JP2013167685A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交換頻度の多い消耗品容器を迅速に交換でき、漏れでた消耗品により汚染された支持部材の清掃を短時間で迅速に行うことが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーカートリッジ500を着脱可能に装着される画像形成装置100であって、トナーカートリッジ500の外観形状を略同形状とし、トナーカートリッジ500を着脱可能に支持するトナーカートリッジトレイ400を備え、トナーカートリッジトレイ400を、画像形成装置100本体内部から外側へ移動可能に設け、トナーカートリッジトレイ400が画像形成装置100から突出して収容されたトナーカートリッジ500を露出した状態にするとき、トナーカートリッジトレイ400に収容されるトナーカートリッジ500のうちで無色のトナーが収納されたトナーカートリッジ500が最初に露出するように設けることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に係り、特に、トナーカートリッジ等の消耗品容器を着脱可能に装着される画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式による画像形成装置では、トナー容器(トナーカートリッジやトナーボトル)に収納されたトナーを現像装置に対してトナー消費に応じて自動的にトナー供給を行うようにしたものが多く用いられている。そして、このような画像形成装置は、使用済みのトナー容器(以下、「トナーカートリッジ」と称する。)を、ユーザによって容易に交換可能に構成されている。
そして、このようなトナーカートリッジを用いる画像形成装置において、トナーカートリッジの交換を容易にするようにしたものが知られている。
従来技術として、画像形成装置において、装置本体から引出し可能に構成された引出しトレイ(例えば、トナーカートリッジトレイ、消耗品容器支持部)にドラムカートリッジと現像カートリッジ(消耗品容器)を装着した状態において、各々独立して押圧、位置決めする機構を設けるようにしたものが開示されている(特許文献1、特許文献2を参照)。このような構成により、ユーザがドラムカートリッジや現像カートリッジを簡単に交換することできる。
特開2010−266854号公報 特開2010−20261号公報
特許文献1に記載の画像形成装置では、引出しトレイを装置本体から引き出すことで、引出しトレイ上に配置されたドラムカートリッジや現像カートリッジを各々独立して交換可能にしている。
しかしながら、ドラムカートリッジや現像カートリッジ(トナーカートリッジ)等の消耗品容器を交換頻度によって引出しトレイに配置するという構成ではなく、例えば、交換頻度の最も多い消耗品容器が引出しトレイの一番奥に配置されていた場合、引出しトレイ全体を引き出す必要があり、交換作業性に時間を要するという問題があった。
また、特許文献2に記載の画像形成装置では、最初に露出する消耗品は容量が大きく黒色の現像剤を収納するものが記載され、大きさが異なる複数のトナーカートリッジ(消耗品容器)を装着可能な支持部材(消耗品支持部材)を引き出したとき、スペースの無駄を抑制することを可能としている。
しかしながら、大きさが異なる複数のトナーカートリッジを支持部材に装着すると、支持部材自体に無駄なスペースができてしまう。また、大きさが異なることで、トナーカートリッジを生産する成形金型を複数用意しなければならず、生産効率が低下して、延いては、高価なトナーカートリッジをユーザに購入してもらうことになり、ユーザの経費削減に寄与することができないという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、消耗品容器を着脱可能に装着される画像形成装置において、交換頻度の多い消耗品容器を迅速に交換でき、また、消耗品容器から漏れでた消耗品により汚染された支持部材の清掃をも短時間で迅速に行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は、次の通りである。
本発明は、消耗品を収容する消耗品容器(例えば、トナーカートリッジ)が着脱可能に装着される画像形成装置であって、少なくとも1つ以上の前記消耗品容器を画像形成装置に着脱可能に支持する消耗品容器支持部を備え、前記消耗品容器の外観形状を略同形状とし(すなわち、前記消耗品容器を構成する筐体の体積(または、容積)もまた同体積(または、同容積)とし)、前記消耗品容器支持部を、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能(または、ユーザにより引出し可能)に設け、前記消耗品容器支持部が前記画像形成装置から突出して前記消耗品容器支持部に収容された前記消耗品容器が露出した状態になるとき、前記消耗品容器支持部に収容される消耗品容器のうちで消費量の最も多い消耗品が収容される消耗品容器が最初に露出するように設けることを特徴とするものである。
前記消耗品容器の筐体の体積が同体積とは、筐体の外回りの大きさが同じであり、且つ消耗品を収容する筐体内部の体積(容量)も同じであるという旨を含む。
また、本発明は、前記最初に露出する前記消耗品容器内の消耗品を、可視光域における黒色、または無色(透明)を呈するものとすることが好ましい。
また、本発明は、前記最初に露出する前記消耗品容器を、複数の消耗品容器のうちで最も消耗品の収容量が多いものとすることが好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、消耗品を収容する消耗品容器(例えば、トナーカートリッジ)が着脱可能に装着される画像形成装置であって、少なくとも1つ以上の前記消耗品容器を画像形成装置に着脱可能に支持する消耗品容器支持部を備え、前記消耗品容器の外観形状を略同形状とし、前記消耗品容器支持部を、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能(または、ユーザにより引出し可能)に設け、前記消耗品容器支持部が前記画像形成装置から突出して前記消耗品容器支持部に収容された前記消耗品容器が露出した状態になるとき、前記消耗品容器支持部に収容される消耗品容器のうちで消費量の最も多い消耗品が収容される消耗品容器が最初に露出するように設けることで、トナー消費量が多く、且つ、交換頻度が多い消耗品容器の交換を迅速に行うことができ、消耗品容器の交換作業性の向上を図ることができる。
また、前記消耗品容器の外観形状を略同形状とすることで、前記消耗品容器(または、前記消耗品容器の筐体)の生産時に同じ成形金型を使用でき、生産効率が向上して、延いては、低価格の消耗品容器をユーザに提供できる。
また、前記消耗品容器支持部の移動量を最小限にすることができるので、消耗品容器の交換頻度が多いことにより該消耗品容器から漏れでた消耗品による消耗品容器支持部上に飛散した消耗品の汚染の清掃を迅速に行うことができる。これにより、消耗品汚れのない良好な印刷物を入手できる。
さらに、前記消耗品容器支持部の移動量を最小限にすることで、前記消耗品容器支持部の磨耗を抑制することができる。
また、本発明によれば、前記最初に露出する前記消耗品容器内の消耗品を、可視光域における黒色、または無色(透明)を呈するものとすることで、消費量の多い黒色、または無色(透明)の消耗品が収容される消耗品容器の交換を迅速に行うことができる。
ここで、本発明において、消耗品容器支持部が移動した際に最初に露出する消耗品容器に収納された消耗品の色が可視光下における黒色または無色(透明)であることの必要性について説明する。
本発明において、画像形成装置がフルカラー画像形成装置であっても、やはり黒色文字印刷は使用頻度が多い。そのため、黒色トナー(消耗品)の消費量が他のカラートナー(消耗品)よりも多く、延いては黒色トナー用の消耗品容器の交換頻度が最も多くなる。したがって、
消耗品容器支持部を移動した際に最初に露出する消耗品容器が黒色トナー用の消耗品容器である方が、消耗品容器支持部の引き出し量(移動量)が少なくて済むため、消耗品容器の交換作業性の向上を図ることができる。
また、無色(透明)のトナー(消耗品)は、フルカラー画像の光沢性を高めるためのものであり、フルカラー画像の全面に無色透明トナー層を設ける。そのため、光沢性を重要視するグラフィックデザイナー等では、最も無色透明トナーの消費量が多くなる。したがって、消耗品容器支持部を移動した際に最初に露出する消耗品容器が無色(透明)のトナーの消耗品容器である方が、消耗品容器支持部の引き出し量(移動量)が少なくて済むため、消耗品容器の交換作業性の向上を図ることができる。
また、印刷された画像は、可視光域で黒色や無色(透明)を視認できても、近赤外線域や紫外線域では黒色や無色(透明)の視認が劣るため、可視光域での印刷物より大量に濃く黒色や無色(透明)を強調して印刷する必要がある。
したがって、使用される消耗品のうちで黒色や無色(透明)の消耗品の消費量が増大するため、消耗品容器支持部が移動した際に最初に露出する消耗品容器に収納された消耗品を黒色、または無色(透明)の消耗品の消耗品容器とすることで、より一層消耗品容器の交換作業性の向上を図ることができる。
ここで、近赤外光下または紫外線光下で印刷物を閲覧する環境について説明する。
近年、地球温暖化の影響と思われる地球環境の変化は、作物の収穫に多大な影響を及ぼしていると考えられている。ゲリラ豪雨や台風、ハリケーン等の巨大化や頻発化である。
そこで、作物を安定的に生産するため、特に、植物の生育に必要な光合成を屋内で行う研究が盛んに行われている。
例えば、植物は色素体によって光を感じている。色素体には大きく分けてクロロフィル、キサントフィル、フィコビリンの3種類がある。クロロフィルは直接光化学反応を担うのに対し、フィコビリンに吸収された光は、クロロフィルに渡されて初めて光合成に利用される。植物は、主にクロロフィルを色素体として、波長が450nm(青色の光付近)と、700nm(赤色光付近)に鋭い吸収体を持っている。従って、植物の光合成は、青色付近と赤色付近のみが効率的に光合成に利用できる。
また、波長が400nm以下(紫外線)の中の長波長側は、植物の形態を正常にして背を低く、葉を厚くする作用がある。更に、波長が700nm以上(赤外線)はエマーソン効果により、光合成を促進させる効果がある。
以上をまとめると、可視光390nm〜770nmの内、400nm以下(紫外線)の中の長波長側と、700nm以上(近赤外線)とが植物の光合成には必要となる。
これらのことを踏まえ、屋内での植物栽培の研究は、可視光下はもとより、紫外線の長波長環境下、及び赤外線の長波長環境下で行われることになり、研究者はそれらの光の下で研究データをとることになり、当然のことながらそれらの環境下で研究データを見たり、記録したりする場合、非常に見づらいといった問題がある。
よって、見づらい分だけ画像を濃くしたり画像の層厚を厚くするなどし、視認性や指による触感性(指でなぞって画像を認識する意味)を強調して研究データ等を印刷する必要がある。
また、本発明によれば、前記最初に露出する前記消耗品容器を、複数の消耗品容器のうちで最も消耗品の収容量が多いものとすることで、前記消耗品容器の交換回数を抑制でき、交換の手間を低減できる。また、前記消耗品容器の交換回数を少なくすることで、消耗品容器支持部上に飛散する消耗品量も低減できるので、消耗品容器支持部の清掃頻度を抑制できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置を構成する現像装置の構成を断面図で示す説明図である。 前記現像装置に装着される中間ホッパの構造を示す説明図である。 (a)は前記画像形成装置に搭載されるトナーカートリッジの構成を示す説明図、(b)は(a)のA矢視図である。 前記画像形成装置の構成を示す斜視図である。 前記画像形成装置においてトナーカートリッジトレイが移動した状態を示す平面図である。 前記画像形成装置においてトナーカートリッジトレイが装置内に装着された状態を示す平面図である。 (a)は前記トナーカートリッジトレイが移動した状態を示す側面図、(b)は前記トナーカートリッジトレイが装置内に装着された状態を示す側面図である。 前記トナーカートリッジトレイを移動するトナーカートリッジトレイ移動部を備えた変形例の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置におけるトナーカートリッジと装置本体駆動側との連結構造を示す説明図である。 (a)は前記トナーカートリッジと装置本体駆動側とを連結した状態を示す説明図、(b)は(a)のB矢視図である。 前記トナーカートリッジの駆動部の構成を示す説明図である。 前記画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置の変形例の構成を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体の構成を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、表面に静電潜像が形成される感光体ドラム3と、感光体ドラム3表面を帯電させる帯電器(帯電装置)5と、感光体ドラム3表面に静電潜像を形成する露光ユニット(露光装置)1と、感光体ドラム3表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置2と、現像装置2にトナーを補給するトナー補給装置(図示省略)と、感光体ドラム3表面のトナー像を記録媒体に転写する中間転写ベルトユニット(転写装置)8と、トナー像を記録媒体に定着させる定着ユニット(定着装置)12とを備え、トナー補給装置には消耗品情報を記憶する記憶手段を備えた消耗品を収容するトナーカートリッジ(消耗品容器)を着脱可能に装着され、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置100であって、この画像形成装置の特徴的な構成として、本発明に係る画像形成装置の構成を採用したものである。
まず、画像形成装置100の全体構成について説明する。
以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
画像形成装置100は、図1に示すように、外部から伝達された画像データに応じて、所定の用紙(例えば、記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するもので、装置本体110と、自動原稿処理装置120とにより構成されている。
装置本体110は、露光ユニット1、現像装置2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、転写部6、定着ユニット7、給紙カセット81、排紙トレイ91等を有して構成されている。
装置本体110の上部に設けられた画像読取り部90の上側には、原稿が載置される透明ガラスからなるプラテンガラス(原稿載置台)92が設けられ、そのプラテンガラス92の上側には自動原稿処理装置120が取り付けられている。
自動原稿処理装置120は、プラテンガラス92の上に自動で原稿を搬送する。
また、自動原稿処理装置120は、矢印M方向に回動自在に構成され、プラテンガラス92の上を開放することにより原稿を手置きで置くことができるようになっている。
画像形成装置100において扱われる画像データは、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。
従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
また、ブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)以外にも、例えばシアン(C)およびマゼンタ(M)と同一の色相で濃度がより薄い特性をもつライトシアン(LC)およびライトマゼンタ(LM)を加えた6色であっても良い。
これら6色とすることで、より鮮明な高画質のフルカラー画像を得ることができる。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。
露光ユニット1は、外部から入力した画像データまたは原稿から読み取って得られた画像データに応じて、帯電された感光体ドラム3を露光することにより、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム3の表面に形成する画像書込み装置である。露光ユニット1には、レーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって反射されたレーザ光を感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。
現像装置2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(Y,M,C,B)のトナーにより顕像化するものである。
感光体ドラム3は、円筒状を呈し、露光ユニット1の上方に配設され、その表面がクリーナユニット4によりクリーニングされ、クリーニングされた表面が帯電器5により均一に帯電される。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている転写部6は、無端状の中間転写ベルト(無端ベルト)61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、及び中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64は、Y,M,C,Bの各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、及び中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動するように構成されている。
中間転写ベルト61は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成され、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61上に順次重ね合わせて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。
中間転写ローラ64は、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラであって、中間転写ベルト61に対して感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与えるようにされている。詳しくは、中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。
上述したように、各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化されたトナー像は中間転写ベルト61上に積層される。積層された画像情報としてのトナー像は、中間転写ベルト61とともに搬送されて、搬送される用紙と中間転写ベルト61との接触位置(2次転写位置,所定位置)に移動し、この接触位置に配置されている転写ローラ10によって用紙上に転写される。
中間転写ベルト61に付着したトナー、もしくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われずに中間転写ベルト61に残存したトナーは、次工程で形成されるトナー像に対してトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように構成されている。
給紙カセット81は、画像形成に使用する用紙を蓄積しておくためのトレイであり、装置本体110の露光ユニット1の下側に設けられている。また、装置本体110の外側部には、外側より用紙を供給可能な手差し給紙カセット82が設けられている。
この手差し給紙カセット82にも画像形成に使用する用紙を複数枚積載することができる。装置本体110の上方には、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するための排紙トレイ91が設けられている。
また、装置本体110には、給紙カセット81及び手差し給紙カセット82の用紙を転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット81乃至手差し給紙カセット82から排紙トレイ91に到る用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って設けられている。尚、搬送ローラ12bは、用紙を排紙トレイ91に排出する排紙ローラとして機能するため、排紙ローラと称する。
ピックアップローラ11aは、給紙カセット81の端部近傍に備えられ、給紙カセット81から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
ピックアップローラ11bは、手差し給紙カセット82の端部近傍に備えられ、手差し給紙カセット82から用紙を1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端と用紙の先端を合わせるタイミングで用紙を転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、定着ローラ70として1対のヒートローラ71と加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、用紙を挟んで回転搬送するようになっている。
ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、対向して配置されて、ヒートローラ71と加圧ローラ72との圧接箇所には、定着ニップ部が形成されている。
ヒートローラ71は、所定の定着温度となるように制御部(図示せず)によって温度制御される。この制御部は、ヒートローラ71の周囲に設けられたヒートローラ71の温度と検出する図示しない温度検出器(非接触式のサーミスタ)からの検出信号に基づいてヒートローラ71の表面温度が160〜200℃の範囲となるように制御する。
また、ヒートローラ71は、加圧ローラ72とともにトナーを用紙に熱圧着することにより、用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、用紙に対して熱定着させる機能を有している。また、ヒートローラ71には、図1に示すように、ヒートローラ71を外部から定着するための外部定着ベルト73が設けられている。
一方、加圧ローラ72も、ヒートローラ71と同様に円筒状の金属製の芯金の周面に弾性層が設けられて構成されている。そして、ヒートローラ71に対して所定の圧力で当接されるようになっている。
そして、画像形成装置100は、図示しないネットワーク回線(LAN、電話回線等)を介してPC、FAX、およびメーカー、販売先またはリース先等のデータ管理サーバに接続されている。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100を構成する現像装置2の構成について図面を参照して説明する。
図2は本実施形態の画像形成装置を構成する現像装置の構成を断面図で示す説明図、図3は前記現像装置に装着される中間ホッパの構造を示す説明図である。
現像装置2は、図2に示されるように、現像ローラ231、第1および第2トナー搬送ローラ232,233、現像槽234、トナー濃度センサ235、ならびにドクターブレード236を有している。
現像槽234は、現像装置2の外装部を形成するものであり、上部に現像剤であるトナーを導入するためのトナー導入口234aが開口形成されている。また、現像槽234の感光体ドラム3に面する側には、開口部234bが形成されている。現像槽234の内部には、現像ローラ231、第1トナー搬送ローラ232および第2トナー搬送ローラ233が配設されている。
現像ローラ231は、現像槽234に形成された開口部234b付近に設けられており、開口部234bから露出して感光体ドラム3と当接または近接している。この現像ローラ231は、上述した磁気ブラシを形成するためのマグネットローラとなっている。
第1トナー搬送ローラ232および第2トナー搬送ローラ233は、現像槽234の底部側で現像ローラ231と平行になるように配置され、現像槽234内に供給されたトナーをキャリアとともに撹拌しながら現像ローラ231に搬送する。また、現像槽234の底部には、トナー濃度センサ235が設けられている。このトナー濃度センサ235は透磁率センサであり、現像槽234内のトナーとキャリアとの割合を検知する。
また、現像装置2の上方に配設されたトナー補給装置700は、トナーを供給するトナーカートリッジ(消耗品容器)500と、トナーカートリッジ500を配置するトナーカートリッジトレイ400と、トナーカートリッジトレイ400の下方に配置された中間ホッパ600と、中間ホッパ600を介してトナーカートリッジ500から供給されたトナーを現像装置2に導くためのトナー搬送路612と、図示しない第1、第2のモータとを備える。
中間ホッパ600は、図3に示すように、第1および第2搬送スクリュー601,603と、仕切り板607と、補給口611と、圧電センサ216と、トナー補給口(供給口)613とを備える。
第1および第2搬送スクリュー601,603は、トナーカートリッジ500から補給口611に補給された現像剤であるトナーを攪拌して搬送し、供給口613から排出する。
具体的には、第1および第2搬送スクリュー601,603は、攪拌翼605を有し、現像装置2の背面側に配された第2モータ(図示せず)から駆動力が伝達されるギアが取り付けられており、ギアから伝達される駆動力により回転し、トナーを攪拌する。
また、第1および第2搬送スクリュー601,603は、それぞれ同一の形状を有し、それぞれの攪拌翼605は螺旋状に形成されている。このため、第1および第2搬送スクリュー601,603は、回転により1方向にトナーを搬送することができる。第2モータは、第1搬送スクリュー601が回転によりトナーを前面側から背面側に搬送する向きに第1搬送スクリュー601を駆動する。また、第2搬送スクリュー603が回転によりトナーを背面側から前面側に搬送する向きに駆動する。
第1および第2搬送スクリュー601,603の間には、両者の間を仕切る仕切り板607が配設されている。これにより、第1搬送スクリュー601が配されている第1搬送経路615と、第2搬送スクリュー603が配されている第2搬送経路617とが仕切り板607により区画される。
ここで、仕切り板607は、中間ホッパ600の内部を、その長手方向の両端部となる背面側と前面側とを除いて仕切り、第1および第2搬送スクリュー601,603の回転軸方向の両端部を中間ホッパ600の壁面から離間して配置されている。これにより、中間ホッパ600における背面側と前面側とに、第1搬送経路615と第2搬送経路617とを連通する連絡部がそれぞれ形成されている。
したがって、補給口611から補給されたトナーは、第1搬送スクリュー601により第1搬送経路615を前面側から背面側に搬送された後、背面側の連結部を通って第2搬送経路617に送られ、第2搬送スクリュー603により第2搬送経路617を背面側から前面側に搬送される。これにより、中間ホッパ600内のトナーは、第1搬送経路615と第2搬送経路617とを循環する。また、第2搬送経路617に送られたトナーは、供給口613から排出され、トナー搬送路612を経由して現像装置2に供給される。
圧電センサ216は、中間ホッパ600の内壁面のうち底部、ここでは第1搬送経路615の底部に設けられ、外部から加えられる力に応じた電圧を出力する。このため、中間ホッパ600内のトナー量が多くなると、トナーの自重や底部と第1搬送スクリュー601の攪拌翼605との挟まりによって生じる圧力が大きくなり、圧電センサ216に対して外部から加えられる力は大きくなる。逆に、中間ホッパ600内のトナー量が少なくなると、トナーの自重や底部と第1搬送スクリュー601の攪拌翼605との挟まりによって生じる圧力が小さくなり、圧電センサ216に対し外部から加えられる力は小さくなる。したがって、圧電センサ216は、中間ホッパ600内のトナー量に応じた電圧を出力する。
次に、トナーカートリッジ500について図面を参照して説明する。
図4(a)は本実施形態の画像形成装置に搭載されるトナーカートリッジの構成を示す説明図、(b)は(a)のA矢視図である。
トナーカートリッジ500は、図4(a),(b)に示すように、略矩形状断面を有する柱状体で構成され、補給トナーが収容されているトナー収容部502を備えている。
トナー収容部502の底部(図中下側)にトナー補給口503が設けられている。
トナーカートリッジ500の画像形成装置100本体に向けて装着される一端部500aには、消耗品情報が記憶された記憶部(記憶手段)501が設けられている。
記憶部501は、ICチップ(例えば、無線ICタグ、接点式CRUMなどの不揮発性メモリ)、バーコード、QRコード(登録商標)等の2次元コードの何れかを用いて構成されている。本実施形態では、記憶部501には、トナーカートリッジ500に関する情報を格納するEEPROM等を内蔵したデバイス等で構成される不揮発性メモリの接触型CRUMが備えられ、このメモリにはトナーカートリッジの型番、製造箇所、トナー残量(逐次更新される)、新品か否か、などの情報が記憶されている。
記憶部501には、記憶部位置決めボス504が設けられている。この記憶部位置決めボス504は、トナーカートリッジ500を画像形成装置100に装着する際に、記憶部501を画像形成装置100本体側の記憶部用コネクタ(図示省略)に対して位置決めするための位置決め部材である。図中の符号505は接続端子、506は記憶部501をトナーカートリッジ500に取付けるための取付け穴を示す。
次に、本実施形態に係る画像形成装置100の特徴的な構成について図面を参照して詳細に説明する。
図5は本実施形態の画像形成装置の構成を示す斜視図、図6は前記画像形成装置においてトナーカートリッジトレイが移動した状態を示す平面図、図7は前記画像形成装置においてトナーカートリッジトレイが装置内に装着された状態を示す平面図、図8(a)は前記トナーカートリッジトレイが移動した状態を示す側面図、(b)は前記トナーカートリッジトレイが装置内に装着された状態を示す側面図、図9は変形例として前記トナーカートリッジトレイを移動するトナーカートリッジトレイ移動部の構成を示す説明図である。
画像形成装置100は、図5〜図9に示すように、少なくとも1つ以上のトナーカートリッジ(消耗品容器)500を画像形成装置100に着脱可能に支持するトナーカートリッジトレイ(消耗品容器支持部)400を備えている。
画像形成装置100の操作側には、液晶パネルを用いた表示部204、テンキーなどで構成される入力部205が設けられている。
本実施形態では、表示部204に加えて、図5に示すように、画像形成装置100の上部でユーザから視認性が良い位置に、別途第2の表示装置1204が配置されている。第2の表示装置1204は、トナーカートリッジ500にトナーが無くなったときにトナーカートリッジ500の交換を知らせる。
第2の表示装置1204は、液晶パネル等を備えて画像を表示可能な表示部1204a、表示部1204aを回動可能に支持する支持部1204bを備えている。
このように、第2の表示装置1204を画像形成装置100の本体と別体で設けたことで、ユーザにとって視認性が良好になる。また、表示部1204aを回動可能に構成することで、ユーザにとってさらに視認性が良好な方向に向けることができる。
トナーカートリッジトレイ400は、画像形成装置100の操作側を正面とすると、図5,図6に示すように、図中右側の一側面側に出没可能に構成されている。トナーカートリッジトレイ400上には、複数のトナーカートリッジ500が装置内に装着された状態で、各々のトナーカートリッジ500に対応する現像装置2と対向する位置に並設配置される。
具体的には、本実施形態の画像形成装置100においては、フルカラー画像に対応したブラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のカラートナーが収納されたトナーカートリッジ500に加えて、フルカラー画像の光沢性を高めるための無色のトナーが収納されたトナーカートリッジ500が装着されている。
各色に対応したトナーカートリッジ500は、その外観形状を略同形状で形成され、トナーカートリッジ500を構成する筐体の体積(または、容積)もまた同体積(または、同容積)に構成されている。
トナーカートリッジトレイ400上には、図6,図7に示すように、図中左側から右側に向かい、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)、無色の順に5本のトナーカートリッジ500が装着されている。
そして、トナーカートリッジトレイ400は、図6に示すように、画像形成装置100の外側に突出した状態になるときは、最初に無色のトナーが収納されたトナーカートリッジ500が露出して、次に黒色トナー用のトナーカートリッジ500が露出するようになっている。
すなわち、消費量が多いトナー(無色のトナーや黒色トナー)が収納されたトナーカートリッジ500を交換する際には、トナーカートリッジトレイ400を大きく移動すること無く、少ない移動量で、トナーカートリッジ500を露出させて交換可能な状態にすることができる。
ここで無色のトナーと黒色トナーとの違いを説明する。
各トナーの製造方法は、一般的な粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法、エステル伸張法などを用いることができる。無色のトナーと黒色トナーとの大きな違いは、黒色トナーの場合は、その材料に結着樹脂、着色剤、離型剤、荷電制御剤、その他に添加剤等を用いるが、着色剤にカーボンブラックや磁性粉等の黒色着色剤を用いる。しかし、無色トナーの場合は、結着樹脂、離型剤、荷電制御剤、その他に添加剤等を用いる。
また、トナーカートリッジトレイ400には、図5に示すように、突出側端部400aにユーザが手動でトナーカートリッジトレイ400を引き出せるように取手部401が設けられている。
さらに、トナーカートリッジトレイ400には、図6,図7に示すように、トナーカートリッジトレイ400の移動方向に沿った一側面の装置内側端部400b寄りに、トナーカートリッジトレイ抜け止め部402が設けられている。
トナーカートリッジトレイ抜け止め部402は、トナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100の装置本体110から引き出して全てのトナーカートリッジ500を着脱可能な状態に配置したときに、装置本体110内に設けられたストッパ403に当接することで装置本体110から脱落しないようにするものである。
トナーカートリッジトレイ400は、図示しないガイド部に沿って画像形成装置100の装置本体110内への挿脱が可能とされている。
なお、本実施形態では、トナーカートリッジトレイ400を手動で移動操作するように構成しているが、例えば、トナーカートリッジトレイ400を自動で移動操作するようにしたものであってもよい。
以下に、本実施形態の変形例1を示す。
変形例1は、図9に示すように、トナーカートリッジトレイ400を移動するトナーカートリッジトレイ移動部430を設けたものである。
トナーカートリッジトレイ400には、トナーカートリッジトレイ400を移動するトナーカートリッジトレイ移動部430を構成するラック410が設けられている。ラック410は、トナーカートリッジトレイ400の移動方向に沿った一側面に、トナーカートリッジトレイ400が画像形成装置100の装置本体110から出没可能な範囲(距離)に相当する範囲にわたり、移動方向に沿って直線状に歯が形成されている。
さらに、ラック410に隣接して、トナーカートリッジトレイ移動部430を構成する駆動ギア(ピニオンギア)420が設けられている。駆動ギア420は、ラック410と噛み合ってトナーカートリッジトレイ400を移動させるもので、図示しないモータにより駆動制御されている。すなわち、トナーカートリッジトレイ400は、トナーカートリッジトレイ移動部430としてラック410と駆動ギア420とにより移動するように構成されている。
このように構成することで、トナーカートリッジトレイ400を自動で移動操作することができる。
次に、トナーカートリッジトレイ400が装置本体110内に装着された時のトナーカートリッジ500と駆動側の連結構造について図面を参照して説明する。
図10は本実施形態に係る画像形成装置におけるトナーカートリッジと装置本体駆動側との連結構造を示す説明図、図11(a)は前記トナーカートリッジと装置本体駆動側とを連結した状態を示す説明図、(b)は(a)のB矢視図である。
トナーカートリッジ500は、図10に示すように、筐体510と、トナーを搬送するトナー搬送部材520と、回転駆動をトナー搬送部材520に伝達するトナーカートリッジ側カップリング530とを備えている。筐体510の底部には、トナーカートリッジ500から中間ホッパ600にトナーを補給するトナー補給口540が形成されるとともに、トナー補給口540を開閉するトナーカートリッジシャッター550が設けられている。
トナー補給口540は、トナーカートリッジ500がトナーカートリッジトレイ400に装着された状態で、トナーカートリッジトレイ400が装置本体110に挿入されて画像形成位置に装着された時に、中間ホッパ600のトナー供給口(図示省略)と対向するようになっている。
画像形成装置100の装置本体110には、トナーカートリッジ側カップリング530に駆動を伝達する本体側カップリング130を回転自在に支持する本体側カップリング支持部材140が設けられている。
本体側カップリング支持部材140は、図示しない駆動部材によってトナーカートリッジ500に対して接近・離間するように移動可能に構成されている。
本体側カップリング支持部材140には、トナーカートリッジ500が装置本体110内に装着された状態で、トナーカートリッジ500のトナーカートリッジシャッター550に対向する位置にカートリッジシャッター押圧部141が設けられている。
カートリッジシャッター押圧部141は、本体側カップリング支持部材140がトナーカートリッジ500に向かって移動することにより、図11(a)に示すように、トナーカートリッジシャッター550に当接して、トナーカートリッジシャッター550を移動させてトナー補給口540を開口状態にするように構成されている。
カートリッジシャッター押圧部141には、図11(b)に示すように、トナーカートリッジシャッター550を移動させてトナー補給口540を開口状態にする位置で、少なくともトナー補給口540と対向する部分を切り欠いた切欠部142が形成されている。
ここで、トナーカートリッジ側カップリング530と本体側カップリング130との連結動作について説明する。
図12は本実施形態のトナーカートリッジの駆動部の構成を示す説明図である。
本体側カップリング支持部材140の移動は、例えば、トナーカートリッジトレイ400を移動させる駆動ギア420の回転数に基づき、トナーカートリッジトレイ400の移動位置を検出する。
そして、トナーカートリッジトレイ400上に装着されたトナーカートリッジ500のトナーカートリッジ側カップリング530と本体側カップリング130とが対向する位置にきたとき、図11(a)に示すように、本体側カップリング支持部材140をトナーカートリッジ500側に向かって移動させて、トナーカートリッジ側カップリング530と本体側カップリング130とを連結させる。
本体側カップリング130には、図12に示すように、トナーカートリッジ側カップリング530と同じ形状の連結受け穴131が形成されている。この連結受け穴131にトナーカートリッジ側カップリング530を嵌合させることで本体側カップリング130とトナーカートリッジ側カップリング530とが連結される。
なお、本体側カップリング130の軸芯とトナーカートリッジ側カップリング530の軸芯とが合致しないと、連結受け穴131の凹部131aとトナーカートリッジ側カップリング530の凸部530aとが衝突して摩耗損傷する。
トナーカートリッジ側カップリング530は、図12に示すように、嵌合吸収ばね531により本体側カップリング130側に押し付けられることで安定した状態で連結される。
このとき、トナーカートリッジ500のトナーカートリッジシャッター550は、本体側カップリング支持部材140のカートリッジシャッター押圧部141によりトナー補給口540が開口する位置まで移動する。そして、図11(b)に示すように、カートリッジシャッター押圧部141の切欠部142がトナー補給口540と対向する位置に配置される。これにより、トナー補給口540は中間ホッパ600へのトナー供給が可能な状態となる。
トナーカートリッジ500の記憶部501が接触式のCRUMであった場合は、本体側カップリング130のトナーカートリッジ側カップリング530側への移動に合わせて、本体側の図示しない検知部が接触式のCRUM側へ移動し、通信が可能となる。
なお、トナーカートリッジ500の記憶部501が非接触式のICタグの場合は、実質通信距離が30mm程度あるので、本体側の図示しない検知部が非接触式のICタグへ移動する必要はない。
次に、本実施形態の画像形成装置100の特徴的な構成についてブロック図を参照して説明する。
図13は本実施形態の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
画像形成装置100は、図13に示すように、電気的構成として、画像形成装置100の動作を制御する制御部201、記憶部(記憶手段)202、判定部(判定手段)203、表示部204、入力部205、ネットワーク回線を介してPC等とLAN接続等を行う通信部206、画像処理を行う画像処理部208、画像形成を行う画像形成部209、トナー像の定着処理を行う定着部210、スキャナにおいて画像の読み取りを行う読取部207、後処理装置200(図13の周辺機器を指す)の動作を制御する制御部211などを備えている。
制御部201は、表示部204、入力部205、通信部206、読取部207、画像処理部208、画像形成部209、定着部210、トナー濃度センサ235(図2を参照)、とそれぞれ接続され、画像形成装置100全体を制御する。
なお、制御部201が実行するプログラムを記憶する記憶媒体としては、メモリカードに限られず、フレキシブルディスク、光ディスク、ICカード、光カード、マスクROM、EEPROMなどの半導体メモリ等の媒体であってもよい。
通信部206は、制御部201からの指示に従って、接続された外部の機器との間でデータを送受信する。
読取部207は、原稿読取位置まで搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像処理部208に出力する。
画像処理部208は、読取部207から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した後、画像形成部209に出力する。給紙部(図示しない)は、給紙カセット81および手差し給紙カセット82に収納された用紙を画像形成部209に搬送する。
画像形成部209は、データ処理後の画像データに基づいて、給紙部(図示しない)により搬送される用紙に画像を形成する。そして、画像形成部209は、画像を形成した後の用紙を排紙トレイ91上に排出する。
定着部210(図1の定着ユニット7に相当)は、画像形成部209にて用紙上に形成されたトナー画像を溶融させて用紙に定着させる。
トナー濃度センサ235は、例えば透磁率センサであり、現像装置2の底面周辺の単位体積当りのキャリアに含まれる鉄分の透磁率を読み取る。透磁率が大きいほどトナー濃度は小さい。トナー濃度センサ235は、読み取った透磁率を制御部201に出力する。
表示部204は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electoro Luminescence Display)、電気泳動を利用した電子ペーパー等のディスプレイ、プラズマディスプレイ(PDP)、プラズマチューブアレイディスプレイ(PTAD)、電子放出素子を用いたディスプレイ(FED、SED)等の表示装置であり、ユーザに対する設定画面等の指示メニューや取得した画像データに関する情報を含む画面を表示する。
入力部205は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。
なお、入力部205が備える複数のキーは、スイッチを備えたハードキーである。また、入力部205は、キーの一部としてタッチパネルを含んでいても、あるいはタッチパネルそのもので構成されていてもよい。
入力部205がタッチパネルを含む場合、あるいはタッチパネルから構成されている場合、タッチパネルは、表示部204上に設けられる。本実施形態の入力部205は、タッチパネルを含んでいるものとする。なお、指装着型のウェアラブル・インタフェースを用いたジェスチャ入力を用いてもよい。
判定部203は、図示しない検知部により検出された検出結果(トナーの残量)に基づき、トナーカートリッジ500内のトナーが無くなったか否かを判定する。また、図示しない検知部によりトナーカートリッジ500が検出されたか否かの検出結果に基づき、トナーカートリッジ500が装着されたか否かを判定する。また、図示しない検知部によりトナーカートリッジトレイ400が検出されたか否かの検出結果に基づき、トナーカートリッジトレイ400が装着されたか否かを判定する。
次に、本実施形態の画像形成装置100におけるトナーカートリッジ500を交換、装着する時の操作について図面を参照して説明する。
画像形成装置100において、トナーカートリッジ500を交換(または装着)する場合は、図6,図8(a)に示すように、トナーカートリッジトレイ400を自動または手動で画像形成装置100の内側から外側に突出させる。
このとき、トナーカートリッジトレイ400は、画像形成装置100の外側に突出して露出され、トナーカートリッジトレイ400内に収容されたトナーカートリッジ500が交換可能な状態となる。
具体的には、画像形成装置100においては、トナーカートリッジ500の交換は、消費量の多いトナーのトナーカートリッジ500、すなわち、黒色トナー用のトナーカートリッジ500の交換頻度が多くなる。また、光沢性を重要視するグラフィックデザイナー等では、最も無色透明トナーの消費量が多くなるため、無色のトナーのトナーカートリッジ500の交換頻度が最も多くなる。
本実施形態では、トナーカートリッジトレイ400は、図6に示すように、画像形成装置100の外側に突出した状態になるときは、最初に無色のトナーが収納されたトナーカートリッジ500が露出して、次に黒色トナー用のトナーカートリッジ500が露出するようになっている。
これにより、無色のトナーや黒色トナー用のトナーカートリッジ500を交換する場合は、トナーカートリッジトレイ400を大きく移動すること無く、少ない移動量で、トナーカートリッジ500を交換可能な状態にすることができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、カラー画像を形成するトナーや無色のトナーが収納されたトナーカートリッジ500を着脱可能に装着される画像形成装置100において、少なくとも1つ以上のトナーカートリッジ500を画像形成装置100に着脱可能に支持するトナーカートリッジトレイ400を備えて、前記消耗品容器の外観形状を略同形状とし、トナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100本体内部から外側へ移動可能に設け、トナーカートリッジトレイ400が画像形成装置100から突出してトナーカートリッジトレイ400に収容されたトナーカートリッジ500を露出した状態にするとき、トナーカートリッジトレイ400に収容されるトナーカートリッジ500のうちで無色のトナーが収納されたトナーカートリッジ500が最初に露出するように設け、次に黒色トナー用のトナーカートリッジ500を露出するように設けたことで、トナー消費量が多く、且つ、交換頻度が多いトナーのトナーカートリッジ500の交換を迅速に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、トナーカートリッジトレイ400の移動量を最小限にすることができるので、トナーカートリッジ500の交換頻度が多いことにより該トナーカートリッジ500から漏れでたトナーによるトナーカートリッジトレイ400上に飛散したトナーの汚染の清掃を迅速に行うことができる。これにより、トナー汚れのない良好な印刷物を入手できる。
さらに、トナーカートリッジトレイ400の移動量を最小限にすることができるので、トナーカートリッジトレイ400やその移動に係る部材の磨耗を抑制することができる。
なお、上述した実施形態や変形例では、トナーカートリッジトレイ400を画像形成装置100の一側面側に出没可能に構成しているが、本発明は、トナーカートリッジトレイ400を移動する構成をこれに限定するものではなく、例えば、変形例2として、図14に示すように、トナーカートリッジトレイ400を操作側(装置前面側)に突出移動するようにしたものであってもよい。
このように構成することで、トナーカートリッジ交換をユーザが正面で行うことができるので、作業性の向上を図るとともに、トナーカートリッジ交換作業終了後のトナーカートリッジトレイ400の誤操作を防止することができる。
また、上述した実施形態や変形例では、複数のトナーカートリッジ500を装着可能な画像形成装置100に適用した例について説明したが、感光体や帯電装置、現像装置等を一体的に構成したカートリッジユニットを交換可能な画像形成装置であれば、上述したような構成の画像形成装置に限定されるものではなく、その他の構成を備える画像形成装置にも展開が可能である。
以上のように、本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100,1100 画像形成装置
110 装置本体
400 トナーカートリッジトレイ(消耗品容器支持部)
401 取手部
430 トナーカートリッジトレイ移動部
500 トナーカートリッジ(消耗品容器)
600 中間ホッパ
700 トナー補給装置

Claims (3)

  1. 消耗品を収容する消耗品容器が着脱可能に装着される画像形成装置であって、
    少なくとも1つ以上の前記消耗品容器を画像形成装置に着脱可能に支持する消耗品容器支持部を備え、
    前記消耗品容器は、その外観形状を略同形状とし、
    前記消耗品容器支持部は、前記画像形成装置内部から外側へ移動可能に設けられ、
    前記消耗品容器支持部が前記画像形成装置から突出して前記消耗品容器支持部に収容された前記消耗品容器が露出した状態になるとき、前記消耗品容器支持部に収容される消耗品容器のうちで消費量の最も多い消耗品が収容される消耗品容器が最初に露出するように設けられることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記最初に露出する前記消耗品容器内の消耗品は、可視光域における黒色、または無色を呈することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記最初に露出する前記消耗品容器は、複数の消耗品容器のうちで最も消耗品の収容量が多いことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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