JP2013167533A - 巻尺用ベルトクリップ - Google Patents

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Abstract

【目的】 ベルトクリップ本来の機能に加え、安全に外部のフック部材にも係着できるようにして、ベルトに設けられているカラビナ(茄子環やDフックなど)にも巻尺をコンパクトに掛けることができる巻尺用ベルトクリップを提供できるようにすることにある。
【解決手段】 ベルトクリップを、本来のクリップ形態にしておくときは、アーム部703b上の移動体703aをほぼ基部に位置させて移動体703aの凸部703cをベース体702における係合体705の凹部705a内に挿入して係合させ、外部のフック部材に係着できる係着具形態にする場合は、移動体703aをアーム部703b上の先端704方向に移動してベース体702における係合体705の凹部705a内より凸部703cを出して係合を解除することによりアーム部703bすなわち可動クリップ体703を係着具形態に変化できるようにした。
【選択図】 図10

Description

本発明は、巻尺のケースを作業者のベルトに係着する際に用いられる巻尺用ベルトクリップに関し、より詳しくは、外部のフックにも対応可能なベルトクリップに関する。
従来、巻尺用ベルトクリップは、図19中の(a)図に示すように、巻尺のケースに取り付けられ、ヘアピン状に形成したプレート体10の同プレート間に作業者が装着するベルト11を挿嵌できるようになっていて、例えば、測定作業中に巻尺を一時保持する時や移動のため携帯する際には、該プレート体10をベルト11に係着することによって同巻尺を作業者が装着するベルト11に保持させることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、該巻尺用ベルトクリップは、図19中の(b)図に示すように、滑り防止や落下衝撃の緩和やデザイン性の向上などを目的に、巻尺のケース12に固定的や着脱可能に構成されたカバー13上にも取り付けられる場合もある。
図19中の(b)図は、巻尺のケース12に固定的に設けたカバー13を示している。
そして、最近では巻尺以外にもベルトに係着できるように構成された工具が格段に増えていることから、ベルトもこれに対応すべく多くの工具を携帯できるようベルトにカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具を多数並設するタイプに変わってきており、このため、巻尺をベルトクリップによってベルトの係脱し易い位置に係着することができなくなった。
したがって、巻尺をベルトに保持させる場合は、止むを得ず巻尺に有する手首に掛けて用いる手下げ用ストラップ(例えば、特許文献2参照)を同ベルトのカラビナ(茄子環やDフックなど)に掛けて保持する場合があった。
上記のように、手下げ用ストラップをカラビナ(茄子環やDフックなど)に掛けて巻尺を保持した場合は、巻尺が作業者の太もも付近まで垂れ下がってしまうため、歩行の際や腰を落とした低い姿勢で行う作業の際に同巻尺が非常に邪魔になっていて、これにより、作業に集中できない恐れや、2次災害が生じる恐れがあるといった問題が生じていた。
登録実用新案第3138286号公報(第1〜5頁、図1〜3) 特開2001−174201号公報(第1〜4頁、図5)
本発明の目的とするところは、ベルトクリップ本来の機能に加え、安全に外部のフック部材にも係着できるようにして、ベルトに設けられているカラビナ(茄子環やDフックなど)にも巻尺をコンパクトに掛けることができる巻尺用ベルトクリップを提供できるようにすることにある。
また、該ベルトクリップを備え、ケースに着脱自在に構成された巻尺用カバーを提供できるようにすることにある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る巻尺用ベルトクリップは、巻尺のケース乃至同ケースに装着したカバーに取り付けられ、該ケースを作業者のベルトに係着する際に用いられる巻尺用ベルトクリップにおいて、該ベルトクリップが、前記ケース乃至前記カバーに固定されるベース体と、該ベース体が固定されたとき、ベース体に支持され少なくとも被固定体との間に前記ベルトが入る空間を形成するクリップ形態、また、外部のフック部材に係着する係着具形態に変化できる可動クリップ体とからなり、該可動クリップ体は、少なくとも初期位置のクリップ形態にしているときにはベルトクリップに有するクリップ形態維持手段により同クリップ形態に維持され、且つ、クリップ形態維持手段による維持を解除することによって係着具形態に変化させることができるように構成してなることを特徴とするものである。
また、被固定体とは、巻尺のケース乃至同ケースに装着したカバーである。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第1態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部たる例えば回転軸を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、該可動クリップ体を少なくともクリップ形態にしているときは、自己に有する弾性によってベース体に係合するように構成したことを特徴とするものである。
また、前記可動クリップ体のベース体への係合は、自己の弾性により、自動でベース体の係合部内の適正位置に治まるようにするのが好ましい。
また、前記可動クリップ体が係着具形態に変化した後、自己の弾性を利用して係着具形態を維持できるようにしてもよい。
また、前記ベース体と可動クリップ体のうち少なくとも可動クリップ体に弾性を持たせて、この弾性により可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間可能にし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるように構成するのがよい。
また、前記可動クリップ体は、平面視において略U字状やリング状に形成した線状体のものが適するが、他形状のものであってもよい。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第2態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部たる例えば回転軸を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、該可動クリップ体には基部と先端の間を移動可能な操作体が設けられ、該操作体を基部寄りに位置させると、可動クリップ体の一部がベース体と係合して同可動クリップ体がロックされ、また、操作体を先端寄りに位置させると、可動クリップ体とベース体との係合が解除されるように構成したことを特徴とするものである。
また、前記ロックは、可動クリップ体の一部をベース体の係合部内に入れてベース体とロックさせ、また、操作体を先端寄りに位置させることでベース体の係合部内に入っている可動クリップ体の一部を出してベース体とのロックを解除できるようにするのが適する。
また、前記可動クリップ体における所定の部位に弾性を持たせ、この弾性により、可動クリップ体とベース体とのロック状態を操作体によって解除すると、弾性復元力によりベース体の係合部内に入っている可動クリップ体の一部が自動で出るようにしてもよい。
また、前記ベース体と可動クリップ体のうち少なくとも可動クリップ体に弾性を持たせて、この弾性により可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間可能にし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるように構成するのがよい。
また、前記可動クリップ体は、平面視において略U字状やリング状に形成した線状体のものが適するが、他形状のものであってもよい。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第3態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部たる例えば回転軸を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、少なくともクリップ形態から係着具形態に変化させるときは、同変化方向に一定以上の力を加えて動かさなければならないように構成したことを特徴とするものである。
具体的には、可動クリップ体がクリップ形態になっているとき、一端がベース体に接続された板ばねの遊端寄りを該可動クリップ体の一部に略接触させておき、該可動クリップ体を係着具形態に変化させるときは、該板ばねの弾発復元力よりも大なる力で動かさなければクリップ形態が解除できないようにすればよい。
また、可動クリップ体を係着具形態に変化させたとき、上記板ばねによって係着具形態が維持され、そして、クリップ形態に変化させるときは、該板ばねの弾発復元力よりも大なる力で動かさなければクリップ形態が解除できないようにしてもよい。
また、板ばねと可動クリップ体との接触は、平面接触にすることによって可動クリップ体の保持をしっかりとできる。
また、前記ベース体と可動クリップ体のうち少なくとも可動クリップ体に弾性を持たせて、この弾性により可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間可能にし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるように構成するのがよい。
また、前記可動クリップ体は、平面視において略U字状やリング状に形成した線状体のものが適するが、他形状のものであってもよい。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第4態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部たる例えば回転軸を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、ベース体に設けた可動係合体を操作することにより、該可動クリップ体を少なくともクリップ形態にロックできるように構成したことを特徴とするものである。
また、前記可動係合体は、ケース面に対しほぼ平行に回動可能に、また、ほぼ平行に直線移動可能に設けるのがよい。
また、前記ベース体と可動クリップ体のうち少なくとも可動クリップ体に弾性を持たせて、この弾性により可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間可能にし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるように構成するのがよい。
また、前記可動クリップ体は、平面視において略U字状やリング状に形成した線状体のものが適するが、他形状のものであってもよい。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第5態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に、被固定体の上下方向にスライド移動可能に支持され、該可動クリップ体を被固定体の下方向にスライド移動して本体の大半をベース体の支持部よりも下方に移動させたときクリップ形態になり、また、可動クリップ体を被固定体の上方向にスライド移動して本体の大半をベース体の支持部よりも上方に移動させたとき係着具形態になるように構成したことを特徴とするものである。
前記被固定体の上下方向とは、巻尺のケース内に収容される測定テープの引き出し方向と略直交する方向であって、該測定テープの出入り口が設けられている部位がケースの下方となり、そして被固定体の下方となる。
また、上記可動クリップ体の係着具形態とは、ベース体の支持部よりも上方に移動した可動クリップ体の一部が、被固定体よりも突出して同突出する部位が外部のフック部材に係着可能になった状態である。
可動クリップ体は、クリップ形態また係着具形態にしたとき、少なくともクリップ形態にしたときには同クリップ形態を維持できるようにしておくのが普通であり、例えば、ベルトクリップ(ベース体/可動クリップ体)に自動や手動によるロック機構を設けて、可動クリップ体を被固定体の下方向にスライド移動して本体の大半をベース体の支持部よりも下方に移動、すなわち、ベース体の支持部より突出させてクリップ形態にしたときに前記ロック機構によってロックし、同クリップ形態を維持できるようにする。
また、可動クリップ体を被固定体の下方向にスライド移動して本体の大半をベース体の支持部よりも下方に移動、すなわち、ベース体の支持部より突出させてクリップ形態に変化させるとき、可動クリップ体の一部がベース体の支持部に徐々に食い込んでロックするように構成(例えば、締まり嵌め構造などを利用)する。
すなわち、可動クリップ体の一部がベース体の支持部に食い込むことによって同可動クリップ体のスライド移動が抑制されてロックし、同クリップ形態を維持できるようにする。
そして、可動クリップ体は金属や樹脂などの線状材やプレート材(薄板)から形成し、且つ、可動クリップ体をクリップ形態にしているときは、少なくとも同可動クリップ体と被固定体面との間に、巻尺の携帯者たる作業者のベルトを入れることのできる空間が形成されるようにする。
また、作業者のベルトを、可動クリップ体の先端側より同可動クリップ体とケース面との間に入れ易くするために、素材の性質による弾性によって可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間できるようにし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるようにするのがよい。
可動クリップ体の形状は特に限定するものではないが、特に線状材を用いて形成する場合は、平面視においてリング状に形成することによってベース体にスライド移動可能に支持し易くできる。
ベース体は、例えば、金属/樹脂/天然ゴム/合成ゴム/シリコーン/エラストマなどから形成し、また、同ベース体を被固定体(巻尺のケース上やケースに固定的に設けられたカバー上やケースに装着された同ケース着脱自在のカバー上)に固定する際は、巻尺における左右の半ケースを固定して巻尺ケースを形成する際に用いる固定用ねじを用いればよい。
そして、可動クリップ体の一部がベース体の支持部に食い込むことによって同可動クリップ体のスライド移動が抑制されてロックし、同クリップ形態を維持できるようにする場合は、少なくともベース体の支持部を、天然ゴム/合成ゴム/シリコーン/エラストマなどから形成するのがよい。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第6態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に、被固定体面と略並行に一方向乃至両方向に回転移動可能に支持され、該可動クリップ体の先端を被固定体の下方に向けたときにクリップ形態になり、また、同先端を被固定体の上方に向けたときに係着具形態になるように構成したことを特徴とするものである。
上記被固定体の上下方向とは、被固定体たる巻尺のケース内に収容する測定テープの引き出し方向と略直交する方向で、該測定テープの出入り口が設けられている部位がケースの下方となり、そして被固定体の下方となる。
また、可動クリップ体の係着具形態とは、先端を被固定体の上方に向けた可動クリップ体の一部が、被固定体(巻尺のケースや同ケースに装着したカバー)よりも突出して同突出する部位が外部のフック部材に係着可能になった状態である。
そして、可動クリップ体は、少なくとも初期位置のクリップ形態にしているときにはベルトクリップに有するクリップ形態維持手段により同クリップ形態に維持できるようにしておく。
また、該クリップ形態維持手段は、本ベルトクリップを設ける被固定体(巻尺のケースや同ケースに装着したカバー)の形態によりベルトクリップ形状などが変化するため、可動クリップ体のクリップ形態を維持するための維持手段(機構など)は、公知の技術を選定して用いればよいが、その一例を以下に説明する。
例えば、ベース体に設けた凸部に、全体または所定の部位を弾性素材で形成してなる可動クリップ体に設けた凹部を嵌め、該可動クリップ体を係着具形態にするとき、該可動クリップ体の凹部をベース体の凸部から強制的に脱出させ、またクリップ形態に戻した際に可動クリップ体の凹部がベース体の凸部に嵌ることができるような構造にする。すなわち、可動クリップ体の維持を所定の力で強制解除できるようにする。
勿論、ベルトクリップ(ベース体/可動クリップ体)に自動や手動による機械的なロック機構を設けて、可動クリップ体をクリップ形態に維持できるようにしてもよい。
また、可動クリップ体に凸部を、ベース体に凹部を形成して、可動クリップ体の凸部を板ばねなどの外部の段発部材によって弾設し、可動クリップ体を係着具形態にするために回転移動した際、該可動クリップ体の凸部をベース体の凹部から強制的に脱出させ、またクリップ形態に戻した際に可動クリップ体の凸部がベース体の凹部に嵌ることができるようにしてもよい。
また、可動クリップ体を係着具形態にしたとき、該可動クリップ体を係着具形態に維持できるようにしてもよく、該維持方法においても、可動クリップ体を同クリップ形態に維持する上述の方法を用いてもよい。
そして、可動クリップ体は金属や樹脂などの線状材やプレート材(薄板)から形成し、且つ、可動クリップ体をクリップ形態にしているときは、少なくとも同可動クリップ体と被固定体面との間に、巻尺の携帯者たる作業者のベルトを入れることのできる空間が形成されるようにする。
また、作業者のベルトを、可動クリップ体の先端側より同可動クリップ体とカバー面との間に入れ易くするために、素材の性質による弾性によって可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間できるようにし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるようにするのがよい。
ベース体は、例えば、金属や樹脂などから形成し、また、同ベース体を被固定体(巻尺のケース上やケースに固定的に設けられたカバー上やケースに装着された同ケース着脱自在のカバー上)に固定する際は、巻尺における左右の半ケースを固定して巻尺ケースを形成する際に用いる固定用ねじを用いればよい。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第7態様は、前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部たる例えば回転軸を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、該可動クリップ体には基部と先端の間を移動可能な移動体が設けられ、該移動体を基部寄りに位置させると、移動体がベース体と係合して同可動クリップ体がロックされ、また、移動体を先端方向に移動させると、該移動体とベース体との係合が解除されるように構成したことを特徴とするものである。
また、前記可動クリップ体を係着具形態に変化させた後、同可動クリップ体の先端方向に移動している移動体を基部寄りに移動すると、移動体がベース体と係合して同可動クリップ体がロックされ、また、移動体を先端方向に移動させると、該移動体とベース体との係合が解除されるように構成してもよい。
また、前記移動体とベース体の係合体との係合は、具体的には、いずれか一方に形成した凸部が他方に形成した凹部内もしくは通孔内に挿入されることによりなされるようにすればよい。
また、上記挿入を、所定の外力を加えて行われるようにしてもよい。
そして、ベース体における移動体との係合部を、係合形態に合わせて専用に設けてもよい。
また、前記ベース体と可動クリップ体のうち少なくとも可動クリップ体に弾性を持たせて、この弾性により可動クリップ体の先端と被固定体面との間が外力によって離間可能にし、且つ、弾性復元力によって初期位置に復帰できるように構成するのがよい。
また、前記可動クリップ体は、平面視において略U字状やリング状に形成した線状体のものが適するが、他形状のものであってもよい。
また、本発明の巻尺用ベルトクリップの第8態様は、巻尺のケース乃至同ケースに装着したカバーに取り付けられ、該ケースを作業者のベルトに係着する際に用いられる巻尺用ベルトクリップにおいて、前記ケース乃至前記カバーに固定されるベース体と、該ベース体が固定されたとき、該ベース体に接続され少なくとも被固定体との間に前記ベルトが入る空間を形成するベルト用クリップ体と、ベース体乃至ベルト用クリップ体に支持され外部のフック部材に係着するフック用クリップ体を備えてなることを特徴とするものである。
また、前記フック用クリップ体が、ベース体乃至ベルト用クリップ体に支持される被支持部たる例えば回転軸を中心にベルト用クリップ体の垂直方向に回動でき、使用の際は、畳まれている未使用時の位置からベルト用クリップ体の略上方に引き起こして用いるようにするのがよい。
また、前記フック用クリップ体を、未使用時において畳まれた位置から不用意に動かないよう同動きを制限したり、使用時の位置から不用意に動かないよう同動きを制限してもよい。
また、前記フック用クリップ体は、平面視において略U字状やリング状に形成した線状体のものが適するが、他形状のものであってもよい。
また、巻尺のケースに着脱可能に構成された巻尺用カバーに、上述の巻尺用ベルトクリップにおける第1態様乃至第8態様のいずれか1つを設けてもよい。
これにより、作業者のベルトにのみ係着できる従来のベルトクリップを備える巻尺から同ベルトクリップを取り外して該巻尺用カバーを装着すれば、同巻尺を容易にベルトクリップを備えるものにすることができる。
本巻尺用カバーは、少なくとも1箇所に設けられた開口から、巻尺の本体たるケースを同カバー内の空間部に入れられるようになっている。
そして、素材の性質や形状などにより、巻尺のケースに被着しただけで同ケース装着状態を維持できるようになっているものや、カバーを巻尺のケースに被着した後、ケースの組み立てに用いられているねじを利用して該カバーをケースに固定して同ケース装着状態を維持できるようにしているものがある。
巻尺用カバーに用いられる素材の一例を示すと、一般的にはエラストマやゴム(合成/天然)などの弾性素材が多く用いられている。勿論、該素材に限定されるものではない。
本発明の巻尺用ベルトクリップによれば、同ベルトクリップの可動クリップ体を、巻尺の携帯者たる作業者のベルトに係着するためのクリップ形態と、ベルトに備えるカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具に掛着するための係着具形態に、必要に応じて簡単に変化させることができる。
これにより、巻尺をカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具を備えるベルトに係着する場合は、クリップ形態にしている可動クリップ体を係着具形態に変化させることによって同可動クリップ体がベルトのカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具に掛けるのに適した形状になり、そして、この係着具形態に変化した可動クリップ体をベルトのカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具に掛けることで巻尺をしっかりと作業者のベルトに保持させることができる。
また、カラビナ(茄子環やDフックなど)に保持した巻尺は必要以上に垂れ下がらないのでコンパクトに吊り下げておくことができ、これにより、歩行の際や腰を落とした低い姿勢で行う作業の際にも同巻尺が大きく揺動したり床面上を引きずることもまずなく、作業に集中することができる。
そして、本発明の巻尺用ベルトクリップを備える巻尺用カバーによれば、該カバーを装着しようとする巻尺に備える一般的なベルトクリップ(作業者のベルトにのみ係着できるもの)を取り外し、同カバーを巻尺に装着(被せる)することで、今まで作業者のベルトにしか係着できなかったものを、作業者のベルトと共にカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具にも係着することができるようになる。
また、形状や使用形態などによってベルトクリップを備えない巻尺にも本巻尺用カバーを装着することで、該巻尺を、容易にベルトクリップを備える巻尺にすることができる。
本発明に係る第1態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 本発明に係る第2態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 本発明に係る第3態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 第3態様のベルトクリップの一部拡大断面図。 本発明に係る第4態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 第4態様のベルトクリップにおける他の形態例を示した斜視図。 本発明に係る第5態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 本発明に係る第6態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 第6態様のベルトクリップの一部拡大断面図。 本発明に係る第7態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 第7態様のベルトクリップにおける他の形態例を示した斜視図。 第7態様のベルトクリップの使用状態を示す図。 第7態様のベルトクリップの使用状態を示す図。 本発明に係る第8態様のベルトクリップを設けた巻尺を示す斜視図。 第8態様のベルトクリップの一部拡大図。 第8態様のベルトクリップの使用状態を示す図 本発明に係る巻尺用カバーを示す斜視図。 本発明に係る巻尺用カバーを示す斜視図。 従来のベルトクリップを設けている巻尺を示す斜視図。
以下、本発明に係る巻尺用ベルトクリップを、添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
また、第5態様から第8態様(図7から図16)に示した巻尺のケースは、同ケースにカバー(例えば、滑り止め効果を有する素材からなるもの)を固定的に設けたものである。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第1態様は、図1中の(a)に示すように、巻尺のケース101に固定されるベース体102と、ベース体102に回動できるように設けた可動クリップ体103からなっている。
ベース体102は、例えば金属加工品や樹脂成型品等からなっていて、ケース101上に同ケース101を固定するための雄ねじ104によって固定している。
可動クリップ体103は、例えば弾性を有する金属や樹脂等の線状体からなっていて、図1中の(a)に示した初期位置にあってクリップ形態になっているとき、可動クリップ体103のアーム部103aがベース体102の係合部たる凹所105に係合している。
そして、ベース体102の凹所105に係合している可動クリップ体103のアーム部103aは、可動クリップ体103に有する弾性により凹所105内の適正位置に維持されるようにしている。
また、可動クリップ体103は、回転軸107がベース体102の軸受106に支持されていて、この回転軸107を中心にアーム部103aをケース101面の垂直方向に回動することにより、図1中の(b)に示すように、可動クリップ体103を図1中の(a)のクリップ形態の状態からほぼ180度回動した係着具形態に変化できるようにしている。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第1態様の作用について説明する。
先ず、図1中の(a)に示すように、ベース体102の凹所105に係合している可動クリップ体103のアーム部103aにおける凹所105に係合している部位の近傍を、同外方よりアーム部103aの凹所105内への弾性復元力に抗して図中の矢印A、A方向に押し込んで、可動クリップ体103のアーム部103aとベース体102の凹所105との係合を解除する。
次いで、ベース体102の凹所105との係合を解除した可動クリップ体103のアーム部103aを図中の矢印B方向に引き起こし、ほぼ180度回動させる。
そうすると、図1中の(b)に示すように、ベルトクリップの可動クリップ体103を外部のフック部材への係着に適する係着具形態に変化できる。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第2態様は、図2中の(a)に示すように、巻尺のケース201に固定されるベース体202と、ベース体202に回動できるように設けた可動クリップ体203からなっていて、さらに可動クリップ体203には、同可動クリップ体203の基部と先端208の間をスライド移動できる操作体たるスライダ203bを設けている。
ベース体202は、例えば金属加工品や樹脂成型品等からなっていて、ケース201上に同ケース201を固定するための雄ねじ204によって固定している。
可動クリップ体203は、例えば弾性を有する金属や樹脂等の線状体からなっていて、図2中の(a)に示した初期位置にあってクリップ形態にしているときは、可動クリップ体203のアーム部203a上における基部寄りでかつベース体202の凹所205を境に可動クリップ体203の先端208側に位置するスライダ203bにより可動クリップ体203のアーム部203aを、同可動クリップ体203の弾性復元力に抗してベース体202の係合部たる凹所205内に強制的に押し込んで同アーム部203aを凹所205に係合させている。
そして、アーム部203a上における基部寄りに位置するスライダ203bを同アーム部203a上の先端寄りに移動することにより、ベース体202の凹所205内に強制的に押し込んでいた可動クリップ体203のアーム部203aが、同可動クリップ体203の弾性復元力によって凹所205内より出て同アーム部203aと凹所205との係合が解除されるようにしている。
また、可動クリップ体203は、回転軸207がベース体202の軸受206に支持されていて、この回転軸207を中心にアーム部203aをケース201面の垂直方向に回動することにより、図2中の(b)に示すように、可動クリップ体203を図2中の(a)のクリップ形態の状態からほぼ180度回動した係着具形態に変化できるようにしている。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第2態様の作用について説明する。
先ず、図2中の(a)に示すように、可動クリップ体203におけるアーム部203aの基部寄りに位置するスライダ203bを、図中の矢印A方向にスライドして同アーム部203aの先端208寄りに移動する。
そうすると、可動クリップ体203のアーム部203aにおけるベース体202の凹所205に係合している部位(同アーム部203aの一部位)が、可動クリップ体203の弾性復元力によって図中の矢印B、B方向に移動してこの凹所205内より出て、可動クリップ体203のアーム部203aとベース体202の凹所205との係合が解除される。
次いで、図2中の(b)に示すように、ベース体202の凹所205との係合を解除した可動クリップ体203のアーム部203aを図中の矢印C方向に引き起こし、ほぼ180度回動させる。
そうすると、図2中の(b)に示すように、ベルトクリップの可動クリップ体203を外部のフック部材への係着に適する係着具形態に変化できる。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第3態様は、図3中の(a)に示すように、巻尺のケース301に固定されるベース体302と、ベース体302に対して回動できるように設けた可動クリップ体303からなっている。
ベース体302は、例えば金属加工品や樹脂成型品などからなっていて、ケース301上に同ケース301を固定するための雄ねじ304によって固定している。
可動クリップ体303は、例えば弾性を有する金属や樹脂などの線状体からなっていて、かつベース体302の軸受305と板ばね306によって支持されている。
そして、可動クリップ体303が図3中の(a)に示した初期位置にあってクリップ形態になっているときは、可動クリップ体303の回転軸303cとなる部位に設けている接触面部303aが(図4中の(a)を参照)、ベース体302における板ばね306の遊端部寄りに設けている接触面部306aに接触している。
また、可動クリップ体303が図3中の(b)に示した係着具形態になっているときは、可動クリップ体303の回転軸303cとなる部位に設けている接触面部303bが(図4中の(c)を参照)、ベース体302における板ばね306の遊端部寄りに設けている接触面部306aに接触している。
前記可動クリップ体303の接触面部303a、303bおよび前記ベース体302における板ばね306の接触面部306aはそれぞれを平面にしてあり、可動クリップ体303の接触面部303aまたは接触面303bとベース体302における板ばね306の接触面部306aの接触状態を安定して維持できるようにして、可動クリップ体303をクリップ形態または係着具形態にしたときにそれぞれの状態を一定レベルまで保持できるようにしている。
そして、可動クリップ体303は、ベース体302の軸受305と板ばね306によって支持される前記接触面部303a、303bを設けている回転軸303e(図4中の(a)を参照)を中心にケース301面の垂直方向(図3中の(a)に示す矢印A方向)に回動することにより、可動クリップ体303を図3中の(a)のクリップ形態の状態からほぼ180度回動した図3中の(b)の係着具形態に変化できるようにしている。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第3態様の作用について説明する。
本発明のベルトクリップは、可動クリップ体303を一定以上の力でケース301面の垂直方向(図3中の(a)に示す矢印A方向)に回動させることで、図3中の(a)のクリップ形態から図3中の(b)に示した外部のフック部材に係着できる係着具形態、またこの逆の係着具形態からクリップ形態に変化させることができる。
図4にて上記変化におけるクリップ形態から係着具形態に変化させる場合を説明するが、この図4は、可動クリップ体303の接触面部303a、303bとベース体302における板ばね306の接触面部306aにおける接触状態を拡大して示した図である。
先ず、図4中の(a)可動クリップ体303の接触面部303aとベース体302における板ばね306の接触面部306aが平面接触していることで初期位置のクリップ形態に保持されている同可動クリップ体303を、板ばね306の抗力よりも大なる力でケース301面の垂直方向(図中の矢印方向)に回動させる(図4中の(a))。
そうすると、可動クリップ体303の接触面部303aを設けている回転軸303cが所定方向に回転して、可動クリップ体303の接触面部303aとベース体302における板ばね306の接触面部306aとの平面接触状態が強制的に解除され、かつこの解除によって板ばね306は図中において下方に押し退けられる(図4中の(b))。
そして、可動クリップ体303をクリップ形態の状態からほぼ180度回動して係着具形態に変化すると、下方に押し退けられた板ばね306が初期位置に復帰し、可動クリップ体303の接触面部303bとベース体302における板ばね306の接触面部306aが平面接触して可動クリップ体303を係着具形態に保持する(図4中の(c))。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第4態様は、図5中の(a)に示すように、巻尺のケース401に固定されるベース体402と、ベース体402に対して回動できるように設けた可動クリップ体403からなっていて、またベース体402には、初期位置のクリップ形態にしている可動クリップ体403を同クリップ形態にロックできる可動係合体たるロック用アーム404を設けている。
ベース体402は、例えば金属加工品や樹脂成型品等からなっていて、ケース401上に同ケース401を固定するための雄ねじ405によって固定している。
また、ベース体402に設けているロック用アーム404は、このロック用アーム404に接続する回転軸404aによりこの回転軸404aを中心にケース401面とほぼ平行に回動(もしくは回転)できるようにしている。
前記可動クリップ体403は、例えば金属や樹脂等の線状体(弾性を有する場合もある)からなっていて、図5中の(a)に示した初期位置にあってクリップ形態にしているときは、可動クリップ体403の両方のアーム部403a上に、ベース体402に設けたロック用アーム404の一部を進出させてアーム部403aとロック用アーム404とが係合状態になるようにしている。
そして、前記ロック用アーム404を所定の方向に回して同ロック用アーム404の一部を可動クリップ体403の両方のアーム部403a上より外すことで、アーム部403aとロック用アーム404との係合を解除できるようにしている。
また、可動クリップ体403は、回転軸407がベース体402の軸受406に支持されていて、この回転軸407を中心にアーム部403aをケース401面の垂直方向に回すことにより、図5中の(b)に示すように、可動クリップ体403を図5中の(a)のクリップ形態の状態からほぼ180度回動した係着具形態に変化できるようにしている。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第4態様の作用について説明する。
先ず、図5中の(a)に示すように、可動クリップ体403の両方のアーム部403a上に進出してこのアーム部403aと係合状態にあるベース体402のロック用アーム404を、図中の矢印A方向(もしくは反対の方向)に回してアーム部403aと略並行にする。
そうすると、可動クリップ体403の両方のアーム部403a上に位置しているベース体402のロック用アーム404の一部がこのアーム部403a上より外れて、同可動クリップ体403のアーム部403aとベース体402のロック用アーム404との係合が解除される。
次いで、ベース体402のロック用アーム404との係合を解除した可動クリップ体403のアーム部403aを図中の矢印B方向に引き起こし、ほぼ180度回動させる。
また、可動クリップ体403をクリップ形態にロックするための前記ロック用アーム404は、可動クリップ体403の片方のアーム部403aに係合できる形態にする場合がある。
また、初期位置のクリップ形態にしている可動クリップ体403を同クリップ形態にロックするための可動係合体を、図6中の(a)に示すように、可動クリップ体を係着具形態に変化させることができる初期位置にある可動係合体たるロック用スライダ404cを、図中の矢印C方向に移動してロック用スライダ404cの先端寄りを可動クリップ体403の片方のアーム部403a上に進出させて(図6中の(a)状態)アーム部403aとロック用アーム404とを係合状態にして、可動クリップ体403をクリップ形態にロックできるようにする場合がある。
そして、可動クリップ体403の片方のアーム部403a上に進出してこのアーム部403aと係合状態にあるベース体402のロック用スライダ404cを、図中の矢印D方向たる初期位置方向に移動させることで、同アーム部403a上に位置するロック用スライダ404cの先端寄りをこのアーム部403a上より外してアーム部403aとロック用スライダ404cとの係合を解除するようにし、ベルトクリップの可動クリップ体403を、図6中の(b)に示した外部のフック部材への係着に適する係着具形態に変化させるようにする。
また、ロック用アーム404、ロック用スライダ404cを操作して可動クリップ体403のアーム部403aとの係合を解除した後、ロック用アーム404、ロック用スライダ404cを操作前の位置に自動復帰できるようにする場合がある。
また、図5中に示している符号402aは、可動クリップ体403のアーム部403aを支えるための受け部であるが、同受け部402aは、可動クリップ体403の形状やアーム部403aの強度などにより必要に応じてベルトクリップに設けている。
実施例における図中の符号404bは、ロック用アーム404をベース体402に取り付けている雄ねじ、符号404dは、ロック用スライダ404cをスライド操作するためのノブ、符号404eは、ロック用スライダ404cのスライド方向を案内するためのガイドである。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第5態様は、図7中の(a)に示すように、巻尺のケース501に固定されるベース体502と、ベース体502の支持部502aに支持され、且つ、同ベース体502が取り付けられるケース501面に略並行にスライド移動する可動クリップ体503から構成している。
また、図7中の符合501aはケース本体、符合501bは、ケース本体501aに固定的に設けているカバーで、同カバー501bは、巻尺の形態によってケース本体501a面と同一面上(面一)、乃至、ケース本体501a面より内方または外方に設けられる。
また本図7に示す可動クリップ体503は、可動クリップ体503の本体たるアーム部503aをベース体502の支持部502aに支持して、このアーム部503aが支持部502a内をスライド移動するようにしているものである。
ベース部502は、例えば、金属加工品や樹脂成型品などから形成していて、ケース501上に同ケース501の組み立ての際に用いる固定用ねじたる雄ねじ504によって固定している。
そして、可動クリップ体503は、同図7中の(a)のようにクリップ形態にしているときは公知の技術によって同クリップ形態を維持するようにしている。
また、クリップ形態を維持するための維持手段は、本ベルトクリップを設ける巻尺ケースの形態によりベルトクリップ形状などが変化するため、可動クリップ体503のクリップ形態を維持するための維持機構は、本実施例中での図示は省略している。
可動クリップ体503のクリップ形態を維持するための維持機構としては、ベルトクリップ(ベース体502/可動クリップ体503)に自動や手動による公知の技術で構成したロック機構を設けて、可動クリップ体503をスライド移動して本体の大半をベース体502の支持部502aよりも下方に移動、すなわち、ベース体502の支持部502aより突出させてクリップ形態にしたときに前記ロック機構によってロックし、同クリップ形態を維持できるようにする。
また、可動クリップ体503をスライド移動して本体の大半をベース体502の支持部502aよりも下方に移動、すなわち、ベース体502の支持部502aより突出させてクリップ形態に変化させるとき、可動クリップ体503のアーム部503aがベース体502の支持部502a内の通路壁に徐々に食い込んでロックするように構成(例えば、締まり嵌め構造などを利用)して、すなわち、可動クリップ体503のアーム部503aがベース体502の支持部502a内の通路壁に食い込むことによって同可動クリップ体3のスライド移動が抑制されてロックし、同クリップ形態を維持できるようにする。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第5態様の作用について説明する。
先ず、クリップ形態に固定されている可動クリップ体503の固定を解除する。すなわち、可動クリップ体503をロック機構によって固定しているものは同ロックを解除し、また、可動クリップ体503のアーム部503aをベース体502の支持部502a内の通路壁に食い込ませて固定しているものは同アーム部503aの先端503bをベース体502の支持部502a方向に所定の力で押して食い込みを解除する。
次いで、アーム部503aをベース体502の支持部502a方向、すなわち、ケース501の上方向(図7中の(a)矢印A方向)にスライド移動して同アーム部503aの大半をベース体502の支持部502aよりも上方に移動すると共にこの一部をケース501よりも突出させる。これにより、図7中の(b)に示した係着具形態に変化する。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第6態様は、図8中の(a)に示すように、巻尺のケース601に固定されるベース体602と、ベース体602の軸602a(図9を参照)に支持され、同ベース体602が取り付けられるケース601面に略並行に一方向乃至両方向に回転移動する可動クリップ体603から構成している。なお、図9中の符合603eは、可動クリップ体603における基部603cの抜け止めである。
また、図8中の符合601aはケース本体、符合601bは、ケース本体601aに固定的に設けているカバーで、同カバー601bは、巻尺の形態によってケース本体601a面と同一面上(面一)、乃至、ケース本体601a面より内方または外方に設けられる。
ベース体602は、例えば、金属加工品や樹脂成型品などから形成していて、ケース601上に同ケース601の組み立ての際に用いる固定用ねじたる雄ねじ604によって固定している。
さらに、可動クリップ体603は、同図8中の(a)のようにクリップ形態にしているときは公知の技術によって同クリップ形態を維持するようにしていて、該維持手段の具体例としては、図9に示すように、ベース体602の凸部602bに弾性を有する素材で形成した可動クリップ体603の基部603cにおける凹部603dが嵌まることで、該可動クリップ体603をクリップ形態に維持できるようにしている。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第6態様の作用について説明する。
先ず、可動クリップ体603のアーム部603aを、図8中の(a)の矢印A方向に所定の力で回転移動させる。
そうすると、ベース体602の凸部602bに嵌る可動クリップ体603の凹部603dが(図9を参照)、この凸部602bから脱出する。なお、可動クリップ体603の基部603cは、凹部603dが凸部602bから脱出すると共に素材の性質(弾性)によって変形する。
次いで、可動クリップ体603のアーム部603aを、さらに図8中の(a)の矢印A方向に回転させて先端603bをケースの上方に向ける。そうすると、図8中の(b)に示した係着具形態に変化する。
また、本実施例では、可動クリップ体603を係着具形態にしたとき、該可動クリップ体603を係着具形態に維持できるよう可動クリップ体603の凹部603dとベース体602の凸部602bの位置を考慮して配設しているので、可動クリップ体603が係着具形態に変化すると該可動クリップ体603の凹部603dがベース体602の凸部602bに嵌り、可動クリップ体603が係着具形態に維持される。なお、可動クリップ体603の変形状態にある基部603cは、凹部603dが凸部602bに嵌ると共に素材の性質(弾性復元力)によって変形が初期位置に復帰する。
そして、係着具形態の可動クリップ体603をクリップ形態に戻す際は、図8中の(a)の矢印A方向と反対方向に回転させたり、または、図8中の(b)の矢印B方向に回転させることによってクリップ形態(図8中の(a)の状態)に戻る。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第7態様は、図10中の(a)に示すように、巻尺のケース701に固定されるベース体702と、ベース体702に対して回動できるように設けた可動クリップ体703からなっていて、かつ可動クリップ体703には、同可動クリップ体703の基部と先端704の間をスライド移動できる移動体703aを設けている。
また、図10中の符合701aはケース本体、符合701bは、ケース本体701aに固定的に設けているカバーで、同カバー701bは、巻尺の形態によってケース本体701a面と同一面上(面一)、乃至、ケース本体701a面より内方または外方に設けられる。
本実施例に示すベルトクリップは、前記可動クリップ体703をベース体702の一部である係合体705に設けているものを示している。
ベース体702は、例えば金属加工品や樹脂成型品等からなっていて、ケース701上に同ケース701を固定するための雄ねじ706によって固定している。
また図10中の(b)に示すように、ベース体702の係合体705には凹部705aを設けている。
可動クリップ体703は、例えば弾性を有する金属や樹脂等の線状体からなっていて、また図10中の(b)に示すように、前記移動体703aには凸部703cを設けている。
この可動クリップ体703は、図10中の(a)に示した初期位置にあってクリップ形態にしているときは、可動クリップ体703の移動体703aをアーム部703b上のほぼ基部に位置させて、同移動体703aの凸部703cをベース体702における係合体705の凹部705a内に挿入すなわち差し込んで係合している。
また、係合体705の凹部705a内に差し込んだ移動体703aの凸部703cがこの凹部705a内より簡単に抜けないようにしていて、例えば、凸部703cと凹部705aとのはめあいを容易に手で押し込める程度のしまりばめにして、手による外力を加えて差し込むように構成している。
そして、アーム部703b上のほぼ基部に位置する移動体703aを同アーム部703b上の先端704寄りに移動することにより、係合体705の凹部705a内に差し込まれていた移動体703aの凸部703cが同凹所705a内より出て、可動クリップ体703における移動体703aの凸部703cとベース体702における係合体705の凹部705aとの係合が解除されるようにしている。
また可動クリップ体703は、回転軸707がベース体702の係合体705に設けた軸受708に支持されていて、この回転軸707を中心にアーム部703bをケース701面の垂直方向に回動することにより、可動クリップ体703を、図10中の(a)のクリップ形態の状態からほぼ180度回動した図10中の(b)の係着具形態に変化できるようにしている。
そして、可動クリップ体703は、クリップ形態にしている時、可動クリップ体703とケース701面との間に巻尺の携帯者たる作業者のベルト709(図12を参照)を入れることのできる空間たるベルト挿通部710(図12を参照)を形成できるようにしている(第1態様から第7態様の巻尺用ベルトクリップも同じである)。
さらに、可動クリップ体703は、作業者のベルト709(図12を参照)を同可動クリップ体703の先端704側よりベルト挿通部710(図12を参照)に入れることができるよう素材の性質による弾性によって可動クリップ体703の先端704とケース701面との間が外力によって離間できて、また弾性復元力によって初期位置に復帰できるようにしている(第1態様から第7態様の巻尺用ベルトクリップも同じである)。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第7態様の作用について説明する。
先ず、図10中の(a)に示すように、可動クリップ体703におけるアーム部703b上のほぼ基部に位置する移動体703aを、図中の矢印A方向にスライドして同アーム部703b上の先端704方向に移動する。
そうすると、ベース体702における係合体705の凹部705a内に差し込まれている前記移動体703aの凸部703cがこの凹所705a内より出て、凸部703cと凹所705aとの係合が解除される。
すなわち、可動クリップ体703におけるアーム部703bとベース体702の係合体705との係合が解除される。
次いで、ベース体702における係合体705との係合を解除した可動クリップ体703のアーム部703bを図中の矢印B方向に引き起こし、ほぼ180度回動させる。
そうすると、図10中の(b)に示すように、ベルトクリップの可動クリップ体703を外部のフック部材への係着に適する係着具形態に変化できて、図13に示すように、この変化した可動クリップ体703を作業者のベルト709に有するカラビナ(茄子環やDフックなど)などの吊り下げ具たるフック部材711に係着すれば、巻尺を安全にかつ邪魔なく携帯することができる。
また、可動クリップ体703を図10中の(a)に示したクリップ形態にしている状態からほぼ180度回動して図10中の(b)に示した外部のフック部材に係着できる係着具形態に変化させた後、同可動クリップ体703におけるアーム部703b上の先端704方向に移動している移動体703aを基部寄りに移動させ、同移動体703aの少なくとも一部とベース体702の係合体705とを係合させて可動クリップ体703をベース体702とロックできるようにして可動クリップ体703を係着具形態に維持できるようにする場合がある。
具体的には、図11に示すように、ベース体702における係合体705の凹部705aを通孔705bに変更してクリップ形態または係着具形態に変化した可動クリップ体703のアーム部703b上における移動体703aの凸部703cを挿入できるようにし、アーム部703b上の先端704方向に移動している移動体703aを基部方向に移動して同移動体703aの凸部703cを係合体705の通孔705bに差し込んでアーム部703bすなわち可動クリップ体703と係合体705すなわちベース体とをロックできるようにすることで、可動クリップ体703を係着具形態に維持できるようにする。
また移動体703aをアーム部703b上の先端704方向に移動することで同移動体703aの凸部703cが係合体705の通孔705b内より出て、可動クリップ体703における移動体703aの凸部703cとベース体702における係合体705の通孔705bとの係合を解除できる。
また、前述のように、ベース体702における係合体705の凹部705aを通孔705bに変更してクリップ形態または係着具形態に変化した可動クリップ体703のアーム部703b上における移動体703aの凸部703cを挿入できるようにする場合、実施例中の図には示していないが、通孔705bにするのではなく凹部705aと略背中合わせに第2の凹部を設けて、この凹部に移動体703aの凸部703cを挿入させる場合がある。
また、本実施例では移動体703aに凸部、係合体705に凹部もしくは通孔を設けているものを示しているが、移動体703aに凹部もしくは通孔、係合体705に凸部を設けて構成する場合がある。
また、前述のように、しまりばめにより凸部と凹部もしくは通孔とを係合させた際に簡単に係合が解除しない(抜けない)ようにしているが、前記凸部、凹部、通孔における所定の部位にスリットや切断部を形成して、凸部と凹部もしくは通孔とを係合させた際に、しまりばめに加え素材の性質による弾性復元力により圧接状態に係合させてよりしっかりとした係合ができるようにする場合がある。
また、可動クリップ体703は、本実施例に示すような平面形状が略U字状のものの他にも、平面視において略V字状のものや、図19に示した従来のベルトクリップにおけるプレート体10と同じように、薄いプレート状にする場合がある(第1態様から第7態様の巻尺用ベルトクリップに適用している場合もある)。
また、ベース体702は基本的には不可動であるが、作業者のベルト709(図12を参照)を可動クリップ体703の先端704側よりベルト挿通部710(図12を参照)に入れる場合など、ベース体702における例えば可動クリップ体703の回転軸707を支持する軸受708を設けた少なくとも係合体705を可動クリップ体703と協動させる場合がある(第1態様から第7態様の巻尺用ベルトクリップに適用している場合もある)。
また、実施例中の図には示していないが、可動クリップ体703を初期位置のクリップ形態乃至外部のフック部材に係着する係着具形態に変化させたときに同可動クリップ体703のアーム部703bが適正位置に位置決できるようにする場合があり、例えば、適正位置に変化したアーム部703bの一部分を、素材の性質による弾性などによってベース体における例えば係合体705に形成した凹所などの位置決め部に自動で嵌るようにし、かつ一定以上の力でこの位置決め部より脱出できるようにする場合がある。
本発明の巻尺用ベルトクリップの第8態様は、図14中の(a)に示すように、巻尺のケース801に取り付けられるベルトクリップのベース部802に、帯体よりなるベルトに係着するためのベルト用クリップ体803と、茄子環やDフックなどの吊り下げ具を備えるベルトの該茄子環やDフックに掛着するためのフック用クリップ体804の両クリップ体を設けている。
また、図14中の符合801aはケース本体、符合801bは、ケース本体801aに固定的に設けているカバーで、同カバー801bは、巻尺の形態によってケース本体801a面と同一面上(面一)、乃至、ケース本体801a面より内方または外方に設けられる。
またベース部802は、例えば金属加工品や樹脂成型品などからなっていて、ケース801上に同ケース801の組み立ての際に用いる固定用ねじたる雄ねじ805によって固定している。
前記ベルト用クリップ体803は、例えば、弾性を有する金属や樹脂などのプレートからなっていて、且つ、同ベルト用クリップ体803とケース801面との間に、巻尺の携帯者たる作業者のベルト807(図16を参照)を入れることができる空間たるベルト挿通部806(図14中の(b)を参照)を形成できるようにしている。
さらに、ベルト用クリップ体803は、作業者のベルト807(図16を参照)を同ベルト用クリップ体803の先端803a側よりベルト挿通部806に入れることができるよう素材の性質による弾性によってベルト用クリップ体803の先端803aとケース801面との間が外力によって離間できて、また弾性復元力によって初期位置に復帰できるようにしている。
前記フック用クリップ体804は、例えば、金属や樹脂などの線状体からなっていて、且つ、同フック用クリップ体804の回転軸804aがベース部802に形成している軸受802aに支持されていて、この回転軸804aを中心にフック用クリップ体804の本体たるアーム部804bをベルト用クリップ体803の垂直方向に回動できるようにしている。
またアーム部804bは、素材の性質や形体による弾性によって離間方向への力が生じるように形成しており、したがって、図14中の(a)のベルト用クリップ体803の上方に畳まれた状態になっている時にはベース部802の軸受802aに形成している凹所802b(図15を参照)内に嵌り、また、図14中の(b)の使用可能状態になっている時にはベース部802の軸受802aに形成している凹所802c(図15を参照)内に嵌るようになっている。
以下、上述のように構成した本発明に係る巻尺のベルトクリップにおける第8態様の作用について説明する。
巻尺の本体たるケース801を、作業者が装着している帯体よりなるベルト807に係着する場合は、ベルト用クリップ体803の先端803a側からベルト807をベルト挿通部806(図14中の(a)を参照)に入れ込むことで、従来のベルトクリップと同じ操作によってケース801をベルト807に保持させることができる(図16を参照)。
また、フック用クリップ体804がベルト用クリップ体803の上に畳まれた初期位置の状態で、巻尺の本体たるケース801を、茄子環やDフックなどの吊り下げ具を備えるベルトの該茄子環やDフックに掛着する場合は、ベース部802の軸受802aの凹所802b(図15を参照)内に嵌っているフック用クリップ体804のアーム部804bを、この凹所802b内への弾性復元力に抗して図14中の(a)の矢印A方向に引き起こしてほぼ180度回動させる。
そうすると、図14中の(b)のように、フック用クリップ体804を外部のフック部材に係着可能な形態にできる。
また、アーム部804bが同アーム部804bの弾性復元力によってベース部802の軸受802aに形成している凹所802c(図15を参照)内に嵌ってこの動きが制限される。
また、フック用クリップ体804は、実施例に示している平面視において略U字状のものの他にも、平面視において略V字状のものや、図19に示した従来のベルトクリップにおけるプレート体10と同じように、薄いプレート状にする場合がある。
本発明の巻尺用カバーは、図17中の(a)に示すように、巻尺用カバーの本体1に上記第1態様から第7態様の巻尺用ベルトクリップにおけるいずれか1つを設けたもので、該カバーの本体1に設けているものは、第7態様の巻尺用ベルトクリップである。
該ベルトクリップの構造また作用は、前述した第7態様の巻尺用ベルトクリップと同じである。
また、カバーの本体1に巻尺用ベルトクリップを設ける場合は、形成後の本体1に巻尺用ベルトクリップを適当な取り付け手段、例えば、接着やネジ止めなどによって取り付けたり(固定)、あるいは、本体1の成形過程に巻尺用ベルトクリップの少なくともベース体702の部位を一体的に設けるようにしてもよく、所望の方法によって設ければよい。
さらに、カバーの本体1に巻尺用ベルトクリップを一体的に設ける場合は、少なくともベルトクリップのベース体702を、同本体1と、例えば同じ素材によって同時成形してもよい。
図17中の(a)の符合1aは、巻尺の本体たるケース2(図17中の(b)を参照)をカバーの本体1内に入れるための開口、符合1bは、テープ2aが出入りするための開口である。
図17中の(b)は、本巻尺用カバーの本体1を巻尺のケース2に装着した状態を示していて、図中の符合2bは、テープ2aの先端に設けている係止片、符合2cは、テープ2aを引き出した位置で停止させるためのブレーキレバーである。
また、本巻尺用カバーは、図18中の(a)に示すように、ベルトクリップのベース体702および該カバーの本体1の片側を貫通して本体1内に達する通孔3を設けて、該カバーを装着する巻尺に取り付けられていたベルトクリップの固定用ねじを利用し、該カバーの本体1を巻尺のケースに固定できるようにする場合がある。
図18中の(b)は、本巻尺用カバーたる本体1を巻尺のケース2に装着した状態を示していて、図中の符合4は、該カバーたる本体1を巻尺のケース2に固定する固定用ねじである。
また、図17および図18中の符合702はベース体、符合703は可動クリップ体、符合703aは移動体、符合703bはアーム部、符合704は先端、符合705は係合体、符合707は回転軸、符合708は軸受である。
第1態様
101…ケース
102…ベース体
103…可動クリップ体
103a…アーム部
104…雄ねじ
105…凹所
106…軸受
107…回転軸
108…先端
第2態様
201…ケース
202…ベース体
203…可動クリップ体
203a…アーム部
203b…スライダ
204…雄ねじ
205…凹所
206…軸受
207…回転軸
208…先端
第3態様
301…ケース
302…ベース体
303…可動クリップ体
303a…接触面部
303b…接触面部
303c…回転軸
304…雄ねじ
305…軸受
306…板ばね
306a…接触面部
307…先端
第4態様
401…ケース
402…ベース体
402a…受け部
403…可動クリップ体
403a…アーム部
404…ロック用アーム
404a…回転軸
404b…雄ねじ
404c…ロック用スライダ
404d…ノブ
404e…ガイド
405…雄ねじ
406…軸受
407…回転軸
第5態様
501…ケース
501a…ケース本体
501b…カバー
502…ベース体
502a…支持部
503…可動クリップ体
503a…アーム部
503b…先端
504…雄ねじ
第6態様
601…ケース
601a…ケース本体
601b…カバー
602…ベース体
602a…軸
602b…凸部
603…可動クリップ体
603a…アーム部
603b…先端
603c…基部
603d…凹部
603e…抜け止め
604…雄ねじ
第7態様
701…ケース
701a…ケース本体
701b…カバー
702…ベース体
703…可動クリップ体
703a…移動体
703b…アーム部
703c…凸部
704…先端
705…係合体
705a…凹部
705b…通孔
706…雄ねじ
707…回転軸
708…軸受
709…ベルト
710…ベルト挿通部
711…フック部材
第8態様
801…ケース
801a…ケース本体
801b…カバー
802…ベース部
802a…軸受
802b…凹所
802c…凹所
803…ベルト用クリップ体
803a…先端
804…フック用クリップ体
804a…回転軸
804b…アーム部
805…雄ねじ
806…ベルト挿通部
807…ベルト
巻尺用カバー
1…本体
1a…開口
1b…開口
2…ケース
2a…テープ
2b…係止片
2c…ブレーキレバー
3…通孔
4…固定用ねじ
702…ベース体
703…可動クリップ体
703a…移動体
703b…アーム部
704…先端
705…係合体
707…回転軸
708…軸受

Claims (14)

  1. 巻尺のケース乃至同ケースに装着したカバーに取り付けられ、該ケースを作業者のベルトに係着する際に用いられる巻尺用ベルトクリップにおいて、
    該ベルトクリップが、
    前記ケース乃至前記カバーに固定されるベース体と、
    該ベース体が固定されたとき、ベース体に支持され少なくとも被固定体との間に前記ベルトが入る空間を形成するクリップ形態、また、外部のフック部材に係着する係着具形態に変化できる可動クリップ体と、
    からなり、該可動クリップ体は、少なくとも初期位置のクリップ形態にしているときにはベルトクリップに有するクリップ形態維持手段により同クリップ形態に維持され、且つ、クリップ形態維持手段による維持を解除することによって係着具形態に変化させることができるように構成してなることを特徴とする巻尺用ベルトクリップ。
  2. 前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、該可動クリップ体を少なくともクリップ形態にしているときは、自己に有する弾性によってベース体に係合するように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  3. 前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、該可動クリップ体には基部と先端の間を移動可能な操作体が設けられ、該操作体を基部寄りに位置させると、可動クリップ体の一部がベース体と係合して同可動クリップ体がロックされ、また、操作体を先端寄りに位置させると、可動クリップ体とベース体との係合が解除されるように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  4. 前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、少なくともクリップ形態から係着具形態に変化させるときは、同変化方向に一定以上の力を加えて動かさなければならないように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  5. 前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、ベース体に設けた可動係合体を操作することにより、該可動クリップ体を少なくともクリップ形態にロックできるように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  6. 前記可動クリップ体が、ベース体に、被固定体の上下方向にスライド移動可能に支持され、該可動クリップ体を被固定体の下方向にスライド移動して本体の大半をベース体の支持部よりも下方に移動させたときクリップ形態になり、また、可動クリップ体を被固定体の上方向にスライド移動して本体の大半をベース体の支持部よりも上方に移動させたとき係着具形態になるように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  7. 前記可動クリップ体が、ベース体に、被固定体面と略並行に一方向乃至両方向に回転移動可能に支持され、該可動クリップ体の先端を被固定体の下方に向けたときにクリップ形態になり、また、同先端を被固定体の上方に向けたときに係着具形態になるように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  8. 前記可動クリップ体が、ベース体に支持される被支持部を中心に被固定体面の垂直方向に回動でき、また、該可動クリップ体には基部と先端の間を移動可能な移動体が設けられ、該移動体を基部寄りに位置させると、移動体がベース体と係合して同可動クリップ体がロックされ、また、移動体を先端方向に移動させると、該移動体とベース体との係合を解除できて可動クリップ体を係着具形態に変化させることができるように構成してなることを特徴とする請求項1に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  9. 前記可動クリップ体を係着具形態に変化させた後、同可動クリップ体の先端方向に移動している移動体を基部寄りに移動すると、移動体がベース体と係合して同可動クリップ体がロックされ、また、移動体を先端方向に移動させると、該移動体とベース体との係合を解除できて可動クリップ体をクリップ形態に変化させることができるように構成してなることを特徴とする請求項8に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  10. 前記移動体とベース体の係合体との係合が、いずれか一方に形成した凸部が他方に形成した凹部内もしくは通孔内に挿入されることによりなされることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  11. 前記挿入を、所定の外力を加えて行うように構成してなることを特徴とする請求項10に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  12. 巻尺のケース乃至同ケースに装着したカバーに取り付けられ、該ケースを作業者のベルトに係着する際に用いられる巻尺用ベルトクリップにおいて、前記ケース乃至前記カバーに固定されるベース体と、該ベース体が固定されたとき、該ベース体に接続され少なくとも被固定体との間に前記ベルトが入る空間を形成するベルト用クリップ体と、ベース体乃至ベルト用クリップ体に支持され外部のフック部材に係着するフック用クリップ体を備えてなることを特徴とする巻尺用ベルトクリップ。
  13. 前記フック用クリップ体が、ベース体乃至ベルト用クリップ体に支持される被支持部を中心にベルト用クリップ体の垂直方向に回動でき、使用の際は、畳まれている未使用時の位置からベルト用クリップ体の略上方に引き起こして用いるように構成してなることを特徴とする請求項12に記載の巻尺用ベルトクリップ。
  14. 前記請求項1乃至請求項13に記載する巻尺用ベルトクリップを備え、巻尺のケースに着脱可能に構成されてなることを特徴とする巻尺用カバー。
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