JP2013172813A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記課題は、吸収体23U,23Bにおける排尿位置の左右両側に、吸収体23U,23Bの表裏面に貫通するスリット40が前後方向に沿ってそれぞれ延在されるとともに、これらスリット40間の領域の少なくとも両側部における、吸収体23U,23Bよりも上側に難透水層25Fが設けられたことを特徴とする使い捨ておむつにより解決される。
【選択図】図6
Description
<請求項1記載の発明>
股間部の前側及び後側にそれぞれ延出する前側部分及び後側部分を有し、少なくとも排尿位置に吸収体が設けられた、使い捨ておむつにおいて、
前記吸収体における排尿位置の左右両側に、前記吸収体の表裏面に貫通するスリットが前後方向に沿ってそれぞれ延在されるとともに、
これらスリット間の領域の少なくとも両側部における、前記吸収体よりも上側に難透水層が設けられた、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
本発明では、左右両側のスリット間の領域に供給された尿のうち、難透水層上に至った尿は当該難透水層上を移動してスリットに入り、スリット内から吸収体の下部に対してより多く供給されるようになる。よって、排尿位置及びその近傍において、難透水層及びスリットの共同作用によってより多くの尿が吸収体の下部に供給される分、吸収体の上部は尿を吸収保持し難くなり、その結果として排尿位置及びその近傍における逆戻りを抑制できるようになる。
前記吸収体は、少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する下層吸収体と、この下層吸収体の上に、下層吸収体よりも幅が狭く且つ少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する上層吸収体とからなり、
前記スリットは、前記上層吸収体の表面から前記下層吸収体裏面まで一体的に貫通されている、
請求項1記載の使い捨ておむつ。
このように吸収体を二層構造とすることにより、下層吸収体から上層吸収体への尿の上昇が発生し難くなるため、前述の本発明の逆戻り防止作用がより一層のものとなる。
前記難透水層は、前後方向に間隔を空けて複数配置されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
難透水層が前後方向連続していると、前後方向へ尿が流れやすくなり過ぎ、排尿位置の吸収体を十分に使えなくなったり、前漏れを生じたりするおそれがあるため、このように間欠的に設けるのが好ましい。
前記難透水層は、幅方向中央側から幅方向外側に向かうにつれて前後方向長さが拡大する形状を有している、請求項3記載の使い捨ておむつ。
このような形状とすることにより、難透水層上の尿がスリット側に流れる際、幅が広がっても難透水層上から落ちにくくなり、より確実にスリットへと供給されるようになる。
前記難透水層が前記スリットの幅方向外側まで延在している、請求項3又は4記載の使い捨ておむつ。
スリット間の部分は排尿位置になるため吸収飽和を起こしやすい。よって、このようにスリットを越えて難透水層を拡大することによって、吸収体におけるスリットの外側に位置する部分を積極的に利用し、排尿位置の吸収飽和及びそれによる逆戻りをより一層効果的に抑制することができる。
前記難透水層は、前記スリット上に位置する部分の透水性が他の部分よりも高い、請求項5記載の使い捨ておむつ。
スリットを越えて難透水層を拡大すると、スリットに対する尿供給が低下するため、このようにスリット上に位置する部分の透水性を他の部分よりも高くするのが好ましい。
少なくとも前記難透水層を有する領域には、前記吸収体上に、液透過性素材からなる中間シート及び液透過性のトップシートがこの順に積層されており、前記中間シートに撥水剤が塗布されることによりこの撥水剤塗布部分が前記難透水層として形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
難透水層を設ける場合、特許文献2記載のようにトップシートに撥水剤を塗布しても良いが、尿が浸透せずに移動すると漏れ易くなるため、このように中間シートに撥水剤を塗布して難透水層とし、トップシートの液透過性を維持することにより、トップシート内又はトップシートと中間シートとの間を介して尿をスリットに向けて流す構造が好ましい。
上記例では、吸収体23U,23Bが上層吸収体23U及び下層吸収体23Bからなる二層構造とされているため、下層吸収体23Bから上層吸収体23Uへの尿の上昇が発生し難くなり、前述の逆戻り防止作用がより一層のものとなる点で好ましいものであるが、吸収体23U,23Bを一層構造(例えば図示例の上層吸収体23Uを省略する等)としてスリット40をその表裏面に貫通する形態としても良い。
Claims (7)
- 股間部の前側及び後側にそれぞれ延出する前側部分及び後側部分を有し、少なくとも排尿位置に吸収体が設けられた、使い捨ておむつにおいて、
前記吸収体における排尿位置の左右両側に、前記吸収体の表裏面に貫通するスリットが前後方向に沿ってそれぞれ延在されるとともに、
これらスリット間の領域の少なくとも両側部における、前記吸収体よりも上側に難透水層が設けられた、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記吸収体は、少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する下層吸収体と、この下層吸収体の上に、下層吸収体よりも幅が狭く且つ少なくとも股間部から後側部分にかけて前後方向に延在する上層吸収体とからなり、
前記スリットは、前記上層吸収体の表面から前記下層吸収体裏面まで一体的に貫通されている、
請求項1記載の使い捨ておむつ。 - 前記難透水層は、前後方向に間隔を空けて複数配置されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 前記難透水層は、幅方向中央側から幅方向外側に向かうにつれて前後方向長さが拡大する形状を有している、請求項3記載の使い捨ておむつ。
- 前記難透水層が前記スリットの幅方向外側まで延在している、請求項3又は4記載の使い捨ておむつ。
- 前記難透水層は、前記スリット上に位置する部分の透水性が他の部分よりも高い、請求項5記載の使い捨ておむつ。
- 少なくとも前記難透水層を有する領域には、前記吸収体上に、液透過性素材からなる中間シート及び液透過性のトップシートがこの順に積層されており、前記中間シートに撥水剤が塗布されることによりこの撥水剤塗布部分が前記難透水層として形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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