JP2013167488A - 核医学イメージング装置及び方法 - Google Patents

核医学イメージング装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013167488A
JP2013167488A JP2012029815A JP2012029815A JP2013167488A JP 2013167488 A JP2013167488 A JP 2013167488A JP 2012029815 A JP2012029815 A JP 2012029815A JP 2012029815 A JP2012029815 A JP 2012029815A JP 2013167488 A JP2013167488 A JP 2013167488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collection
unit
notification
announcement
timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012029815A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Masubuchi
美智雄 増渕
Seiichi Maeda
清一 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012029815A priority Critical patent/JP2013167488A/ja
Publication of JP2013167488A publication Critical patent/JP2013167488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】時間管理の負荷を軽減することができる核医学イメージング装置及び方法を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る核医学イメージング装置は、検出器と、収集部と、通知部とを備える。前記検出器は、被検体に投与された放射性医薬品から放射される放射線を検出する。前記収集部は、前記検出器によって検出されたデータを収集する。前記通知部は、検査者によって行われる処理の順序とタイミングとが規定された収集プロトコルに同期して該収集プロトコルの開始からの経過時間を測定し、測定した経過時間を用いて、前記収集プロトコルに含まれる各処理のタイミングを前記検査者に対して通知する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、核医学イメージング装置及び方法に関する。
近年、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置は、生体組織の機能診断を行う医用画像診断装置として、医療現場において広く用いられている。SPECT装置は、SPECT再構成法により、放射性医薬品の被検体内分布が描出されたSPECT画像を生成する。
ところで、SPECT装置は、例えば、Dual Table ARG(auto radiography)法のように、検査者によって行われる処理の順序とタイミングとが規定された収集プロトコルに従ってデータを収集する場合がある。このような場合、タイミングのずれが結果に悪影響を及ぼすと考えられるため、時間の管理が重要であり、従来は、ストップウォッチなどを用いて時間を管理する者が検査に立ち会うことで対応している。
特開2005−195407号公報
本発明が解決しようとする課題は、時間管理の負荷を軽減することができる核医学イメージング装置及び方法を提供することである。
実施形態に係る核医学イメージング装置は、検出器と、収集部と、通知部とを備える。前記検出器は、被検体に投与された放射性医薬品から放射される放射線を検出する。前記収集部は、前記検出器によって検出されたデータを収集する。前記通知部は、検査者によって行われる処理の順序とタイミングとが規定された収集プロトコルに同期して該収集プロトコルの開始からの経過時間を測定し、測定した経過時間を用いて、前記収集プロトコルに含まれる各処理のタイミングを前記検査者に対して通知する。
図1は、第1の実施形態に係るSPECT装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態における収集プロトコルを説明するための図である。 図3は、第1の実施形態における通知を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る通知部を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態における収集と通知との同期を説明するための図である。 図6は、第2の実施形態における通知を説明するための図である。 図7は、第2の実施形態における通知を説明するための図である。 図8は、第2の実施形態に係る通知部を説明するための図である。 図9は、その他の実施形態における通知を説明するための図である。 図10は、その他の実施形態における通知を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、核医学イメージング装置及び方法の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、核医学イメージング装置としてSPECT装置を説明するが、実施形態はこれに限られるものではなく、PET(Positron Emission Tomography)装置や他の再構成法によるガンマカメラ装置などにも適用可能である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るSPECT装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るSPECT装置は、架台装置10と、コンソール装置20とを備える。
架台装置10は、被検体Pに投与され、被検体Pの生体組織に選択的に取り込まれた放射性医薬品から放射される放射線(以下、適宜「ガンマ線」)を検出し、検出した放射線に基づき生成された投影データを収集する。図1に示すように、架台装置10は、天板11と、寝台12と、寝台駆動部13とを有する。また、架台装置10は、ガンマカメラ14a及びカメラ駆動部15aと、ガンマカメラ14b及びカメラ駆動部15bとを有する。なお、架台装置10は、図1に示すように、撮影口となる空洞を有する。
天板11は、被検体Pが横臥するベッドであり、寝台12の上に配置される。寝台駆動部13は、後述する寝台制御部23による制御の下、寝台12を移動させることによって被検体Pを架台装置10の撮影口内に移動させる。
ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、被検体Pに投与された放射性医薬品の核種(以下、適宜「RI(Radio Isotope)」)から放射されるガンマ線を検出する検出器である。なお、第1の実施形態に係る架台装置10は、ガンマ線を検出する検出器としての2つのガンマカメラを有するが、実施形態はこれに限られるものではなく、1つのガンマカメラを有する場合、あるいは、3つ以上のガンマカメラを有する場合にも、同様に適用可能である。
ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、放射性医薬品から放射されたガンマ線の強度分布を2次元的に検出する。また、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、検出した強度分布データに対して、例えば、増幅処理、A/D(Analog/Digital)変換処理をすることで投影データを生成し、生成した投影データを後述するデータ収集部25に送る。例えば、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、シンチレータと光電子倍増管(以下、適宜「PMT(Photomultiplier Tube)」)とを有するフォトンカウンティング方式の放射線検出器である。シンチレータは、ガンマ線を紫外領域にピークを持つ光に変換する。PMTは、シンチレータからの発光を増倍して電気信号に変換する。また、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれには、入射方向を制限するコリメータが取り付けられている。ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、コリメータによって制限された入射方向で入射したガンマ線を検出する。
カメラ駆動部15a及びカメラ駆動部15bそれぞれは、後述するカメラ制御部24による制御の下、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれを移動させる。例えば、カメラ駆動部15aは、ガンマカメラ14aを架台装置10の撮影口内に沿って所定の位置まで移動する。また、例えば、カメラ駆動部15bは、ガンマカメラ14bを架台装置10の撮影口内に沿って所定の位置まで移動する。こうして、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、所定の1方向の投影データを生成する。
また、カメラ駆動部15a及びカメラ駆動部15bそれぞれは、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれを移動して所定の角度離れた状態に配置し、ガンマカメラ14aとガンマカメラ14bとの間隔を維持した状態で、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれを撮影口内に沿って回転駆動させる。こうして、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれは、被検体Pの周囲を回転して、360度の複数方向の投影データを生成する。
コンソール装置20は、SPECT装置の操作を受け付けるとともに、架台装置10によって収集された投影データからSPECT画像を再構成する。図1に示すように、コンソール装置20は、入力部21と、表示部22と、寝台制御部23と、カメラ制御部24と、データ収集部25と、画像再構成部26と、画像処理部27と、データ記憶部28と、システム制御部29と、スピーカ部30とを有し、各部は内部バスを介して接続される。
入力部21は、SPECT装置の操作者が各種指示や各種設定の入力に用いるマウスやキーボードなどである。また、入力部21は、入力された指示や設定をシステム制御部29に送る。表示部22は、操作者によって参照されるモニタである。表示部22は、システム制御部29による制御の下、SPECT画像や、入力部21を介して操作者から各種指示や各種設定などを受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などを表示する。
データ収集部25は、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれから送信された投影データを収集する。また、データ収集部25は、収集した投影データに対して、オフセット補正、感度補正などの補正処理を行うことで補正済みの投影データを生成し、生成した補正済みの投影データをデータ記憶部28に格納する。なお、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、ガンマカメラ14a及びガンマカメラ14bそれぞれが強度分布データをデータ収集部25に送信し、データ収集部25が、強度分布データから投影データを生成し、生成した投影データから補正済みの投影データを生成してもよい。
画像再構成部26は、データ記憶部28から補正済み投影データを読み出し、読み出した補正済み投影データ(例えば、360度方向分の補正済み投影データ)を逆投影処理することで、SPECT画像を再構成する。例えば、画像再構成部26は、逐次近似法を用いてSPECT画像を再構成する。また、画像再構成部26は、再構成したSPECT画像をデータ記憶部28に格納する。画像処理部27は、データ記憶部28からSPECT画像を読み出し、読み出したSPECT画像に対して各種処理を行う。
システム制御部29は、架台装置10及びコンソール装置20の動作を制御することによって、SPECT装置の全体制御を行う。具体的には、システム制御部29は、寝台制御部23及びカメラ制御部24を制御することで、架台装置10における投影データの収集処理を実行させる。また、システム制御部29は、データ収集部25の補正処理と、画像再構成部26及び画像処理部27の画像生成処理とを制御することで、コンソール装置20における画像処理全体を制御する。また、システム制御部29は、データ記憶部28が記憶するデータを、表示部22に表示するように制御する。
ここで、図1に示すように、第1の実施形態に係るシステム制御部29は、通知部29aを有する。また、スピーカ部30は、通知部29aによる制御の下、音声や音を出力するスピーカである。なお、スピーカ部30は、コンソール装置20側に備えられる実施形態に限られず、例えば、架台装置10側に備えられてもよい。通知部29aについては、後に詳述する。
なお、例えば、寝台制御部23、カメラ制御部24、データ収集部25、画像再構成部26、画像処理部27、及びシステム制御部29は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)などの電子回路によって実現される。また、例えば、データ記憶部28は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどによって実現される。
続いて、図2は、第1の実施形態における収集プロトコルを説明するための図である。なお、第1の実施形態においては、収集プロトコルとしてDual Table ARG法を説明する。Dual Table ARG法は、IMP(N−isopropyl−p−iodoamphetamine)を用いて、同日1日の検査で、安静時及びDiamox(登録商標)負荷時における血管反応性の評価を行うための収集プロトコルである。
標準的なDual Table ARG法の場合、被検体に対してIMPが投与されると同時に、SPECT装置によるデータ収集が、約58分間行われる(2分×14回転を2回)。また、収集プロトコルの開始から10分経過後、被検体からの動脈採血が検査者によって行われる。また、収集プロトコルの開始から20分経過後であって、動脈採血の開始から10分経過後に、被検体に対するDiamox投与が検査者によって行われる。また、収集プロトコルの開始から30分経過後であって、Diamox投与の開始から10分経過後に、被検体に対する2度目のIMP投与が検査者によって行われる。SPECT装置は、図2に示すように、0〜28分の間に収集したデータを用いて、安静時の脳血流量を測定し、30〜58分の間に収集したデータを用いて、Diamox負荷時の脳血流量を測定する。測定された脳血流量は、血管反応性の評価に用いられる。
このように、Dual Table ARG法の収集プロトコルには、検査者によって行われる様々な処理の順序とタイミングとが規定されており、医師や技師など収集に関与する検査者は、この順序とタイミングとに従って処理を行う。このため、従来のDual Table ARG法の場合、図2に示すように、例えば、SPECT装置の操作を行う者、薬剤投与や採血を行う者の他に、ストップウォッチなどを用いて時間を管理する者が検査に立ち会っており、SPECT装置の操作を行う者や、薬剤投与や採血を行う者は、この時間を管理する者の指示の下、処理を行っていた。この場合、時間を管理する者を確保するという点や、長時間であるにもかかわらず人間系の管理に依存するという点などにおいて、人的負荷が高い。
この点、第1の実施形態に係るSPECT装置は、図1に示すように、システム制御部29に通知部29aを備える。そして、この通知部29aが、収集プロトコルに同期して収集プロトコルの開始からの経過時間を測定し、測定した経過時間を用いて、各処理のタイミングを検査者に対して通知する。例えば、通知部29aは、スピーカ部30を制御し、所定のアナウンスをスピーカ部30から出力する。
図3は、第1の実施形態における通知を説明するための図である。図3に示すように、第1の実施形態に係る通知部29aは、収集プロトコルの開始から9分経過時に、採血開始1分前のアナウンスをスピーカ部30から行い、10分経過直前に、カウントダウンをスピーカ部30から行い、10分経過時に、採血開始のアナウンスをスピーカ部30から行う。検査者は、1分前のアナウンスを聞いて採血の準備を行い、カウントダウンに合わせて、10分経過時丁度に、採血を開始する。
また、通知部29aは、収集プロトコルの開始から19分経過時に、Diamox投与開始1分前のアナウンスをスピーカ部30から行い、20分経過直前に、カウントダウンをスピーカ部30から行い、20分経過時に、Diamox投与開始のアナウンスをスピーカ部30から行う。検査者は、1分前のアナウンスを聞いてDiamox投与の準備を行い、カウントダウンに合わせて、20分経過時丁度に、Diamox投与を開始する。
また、通知部29aは、収集プロトコルの開始から29分経過時に、IMP投与及び収集開始1分前のアナウンスをスピーカ部30から行い、30分経過直前に、カウントダウンをスピーカ部30から行い、30分経過時に、IMP投与及び収集開始のアナウンスをスピーカ部30から行う。検査者は、1分前のアナウンスを聞いてIMP投与及び収集の準備を行い、カウントダウンに合わせて、30分経過時丁度に、IMP投与及び収集を開始する。
図4は、第1の実施形態に係る通知部29aを説明するための図である。第1の実施形態に係る通知部29aは、図4に示すように、例えば、経過時間とアナウンスとを対応付けたアナウンス登録テーブルを記憶する。経過時間とは、収集プロトコルの開始、すなわち、第1の実施形態において、被検体に対する1度目のIMP投与の開始(同時に開始されるSPECT装置によるデータ収集の開始)からの経過時間である。また、アナウンスとは、第1の実施形態において、スピーカ部30から出力される音声による通知のことである。通知部29aは、このアナウンス登録テーブルを参照しながら、このアナウンス登録テーブルに登録された内容に従って通知を行う。
例えば、通知部29aは、アナウンス登録テーブルに、経過時間「10」分と、アナウンス「採血を開始してください。」とを対応付けて記憶する。また、第1の実施形態に係る通知部29aは、所定の処理を開始するタイミングに到達したことの通知の他に、所定の時間後に所定の処理を開始するタイミングに到達することの事前通知も行う。例えば、通知部29aは、アナウンス登録テーブルに、経過時間「9」分と、アナウンス「採血開始の1分前です。」とを対応付けて記憶する。また、例えば、通知部29aは、経過時間「10」分の前に、カウントダウンのアナウンス「10、9、8、・・・、3、2、1」を記憶する。
図5は、第1の実施形態における収集と通知との同期を説明するための図である。なお、図5において、「収集プロトコル開始」から「収集プロトコル終了」までの左側のフローチャートは、主にシステム制御部29によって行われるデータ収集制御の流れを示す。一方、「アナウンス開始」から「アナウンス終了」までの右側のフローチャートは、通知部29aによって行われる通知制御の流れを示す。また、図5において、点線は、その間がループ処理であることを示す。
図5に示すように、第1の実施形態においては、SPECT装置が起動され、システム制御部29が収集処理画面を起動すると(ステップS1−1)、これと同期して、通知部29aのプロセスが起動し、経過時間が初期化される(ステップS2−1)。
続いて、例えば検査者がSPECT装置を操作することで、システム制御部29が収集を開始すると(ステップS1−2)、これと同期して、通知部29aは、経過時間の測定を開始する(ステップS2−2)。例えば、通知部29aは、システム制御部29から収集を開始した旨の通知を受け取ると、これと同期して、経過時間の測定を開始する。
通知部29aは、経過時間の測定を開始すると、収集終了の通知を受け取っているか否かの確認を行い(ステップS2−3)、受け取っていないことを確認すると(ステップS2−3否定)、経過時間を確認するとともに、アナウンス登録テーブルを参照し、確認した経過時間に対応する登録の有無を確認する(ステップS2−4)。登録が有る場合(ステップS2−4登録有り)、通知部29aは、経過時間に対応付けて登録された内容のアナウンスを、音声によってスピーカ部30から出力する。例えば、通知部29aは、経過時間「9」分に、「採血開始の1分前です。」との内容の音声アナウンスを、スピーカ部30から出力する。なお、登録が無い場合(ステップS2−4登録無し)、通知部29aは、再び収集終了の通知の確認の処理に戻る(ステップS2−3)。このように、通知部29aは、ステップS2−3からステップS2−5までの処理を繰り返し行う。
一方、システム制御部29による収集が開始されると、その後、検査者は、通知部29aによる通知に従って、採血、Diamox投与、IMP投与、データ収集を行う(ステップS1−3)。そして、システム制御部29が収集を終了すると、システム制御部29は、その終了通知を通知部29aに対して行う(ステップS1−4)。すると、通知部29aは、ステップS2−3において、収集終了の通知を受け取ったことを確認し(ステップS2−3肯定)、そのままプロセスを終了する(ステップS2−6)。
上述したように、第1の実施形態によれば、収集プロトコルと同期して経過時間の管理を行い、処理のタイミングを検査者に対して自動で通知することができるので、時間管理の負荷を軽減することができ、人的ミスを軽減することができる。また、第1の実施形態によれば、1分前のアナウンスやカウントダウンなど、処理のタイミングを検査者に対して事前に通知することもできるので、検査者は、正確なタイミングで処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態に係るSPECT装置を説明する。第2の実施形態に係るSPECT装置は、第1の実施形態に係るSPECT装置と同様の構成を備えるが、アナウンスの内容に応じてアナウンスの手法を変える点で、第1の実施形態と異なる。例えば、第1の実施形態のように脳血流量の測定を行う場合、被検体Pをできるだけ興奮させずに検査を行うことが望ましいが、例えば、「採血」というアナウンスを聞いて被検体Pが興奮してしまうおそれもある。すなわち、アナウンスには、検査者のみを通知対象とすることが望ましいアナウンスや、被検体を通知対象に含めて問題のないアナウンスがあるので、第2の実施形態に係るSPECT装置は、アナウンスの内容に応じて、これを出力する手法を変える。
図6及び図7は、第2の実施形態における通知を説明するための図である。図6は、SPECT装置が設置された室内のイメージを示す。例えば、第2の実施形態に係る通知部29aは、「採血開始」や「Diamox投与」など、処理の具体的な内容を通知するアナウンスについては、被検体Pによって視聴され難いモニタ16にのみ出力する。一方、通知部29aは、カウントダウンなど、被検体Pに視聴されても問題のないアナウンスについては、モニタ16に出力するとともに、スピーカ部30からも出力する。例えば、図7に示すように、モニタ16には、「採血開始 1分前」、「10」、「9」、・・・、「2」、「1」、「GO」のように、アナウンスが出力される。
図8は、第2の実施形態に係る通知部29aを説明するための図である。第2の実施形態に係る通知部29aも、第1の実施形態と同様、アナウンス登録テーブルを記憶するが、第1の実施形態と異なり、アナウンスは、例えば、音声とモニタとに区別されて登録される。例えば、通知部29aは、音声アナウンスとしては、カウントダウンのみを記憶し、モニタアナウンスとしては、処理の内容を通知するアナウンスからカウントダウンまで、全てのアナウンスを記憶する。
そして、第2の実施形態に係る通知部29aは、このアナウンス登録テーブルを参照しながら、このアナウンス登録テーブルに登録された内容に従って通知を行えばよい。なお、実施形態は、アナウンスをモニタ16に出力する手法に限られるものではなく、例えば、コンソール装置20の表示部22に出力したり、モニタ16及び表示部22の両方に出力してもよい。
上述したように、第2の実施形態によれば、アナウンスの内容に応じてアナウンスの手法が異なり、被検体を通知対象に含めたくないアナウンスについては、検査者のみを通知対象とすることができるので、検査全体の精度を高めることができる。
(その他の実施形態)
なお、実施形態は、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態に限られるものではない。例えば、どのようなアナウンスをどの手法により出力すべきかについては、収集プロトコルやその運用の状況に応じて任意に変更し、組み合わせることができる。例えば、全てのアナウンスを表示部22に出力し、被検体Pにはアナウンスを一切通知しなくてもよい。また、例えば、表示部22に出力する手法ではなく、検査者にのみ視聴可能な携帯端末に対する音声やバイブレーションによるアナウンスの手法でもよい。その他、音声に限らず、適宜、音(例えば、「ピッ」などの効果音)を用いてもよい。
また、図9及び図10は、その他の実施形態における通知を説明するための図である。例えば、SPECT装置は、図9や図10に示すような画面を表示部22に出力してもよい。例えば、SPECT装置は、図9に示すように、アナウンスに加え、収集中のデータから再構成されたSPECT画像や、収集プロトコルのスケジュール及びその進捗状況を表示部22に出力してもよい。例えば、図9において、表示部22には、10分経過時、20分経過時、及び30分経過時に予定されている処理の内容と、現在「19分」経過であることを示すバーとが出力されている。また、例えば、図10において、表示部22には、アナウンスとして、処理の1分前に点灯するランプaと、カウントダウンのバーbと、タイミングそのものを通知する表示cとが出力されている。
また、上述した実施形態においては、収集プロトコルとしてDual Table ARG法を説明したが、実施形態はこれに限られるものではなく、他の収集プロトコルにおいても同様に適用することができる。核医学においては、Dual Table ARG法の他にも、検査者によって行われる処理の順序とタイミングとが規定された収集プロトコルに従ってデータを収集するものがあり、上述した実施形態は、Dual Table ARG法以外の収集プロトコルにおいても適用可能である。この場合、例えば、その収集プロトコルに適合するタイミング及びアナウンスの内容を、通知部29aが記憶するアナウンス登録テーブルに登録すればよい。なお、「検査者」は、異常の有無を調べる狭義の検査を行う者に限られず、診断や治療を行う者を含む。
また、上述した実施形態においては、SPECT装置の操作を行う者が収集開始のアナウンスを聞いてSPECT装置を操作し、収集を行う例を説明したが、この収集について自動化することも可能である。例えば、30分経過時の2度目のデータ収集について、通知部29aが、アナウンスの代わりにシステム制御部29に通知することで、システム制御部29が自動的にデータ収集を開始してもよい。
また、上述した実施形態においては、収集プロトコルがIMPの投与と1度目のデータ収集とから開始される例を説明したが、実施形態はこれに限られるものではない。例えば、収集プロトコルがIMPの投与から開始され、その所定時間後に1度目のデータ収集が行われるとする。この場合、通知部29aは、まずIMPの投与を契機として(例えば、経過時間の測定を開始するためのボタンが押下されたことを契機として)経過時間の測定を開始する。そして、通知部29aは、所定時間経過時に、アナウンスの代わりにシステム制御部29に通知し、システム制御部29が自動的に1度目のデータ収集を開始してもよい。
以上述べた少なくとも一つの実施形態の核医学イメージング装置及び方法によれば、時間管理の負荷を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 架台装置
20 コンソール装置
29 システム制御部
29a 通知部
30 スピーカ部

Claims (5)

  1. 被検体に投与された放射性医薬品から放射される放射線を検出する検出器と、
    前記検出器によって検出されたデータを収集する収集部と、
    検査者によって行われる処理の順序とタイミングとが規定された収集プロトコルに同期して該収集プロトコルの開始からの経過時間を測定し、測定した経過時間を用いて、前記収集プロトコルに含まれる各処理のタイミングを前記検査者に対して通知する通知部と
    を備えたことを特徴とする核医学イメージング装置。
  2. 前記通知部は、音声、音、情報表示、及びバイブレーションのうち、少なくとも一つを用いて、前記各処理のタイミングを通知することを特徴とする請求項1に記載の核医学イメージング装置。
  3. 前記通知部は、所定の時間後に所定の処理を開始するタイミングに到達することを通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の核医学イメージング装置。
  4. 前記通知部による通知には、処理の内容の通知が含まれるものであって、
    前記通知部は、前記処理の内容は、前記被検体によって視聴され難い出力部への出力を用いて通知することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の核医学イメージング装置。
  5. 被検体に投与された放射性医薬品から放射される放射線を検出する検出器を備えた核医学イメージング装置で実行される方法であって、
    前記検出器によって検出されたデータを収集する収集工程と、
    検査者によって行われる処理の順序とタイミングとが規定された収集プロトコルに同期して該収集プロトコルの開始からの経過時間を測定し、測定した経過時間を用いて、前記収集プロトコルに含まれる各処理のタイミングを前記検査者に対して通知する通知工程と
    を含むことを特徴とする方法。
JP2012029815A 2012-02-14 2012-02-14 核医学イメージング装置及び方法 Pending JP2013167488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029815A JP2013167488A (ja) 2012-02-14 2012-02-14 核医学イメージング装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029815A JP2013167488A (ja) 2012-02-14 2012-02-14 核医学イメージング装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013167488A true JP2013167488A (ja) 2013-08-29

Family

ID=49178002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012029815A Pending JP2013167488A (ja) 2012-02-14 2012-02-14 核医学イメージング装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013167488A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035776A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Hitachi Ltd 放射線検診の支援方法
JP2003194944A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Hitachi Ltd 放射線管理システム及び方法
JP2004102869A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Shimadzu Corp 核医学検査装置の検査スケジュール作成プログラム
JP2006105743A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Daiichi Radioisotope Labs Ltd 脳血流定量解析プログラム、記録媒体および脳血流定量解析方法
JP2008157640A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Fujifilm Ri Pharma Co Ltd 脳画像データに関する時系列データの解析方法、プログラムおよび記録媒体
JP2010511220A (ja) * 2006-11-24 2010-04-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 医療施設における時間管理

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035776A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Hitachi Ltd 放射線検診の支援方法
JP2003194944A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Hitachi Ltd 放射線管理システム及び方法
JP2004102869A (ja) * 2002-09-12 2004-04-02 Shimadzu Corp 核医学検査装置の検査スケジュール作成プログラム
JP2006105743A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Daiichi Radioisotope Labs Ltd 脳血流定量解析プログラム、記録媒体および脳血流定量解析方法
JP2010511220A (ja) * 2006-11-24 2010-04-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 医療施設における時間管理
JP2008157640A (ja) * 2006-12-20 2008-07-10 Fujifilm Ri Pharma Co Ltd 脳画像データに関する時系列データの解析方法、プログラムおよび記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5460674B2 (ja) 放射線撮影装置およびその制御方法、並びに放射線撮影システム
CN104068881B (zh) 放射线图像检测设备及其操作方法
JP5195935B2 (ja) 放射線断層撮影装置
JP6139246B2 (ja) Pet−mri装置
JP2010038594A (ja) Pet装置
JP2016183962A (ja) Pet装置
JP6381966B2 (ja) 医用画像診断装置
KR20150129505A (ko) 엑스선 검출 방법, 이를 포함한 엑스선 촬영 방법, 이를 적용한 엑스선 검출기
JP6253880B2 (ja) 陽電子放出コンピュータ断層撮影装置及び画像処理装置
JP2013167488A (ja) 核医学イメージング装置及び方法
JP5262152B2 (ja) 診断システム
JP6249317B2 (ja) 断層画像表示装置
US11944479B2 (en) Medical image diagnosis apparatus, x-ray computed tomography apparatus, and medical image diagnosis assisting method
US20230284984A1 (en) Pet apparatus, pet-ct apparatus, image generation and display method, and nonvolatile computer-readable storage medium storing image generation and display program
JP2012058230A (ja) 核医学イメージング装置及び核医学イメージングシステム
JP2006346056A (ja) 医用画像診断装置
JP2006087540A (ja) 医用画像診断装置
JP2015001386A (ja) 核医学診断装置及び画像処理装置
JP5169898B2 (ja) 放射線断層撮影装置
JP2022082321A (ja) 医用画像診断装置、x線ct装置及びプログラム
JP5454859B2 (ja) 核医学診断装置及び画像処理装置
JP5911214B2 (ja) 核医学診断装置及びspect撮影方法
JP6000550B2 (ja) 単一光子放射断層撮影装置及び単一光子放射断層撮影プログラム
JP2022035508A (ja) 医用情報処理装置及び医用画像診断システム
JP2023062402A (ja) 医用画像診断装置及び情報処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150204

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160513

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160809

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160928

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161021