JP2013167182A - 内燃機関のピストンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被膜形成時間を短縮し得る内燃機関のピストンの製造方法を提供する。
【解決手段】ピストン素材を成形・加工する加工工程S1と、該加工後のピストン素材を洗浄・乾燥させる洗浄工程S2と、該洗浄後のピストン素材のスカート部に、下層となる第1固体潤滑被膜の形成に供する第1被膜形成塗料を塗布する第1被膜形成工程S3と、該工程S3で塗布された第1被膜形成塗料を60〜160℃の温度でもって800秒以内の時間で乾燥させる乾燥工程S4と、該工程S4で乾燥された第1被膜形成塗料の表面に、上層となる第2固体潤滑被膜の形成に供する第2被膜形成塗料を塗布する第2被膜形成工程S5と、前記第1、第2被膜形成塗料を160〜240℃の温度でもって15〜180分の時間で焼成を行う焼成工程S6と、からなる方法によって、複層固体潤滑被膜を有するピストンを製造することとした。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば自動車の内燃機関に適用される内燃機関のピストンの製造方法であって、主として、複層固体潤滑被膜の形成方法に関する。
複層固体潤滑被膜が形成される従来の内燃機関用ピストンの製造方法としては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
すなわち、従来では、まず、切削加工が施されたピストンを水洗洗浄した後、これを乾燥させる。そして、ピストンのスカート部について、摩耗量の少ない組成を有する第1被膜組成物をいわゆるスクリーン印刷によって塗布した後、これを焼成して乾燥させることで、下層となる第1固体潤滑被膜を形成する。続いて、当該焼成後のピストンを冷却し、その後に、前記第1固体潤滑被膜の上面に摩耗量の多い組成を有する第2被膜組成物を前記スクリーン印刷により重ねて塗布し、これを焼成して乾燥させることによって、上層となる第2固体潤滑被膜を形成する。
このような方法をもってピストンのスカート部に複層の固体潤滑被膜を形成することで、当該スカート部に残る条痕の凹凸が低減され、これによってフリクションの低減を図っている。
特開2010−216362号公報
しかしながら、前記従来のピストンの製造方法では、前記複層固体潤滑被膜を形成するにあたって、前記焼成を繰り返す必要があることから、当該被膜の形成時間が長くかかってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、前記従来の内燃機関用ピストンの製造方法の技術的課題に鑑みて案出されたものであって、被膜形成時間を短縮し得る内燃機関のピストンの製造方法を提供することを目的としている。
本願発明は、スカート部に複層の固体潤滑被膜が形成される内燃機関のピストンの製造方法であって、とりわけ、スカート部の表面に、下層固体潤滑被膜の形成に供する第1被膜組成物を塗布する工程と、該工程にて塗布された第1被膜組成物を、第1の温度でもって溶剤の残る可触状態となるまで乾燥させる工程と、該工程にて乾燥されることにより下層固体潤滑被膜が形成された箇所に、上層固体潤滑被膜の形成に供する第2被膜組成物を塗布する工程と、第1被膜組成物及び第2被膜組成物を、第1の温度を超える第2の温度でもって焼成する工程と、によって複層の固体潤滑被膜を形成することを特徴としている。
なお、上記乾燥及び焼成を行うに際しては、60〜160℃の温度でもって800秒以内の時間で前記乾燥を行い、160〜240℃の温度でもって15〜180分の時間で前記焼成を行うことが望ましい。
本願発明によれば、第1被膜組成物を塗布した直後には従来のような焼成は行わず、当該焼成よりも低温で行う乾燥に留めることで、加熱時間及びその後の冷却時間の短縮化が図れる。これによって、複層固体潤滑被膜をより短時間で形成することが可能となり、生産性の向上に供される。
さらには、前記乾燥を従来の焼成よりも低温で行うようにしたことで、単にリードタイムの短縮が図れるというだけでなく、エネルギ消費の観点からも、経済性及び環境性の向上が図れる。
本発明に係るピストンを内燃機関に適用した状態を示す要部縦断面図である。 同ピストンの半断面図である。 図2に示すスカート部の要部拡大図である。 本発明の第1実施形態に係るピストンの製造工程の工程順を表した工程図である。 同実施形態に係る第1被膜形成塗料の塗布態様を表した概略図である。 同実施形態に係る乾燥工程の概略図である。 本発明の乾燥工程に係る加熱量と乾燥具合の関係を表したグラフである。 本発明の第2実施形態に係る第2被膜形成塗料の塗布態様を表した概略図である。 本発明の焼成条件の設定に係る試験結果を示した図であって、焼成温度及び時間と当該焼成後の被膜の硬度との関係を表したグラフである。 同実施形態の第1変形例に係る乾燥工程の概略図である。 同実施形態の第2変形例に係る乾燥工程の概略図である。 同実施形態の第3変形例に係る乾燥工程の概略図である。 本発明の第2実施形態に係るピストンの製造工程の工程順を表した工程図である。
以下に、本発明に係る内燃機関のピストンの製造方法の各実施形態につき、図面に基づいて詳述する。なお、下記の各実施形態では、当該製造方法を自動車用エンジンのピストンについて適用した例を基に説明する。
本発明に係る製造方法によって製造されるピストン1は、図1に示すように、シリンダブロック2に形成されたほぼ円筒状のシリンダ壁3に対して摺動自在に設けられ、該シリンダ壁3と図外のシリンダヘッドとの間に燃焼室Cを形成するようになっていて、ほぼ径方向に沿って挿通されるピストンピン4に連結されるコンロッド5を介して図外のクランクシャフトに連係されている。
このピストン1は、全体が例えばAC8AなどAl−Si系のアルミニウム合金材をもってほぼ円筒状に一体に鋳造され、図1、図2に示すように、冠面6a上に前記燃焼室Cを画成する冠部6と、該冠部6の下端側外周に一体に設けられた一対のスラスト側スカート部7及び反スラスト側スカート部8と、該各スカート部7,8の周方向の両端部に接続される一対のエプロン部9,9と、を備えている。
前記冠部6は、比較的厚肉に形成された円盤状を呈し、冠面6aには、図外の吸排気弁との干渉の回避に供するバルブリセス(図示外)が穿設されている。また、この冠部6の外周部には、プレッシャリングやオイルリングなど3つのピストンリングPL1〜PL3の保持に供するリング溝6b〜6dが切欠形成されている。
前記各スカート部7,8は、ピストン1の軸心を中心として左右対称に配置され、比較的薄肉の厚さ幅をもって横断面ほぼ円弧状となるように形成されている。そして、スラスト側スカート部7については、膨張行程時などにおいてピストン1が下降ストロークした際に、コンロッド5の角度との関係からシリンダ壁3に対し傾きながら圧接する一方、反スラスト側スカート部8については、圧縮行程時などにおいてピストン1が上昇ストロークした際に、シリンダ壁3に対し反対に傾きながら圧接することとなる。なお、前記各スカート部7,8のシリンダ壁3に対する圧接荷重については、燃焼圧力を受けてシリンダ壁3に圧接する前記スラスト側スカート部7の方が大きくなる。
また、前記各スカート部7,8の表面には、図1、図3に示すように、周知の条痕7a,8aが設けられていて、当該各条痕7a,8aが設けられているスカート部7,8の表面には、複層固体潤滑被膜10が形成されている。この複層固体潤滑被膜10は、下層に形成される第1被膜組成物からなる第1固体潤滑被膜11と、上層に形成される第2被膜組成物からなる第2固体潤滑被膜12と、からなるもので、当該両被膜11,12の結合樹脂(バインダー)としては、耐熱性、耐摩耗性及び密着性に優れるエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂のいずれか1種又は2種を使用する。
具体的に説明すれば、前記第1固体潤滑被膜11(前記第1被膜組成物)については、前記結合樹脂であるエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂(PAI)の1種が50wt%以上となるように設定されると共に、前記被膜自体の形成に供する固体潤滑剤であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、二硫化モリブデン(MoS2)又はグラファイト(GF)のいずれか1種以上が50wt%以下となるように設定されている。
ここで、第1被膜組成物につき前記結合樹脂が50wt%以上となるように設定したのは、前記従来の特許公開公報(特開2010−216362号公報)に記載されているように、前記結合樹脂が50wt%未満の場合にはピストン1との密着性が低下することとなるためである。
一方、前記第2固定潤滑被膜12(前記第2被膜組成物)については、前記第1被膜組成物と同様に、結合樹脂であるエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂のいずれか1種が5〜50wt%となるように設定されると共に、前記固体潤滑剤である二硫化モリブデンが50〜95wt%となるように設定されている。
ここで、第2被膜組成物につき前記結合樹脂が5〜50wt%となるように設定したのは、前記従来の特許公開公報(特開2010−216362号公報)に記載されているように、結合樹脂が5wt%未満の場合には、結合力の低下によって第1被膜組成物との密着性が低下し、反対に50wt%を超えると、固体潤滑剤が相対的に少なくなることによって初期馴染み性が低下することとなるためである。
そして、以上のようにして構成される前記第1、第2被膜組成物については、有機溶剤によって希釈され、塗料としてピストン1に塗布される。すなわち、ピストン1(前記両スカート部7,8)の外周面に、第1被膜組成物と第2被膜組成物とが順次重ねて塗布され、これを焼成し硬化させることによって、前記複層固体潤滑被膜10が形成されることとなる。
また、前記第1被膜組成物と第2被膜組成物を調整するには、例えば、前記結合樹脂であるエポキシ樹脂や、ポリイミド樹脂及びポリアミドイミド樹脂に有機溶剤を配合し、その樹脂溶液に固体潤滑剤を加え、必要に応じて、さらに硬質粒子を添加して、ビーズミル等を用いて混合分散すればよい。なお、この際、前記結合樹脂と、前記ポリテトラフルオロエチレンや二硫化モリブデン、グラファイトの固体潤滑剤と、硬質粒子との配合量は、合わせて100wt%となるように調整する。
以下、図4〜図8に基づいて前記ピストン1の製造方法について説明する。
まず、鋳造など所定の製法によってピストン1を成形し、その後、切削加工により前記両スカート部7,8に条痕7a,8aを形成する(図4に示す加工工程S1)。続いて、当該ピストン1をスチーム洗浄により水洗し、表面に付着している加工潤滑剤等を除去した後、これを乾燥させる(図4に示す洗浄工程S2)。
次に、この洗浄・乾燥したピストン1の両スカート部7,8の表面に、エアスプレーによって、前記第1被膜組成物を所定の有機溶剤に溶かしてなる第1被膜形成塗料11aを塗布する(図4に示す第1被膜形成工程S3)。具体的には、図5に示すように、前記洗浄等されたピストン1を回転台21に載置し、当該回転台21を回しながらタンク20aに注入した第1被膜形成塗料11aをスプレーガン20により噴霧することで、前記各条痕7a,8aが形成されたスカート部7,8の表面に、当該第1被膜形成塗料11aを塗布する。
続いて、この塗布した第1被膜形成塗料11aについて乾燥を行う(図4に示す乾燥工程S4)。ここで、本実施形態でいう「乾燥」とは、従来行っていた周知の焼成よりも低温かつ短時間の加熱を行うことによって有機溶剤を残したまま塗料11aを可触状態にすることをいう。具体的には、図6に示すように、前記第1被膜形成塗料11aの塗布が完了したピストン1をベルトコンベア22へと載せ、その上流において、並列配置された各出力800Wの3つのハロゲンランプ23a〜23cの下で180秒間加熱することによって行い、その後、ベルトコンベア22の下流において、所定の冷風器24により冷風を当てて前記加熱されたピストン1を冷却することによって、完了する。
なお、上記の乾燥条件は一例であって、適正な条件としては図7に示す通りである。この図は、ピストンの温度Tとその最小保持時間tとの関係を表したものであり、図中に記載された曲線Xよりも内側(図中左下側)の領域がNG(表面未乾燥)で、当該曲線Xよりも外側(図中右上側)の領域がOK(表面乾燥済)であることを示している。
ここで、本実施形態でいう「乾燥」は、前述のように従来の焼成よりも低温かつ短時間で行うものであることから、想定される最低の焼成温度(160℃)よりも低い温度で、かつ、想定される最短の焼成時間(800秒)よりも短い時間に設定される必要がある。よって、60〜160℃の温度(本発明に係る第1の温度)でもって800秒以内の時間で任意に設定されることとなる。
次に、上述のような乾燥が行われて可触状態となった第1被膜形成塗料11aの表面に、いわゆるスクリーン印刷によって、前記第2被膜組成物を所定の有機溶剤に溶かしてなる前記第2被膜形成塗料12aを重ねて塗布する(図4に示す第2被膜形成工程S5)。具体的には、図8に示すように、枠部材25に張ったスクリーン26に第2被膜形成塗料12aを載せて、スクリーン26を擦るように当該スクリーン26に対しスキージ27を圧接させつつ移動させることによって、スクリーン26を通じて当該第2被膜形成塗料12aを前記各スカート部7,8(前記第1被膜形成塗料11a)の表面に転写させる。
最後に、この両被膜形成塗料11a,12aについて焼成を行う(図4に示す焼成工程S6)。ここで、本実施形態でいう「焼成」とは、前記「乾燥」よりも高い所定温度でもって加熱を行うことによって、有機溶剤を揮発させて前記両被膜形成塗料11a,12aを硬化させることをいう。具体的には、当該両被膜形成塗料11a,12aが塗布されたピストン1を加熱炉に投入し、160〜240℃の温度(本発明に係る第2の温度)でもって15〜180分の時間加熱することで、前記両被膜形成塗料11a,12aについて有機溶剤を揮発させつつ前記各被膜組成物を硬化させることにより、前記複層固体潤滑被膜10を形成する。
ここで、上記焼成温度を160〜240℃としたのは、図9に示す次の試験結果による。この試験は、所定温度140〜260℃で15分(図中のL1)、30分(図中のL2)、45分(図中のL3)及び60分(図中のL4)焼成した後のスカート部7,8の硬度(ビッカース硬さHV)を調べたものである。すなわち、前記ピストン1については、上記焼成後のスカート部7,8のHVが約15以上となる必要があることから、160℃以上に設定する必要がある。一方、当該温度を240℃以上に設定してしまうと、ピストン1であるアルミニウム合金が軟化してしまう。よって、焼成温度の適正範囲は、上述のように160〜240℃となる。
また、前記焼成時間については、焼成後のHVが約15以上となり得る時間、つまり15分以上に設定する必要がある。なお、上記試験では15分より短い時間について行っておらず、図9中には15分未満の焼成時間によるHVとの関係については記されていないものの、当該試験結果から推定するに、15分未満の焼成時間では、上述の最低設定温度(160℃)の場合におけるHVが15よりも下回ることは明らかであることから、上記焼成時間の下限を15分とした。一方、焼成時間は長いほど良好な硬度を有する被膜が得られることとなるが、180分を超えてしまうとピストン1であるアルミニウム合金が変形をきたすおそれがある。よって、焼成時間の適正範囲は、上述のように15〜180分となる。
以上のように、本実施形態では、第1被膜形成塗料11aを塗布した直後には従来のような焼成は行わず、当該焼成よりも低温・短時間で行い得る乾燥に留めることで、ピストン1の加熱に要する時間や、次の第2被膜形成塗料12aの塗布準備に係る冷却時間に要する作業時間を短縮することができる。これによって、複層固体潤滑被膜10をより短時間で形成することが可能となり、この結果、ピストン1の生産性の向上が図れ、製造コストの低廉化に供される。
しかも、本実施形態では、単に時間を短縮するというだけでなく、前記乾燥工程における加熱温度についても従来の焼成と比べて低い温度に設定することとしているため、エネルギ消費の観点からも経済性が向上して、製造コストを効果的に低減することが可能となる。
また、本実施形態では、前記第1固体潤滑被膜11に係る固体潤滑剤の含有量が50wt%以下となるように設定したことによって、ピストン1に対する第1固体潤滑被膜11の良好な密着性が得られると共に、前記第2固体潤滑被膜12に係る固体潤滑剤の含有量が50〜95wt%となるように設定したことによって、当該第2固体潤滑被膜12の表面が短時間で摩耗することにより滑らかな摺動面が速やかに形成されることとなって、シリンダ壁3に対する前記各スカート部7,8の良好な初期馴染み性が得られる。
図10は、上記第1実施形態についての第1変形例を示し、当該第1実施形態における第1被膜形成塗料11aの乾燥態様を変更したものである。
すなわち、本変形例では、前記第1被膜形成塗料11aを塗布した後、同図に示すように、第1被膜形成塗料11aの塗布が完了したピストン1をベルトコンベア22へと載せ、その上流において、190℃の加熱温度に設定された乾燥炉31を84秒間で通過させることによって加熱を行い、その後、ベルトコンベア22の下流において、所定の冷風器24により冷風を当てて前記加熱されたピストン1を冷却することによって、前記乾燥を行うこととしたものである。
したがって、本変形例によれば、前記第1実施形態よりさらに短時間で乾燥を完了させることが可能となることから、生産性等のさらなる向上に供される。
図11は、上記第1実施形態についての第2変形例を示し、当該第1実施形態における第1被膜形成塗料11aの乾燥態様を変更したものである。
すなわち、本変形例では、前記第1被膜形成塗料11aを塗布した後、同図に示すように、第1被膜形成塗料11aの塗布が完了したピストン1をベルトコンベア22に載せ、その上流において、並列配置された各出力10kWの3つの熱風発生機32a〜32cの下を42秒間で通過させることによって行い、その後、ベルトコンベア22の下流において、所定の冷風器24により冷風を当てて前記加熱されたピストン1を冷却することによって、前記乾燥を行うこととしたものである。
したがって、本変形例によれば、前記第1実施形態よりも一層短時間で乾燥を完了させることが可能となり、生産性等の一層の向上に供される。
図12は、上記第1実施形態についての第3変形例を示し、当該第1実施形態における第1被膜形成塗料11aの乾燥態様を変更したものである。
すなわち、本変形例では、前記第1被膜形成塗料11aを塗布した後、同図に示すように、第1被膜形成塗料11aの塗布が完了したピストン1をベルトコンベア22に載せ、その上流において、3.5kV・0.9Aの電流が通電された高周波加熱コイル33により25秒間加熱する。すなわち、前記ベルトコンベア22上を移動可能に設けられてピストン1のスカート部7,8を包囲するように構成されてなる高周波加熱コイル33が、当該ベルトコンベア22上を移動するピストン1の直上まで移動した後、下降して通電されることで、当該ピストン1を包囲するかたちで加熱を行う。なお、当該加熱終了後は上昇し、次(隣)のピストン1の位置まで移動することとなる。
こうして加熱された後、ベルトコンベア22の下流において、所定の冷風器24によって冷風を当てて前記加熱されたピストン1を冷却することにより、前記乾燥を行うこととしたものである。
したがって、本変形例によれば、前記第1実施形態よりもより一層短時間で乾燥を完了させることが可能となり、生産性等のより一層の向上に供される。
図13は、本発明に係る内燃機関のピストンの製造方法の第2実施形態を示し、前記第1実施形態における第1被膜形成塗料11aの塗布態様を変更したものである。
すなわち、この実施形態では、前記第1実施形態におけるピストン1の製造工程において、ピストン1を前記成形・加工し(同図の加工工程S1)、これを前記洗浄・乾燥処理した後に(同図の洗浄工程S2)、前記エアスプレー法ではなく、前記スクリーン印刷によって第1被膜形成塗料11aを塗布する(同図の第1被膜形成工程S3)。
その後は、前記第1実施形態と同様の方法によって乾燥を行い(同図の乾燥工程S4)、第2被膜形成塗料12aの塗布については、前記第1実施形態と同様に、スクリーン印刷によって行う(同図の第2被膜形成工程S5)。そして、最後に、前記第1実施形態と同様、この両被膜形成塗料11a,12aが塗布されたピストン1を加熱炉に投入して、前記第1実施形態と同様の条件で焼成を行う(同図の焼成工程S6)。
このように、本実施形態では、第1被膜形成塗料11aについても前記スクリーン印刷によって行うようにしたことで、第1実施形態と同様の作用効果が得られるのは勿論のこと、とりわけ、当該第1被膜形成塗料11aの歩留まりの向上に供される。
換言すれば、前記エアスプレーは噴霧により塗布するものであるから、前記各スカート部7,8の表面に塗布されない塗料(例えば前記各リング溝6b〜6d等に施されるマスキング部に塗布された塗料等)については無駄になってしまうが、前記スクリーン印刷の場合には、塗料の全てをスカート部7,8の表面に塗布することになることから、前記第1被膜形成塗料11aの歩留まりの向上を図ることができる。
本発明は、前記各実施形態の構成等に限定されるものではなく、例えば前記乾燥及び焼成の具体的態様については、前記各実施形態で開示した態様のほか、前記乾燥条件及び焼成条件を充足するものであれば、いかなる態様を採用することも可能であり、固体潤滑被膜10の仕様や設備の能力等に応じて任意に設定することができる。
また、前記被膜形成工程前の洗浄工程についても、必ずしも前記水洗洗浄に限定されるものではなく、例えば加工工程において潤滑油を使用する場合等は、脱脂処理及び化成処理を行うこととしてもよい。
前記各実施形態から把握される特許請求の範囲に記載した発明以外の技術的思想について、以下に説明する。
(a)請求項1に記載の内燃機関のピストンの製造方法であって、
前記ピストンの切削加工後にこれを洗浄し、その後に前記第1被膜組成物を塗布することを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
(b)請求項1に記載の内燃機関のピストンの製造方法であって、
前記第1被膜組成物及び第2被膜組成物は、いずれもスクリーン印刷により塗布されることを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
(c)請求項1に記載の内燃機関のピストンの製造方法であって、
前記第1被膜組成物はスプレーにより塗布され、前記第2被膜組成物はスクリーン印刷により塗布されることを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
(d)請求項1に記載の内燃機関のピストンの製造方法であって、
前記第1被膜組成物及び第2被膜組成物は、
結合樹脂であるポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂又はエポキシ樹脂の少なくとも1種と、
グラファイト又は二硫化モリブデンの少なくともいずれか一方からなる固体潤滑剤と、
を含んでいることを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
(e)前記(d)に記載の内燃機関のピストンの製造方法であって、
前記第1被膜組成物は、前記固体潤滑剤の含有量が50wt%以下となるように設定され、
前記第2被膜組成物は、前記固体潤滑剤の含有量が50〜95wt%となるように設定されていることを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
1…ピストン
7…スラスト側スカート部(スカート部)
7a…条痕
8…反スラスト側スカート部(スカート部)
8a…条痕
10…複層固体潤滑被膜
11…第1固体潤滑被膜
11a…第1被膜形成塗料(第1被膜組成物)
12…第2固体潤滑被膜
12a…第2被膜形成塗料(第2被膜組成物)
S1…加工工程
S2…洗浄工程
S3…第1被膜形成工程
S4…乾燥工程
S5…第2被膜形成工程
S6…焼成工程

Claims (2)

  1. 条痕が形成されたスカート部に第1固体潤滑被膜が形成されると共に、前記第1固体潤滑被膜の上面に当該第1固体潤滑被膜よりも摩耗量の多い第2固体潤滑被膜が形成される内燃機関のピストンの製造方法であって、
    前記ピストンを成形する工程と、
    前記スカート部を切削加工することで当該スカート部に条痕を形成する工程と、
    前記スカート部に、前記第1固体潤滑被膜の形成に供する第1被膜組成物を塗布する工程と、
    該工程にて塗布された前記第1被膜組成物を60〜160℃の温度でもって800秒以内の時間で乾燥させる工程と、
    該工程にて乾燥した前記第1被膜組成物の表面に、前記第2固体潤滑被膜の形成に供する第2被膜組成物を塗布する工程と、
    前記第1被膜組成物及び第2被膜組成物を160〜240℃の温度でもって15〜180分の時間で焼成する工程と、
    によって前記第1固体潤滑被膜及び第2固体潤滑被膜を形成することを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
  2. スカート部に複層の固体潤滑被膜が形成される内燃機関のピストンの製造方法であって、
    前記ピストンを成形する工程と、
    前記スカート部の表面に、下層固体潤滑被膜の形成に供する第1被膜組成物を塗布する工程と、
    該工程にて塗布された前記第1被膜組成物を、第1の温度でもって溶剤の残る可触状態となるまで乾燥させる工程と、
    該工程にて乾燥されることにより前記下層固体潤滑被膜が形成された箇所に、上層固体潤滑被膜の形成に供する第2被膜組成物を塗布する工程と、
    前記第1被膜組成物及び第2被膜組成物を、前記第1の温度を超える第2の温度でもって焼成する工程と、
    によって前記複層の固体潤滑被膜を形成することを特徴とする内燃機関のピストンの製造方法。
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