JP2013168730A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】列車無線システムなどの無線通信システムにおいて、線路付近に位置検出器を設置することなく、地上制御装置が、適切なタイミングでハンドオーバー先の基地局の無線リソースを割り当てる。
【解決手段】移動局は、GPS衛星からの信号に基づき特定された移動体の位置情報を、基地局を介して地上制御装置に送信し、地上制御装置は、受信した移動体の位置情報に基づいて、ハンドオーバー先の基地局の無線チャネルを移動体に備えられた移動局に割り当てるようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の基地局を介して移動体に搭載された移動局と通信する地上制御装置を有する無線通信システムに関するものである。
従来の列車無線システムなどの無線通信システムでは、移動体に搭載された移動局は、移動体の移動経路に沿って無線通信エリアが得られるように配置された複数の基地局を介して地上制御装置と通信するが、移動体が、複数の基地局の無線通信エリアを跨って移動する場合、移動局は、無線通信品質を維持するために、基地局を切り替える。これをハンドオーバーという。
移動局が不適切なタイミングでハンドオーバーを実施すると、通信の途絶や通信品質の劣化が発生するため、移動体である列車の速度を積算して算出した位置情報を基に、地上制御装置がハンドオーバーを予測し、ハンドオーバー先の基地局の無線チャネルの予約をする方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、列車の位置情報を特定する方法として、線路に沿って分散設置された地上マーカ(位置検出器)が送信する地点情報を、列車に搭載された地点情報受信器が受信する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3451543号公報(第3−4頁、図1) 特許第3967898号公報(第5−6頁、図1)
ところが、特許文献1は、移動体から通知される位置情報は、列車の速度を積算して算出するものであるため、速度の測定誤差が積算され移動体の位置情報に誤差が発生する。このため、地上制御装置が適切なタイミングで無線チャネルの予約ができなくなるという問題点があった。
また、特許文献2は、移動体から通知される位置情報は、移動体の移動経路である線路付近に設置された位置検出器を用いて特定されるものであるため、線路全体にわたって位置検出器を設置する必要があり、設置する位置検出器の数が膨大になるという問題点があった。また、位置検出器は線路付近に設置されるものであるため、線路付近に設置用のスペースを確保する必要があった。さらに、位置検出器のメンテナンス作業を実施するために、列車の運行を制限したりメンテナンス作業を夜間に実施したりするなど、列車の利用者や線路付近の住民に不便を強いることとなっていた。さらにまた、線路が延伸される場合や、線路が移設される場合は、そのたびに、位置検出器の増設や移設をする必要があり、線路延伸や移設のコストアップの要因となっていた。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、列車無線システムなどの無線通信システムにおいて、線路付近に位置検出器を設置することなく、地上制御装置が、適切なタイミングでハンドオーバー先の基地局の無線リソースを割り当てることを目的とする。
本発明に係る無線通信システムは、移動体に搭載された移動局、前記移動体の移動経路に沿って無線通信エリアが得られるように配置され複数の無線リソースを用いて前記移動局と無線通信する複数の基地局、及び前記基地局を介して前記移動局と通信する地上制御装置を有するものであり、前記移動局は、GPS衛星からの信号に基づき前記移動体の位置を特定する移動体位置情報を生成する位置情報部と、前記移動体位置情報を前記基地局に送信するデータ送信部とを備え、前記地上制御装置は、前記基地局を介して前記移動体位置情報を受信する対基地局受信部と、前記移動局と無線通信する基地局を切り替えるハンドオーバー位置を特定するハンドオーバー位置情報及びいずれの前記移動局にいずれの前記基地局のいずれの前記無線リソースが割り当てられているかを示す無線リソース割当状況を記憶する地上側記憶部と、前記対基地局受信部の受信した前記移動体位置情報及び前記地上側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したと判定した場合に、前記移動体が存在する無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応する前記基地局が有するいずれかの前記無線リソースを前記移動局に割り当てて前記無線リソース割当状況として前記地上側記憶部に記憶させる地上側制御部とを備えたものである。
この発明は、列車無線システムなどの無線通信システムにおいて、GPS衛星からの信号を基づき特定した移動体の位置情報に基づいて、ハンドオーバー先の基地局の無線リソースを割り当てるか否かを判定するようにしたので、線路付近に位置検出器を設置することなく、地上制御装置が、適切なタイミングでハンドオーバー先の基地局の無線リソースを割り当てることができるという効果がある。
本発明の実施の形態1に係る列車無線システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明の実施の形態1に係る地上制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る地上制御装置の処理の流れを示すフロー図である。 本発明の実施の形態2に係る列車無線システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明の実施の形態2に係る地上制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る地上制御装置の処理の流れを示すフロー図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における列車無線システムの構成を示した図である。図1の列車無線システムにおいて、地上制御装置101は、複数の基地局102、及び移動体としての列車103に搭載された移動局200と共に無線通信ネットワークを構成しており、地上制御装置101は、複数の基地局102を介して、移動局200と無線通信を行う。
列車103は、移動局200、列車103の速度、加速度、及び移動方向の情報を取得する加速度センサー201、送信アンテナ202、受信アンテナ203、及びGPS衛星からの信号を受信するGPSアンテナ204を有する。
図2は、本発明の実施の形態1における地上制御装置101の構成を示した図である。図2において、地上制御装置101は、基地局102から列車103の位置情報を受信する対基地局受信部111、各列車103の現在及び過去の位置情報と各列車103の移動局200に接続される端末(図示せず)の端末間の相対的な優先度を示す端末情報と各列車103の移動局200に接続される端末が各基地局102の有する無線チャネル(無線リソース)のいずれを使用しているかを示すチャネル使用状況(無線リソース割当状況)と全ての基地局102間のハンドオーバー地点とを格納するデータベース112(地上側記憶部)、データベース112の格納情報を更新するデータベース更新部113、列車103とハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいているか否かを判定するハンドオーバー判定部114、列車103が位置している無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応するハンドオーバー先の基地局102の無線チャネルの割当を行うチャネル制御部115、並びにチャネル制御部115による無線チャネルの割当結果を示すチャネル割当情報(無線リソース情報)を含むハンドオーバー情報を基地局102へ送出する対基地局送信部116を有する。(ハンドオーバー判定部114とチャネル制御部115とは、地上側制御部を形成する。)
図3は、本発明の実施の形態1における移動局200の構成を示した図である。図3において、移動局200は、加速度センサー201及びGPSアンテナ204からの情報を受信して列車103の位置情報を生成する位置情報部211、地上制御装置101から基地局102を介して送信されたハンドオーバー情報を受信するデータ受信部212、列車103の位置情報を送出すると共に受信したハンドオーバー情報を送出する車上装置制御部213、列車103の位置情報を基地局102を介して地上制御装置101へ送信するデータ送信部214、並びに車上装置制御部213が送出したハンドオーバー情報に基づき無線通信の設定を行うハンドオーバー制御部215を有する。(車上装置制御部213とハンドオーバー制御部215とは、移動側制御部を形成する。)
次に動作について説明する。移動局200において、位置情報部211は、GPSアンテナ204により受信されたGPS衛星からの信号に基づき、列車103aの位置を算出し、列車103aの位置を特定する位置情報を生成する。ここで、位置情報部211は、緯度及び経度による地理座標系により列車103aの位置を算出後、列車103aの移動経路である線路上に位置するように、列車103aの位置情報を補正してもよい。列車103aの位置情報を、列車103aの移動経路上に位置するように補正することにより、列車103aの位置情報の精度が向上するという利点がある。
位置情報部211は、GPS衛星からの信号に基づき生成した列車103aの位置情報を移動側記憶部(図示せず)に記憶させるようにしておき、GPS衛星からの信号を受信できない場合は、移動側記憶部に記憶している直近に生成した列車103aの位置情報、並びに加速度センサー201から取得した列車103aの速度、加速度、及び進行方向に基づき、列車103aの位置を推定することにより、列車103aの位置情報を生成する。これにより、列車103aがトンネル内に存在する場合又は悪天候の場合など、一時的にGPS衛星からの信号を受信できない場合においても、位置情報部211が、列車103aの位置情報を生成できる。ここで、位置情報部211は、列車103aの位置を推定後、列車103aの移動経路である線路上に位置するように、列車103aの位置情報を補正してもよい。列車103aの位置情報を、列車103aの移動経路上に位置するように補正することにより、列車103aの位置情報の精度が向上するという利点がある。
位置情報部211は、生成した列車103aの位置情報を、車上装置制御部213へ送出する。車上装置制御部213は、位置情報部211から送出された列車103aの位置情報を、データ送信部214へ送出する。データ送信部214は、車上装置制御部213から送出された列車103aの位置情報を、送信アンテナ202を介して、基地局102aへ送出する(図1の301)。基地局102aは、データ送信部214から送出された列車103aの位置情報を、地上制御装置101へ送出する(図1の302)。
なお、列車103aの位置情報は、所定の駅からの距離など列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すようにしてもよい。列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すようにするには、例えば、移動側記憶部(図示せず)に、緯度及び経度により特定される位置を、所定の間隔で保持させるようにすることにより、列車103aの移動経路を記憶させておき、所定の間隔で保持する列車103aの移動経路上の位置のうち、GPS衛星からの信号に基づく列車103aの位置の算出結果と最も近接する列車103aの移動経路上の位置を検索することが考えられる。列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すようにすると、線路の線形が直線でない場合でも、地上制御装置101がハンドオーバー地点に近づいているか否か(後述)を誤って判定する可能性が下がるという利点がある。この場合、データベース112に格納されるハンドオーバー地点は、列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により特定されている必要がある。
地上制御装置101において、対基地局受信部111は、基地局102aから送出された列車103aの位置情報を受信し、データベース更新部113へ送出する。データベース更新部113は、データベース112に格納されている列車103aの現在の位置情報を用いて、データベース112に格納されている列車103aの過去の位置情報を更新すると共に、対基地局受信部111から送出された列車103aの位置情報を用いて、データベース112の列車103aに格納されている現在の位置情報を更新する。
ハンドオーバー判定部114は、データベース112に格納されているチャネル使用状況を参照し、列車103aの移動局200に接続される端末に基地局102aの無線チャネルが割り当てられている場合、データベース112に格納されている列車103aの現在の位置情報と列車103aの過去の位置情報とハンドオーバー地点とを周期的に比較し、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいているか否かを判定し、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいていると判定した場合、チャネル制御部115に、当該の端末にハンドオーバー先の基地局102bの無線チャネルを割り当てるよう無線チャネル割当要求(無線リソース割当要求)を、送出する。
なお、ハンドオーバー判定部114は、列車103aの移動方向と列車103aの現在の位置情報とハンドオーバー地点とを周期的に比較し、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいているか否かを判定するようにしてもよい。この場合、列車103aの移動方向は、地上制御装置101が列車運行情報に基づき決定してもよいし、移動局200により列車103aの位置情報と共に送信されるようにしてもよい。
さらに、基地局102aから送出された列車103aの位置情報が、緯度及び経度による地理座標系により列車103aの位置を示すものである場合は、ハンドオーバー判定部114は、列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すように、列車103aの位置情報の座標系を、変換するようにしてもよい。この場合、データベース112に格納されるハンドオーバー地点は、列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により特定されている必要がある。一方、列車103aの位置情報の座標系を、緯度及び経度による地理座標系から変換しない場合は、データベース112に格納されるハンドオーバー地点は、緯度及び経度による地理座標系により特定されている必要がある。
無線チャネル割当要求を受信したチャネル制御部115の動作について、図4を用いて説明する。ハンドオーバー判定部114により通知された無線チャネル割当要求を受信したチャネル制御部115は、ハンドオーバー先の基地局102bのチャネル使用状況を、データベース112から読み出す(S401)。チャネル制御部115は、データベース112から読み出したハンドオーバー先の基地局102bのチャネル使用状況に基づき、基地局102bに空きチャネルがあるかどうか判断する(S402)。基地局102bに空きチャネルがある場合、チャネル制御部115は、基地局102bの空きチャネルを、列車103aの移動局200に接続される端末に割り当て(S403)、該無線チャネルが移動局200に接続される端末に割り当てられたことを示すチャネル割当情報と基地局102aから基地局102bへハンドオーバーする地点を示すハンドオーバー地点情報とを含むハンドオーバー情報を作成する(S404)。基地局102bに空きチャネルがない場合、チャネル制御部115は、データベース112のハンドオーバー先の基地局102bのチャネル使用状況と端末情報とから、無線チャネルを割り当てようとする端末と比較して、優先度の低い端末が使用しているチャネルを検索し(S405)、優先度の低い端末が使用しているチャネルを、列車103aの移動局200に接続される端末に割り当て(S406)、該無線チャネルが移動局200に接続される端末に割り当てられたことを示すチャネル割当情報と基地局102aから基地局102bへハンドオーバーする地点を示すハンドオーバー地点情報とを含むハンドオーバー情報を作成する(S407)。チャネル制御部115は、S404又はS407で作成した、ハンドオーバー情報を、対基地局送信部116に送信すると共に(S408)、ハンドオーバー情報に含まれるチャネル割当情報を、データベース更新部113へ送信する(S409)。
対基地局送信部116は、ハンドオーバー情報を、基地局102a及び基地局102bへ送信する(図1の303及び304)。データベース更新部113は、チャネル制御部115から送信されたチャネル割当情報に基づき、データベース112に格納されている基地局102bのチャネル使用状況を更新する。
基地局102bは、対基地局送信部116から送信されたハンドオーバー情報に含まれるチャネル割当情報に基づき、空きチャネル又は優先度の低い端末が使用しているチャネルを、移動局200のハンドオーバー用に確保する。基地局102aは、対基地局送信部116から送信されたハンドオーバー情報を、移動局200へ送信する(図1の305)。なお、対基地局送信部116は、ハンドオーバー情報ではなく、ハンドオーバー情報に含まれるチャネル割当情報を、基地局102bへ送信するようにし、基地局102bは、対基地局送信部116から送信されたチャネル割当情報に基づき、空きチャネル又は優先度の低い端末が使用しているチャネルを、移動局200のハンドオーバー用に確保するようにしてもよい。
移動局200において、データ受信部212は、基地局102aから送信されたハンドオーバー情報を、受信用アンテナ203を介して受信し、車上装置制御部213へ送信する。車上装置制御部213は、位置情報部211がGPS衛星からの信号に基づき生成した列車103aの位置情報及び受信したハンドオーバー情報に含まれるハンドオーバー地点情報に基づき、列車103aがハンドオーバー地点に到達したと判定した場合に、受信したハンドオーバー情報に含まれるチャネル割当情報をハンドオーバー制御部215に送信する。ハンドオーバー制御部215は、車上装置制御部213から送信されたチャネル割当情報に基づき、移動局200に接続される端末の介する基地局を基地局102aから基地局102bに切り替えるよう無線通信の設定を変更する。
無線通信の設定を変更したハンドオーバー制御部215は、ハンドオーバー完了通知を、車上装置制御部213へ送出する。車上装置制御部213は、ハンドオーバー制御部215から送出されたハンドオーバー完了通知を、データ送信部214へ送出する。データ送信部214は、車上装置制御部213から送出されたハンドオーバー完了通知を、送信アンテナ202を介して、基地局102bへ送信する(図1の306)。基地局102bは、データ送信部214から送信されたハンドオーバー完了通知を、地上制御装置101へ送信する(図1の307)。
地上制御装置101において、対基地局受信部111は、基地局102bから送信されたハンドオーバー完了通知を受信し、データベース更新部113へ送出する。データベース更新部113は、対基地局受信部111から送出されたハンドオーバー完了通知に基づき、移動局200に割り当てられていた基地局102aの無線リソースを開放するように、データベース112に格納されている基地局102aのチャネル使用状況を更新する。
このように、本実施の形態1では、GPS衛星からの信号に基づき特定された列車103aの位置情報に基づいて、地上制御装置101が、ハンドオーバー先の基地局102bの無線チャネルを列車103aの移動局200に割り当てるようにしたので、線路付近に位置検出器を設置することなく、地上制御装置101が、適切なタイミングでハンドオーバー先の基地局102bの無線リソースを移動局200に割り当てることができるという効果がある。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2における列車無線システムの構成を示した図である。図1と同じ符号のものは同様の機能を有するので、説明を繰り返さない。図5の列車無線システムにおいて、地上制御装置104は、複数の基地局102、及び列車103に搭載された移動局205と共に無線通信ネットワークを構成しており、地上制御装置104は、複数の基地局102を介して、移動局205と無線通信を行う。
図6は、本発明の実施の形態2における地上制御装置104の構成を示した図である。図2と同じ符号のものは同様の機能を有するので、説明を繰り返さない。図6において、地上制御装置104は、基地局102を介して列車103から無線チャネル割当要求(無線リソース割当要求)を受信する対基地局受信部117、各列車103の移動局205に接続される端末(図示せず)の端末間の相対的な優先度を示す端末情報と、各列車103の移動局205に接続される端末が各基地局102の有する無線チャネル(無線リソース)のいずれを使用しているかを示すチャネル使用状況(無線リソース割当状況)とを格納するデータベース118(地上側記憶部)、データベース118の格納情報を更新するデータベース更新部119、ハンドオーバー先の基地局102の無線チャネルの割当を行うチャネル制御部120(地上側制御部)、並びにチャネル制御部120による無線チャネルの割当結果を示すチャネル割当情報(無線リソース情報)を基地局102へ送出する対基地局送信部116を有する。
図7は、本発明の実施の形態2における移動局205の構成を示した図である。図3と同じ符号のものは同様の機能を有するので、説明を繰り返さない。図7において、移動局205は、加速度センサー201及びGPSアンテナ204からの情報を受信して列車103の位置情報を生成する位置情報部211、地上制御装置104から基地局102を介して送信されたチャネル割当情報を受信するデータ受信部212、無線チャネル割当要求を送出すると共に受信したチャネル割当情報を送出する車上装置制御部216、車上装置制御部216の送出したチャネル割当情報に基づき無線通信の設定を行うハンドオーバー制御部215、各列車103の現在及び過去の位置情報と全ての基地局102間のハンドオーバー地点とを格納する移動局データベース217(移動側記憶部)、移動局データベース217の格納情報を更新する移動局データベース更新部218、列車103とハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいているか否かを判定するハンドオーバー判定部219、並びに無線チャネル割当要求を基地局102を介して地上制御装置104へ送信するデータ送信部220を有する。(車上装置制御部216とハンドオーバー制御部215とハンドオーバー判定部219とは、移動側制御部を形成する。)
次に動作について説明する。移動局205において、位置情報部211は、GPS衛星からの信号に基づき生成した列車103aの位置情報を、移動局データベース更新部218へ送出する。移動局データベース更新部218は、移動局データベース217に格納されている列車103aの現在の位置情報を用いて、移動局データベース217に格納されている列車103aの過去の位置情報を更新すると共に、位置情報部211から送出された列車103aの位置情報を用いて、移動局データベース217に格納されている列車103aの現在の位置情報を更新する。
なお、列車103aの位置情報は、実施の形態1と同様に、所定の駅からの距離など列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すようにしてもよいし、緯度及び経度による地理座標系により列車103aの位置を示すようにしてもよい。列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すようにするには、例えば、移動局データベース217に、緯度及び経度により特定される位置を、所定の間隔で保持させるようにすることにより、列車103aの移動経路を記憶させておき、所定の間隔で保持する列車103aの移動経路上の位置のうち、GPS衛星からの信号に基づく列車103aの位置の算出結果と最も近接する列車103aの移動経路上の位置を検索することが考えられる。列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すようにすると、線路の線形が直線でない場合でも、ハンドオーバー判定部219がハンドオーバー地点に近づいているか否か(後述)を誤って判定する可能性が下がるという利点がある。この場合、移動局データベース217に格納されるハンドオーバー地点は、列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により特定されている必要がある。
ハンドオーバー判定部219は、移動局データベース217に格納されている列車103aの現在の位置情報と列車103aの過去の位置情報とハンドオーバー地点とを周期的に比較し、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいているか否かを判定し、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいていると判定した場合、車上装置制御部216に、当該の端末にハンドオーバー先の基地局102bの無線チャネルを割り当てるよう無線チャネル割当要求(無線リソース割当要求)を、送出する。
なお、ハンドオーバー判定部219は、列車103aの現在の位置情報と列車103aの移動方向とハンドオーバー地点とを周期的に比較し、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいているか否かを判定するようにしてもよい。この場合、列車103aの移動方向は、ハンドオーバー判定部114が列車運行情報に基づき決定してもよいし、加速度センサー201から取得した列車103aの進行方向から決定するようにしてもよい。
さらに、移動局データベース217に格納されている列車103aの位置情報が、緯度及び経度による地理座標系により列車103aの位置を示すものである場合は、ハンドオーバー判定部219は、列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により列車103aの位置を示すように、列車103aの位置情報の座標系を、変換するようにしてもよい。この場合、移動局データベース217に格納されるハンドオーバー地点は、列車103aの移動経路に基づく1次元の座標系により特定されている必要がある。一方、列車103aの位置情報の座標系を、緯度及び経度による地理座標系から変換しない場合は、移動局データベース217に格納されるハンドオーバー地点は、緯度及び経度による地理座標系により特定されている必要がある。
車上装置制御部216は、受信した無線チャネル割当要求を、データ送信部220へ送出する。データ送信部220は、車上装置制御部216から送出された無線チャネル割当要求を、送信アンテナ202を介して、基地局102aへ送出する(図5の308)。基地局102aは、データ送信部220から送出された無線チャネル割当要求を、地上制御装置104へ送出する(図5の309)。
地上制御装置104において、対基地局受信部117は、基地局102aから送出された無線チャネル割当要求を受信し、チャネル制御部120へ送出する。
無線チャネル割当要求を受信したチャネル制御部120の動作について、図8を用いて説明する。対基地局受信部117の送出した無線チャネル割当要求を受信したチャネル制御部120は、ハンドオーバー先の基地局102bのチャネル使用状況を、データベース118から読み出す(S801)。チャネル制御部120は、データベース118から読み出したハンドオーバー先の基地局102bのチャネル使用状況に基づき、基地局102bに空きチャネルがあるかどうか判断する(S802)。基地局102bに空きチャネルがある場合、チャネル制御部120は、基地局102bの空きチャネルを、列車103aの移動局200に接続される端末に割り当て(S803)、該無線チャネルが移動局200に接続される端末に割り当てられたことを示すチャネル割当情報を作成する(S804)。基地局102bに空きチャネルがない場合、チャネル制御部120は、データベース118のハンドオーバー先の基地局102bのチャネル使用状況と端末情報とから、無線チャネルを割り当てようとする端末と比較して、優先度の低い端末が使用しているチャネルを検索し(S805)、優先度の低い端末が使用しているチャネルを、列車103aの移動局200に接続される端末に割り当て(S806)、該無線チャネルが移動局200に接続される端末に割り当てられたことを示すチャネル割当情報を作成する(S807)。チャネル制御部120は、S804又はS807で作成したチャネル割当情報を、対基地局送信部116に送出すると共に(S808)、S804又はS807で作成したチャネル割当情報を、データベース更新部113へ送出する(S809)。
対基地局送信部116は、チャネル割当情報を、基地局102a及び基地局102bへ送信する(図5の310及び311)。データベース更新部119は、チャネル制御部120から送出されたチャネル割当情報に基づき、データベース118のチャネル使用状況を更新する。
基地局102bは、対基地局送信部116から送信されたチャネル割当情報に基づき、空きチャネル又は優先度の低い端末が使用しているチャネルを、移動局205のハンドオーバー用に確保する。基地局102aは、対基地局送信部116から送信されたチャネル割当情報を、移動局205へ送信する(図5の312)。
移動局205において、データ受信部212は、基地局102aから送信されたチャネル割当情報を、受信用アンテナ203を介して受信し、車上装置制御部216へ送出する。車上装置制御部216は、位置情報部211がGPS衛星からの信号に基づき生成した列車103aの位置情報及び移動局データベース217の格納するハンドオーバー地点に基づき、列車103aがハンドオーバー地点に到達したと判定した場合に、チャネル割当情報をハンドオーバー制御部215に送出する。ハンドオーバー制御部215は、車上装置制御部216から送出されたチャネル割当情報に基づき、移動局205に接続される端末の介する基地局を基地局102aから基地局102bに切り替えるよう無線通信の設定を変更する。
無線通信の設定を変更したハンドオーバー制御部215は、ハンドオーバー完了通知を、車上装置制御部216へ送出する。車上装置制御部216は、ハンドオーバー制御部215から送出されたハンドオーバー完了通知を、データ送信部220へ送出する。データ送信部220は、車上装置制御部216から送出されたハンドオーバー完了通知を、送信アンテナ202を介して、基地局102bへ送信する(図5の313)。基地局102bは、データ送信部220から送信されたハンドオーバー完了通知を、地上制御装置104へ送信する(図5の314)。
地上制御装置104において、対基地局受信部117は、基地局102bから送信されたハンドオーバー完了通知を受信し、データベース更新部119へ送出する。データベース更新部119は、対基地局受信部117から送出されたハンドオーバー完了通知に基づき、移動局205に割り当てられていた基地局102aの無線リソースを開放するように、データベース118に格納されている基地局102aのチャネル使用状況を更新する。
このように、本実施の形態2では、移動局205が、列車103aとハンドオーバー地点との間の距離が所定の値以下に近づいていると判定した場合に、無線チャネル割当要求を送出するようにしたので、実施の形態1の効果に加え、無線チャネルの割り当て要否を判定する負荷が、地上制御装置104から各移動局205に分散されるという効果がある。

101、104 地上制御装置
102 基地局
103 列車
111、117 対基地局受信部
112、118 データベース
113、119 データベース更新部
114、219 ハンドオーバー判定部
115、120 チャネル制御部
116 対基地局送信部
200、205 移動局
201 加速度センサー
204 GPSアンテナ
211 位置情報部
212 データ受信部
213、216 車上装置制御部
214、220 データ送信部
215 ハンドオーバー制御部
217 移動局データベース
218 移動局データベース更新部
301、302 位置情報
303、304、305 ハンドオーバー情報
308、309 無線チャネル割当要求
310、311、312 チャネル割当情報

Claims (20)

  1. 移動体に搭載された移動局、前記移動体の移動経路に沿って無線通信エリアが得られるように配置され複数の無線リソースを用いて前記移動局と無線通信する複数の基地局、及び前記基地局を介して前記移動局と通信する地上制御装置を有する無線通信システムにおいて、
    前記移動局は、
    GPS衛星からの信号に基づき前記移動体の位置を特定する移動体位置情報を生成する位置情報部と、
    前記移動体位置情報を前記基地局に送信するデータ送信部とを備え、
    前記地上制御装置は、
    前記基地局を介して前記移動体位置情報を受信する対基地局受信部と、
    前記移動局と無線通信する基地局を切り替えるハンドオーバー位置を特定するハンドオーバー位置情報及びいずれの前記移動局にいずれの前記基地局のいずれの前記無線リソースが割り当てられているかを示す無線リソース割当状況を記憶する地上側記憶部と、
    前記対基地局受信部の受信した前記移動体位置情報及び前記地上側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したと判定した場合に、前記移動体が存在する無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応する前記基地局が有するいずれかの前記無線リソースを前記移動局に割り当てて前記無線リソース割当状況として前記地上側記憶部に記憶させる地上側制御部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記地上制御装置は、
    所定の情報を前記基地局に送信する対基地局送信部をさらに備え、
    前記移動局は、
    無線通信の設定を行う移動側制御部と、
    前記基地局を介して前記対基地局送信部の送信する前記所定の情報を受信するデータ受信部とをさらに備え、
    前記地上側制御部は、
    前記移動局に割り当てた前記無線リソースを示す無線リソース情報及び前記地上側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報を含むハンドオーバー情報を生成し、
    前記地上制御装置の前記対基地局送信部は、
    前記ハンドオーバー情報を前記基地局に送信し、
    前記移動局の前記データ受信部は、
    前記基地局を介して前記ハンドオーバー情報を受信し、
    前記移動側制御部は、
    前記位置情報部の生成する前記移動体位置情報及び前記データ受信部の受信した前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置に到達したと判定した場合に、前記無線リソース情報に基づき無線通信の設定を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記地上側制御部は、
    前記対基地局受信部の受信した前記移動体位置情報を前記地上側記憶部に記憶させておき、
    前記対基地局受信部の受信した前記移動体位置情報及び前記地上側記憶部に記憶している過去の前記移動体位置情報並びに前記地上側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の無線通信システム。
  4. 前記地上側制御部は、
    前記移動体の移動方向、前記対基地局受信部の受信した前記移動体位置情報、及び前記地上側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記移動体の前記移動方向は、
    前記地上側記憶部に記憶されていることを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
  6. 前記移動体の前記移動方向は、
    前記移動局の前記データ送信部より前記基地局に送信され、
    前記地上制御装置の前記対基地局受信部により受信されたことを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
  7. 前記移動局は端末が接続され、
    前記無線リソースは前記端末に割り当てられることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. 前記地上制御装置の前記地上側記憶部は、
    前記移動局に接続される前記端末の相対的な優先度を示す端末情報をさらに記憶し、
    前記地上側制御部は、
    前記地上側記憶部に記憶している前記無線リソース割当状況及び前記端末情報に基づき前記移動体が存在する無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応する基地局が有するいずれかの無線リソースのうち空いている前記無線リソース又は優先度が低い前記端末に割り当てられている前記無線リソースを前記移動局に接続される前記端末に割り当てることを特徴とする請求項7記載の無線通信システム。
  9. 前記位置情報部は、
    緯度及び経度による地理座標系により前記移動体の位置を特定する前記移動体位置情報を生成し、
    前記地上側制御部は、
    前記移動体位置情報を、緯度及び経度による地理座標系から前記移動体の前記移動経路に基づく1次元の座標系に変換することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  10. 前記位置情報部は、
    前記移動体の前記移動経路に基づく1次元の座標系により前記移動体の位置を特定する前記移動体位置情報を生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  11. 前記移動体は、
    前記移動体の速度、加速度、及び移動方向を取得する加速度センサーをさらに備え、
    前記移動局は、
    前記移動体位置情報を記憶する移動側記憶部をさらに備え、
    前記位置情報部は、
    前記位置情報部の生成した前記移動体位置情報を前記移動側記憶部に記憶させておき、
    前記GPS衛星からの信号を取得できない場合に、前記移動側記憶部に記憶している直近の前記移動体位置情報、並びに前記加速度センサーの取得した前記移動体の速度、加速度、及び進行方向に基づき前記移動体位置情報を生成することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 移動体に搭載された移動局、前記移動体の移動経路に沿って無線通信エリアが得られるように配置され複数の無線リソースを用いて前記移動局と無線通信する複数の基地局、及び前記基地局を介して前記移動局と通信する地上制御装置を有する無線通信システムにおいて、
    前記移動局は、
    GPS衛星からの信号に基づき前記移動体の位置を特定する移動体位置情報を生成する位置情報部と、
    前記移動局と無線通信する基地局を切り替えるハンドオーバー位置を特定するハンドオーバー位置情報を記憶する移動側記憶部と、
    前記位置情報部の生成した移動体位置情報及び前記移動側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したと判定した場合に、前記移動体が存在する無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応する前記基地局が有するいずれかの前記無線リソースを前記移動局に割り当てるよう無線リソース割当要求を送出する移動側制御部と、
    前記無線リソース割当要求を前記基地局に送信するデータ送信部とを備え、
    前記地上制御装置は、
    前記基地局を介して前記無線リソース割当要求を受信する対基地局受信部と、
    いずれの前記移動局にいずれの前記基地局のいずれの前記無線リソースが割り当てられているかを示す無線リソース割当状況を記憶する地上側記憶部と、
    前記対基地局受信部が前記無線リソース割当要求を受信した場合に、前記移動体が存在する無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応する前記基地局が有するいずれかの無線リソースを前記移動局に割り当てて前記無線リソース割当状況として前記地上側記憶部に記憶させる地上側制御部とを備えたことを特徴とする無線通信システム。
  13. 前記地上制御装置は、
    所定の情報を前記基地局に送信する対基地局送信部をさらに備え、
    前記移動局は、
    前記基地局を介して前記所定の情報を受信するデータ受信部とをさらに備え、
    前記地上制御装置の前記対基地局送信部は、
    前記地上側制御部が前記移動局に割り当てた前記無線リソースを示す無線リソース情報を前記基地局に送信し、
    前記移動局の前記データ受信部は、
    前記基地局を介して前記無線リソース情報を受信し、
    前記移動側制御部は、
    前記位置情報部の生成する前記移動体位置情報及び前記移動側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置に到達したと判定した場合に、前記無線リソース情報に基づき無線通信の設定を行うことを特徴とする請求項12記載の無線通信システム。
  14. 前記移動側制御部は、
    前記位置情報部の生成した前記移動体位置情報を前記移動側記憶部に記憶させておき、
    前記位置情報部の生成した前記移動体位置情報及び前記移動側記憶部に記憶している過去の前記移動体位置情報並びに前記移動側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したか否かを判定することを特徴とする請求項12又は13のいずれかに記載の無線通信システム。
  15. 前記移動側制御部は、
    前記移動体の移動方向、前記位置情報部の生成した前記移動体位置情報、及び前記移動側記憶部に記憶している前記ハンドオーバー位置情報に基づき前記移動体の位置が前記ハンドオーバー位置から所定の値以下の距離に接近したか否かを判定することを特徴とする請求項12又は13のいずれかに記載の無線通信システム。
  16. 前記移動体の前記移動方向は、
    前記移動側記憶部に記憶されていることを特徴とする請求項15記載の無線通信システム。
  17. 前記移動局は端末が接続され、
    前記無線リソースは前記端末に割り当てられることを特徴とする請求項12乃至16のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  18. 前記地上制御装置の前記地上側記憶部は、
    前記移動局に接続される前記端末の相対的な優先度を示す端末情報をさらに記憶し、
    前記地上側制御部は、
    前記地上側記憶部に記憶している前記無線リソース割当状況及び前記端末情報に基づき前記移動体が存在する無線通信エリアに隣接する無線通信エリアに対応する基地局が有するいずれかの無線リソースのうち空いている前記無線リソース又は優先度が低い前記端末に割り当てられている前記無線リソースを前記移動局に接続される前記端末に割り当てることを特徴とする請求項17記載の無線通信システム。
  19. 前記位置情報部は、
    前記移動体の前記移動経路に基づく1次元の座標系により前記移動体の位置を特定する前記移動体位置情報を生成することを特徴とする請求項12乃至18のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  20. 前記移動体は、
    前記移動体の速度、加速度、及び移動方向を取得する加速度センサーをさらに備え、
    前記位置情報部は、
    前記位置情報部の生成した前記移動体位置情報を前記移動側記憶部に記憶させておき、
    前記GPS衛星からの信号を取得できない場合に、前記移動側記憶部に記憶している直近の前記移動体位置情報、並びに前記加速度センサーの取得した前記移動体の速度、加速度、及び進行方向に基づき前記移動体位置情報を生成することを特徴とする請求項12乃至19のいずれか1項に記載の無線通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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