JP2013170368A - レール関連具吊上げ機 - Google Patents

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Seiji Hosokawa
誠二 細川
Tsutomu Hasegawa
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Abstract

【課題】左右のレールの高さが異なる場合でも、チェーンブロック等の吊上げ器から延びるフックをレール間の中央に降ろして、重量のある枕木をバランス良く吊上げることができるレール関連具吊上げ機を提供すること。
【解決手段】長尺であってほぼその中央に吊上げ器が装着される梁部11と、その梁部11の左右両側にそれぞれ設けられ、下端部にはレール3上を回転する車輪13がそれぞれ設けられたレール3方向の一対の脚部12L,12Rとを有し、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rは、梁部11に対し任意の角度で開閉するように梁部11に開閉可能に軸支され、かつ、任意の角度で固定することにより一対の脚部12L,12Rの高さを変える高さ設定部としての高さ設定枠および連結棒を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、保線作業の際、レールやレールを支える枕木等のレール関連具を吊り上げるレール関連具吊上げ機に関する。
鉄道のレールは、重量のある列車が走行するうちに寸法の狂いや磨耗が生じる。これを放置しておくと乗り心地や走行安定が悪くなるため、定期的に保守を行い、規定の状態を維持することで安全性を保つための保線作業として、バラスト(砂利)の入れ替えや、枕木の交換等を行うが、その際、レール上を走行しながら梁部に取り付けたチェーンブロックによりレールやレールを支える枕木等のレール関連具を吊り上げるレール関連具吊上げ機が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
実公平7−35842号公報
ところで、通常、カーブを走る列車は遠心力の作用によってカーブの外側に押されるが、その遠心力の影響を少なくするため、カーブ外側の外軌レールを内側の内軌レールよりも高くするカントを行う。
しかし、前述の特許文献1のレール関連具吊上げ機は、カントを考慮していないため、カントが行われているレールのカーブ部分では、レール関連具吊上げ機自身が傾いてしまい、梁部の中央に設けられていたチェーンブロック等の吊上げ器から延びるフックがレール間の中央からずれた位置に降りることになる。そのため、レールのカーブ部分等、左右のレールの高さが異なる場所において、特許文献1のレール関連具吊上げ機により枕木の吊上げ作業を行う場合、重量のある枕木などをバランス良く吊上げることが困難となり、円滑な保守作業を妨げているという問題があった。
また、前述の特許文献1のレール関連具吊上げ機では、保管時や運搬時には、折り畳み可能に構成されているものの、折り畳んだ際に留める構成が備えられていないので、折り畳み時に梁部と左右両側の一対の脚部とを別途ロープやワイヤー等で縛る必要があり、別途ロープやワイヤー等が必要であるという問題もある。
そこで、本発明は、これらの問題点等に着目してなされたもので、第1には、左右のレールの高さが異なる場合でも、チェーンブロック等の吊上げ器から延びるフックをレール間の中央に降ろして、重量のある枕木をバランス良く吊上げることができ、第2には、さらに、折り畳み時に梁部と左右両側の一対の脚部とを別途ロープやワイヤー等で縛る必要なく留めることが可能なレール関連具吊上げ機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明のレール関連具吊上げ機は、長尺であってほぼその中央に吊上げ器が装着される梁部と、その梁部の左右両側にそれぞれ脚部取付け部を介して取り付けられ、下端部にはレール上を回転する車輪がそれぞれ設けられたレール方向の一対の脚部とを有し、左右両側それぞれの一対の脚部のうち少なくとも片側の一対の脚部は、レールと平行方向に任意の角度で開閉するように脚部取付け部に開閉可能に軸支され、かつ、任意の角度で固定することにより少なくとも片側の一対の脚部の高さを変える高さ設定部とを有することを特徴とする。
ここで、左右両側それぞれの一対の脚部上端部の各脚部取付部は、折り畳み軸を介して梁部の長手方向に開閉可能に梁部の左右両端部に取り付けられていると共に、各脚部取付部には、一対の脚部が梁部に対し垂直方向に起立している状態では、梁部の長手方向であってその中央方向に向かって延びる一方、一対の脚部が折り畳み軸を介して梁部の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳まれた場合、梁部に対し垂直方向に起立するように一対の脚部とは垂直方向に設けられ、その先端に固定ピンが挿入されるアーム側ピン孔が設けられた所定長さのアーム部材が固定されており、梁部の左右両側には、左右両側それぞれの一対の脚部上端部の各脚部取付部を折り畳み軸を介し支持して、左右両側それぞれの一対の脚部を梁部の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳み可能にし、左右両側それぞれの一対の脚部を折り畳んだ場合に、各脚部取付部それぞれに設けられたアーム部先端のアーム側ピン孔が位置する箇所に梁部側折り畳み固定孔が設けられている一方、左右両側それぞれの一対の脚部を起立させた場合に、各脚部取付部それぞれに設けられたアーム部先端のアーム側ピン孔が位置する箇所に梁部側起立固定孔が設けられているようにすると良い。
また、高さ設定部は、一対の脚部それぞれに設けられた高さ設定孔と、その高さ設定孔同士を連結する連結棒とから構成され、その連結棒には、連結棒の長さを調節可能な長さ調節器が取り付けられているようにすると良い。
また、高さ設定孔は、一対の脚部の内側それぞれの長手方向に沿って所定間隔を空け、複数箇所に設けられているようにすると良い。
また、梁部のほぼ中央には、吊上げ器を取り付けるための取付け部が設けられており、この取付け部は、吊上げ器を傾斜した状態で取付けることができるように、傾斜辺の上端部と下端部とにそれぞれ横方向または上方向を向く掛止溝を設けるようにすると良い。
本発明のレール関連具吊上げ機によれば、左右両側それぞれの一対の脚部のうち少なくとも片側の一対の脚部は、レールと平行方向に任意の角度で開閉するように脚部取付け部に開閉可能に軸支され、高さ設定部により任意の角度で固定することにより少なくとも片側の一対の脚部の高さを変えることが可能なので、左右のレールの高さが異なる場合でも、梁部に設けられたチェーンブロック等の吊上げ器から延びるフックをレール間の中央に降ろして、重量のある枕木をバランス良く吊上げることができる。
また、梁部の左右両側には、左右両側それぞれの一対の脚部上端部の各脚部取付部を折り畳み軸を介し支持して、左右両側それぞれの一対の脚部を梁部の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳み可能にし、左右両側それぞれの一対の脚部を折り畳んだ場合に、各脚部取付部それぞれに設けられたアーム部先端のアーム側ピン孔が位置する箇所に梁部側折り畳み固定孔が設けられているので、折り畳み時にアーム側ピン孔と梁部側折り畳み固定孔とを位置合わせ後、折り畳み時にアーム側ピン孔と梁部側折り畳み固定孔とに固定ピンを通すことにより、さらに、折り畳み時に梁部と左右両側の一対の脚部とを別途ロープやワイヤー等で縛る必要なく留めることが可能となる。
本発明に係るレール関連具吊上げ機の実施形態の正面図である。 このレール関連具吊上げ機の実施形態の平面図である。 このレール関連具吊上げ機へのチェーンブロックの取付け状態を示す正面図である。 このレール関連具吊上げ機において右側の脚部の高さを変更した状態を示す右側面図である。 このレール関連具吊上げ機を折り畳み状態を示す図である。 このレール関連具吊上げ機を折り畳み状態から起立状態に移行する際の梁部の左側端部と脚部との状態を示す図である。 このレール関連具吊上げ機を使用しての枕木等の交換方法を示す図である。 このレール関連具吊上げ機を使用しての枕木等の交換方法を示す側面図である。 左右のレールの高さが異なる場合におけるこのレール関連具吊上げ機を使用しての枕木等の交換方法を示す側面図である。
次に、レール関連具吊上げ機1の実施形態について説明する。
図1〜図3は、本実施形態のレール関連具吊上げ機1を示す図であって、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)におけるA部分の拡大図、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)におけるB部分の拡大図である。また、図3(a)は図1(a)におけるC部分を反対(背面)方向から見た拡大図、図3(b)はそのC部分の左側面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態のレール関連具吊上げ機1は、長尺であってほぼその中央に吊上げ器であるチェーンブロック2が装着される梁部11と、その梁部11の左右両側にそれぞれ設けられ、下端部にはレール上を回転する車輪13がそれぞれ設けられたレール方向の一対の脚部12L,12Rとを有し、レールやレールを支える枕木等のレール関連具を吊り上げるように構成されている。つまり、本実施形態のレール関連具吊上げ機1は、梁部11の左右両側にそれぞれ2本ずつ脚部12L,12Rを有している。なお、図1(a)のみチェーンブロック2を梁部11に装着した状態を示しており、図2(a),(b)では、チェーンブロック2を梁部11に装着していない状態を示している。
本実施形態のレール関連具吊上げ機1では、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rは、梁部11に対しレール3と平行方向に任意の角度で開閉するように、一対の脚部12L,12Rそれぞれの上端部を、それぞれ回転軸111を介しレール3と平行方向に開閉(回転)可能に支持する脚部取付部14L,14Rが設けられている。
また、梁部11は、2枚の長尺の板状鋼材11aを、隙間を空けてその左右両側の方形鋼材11cを溶接し、その左右両側の方形鋼材11cに同様の間隔を空けた長尺の管状鋼材11bを溶接して構成されている。そして、図3(a),(b)に示すように、梁部11の中央、すなわち2枚の長尺の板状鋼材11aの中央には、それぞれ、チェーンブロック2の取付け部11dを設けている。なお、梁部11の両側には、それぞれ、コの字形状の取っ手部11eL,11eRが設けられている。
チェーンブロック2は、公知のもので、チェーンブロック本体23からチェーン(鎖)22が吊り下げられ、チェーン(鎖)22の先端にはフック21が連結されており、駆動レバーに取り付けられたハンドル24の回転によりチェーン(鎖)22を上下動させて、フック21が掛止する枕木等を上昇させたり下降させるもので、チェーン(鎖)22から手を放してもつり下げた物が落下しないように図示しないブレーキ機構が備え付けられている。ここで、このチェーンブロック2は、チェーンブロック本体23を図3(a)等に示すように斜めに装着した場合に、図示しないブレーキ機構が動作するように構成されているため、梁部11中央の取付け部11dは、図3(a)等に示すようにチェーンブロック本体23を傾斜した状態で取付けることができるように、傾斜辺11d1の上端部と下端部とにそれぞれ横方向または上方向を向く掛止溝11d11,11d12を設けている。そして、チェーンブロック本体23は、4箇所がネジ止めされているので、その4箇所のネジ止め部のうち、ブレーキ機構が正常に動作するように傾斜した状態に置いた際に、下側に位置するネジ部23a,23bを、取付け部11dの掛止溝11d11,11d12に掛止して梁部11に装着している。そのため、梁部11に対しチェーンブロック本体23を、ブレーキ機構が正常に動作するように傾斜した状態で容易に取り付けることが可能となる。しかも、取付け部11dの掛止溝11d11,11d12は、それぞれ、横方向または上方向を向いているので、重量の重い枕木4等を吊上げる場合にも、傾斜した状態に置いた際にブレーキ機構が正常に動作するチェーンブロック2であっても、取付け部11dの掛止溝11d11,11d12による2点支持(掛止)のみでも確実にチェーンブロック2をブレーキ機構が正常に動作するように装着できる。
図4(a)〜(c)は、本実施形態のレール関連具吊上げ機1の右側面図を示しており、右側の一対の脚部12Rの開脚角度を変えた状態を示している。なお、左側の一対の脚部12Lも同様に構成されている。
図4(a)〜(c)に示すように左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rの内側、すなわち対向する内側面には、例えば5cm間隔の所定間隔で高さ設定孔121L1,121R1が複数(ここでは、便宜上6個設けられているが、1個でも、6個以外でも良い。)設けられた高さ設定枠121L,121Rがそれぞれ固定されている。
また、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rにおいて、それぞれの高さ設定枠121L,121Rにおける高さ設定孔121L1,121R1同士を連結棒122L,122Rにより連結することにより左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rの高さを変更できる。そのため、本実施形態の高さ設定枠121L,121Rおよび連結棒122L,122Rが、本発明の高さ設定部に相当する。
また、左右両側の連結棒122L,122Rには、連結棒122L,122Rの長さを調節する長さ調節器としてターンバックル122L1,122R1がその中央に取り付けられている。そのため、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rの高さを変更するためには、高さ設定枠121L,121Rへの連結棒122L,122Rの取り付け位置となる6個の高さ設定孔121L1,121R1の選択を変更するだけでなく、長さ調節器としてのターンバックル122L1,122R1を回転させて連結棒122L,122Rの長さを変更することによっても左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rの高さを変更できる。また、高さ設定枠121L,121Rの6個の高さ設定孔121L1,121R1のうち任意の高さ設定孔121L1,121R1へ連結棒122L,122Rを取り付けた後にも、ターンバックル122L1,122R1を回転させることによってターンバックル122L1,122R1両側の連結棒122L,122Rの長さを変更することにより左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rの高さを変更できる。
例えば、図4(a)は、連結棒122Rの長さを最大限短くして、かつ、高さ設定枠121Rの6個の高さ設定孔121R1のうち最下段の高さ設定孔121R1を使用して、右側の脚部12Rの高さを最も低くした状態を示している。
図4(b)は、高さ設定枠121Rの6個の高さ設定孔121R1のうち最下段の高さ設定孔121R1を使用するものの、ターンバックル122R1を回転させることによって連結棒122Rの長さを最大限長くすることにより、右側の脚部12Rの高さを図4(a)に示す状態より高くした状態を示している。
図4(c)は、高さ設定枠121Rの6個の高さ設定孔121R1のうち最上段の高さ設定孔121R1を使用し、かつ、ターンバックル122R1を回転させることによって連結棒122Rの長さを最大限長くすることにより、右側の脚部12Rの高さを最も高くした状態を示している。
これにより、本実施形態のレール関連具吊上げ機1では、レール3のカーブ部分等の左右のレール3の高さが異なる場所において枕木4の吊上げ作業を行う場合でも、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rの開閉角度を、図4(a)〜(c)に示すように変更することにより、梁部11の中央に設けられていたチェーンブロック2から延びるフック21がレール3,3間の中央に降ろすことが可能となり、枕木4などをバランス良く吊上げることができる。
また、本実施形態のレール関連具吊上げ機1では、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12R上端部の各脚部取付部14L,14Rは、折り畳み軸15L,15Rを介して梁部11の左右両端部の左右に固定された折り畳み軸支持板16L、16Rに、梁部11の長手方向に沿って、かつ、梁部11の中央方向に開閉可能に取り付けられている。また、図1(b)に示すように、各脚部取付部14L,14Rそれぞれが図1に示す状態以上、外側に開こうとすると、各脚部取付部14L,14Rそれぞれの上端部が梁部11の両側端部の下部に当り、一対の脚部12L,12Rそれぞれの外側への開き過ぎを防止している。
各脚部取付部14L,14Rには、一対の脚部12L,12Rが梁部11に対し垂直方向に起立している状態では、梁部11の長手方向であってその中央方向に向かって延びる一方、一対の脚部12L,12Rが折り畳み軸15L,15Rを介して梁部11の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳まれた場合、梁部11に対し垂直方向に起立するように一対の脚部12L,12Rとは垂直方向、すなわち梁部11の長手方向と平行方向に延びる所定長さのアーム部141L,141Rが固定されている。そして、これらアーム部141L,141Rの先端には、それぞれ、一対の脚部12L,12Rの折り畳み時および起立時に、その状態の一対の脚部12L,12Rを固定するための固定ピン17L,17Rが挿入されるアーム側ピン孔142L,142Rが設けられている。
また、梁部11の左右両側面には、それぞれ、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12R上端部の各脚部取付部14L,14Rを折り畳み軸15L,15Rを介し支持して、左右両側それぞれの一対の脚部12L,12Rを梁部11の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳み可能にする折り畳み軸支持板16L、16Rが固定されている。
また、梁部11の左右両側は、それぞれ、図2(b)に示すように、各脚部取付部14L,14Rのアーム部141L,141Rがその間の空間部分を通過できるように平面視コ字状に形成されている。そして、その平面視コ字状部分の上側面には、それぞれ、一対の脚部12L,12Rを折り畳んだ場合に、各脚部取付部14L,14Rそれぞれに設けられたアーム部141L,141R先端のアーム側ピン孔142L,142Rが位置する箇所に梁部側折り畳み固定孔181L,181Rが設けられた折り畳み固定板18L,18Rが上方に向けて立設されている。
また、梁部11の左右両側それぞれの平面視コ字状部分の下側面には、図1(b)や図2(b)等に示すように、それぞれ、一対の脚部12L,12Rを起立させた場合に、各脚部取付部14L,14Rそれぞれに設けられたアーム部141L,141R先端のアーム側ピン孔142L,142Rが位置する箇所に、梁部側起立固定孔191L,191Rが設けられた起立固定板19L,19Rが下方に向けて立設されている。
図5は、このレール関連具吊上げ機1を折り畳み状態を示す図であって、図5(a)は折り畳み状態のレール関連具吊上げ機1の正面図、図5(b)は図5(a)におけるD部分の拡大図である。また、図6(a)〜(c)は、それぞれ、このレール関連具吊上げ機1を折り畳み状態から起立状態に移行する際の梁部11の左側端部と脚部12Lとの状態を示す図である。
つまり、このレール関連具吊上げ機1は、一対の脚部12L,12Rを、図5(a),(c)に示すように内側、すなわち梁部11の中央側に折り畳んで格納する場合には、図5(b)に示すようにアーム部141L,141R先端のアーム側ピン孔142L,142Rが、折り畳み固定板18L,18Rの梁部側折り畳み固定孔181L,181Rに一致するので、アーム側ピン孔142L,142Rおよび梁部側折り畳み固定孔181L,181Rにそれぞれ固定ピン17L,17Rを通して、脚部12L,12Rが梁部11に対し開かないように固定できる。その結果、保管時や運搬時などの折り畳み時に、梁部11と左右両側の一対の脚部12L,12Rとを、別途ロープやワイヤー等で縛る必要なく、今まで使用していた固定ピン17L,17R等を使用して簡単に留めることが可能となる。
そして、図6(a)に示すようなアーム側ピン孔142L,142Rおよび梁部側折り畳み固定孔181L,181Rそれぞれに固定ピン17L,17Rを通した梁部11と脚部12L,12Rの折り畳み状態から固定ピン17L,17Rを抜いて、図6(b)に示すように一対の脚部12L,12Rを梁部11に対し外側に90度回転させて、図6(c)に示すようにアーム部141L,141R先端のアーム側ピン孔142L,142Rを、起立固定板19L,19Rの梁部側起立固定孔191L,191Rに一致させて、それぞれ固定ピン17L,17Rを通すと、一対の脚部12L,12Rを、図1および図2に示すように梁部11に対し垂直方向に開いた起立状態に固定できる。
次に、このレール関連具吊上げ機1を使用した作業の一例を図面を参照して説明する。
図7〜図9は、このレール関連具吊上げ機1を使用してのバラスト5や枕木4、レール3の交換方法を示しており、図7(a)は平面図、図7(b)は側面図、図8はその正面図、図9(a)〜(c)は左右のレール3の高さが異なる場合におけるこのレール関連具吊上げ機1を使用しての枕木4等の交換方法を示す側面図である。
図7および図8に示すように、列車などが走行するレール3は、路盤にバラスト(砕石や砂利)5を敷き、そのバラスト5の上に枕木4を設けて、この枕木4の上にレール3を敷設する。そして、このレール関連具吊上げ機1は、その敷設工事の際に使用する機械で、レール3上を、一対の脚部12L,12Rの下端部の車輪13に走行させながら、このレール関連具吊上げ機1の梁部11の中央に取り付けられたチェーンブロック2を使用して枕木4を持ち上げ、枕木4やバラスト3、レール3を新設したり交換等する。具体的には、図8に示すように、枕木4の両側に設けられたパンドロール41等に連結しておいたワイヤー42等を、チェーンブロック2のチェーン22先端に設けられたフック21に引っ掛けて枕木4を吊上げて、枕木4やバラスト3、レール3を順次交換等していく。
その際、図9(a)に示すように、レール3のカーブ部分等において、左右のレール3の高さが異なる場所では、左右両側の一対の脚部12L,12Rの高さが同じ場合、レール関連具吊上げ機1自体も傾斜し、梁部11も傾斜することになる。すると、梁部11の中央に設けられていたチェーンブロック2から延びるフック21がレール3.3間の中央からずれた位置に降りることになり、梁部11の中央と枕木4の中央とがずれてしまい、枕木4をバランス良く吊上げることが困難になる。
そのため、図9(a)に示すように右側のレール3が高い場合には、図9(b)に示すように、高さが低い梁部11の左側の一対の脚部12Lは、左側の一対の脚部12Lの内側の高さ調整枠121Lや連結棒122Lにより、図4(a),(b)等に示すように高めに設定する。これに対し、高さが高い梁部11の右側の一対の脚部12Rは、右側の一対の脚部12Rの内側の高さ調整枠121Rや連結棒122Rを調整して、例えば、図4(c)等に示すように低めに設定して、左右のレール3の高さが異なる場所でも、梁部11が水平になるようにする。つまり、図9(c)に示すように、左右のレール3の高さが異なる場所では、左右両側の一対の脚部12L,12Rの開脚角度、すなわち高さのいずれか一方、ないしは双方を変えて、梁部11が水平になるようにする。
左右のレール3の高さが異なる場所でも、図9(b),(c)に示すように、梁部11が水平になると、梁部11の中央に設けられていたチェーンブロック2から延びるフック21もレール3.3間の中央に降りることになり、梁部11の中央と枕木4の中央とほぼ一致するので、左右のレール3の高さが同じ場所と同様に、枕木4をバランス良く吊上げることができる。
なお、本実施形態の説明では、梁部11の左右両側の一対の脚部12L,12Rの高さを変更できるように説明したが、本発明では、これに限らず、梁部11の左右両側のうちいずれか一方側の一対の脚部12L,12Rの高さを変更できるように構成しても勿論よい。
1 レール関連具吊上げ機
11 梁部
11d 取付け部
12L,12R 脚部
121L,121R 高さ調整枠
121L1,121R1 高さ設定孔
122L,122R 連結棒
122L1,122R1 ターンバックル(長さ調節器)
13 車輪
14L,14R 脚部取付部
141L,141R アーム部
142L,142R アーム側ピン孔
15L,15R 折り畳み軸
16L、16R 折り畳み軸支持板
17L,17R 固定ピン
18L,18R 折り畳み固定板
181L,181R 梁部側折り畳み固定孔
19L,19R 起立固定板
191L,191R 梁部側起立固定孔
2 チェーンブロック(吊り上げ器)
21 フック
22 チェーン(鎖)
23 チェーンブロック本体
24 ハンドル
3 レール
4 枕木
5 バラスト

Claims (5)

  1. 長尺であってほぼその中央に吊上げ器が装着される梁部と、
    その梁部の左右両側にそれぞれ脚部取付け部を介して取り付けられ、下端部にはレール上を回転する車輪がそれぞれ設けられたレール方向の一対の脚部とを有し、
    左右両側それぞれの一対の脚部のうち少なくとも片側の一対の脚部は、レールと平行方向に任意の角度で開閉するように脚部取付け部に開閉可能に軸支され、かつ、任意の角度で固定することにより少なくとも片側の一対の脚部の高さを変える高さ設定部とを有することを特徴とするレール関連具吊上げ機。
  2. 請求項1記載のレール関連具吊上げ機において、
    左右両側それぞれの一対の脚部上端部の各脚部取付部は、
    折り畳み軸を介して梁部の長手方向に開閉可能に梁部の左右両端部に取り付けられていると共に、各脚部取付部には、一対の脚部が梁部に対し垂直方向に起立している状態では、梁部の長手方向であってその中央方向に向かって延びる一方、一対の脚部が折り畳み軸を介して梁部の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳まれた場合、梁部に対し垂直方向に起立するように一対の脚部とは垂直方向に設けられ、その先端に固定ピンが挿入されるアーム側ピン孔が設けられた所定長さのアーム部材が固定されており、
    梁部の左右両側には、
    左右両側それぞれの一対の脚部上端部の各脚部取付部を折り畳み軸を介し支持して、左右両側それぞれの一対の脚部を梁部の長手方向と平行方向であってその中央方向に向かって折り畳み可能にし、
    左右両側それぞれの一対の脚部を折り畳んだ場合に、各脚部取付部それぞれに設けられたアーム部先端のアーム側ピン孔が位置する箇所に梁部側折り畳み固定孔が設けられている一方、左右両側それぞれの一対の脚部を起立させた場合に、各脚部取付部それぞれに設けられたアーム部先端のアーム側ピン孔が位置する箇所に梁部側起立固定孔が設けられていることを特徴とするレール関連具吊上げ機。
  3. 請求項1または請求項2記載のレール関連具吊上げ機において、
    高さ設定部は、一対の脚部それぞれに設けられた高さ設定孔と、その高さ設定孔同士を連結する連結棒とから構成され、その連結棒には、連結棒の長さを調節可能な長さ調節器が取り付けられていることを特徴とするレール関連具吊上げ機。
  4. 請求項3に記載のレール関連具吊上げ機において、
    高さ設定孔は、一対の脚部の内側それぞれの長手方向に沿って所定間隔を空け、複数箇所に設けられていることを特徴とするレール関連具吊上げ機。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載のレール関連具吊上げ機において、
    梁部のほぼ中央には、吊上げ器を取り付けるための取付け部が設けられており、この取付け部には、吊上げ器を傾斜した状態で取付けることができるように、傾斜辺の上端部と下端部とにそれぞれ横方向または上方向を向く掛止溝が設けられていることを特徴とするレール関連具吊上げ機。
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