JP2013168716A - 受信信号判定装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】TV信号が低SN比であっても精度よく検出判定を行う。
【解決手段】横軸を抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから相関値が所定値以上の正のピークのうち、一の正のピークPiから所定抽出順序量ci離間した少なくともz個(zは正の整数)のピークを抽出してそれらの和を求めるとともに、相関値が所定値以下の負のピークのうち、一の負のピークPjから所定抽出順序量cj離間した少なくともz個のピークを抽出してそれらの和を求め、更に上記正のピークの和と上記負のピークの和との差分値を求め、かかる処理を他の正のピークPj、他の負のピークPjそれぞれについて繰り返し実行し、それぞれ算出された差分値の絶対値のうち、最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、受信信号が所望の信号であるか否かを判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、受信信号がテレビジョン信号であるか否かを判定する受信信号判定装置及び方法に関するものである。
アナログテレビからデジタルテレビへの移行に伴い、ある程度の周波数が開放されてそれらの周波数帯域が移動通信に使用されるようになっている。特に、新しい通信サービスや様々なアプリケーションが次々に実用化されている昨今において、この無線帯域の割り当ては細分化され、複雑なものとなっている。このようにして割り当てられた各通信サービスが無線帯域において混在している中で、更に新たな通信サービスをこの無線帯域に割り当てるのは徐々に困難になりつつある。
このため、近年においてTV White Space(TVWS)を利用した無線通信ネットワークの標準化が進められており、IEEE802標準がTVWSにおいて共存するための手法の標準化も進められている。このため、これら異なるIEEE802標準の通信システムを同じ周波数帯においていかに共存させるかが特に重要になり、特に最近における無線通信機会の飛躍的な増大に伴い、その重要性はより増している。
また、このTVWSでは、実際にライセンスフリーで自由に使用できるTV帯域がより広く存在している。特に免許不要で運用可能な無線通信規格としては、上述したIEEE802に加え、ECMA、IEEE DYSPAN等が検討されているが、これらの規格では、テレビ放送業者をファーストユーザとしている。そしてファーストユーザがTV帯域を用いて放送を行っていない場合に限り、当該TV帯域をセカンダリユーザによる無線通信のために開放する。これにより、TV帯域の効率な利用を促進することが可能となる。
セカンダリユーザが実際にTV帯域において通信の開始を望む場合には、先ず当該TV帯域をファーストユーザが使用しているか否かを判別する必要がある。そしてファーストユーザがTV帯域を使用していないことを判別した場合に、初めてセカンダリユーザがTV帯域を使用して通信を行うことができる。実際にその判別を行うためには、TV帯域における現時点でのTV信号の有無を判別するための技術が必要とされる。
従来におけるTV信号の有無を判別するための受信信号判定装置は、特に欧州等のディジタルTV規格であるDVB−Tにおいて、非特許文献1に示す技術が開示されている。この非特許文献1の開示技術は、TV信号に応じた参照シーケンスを予め設定し、その設定した参照シーケンスを参照することで、受信信号がTV信号であるか否かを判別するものである。実際には、判別対象の受信信号と参照シーケンスとの間で相関値を求め、求めた相関値に基づいてTV信号の有無を判別する。特にこの非特許文献1には、相関値を取得する前に、周波数オフセット見積りと信号電力平坦化とを行うことで、相関値そのものの信頼性を向上させる方法が記載されている。
図8は、従来における一般的な受信信号判定装置7の例を示している。この受信信号判定装置7は、TVチャンネルBPF71と、特定帯域抽出フィルタ72と、ベースバンド変換部73と、ADコンバータ(ADC)74と、周波数オフセット補正部76と、バッファ77と、平均化部91と、相関部78と、絶対値計算部94と、最大値検出部95と、判定部81とを備えている。
この受信信号判定装置7は、判定対象として受信した受信信号を先ずTVチャンネルBPF71において所望の通過帯域へとフィルタリングし、特定帯域抽出フィルタ72において更に狭い特定通過帯域へとフィルタリングする。これにより受信信号の判定をする上で必要の無い帯域を実質的にカットすることができる。そして、この受信信号は、ベースバンド変換部73においてベースバンド帯域の信号に周波数変換され、ADC74においてアナログデジタル変換が施され、更に周波数オフセット補正部76において、周波数オフセットが補正される。ちなみに、このベースバンド変換部73では、ベースバンド帯域の信号に周波数変換する場合に限定されるものではなく、中間周波数帯域に周波数変換するようにしてもよい。
これらの処理を経た受信信号はバッファ77において一時的に格納された後、このバッファ77に格納した受信信号について平均化部91により平均化処理を施し、更に相関部78において参照シーケンス(Sp(n))と、受信信号x(n+m)の間で相関値が求められる。そして、求められた相関値は、絶対値計算部94において、絶対値に変換され、次に最大値検出部95において、求めた相関値の絶対値の中から最も大きな値を特定する。その最も大きな値をRxmax値とし、最後に判定部81においてRxmax値と、予め設定した閾値とを比較することで、受信信号がTV信号であるか否かを判別する。
ちなみに最大値検出部95においては、式(1)に示される、参照シーケンス(Sp(n))と、受信信号x(n+m)の積によるN個の相関出力Rxp(m)の中から、式(2)に基づいてその最大値が検出されることとなる。このようにして得られた最大値が、閾値との判定において用いられることとなる。
Figure 2013168716
・・・・・・(1)
Figure 2013168716
・・・・・・・・・・・(2)
Gaddam and M. Ghosh, "Robust sensing of DVB-T signals," Proc. IEEE DySPAN 2010、2010年4月、pp1〜pp8
しかしながら、上述した従来の受信信号判定装置7は、TV信号が低SN比である場合において高精度な検出を行うのが不可能であった。即ち、TV信号が低SN比では、(2)式におけるノイズ出力が相対的に大きくなってしまい、選択した最大値が実際のところは正確なものではなくなっている場合があった。このため、従来の方法では、閾値との判定に用いられる最も高いSN比の相関出力が実際にところは選択されていないという問題が生じていた。
また、もう一つの問題として、単に最大値を選択するのみでは、TV信号が不存在の場合において、最大ノイズ出力を選択してしまう虞もあった。ここでfalse alarm probabilityという変数を定義する。このfalse alarm probabilityとは、閾値を超えたノイズがTV信号であると誤って認識されてしまう可能性を意味している。このようなfalse alarm probabilityを低減させるためには閾値を増加させなければならず、却ってTV信号の検出精度を招く原因にもなっていた。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、TV信号が低SN比であっても検出精度を向上させることが可能な受信信号判定装置及び方法を提供することにある。
本発明に係る受信信号判定装置は、判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算手段と、横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、一の正のピークPiから所定抽出順序量ci離間した少なくともz個(zは正の整数)のピークを抽出してそれらの和を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、一の負のピークPjから所定抽出順序量cj離間した少なくともy個のピーク(yは正の整数)を抽出してそれらの和を求め、更に上記正のピークの和と上記負のピークの和との差分値を求め、かかる処理を他の正のピークPi、他の負のピークPjそれぞれについて繰り返し実行する差分値演算手段と、上記差分値演算手段によりそれぞれ算出された差分値の絶対値のうち、最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る受信信号判定装置は、判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算手段と、横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がi番目に高いピークP11を特定した上で、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する正のピークをW個抽出して平均を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する負のピークをW個抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、かかる処理を上記iが1からQに至るまで同様に実行する平均演算手段と、上記平均演算手段における各処理について求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る受信信号判定方法は、判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算ステップと、横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、一の正のピークPiから所定抽出順序量ci離間した少なくともz個(zは正の整数)のピークを抽出してそれらの和を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、一の負のピークPjから所定抽出順序量cj離間した少なくともy個のピーク(yは正の整数)を抽出してそれらの和を求め、更に上記正のピークの和と上記負のピークの和との差分値を求め、かかる処理を他の正のピークPi、他の負のピークPjそれぞれについて繰り返し実行する差分値演算ステップと、上記差分値演算ステップにおいて、i、jそれぞれ0〜N−1について得た差分値の絶対値のうち、最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る受信信号判定方法は、判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算ステップと、横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がi番目に高いピークP11を特定した上で、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する正のピークをW個抽出して平均を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する負のピークをW個抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、かかる処理を上記iが1からQに至るまで同様に実行する平均演算ステップと、上記平均演算ステップにおいて求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定ステップとを有することを特徴とする。
本発明を適用した受信信号判定装置によれば、これにより、ノイズ成分よりもむしろ信号成分を精度よく捉えることが可能となり、SN比を高くして、高精度な判定を行うことが可能となる。即ち、TV信号が低SN比であっても検出精度を向上させることが可能となる。
本発明を適用した第1の実施形態としての受信信号判定装置のブロック構成図である。 スライディング相関処理の具体例について説明するための図である。 ピーク検出処理について説明する上での相関出力プロファイルを示す図である。 第1の実施形態における具体的な判定処理について説明するための図である。 本発明を適用した第2の実施形態としての受信信号判定装置のブロック構成図である。 第2の実施形態における具体的な判定処理について説明するための図である。 第2の実施形態における具体的な判定処理について説明するための他の図である。 従来における一般的な受信信号判定装置のブロック構成図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した第1の実施形態としての受信信号判定装置1のブロック構成例を示している。この受信信号判定装置1は、受信信号がTV信号であるか否かを判定するものであり、判定対象としての無線信号を受信するTVチャンネルBPF11と、このTVチャンネルBPF11に接続されたベースバンド変換部12と、ベースバンド変換部12に接続されたADコンバータ(ADC)13と、ADC13に接続されてなる周波数オフセット補正部15と、周波数オフセット補正部15に接続されたバッファ16と、バッファ16に接続された平均化部24と、平均化部24に接続されたスライディング相関部17と、スライディング相関部17に接続されたバッファ18と、バッファ18にそれぞれ接続された正出力計算部25並びに負出力計算部26と、これら正出力計算部25並びに負出力計算部26に接続された差分値計算部19と、差分値計算部19に接続された最大値計算部20と、最大値計算部20に接続された判定部21とを備えている。
TVチャンネルBPF11は、判別対象としての受信信号を受信した場合において、所定の周波数帯域に通過特性を有するRF信号を入力として受け入れるものである。即ち、TVチャンネルBPF12は、受信信号を上記所定の周波数帯域にフィルタリングするための帯域通過フィルタとして構成される。ちなみに、その帯域幅は、それぞれのTV信号における規格に応じて、例えば、6MHz、7MHz、8MHz等に設定されているものであってもよい。TVチャンネルBPF11は、上述した処理を施した受信信号をベースバンド変換部12へと出力する。
ベースバンド変換部12は、TVチャンネルBPF11から供給されてくるRF信号としての受信信号についてベースバンド帯域の信号に周波数変換する。ちなみに、このベースバンド変換部12では、ベースバンド帯域の信号に周波数変換する場合に限定されるものではなく、中間周波数帯域に周波数変換するようにしてもよい。このベースバンド変換部12は、TVチャンネルBPF11に入力されるRF信号が、伝送のために変調された信号になっていることに対応して行うものであるが、これを設けることは必須ではなく、以降の信号処理をIF(Intermediate Frequency)かRF(Radio Frequency)帯域で行うようにしてもよいことは勿論である。
ADC13は、入力されたアナログ信号としての受信信号を所定の周波数でサンプリングし、デジタル信号に変換するものである。このADC13によりAD変換を行うことにより、以降の信号処理、特に時間オフセット補正部14における処理を効率的行うことが可能となる。
周波数オフセット補正部15は、ADC13から入力されてくる受信信号について周波数オフセットを補正するものである。即ち、受信信号は、TVチャンネルBPF11により受信されるまでの間に、無線により空中を伝搬されるものであるから、その周波数成分がその伝搬過程において何らかの影響を受けている可能性もある。このため、この周波数オフセット補正部15により行われる周波数オフセットを施すことにより、後述する選択スライディング相関処理を行う際に、より計算精度を向上させることが可能となる。
バッファ16は、周波数オフセット補正部15により上述した周波数オフセットが施された受信信号が供給される。このバッファ16は、これら供給された受信信号を一時的に格納する。
平均化処理部24は、このバッファに格納された受信信号の一部又は全てについて所定の平均化処理を施す。
スライディング相関部17は、平均化処理部24において平均化処理された受信信号を読み出し、スライディング相関処理を行う。このスライディング相関部17は、読み出した受信信号と、参照シーケンスとの間で相関値を算出するものである。このスライディング相関部17により求められた相関値は、バッファ18において一時的に格納される。
正出力計算部25は、相関値が所定値以上の正のピークのいくつかを抽出してそれらの和を求める。また、負出力計算部26は、相関値が所定値以下の負のピークのいくつかを抽出してそれらの和を求める。
差分値計算部19は、正出力計算部25、負出力計算部26においてそれぞれ求められた和の差分値を求める。
最大値検出部20は、得られた差分値の絶対値のうち、最大のものを抽出する。判定部21は、最大値検出部20において抽出された差分値の最大値を所定の閾値と比較する。そして、この閾値より大きい場合には、受信信号がTV信号である旨を、また閾値以下の場合には、受信信号がTV信号でない旨を判別する。
次に、上述の如き構成からなる第1の実施形態としての受信信号判定装置1の動作について説明をする。
先ず判定対象として受信した受信信号を先ずTVチャンネルBPF11において所望の通過帯域へとフィルタリングする。これにより受信信号の判定をする上で必要の無い帯域を実質的にカットすることができる。そして、この受信信号をベースバンド変換部12においてベースバンド帯域の信号に周波数変換し、ADC13においてアナログデジタル変換を施す。そして、このデジタル信号としての受信信号を周波数オフセット補正部15において上述した周波数オフセット処理を施す。
次にこれらオフセット処理が施された受信信号を一時的にバッファ16に記憶させ、平均化部24において平均化処理を行う。
本発明は、DTV信号に埋め込まれているパイロット信号の検波により信号の存在を判明する方法に基づき、実現される。DVB-TやISDB-TなどのDTV信号においては、4OFDMシンボル下で重複したパイロット信号が繰り返される。このような信号特性を用いて、連続に受信した信号を4OFDMシンボル下で加算し平均化処理を行う。以下の式(3)は、この平均化処理を定式化した例を示す。
Figure 2013168716
n= 0,1,…, N-1, (3)
平均化処理の出力として4OFDMシンボルの長さのサンプルxL(n)のうち、xL(0:N-2)をコピーして上記のxL(n)の後ろに付け、長さが2N−1に伸びた新なxL(n)を生成する。
次にスライディング相関部17によるこれらのxL(n)と参照シーケンスとのスライディング相関を行う。スライディング相関処理では、図2に示すように、上記のxL(n)から、4OFDMシンボルの長さTからなるサンプルxL(n:n+N-1)を順次抽出し、xL(0:N-1)、xL(1:N)、xL(2:N+1)、・・・、xL(k:k+N-1)のサンプルを抽出する。
このようにして抽出された各サンプルは、スライディング相関部17において参照シーケンスとの間で相関値が求められる。参照シーケンスは、Sp(n)で定義される。
次にこれら抽出したサンプルxL(n:n+N-1)と参照シーケンスSp(n)との間で相関値を算出する。この相関値の算出手法としては、例えばこのサンプルxL(n)と参照シーケンスSp(n)との積を求めるようにしてもよい。
式(4)はこのスライディング相関出力RxpL(m)を定式化した例である。
Figure 2013168716
・・・・・・・・(4)
これらの式(3)、(4)はあくまで一例であり、本発明は、これに限定されることはない。
正出力計算部25、負出力計算部26は、上述のようにして得られた相関出力について、相関値が所定値以上のピークを検出する。図3は、係るピーク検出処理について説明する上での相関出力プロファイルの一例である。このプロファイルでは、横軸をスライディング相関出力シーケンスの順(m)であり換言すれば、上述したサンプルの抽出順序である。縦軸は、スライディング相関出力RxpL(m)を示している。この横軸については、例えばmが8848個あるとすれば、8848個分の相関出力RxpL(0)〜RxpL(8847)が算出されることとなる。
即ち、図3のプロファイルでは、横軸の各mに対する相関値RxpL(m)が示されている。この相関値RxpL(m)のうち、ある間隔をもってピークとして現れるものがある。本発明では、このピークを抽出して受信信号が所望の信号であるか否かを判定するものである。
具体的には、先ず横軸を抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を相関値としたプロファイルを取得する。次に、このプロファイルから相関値が所定値以上の正のピークを抽出する。同様に、このプロファイルから相関値が所定値以下の負のピークを抽出する。
次にこれら抽出した正のピークのうち、更に図4に示すように一の正のピークP1に着目する。このピークP1から抽出順序でいうとc0抽出順序分ずれた位置に別の正のピークP2が現れる。このピークP2も同様に抽出する。ちなみに、このピークP1の横軸の位置k1、ピークP2の横軸の位置k2の差は、(k2−k1=)c0であるが、これは抽出順序の差分値である。以下これら横軸に示される抽出順序の差分値を抽出順序量という。ちなみに、このピークP1、ピークP2ともに、相関値が所定値以上の範囲において互いに横軸方向(抽出順序)において隣接するものである。
同様に、抽出した負のピークのうち、更に図4に示すように一の負のピークP3に着目する。このピークP3から抽出順序でいうとc1抽出順序量ずれた位置に別の負のピークP4が現れる。このピークP4も同様に抽出する。ちなみに、このピークP3、ピークP4ともに、相関値が所定値以下の範囲において互いに横軸方向(抽出順序)において隣接するものである。
また、正のピークと負のピークの横軸の位置の差、例えばP1とP3の抽出順序の差分値Δc(=k3−k1)も定数である。上記のように一度正のピークを選択した場合には、このような演算に用いられる正のピークだけではなく、演算に用いられる負のピークについても、Δc抽出順序量ずれた位置から抽出できる。同様、このように一度負のピークを選択した場合にも、このような演算に用いられる負のピークだけではなく、演算に用いられる正のピークについても、Δc抽出順序量ずれた位置から抽出できる。
ちなみに、これらc0、c1、Δcについては、定数であり、また、このc0、c1、Δcについては何度か学習させることにより判明する場合もある。
次に正のピークP1、P2におけるそれぞれの相関値の和を求める。正のピークP1における相関値がRxpL(m1)であり、正のピークP2における相関値がRxpL(m2)である場合には、この相関値の和RxpL(m1)+RxpL(m2)を求めることとなる。また、負のピークP3、P4におけるそれぞれの相関値の和を求める。負のピークP3における相関値がRxpL(m3)であり、負のピークP4における相関値がRxpL(m4)である場合には、この相関値の和RxpL(m3)+RxpL(m4)を求めることとなる。
次に、差分値計算部19において、正のピークの和と負のピークの和との差分値Rxpm(m)を求める。即ち、この例では、Rxpm(m1)={RxpL(m1)+RxpL(m2)}−{RxpL(m3)+RxpL(m4)}を求める。
上記、P1〜P4のうち1つのピークの位置が分かれば、他の3つのピークは一定の抽出順序量ずれた位置から特定することができる。例えば、RxpL(m1)の位置m1が判明すれば、上記の抽出順序量のずれる関係から差分値は下記の通り得ることもできる:Rxpm(m1)={RxpL(m1)+RxpL(m1+c0)}−{RxpL(m1+Δc)+RxpL(m1+Δc+c1)}。位置関係を利用し相関のピークを合成することにより、低SNR場合のノイズピークを選択してしまうことを回避でき、本発明の一つの特徴である。
更に、低SNRにおいて、求める上記のピークの位置を確定するのは困難であり、この確定を避けるためには、多数のピークをRxpL(m1)を仮定して、上述した平均及び差分値の計算を行う。例えば、RxpL(m1)は式(4)で得たN個の相関値の何れに当たることを考え、m1が0〜N−1に至るまで、Rxpm(0)、Rxpm(1)、Rxpm(2)、・・・、Rxpm(N−1)を順次計算していく
差分値計算部19において、全ての差分値Rxpm(0)〜Rxpm(N−1)の計算を終了させた後、最大値検出部20では、算出した差分値Rxpm(0)〜Rxpm(N−1)の絶対値が最大のものを抽出する。次に判定部21では、この最大値検出部20において抽出された差分値の絶対値が最大のものと、予め決められている所定の閾値とを比較する。そして、抽出した最大の差分値の絶対値が所定の閾値を超える場合には、受信信号が所望の信号であることを判別する。これに対して、抽出した最大の差分値の絶対値が所定の閾値を以下の場合には、受信信号が所望の信号でないことを判別する。
なお、上述した例では、正のピーク、負のピークともに互いに隣接する2つのピークを選んでくる場合を例にとり説明をしたが、これに限定されるものではなく、正、負ともに少なくともz個(zは正の整数)のピークを抽出してそれぞれの和を求めるようにしてもよいことは勿論である。
このように、本発明を適用した第1の実施形態としての受信信号判定装置1によれば、図3に示すようなプロファイルに示される、多数の相関値のピークがある中で、互いにピークP1の横軸の位置k1、ピークP2の横軸の位置k2の差(抽出順序量)や、ピークP3の横軸の位置k3、ピークP4の横軸の位置k4の差(抽出順序量)が定数cとなっている複数のピークを抽出する。これに加えて、正のピークは所定値以上のものを、また負のピークは所定値以下のものを抽出することで、正負ともに抽出するピークの相関値の差は小さい。
これにより、ノイズ成分よりもむしろ信号成分を精度よく捉えることが可能となり、SN比を高くして、高精度な判定を行うことが可能となる。即ち、TV信号が低SN比であっても検出精度を向上させることが可能となる。
図5は、本発明を適用した第2の実施形態としての受信信号判定装置2のブロック構成例を示している。この受信信号判定装置2は、判定対象としての無線信号を受信するTVチャンネルBPF11と、このTVチャンネルBPF11に接続されたベースバンド変換部12と、ベースバンド変換部12に接続されたADコンバータ(ADC)13と、ADC13に接続されてなる周波数オフセット補正部15と、周波数オフセット補正部15に接続されたバッファ16と、バッファ16に接続された平均化部24と、平均化部24に接続されたスライディング相関部17と、スライディング相関部17に接続された正のピーク検出部31、負のピーク検出部32と、正のピーク検出部31に接続された前後ピーク検出部33並びに負のピーク検出部32に接続された前後ピーク検出部34と、各前後ピーク検出部33、34に接続された演算部37と、演算部37に接続された最大値検出部35と、最大値検出部35に接続された判定部21とを備えている。
この受信信号判定装置2において、上述した第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付すことにより、以下での説明を省略する。
正のピーク検出部31は、横軸を抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を相関値としたプロファイルを取得し、このプロファイルから正のピークのうち、相関値が最大のものを検出する。負のピーク検出部32は、横軸を抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を相関値としたプロファイルを取得し、このプロファイルから負のピークのうち、相関値が最小のものを検出する。
前後ピーク検出部33は、正のピーク検出部31において得られた最大ピークから前後に隣接する2つのピークを検出する。また、前後ピーク検出部34においても同様に得られた最小ピークから前後に隣接する2つのピークを検出する。
演算部37は、前後ピーク検出部33により得られた前後ピーク、最大値ピークについて所定の演算を行う。また演算部37は、前後ピーク検出部34により得られた前後ピーク、最小値ピークについて所定の演算を行う。
最大値検出部35は、この演算部37から出力された結果に基づいて最大値を特定する。
次に、上述の如き構成からなる第2の実施形態としての受信信号判定装置2の動作について説明をする。
TVチャンネルBPF11による通過帯域へとフィルタリング、ベースバンド変換部12によるベースバンド帯域又は中間周波数帯域の信号に周波数変換、ADC13によるアナログデジタル変換、周波数オフセット補正部15による各処理、バッファ16による格納処理、平均化部24による平均化処理、スライディング相関部17によるスライディング相関処理は、上述した第1の実施形態の動作と同一である。
即ち、スライディング相関部17により、サンプルxL(n)と参照シーケンスSp(n)との間で算出された相関値が順次出力されてくる。その結果、図3に示すような、横軸をスライディング相関出力シーケンスの順(m)とし、縦軸をスライディング相関出力RxpL(m)としたプロファイルが得られることとなる。
正のピーク検出部31は、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がi(iは正の整数)番目に高いピークPiを特定した上で、当該ピークPiから所定抽出順序量に亘り前に位置する前隣接ピークPi−diと、当該ピークPiから所定抽出順序量に亘り後に位置する後隣接ピークPi+diとを抽出してこれらの平均を求める。この抽出する前隣接ピーク、後隣接ピークの個数は合計2個に限定されるものではなく、W(Wは1以上)個であればいかなる個数であってもよい。
具体的には、正のピーク検出部31は、先ず当該プロファイルから相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値が1番目に高いピークP11を特定する。次に前後ピーク検出部33は、この特定したピークP11における横軸の位置k11から抽出順序量cx1に亘り前に隣接する前隣接正のピークP12と抽出順序量cx2に亘り前に隣接する前隣接負のピークP22と、ピークP11における横軸の位置k11から抽出順序量cx3に亘り後に隣接する後隣接正のピークP13と抽出順序量cx4に亘り後に隣接する後隣接負のピークP21と抽出順序量cx5に亘り後に隣接する後隣接負のピークP23とを特定する。ここでいう、互いにピークP11の横軸の位置k11とピークP12の横軸の位置k12の差(抽出順序量)がcx1であり、ピークP11の横軸の位置k11とピークP22の横軸の位置k22の差(抽出順序量)がcx2であり、ピークP11の横軸の位置k11とピークP13の横軸の位置k13の差(抽出順序量)がcx3であり、ピークP11の横軸の位置k11とピークP21の横軸の位置k21の差(抽出順序量)がcx4であり、ピークP11の横軸の位置k11とピークP23の横軸の位置k23の差(抽出順序量)がcx5である。次に、演算部37は、このピークP11における相関値RxpL(11)、ピークP12における相関値RxpL(12)、ピークP13における相関値RxpL(13)について平均を求め、次に、ピークP22における相関値RxpL(22)、ピークP21における相関値RxpL(21)、ピークP23における相関値RxpL(23)について平均を求め、さらに、上記の二つの平均値の差分値の絶対値を求める。
即ち、これらの差分絶対値の算出は以下の式で表される。
max=|1/3{RxpL(11)+RxpL(12)+RxpL(13)}−1/3{RxpL(21)+RxpL(22)+RxpL(23)}|・・・・・・・(5)
この(5)式の前段においては、正のピークP11、P12、P13の相関値の平均値Rmaxを算出し、(5)式の後段においては、負のピークP21、P22、P23の相関値の平均値を算出し、互いの差分値の絶対値を求める。
このように本発明では、選択した最大値にあたるピークP11を先ず特定した上で、この最大値ピークP11から所定抽出順序量離間したピークP12とP13の位置それぞれ想定し、更にこの最大値ピークP11から所定抽出順序量離間した負のピークP21、P22、P23の位置をそれぞれ想定し、また各ピークの相関値から(5)式に基づいて差分絶対値Rmax(11)を算出する。
上記の演算は、最大値を持つピークがピークP11であることを想定し、他のピークは位置の関係から特定して実現したものである。ピークP11の相関値RxpL(11)と、ピークP12の相関値RxpL(12)と、ピークP13の相関値RxpL(13)との差は小さい。そのため、選択した最大値の相関値をもつピークは、ピークP12とピークP13である可能性も高い。これらの最大値を持つピークがそれぞれピークP12とピークP13であることを想定し、ピークP12とピークP13についても同様に上述の演算を繰り返し平均値の差分値の絶対値を求める。
次に、ピークP11とピークP12とピークP13それぞれ算出した平均値の差分値の絶対値の中から最大値を選択する。
かかる場合には、最大値ピークがP12である場合を想定し、上述した式(5)に当てはめて差分絶対値Rmax(12)を算出する。同様に、最大値ピークがP13である場合を想定し、上述した式(5)に当てはめて差分絶対値Rmax(13)を算出する。
そしてこれら算出した3つの差分絶対値の中から最大のものを選択する。
このように、本発明を適用した受信信号判定装置1では、横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、一のピークP11を特定した上で、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前に位置する正の前隣接ピークP12と、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り後に位置する正の後隣接ピークP13とを抽出するとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、当該ピークP11から所定抽出順序量離れた3つの負のピークP21、P22、P23を抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、上述した処理を他の1以上の正のピークを特定して同様に実行する。そして、平均演算手段における各処理について求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出して所定の閾値とを比較する。
これらの演算はあくまでも例として三つの正のピークを想定して示すものである。これには限定なく、W個(Wは整数でありW>1)の正のピークを演算に含められる場合は、W回上述の如く平均値の差分値の絶対値を求め、W個の結果のうち最大値を選択する。
具体的には、上述した演算において繰り返し回数がW回の場合には、W個の正のピークについて、上述の如く平均値が求められることになる。
次に受信信号判定装置1は、2番目に高い他のピークP11´を特定する。この2番目に高い他のピークP11´についても同様に、この特定したピークP11´を中心にして前隣接ピーク前隣接正のピークP12´と前隣接負のピークP22´と、後隣接正のピークP13´と後隣接負のピークP21´と後隣接負のピークP23´とを特定する。次に、演算部37は、このピークP11´における相関値RxpL(11)´、ピークP12´における相関値RxpL(12)´、ピークP13´における相関値RxpL(13)´について平均を求める。次に(5)式に基づいて、ピークP22´における相関値RxpL(22)´、ピークP21´における相関値RxpL(21)´、ピークP23´における相関値RxpL(23)´について平均を求め、さらに、上記の二つの平均値の差分値の絶対値を求める。
次に受信信号判定装置1は、3番目に高い他のピークP11”を特定する。そして、この3番目に高い他のピークP11”について同様に他の隣接ピークを特定し、(5)式に基づいて差分絶対値を求める。
このようにして受信信号判定装置1は、強度の高い順にピークを特定して(5)式に基づいて差分絶対値を求め、最終的にQ(Qは2以上の整数)番目に高いピークまで特定してそれぞれ差分絶対値を求める。その結果、得られる差分絶対値はQ個となる。
負のピーク検出部32は、図7に示すように、先ず当該プロファイルから相関値が所定値以下の負ピークのうち、相関値が1番目に低いピークP21を特定する。次に前後ピーク検出部34は、この特定したピークP21における横軸の位置k21から抽出順序量cy1に亘り前に隣接する前隣接負のピークP22と、ピークP21における横軸の位置k21から抽出順序量cy2に亘り前に隣接する前隣接正のピークP12と、ピークP21における横軸の位置k21から抽出順序量cy3に亘り前に隣接する前隣接正のピークP11と、ピークP21における横軸の位置k21から抽出順序量cy4に亘り後に隣接する後隣接負のピークP23と、ピークP21における横軸の位置k21から抽出順序量cy5に亘り後に隣接する後隣接正のピークP13とを特定する。ここでいう、互いにピークP21の横軸の位置k21とピークP22の横軸の位置k22の差(抽出順序量)がcy1であり、P21の横軸の位置k21とピークP12の横軸の位置k12の差(抽出順序量)がcy2であり、P21の横軸の位置k21とピークP11の横軸の位置k11の差(抽出順序量)がcy3であり、ピークP21の横軸の位置k21とピークP23の横軸の位置k23の差(抽出順序量)がcy4であり、ピークP21の横軸の位置k21とピークP13の横軸の位置k13の差(抽出順序量)がcy5である。次に演算部37は、このピークP21における相関値RxpL(21)、ピークP22における相関値RxpL(22)、ピークP23における相関値RxpL(23)について平均を求め、次に、ピークP12における相関値RxpL(12)、ピークP11における相関値RxpL(11)、ピークP13における相関値RxpL(13)について平均を求め、さらに、上記の平均値の差分値の絶対値を求める。
即ち、これらの差分絶対値の算出は以下の式で表される。
max=|1/3{RxpL(11)+RxpL(12)+RxpL(13)}−1/3{RxpL(21)+RxpL(22)+RxpL(23)}|・・・・・・・(6)
この(6)式の前段においては、正のピークP11、P12、P13の相関値の平均値Rmaxを算出し、(5)式の後段においては、負のピークP21、P22、P23の相関値の平均値を算出し、互いの差分値の絶対値を求める。
このように本発明では、選択した最小値にあたるピークP21を先ず特定した上で、この最小値ピークP21から所定抽出順序量離間したピークP22とP23の位置それぞれ想定し、更にこの最小値ピークP21から所定抽出順序量離間した正のピークP11、P12、P13の位置をそれぞれ想定し、また各ピークの相関値から(6)式に基づいて差分絶対値Rmax(21)を算出する。
上記の演算は、最小値を持つピークがピークP21であることを想定し、他のピークは位置の関係から特定して実現したものである。ピークP21の相関値RxpL(21)と、ピークP22の相関値RxpL(22)と、ピークP23の相関値RxpL(23)との差は小さい。そのため、選択した最小値の相関値をもつピークは、ピークP22とピークP23である可能性も高い。これらの最小値を持つピークがそれぞれピークP22とピークP23であることを想定し、ピークP22とピークP23についても上述の演算を繰り返し平均値の差分値の絶対値を求める。
次に、ピークP21とピークP22とピークP23それぞれ算出した平均値の差分値の絶対値の中から最大値を選択する。かかる場合には、最小値ピークがP22である場合を想定し、上述した式(5)に当てはめて差分絶対値Rmax(22)を算出する。同様に、最大値ピークがP23である場合を想定し、上述した式(5)に当てはめて差分絶対値Rmax(23)を算出する。そしてこれら算出した3つの差分絶対値の中から最大のものを選択する。
このように、本発明を適用した受信信号判定装置1では、横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから相関値が所定値以下の負のピークのうち、一のピークP21を特定した上で、当該ピークP21から所定抽出順序量に亘り前に位置する負の前隣接ピークP22と、当該ピークP21から所定抽出順序量に亘り後に位置する負の後隣接ピークP23とを抽出するとともに、上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、当該ピークP21から所定抽出順序量離れた3つの正のピークP11、P12、P13を抽出してこれらの平均を求めることを行う。そして、正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、上述した処理を他の1以上の負のピークを特定して同様に実行する。
これらの演算はあくまでも例として三つの負のピークを想定して示すものである。これには限定なく、M個(Mは整数でありM>1)の負のピークを演算に含められる場合は、M回上述の如く平均値の差分値の絶対値を求め、M個の結果のうち最大値を選択する。つまり、負のピークもM個(Mは整数でありM>1)の負のピークについて、上述の如く平均値の差分絶対値を求める。
次に受信信号判定装置1は、2番目に低い他のピークP21´を特定する。この2番目に低い他のピークP21´についても同様に、この特定したピークP21´を中心にしてピークP22´、P23´、P13´、P11´、P12´とを特定する。
次に、演算部37は、ピークP21´における相関値RxpL(21)´、ピークP22´における相関値RxpL(22)´、ピークP23´における相関値RxpL(23)´について平均を求める。次に(6)式に基づいて、ピークP12´における相関値RxpL(12)´、ピークP11´における相関値RxpL(11)´、ピークP13´における相関値RxpL(13)´について平均を求め、さらに、上記の二つの平均値の差分値の絶対値を求める。
次に受信信号判定装置1は、3番目に低い他のピークP21”を特定する。そして、この3番目に低い他のピークP21”について同様に他の隣接ピークを特定し、(6)式に基づいて差分絶対値を求める。
このようにして受信信号判定装置1は、強度の低い順にピークを特定して(6)式に基づいて差分絶対値を求め、最終的にQ(Qは2以上の整数)番目に低いピークまで特定してそれぞれ差分絶対値を求める。その結果、得られる差分絶対値はQ個となる。
かかる正のピーク検出部31、負のピーク検出部32、前後ピーク検出部33、34、演算部37は、上述した処理を繰り返し実行する。つまり最初は、相関値が1番目に高いピークP11、相関値が1番目に低いピークP21を中心に上述した処理を進めたが、次回は、相関値が2番目に高いピーク、相関値が2番目に低いピークを中心に上述した処理を進める。更に次回は、相関値が3番目に高いピーク、相関値が3番目に低いピークを中心に上述した処理を進め、その次は、相関値が4番目に高いピーク、相関値が4番目に低いピークを中心に上述した処理を進める。
このようにして正の相関値がi(iは正の整数)番目のピークについて、このiが1からQ(Qは1以上)まで繰り返し実行する。また負の相関値がj(jは正の整数)番目のピークについて、このjが1からQ(Qは1以上)まで繰り返し実行する。そして、それぞれ実行した結果、演算部37を通じて上述の平均値の差分値の絶対値が算出されることとなる。以上の処理を通じて、1〜Q番目に高い正のピークについて求めた差分絶対値がQ個、1〜Q番目に低い負のピークについて求めた差分絶対値がQ個、合計2Q個の差分絶対値が得られることになる。判定部21は、得られた2Q個の差分絶対値の中から最大のものを選択する。なお、判定部21は、これら正のピークについて求めたQ個の差分絶対値のみから最大のものを選択するようにしてもよい。
次に最大値検出部35において、それぞれ算出された(2Q個)平均値の差分値の絶対値のうち、絶対値が最大のものを抽出する。
また、判定部21は、この最大値検出部35において抽出された差分値の絶対値が最大のものと、予め決められている所定の閾値とを比較する。即ち、判定部21は、正のピークを特定して行った各処理、並びに負のピークを特定して行った各処理、それぞれ求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出する。そして、抽出した最大の差分値の絶対値が所定の閾値を超える場合には、受信信号が所望の信号であることを判別する。これに対して、抽出した最大の差分値の絶対値が所定の閾値を以下の場合には、受信信号が所望の信号でないことを判別する。
このように、本発明を適用した第2の実施形態としての受信信号判定装置2によれば、図6に示すようなプロファイルに示される、多数の相関値のピークがある中で、抽出順序量の差が定数cx、cyとなっている複数のピークを抽出する。これに加えて、正のピークは所定値以上のものを、また負のピークは所定値以下のものを抽出することで、正負ともに抽出するピークの相関値の差は小さい。
これにより、ノイズ成分よりもむしろ信号成分を精度よく捉えることが可能となり、SN比を高くして、高精度な判定を行うことが可能となる。即ち、TV信号が低SN比であっても検出精度を向上させることが可能となる。
1 受信信号判定装置
11 TVチャンネルBPF
12 ベースバンド変換部
13 ADコンバータ(ADC)
15 周波数オフセット補正部
16 バッファ
17 スライディング相関部
18 バッファ
19 差分値計算部
20 最大値計算部
21 判定部
24平均化部
25 正出力計算部
26 負出力計算部
31 正のピーク検出部
32 負のピーク検出部
33、34 前後ピーク検出部
37 演算部

Claims (6)

  1. 判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算手段と、
    横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、一の正のピークPiから所定抽出順序量ci離間した少なくともz個(zは正の整数)のピークを抽出してそれらの和を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、一の負のピークPjから所定抽出順序量cj離間した少なくともy個のピーク(yは正の整数)を抽出してそれらの和を求め、更に上記正のピークの和と上記負のピークの和との差分値を求め、かかる処理を他の正のピークPi、他の負のピークPjそれぞれについて繰り返し実行する差分値演算手段と、
    上記差分値演算手段によりそれぞれ算出された差分値の絶対値のうち、最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定手段とを備えること
    を特徴とする受信信号判定装置。
  2. 判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算手段と、
    横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がi番目に高いピークP11を特定した上で、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する正のピークをW個抽出して平均を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する負のピークをW個抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、かかる処理を上記iが1からQに至るまで同様に実行する平均演算手段と、
    上記平均演算手段における各処理について求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定手段とを備えること
    を特徴とする受信信号判定装置。
  3. 上記平均演算手段は、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がj番目に低いピークP21を特定した上で、当該ピークP21から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する負のピークをM個抽出して平均を求めるとともに、上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、当該ピークP21から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する正のピークをM個抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、かかる処理を上記jが1からQに至るまで同様に実行し、
    上記判定手段は、上記平均演算手段における正のピークを特定して行った各処理、並びに負のピークを特定して行った各処理、それぞれ求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出すること
    を特徴とする請求項2記載の受信信号判定装置。
  4. 判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算ステップと、
    横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、一の正のピークPiから所定抽出順序量ci離間した少なくともz個(zは正の整数)のピークを抽出してそれらの和を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、一の負のピークPjから所定抽出順序量cj離間した少なくともy個のピーク(yは正の整数)を抽出してそれらの和を求め、更に上記正のピークの和と上記負のピークの和との差分値を求め、かかる処理を他の正のピークPi、他の負のピークPjそれぞれについて繰り返し実行する差分値演算ステップと、
    上記差分値演算ステップにおいて、i、jそれぞれ0〜N−1について得た差分値の絶対値のうち、最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定ステップとを有すること
    を特徴とする受信信号判定方法。
  5. 判定対象の受信信号から所定長のシンボル期間のサンプルを、上記シンボル期間の整数倍の長さからなる単位検出期間内において複数に亘り時系列的に順次シフトさせて抽出し、その抽出したサンプル毎に、予め規定した参照シーケンスとの間で相関値を求めるスライディング相関演算ステップと、
    横軸を上記抽出したサンプルの抽出順序mとし、縦軸を上記相関値としたプロファイルを取得し、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がi番目に高いピークP11を特定した上で、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する正のピークをW個抽出して平均を求めるとともに、上記相関値が所定値以下の負のピークのうち、当該ピークP11から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する負のピークをW個抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、かかる処理を上記iが1からQに至るまで同様に実行する平均演算ステップと、上記平均演算ステップにおいて求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出して所定の閾値とを比較することにより、上記受信信号が所望の信号であるか否かを判定する判定ステップとを有すること
    を特徴とする受信信号判定方法。
  6. 上記平均演算ステップでは、当該プロファイルから上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、相関値がj番目に低いピークP21を特定した上で、当該ピークP21から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する負のピークをM個抽出して平均を求めるとともに、上記相関値が所定値以上の正のピークのうち、当該ピークP21から所定抽出順序量に亘り前又は後に位置する正のピークをM個抽出してこれらの平均を求め、上記正のピークの平均と上記負のピークの平均の差分絶対値を求め、かかる処理を上記jが1からQに至るまで同様に実行し、
    上記判定ステップでは、上記平均演算ステップにおける正のピークを特定して行った各処理、並びに負のピークを特定して行った各処理、それぞれ求められた差分絶対値のうち最大のものを抽出すること
    を特徴とする請求項5記載の受信信号判定方法。
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