JP2013168884A - 時刻同期システム、時刻送信装置、時刻受信装置、時刻同期方法およびプログラム - Google Patents

時刻同期システム、時刻送信装置、時刻受信装置、時刻同期方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】構成コストを低減し、伝送路遅延時間の影響を小さくする補正を行う時刻同期を可能にする。
【解決手段】時刻受信装置3の受信パケット識別回路31は、時刻送信装置から時刻情報パケットを受信し、時刻補正回路34は、時計37の初期時刻を設定する。パケット生成回路38は、スレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成して、パケット送信回路33に送り、d値判定回路35が決定したスレーブ時刻よりもd値の時間早い送信タイミングで時刻送信装置に送信する。受信パケット識別回路31が折り返しパケットを受信すると、時間差計測タイマ32は、折り返しパケットの受信タイミングと、その後の時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する。時間差が条件値より小さい場合、時刻補正回路34は、時計37の時刻補正を行う。時間差が条件値より大きい場合、d値判定回路35は、d値を現在の値−δに更新する。
【選択図】図3

Description

本発明は、時刻同期を行う時刻同期システム、時刻送信装置、時刻受信装置、時刻同期方法およびプログラムに関する。
時刻情報供給装置が端末とネットワーク伝送路によって接続される構成において、伝送路の往復伝送遅延時間を複数回計測し、たとえば平均をとることにより、その1/2の値を端末の時刻補正時間として用いることができる。また、近年では、ネットワークに接続する装置同士の時刻同期に一定の精度が要求されるケースが増えている。さらに、GPS等の高精度時刻取得手段を内蔵せず、時刻送信装置と時刻受信装置をネットワークで接続するシステムにおいては、従来の装置構成を大きく変更することなく、伝送遅延の影響を最小限にする時刻補正を安価に実現する手段が求められている。
特許文献1では、通信ネットワーク上における測定対象区間の遅延時間の揺らぎを測定する技術が開示されている。特許文献1の技術では、通信ネットワークの一端から送信時刻を付加したテストパケットを送信し、通信ネットワークの他端での受信時刻と送信時刻との差分をテストパケットに付加させて返信テストパケットとして返信させ、通信ネットワークの一端で受信した返信テストパケットから差分を抽出して仮往路遅延時間とし、仮往路遅延時間の揺らぎを求めることにより往路の遅延揺らぎを測定する。
特許文献2では、導入に要するコストを抑え、高精度の時刻同期を実現する時刻同期システムが提案されている。特許文献2の時刻同期システムでは、スレーブノードからマスタノードへ送信される制御メッセージが通信経路において受けたキューイング遅延を表す第一遅延量と、マスタノードからスレーブノードへ送信される制御メッセージが通信経路において受けたキューイング遅延を表す第二遅延量と、を用いて、スレーブノードにおける時刻とマスタノードにおける時刻との差分を計算し、スレーブノードの時刻をマスタノードの時刻に同期させる。
特許文献3には、通信ネットワークにおける情報処理装置間の時刻の同期を高精度に行なうことができるネットワークの時刻情報同期方式が提示されている。この時刻情報同期方式では、通信ネットワーク上の情報処理装置は、内蔵時計の時刻を示す時刻情報信号を他の情報処理装置に送信し、時刻情報信号に対する応答信号の受信時に時刻情報信号の送信時刻と応答信号の受信時刻から経過時間を算出し、所定回数分の経過時間から平均遅延時間を算出する。他の情報処理装置は、受信した時刻情報信号に対する応答信号を送信し、時刻情報信号の時刻と内蔵時計の時刻との時間差分を算出し、所定回数分の時間差分から平均ずれ量を算出し、平均ずれ量と平均遅延時間から内蔵時計の時刻を補正する。
特開2005−079932号公報 特開2011−135482号公報 特開平08−256161号公報
しかしながら、上述の技術においては、パケット送信受信時間と遅延時間の計測と補正時間計算のために、一般的にソフトウェア処理を行うので、CPUなどのハードウェアが必要となり、構成コストが高くなる課題がある。
特許文献1の技術は、遅延揺らぎを測定するものであって、時刻同期を行うものではない。
特許文献2および3の技術は、ソフトウェア処理を必要とする。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、構成コストを低減し、伝送路遅延時間の影響を小さくする補正を行う時刻同期ができる時刻同期システム、時刻送信装置、時刻受信装置、時刻同期方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る時刻同期システムは、
ネットワークで接続された時刻送信装置と時刻受信装置とで構成される時刻同期システムであって、
前記時刻送信装置は、
時刻を示す時刻情報を生成する第1計時手段、
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段、
前記時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段、および、
前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置に送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置に送信するパケット送信手段、
を備え、
前記時刻受信装置は、
時刻を示す時刻情報を生成する第2計時手段、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む前記計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段、
前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段、
前記時刻送信装置から、前記折り返しパケットと、前記時刻情報パケットとを受信するパケット受信手段、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段、および、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記第2計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段、
を備え、
前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る時刻送信装置は、
時刻受信装置とネットワークで接続された時刻送信装置であって、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段と、
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段と、
前記時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段と、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段と、
前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置へ送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置へ送信するパケット送信手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る時刻受信装置は、
時刻送信装置とネットワークで接続された時刻受信装置であって、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段と、
前記時刻送信装置から、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信手段と、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段と、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段と、
前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段と、
前記計測用パケットのヘッダ情報が変更された折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信手段と、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段と、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段と、
を備え、
前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る時刻同期方法は、
時刻を示す時刻情報を生成する第1計時手段を備える時刻送信装置と時刻を示す時刻情報を生成する第2計時手段を備える時刻受信装置とで構成される時刻同期システムにおいて実行される時刻同期方法であって、
前記時刻送信装置が実行する
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成ステップと、
前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置に送信するパケット送信ステップと、
前記時刻受信装置が実行する
前記時刻送信装置から、前記時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信ステップと、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成ステップと、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定ステップと、
前記タイミング決定ステップが決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信ステップと、
前記時刻送信装置が実行する
前記時刻受信装置から前記計測用パケットを受信する計測用パケット受信ステップと、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成ステップと、
前記折り返しパケットを直ちに時刻受信装置に送信する折り返しパケット送信ステップと、
前記時刻受信装置が実行する
前記時刻送信装置から、前記折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信ステップと、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測ステップと、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記第2計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正ステップと、を備え、
前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新し、前記各ステップを繰り返すことを特徴とする。
本発明の第5の観点に係るプログラムは、コンピュータを、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段、
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段、
時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段、および、
前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置へ送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置へ送信するパケット送信手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るプログラムは、コンピュータを、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段、
時刻送信装置から、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信手段、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段、
前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段、
前記計測用パケットのヘッダ情報が変更された折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信手段、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段、および、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段、
として機能させ、
前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする。
本発明によれば、構成コストを低減し、伝送路遅延時間の影響を小さくする補正を行う時刻同期ができる。
本発明の実施の形態に係る時刻同期システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係る時刻送信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態に係る時刻受信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態に係る時刻同期システムにおける時刻同期を説明する図である。 (a)時刻情報パケットの例を示す図である。(b)計測用パケットの例を示す図である。 実施の形態に係る時刻受信装置の時刻同期の動作の一例を示すフローチャートである。 他の実施の形態に係る時刻受信装置の時刻同期の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照して詳細に説明する。なお図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
図1は、本発明の実施の形態に係る時刻同期システムの構成例を示すブロック図である。時刻同期システム100は、ネットワーク上の時刻送信装置1と複数台の時刻受信装置3とから構成される。時刻送信装置1は、ネットワークを介してマスタ時刻情報を時刻受信装置3に送信し、時刻受信装置3は、受信したマスタ時刻情報に基づいて時刻同期を行う。ここでは、代表して時刻送信装置1を1台、時刻受信装置3を3台で図示しているが、1台以上の時刻送信装置1と2台以上の時刻受信装置3がネットワークに接続されていればよい。2台以上の時刻受信装置3がネットワークに接続されるので、ネットワーク上の伝送路における伝送遅延時間は変化するものとする。
図2は、実施の形態に係る時刻送信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。時刻送信装置1は、受信パケット識別回路11、折り返しパケットバッファ12、パケット送信回路13、クロック14、時計15およびパケット生成回路16を備える。
受信パケット識別回路11は、時刻受信装置3から計測用パケットを受信し、計測用パケットであることを識別する。受信パケット識別回路11は、受信した計測用パケットのヘッダ情報を直ちに変更し、折り返しパケットとして、折り返しパケットバッファ12へ送る。これは、受信パケット識別回路11が計測用パケットのヘッダ情報を変更する処理を行う間、割り込みなどにより他の処理が行われることはなく、受信パケット識別回路11は、最優先でヘッダ情報の変更を行い、折り返しパケットを生成することを意味する。
折り返しパケットバッファ12は、受信パケット識別回路11から受け取った折り返しパケットを格納する。
パケット送信回路13は、常に折り返しパケットバッファ12を監視して、折り返しパケットが格納された場合は、直ちに折り返しパケットを時刻受信装置3に送信する。また、パケット送信回路13は、パケット生成回路16から後述する時刻情報パケットを受け取り、直ちに時刻受信装置3に送信する。
パケット送信回路13は、時刻情報パケットの送信タイミングと折り返しパケットの送信タイミングが同一であった場合は、折り返しパケットの送信を優先させる。これにより、時刻送信装置1は、受け取った計測用パケットに対し、直ちに折り返しパケットを送信することができるので、計測用パケットおよび折り返しパケットの送受信では、ネットワークを占有し、伝送遅延時間が一定に保たれる。この一定の伝送遅延時間を、以下、最小伝送遅延時間という。また、時刻情報パケットの送信は、折り返しパケットの送信と同一の送信タイミングであった場合や、他の時刻受信装置3と通信している場合、ネットワーク上の衝突が検出された場合などには、所定の時間待ってから送信が行われる。これらの場合、伝送遅延時間は増加する。
クロック14は、クロック信号を発生させて時計15に供給する。
時計15は、クロック14から供給されるクロック信号に基づいて計時し、時刻情報を生成する。時計15は、生成した時刻情報をパケット生成回路16に送る。
パケット生成回路16は、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを逐次生成し、パケット送信回路13に送る。所定の時間間隔とは、たとえば1秒間隔で、パケット生成回路16は、12時00分00秒を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成すると、次は、12時00分01秒を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する。パケット生成回路16は、時計15から受け取った時刻情報が時刻情報パケットのマスタ時刻になったタイミングで時刻情報パケットをパケット送信回路13に送る。
図3は、実施の形態に係る時刻受信装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。時刻受信装置3は、受信パケット識別回路31、時間差計測タイマ32、パケット送信回路33、時刻補正回路34、d値判定回路35、クロック36、時計37およびパケット生成回路38を備える。
受信パケット識別回路31は、時刻送信装置1から時刻情報パケットと、折り返しパケットとを受信し、それぞれ時刻情報パケットであること、折り返しパケットであることを識別する。
時間差計測タイマ32は、時刻情報パケットと折り返しパケットの受信タイミングの時間差をクロック36のクロック信号を用いて計測する。
パケット送信回路33は、計測用パケットをパケット生成回路38から受け取り、直ちに時刻送信装置1に送信する。ただし、時刻送信装置1と他の時刻受信装置3が通信している場合や、ネットワーク上の衝突が検出された場合などには、所定の時間待ってから送信が行われる。時刻補正回路34はパケット送信回路33が実際に計測用パケットを送信した時刻を記憶する。実際に計測用パケットを送信した時刻と折り返しパケットを受信した時刻の差の1/2の時間が最小伝送遅延時間である。
時刻補正回路34は、時計37の時刻補正の有効・無効と補正値を判定する回路である。時刻受信装置3の動作開始時は、時刻補正回路34は、時刻情報パケットに含まれるマスタ時刻情報が示すマスタ時刻を時計37の初期時刻として設定する。時間差計測タイマ32が計測した時間差が予め定めた条件値より大きい場合、時刻補正回路34は、補正無効として時計37の時刻補正は行わない。一方、時間差計測タイマ32が計測した時間差が条件値より小さい場合、時刻補正回路34は、補正有効として時計37の時刻補正を行う。時刻補正は、受信パケット識別回路31が最後に時刻情報パケットを受信した時刻から最小伝送遅延時間だけ進ませて行う。
d値判定回路35は、計測用パケットの送信タイミングを決定する。この送信タイミングは、計測用パケットに含まれるスレーブ時刻情報が示すスレーブ時刻より所定の時間(d値)早いタイミングとする。時刻受信装置3の動作開始時は、d値判定回路35は、d値に初期値を設定する。また、時刻補正回路34が、時刻補正が無効と判定した場合、d値判定回路35は、d値を現在の値からδ引いた値に更新して、次回の送信タイミングを調整する。d値判定回路35は、d値をパケット生成回路38へ通知する。
クロック36は、クロック信号を発生させて時計37に供給する。
時計37は、クロック36から供給されるクロック信号に基づいて計時し、時刻情報を生成する。時計37は、生成した時刻情報をパケット生成回路38に送る。
パケット生成回路38は、時刻送信装置1が生成するマスタ時刻情報と同じ所定の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを逐次生成し、パケット送信回路33に送る。パケット生成回路38は、時計37から受け取った時刻情報が、計測用パケットのスレーブ時刻からd値の時間を引いた時刻になったタイミングで計測用パケットをパケット送信回路33に送る。
図4は、実施の形態に係る時刻同期システムにおける時刻同期を説明する図である。時刻送信装置1は、時刻同期開始指示の入力や、電源の投入などにより、時計15が生成する時刻情報に基づいて、時刻情報パケットの定期送信を開始する。ここでは1秒間隔で時刻情報パケットを送信するものとする。
図5(a)は、時刻情報パケットの例を示す図である。時刻情報パケットは、時刻受信装置3のアドレスを示す「宛先情報」、時刻送信装置1のアドレスを示す「送信元情報」、時刻情報パケットであることを示す「種別情報」、マスタ時刻を示す「マスタ時刻情報T」を含む。
時刻送信装置1のパケット生成回路16は、マスタ時刻T0を示すマスタ時刻情報Tを含む時刻情報パケットM(0)を生成し、マスタ時刻T0にパケット送信回路13に送る。パケット送信回路13は、直ちに時刻情報パケットM(0)を時刻受信装置3に送信する。ただし、前述のように、時刻送信装置1が他の時刻受信装置3が通信している場合やネットワーク上の衝突が検出された場合など、所定の時間待ってから送信が行われることにより伝送遅延時間が増加する場合がある。
時刻受信装置3は、時刻同期開始指示の入力や、電源の投入などにより、動作を開始する。受信パケット識別回路31は、時刻情報パケットM(0)を受信すると、時刻情報パケットであることを識別する。時刻補正回路34は、時計37の初期スレーブ時刻G0として、時刻情報パケットM(0)に含まれるマスタ時刻情報Tが示すマスタ時刻T0を設定する。パケット生成回路38は、スレーブ時刻G1(スレーブ時刻G0の1秒後の時刻)を示すスレーブ時刻情報Gを含む計測用パケットを生成する。
図5(b)は、計測用パケットの例を示す図である。計測用パケットは、時刻送信装置1のアドレスを示す「宛先情報」、時刻受信装置3のアドレスを示す「送信元情報」、計測用パケットであることを示す「種別情報」、スレーブ時刻を示す「スレーブ時刻情報G」を含む。
時刻受信装置3が動作を開始すると、d値判定回路35は、d値をデフォルト値(d1)に設定し、パケット生成回路38へ通知する。パケット生成回路38は、生成した計測用パケットP(1)をスレーブ時刻G1より時間d1だけ早い時刻g1に送信回路33に送る。送信回路33は、直ちに計測用パケットP(1)を時刻送信装置1に送信する。ただし、前述のように、時刻送信装置1が他の時刻受信装置3が通信している場合やネットワーク上の衝突が検出された場合など、所定の時間待ってから送信が行われる場合がある。時刻補正回路34は、パケット生成回路38が実際に計測用パケットP(1)を送信した時刻g1’を記憶する。
時刻送信装置1の受信パケット識別回路11は、計測用パケットP(1)を受信すると、計測用パケットであることを識別する。受信パケット識別回路11は、宛先情報と送信元情報を入れ替えた折り返しパケットPr(1)に直ちに生成し、折り返しパケットバッファ12に格納する。パケット送信回路13は、折り返しパケットバッファ12に格納された折り返しパケットPr(1)を直ちに送信する。
次に、時刻送信装置1のパケット生成回路16は、マスタ時刻T1を示すマスタ時刻情報Tを含む時刻情報パケットM(1)を生成し、マスタ時刻T1にパケット送信回路13に送る。パケット送信回路13は、直ちに時刻情報パケットM(1)を時刻受信装置3に送信する。ここでも、時刻情報パケットM(0)のときと同様に伝送遅延時間が増加する場合がある。
なお、デフォルトのd値(d1)は、次の時刻情報パケットM(1)を受信する前に、折り返しパケットPr(1)を受信するように、1秒以内の十分長い時間を設定する。しかしながら、時刻情報パケットMの伝送遅延時間は一定でないので、時刻情報パケットMの受信間隔が1秒よりも短い場合がある。したがって、計測用パケットPの送信と、次の時刻情報パケットMの送信とが衝突する可能性や、時刻送信装置1が計測用パケットPを受信する前に次の時刻情報パケットMを送信する可能性がある。
前者の場合には、衝突が検出されると、計測パケットPが優先されて、実際には次の時刻情報パケットMは計測パケットPの受信(折り返しパケットの送信)を待って送信されるので、折り返しパケットPrの前に次の時刻情報パケットMが時刻受信装置3に到達することはない。しかし、後者の場合には、折り返しパケットPrの前に次の時刻情報パケットMが時刻受信装置3に到達する。そこで、後者の場合、時刻受信装置3は、計測用パケットPの送信を1回休止して、改めて同じ送信タイミングで計測用パケットPを送信してもよいし、d値を現在の値+δに更新し、改めて更新した送信タイミングで計測用パケットPを送信してもよい。
時刻受信装置3の受信パケット識別回路31は、折り返しパケットPr(1)および時刻情報パケットM(1)を受信すると、それぞれ、折り返しパケットであること、時刻情報パケットであることを識別する。時間差計測タイマ32は、折り返しパケットPr(1)が到着した時刻gr1と、時刻情報パケットM(1)が到着した時刻t1の時間差r1を計測する。なお、時間差計測タイマ32は、時計37の初期スレーブ時刻の設定後に動作を開始する。
時刻補正回路34は、時間差計測タイマ32が計測した時間差r1が条件値Rよりも小さいか否かで時刻補正の有効・無効を判定する。ここでは、時間差計測タイマ32が計測した時間差r1が予め決めた条件値Rより大きいため、時刻補正回路34は時刻補正無効と判定する。
時刻補正が無効であったため、時刻受信装置3は、再度計測パケットの送信を行う。d値判定回路35は、次回の計測用パケット送信タイミングを決めるd2を、d2=d1−δとする。なお、本実施の形態では、δはあらかじめ設定された1秒より十分小さい時間とする。
パケット生成回路38は、スレーブ時刻G2(スレーブ時刻G1の1秒後の時刻)を示すスレーブ時刻情報Gを含む計測用パケットを生成する。d値判定回路35は、更新したd値(d2)をパケット生成回路38へ通知する。パケット生成回路38は、生成した計測用パケットP(2)をスレーブ時刻G2より時間d2だけ早い時刻に送信回路33に送る。送信回路33は、直ちに計測用パケットP(2)を時刻送信装置1に送信する。ここでも、計測用パケットP(1)のときと同様に、所定の時間待ってから送信が行われる場合がある。時刻補正回路34は、パケット生成回路38が実際に計測用パケットP(2)を送信した時刻g2’を記憶する。
時刻送信装置1の受信パケット識別回路11は、計測用パケットP(2)を受信すると、計測用パケットであることを識別する。受信パケット識別回路11は、宛先情報と送信元情報を入れ替えた折り返しパケットPr(2)に直ちに生成し、折り返しパケットバッファ12に格納する。パケット送信回路13は、折り返しパケットバッファ12に格納された折り返しパケットPr(2)を直ちに送信する。
次に、時刻送信装置1のパケット生成回路16は、マスタ時刻T2を示すマスタ時刻情報Tを含む時刻情報パケットM(2)を生成し、マスタ時刻T1にパケット送信回路13に送る。パケット送信回路13は、直ちに時刻情報パケットM(2)を時刻受信装置3に送信する。ここでは、折り返しパケットPr(2)の送信と、時刻情報パケットM(2)の送信との間の時間が十分短く、連続で送信されるため、ネットワークを占有し、時刻情報パケットM(2)の伝送遅延時間は増加しない。すなわち、折り返しパケットPr(2)の送信と、時刻情報パケットM(2)の送信との間には、他の通信が行われないので、時刻情報パケットM(2)は最小の伝送遅延時間で送信される。折り返しパケットPr(2)の送信と、時刻情報パケットM(2)の送信との間の時間が十分短いか否かの判断は、時刻受信装置3側で、折り返しパケットPr(2)の受信時刻と、時刻情報パケットM(2)の受信時刻との差が十分短いか否かで判断する。
時刻受信装置3の受信パケット識別回路31は、折り返しパケットPr(2)および時刻情報パケットM(2)を受信すると、それぞれ、折り返しパケットおよび時刻情報パケットであることを識別する。時間差計測タイマ32は、折り返しパケットPr(2)が到着した時刻gr2と、時刻情報パケットM(2)が到着した時刻t2の時間差r2を計測する。d2はd1に比べてδ小さい値となるので、時間差r2は、時間差r1に比べて縮まる。ここでは、時間差計測タイマ32が計測した時間差r2が条件値R以下であるため、時刻補正回路34は時刻補正有効と判定する。
条件値Rは、折り返しパケットの送信と時刻情報パケットの送信との間の時間が十分短く、連続で送信されたために他の時刻受信装置3との通信を行う可能性がなく、伝送遅延時間が増加していないことを保障する程度に十分短い値とする。これにより、時間差r2が条件値R以下である場合、時刻補正回路34は、時刻情報パケットM(2)の伝送遅延時間は増加していないと判断し、時刻補正有効と判定する。
時刻補正回路34は、時刻補正有効と判定すると、折り返しパケットPr(2)が到着した時刻gr2から実際に計測用パケットP(2)を送信した時刻g2’を引いた時間の1/2の時間(最小伝送遅延時間)を算出し、時刻情報パケットM(2)が到着した時刻t2から最小伝送遅延時間進んだ時刻を補正時刻として時計37に設定する。なお、最小伝送遅延時間の算出は、時間差計測タイマ32が時刻gn’から時刻grnまでの時間差を計測してもよいし、あらかじめ計測しておき、時刻補正回路34が記憶しておいてもよい。
図5の例では、2回目で時刻補正有効と判定したが、時刻受信装置3は、時間差rnが条件値R以下になるまで計測用パケットの送信を繰り返し、時間差rnが条件値R以下になると、時刻補正回路34は、折り返しパケットPr(n)が到着した時刻grnから実際に計測用パケットP(2)を送信した時刻gn’を引いた時間の1/2の時間(最小伝送遅延時間)を算出し、時刻情報パケットM(n)が到着した時刻tnから最小伝送遅延時間進んだ時刻で時刻補正を行う。
図6は、実施の形態に係る時刻受信装置の時刻同期の動作の一例を示すフローチャートである。時刻受信装置3が動作を開始すると、d値判定回路35は、d値に初期値d1を設定する(ステップS11)。受信パケット識別回路31は、時刻送信装置1から時刻情報パケットMを受信する(ステップS12)。このとき、受信パケット識別回路31は、時刻情報パケットMに含まれる種別情報から時刻情報パケットであると識別し、時刻補正回路34に時刻情報パケットMを送る。時刻情報パケットMを受信したのが初回である場合には(ステップS13;YES)、時刻補正回路34は、該時刻情報パケットMに含まれるマスタ時刻情報Tが示すマスタ時刻を時計37の初期時刻に設定し(ステップS14)、ステップS14に進む。
時刻情報パケットMを受信したのが初回でない場合には(ステップS13;NO)、d値判定回路35は、計測用パケットPの送信タイミングを決定する(ステップS15)。この送信タイミングは、スレーブ時刻よりd値の時間早いタイミングとする。時刻情報パケットMを受信したのが初回である場合には(ステップS13;YES)、1回目の計測パケットの送信タイミングは、スレーブ時刻よりデフォルトのd値(d1)の時間だけ早いタイミングとなる。
パケット生成回路38は、スレーブ時刻示すスレーブ時刻情報Gを含む計測用パケットPを生成し(ステップS16)、d値判定回路35から通知された送信タイミングでパケット送信回路33に送る。パケット送信回路33は直ちに計測用パケットPを時刻送信装置1に送信する(ステップS17)。ただし、時刻送信装置1が他の時刻受信装置3が通信している場合やネットワーク上の衝突が検出された場合など、所定の時間待ってから送信が行われる場合がある。時刻補正回路34は、パケット生成回路38が実際に計測用パケットPを送信した時刻を記憶する。
受信パケット識別回路31は、時刻送信装置1から折り返しパケットPrを受信する(ステップS18)。受信パケット識別回路31は、折り返しパケットPrに含まれる種別情報から折り返しパケットであると識別する。
時間差計測タイマ32は、時刻情報パケットMの受信タイミングと折り返しパケットPrの受信タイミングとの時間差rをクロック36のクロック信号を用いて計測する(ステップS19)。時間差rが条件値Rよりも大きい場合(ステップS20;NO)、d値判定回路35は、d値を現在の値−δの値に更新し(ステップS21)、S12に戻り、ステップS12〜ステップS21を繰り返す。
なお、前述のように、ステップS17で計測用パケットPを送信する前に次の時刻情報パケットMを受信した(ステップS12)場合には、パケット生成回路38は、計測用パケットの送信を1回休止して、ステップS12に戻り、ステップS15およびステップS16を省略して改めて同じ送信タイミングでパケット送信回路33に送り、パケット送信回路33は、直ちに計測用パケットPを時刻送信装置1に送信してもよい(ステップS17)。あるいは、パケット生成回路38は、計測用パケットの送信を1回休止して、ステップS12に戻り、d値判定回路35はd値を現在の値+δに更新し(ステップS15)、ステップS16を省略して改めて更新した送信タイミングでパケット送信回路33に送り、パケット送信回路33は、直ちに計測用パケットPを時刻送信装置1に送信してもよい(ステップS17)。
一方、時間差rが条件値R以下である場合(ステップS20;YES)、時刻補正回路34は、時間補正が有効と判定し、最後に時刻情報パケットMを受信した時刻から最小伝送遅延時間進んだ時刻で時計37を時刻補正し(ステップS22)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態の時刻同期システム100によれば、簡単な計算で時刻同期が可能になるのでソフトウェア処理が不要になり、構成コストを低減し、伝送路遅延時間の影響を小さくする補正を行う時刻同期ができる。
上述の実施の形態では、時刻受信装置3の時刻補正回路34は、時刻補正を1度だけ行うが、時刻補正を繰り返し行ってもよい。この場合、時刻補正回路34は、時刻補正したことをd値判定回路35に通知する。d値判定回路35は、時刻補正回路34から時刻補正したことを通知されると、現在のd値を初期値に設定し、前述の処理を繰り返す。
図7は、他の実施の形態に係る時刻受信装置の時刻同期の動作の一例を示すフローチャートである。図7の実施の形態では、時刻補正を繰り返し行う。ステップS31〜ステップS42までは、図6のフローチャートのステップS11〜ステップS22と同様である。時刻補正回路34が、時間補正が有効と判定し、最後に時刻情報パケットMを受信した時刻から最小伝送遅延時間進んだ時刻で時計37を時刻補正すると(ステップS42)、d値判定回路35は、現在のd値を初期値として設定し(ステップS43)、ステップS32に戻って、ステップS32〜ステップS43を繰り返す。
この実施の形態によれば、何度も時刻補正を行うことが可能になり、時刻送信装置1の時刻が変更された場合や伝送路の変更で伝送遅延時間が変化した場合でも、追従して時刻補正が可能になる。また、定期的に時刻補正を行うことで、時刻受信装置3の時計37の精度を保つことができる。さらに、時刻補正後の現在のd値を初期値に設定することで、時刻補正が完了するまでの時間が短縮されることが期待できる。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
受信パケット識別回路11、折り返しパケットバッファ12、パケット送信回路13、クロック14、時計15、パケット生成回路16、受信パケット識別回路31、時間差計測タイマ32、パケット送信回路33、時刻補正回路34、d値判定回路35、クロック36、時計37およびパケット生成回路38などから構成される時刻同期処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する時刻送信装置1および時刻受信装置3のそれぞれを構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで時刻送信装置1および時刻受信装置3のそれぞれを構成してもよい。
また、時刻送信装置1および時刻受信装置3のそれぞれの機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
ネットワークで接続された時刻送信装置と時刻受信装置とで構成される時刻同期システムであって、
前記時刻送信装置は、
時刻を示す時刻情報を生成する第1計時手段、
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段、
前記時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段、および、
前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置に送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置に送信するパケット送信手段、
を備え、
前記時刻受信装置は、
時刻を示す時刻情報を生成する第2計時手段、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む前記計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段、
前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段、
前記時刻送信装置から、前記折り返しパケットと、前記時刻情報パケットとを受信するパケット受信手段、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段、および、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記第2計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段、
を備え、
前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする時刻同期システム。
(付記2)
時刻受信装置とネットワークで接続された時刻送信装置であって、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段と、
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段と、
前記時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段と、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段と、
前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置へ送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置へ送信するパケット送信手段と、
を備えることを特徴とする時刻送信装置。
(付記3)
時刻送信装置とネットワークで接続された時刻受信装置であって、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段と、
前記時刻送信装置から、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信手段と、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段と、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段と、
前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段と、
前記計測用パケットのヘッダ情報が変更された折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信手段と、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段と、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段と、
を備え、
前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする時刻受信装置。
(付記4)
前記タイミング決定手段は、前記時刻補正手段が時刻補正を行った後の前記所定の時間の現在の値を、前記所定の時間の初期値として設定し、
前記計時手段、前記時刻情報パケット受信手段、前記計測用パケット生成手段、前記タイミング決定手段、前記計測用パケット送信手段、前記折り返しパケット受信手段、前記時間差計測手段および前記時刻補正手段は、各処理を繰り返すことを特徴とする付記3に記載の時刻受信装置。
(付記5)
時刻を示す時刻情報を生成する第1計時手段を備える時刻送信装置と時刻を示す時刻情報を生成する第2計時手段を備える時刻受信装置とで構成される時刻同期システムにおいて実行される時刻同期方法であって、
前記時刻送信装置が実行する
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成ステップと、
前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置に送信するパケット送信ステップと、
前記時刻受信装置が実行する
前記時刻送信装置から、前記時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信ステップと、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成ステップと、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定ステップと、
前記タイミング決定ステップが決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信ステップと、
前記時刻送信装置が実行する
前記時刻受信装置から前記計測用パケットを受信する計測用パケット受信ステップと、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成ステップと、
前記折り返しパケットを直ちに時刻受信装置に送信する折り返しパケット送信ステップと、
前記時刻受信装置が実行する
前記時刻送信装置から、前記折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信ステップと、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測ステップと、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記第2計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正ステップと、を備え、
前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新し、前記各ステップを繰り返すことを特徴とする時刻同期方法。
(付記6)
前記時刻補正ステップの後の前記所定の時間の現在の値を前記所定の時間の初期値として設定し、前記各ステップを繰り返すことを特徴とする付記5に記載の時刻同期方法。
(付記7)
コンピュータを、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段、
所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段、
時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段、
前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段、および、
前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置へ送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置へ送信するパケット送信手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
(付記8)
コンピュータを、
時刻を示す時刻情報を生成する計時手段、
時刻送信装置から、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信手段、
前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段、
前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段、
前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段、
前記計測用パケットのヘッダ情報が変更された折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信手段、
前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段、および、
前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段、
として機能させ、
前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とするプログラム。
1 時刻送信装置
3 時刻受信装置
11 受信パケット識別回路
12 折り返しパケットバッファ
13 パケット送信回路
14 クロック
15 時計
16 パケット生成回路
31 受信パケット識別回路
32 時間差計測タイマ
33 パケット送信回路
34 時刻補正回路
35 d値判定回路
36 クロック
37 時計
38 パケット生成回路
100 時刻同期システム
M 時刻情報パケット
P 計測用パケット
Pr 折り返しパケット

Claims (8)

  1. ネットワークで接続された時刻送信装置と時刻受信装置とで構成される時刻同期システムであって、
    前記時刻送信装置は、
    時刻を示す時刻情報を生成する第1計時手段、
    所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段、
    前記時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段、
    前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段、および、
    前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置に送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置に送信するパケット送信手段、
    を備え、
    前記時刻受信装置は、
    時刻を示す時刻情報を生成する第2計時手段、
    前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む前記計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段、
    前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段、
    前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段、
    前記時刻送信装置から、前記折り返しパケットと、前記時刻情報パケットとを受信するパケット受信手段、
    前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段、および、
    前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記第2計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段、
    を備え、
    前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする時刻同期システム。
  2. 時刻受信装置とネットワークで接続された時刻送信装置であって、
    時刻を示す時刻情報を生成する計時手段と、
    所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段と、
    前記時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段と、
    前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段と、
    前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置へ送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置へ送信するパケット送信手段と、
    を備えることを特徴とする時刻送信装置。
  3. 時刻送信装置とネットワークで接続された時刻受信装置であって、
    時刻を示す時刻情報を生成する計時手段と、
    前記時刻送信装置から、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信手段と、
    前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段と、
    前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段と、
    前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段と、
    前記計測用パケットのヘッダ情報が変更された折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信手段と、
    前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段と、
    前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段と、
    を備え、
    前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とする時刻受信装置。
  4. 前記タイミング決定手段は、前記時刻補正手段が時刻補正を行った後の前記所定の時間の現在の値を、前記所定の時間の初期値として設定し、
    前記計時手段、前記時刻情報パケット受信手段、前記計測用パケット生成手段、前記タイミング決定手段、前記計測用パケット送信手段、前記折り返しパケット受信手段、前記時間差計測手段および前記時刻補正手段は、各処理を繰り返すことを特徴とする請求項3に記載の時刻受信装置。
  5. 時刻を示す時刻情報を生成する第1計時手段を備える時刻送信装置と時刻を示す時刻情報を生成する第2計時手段を備える時刻受信装置とで構成される時刻同期システムにおいて実行される時刻同期方法であって、
    前記時刻送信装置が実行する
    所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成ステップと、
    前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置に送信するパケット送信ステップと、
    前記時刻受信装置が実行する
    前記時刻送信装置から、前記時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信ステップと、
    前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成ステップと、
    前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定ステップと、
    前記タイミング決定ステップが決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信ステップと、
    前記時刻送信装置が実行する
    前記時刻受信装置から前記計測用パケットを受信する計測用パケット受信ステップと、
    前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成ステップと、
    前記折り返しパケットを直ちに時刻受信装置に送信する折り返しパケット送信ステップと、
    前記時刻受信装置が実行する
    前記時刻送信装置から、前記折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信ステップと、
    前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測ステップと、
    前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記第2計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正ステップと、を備え、
    前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新し、前記各ステップを繰り返すことを特徴とする時刻同期方法。
  6. 前記時刻補正ステップの後の前記所定の時間の現在の値を前記所定の時間の初期値として設定し、前記各ステップを繰り返すことを特徴とする請求項5に記載の時刻同期方法。
  7. コンピュータを、
    時刻を示す時刻情報を生成する計時手段、
    所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを生成する時刻情報パケット生成手段、
    時刻受信装置から計測用パケットを受信する計測用パケット受信手段、
    前記計測用パケットのヘッダ情報を変更した折り返しパケットを直ちに生成する折り返しパケット生成手段、および、
    前記折り返しパケットを直ちに前記時刻受信装置へ送信し、前記時刻情報パケットを前記マスタ時刻に前記時刻受信装置へ送信するパケット送信手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータを、
    時刻を示す時刻情報を生成する計時手段、
    時刻送信装置から、所定の時間間隔のマスタ時刻を示すマスタ時刻情報を含む時刻情報パケットを受信する時刻情報パケット受信手段、
    前記所定の時間間隔と同一の時間間隔のスレーブ時刻を示すスレーブ時刻情報を含む計測用パケットを生成する計測用パケット生成手段、
    前記計測用パケットの送信タイミングを前記スレーブ時刻より所定の時間早い時刻に決定するタイミング決定手段、
    前記タイミング決定手段が決定した送信タイミングで前記計測用パケットを前記時刻送信装置に送信する計測用パケット送信手段、
    前記計測用パケットのヘッダ情報が変更された折り返しパケットを受信する折り返しパケット受信手段、
    前記折り返しパケットの受信タイミングと、その後の前記時刻情報パケットの受信タイミングとの時間差を計測する時間差計測手段、および、
    前記時間差が条件値より小さいか否かを判定し、前記時間差が前記条件値より小さい場合、前記計時手段の前記時刻情報パケットを最後に受信した時刻から、前記計測用パケットを実際に前記時刻送信装置に送信した時刻と前記計測用パケットに対応する前記折り返しパケットを受信した時刻との差の半分の時間、進ませる時刻補正を行う時刻補正手段、
    として機能させ、
    前記タイミング決定手段は、前記時間差が前記条件値より大きい場合、前記所定の時間を現在の値から所定の値を引いた値に更新することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017005701A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 アナログ デバイシズ グローバルAnalog Devices Global マスタークロックにスレーブクロックを同期させる方法及び装置
CN116165868A (zh) * 2023-03-20 2023-05-26 苏州东剑智能科技有限公司 一种数据采集仪表的时间校准方法及装置

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