JP2013166087A - 自己洗浄方式のろ過システム - Google Patents

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Abstract

【課題】一の系列のろ過設備を逆洗洗浄する洗浄水を他の系列のろ過設備で処理したろ過水を使用して実施する自己洗浄方式のろ過システムにおいて、洗浄水が不足すると判断されたとき、ろ過設備で処理するろ過水の流量を一時的に増量し、一の系列で必要とする洗浄水量を他の系列のろ過水で全て賄うことができるろ過システムを提供する。
【解決手段】ろ過原水貯留槽20から流出したろ過原水の流量を計測するろ過原水流量計24にて計測されたろ過原水量の指示値、又はろ過設備30で処理されたろ過水の流量を計測するろ過水流量計43にて計測されたろ過水量の指示値のいずれかが、所定の各水量設定値を下回ったとき、制御装置40は原水渠10又は/及びろ過原水貯留槽20から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させ、指示値が設定値を上回ったときに一の系列のろ過設備30Aの自己洗浄を実施するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数系列のろ過設備を備えるろ過システムの内の一の系列のろ過設備を逆洗洗浄するとき他の系列のろ過設備で処理されたろ過水を洗浄水として使用する自己洗浄方式のろ過システムに関する。
従来、複数系列のろ過設備を備えるろ過システムにおいて、一の系列のろ過設備を逆洗洗浄する場合、一の系列のろ過設備を含む全ての系列のろ過設備により処理されたろ過水が貯水されている洗浄水槽より逆洗ポンプで逆洗洗浄をしようとしている一の系列のろ過設備に洗浄水を送水していた。
しかしながら、この方式によると、ろ過水を洗浄水として貯水するための洗浄水槽を設置する必要があり設備設置面積が増大すると共に、洗浄水槽・逆洗ポンプ等を管理するための設備管理費が増加するとの不具合があった。
また、下記特許文献1には、洗浄水槽を設置しないで逆洗洗浄する方式として、自己洗浄方式が提案されている。即ち、この方式は、逆洗洗浄しようとしている一の系列のろ過設備以外の他の系列のろ過設備で処理されたろ過水を、一の系列のろ過設備の洗浄水として用いる方式である。
しかしながら、この方式において、他の系列のろ過設備で処理されたろ過水の水量が、一の系列のろ過設備に使用する洗浄水量より下回る場合、ろ過設備の後段から不足した洗浄水量を補給する必要がある。そのため、補給用洗浄水槽の設置や補給用洗浄水槽から洗浄水を送水するための補給水ポンプ等を設置することが必要となる。または、ろ過設備の系列数を更に増加し、逆洗洗浄する一の系列のろ過設備で必要とする1回当たりの洗浄に必要な水量を低減させることが必要となる。従って、この方式においても、補給用洗浄水槽・補給水ポンプ等を設置し、またはろ過設備の系列数を更に増加することが必要になり、設備設置面積が増大すると共に設備数の増加による設備管理費が増加するとの不具合があった。
特開2003−93808
本発明は上述の不具合点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、一の系列のろ過設備を逆洗洗浄する洗浄水を他の系列のろ過設備で処理したろ過水を使用して実施する自己洗浄方式のろ過システムにおいて、洗浄水が不足すると判断されたとき、他の系列のろ過設備で処理するろ過水の流量を一時的に増量し、一の系列のろ過設備で必要とする洗浄水量を他の系列のろ過設備で処理する処理水で全て賄うことができる自己洗浄方式のろ過システムを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る自己洗浄方式のろ過システムは、原水渠から流出したろ過原水を貯水するろ過原水貯留槽と、前記ろ過原水貯留槽からろ過原水ゲートを通り流出したろ過原水を処理してろ過水にする複数の系列を有するろ過設備と、前記ろ過設備にて処理されたろ過水を貯留する浄水池を備え、一の系列の前記ろ過設備を逆洗洗浄するとき、前記一の系列のろ過設備以外の他の系列のろ過設備で処理したろ過水を洗浄水として用いて洗浄する自己洗浄方式のろ過システムであって、前記ろ過設備の内の一の系列のろ過設備で逆洗洗浄の実施が必要と判断された場合で、前記ろ過原水貯留槽から流出したろ過原水の流量を計測するろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又は前記ろ過設備で処理されたろ過水の流量を計測するろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値が、所定の各水量設定値を下回っているとき、前記原水渠及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を制御する制御装置は、前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係る自己洗浄方式のろ過システムは、請求項1に記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、前記ろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又は前記ろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値が、前記各水量設定値を上回ったとき、前記制御装置は前記一の系列のろ過設備の逆洗洗浄を開始させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に係る自己洗浄方式のろ過システムは、原水渠から流出したろ過原水を貯水するろ過原水貯留槽と、前記ろ過原水貯留槽からろ過原水ゲートを通り流出したろ過原水を処理してろ過水にする複数の系列を有するろ過設備と、前記ろ過設備にて処理されたろ過水を貯留する浄水池を備え、一の系列の前記ろ過設備を逆洗洗浄するとき、前記一の系列のろ過設備以外の他の系列のろ過設備で処理したろ過水を洗浄水として用いて洗浄する自己洗浄方式のろ過システムであって、前記ろ過設備の内の一の系列のろ過設備で逆洗洗浄の実施が必要と判断された場合で、前記ろ過設備の内のいずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過圧力計にて計測されたろ過圧力の指示値が所定のろ過圧力設定値を下回っているとき、又は前記ろ過設備の内のいずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過水位計にて計測されたろ過水位の指示値が所定のろ過水位設定値を下回っているとき、前記原水渠及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を制御する制御装置は、前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に係る自己洗浄方式のろ過システムは、請求項3に記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、前記いずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過圧力計にて計測されたろ過圧力の指示値が前記ろ過圧力設定値を上回ったとき、又は前記いずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過水位計にて計測されたろ過水位の指示値が前記ろ過水位設定値を上回ったとき、前記制御装置は前記一の系列のろ過設備の逆洗洗浄を開始させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に係る自己洗浄方式のろ過システムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、前記ろ過原水ゲートより低位置に配設した補助ろ過原水ゲート又は/及び前記ろ過設備に流入するろ過原水の流量を制御するろ過原水バルブを用いてろ過原水の流量を平常流量より増量させることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に係る自己洗浄方式のろ過システムは、請求項1乃至5のいずれかに記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、前記浄水池に設置されている浄水水位計にて計測された浄水水位の指示値が所定の浄水水位設定値を上回ったとき、前記制御装置は前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を前記平常流量に戻すことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に係る自己洗浄方式のろ過システムは、請求項1乃至6のいずれかに記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、前記ろ過設備が砂ろ過設備、膜ろ過設備、繊維ろ過設備のうちのいずれかであることを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明の自己洗浄方式のろ過システムによれば、ろ過設備の内の一の系列のろ過設備で逆洗洗浄の実施が必要と判断された場合であって、ろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又はろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値が、所定の各水量設定値を下回ったとき、制御装置は前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させて、前記ろ過設備で処理して得られるろ過水の流量を平常流量より増量させることができるので、一の系列のろ過設備を逆洗洗浄する場合の洗浄水を他の系列のろ過設備で処理されたろ過水だけで賄うことができる。従って、洗浄水を補強するための洗浄水槽・補給水ポンプ等の設備の増加又はろ過設備の系列数の更なる増加が不要となり、設備面積及び設備維持管理費が増大するのを防止することができる。
更に、本発明の自己洗浄方式のろ過システムは、ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させるとき、ろ過原水ゲートより低位置に配設した補助ろ過原水ゲートを通してろ過原水を流出させることもできるので、ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水を水圧で流出させることが可能となり、ろ過原水を送水するための送水ポンプを不要とすることができる。
更に、本発明の自己洗浄方式のろ過システムは、ろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又はろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値が、各水量設定値を上回ったとき、一の系列のろ過設備の逆洗洗浄を開始するので、他の系列のろ過設備で処理して得られたろ過水量で一の系列のろ過設備を洗浄するための洗浄水量を確保できたことを確認後に、逆洗洗浄を開始することができる。
更に、本発明の自己洗浄方式のろ過システムは、浄水水位計にて計測された浄水水位の指示値が所定の浄水水位設定値を上回ったとき、制御装置は前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を前記平常流量に戻し、前記ろ過設備で処理して得られるろ過水の流量を平常流量に戻すので、一の系列のろ過設備を逆洗洗浄している間に減量した浄水池に貯留されている浄水の水量を平常レベルまで回復させることが可能となり、後工程で使用する浄水の不足を防止することができる。
更に、本発明の自己洗浄方式のろ過システムは、前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させるときの判断を、ろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又はろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値で行う代わりとして、ろ過設備に接続するろ過原水支管またはろ過水支管に設置されているろ過圧力計にて計測されたろ過圧力の指示値又はろ過設備に設置されているろ過水位計にて計測されたろ過水位の指示値で行うことができるので、ろ過原水流量計及びろ過水流量計の設置を不要とすることができる。
更に、本発明の自己洗浄方式のろ過システムは、砂ろ過設備、膜ろ過設備、繊維ろ過設備で実施する場合に好適である。
本発明に係る自己洗浄方式のろ過システムの概略説明図 別の本発明に係る自己洗浄方式のろ過システムの概略説明図
以下に図面を参照して、この発明の実施形態に係る自己洗浄方式のろ過システムについて、例示して説明する。
第1実施例:
図1は、本発明に係る自己洗浄方式のろ過システムの概略説明図である。本発明に係る自己洗浄方式のろ過システム1は、原水渠10と、ろ過原水貯留槽20と、ろ過設備30と、浄水池40と、制御装置50と、を備えている。
原水渠10は、河川等からの原水が流入してくる溝であり、原水は、原水ゲート11から原水管12を通って後述するろ過原水貯留槽20へと流出する。原水渠10からろ過原水貯留槽20へ流出する原水の水量を平常流量より増量するときは、後述する制御装置50が、原水管12に設置されている原水流量計13のデータを基に、原水管12に設置されている原水バルブ14を制御することで調整する。
ろ過原水貯留槽20は、原水渠10からの原水を一時貯留する貯留槽であり、原水は、通常はろ過原水ゲート21からろ過原水共通管23を通って後述する複数系列を有するろ過設備30へと流出する。ろ過原水ゲート21より低位置には、補助ろ過原水ゲート22が設置されていて、ろ過原水貯留槽20からろ過設備30へ流出する原水の水量を平常流量より増量する場合の流出ゲートとして使用することができる。原水渠10またはろ過原水貯留槽20からろ過設備30へ流出する原水の水量を平常流量より増量するときは、制御装置50がろ過原水共通管23に設置されているろ過原水流量計24のデータを基に、ろ過原水共通管23に設置されているろ過原水バルブ25を制御することで調整する。
ろ過設備30は、圧力式の砂ろ過設備であり、ろ過貯留槽20から流入したろ過原水をろ過水に処理する機能を有し、同一機能である砂ろ過設備30が並列に複数系列配置されている。図では、砂ろ過設備である第一系列のろ過設備30Aから第五系列のろ過設備30Eまで5系列で構成されている。ろ過原水共通管23から分岐し各ろ過設備(30A乃至30E)に連結している各ろ過原水支管(33A乃至33E)には、各ろ過圧力計(32A乃至32E)と各ろ過原水補助バルブ(34A乃至34E)とがそれぞれ設置されている。また、各ろ過原水支管(33A乃至33E)のろ過原水補助バルブ34よりろ過設備30側に連結している逆洗洗浄水を排水する各逆洗洗浄排水支管(35A乃至35E)には、各逆洗バルブ(36A乃至36E)が設置されていて、他端は、逆洗流量計38が設置されている逆洗洗浄排水共通管37に連結している。
浄水池40は、ろ過設備30からのろ過水を貯留する貯留槽であり、浄水水位計44が設置されている。各ろ過設備(30A乃至30E)に連結している各ろ過水支管(41A乃至41E)の他端は、ろ過水共通管42に連結し、ろ過水共通管42には、ろ過水流量計43とろ過水バルブ45が設置されている。
制御装置50は、原水流量計13、ろ過原水流量計24、ろ過水流量計43、逆洗水流量計38、各ろ過原水支管(33A乃至33E)に設置されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)、及び浄水水位計44の各データを全て取得し、それらのデータを基に、原水バルブ14、ろ過原水バルブ25、ろ過水バルブ45、及び各ろ過原水支管(33A乃至33E)にそれぞれ設置されている各ろ過原水補助バルブ(34A乃至34E)と各逆洗洗浄排水支管(35A乃至35E)にそれぞれ設置されている各逆洗バルブ(36A乃至36E)の開閉、並びに補助ろ過原水ゲート22の開閉を制御する。
次に、上記構成からなる自己洗浄方式のろ過システム1において、一の系列のろ過設備、例えばろ過設備30Aを洗浄するときの洗浄水に、他の系列のろ過設備である他のろ過設備(30B乃至30E)でろ過原水を処理したろ過水を使用する自己洗浄方式のフローについて説明する。
洗浄を実施していないとき、原水渠10の原水は、原水ゲート11を通って原水管12からろ過原水貯留槽20へ流入し貯留される。貯留された原水は、ろ過原水ゲート21を通って流出し、ろ過原水共通管23を平常流量で流通し、ろ過原水共通管23から分岐した各ろ過原水支管(33A乃至33E)を経由して各ろ過設備(30A乃至30E)に流入する。従って、この場合、各ろ過原水補助バルブ(34A乃至34E)は開放されている。尚、各逆洗バルブ(36A乃至36E)は全て閉鎖されている。各ろ過設備(30A乃至30E)で処理されたろ過水は、各ろ過水支管(41A乃至41E)から他端が連結しているろ過水共通管42を経由して浄水池40に流入し、ろ過水として貯留される。
一定時間、各ろ過設備(30A乃至30E)でろ過原水をろ過水にする処理が行われると、各ろ過原水支管(33A乃至33E)に設置されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)の指示値が上昇し、その内のいずれかの指示値が逆洗洗浄を実施するレベルに達すると、制御装置50は、指示値が逆洗洗浄を実施するレベルに達した系列のろ過設備、例えばろ過設備30Aについて洗浄の実施が必要であると判断し、自己洗浄を実施するための洗浄水が確保できるかを確認するため、ろ過原水流量計24にて計測されたろ過原水量の指示値が所定のろ過原水水量設定値を下回っているか判断する。ろ過原水流量計24の指示値の代替として、ろ過水流量計43にて計測されたろ過水量の指示値を用いても良く、この場合、ろ過水流量計43の指示値が所定のろ過水水量設定値を下回っているかで判断する。尚、ろ過原水流量計24の指示値、又はろ過水流量計43の指示値のいずれで判断するかは、ろ過設備30の種類、ろ過原水の流量・水質等を総合的に検討し、事前に制御装置50に設定しておく。本実施例では、ろ過原水流量計24の指示値で判断する場合について、以下説明する。
即ち、制御装置50は、ろ過設備30Aについて逆洗洗浄を実施する必要があると判断した場合、ろ過原水流量計24の指示値が所定のろ過原水水量設定値を下回っているか否か判断し、下回っている場合には、ろ過設備30Aの逆洗洗浄水を他のろ過設備(30B乃至30E)のろ過水で賄うことができないと判断する。そのため、制御装置50は、補助ろ過原水ゲート22を開放し、ろ過原水貯留槽20からのろ過原水の流出量を増量するようにろ過原水バルブ25を調整し、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水の流量が平常流量より増量されるようにする。尚、この場合、制御装置50は、原水バルブ14を調整し、原水渠10からろ過原水貯留槽20に流入するろ過原水量を増量し、しかも補助ろ過原水ゲート22は開放せずにろ過原水を通常通りろ過原水ゲート21より流出させ、ろ過原水貯留槽20に貯留しているろ過原水量を一定に保持したまま、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水の流量を平常流量より増量するようにろ過原水バルブ25を調整することもできる。更に、原水バルブ14とろ過原水バルブ25を調整すると共に、補助ろ過原水ゲート22を開放し、原水渠10から流出するろ過原水量と、ろ過原水貯留槽20から補助ろ過原水ゲート22を通って流出するろ過原水量の両方を増量し、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水量を平常流量より増量することもできる。これにより、ろ過原水が増量されるので各ろ過設備(30A乃至30E)で処理されるろ過水が増量し、ろ過水流量計43を通過するろ過水量も平常流量より増量することになる。
ろ過原水の流量が平常流量より増量され、従ってろ過水の流量も平常流量より増量され、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水量の指示値がろ過原水水量設定値を上回ると、制御装置50は、ろ過設備30Aの逆洗洗浄水を他のろ過設備(30B乃至30E)のろ過水で賄うことができ、ろ過設備30Aの自己洗浄をできると判断する。その結果、制御装置50は、ろ過水バルブ45を閉鎖し、更にろ過設備30Aのろ過原水補助バルブ34Aを閉鎖すると共に逆洗バルブ36Aを開放する。これにより、他のろ過設備(30B乃至30E)で処理されたろ過水は、ろ過水支管41Aからろ過設備30A内に逆流し、上部で連結している逆洗洗浄排水支管35Aより逆洗洗浄排水が排出されるのでろ過設備30Aの逆洗洗浄が実施される。
ろ過設備30Aの逆洗洗浄が一定時間実施されると、制御装置50は、逆洗洗浄を終了させるため、ろ過水バルブ45を開放し、更にろ過設備30Aのろ過原水補助バルブ34Aを開放すると共に逆洗バルブ36Aを閉鎖する。この段階では、未だろ過原水の流量は、平常流量より増量された状態のままである。従って、ろ過水流量計43を通過するろ過水は平常流量より増量されていて、逆洗洗浄を実施している間に、浄水池40に貯留されていたろ過水の減量分が補充されることになる。
浄水池40のろ過水が増量され、浄水池40に設置されている浄水水位計44の指示値が所定の浄水水位設定値を上回ると、制御装置50は、ろ過原水の流量を平常流量に戻すため、補助ろ過原水ゲート22が開放されている場合には閉鎖すると共に、原水渠10からろ過原水貯留槽20への流入量を増量するための原水バルブ14が調整されている場合には元のレベルに戻し、更にろ過原水バルブ25を元のレベルまで戻す。よって、ろ過水流量計43を通過するろ過水の流量を平常流量に戻すことができる。
以上の通り、本発明の自己洗浄方式のろ過システムでは、一の系列のろ過設備であるろ過設備30Aについて自己洗浄を実施する場合、他の系列のろ過設備である他のろ過設備(30B乃至30E)で処理されたろ過水でろ過設備30Aの洗浄水を賄うことができるか否かを判断し、洗浄水が不足すると判断したときは、原水渠10又は/及びろ過原水貯留槽20から流出するろ過原水の流量を増量させるので、他のろ過設備(30B乃至30E)で処理するろ過水を増量することができ、ろ過設備30Aを洗浄する場合の洗浄水の不足を洗浄水槽の洗浄水で補給することが不要になる。よって、洗浄水の不足を補強するための洗浄水槽・補給水ポンプ等の設備の増加、又はろ過設備の系列数の更なる増加が不要となり、設備面積及び設備維持管理費の増大を防止することが可能となる。
更に、ろ過原水貯留槽20に貯留しているろ過原水から流出する流量を平常流量より増量させるとき、ろ過原水ゲート21より低位置に配設した補助ろ過原水ゲート22を介してろ過原水を流出させると、ろ過原水貯留槽20から流出するろ過原水を水圧で流出させることが可能となり、ろ過原水を送水するための送水ポンプ等の設備の増加を不要とすることが可能となる。
更に、ろ過原水流量計24にて計測されたろ過原水量の指示値が、所定のろ過原水水量設定値を超えたとき、ろ過設備30Aの逆洗洗浄を開始することで、他のろ過設備(30B乃至30E)で処理して得られたろ過水量でろ過設備30Aを洗浄するための洗浄水量を確保できることを確認後に、ろ過設備30Aの逆洗洗浄を開始することになり、ろ過設備30Aの洗浄水の不足を防止することが可能となる。
更に、浄水水位計44にて計測された浄水水位の指示値が所定の浄水水位設定値を超えたとき、制御装置50は、原水渠10又は/及びろ過原水貯留槽20から流出するろ過原水の流量を前記平常流量に戻し、ろ過設備30で処理して得られるろ過水の流量を平常流量に戻すので、ろ過設備30Aを逆洗洗浄している間に減量した浄水池40に貯留されている浄水の水量を平常レベルまで回復させることが可能となり、後工程で使用する浄水の不足を防止することが可能となる。
尚、本実施例ではろ過設備30として砂ろ過設備で説明したが、砂ろ過設備に限定されるものではなく、膜ろ過設備、繊維ろ過設備等であっても良い。
第2実施例:
図2は、本発明に係る別の自己洗浄方式のろ過システムの概略説明図である。本発明に係る自己洗浄方式のろ過システム2は、図1の実施例1のろ過設備30とは、形式が異なるろ過設備39であり、それ以外は実施例1と略同一であり、同一番号は同一内容を表す。以下、異なる点を主に説明する。
ろ過設備39は、開放型の砂ろ過設備であり、各ろ過設備(39A乃至39E)には、各ろ過水位計(31A乃至31E)が設置されている。各ろ過圧力計(32A乃至32E)は、各ろ過水支管(41A乃至41E)に設置され、各逆洗洗浄排水支管(35A乃至35E)は、各ろ過設備(39A乃至39E)に直接接続されている。
制御装置50は、原水流量計13、ろ過原水流量計24、ろ過水流量計43、逆洗水流量計38、各ろ過設備(30A乃至30E)に設置されている各ろ過水位計(31A乃至31E)と各ろ過水支管(41A乃至41E)に設置されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)、及び浄水水位計44の各データを全て取得し、それらのデータを基に、原水バルブ14、ろ過原水バルブ25、ろ過水バルブ45、及び各ろ過原水支管(33A乃至33E)に設置されている各ろ過原水補助バルブ(34A乃至34E)と各逆洗洗浄排水支管(35A乃至35E)に設置されている各逆洗バルブ(36A乃至36E)の開閉、並びに補助ろ過原水ゲート22の開閉を制御する。
次に、上記構成からなる自己洗浄方式のろ過システム2において、一の系列のろ過設備、例えばろ過設備39Aを洗浄するときの洗浄水に、他の系列のろ過設備である他のろ過設備(39B乃至39E)でろ過原水を処理したろ過水を使用する自己洗浄方式のフローについて説明する。
洗浄を実施していないとき、原水渠10の原水は、原水ゲート11を通って原水管12からろ過原水貯留槽20へ流入し貯留される。貯留された原水は、ろ過原水ゲート21を通って流出し、ろ過原水共通管23を平常流量で流通し、ろ過原水共通管23から分岐した各ろ過原水支管(33A乃至33E)を経由して各ろ過設備(39A乃至39E)に流入する。従って、この場合、各ろ過原水補助バルブ(34A乃至34E)は開放されている。尚、各逆洗バルブ(36A乃至36E)は全て閉鎖されている。各ろ過設備(39A乃至39E)で処理されたろ過水は、各ろ過水支管(41A乃至41E)から他端が連結しているろ過水共通管42を経由して浄水池40に流入し、ろ過水として貯留される。
一定時間、各ろ過設備(39A乃至39E)でろ過原水をろ過水にする処理が行われると、各ろ過水支管(41A乃至41E)に設置されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)の指示値が上昇し、その内のいずれかの指示値が逆洗洗浄を実施するレベルに達すると、制御装置50は、指示値が逆洗洗浄を実施するレベルに達した系列のろ過設備、例えばろ過設備39Aについて洗浄の実施が必要であると判断する。次いで、自己洗浄を実施するための洗浄水が確保できるかを確認するため、各ろ過設備(39A乃至39E)に接続されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)で計測されたろ過圧力の指示値の内で、ろ過設備39Aのろ過圧力の指示値以外で最も低いろ過設備(例えば、ろ過設備39C)のろ過圧力の指示値が所定のろ過圧力設定値より下回っているか判断する。各ろ過圧力計(32A乃至32E)の指示値の代替として、各ろ過水位計(31A乃至31E)にて計測されたろ過水位の指示値を用いても良く、この場合、各ろ過設備(39A乃至39E)に設置されている各ろ過水位計(31A乃至31E)で計測されたろ過水位の指示値で逆洗洗浄の可否を判断し、例えばろ過設備39Aで逆洗洗浄が必要であると判断されると、次いで、各ろ過設備(39A乃至39E)に設置されている各ろ過水位計(31A乃至31E)で計測されたろ過水位の指示値の内で、ろ過設備39Aのろ過水位の指示値以外で最も低いろ過設備(例えば、ろ過設備39C)のろ過水位の指示値が所定のろ過水位設定値より下回っているか判断する。尚、ろ過圧力計32の指示値又はろ過水位計31の指示値のいずれで判断するかは、ろ過設備30の種類、ろ過原水の流量・水質等を総合的に検討し、事前に制御装置50に設定しておく。本実施例では、ろ過圧力計32の指示値で判断する場合について、以下説明する。
即ち、制御装置50は、例えばろ過設備39Aについて逆洗洗浄を実施する必要があると判断した場合であって、各ろ過水支管(41A乃至41E)に設置されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)で計測されたろ過圧力の指示値の内で、ろ過設備39Aのろ過圧力の指示値以外で最も低いろ過設備(例えば、ろ過設備39C)のろ過圧力の指示値が所定のろ過圧力設定値を下回っているか否か判断し、下回っている場合には、ろ過設備39Aの逆洗洗浄水を他のろ過設備(39B乃至39E)のろ過水で賄うことができないと判断する。そのため、制御装置50は、補助ろ過原水ゲート22を開放し、ろ過原水貯留槽20からのろ過原水の流出量を増量するようにろ過原水バルブ25を調整し、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水の流量が平常流量より増量されるようにする。尚、この場合、制御装置50は、原水バルブ14を調整し、原水渠10からろ過原水貯留槽20に流入するろ過原水量を増量し、しかも補助ろ過原水ゲート22は開放せずにろ過原水を通常通りろ過原水ゲート21より流出させ、ろ過原水貯留槽20に貯留しているろ過原水量を一定に保持したまま、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水の流量を平常流量より増量するようにろ過原水バルブ25を調整することもできる。更に、原水バルブ14とろ過原水バルブ25を調整すると共に、補助ろ過原水ゲート22を開放し、原水渠10から流出するろ過原水量と、ろ過原水貯留槽20から補助ろ過原水ゲート22を通って流出するろ過原水量の両方を増量し、ろ過原水流量計24を通過するろ過原水量を平常流量より増量することもできる。これにより、ろ過原水が増量されるのでろ過設備39で処理されるろ過水が増量し、ろ過水流量計43を通過するろ過水量も平常流量より増量することになる。
ろ過原水の流量が平常流量より増量され、従ってろ過水の流量も平常流量より増量され、それによりろ過設備39Cのろ過圧力の指示値が所定のろ過圧力設定値を上回ると、制御装置50は、ろ過設備39Aの逆洗洗浄水を他のろ過設備(39B乃至39E)のろ過水で賄うことができ、ろ過設備39Aの自己洗浄をできると判断する。その結果、制御装置50は、ろ過水バルブ45を閉鎖し、更にろ過設備39Aのろ過原水補助バルブ34Aを閉鎖すると共に逆洗バルブ36Aを開放する。これにより、他の系列のろ過設備(39B乃至39E)で処理されたろ過水は、ろ過水支管41Aからろ過設備39A内に逆流し、上部で連結している逆洗洗浄排水支管35Aより逆洗洗浄排水が排出されるのでろ過設備39Aの逆洗洗浄が実施される。
ろ過設備39Aの逆洗洗浄が一定時間実施されると、制御装置50は、逆洗洗浄を終了させるため、ろ過水バルブ45を開放し、更にろ過設備39Aのろ過原水補助バルブ34Aを開放すると共に逆洗バルブ36Aを閉鎖する。この段階では、未だろ過原水の流量は、平常流量より増量された状態のままである。従って、ろ過水流量計43を通過するろ過水は平常流量より増量されていて、逆洗洗浄を実施している間に、浄水池40に貯留されていたろ過水の減量分が補充されることになる。
浄水池40のろ過水が増量され、浄水池40に設置されている浄水水位計44の指示値が所定の浄水水位設定値を上回ると、制御装置50は、ろ過原水の流量を平常流量に戻すため、補助ろ過原水ゲート22が開放されている場合には閉鎖すると共に、原水渠10からろ過原水貯留槽20への流入量を増量するための原水バルブ14が調整されている場合には元のレベルに戻し、更にろ過原水バルブ25を元のレベルまで戻す。よって、ろ過水流量計43を通過するろ過水の流量を平常流量に戻すことができる。
実施例2についても、実施例1と同一の作用効果を奏する他、各ろ過設備(39A乃至39E)に設置されている各ろ過水位計(31A乃至31E)又は各ろ過水支管(41A乃至41E)に設置されている各ろ過圧力計(32A乃至32E)の指示値で制御するので、ろ過原水流量計とろ過水流量計の設置を不要とすることが可能となる。
1,2 自己洗浄方式のろ過システム
10 原水渠
11 原水ゲート
12 原水管
13 原水流量計
14 原水バルブ
20 ろ過原水貯留槽
21 ろ過原水ゲート
22 補助ろ過原水ゲート
23 ろ過原水共通管
24 ろ過原水流量計
25 ろ過原水バルブ
30A,30B,30C,30D,30E ろ過設備
31A,31B,31C,31D,31E ろ過水位計
32A,32B,32C,32D,32E ろ過圧力計
33A,33B,33C,33D,33E ろ過原水支管
34A,34B,34C,34D,34E ろ過原水補助バルブ
35A,35B,35C,35D,35E 逆洗洗浄排水支管
36A,36B,36C,36D,36E 逆洗バルブ
37 逆洗洗浄排水共通管
38 逆洗流量計
39A,39B,39C,39D,39E ろ過設備
40 浄水池
41A,41B,41C,41D,41E ろ過水支管
42 ろ過水共通管
43 ろ過水流量計
44 浄水水位計
45 ろ過水バルブ
50 制御装置

Claims (7)

  1. 原水渠から流出したろ過原水を貯水するろ過原水貯留槽と、
    前記ろ過原水貯留槽からろ過原水ゲートを通り流出したろ過原水を処理してろ過水にする複数の系列を有するろ過設備と、
    前記ろ過設備にて処理されたろ過水を貯留する浄水池を備え、
    一の系列の前記ろ過設備を逆洗洗浄するとき、前記一の系列のろ過設備以外の他の系列のろ過設備で処理したろ過水を洗浄水として用いて洗浄する自己洗浄方式のろ過システムであって、
    前記ろ過設備の内の一の系列のろ過設備で逆洗洗浄の実施が必要と判断された場合で、
    前記ろ過原水貯留槽から流出したろ過原水の流量を計測するろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又は前記ろ過設備で処理されたろ過水の流量を計測するろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値が、所定の各水量設定値を下回っているとき、
    前記原水渠及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を制御する制御装置は、前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させることを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
  2. 請求項1に記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、
    前記ろ過原水流量計にて計測されたろ過原水量の指示値又は前記ろ過水流量計にて計測されたろ過水量の指示値が、前記各水量設定値を上回ったとき、前記制御装置は前記一の系列のろ過設備の逆洗洗浄を開始させることを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
  3. 原水渠から流出したろ過原水を貯水するろ過原水貯留槽と、
    前記ろ過原水貯留槽からろ過原水ゲートを通り流出したろ過原水を処理してろ過水にする複数の系列を有するろ過設備と、
    前記ろ過設備にて処理されたろ過水を貯留する浄水池を備え、
    一の系列の前記ろ過設備を逆洗洗浄するとき、前記一の系列のろ過設備以外の他の系列のろ過設備で処理したろ過水を洗浄水として用いて洗浄する自己洗浄方式のろ過システムであって、
    前記ろ過設備の内の一の系列のろ過設備で逆洗洗浄の実施が必要と判断された場合で、
    前記ろ過設備の内のいずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過圧力計にて計測されたろ過圧力の指示値が所定のろ過圧力設定値を下回っているとき、又は前記ろ過設備の内のいずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過水位計にて計測されたろ過水位の指示値が所定のろ過水位設定値を下回っているとき、
    前記原水渠及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を制御する制御装置は、前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を平常流量より増量させることを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
  4. 請求項3に記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、
    前記いずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過圧力計にて計測されたろ過圧力の指示値が前記ろ過圧力設定値を上回ったとき、又は前記いずれかの系列のろ過設備に設置されているろ過水位計にて計測されたろ過水位の指示値が前記ろ過水位設定値を上回ったとき、前記制御装置は、前記一の系列のろ過設備の逆洗洗浄を開始させることを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、
    前記ろ過原水ゲートより低位置に配設した補助ろ過原水ゲート又は/及び前記ろ過設備に流入するろ過原水の流量を制御するろ過原水バルブを用いてろ過原水の流量を平常流量より増量させることを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、
    前記浄水池に設置されている浄水水位計にて計測された浄水水位の指示値が所定の浄水水位設定値を上回ったとき、前記制御装置は前記原水渠又は/及び前記ろ過原水貯留槽から流出するろ過原水の流量を前記平常流量に戻すことを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の自己洗浄方式のろ過システムにおいて、
    前記ろ過設備が砂ろ過設備、膜ろ過設備、繊維ろ過設備のうちのいずれかであることを特徴とする自己洗浄方式のろ過システム。
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