結合と周方向における結合とを異なる位置で嵌合することにより行ってもよい。
<第2の実施の形態の動作>
上記のように構成されたレンズ鏡筒3Aは収納位置(図8参照)と繰出位置(図7参照)の間で伸縮するように動作される。
上記のように構成されたレンズ鏡筒3Aは収納位置(図8参照)と繰出位置(図7参照)の間で伸縮するように動作される。
回転環12が駆動モーター22の駆動力によって回転されると、各部が以下のように動作される。
直進カム環13Aは回転環12の回転に伴って被案内突部13a、13a、13aが直進案内溝11b、11b、11bに案内されて回転環12の光軸方向への移動に伴って一体になって移動される。
第1のカム環14Aは回転環12の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って一体になって回転されると共にカム摺動突部14a、14a、14aがカム摺動溝13c、13c、13cと直進ガイド溝12c、12c、12cに摺動されて光軸方向へ移動される。
第2のカム環15Aは第1のカム環14Aの光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って一体に回転されると共に第1のカム環14Aの光軸方向への移動に伴って一体に移動される。
<第2の実施の形態のまとめ>
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3Aにあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17と直進案内移動枠17を光軸方向へ案内する直進カム環13Aとを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17を介して直進カム環13Aから渡されるように構成されている。
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3Aにあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17と直進案内移動枠17を光軸方向へ案内する直進カム環13Aとを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17を介して直進カム環13Aから渡されるように構成されている。
従って、直進案内環16に直進カム環13Aとの連結を行うための第2のカム環15Aを越えて位置される光軸方向に長い被ガイド突部を設ける必要がなく、その分、レンズ鏡筒3Aの光軸方向における小型化を図ることができる。
尚、直進案内移動枠17はレンズ鏡筒3Aを構成するために必要な部材であるため、直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17を介して直進カム環13Aから渡されるように構成しても部品点数が増加することがなく、部品点数の増加や製造コストの高騰を来たすことなく、レンズ鏡筒3Aの小型化を図ることができる。
また、レンズ鏡筒3Aにあっては、第1のカム環14Aと第2のカム環15Aは光軸方向へ相互移動不能に支持されている。
従って、第1のカム環14Aと第2のカム環15Aが光軸方向へ一体になって移動されるため、動作の簡素化を図ることができる。
さらに、レンズ鏡筒3Aにあっては、直進案内移動枠17にカム駆動突部17a、17a、17aが設けられ、第2のカム環15Aにカム駆動突部17a、17a、17aがそれぞれ摺動自在に係合されるカム駆動溝15c、15c、15cが形成されている。
従って、直進案内移動枠17が第2のカム環15Aの光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って光軸方向へ確実に移動されるため、直進案内移動枠17の動作の適正化を図ることができる。
<第3の実施の形態の構成等>
以下に、第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒3Bの構成について説明する(図9乃至図10参照)。
以下に、第3の実施の形態に係るレンズ鏡筒3Bの構成について説明する(図9乃至図10参照)。
尚、以下に示すレンズ鏡筒3Bは、上記したレンズ鏡筒3と比較して、回転環と第2のカム環と直進案内移動枠の構成が異なることのみが相違するため、レンズ鏡筒3と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分についてはレンズ鏡筒3における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
レンズ鏡筒3Bは固定環11、回転環12B、直進カム環13、第1のカム環14、第2のカム環15B、直進案内環16、直進案内移動枠17B、移動枠18及び1群枠19を有している。
回転環12Bは固定環11より一回り小さい略円筒状に形成され、回転環12Bにカム案内溝12e、12e、12eが周方向に離隔して形成されている。
第2のカム環15Bは第1のカム環14より小さい略円筒状に形成され、第2のカム環15Bにはカム駆動溝15c、15c、15cが形成されていない。
直進案内移動枠17Bは第2のカム環15Bより一回り小さい略円筒状に形成された保持筒部25と保持筒部25の後端部から外方へ張り出されたフランジ部26とを有している。
直進案内移動枠17Bには直進誘導突部17b、17b、17bの前端部にそれぞれ外方へ突出されたカム案内突部17d、17d、17dが設けられている。直進案内移動枠17Bにはカム駆動突部17a、17a、17aが設けられていない。
直進案内移動枠17Bのカム案内突部17d、17d、17dはそれぞれ回転環12Bのカム案内溝12e、12e、12eに摺動自在に係合されている。
従って、直進案内移動枠17Bは回転環12Bの回転によってカム案内突部17d、17d、17dがそれぞれカム案内溝12e、12e、12eに摺動され、直進誘導突部17b、17b、17bがそれぞれ直進誘導溝13e、13e、13eに案内されて光軸方向へ移動される。
<第3の実施の形態の動作>
上記のように構成されたレンズ鏡筒3Bは収納位置(図10参照)と繰出位置(図9参照)の間で伸縮するように動作される。
上記のように構成されたレンズ鏡筒3Bは収納位置(図10参照)と繰出位置(図9参照)の間で伸縮するように動作される。
回転環12Bが駆動モーター22の駆動力によって回転されると、各部が以下のように動作される。
第2のカム環15Bは第1のカム環14の光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って回転されると共にカム係合突部15a、15a、15aがカム係合溝13d、13d、13dと直進案内凹部14c、14c、14cに摺動されて光軸方向へ移動される。
直進案内移動枠17Bは回転環12Bの回転によってカム案内突部17d、17d、17dがそれぞれカム案内溝12e、12e、12eに摺動され、直進誘導突部17b、17b、17bがそれぞれ直進誘導溝13e、13e、13eに案内されて光軸方向へ移動される。
<第3の実施の形態のまとめ>
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3Bにあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17Bと直進案内移動枠17Bを光軸方向へ案内する直進カム環13とを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17Bを介して直進カム環13から渡されるように構成されている。
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3Bにあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17Bと直進案内移動枠17Bを光軸方向へ案内する直進カム環13とを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17Bを介して直進カム環13から渡されるように構成されている。
従って、直進案内環16に直進カム環13との連結を行うための第2のカム環15Bを越えて位置される光軸方向に長い被ガイド突部を設ける必要がなく、その分、レンズ鏡筒3Bの光軸方向における小型化を図ることができる。
尚、直進案内移動枠17Bはレンズ鏡筒3Bを構成するために必要な部材であるため、直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17Bを介して直進カム環13から渡されるように構成しても部品点数が増加することがなく、部品点数の増加や製造コストの高騰を来たすことなく、レンズ鏡筒3Bの小型化を図ることができる。
また、レンズ鏡筒3Bにあっては、第2のカム環15Bにカム係合突部15a、15a、15aが設けられ、直進カム環13にカム係合突部15a、15a、15aがそれぞれ摺動自在に係合されるカム係合溝13d、13d、13dが形成されている。
従って、第2のカム環15Bが第1のカム環14の光軸方向における移動に拘わらず光軸方向へ移動されるため、設計の自由度の向上を図ることができる。
さらに、レンズ鏡筒3Bにあっては、カム作用突部18a、18a、18aを有する移動枠18が設けられ、第2のカム環15Bにカム作用突部18a、18a、18aが摺動自在に係合されるカム作用溝15b、15b、15bが形成され、直進案内移動枠17Bにカム案内突部17d、17d、17dが設けられ、回転環12Bにカム案内突部17d、17d、17dが摺動自在に係合されるカム案内溝12e、12e、12eが形成されている。
このようにレンズ鏡筒3Bにあっては、第2のカム環15Bに移動枠18を光軸方向へ移動させるカム作用溝15b、15b、15bが形成され、回転環12Bに直進案内移動枠17Bを光軸方向へ移動させるカム案内溝12e、12e、12eが形成されている。
従って、第2のカム環15Bに移動枠18を光軸方向へ移動させる部分と直進案内移動枠17Bを光軸方向へ移動させる部分との両方の部分を形成する必要がなく、その分、第2のカム環15Bと回転環12Bの双方の設計自由度の向上を図ることができる。
<第4の実施の形態の構成等>
次に、第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒3Cの構成について説明する(図11乃至図12参照)。
次に、第4の実施の形態に係るレンズ鏡筒3Cの構成について説明する(図11乃至図12参照)。
尚、以下に示すレンズ鏡筒3Cは、上記したレンズ鏡筒3と比較して、回転環と直進カム環と第1のカム環と第2のカム環と直進案内移動枠の構成が異なることのみが相違するため、レンズ鏡筒3と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分についてはレンズ鏡筒3における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
レンズ鏡筒3Cは固定環11、回転環12C、直進カム環13C、第1のカム環14C、第2のカム環15C、直進案内環16、直進案内移動枠17C、移動枠18及び1群枠19を有している。
回転環12Cは固定環11より一回り小さい略円筒状に形成され、回転環12Cにカム案内溝12e、12e、12eが周方向に離隔して形成されている。
直進カム環13Cは回転環12Cより一回り小さい略円筒状に形成され、直進カム環13Cにはカム係合溝13d、13d、13dが形成されていない。
第1のカム環14Cは直進カム環13Cより一回り小さい略円筒状に形成され、第1のカム環14Cの後端部に嵌合凹部14d、14d、14dが周方向に離隔して形成されている。第1のカム環14Cには直進案内凹部14c、14c、14cが形成されていない。
第2のカム環15Cは第1のカム環14Cより小さい略円筒状に形成され、第2のカム環15Cの後端部には嵌合突部15e、15e、15eが周方向に離隔して設けられている。第2のカム環15Cにはカム係合突部15a、15a、15aが設けられていない。第2のカム環15Cにはカム駆動溝15c、15c、15cが形成されていない。
第2のカム環15Cは嵌合突部15e、15e、15eがそれぞれ第1のカム環14Cの嵌合凹部14d、14d、14dに嵌合されて第1のカム環14Cに結合されている。
従って、第2のカム環15Cは第1のカム環14Cの光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って一体に回転されると共に第1のカム環14Cの光軸方向への移動に伴って一体に移動される。
尚、第2のカム環15Cと第1のカム環14Cの結合は嵌合突部15e、15e、15eが嵌合凹部14d、14d、14dに嵌合されて行われることに限られることはなく、例えば、ネジ止めや接着等によって行われるようにしてもよい。
また、第2のカム環15Cと第1のカム環14Cの結合は、光軸方向における結合と周方向における結合とを異なる位置で嵌合することにより行ってもよい。
直進案内移動枠17Cは第2のカム環15Cより一回り小さい略円筒状に形成された保持筒部25と保持筒部25の後端部から外方へ張り出されたフランジ部26とを有している。
直進案内移動枠17Cには直進誘導突部17b、17b、17bの前端部にそれぞれ外方へ突出されたカム案内突部17d、17d、17dが設けられている。直進案内移動枠17Cにはカム駆動突部17a、17a、17aが設けられていない。
直進案内移動枠17Cのカム案内突部17d、17d、17dはそれぞれ回転環12Cのカム案内溝12e、12e、12eに摺動自在に係合されている。
従って、直進案内移動枠17Cは回転環12Cの回転によってカム案内突部17d、17d、17dがそれぞれカム案内溝12e、12e、12eに摺動され、直進誘導突部17b、17b、17bがそれぞれ直進誘導溝13e、13e、13eに案内されて光軸方向へ移動される。
<第4の実施の形態の動作>
上記のように構成されたレンズ鏡筒3Cは収納位置(図12参照)と繰出位置(図11参照)の間で伸縮するように動作される。
上記のように構成されたレンズ鏡筒3Cは収納位置(図12参照)と繰出位置(図11参照)の間で伸縮するように動作される。
回転環12Cが駆動モーター22の駆動力によって回転されると、各部が以下のように動作される。
直進カム環13Cは回転環12Cの回転に伴って被案内突部13a、13a、13aが直進案内溝11b、11b、11bに案内されて回転環12Cの光軸方向への移動に伴って移動される。
第1のカム環14Cは回転環12Cの光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って回転されると共にカム摺動突部14a、14a、14aがカム摺動溝13c、13c、13cと直進ガイド溝12c、12c、12cに摺動されて光軸方向へ移動される。
第2のカム環15Cは第1のカム環14Cの光軸と平行な軸を中心にした回転に伴って一体になって回転されると共に第1のカム環14Cの光軸方向への移動に伴って一体になって移動される。
直進案内移動枠17Cは回転環12Cの回転によってカム案内突部17d、17d、17dがそれぞれカム案内溝12e、12e、12eに摺動され、直進誘導突部17b、17b、17bがそれぞれ直進誘導溝13e、13e、13eに案内されて光軸方向へ移動される。
<第4の実施の形態のまとめ>
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3Cにあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17Cと直進案内移動枠17Cを光軸方向へ案内する直進カム環13Cとを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17Cを介して直進カム環13Cから渡されるように構成されている。
以上に記載した通り、レンズ鏡筒3Cにあっては、第1レンズ群33を保持する1群枠19と1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16と直進案内環16を光軸方向へ案内する直進案内移動枠17Cと直進案内移動枠17Cを光軸方向へ案内する直進カム環13Cとを有し、1群枠19を光軸方向へ案内する直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17Cを介して直進カム環13Cから渡されるように構成されている。
従って、直進案内環16に直進カム環13Cとの連結を行うための第2のカム環15Cを越えて位置される光軸方向に長い被ガイド突部を設ける必要がなく、その分、レンズ鏡筒3Cの光軸方向における小型化を図ることができる。
尚、直進案内移動枠17Cはレンズ鏡筒3Cを構成するために必要な部材であるため、直進案内環16の直進成分が直進案内移動枠17Cを介して直進カム環13Cから渡されるように構成しても部品点数が増加することがなく、部品点数の増加や製造コストの高騰を来たすことなく、レンズ鏡筒3Cの小型化を図ることができる。
また、レンズ鏡筒3Cにあっては、第1のカム環14Cと第2のカム環15Cは光軸方向へ相互移動不能に支持されている。
従って、第1のカム環14Cと第2のカム環15Cが光軸方向へ一体になって移動されるため、動作の簡素化を図ることができる。
さらに、レンズ鏡筒3Cにあっては、カム作用突部18a、18a、18aを有する移動枠18が設けられ、第2のカム環15Cにカム作用突部18a、18a、18aが摺動自在に係合されるカム作用溝15b、15b、15bが形成され、直進案内移動枠17Cにカム案内突部17d、17d、17dが設けられ、回転環12Cにカム案内突部17d、17d、17dが摺動自在に係合されるカム案内溝12e、12e、12eが形成されている。
このようにレンズ鏡筒3Cにあっては、第2のカム環15Cに移動枠18を光軸方向へ移動させるカム作用溝15b、15b、15bが形成され、回転環12Cに直進案内移動枠17Cを光軸方向へ移動させるカム案内溝12e、12e、12eが形成されている。
従って、第2のカム環15Cに移動枠18を光軸方向へ移動させる部分と直進案内移動枠17Cを光軸方向へ移動させる部分との両方の部分を形成する必要がなく、その分、第2のカム環15Cと回転環12Cの双方の設計自由度の向上を図ることができる。
[その他]
上記には、移動枠18と直進案内移動枠17にそれぞれ第2レンズ群28と第3レンズ群25が保持された例を示したが、移動枠18と直進案内移動枠17にレンズ群が保持される構成に限られることはなく、移動枠18と直進案内移動枠17には開口絞り等の遮光等を目的とした他の光学素子が保持されていてもよい。
上記には、移動枠18と直進案内移動枠17にそれぞれ第2レンズ群28と第3レンズ群25が保持された例を示したが、移動枠18と直進案内移動枠17にレンズ群が保持される構成に限られることはなく、移動枠18と直進案内移動枠17には開口絞り等の遮光等を目的とした他の光学素子が保持されていてもよい。
また、レンズ鏡筒3、3A、3B、3Cにおけるレンズ群の構成は3群構成に限られることはなく、任意の数の群構成にすることが可能である。この場合には、上記のように回転環12(12B、12C)と第1のカム環14(14A、14C)と1群枠19の三段構成のレンズ鏡筒3(3A、3B、3C)に限られることはなく、保持されるレンズ群等に応じた4段や5段等の任意の段数の構成にすることが可能である。
[撮像装置の一実施形態]
図13に、本技術撮像装置の一実施形態によるスチルカメラ(デジタルスチルカメラ)のブロック図を示す。
図13に、本技術撮像装置の一実施形態によるスチルカメラ(デジタルスチルカメラ)のブロック図を示す。
撮像装置(デジタルスチルカメラ)100(撮像装置1)は、撮像機能を担うカメラブロック40と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部41と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部42とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部43と、メモリーカード1000への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)44と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)45と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等から成る入力部46と、カメラブロック40に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部47とを備えている。
カメラブロック40は、レンズ群48を含む光学系や、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子49等とによって構成されている。
カメラ信号処理部41は、撮像素子49からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部42は、所定の画像データーフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデーター仕様の変換処理等を行う。
表示部43はユーザーの入力部46に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデーターを表示する機能を有している。
R/W44は、画像処理部42によって符号化された画像データーのメモリーカード1000への書込及びメモリーカード1000に記録された画像データーの読出を行う。
CPU45は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、入力部46からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部46は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU45に対して出力する。
レンズ駆動制御部47は、CPU45からの制御信号に基づいてレンズ群48の各レンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
メモリーカード1000は、例えば、R/W44に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU45による制御の下で、カメラブロック40において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部41を介して表示部43に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部46からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU45がレンズ駆動制御部47に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部47の制御に基づいてレンズ群48の所定のレンズが移動される。
入力部46からの指示入力信号によりカメラブロック40の図示しないシャッターが動作されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部41から画像処理部42に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデーターフォーマットのデジタルデーターに変換される。変換されたデーターはR/W44に出力され、メモリーカード1000に書き込まれる。
フォーカシングは、例えば、入力部46のシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や記録(撮影)のために全押しされた場合等に、CPU45からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部47がレンズ群48の所定のレンズを移動させることにより行われる。
メモリーカード1000に記録された画像データーを再生する場合には、入力部46に対する操作に応じて、R/W44によってメモリーカード1000から所定の画像データーが読み出され、画像処理部42によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号が表示部43に出力されて再生画像が表示される。
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えたレンズ鏡筒。
(2)前記第1のカム環に前記第2のカム環が光軸方向へ相互移動不能に支持された前記(1)に記載のレンズ鏡筒。
(3)前記第2のカム環にカム係合突部が設けられ、前記直進カム環に前記カム係合突部が摺動自在に係合されるカム係合溝が形成された前記(1)に記載のレンズ鏡筒。
(4)前記直進案内移動枠にカム駆動突部が設けられ、前記第2のカム環に前記カム駆動突部が摺動自在に係合されるカム駆動溝が形成された前記(1)から前記(3)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(5)カム作用突部を有する移動枠が設けられ、前記第2のカム環に前記カム作用突部が摺動自在に係合されるカム作用溝が形成され、前記直進案内移動枠にカム案内突部が設けられ、前記回転環に前記カム案内突部が摺動自在に係合されるカム案内溝が形成された前記(2)又は前記(3)に記載のレンズ鏡筒。
(6)内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、カムフォロアが設けられた1群枠と、カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えた撮像装置。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本技術を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本技術の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
1…撮像装置、3…レンズ鏡筒、12…回転環、13…直進カム環、13c…カム摺動溝、13d…カム係合溝、14…第1のカム環、14a…カム摺動突部、14b…カム溝、15…第2のカム環、15a…カム係合突部、15b…カム作用溝、15c…カム駆動溝、16…直進案内環、17…直進案内移動枠、17a…カム駆動突部、18…移動枠、18a…カム作用突部、19…1群枠、19a…カムフォロア、24…撮像素子、3A…レンズ鏡筒、13A…直進カム環、14A…第1のカム環、15A…第2のカム環、3B…レンズ鏡筒、12B…回転環、12e…カム案内溝、15B…第2のカム環、17B…直進案内移動枠、17d…カム案内突部、3C…レンズ鏡筒、12C…回転環、13C…直進カム環、14C…第1のカム環、15C…第2のカム環、17C…直進案内移動枠、49…撮像素子、100…撮像装置
Claims (6)
- カムフォロアが設けられた1群枠と、
カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、
前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、
前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、
前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、
前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、
前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えた
レンズ鏡筒。 - 前記第1のカム環に前記第2のカム環が光軸方向へ相互移動不能に支持された
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第2のカム環にカム係合突部が設けられ、
前記直進カム環に前記カム係合突部が摺動自在に係合されるカム係合溝が形成された
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記直進案内移動枠にカム駆動突部が設けられ、
前記第2のカム環に前記カム駆動突部が摺動自在に係合されるカム駆動溝が形成された
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - カム作用突部を有する移動枠が設けられ、
前記第2のカム環に前記カム作用突部が摺動自在に係合されるカム作用溝が形成され、
前記直進案内移動枠にカム案内突部が設けられ、
前記回転環に前記カム案内突部が摺動自在に係合されるカム案内溝が形成された
請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 内部に光学系が配置されたレンズ鏡筒と前記光学系を介して取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
前記レンズ鏡筒は、
カムフォロアが設けられた1群枠と、
カム摺動突部が設けられると共に前記カムフォロアが摺動自在に係合されるカム溝が形成された第1のカム環と、
前記第1のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転不能に支持された第2のカム環と、
前記第2のカム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持され前記1群枠を光軸方向へ案内する直進案内環と、
前記直進案内環を光軸方向へ案内する直進案内移動枠と、
前記カム摺動突部が摺動自在に係合されるカム摺動溝が形成され前記直進案内移動枠を光軸方向へ案内する直進カム環と、
前記直進カム環に光軸と平行な軸を中心に相互回転可能かつ光軸方向へ相互移動不能に支持された回転環とを備えた
撮像装置。
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