JP2003194944A - 放射線管理システム及び方法 - Google Patents

放射線管理システム及び方法

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JP2003194944A JP2001393634A JP2001393634A JP2003194944A JP 2003194944 A JP2003194944 A JP 2003194944A JP 2001393634 A JP2001393634 A JP 2001393634A JP 2001393634 A JP2001393634 A JP 2001393634A JP 2003194944 A JP2003194944 A JP 2003194944A
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Takashi Okazaki
隆司 岡崎
Hiroshi Kitaguchi
博司 北口
Akio Honchi
章夫 本地
Akira Kamimura
明 上村
Tatsuo Izumida
龍男 泉田
Takuro Honda
琢郎 本多
Keiichiro Shibata
圭一郎 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射性薬剤を用いて検診を行う機関、特にPE
T検診を行う機関で効果的に放射線管理を行うことがで
きる放射線管理システム及び方法を提供する。 【解決手段】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射
線管理システムにおいて、線量を検出する複数の線量計
5と、被検者9に投与した放射性薬剤の特性から時間経
過に伴って変化するその放射線強度を演算し、この放射
線強度と上記複数の線量計5の検出結果とを基に被検者
9の位置情報を適宜演算する演算装置6と、この演算装
置6により演算された被検者9の位置情報を適宜表示す
る表示装置8とを備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性薬剤を用い
て検診を行う機関における放射線管理システムに係り、
特に、半減期の短い放射線核種を原料とする薬剤を用い
て癌等の検査を行うPET(陽電子放出型CT)検診を
行う医療機関の放射線管理システム及び方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、放射性物質を取り扱う作業に従事
する作業者の放射線管理は、主に原子炉等の施設で行わ
れることが多かった。こうした放射線管理に関するもの
は既に様々なものが提唱されており、例えば特開平8−
248135号公報に記載のように、放射線作業エリア
内の線量を測定し、そのエリア内の線量の分布(放射線
マップ)を表示することにより、放射線作業者のエリア
内での作業可能時間を決定するといったもの等がある。
【0003】また、従来、放射線作業者等の体内に残存
した放射性物質の線量は、放射線作業者の携帯する携帯
型の線量計(例えば、ガラス線量計等)の測定値を一定
期間(例えば1ヶ月)毎に読み取り、その測定結果を医
療機関等で管理することが多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在では、
癌検診の手段として、いわゆるSPECT(単光子放出
型CT)検診が一般的に知られている。このSPECT
検診は、例えば原子炉で製造された核種(例えば、99
o,131I等)や、加速器にて得られる核種(例えば、
123I,201Tl等)を原料とする検査用の放射性薬剤を
用いるものである。そして、近年、更なる検査精度向上
の要求から、いわゆるPET(陽電子放出型CT)検診
がSPECTに代わって注目されつつある。
【0005】PET検診は、使用する放射性薬剤の原料
となる核種(例えばフッ素18、炭素11等)の半減期
が、SPECT検診用核種の半減期(2〜3日程度)に
比べて非常に短い。例えば、主なものでフッ素18が2
時間程度、炭素11が20分程度、窒素13が10分程
度、酸素15が2分程度である。そのため、PET検診
は、これまでは主に研究所や大学病院等のように、核種
を製造する加速器等の設備を所有し、核種を製造から取
り扱うことができる特定の機関で実施されるのが一般的
であった。しかし、最近では加速器も小型化し、また薬
事法により使用薬剤も承認されつつあるため、中小規模
の医療機関等においてもPET検診を実施しようとする
機運が高まってきている。
【0006】PET検診に用いる核種の線量は基準値に
対して極めて低く、医師、看護婦、放射線技師等、これ
を取り扱う医療従事者や投与される被検者の人体への影
響はほとんどないが、将来、様々な医療機関でPET検
診が日常業務化した場合には、PET検診を実施する医
療機関は、万全を期して医療従事者の木目細かな放射線
管理を行う必要があり、またそうした放射線管理が義務
付けられることも十分考えられる。そのため、PET検
診を実施する医療機関においては、線源となる放射性薬
剤の管理は重要な課題となる。
【0007】ここで、原子炉で用いられる核種の半減期
は、主なものでは、60Coが5.3年、137Csが3
0.1年といったようにかなり長期間で、また線源が1
箇所である場合も多くその位置も固定されているため、
放射線分布の変化はかなり緩やかである。そのため、原
子炉等における放射線作業エリア内の線量分布は比較的
容易に把握することができる。そこで、PET検診を実
施する機関において、配送されてきた(或いはその機関
で製造した)放射性薬剤を線源と見た場合、被検者への
投与前の時点での放射性薬剤は、所定の位置に保管され
るため、上記の従来の放射線管理システムで対応するこ
とも考えられる。
【0008】しかしながら、PET検診を行う機関での
放射線管理においては、厳密には、投与前の放射性薬剤
に加え、この薬剤を投与した被検者も管理対象として考
える必要がある。被検者への投与後の薬剤は、被検者と
共に待合室や投与室、検診室、或いはこれら各室間の通
路等を移動し、また複数の被検者に投与されることによ
り、その数も分散してしまう。そして前述のように、こ
の薬剤中の核種の半減期は非常に短いため、医療機関内
における線量分布は時々刻々と変化することになる。こ
うしたことから、上記従来技術のように原子炉等で採用
されてきた放射線管理システムは、このPET検診や上
述のSPECT検診を始め、放射性薬剤を用いた検診を
実施する機関等の放射線管理には対応できない。
【0009】また、前述した携帯型の線量計を用いる被
曝線量管理においては、その線量計の測定値の読み取り
作業を専門の機関に依頼しなければならないことが多
く、管理する医療機関が測定結果を把握するまでに日数
がかかるのが現状である。このような状態では、使用核
種の半減期の短いPET検診を行う機関の放射線管理に
は対応できない。また、PET検診が日常業務化され、
これに携わる医療従事者の数が増加した場合を想定する
と、携帯型の線量計による放射線管理業務は非効率的で
あり、負担の大きな作業となるため、木目細かな放射線
管理の運営が困難となる可能性もある。
【0010】本発明の目的は、放射性薬剤を用いて検診
を行う機関、特にPET検診を行う機関で効果的に放射
線管理を行うことができる放射線管理システム及び方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、放射性薬剤を用いて検診を行う機
関の放射線管理システムにおいて、放射性薬剤を投与さ
れた被検者の位置情報を適宜演算する演算手段と、この
演算手段により演算された被検者の位置情報を適宜表示
する表示手段とを備える構成とする。
【0012】不特定な放射性薬剤投与後の被検者の位置
は、例えば投与した薬剤の特性を基に、薬剤の量や製造
後の経過時間等から求めた放射線強度と、複数位置で検
出した線量とを基に演算したり、被検者が携帯する発信
手段からの信号を基に演算することにより、割り出すこ
とができる。本発明によれば、こうして演算した被検者
の位置情報を表示することで、医療従事者(或いは管理
センタ)は、随時線源位置を確認することができ、医療
従事者の作業エリア内の線量の分布状態を把握すること
ができるので、PET検診等、放射性薬剤を用いた検診
を行う機関で効果的に放射線管理を行うことができる。
また、放射線管理が容易となるので、医療機間側の放射
線管理業務に費やす負担を軽減することもできる。
【0013】(2)上記目的を達成するために、また本
発明は、放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射線管
理システムにおいて、放射性薬剤を投与された被検者の
位置情報、及び前記被検者に投与された前記放射性薬剤
の時間経過に伴って変化する放射線強度を適宜演算する
演算手段と、この演算手段により演算された被検者の位
置情報及び前記放射性薬剤の放射線強度を適宜表示する
表示手段とを備える構成とする。
【0014】放射性薬剤の放射線強度は、被検者に投与
した薬剤に含まれるRI(radioisotope)量と、投与後
の経過時間及び半減期とから演算することができる。本
発明によれば、被検者の位置に加え、この被検者に投与
した薬剤の時間変化する放射線強度を適宜表示すること
により、医療従事者等は、より詳細に周囲の線量を把握
することができる。これにより、PET検診等、放射性
薬剤を用いた検診を行う機関で効果的に放射線管理を行
うことができる。
【0015】(3)上記目的を達成するために、また本
発明は、放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射線管
理システムにおいて、放射性薬剤を投与された被検者の
位置情報、及び前記被検者周辺の時間経過に伴って変化
する線量分布情報を適宜演算する演算手段と、この演算
手段により演算された被検者の位置情報及び前記線量分
布情報を適宜表示する表示手段とを備える構成とする。
【0016】線量分布情報そのものも、被検者の位置及
びこの被検者に投与された薬剤の放射線強度を基に、簡
易計算法、点線源近似等を用いて各被験者位置の線量を
演算し、この演算結果を基に演算することができる。本
発明によれば、被検者位置に加え、例えば等高線等を用
い、線量分布情報を表示することにより、医療従事者等
は、視覚的に線量分布情報を把握することができ、これ
を基に作業動線を予め設定することも容易となる。これ
により、PET検診等、放射性薬剤を用いた検診を行う
機関で効果的に木目細かな放射線管理を行うことができ
る。
【0017】(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つ
において、好ましくは、線量を検出する複数の線量検出
手段を備え、前記演算手段は、前記被検者に投与した放
射性薬剤の特性から、時間経過に伴って変化するその放
射線強度を演算し、この放射線強度と前記複数の線量検
出手段の検出結果とを基に、前記被検者の位置情報を演
算する。
【0018】(5)上記(1)〜(3)のいずれか1つ
において、前記被検者が携帯する発信手段と、所定の位
置に固定され前記発信手段からの信号を送受信する複数
の通信手段とを備え、前記演算手段は、これら複数の通
信手段により受信された前記発信手段からの信号を基に
前記被検者の位置情報を演算しても良い。
【0019】(6)上記(5)において、好ましくは、
線量を検出する複数の線量検出手段を更に備え、前記演
算手段は、これら複数の線量検出手段の検出結果を基
に、前記演算した被検者の位置情報を補正する。
【0020】(7)上記(4)〜(6)のいずれか1つ
において、好ましくは、前記被検者に投与された放射性
薬剤の特性を入力する入力手段を備える。
【0021】(8)上記(7)において、好ましくは、
医療従事者が携帯する個人線量検出手段を更に備える。
【0022】(9)上記(8)において、好ましくは、
前記個人線量検出手段は、前記演算手段により演算され
た前記被検者の位置情報を表示する表示部を有する。
【0023】(10)上記(8)又は(9)において、
好ましくは、前記演算手段は、前記個人線量検出手段の
検出結果が設定値を超えると、前記表示手段又は前記個
人線量検出手段に通知する。
【0024】(11)上記(1)〜(4)のいずれか1
つにおいて、また好ましくは、医療従事者に携帯され、
線量検出機能を有する磁気記録媒体と、この磁気記録媒
体に記録された線量を読み取り、読み取った線量及び線
量を読み取った時刻を前記演算手段に出力する磁気読取
装置とを備える。
【0025】(12)上記(1)〜(11)のいずれか
1つにおいて、更に好ましくは、前記演算手段は、情報
通信ネットワークを介し管理センタと接続可能である。
【0026】(13)上記(1)〜(12)のいずれか
1つにおいて、好ましくは、前記放射性薬剤を用いて検
診を行う機関は、陽電子放出型CT検診を行う機関であ
る。
【0027】(14)また、上記目的を達成するため
に、本発明は、放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放
射線管理方法において、演算手段を用いて放射性薬剤を
投与された被検者の位置情報を適宜演算し、この演算し
た被検者の位置情報を表示手段に適宜表示する。
【0028】(15)上記目的を達成するために、また
本発明は、放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射線
管理方法において、演算手段を用いて放射性薬剤を投与
された被検者の位置情報、及び前記被検者に投与された
前記放射性薬剤の放射線強度を適宜演算し、この演算し
た被検者の位置情報及び前記放射性薬剤の放射線強度を
表示手段に適宜表示する。
【0029】(16)上記目的を達成するために、また
本発明は、放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射線
管理方法において、演算手段を用いて放射性薬剤を投与
された被検者の位置情報、及び前記被検者周辺の線量分
布情報を適宜演算し、この演算した被検者の位置情報及
び前記線量分布情報を表示手段に適宜表示する。
【0030】(17)上記(14)〜(16)のいずれ
か1つにおいて、好ましくは、医療従事者の携帯する個
人線量検出手段の検出結果が設定値を超えると、前記表
示手段又は前記個人線量検出手段に通知する。
【0031】(18)上記(17)において、また好ま
しくは、前記個人線量検出手段の表示部に、演算した前
記被検者の位置情報を表示する。
【0032】(19)上記(14)〜(18)のいずれ
か1つにおいて、好ましくは、前記放射性薬剤を用いて
検診を行う機関は、陽電子放出型CT検診を行う機関で
ある。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明の放射線管理システム
の第1の実施の形態を導入する医療機関の概略構造を一
例として模式的に表す見取り図、図2は本発明の放射線
管理システムの第1の実施の形態の概略構成を表す概念
図である。本実施の形態の対象区域となる医療機関1に
は、図1では繁雑防止のため簡略的に図示したが、少な
くとも待合室2、検査室3等を有している。また、検査
室3には放射線検診機器4が設置されており、この放射
線検診器4によりPET(陽電子放出型CT)検診を行
うようになっている。
【0034】待合室2や検査室3等、放射線管理対象区
域には、複数の線量計5が設けられており、この線量計
5は、図2に示すようにそれぞれ演算装置6に接続して
いる(但し、繁雑防止のため、図2では1つの線量計5
の演算装置6との接続状態を模式的に図示している)。
また、この演算装置6は、例えば、被検者の検診スケジ
ュール等から使用する放射性薬剤の種類や量、またその
半減期等といった特性、投与時刻等が入力される入力部
7と接続しており、この入力部7からの情報を適宜入力
するようになっている(但し、入力部の情報は、医療機
関1の事情によって予め固有の情報を格納しておいても
良い)。そして、演算装置6は、入力部7から被検者に
薬剤を投与した時刻、投与した薬剤に含まれるRI(rad
ioisotope)の量及び半減期等の情報を得て、これら情報
や各線量計5の検出結果を基に、以下に述べる所定の演
算を行い、その演算結果を表示装置8に出力し表示させ
るようになっている。
【0035】図3は演算装置6で行われる演算手順を説
明するための図で、図2の医療機関1と対応する図であ
る。この図3に示すように、医療機関1内には、放射性
薬剤投与後の被検者9が複数(この例では2人)存在
し、この複数の被検者9にそれぞれ投与された放射性薬
剤を線源sj(j=1,2,3・・・)とする。そし
て、各線源sjの放射線強度をIjとすると、設置位置t
i(i=1,2,3・・・)の線量計5の検出結果m
iと、線源sj及び設置位置ti間の距離rij(演算値)
との間には次のような関係が成り立つ。 mi=Σ(rij×Ij)・・・(1) ここで、図3に示すように、線量計5の設置位置t1
4を、例えばt1(0,0),t2(0,ay2),t3(a
x3,ay3),t4(ax4,0)といったように座標で表す
と、線源s1,s2の位置を(x1,y1),(x2,y2
として、以下の8式のように各線量計5と各被験者9と
の距離に関して式が得られる。但し、以下の8式におい
て、gは定数である。 r11=g(x1 2+y1 2-2 ・・・(2−1) r21=g[x1 2+(aY2−y12]-2 ・・・(2−2) r31=g[(aX3−x12+(aY3−y12-2・・・(2−3) r41=g[(aX4−x12+y1 2-2 ・・・(2−4) r12=g(x2 2+y2 2-2 ・・・(2−5) r22=g[x2 2+(aY2−y22]-2 ・・・(2−6) r32=g[(aX3−x22+(aY3−y22-2・・・(2−7) r42=g[(aX4−x22+y2 2-2 ・・・(2−8) また、線源s1,s2の放射線強度I1,I2は、入力部7
からの放射性薬剤の量や半減期、投与後(又は製造後)
の経過時間等から演算することができるため、以上の式
(1)に式(2−1)〜(2−8)を代入することによ
り、以下の4式をx1,x2,y1,y2で表すことができ
る。 r11×I1+r21×I2=m1・・・(3−1) r21×I1+r22×I2=m2・・・(3−2) r31×I1+r32×I2=m3・・・(3−3) r41×I1+r42×I2=m4・・・(3−4) この式(3−1)〜(3−4)から線源s1,s2の位置
(x1,y1),(x2,y2)を演算することができ、演
算装置6は、この位置情報と、演算した線源s1,s2
線源強度I1,I2とから表示装置8に、被検者9と医療
機関1内の線量分布情報を等高線(放射線マップ)10
(図2参照)で表示するようになっている。
【0036】なお、本実施の形態においては、上記各演
算式を用い、被検者9の位置を2次元座標で演算するた
め、線量計5の設置数は、被検者9の想定される最大収
容人数の2倍程度必要であるが、それ程正確に線量分布
を把握する必要がない場合には、2倍以下でも構わな
い。また、各被検者位置の放射線強度は、前述のような
簡易的な演算方法の他にも、点線源近似等を用いても求
めることができる。
【0037】本実施の形態においては、以上のように、
演算装置6により、放射性薬剤を投与された被検者9の
位置情報を適宜演算し、これを表示装置8に適宜表示す
る。そして、上記演算を随時、或いは所定の時間間隔で
行うことにより、その都度、現在の表示装置8に線量分
布や被検者の位置を連続的、或いは断続的に表示するこ
とができる。従って、前述のように、PET検診を行う
医療機関においては、放射線管理対象となる区域の線量
分布は時々刻々と変化するが、こういった医療機関にお
ける放射線管理に対応することができる。
【0038】本実施の形態によれば、こうして演算した
被検者9の位置情報をオンライン表示することで、PE
T検診を行う医療従事者等は、随時線源位置を確認する
ことができ、医療機関1内の線量の分布状態を把握する
ことができる。これにより、医療従事者は、自らの被曝
管理を容易に行うことができ、PET検診を行う医療機
関1での木目細かな放射線管理を効果的に行うことがで
きる。また、放射線管理が容易となるので、医療機間1
内で放射線管理業務に携わる従事者の負担を軽減するこ
ともできる。
【0039】また、本実施の形態においては、以上の基
本的効果に加え、被検者の負担を軽減することもでき
る。つまり、原子炉等の従事者や医療従事者に比べ、被
検者は病気に対する不安を抱えているので、ガラス線量
計等、携帯感を比較的強く感じさせる器具の携帯は被検
者にとっては負担となる。本実施の形態においては、被
検者は何も器具を携帯する必要がないので、この観点に
おいて被検者の負担を軽減することができる。
【0040】なお、本実施の形態において、表示装置8
には、被検者9の位置及び線量分布を表示したが、線量
分布を表示しなくても、例えば表示装置8上の被検者9
の位置に被検者9に投与された薬剤の現在の放射線強度
を表す数値を表示するようにしても、医療従事者は、こ
の被検者9の位置と放射線強度から概ね放射線分布を把
握することができる。また、単に被検者9の位置を表示
する構成としても良い。これらの場合もほぼ同様の効果
を得ることができる。
【0041】本発明の放射線管理システムの第2の実施
の形態を以下に説明する。図4は本発明の放射線管理シ
ステムの第2の実施の形態の概略構成を表す概念図であ
り、この図4において、先の各図と同様の部分には同符
号を付し説明を省略する。本実施の形態において、被検
者9は、PHS線量計(personal handy-phone system
送受信機能を有する携帯型の線量計、後述の図15参
照)等といった図示しない発信手段を携帯しており、医
療機関1の所定の位置に設置された複数(この例では3
つ)のアンテナ(基地局)11と通信するようになって
いる。また各アンテナ11は演算装置6と接続しており
(図4では1つのアンテナ11が接続した状態を表した
が、実際には各アンテナ11が演算装置6に接続してい
る)、受信した発信手段からの信号を演算装置6に出力
するようになっている。
【0042】本実施の形態における前述の第1の実施の
携帯との相違点は、被検者9の位置の演算方法にあり、
本実施の形態においては、演算装置6は、複数のアンテ
ナ11により受信された発信手段からの信号を基に、3
角法を用いて被検者9の位置を演算するようになってい
る。その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0043】本実施の形態においては、第1の実施の形
態のように多数の線量計5を設置する必要がないので、
第1の実施の形態と同様の効果を得ると共に、放射線管
理システムを簡素化することができるといったメリット
がある。
【0044】なお、本実施の形態において、被検者9が
携帯する発信手段として、PHS線量計を例に挙げた
が、これに限られず、例えばマイクロチップ等を用い、
アンテナ11でこのマイクロチップが発信する信号を受
信し、演算装置6へ送受信する構成としても、同様の効
果を得る。また、マイクロチップを用いた場合、例えば
被検者の衣服に縫い付けることもでき、またポケットに
入れてもほとんど携帯感を感じることがなく、被検者の
負担を軽減することもできる。
【0045】また、本実施の形態においても、表示装置
8には、被検者9の位置及び線量分布を表示しても、被
検者9の位置とその放射線強度を表示しても、また単に
被検者9の位置を表示するようにしても良い。また、単
に位置表示をする構成の場合、PHS線量計等を用いな
くても線量検出機能を有さない単なる発信機能を有する
機器を用いれば足りる。
【0046】本発明の放射線管理システムの第3の実施
の形態を以下に説明する。本実施の形態は、第2の実施
の形態と同様の手順で、被検者位置の放射線強度と、被
検者が携帯した発信手段の信号を基にした被検者の位置
情報とから線量分布を演算し、この演算結果を医療機関
内に設置した複数の線量計の検出結果を基に補正するも
のである。
【0047】図5は本実施の形態の概略構成を表す概念
図、図6は本実施の形態で用いる制御装置による演算手
順を表すフローチャートであり、これら図5及び図6に
おいて、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を
省略する。まず、図5に示すように、本実施の形態にお
いては、医療機関1に、複数の線量計5及びアンテナ1
1を設置している。このような構成の本実施の形態の演
算手順は、図6に示すように、まずステップ110に
て、演算装置6により、被検者9に投与された放射性薬
剤の特性や量、製造後の経過時間等といった情報を入力
部7から入力し、この情報を基に被検者9に投与された
薬剤の現在の放射線強度を演算する。なお、図6のステ
ップ110中の演算式において、Iiは各線源si(先の
図3参照)の放射線強度、Ii0は各線源siにおける放
射性薬剤の被検者9への投与時の放射線強度、ti0は被
検者9への投与時刻、tは現在時刻、τ0は放射性薬剤
に含まれるRIの半減期で決まる崩壊定数である。
【0048】ステップ120に移り、第1の実施の形態
と同様、線量計5の検出結果を基に(又は第2の実施の
形態と同様、被検者9の携帯する発信手段の信号を基
に)被検者9の位置を演算する。そして、ステップ13
0では、前述の実施の形態と同様、各被検者9に投与さ
れた薬剤の現時点の放射線強度Ijと、ステップ120
で演算した被検者9の位置とを基に、医療機関1(或い
は医療機関1内の放射線管理区域)内の各点の線量を演
算し、等高線10を表示するための線量分布情報を得
る。
【0049】次に、本実施の形態においては、線量計5
の検出値を基に、ステップ140において、ステップ1
30での演算結果を補正する。このステップ140で
は、各線量計5の設置位置tiにおける各線源sjからの
合計の線量当量の検出値miと演算値Miとの比h(=m
i/Mi)を求め、この比hを乗じることで各線源sj
らの距離の関数rijを補正する。ここで、各線源sj
放射線強度Ijと位置(x i,yi)は、前述の実施の形
態と同様に演算され、各線源位置(xi,yi)と線量計
5の各設置位置tiとの距離の関数rijがわかるので、
上記線量の計算値Miは、計算上、以下の式(4)を用
いて求められる。 Mi=Σ(rij×Ij)・・・(4) これにより、演算値及び検出値の比hを求めることがで
き、このステップ140では、演算した距離の関数rij
に比hを乗じて補正後の距離の関数(=rij×h)を求
めてステップ150に移る。そして、ステップ150で
は補正した各線源siの位置情報を基に、等高線10を
表示装置8に表示させ、演算手順を終了する。
【0050】本実施の形態においては、以上の手順を随
時、或いは所定時間毎に繰り返し行うことにより、前述
の第1及び第2の実施の形態と同様の効果を得ると共
に、より正確な被検者9の位置情報を表示することがで
きる。なお、本実施の形態では、被検者の携帯した発信
手段の信号により被検者の位置を演算することができる
ので、この演算結果を基に手順を進める場合には、第1
の実施の形態のように、必ずしも線量計5を被検者9の
2倍の数設置する必要はない。また、前述の第1及び第
2の実施の形態と同様、本実施の形態においても、線量
分布を必ずしも表示しなくても良いし、線量分布に代え
て放射線強度を表示するようにしても良い。
【0051】また、以上説明した第1〜第3の実施の形
態は、図7に示すように、遮蔽体12を設置する場合、
入力部7に遮蔽体12の材質や寸法、形状等といった情
報を入力し、この情報を考慮することにより、遮蔽体1
2の設置位置の変更による線量分布の変化にも対応で
き、また線量の高い場所に遮蔽体12を移動又は追加し
たり、遮蔽体12の設計や改造等の必要性を把握するこ
ともできる。
【0052】本発明の放射線管理システムの第4の実施
の形態を説明する。図8は本実施の形態の概略構成を表
す概念図であり、この図8において、先の各図と同様の
部分には同符号を付し説明を省略する。この図8に示す
ように、本実施の形態においても前述の第1〜第3のい
ずれかの実施の形態と同様の手順で被検者9の位置、そ
の放射線強度、線量分布等を表示するようになってい
る。先の各実施の形態と本実施の形態の異なる点は、医
療従事者13周辺の線量を管理して、万一、その線量が
例えば医療機関1内で定めた基準値を超えた場合、医療
従事者13に通知する点である。
【0053】具体的には、図8において、各医療従事者
13(繁雑防止のため、図8では1人だけ示した)は、
例えば上述したPHS線量計等の線量検出機能と送受信
機能を有する個人線量検出手段(図示せず)を携帯して
おり、上記アンテナ11は、この個人線量検出手段によ
り検出され、随時(又は所定時間間隔で)発信されるそ
の時点での線量データや位置情報を受信するようになっ
ている。そして、演算装置6は、医療従事者13の位置
や、時々刻々と変化する周辺の線量の情報を記録処理す
ることによって、各従事者13の曝されてきた線量積算
値を時間を追って演算し、これを各医療従事者13の被
曝積算量と見なして表示部14(表示装置8と別のモニ
タ等でも、表示装置8中に被検者9の位置情報画面と区
分して表示した画面であっても良い)に表示させるよう
になっている。
【0054】本実施の形態において、演算装置6は、こ
うして管理した医療従事者13の曝されてきた線量積算
値が所定の基準値をに達した場合(又は達しつつある場
合)、医療従事者13の携帯する個人線量検出手段に通
知する。通知の方法としては、例えば音で通知しても振
動で通知しても構わない。また、個人線量検出手段に表
示部を設け、その表示部の表示により通知する方法も考
えられる。これにより、前述のように、PET検診用薬
剤に用いられる核種の放射線量は極めて低く、また半減
期も2分〜2時間程度と短いため、こうして通知を受け
た医療従事者13は、線量の低い区画(又は放射線の遮
蔽された区画)に所定時間滞在することにより、被検者
の体内にある放射性物質が減衰するのを待って、線量が
高いと表示された区画に、その線量が低くなってから入
っていくことができ、被曝管理をより効果的に行うこと
ができる。
【0055】また、例えば被検者9が1箇所に集中する
こと等により、仮に医療機関1内に予め設定した基準よ
りも線量の高い領域が生じたことが演算結果から分かっ
た場合、図8に示すように、その線量の高い領域15を
等高線10を利用して表示することにより、医療従事者
13は、この表示から判断し、予めその領域を避けて行
動することもできるし、個人線量検出手段を用い、各医
療従事者13が領域15内(又は領域15周囲の所定の
領域)に侵入すると、演算装置6は医療従事者13に、
各自携帯した個人線量検出手段を通じて知らせることも
できる。以上のように、本実施の形態においては、前述
の各実施の形態と同様の効果を得ると共に、更に木目細
かな放射線管理を効果的に行うことができる。
【0056】本発明の放射線管理システムの第5の実施
の形態を説明する。図9及び図10は本実施の形態の概
略構成を表す図であり、これら図9及び図10におい
て、先の各図と同様の部分には同符号を付し説明を省略
する。これら図9及び図10に示す例は、前述の第1〜
第4の実施の形態と同様の手順で、例えば部屋単位等、
領域毎の被検者9の位置や線量分布を演算するものであ
る。図9及び図10には、医療機関1の概略構造とし
て、新たに処置室16及び問診室17を図示した。PE
T検診の際には、各被検者9は、待合室2、検査室3、
処置室16、問診室17、或いはこれら各室間の被検者
用通路18等を適宜移動する。また、医療従事者13
は、被検者9とは別に各室間を従事者用通路19を通っ
て移動するようになっている。なお、従事者用通路19
からの各室の入口には扉20が設けられており、特に図
示しないが、この扉20は、被検者用通路18からの各
室の入口にも設けられている。
【0057】このように構成した本実施の形態において
は、上記した各室に線量計5やアンテナ11が複数設置
されており、各領域において放射線管理を行う。なお、
図9では第1の実施の形態と同様、複数の線量計5の検
出結果を基に被検者9の位置を表示し、第4の実施形態
同様、医療従事者13の周囲環境の線量が高い場合等に
は、医療従事者13に通知する例を表している。また、
図10では、第3の実施の形態と同様、演算した被検者
9の位置を補正して表示し、第4の実施形態同様、医療
従事者13の周囲環境の線量が高い場合等には、医療従
事者13に通知する例を表している。本実施の形態にお
いても、前述の各実施の形態と同様の効果を得ると共
に、医療従事者13の放射線蓄積情報を医療従事者13
に通知することにより、より木目細かな放射線管理を行
うことができる。
【0058】なお、前述の第1〜第4の実施の形態にお
いては、表示装置8には、被検者9の位置及び線量分布
を表示したが、本実施の形態においては、被検者9の位
置のみを表示している。つまり、被検者9の位置を把握
することができるだけでも、医療従事者13は、線源位
置を確実に把握し、積極的に自己の放射線管理を行うこ
とができる。また、線量分布に代え、例えば表示装置8
上の被検者9の位置に被検者9に投与された薬剤の現在
の放射線強度を数値で表示するようにしても、医療従事
者13は、この被検者9の位置と放射線強度から概ね放
射線分布を把握することができ、効果的に放射線管理を
行うことができる。また、線量分布として、等高線以外
に、部屋単位等の領域毎の分布で表示することも考えら
れる。また、本実施の形態のように、等高線表示のため
の線量分布の演算を省略した場合、システムを比較的簡
単にすることができ、放射線管理システムのコストを低
減することができるといったメリットもある。
【0059】ここで、現在では、PET検診に際する放
射線管理の基準は公的には定められておらず、これを行
う機関によって管理状態も様々であるのが現状である。
また、PET検診の使用薬剤の持つ放射線強度は、前述
のように微量であり、機関によっては本発明のように検
診者の位置や線量分布を表示する程のシステムを要求し
ない可能性もある。その場合、以上の各実施の形態の技
術的思想を用いれば、図11に示したように、単に放射
線蓄積量が設定値を超えたこと(又は増加してきている
こと)を医療従事者13に通知する簡易的なシステムを
構成することは容易である。この図11に示すシステム
構成例は、第2の実施の形態と同様、医療従事者13が
携帯するPHS線量計とアンテナ11とを用いて、医療
従事者の被曝線量を測定し、第4の実施の形態と同様の
通知を行うようにしたものである。このように、以上の
各実施の形態は、このように簡素かつ安価なシステムの
構築にも容易に応用することができる。なお、この図1
1に示した例の構成の詳細は、先の各図と同様の部分に
同符号を付し説明を省略する。
【0060】また、以上において、例えば、上記PHS
線量計等といった個人線量検出手段等、医療従事者13
の携帯する器具から発信される信号を受信して行う例も
適宜説明してきたが、医療機関によっては電磁波等の影
響を受け、電波信号の送受信を行うことができない場合
も考えられる。この場合、図12に示すように、各室間
の扉等に磁気読取装置21を設置し、医療従事者13が
この扉を通過する際に、磁気読取装置21によって、医
療従事者13が携帯した線量検出機能を有する磁気カー
ド(磁気記録媒体、図示でず)等に書き込まれた放射線
蓄積量の情報を読み取る構成とすることで対応できる。
【0061】この場合も、例えば先の図11の例と同
様、磁気読取装置21の読み取ったデータを演算装置6
に出力することで、演算装置6により同様の手順で医療
従事者13の放射線蓄積量を記録・処理し、所定の値に
なったら、例えば表示装置8に表示したり、警告音を発
する等といった方法で、医療従事者13に通知すること
ができる。従って、本例を前述の各実施の形態と組合せ
てシステムを構成しても、上記同様の効果を得ることが
できる。
【0062】なお、図12の例は、勿論電磁波の影響下
にない所でも機能することは言うまでもなく、前述した
各実施の形態と組合せてシステムを構成することは可能
であるが、アンテナ11が利用できない環境下では、例
えば、第1の実施の形態のような線量計5の検出結果か
ら被検者の位置を演算する実施の形態と組合せてシステ
ムを構築するのが望ましい。また、必ずしも線量検出機
能を有する磁気カードを用いなくても、線量検出機能を
持たない磁気カードを用い、単に各室間の扉を通過する
際の時刻を、磁気読取装置21を介して演算装置6で記
録管理することにより、線量計5の検出結果及びそこで
の医療従事者13の滞在時間から医療従事者13の放射
線蓄積量を推定することができる。このような構成のシ
ステムとしても上記同様の効果を得ることができる。
【0063】また、PET検診を行う機関にて放射線管
理を行うに際し、放射線源となる放射性薬剤が投与され
た各被検者が、予め決定された各々の検診スケジュール
に沿って的確に行動した場合、それだけ放射線管理が行
い易くなる。従って、以上説明してきた各実施の形態や
システム構成例と併せ、図13のように、例えば先の図
9に示した各室等にマイクロホン21やビデオモニタ2
2等を適宜設置し、医療機関1内の検診管理センタ23
等で被検者9の動きをモニタして、各被験者9の検診ス
ケジュールに沿ってマイクロホン21を介して被検者9
をガイドすることにより、被検者9は予め決定された検
診スケージュールに沿って的確に行動することができ
る。これにより、放射線管理をより効果的に行うことが
でき、各医療従事者13への放射線の蓄積をより効果的
に予防することもできる。
【0064】本発明の放射線管理システムの第6の実施
の形態を説明する。図14は本実施の形態の概略構成を
表す図であり、先の各図と同様の部分には同符号を付し
説明を省略する。この図14に示すように、本実施の形
態は、以上説明してきた各実施の形態を適用する複数の
医療機関1の管理データを情報通信ネットワーク24を
介してデータ管理センタ25で集中管理するものであ
る。つまり、各医療機関1の演算装置6とデータ管理セ
ンタ24とが、情報通信ネットワーク24を介して、双
方向通信するようになっており、データ管理センタ25
では、日々(或いは所定の間隔で)医療機関1から送ら
れる管理データを記録・分析する。そして、データ管理
センタ25は、ある医療機関1の特定の医療従事者の放
射線蓄積量が許容値に近くなる(又は上昇傾向にある)
と、例えばその医療機関1にその医療従事者の状態を知
らせたり、別の医療機間1の医療従事者の中から放射線
蓄積量の少ない医療従事者を選び出し、所定期間の間、
担当業務を入れ替われるよう手配したりする。これによ
り、各医療機関1において、各医療従事者の放射線蓄積
量を平坦化を図ることができ、各医療従事者の作業量の
安定も図ることができるので、放射線管理を効果的に行
うことができる。また、この場合、各医療機関1におけ
る放射線管理業務の負担を飛躍的に軽減できるといった
メリットもある。
【0065】本発明の放射線管理システムの第7の実施
の形態を説明する。本実施の形態は、以上の各実施の形
態と同様の手順で被検者の位置や放射線強度、線量分布
を演算し、これらを医療従事者の携帯する個人線量検出
手段の表示部に表示するものである。
【0066】図15(a)は上記各実施の形態と同様に
演算した医療機関の放射線の情報を表示した状態の表示
装置の表示画面を表す図、図15(b)は同様の放射線
の情報を表示した状態の医療従事者の携帯する個人線量
検出手段の表示部を表す図であり、これら図15(a)
及び図15(b)において、先の各図と同様の部分には
同符号を付し説明を省略する。本実施の形態において、
図15(a)に示す表示装置8は、例えば医療機関1内
の検診管理センタ等に設けられ、検診管理センタではこ
の表示装置8の画面により、被検者9の位置、その放射
線強度、線量分布等をモニタできるようになっている。
また、演算装置6(先の各図参照)は、これと同じ情報
を、図15(b)に示した医療従事者13の携帯する個
人線量検出手段(PHS線量計)26にアンテナ11を
介して発信し、個人線量計26は、受信した情報をその
表示部27に表示するようになっている。
【0067】医療従事者13は、被検者9の位置や線量
分布等に関する情報を得たい場合、医療機関1に設置さ
れた表示装置8でも得ることができるが、携帯した個人
線量計26で情報を得ることもできるようになってい
る。個人線量計26に情報を表示させる際には、医療従
事者1は、個人線量計26を、その操作部28で所定の
操作を行い、図15(b)に示すような表示状態とす
る。このとき、操作部28を用いて所定の操作を行うこ
とにより、表示部27には、例えば被検者9の位置を表
示させたり、併せて線量分布や放射線強度の数値を表示
させるたりできるようになっている。また、先に図8と
同じ要領で設定した基準値を超える線量の領域を等高線
上に表示したり、各医療従事者13の放射線蓄積量を管
理して個人線量検出手段を通じて医療従事者13に通知
するようにしても良い。
【0068】本実施の形態においても上記同様の効果を
得られることは勿論のこと、医療従事者1は表示装置8
のところまで行かなくても、医療従事者1の携帯する個
人線量計26により放射線情報を確認することができる
ので、常に放射線状態を確認しつつ行動することができ
る。これにより、容易に線量当量の高い所が把握でき、
医療従事者1は常に的確な動線を選択することができ、
放射線の蓄積を回避することができるので、より効果的
に放射線管理を行うことができる。
【0069】本発明の放射線管理システムの第8の実施
の形態を説明する。図16は本実施の形態の概略構成を
表す図で、この図16において、先の各図と同様の部分
には同符号を付し説明を省略する。例えば、集団検診等
のために出向いてPET検診を行う場合、放射線検診機
器4(図1参照)は専用の検診車両等に積載して移動す
ることが想定される。本実施の形態は、このような場合
を想定したもので、以上説明してきた各実施の形態のい
ずれか、また適宜組み合わせた放射線管理システムを用
い、医療機関1に代えて検診車29をその放射線管理対
象区域としたものである。
【0070】図16では、例として第3の実施の形態と
同様のシステムを検診車29に設置する場合を示した
が、前述したその他の実施の形態と同様のシステムを検
診車29に設置することもできる。但し、本実施の形態
のように放射線管理対象区域が医療機関等の外の公衆の
場にある場合を想定し、図16に示すように、検診車2
9内の放射線情報に加え、検診車29周辺領域の放射線
情報も表示させる。これにより、この表示で検診車29
の周辺域の線量のレベルが基準値以下であることを常に
確認しながらPET検診を進めることができる。例え
ば、仮に表示装置8の表示内に線量の許容値に近付きつ
つある領域が生じたら、音や表示、又は振動等、なんら
かの形で検診車29内の医療従事者に通知し、医療従事
者は、これに従ってしばらくの時間、検診を中断する、
検診に使用するRI量を減少させる、また被検者数を減
らす等し、所定時間後に放射線のレベルが低下するのを
待って検診を再開する等といった措置を施すことができ
る。本実施の形態においても、上記同様の効果を得ると
共に、各医療従事者周辺の放射線管理は元より、検診車
29周辺の公衆の放射線管理を万全に行うことができ
る。
【0071】また、本実施の形態のように検診車29周
辺の公衆の放射線情報を把握する必要がある場合、図1
7に示すように、検診車29の外壁面に例えばシリンダ
等の駆動部30を介して線量計4を取り付け、PET検
診時には、駆動部30を伸張させ線量計5を検診車29
から外側に向かって移動させる構成とすることにより、
検診車29周辺域の線量分布をより精度良く演算するこ
とができる。これにより、更に効果的に放射線管理を行
うことができる。
【0072】また、以上は、PET(陽電子放出型C
T)検診を行う医療機関を対象として説明してきたが、
放射性薬剤を用いて検診する他の検診(例えばSPEC
T)を行う機関にも適用できる。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、演算した被検者の位置
情報を表示することで、医療従事者(或いは管理セン
タ)は、随時線源位置を確認することができ、医療従事
者の作業エリア内の線量の分布状態を把握することがで
きるので、PET検診等、放射性薬剤を用いた検診を行
う機関で効果的に放射線管理を行うことができる。ま
た、放射線管理が容易となるので、医療機間側の放射線
管理業務に費やす負担を軽減することもできる。
【0074】また、被検者の位置に加え、この被検者に
投与した薬剤の時間変化する放射線強度を適宜表示する
ことにより、医療従事者等は、より詳細に周囲の線量を
把握することができる。これにより、PET検診等、放
射性薬剤を用いた検診を行う機関で効果的に放射線管理
を行うことができる。
【0075】更に、被検者位置に加え、例えば等高線等
を用い、線量分布情報を表示することにより、医療従事
者等は、視覚的に線量分布情報を把握することができ、
これを基に作業動線を予め設定することも容易となる。
これにより、PET検診等、放射性薬剤を用いた検診を
行う機関で効果的に木目細かな放射線管理を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線管理システムの第1の実施の形
態を適用する医療機関の概略を模式的に表す見取り図で
ある。
【図2】本発明の放射線管理システムの第1の実施の形
態の概略構成を表す概念図である。
【図3】本発明の放射線管理システムの第1の実施の形
態に備えられた演算手段で行われる演算手順を説明する
ための図である。
【図4】本発明の放射線管理システムの第2の実施の形
態の概略構成を表す概念図である。
【図5】本発明の放射線管理システムの第3の実施の形
態の概略構成を表す概念図である。
【図6】本発明の放射線管理システムの第3の実施の形
態に備えられた制御装置による演算手順を表すフローチ
ャートである。
【図7】本発明の放射線管理システムを、遮蔽体を備え
た医療機関を放射線管理対象区域とした状態を表す図で
ある。
【図8】本発明の放射線管理システムの第4の実施の形
態の概略構成を表す概念図である。
【図9】本発明の放射線管理システムの第5の実施の形
態の概略構成を表す概念図である。
【図10】本発明の放射線管理システムの第5の実施の
形態の概略構成を表す概念図である。
【図11】本発明の放射線管理システムを応用し、医療
従事者にその放射線蓄積情報を通知する構成としたシス
テムの一例を表す概念図である。
【図12】本発明の放射線管理システムを応用し、医療
従事者にその放射線蓄積情報を通知する構成としたシス
テムの他の例を表す概念図である。
【図13】本発明の放射線管理システムと組合せ、被検
者に指示を出す構成としたシステムの一例を表す概念図
である。
【図14】本発明の放射線管理システムの第6の実施の
形態の概略構成を表す概念図である。
【図15】本発明の放射線管理システムの第7の実施の
形態の概略構成を表す概念図である。
【図16】本発明の放射線管理システムの第8の実施の
形態の概略構成を表す概念図である。
【図17】本発明の放射線管理システムの第8の実施の
形態の変形例の概略構成を表す概念図である。
【符号の説明】
5 線量計(線量検出手段) 6 演算装置(演算手段) 7 入力部(入力手段) 8 表示装置(表示手段) 9 被検者 11 アンテナ(通信手段) 21 磁気読取装置 24 情報通信ネットワーク 25 データ管理センタ(管理センタ) 26 個人線量計(個人線量検出手段) 27 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本地 章夫 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 上村 明 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 泉田 龍男 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 本多 琢郎 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 (72)発明者 柴田 圭一郎 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発研究所内 Fターム(参考) 2F067 AA03 CC19 DD07 HH11 JJ08 RR00 2G088 AA07 AA09 EE02 FF04 FF07 FF17 FF18 FF19 KK20 KK24 KK29 KK32 KK35 KK40 MM01 MM02 MM04 MM09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射
    線管理システムにおいて、 放射性薬剤を投与された被検者の位置情報を適宜演算す
    る演算手段と、 この演算手段により演算された被検者の位置情報を適宜
    表示する表示手段とを備えたことを特徴とする放射線管
    理システム。
  2. 【請求項2】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射
    線管理システムにおいて、 放射性薬剤を投与された被検者の位置情報、及び前記被
    検者に投与された前記放射性薬剤の時間経過に伴って変
    化する放射線強度を適宜演算する演算手段と、 この演算手段により演算された被検者の位置情報及び前
    記放射性薬剤の放射線強度を適宜表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする放射線管理システム。
  3. 【請求項3】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放射
    線管理システムにおいて、 放射性薬剤を投与された被検者の位置情報、及び前記被
    検者周辺の時間経過に伴って変化する線量分布情報を適
    宜演算する演算手段と、 この演算手段により演算された被検者の位置情報及び前
    記線量分布情報を適宜表示する表示手段とを備えたこと
    を特徴とする放射線管理システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載の放射線
    管理システムにおいて、線量を検出する複数の線量検出
    手段を備え、前記演算手段は、前記被検者に投与した放
    射性薬剤の特性から、時間経過に伴って変化するその放
    射線強度を演算し、この放射線強度と前記複数の線量検
    出手段の検出結果とを基に、前記被検者の位置情報を演
    算することを特徴とする放射線管理システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項記載の放射線
    管理システムにおいて、前記被検者が携帯する発信手段
    と、所定の位置に固定され前記発信手段からの信号を送
    受信する複数の通信手段とを備え、前記演算手段は、こ
    れら複数の通信手段により受信された前記発信手段から
    の信号を基に前記被検者の位置情報を演算することを特
    徴とする放射線管理システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の放射線管理システムにおい
    て、線量を検出する複数の線量検出手段を更に備え、前
    記演算手段は、これら複数の線量検出手段の検出結果を
    基に、前記演算した被検者の位置情報を補正することを
    特徴とする放射線管理システム。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれか1項記載の放射線
    管理システムにおいて、前記被検者に投与された放射性
    薬剤の特性を入力する入力手段を備えたことを特徴とす
    る放射線管理システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の放射線管理システムにおい
    て、医療従事者が携帯する個人線量検出手段を更に備え
    たことを特徴とする放射線管理システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の放射線管理システムにおい
    て、前記個人線量検出手段は、前記演算手段により演算
    された前記被検者の位置情報を表示する表示部を有する
    ことを特徴とする放射線管理システム。
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の放射線管理システ
    ムにおいて、前記演算手段は、前記個人線量検出手段の
    検出結果が設定値を超えると、前記表示手段又は前記個
    人線量検出手段に通知することを特徴とする放射線管理
    システム。
  11. 【請求項11】請求項1〜4のいずれか1項記載の放射
    線管理システムにおいて、医療従事者に携帯され、線量
    検出機能を有する磁気記録媒体と、この磁気記録媒体に
    記録された線量を読み取り、読み取った線量及び線量を
    読み取った時刻を前記演算手段に出力する磁気読取装置
    とを備えたことを特徴とする放射線管理システム。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか1項記載の放
    射線管理システムにおいて、前記演算手段は、情報通信
    ネットワークを介し管理センタと接続可能であることを
    特徴とする放射線管理システム。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれか1項記載の放
    射線管理システムにおいて、前記放射性薬剤を用いて検
    診を行う機関は、陽電子放出型CT検診を行う機関であ
    ることを特徴とする放射線管理システム。
  14. 【請求項14】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放
    射線管理方法において、 演算手段を用いて放射性薬剤を投与された被検者の位置
    情報を適宜演算し、この演算した被検者の位置情報を表
    示手段に適宜表示することを特徴とする放射線管理方
    法。
  15. 【請求項15】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放
    射線管理方法において、 演算手段を用いて放射性薬剤を投与された被検者の位置
    情報、及び前記被検者に投与された前記放射性薬剤の放
    射線強度を適宜演算し、 この演算した被検者の位置情報及び前記放射性薬剤の放
    射線強度を表示手段に適宜表示することを特徴とする放
    射線管理方法。
  16. 【請求項16】放射性薬剤を用いて検診を行う機関の放
    射線管理方法において、 演算手段を用いて放射性薬剤を投与された被検者の位置
    情報、及び前記被検者周辺の線量分布情報を適宜演算
    し、 この演算した被検者の位置情報及び前記線量分布情報を
    表示手段に適宜表示することを特徴とする放射線管理方
    法。
  17. 【請求項17】請求項14〜16のいずれか1項記載の
    放射線管理方法において、医療従事者の携帯する個人線
    量検出手段の検出結果が設定値を超えると、前記表示手
    段又は前記個人線量検出手段に通知することを特徴とす
    る放射線管理方法。
  18. 【請求項18】請求項17記載の放射線管理方法におい
    て、前記個人線量検出手段の表示部に、演算した前記被
    検者の位置情報を表示することを特徴とする放射線管理
    方法。
  19. 【請求項19】請求項14〜18のいずれか1項記載の
    放射線管理方法において、前記放射性薬剤を用いて検診
    を行う機関は、陽電子放出型CT検診を行う機関である
    ことを特徴とする放射線管理方法。
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