JP2013173411A - 鞍乗り型車両の変速制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ペダルの操作にクリック感を付与するクリック機構と、操作ペダルに戻り方向のばね力を作用せしめる戻しばねと、操作ペダルによる変速操作を検出する検出器とを備え、該検出器の検出結果に基づいて変速機を変速作動せしめるようにした鞍乗り型車両において、クリック機構および戻しばねをコンパクトに配置する。
【解決手段】操作ペダル114に連動、連結される可動部113と、該可動部113を作動可能に支持して車体に固定される固定支持部110との間に戻しばね117が設けられ、クリック機構122が、戻しばね117と、該戻しばね117を摺接させるようにして可動部113に設けられる摺動面120,121とで構成され、該摺動面120,121が可動部113の作動によって該可動部113に作用する戻しばね117のばね力を変化させるように形成される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、変速のために乗員の足によって回動操作される操作ペダルと、該操作ペダルの操作にクリック感を付与するクリック機構と、前記操作ペダルに戻り方向のばね力を作用せしめる戻しばねと、前記操作ペダルによる変速操作を検出する検出器とを備え、該検出器の検出結果に基づいて変速機を変速作動せしめるようにした鞍乗り型車両の変速制御装置に関する。
自動二輪車を模したシミュレータ装置において、シフトアップ操作およびシフトダウン操作を足で行う変速制御装置が特許文献1で開示されている。
特開平5−88605号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、可動軸に基端部が固定された可動アームにリンクロッドを介して操作ペダルが連結され、クリック機構は、前記可動アームの回動に伴ってクリック感を発生させるように構成されており、この構造を自動二輪車等の鞍乗り型車両にそのまま適用すると、クリック機構で必要とされるスペースを可動軸の周囲に確保する必要が生じ、可動軸の周囲に他の部材を配置することが困難となるので、コンパクト化を図ることが望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、クリック機構および戻しばねをコンパクトに配置することを可能とした鞍乗り型車両の変速制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、変速のために乗員の足によって回動操作される操作ペダルと、該操作ペダルの操作にクリック感を付与するクリック機構と、前記操作ペダルに戻り方向のばね力を作用せしめる戻しばねと、前記操作ペダルによる変速操作を検出する検出器とを備え、該検出器の検出結果に基づいて変速機を変速作動せしめるようにした鞍乗り型車両の変速制御装置において、前記操作ペダルに連動、連結される可動部と、該可動部を作動可能に支持して車体に固定されるとともに前記戻しばねが前記可動部との間に設けられる固定支持部とを含み、前記クリック機構が、前記戻しばねと、該戻しばねを摺接させるようにして前記可動部に設けられる摺動面とで構成され、該摺動面が前記可動部の作動によって該可動部に作用する前記戻しばねのばね力を変化させるように形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記固定支持部に、前記可動部を回動可能に支持する円筒状の支持筒と、該支持筒の外側方に配置されるばね受けとが設けられ、前記戻しばねが、前記支持筒を囲繞するコイル部と、該コイル部の両端から延出されるとともに前記支持筒の周方向に沿う両側から前記ばね受けを挟む一対の挟み片部とを有し、前記コイル部を囲繞するようにして前記可動部の一部を構成する円筒カバーの軸方向両端部に、前記挟み片部を該円筒カバーの外側に導出させる切欠き部がそれそれ設けられ、それらの切欠き部の一部に、前記挟み片部を摺接させる前記摺動面がそれぞれ形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記摺動面が、前記可動部の回動に応じて前記戻しばねのコイル部の軸方向長さを変化させるようにして前記挟み片部を摺接させる傾斜面に形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第2または第3の特徴の構成に加えて、前記可動部に設けられて前記支持筒に回動可能に嵌合される中心軸に、前記固定支持部に取付けられる前記検出器に連結される検出軸が同軸に連設されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記操作ペダルの車幅方向内側に前記可動部、前記固定支持部および前記検出器が配置されることを第5の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記操作ペダルに、該操作ペダルの回動軸線と前記円筒カバーの中心軸線とを同軸にして前記可動部が固定的に直接連結されることを第6の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記固定支持部が、複数の締結部材で位置調整可能として車体に締結されることを第7の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、操作ペダルに連動、連結される可動部ならびに該可動部を作動可能に支持する固定支持部間に戻しばねが設けられ、クリック機構が、その戻しばねと、該戻しばねを摺接させるようにして可動部に設けられる摺動面とで、可動部の作動によって該可動部に作用する戻しばねのばね力が変化するように構成されるので、クリック機構を戻しばねおよび可動部以外の別部材を用いて構成する必要がなく、可動部の周囲にクリック機構のための大きなスペースを確保することを不要として戻しばねおよびクリック機構をコンパクトに配置することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、戻しばねが、固定支持部に設けられた円筒状の支持筒を囲繞するコイル部と、固定支持部に設けられたばね受けを挟むようにして前記コイル部の両端から延出される一対の挟み片部とを有し、可動部の一部を構成してコイル部を囲繞する円筒カバーの軸方向両端部に切欠き部がそれそれ設けられ、それらの切欠き部の一部に、挟み片部を摺接させる摺動面がそれぞれ形成されるので、戻しばねを可動部で保護しつつ、戻しばねおよびクリック機構をよりコンパクトに構成することができる。
本発明の第3の特徴によれば、摺動面が、可動部の回動に応じてコイル部の軸方向長さを変化させるようにして傾斜面に形成されるので、戻しばねのコイル部の軸方向長さを変化させることで変化する反力を操作ペダル側に伝えることでクリック感を得ることができるようにし、小さな戻しばねで大きなクリック感を得ることができる。
本発明の第4の特徴によれば、可動部と一体的に回動する検出軸が、固定支持部に取付けられる前記検出器に連結されるので、検出軸を固定支持部で保護しつつ、可動部の回動を検出器に伝達することができる。
本発明の第5の特徴によれば、操作ペダルの車幅方向内側に可動部、固定支持部および検出器が配置されるので、操作ペダルで可動部、固定支持部および検出器を保護することができる。
本発明の第6の特徴によれば、操作ペダルの回動軸線と円筒カバーの中心軸線とを同時として可動部が固定的に直接連結されるので、操作ペダルおよび可動部間にリンク機構等の伝動機構を設けることを不要として、部品点数を低減することができる。
さらに本発明の第7の特徴によれば、固定支持部の車体への取付け位置を調整可能であるので、固定支持部を固定しつつ操作ペダルの位置調整が可能となる。
第1の実施の形態の自動二輪車の側面図である。 エンジン付近の拡大側面図である。 歯車変速機構およびクラッチ装置の縦断面図である。 シフトドラムおよびシフトアクチュエータの縦断面図である。 図2の5矢示部拡大図である。 変速制御装置を図5の6矢視方向から見た図である。 図6の7−7線拡大断面図である。 変速制御装置の斜視図である。 図6の要部拡大図である。 シフトダウン操作時の図9に対応した図である。 シフトアップ操作時の図9に対応した図である。 第2の実施の形態の図5に対応した側面図である。 第3の実施の形態の図5に対応した側面図である。 第4の実施の形態の変速制御装置の平面図である。 図14の15矢視図である。 図14の16−16線断面図である。
本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明で前後、左右および上下は自動二輪車に搭乗した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図11を参照しながら説明すると、先ず図1において、自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク21を操向可能に支承するヘッドパイプ22と、該ヘッドパイプ22から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム23…と、両メインフレーム23…の後部に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム24…と、該ピボットフレーム24…から後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム25…とを有し、前記メインフレーム23…には、その中間部から下方に延びるエンジンハンガ26…が一体に連設される。またピボットフレーム24…に前端が揺動可能に支承されるスイングアーム27の後部に後輪WRが軸支される。
前記メインフレーム23…の下方には、水冷式のエンジンEのエンジン本体28が配置されており、該エンジン本体28は、前記エンジンハンガ26…、前記メインフレーム23…および前記ピボットフレーム24…の下部に懸架、搭載され、エンジンEから出力される回転動力は、前後に延びて前記スイングアーム27内を通るドライブシャフト29を介して前記後輪WRに伝達される。
前記メインフレーム23…上には燃料タンク30が搭載されており、該燃料タンク30の後方で前記リヤフレーム25…上には、乗車用シート31が設けられる。
而して前記車体フレームFの一部および前記エンジンEの一部は、車体カバー32で覆われており、この車体カバー32は、前記燃料タンク30の大部分を側方から覆うタンクカバー33を有する。
図2を併せて参照して、前記エンジン本体28は、自動二輪車への搭載状態で前方に位置する前部バンクBFと、該前部バンクBFよりも後方に位置する後部バンクBRとを有してV型に構成されるものであり、両バンクBF,BRに共通なクランクケース35に、自動二輪車の左右方向に沿うクランクシャフト36が回転自在に支承される。
前記エンジン本体28の前方にはラジエータ37が配置される。また前記クランクケース36の下部左側面には、前記クランクシャフト36で回転駆動されるウォータポンプ38が取付けられており、このウォータポンプ38の吐出口に連なる給水ホース39が前部および後部バンクBF,BR間の谷間に設けられたウォータジャケット給水部に接続され、このウォータジャケット給水部から両バンクBF、BRのウォータジャケットに冷却水が供給される。また前部および後部バンクBF,BR間の谷間にはサーモスタット40が配設されており、前記ウォータジャケットを通過した冷却水は、エンジンEの暖機状態ではサーモスタット40から戻しホース41を介して前記ラジエータ37に送られ、該ラジエータ37で冷却された冷却水はホース42を介してウォータポンプ38に戻される。またエンジンEが暖機されていない状態では、前記サーモスタット40からの冷却水の一部がバイパスホース43を介してウォータポンプ38に戻される。
前記ラジエータ37の上部には給水管44が設けられており、その給水管44に連なって上方に延びる給水ホース45の上端にフィラーパイプ46が接続される。
図3において、エンジン本体28の車体フレームFへの搭載状態でのクランクケース35の右側側面には、クランクケース35との間にクラッチ室47を形成するクラッチカバー48が結合される。前記クランクシャフト36および後輪WR間の動力伝達経路は、クランクシャフト36側から順に一次減速装置51、クラッチ装置52、歯車変速機構53およびドライブシャフト29(図1および図2参照)を備えており、前記クラッチ装置52および前記歯車変速機構53で変速機50が構成される。而して一次減速装置51およびクラッチ装置52は前記クラッチ室47に収容され、歯車変速機構53はクランクケース35内に収容される。
前記歯車変速機構53は、選択的に確立可能な複数変速段の歯車列たとえば第1〜第6速用歯車列G1,G2,G3,G4,G5,G6を備えてクランクケース35内に収納されており、第1メインシャフト54およびカウンタシャフト56間に第2、第4および第6速用歯車列G2,G4,G6が設けられるとともに、第1メインシャフト54を同軸にかつ相対回転自在に貫通する第2メインシャフト55および前記カウンタシャフト56間に第1、第3および第5速用歯車列G1,G3,G5が設けられて成る。
前記クランクケース35は、クランクシャフト36の軸線方向に間隔をあけて相互に対向する右側壁35aおよび左側壁35bを備えており、クランクシャフト36と平行な軸線を有して円筒状に形成される第1メインシャフト54の中間部は、前記右側壁35aを回転自在に貫通し、右側壁35aおよび第1メインシャフト54間にはボールベアリング57が介装される。またクランクシャフト36と平行な軸線を有する第2メインシャフト55は、第1メインシャフト54との軸方向相対位置を一定としつつ第1メインシャフト54を相対回転可能に貫通するものであり、第1メインシャフト54および第2メインシャフト55間には複数のニードルベアリング58…が介装される。また第2メインシャフト55の他端部はクランクケース35の左側壁35bにボールベアリング59を介して回転自在に支承される。
クランクシャフト36と平行な軸線を有するカウンタシャフト56の一端部はボールベアリング60を介して前記右側壁35aに回転自在に支承され、カウンタシャフト56の他端部は、ボールベアリング61および環状のシール部材62を前記左側壁35bとの間に介在させて左側壁35bを回転自在に貫通し、左側壁35bからのカウンタシャフト56の突出端部には駆動傘歯車63が固定される。この駆動傘歯車63には自動二輪車の前後方向に延びる回転軸線を有する被動傘歯車64が噛合される。
ところで駆動傘歯車63および被動傘歯車64は、前記クランクケース35の前記左側壁35bの一部を覆って前記側壁35bに着脱可能に結合される歯車カバー65と、前記左側壁35bとで形成される歯車室66内で相互に噛合するものであり、被動傘歯車64が同軸に備える軸部64aは歯車カバー65を回転自在に貫通し、前記軸部64aおよび歯車カバー65間には、ボールベアリング67と、該ボールベアリング67の外方に位置する環状のシール部材68とが介装される。また被動傘歯車64には支持軸69の一端部が嵌合されており、該支持軸69の他端部は、ローラベアリング70を介して歯車カバー65に回転自在に支承される。而して前記軸部64aは前記ドライブシャフト29に連結される。
前記歯車変速機構53とともに変速機50を構成する前記クラッチ装置52は、前記歯車変速機構53およびクランクシャフト36間に設けられる第1および第2クラッチ71,72を有してツイン式に構成され、前記クラッチ室47に収容される。第1クラッチ71は、前記クランクシャフト36および第1メインシャフト54の一端部間に設けられ、第2クラッチ72は、前記クランクシャフト36および第2メインシャフト55の一端部間に設けられる。而して前記クランクシャフト36からの動力は、第1および第2クラッチ71,72に共通であるクラッチアウタ73に、一次減速装置51およびダンパスプリング74を介して入力される。
一次減速装置51は、前記クランクシャフト36に設けられる駆動歯車75と、第1メインシャフト54に相対回転可能に支承されて駆動歯車75に噛合する被動歯車76とから成り、被動歯車76が、前記クラッチアウタ73にダンパスプリング74を介して連結される。
第1クラッチ71は、前記クラッチアウタ73と、該クラッチアウタ73で同軸に囲繞されるとともに第1メインシャフト54に相対回転不能に結合される第1クラッチインナ77との間の動力断・接を第1油圧室78の油圧制御に応じて切換えるように構成され、第2メインシャフト55内には第1油圧室78に通じる第1油路79が形成される。
また第2クラッチ72は、前記第1クラッチ71を前記一次減速装置10との間に挟むようにして、第2メインシャフト55の軸線方向で第1クラッチ71と並ぶように配置されるものであり、前記クラッチアウタ73と、該クラッチアウタ73で同軸に囲繞されるとともに第2メインシャフト55に相対回転不能に結合される第2クラッチインナ82との間の動力断・接を第2油圧室83の油圧制御に応じて切換えるように構成され、第2メインシャフト55内には、第2油圧室83に通じる第2油路84が第1油路79とは隔絶して形成される。
歯車変速機構53は、第1〜第6速用歯車列G1,G2,G3,G4,G5,G6の確立および非確立を切換えるようにして両メインシャフト54,55およびカウンタシャフト56の軸線方向に作動し得る第1、第2、第3および第4シフタ85,86,87,88を有しており、それらのシフタ85〜88は、第1〜第4シフトフォーク89,90,91,92で抱持される。
図4において、クランクケース35の右および左側壁35a,35bには、両メインシャフト54,55およびカウンタシャフト56と平行な軸線を有するシフトドラム93が軸線まわりの回動自在に支承されており、第1〜第4シフトフォーク89〜92は、前記シフトドラム93の外周に係合され、シフトドラム93の回動に応じて第1〜第4シフトフォーク89〜92すなわち第1〜第4シフタ85〜88が両メインシャフト54,55およびカウンタシャフト56の軸線方向に作動することになる。
而してシフトドラム93が回動することにより、歯車変速機構53における第1〜第6速用歯車列G1〜G6の確立および非確立が切換えられるものであり、シフトドラム93の回動位置を変化させるシフトアクチュエータ94が、クランクケース35の左側壁35bの外面に取付けられる。
前記シフトアクチュエータ94は、回転動力を発揮する電動モータ96と、該電動モータ96の出力回転数を減速するようにして該電動モータ96の回転動力を伝達する歯車減速機構97と、該歯車減速機構97から伝達される動力で回転するとともにその回転運動を前記シフトドラム93の回動運動に変換するようにして歯車減速機構97に連動、連結されるバレルカム98と、バレルカム98の回転に応じて前記シフトドラム93に伝達するようにして前記シフトドラム93に同軸に固着される円板状の伝動回転部材99とを備える。
クランクケース35の前記左側壁35bには、前記歯車減速機構97、バレルカム98および伝動回転部材99を収容するケース部材100が締結されており、そのケース部材100の開口端を塞ぐようにして該ケース部材100に蓋部材101が取付けられ、前記電動モータ96は前記蓋部材101と反対側からケース部材188に取付けられる。
而して前記クラッチ装置52および前記歯車変速機構53で構成される前記変速機50は、前記シフトアクチュエータ94の作動と、クラッチ装置52における第1および第2油圧室78,83の油圧を制御する油圧制御弁(図示せず)の作動との組合わせで変速作動することになる。
図5において、前記車体フレームFの一部を構成する左側のピボットフレーム24の下部には、乗員の左足を載せるステップ105が設けられるステップホルダ104が、たとえば一対のボルト106,106で取付けられる。また左側の前記ピボットフレーム24の下部には、車体フレームFの一部を構成するサイドスタンドブラケット107が固着されており、このサイドスタンドブラケット107には、自動二輪車を左側に傾斜した状態で駐車させるためのサイドスタンド108が回動可能に取付けられる。
車体フレームFの一部を構成する前記サイドスタンドブラケット107には、左側の前記ピボットフレーム24の車幅方向内側に配置される固定支持部110が、複数の締結部材たとえば一対のボルト111,111で締結される。
図6〜図8を併せて参照して、前記固定支持部110は、側面視で略L字状に形成されるとともに前記ボルト111…でサイドスタンドブラケット107に締結される取付け板110aと、該取付け板110aから外側方に突出する円筒状の支持筒110bと、該支持筒110bの外側方に配置されるようにして前記取付け板110aの一部を屈曲させたばね受け110cと一体に有するように形成される。
前記固定支持部110は、位置調整可能として前記スタンドブラケット107に締結されるものであり、たとえば前記ボルト111…を挿通せしめるようにして前記取付け板10aに設けられる挿通孔112…が、前記ボルト111…の外周との間に位置調整用の隙間を形成することを可能として前記ボルト111…の直径よりも大きく形成される。
この固定支持部110の前記支持筒110bには、可動部113が回動可能に支承されるものであり、この可動部113には、変速のために乗員の足によって回動操作される操作ペダル114が連動、連結され、前記操作ペダル114は、前記ステップ105に載せた左足の爪先側で回動操作することを可能として前記ステップ105の前方に配置される。
前記可動部113は、前記固定支持部110の支持筒110bを同軸に囲繞するとともに一端を前記固定支持部110の取付け板110aに対向させた円筒カバー113aと、該円筒カバー113aの他端を閉じる端壁113bと、該端壁113bの内面中央部に同軸にかつ一体に連設されて前記固定支持部110の支持筒110b内に回動可能に嵌合される中心軸113cと、前記端壁113bの外面中央部に同軸にかつ一体に連設される連結軸113dとを有し、前記固定支持部110のばね受け110cは前記円筒カバー113aの外側方に配置される。
ところで前記操作ペダル114による変速操作は検出器115で検出されるものであり、この検出器115は、前記可動部113とは反対側で前記固定支持部110の取付け板110aに取付けられており、前記可動部113の中心軸113cに同軸に連設される検出軸113eが前記検出器115に連結される。
一方、操作ペダル114は、前後方向に延びるアーム部114aと、該アーム部114aの後端に設けられる円筒状の被支持部114bと、前記アーム部114aの先端部に設けられるペダル部114cとから成り、この操作ペダル114の車幅方向内側に前記固定支持部110、前記可動部113および前記検出器115が配置される。
前記操作ペダル114の前記被支持部114bには前記可動部113の連結軸113dがスプライン嵌合され、被支持部114bの前記連結軸113dからの離脱を阻止するためのボルト116が、前記可動部113の端壁113bおよび前記ボルト116の拡径頭部116a間に前記被支持部114bを挟むようして前記連結軸113dに同軸に螺合される。すなわち操作ペダル114に、該操作ペダル114の回動軸線と前記円筒カバー113aの中心軸線とを同軸にして前記可動部113が固定的に直接連結されることになり、操作ペダル114の回動操作に応じて前記可動部113が同方向に回動することになる。
図9を併せて参照して、前記操作ペダル114に戻り方向のばね力を作用せしめる戻しばね117が、前記操作ペダル114に連動、連結される可動部113と、該可動部113を作動可能に支持する固定支持部110との間に設けられる。この戻しばね117は、前記円筒カバー113a内で前記固定支持部110の前記支持筒110bを囲繞するコイル部117aと、該コイル部117aの両端から延出される一対の挟み片部117b,117cとを有する。
また前記可動部113の一部を構成して前記戻しばね117の前記コイル部117aを囲繞する前記円筒カバー113aの軸方向両端部には、前記挟み片部117b,117cを該円筒カバー113aの外側に導出させる切欠き部118,119がそれそれ設けられ、前記戻しばね117の両挟み片部117b,117cは、前記切欠き部118,119から前記円筒カバー113aの外方に導出され、前記固定支持部110のばね受け110cを前記支持筒110bの周方向に沿う両側から挟むように配置される。
ところで前記操作ペダル114をシフトダウン側に回動操作すると、図10で示すように可動部113が回動し、前記戻しばね117の挟み片部117cが、可動部113の回動方向に沿う前記切欠き部119の後端壁で押されてばね受け110cから離反する側に移動することになり、可動部113に元の回動位置に戻す側のばね力が戻しばね117から作用することになる。
また前記操作ペダル114をシフトアップ側に回動操作すると、図11で示すように可動部113が回動し、前記戻しばね117の挟み片部117bが、可動部113の回動方向に沿う前記切欠き部118の後端壁で押されてばね受け110cから離反する側に移動することになり、可動部113に元の回動位置に戻す側のばね力が戻しばね117から作用することになる。
前記操作ペダル114の操作には、クリック機構122でクリック感が付与されるものであり、このクリック機構122は、前記戻しばね117と、該戻しばね117を摺接させるようにして前記可動部113に設けられる摺動面120,121とで構成され、該摺動面120,121が前記可動部113の作動によって該可動部113に作用する前記戻しばね117のばね力を変化させるように形成される。
前記摺動面120,121は、前記可動部113における円筒カバー113aの軸方向両端部に設けられる切欠き部118,119の一部に形成されるものであり、それらの摺動面120,121が、前記可動部113の回動に応じて前記戻しばね117のコイル部117aの軸方向長さを変化させるようにして前記挟み片部117b,117cを摺接させる傾斜面に形成される。
すなわち挟み片部117bを摺接させるようにして前記円筒カバー113aの一端部の前記切欠き部118に形成される摺動面120は、図10で示すように、前記操作ペダル114をシフトダウン側に回動操作したときに挟み片部117bが登る傾斜面として形成され、挟み片部117cを摺接させるようにして前記円筒カバー113aの他端部の前記切欠き部119に形成される摺動面121は、図11で示すように、前記操作ペダル114をシフトアップ側に回動操作したときに挟み片部117cが登る傾斜面として形成される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、操作ペダル114に連動、連結される可動部113と、該可動部113を回動可能に支持して車体フレームFに固定される固定支持部110との間に戻しばね117が設けられており、操作ペダル114の操作にクリック感を付与するクリック機構122が、前記戻しばね117と、該戻しばね117を摺接させるようにして前記可動部113に設けられる摺動面120,121とで構成され、該摺動面120,121が前記可動部113の回動によって該可動部113に作用する前記戻しばね117のばね力を変化させるように形成されるので、クリック機構122を戻しばね117および可動部113以外の別部材を用いて構成する必要がなく、可動部113の周囲にクリック機構122のための大きなスペースを確保することを不要として戻しばね117およびクリック機構122をコンパクトに配置することができる。
また固定支持部110には、可動部113を回動可能に支持する円筒状の支持筒110bと、該支持筒110aの外側方に配置されるばね受け110cとが設けられ、前記戻しばね117が、該支持筒110bを囲繞するコイル部117aと、該コイル部117aの両端から延出されるとともに前記支持筒110bの周方向に沿う両側から前記ばね受け110cを挟む一対の挟み片部117b,117cとを有し、前記コイル部117aを囲繞するようにして前記可動部113の一部を構成する円筒カバー113aの軸方向両端部に、前記挟み片部117b,117cを該円筒カバーの外側に導出させる切欠き部118,119がそれそれ設けられ、それらの切欠き部118,119の一部に、前記挟み片部117b,117cを摺接させる前記摺動面120,121がそれぞれ形成されるので、戻しばね117を可動部113で保護しつつ、戻しばね117およびクリック機構122をよりコンパクトに構成することができる。
また前記摺動面120,121が、前記可動部113の回動に応じて前記戻しばね117のコイル部117aの軸方向長さを変化させるようにして前記挟み片部117b,117cを摺接させる傾斜面に形成されるので、戻しばね117のコイル部117aの軸方向長さを変化させることで変化する反力を操作ペダル114側に伝えることでクリック感を得ることができるようにし、小さな戻しばね117で大きなクリック感を得ることができる。
また前記可動部113に設けられて前記支持筒110bに回動可能に嵌合される中心軸113cに、前記固定支持部110に取付けられる前記検出器115に連結される検出軸113eが同軸に連設されるので、検出軸113eを固定支持部110で保護しつつ、可動部113の回動を検出器115に伝達することができる。
また操作ペダル114の車幅方向内側に前記可動部113、前記固定支持部110および前記検出器115が配置されるので、操作ペダル114で可動部113、固定支持部110および検出器115を保護することができる。
また操作ペダル114に、該操作ペダル114の回動軸線と前記円筒カバー113aの中心軸線とを同軸にして前記可動部113が固定的に直接連結されるので、操作ペダル114および可動部113間にリンク機構等の伝動機構を設けることを不要として、部品点数を低減することができる。
さらに固定支持部110が、複数(この実施の形態では一対)のボルト111,111で位置調整可能として車体フレームFのサイドスタンドブラケット107に締結されるので、固定支持部110を固定しつつ操作ペダル114の位置調整が可能となる。
本発明の第2の実施の形態について図12を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
左側のピボットフレーム24の下部に取付けられるステップホルダ104には、ステップ105に載せた左足の爪先側で回動操作可能な操作ペダル125が回動可能に支承されるものであり、該操作ペダル125は、前後方向に延びるアーム部125aと、該アーム部125aの後端に設けられる円筒状の被支持部125bと、前記アーム部125aの先端部に設けられるペダル部125cとから成り、前記被支持部125bは、車幅方向に延びる軸線を有する支軸126を介して前記ステップホルダ104の前端部に回動可能に支承される
前記固定支持部110で回動可能に支承される可動部113には、アーム127の一端部がボルト128で締結されており、前記操作ペダル125におけるアーム部125aの中間部に、上下方向に延びるリンクロッド130の一端部が前記回動軸121と平行な軸線を有する第1連結ピン129を介して回動可能に連結され、前記アーム127の他端部および前記リンクロッド130の他端部は、第1連結ピン129と平行な軸線を有する第2連結ピン131を介して回動可能に連結される。したがって前記可動部113は前記操作ペダル125が回動するのに応じて回動することになる。
この第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3の実施の形態について図13を参照しながら説明するが、上記第1および第2の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明を省略する。
左側のピボットフレーム24の後側下部には、乗員の左足を載せるステップ134が設けられるステップホルダ135が、たとえば一対のボルト136,136で取付けられる。このステップホルダ135には、前記ステップ134に載せた左足の爪先側で回動操作可能な操作ペダル137が回動可能に支承されるものであり、該操作ペダル137は、前後方向に延びるアーム部137aと、該アーム部137aの後端から下方にわずかに突出する連結突部137bと、前記アーム部137aの先端部に設けられるペダル部137cとから成り、前記アーム部137aの後端部が、車幅方向に延びる軸線を有する支軸138を介して前記ステップホルダ135の前端部に回動可能に支承される
前記操作ペダル137における連結突部137bには、前後方向に延びるリンクロッド139の一端部が支軸138と平行な軸線を有する第1連結ピン140を介して回動可能に連結される。一方、前記固定支持部材110に回動可能に支承された可動部113の車幅方向外端部に基端部がボルト141で固定されるアーム142の先端部には、第1連結ピン140と平行な軸線を有する第2連結ピン143を介して前記リンクロッド139の他端部が回動可能に連結される。したがって可動部113は、前記操作ペダル137が回動するのに応じて回動することになる。
この第3の実施の形態によっても上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4の実施の形態について図14〜図16を参照しながら説明すると、操作ペダル150には可動部151が一体に連結されており、その可動部151は、車体に固定される固定支持部152に上下に移動可能に支承される。
前記固定支持部152は、車体に固定される基板153と、車体前後方向に間隔をあけて前記基板153に固着される一対のブラケット154,154とを有しており、それらのブラケット154,154から車幅方向に延出される一対のリンク機構155,155を介して前記操作ペダル150および前記可動部151が前記固定支持部151に上下移動可能に支承される。
前記リンク機構155は、一端部が前記可動部151に第1の連結軸156を介して連結されるととも他端部が第1の連結軸156と平行な第2の連結軸157を介して前記ブラケット154に連結される第1のリンク部材158と、一端部が前記可動部151に第3の連結軸159を介して連結されるととも他端部が第3の連結軸159と平行な第4の連結軸160を介して前記ブラケット154に連結される第2のリンク部材161とで、平行リンクとして構成される。
また前記可動部材151と、前記顔低支持部152の基板153との間には、前記操作ペダル150および可動部材151を戻り方向に付勢する戻しばね162が設けられるものであり、この戻しばね162は、前記固定支持部152の基板153にリベット163で固着される支持板部162aと、上下方向で略V字状に広がって前記支持板部162aに一体に連なる係合腕部162b,162cとを一体に有し、一対の前記リンク機構155…間に配置される。
一方、前記可動部151には、下方に臨む摺動面165を上部側壁とするとともに摺動面166に対向して上方に臨む摺動面166を下部側壁として前記基板153側に広がる凹部164が設けられ、前記戻しばね162の係合腕部162b,162cが前記凹部164内に挿入される。この凹部164は、操作ペダル150をシフトアップ側すなわち上方に移動せしめると、前記戻しばね162の両係合腕部162b,162cのうち下方の係合腕部162cが前記凹部164の下部側壁の摺動面166に当接して撓むことで操作ペダル150を下方に付勢するばね力が生じ、また操作ペダル150をシフトダウン側すなわち下方に移動せしめると、前記戻しばね162の両係合腕部162b,162cのうち上方の係合腕部162bが前記凹部194の上部側壁の摺動面165に当接して撓むことで操作ペダル150を上方に付勢するばね力が生じる。
また前記戻しばね162が備える両係合腕部162b,162cの先端部には外側に向けて突出する突部167,168がそれぞれ突設されており、前記操作ペダル150の操作にクリック感を生じさせるクリック機構169は、前記戻しばね162に設けられた前記突部167,168と、前記可動部151に向けられる摺動面165,166とで構成されるものであり、摺動面165,166には、前記操作ペダル150のシフトアップ操作およびシフトダウン操作に応じて前記突部167,168を嵌合させる嵌合凹部170,171が形成される。
また前記操作ペダル150がシフトアップ側に操作されたことを一対の前記リンク機構155…の第1のリンク部材157の当接によって検出する検出器172と、前記操作ペダル150がシフトダウン側に操作されたことを一対の前記リンク機構155…の一方のうち第1のリンク部材157の当接によって検出する検出器173が前記固定支持部152に取付けられる。
また前記可動部151には、該操作ペダル150がシフトアップ側に操作されたときに前記リンク機構155…のうち第1のリンク部材157に当接するストッパ174と、前記操作ペダル150がシフトダウンプ側に操作されたときに前記リンク機構155…のうち第1のリンク部材157に当接するストッパ175とが設けられる。
しかも前記固定支持部152、前記リンク機構155…、前記戻しばね162、前記検出器172,173および前記可動部151の一部を覆うゴムブーツ176が、前記基板153および前記可動部151間に設けられる。
この第4の実施の形態によれば、戻しばね162と、該戻しばね167,168に設けられた突部167,168を操作ペダル150のシフトアップ操作およびシフトダウン操作に応じて嵌合させる嵌合凹部170,171を有して前記可動部151に設けられる摺動面165,166とでクリック機構169を構成するようにして、クリック機構169を戻しばね162および可動部151以外の別部材を用いて構成する必要がなく、可動部151の周囲にクリック機構169のための大きなスペースを確保することを不要として戻しばね162およびクリック機構169をコンパクトに配置することができる。
上記第4の実施の形態の変形例として、図16において鎖線で示すように、戻しばね162の突部167,168を乗り越えさせる突部が摺動面165,166に形成されるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
50・・・変速機
110,152・・・固定支持部
110b・・・支持筒
110c・・・ばね受け
113,151・・・可動部
113c・・・中心軸
113e・・・検出軸
114,125,137,150・・・操作ペダル
115,172,173・・・検出器
116・・・締結部材であるボルト
117,162・・・戻しばね
117a・・・コイル部
117b,117c・・・挟み片部
118,119・・・切欠き部
120,121,165,166・・・摺動面
122,169・・・クリック機構

Claims (7)

  1. 変速のために乗員の足によって回動操作される操作ペダル(114,125,137,150)と、該操作ペダル(114,125,137,150)の操作にクリック感を付与するクリック機構(122,169)と、前記操作ペダル(114,125,137,150)に戻り方向のばね力を作用せしめる戻しばね(117,162)と、前記操作ペダル(114,125,137,150)による変速操作を検出する検出器(115,172,173)とを備え、該検出器(115,172,173)の検出結果に基づいて変速機(50)を変速作動せしめるようにした鞍乗り型車両の変速制御装置において、前記操作ペダル(114,125,137,150)に連動、連結される可動部(113,151)と、該可動部(113,151)を作動可能に支持して車体に固定されるとともに前記戻しばね(117,162)が前記可動部(113,151)との間に設けられる固定支持部(110,152)とを含み、前記クリック機構(122,169)が、前記戻しばね(117,162)と、該戻しばね(117,162)を摺接させるようにして前記可動部(113,151)に設けられる摺動面(120,121,165,166)とで構成され、該摺動面(120,121,165,166)が前記可動部(113,151)の作動によって該可動部(113,151)に作用する前記戻しばね(117,162)のばね力を変化させるように形成されることを特徴とする鞍乗り型車両の変速制御装置。
  2. 前記固定支持部(110)に、前記可動部(113)を回動可能に支持する円筒状の支持筒(110b)と、該支持筒(110b)の外側方に配置されるばね受け(110c)とが設けられ、前記戻しばね(117)が、前記支持筒(110b)を囲繞するコイル部(117a)と、該コイル部(117a)の両端から延出されるとともに前記支持筒(110b)の周方向に沿う両側から前記ばね受け(110c)を挟む一対の挟み片部(117b,117c)とを有し、前記コイル部(117a)を囲繞するようにして前記可動部(113)の一部を構成する円筒カバー(113a)の軸方向両端部に、前記挟み片部(117b,117c)を該円筒カバー(113a)の外側に導出させる切欠き部(118,119)がそれそれ設けられ、それらの切欠き部(118,119)の一部に、前記挟み片部(117b,117c)を摺接させる前記摺動面(120,121)がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の変速制御装置。
  3. 前記摺動面(120,12)が、前記可動部(113)の回動に応じて前記戻しばね(117)のコイル部(117a)の軸方向長さを変化させるようにして前記挟み片部(117b,117c)を摺接させる傾斜面に形成されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両の変速制御装置。
  4. 前記可動部(113)に設けられて前記支持筒(110b)に回動可能に嵌合される中心軸(113c)に、前記固定支持部(110)に取付けられる前記検出器(115)に連結される検出軸(113e)が同軸に連設されることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗り型車両の変速制御装置。
  5. 前記操作ペダル(114,125,137)の車幅方向内側に前記可動部(113)、前記固定支持部(110)および前記検出器(115)が配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鞍乗り型車両の変速制御装置。
  6. 前記操作ペダル(114)に、該操作ペダル(114)の回動軸線と前記円筒カバー(113a)の中心軸線とを同軸にして前記可動部(113)が固定的に直接連結されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両の変速制御装置。
  7. 前記固定支持部(110)が、複数の締結部材(116)で位置調整可能として車体に締結されることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の鞍乗り型車両の変速制御装置。
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