JP2013174067A - セグメントの継手金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】セグメントの継手金具を、より簡素な構造をもって適切且つ低廉に構成できるようにする。
【解決手段】金属製の軸体の一端側に頭部30を形成させてなり、この頭部30とコンクリート構造物を構成するセグメントSの接続面1との間に所定の隙間zを空けるようにして軸体をアンカーとしてこのセグメントSに備えられる雄金具3と、雄金具3の頭部30を受け入れ可能にセグメントSの接続面1に形成される溝状凹所2の一方の溝壁2c側からこの溝状凹所2内に頭部40の一部を張り出させるようにこのセグメントSに備えられる第一の雌金具4と、溝状凹所2の他方の溝壁2c側からこの溝状凹所2内に第一の雌金具4の頭部40との間に前記雄金具3の頭部30より小さく且つ前記軸体を挿通可能とする隙間z”を空けた状態で、頭部40の一部を張り出させるようにセグメントSに備えられる第二の雌金具4’とで一組をなす継手金具である。
【選択図】図3

Description

この発明は、コンクリート構造物を構成するセグメントに備えられて、隣り合うセグメント同士を接続するために用いられる継手金具の改良に関する。
セグメントの継手金具として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1に示される継手金具は、筒状をなすと共にその側部にスリットの形成された被嵌合部(特許文献1では筒状体)を備えた雌金具と、この雌金具の被嵌合部にその一方の筒端からはめ込まれる嵌合部(特許文献1では嵌合体)を前記スリットを通る頸部(特許文献1では支持体)の先に備えてなる雄金具とから構成される。雌金具の被嵌合部は、隣り合うセグメントの一方の接続面に形成された溝状凹所の一端側に配される。雄金具の嵌合部は、隣り合うセグメントの他方の接続面に、この接続面から前方に突き出すように備えられる。前記溝状凹所の他端側に雄金具の嵌合部を入れ込んだ状態から、この嵌合部が溝状凹所の一端側に移動又は相対的に移動するように前記他方のセグメントを移動又は相対的に移動させると、かかる嵌合部が前記被嵌合部内にはめ込まれ、これにより継手金具を介したセグメント同士の接続がなされる。ここで、この種の継手金具は金属製であり、また、前記のような嵌合をさせる関係から、一般に鋳造により構成されている。
特許第4344551号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のセグメントの継手金具を、より簡素な構造をもって適切且つ低廉に構成できるようにする点にある。
前記目的を達成するために、この発明にあっては、セグメントの継手金具を、金属製の軸体の一端側に頭部を形成させてなり、この頭部とコンクリート構造物を構成するセグメントの接続面との間に所定の隙間を空けるようにして前記軸体をアンカーとしてこのセグメントに備えられる雄金具と、
この雄金具の頭部を受け入れ可能にセグメントの接続面に形成される溝状凹所の一方の溝壁側からこの溝状凹所内に頭部の一部を張り出させるようにこのセグメントに備えられる第一の雌金具と、
前記溝状凹所の他方の溝壁側からこの溝状凹所内に、前記第一の雌金具の頭部との間に前記雄金具の頭部より小さく且つ前記軸体を挿通可能とする隙間を空けた状態で、頭部の一部を張り出させるように前記セグメントに備えられる第二の雌金具とで一組をなす継手金具であり、
前記第一及び第二の雌金具の頭部はいずれも金属製の軸体の一端側に形成されると共に、この第一及び第二の雌金具は前記軸体をアンカーとしてセグメントに備えられるようになっているものとした。
隣り合うセグメントの接続面を向き合わせて前記溝状凹所内に雄金具の頭部を導入させた状態から、一方のセグメントをこの溝状凹所の長さ方向に沿う向きに移動又は相対的に移動させると、第一及び第二の雌金具の頭部の内方に雄金具の頭部が入り込んで両金具はその頭部において掛合し合い隣り合うセグメントの接続がなされる。前記雄金具、第一の雌金具、及び第二の雌金具はいずれも、金属製の軸体の一端側に頭部を形成させてなり、かかる頭部はかかる軸体を母材とした鍛造により構成することが可能である。かかる鍛造により前記雄金具、第一の雌金具、及び第二の雌金具を構成した場合、前記頭部を剛性及び寸法精度高く形成することができ、したがって、前記掛合状態、すなわち、隣り合うセグメントを誤差少なく接続することができる。また、前記雄金具、第一の雌金具、及び第二の雌金具をいずれも、既存の鋼棒や異形鉄筋などから構成することができ、これらからなる継手金具の低廉な提供が可能とされる。また、前記雄金具、第一の雌金具、及び第二の雌金具は、簡素な構造であり、したがってコンパクトに構成可能であり、支障少なくセグメントの接続面に複数組の継手金具を設けることができる。
この発明によれば、セグメントの継手金具を、簡素な構造をもって適切且つ低廉に構成することができる。
図1は実施の形態にかかるセグメントの接続面の様子を隣り合うセグメントを分離させた状態で示した斜視構成図である。 図2は実施の形態にかかるセグメントの接続面の様子を隣り合うセグメントを分離させた状態で示した斜視構成図であり、図1と反対の側から見て示している。 図3は前記セグメントにおける継手金具が備えられた箇所の様子を水平断面の状態で示した断面構成図であり、隣り合うセグメントが接続される直前の状態を示している。 図4は図3の状態を継手金具の要部のみを表して示した斜視構成図である。 図5は前記セグメントにおける継手金具が備えられた箇所の様子を水平断面の状態で示した断面構成図であり、隣り合うセグメントが接続された状態を示している。 図6は図5の状態を継手金具の要部のみを表して示した斜視構成図である。 図7は図5の状態を垂直断面の状態で示した断面構成図である。 図8は二組の継手金具を隣接して設けるようにした利用例を水平断面の状態で示した断面構成図であり、隣り合うセグメントが接続される直前の状態を示している。
以下、図1〜図8に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかる継手金具は、コンクリート構造物を構成するセグメントS、典型的には、プレキャストセグメントや合成セグメント(コンクリート中詰めセグメント)に備えられて、隣り合うセグメントS、S同士を接続するために用いられるものである。具体的には、かかる継手金具は、前記セグメントSの接続面1、典型的には、前記コンクリート構造物の分割箇所に位置されるセグメントSの面部に備えられる。かかる継手金具は、雄金具3と、これと対をなす雌金具4、4’とから構成されており、雄金具3は隣り合うセグメントS、Sの一方の接続面1に備えられ、雌金具4、4’は隣り合うセグメントS、Sの他方の接続面1に備えられる。そして、かかる隣り合うセグメントS、S同士は、一方のセグメントSに備えられた雄金具3の後述の頭部30を他方のセグメントSに設けられた後述の溝状凹所2の一端側に受け入れさせた状態から、この雄金具3の頭部30が溝状凹所2の他端側において雌金具4、4’の頭部40の内方に入り込む掛合位置に至るまで、典型的には、かかる一方のセグメントSを溝状凹所2の長さ方向に沿う向きに移動又は相対的に移動させることで、継手金具を介して接続される。図示の例では、かかる継手金具を、前記コンクリート構造物としてのトンネル本体を構成するセグメントSの接続に利用している。図中矢印xは、トンネルの周方向であり、矢印yはトンネルの軸線方向を示している。この場合、トンネル本体の一区画を構成するリングは、トンネルの周方向において複数個のセグメントS、S…に分割されると共に、各セグメントSの接続面1はトンネルの軸線方向yに沿った面となっており、接続面1はセグメントSの左端と右端とにそれぞれ形成される。図示の例では、隣り合うセグメントS、Sを二組の継手金具により接続するようにしており、セグメントSの接続面1にはトンネルの軸線方向yに間隔を空けて一組目の継手金具を構成する雄金具3と二組目の継手金具を構成する雌金具4、4’とを備えさせている。(図1及び図2)
一組の継手金具は、雄金具3、第一の雌金具4、及び第二の雌金具4’の、三つのパーツから構成されている。
先ず、雄金具3は、金属製の軸体の一端側に頭部30を形成させてなる。そして、かかる雄金具3は、この頭部30とコンクリート構造物を構成するセグメントSの接続面1との間に所定の隙間zを空けるようにして前記軸体をアンカーとして、つまり、前記軸体における頭部30以外の軸部31をアンカーとして、このセグメントSに備えられるようになっている。前記軸体としては、典型的には、鋼棒や異形鉄筋を用いる。頭部30は、図示の例では、長さと幅とを備えた長方形状をなす前面30a及び後面30bを有すると共に、この前後面30b間に厚さ側の側面30cを備えた盤状を呈している。頭部30の後面30bの中央に前記軸部31の一端が一体に連接されている。頭部30の前面30aは軸部31の中心線に直角に交わる面となっている一方で、頭部30の後面30bはこの軸部31の中心線に対し鋭角と鈍角とを作って斜めに交叉する面となっており、この後面30bによって頭部30は対向位置にある一方端部側から他方端部側に向かうに連れて厚さを漸増させるように構成されている。すなわち、かかる雄金具3の頭部30は、型鍛造により前記軸体の一端部から形成できるようになっている。
かかる雄金具3は、頭部30の後面30bとセグメントSの接続面1との間に、雌金具4、4’の頭部30を納める前記所定の隙間zを空けて、前記軸部31をセグメントSの内部に埋め込んだ状態で、セグメントSに備えられる。典型的には、かかる雄金具3の軸部31における前記アンカーとして機能する箇所は、セグメントSの製造型枠内のインサートとなる。図示の例では、前記軸体は鋼棒であり、軸体の他端に雄ねじ部31aを形成させ、この雄ねじ部31aにナット31bを螺着させることで、前記アンカーとして機能する箇所を構成させている。図示は省略するが、前記軸体が異形鉄筋である場合には、かかるアンカーとして機能する箇所に格別の加工を施さなくても構わない。
次に、第一の雌金具4は、前記雄金具3の頭部30を受け入れ可能にセグメントSの接続面1に形成される溝状凹所2の一方の溝壁2c側からこの溝状凹所2内に頭部30の一部を張り出させるようにこのセグメントSに備えられる。図示の例では、かかる溝状凹所2は、セグメントSの接続面1に溝口2cを位置させると共に、溝の長さ方向を前記トンネルの軸線方向yに沿わせている。この溝状凹所2の溝幅は、前記雄金具3の頭部30の長さと略等しいか、かかる頭部30の長さよりもやや大きくなっており、雄金具3の頭部30はこの溝状凹所2の長さ方向にこの頭部30の幅方向を沿わせた向きで、溝状凹所2の一端側からこの溝状凹所2内に納めることができるようになっている。第一の雌金具4は、この溝状凹所2の他端側にあって、この溝状凹所2の長さ方向に沿った両溝壁2c、2cの一方から溝状凹所2内に前記頭部30の一部を張り出させるようにこのセグメントSに備えられる。
かかる第一の雌金具4も、金属製の軸体の一端側に頭部40を形成させてなる。そして、かかる第一の雌金具4は、この頭部40と前記溝状凹所2の溝口2cに対向する溝底2cとの間に、前記雄金具3の頭部30を納める隙間z’を空けるようにして前記軸体をアンカーとして、つまり、前記軸体における頭部40以外の軸部41をアンカーとして、このセグメントSに備えられるようになっている。かかる軸体としても、典型的には、鋼棒や異形鉄筋を用いる。頭部40は、図示の例では、方形状をなす前面40a及び後面40bを有すると共に、この前後面40b間に厚さ側の側面40cを備えた盤状を呈している。頭部40の後面40bの中央よりこの頭部40の四つの側面40c…40cのうちの一つに近い変心位置に前記軸部41の一端が一体に連接されている。頭部40の前面40aは軸部41の中心線に直角に交わる面となっている一方で、頭部40の後面40bはこの軸部41の中心線に対し鋭角と鈍角とを作って斜めに交叉する面となっており、この後面40bによって頭部40は対向位置にある一方端部側から他方端部側に向かうに連れて厚さを漸増させるように構成されている。すなわち、かかる第一の雌金具4の頭部40も、型鍛造により前記軸体の一端部から形成できるようになっている。
かかる第一の雌金具4は、頭部40の前面40aをセグメントSの接触面と同面に位置させ、かつ、頭部40の後面40bと溝状凹所2の溝底2cとの間に前記隙間z’を空けるようにして、頭部40における軸部41とこの軸部41が近接した前記側面40cとの間に位置される幅狭部分40eを溝状凹所2の溝口2cを巡る箇所に埋め込み、かつ、前記軸部41をセグメントSの内部に埋め込んだ状態でセグメントSに備えられる。典型的には、かかる第一の雌金具4の前記幅狭部分及び軸部41における前記アンカーとして機能する箇所は、セグメントSの製造型枠内のインサートとなる。図示の例では、前記軸体は鋼棒であり、軸体の他端に雄ねじ部41aを形成させ、この雄ねじ部41aにナット41bを螺着させることで、前記アンカーとして機能する箇所を構成させている。図示は省略するが、前記軸体が異形鉄筋である場合には、かかるアンカーとして機能する箇所に格別の加工を施さなくても構わない。
次に、第二の雌金具4’は、第一の雌金具4と同一の構造を備えたものとなっている。すなわち、この実施の形態にかかる継手金具は、一種類の雄金具3一つと、一種類の雌金具4、4’二つとから構成できるようになっている。そして、かかる第二の雌金具4’は、前記溝状凹所2の一方の溝壁2cに向き合う他方の溝壁2c側からこの溝状凹所2内に、前記第一の雌金具4の頭部40との間に前記雄金具3の頭部30の幅より狭く且つ前記軸体(すなわち軸部31)を挿通可能とする隙間z”を空けた状態で、頭部40の一部を張り出させるように前記セグメントSに前記第一の雌金具4と同じように備えられる。すなわち、かかる第二の雌金具4’も、前記溝状凹所2の他端側に頭部40を位置させるように備えられる。かかる第二の雌金具4’の具体的な構成は、前記のように第一の雌金具4と同一であるので、各図において第一の雌金具4に用いた符号と同一の符号をこの第二の雌金具4’にも付して、その説明は省略する。
これにより、前記溝状凹所2の一端側が雄金具3の頭部30を前方から受け入れるこの頭部40の導入部2dとなり、この溝状凹所2の他端側がこの雄金具3の頭部30に対する掛合部2eとなっている。この実施の形態にあっては、隣り合うセグメントS、Sの一方に備えられた雄金具3の頭部30は、前記後面30bの傾斜によりその厚さを薄くする側面30dを溝状凹所2の掛合部2e側に向ける向きで導入部2dから溝状凹所2内に導入される。それと共に、隣り合うセグメントS、Sの他方に備えられた第一及び第二の雌金具4、4’の頭部40は、前記後面40bの傾斜によりその厚さを薄くする側面40dを溝状凹所2の導入部2d側に向けた状態でこのセグメントSの他方に備えられている。
隣り合うセグメントS、Sの接続面1を向き合わせて前記溝状凹所2の導入部2d内に雄金具3の頭部30を導入させた状態から、一方のセグメントSをこの溝状凹所2の長さ方向に沿う向きに移動又は相対的に移動させると、第一及び第二の雌金具4、4’の頭部40の間に雄金具3の軸部31が通り且つこの第一及び第二の雌金具4、4’の頭部40の内方に雄金具3の頭部30が入り込んで各金具3、4、4’はその頭部30、40において掛合し合い隣り合うセグメントS、Sの接続がなされる。すなわち、雄金具3の頭部30における軸部41を挟んだ一方側が第一の雌金具4の頭部40における溝状凹所2内に張り出した箇所に引っかかり、雄金具3の頭部30における軸部41を挟んだ他方側が第二の雌金具4’の頭部40における溝状凹所2内に張り出した箇所に引っかかる。この実施の形態にあっては、前記各金具3、4、4’の頭部30、40は、前記厚さを薄くする側面30d、40dを前記のように配することから、かかる各金具3、4、4’の頭部30、40の後面30b、40bの傾斜により一方のセグメントSを前記のように移動する過程で隣り合うセグメントS、Sの接続面1、1間のピッチは次第に狭まり、最終的には隣り合うセグメントS、Sの接続面1、1同士は密着される。(図3から図5)
前記雄金具3、第一の雌金具4、及び第二の雌金具4’はいずれも、金属製の軸体の一端側に頭部40を形成させてなり、かかる頭部40はかかる軸体を母材とした鍛造により構成することが可能である。かかる鍛造により前記雄金具3、第一の雌金具4、及び第二の雌金具4’を構成した場合、前記頭部30、40を剛性及び寸法精度高く形成することができ、したがって、前記掛合状態、すなわち、隣り合うセグメントS、Sを誤差少なく接続することができる。また、前記雄金具3、第一の雌金具4、及び第二の雌金具4’をいずれも、既存の鋼棒や異形鉄筋などから構成することができ、これらからなる継手金具の低廉な提供が可能とされる。特に、この実施の形態にあっては、第一の雌金具4と第二の雌金具4’は同一であり、前記鍛造のための型も必要最小限で足りる。また、前記雄金具3、第一の雌金具4、及び第二の雌金具4’は、簡素な構造であり、したがってコンパクトに構成可能であり、支障少なくセグメントSの接続面1に複数組の継手金具を設けることができる。例えば、図8に示されるように、隣り合うセグメントS、Sの一方に一組目の継手金具を構成する雄金具3と二組目の継手金具を構成する雄金具3とを、その頭部30の傾斜した後面30bが連続するように隣接して設けると共に、これに対応して隣り合うセグメントS、Sの他方に設けた一つの溝状凹所2内に一組目の継手金具を構成する雌金具4及び4’と二組目の継手金具を構成する雌金具4及び4’とを、その頭部40の傾斜した後面40bが連続するように隣接して設け、このように設けられた二組の継手金具によって一カ所の溝状凹所2においていわば二倍の強度を持たせるようにして隣り合うセグメントS、S同士の接続をなすこともできる。
S セグメント
z 隙間
z” 隙間
1 接続面
2 溝状凹所
2c 溝壁
3 雄金具
30 頭部
4 雌金具
40 頭部

Claims (1)

  1. 金属製の軸体の一端側に頭部を形成させてなり、この頭部とコンクリート構造物を構成するセグメントの接続面との間に所定の隙間を空けるようにして前記軸体をアンカーとしてこのセグメントに備えられる雄金具と、
    この雄金具の頭部を受け入れ可能にセグメントの接続面に形成される溝状凹所の一方の溝壁側からこの溝状凹所内に頭部の一部を張り出させるようにこのセグメントに備えられる第一の雌金具と、
    前記溝状凹所の他方の溝壁側からこの溝状凹所内に、前記第一の雌金具の頭部との間に前記雄金具の頭部より小さく且つ前記軸体を挿通可能とする隙間を空けた状態で、頭部の一部を張り出させるように前記セグメントに備えられる第二の雌金具とで一組をなす継手金具であり、
    前記第一及び第二の雌金具の頭部はいずれも金属製の軸体の一端側に形成されると共に、この第一及び第二の雌金具は前記軸体をアンカーとしてセグメントに備えられるようになっていることを特徴とするセグメントの継手金具。
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