JP2013172925A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第一基板と第二基板とが双方向通信可能に構成された遊技機において、一方の基板と他方の基板との製造元が異なる不正な接続状況下で遊技機を動作させた場合であっても、予期せぬ不具合が発生することを回避可能な手段の提供。
【解決手段】第一制御部は、第二基板から送信された応答情報内に組込まれた第二基板製造元識別情報と第一基板製造元識別情報とが同一であるか否かを判定し、同一でない場合には異常と判定する一方、第二制御部は、第一基板から送信された制御情報内に組込まれた第一基板製造元識別情報と第二基板製造元識別情報とが同一であるか否かを判定し、同一でない場合には異常と判定するよう構成された遊技機。
【選択図】図24

Description

遊技機に関する。
現在の遊技機においては、主に遊技進行を制御するメイン基板(主制御装置)、主に遊技の興趣性を高めるための演出の実行可否及び実行内容を決定するサブメイン基板(副制御装置)、サブメイン基板側での決定内容に基づき主に画像の表示制御を実行するサブサブ基板(画像制御装置)、主に遊技球の払出しを制御する払出制御基板(賞球払出装置)等の複数の制御基板を備えており、当該複数の制御基板間を配線で接続し、コマンド信号の送受信により連動動作させる手法が一般的である。そして、各基板ごとの制御を単機能化することで、全体としては複雑な制御を分割して制御負荷を軽減させている。
特開2010−220874号公報
ところで、近年、遊技機の製造過程においては、ある遊技機メーカーが製造した遊技機を構成する制御基板と当該ある遊技機メーカーとは異なる遊技機メーカーが製造した遊技機を構成する制御基板とをハードウェア上において同一の構成とすることで、複数の遊技機メーカー間で基板部材を共有し産業廃棄物の排出抑制に努めている。このような状況下においては、一方の基板の製造元となる遊技機メーカーと他方の基板の製造元となる遊技機メーカーとが相違した場合であっても、ハードウェア上は双方の制御基板間を配線で接続することが可能であり、コマンド信号の送受信が可能となり得る。しかしながら、制御基板内に封入されている制御ソフトウェアは、遊技機メーカー毎に制御内容が相違する場合があり、このような不正な接続状況下で遊技機を動作させた場合、予期せぬ不具合が発生する恐れがある。
本態様は、
CPUを有する第一基板(例えば、メイン制御基板1000)で作動する第一制御部(例えば、メイン制御基板1000上で機能する各手段)と、
CPUを有する第二基板(例えば、払出制御基板2000)で作動する第二制御部(例えば、払出制御基板2000上で機能する各手段)と
を有し、第一基板(例えば、メイン制御基板1000)と第二基板(例えば、払出制御基板2000)とが双方向通信可能に構成されたぱちんこ遊技機において、
第一制御部(例えば、メイン制御基板1000上で機能する各手段)は、
第一基板(例えば、メイン制御基板1000)の製造元を一意に識別するための第一基板製造元識別情報が予め記憶された第一基板製造元識別情報記憶手段(例えば、メイン制御基板製造元情報記憶手段1150)と、
第二基板(例えば、払出制御基板2000)に対して制御情報を送信する制御情報送信制御手段(例えば、送信制御手段1110)と、
制御情報送信制御手段(例えば、送信制御手段1110)が制御情報を送信するに際して、当該制御情報内に第一基板製造元識別情報を組込む第一基板側製造元識別情報組込制御手段(例えば、送信コマンド設定手段1111a)と
を備え、
第二制御部(例えば、払出制御基板2000上で機能する各手段)は、
第二基板(例えば、払出制御基板2000)の製造元を一意に識別するための第二基板製造元識別情報が予め記憶された第二基板製造元識別情報記憶手段(例えば、払出制御基板製造元情報記憶手段2360)と、
第一基板(例えば、メイン制御基板1000)に対して応答情報を送信する応答情報送信制御手段(例えば、送信制御手段2120)と、
応答情報送信制御手段(例えば、送信制御手段2120)が応答情報を送信するに際して、当該応答情報内に第二基板製造元識別情報を組込む第二基板側製造元識別情報組込制御手段(例えば、送信制御手段2120)と
を備え、
第一制御部(例えば、メイン制御基板1000上で機能する各手段)は、
第二基板(例えば、払出制御基板2000)から送信された応答情報を受信する応答情報受信制御手段(例えば、受信制御手段1120)と、
応答情報受信制御手段(例えば、受信制御手段1120)により受信された応答情報内に組込まれた第二基板製造元識別情報と第一基板製造元識別情報とが同一であるか否かを判定し、同一でない場合には第二基板(例えば、払出制御基板2000)に対して制御情報を再送すると共に、当該再送回数が所定回数以上となる場合には異常と判定する第一基板側製造元同一性検査手段(例えば、正常送信判定手段1300)と
を備え、
第二制御部(例えば、払出制御基板2000上で機能する各手段)は、
第一基板(例えば、メイン制御基板1000)から送信された制御情報を受信する制御情報受信制御手段(例えば、受信制御手段2110)と、
制御情報受信制御手段(例えば、受信制御手段2110)により受信された制御情報内に組込まれた第一基板製造元識別情報と第二基板製造元識別情報とが同一であるか否かを判定し、同一でない場合には第一基板(例えば、メイン制御基板1000)に対して応答情報を再送すると共に、当該再送回数が所定回数以上となる場合には異常と判定する第二基板側製造元同一性検査手段(例えば、正常受信判定手段2370)と
を備えることを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様によれば、一方の基板と他方の基板との製造元が異なる不正な接続状況下で遊技機を動作させた場合であっても、予期せぬ不具合が発生することを回避することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図(遊技者側)である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の裏面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出用遊技球を遊技機内に貯留する動作原理の概要図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の払出ユニットの外観図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出ユニットの構造と遊技球の払出を行う動作原理の概要図である。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成図である。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機のメイン制御基板及び払出制御基板間で送受信されるコマンド及び情報の内容を示した図である。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、払出制御基板との通信処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、シリアル通信のエラー監視処理のフローチャートである。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、シリアル通信のデータ受信監視処理のフローチャートである。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、払出コマンド要求処理のフローチャートである。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、払出コマンド送信処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、1コマンド目(2コマンド目)送信処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、1コマンド目受信確認処理のフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、メイン制御基板側で実行する、2コマンド目受信確認処理のフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する処理のメインフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する、メイン制御基板との通信処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する、シリアル通信のエラー監視処理のフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する、シリアル通信のデータ受信監視処理のフローチャートである。 図21は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する、払出コマンド対応情報送信処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する、カードユニットとの通信処理のフローチャートである。 図23は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出制御基板側で実行する、払出制御処理のフローチャートである。 図24は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における作用図である。
実施するための形態
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機を一例としている。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機{例えば、従来の第1種、第2種、第3種、一般電役等のぱちんこ遊技機や回胴式遊技機(いわゆるスロットマシン)}に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。
《全体構成》
(前面)
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠102、前枠104、透明板106、扉108、上球皿110、下球皿112及び発射ハンドル116を含む。まず、外枠102は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠104は、外枠102の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠102に開閉可能に取り付けられる。前枠104は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板106は、ガラス等により形成され、扉108により支持される。扉108は、図示しないヒンジ機構を介して前枠104に開閉可能に取り付けられる。上球皿110は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿112への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿112は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿110と下球皿112の間にはスピーカ114が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。そして、遊技効果ランプ190は、遊技領域120又は遊技領域120以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。更に、透明板106の右下部を介して視認可能な、遊技球の払出に関する情報をLEDによって外部に表示する状態表示部130が備えられている。
次に、遊技盤は、外レール122と内レール124とにより区画された遊技領域120が形成されている。そして、当該遊技領域120には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、特図始動口2110(入球検知センサ2111)、普図始動口2210(入球検知センサ2211)、大入賞口2120(入球検知センサ2121)、特別図柄表示装置2130、演出表示装置2140、普通図柄表示装置2220、センター飾り192及びアウト口142が設置されている。そして、特図始動口2110や大入賞口2120等の各種入賞口に遊技球が入球すると、これら入賞口に設けられた入球検知センサにより遊技球通過が検知される。また、後述するように、この検知信号がメイン制御基板(主制御装置)に送信され、これを受けてメイン制御基板から払出制御基板側に所定の払出コマンドが送信される結果、所定球数の賞球が払い出される。また、図1に示すように、プリペイドカードによる遊技球の貸し出しを受け付けるカードユニットCが、遊技機1の左に隣接して設けられている。
ここで、本実施形態に係るカードユニットCは、周知の構成と同じである。具体的には、カードユニットCには、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を上皿近傍に設けられる度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ、カードユニットCがいずれの側のぱちんこ遊技機に対応しているのかを示す連結台方向表示器、カードユニットC内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口、カード挿入口の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニットを解放するためのカードユニット錠等が設けられている(不図示)。
(背面)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に特図始動口2110へ入球したときの当否抽選や払出制御基板2000への賞球払出コマンド送信等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行うメイン制御基板(主制御装置)1000と、遊技内容に興趣性を付与する装図表示部2141上での各種演出・情報報知に係る表示・音響・サイドランプ等による各種演出制御を司るサブ制御基板(演出制御装置)3000と、サブ制御基板3000からの指示に基づいて演出表示装置2140上での各種演出の制御を司るサブサブ制御基板(図柄制御装置)4000と、球払出関連機構・装置と、ホールコンピュータHC等へ遊技に関する情報送信を中継するための外部中継端子板5000と、をその背面に有している。ここで、球払出関連機構・装置は、球タンク11、タンクレール12、各入賞口への入賞やカードユニットからの要求に応じて球タンク11から供給される遊技球を上球皿110へ払い出す払出ユニット13、払出ユニット13からの払出球を検知するカウントセンサ14、受け皿(上球皿110、下球皿112)が満タンである場合にオンになる受け皿満タンスイッチ15、払出ユニット13による払出動作を制御する賞球払出制御基板(賞球払出装置)2000等から構成される。
(払出機構)
次に、図3を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、払出用遊技球を遊技機内に貯留する動作原理を説明することとする。図3の矢印で示すように、補給装置(遊技機の球タンク11へ遊技球を供給するために設置されたホールの付帯設備)から供給される遊技球は、球タンク11、タンクレール12を通り、払出ユニット13に誘導されて貯留される。このように遊技機内に貯留された遊技球は、入賞口への入球に基づく賞球として或いはカードユニットからの払出要求に基づいて上球皿110へ払い出される。
次に、図4及び図5を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の払出ユニット13の構造と遊技球の払出を行う動作原理を説明することとする。まず、図4に示されるように、払出ユニット13は、払出の際に駆動される払出モータ13aを有している。そして、図5に示されるように、払出ユニット13は、払出モータ13aと連結したカム軸13bを有している。このような構造の払出ユニット13は、下記の原理に従い動作する。まず、遊技領域120内の入賞口に遊技球が入球すると、入賞信号がメイン制御基板1000に送られメイン制御基板1000は払出個数を決定し、払出制御基板2000へ賞球の信号を送信する。或いは、カードユニットC等の遊技球貸出装置から払出制御基板2000へ球貸しの要求がなされる。これを受けて払出制御基板2000は払出ユニット13を作動させ、払出ユニット13内の払出モータ13aが遊技球の払出を実行する。図5に示されるように、払出モータ13aが回転することにより、カム軸13bが回転し、遊技球が1球ずつ払い出される。尚、払い出された遊技球は、払出ユニット13に設けられたカウントセンサ14により検知され、払出制御基板2000で遊技球の払出個数が計数される。
(外部中継端子板)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る外部中継端子板5000を説明することとする。外部中継端子板5000には、各種ケーブルコネクタが接続される出力端子部としての複数の外部接続端子{例えば、賞球払出に関する情報、入賞や図柄停止に関する情報、現在の遊技状態(通常遊技状態、特定遊技状態、特別遊技状態等)に関する情報を出力するための遊技状態情報出力用の端子、扉が開放している際に開放検知センサ等によって検出される各種エラー情報を出力するためのエラー情報出力用の端子等}が設けられている。具体的に説明すると、図2の上部に示すように、外部中継端子板5000には、出力端子部5000a、b、c・・・というように、複数の出力端子が設けられている。そして、後述するように、当該複数の出力端子は、ケーブルハーネスによってホールコンピュータHCと結線されることで、当該複数の出力端子からホールコンピュータHCへ情報出力可能に構成されている。ここで、本実施形態においては、払出制御基板2000から出力される情報であって複数種類の情報である払出関連情報の出力用端子として、一の出力端子(例えば、出力端子部5000a)が割り当てられている。尚、当該一の出力端子以外の出力端子(本例では、出力端子部5000b、c・・・)は、メイン制御基板1000から出力される信号の出力用端子であり、例えば、大当り時に大当りの間信号を出力する大当り出力用端子(大当りの種類によって複数あり)、ガラス扉が開放している間信号を出力する扉開放出力用端子、始動口に入賞した際に信号を出力する始動口入賞時出力用端子、賞球タンクに球が不足している間信号を出力する球切れ時出力用端子、特別図柄確定停止時に信号を出力する特別図柄確定回数用出力用端子等のように、遊技場運営者側にとって重要な情報である遊技関連情報の出力用端子である。即ち、当該払出関連情報の出力用端子を一の出力端子とすることで、これら重要な遊技関連情報の出力用端子が枯渇してしまうことを回避できるよう構成されているのである。
《電気的構成》
次に、図6(上段)のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御するメイン制御基板1000と、メイン制御基板1000からのコマンドに基づいて遊技球の払出を制御する払出制御基板2000と、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2140上での各種演出・スピーカ114からの音響・遊技効果ランプ190の点灯等の演出全般を制御するサブ制御基板3000と、演出表示装置2140上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等を制御するサブサブ制御基板4000とを備える。ここで、払出制御基板2000は、遊技球の貸出装置であるカードユニットCと、遊技球の払出を実行する払出ユニット13(払出モータ13a)と、遊技球の払出に関する状態をLEDによって外部に表示する状態表示部130とに接続している。尚、メイン制御基板1000、払出制御基板2000、サブ制御基板3000及びサブサブ制御基板4000には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムを予め記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。
ここで、メイン制御基板1000と払出制御基板2000との間では、情報送信がシリアル送信の形で実行される。即ち、メイン制御基板1000から払出制御基板2000へは送信線1本とし、払出制御基板2000からメイン制御基板1000へも送信線1本とする。そして、後で詳述するように、メイン制御基板1000と払出制御基板2000との間のコマンドは、2バイト単位で構成され、1バイト単位に分割してシリアルで送信される。他方、メイン制御基板1000からサブ制御基板3000への情報やコマンドは、パラレルで送信される(サブ制御基板3000からサブサブ制御基板4000への情報やコマンドも同様)。
また、本実施形態においては、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000は、外部中継端子板5000に対して遊技関連情報及び払出関連情報を一方向シリアル送信の形で送信するよう構成されている。即ち、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000から外部中継端子板5000へは送信線1本とし、外部中継端子板5000からメイン制御基板1000及び払出制御基板2000へは送信線が設けられていないのである(外部中継端子板5000からホールコンピュータHCへの情報送信も同様)。
《シリアル通信で送受信されるコマンド・情報の内容》
次に、図7を参照しながら、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間で送受信されるコマンド及び情報の内容を説明する。前述のように、メイン制御基板1000から払出制御基板2000へのコマンド(賞球払出コマンド)は、2バイト単位で構成されており、1バイト単位に分割してシリアルで送信される。同様に、払出制御基板2000からメイン制御基板1000への情報(賞球払出コマンド対応情報)も、2バイト単位で構成されており、1バイト単位に分割してシリアルで送信される。
そこで、まず、メイン制御基板1000から払出制御基板2000側に送信される賞球払出コマンドについて説明する。はじめに、送信1コマンド目は、1コマンド目特定情報、メイン制御基板1000側の稼働状況及び賞球個数の情報からなる。具体的には、ビット7〜6(上位1、2ビット目)は、「10」固定である(当該コマンドが1コマンド目であることの識別情報)。次に、ビット5〜4(上位3、4ビット目)は、メイン制御基板1000側の稼働状況に関するものであり、「00」が正常稼働中(電源投入後、異常が発生していない状況)であることを意味し、「01」が電源投入時であってメイン制御基板1000側のRAM内容がクリア(初期化)されたことを意味し、「10」が電源投入時であってメイン制御基板1000側のRAM内容が復元(電源断時にバックアップされた情報が復元)されたことを意味し、「11」が異常発生中(電源投入後、何らかの異常が発生している状況)であることを意味する。次に、ビット3〜0(下位4ビット)は、賞球個数に関するものであり、例えば、0(0000B)は賞球0個であることを意味し、15(1111B)は賞球15個であることを意味する。
他方、送信2コマンド目は、2コマンド目特定情報、メイン制御基板1000の製造元(基板自体の製造元でもよいし、ROM内に封入されたプログラムの製造元でもよい)に係るメーカー情報、分割払出個数の情報からなる。具体的には、ビット7、4(上位1、4ビット目)は、「0」及び「1」の固定値(当該コマンドが2コマンド目であることの識別情報)である。次に、ビット6、5(上位2、3ビット目)は、メイン制御基板1000の製造元に係るメーカー情報であり、メーカー毎に異なる識別子(本例では、「00」がメーカーA社を意味し、「01」がメーカーB社を意味し、「10」がメーカーC社を意味し、「11」がメーカーD社を意味する)が割り当てられている。次に、ビット3〜0(下位4ビット)は、分割払出個数(詳細は後述)に関するものである。尚、本実施形態では、後述するように、払出すべき賞球が無い場合でも、1コマンド目送信処理が実行されるタイミングにおいては、賞球0個である1コマンド目を払出制御基板2000側に常時(例えば定時割り込み処理毎に)投げ続ける。また、本実施形態では、分割払出個数に関するコマンドを送信2コマンド目に付加したがこれには限定されず、送信1コマンド目に付加しても、更には送信1コマンド目及び送信2コマンド目とは別コマンドとして払出制御基板に送信するように構成してもよい。
次に、払出制御基板2000からメイン制御基板1000側に送信される賞球払出コマンド対応情報について説明する。まず、送信1情報目は、メイン制御基板1000からの送信1コマンド目と同一である(即ち、メイン制御基板1000から送信された1コマンド目を複写した情報である)。他方、送信2情報目は、2コマンド目対応情報特定情報、払出制御基板2000の製造元(基板自体の製造元でもよいし、ROM内に封入されたプログラムの製造元でもよい)に係るメーカー情報、払出制御基板2000側の動作状態に係る情報からなる。具体的には、ビット7(上位1ビット目)は、「0」固定である(当該情報が2コマンド目対応情報であることの識別情報)。次に、ビット6、5(上位2、3ビット目)は、メイン制御基板1000の製造元に係るメーカー情報であり、メーカー毎に異なる識別子(前述のメイン制御基板1000の製造元に係るメーカー情報に係る定義と同一)が割り当てられている。次に、ビット4(上位4ビット目)は、払出制御基板2000側での不正検知(例えば、払出すべき遊技球個数よりも多数の遊技球をカウントセンサ14にて検出された場合等)に係るエラー情報(以下、不正検知エラーと呼ぶことがある)であり、「0」は当該事象を非検知であることを意味し、「1」は当該事象を検知中であることを意味する。次に、ビット3(上位5ビット目)は、払出ユニット13の動作異常(例えば、カウントセンサ14や払出モータ13aの故障が検出された場合等)に係るエラー情報(以下、駆動系エラーと呼ぶことがある)であり、「0」は当該事象が非発生であることを意味し、「1」は当該事象が発生中であることを意味する。次に、ビット2(上位6ビット目)は、遊技機内での遊技球の貯留不足(例えば、球タンク11やタンクレール12内にて遊技球が貯留されない場合等)に係るエラー情報(以下、球不足系エラーと呼ぶことがある)であり、「0」は当該事象が非発生であることを意味し、「1」は当該事象が発生中であることを意味する。次に、ビット1(上位7ビット目)は、受け皿(上球皿110、下球皿112)における遊技球の貯留状況に係るエラー情報(以下、受け皿状況と呼ぶことがある)であり、「0」は受け皿が満タンでないことを意味し、「1」は受け皿が満タンであることを意味する。次に、ビット0(上位8ビット目)は、払出ユニット13を駆使しての遊技球の払出動作に係る動作状態情報であり、「0」は非払出動作中であることを意味し、「1」は払出動作中であることを意味する。
《機能構成》
次に、図8の機能ブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能を説明することとする。尚、ここに主として示す機能は、メイン制御基板1000/払出制御基板2000間での機能、払出制御基板2000/カードユニットC間の機能である。
(メイン制御基板1000)
まず、メイン制御基板1000は、遊技の進行に関する制御を司る遊技制御手段1050と、払出制御基板2000側等とのコマンド・情報の送受信の制御を司る送受信制御手段1100と、メイン制御基板1000の製造時にて後述するメーカー情報が固定値として記憶されているメイン制御基板製造元情報記憶手段1150と、メイン制御基板1000/払出制御基板2000間での送受信に関する状態を一時記憶するための送受信状態一時記憶手段1200と、メイン制御基板1000からの払出コマンドが払出制御基板2000側に正常送信されたか否かを判定する正常送信判定手段1300と、メイン制御基板1000側での送受信に関連したエラーの制御を実行するエラー制御手段1400と、を有する。尚、遊技制御手段1050は、従来機が有する周知構成である。例えば、従来の第1種ぱちんこ遊技機の場合を例に採ると、遊技制御手段1050は、乱数発生、始動口入球を契機とした乱数取得、取得した乱数を用いての抽選、抽選結果に基づいた図柄(特別図柄)変動、抽選に当選している場合に通常は閉状態にある可変入賞口を開放する特別遊技(所謂、大当り中)の実行等、周知の処理を実行する。以下、本実施形態における各手段について詳述する。
まず、送受信制御手段1100は、メイン制御基板1000から払出制御基板2000への送信制御を司る送信制御手段1110と、払出制御基板2000からメイン制御基板1000への受信制御を司る受信制御手段1120と、を有している。
ここで、送信制御手段1110は、払出制御基板2000側への送信制御を司る払出制御側送信制御手段1111を有している。また、払出制御側送信制御手段1111は、一回の賞球払出について払出制御基板2000側へ送信する二つのコマンド(1コマンド目、2コマンド目)を所定の一時記憶手段(後述する送信コマンド一時記憶手段1111c)にセットするための送信コマンド設定手段1111aと、払出制御基板2000に送信する2つのコマンドを、当該コマンドの送信処理が完了するまで一時記憶する送信コマンド一時記憶手段1111cとを有している。尚、送信コマンド設定手段1111aは、後述する処理の項目で説明するように、遊技側情報一時記憶手段1121aを参照して賞球払出コマンドのセット可否を決定するため、賞球払出決定手段としても機能する。更に、送信コマンド一時記憶手段1111cは、1コマンド目を一時記憶するための1コマンド目一時記憶領域1111c−1と、2コマンド目を一時記憶するための2コマンド目一時記憶領域1111c−2と、を有している。
また、受信制御手段1120は、賞球情報(入球信号)等を含む遊技情報を受信するための遊技側受信制御手段1121と、払出制御基板2000側からの情報を受信するための払出制御側受信制御手段1122と、を有している。ここで、遊技側受信制御手段1121は、払出処理が実行されていない賞球に関する情報等を一時記憶するための遊技側情報一時記憶手段1121aを有している。また、払出制御側受信制御手段1122は、払出制御基板2000側から送信されてきた情報の一時記憶や消去を含め、当該情報の管理を司る払出制御側受信データ管理手段1122aと、払出制御基板2000側から送信されてきた情報が最初に一時記憶される払出制御側受信データ一時記憶手段1122bと、払出制御側受信データ一時記憶手段1122bに一時記憶されたデータを、以後の処理(例えば、正常にコマンドが送信されたか否かの判定処理)のために格納するための払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cと、を有している。
次に、送受信状態一時記憶手段1200は、メイン制御基板1000側での送受信状態(本例では、後述するようにST=0〜4の5種類の状態を有する)を一時記憶するためのメイン制御側送受信状態一時記憶手段1210と、払出制御基板2000側での払出状態(例えば、払出中か否か、払出異常が発生しているか否か)が一時記憶されている払出制御側払出状態一時記憶手段1220と、を有している。
次に、正常送信判定手段1300は、メイン制御基板1000からコマンドを送信してから当該コマンドに対応した情報(払出制御基板2000から送信される当該コマンドに対応した情報)を受信するまでの時間を管理するための通信時間管理手段1310を有している。ここで、通信時間管理手段1310は、時間をカウントするためのタイマ1311を更に有している。
次に、エラー制御手段1400は、メイン制御基板1000側での送受信に関するエラーを含む遊技関連エラー(例えば、送受信に関するエラー以外として扉開放エラー等)を監視すると共に、送受信に関するエラー状態を含む遊技関連エラーを管理するエラーフラグ管理手段1420を有する。ここで、エラーフラグ管理手段1420は、送信に関するエラーフラグを含む遊技関連エラーフラグのオンオフ状態を一時記憶するためのエラーフラグ一時記憶手段1421を更に有している。
(払出制御基板2000)
次に、払出制御基板2000は、メイン制御基板1000側やカードユニットC側等とのコマンド・情報の送受信の制御を司る送受信制御手段2100と、払出制御基板2000側での送受信に関連したエラーの制御を実行するエラー制御手段2200と、賞球払出コマンドや貸球コマンドを受けて所定数の遊技球の払出処理を実行する払出制御手段2300と、払出制御手段2300の製造時にて後述するメーカー情報が固定値として記憶されている払出制御基板製造元情報記憶手段2360と、メイン制御基板1000からの払出コマンドを正常に受信できたか否かを判定する正常受信判定手段2370と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、送受信制御手段2100は、メイン制御基板1000やカードユニットCからの情報(例えば、コマンドや信号)の受信制御を司る受信制御手段2110と、メイン制御基板1000やカードユニットCへの情報の送信制御を司る送信制御手段2120と、を有している。
ここで、受信制御手段2110は、メイン制御基板1000からの情報(例えば、コマンド)の受信制御を司るメイン側受信制御手段2111と、カードユニットCからの情報(例えば、信号)の受信制御を司るカードユニット側受信制御手段2112と、を有している。そして、メイン側受信制御手段2111は、メイン制御基板1000から受信した情報の一時記憶や消去を含め、当該情報の管理処理を司るメイン側受信データ管理手段2111aと、メイン制御基板1000側から送信されてきた情報が最初に一時記憶されるメイン側受信データ一時記憶手段2111bと、メイン側受信データ一時記憶手段2111bに一時記憶された払出コマンドを所定条件充足まで一時記憶(例えば、2コマンド目を受信するまで1コマンド目を一時記憶)するための払出コマンド一時記憶手段2111cと、を有している。
また、カードユニット側受信制御手段2112は、カードユニットC側から送信されてきた情報が一時記憶されるカードユニット側受信情報一時記憶手段2112bを更に有している。
次に、エラー制御手段2200は、払出制御基板2000側での送受信に関するエラーを監視すると共に、送受信に関するエラー状態を管理するエラーフラグ管理手段2220を有する。ここで、エラーフラグ管理手段2220は、送信に関するエラーフラグのオンオフ状態を一時記憶するためのエラーフラグ一時記憶手段2221を更に有している。
次に、払出制御手段2300は、メイン制御基板1000からの賞球払出コマンドやカードユニットCからの貸球要求に関する情報等をバッファリングするための払出情報一時記憶手段2310と、遊技球の払出制御に係る情報を一時記憶するための払出処理関連情報一時記憶手段2320と、後述する分割払出動作における払出動作間の待ち時間を計時するための球通過待ちタイマ2330と、予定されていた払出数よりも少ない異常払出が発生したか否かを判定する払出異常判定手段2340と、分割払出間の待ち時間を設定するための待ち時間制御手段2350と、を有している。尚、本実施形態では、予定されていた払出数よりも少ない場合を「異常払出」としているが、これには限定されず、予定払出よりも多い場合を「異常払出」に含めるよう構成してもよい。
ここで、払出情報一時記憶手段2310は、メイン制御基板1000側からの後述する稼働状況に係る情報を一時記憶するためのバッファA2311と、メイン制御基板1000側からの賞球払出コマンドに基づく賞球数を一時記憶するためのバッファC2313と、を有している。
また、払出処理関連情報一時手段2320は、払出に関連した状態(例えば、払出中か否か・払出異常が発生しているか否か)を一時記憶するための払出状態フラグ一時記憶手段2321と、払出処理時に払い出される遊技球数がセットされる払出カウンタ2322と、分割払出(1回の払出を複数回に分割した単位)において払い出される遊技球数がセットされる分割回払出カウンタ2328と、当該分割払出において予定の払出数よりも少ない異常払出回数をカウントするための異常払出回数カウンタ2323と、1回の払出における異常払出回数をカウントするための当該回異常払出回数カウンタ2324と、メイン制御基板1000から指定された分割払出個数を一時記憶するための分割払出個数一時記憶手段2326と、メイン制御基板1000からの賞球払出コマンドに基づく賞球数を累積して一時記憶するための賞球払出予定数累積一時記憶手段2327と、を有している。
《処理》
次に、図9〜図23のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機で実行される球払出制御処理を説明する。ここで、図9〜図16が、メイン制御基板1000側での処理を示すフローチャートである。また、図17〜図23が、払出制御基板2000側での処理を示すフローチャートである。以下、順に説明することとする。
{メイン制御基板側での処理(払出制御基板との通信処理)}
まず、図9〜図16のフローチャートを参照しながら、メイン制御基板1000側で実行する払出制御基板2000との通信処理を説明することとする。はじめに、図9は、メイン制御基板1000側で実行される、通信制御に関する定時割り込み処理のフローチャートである(例えば、4ms毎に1回当該フローチャートが実行される)。まず、ステップ1100で、メイン制御基板1000は、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間での双方向通信(シリアル通信)のエラー監視処理を実行する。次に、ステップ1200で、メイン制御基板1000は、払出制御基板2000から情報を受信したか否かの監視を行うシリアル通信のデータ受信監視処理を実行する。次に、ステップ1300で、メイン制御基板1000は、払出制御基板2000側に送信する払出関連コマンド(1コマンド目及び2コマンド目)を送信コマンド一時記憶手段1111cにセットする払出コマンド要求処理を実行する。そして、ステップ1400で、メイン制御手段1000は、送信コマンド一時記憶手段1111cにセットした払出コマンドを払出制御基板2000側に送信する払出コマンド送信処理を実行し、(新たな割り込み発生時にて)ステップ1100に戻る。以下、各サブルーチンの処理を順に詳述することとする。
次に、図10は、図9のサブルーチンであるステップ1100のシリアル通信のエラー監視処理のフローチャートである。はじめに、ステップ1102で、エラー制御手段1400は、エラーフラグ一時記憶手段(ステータスレジスタ)1421を参照し、オーバーランエラー(AORE)、フレーミングエラー(AFE)及びパリティエラー(APE)が発生しているか否か、具体的にはこれらのフラグがオンであるか否かを監視する。ここで、オーバーランエラーとは、既に受信されたデータをユーザープログラムでリードする前に次のデータを受信した場合であり、具体的には、払出制御側受信データ一時記憶手段1122b内に一時記憶された払出制御基板2000側からの情報がリードされて払出コマンド対応情報一時記憶手段1122c側に移動する前に、次のデータを払出制御側受信制御手段1121が受信しまった場合に発生するエラーである。また、フレーミングエラーとは、受信した払出コマンド対応データのストップビットに0を検出した場合に発生するエラーである。そして、パリティエラーとは、受信したデータのパリティとそのデータのパリティビットが一致しない場合に発生するエラーである(例えば、偶数パリティ有りとした場合、データの送信側はデータ中のビット「1」の個数が偶数となるようパリティビットを「0」又は「1」となるよう設定し、受信側ではパリティビットを含めデータ中のビット「1」の個数が偶数でない場合にはエラーとする)。尚、エラーが発生した場合には、エラーフラグ管理手段1420が、エラーフラグ一時記憶手段(ステータスレジスタ)1421内の対応するエラービットに1をセットする処理を実行している。そして、ステップ1104で、エラー制御手段1400は、エラーフラグ一時記憶手段1421を参照し、いずれかのエラーを検出したか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1421内のオンになっているエラーフラグをオフにし(0クリアし)、シリアル通信のエラーを解除する。更に、ステップ1108で、エラー制御手段1400は、シリアル通信で受信したデータ(払出制御側受信データ一時記憶手段1122bに一時記憶されているデータ)をクリアし、次の処理(ステップ1200のシリアル通信のデータ受信監視処理)に移行する。他方、ステップ1104でNoの場合にも次の処理(ステップ1200のシリアル通信のデータ受信監視処理)に移行する。
次に、図11は、図9のサブルーチンであるステップ1200のシリアル通信のデータ受信監視処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、払出制御側受信データ管理手段1122aは、払出制御側受信データ一時記憶手段1122bを参照する(データ受信の監視処理)。そして、ステップ1204で、払出制御側受信データ管理手段1122aは、払出制御基板2000側から払出コマンド対応データを受信したか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、払出制御側受信データ管理手段1122aは、払出制御側受信データ一時記憶手段1122b内に一時記憶されていた払出コマンド対応データを、払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cに格納し、次の処理(ステップ1300の払出コマンド要求処理)に移行する。尚、ステップ1204でNoの場合にも次の処理(ステップ1300の払出コマンド要求処理)に移行する。
次に、図12は、図9のサブルーチンであるステップ1300の払出コマンド要求処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、送信コマンド設定手段1111aは、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210を参照する(未送信コマンドの検査)。そして、ステップ1304で、送信コマンド設定手段1111aは、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内に一時記憶されている処理状態がST=0であるか、即ち、前回の送信コマンドがすべて送信されているために未送信コマンドが存在していない状況であるか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、送信コマンド設定手段1111aは、送信コマンド一時記憶手段1111c内の1コマンド目一時記憶領域1113aにおける送信データの上位2ビットに識別コード(10)をセットする。尚、この「10」は、固定値であり本コマンドが1コマンド目であることを意味する。次に、ステップ1308で、送信コマンド設定手段1111aは、メイン制御基板1000側の稼働状況(例えば、電源投入時であるか否か、電源投入時にRAMクリアされたか否か、遊技進行に係る異常が発生しているか否か、等)を確認(例えば、各種動作フラグやエラーフラグのフラグ状態を取得して確認)する。次に、ステップ1309で、送信コマンド設定手段1111aは、当該確認結果に基づき、送信コマンド一時記憶手段1111c内の1コマンド目一時記憶領域1113aにおける送信データの上位3、4ビットに稼働状況コードをセットする。
次に、ステップ1310で、送信コマンド設定手段1111aは、払出制御側払出状態一時記憶手段1220を参照する(払出装置状態を検査)。そして、ステップ1311で、送信コマンド設定手段1111aは、払出制御基板2000側における払出装置状態が正常であるか否かを判定する。ステップ1311でYesの場合、ステップ1312で、送信コマンド設定手段1111aは、遊技側情報一時記憶手段1121aを参照し、各種入賞口毎の賞球回数を検査する。次に、ステップ1313で、送信コマンド設定手段1111aは、当該賞球回数の残り回数が存在しているか否か、換言すれば、払出すべき賞球があるか否かを判定する。ステップ1313でYesの場合、ステップ1314で、送信コマンド設定手段1111aは、送信コマンド一時記憶手段1111c内の1コマンド目一時記憶領域1111c−1における送信データの下位4ビットに次の賞球払出に対応した賞球個数を設定し、ステップ1316に移行する。尚、賞球個数については、今回の賞球払出の対象となる入賞口の賞球回数を減算した上、当該入賞口に対応した賞球数分セットする。他方、ステップ1311又はステップ1312でNoの場合、即ち、払出装置状態が異常であるか又は払出すべき賞球がない場合には、ステップ1315で、送信コマンド設定手段1111aは、送信コマンド一時記憶手段1111c内の1コマンド目一時記憶領域1111c−1における送信データの下位4ビットに賞球個数「0」を設定し(したがって、いずれのビットも0のまま)、ステップ1316に移行する。以上のステップ1306〜ステップ1315が、1コマンド目の設定処理である。尚、本形態では、ステップ1311で払出装置が正常な場合のみ賞球払出個数をセットする(ステップ1314)よう構成されているが、これには限定されず、払出装置側での異常の有無に拘わらず、賞球回数の残り回数が存在している場合(ステップ1313)には賞球払出個数をセットするように構成してもよい。
そして、以下のステップ1316〜ステップ1322が、2コマンド目の設定処理である。具体的には、ステップ1316で、送信コマンド設定手段1111aは、送信コマンド一時記憶手段1111c内の2コマンド目一時記憶領域1111c−2における2コマンド目の送信データの上位7ビットに識別コード「0」をセットすると共に、上位4ビットに識別コード「1」をセットする。尚、この「0」及び「1」は、固定値であり本コマンドが2コマンド目であることを意味する。次に、ステップ1317で、送信コマンド設定手段1111aは、メイン制御基板製造元情報記憶手段1150を参照して、メイン制御基板1000側の製造元に係るメーカー情報を取得する。尚、当該メーカー情報は、メイン制御基板1000の製造時にて固定値が記憶(本例では、「00」=メーカーA社、「01」=メーカーB社、「10」=メーカーC社、「11」=メーカーD社のいずれかを製造元に基づき記憶)されている。次に、ステップ1318で、送信コマンド設定手段1111aは、当該取得したメーカー情報に基づき、送信コマンド一時記憶手段1111c内の2コマンド目一時記憶領域1111c−2における2コマンド目の送信データの上位2、3ビットにメーカー情報に係る識別子をセットする。次に、ステップ1320で、送信コマンド設定手段1111aは、送信コマンド一時記憶手段1111c内の2コマンド目一時記憶領域1111c−2における2コマンド目の送信データの下位4ビットに所定数(例えば3個)の分割払出個数を設定し、次の処理(ステップ1400の払出コマンド送信処理)に移行する。尚、この所定数は、固定値としてもよいし、払出すべき賞球数等に基づき異なる値を設定するよう構成してもよい。尚、ステップ1304でNoの場合にも次の処理(ステップ1400の払出コマンド送信処理)に移行する。
次に、図13は、図9のサブルーチンであるステップ1400の払出コマンド送信処理のフローチャートである。まず、ステップ1402で、送受信制御手段1100は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210を参照する(コマンド送信状態を検査)。そして、送受信制御手段1100は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTが「0」である場合にはステップ1400−1に移行して1コマンド目送信処理を実行し、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTが「1」である場合にはステップ1400−2に移行して1情報目受信確認処理を実行し、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTが「2」である場合にはステップ1400−3に移行して2コマンド目送信処理を実行し、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTが「3」である場合にはステップ1400−4に移行して2情報目受信確認処理を実行し、次回の割り込み待ち状態に移行する。
次に、図14は、図13のサブルーチンであるステップ1400−1の1コマンド目送信処理(2コマンド目送信処理)のフローチャートである。尚、ステップ1400−3の処理は、基本的にステップ1400−1の処理と同じである(括弧書きがステップ1400−3の処理)。まず、ステップ1402−1(ステップ1402−3)で、払出制御側送信制御手段1111は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210を参照し、シリアル通信の送信状態を検査する。次に、ステップ1404−1(ステップ1404−3)で、払出制御側送信制御手段1111は、シリアル通信の送信状態は送信可能であるか否かを判定する。ステップ1404−1(ステップ1404−3)でYesの場合、ステップ1406−1(ステップ1406−3)で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1421内の通信エラーフラグをオフにし、通信エラーを解除する処理を実行する。ここで、「通信エラーフラグ」とは、メイン制御基板1000側から払出制御基板2000側への1コマンド目(又は2コマンド目)送信を留保している状態であるときにオンとなるフラグである。そして、ステップ1408−1(ステップ1408−3)で、払出制御側送信制御手段1111は、送信コマンド一時記憶手段1111cの1コマンド目一時記憶領域1111c−1内に一時記憶されている1コマンド目の送信データ(送信コマンド一時記憶手段1111cの2コマンド目一時記憶領域1111c−2内に一時記憶されている2コマンド目の送信データ)を送信する。次に、ステップ1410−1(ステップ1410−3)で、通信時間管理手段1310は、受信待ちタイムアウト時間をタイマ1311にセットする。そして、ステップ1412−1(ステップ1412−3)で、送信制御手段1110は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTを「1」(「3」)にセットし、次回の割り込み待ち状態に移行する。他方、ステップ1404−1(ステップ1404−3)でNoの場合、ステップ1414−1(ステップ1414−3)で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1421内の通信エラーフラグをオンにし、通信エラーをセットする処理を実行した後、次回の割り込み待ち状態に移行する。
次に、図15は、図13のサブルーチンであるステップ1400−2の1情報目受信確認処理のフローチャートである。まず、ステップ1402−2で、払出制御側受信制御手段1122は、払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cが0でないか否か、即ち、何らかの情報を払出制御基板2000側から受信しているか否かを判定する。ステップ1402−2でYesの場合、ステップ1404−2で、正常送信判定手段1300は、送信コマンド一時記憶手段1111cの1コマンド目記憶領域1111c−1に一時記憶されている1コマンド目の送信データと、払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cに一時記憶されている払出制御基板2000側から送信された払出コマンド対応情報との内容を比較する。そして、ステップ1406−2で、正常送信判定手段1300は、ステップ1402−2での比較結果が一致したか否かを判定する。ステップ1406−2でYesの場合、ステップ1408−2で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1420内の通信エラーフラグをオフにし、通信エラーを解除する処理を実行する。そして、ステップ1410−2で、受信制御手段1120は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTを「2」にセットし、次回の割り込み待ち状態に移行する。
他方、ステップ1402−2でNoの場合、即ち、払出制御基板2000側から何らの情報も受信していない場合には、ステップ1412−2で、通信時間管理手段1310は、タイマ1311中の受信待ちタイムアウト時間を減算する。そして、ステップ1414−2で、エラーフラグ管理手段1420は、タイマ1311を参照し、タイムアウトしたか否かを判定する。ステップ1414−2でYesの場合、ステップ1416−2で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1421内の通信エラーフラグをオンにし、通信エラーをセットする処理を実行する。次に、ステップ1418−2で、受信制御手段1120は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTを「0」にセットし、次回の割り込み待ち状態に移行する。この処理により、1コマンド目を送信した後に払出制御基板2000から所定時間情報を受信しなかった場合、再度1コマンド目を送信することになる。
次に、図16は、図13のサブルーチンであるステップ1400−4の2コマンド目受信確認処理のフローチャートである。まず、ステップ1402−4で、正常送信判定手段1300は、払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cが0でないか否か、即ち、何らかの情報を払出制御基板2000側から受信しているか否かを判定する。ステップ1402−4でYesの場合、ステップ1404−4で、正常送信判定手段1300は、払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cに一時記憶されている払出制御基板2000側から送信された情報(最上位ビット及び上位2、3ビット)を確認する。次に、ステップ1406−4で、正常送信判定手段1300は、当該確認結果に基づき、最上位ビットが「0」であるか否か、換言すれば、当該情報が2コマンド目対応情報であるか否かを判定する。ステップ1406−4でYesの場合、ステップ1406−4で、正常送信判定手段1300は、当該確認結果に基づき、メイン制御基板製造元情報記憶手段1150を参照し、上位2、3ビット目がメイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報と一致するか否かを判定する。ここで、払出制御基板2000側から送信された情報の内、上位2、3ビット目は、払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報に係る識別子を意味しているため、当該判定処理は、メイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報と払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報とが同一であるか否かを判定していることを補足しておく。ステップ1407−4でYesの場合、ステップ1408−4で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1421内の通信エラーフラグをオフにし、通信エラーを解除する処理を実行する。そして、ステップ1410−4で、払出制御側受信データ管理手段1122aは、払出コマンド対応情報一時記憶手段1122cに一時記憶されている払出制御基板2000側から送信された情報(下位5ビット)を参照し、払出制御基板2000側の動作状況(払出装置側動作状況)を、払出制御側払出状態一時記憶手段1220に一時記憶する。そして、ステップ1412−4で、受信制御手段1120は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTを「0」にセットし、次回の割り込み待ち状態に移行する。
他方、ステップ1402−4でNoの場合、即ち、払出制御基板2000側から何らの情報も受信していない場合には、ステップ1414−4で、通信時間管理手段1310は、タイマ1311中の受信待ちタイムアウト時間を減算する。そして、ステップ1416−4で、エラーフラグ管理手段1420は、タイマ1311を参照し、タイムアウトしたか否かを判定する。ステップ1416−4でYesの場合、ステップ1418−4で、エラーフラグ管理手段1420は、エラーフラグ一時記憶手段1421内の通信エラーフラグをオンにし、通信エラーをセットする処理を実行する。次に、ステップ1420−4で、受信制御手段1120は、メイン制御側送受信状態一時記憶手段1210内のSTを「2」にセットし、次回の割り込み待ち状態に移行する。この処理により、2コマンド目を送信した後に払出制御基板2000から所定時間情報を受信しなかった場合、再度2コマンド目を送信することになる。
尚、ステップ1406−4でNoの場合には、ステップ1418−4に移行し、通信エラーのセット処理が実行される。他方、ステップ1407−4でNoの場合にも、ステップ1418−4に移行し、通信エラーのセット処理が実行される。この点について補足すると、ステップ1406−4の処理は、払出制御基板2000側から送信された情報の整合性をチェックするための判定処理であり、従来の遊技機において通例となっている処理である。他方、ステップ1407−4の処理は、本実施形態特有の処理であり、メイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報と払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報との同一性をチェックするための判定処理である。即ち、本実施形態特有の処理を組込むに際し、従来の遊技機において実装されている判定処理及び通信エラーのセット処理を流用することにより、ステップ1407−4の判定処理を追加するのみで、後述する作用を創出することが可能となるのである。
尚、ステップ1418−4において、通信エラーのセット処理が実行された場合には、当該通信エラー設定中である状況下にて、遊技球の発射を停止させる(発射ハンドル116の操作を無効とする)、或いは、サブ制御基板(演出制御装置)3000側へ通信エラーが発生した旨の報知コマンドを送信する、等のエラー対応処理を実行するよう構成してもよい。更には、ステップ1407−4でNoの場合(メイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報と払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報とが一致しない場合)には、遊技禁止状態(例えば、特図始動口2110の入球検知センサを無効とする、或いは、特別図柄の図柄変動を実行させない等により、遊技が進行しないよう制御する状態)へと移行するよう構成してもよく、メイン制御基板1000と払出制御基板2000との(製造元メーカーが異なる点において)不正な接続がなされた状況下にて遊技が進行され、予期せぬ不具合が発生してしまうことを回避できる点において好適である。また、本例では、ステップ1407−4でNoの場合(メイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報と払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報とが一致しない場合)には、即座にステップ1418−4において、通信エラーのセット処理が実行されるよう構成されているが、これには限定されない。ここで、ステップ1407−4でNoの場合には、ステップ1420−4にて示されるように、メイン制御基板1000は払出制御基板2000側に対して再度2コマンド目を送信する(いわゆるコマンド再送を行う)よう構成されている。そして、後述するように、当該再送された2コマンド目を受信した払出制御基板2000側は、2コマンド目の対応情報を再度メイン制御基板1000側へ送信することとなる。このように、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000の双方がコマンド(及びコマンド対応情報)を再送可能に構成されている場合には、ステップ1407−4でNoの場合となる事象が所定回数{例えば3回であって、当該回数は連続回数(ステップ1407−4でNoとならなかった場合には回数をリセット)でもよいし、累積回数(電源断時まで回数をリセットしない)でもよい}発生した場合において、ステップ1418−4に係る通信エラーのセット処理を実行するよう構成することが可能となり、メイン制御基板1000と払出制御基板2000との(製造元メーカーが異なる点において)不正な接続がなされているか否かに係る検出精度を高めることができることとなる。
(払出制御基板側での処理)
次に、図17〜図23のフローチャートを参照しながら、払出制御基板2000側で実行する制御処理を説明することとする。はじめに、図17は、払出制御基板2000側で実行されるメインフローチャートである(例えば、1ms毎に1回当該フローチャートが実行される)。まず、ステップ2100で、払出制御基板2000は、メイン制御装置1000側との通信処理を実行する。次に、ステップ2200で、払出制御基板2000は、カードユニットCとの通信処理を実行する。次に、ステップ2300で、払出制御基板2000は、払出ユニットを駆動して遊技球の払出制御を実行し、(新たな割り込み発生時にて)ステップ2100に戻る。以下、各サブルーチンの処理を順に詳述することとする。
次に、図18は、図17のサブルーチンであるステップ2100のメイン制御装置1000側との通信処理のフローチャートである。まず、ステップ2100−1で、払出制御基板2000は、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間での双方向通信(シリアル通信)のエラー監視処理を実行する。次に、ステップ2100−2で、払出制御基板2000は、メイン制御基板1000から情報を受信したか否かの監視を行うシリアル通信のデータ受信監視処理を実行する。次に、ステップ2100−3で、払出制御基板2000は、メイン制御基板1000側から受信した払出コマンドに対応した情報をメイン制御基板1000側に送信する払出コマンド対応情報送信処理を実行し、ステップ2100−1に戻る。以下、各サブルーチンの処理を順に詳述することとする。
まず、図19は、図18のサブルーチンであるステップ2100−1のシリアル通信のエラー監視処理のフローチャートである。はじめに、ステップ2102−1で、エラー制御手段2200は、エラーフラグ一時記憶手段(ステータスレジスタ)2221を参照し、オーバーランエラー(AORE)、フレーミングエラー(AFE)及びパリティエラー(APE)が発生しているか否か、具体的にはこれらのフラグがオンであるか否かを監視する。そして、ステップ2104−1で、エラー制御手段2200は、いずれかのエラーを検出したか否かを判定する。尚、エラーが発生した場合には、エラーフラグ管理手段2220が、エラーフラグ一時記憶手段2221内の対応するエラービットに1をセットする処理を実行している。そして、ステップ2104−1でYesの場合、ステップ2106−1で、エラーフラグ管理手段2220は、エラーフラグ一時記憶手段2221内のオンになっているエラーフラグをオフにし(0クリアし)、シリアル通信のエラーを解除する。更に、ステップ2108−1で、エラー制御手段2200は、シリアル通信で受信したデータ(メイン側受信情報一時記憶手段2111bに一時記憶されているデータ)をクリアし、次の処理(ステップ2100−2のシリアル通信のデータ受信監視処理)に移行する。他方、ステップ2104−1でNoの場合にも次の処理(ステップ2100−2のシリアル通信のデータ受信監視処理)に移行する。
次に、図20は、図18のサブルーチンであるステップ2100−2のシリアル通信のデータ受信監視処理のフローチャートである。まず、ステップ2102−2で、メイン側受信データ管理手段2111aは、メイン側受信情報一時記憶手段2111bを参照する(データ受信の監視処理)。そして、ステップ2104−2で、メイン側受信データ管理手段2111aは、メイン制御基板1000側から払出コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ2104−2でYesの場合、ステップ2106−2で、メイン側受信データ管理手段2111aは、メイン側受信情報一時記憶手段2111b内に一時記憶されていた払出コマンド対応データを、払出コマンド一時記憶手段2111cに格納し、次の処理(ステップ2100−3の払出関連情報送信処理)に移行する。尚、ステップ2104−2でNoの場合にも次の処理(ステップ2100−3の払出関連情報送信処理)に移行する。
次に、図21は、図18のサブルーチンであるステップ2100−3の払出関連情報送受信処理のフローチャートである。まず、ステップ2102−3で、払出制御基板2000は、払出コマンド一時記憶手段2111cが0でないか否か、即ち、何らかの情報をメイン制御基板1000側から受信しているか否かを判定する。ステップ2102−3でYesの場合、ステップ2104−3で、メイン側受信制御手段2111は、払出コマンド一時記憶手段2111cに一時記憶されている上位1ビットが「1」であるか否か(又は、上位1、2ビットが「10」であるか否か)、即ち、今回メイン制御基板1000側から受信したコマンドが1コマンド目であるか否かを判定する。ステップ2104−3でYesの場合、ステップ2106−3で、送信制御手段2120は、払出コマンド一時記憶手段2111c内に一時記憶されている情報をメイン制御基板1000側に送信する(例えば、当該情報を複製した情報をメイン制御基板1000側に送信する)。そして、ステップ2108−3で、メイン側受信データ管理手段2111aは、払出コマンド一時記憶手段2111c内のメイン制御基板1000側の稼働状況係る受信内容(上位4、5ビット目)をバッファA2311に格納する。次に、ステップ2112−3で、メイン側受信データ管理手段2111aは、払出コマンド一時記憶手段2111c内に一時記憶されている情報(特に下位4ビットであるビット3〜0)を踏まえ、バッファC2313に賞球個数情報に係る受信内容を格納し、次の処理(ステップ2200のカードユニットとの通信処理)に移行する。
他方、ステップ2104−3でNoの場合、ステップ2120−3で、正常受信判定手段2370は、払出コマンド一時記憶手段2111cに一時記憶されているコマンドの上位1ビットが「0」であって且つ上位4ビットが「1」であるか否か、即ち、今回メイン制御基板1000側から受信したコマンドが2コマンド目であるか否かを判定する。ステップ2120−3でYesの場合、ステップ2122−3で、正常受信判定手段2370は、払出制御基板製造元情報記憶手段2360を参照して、払出制御基板2000側の製造元に係るメーカー情報を取得する。尚、当該メーカー情報は、払出制御基板2000の製造時にて固定値が記憶(本例では、「00」=メーカーA社、「01」=メーカーB社、「10」=メーカーC社、「11」=メーカーD社のいずれかを製造元に基づき記憶)されている。次に、ステップ2124−3で、正常受信判定手段2370は、(2コマンド目の)上位2、3ビット目が払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報と一致するか否かを判定する。ここで、メイン制御基板1000側から送信された情報の内、(2コマンド目の)上位2、3ビット目は、メイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報に係る識別子を意味しているため、当該判定処理は、払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報とメイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報とが同一であるか否かを判定していることを補足しておく。ステップ2124−3でYesの場合、ステップ2126−3で、払出制御手段2300は、払出コマンド一時記憶手段2111cに一時記憶されているコマンドの下位4ビットに基づき、分割払出個数一時記憶手段2326に分割払出個数をセットする。そして、ステップ2128−3、及びステップ2132−3で、払出制御手段2300は、バッファA2311及びバッファC2313の内容を夫々、払出処理関連情報一時記憶手段2320内のメイン側稼働状況情報の格納領域及び賞球払出予定数累積一時記憶手段2327に一時記憶(移送)する。尚、この払出処理関連情報一時記憶手段2320にこれら情報がセットされたことを受け、後述する払出制御処理にて、当該セット内容を踏まえた払出処理が実行されることとなる(特に、メイン側稼働状況情報において、メイン制御基板1000側がRAMクリアされた場合には、払出制御基板2000側においてもRAMクリアするよう構成してもよいし、また、メイン制御基板1000側にて異常発生中である場合には、払出制御基板2000側の払出制御等を中断するよう構成してもよい)。そして、ステップ2136−3で、払出制御基板2000は、バッファA、バッファB及びバッファCをクリアし、ステップ2150−3に移行する。
次に、ステップ2150−3で、送信制御手段2120は、メイン制御基板1000側への確認情報の送信に先立ち、払出制御基板2000側の動作状況(本例では、不正検知エラーの発生状況、駆動系エラーの発生状況、球不足系エラーの発生状況、受け皿状況、払出動作に係る動作状態)を確認する。そして、ステップ2152−3で、送信制御手段2120は、メイン制御基板1000側への確認情報として、最上位ビットは固定値(「0」)、上位2、3ビット目にはステップ2122−3で取得した、払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報、及び、当該取得した払出制御基板2000側の動作状況に係る情報、という内容の情報を送信し、次の処理(ステップ2200のカードユニットとの通信処理)に移行する。
他方、ステップ2120−3又はステップ2124−3でNoの場合、ステップ2140−3で、払出制御手段2300は、通信エラーに係る対応処理を実行する(例えば、後述するステップ2300の払出制御に係る処理を中止、及び/又は、ステップ2200のカードユニットとの通信に係る処理を中止)し、ステップ2150−3に移行する。尚、ステップ2120−3でNoの場合には、ステップ2140−3に移行し、当該通信エラーに係る対応処理が実行される。他方、ステップ2124−3でNoの場合にも、ステップ2140−3に移行し、当該通信エラーに係る対応処理が実行される。この点について補足すると、ステップ2120−3の処理は、メイン制御基板1000側から送信された情報の整合性をチェックするための判定処理であり、従来の遊技機において通例となっている処理である。他方、ステップ2124−3の処理は、本実施形態特有の処理であり、払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報とメイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報との同一性をチェックするための判定処理である。即ち、本実施形態特有の処理を組込むに際し、従来の遊技機において実装されている判定処理及び通信エラーのセット処理を流用することにより、ステップ2124−3の判定処理を追加するのみで、後述する作用を創出することが可能となるのである。尚、本例では、ステップ2124−3でNoの場合(メイン制御基板1000の製造元となるメーカー情報と払出制御基板2000の製造元となるメーカー情報とが一致しない場合)には、即座にステップ2140−3において、通信エラーのセット処理が実行されるよう構成されているが、これには限定されない。その場合には、メイン制御基板1000側の処理にて前述したように、ステップ2124−3でNoの場合となる事象が所定回数{例えば3回であって、当該回数は連続回数(ステップ2124−3でNoとならなかった場合には回数をリセット)でもよいし、累積回数(電源断時まで回数をリセットしない)でもよい}発生した場合において、ステップ2140−3に係る通信エラーのセット処理を実行するよう構成してもよい。
次に、図22は、図17のサブルーチンであるステップ2200のカードユニットCとの通信処理のフローチャートである。まず、ステップ2202で、払出制御基板2000は、払出処理関連情報一時記憶手段2320を参照し、払出中フラグがオフであるか否かを判定する。次に、ステップ2204で、払出制御基板2000は、カードユニット側受信情報一時記憶手段211bを参照し、BRDY(カードユニットREADY信号)及びBRQ(台端末貸出要求完了確認信号)のオンを受信したか否かを判定する。ここで、BRDYとは、カードユニットCがぱちんこ遊技機に対して貸出要求を行うことが可能な状態にあるかどうかを示す信号であり、カードユニットCからぱちんこ遊技機へ出力される。このBRDYは、通常はHレベルであり、貸出スイッチが操作されるとLレベルへ移行し、貸出処理が終了するまでLレベルの状態が維持される。また、BRQとは、カードユニットCからぱちんこ遊技機に対して遊技球の増加を指示するための信号である。このBRQ信号は、通常はHレベルであるが、貸出スイッチの操作に応じてLレベルへの反転を所定回数繰り返す{例えば、BRQのLレベルへの反転を100円分の貸出指示とし、1パルス分の信号につき、ぱちんこ遊技機に所定数(たとえば25発)の遊技球を増加する構成を例示することができる}。次に、ステップ2206で、払出制御基板2000は、払出処理関連情報一時記憶手段2320にアクセスし、EXSをオンにする。ここで、EXSとは、BRQ信号を受け取ったことをぱちんこ遊技機からカードユニットCに知らせるための信号である。このEXSは、通常Hレベルであり、BRQ信号がLレベルになってから所定時間後にLレベルに移行し、更にBRQ信号のHレベルへの移行に応じてHレベルに復帰する。次に、ステップ2207で、払出制御基板2000は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の払出中フラグをオンにする。次に、ステップ2208で、払出制御基板2000は、カードユニット側受信情報一時記憶手段2112bを参照し、所定時間内にBRQ(台端末貸出要求完了確認信号)のオフを受信したか否かを判定する。ステップ2208でYesの場合、ステップ2210で、払出制御基板2000は、エラーになっている場合にはエラーを解除する。次に、ステップ2212で、払出制御基板2000は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の貸出個数格納領域に所定数(例えば、25発)をセットする。そして、ステップ2214で、払出制御基板2000は、所定数の払出が完了したか否か、即ち、払出カウンタが0であるか否かを判定する。ステップ2214でYesの場合、ステップ2216で、払出制御基板2000は、払出処理関連情報一時記憶手段2320にアクセスし、EXSをオフにする。そして、ステップ2217で、払出制御基板2000は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の払出中フラグをオフにし、次の処理(ステップ2300の払出制御処理)に移行する。
尚、ステップ2202でNoの場合、即ち、払出中フラグがオンである場合には、ステップ2214に移行する。他方、ステップ2208でNoの場合、ステップ2209で、払出制御基板2000は、所定のエラー監視期間が経過したか否か、即ち、所定時間内にBRQ信号のオフ信号を受信しなかったか否かを判定する。ステップ2209でYesの場合には、ステップ2218で、払出制御基板2000は、エラーを設定し、ステップ2216に移行する。他方、ステップ2209でNoの場合には、ステップ2208に移行することで、BRQ信号のオフ信号受信待ちループ処理を実行する。また、ステップ2204及びステップ2214でNoの場合には、次の処理(ステップ2300の払出制御処理)に移行する。
次に、図23は、図17のサブルーチンであるステップ2300の払出制御処理のフローチャートである。まず、ステップ2302で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320を参照し、分割回実行中フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「分割回実行中フラグ」とは、所定数の払出を複数回に分割して実行するが、ある分割回がまだ実行中である場合にオンとなるフラグである。ステップ2302でYesの場合、ステップ2304で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320を参照し、分割回継続フラグがオフであるか否かを判定する。ここで、「分割回継続フラグ」とは、ある分割回が終了した後にも分割回が存在するときにオンとなるフラグである。ステップ2304でYesの場合、ステップ2306で、払出制御手段2300は、賞球払出予定数累積一時記憶手段2327内に賞球払出予定数に係る情報が存在するか否か(累積データが残存しているか否か)、即ち、メイン制御基板1000からの賞球払出要求が残存しているか否かを判定する。ステップ2306でYesの場合、ステップ2308で、払出制御手段2300は、賞球払出予定数累積一時記憶手段2327内に累積されている賞球払出予定数に係る情報の内、今回の払出に係る賞球払出予定数を取得すると共に、当該取得した賞球払出予定数を払出カウンタ2322のカウンタ値C_maxとしてセットする。尚、本実施形態では、以下で説明する払出の際、カウントセンサ14で遊技球が検知された場合には、その都度、払出カウンタ2322のカウンタ値C_maxが1ずつ減算されるよう構成されている。他方、ステップ2306でNoの場合、ステップ2314で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の貸出個数格納領域に貸出個数に係るデータが存在するか否か(0でないか否か)、即ち、カードユニットCから貸出要求があったか否かを判定する。ステップ2314でYesの場合、ステップ2316で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の貸出個数格納領域内に一時記憶されている払出球数を払出カウンタ2322のカウンタ値C_maxとしてセットする。そして、ステップ2318で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の貸出個数格納領域をクリア(ゼロクリア)する。以上で払出されるべき遊技球数のセット処理が完了する。そして、ステップ2322で、待ち時間制御手段2350は、当該回異常払出回数カウンタ2324をクリア(ゼロクリア)する。
次に、セットした遊技球数の払出処理を実行する。具体的には、まず、ステップ2340で、払出制御手段2300は、分割払出個数一時記憶手段2326内にセットされた分割払出個数の値及びカウンタ値C_maxに基づき、今回の分割払出における分割回払出数を決定(例えば、分割払出個数=5且つカウンタ値C_max=10であれば分割回払出数=5と決定し、分割払出個数=5且つカウンタ値C_max=3であれば分割回払出数=3と決定)する。次に、ステップ2344で、払出制御手段2300は、当該決定した分割回払出数を、分割回払出カウンタ2328のカウンタ値C_divとしてセットする。次に、ステップ2346で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の受け皿状態格納領域を参照し、受け皿満タン状態でないか否かを判定する。ステップ2346でYesの場合、ステップ2350で、待ち時間制御手段2350は、異常払出回数カウンタ2323内のカウンタ値に基づき球通過待ち時間(T)を導出すると共に、当該導出した球通過待ち時間を球通過待ちタイマ2330にセットする。次に、ステップ2352で、払出制御手段2300は、分割回払出カウンタ2328のカウンタ値C_divを減算しながら、分割回払出数分の払出動作を行うよう払出モータ13を駆動して停止させる。次に、ステップ2354で、払出制御手段2300は、球通過待ちタイマ2330をスタートさせる。そして、ステップ2360で、払出制御手段2300は、球通過待ちタイマ2330を参照し、当該タイマ値が0であるか否か、換言すれば、払出モータ13を停止させてからセットした球通過待ち時間(T)に到達していないか否かを判定する。ステップ2360でYesの場合、ステップ2362で、払出制御手段2300は、当該分割回払出数分の遊技球をカウントセンサ14にて検出したか否かを判定する。ステップ2362でYesの場合には、払出制御手段2300は、今回の分割回払出動作が正常に行われたと判定し、ステップ2370に移行する。尚、ステップ2360でNoの場合、即ち、セットした球通過待ち時間(T)に到達していない場合には、ステップ2368で、払出制御手段2330は、払出処理関連情報一時記憶手段2320の分割回実行中フラグをオンにし、次回の割り込み待ち状態に移行する。
他方、ステップ2362でNoの場合、即ち、当該分割回払出数分の遊技球をカウントセンサ14にて検出していない状況下で球通過待ち時間(T)に到達した場合には、ステップ2364で、払出異常判定手段2340は、異常払出回数カウンタ2323に1加算(インクリメント)する。次に、ステップ2366で、払出異常判定手段2340は、当該回異常払出回数カウンタ2324に1加算(インクリメント)し、ステップ2370に移行する。以上で、今回の分割回に係る払出処理が終了する。
次に、ステップ2370で、払出制御手段2300は、カウンタ値C_maxから今回の分割回払出動作においてカウントセンサ14が検出した遊技球数を減算する。次に、ステップ2371で、払出制御手段2300は、実払出数カウンタ2341aのカウンタ値C_actに今回の分割回払出動作においてカウントセンサ14が検出した遊技球数を加算する。次に、ステップ2372で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の分割回実行中フラグをオフにする。そして、ステップ2374で、払出制御手段2300は、カウンタ値C_maxを参照し、払出カウンタ2322のカウンタ値(残り球数値)が0超過であるか否か、即ち、予定球数がすべて排出されていないか否かを判定する。ステップ2374でYesの場合、ステップ2376で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の分割回継続フラグをオンにし、次回の割り込み待ち状態に移行する。他方、ステップ2374でNoの場合、ステップ2378で、待ち時間制御手段2350は、当該回異常払出回数カウンタ2324を参照し、カウンタ値が0であるか否か、即ち、今回予定された球数をすべて払い出す際に払出異常が起こらなかったか否かを判定する。ステップ2378でYesの場合、ステップ2380で、待ち時間制御手段2350は、異常払出回数カウンタ2323をクリアする。次に、ステップ2382で、払出制御手段2300は、今回の払出は賞球払出に係る払出であったか否か(ステップ2308にてセットされた払出動作であるか否か)を判定する。ステップ2382でYesの場合、ステップ2384で、払出制御手段2300は、賞球払出予定数累積一時記憶手段2327内に累積されている賞球払出予定数に係る情報から今回の払出に係る賞球払出予定数を削除すると共に、残りの情報をシフトし、次回の割り込み待ち状態に移行する。
他方、ステップ2346でNoの場合、即ち、受け皿満タン状態である場合には、ステップ2358で、払出制御手段2300は、払出モータ13を1球分駆動し、受け皿満タン状態でなくなるまで所定時間(60秒)停止し、ステップ2370に移行する。尚、ステップ2304でNoの場合、即ち、分割回継続フラグがオンである場合には、ステップ2330で、払出制御手段2300は、払出処理関連情報一時記憶手段2320内の分割回継続フラグをオフにし、ステップ2340に移行する。また、ステップ2302でNoの場合には、ステップ2360に移行し、ステップ2314、ステップ2378又はステップ2382でNoの場合には、次回の割り込み待ち状態に移行する。
≪作用≫
次に、図24を参照しながら、本実施形態に係る作用について説明する。はじめに、同図は、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間でのコマンド送受信に係る作用図である。ここで、同図(上段)は、メイン制御基板1000の製造元と払出制御基板2000の製造元とが同一である場合の作用図であり、本例では、メイン制御基板1000の製造元=メーカーB社、払出制御基板2000の製造元=メーカーB社とした場合の一例である。また、同図(下段)は、メイン制御基板1000の製造元と払出制御基板2000の製造元とが相違する場合の作用図であり、本例では、メイン制御基板1000の製造元=メーカーB社、払出制御基板2000の製造元=メーカーD社とした場合の一例である。尚、本例においては、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000間でのコマンド送受信に際してノイズ等による信号変化が何ら発生していないものと仮定する。
まず、同図(上段)について説明すると、上段1段目において、メイン制御基板1000は、各種入賞口への遊技球の入球を契機として、払出制御基板2000側へ賞球払出に係る1コマンド目を送信する。ここで、本例では、メイン制御基板1000側が「正常稼働中」であって、賞球数「15個」であることに基づき、1コマンド目として「10001111」とのビット列が払出制御基板2000側へ送信される。次に、上段2段目において、払出制御基板2000は、1コマンド目として「10001111」とのビット列を受信したことを契機として、当該1コマンド目と同一のビット列「10001111」を、1コマンド目対応情報としてメイン制御基板1000側へ送信する。
次に、上段3段目において、メイン制御基板1000は、1コマンド目対応情報として「10001111」とのビット列を受信したことを契機として、1コマンド目の送受信が正常に行われたと判定し、払出制御基板2000側へ賞球払出に係る2コマンド目を送信する。ここで、本例では、メイン制御基板1000側のメーカー情報が「01」であって、分割払出個数「15個」であることに基づき、2コマンド目として「00111111」とのビット列が払出制御基板2000側へ送信される。次に、払出制御基板2000は、2コマンド目として「00111111」とのビット列を受信したことを契機として、当該受信したビット列の上位2、3ビット目「01」と払出制御基板2000側のメーカー情報「01」とが一致しているため、コマンド送受信に係る通信エラーが非発生であるものとして正常判定する。
次に、上段4段目において、払出制御基板2000は、2コマンド目として「00111111」とのビット列を受信したことを契機として、2コマンド目対応情報をメイン制御基板1000側へ送信する。ここで、本例では、払出制御基板2000側のメーカー情報が「01」であって、払出制御基板2000側の動作状況が、不正検知エラー=非検知、駆動系エラー=非発生、球不足系エラー=非発生、受け皿状況=貯留可、払出動作に係る動作状態=非払出動作中、であることに基づき、2コマンド目対応情報として「00100000」とのビット列がメイン制御基板1000側へ送信される。そして、メイン制御基板1000は、2コマンド目対応情報として「00100000」とのビット列を受信したことを契機として、当該受信したビット列の上位2、3ビット目「01」とメイン制御基板1000側のメーカー情報「01」とが一致しているため、コマンド送受信に係る通信エラーが非発生であるものとして正常判定する。
次に、同図(下段)について説明すると、1コマンド目の送受信(下段1段目、2段目)に関しては、同図(上段1段目、2段目)と同様の作用となる。他方、下段3段目において、メイン制御基板1000は、1コマンド目対応情報として「10001111」とのビット列を受信したことを契機として、1コマンド目の送受信が正常に行われたと判定し、払出制御基板2000側へ賞球払出に係る2コマンド目を送信する。ここで、本例では、メイン制御基板1000側のメーカー情報が「01」であって、分割払出個数「15個」であることに基づき、2コマンド目として「00111111」とのビット列が払出制御基板2000側へ送信される。次に、払出制御基板2000は、2コマンド目として「00111111」とのビット列を受信したことを契機として、当該受信したビット列の上位2、3ビット目「01」と払出制御基板2000側のメーカー情報「11」とが相違しているため、コマンド送受信に係る通信エラーが発生したものとして異常判定する。
次に、下段4段目において、払出制御基板2000は、2コマンド目として「00111111」とのビット列を受信したことを契機として、2コマンド目対応情報をメイン制御基板1000側へ送信する。ここで、本例では、払出制御基板2000側のメーカー情報が「11」であって、払出制御基板2000側の動作状況が、不正検知エラー=非検知、駆動系エラー=非発生、球不足系エラー=非発生、受け皿状況=貯留可、払出動作に係る動作状態=非払出動作中、であることに基づき、2コマンド目対応情報として「01100000」とのビット列がメイン制御基板1000側へ送信される。そして、メイン制御基板1000は、2コマンド目対応情報として「01100000」とのビット列を受信したことを契機として、当該受信したビット列の上位2、3ビット目「11」とメイン制御基板1000側のメーカー情報「01」とが相違しているため、コマンド送受信に係る通信エラーが発生したものとして異常判定する。
≪まとめ≫
以上のような作用となる結果、本実施形態においては、二つの制御基板(例えば、メイン制御基板1000、払出制御基板2000)にて基板間通信を実行可能に構成された遊技機であって、当該二つの制御基板の夫々の製造元が相違していた場合であっても基板間通信を実行可能に構成された遊技機において、夫々の制御基板内には当該制御基板の製造元に係る情報が封入されている(例えば、メイン制御基板製造元情報記憶手段1150、払出制御基板製造元情報記憶手段2360に記憶されている製造元となるメーカー情報)と共に、基板間通信に際して一方の制御基板から他方の制御基板に対して、当該一方の制御基板の製造元に係る情報を送信するよう構成されており、他方の制御基板においては、当該受信した情報と当該他方の制御基板の製造元に係る情報とが一致しなかった場合には、異常と判定するよう構成されているため、双方の制御基板の製造元が相違していた場合には、当該双方の制御基板において不正な接続がなされたことを検出することが可能となる。
更に、本実施形態においては、基板間通信に際して一方の制御基板から他方の制御基板に対して情報送信する場合、当該送信する情報内に固定情報を設け、他方の制御基板においては、当該受信した固定情報が変化していた場合には、異常と判定するよう構成されている(通信エラー検査機能を備えている)遊技機において、このように構成された通信エラー検査機能を流用することで、処理プログラムの増加を低減させた形にて、双方の制御基板において不正な接続がなされたことを検出することが可能となる。よって、特に、メイン制御基板1000等のように、処理プログラムの格納容量上限が少量に設計された制御基板においては好適に作用することとなる。
尚、本実施形態においては、メイン制御基板1000及び払出制御基板2000にて基板間通信を実行可能に構成した場合について説明したが、これに限定されるものではない。即ち、メイン制御基板1000及びサブ制御基板3000、サブ制御基板3000及びサブサブ制御基板4000、といったように、基板間通信を行うすべての組合わせについて適用することが可能である。
≪変更例≫
尚、本実施形態においては、払出制御基板2000側からメイン制御基板1000側に対して、1コマンド目対応情報を送信するに際し、メイン制御基板1000側から受信した1コマンド目と同一のビット列を送信するよう構成されている(ステップ2106−3参照)が、これには限定されず、払出制御基板2000側からメイン制御基板1000側に対して、1コマンド目対応情報を送信するに際し、メイン制御基板1000側から受信した1コマンド目のビット列の補数(2の補数)を送信するよう構成してもよい。その場合には、メイン制御基板1000側は、当該送信された1コマンド目対応情報のビット列と自身が送信した1コマンド目のビット列とを加算し、ゼロになった場合には1コマンド目の送受信が正常に行われたと判定することが可能となり、ステップ1404−2の判定処理負担を軽減させることができることとなる。
尚、本実施形態においては、制御情報(本例では、8ビットの2進数列)のみを送受信する場合についてのみ例示したが、これに限定されるものではない。即ち、本実施形態においては、コマンド送受信に際してのノイズ等による信号変化については勘案不足(パリティチェックのみ例示している)であり、当該信号変化によって制御情報内のメーカー情報に係る信号(本例では、2ビットの2進数列)が変化した場合、双方の制御基板内にて封入されているメーカー情報が相違していても通信エラーが発生しないものとして判定される恐れがある(例えば、メーカー情報に係る信号が「00」→「11」へと変化した場合、換言すれば、当該変化によって制御情報内の「1」のビット個数の奇偶性が同一である場合、当該変化をパリティチェックによって検出することができない結果、送信側のメーカー情報が「00」であって受信側のメーカー情報が「11」であっても通信エラーが検出されない恐れがある)。よって、コマンド送受信に際してのノイズ等による信号変化の検出精度を高めておくことが望ましく、例えば、制御情報に続けて誤り検出情報を送信し、当該送信された制御情報と誤り検出情報とに基づき、ノイズ等による信号変化の発生有無の検出精度を向上させることを挙げることができる。ここで、誤り検出情報を用いた信号変化の発生有無に係る検出方法としては、制御情報を数値と見做して巡回冗長検査(いわゆるCRC)を行うことが、検出精度を向上させる点において好適である。そこで、以下、巡回冗長検査のアルゴリズムについて、概説しておく。
はじめに、巡回冗長検査の基本概念は、「制御情報を固定値で除算した余りを、誤り検出情報とする」ことであり、「当該固定値は送信側と受信側とで同一である」ことを特徴としている。具体的には、送信側は予め定められた固定値を有しており、送信すべき制御情報を当該固定値で除算した余りを誤り検出情報として導出すると共に、受信側に対して制御情報と誤り検出情報とを送信する。他方、受信側も予め定められた固定値(送信側における固定値と同値)を有しており、受信した制御情報を当該固定値で除算した余りを検算用情報として導出すると共に、当該導出した検算用情報と受信した誤り検出情報とが同一(同値)となった場合には、送受信が正常に行われたものと見做すよう構成する手法である。
このような手法の作用としては、ノイズ等による信号変化が発生した際に制御情報内の「1」のビット個数の奇偶性が同一であっても、当該信号変化が発生したことを検出可能となる点を挙げることができる。即ち、当該信号変化によって制御情報内のメーカー情報に係る信号が変化した場合には、当該事象の検出精度を向上させることが可能となる結果、当該事象が検出されない場合であって、通信エラーが発生した場合には、送信側と受信側のメーカー情報が相違している可能性が必然的に高まることとなる。
尚、「制御情報を固定値で除算した余りを、誤り検出情報とする」に際し、除算の演算方法や固定値となる値については特に限定されないが、演算処理を高速に行う点においては、制御情報及び固定値となる値を2進数列と見做し、「繰り下がりのない除算」を行うことが好適である。ここで、「繰り下がりのない除算」とは、制御情報=入力ビット列、固定値=除算ビット列と呼称した場合、(1)入力ビット列の最上位ビットと除算ビット列の最上位ビットとの位置をあわせて上下に並べる、(2)除算ビット列の最上位ビットに対応した入力ビット列のビットが「1」であれば、各ビットをXOR演算した結果を入力ビット列とし、「0」であれば当該演算を行わない、(3)除算ビット列を1ビット分だけ右方向(最下位方向)へシフトする、(4)(2)〜(3)を繰り返し、入力ビット列の最下位ビットと除算ビット列の最下位ビットとが一致した際の(2)の演算結果が余りとなる、という一連の演算処理を意味している。また、信号変化の検出精度を向上させる点においては、固定値となる値を「素数(又は、巡回冗長検査の技術において、既約多項式と呼ばれる2進数列)」としておくことが好適であることを補足しておく。
1000 メイン制御基板、1050 遊技制御手段
1100 送受信制御手段、1110 送信制御手段
1111 払出制御側送信制御手段、1111a 送信コマンド設定手段
1111c 送信コマンド一時記憶手段、1111c−1 1コマンド目一時記憶領域
1111c−2 2コマンド目一時記憶領域、1120 受信制御手段
1121 遊技側受信制御手段、1121a 遊技側情報一時記憶手段
1122 払出制御側受信制御手段、1122a 払出制御側受信データ管理手段
1122b 払出制御側受信データ一時記憶手段、1122c 払出コマンド対応情報一時記憶手段
1150 メイン制御基板製造元情報記憶手段、1200 送受信状態一時記憶手段
1210 メイン制御側送受信状態一時記憶手段、1220 払出制御側払出状態一時記憶手段
1300 正常送信判定手段、1310 通信時間管理手段
1311 タイマ、1400 エラー制御手段
1420 エラーフラグ管理手段、1421 エラーフラグ一時記憶手段
2000 払出制御基板、2100 送受信制御手段
2110 受信制御手段、2111 メイン側受信制御手段
2111a メイン側受信データ管理手段、2111b メイン側受信情報一時記憶手段
2111c 払出コマンド一時記憶手段、2112 カードユニット側受信制御手段
2112b カードユニット側受信情報一時記憶手段、2120 送信制御手段
2200 エラー制御手段、2220 エラーフラグ管理手段
2221 エラーフラグ一時記憶手段、2300 払出制御手段
2310 払出情報一時記憶手段、2311 バッファA、2313 バッファC
2320 払出処理関連情報一時記憶手段、2321 払出状態フラグ一時記憶手段
2322 払出カウンタ、2328 分割回払出カウンタ
2323 異常払出回数カウンタ、2324 当該回異常払出回数カウンタ
2326 分割払出個数一時記憶手段、2327 賞球払出予定数累積一時記憶手段
2330 球通過待ちタイマ、2340 払出異常判定手段
2350 待ち時間制御手段
2360 払出制御基板製造元情報記憶手段、2370 正常受信判定手段
C カードユニット、13 払出モータ、14 カウントセンサ
5000 外部中継端子板

Claims (1)

  1. CPUを有する第一基板で作動する第一制御部と、
    CPUを有する第二基板で作動する第二制御部と
    を有し、第一基板と第二基板とが双方向通信可能に構成されたぱちんこ遊技機において、
    第一制御部は、
    第一基板の製造元を一意に識別するための第一基板製造元識別情報が予め記憶された第一基板製造元識別情報記憶手段と、
    第二基板に対して制御情報を送信する制御情報送信制御手段と、
    制御情報送信制御手段が制御情報を送信するに際して、当該制御情報内に第一基板製造元識別情報を組込む第一基板側製造元識別情報組込制御手段と
    を備え、
    第二制御部は、
    第二基板の製造元を一意に識別するための第二基板製造元識別情報が予め記憶された第二基板製造元識別情報記憶手段と、
    第一基板に対して応答情報を送信する応答情報送信制御手段と、
    応答情報送信制御手段が応答情報を送信するに際して、当該応答情報内に第二基板製造元識別情報を組込む第二基板側製造元識別情報組込制御手段と
    を備え、
    第一制御部は、
    第二基板から送信された応答情報を受信する応答情報受信制御手段と、
    応答情報受信制御手段により受信された応答情報内に組込まれた第二基板製造元識別情報と第一基板製造元識別情報とが同一であるか否かを判定し、同一でない場合には第二基板に対して制御情報を再送すると共に、当該再送回数が所定回数以上となる場合には異常と判定する第一基板側製造元同一性検査手段と
    を備え、
    第二制御部は、
    第一基板から送信された制御情報を受信する制御情報受信制御手段と、
    制御情報受信制御手段により受信された制御情報内に組込まれた第一基板製造元識別情報と第二基板製造元識別情報とが同一であるか否かを判定し、同一でない場合には第一基板に対して応答情報を再送すると共に、当該再送回数が所定回数以上となる場合には異常と判定する第二基板側製造元同一性検査手段と
    を備えることを特徴とするぱちんこ遊技機。
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