JP2013165205A - ワイヤハーネス及びそのワイヤハーネスを用いた電子機器、並びに、フェライトコアの固定方法 - Google Patents

ワイヤハーネス及びそのワイヤハーネスを用いた電子機器、並びに、フェライトコアの固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】重量物を固定することによる信頼性の低下を抑制できる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器100は、フェライトコア130等の重量物が取付けられるワイヤハーネス120と、ワイヤハーネス120が接続される回路基板110とを備える。ワイヤハーネス120は、複数の電線をまとめたワイヤ部122と、ワイヤ部122の端部に設けられる第1のコネクタ124とを含む。回路基板110は、ワイヤハーネス120の第1のコネクタ124と接続される第2のコネクタ150を含む。電子機器100はさらに、ワイヤハーネス120の第1のコネクタ124に重量物(フェライトコア130)を固定するための固定部材140を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワイヤハーネス及び電子機器、並びに、フェライトコアの固定方法に関し、特に、フェライトコア等の重量物が取付けられるワイヤハーネス及びそのワイヤハーネスを用いた電子機器、並びに、フェライトコアの固定方法に関する。
多くの電子機器では、電源供給及び信号通信等の電気的接続を目的としたワイヤハーネスが用いられている。ワイヤハーネスは、複数の電線を束にして集合部品としたものであり、電線束であるワイヤ部と、ワイヤ部の端部に設けられるコネクタとを含む。ワイヤハーネスのコネクタは、回路基板に設けられたコネクタと接続可能とされている。ワイヤハーネスのコネクタが回路基板のコネクタと接続されることで、ワイヤハーネスは適切な回路へ電気を伝える。ワイヤハーネスのコネクタはさらに、回路基板のコネクタと接続されることによって、ワイヤハーネスと回路基板との接続部分を固定する。
ワイヤハーネスにおいては、不要輻射の抑制等を目的として、フェライトコアが取付けられることがある。フェライトコアは、金属酸化物等からなる磁性体材料であり、ワイヤハーネスのワイヤ部をフェライトコアの開口部に挿通することで、ワイヤハーネスの不要輻射を抑制する。
ワイヤ部をフェライトコアに挿通する場合、フェライトコアがワイヤハーネスに対して動かないように固定するのが望ましい。後掲の特許文献1は、フェライトコアをワイヤ部に固定するフェライトコアの固定方法を開示する。特許文献1では、フェライトコアに収縮チューブを被せた後、その収縮チューブを収縮させ、収縮後のチューブの裾部分から電線束を通すことによって、フェライトコアをワイヤ部に固定する。
フェライトコアをワイヤハーネスに対して動かないように固定する他の方法として、従来、電子機器の筐体等の構造材に、結束バンドでフェライトコアを固定する方法も知られている。
特開平10−247796号公報
特許文献1では、フェライトコアがワイヤ部に直接固定される。フェライトコアのような重量物をワイヤ部に固定した場合、重量物の重量及び振動等による負荷が印加されて、電線及び周辺部品が破損するおそれがある。特に、電線の数が少ないワイヤハーネス、及び、比較的細い電線を使用しているワイヤハーネスに、フェライトコア等の重量物を固定する場合、電線の断線、及びコネクタ(端子)の破損等が生じやすいという不都合がある。そのため、信頼性が低下するという問題点がある。
筐体等の構造材にフェライトコアを固定する場合、フェライトコアの固定位置が制限されるという不都合がある。一般的にフェライトコアは回路基板の近傍に固定する方が不要輻射の抑制に効果的である。しかし、筐体等の構造材にフェライトコアを固定する方法では、フェライトコアを回路基板の近傍に固定するのが困難となる。そのため、不要輻射を効果的に抑制するのが困難となるので、この場合も、信頼性が低下するという問題点がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、重量物を固定することによる信頼性の低下を抑制できるワイヤハーネス及びそのワイヤハーネスを用いた電子機器を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、信頼性を向上できるフェライトコアの固定方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面に係るワイヤハーネスは、重量物が取付けられるワイヤハーネスである。このワイヤハーネスは、複数の電線をまとめたワイヤ部と、ワイヤ部の端部に設けられるコネクタと、重量物をコネクタに固定するための固定手段とを含む。
固定手段によって重量物をコネクタに固定することにより、重量物の重量及び振動等による負荷がワイヤ部に印加されるのを抑制できる。そのため、電線及び周辺部品等の破損を抑制できるので、電線及び周辺部品等の破損に起因する信頼性の低下を抑制できる。ワイヤハーネスのコネクタは、回路基板のコネクタと接続されるため、ワイヤハーネスのコネクタが回路基板のコネクタと接続された状態では、コネクタに固定された重量物は、回路基板の近傍に位置する。このように、ワイヤハーネスに取付けられる重量物を回路基板の近傍に容易に配置(固定)できるため、重量物が回路基板から離れることに起因する信頼性の低下を抑制できる。
好ましくは、重量物は、ワイヤ部が挿通されるフェライトコアを含む。固定手段によってフェライトコアをコネクタに固定することにより、フェライトコアの重量及び振動等による負荷がワイヤ部に印加されるのを抑制できる。また、フェライトコアをコネクタに固定することにより、フェライトコアを回路基板の近傍に配置(固定)できる。そのため、不要輻射を効果的に抑制できる。したがって、不要輻射を抑制するためにフェライトコアをワイヤハーネスに取付けた場合でも、信頼性の低下を抑制できる。
上記重量物は、フェライトコアに代えて、例えば、センサ等とすることもできる。この場合、センサ等を回路基板の近傍に固定できる。
より好ましくは、固定手段は、重量物及びコネクタと嵌合する、柔軟性を有する嵌合部材を含む。固定手段として柔軟性を有する嵌合部材を用いることにより、重量物をコネクタに固定する際に、嵌合部材を変形させることで、形状の異なる種々のコネクタに容易に重量物を固定できる。また、固定手段が柔軟性を有することによって、ワイヤ部の引回しが容易となる。
さらに好ましくは、固定手段は、重量物が装着される装着部を有する装着部材を含み、装着部材は、コネクタ側の端部に、コネクタと係合する係合部を有する。固定手段として、コネクタと係合する係合部を有する装着部材を用いることにより、この装着部材の係合部をコネクタと係合させることによって、装着部材がコネクタから抜けるのを抑制できる。これにより、重量物を固定する装着部材がコネクタから抜けることに起因する信頼性の低下を抑制できる。
本発明の第2の局面に係る電子機器は、重量物が取付けられるワイヤハーネスと、ワイヤハーネスが接続される回路基板とを備えた電子機器である。ワイヤハーネスは、複数の電線をまとめたワイヤ部と、ワイヤ部の端部に設けられる第1のコネクタとを含み、回路基板は、ワイヤハーネスの第1のコネクタと接続される第2のコネクタを含む。電子機器はさらに、第1のコネクタと第2のコネクタとが接続された状態で、重量物を、第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方に固定するための固定手段を含む。
固定手段によって重量物を第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方に固定することにより、重量物の重量及び振動等による負荷がワイヤハーネスのワイヤ部に印加されるのを抑制できる。そのため、電線及び周辺部品等の破損を抑制できるので、電線及び周辺部品等の破損に起因する信頼性の低下を抑制できる。ワイヤハーネスの第1のコネクタは、回路基板の第2のコネクタと接続されるため、ワイヤハーネスの第1のコネクタが回路基板の第2のコネクタと接続された状態では、重量物は回路基板の近傍に位置する。したがって、重量物を回路基板の近傍に配置(固定)できるため、重量物が回路基板から離れることに起因する信頼性の低下を抑制できる。
好ましくは、重量物は、ワイヤ部が挿通されるフェライトコアを含む。固定手段によってフェライトコアを第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方に固定することにより、フェライトコアの重量及び振動等による負荷がワイヤ部に印加されるのを抑制できる。また、フェライトコアを第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方に固定することにより、フェライトコアを回路基板の近傍に配置(固定)できる。そのため、不要輻射を効果的に抑制できる。したがって、不要輻射を抑制するためにフェライトコアをワイヤハーネスに取付ける場合でも、信頼性の低下を抑制できる。
より好ましくは、固定手段は、重量物及び第1のコネクタと嵌合する、柔軟性を有する嵌合部材を含む。固定手段として柔軟性を有する嵌合部材を用いることにより、重量物を、第1のコネクタに固定する際に、嵌合部材を変形させることで、形状の異なる種々のコネクタに容易に重量物を固定できる。また、固定手段が柔軟性を有することによって、ワイヤ部の引回しが容易となる。
さらに好ましくは、嵌合部材は、第1のコネクタと第2のコネクタとが接続された状態で、第1のコネクタ及び第2のコネクタに被さるように装着される装着部を含む。重量物を固定するための嵌合部材を、第1のコネクタ及び第2のコネクタに被さるように装着することにより、重量物の固定を強固にできる。
さらに好ましくは、固定手段は、両端の一方側に重量物が装着される装着部を有する装着部材を含み、装着部材は、第1のコネクタと第2のコネクタとが接続された状態で、両端の他方側に、第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方と係合する係合部を有する。固定手段として、第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方と係合する係合部を有する装着部材を用いることにより、この装着部材の係合部を第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方と係合させることによって、装着部材がコネクタから抜けるのを抑制できる。これにより、重量物を固定する装着部材がコネクタから抜けることに起因する信頼性の低下を抑制できる。
本発明の第3の局面に係るフェライトコアの固定方法は、複数の電線をまとめたワイヤ部とこのワイヤ部の端部に設けられるコネクタとを含むワイヤハーネスにフェライトコアを固定する、フェライトコアの固定方法である。このフェライトコアの固定方法は、フェライトコアにワイヤ部を挿通するステップと、フェライトコアを、固定部材を介して、コネクタに固定するステップとを含む。
ワイヤ部に挿通したフェライトコアを、固定部材によってコネクタに固定することにより、フェライトコアの重量及び振動等による負荷がワイヤ部に印加されるのを抑制できる。そのため、電線及び周辺部品等の破損を抑制できる。ワイヤハーネスのコネクタは、回路基板のコネクタと接続されるため、ワイヤハーネスのコネクタが回路基板のコネクタと接続された状態では、コネクタに固定されたフェライトコアは、回路基板の近傍に位置する。したがって、ワイヤハーネスに取付けられるフェライトコアを回路基板の近傍に配置(固定)できるため、不要輻射を効果的に抑制できる。このように、第3の局面に係るフェライトコアの固定方法を用いることによって、信頼性を向上できる。
以上より、本発明によれば、重量物を固定することによる信頼性の低下を抑制できるワイヤハーネス及びそのワイヤハーネスを用いた電子機器を容易に得ることができる。
また本発明によれば、信頼性を向上できるフェライトコアの固定方法を容易に得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電子機器の回路基板にワイヤハーネスが接続された状態を模式的に示す側面図である。 図1に示す電子機器に搭載される回路基板及びワイヤハーネスを示す斜視図(フェライトコア及び固定部材を省略した状態の図)である。 図1に示す電子機器の回路基板及びワイヤハーネスを示す平面図(裏面側から見た図)である。 図1に示す電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す断面図である。 図1に示す電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す断面図(図8の7−7線に沿った断面に対応する図)である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す断面図(図10の9−9線に沿った断面に対応する図)である。 本発明の第4の実施の形態に係る電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る電子機器に用いられるワイヤハーネスを模式的に示す側面図である。 図11のX1方向から見た図に対応する側面図である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
[構成]
図1を参照して、本実施の形態に係る電子機器100は、電子部品(図示せず。)が実装された回路基板110と、回路基板110と接続され、電源供給及び信号通信等の電気的接続を行なうワイヤハーネス120と、ワイヤハーネス120に取付けられるフェライトコア130とを含む。
図2を参照して、ワイヤハーネス120は、複数の電線を束にして集合部品としたものであり、電線束であるワイヤ部122と、ワイヤ部122の端部に設けられる第1のコネクタ124とを含む。ワイヤ部122を構成する各電線は、例えば、銅合金製の複数素線に耐摩耗性が高い絶縁体を被覆した構成を有する。
図2及び図3を参照して、第1のコネクタ124は、ワイヤ部122の電線が電気的に接続される接続端子124aと、接続端子124aを収納するハウジング124bとを含む。ハウジング124bは、例えば、絶縁性の樹脂等からなる。
図1及び図3を参照して、フェライトコア130は、非分割タイプのトロイダルコアからなる。フェライトコア130は、ワイヤハーネス120のワイヤ部122をフェライトコア130の中央開口に挿通することで、ワイヤハーネス120に取付けられる。
ワイヤハーネス120はさらに、ワイヤ部122に取付けられたフェライトコア130を第1のコネクタ124に固定する固定部材140を含む。固定部材140は、柔軟性を有するチューブ状(筒状)の部材である。固定部材140の材質はゴムである。この固定部材140は、両端の一方側(フェライトコア130側)にフェライトコア130が嵌合され、両端の他方側(第1のコネクタ124側)に第1のコネクタ124が嵌合される嵌合部材である。固定部材140は柔軟性を有するため変形しやすい。そのため、固定部材140には、フェライトコア130及び第1のコネクタ124が容易に嵌合されて装着される。なお、固定部材140は、フェライトコア130を第1のコネクタ124に保持及び固定できる程度の硬さを有している。
回路基板110には、第1のコネクタ124と接続される第2のコネクタ150が実装されている。第2のコネクタ150は、第1のコネクタ124の接続方向(第1のコネクタ124の挿入方向)が、回路基板110の実装面と平行な方向となるように、回路基板110上に実装される。第2のコネクタ150は、回路基板110の回路と電気的に接続される接続端子150aと、この接続端子150aを収納するハウジング150bとを含む。ハウジング150bは、例えば、絶縁性の樹脂等からなる。第2のコネクタ150のハウジング150bは、第1のコネクタ124と接続された際に、信号及び電力を誤接続しないような形状となっている。
なお、第1のコネクタ124と第2のコネクタ150とが接続されることにより、ワイヤハーネス120は回路基板110の適切な回路へ電気を伝える。第1のコネクタ124及び第2のコネクタ150は、ロック付きコネクタであり、互いに容易に接続が可能で接続後は振動等では容易に外れず長期間安定的に接続が維持される。すなわち、ワイヤハーネス120の第1のコネクタ124は、第2のコネクタ150と接続されることによって、ワイヤハーネス120と回路基板110との接続部分を固定する。第1のコネクタ124及び第2のコネクタ150はまた、必要に応じて容易に接続を解除できるように構成されている。
ワイヤハーネス120の第1のコネクタ124は、ハウジング124bの外表面(ハウジング124bの上面及び下面)に突起部126(126a、126b)が形成されている。この突起部126は、固定部材140がハウジング124bに嵌合(装着)された際に、固定部材140に引掛かり(係合し)、固定部材140を抜けにくくする。
[フェライトコア130の固定方法]
図3〜図5を参照して、フェライトコア130の固定方法について説明する。
固定部材140の両端の一方側に、フェライトコア130を装着する。固定部材140は柔軟性を有するため、一方側の開口を広げて、固定部材140にフェライトコア130を嵌合する。図4を参照して、固定部材140が装着されたフェライトコア130に、ワイヤハーネス120のワイヤ部122を挿通する。その際、固定部材140の他方側(フェライトコア130が装着されている側と反対側)が第1のコネクタ124側となるように、ワイヤハーネス120のワイヤ部122を挿通する。そして、固定部材140の第1のコネクタ124側の開口を広げ、固定部材140を第1のコネクタ124に嵌めて固定する。これにより、図3及び図5に示すように、固定部材140によって、フェライトコア130が第1のコネクタ124に固定される。このとき、図5に示すように、固定部材140が、第1のコネクタ124の突起部126に引掛かるため、固定部材140が第1のコネクタ124から抜けにくくなる。
これにより、フェライトコア130が第1のコネクタ124に固定されたワイヤハーネス120が得られる。その後、このワイヤハーネス120の第1のコネクタ124を回路基板110の第2のコネクタ150に接続する。なお、固定部材140へのフェライトコア130の嵌合(装着)は、フェライトコア130にワイヤ部122を挿通した後に行なってもよい。フェライトコア130の固定は、ワイヤハーネス120を回路基板110に接続した後に行なってもよい。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る電子機器100及びワイヤハーネス120を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
固定部材140によってフェライトコア130を第1のコネクタ124に固定することにより、フェライトコア130の重量及び振動等による負荷がワイヤ部122に印加されるのを抑制できる。そのため、電線及び周辺部品等の破損を効果的に抑制できるので、電線及び周辺部品等の破損に起因する信頼性の低下を抑制できる。さらに、ワイヤハーネス120に、電線の数が少ないワイヤハーネス、及び、比較的細い電線を使用しているワイヤハーネスを用いた場合でも、電線及び周辺部品等の破損を抑制できるため、電線及び周辺部品等の破損に起因する信頼性の低下を抑制できる。
ワイヤハーネス120の第1のコネクタ124は、回路基板110の第2のコネクタ150と接続されるため、ワイヤハーネス120の第1のコネクタ124が回路基板110の第2のコネクタ150と接続された状態では、第1のコネクタ124に固定されたフェライトコア130は、回路基板110の近傍に位置する。このように、ワイヤハーネス120に取付けられるフェライトコア130を回路基板110の近傍の理想的な位置に容易に配置(固定)できるため、不要輻射を効果的に抑制できる。これにより、フェライトコア130が回路基板110から離れることに起因する信頼性の低下を抑制できる。したがって、不要輻射を抑制するためにフェライトコア130をワイヤハーネス120に取付けた場合でも、信頼性の低下を抑制できる。
さらに、固定部材140として柔軟性を有する嵌合部材を用いることにより、フェライトコア130を第1のコネクタ124に固定する際に、固定部材140(嵌合部材)を変形させることで、形状の異なる種々のコネクタに容易にフェライトコア130を固定できる。また、固定部材140が柔軟性を有することによって、第1のコネクタ124からでるワイヤ部122の引回しが、上下左右のいずれの方向においても、容易となる。
なお、フェライトコアをワイヤ部に固定した場合は、ワイヤ部が動くために振動によってフェライトコアが移動する。これに対し、本実施の形態では、フェライトコア130をコネクタに固定するため、振動によるフェライトコア130の移動量を小さくできる。
(第2の実施の形態)
[構成]
図6を参照して、本実施の形態に係る電子機器は、第1の実施の形態に係る電子機器100と同様、回路基板110(図3参照)と、ワイヤハーネス220と、フェライトコア130とを含む。ワイヤハーネス220は、第1の実施の形態のワイヤハーネス120とほぼ同様の構成を有している。ただし、本実施の形態では、第1のコネクタ224に突起部126が形成されていない点において、第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態に係る電子機器は、ワイヤ部122に挿通されるフェライトコア130を固定するための固定部材240をさらに含む。固定部材240は、第1の実施の形態と同様、柔軟性を有するチューブ状(筒状)の部材からなる。固定部材240の材質はゴムである。この固定部材240は、両端の一方側(フェライトコア130側)にフェライトコア130が嵌合され、両端の他方側(第1のコネクタ224側)に第1のコネクタ224が嵌合される嵌合部材である。そのため、固定部材240は、フェライトコア130を第1のコネクタ224に保持及び固定できる程度の硬さを有している。
本実施の形態では、固定部材240は、第1のコネクタ224のみならず、第2のコネクタ150とも嵌合する。具体的には、固定部材240は、第1のコネクタ224と第2のコネクタ150とが接続された状態で、第1のコネクタ224及び第2のコネクタ150に被さるように装着される装着部242を含む。
[フェライトコア130の固定方法]
図6を参照して、フェライトコア130の固定方法について説明する。
固定部材240の両端の一方側に、フェライトコア130を装着する。固定部材240は柔軟性を有するため、一方側の開口を広げて、固定部材240にフェライトコア130を嵌合する。次に、固定部材240が装着されたフェライトコア130に、ワイヤハーネス220のワイヤ部122を挿通する。その際、固定部材240の他方側(フェライトコア130が装着されている側と反対側)が第1のコネクタ224側となるように、ワイヤハーネス220のワイヤ部122を挿通する。
続いて、ワイヤハーネス220の第1のコネクタ224を回路基板110の第2のコネクタ150に接続する。ワイヤハーネス220を回路基板110に接続した後、固定部材240の第1のコネクタ224側の開口を広げ、固定部材240を第1のコネクタ224及び第2のコネクタ150に被さるように嵌めて固定(装着)する。これにより、固定部材240によって、フェライトコア130が第1のコネクタ224及び第2のコネクタ150に固定される。なお、固定部材240へのフェライトコア130の嵌合(装着)は、フェライトコア130にワイヤ部122を挿通した後に行なってもよい。また、ワイヤハーネス220を回路基板110と接続する前に、固定部材240を第1のコネクタ224に嵌合し、ワイヤハーネス220を回路基板110と接続した後に、第1のコネクタ224に嵌合された固定部材をさらに第2のコネクタ150と嵌合させてもよい。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る電子機器及びワイヤハーネス220を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
フェライトコア130を固定するための固定部材240(嵌合部材)を、第1のコネクタ224及び第2のコネクタ150に被さるように装着することにより、フェライトコア130の固定を強固にできる。そのため、第1のコネクタ224に突起部が設けられていない場合でも、固定部材240を、コネクタから抜けにくくできる。
本実施の形態のその他の効果は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、重複する記載は省略する。
(第3の実施の形態)
[構成]
図7及び図8を参照して、本実施の形態に係る電子機器は、第1の実施の形態に係る電子機器100と同様、回路基板110(図3参照)と、ワイヤハーネス120と、フェライトコア130とを含む。
本実施の形態に係る電子機器は、ワイヤ部122に挿通されたフェライトコア130を固定するための固定部材340をさらに含む。本実施の形態では、この固定部材340の構成が、上記第1の実施の形態とは異なる。この固定部材340は樹脂製の装着部材からなり、両端の一方側(フェライトコア130側)にフェライトコア130を嵌めて装着する装着部342を含む。固定部材340はさらに、両端の他方側(第1のコネクタ124側)の端部に、第1のコネクタ124と係合する係合部344を含む。この係合部344には、第1のコネクタ124の突起部126(126a、126b)とそれぞれ係合する係合爪346(346a、346b)が設けられている。
固定部材340は、その両端の他方側に第1のコネクタ124が嵌合される。その際、固定部材340の係合爪346が、第1のコネクタ124の突起部126と係合することで、固定部材340は、フェライトコア130を第1のコネクタ124に固定する。固定部材340の係合爪346(係合部344)が、第1のコネクタ124の突起部126と係合することで、固定部材340が第1のコネクタ124から抜けるのを抑制できる。
[フェライトコア130の固定方法]
図7及び図8を参照して、フェライトコア130の固定方法について説明する。
固定部材340の両端の一方側(装着部342)に、フェライトコア130を嵌めて装着する。次に、固定部材340が装着されたフェライトコア130に、ワイヤハーネス120のワイヤ部122を挿通する。その際、固定部材340の他方側(フェライトコア130が装着されている側と反対側)が第1のコネクタ124側となるように、ワイヤハーネス120のワイヤ部122を挿通する。そして、フェライトコア130が装着された固定部材340を第1のコネクタ124までX方向に移動させる。フェライトコア130が装着された固定部材340が第1のコネクタ124まで達すると、固定部材340の係合爪346(係合部344)が第1のコネクタ124の突起部126と係合するまで、固定部材340を第1のコネクタ124に差込む。これにより、固定部材340の両端の他方側に第1のコネクタ124が嵌合される。
このようにして、フェライトコア130が第1のコネクタ124に固定された、ワイヤハーネス120が得られる。その後、このワイヤハーネス120の第1のコネクタ124を回路基板110の第2のコネクタ150に接続する。なお、固定部材340へのフェライトコア130の嵌合(装着)は、フェライトコア130にワイヤ部122を挿通した後に行なってもよい。フェライトコア130の固定は、ワイヤハーネス120を回路基板110に接続した後に行なってもよい。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る電子機器及びワイヤハーネス120を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
固定部材として、第1のコネクタ124と係合する係合部344を含む固定部材340(装着部材)を用いることにより、この固定部材340の係合部344(係合爪346)を第1のコネクタ124の突起部126と係合させることによって、固定部材340が第1のコネクタ124から抜けるのを抑制できる。これにより、フェライトコア130を固定する固定部材340が第1のコネクタ124から抜けることに起因する信頼性の低下を抑制できる。
本実施の形態のその他の効果は、上記第1の実施の形態と同様である。そのため、重複する記載は省略する。
(第4の実施の形態)
[構成]
図9及び図10を参照して、本実施の形態に係る電子機器は、第3の実施の形態とほぼ同様である。ただし、本実施の形態では、後述するように、固定部材440の係合部444が第2のコネクタ450と係合する点において、上記第3の実施の形態とは異なる。
固定部材440は、第1のコネクタ424と第2のコネクタ450とが接続された状態で、第2のコネクタ450と係合する係合部444を含む。この固定部材440は、第3の実施の形態と同様、樹脂製の装着部材からなり、両端の一方側(フェライトコア130側)にフェライトコア130を嵌めて装着する装着部442を含む。回路基板110には第2のコネクタ450が実装されており、この第2のコネクタ450には突起部452(452a、452b)が形成されている。固定部材440の係合部444は、第2のコネクタ450の突起部452(452a、452b)とそれぞれ係合する係合爪446(446a、446b)を含む。
本実施の形態では、固定部材440は、ワイヤハーネス420の第1のコネクタ424とは係合しない。そのため、第1のコネクタ424には、固定部材440と係合する突起部は形成されていない。
[フェライトコア130の固定方法]
図9及び図10を参照して、フェライトコア130の固定方法について説明する。
固定部材440の両端の一方側(装着部442)に、フェライトコア130を嵌めて装着する。次に、固定部材440が装着されたフェライトコア130に、ワイヤハーネス420のワイヤ部122を挿通する。その際、固定部材440の他方側(フェライトコア130が装着されている側と反対側)が第1のコネクタ424側となるように、ワイヤハーネス420のワイヤ部122を挿通する。
続いて、ワイヤハーネス420の第1のコネクタ424を回路基板110の第2のコネクタ450に接続する。ワイヤハーネス420を回路基板110に接続した後、フェライトコア130が装着された固定部材440を第1のコネクタ424までX方向に移動させる。フェライトコア130が装着された固定部材440が第1のコネクタ424まで達すると、固定部材440の係合爪446(係合部444)が第2のコネクタ450の突起部452と係合するまで、固定部材440を第1のコネクタ424及び第2のコネクタ450に差込む。これにより、固定部材440が、第1のコネクタ424及び第2のコネクタ450に嵌め込まれ、第2のコネクタ450に固定される。なお、固定部材440へのフェライトコア130の嵌合(装着)は、フェライトコア130にワイヤ部122を挿通した後に行なってもよい。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る電子機器及びワイヤハーネス420を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
固定部材として、第2のコネクタ450と係合する係合部444を含む固定部材440(装着部材)を用いることにより、この固定部材440の係合部444(係合爪446)を第2のコネクタ450の突起部452と係合させることによって、固定部材440が第1のコネクタ424及び第2のコネクタ450から抜けるのを抑制できる。これにより、フェライトコア130を固定する固定部材440が各コネクタから抜けることに起因する信頼性の低下を抑制できる。
本実施の形態のその他の効果は、上記第1及び第3の実施の形態と同様である。そのため、重複する記載は省略する。
(第5の実施の形態)
[構成]
図11及び図12を参照して、本実施の形態に係る電子機器は、第3の実施の形態とほぼ同様である。ただし、本実施の形態では、フェライトコア130を固定する固定部材540の構成が、第3の実施の形態とは異なる。
固定部材540は、第3の実施の形態と同様、樹脂製の部材であり、上下方向(Z方向)に開閉可能に構成されている。この固定部材540は、固定部材540を閉じたときにフェライトコア130を挟み込んでそのフェライトコア130を保持する保持部542と、固定部材540を閉じた際に第1のコネクタ124を挟み込んで第1のコネクタ124に固定部材540を固定する固定部544とを含む。固定部材540はさらに、閉じた状態を維持するためのロック部546(546a、546b)を含む。このロック部546によってロックされることにより、固定部材540で、フェライトコア130及び第1のコネクタ124を挟み込む。
[フェライトコア130の固定方法]
図11及び図12を参照して、フェライトコア130の固定方法について説明する。
フェライトコア130にワイヤハーネス120のワイヤ部122を挿通し、フェライトコア130を第1のコネクタ124の近傍まで移動する。固定部材540を開いた状態にして、フェライトコア130と第1のコネクタ124とを固定部材540にセットする。そして、固定部材540を閉じることにより、固定部材540で、フェライトコア130及び第1のコネクタ124を挟み込む。ロック部546でロックすることにより、フェライトコア130及び第1のコネクタ124を挟み込んだ状態を固定する。これにより、フェライトコア130が第1のコネクタ124に固定された、ワイヤハーネス120が得られる。
その後、このワイヤハーネス120の第1のコネクタ124を回路基板110の第2のコネクタ150に接続する。なお、固定部材540へのフェライトコア130の嵌合(装着)は、フェライトコア130にワイヤ部122を挿通した後に行なってもよい。フェライトコア130の固定は、ワイヤハーネス120を回路基板110に接続した後に行なってもよい。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る電子機器及びワイヤハーネス120を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
固定部材として、フェライトコア130と第1のコネクタ124とを挟み込んで固定する固定部材540を用いることによって、容易に、フェライトコア130を第1のコネクタ124に固定できる。そのため、容易に、信頼性を向上できる。
本実施の形態のその他の効果は、上記第1及び第3の実施の形態と同様である。そのため、重複する記載は省略する。
[変形例]
上記実施の形態では、フェライトコアに非分割タイプのトロイダルコアを用いた例を示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。フェライトコアは非分割タイプ以外に例えば分割タイプであってもよい。また、ワイヤハーネスのワイヤ部が例えばフラットケーブルの場合、偏平リング状のフェライトコアを用いることもできる。
上記実施の形態で示した電子機器は、複写機等の画像形成装置、並びに、自動販売機、券売機及び冷蔵庫等の各種電子機器を含む。本発明は、ワイヤハーネスを用いる機器を搭載した自動車等の機械装置にも適用できる。すなわち、本発明は、ワイヤハーネスを用いる機器及び装置全般に適用することができる。
上記実施の形態では、ワイヤハーネスにフェライトコアを取付けた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。フェライトコアに代えて、例えば、温度センサ、湿度センサ等のセンサをワイヤハーネスに取付けてもよい。センサ等の重量物を、固定部材を介してコネクタに固定することにより、重量物の重量及び振動等による負荷がワイヤ部に印加されるのを抑制できる。そのため、電線及び周辺部品等の破損を効果的に抑制できるので、電線及び周辺部品等の破損に起因する信頼性の低下を抑制できる。センサを取付ける場合、実装部品(電子部品)の保護等のために、回路基板周辺の温度及び湿度を計測することが主な目的となることが多い。センサをコネクタに固定すれば、センサを回路基板の近傍に配置できるため、回路基板近傍のより正確な温度及び湿度を計測できる。したがって、このような場合も信頼性の低下を抑制できる。
上記実施の形態では、第1のコネクタの接続方向(第1のコネクタの挿入方向)が、回路基板の実装面と平行な方向となるように、回路基板上に第2のコネクタを実装した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、第1のコネクタの接続方向が、回路基板の実装面と垂直な方向となるように、回路基板上に第2のコネクタを実装してもよい。
上記実施の形態では、ワイヤハーネスのコネクタをロック付きコネクタとした例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ワイヤハーネスのコネクタはロック付きコネクタ以外のコネクタであってもよい。
上記第1及び第2の実施の形態では、ゴム製の固定部材を用いた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。柔軟性を有する固定部材であれば、ゴム以外の材質の固定部材であってもよい。例えば、ポリアミド系合成繊維製等の固定部材であってもよい。さらに、固定部材に例えば収縮チューブを用いることもできる。収縮チューブを用いることにより、熱等で収縮チューブを収縮すれば、容易に、フェライトコア等の重量物をコネクタに固定できる。
上記第3〜第5の実施の形態では、樹脂製の固定部材を用いた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。上記固定部材は樹脂以外の材質であってもよい。
すなわち、上記固定部材は、フェライトコア等の重量物をコネクタに固定することが可能な固定部材であれば、その材質、形状及び構造等は上記実施の形態で示したものに限定されない。
上記第1の実施の形態では、第1のコネクタの上面及び下面に突起部を形成した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1のコネクタの突起部は、上面及び下面以外に、例えば側面であってもよい。また、上面、下面及び側面のそれぞれに突起部を形成してもよい。第1のコネクタの突起部は、上面、下面及び側面のいずれかに形成されていればよい。さらに、突起部を形成しない構成とすることもできる。
上記第2の実施の形態では、第1のコネクタ及び第2のコネクタのいずれにも突起部を形成しない例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1のコネクタ及び第2のコネクタの一方に突起部を形成する構成としてもよい。さらに、第1のコネクタ及び第2のコネクタの両方に突起部を形成する構成としてもよい。
上記第3及び第4の実施の形態についても同様、突起部は、上面及び下面以外の例えば側面に形成してもよい。上面、下面及び側面のそれぞれに突起部を形成してもよい。すなわち、上記突起部は、上面、下面及び側面のいずれかに形成されていればよい。
上記第4の実施の形態では、固定部材の係合爪が第2のコネクタの突起部とのみ係合する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1のコネクタ及び第2のコネクタの両方に突起部を形成し、固定部材にそれぞれの突起部と係合する係合爪を形成することで、固定部材が第1のコネクタ及び第2のコネクタの両方と係合するようにしてもよい。
上記第3及び第4の実施の形態では、固定部材の係合部に係合爪を形成した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。固定部材の係合部がコネクタと係合可能な構成であれば、どのような構成であってもよい。例えば、固定部材の係合部に、コネクタの突起部と係合する係合穴を形成してもよい。さらに、コネクタ側に、固定部材の係合爪と係合する係合穴を形成してもよい。
上記第4の実施の形態では、固定部材が第2のコネクタに固定される例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、固定部材を第1のコネクタと嵌合可能に構成することで、第1のコネクタにも固定されるようにしてもよい。
上記第5の実施の形態では、フェライトコアを第1のコネクタに固定した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。フェライトコアは、第2のコネクタ側に固定してもよいし、第1のコネクタ及び第2のコネクタの両方に固定してもよい。すなわち、フェライトコア等の重量物の固定は、第1のコネクタ及び第2のコネクタの少なくとも一方であればよい。
上記第5の実施の形態では、開閉自在な固定部材でフェライトコアをコネクタに固定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、分割された固定部材でフェライトコアをコネクタに固定するようにしてもよい。具体的には、例えば、分割された固定部材でフェライトコアとコネクタとを挟み、ゴムバンド及び結束バンド等で固定するようにしてもよい。
上記第5の実施の形態では、開閉自在な固定部材でフェライトコア及びコネクタの両方を挟み込み、これによって、フェライトコアをコネクタに固定する例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、嵌め込み式で装着可能な部分と開閉自在な部分とを備えた固定部材を用いて、フェライトコア及びコネクタの一方は嵌め込み式で固定部材に装着し、フェライトコア及びコネクタの他方は開閉自在な部分で挟み込んで固定するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
100 電子機器
110 回路基板
120、220、420 ワイヤハーネス
122 ワイヤ部
124、224、424 第1のコネクタ
124a、150a 接続端子
124b、150b ハウジング
126、452 突起部
130 フェライトコア
140、240、340、440、540 固定部材
150、450 第2のコネクタ
242、342、442 装着部
344、444 係合部
346、446 係合爪
542 保持部
544 固定部
546 ロック部

Claims (10)

  1. 重量物が取付けられるワイヤハーネスであって、
    複数の電線をまとめたワイヤ部と、
    前記ワイヤ部の端部に設けられるコネクタと、
    前記重量物を前記コネクタに固定するための固定手段とを含む、ワイヤハーネス。
  2. 前記重量物は、前記ワイヤ部が挿通されるフェライトコアを含む、請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記固定手段は、前記重量物及び前記コネクタと嵌合する、柔軟性を有する嵌合部材を含む、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記固定手段は、前記重量物が装着される装着部を有する装着部材を含み、
    前記装着部材は、前記コネクタ側の端部に、前記コネクタと係合する係合部を有する、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス。
  5. 重量物が取付けられるワイヤハーネスと、前記ワイヤハーネスが接続される回路基板とを備えた電子機器であって、
    前記ワイヤハーネスは、
    複数の電線をまとめたワイヤ部と、
    前記ワイヤ部の端部に設けられる第1のコネクタとを含み、
    前記回路基板は、前記ワイヤハーネスの前記第1のコネクタと接続される第2のコネクタを含み、
    前記電子機器はさらに、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、前記重量物を、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタの少なくとも一方に固定するための固定手段を含む、電子機器。
  6. 前記重量物は、前記ワイヤ部が挿通されるフェライトコアを含む、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記固定手段は、前記重量物及び前記第1のコネクタと嵌合する、柔軟性を有する嵌合部材を含む、請求項5又は請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記嵌合部材は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタに被さるように装着される装着部を含む、請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記固定手段は、両端の一方側に前記重量物が装着される装着部を有する装着部材を含み、
    前記装着部材は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、両端の他方側に、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタの少なくとも一方と係合する係合部を有する、請求項5又は請求項6に記載の電子機器。
  10. 複数の電線をまとめたワイヤ部と前記ワイヤ部の端部に設けられるコネクタとを含むワイヤハーネスにフェライトコアを固定する、フェライトコアの固定方法であって、
    前記フェライトコアに前記ワイヤ部を挿通するステップと、
    前記フェライトコアを、固定部材を介して、前記コネクタに固定するステップとを含む、フェライトコアの固定方法。
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