JP2013171469A - 画像処理装置、二値化閾値算出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Niblackの二値化により局所閾値Tを算出し(S11)、算出した局所閾値Tを用いて局所領域及びその近傍の領域内の画像を二値化する(S13)。そして、局所領域及びその近傍の領域夫々において、黒画素及び白画素を計数し(S14)、閾値変化度を算出する(ステップS15)。算出した閾値変化度を用いて局所閾値Tに対する補正の度合いを定め、定めた補正の度合いに従って局所閾値Tを補正する。
【選択図】図11
Description
以下では、スキャナ装置、デジタルカメラなどの読取装置において、様々な要因で発生する画像劣化を、画像のボケと称する。
図1は本実施の形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る画像処理装置は、画像取得部10、頻度分布算出部20、二値化閾値設定部30、及び二値化処理部40を備える。
このようにして、本実施の形態では、画像取得部10が取得した画像データについて、各画素を順次走査しならが二値化処理を行う。
また、本実施の形態では、スキャナ装置110を通じて二値化対象の画像データを取得する構成としたが、光ディスクドライブ106を通じて読み込まれた画像データ、図に示していない通信手段によって外部から取得した画像データ、画像処理装置内部で生成した画像データを二値化対象とすることも可能である。
図5は二値化閾値設定部30の構成を示すブロック図である。二値化閾値設定部30は、閾値設定部31、二値画像生成部32、二値画像メモリ33、計数部34、変化度算出部35、補正強度決定部36及び閾値補正部37を備える。
なお、以下の説明において、二値画像生成部32が生成した局所領域の二値画像を、局所二値画像という。
前述したように、Niblackの二値化は、精度の低い二値化方式ではないにも関わらず、二値化対象の多値画像にボケが発生している場合には、図13(b)及び図13(c)に示すように、線の一部が細くなったり、逆に線の一部が太くなったりして、文字形状の崩れが発生する。そこで、本実施の形態では、文字、図形等に形状の崩れが少ない二値画像を生成するために、閾値の補正を行う。
多値画像の縦線及び横線の交点付近の1つの画素について局所領域を設定した場合、前景画素が多く取り込まれるため、図7(b)に示すように、低輝度側の頻度が高くなり、閾値が低輝度側(前景側)に変動する。横線の中央付近では、前景画素と背景画素とがバランスよく取り込まれるため、図7(c)に示すように、閾値は、低輝度側の群と高輝度側の群との中央付近に設定される。また、横線の終端付近では、背景画素が多く取り込まれるため、図7(d)に示すように、閾値が高輝度側(背景側)に変動する。
一方、局所的二値化において閾値変動が二値画像の品質に大きく影響するのは、入力多値画像のボケが大きな場合に限られている。ボケの度合いが小さい場合には、文字輪郭の周辺部でのグレイ画素の領域が小さいため、閾値変動が文字形状に与える影響が少なく、局所的二値化における閾値変動と形状の崩れとを結び付ける考え方は一般的ではなかった。このため、局所二値化において、閾値変動に起因した形状の崩れを防止するために、大局的二値化の閾値補正技術を適用するという発想は、これまで存在しなかった。
このような多値画像を大域的二値化で二値化した場合、多値画像の角の丸みを直接的に反映した二値画像が得られる(図8(c)を参照)。
そこで、本実施の形態では、領域設定部21が設定した局所領域の近傍の領域における黒画素及び白画素のばらつき具合を考慮し、補正強度決定部36にて閾値補正の適用度合いを表す補正強度Ax,y を決定する。
なお、本実施の形態では、設定した局所領域に対し、中心座標を−w〜wの範囲で1画素ずつ変位させた領域を近傍の領域として設定する構成について説明を行うが、近傍の領域は上記に限定されるものではない。たとえば、中心座標を変位させる範囲を、例えば、−2w〜2wのように拡大してもよく、また近傍領域のサイズwに依存しない任意に範囲としてもよい。また、中心座標をk画素(kは2以上の整数)ずつ変位させて近傍の領域を定める構成であってもよい。
以下では、閾値補正の対象の局所領域について算出した閾値変化度をSx,y と表記し、その近傍の領域それぞれについて算出した閾値変化度をSx+i, y+jと表記するものとする。
本実施の形態では、補正強度Ax,y を0〜1.0の実数値とし、補正強度Ax,y が1.0に近づくにつれて局所閾値Tを補正する度合いが高くなり、補正強度Ax,y が0に近づくにつれて局所閾値Tを補正する度合いが低くなるように係数を定める。
式9は、閾値補正の適用度合いが高い場合は、閾値tの割合が強くなり,閾値補正の適用度合いが低い場合には、局所閾値Tの割合が強くなるように設定した計算式である。
閾値補正部37は、補正後の閾値T’を注目画素に適用する二値化閾値として出力する。なお、補正強度決定部36が算出した補正強度Ax,y が0である場合、閾値補正部37の演算を省略し、補正前の局所閾値Tをそのまま出力する構成とすればよい。
二値化処理を行った注目画素が画像の終端の画素でない場合には、注目画素を1画素分だけずらして前述した処理を繰り返し、新たに設定した注目画素について二値化を行う。
このようにして、本実施の形態の画像処理装置は、画像取得部10が取得した画像データについて、画素を順次走査しならが二値化処理を行う。
したがって、OCR(Optical Character Reader)などで文字認識をする際の認識精度の向上や、二値画像をユーザが参照する際の視認性の向上が可能となり、デジタルカメラ等によって文書画像を撮像した場合や、画像圧縮などによって文字画像の鮮明度が低下した場合であっても、文字認識、検索、参照などが精度良く実施できるようになる.
変化度算出部35は、計数部34から通知される計数結果に基づき、閾値変化度Sを算出する(ステップS15)。変化度算出部35は、例えば、式6を用いて閾値変化度Sを算出することができる。
補正強度決定部36は、全画素を処理したか否かを判断し(ステップS17)、全画素を処理していない場合(S17:NO)、現在位置を次に進めて(ステップS18)、処理をステップS12へ戻す。すなわち、設定する局所領域の中心画素(注目画素)の座標を1画素ずつ変位させることにより、局所領域近傍の領域について、閾値変化度S等の算出を行う。
次いで、補正強度決定部36は、現在位置の画素の画素値と取得した局所閾値Tとの差分が一定値(例えば、50)より大きいか否かを判断する(ステップS21)。現在位置の画素の画素値と局所閾値Tとの差分が一定値より大きい場合(S21:YES)、算出した局所閾値Tを補正しても二値化の結果が変わらないことが予想されるため、二値化閾値設定部30は、閾値設定部31で算出した局所閾値Tを現在位置の画素に適用する二値化閾値として出力する(ステップS22)。
次いで、補正強度決定部36は、閾値変化度Sx,y ,Sx+i,y+jをメモリから取得し(ステップS24)、補正強度Ax,y を算出する(ステップS25)。補正強度決定部36は、算出した補正強度Ax,y を閾値補正部37に出力する。
閾値補正部37は、補正後の閾値T’を現在位置(注目画素)に適用する二値化閾値として出力する(ステップS29)。
全画素を処理したと判断した場合(S30:YES)、本フローチャートによる処理を終了する。
変化度算出部35は、例えば、前述した式6に代えて、以下の式10により閾値変化度Sを算出してもよい。
局所領域内での黒画素(又は白画素)の割合を同一とした場合、閾値変化度Sの絶対値は、式11、式6、式10の順に大きくなる。したがって、閾値補正を強く適用したい場合には、式10に従って閾値変化度Sを算出し、閾値補正を弱く適用したい場合には、式11に従って閾値変化度Sを算出するといった使い分けが可能である。
また、二値化対象の画像の種類(例えば、文字画像、網点画像といった種類)に応じて、適用する式を予め選択しておいてもよい。この場合、画像の種類毎にそれぞれの式を適用して生成した二値画像をユーザが検証し、得られる二値画像の品質が最も高くなるように何れかの式を選択すればよい。得られる二値画像の品質が同程度である場合には、計算量が最も少ない式6を選択すればよい。
補正強度決定部36は、例えば、前述した式8に代えて、以下の式12により補正強度Ax,y を算出してもよい。
式12を用いる場合、画素毎の局所的な変動に対する感度が低下するので、画像中に微小なノイズが多い場合に適している。
夫々の画素が画素値を有する多階調の画像を取得する画像取得部と、
該画像取得部が取得した画像内の任意の注目画素を含む領域、及び該領域の近傍に位置する複数の領域を設定する領域設定部と、
該領域設定部が設定した各領域について、領域内に含まれる各画素の画素値を取得して、画素値の頻度分布を算出する頻度分布算出部と、
該頻度分布算出部が算出した頻度分布に基づき、各領域内に含まれる各画素を二値化するための閾値を領域毎に設定する閾値設定部と、
該閾値設定部が設定した領域毎の閾値を用いて、閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を領域毎に計数する計数部と、
該計数部による計数結果に基づき、前記閾値設定部が設定した閾値夫々について領域毎の閾値の変化度合いを算出する変化度算出部と、
該変化度算出部が算出した領域毎の閾値の変化度合いに応じて、前記注目画素を含む領域について設定した閾値に対する補正すべき度合いを定める補正強度決定部と、
該補正強度決定部が定めた補正すべき度合いに応じて、前記閾値を補正する閾値補正部と、
前記画像取得部が取得した画像内で順次的に注目画素を設定し、設定した注目画素について求めた補正後の閾値を用いて、該注目画素を二値化する二値化処理部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
前記補正強度算出部は、
前記変化度算出部が算出した前記注目画素を含む領域における閾値の変化度合いと前記領域の近傍に位置する複数の領域における閾値の変化度合い夫々との間の差分を算出し、
算出した差分の最大値又は平均値の大小に応じて、補正すべき度合いの高低を定めるようにしてあることを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
前記閾値補正部は、
前記頻度分布算出部が前記注目画素を含む領域について算出した頻度分布から画素値の標準偏差を算出し、
前記画像取得部が取得した画像内の前記注目画素を含む領域内で、前記閾値設定部が設定した閾値以上の画素値を有する画素の画素値平均、及び前記閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均を算出し、
算出した標準偏差、及び前記閾値以上及び閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均、並びに前記計数部が前記注目画素を含む領域について計数した閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を用いて、第2の閾値を算出し、
前記閾値設定部が前記注目画素について設定した閾値、算出した第2の閾値、及び前記補正強度決定部が定めた補正すべき度合いに基づき、補正後の閾値を算出するようにしてあることを特徴とする付記1又は付記2に記載の画像処理装置。
コンピュータが、
夫々の画素が画素値を有する多階調の画像について、画像内の任意の注目画素を含む領域、及び該領域の近傍に位置する複数の領域を設定し、
設定した各領域について、領域内に含まれる各画素の画素値を取得して、画素値の頻度分布を算出し、
算出した頻度分布に基づき、各領域内に含まれる各画素を二値化するための閾値を領域毎に設定し、
設定した領域毎の閾値を用いて、閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を領域毎に計数し、
計数した結果に基づき、設定した閾値夫々について領域毎の閾値の変化度合いを算出し、
算出した領域毎の閾値の変化度合いに応じて、前記注目画素を含む領域について設定した閾値に対する補正すべき度合いを定め、
定めた補正すべき度合いに応じて、前記閾値を補正することにより、前記注目画素を二値化するための二値化閾値を取得する
ことを特徴とする二値化閾値算出方法。
前記コンピュータが、
前記注目画素を含む領域における閾値の変化度合いと前記領域の近傍に位置する複数の領域における閾値の変化度合い夫々との間の差分を算出し、
算出した差分の最大値又は平均値の大小に応じて、補正すべき度合いの高低を定めることを特徴とする付記4に記載の二値化閾値算出方法。
前記コンピュータが、
前記注目画素を含む領域について算出した頻度分布から画素値の標準偏差を算出し、
前記注目画素を含む領域内で、設定した閾値以上の画素値を有する画素の画素値平均、及び前記閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均を算出し、
算出した標準偏差、及び前記閾値以上及び閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均、並びに前記注目画素を含む領域について計数した閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を用いて、第2の閾値を算出し、
前記注目画素について設定した閾値、算出した第2の閾値、及び前記補正すべき度合いに基づき、補正後の閾値を算出することを特徴とする付記4又は付記5に記載の二値化閾値算出方法。
コンピュータに、
夫々の画素が画素値を有する多階調の画像について、画像内の任意の注目画素を含む領域、及び該領域の近傍に位置する複数の領域を設定し、
設定した各領域について、領域内に含まれる各画素の画素値を取得して、画素値の頻度分布を算出し、
算出した頻度分布に基づき、各領域内に含まれる各画素を二値化するための閾値を領域毎に設定し、
設定した領域毎の閾値を用いて、閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を領域毎に計数し、
計数した結果に基づき、設定した閾値夫々について領域毎の閾値の変化度合いを算出し、
算出した領域毎の閾値の変化度合いに応じて、前記注目画素を含む領域について設定した閾値に対する補正すべき度合いを定め、
定めた補正すべき度合いに応じて、前記閾値を補正することにより、前記注目画素を二値化するための二値化閾値を取得する
処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
前記コンピュータに、
前記注目画素を含む領域における閾値の変化度合いと前記領域の近傍に位置する複数の領域における閾値の変化度合い夫々との間の差分を算出し、
算出した差分の最大値又は平均値の大小に応じて、補正すべき度合いの高低を定める
処理を実行させることを特徴とする付記7に記載のコンピュータプログラム。
前記コンピュータに、
前記注目画素を含む領域について算出した頻度分布から画素値の標準偏差を算出し、
前記注目画素を含む領域内で、設定した閾値以上の画素値を有する画素の画素値平均、及び前記閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均を算出し、
算出した標準偏差、及び前記閾値以上及び閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均、並びに前記注目画素を含む領域について計数した閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を用いて、第2の閾値を算出し、
前記注目画素について設定した閾値、算出した第2の閾値、及び前記補正すべき度合いに基づき、補正後の閾値を算出する
処理を実行させることを特徴とする付記7又は8に記載のコンピュータプログラム。
11 画像読取部
12 輝度値変換部
13 画像メモリ
20 頻度分布算出部
21 領域設定部
22 局所画像取得部
23 局所画像メモリ
24 輝度値カウント部
25 輝度分布メモリ
30 二値化閾値設定部
31 閾値設定部
32 二値画像生成部
33 二値画像メモリ
34 計数部
35 変化度算出部
36 補正強度決定部
37 閾値補正部
40 二値化処理部
Claims (5)
- 夫々の画素が画素値を有する多階調の画像を取得する画像取得部と、
該画像取得部が取得した画像内の任意の注目画素を含む領域、及び該領域の近傍に位置する複数の領域を設定する領域設定部と、
該領域設定部が設定した各領域について、領域内に含まれる各画素の画素値を取得して、画素値の頻度分布を算出する頻度分布算出部と、
該頻度分布算出部が算出した頻度分布に基づき、各領域内に含まれる各画素を二値化するための閾値を領域毎に設定する閾値設定部と、
該閾値設定部が設定した領域毎の閾値を用いて、閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を領域毎に計数する計数部と、
該計数部による計数結果に基づき、前記閾値設定部が設定した閾値夫々について領域毎の閾値の変化度合いを算出する変化度算出部と、
該変化度算出部が算出した領域毎の閾値の変化度合いに応じて、前記注目画素を含む領域について設定した閾値に対する補正すべき度合いを定める補正強度決定部と、
該補正強度決定部が定めた補正すべき度合いに応じて、前記閾値を補正する閾値補正部と、
前記画像取得部が取得した画像内で順次的に注目画素を設定し、設定した注目画素について求めた補正後の閾値を用いて、該注目画素を二値化する二値化処理部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記補正強度算出部は、
前記変化度算出部が算出した前記注目画素を含む領域における閾値の変化度合いと前記領域の近傍に位置する複数の領域における閾値の変化度合い夫々との間の差分を算出し、
算出した差分の最大値又は平均値の大小に応じて、補正すべき度合いの高低を定めるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記閾値補正部は、
前記頻度分布算出部が前記注目画素を含む領域について算出した頻度分布から画素値の標準偏差を算出し、
前記画像取得部が取得した画像内の前記注目画素を含む領域内で、前記閾値設定部が設定した閾値以上の画素値を有する画素の画素値平均、及び前記閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均を算出し、
算出した標準偏差、及び前記閾値以上及び閾値未満の画素値を有する画素の画素値平均、並びに前記計数部が前記注目画素を含む領域について計数した閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を用いて、第2の閾値を算出し、
前記閾値設定部が前記注目画素について設定した閾値、算出した第2の閾値、及び前記補正強度決定部が定めた補正すべき度合いに基づき、補正後の閾値を算出するようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。 - コンピュータが、
夫々の画素が画素値を有する多階調の画像について、画像内の任意の注目画素を含む領域、及び該領域の近傍に位置する複数の領域を設定し、
設定した各領域について、領域内に含まれる各画素の画素値を取得して、画素値の頻度分布を算出し、
算出した頻度分布に基づき、各領域内に含まれる各画素を二値化するための閾値を領域毎に設定し、
設定した領域毎の閾値を用いて、閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を領域毎に計数し、
計数した結果に基づき、設定した閾値夫々について領域毎の閾値の変化度合いを算出し、
算出した領域毎の閾値の変化度合いに応じて、前記注目画素を含む領域について設定した閾値に対する補正すべき度合いを定め、
定めた補正すべき度合いに応じて、前記閾値を補正することにより、前記注目画素を二値化するための二値化閾値を取得する
ことを特徴とする二値化閾値算出方法。 - コンピュータに、
夫々の画素が画素値を有する多階調の画像について、画像内の任意の注目画素を含む領域、及び該領域の近傍に位置する複数の領域を設定し、
設定した各領域について、領域内に含まれる各画素の画素値を取得して、画素値の頻度分布を算出し、
算出した頻度分布に基づき、各領域内に含まれる各画素を二値化するための閾値を領域毎に設定し、
設定した領域毎の閾値を用いて、閾値以上の画素値を有する画素の数及び前記閾値未満の画素値を有する画素の数を領域毎に計数し、
計数した結果に基づき、設定した閾値夫々について領域毎の閾値の変化度合いを算出し、
算出した領域毎の閾値の変化度合いに応じて、前記注目画素を含む領域について設定した閾値に対する補正すべき度合いを定め、
定めた補正すべき度合いに応じて、前記閾値を補正することにより、前記注目画素を二値化するための二値化閾値を取得する
処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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