JP2013164520A - 位相差層形成用の重合性液晶組成物、位相差フィルム及び位相差フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の重合性液晶組成物は、一方の末端にシアノ基を有し、他方の末端に(メタ)アクリレートを有する第1の棒状化合物と、両末端に(メタ)アクリレートを有する第2の棒状化合物と、4級アンモニウム塩とを含有する。長尺状の基材11上に配向層12を形成し、この配向層12上に上記重合性液晶組成物からなる位相差層13を形成することが好ましく、こうすることで、長尺状の基材の長尺方向を0度とした場合の位相差層13の光軸が45度±2度及び/又は−45度±2度以内である位相差フィルム1を提供できる。
【選択図】図1
Description
本発明において、位相差層形成用の重合性液晶組成物は、一方の末端にシアノ基を有し、他方の末端に(メタ)アクリレートを有する第1の棒状化合物と、両末端に(メタ)アクリレートを有する第2の棒状化合物と、4級アンモニウム塩とを含有する。以下、このことについて詳しく説明する。
棒状化合物は、屈折率異方性を有し、光配向材料に偏光紫外線を照射することによって発現される配向パターンに沿って規則的に配列することにより、所望の位相差性を付与する機能を有する。棒状化合物として、例えば、ネマチック相、スメクチック相等の液晶相を示す材料が挙げられるが、他の液晶相を示す棒状化合物と比較して規則的に配列させることが容易である点で、ネマチック相を示す棒状化合物を用いることがより好ましい。
ところで、本発明の棒状化合物は、一方の末端にシアノ基を有し、他方の末端に(メタ)アクリレートを有する(以下、一方の末端にシアノ基を有し、他方の末端に(メタ)アクリレートを有する棒状化合物のことを「第1の棒状化合物」ともいう。)。第1の棒状化合物は、重合性官能基である(メタ)アクリレートを末端に有することから、架橋構造の状態にすることができるため、列安定性を備え、かつ、光学特性の発現性に優れた上記を形成できる。また、シアノ基を末端に有することから、棒状化合物に4級アンモニウム塩を加えることで帯電を防止でき、結果として、配向方向をより厳密に制御できる。第1の棒状化合物の例として、下記式(1)で表される化合物を例示できる。
棒状化合物は、2種以上を混合して用いることが好ましい。例えば、上記式(1)のような、片末端に重合性官能基を1つ以上有する棒状化合物に、両末端に重合性官能基を1つ以上有する棒状化合物を併用することで、両者の配合比の調整により重合密度(架橋密度)及び光学特性を任意に調整できる。また、信頼性確保の観点からは、両末端に重合性官能基を1つ以上有する棒状化合物が好ましいが、液晶配向の観点からは両末端の重合性官能基が1つであることが好ましい。
本発明の重合性液晶組成物は、帯電防止剤として4級アンモニウム塩を含有する。
100M、H6500が好適に用いられる。
上記した棒状化合物は、通常溶媒に溶かされている。溶媒は、棒状化合物を均一に分散できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素系溶媒、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン(以下「CHN」という。)等のケトン系溶媒、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、プロピレングリコールモノエチルエーテル(PGME)等のエーテル系溶媒、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化アルキル系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、シクロヘキサン等のアノン系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール(以下「IPA」という。)等のアルコール系溶媒を例示することができるが、これらに限られるものではない。また、溶媒は、1種類であってもよいし、2種類以上の溶媒の混合溶媒であってもよい。
本発明の重合性液晶組成物は、必要に応じて他の化合物を含むものであっても良い。他の化合物は、上記した棒状化合物の配列秩序を害するものでなければ特に限定されるものではなく、例えば、重合開始剤、重合禁止剤、可塑剤、界面活性剤及びシランカップリング剤等を挙げることができる。
重合開始剤として、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4,4−ビス(ジメチルアミン)ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジエチルアミン)ベンゾフェノン、α−アミノ・アセトフェノン、4,4−ジクロロベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4−メチルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオレノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、ベンジルメトキシエチルアセタール、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、アントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン、β−クロルアントラキノン、アントロン、ベンズアントロン、ジベンズスベロン、メチレンアントロン、4−アジドベンジルアセトフェノン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサン、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)−4−メチルシクロヘキサノン、2−フェニル−1,2−ブタジオン−2−(o−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1,3−ジフェニル−プロパントリオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1−フェニル−3−エトキシ−プロパントリオン−2−(o−ベンゾイル)オキシム、ミヒラーケトン、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン、ナフタレンスルホニルクロライド、キノリンスルホニルクロライド、n−フェニルチオアクリドン、4,4−アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニルジスルフィド、ベンズチアゾールジスルフィド、トリフェニルホスフィン、カンファーキノン、アデカ社製N1717、四臭化炭素、トリブロモフェニルスルホン、過酸化ベンゾイン、エオシン、メチレンブルー等の光還元性色素とアスコルビン酸やトリエタノールアミンのような還元剤との組み合わせ等を例示できる。本実施形態では、これらの光重合開始剤を1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
重合禁止剤は、棒状化合物の保存安定性を高めるために用いられる。重合禁止剤として、例えば、ジフェニルピクリルヒドラジド、トリ−p−ニトロフェニルメチル,p−ベンゾキノン、p−tert−ブチルカテコール、ピクリン酸、塩化銅、メチルハイドロキノン、メトキノン、tert−ブチルハイドロキノン等の反応の重合禁止剤を用いることができるが、保存安定性の点から、ハイドロキノン系重合禁止剤が好ましく、メチルハイドロキノンを用いるのが特に好ましい。
界面活性剤は、棒状化合物の動的表面張力を調整し、位相差層の横スジムラを抑制するために用いられる。
図1は、本実施形態に係るパターン位相差フィルム1を示す図である。なお、以下では「パターン位相差」を「位相差」と略記するが、特に断りがない限り、「位相差」は、「パターン位相差」と同義である。位相差フィルム1は、基材11上に、偏光照射により光配向性を発揮する光配向材料を含むパターン配向層12が形成され、このパターン配向層12上に、上記した位相差層形成用の重合性液晶組成物を含む位相差層13が形成されることによって得られる。
基材11は、透明フィルム材であり、パターン配向層12を支持する機能を有し、長尺に形成されている。
Re[nm]=(Nx−Ny)×d[nm]
で表わされる値である。Re値は、例えば、位相差測定装置KOBRA−WR(王子計測機器社製)を用い、平行ニコル回転法により測定することができる。また、本明細書においては、特に別段の記載をしない限り、Re値は波長589nmにおける値を意味するものとする。
パターン配向層12は、2種類の配向パターンを交互に有する。この配向パターンは、凹凸形状を有するロールで圧延し、当該凹凸形状を転写するラビング処理によって形成されてもよいし、偏光照射により光配向性を発揮する光配向材料を用いて光照射によって配向させる光配向方式によって形成されてもよい。ラビング処理によってパターン配向層12を形成する場合、パターン配向層12は、広く一般に用いられるエネルギー線硬化性樹脂(紫外線硬化樹脂等)を含有するものであれば、どのようなものであってもよい。一方、光配向方式によってパターン配向層12を形成する場合、パターン配向層12は、以下に説明するパターン配向層用組成物を含有する必要がある。
光配向方式によってパターン配向層12を形成する場合、パターン配向層12は、以下に説明するパターン配向層用組成物を含有する。このパターン配向層用組成物は、偏光照射により光配向性を発揮する光配向材料と、この光配向材料を溶かす溶媒とを含有する。
光配向材料とは、偏光紫外線の照射により配向規制力を発現できる材料をいう。配向規制力とは、光配向材料を含む配向層を形成し、この配向層上に棒状化合物(本発明における位相差層形成用の重合性液晶組成物)からなる層を形成したとき、棒状化合物を所定の方向に配列させる機能をいう。
パターン配向層用組成物に用いる溶媒は、光配向材料等を所望の濃度に溶解できるものであれば特に限定されるものでなく、例えば、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素系溶媒、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン(以下「CHN」という。)等のケトン系溶媒、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、プロピレングリコールモノエチルエーテル(PGME)等のエーテル系溶媒、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化アルキル系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド系溶媒、シクロヘキサン等のアノン系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール(以下「IPA」という。)等のアルコール系溶媒を例示することができるが、これらに限られるものではない。また、溶媒は、1種類であってもよいし、2種類以上の溶媒の混合溶媒であってもよい。
また、必須の構成要素ではないが、本発明のパターン配向層用組成物は、密着向上剤を含有することが好ましい。密着向上剤は、基材上にパターン配向層用組成物を塗工したとき、基材と化学反応を起こして基材の表面を荒らし、基材と、パターン配向層用組成物の硬化物からなる配向層との密着性を高める機能を有する。
その他、必要に応じて各種の添加剤を含有するものであってもよい。
上述したとおり、配向パターンは、ラビング処理によって形成されてもよいし、光配向方式によって形成されてもよい。図示は省略するが、ラビング処理によって形成される場合、基材11にエネルギー線硬化性樹脂を塗布し、その後、周囲に凹凸形状が形成されたローラを用いて基材11に凹凸形状を転写し、エネルギー線照射装置によるエネルギー線の照射によりエネルギー線硬化性樹脂を硬化させる。これにより製造装置10は、ロール版13に形成された凹凸形状を基材2に転写する。
図1に戻り、位相差層13は、本発明の重合性液晶組成物を含有する。位相差層13は、上記配向パターンに沿って形成されるため、右目用の領域に対応する第1位相差領域13Aと、左目用の領域に対応する第2位相差領域13Bとを有する。
上記位相差フィルム1は、三次元表示用のフラットパネルディスプレイに用いることが好適であり、三次元表示用のフラットパネルディスプレイに用いることで、光配向性に優れるという格別の効果を奏する。
以下では、光配向方式によって形成する場合における位相差フィルム1の製造方法について説明するが、位相差フィルム1は、ラビング処理によって形成されたものであってもよい。
まず、基材11の提供にあたっては、長尺フィルムを連続的に搬送できるものであれば、特に限定されるものではなく、一般的な搬送手段を用いる方法を用いることができる。具体的には、ロール状の長尺フィルムを供給する巻き出し機及び長尺フィルムを巻き取る巻き取り機等を用いる方法、ベルトコンベア、搬送用ロール等を用いる方法を挙げることができる。また、エアの吐出と吸引とを行うことにより、長尺配向膜形成用フィルムを浮上させた状態で搬送する浮上式搬送台を用いる方法であっても良い。
パターン配向層形成用層形成処理では、乾燥機33を用いてパターン配向層用組成物を熱硬化させる。この処理では、図示しない反転ローラにより基材11の上下を逆転させた後、乾燥機33に導き、ここでパターン配向層用組成物を熱硬化させた後、半乾きの状態で次の工程に送出する。
続いて、パターン配向層形成用層12’に対して紫外線を照射する紫外線照射処理について、図2を参照しながら詳しく説明する。
薄膜に対して偏光紫外線を照射する際、薄膜の温度が一定となるように温度調節することが好ましい。配向領域を精度良く形成することができるからである。薄膜の温度は、15℃〜90℃であることが好ましく、15℃〜60℃であることがより好ましい。温度調節の方法としては、一般的な加熱・冷却装置等の温度調節装置を用いる方法を挙げることができる。具体的には所定の温度の空気を送風することができる送風装置を用いる方法や、上記搬送手段として、温度調節可能なものを用いる方法、より具体的には、温度調節可能な搬送用ロールやベルトコンベア等を用いる方法を挙げることができる。
図3に戻り、位相差層形成用塗工液塗工処理について説明する。本実施形態では、位相差層形成用塗工液の供給装置36から位相差層形成用塗工液を塗工している。具体的な塗工の方法としては、パターン配向層12上に位相差層形成用塗工液からなる塗膜を安定的に形成できる方法であれば特に限定されるものではなく、(A)組成物塗工処理で説明したものと同じものを例示できる。
続いて、レベリング装置37を用いて、位相差層形成用層の層厚を均一にするレベリング処理を行う。位相差層形成用塗工液からなる位相差層形成用層の厚さは、その後に形成される位相差層13の面内位相差がλ/4分に相当するような範囲内となるように塗布することが好ましい。これにより、第1位相差領域13A及び第2位相差領域13Bを通過する直線偏光を、互いに直交関係にある円偏光にすることができ、結果として、より精度良く三次元映像を表示できるためである。
続いて、位相差層形成用塗工液の塗膜に含まれる棒状化合物を、上記パターン配向層12に含まれる第1配向領域12A及び第2配向領域12Bの異なる配向方向に沿って、棒状化合物を配列させる。棒状化合物を配列させる方法としては、所望の方向に配列させることができる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、乾燥機38を用いて棒状化合物を液晶相形成温度以上に加温することが挙げられる。
その後、冷却機39を用いて、基材11/パターン配向層12/位相差層13からなる積層体を冷却する冷却処理を行う。冷却処理は、積層体が室温になる程度まで行えばよい。
続いて、重合性棒状化合物を重合し硬化させる硬化処理を行う。重合性棒状化合物を重合させる方法としては、重合性棒状化合物が有する重合性官能基の種類に応じて任意に決定すればよいが、適量の重合開始剤を加えて、活性放射線の照射により硬化させる方法が好ましい。活性放射線としては、重合性棒状化合物を重合することが可能な放射線であれば特に限定されるものではないが、通常は装置の容易性等の観点から紫外光又は可視光を使用することが好ましく、具体的には、パターン配向層12を形成する際に用いた紫外線と同様とすることができる。このような硬化処理を経ることにより、互いに重合して、網目(ネットワーク)構造の状態にすることができるため、列安定性を備え、かつ、光学特性の発現性に優れた位相差層13を形成できる。
表2で表される第1の棒状化合物を10質量部と、第2の棒状化合物Aを90質量部と、4級アンモニウムイオン含有化合物(商品名:1SX−3000,大成ファインケミカル社製)3質量部と、光重合開始剤(商品名:IRG907,BASF社製)3質量部とをメチルイソブチルケトン(以下「MIBK」ともいう。)900質量部に溶かし、実施例1の重合性液晶組成物を得た。
上記第1の棒状化合物を90質量部とし、第2の棒状化合物Aを10質量部としたこと以外は、実施例1と同様の方法にて実施例2の重合性液晶組成物を得た。
棒状化合物の組成を表2で表される第1の棒状化合物34質量部と、第2の棒状化合物A33質量部と、第2の棒状化合物B33質量部とにしたこと以外は、実施例1と同様の方法にて実施例3の重合性液晶組成物を得た。
上記4級アンモニウムイオン含有化合物を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の方法にて比較例1の重合性液晶組成物を得た。
上記4級アンモニウムイオン含有化合物を用いなかったこと以外は、実施例2と同様の方法にて比較例2の重合性液晶組成物を得た。
上記4級アンモニウムイオン含有化合物を用いなかったこと以外は、実施例3と同様の方法にて比較例3の重合性液晶組成物を得た。
図3で説明した製造工程を経て実施例及び比較例に係る位相差フィルムを得た。その際、基材は、表面に防眩処理が施されたTAC基材(商品名:TD60UL−P,厚さ:60μm,富士フィルム社製)を用い、搬送速度は12m/minとした。
まず、棒状化合物の配向状態を評価した。配向状態は、位相差測定装置KOBRA−WR(王子計測機器社製)を用い、平行ニコル回転法により配向角を測定することによって行った。結果を表3に示す。
また、実施例及び比較例に係る位相差フィルムの外観を評価した。外観の評価は、位相差フィルムの両面に偏光板(商品名:HCL2−5618HCS,サンリッツ社製)をクロスニコル配置となるように貼り合わせ、貼り合わせた部材を液晶用バックライトに設置し、部材正面の白濁の程度を暗室下にて目視で観察した。白濁の程度が少なく、配向不良が認められない場合を“○”とし、白濁の程度が高く、配向不良が認められる場合を“×”とした。結果を表3に示す。
また、実施例及び比較例に係る位相差フィルムについて、ウェブ上の帯電を評価した。図3に示す7箇所の位置、すなわち、a:位相差層形成用塗工液塗布後,b:レベリング後,c:第1乾燥後,d:第2乾燥後,e:第3乾燥後,f:冷却後,g:紫外線照射前について、ウェブ上の帯電量を測定した。帯電量は、デジタル静電電位測定器MODEL KSD−2000(春日電機社製)を用い、添付の取扱説明書の指示に従い、帯電量を測定した。結果を表3に示す。
11 基材
12 パターン配向層
13 位相差層
Claims (6)
- 一方の末端にシアノ基を有し、他方の末端に(メタ)アクリレートを有する第1の棒状化合物と、両末端に(メタ)アクリレートを有する第2の棒状化合物と、4級アンモニウム塩とを含有する、位相差層形成用の重合性液晶組成物。
- 基材上に配向層が形成され、この配向層上に、請求項1から3のいずれかに記載の重合性液晶組成物からなる位相差層が形成されている位相差フィルム。
- 長尺状の基材上に配向層を形成する工程と、この配向層上に請求項1から3のいずれかに記載の重合性液晶組成物からなる位相差層を形成する工程とを含む位相差フィルムの製造方法。
- 前記位相差層の光軸が、前記長尺状の基材の長尺方向を0度とした場合、45度±2度及び/又は−45度±2度以内である請求項5に記載の位相差フィルムの製造方法。
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